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2017年05月26日
1 国内外の一流選手が集い 1日から「第19回ツール・ド・熊野」 

 熊野地方を舞台に6月1日(木)から4日(日)までの4日間、「第19回TOUR・de・熊野(ツール・ド・くまの)」が開催される。NPO法人SPORTS PRODUCE熊野主催、熊野新聞社など後援。

 大会は1999(平成11)年に始まり、19回目。現在では「ツール・ド・北海道」、「ツアー・オブ・ジャパン」と並び国際自転車競技連合(UCI)公認の国内3大レースで、アジアツアーの一つ。国際ランキングの得点となるUCIレース(計324・1㌔)には、新宮市を拠点とする「キナンサイクリングチーム」など国内外から19チーム計112選手が出場。

 同時開催される全日本実業団自転車競技連盟による「3デイズ・ロード・熊野」(計124・7㌔)、一般参加の市民レース「黒潮ロードレース」(計98・4㌔)のレースを含めると、約350人が出場する。

 1日は、新宮市の市田川沿いでタイムトライアル。2日(金)の第1ステージは同市熊野川町の赤木川清流コース。3日(土)の第2ステージは三重県熊野市~御浜町の熊野山岳コース。4日の第3ステージは太地町の太地半島周回コース。2、3日には、UCIレース出場チームによるパレードも行われる。

 開催にあたり角口賀敏実行委員長は地域の人たちの協力と支援に感謝し「自転車ブームというか、和歌山県にもサイクリングを含めて非常に力を入れていただいております。ツール・ド・熊野を通して、これからもいろんな形で地域の皆さんに、もっともっとブームが拡大していければと思っております」と話した。

 今年のレースクイーンは、宅坊あやねさん(24)と奥野千奈津さん(20)の2人で、ともに新宮市出身で紀宝町在住。

 宅坊さんは「国内3大レースの一つが地元で開催されていることを誇りに思うと同時に、地域の魅力を少しでも多く知ってもらいたい」、奥野さんは「田舎のまちで4日間開催されるので、多くの人に自然の魅力や空気の良さなど、いろんなところを見たり感じたりしてもらいたい」と話した。

 今年も、恒例のフォトコンテストやインターネット中継も予定されている。

(2017年5月26日付紙面より)

ツール・ド・熊野をPRするレースクイーンの奥野千奈津さん(左)と宅坊あやねさん=25日、東牟婁振興局
2017年05月26日
2 町が影響し合い発展
 「新宮・勝浦100年の輝き」講演会  (ユーアイ会 )

 新宮市井の沢のユーアイホテルに商品を納入する業者でつくる新宮ユーアイ会(杉本義和会長)と勝浦ユーアイ会(谷口拓也会長)は20日、講師に同市在住の郷土史家の中瀬古友夫さんを招き、講演会「新宮・勝浦100年の輝き」を同ホテルで開催した。

 両ユーアイ会では地域に利益を還元するため、年に一度講演会などを催している。杉本会長は開会で「地域の歴史を知る講演の内容が、皆さんの知識の一つとしてお役に立てば」とあいさつした。

 中瀬古さんは熊野地方の貴重な絵はがきや絵地図を収集しており、新宮市や那智勝浦町の学校や団体などで講演会を開いている。今回は新宮、勝浦の二つの町の明治から昭和に至る年表に、それぞれの町の様子を伝える絵はがきを配した資料を作成して講演した。

 1913(大正2)年の新宮鉄道開通により、新宮から鉄路で勝浦まで木材を運んだ様子や熊野川のプロペラ船が誕生した経緯などを解説。鉄道の開通で人の往来が活発になり、海水浴の習慣が無かった新宮の人が三輪崎や宇久井の海水浴場に行くようになるなど交通の発達が生活の変化をもたらした。プロペラ船の就航により、勝浦で捕れたサンマを一日のうちに熊野川沿いの村々に届けることができ、十津川の人々の栄養改善になったという話も聞いたという。

 中瀬古さんは「これまで勝浦、新宮でそれぞれに分けて講演してきたが、二つの町の年表を並べてみていくと互いが緊密に関係し合い、影響し合いながら、車の両輪のように発展してきた様子が分かってきた」と話した。

(2017年5月26日付紙面より)

新宮と勝浦の歴史を伝え講演に耳を傾ける参加者=20日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテル
講演する中瀬古友夫さん
2017年05月26日
3 町に社会的障壁解消を要望
 身体障害者連盟定期総会で  (串本町 )

 串本町身体障害者連盟(中野實会長、会員44人)の定期総会が21日、同町串本にある地域保健福祉センターで開かれた。任期満了に伴う役員改選で中野實会長(留任)ら新役員を選出。審議に先立って来賓同席した清野武志副町長に社会的障壁の解消を求める要望書を提出した。

 開会にあたり中野会長は、前年度から施工された障害者差別解消法により地方自治体に社会的障壁に対する合理的配慮が義務化された点を振り返り、「障がい者の自立と共生社会実現のための具体的な取り組みを求めなければならない」として同連盟の取り組みへの協力を呼び掛けた。

 来賓として清野副町長と堀登世・同町社会福祉協議会会長が同席し、代表して清野副町長は町職員時代に立ち上げに関わった自宅介護支援や福祉タクシーの制度について意見を聞き拡充したい考えを伝えつつ、田嶋勝正町長のメッセージを代読した。

 議事に先立って町への要望があり、中野会長は六つある事項の中でも特に平成25、27年度にも掲げた▽国道42号潮岬西口~東口間歩道の環境整備▽公共施設(文化センターと町立体育館)のトイレ整備―を口頭で強調して要望書を提出。清野副町長は▽歩道は国に引き続き要望する▽トイレは担当課に指示し早急に取り組む―と述べて受け取った。

 議事では事業関係諸議案を審議し承認。本年度は同連盟独自のグラウンドゴルフ大会を秋に開くことを出席会員31人で確認した。役員改選では中野会長、川嶋七郎副会長、平松節子副会長の3役を留任とし、他に理事6人を置くことを決めた。

 要望事項は上記2点と▽JR串本駅へのエレベーター設置(障がい者と高齢者の利用の観点から)▽コミュニティバスの車いす用リフト付き車種の停留所の増設▽公的機関への手話通訳者の配置や聴覚障がい者の緊急時連絡手段の構築など▽災害時要支援者に対する個別避難計画の早急の作成や福祉避難所との協定状況の周知など―となっている。

(2017年5月26日付紙面より)

本年度の要望事項をまとめた要望書を託す中野實会長(左)=21日、串本町串本
2017年05月26日
4 ダンス☆バトル
 三輪崎鈴島でチゴガニ  

 新宮市三輪崎の鈴島で引き潮時、無数のチゴガニ(稚児蟹)たちが巣穴から出て、一斉にハサミを上げ下げしている=写真。ユーモラスな動きは、万歳やダンスをしているようにも見え、訪れる人たちを楽しませている。

 6~8月の繁殖期を中心に行う「ウエービング」と呼ばれる行動。時折、隣の個体に近づいたり、離れたりしながら白色の両はさみを波打つように振っている。雄が行う求愛行動、他の個体に対する威嚇行動など諸説あるが、理由ははっきりと分かっていないという。

 甲幅1㌢ほどのチゴガニは東京湾から九州、朝鮮半島などの干潟に生息する。背中は茶色で、腹側は水色。

(2017年5月26日付紙面より)


2017年05月26日
5 真心尽くして取り組む 新宮市、日新婦人会が清掃活動 
2017年05月26日
6 地域経済の活性化を  紀宝町商工会が通常総会  ( )
2017年05月26日
7 地域伝統文化を支援 明治安田文化財団、寄水青年同志会に助成金 
2017年05月26日
8 高校生23人を委嘱 新宮警察署、自転車マナーアップ推進リーダー 
2017年05月26日
9 ゲームで楽しいひととき  はまゆう保育園の親子遠足  
2017年05月26日
10 マグロのかぶと焼き  天満保育園食育で味わう  (那智勝浦町 )
2017年05月26日
11 春の駿田峠に親しむ ニュータウン勝浦熟年クラブがウオーク 
2017年05月26日
12 頭を使って健康増進 串本町公民館西向支館「明生学級」 
2017年05月26日
13 手遊びや肩たたき  上野山こども園が「にしき園」を慰問  (串本町 )
2017年05月26日
14 モニター会や交流で活気  第5回串本ダイビング祭り  (串本ダイビング事業組合 )
2017年05月26日
15 各種競技で一致団結 那智勝浦町・太地町公立4中学校の体育祭 
2017年05月26日
16 ヤブデマリの花  熊野川町田長谷で  
2017年05月26日
17 お悔やみ情報
  
2017年05月02日
18 被災した廃校を利活用
 九重マーケット盛況  (新宮市 )

 NPO法人山の学校(柴田哲弥代表)は4月29日、新宮市熊野川町九重の旧九重小学校で「九重マーケット」を開催した。2011年9月の紀伊半島大水害で被災した地域の活性化などを目的に開催し今年で3年目。20店舗がテントの下、パン、雑貨、野菜などを販売し、大勢の人でにぎわった。

 同町田長の道の駅「瀞峡街道熊野川」隣に出店している「かあちゃんの店」の餅や、地元で採れた新鮮な野菜、地ビールなどが販売され、人気店の前には午前10時の開店前から大勢の人が並び、午前中に商品が売り切れた。校舎内ではボランティアによる絵本の読み聞かせなどもあった。

 九重は三重、奈良との県境に近い、北山川沿いにある小さな集落。紀伊半島大水害で川沿いの家屋は軒並み被害を受けた。会場となった校舎は天井まで浸水し、解体される予定だったが、NPO法人山の学校が「復興のシンボルにしたい」と校舎の活用を市に申し入れ、自分たちの手で修繕し再生させた。現在は校舎内でカフェ、パン屋、本屋を開店し、約3年半が経過している。

 柴田代表(33)は「今年は昨年より出店者が増えました。今年も大勢の人が来てくれて良かったです。準備は大変ですが、来年からも続けていきたいと思います」と話していた。

(2017年5月2日付紙面より)

大勢の人でにぎわった=4月29日、新宮市熊野川町九重
2017年05月02日
19 格差社会の是正目指し
 第88回新宮・東牟婁メーデー  (那智勝浦町 )

 労働者らによる決起集会「第88回新宮・東牟婁メーデー」(連合和歌山紀州熊野地域協議会主催)が4月29日、那智勝浦町築地の勝浦漁港市場であった。「長時間労働の撲滅 ディーセント・ワークの実現 今こそ、底上げ、底支え、格差是正の実現を!」とするスローガンなどを承認し、安心社会の実現を目指す宣言をした。

 メーデー(労働者の日)は、労働者が権利要求と国際連帯の活動を行う日。1920年に労働団体による第1回メーデーが東京で行われた。

 主催の連合和歌山紀州熊野地域協議会は新宮市、田辺市、東牟婁郡、西牟婁郡内の労働組合で構成されている。熊野交通、和歌山県、関西電力、北越紀州製紙、那智勝浦町、日本郵便、JR西日本の各労働組合員らが参加した。

 式典では石坂新太郎さんが議長に選ばれ、下田構平実行委員長のあいさつの後、連合和歌山の小林茂会長は、賃上げ率の改善について「従業員300人以下の中小企業の組合が頑張っている。常日頃から、賃上げを訴え続けた成果が出てきている。安心して働くことこそが、社会の成長につながる」と述べた。

(2017年5月2日付紙面より)

メーデー宣言を確認=4月29日、那智勝浦町の漁港市場
2017年05月02日
20 にしき園へ民謡や歌届ける
 潮岬節保存会恒例の慰問  (串本町 )

 潮岬(みさき)節保存会(島田和幸会長)が4月30日、同町二色にある社会福祉法人串本福祉会特別養護老人ホーム「にしき園」(和田利文理事長、和田吉男施設長)を慰問し歌や民謡で入所者を楽しませた。

 同保存会が月1~2回の頻度で取り組んでいる施設慰問の一環。にしき園では年1回の恒例行事になっていて、本年度は入所者や職員約90人が会員の慰問を歓迎した。

 この日は日曜日とあって、子どもも含めた会員17人が訪問。正調潮岬節で開演を飾り、島田会長の尺八演奏に合わせた唱歌や「花笠音頭」「串本節」といった民謡を届けた。

 半ばでは入所者ら有志4人がカラオケで熱唱し、島田会長も演歌歌手・嶋幸二として出演し、プロの歌声で懐メロの数々を響かせた。最後は正調潮岬節をアレンジしたダンス「これぞオチャヤレ岬節」で力強く締めくくり、来年の再会まで健やかに過ごすよう入所者を励ました。

 入所者も手拍子で会員の披露を後押し。島田会長は「いつものことながら潮岬節だけでなく唱歌や民謡を準備し、今回はカラオケにも参加いただける。みんなで楽しく、喜んでもらえる慰問になれば何より」と話した。

(2017年5月2日付紙面より)

正調潮岬節で開演を飾る会員=4月30日、串本町二色
2017年05月02日
21 追悼で平和かみしめる
 那智護国神社の慰霊祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町天満の天満天神社に合祀(ごうし)されている那智護国神社(髙橋正樹宮司)で「昭和の日」の4月29日、第62回慰霊祭が執り行われた。那智地区の第2次世界大戦の戦没者と消防殉職者292柱に哀悼の意をささげた。

 髙橋宮司が祝詞奏上と戦没者の名を読み上げて鎮魂した後、奉賛会会長の清水叞三央天満区長が「祖国の平和と安寧を願って戦死してから早72年。私たちが日本の平和な社会の中で豊かな生活を過ごせるのも、尊い思いと犠牲によるもの。戦没者の思いを引き継ぎ、平和な世の中の構築に精進します」と誓った。

 寺本眞一町長は「私たちはこの悲しみを乗り越え、真の豊かさと優しさのあふれる街を町民の皆さまとともに築き上げていきます」と追悼の言葉をささげた。遺族らは白菊を献花して改めて平和の尊さをかみしめ、天満交友会が神前に獅子舞を奉納した。南洋群島で戦死した海軍二等兵曹が妹に宛てた手紙も紹介され、戦地から家族を思いやる内容に、参列者は心を打たれた。

 式典後には、境内で餅まきもあった。

(2017年5月2日付紙面より)

白菊を捧げる遺族ら=4月29日、那智勝浦町の那智護国神社
2017年05月02日
22 辻萌々香さんが準優勝 安原少年剣道ク創立40周年記念錬成大会 
2017年05月02日
23 4選手が世界大会へ
 JOC杯全日本ジュニアレスリング  
2017年05月02日
24 東牟婁代表は宇久井に
 全少サッカー記念4年生大会  
2017年05月02日
25 園児が水田にひな放つ 紀宝町阪松原でアイガモ農法 
2017年05月02日
26 「福祉~災害地復旧へ~」 那智勝浦町で華やかにチャリティーダンス 
2017年05月02日
27 草創1300年祝い 那智勝浦町、青岸渡寺三重塔で歌や舞奉納 
2017年05月02日
28 保護者と一緒にお遊戯  丹鶴幼稚園で保育参観  (新宮市 )
2017年05月02日
29 山頂で海上安全と大漁祈る 那智勝浦町、目覚山水底神社で明神祭 
2017年05月02日
30 大きなタケノコに驚き 宇久井小、宇久井半島で旬の味覚収穫体験 
2017年05月02日
31 新会長に塩﨑一男さん 那智勝浦町交通指導員協議会が総会 
2017年05月02日
32 中林孝治さんに大臣感謝状 串本町、行政相談委員16年務めて 
2017年05月02日
33 ウンゼンツツジ  新宮市熊野川町で  
2017年05月02日
34 お悔やみ情報