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2021年12月25日
1 すがすがしく、迎春準備
 新年を前に煤払い  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で24日、恒例の「煤(すす)払い式」が営まれた。上野宮司や神職、同大社敬神婦人会(久保あや子代表)有志16人らが境内のほこりを落とし、迎春準備を進めた。

 煤払い式は神事の一つ。麻ひものたすきを巻いた神職が、長さ約5㍍のささ竹で各殿の壁面や屋根にたまったほこりを払い、拭き掃除を行った。婦人会はバケツや雑巾を手に境内各所を水拭きした。

 敬神婦人会の中山清己さんは「久保代表の指示の下、毎年させていただいている恒例の掃除。みんなで団結してきれいにしています。新年にすがすがしい気持ちでお参りいただけるよう、心を込めてご奉仕させていただいています」と笑顔で話した。

 上野宮司は「敬神婦人会からも多くの皆さんにご奉仕いただいた。心も境内も新たにすがすがしい思い。清掃や点検をもって、新年には気持ちよく参拝者をお迎えしたい」。

 新年の初詣については今年同様、幅約8㍍のさい銭箱を準備。拝殿手前に設置し、要所要所に消毒液を設置するなどして新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じる構えであるとし「引き続き混雑時に向けて東門を開門するなど、万全の対策を整えていきたい。参拝される皆さんも安全対策をして新しい年を迎えていただければ」と話していた。

 同大社では31日午後4時から大晦日大祓式(おおつごもりのおおはらいしき)、5時から除夜祭・神符遷霊祭(しんぷせんれいさい)を斎行。元日の午前0時、初太鼓開門をもって初詣客を迎える。

(2021年12月25日付紙面より)

一年間の煤を取り払う=24日、新宮市の熊野速玉大社
境内各所を水拭きする敬神婦人会員ら
2021年12月25日
2 西国巡礼「なぜ那智山か」
 歴探スクールで山本殖生さん  (新宮市 )

 熊野学研究委員会歴史部会・新宮市教育委員会が主催する令和3年度熊野学講座「第36回歴史探訪スクール」が23日、同市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」であった。熊野学研究委員会の山本殖生さんが「西国巡礼第一札所―なぜ那智山か―」をテーマに講話。約60人が聴講した。

 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、約1年半ぶりの開催となった同スクール。開講式を兼ねたこの日は、講演を前に熊野学研究委員会委員長の中瀬古友夫さんがあいさつ。多くの参加に感謝を伝えた。

 山本さんは、西国巡礼は本来観音巡礼であったとし、観音信仰の変遷などについて説明。飛鳥時代の観音菩薩(ぼさつ)立像(那智山青岸渡寺)などが那智山から多く出土していることに触れ「古くから観音信仰があったことが分かる」と述べた。

 平安時代後期の僧・行尊(ぎょうそん、1055~1135年)の「観音霊所三十三所巡礼記」では一番の長谷寺から始まり、如意輪堂(那智山青岸渡寺)は六番目に記されており、1211(承元5)年の「観音三十三所日記」(高山寺蔵)、鎌倉時代後期の「三十三所観音曼荼羅(まんだら)」(華厳寺蔵)にも同じ行程で記されていると紹介。一方で僧・覚忠(かくちゅう、1118~77年)の「三十三所巡礼記」には、「一番紀伊国那智山」と記されていると話した。

 山本さんは、熊野は天台修験寺門派(三井寺)の修行道場であったことや、白河上皇の熊野御幸先達を務めた当時三井寺長吏であった増誉(1032~1116年)が最初の熊野三山検校に任じられ、聖護院を建立し絶大な権威を誇ったこと、そして院政期の熊野詣での盛行などを背景に、那智山青岸渡寺が第1番札所となったと説明した。

 現在のルートや「西国」の呼称に至る経緯、巡礼歌(御詠歌)、巡礼札などの歴史についても言及。「西国巡礼は修験者の修行として始まったものが民衆化していったと結論付けられるのでは」と話した。

 次回の歴史探訪スクールは同所で来年1月20日(木)午後2時から。中瀬古さんが「目で見る新宮・熊野の近代史7―明治22年の大水害と本宮大社―」をテーマに講演する。

(2021年12月25日付紙面より)

約60人が聴講した=23日、新宮市下本町の「丹鶴ホール」
山本殖生さん
2021年12月25日
3 集めた史料を町へ託す
 出身者の河田征夫さん  (串本町 )

 串本町出身の郷土史家・河田征夫さんがこのほど、串本町に図書や古文書など郷土史料の寄贈を申し出た。数は約1000点となる見込みで、同町図書館(池田三明館長)が所蔵元となり整理活用する方向で受け入れ作業を進めている。

 町教育委員会教育課によると、河田さんは現在沖縄県に在住。町内にいた頃から串本やその近隣の史料収集を続けてきたが、自身も70代に差し掛かり収集した史料がこのまま失われるのが忍びないので町で保管してほしいとの思いで、初秋ごろに寄贈を申し出たという。

 受け入れの作業中だが、図書は約650点、古文書などは数え方にもよるがざっくりと300点ほどあり、寛政年間の万覚帖や安政年間の漁舟水上帖など近世から刊行誌「熊野誌」や著書「大逆事件と大石誠之助」など近現代まで時代も地域も幅広く託されているという。

 内容もさまざまで、池田館長は捕鯨も含め水産関係が多いが観光や偉人伝や文芸などもあり、確かな評価は専門家に判断してもらうが貴重と捉えざるを得ない史料や当時の社会情勢がうかがえる史料も相当数含まれていると印象を語る。

 受け入れ作業は大詰めの段階で、今後は一度展示の機会を設けて寄贈の周知を図りその様子を河田さんに伝えて感謝した後に「河田文庫」の呼称を受け継いで町民が極力活用できる保管を始めるという。古文書類は朽ちたり焼損したりで触れがたい状態のものも複数あり、池田館長は串本古座高校の中根文庫のようにデジタルアーカイブとして残す方策も探っていきたいとしている。

 21日現在で展示のめどはついておらず、池田館長は「来年中にはこぎ着けたい」と話している。

(2021年12月25日付紙面より)

河田征夫さんが託した郷土史料の受け入れ作業を進める池田三明館長(左)ら=21日、串本町図書館
今では貴重と捉えている古文書類
2021年12月25日
4 官民で流木やごみ撤去
 宇久井の浜で清掃活動  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の宇久井地区(中路進総区長)と町、町建設業組合(上地秀和理事長)、和歌山県、新宮地方建設業協同組合(海邊俊行理事長)は23日、同町宇久井の海岸(千尋ヶ浜)周辺で官民一体の清掃活動に取り組んだ。約100人が参加し、漂着した流木などのごみを集めて撤去した。

 清掃活動は元々、同地区が景観美化を目的に毎年実施してきたもの。度重なる台風などで多くの流木やごみが漂着し、区単独では困難となったため、町を通して、管理者の県に要望。その後、両組合に協力を呼び掛け毎年、実施されている。

 今年は台風が少なく、例年より流木やごみも少なかったため、人力での撤去が主となった。参加者は協力しながら、ごみなどを町指定のごみ袋に詰めていった。

 また、逆側(新宮市佐野寄り)の同浜では区役員ら10人が集まり、朝から木のように成長した草などを重機や道具を使って撤去作業に汗を流していた。

 参加した堀順一郎町長は「今は海水浴場ではないが、海岸がきれいになることは、皆さまの環境への意識も高まる。多くの方々のご協力がありがたい」。

 海邊理事長は「県からの要請を受けて、皆さんで取り組ませていただいている。きれいになって良かった」と話していた。

 中路総区長は「宇久井の入り口なのできれいにしたい。日々、浜をきれいにしてくれている区民の方もいらっしゃる。汚れていることに気付いた際はご協力いただけましたらありがたいです」と語った。

(2021年12月25日付紙面より)

各組織が協力し清掃活動に取り組んだ=23日、那智勝浦町宇久井の海岸
区役員も逆側の浜の清掃に取り組んだ
2021年12月25日
5 飼い主同士や愛犬との交流図る  青天の下、「犬馬鹿大運動会」  (新宮市 )
2021年12月25日
6 関係機関で熊野川きれいに  ごみ散乱防止の清掃作業  (新宮市 )
2021年12月25日
7 コロナ予防、心掛けて  駅前東通り町内会がマスク配布  (新宮市 )
2021年12月25日
8 会員ら交流深め防災学ぶ  天満長命会が例会  (那智勝浦町 )
2021年12月25日
9 ファンらプロの歌声楽しむ  嶋幸二さん新作キャンペーン  (那智勝浦町 )
2021年12月25日
10 休み中の過ごし方考えて  公立小中学校などで終業式  (新宮・東牟婁地方 )
2021年12月25日
11 今日は楽しいクリスマス  各地の保育園やこども園  
2021年12月25日
12 紀宝警察署に取締本部  紀宝町長選を前に設置  
2021年12月25日
13 町民ら35人が献血に協力  尊い命を救うために  (紀宝町 )
2021年12月25日
14 だんだんの会は松本峠で  熊野古道のクリーンアップ作戦  (熊野市 )
2021年12月25日
15 長年、地域貢献に尽力  竹鼻さん、梶屋さんに知事表彰  (紀宝町 )
2021年12月25日
16 サンタさんからプレゼント  子どもたちがクリスマス会楽しむ  (紀宝町 )
2021年12月25日
17 元国鉄職員に経験談聞く  CGS部鉄道班の部員ら  (串本古座高校 )
2021年12月25日
18 町長や町議対象に実施  地域リハ活動支援事業  (串本町 )
2021年12月25日
19 第4回定例会一般質問(終)  串本町議会  
2021年12月25日
20 多彩なステージで魅了  こんにちは。丹鶴ホール!みんなでいこれ~  
2021年12月03日
21 新しめ縄で迎春準備 大しめ縄と大絵馬掛け替え (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で2日、神門の大しめ縄と大絵馬の掛け替え、大しめ縄の奉告祭があった。新しいしめ縄を前に九鬼宮司は「シャープで力強く、すっきりとしたしめ縄。気が引き締まる思い」と話した。

 大しめ縄は紀宝町成川の榎本政子さん(88)が家族や友人、親族らと毎年編んでいる。1983年に政子さんの夫の故・剛吉さんが先代宮司から「熊野の伝統と歴史を守ってほしい」としめ縄づくりの依頼を受けて以降、38年にわたり奉納を続けている。

 今年は約10人がかりで10月末から11月末にかけて制作。稲わら約2000束を使用し、長さ約4・5㍍、重さ約250㌔に及ぶしめ縄を完成させた。今年は天候の影響で稲わらが少なく、わらを選定する作業に苦労したという。

 政子さんは、掛け替えられた大しめ縄を前に「病気も戦争もいや。新型コロナウイルスが収まって、平和が続くように祈りながら制作しました」と述べ「苦労はあったが立派にできたと思う」と笑顔を見せた。

 えと「壬寅(みずのえとら)」の大絵馬(横232㌢、縦117㌢)は九鬼宮司が制作したもの。太陽を背にした白虎が、先を清眼として見据える構図。全体を包み込む形で虹を描き、「人々が未来に向かって進み、皆にとって光差す一年であるように」と思いを込め、「一筋の道」と「光」の文字を揮毫(きごう)した。

 九鬼宮司は「現在、新型コロナが収まりつつあるが、いまだ厳しい状況。新しい大しめ縄をくぐって、多くの人が光り輝く年であってほしい」と思いを語った。

(2021年12月3日付紙面より)

神門の大しめ縄と大絵馬が掛け替えられた=2日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
掛け替え作業を見守る九鬼家隆宮司(左)と榎本政子さん
2021年12月03日
22 道路開通や起工式開催など
 高速道建設協が要望  (那智勝浦町 )

 高速道路をつなぐ建設促進那智勝浦協議会(小阪三喜子会長)はこのほど、近畿自動車道紀勢線すさみ・那智勝浦間(串本太地道路)の早期整備やその工事に伴う年内の起工式開催について、国土交通省や地元選出の国会議員などの元を訪問し要望活動に取り組んだ。

 11月の要望では小阪会長や大江清一副会長、漆畑繁生副会長らと共に、堀順一郎那智勝浦町長も同行。

 国交省道路局の村山一弥局長や長谷川朋弘国道・技術課長、加藤鮎子国土交通大臣政務官、泉田裕彦国土交通大臣政務官らと面会。さらに自由民主党の二階俊博衆院議員や鶴保庸介参院議員、林幹雄衆院議員、鈴木英敬衆院議員などの元を訪ねた。

 要望書には全国的に、近年の大型台風や局地的豪雨、地震などによる自然災害の多発、発生が懸念される南海トラフ巨大地震による津波で紀南地方は甚大な浸水被害が想定されるとし、唯一の幹線道路である国道42号の分断で、多くの「孤立地域」が発生すると記した。「防災」「減災」「国土強靱(きょうじん)化」の加速化、深化を図るため、令和3年から7年の5カ年間の事業費15兆円確保は平成31年度事業化された紀伊半島一周高速道路の完成を加速するとし、感謝を示した。

 さらに「防災・減災等に資する国土強靱化基本法」にのっとり、「串本太地道路」の一日も早い多数箇所着工に向けた配慮を求める内容となっている。

 小阪会長は「2025年の大阪万博までに完成し、国内外からのお客さまを安心安全に那智勝浦へお越しいただけるよう、ご配慮賜りますよう、強く要望いたします。25年には道路の景色が変わる。人々の幸せにつながる道路。道路が変われば街も変わる。私たちはこのことを望んでいます」と話した。

(2021年12月3日付紙面より)

高速道路をつなぐ建設促進那智勝浦協議会と堀順一郎町長らが要望活動を行った(同協議会提供)
2021年12月03日
23 物資配って運動趣旨託す
 わかやま冬交安街頭啓発  (串本町 )

 串本町くじ野川にある橋杭園地駐車場で1日、わかやま冬の交通安全運動(12月1~10日)にかかる街頭啓発があり国道42号を走行するドライバーに安全運転が呼び掛けられた。

 この啓発は、県・交通事故をなくする県民運動推進協議会串本地区連合会(会長=久保浩也・東牟婁振興局串本建設部部長)が主催。事務局の東牟婁振興局串本建設部と▽串本警察署▽町▽町交通指導員協議会▽串本地区交通安全母の会▽県交通安全協会串本支部―の各関係者計16人が啓発員として参加し、同署署員が国道42号を田辺市方面に向け走行する車両を同駐車場へ誘導して停車を求め啓発員が手分けしてドライバーに啓発物資を配る形で今期運動の趣旨を託した。

 同協議会が掲げる今期運動の重点事項は▽飲酒運転の根絶▽高齢運転者等の安全運転意識の向上▽歩行者の安全確保と自転車の安全利用の推進―の3点で、啓発物資の一品として組み込んだ周知チラシでは佐川急便株式会社とヤマト運輸株式会社の各車両がキャラクター「きいちゃん」をモデルにした交通安全啓発ステッカーを貼って安全運転を促していることや、各重点事項に関係するトピックスなどを紹介している。

 同署によると管内ではこの日のほか、6日(月)にオークワ串本店前と同古座川店前、7日(火)に同すさみ店前でも街頭啓発がある予定という。

(2021年12月3日付紙面より)

啓発物資を配って安全運転を呼び掛ける啓発員=1日、串本町くじ野川
2021年12月03日
24 ようこそ、冬を彩る光の世界へ
 「光の祭典in紀宝」始まる  (紀宝町 )

 紀宝町の冬の夜空をイルミネーションで彩る「光の祭典in紀宝」が1日、同町大里のふるさと資料館で始まった。点灯期間は来年1月5日(水)までで、時間は午後6時から10時まで。12月31日(金)と1月1日(土・祝)はオールナイト点灯する。

 今年も新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、密にならないよう飾り付けに工夫した。初日はカウントダウンで一斉に点灯し、かわいいキャラクターのオブジェや20㍍ツリーなどが暗闇に浮かび上がると、来場者がきらびやかな光のショーを見入っていた。2人同時にスイッチを踏むとハートが点灯するイルミネーションでは、カップルや友達同士で楽しむ姿が見受けられた。

 町ににぎわいを創出しようと、光の祭典in紀宝実行委員会(西村喜久男会長)が毎年点灯。西村会長は「魅力ある明るい町づくりを願ってイルミネーションを点灯した。今年は昨年同様、医療関係者への感謝の気持ちを込めた」と話し、来場時のマスク着用を呼び掛けている。

 イルミネーションをバックに演奏や踊りを繰り広げる「キラフェス」は昨年に続き中止となった。

(2021年12月3日付紙面より)

数々のイルミネーションで彩った会場=1日、紀宝町大里のふるさと資料館
2021年12月03日
25 貴重なキイイトラッキョウ咲く  古座川町  
2021年12月03日
26 納税システムの普及などに感謝  生駒さんと橋本さんに署長納税表彰  (新宮税務署 )
2021年12月03日
27 SNSで感謝と勝浦を発信  グローバル共和国の冬フェス  (那智勝浦町 )
2021年12月03日
28 季節感味わい楽しく制作  東花園でクリスマスアレンジメント  (那智勝浦町 )
2021年12月03日
29 食卓に笑顔広がる  きっちん・クローバー再開  (新宮市 )
2021年12月03日
30 追悼の誠ささげ平和願う  正宗寺で太田地区戦没者慰霊祭  (那智勝浦町 )
2021年12月03日
31 夜の楼門幻想的に  徐福公園がライトアップ  (新宮市 )
2021年12月03日
32 子育て有志が体制確保要望  医療センター分娩予約休止受け  (那智勝浦町 )
2021年12月03日
33 ファムトリップで糸口探る  外国人を対象にし実証実験  (古座川町 )
2021年12月03日
34 家族をもてなし成果披露  子ども茶道教室が発表会  (古座川町 )
2021年12月03日
35 クリスマス制作楽しむ  「やってみよう広場」で  (紀宝町社協 )
2021年12月03日
36 浮島の森などを訪れ  鵜殿小学校が秋の遠足  (紀宝町 )
2021年12月03日
37 御浜・阿田和が県大会優勝  有馬・木本が準優勝  (県軟式野球大会 )
2021年12月03日
38 宮戸さんが上位入賞  日本オランダ全国品評大会で  (新宮市 )
2021年12月03日
39 お悔やみ情報
  
2021年12月02日
40 新宮と新翔、1校への再編検討
 「県立高等学校の在り方」公表  (和歌山県教委 )

 和歌山県教育委員会は11月30日、県立高校の再編に向けた「県立高等学校の再編整備の基本的な考え方」と「各地域における今後の県立高等学校の在り方」を発表した。

 紀南エリアでは、串本古座高校は地域の特性を踏まえ、存続充実を目指し、県立新宮高校と新翔高校は地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し、着手するという。

 県教委の諮問機関「きのくに教育審議会」は昨年夏、「現在29ある県立高校(全日制)の数を今後15年で3分の2の20校程度とするのが適正」といった内容の答申を提出。県教委は答申を基に再編整備実施プログラム(仮称)の策定に着手していた。

 これまで、県内各地で説明会や懇談会を開催。「再編整備の考え方の骨子」や「各エリア(地域)にどのような学校や教育を整えるか」などについて説明し、意見や要望を聴取してきた。

 このたびの公表では、再編整備についての共通認識を▽県民が期待する高校教育の姿▽再編整備の理念▽県立高校の魅力化に向けて重視するポイント▽再編整備のステップ―の項目別にまとめ、「県民の願いを叶(かな)えていく上で、学校規模は1学年あたり6学級を目標、4~8学級を適正範囲とする」などと記している。また「再編整備は全県的な視点で計画されるが、時期や進め方は地域により異なる。また、今後人口動態や学級定員など状況の変化があれば、柔軟に対応していく」としている。

 「考え方」「在り方」はいずれも県教委ホームページから閲覧可能。

(2021年12月2日付紙面より)

再編が検討される和歌山県立新宮高校
同じく新翔高校
2021年12月02日
41 備前の海底に聖夜の雰囲気
 水中クリスマスツリー設置  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(高岡誠会長、会員24店舗)が11月30日、ダイビングポイント・備前の海底に水中クリスマスツリーを設置し聖夜の雰囲気を添える取り組みを始めた。

 平成23年紀伊半島大水害に伴う自粛機運の打破を見据えて始めた話題づくりの一環で、実施11回目。より多くのダイバーに串本を知ってもらい、さらにはそのような挑戦を重ねる地域をアピールして町全体の盛り上げにつなげる思いで今年も取り組むこととした。

 このイベントを担当する道井洋之さん(バブルリングダイバーズ串本)によると、準備したクリスマスツリーは人工物で高さは約3㍍。前日に組み立てと飾り付けをし、当日はサンタクロースの衣装を着た2人を含むダイバー8人が手分けして水深18㍍の海底に固定しアピール用の撮影をして作業を締めくくったという。

 電飾は付いていないが、ダイビング時に持参する懐中電灯をその代わりにしてツリーに差し込んで記念撮影をする形でダイビング客に雰囲気を楽しんでもらうそう。人工物のため、クリスマス終了後の27日(月)以降速やかに回収するとしている。道井さんはこの話題づくりが自粛機運の打破から始まった経緯を振り返り、この取り組みがコロナ禍を乗り越え目指す盛り上がりにつながる話題となることを今後に願った。

(2021年12月2日付紙面より)

ダイビングポイント・備前の海底に設置した水中クリスマスツリー(串本ダイビング事業組合提供)
2021年12月02日
42 迎春に向けて準備
 拝殿に来年の大絵馬掲揚  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で1日から一足早い迎春準備が始まった。拝殿の外に、来年のえと「壬寅(みずのえとら)」の大絵馬が掲げられた。

 大絵馬はヒノキ製で、縦1・5㍍、横2・1㍍。アクリル絵の具などを使用し、瑞光を背景に梛の御幣をくわえ、鋭い眼光で前を見据える雄虎を表現。疫病や不浄を表したという岩を、たくましい前脚で力強く踏み付ける様子が描かれ、「地球のために全ての祈りを」の文字が添えられている。

 例年は拝殿の内部に掲揚する大絵馬だが、参拝者が拝観しやすいように外に掲げられた。

 同大社によると、新年の参拝時は今年と同様に、参拝所の石段手前にさい銭箱を配置し、要所要所に消毒液を設置するなどして参拝者の新型コロナウイルス感染症対策を講じるという。

 上野宮司は掲げた絵馬について「力強い神様の虎を描き、『地球のために全ての祈りを』と書き添えた。われわれは地球のために一人一人ができることをしていかなくてはならない。自然環境を大切にする年にするためにも、速玉大社としても訴えていきたい」。

 参拝者や崇敬者に対しては「年内に神社を訪れる参拝者さまのためにも一足早い迎春準備をさせていただいた。皆さまにとってより良い一年であることを祈願しております」と語った。

(2021年12月2日付紙面より)

大絵馬の掲揚が行われた=1日、新宮市の熊野速玉大社
2021年12月02日
43 キッコーマンがしょうゆの授業
 下里小で遠隔教育プログラム  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(泉一代校長)で11 月30日、大手しょうゆメーカー・キッコーマン株式会社と映像でつながる「食育×しょうゆ 遠隔教育プログラム」があった。5、6年生22人がしょうゆの歴史や魅力、料理をおいしく食べる秘訣を学んだ。

 静岡大学発のベンチャー企業・一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」(代表=塩田真吾・静岡大学教育学部准教授)による事業。情報通信技術(ICT)を活用してさまざまな企業と遠隔授業を行うことで、中山間地域や離島に暮らす子どもたちに多様な価値観や職業観に触れる機会を提供し、教育格差の縮小を目指す。

 授業では、キッコーマン東京本社のしょうゆ博士・渡辺圭さんが講話。大豆、小麦、塩を使った製造工程やしょうゆが使われている意外な食品を紹介し「しょうゆには甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の五つが全部入っている。おいしそうな色や味、香りを付けるだけでなく、臭み消しや殺菌効果もあり、世界中の料理で使われている」と魅力を語った。

 「今までで1番『おいしく食べた』のはどんなとき?」の問いを考えるワークショップでは、児童一人一人が「野球の大会で優勝した後の焼肉」「おなかがすいたときの卵かけご飯」「山の上で海とサクラを見ながら食べる」と発表。しょうゆの搾りかすに触れる時間もあり「くせになる香り」などの声が上がった。

 関谷実波さん(6年)は「しょうゆを作るにはたくさんの工程があって、温度管理なども大変だと思った。食事をおいしく食べる秘訣は、友達や家族と楽しい話をしながら食べることだと思う」と話していた。

(2021年12月2日付紙面より)

しょうゆ博士がオンライン講話=11月30日、那智勝浦町立下里小学校
しょうゆの搾りかすに触れる
2021年12月02日
44 11月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2021年12月02日
45 優勝はリアル
 軟式野球部「第4回大会」  (那智勝浦町体育協会 )
2021年12月02日
46 新宮、決勝進出ならず
 JAみくまの杯学童女子軟式野球大会  
2021年12月02日
47 神倉少年野球クラブが制す
 県軟連東牟婁支部学童部新人大会  
2021年12月02日
48 自律走行バスの体験企画  4日まで総合運動公園で  (串本町 )
2021年12月02日
49 災害対応の在り方発信  防災・日本再生シンポ  (和歌山大学 )
2021年12月02日
50 自身の技術確かめ意識培う  自動二輪車安全運転講習会  (串本LC )
2021年12月02日
51 協力して地域をきれいに  高田クリーンアップ大作戦  (新宮市 )
2021年12月02日
52 LGBTsが直面する課題  人権教育地方別研修会  (和歌山県教委 )
2021年12月02日
53 事故のない社会目指し  冬の交通安全運動始まる  (和歌山県 )
2021年12月02日
54 写真で地域の魅力を発信  新宮市観光カレンダー販売中  
2021年12月02日
55 人権啓発パネル展示  20日まで、新宮市役所  
2021年12月02日
56 「選挙」の大切さ知ろう  新翔高校で出張県政講座  (新宮市 )
2021年12月02日
57 古武術の奉納演武会  不二流体術が熊野那智大社で  (那智勝浦町 )
2021年12月02日
58 3回目接種の予算など可決  紀宝町議会の臨時会  
2021年12月02日
59 「お仕事頑張ってね」  お父さん、お母さんに感謝の手紙  (成川保 )
2021年12月02日
60 県警ヘリからの映像も配信  紀宝警察署協議会で訓練公開  
2021年12月02日
61 交通事故防止など警戒強化  「年末の交安運動」前に出発式  (紀宝、熊野署 )
2021年12月02日
62 赤く色づくセンリョウの実  浮島の森の遊歩道沿いで  (新宮市 )
2021年12月02日
63 お悔やみ情報