ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:58件の記事がありました
【検索ステータス】 
2022年11月30日
1 みんなの元気でまちを元気に
 色とりどりの大絵馬完成  (勝浦八幡神社 )

 那智勝浦町の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)で26日、大絵馬作りが行われた。町内の子どもたち31人が参加。太地町在住で日本画家の土長けいさんが講師を務める中、子どもたちは好きな絵の具を用いて来年の干支(えと)「卯(う)」の絵馬を完成させた。

 同神社における大絵馬作りは昨年に引き続き2回目。神社本庁の過疎地域活性化推進施策を受けており、今年は「町の平和と繁栄を願って子どもたちで大絵馬を描こう」をテーマに開催された。

 大絵馬は縦120㌢、横150㌢のヒノキ製。参加者が多かったことや、昨今のコロナ情勢を考慮し、子どもたちは「青」「赤」「黄」の3班に分かれて作業を実施。また、時間の短縮を図るため、ステンシル(型押し)の手法に挑戦した。順番を待つ班は小さな絵馬に好きな絵や目標を描いた。

 鮮やかな青系統のグラデーションをバックに子どもたちは、それぞれ好きな絵の具を選び、スポンジを使って同神社例大祭を象徴するササや干支のウサギを表現した。土長さんが仕上げを行い、カラフルに彩られた来年の絵馬が出来上がり。子どもたちは拍手で完成を祝った。

 土長さんは「モチーフ(ウサギ)は小さいがいっぱい描いてもらった。大人数だったのでできる限り密にならないように工夫しました。好きな色を使ってもらって個性あふれる絵馬に仕上がったと思います」。

 髙橋宮司は、子どもたちに「お正月には絵馬を見に来て。また来年の大絵馬作りに参加してください」と呼びかけ、「元気でにぎやかな絵馬が完成した。来年は良い年になると思います」と笑顔を浮かべた。

 大絵馬と子どもたちがそれぞれ作成した小さな絵馬は、年末あたりに境内に掲げられる予定。

(2022年11月30日付紙面より)

大絵馬作りに参加した皆さん=26日、那智勝浦町の勝浦八幡神社
土長けいさん(左)に教わりながらウサギやササを描く
2022年11月30日
2 自身の限界感じ向上目指す 自動二輪車安全運転講習会 (串本LC)

 串本ライオンズクラブ(串本LC、山形五六会長)が27日、串本町古座にある旧古座川病院跡地で第6回自動二輪車安全運転講習会を開き愛好者29人が県警察本部交通部交通機動隊からじかに指導を受けて安全運転の意識を高めるなどした。

 自動二輪車の知識や技術を高めて交通事故防止を図ることを目的とし、年1回の頻度で実施。旧串本警察署の統合に伴い今回は新たに新宮警察署へ協力を求め、同隊と調整して実施日時を決め口コミで愛好者に参加を呼びかけた。

 当日は串本LC会員18人と同署交通課の課員が場内安全の確保に献身。開会に当たり山形会長と同署の山本貴彦・串本分庁舎長があいさつし、以降は同隊の隊員4人が手分けして運転前点検の紹介や▽スラローム▽ちどり▽連続カーブ▽急制動―といった練習コースで指導を注ぐなどした。

 各練習コースは公道を走る中ではほぼ経験できない内容ぞろいで、その無理のない練習を通して自身の運転の限界がどこにあるかを実感し、万が一その限界に直面しても対処できる向上を図るのが狙い。今回は急制動以外の各練習後にそれら内容が連続するロングコースを組み、向上を確かめる機会も取り入れた。

 全体を指揮した同隊第一小隊第三分隊の西村将平分隊長は「一生懸命に練習し考えていただけたことで、今後は交差点などで自身の動き方が変わっているのを感じられると思う」と話し、その成果を生かして危険を解消しより安全な運転を楽しみ他の愛好者にも教え広めることを期待。この講習会を計画する中軸で愛好者の一人として参加もした串本LCの小森正剛・第一副会長は帰路でさっそく成果を実行するよう促して締めくくった。

(2022年11月30日付紙面より)

運行前点検の内容を紹介する西村将平分隊長ら県警交通機動隊の隊員=27日、串本町古座
ロングコースで練習の成果を確かめる愛好者
2022年11月30日
3 技術向上目指し有事に備え
 火災予防運動に伴い総合訓練  (新宮市 )

 新宮市消防団(中谷健兒団長)と市消防本部(垣内一男消防長)は27日、同市佐野の新宮港緑地で新宮地区総合訓練を実施した。熊野川町を除く、市内7分団団員と団本部91人、消防本部職員16人が参加。放水や礼式などの各訓練に取り組んだ。

 訓練は消防団員が主体で実災害に即した訓練を行うことによる、団員の技術の向上と知識の習得を目的に毎年実施している。消防職員の訓練時の安全管理意識の向上を図る狙いもある。

 今年は秋の全国火災予防運動(9~15日)期間中の13日に行う予定だったが、天候不順のため延期に。なお、熊野川地区では延期日の20日も天候に恵まれなかったため、訓練は中止となった。

 訓練開始に先立ち、田岡実千年市長が日頃の活動に感謝を伝え「地震発生時には津波や火災などにより多くの住民から助けを求められる事態になる。特に消火活動は消防団の皆さまの力がなければ対応できない」。

 「皆さま方の存在は地域住民にとって大変心強く、寄せられる期待はますます大きくなっている」とあいさつ。

 中谷団長は「市民の安心・安全のために対応力向上のため、訓練を重ねていきたい。自分で納得のできる訓練になるように」と呼びかけた。

 新型コロナウイルス感染症の影響で春の総合訓練は中止となっており、約1年ぶりとなった今回の訓練では、発生が危惧される南海トラフ地震に対応するため、可搬式ポンプからポンプ車への中継送水・放水訓練を展開。機関運用や無線交信要領の習得に努めるとともに、団員間の連携強化を図った。

 訓練礼式は、消防活動に必要な、厳正な規律と迅速かつ的確で秩序ある団体行動を身に付け、消防精神の錬成を図ることを目的に実施。団員らが職員から指導やアドバイスを受け、真剣な表情で訓練に取り組んでいた。

 閉式に当たって、垣内消防長が「大きな地震が発生するといろいろな所で同時に火災が発生する。各分団が各担当地域で消火活動を行うことを考えておかないといけない。普段から地震発生を想定し、しっかりと訓練をしておく必要がある」と講評。

 「準備のための訓練を、全体の目標として取り組んでいきたい」とさらなる協力を呼びかけた。

(2022年11月30日付紙面より)

放水訓練に取り組む消防団員ら=27日、新宮市佐野の新宮港緑地
礼式訓練で団結力強化を図った
2022年11月30日
4 「交通死ゼロ」を願って
 世界道路交通犠牲者の日  (新宮市 )

 11月の第3日曜日は「世界道路交通犠牲者の日」。紀南交通事故被害者の会の中岡貴恵さんとその支援者、新宮警察署、第一生命株式会社和歌山支社新宮営業オフィスの社員らがこの国際デーに合わせて26日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で安全運転と交通死ゼロを呼びかける啓発活動を実施した。

 犠牲者を追悼し、遺族の救済や交通犯罪予防の取り組みの重要性を啓発する国際デーで、2005年の国連総会決議で定められた。日本では、TAV交通死被害者の会(大阪府)が「黄色い風車」を統一アイテムとした運動を展開している。

 当地方で活動の中心となっている中岡さんは、2018年12月14日に紀宝町鵜殿の六反田交差点付近の県道で発生した交通事故で、母親の中尾叔子さん=当時(85)=を亡くした。家族と共に事故現場を訪れた中岡さんは、白い花と黄色い風車を手向け「犠牲者を悼み、二度と事故が起こらないよう願う心は世界共通。ハンドルを握る責任と命との重さを感じ、ドライバーの方々には安全運転を心がけてほしい」。孫の間部遙斗君(10)も「事故をなくすため、ちゃんと信号を守ってほしい」と思いを語った。

 啓発活動では、買い物客たちに黄色い風車や12月11日(日)に同市文化複合施設「丹鶴ホール」で開催される「新宮ハートフルコンサート~交通事故防止の願いを込めて~」のチラシなどを手渡した。

 新宮警察署によれば、2022年に管内で発生した交通事故(11月25日現在)は、死亡事故3件、人身事故64件、物損事故約1250件。啓発に協力した第一生命の林田祥道オフィス長は「情報を頂き、地域の方々への呼びかけに協力させていただいた。私たち社員一同も、改めて日々の仕事で安全運転を心がけていきたい」と話していた。

(2022年11月30日付紙面より)

黄色い風車を手渡す支援者ら=26日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
事故現場に花と黄色い風車手向ける
2022年11月30日
5 嶽の森山に登頂し大地体感  古座川町で秋のジオツアー  (南紀熊野ジオパーク )
2022年11月30日
6 日頃の活動の成果披露  明神小中合同学習発表会  (古座川町 )
2022年11月30日
7 エネルギーの未来考えよう 下里中学校で出前授業 (那智勝浦町)
2022年11月30日
8 卒業した高校生に質問  受験控え経験談聞く  (城南中学校 )
2022年11月30日
9 歌と演奏で盛り上がる  藍田真一さんがライブ  (太地町地域福祉センター梛 )
2022年11月30日
10 児童考案ゲームに挑戦  チャレンジランキング  (三輪崎小学校 )
2022年11月30日
11 感謝と決意を報告  山本大喜選手が表敬訪問  (新宮市 )
2022年11月30日
12 熊野学をより深く  パネル展ギャラリートーク  
2022年11月30日
13 親子でにぎやか運動会  ママサークルさくらんぼ  (紀宝町 )
2022年11月30日
14 大里親水公園花壇にビオラも  花作りの会が春の花の苗植える  (紀宝町 )
2022年11月30日
15 5者連携、地域活性化目指す  食品ロス削減、特産品PRで協定  (御浜町 )
2022年11月30日
16 伝統の味、守り続けて  なれずしの仕込み始まる  (紀宝町浅里 )
2022年11月26日
17 「うみえるマップ」が完成
 県内主要駅で配布  (和歌山大学きの活 )

 和歌山大学の学生で構成される「和歌山大学きのくに線活性化プロジェクト」が企画・制作した冊子「うみえるマップ」がこのほど完成した。24日には同大学学生で那智勝浦町出身の宮井凜晴さんと、三重県御浜町出身の村井優太さんが新宮市徐福のJR新宮駅を訪れ、坂本純一駅長に冊子を手渡し配架を依頼したほか、列車を利用する乗客に冊子を配布。沿線の魅力を伝えた。

 和歌山大学の有志学生らで構成される同プロジェクト。鉄道を通じた実践的地域振興を目的に、各種取り組みを展開している。

 冊子は、きのくに線の海が見える区間や、車窓から見える名所・海にまつわる魅力を路線図形式で掲載。学生らが地元住民に取材を行い、おすすめのスポットなどを聴取した。デザインも自分たちで手がけており、こだわりと地域の魅力が詰まった一冊に仕上がった。

 B5サイズ16㌻で、「紀北」「紀中」「紀南・西牟婁地域編」「紀南・東牟婁編」などの項目別に、寺社や観光資源、特産品などを紹介。「きのくに線の旅のお供に」「絶景を見逃さない」と銘打っており、列車の旅の醍醐味(だいごみ)を一層促進する内容となっている。

 県内の24市町村で構成する紀勢本線活性化促進協議会が発行。JR西日本和歌山支社が協力した。冊子は同駅や紀伊勝浦駅などの主要駅に配架される予定だ。

 坂本駅長に冊子を託した宮井さんは「地元の人しか知らない情報もたくさん盛り込んだ。多くの人に伝わりやすく、見やすいように心がけました。自分たちで取材をするなど苦労した分、自信作に仕上がった。ぜひ多くの人に手に取っていただければ」。

 千葉県から、観光を兼ねた墓参りで新宮市を訪れた50代会社員女性は「一目でいろいろな情報を見ることができていい冊子。デザインもいい。インターネットで事前に見られたらいいなと思いました」と話していた。

(2022年11月26日付紙面より)

宮井凜晴さん(右)が坂本純一駅長に冊子を手渡した=24日、JR新宮駅
列車乗客に冊子を配布し、沿線の魅力をPR
2022年11月26日
18 熊野の魅力を一堂に
 初めて紀宝町でイベント  (新宮JC )

 熊野の魅力を集めた「熊野フェス~親子でまるっと楽しめるお祭り~」が23日、紀宝町鵜殿の町生涯学習センターまなびの郷で開催された。多くの人が訪れ、体験やグルメなどさまざまな催しを楽しんだ。

 熊野地方の観光をテーマにしたイベントで、地元経済の起爆剤となればと新宮青年会議所(新宮JC、梅村英義理事長)が主催、紀宝町が後援した。熊野市まで活動エリアを拡大したため、初めて三重県側の紀宝町を会場に選んだ。

 串本町から熊野市までの観光関連団体にPRや体験のための出展を呼びかけ、飲食店による食のブースも設置。ステージでは町立矢渕中学校吹奏楽部による演奏や各団体によるダンスが披露された。

 串本町田原で建設が進む日本初の民間ロケット射場「スペースポート紀伊」に関する講演もあり、南紀串本観光協会のロケットガイド・坂本直弥さんが登壇。なぜ串本が選ばれたかや、事業が軌道に乗れば年間20回ほど打ち上げを見る機会があることを紹介し、「宇宙への扉が私たちのすぐ近くにできる。宇宙の町を皆さんと一緒に盛り上げていきたい」と呼びかけた。

 会場には雨の中、家族連れが多く足を運び、グルメ巡りを楽しんだり、あらためて地元観光の魅力に触れたりしていた。梅村理事長は「本年度のメインイベントとして開催した。紀宝町には会場の件など協力的に対応していただきとても感謝している」と話していた。

(2022年11月26日付紙面より)

雨の中、家族連れらが楽しんだ=23日、紀宝町鵜殿の町生涯学習センターまなびの郷
各市町村の観光PRブースが並んだ
2022年11月26日
19 挑戦楽しみつつ協調を実感
 串本町教委と連携イベント  (ジュニアリーダークラブ「ビー・スター」 )

 東牟婁地方ジュニアリーダークラブ「ビー・スター」と串本町教育委員会の連携イベント「宝探しスタンプラリー」が23日に同町内であり、小学生26人が挑戦を楽しみつつ協調の良さを実感した。

 主導した同リーダーは、県青少年育成協会がリレー式次世代健全育成事業の中で育成している中学生や高校生の人材。同協会は県内に三つある青少年の家を拠点にして年2回、同事業の実働企画「地域ユース・ジュニアリーダー養成キャンプ」を開いていて、同リーダーは同ユース(=リーダーを目指す小中学生)と活動を仲立ちする立場で日々高めている資質を発揮して集団をまとめ、同ユースはその姿に協調することで求める資質を実感し互いに成長し合う状況を形にしている。

 県内のジュニアリーダーは大枠でクラブ「パステル」を結成する中で地方単位の小クラブも結成していて、その一つが東牟婁地方青少年育成県民運動推進委員連絡協議会付けの小クラブ「ビー・スター」。今回のイベントは小クラブならではの機動力を生かして市町村の教育委員会と連携し相互成長の裾野を広げることを目指した取り組みで、「ビー・スター」にとっては2年前に那智勝浦町教育委員会と連携して以来2回目の実施になるという。

 当日はジュニアリーダー「そうた」「とーこ」「はるか」が活動を主導し、序盤はレクリエーションを楽しんで緊張感をほぐし、中~終盤に本題の「宝探しスタンプラリー」に挑戦。26人が4チームに分かれて五つの課題に挑戦し、クリアの証しとしてスタンプをそろえて菓子入りの宝箱を得る流れで協調の良さに触れた。

 最年長のジュニアリーダー「そうた」こと岩本颯太さん(17)は「知らない子同士で集まっても仲良くなれて、一緒に楽しく遊べることを知ってもらえれば」と参加した小学生に感じてほしいところをコメント。そのために一人一人に適切に接することを心がけたいと自身の課題を見据えつつ、3人一丸で全体主導に励んでいた。

(2022年11月26日付紙面より)

序盤のレクリエーション。集団行動で緊張をほぐし一体感を培う=23日、串本町立体育館
中~終盤の宝探しスタンプラリー。チーム一丸で宝箱を獲得
2022年11月26日
20 図書館に足を運ぶきっかけに
 地域交流イベント「本気フェス」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立図書館(久保敏晴館長)で23日、「本気(マジ)フェス~本とフリマとラクガキと~」があった。例年は駐車場で実施しているが雨天のため、館内での開催となった。古本市やワークショップ、フリーマーケットには多くの家族連れや図書館利用者、読書愛好家などが来館しにぎわった。

 同図書館が主催する地域交流イベントの一環で3回目。本と図書館を通して、地域住民同士や職員との交流を図ってもらうことが目的。催しを通して図書館に足を運んでもらうきっかけづくりも兼ねている。

 地域住民が出店するフリーマーケットはこれまでは本限定だったが、今回は店主がセレクトした物品を販売する形を取った。館内にはパンや菓子、陶器、アクセサリーなどの販売があったほか、絵本カフェのブースもあった。

 一般書、児童書、雑誌などの廃棄本と配架できない寄贈本を地域住民に有効活用してもらうための恒例の「古本市」は今回無料となった。足を止め、本を選ぶ来館者の姿が多く見られた。

 しおりとクリアファイル作りが体験できるワークショップも盛況で、子どもたちは笑顔で作業に取り組んでいた。

 例年好評を博している駐車場での「ラクガキであそぼ。」は雨天で中止となったが急きょ、大きな紙を室内に張り、チョークで落書きが楽しめるスペースを設けた。

 家族と訪れた新宮市立王子ヶ浜小学校2年の園山将臣君は「2階ではお茶を飲んできた。ワークショップは楽しかった。クリアファイルは部屋に飾ります」と話していた。

 久保館長は「子どもたちには晴天の下、落書きを思い切り楽しんでほしかったので残念。本に限定しないフリマも実施したため、従来の来館者層とは違う方々にも足を運んでいただけて良かった。これをきっかけにこれまで来館する機会がなかった方々にもぜひ、気軽に図書館に来ていただければうれしい」と話していた。

(2022年11月26日付紙面より)

にぎわった「本気フェス」=23日、那智勝浦町立図書館
ワークショップを楽しむ子どもたち
2022年11月26日
21 地元勢が好成績
 近大新宮は近畿大会へ  (県なぎなた選手権、近畿高校選手権など )
2022年11月26日
22 近大新宮、新宮が駒を進める
 県高校空手道新人大会兼近畿大会予選  
2022年11月26日
23 新宮、三輪崎、下里が県大会へ
 全国スポ少東牟婁予選兼スポ少交流バレーボール大会  
2022年11月26日
24 思い思いの作品に  草花飾り「スワッグ」作り  (城南中育友会 )
2022年11月26日
25 羽黒と熊野Ⅱ、聖地と絵図  東大人文・熊野フォーラム  (新宮市 )
2022年11月26日
26 夫婦の距離や素直さ大切  弁護士・菊地幸夫さんが講演  (太地町 )
2022年11月26日
27 美しい踊りで会場を魅了  丹鶴ホールでクラシックバレエ発表会  (新宮バレエスタジオ )
2022年11月26日
28 各種ゲーム楽しむ 中央児童館イベント (新宮市)
2022年11月26日
29 協力に感謝し新米味わう  高田小・中学校で「たか田んぼ感謝祭」  (新宮市 )
2022年11月26日
30 舟謡勝謡会が舟謡奉納へ  和歌浦の両神社めぐり  (那智勝浦町 )
2022年11月26日
31 親子・仲間でキャンプ体験  県立潮岬青少年の家で37人  (新宮東牟婁地域労働者福祉協議会 )
2022年11月26日
32 夕闇にイチョウの黄葉浮かぶ  光泉寺でライトアップ試験  (古座川町 )
2022年11月26日
33 弓引き2人が稽古に励む  潮御崎神社御弓式にむけ  (串本町 )
2022年11月26日
34 紀伊半島一周高速道路を  紀勢線建設促進期成同盟会が要望活動  
2022年11月26日
35 サツマイモご飯に舌鼓  子ども食堂にぎわう  (紀宝町 )
2022年11月26日
36 子の育ちに読書の楽しみ  タウンミーティングで考える  (御浜町 )
2022年11月26日
37 強い意識で飲酒運転撲滅を  年末の交通安全県民運動へ  (南郡交対協 )
2022年11月26日
38 寄せられた善意託す  児童会が協力呼びかけ  (成川小 )
2022年11月26日
39 お悔やみ情報
  
2022年11月02日
40 平和への願い込め「前進」 熊野本宮大社で絵馬完成 (田辺市本宮町)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で1日、来年のえと「癸卯(みずのとう)」の大絵馬と小絵馬が完成した。神門大絵馬は12月1日(木)に、大しめ縄と共に大社神門に掲げられる。

 神門大絵馬は、横232㌢、縦117㌢。熊野地方の自然をイメージした深い青と金色の月を背に前進するウサギを描いた。体には、同大社の縁起物「挑花(ちょうばな)」と田辺市の花である梅の枝が描かれており、その目は真っすぐ前を見据えている。

 各地で起こっている紛争や、いまだ収束を見せない新型コロナウイルス感染症の状況などを憂いつつ「来年こそは光り輝く未来へ」と願いを込め「前進」の文字を揮毫(きごう)した。

 白浜空港の大絵馬は、赤と黄色、緑の円をウサギの体に見立て、平和と自然保護の大切さや、日本を中心に世界の人々が大きな広い心でつながるよう願いを込めた。

 新宮、白浜、紀伊田辺のJR各駅に掲げる小絵馬には、それぞれの地域をイメージする色を背景に月を見るウサギを、周参見駅と白浜町の南方熊楠記念館の小絵馬には、月をバックに駆け出すウサギを描いた。世界平和やコロナ収束、そして旅の安全などを願い、21日(月)に新宮駅と周参見駅、22日(火)に白浜駅と紀伊田辺駅に授与する。

 九鬼宮司は「新型コロナウイルスの影響で多くの人が動きづらい状況の中、卯年は『芽が動き始める』ともいわれている。熊野にお参りいただき、一歩でも前に動く気持ちを持つ一つのきっかけになれば。世界の平和を願いつつ、人々がにぎやかで笑いの絶えない1年であってほしい」と絵馬に込めた思いを語った。

(2022年11月2日付紙面より)

「一歩でも前へ」。絵馬を完成させた九鬼家隆宮司=1日、田辺市の熊野本宮大社瑞鳳殿
2022年11月02日
41 最先端の地震研究に触れる
 市野々小でオンライン学習  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立市野々小学校(中西健校長)で10月27日、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)によるオンライン講座があった。5、6年生12人が、海底調査を通じて地震のメカニズムを解明する取り組みや、海溝型地震の仕組みについて学んだ。

 JAMSTECは「海洋」と「地球」を対象に、地震や火山活動、気候変動、生命の進化、資源に関する最先端の科学研究を行い、得られた知見や技術を社会に還元することを目的とする研究機関。同小の地震・津波に関する防災学習の一環として、子ども向けのレクチャープログラムに参加した。

 児童は、JAMSTECが地震のメカニズム解明や予測のため▽探る(発生した地震の調査)▽モニタリング(海底下の継続的な観測・記録)▽再現・予測(データに基づくシミュレーション)―などの研究アプローチを行っていることを学習。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によって沖合の海底にできた長さ80㍍の亀裂の映像などを視聴した。

 新宮港にも寄港したことのある地球深部探査船「ちきゅう」によって海底から採掘された「地震の鍵になる岩石」から「スメクタイト」と呼ばれる滑りやすい粘土層が見つかったという最新の研究成果には、驚きの声が上がった。

 溝口悠真君(5年)は「すごく楽しみにしていた。『しんかい6500』のことは知っていたけれど、それ以外にもたくさんの種類の船があると知って面白かった」と話していた。

(2022年11月2日付紙面より)

興味津々で講話を聞く児童=10月27日、那智勝浦町立市野々小学校
地震でできた海底の亀裂の映像を見る
2022年11月02日
42 8校1団が演奏を響かせる
 第46回紀南吹奏楽のつどい  (紀南地区吹奏楽連盟 )

 第46回紀南吹奏楽のつどいが10月29日に串本町文化センターであり、新宮・東牟婁地方で活動する中学、高校、社会人の吹奏楽部や吹奏楽団がそれぞれの持ち味を生かして順次演奏を響かせた。

 このつどいは、紀南地区吹奏楽連盟(森一之理事長)が主催。活動成果を披露し合う交流を通して、部員や団員の調和と技術向上を図る目的で基本年1回開いている。旧新宮商業高校・植村俊平教諭の呼びかけで1967年に始まり県内で最も歴史がある地域合同演奏会として続いているが、他行事との合同実施や新型コロナウイルスの感染拡大など社会情勢で開けない年もあり、回数は継続年より少なくなっている。

 前回に続いて感染症予防対策を心がけての実施で、数十人規模となる中学一丸と高校一丸の各演奏は休止。一般鑑賞は部員・団員の家族2人までと制限して迎えた。

 出演は潮岬中、光洋中、那智中、緑丘中、近大附属新宮高・中、串本古座高、新翔高、新宮高の各吹奏楽部と、3年ぶりとなる社会人の那智勝浦吹奏楽団。

 開会に当たり同連盟の西野政和副会長はまず、夏の県吹奏楽コンクールで2年連続金賞獲得の近大附属新宮高、2年連続金賞獲得で県代表として関西コンクールに進出し銀賞を得た新宮高の各吹奏楽部の健闘を報告して一同で称賛。ウクライナ情勢へ思いをはせつつ「当たり前のように舞台に立ち音楽を楽しんでいるが、これも平和な世の中があってこそ。そのことを頭において活動を続けてほしい」と部員や団員の気持ちを促した。

 冒頭は会場地の潮岬中が出演し、光洋中と那智中と緑丘中は部員数が少ないため近大附属新宮中を加えた4校29人ユニットを結成して合同発表。以降高校などの発表が続き、真摯な姿勢も見せつつ小道具を持ち出したり自身のテーマソングや入賞曲を奏でるなど会場を盛り上げる構成も織り交ぜた演奏が続いた。最終は那智勝浦吹奏楽団で、定番のファンファーレを響かせ愛好曲や定期演奏会に向け練習中の新曲を披露。同連盟の大江伸二副会長が閉会のあいさつを述べて締めくくった。

(2022年11月2日付紙面より)

光洋中・那智中・緑丘中・近大附属新宮中の合同演奏=10月29日、串本町文化センター
小道具を織り交ぜて会場の盛り上がりを誘う新宮高吹奏楽部
2022年11月02日
43 子どもへの虐待をなくそう!
 JR新宮駅にオレンジリボンツリー設置  

 11月の「児童虐待防止推進月間」に先立ち、新宮市徐福のJR新宮駅の待合室に10月31日、オレンジリボンツリーが登場した。同駅協力の下、NPO法人和歌山子どもの虐待防止協会が設置。同協会では月間に合わせ、各市町村へのツリーの設置や動画の配信などを通して啓発活動を展開していく。

 厚生労働省は、11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、家庭や学校、地域などの社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるよう、児童虐待防止のための広報・啓発活動などの取り組みを実施している。

 オレンジリボン運動は2004年に栃木県で児童2人が虐待を受け、命を落とした事件をきっかけに、翌年、同県の団体「カンガルーOYAMA」が児童虐待防止を目指して始めた。NPO法人児童虐待防止全国ネットワークなどの協力を得て活動を全国に広めており、運動を通して子どもの虐待の現状を伝えて関心を高めてもらい、虐待のない社会を築くことを目的としている。

 同協会は2000年に民間団体として設立。今年で22年を迎えた。これまで、月間に合わせて白浜町や田辺市などでツリーの設置を行ってきたが、新宮・東牟婁郡では今年が初めてという。

 本来であれば、子どもたちにリボンを作ってもらい、直接ツリーに飾り付けを行うが、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、リボンは会員らが制作。飾り付けが済んだツリーと啓発物資を配置し、虐待の現状や運動の周知を図る機会とした。

 ツリーを設置した同協会紀南地区運営委員の安原克彦さんは「JR新宮駅さんにご協力いただき、新宮・東牟婁では初めてこういった活動をさせていただくことになった」と経緯を説明。

 同駅の大市貴明副駅長は「新宮駅から児童虐待の実態や運動を発信できれば幸いです」と話していた。

 厚生労働省によると、児童虐待による死亡事例は年間70件を超えており、単純計算では5日間に1人の子どもが命を落としていることになる。

 今年の月間の標語は「『もしかして?』ためらわないで!189(いちはやく)」。「児童虐待かも」と思ったときには児童相談所虐待対応ダイヤル(電話189)へ連絡を。通告・相談は匿名で行うことができる。

(2022年11月2日付紙面より)

安原克彦さん(左)と大市貴明副駅長(中央)、NPO法人和歌山子どもの虐待防止協会運営委員の木下顕次さんらがツリーを設置=10月31日、JR新宮駅
2022年11月02日
44 岡鼻さん、柳瀬さんが優勝
 クラブ、シニア選手権  (那智勝浦ゴルフ倶楽部 )
2022年11月02日
45 東牟婁地方中学校新人大会①
 ソフトテニス・サッカー・剣道  
2022年11月02日
46 那智勝浦町で観光客増  入込数がコロナ禍前超え  
2022年11月02日
47 プルタブ集めて車いすに  関西無線協議会が市に寄贈  (新宮市 )
2022年11月02日
48 アサマリンドウ咲き始める  神倉神社の石段沿いで  (新宮市 )
2022年11月02日
49 楽しさや季節感味わう  熊野緑会が手作りお菓子贈呈  (新宮市 )
2022年11月02日
50 多彩な出店でにぎわう  七彩会がフリーマーケット  (太地町 )
2022年11月02日
51 晴天の下、ウオーク楽しむ  ニュータウン熟年クラブ  (那智勝浦町 )
2022年11月02日
52 居心地良く眠れるよう美化  大島小児童らが慰霊碑清掃  (串本町 )
2022年11月02日
53 三重県選抜、全国3位  地元の榎本、芝鼻、大田君も活躍  (中学野球大会 )
2022年11月02日
54 大川さんがトップ賞  「文字のすがた」小学生の部  
2022年11月02日
55 仮装してダンス楽しむ  鵜殿保育所でハロウィーン  (紀宝町 )
2022年11月02日
56 「本は自分が開くもの」  子どもの本専門店店主が講演  (井田小 )
2022年11月02日
57 3週連続、打ち上げ花火  4、11、18日に熊野市で  
2022年11月02日
58 お悔やみ情報