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2017年06月29日
1 早期事業化へ熱意新たに
 高速道路をつなぐ建設促進協  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の「高速道路をつなぐ建設促進那智勝浦協議会」(藤社和美会長)は27日、役場大会議室で総会を開いた。串本―太地間の早期事業化をはじめ、近畿自動車道紀勢線の未整備区間解消を求める関係機関への要望活動などの事業案を承認した。ボランティア活動にも参加していく。

 同協議会は、みんなの高速道路建設促進女性100人の会や観光協会、区長連合会など町内の24団体で構成。すさみ串本道路の工事着手、串本―太地間の新規事業化などの要望活動を行っている。

 昨年は熊本地震被災者への募金活動と寄付、国土交通省と地元選出議員への要望活動、まぐろ祭りに参加し収益金を活動費に充てるなどさまざまな活動に取り組んだ。東京への要望活動については、例年よりも回数を増やし計6回、18人で臨んだ。

 藤社会長は「最も強く望んだ本年度事業化はかなわなかったが、次年度実現に向け熱意を持って進めていく」と決意を新たにし、寺本眞一町長は「ミッシングリンクの解消に向け活動を進める中、事業化における国の理由付けの一つに、用地買収の問題がある。開通までの時間の短縮については、引き続き皆さんと共に頑張らなければいけない」と今後の協力を呼び掛けた。

(2017年6月29日付紙面より)

開会のあいさつをする藤社和美会長=27日、那智勝浦町役場
2017年06月29日
2 ラガーマンに技術指導
 五輪レスリング銅メダリスト・太田拓弥コーチらが訪問  (新宮高校 )

 県立新宮高校に26日、新宮市熊野地出身で早稲田大学レスリング部監督も務めるラグビートップリーグ・ヤマハ発動機ジュビロの太田拓弥コーチ(47)と同ラグビーチームの西内勇人選手(24)、清原祥選手(24)が訪れ、同高校と新翔高校のラグビー部員21人にレスリングを指導した。ラグビーでも用いるタックルやモール(両チーム3人以上が立ち姿勢で組み合った状態)を中心に教えた。

 太田コーチは、1996年に開催したアトランタ五輪のレスリング・フリースタイル74キロ級銅メダリスト。新宮にも何度か里帰りし、子どもたちにレスリングを教えている。ラグビー部員にレスリングを教えるのは今回が初で、「ラグビーとレスリングには、タックルやモールなど共通するところが多い」と話す。

 太田コーチは自身でも印象深かったというアトランタ五輪3位決定戦前の試合のビデオを見せ、タックルにはメンタル、ヒットスピード、スキルが重要だと説いた。ヤマハの武器であるモールのムービーも見せ、レスリングの技術を応用した練習方法や姿勢の崩し方などの技を教えた。

 太田コーチは部員たちの練習を見て、「まだまだ体つきはできていないが、高校生は成長が早い。意欲を湧かせて、教えた練習をしっかり続ければ、強くなれると思う」と今後に期待した。

(2017年6月29日付紙面より)

部員らにコツを教える太田拓弥コーチ=26日、新宮市の県立新宮高校
2017年06月29日
3 一足早く天上に願う
 児童館行事「七夕会」  (古座川町 )

 古座川町民体育館で24日、児童館行事「七夕会」が開かれた。町内の子どもやその家族約110人がささ飾りづくりに取り組み、一足早く天上の織姫やひこ星に向け願い事をするなどした。

 子ども同士の交流を深める中で自主性や社会性、創造性を高めるという児童館の趣旨に基づく、同町恒例の行事。現在は子ども教育15年プランを推進する同町教育委員会教育課の職員が一丸となって計画し、町内の子どもや家族に参加を呼び掛けている。

 本年度は中央公民館が改修期間中で使えないため、町民体育館で実施。仲本耕士副町長が行事のあらましを先に紹介し、七夕にちなんだ絵本の読み聞かせでいっそう気分を高めた子どもらは、受け付け時に配られたカードに書いてある順番で▽ささ飾り制作▽おみやげ釣り▽ほしかざりづくり―の各体験に挑戦した。

 ささ飾りづくりは長さ約50㌢のプラスチック製のささ枝に折り紙飾りや短冊を飾り付ける内容でペーパードレスを着た織姫役、ほしかざりづくりは恒例の大ざさ(=タケ)に代わるオブジェ「天の川」にみんなで願い事を飾る内容で同ドレスを着たひこ星役、がそれぞれ挑戦を後押し。「天の川」にはドッジボール大会での勝利や泳ぎ、走りの上達といった願いや、ケーキ屋やキャラクターなどなりたい自分を書いた短冊が鈴なりに飾り付けられた。高池在住の上村廣美さんが飛び入りでハーモニカ演奏「たなばたさま」を披露し、雰囲気を盛り上げた。

 各体験を一足早く終えた子ども向けに織姫やひこ星の顔出しパネルも準備され、記念撮影した写真をすぐに印刷してプレゼント。終盤では同町のマスコットキャラクター「瀧之拝太郎」が「天の川」の出来栄えを確かめ、参加者、織姫役、ひこ星役の全員と一緒に記念撮影に臨んだ。

 おみやげのお菓子と併せてジュースも配られて行事は終了。和田充旦教育長は同プランを軸にこれからもさまざまな楽しい行事を開くとし、引き続きの参加を子どもや家族に呼びかけて締めくくった。

 この日仕上がった「天の川」は7月31日(月)まで南紀月の瀬温泉ぼたん荘温泉館内に飾るという。

(2017年6月29日付紙面より)

一足早くささ飾りづくりに挑戦=24日、古座川町民体育館
オブジェ「天の川」に願い事を掛ける子どもら
2017年06月29日
4 協力して道路の景観保全
 王子ヶ浜を守る会が国と協定  

 新宮市の王子ヶ浜を守る会(速水渉会長)と協力企業が27日、国土交通省と「ボランティア・サポート・プログラム」協定を結んだ。国交省や新宮市と協力して、同市高森の国道42号沿いの美化や景観の改善などに取り組んでいく。

 「ボランティア・サポート・プログラム」は地域や企業の人々に道路の美化活動に参加してもらうことで快適な道づくりを進めていく制度。道路管理者と市町村が実施団体の活動をサポートし、団体は実施区域と活動内容を決め三者間で協定を結ぶ。

 王子ヶ浜を守る会は、上陸したウミガメが産卵しやすい環境を目指して海岸部の清掃活動などを続けている団体。今回の協定では、高森地先の歩道部で道路清掃などを行い、地域にふさわしい道づくりを進める。

 市の玄関口である国道42号広角地区の国有地約170㍍の区間に、水道設備が整い次第花壇を建設する予定で、速水会長は「管理は責任を持って行う。花壇には季節の花を植えていきたい。最善を尽くしてやるので協力をお願いしたい」と話していた。

 同会は、熊野地方は国立公園や世界遺産が多く、日本だけでなく世界中から多くの人が訪れる大切な文化遺産の土地とし、来訪者だけでなく、地域の人にも安らぎと感動を持ってもらえるよう、道路の美化や景観改善に取り組んでいきたいと話している。

(2017年6月29日付紙面より)

協定書に印を押す速水渉会長(右)=27日、新宮市磐盾
花壇などを整備していく予定の土地
2017年06月29日
5 悔しさバネに総体での活躍誓う
 県中学校春季卓球大会  
2017年06月29日
6 串本少女バレーが6連覇
 モルテンカップ小学生バレー地方予選  
2017年06月29日
7 災害時の連携テーマに 南紀災害医療勉強会、尾鷲から串本間の関係者集う 
2017年06月29日
8 阿須賀神社で茅の輪づくり 関係者らが協力しカヤを束ねる (新宮市)
2017年06月29日
9 水辺シーズンに備える 新宮市消防が水難救助訓練 
2017年06月29日
10 折り紙遊びなど見学  三輪崎保育園で保育参観  (新宮市 )
2017年06月29日
11 太田拓弥さん新宮市長表敬  ラグビー選手と共に高校で指導  
2017年06月29日
12 薬物乱用防止を呼び掛け 串本町・古座川町、人流拠点3カ所で街頭啓発 
2017年06月29日
13 大型絵本自作し潮岬幼へ 潮岬中3年生の読み聞かせ活動 
2017年06月29日
14 6月定例会一般質問②  串本町議会  
2017年06月29日
15 ハマユウの花  孔島で咲く  
2017年06月29日
16 お悔やみ情報
  
2017年06月04日
17 熊野からパワーいただく サッカー・武藤嘉紀選手が参拝 (熊野本宮大社)

 サッカー日本代表に選出されたことがあり、現在、ドイツ1部リーグ(ブンデスリーガ)で活躍する武藤嘉紀選手(24)が1日、両親ら3人と田辺市本宮町の熊野本宮大社を訪れ、正式参拝した。武藤選手は「すごいパワーをいただけていると感じました。来年のワールドカップに向け、最高の年にしたい」と話した。

 武藤選手は東京都出身で、大学在学中にJリーグデビュー。その後活躍が認められ、2014年に日本代表に初選出。15年にはドイツ1部リーグの「マインツ」へ移籍した。昨年は2度の大きなけがに苦しんだが、先日のリーグ戦では、途中出場からチームの1部残留を引き寄せる貴重な得点を決めた。先日発表された日本代表からは惜しくも漏れたものの、今後の活躍が期待されている選手の一人。

 祖父の中野成章さん(82)が何度か同大社を訪れた縁もあって来訪が実現。中野さんと、父の武藤真人さん(55)、母のけいさん(54)と訪れ、武藤選手は、居合わせたファンらに対し、気さくに握手や写真撮影、サインなどに応じていた。

 ヤタガラスが描かれた勝守と牛王神符を武藤選手に手渡した九鬼家隆宮司は「日本代表クラスの現役男子選手が来るのは初めて。謙虚で優しそうな素晴らしい青年だと感じました。これを機に日本代表に再び選ばれるよう、熊野よりお祈りしたいと思います」と話した。

 武藤選手は「昨シーズンはけがに泣かされましたが、終盤に調子を上げて終わることができたことは良かった。(日本代表の)ハリルホジッチ監督からは『継続して結果を出してほしい』ということを言われています。代表入りを目指し、今シーズンはとにかく所属クラブでゲームに出て点を取り続けたいと思います」と抱負を語った。先日代表に選ばれた加藤恒平選手とは面識はないというが、加藤選手が新宮市出身と聞くと驚いた様子で「そうだったんですか。僕が代表に入ることができたら一緒に頑張りたいですね」と話した。武藤選手の名前、嘉紀の「紀」は、曽祖父が串本町出身だったことから名付けられたという。

(2017年6月4日付紙面より)

正式参拝後に九鬼家隆宮司(左)と記念撮影をする武藤嘉紀選手(右)=1日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2017年06月04日
18 外国人の不法就労防止を
 新宮警察、入管が合同啓発  (新宮市 )

 新宮警察署、大阪入国管理局神戸支局は1日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で外国人の不法就労、滞在の防止などを呼び掛ける啓発活動を実施した。

 毎年この時期に実施している。この日は警察職員10人、入管職員4人が参加し、チラシやポケットティッシュなどの啓発物資約350セットを買い物客らに手渡した。白バイや和歌山県警のマスコットキャラクターきしゅう君も登場し、子どもたちを喜ばせた。

 磯博文警備課長は「不法滞在者が増えており、その中には資格外活動をしている場合がある。情報があれば警察まで連絡してほしい」。大阪入国管理局神戸支局の山口隆・統括入国警備官は「市民の方も、発見した際は最寄りの警察や入管に連絡をしてほしい」と話していた。

■不法就労・不法滞在防止のための活動強化月間



 法務省では今年1月1日現在の全国の不法残留者数を6万5270人としており、3年連続増加している。中には他の犯罪に手を染める人もいるため、警察では関係機関と連携しながら不法滞在者の摘発や不法滞在者を雇用する悪質な事業主などの取り締まりを強化している。「不法滞在者を知っている」「あの店、工場で働いている」など、不法就労や不法滞在の疑いがある場合はどんな情報でもよいので警察へ連絡するよう呼び掛けている。

(2017年6月4日付紙面より)

買い物客らに啓発物資を配布した=1日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2017年06月04日
19 新種の桜を現地調査
 論文発表のためクマノザクラの標本採取  (熊野市紀和町 )

 森林総合研究所多摩森林科学園の勝木俊雄研究員と日本樹木医会三重県支部の奥田清貴支部長は5月29日、熊野市紀和町赤木地内の田平子峠でクマノザクラ(仮称)の現地調査を実施した。クマノザクラは紀伊半島南部で自生し、新種の可能性が高い。勝木研究員が学会誌に論文を発表するための標本採取が目的。6月中に投稿し、学術機関の審査を経て来年初めには結果が発表される見通しで、新種と認められれば約100年ぶりの発見となる。2人は「認められる可能性が高い」と期待を示した。

 勝木研究員は2016年、ヤマザクラの遺伝的変異調査中に紀伊半島南部で採取された標本中に、ヤマザクラと異なる標本を発見したという。その後、奥田支部長たちの協力で調査を開始した結果、ヤマザクラやカスミザクラら類似種とは、「葉身が短くて葉縁が粗い」「花弁は白~淡紅色」「葉の裏が無毛で光沢のある淡緑」など形態的に複数の違いが見られ、勝木研究員は変異種ではなく、新種と判断して2017年3月10日の日本植物分類学会=京都市=で発表している。

 樹木は田辺市本宮地区を中心に南北80㌔、東西60㌔の範囲で多く見られるが、海岸側では見つかっていない。三重、和歌山、奈良3県ではヤマザクラと混同されるようだが、他種と比較して開花期が2月下旬から4月中旬と早い。奥田支部長によれば、熊野市内でも数百本を確認しているそうで、「市内より那智地域の方が多いのでは」と推測している。挿し木や種での増殖も検討中で、勝木研究員は「うまくいけば、来年秋には多くの苗が期待できるのでは」と見通しを語った。

(2017年6月4日付紙面より)

調査中の勝木俊雄研究員(左)と奥田清貴支部長=5月29日、熊野市紀和町の田平子峠刑場跡
那智勝浦町で咲くクマノザクラ(提供写真)
2017年06月04日
20 スプリント勝負制し優勝
 入部正太朗選手、赤木川清流コース  (ツール・ド・熊野 )

 第19回ツール・ド・熊野の第1ステージ「赤木川清流コース」(114・1㌔/16・3㌔×7周)が2日、新宮市熊野川町で行われ、入部正太朗(シマノレーシング)がゴール前でのスプリント勝負を制し、2時間33分30秒のタイムで優勝した。2位には阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、3位にはホセ・ヴィセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が入った。

 JR新宮駅前から市内をパレード走行(18㌔)しながらスタート地点へと移動。隊列を組み直した後に、大会長の仁坂吉伸和歌山県知事の合図で、レースがスタート。

 レース中盤から終盤にかけて、ホストチームの「キナンサイクリングチーム」の山本元喜らが先頭集団のトップに立つ場面もあったが、最終周の終盤に後続集団が先頭集団を吸収。

 勝負がゴール前のスプリントにもつれ込む中、入部がわずかな差で第1ステージを制した。表彰式で「相当きつい展開で足がパンパンになったけど、うまく番手がはまって何とか差せたという感じです。明日からも、頑張って走ります」と喜びを語った。

(2017年6月4日付紙面より)

スプリント勝負を制し優勝した入部正太朗(中央)と阿部嵩之(左)、入部の後方がホセ・ヴィセンテ・トリビオ=2日、新宮市熊野川町
2017年06月04日
21 歯と口の健康ポスター審査会 入選作品を紹介  
2017年06月04日
22 神々の物語興味深く  勝浦八幡神社で「古事記」読む  
2017年06月04日
23 神内神社など巡る 京都造形芸大生70人が熊野で研修 
2017年06月04日
24 地元の世界遺産を歩く  わかば保育園年長児ハイキング  (那智勝浦町 )
2017年06月04日
25 奉納続く那智大社  県外から絵画など16点  (那智勝浦町 )
2017年06月04日
26 ハマボッス  御手洗海岸で  
2017年06月04日
27 全国目指し熱戦  県高校総体バド競技が開幕