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2018年04月27日
1 外国人観光客まだ増える 藻谷さん講演、その土地らしさが重要 

 ベストセラー『里山資本主義』の著者、藻谷浩介さんが25日、新宮市の新宮信用金庫本店で「観光と文化財保護」をテーマに講演した。藻谷さんは「外国人観光客はまだ増える」と述べ、呼び込むためには日本らしさ、その土地らしさが重要とアドバイスした。新宮市観光協会主催。約180人が来場した。

 1泊1人の延べ人数で計算すると、2017年に来日した外国人の数は▽アメリカ234人▽中国187人▽オーストラリア48人▽韓国7人▽台湾5人▽香港3人―に各1人の割合になる。「世界で日本ブームが起きている」と述べた。

 増えている場所は岐阜県の世界遺産・白川郷高山市などで「日本らしい雰囲気がないところは観光客が増えていない」と紹介した。

 「高野山や熊野古道がある和歌山県の外国人集客力は実は強い。また来たいと思ってもらえる地域づくりをしなければならない」と述べ、お気に入りの場所や人ができれば常連になり、繰り返し来日ようになると説明。安いという理由で訪れるのではなく「今だけ、ここだけの魅力」や「また会いたい人がいる」ことが重要と強調した。

地域活性化につなげる



 「イメージと空気は事実と違う。常に事実を数字で確認しないと間違える」と指摘。交通網の発達が観光活性化につながると思われがちだが、実際は交通が便利になると日帰り客が増え、宿泊者が減ると説明した。

 新宮が古代から栄えていた理由は、熊野川に川湊があったことが最大の理由と強調。日本の太平洋側を代表する湊だったことを市民が知り、観光客に伝えることが新宮の最大のポイントだと思うと述べた。

 観光客が増えるだけで地域は活性化しないと指摘し、地域住民が消費するものは極力地元産にし、地域内経済循環を拡大していくことが大切と訴えた。

(2018年4月27日付紙面より)

約180人が来場した=25日、新宮市の新宮信用金庫本店
藻谷浩介さん
2018年04月27日
2 装備品や服装を確認
 通常点検で警察官ら47人  (新宮警察署 )

 新宮警察署(大髙圭司署長)は25日、同署で警察官の装備などを点検した。署員47人が点検官の大髙署長の下、指揮官の直山兼士(なおやま・かずし)地域課長の指示に従い備品の不具合がないかなどを確認した。通常点検と呼ばれ、地域の安全安心に取り組むことと署員の士気高揚を目的に年に数回実施されている。

 新年度初のこの日は大髙署長が署員らの前で台に上り、指揮官の号令で動く警察官らを確認。3列になった警察官らは号令を受けるときびきびとした動きで警察手帳や警棒、手錠、警笛、拳銃を取り出し点検を受けた。警棒を伸ばしたり、警笛を一斉に鳴らしたりして不具合がないかチェック。服装や頭髪なども併せて確認し、地域を守る担い手としての意識の向上を図った。

 直山地域課長は「新体制になって初めての通常点検。これを機に改めて警察としての責務や重みを理解してもらいたい。気を引き締めるとともに署員一丸となって気持ちを一つにし、初心を思い出してくれたら」と話していた。

(2018年4月27日付紙面より)

点検を受ける警察官ら=25日、新宮警察署
2018年04月27日
3 青空の下、元気に楽しく
 熊野川小学校が田植え  (新宮市熊野川町 )

 新宮市立熊野川小学校(上地健校長)の3年生から6年生までの28人は25日、熊野川町神丸の田んぼで田植えをした。環境教育の一環で土に親しみ、みんなで協力し育てることから農業の楽しさ、大切さを知る狙いや食育としての目的もある。

 これまでは同町日足の「日足自然体験エリア田んぼ水族館」で実施していた恒例行事だったが、昨年は道路工事などの関係で中止になり同校でバケツに苗を植えた。今年は指導を務める地元農家の中瀬好さんが自身の田んぼの一部(広さ0・7㌃)を提供し2年ぶりに実現した。

 児童らは中瀬さんから教わり、田植えひもを目印に30㌢間隔で低学年から順番で横一列に並び丁寧に植えていった。

 児童を代表して中川実衣菜さん(6年)は「今日は田植えをさせてもらってありがとうございました」と中瀬さんにお礼の言葉を伝えた。

 中本陽晴君(3年)は「みんなと一緒に田植えができてうれしかった。収穫する時が楽しみです」。上地校長は「今年は天候もよく開催できてよかった。子どもたちの生き生きと楽しそうな姿が見られました」と話していた。収穫は8月末を予定している。

(2018年4月27日付紙面より)

にぎやかに田植えをする児童ら=25日、新宮市熊野川町神丸
2018年04月27日
4 築こう人権の世紀 新宮人権擁護協総会 

 新宮人権擁護委員協議会(岩谷悠史会長、29人)は25日、新宮市福祉センターで第68回定時総会を開いた。「世界人権宣言70周年みんなで築こう人権の世紀~考えよう相手の気持ち未来へつなげよう違いを認め合う心~」を本年度の啓発活動重点目標とし、役員改選で岩谷会長を再任した。

 本年度の啓発活動年間強調事項は▽女性の人権を守ろう▽子どもの人権を守ろう▽高齢者の人権を守ろう▽障害を理由とする偏見や差別をなくそう▽部落差別等の同和問題に関する偏見や差別をなくそう―など17項目。中学生の「人権作文コンテスト」などの事業を予定している。

 昨年の人権相談事件件数は356件。職務執行に関するものが173件と最も多く、次いで住居・生活の安全関係(その他)100件、住居・生活の安全関係(相隣間・小公害)25件などとなっている。

 欠席した岩谷会長に代わり小芝稔副会長が「これからどんどん次の世代にバトンを引き継いでいくことが大きな使命。ご協力をいただいて、会長を中心に楽しくやっていきたいと思います」とあいさつした。

(2018年4月27日付紙面より)

第68回新宮人権擁護委員協議会=25日、新宮市福祉センター
2018年04月27日
5 「花炭焼き」を初体験 相野谷小、宇久井半島へ遠足に 
2018年04月27日
6 せせらぎを聞きながら歩く 北山村、もうひとつの「筏師の道」 
2018年04月27日
7 一人一人を生かす教育を  城南中学校で市教研総会  (新宮市 )
2018年04月27日
8 ビリケンさんは熊野が由来!? 新宮市で熊野ビリケンさん春祭り 
2018年04月27日
9 生の歌や演奏楽しむ  TONGAで岩瀬敬吾さんライブ  (新宮市 )
2018年04月27日
10 絵本55冊選書し紹介中 串本町図書館、こどもの読書週間展示 
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11 さまざまな運動に挑戦 上野山こども園、親子遠足で望楼の芝へ 
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12 町当局と各区で情報共有 古座川町、保健福祉セで区長連総会 
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13 ガクウツギの花  相賀の県道沿い  
2018年04月27日
14 お悔やみ情報