市議補選は大石元則さんが当選 (新宮市 )
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
---|---|---|---|---|---|
当 | 6,984 | 田岡実千年 | 60 | 無 | 現 |
5,944 | 松畑 玄 | 49 | 無 | 新 | |
3,596 | 上田 勝之 | 56 | 無 | 新 |
当日有権者数 23,582人
投票者数 16,789人
無効投票数 264票
投票率 71.19%
□ □
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
---|---|---|---|---|---|
当 | 7,234 | 大石 元則 | 67 | 無 | 元 |
5,340 | 中山 忠吏 | 51 | 無 | 新 | |
3,005 | 月輪 匡克 | 54 | 無 | 新 |
当日有権者数 23,582人
投票者数 16,785人
無効投票数 1,205票
投票率 71.18%
緑丘中育友会がもの作り講座 (新宮市 )
新宮市立緑丘中学校(宮本雅史校長)育友会(小田島佳会長)、文化部(堅田裕見子部長)は21日夜、同校図書館でもの作り講座「しめ縄作り」を開催した。同校生徒の保護者や教職員ら10人が参加。堅田部長からわらの扱い方などを学び、それぞれ趣向を凝らしたしめ縄作りに取り組んだ。
昨年、新型コロナウイルス感染症の影響で文化祭の開催を中止とした同校。代わりに文化芸術鑑賞会(文化芸術による子供育成総合事業)の実施をもって終えた。今年は11月2日(火)の開催を予定しており、同会文化部が作ったしめ縄は文化祭に併せ校舎内に展示するという。
同市元鍛治町で自営業を営む傍ら「御燈祭(おとうまつ)り」で上(あ)がり子たちが履く草鞋(わらじ)の制作を担う堅田部長。この日は堅田部長が事前に用意したわらを編む工程からスタート。参加者らはまずタオルを使って編み方を学び、試行錯誤しながら縄状にしていった。
その後、参加者らは円形に整えた縄に、それぞれ好みの折り紙で作った扇や紙垂(しで)、水引、百円均一で購入した造花などで飾り付け。正月らしいものやクリスマスシーズンでも飾れるようなリース風のものなど、個性あふれるオリジナルのしめ縄を完成させた。
小田島会長は「新型コロナの影響で保護者同士、交流を図ることも困難だったが、このたびやっと機会を設けることができた。わらに触れることは少なく貴重な体験。子どもたちに教えられる機会があればと思う。(展示が終わったしめ縄は)もちろん家に飾って自慢します」と笑顔で話した。
(2021年10月24日付紙面より)
いきいきサロン三四朗 (那智勝浦町 )
勝浦三区と四区が中心となって立ち上げた「いきいきサロン三四朗」(松本一良代表)は18日、那智勝浦町勝浦のコミュニティ消防センターで10回目となるサロンを開いた。同町在住の元ケアマネジャーの湯峰アヤコさんが「みんなの笑顔をささえる介護保険」と題し講話を行い、参加した20人は介護保険の詳細や各サービスの種類などを学んだ。
はじめに同サロン役員で防災士の藤社和美さんが災害から身を守るため、プロのノウハウとして「家具の転倒や物の落下による負傷を回避するため、自宅や職場では胸より高い位置に物を置かない」「断水になった際の生活用水として使用するため、自宅の浴槽の水を空にしない」「地震が発生したら、落下物から身を守り、揺れが収まってから出口へ向かう」「消火器を日頃からそばに置き、料理中の場合、火の始末は激しい揺れが収まってから」などを紹介した。
藤社さんは「何回も同じことをお話ししますが全て重要なこと。パニックにならずに、冷静に行動ができるようになってほしい」と話した。
湯峰さんは▽介護保険制度を運営する市町村(保険者)と40歳以上の対象者(被保険者)、県などの指定を受けたサービス事業者、介護予防や地域の高齢者の総合的な相談の拠点である地域包括支援センターとの関係▽介護保険のしくみ▽介護保険料▽利用者の負担▽在宅サービスの費用▽利用の手順▽在宅サービスや施設サービス―などを解説した。
湯峰さんは「今後も那智勝浦町で安心して年を重ねていくためにも介護保険を知って、利用していただければ。分からないことや不安なことがあれば、町地域包括支援センターに相談してください」と締めくくった。
(2021年10月24日付紙面より)
対象者の約57%が利用 (紀宝町 )
紀宝町生涯学習センターまなびの郷で、5月15日から5カ月間にわたって実施してきた新型コロナウイルスワクチンの集団接種が今月17日に終了した。町内12歳以上の接種対象者9800人に対し、約57%に当たる1回目5607人、2回目5578人が集団接種を利用した。
接種は80歳以上の高齢者から開始し、毎週土、日曜日に実施。密にならないよう1日12回ほどに分けて、最大360人を受け入れた。
紀南病院や町内医療機関、在宅の看護師と医師の協力を得て、役場職員を加えた30人態勢で運営。感染症対策を徹底した集団接種会場では、サーモグラフィーで検温した対象者をスタッフが会場に案内し、予診票に記入漏れがないか確認。予診室で医師が問診し、看護師が接種を担当してきた。
今月18日には役場職員4人がいすや机などを消毒し、会場の撤収作業を行った。
町担当課では「集団接種は終了しましたが、町内医療機関で個別接種を行っており、予約は紀宝町ワクチン接種専用ダイヤルで一括して受けています」と話している。町ワクチン接種専用ダイヤル(電話0735・33・0363)では平日午前9時から午後5時まで接種予約を受け付けている。
(2021年10月24日付紙面より)
新宮、串本古座は敗れる (高校サッカー和歌山大会 )
ふるさと自慢写真コンクール (南紀くろしお商工会 )
南紀くろしお商工会(森川起安会長)の商業振興部会(須川晴夫部会長)が那智勝浦町と太地町の小・中学生から募集していた「ふるさと自慢写真コンクール」の表彰式が2日、那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅であった。
コンクールは地域の子どもたちにふるさとの良さを写真によって再認識してもらおうと始まった。今年で17回目。118作品が集まった。特選には下原咲和(さわ)さん(勝浦小5)の「海を行くゴジラ」、角拓利(たくと)君(勝浦小6)の「貴久の滝」、小賀実樹君(市野々小5)の「六地蔵と那智の滝」が選ばれた。
表彰式には下原さんと小賀君が出席。森川会長とJR新宮駅の小林豊係長が、2人に賞状と記念品を手渡した。
森川会長は保護者やJR西日本に対し感謝を述べ、「コロナ禍の中でも多数の応募があった。子どもたちのエネルギーが頼もしい。皆さまの写真を通して、地域の良いところをたくさん知ってもらうことで地域が良くなります」。
商業振興部会の木下勝之副部会長が「素晴らしい写真、喜んでいます。これからもコンクールに期待されるものが大きくなっていくと思う」など祝いの言葉を贈った。
自分用のカメラで普段から景色の撮影などを行う下原さんは「去年も参加しましたが、入選に入ることもできなかった。特選を取ることができてうれしい」と笑顔で話した。
これまでも同コンクールに参加したことがあるという小賀君は「三重の塔を撮影する人も多いが、今回はお地蔵さまと滝を撮るほうが良いと思った。写真を撮影するのは好き。次回もやってみたい」と話していた。
特選には同商工会の商品券のほか、JR新宮駅、和歌山県漁連勝浦市場、一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)、南紀勝浦温泉旅館組合、那智黒総本舗から副賞が贈られた。
入賞作品23点はJR紀伊勝浦駅舎2階に展示中。那智勝浦ロータリークラブのカレンダーにも掲載される予定。
(2021年10月3日付紙面より)
串本町と包括連携協定締結 (第一生命保険株式会社 )
第一生命保険株式会社和歌山支社新宮営業オフィス(林田祥道オフィス長)が1日、串本町と地域社会形成などに係る包括連携協定を締結した。林田オフィス長はまず健康増進分野で支援するとし、この連携を足掛かりにし同町の全国発信など協働の幅を広げていきたいと意気込んでいる。
同社は事業の舞台となる地域の諸課題解決の力になりたいという思いで自治体や公共機関との協定締結を重ねている。同オフィスの協定締結は昨年10月に新宮市と締結した高齢者見守りに関する協定に続いて2例目。包括連携協定としては県南部初で、同支社エリア内では橋本市、紀美野町、かつらぎ町、高野町、九度山町に続いて6例目になるという。
この日は同町役場で締結式があり、林田オフィス長と田嶋勝正町長が同協定書に署名。同支社の古矢直人副支社長ら社員4人も立ち会い見届けた。田嶋町長は町として取り組まなければならない事柄を網羅する形での協定締結に感謝し、ウィズ・コロナ下の行政には大変な面もあろうが協定の力も借りて向上に傾注したいとして協力を求めた。
連携事項は▽健康増進▽ワーク・ライフ・バランスの推進▽子育て支援・保育対策▽青少年育成・教育▽ライフプランサポート▽高齢者支援▽スポーツ振興▽産業振興・中小企業支援▽環境保全▽町政情報の発信▽その他地域社会の活性化および町民サービスの向上―の11項目で、いずれも保険業法上許容される範囲での協力としている。締結を見届けた古矢副支社長は「町民の皆さまの期待に応える決意を新たにした」と述べ、健康増進の支援をスタートとして同協定に掲げるさまざまな分野へと連携を広げるための協議を今後も続けることを両者に期待した。
同オフィスは現在、新宮市との協定内容の拡充や那智勝浦町との協定新規締結も調整中。串本町との連携の足掛かりとする健康増進分野の支援は健診事業の概要や実施日程などを案内し受診を後押しする内容で、独自制作したチラシを配る形で近々始めるという。同支社はこの日、締結の縁で感染症予防資材(マスク、ペーパータオル、消毒液)の寄贈を別途申し出た。
(2021年10月3日付紙面より)
高田小で「赤い羽根共同募金」の授業 (新宮市 )
新宮市立高田小学校(大家淳志校長、児童6人)で1日、赤い羽根共同募金についての授業があった。市社会福祉協議会生活支援コーディネーターの福島圭さん、地域福祉部の植地美貴さんと戸村早希さんが来校し、募金を行う意味や取り組みなどについて講話した。
子どもたちに募金の大切さや、人として支え合いや優しい気持ちを養ってもらおうと初めて実施。今後は市内の小学校で授業を計画している。
植地さんと戸村さんは、共同募金には緑や青、黄、白、黒など全7種類があることを紹介。「募金は色によってそれぞれに意味があり、全て人に関わるもの。その中で、赤い羽根は福祉や災害支援のために活用されています」と説明した。
その後、2人は同募金の成り立ちを表現した手作りの紙芝居「赤い羽根共同募金ってなぁに?」を読み聞かせ。募金は町づくりや人とのつながりに重要な役割を担っていると語り「私たちが暮らす町には赤い羽根共同募金でできている支え合いがいっぱいあります。そのことを忘れないでくださいね」と呼び掛けた。後半には子ども食堂や食事を作るのが困難な高齢者への弁当の配布、サロン活動など、さまざまな状況で役立てられていることを伝えた。
授業を終え、児童は「いろんな種類の募金があることが勉強になった」「改めて助け合いが大切だと分かった」「私も少しでも役に立ちたいと思った」などの感想を伝えた。
戸村さんは「子どもたちが熱心に聞いてくれている姿を見て、うれしかったです。共同募金の仕組みに興味を持ってもらい、いろんな人に伝えていってもらえれば」と話していた。
(2021年10月3日付紙面より)