コウケンテツさん招き試食会 (和歌山県 )
熊野灘捕鯨文化継承協議会(山西毅治会長)は20日、串本町役場古座分庁舎で鯨料理「くじらキッチン」の試食会を開催した。新宮市、那智勝浦町、串本町の飲食店5店舗が開発した新メニューを料理研究家のコウケンテツさん(44)や関係者らが試食した。
同協議会は新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町で構成し、熊野灘エリアを訪れる観光客の消費拡大に向けて新たな観光商品の開発を行う事業者を支援している。「くじらキッチン」は取り組みの一環で、同エリアを訪れる観光客の中で、特に20~30代女性が「ランチタイムに食べたいと思う鯨料理」をコンセプトに開発するもの。9月末から10月中旬まで参加する事業者を募った。
開発された商品は各事業者の店舗で販売や提供を予定している。提供店では共通ロゴマークの入ったタペストリーを掲げるほか、作成されるパンフレットで事業をPRする。
この日は各事業者から料理の説明を受け、まずはコウさんが試食。調理方法や食材について事業者らと語り合い、料理の感想を述べた。集まった関係者らはそれぞれのメニューを味わった。
コウさんはあいさつで食文化の重要性を訴え、新メニューについて「驚きしかない。それぞれの店の良さ、クジラの良さが表れていた。どのメニューも地元愛があり、工夫に富んでいてすごくおいしかった。これほどの料理を出すには相当、苦心されたと思う」と評価した。
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参加した5店舗と出されたメニューは次の通り。
■新宮市
▽まえ田「紀州まえ田の鯨寿司」
▽pizzeria koma「鯨肉のローストとピンクグレープフルーツのサラダピッツァ」
■那智勝浦町
▽鮮魚・創作和食・旨い酒bodai「鯨のカダイフ揚げ トマト大葉ソース」
■太地町
▽いさなの宿 白鯨「白鯨特製鯨パスタランチset」
■串本町
▽サンドリア「くじLoveすきドリア」
(2018年11月23日付紙面より)
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ゆうゆうクラブ女性部栄養講習会
新宮市のゆうゆうクラブ(老人クラブ連合会)女性部(石原千里部長)による平成30年度栄養講習会が21日、同市熊野川町の総合開発センターで開かれた。
市保健センターの保健師・植山綾子さんが「高血圧予防」をテーマに話を進め、市食生活改善推進協議会(栃尾眞喜子会長)の会員5人が減塩や食の重要性について説明した。
女性部の17人が参加。はじめに石原部長が「高血圧予防についてしっかり話を聞いてください」とあいさつした。
植山さんは、生活習慣病による高血圧の患者が全国で1000万人いる一方、3300万人が未治療といわれているとし、「自分の血圧を知り、早く気付いて予防することが大事」と述べた。
高血圧の基準や種類(二次性高血圧、本態性高血圧)を説明した上で、「日本人の高血圧の90%が本態性高血圧で、生活習慣の見直しが必要。高血圧の症状は特に出ないが動脈硬化が進行する。動脈硬化は体への血液が行き届きにくくなり、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす」と話した。
肥満にならない体重管理や30分以上の有酸素運動をはじめ減塩、食事などのポイントを示し「野菜を積極的に取り、青魚類を食べるよう心掛けてほしい」と呼び掛けた。
参加者は協議会の会員が作ったどら焼きとホットレモンを試食。会員は▽欠食は絶対に避ける▽動物性タンパク質を十分に取る▽魚と肉の割合は1対1くらいにする▽余暇活動を取り入れた運動週間を身に付ける―といった「食生活10の指針」を紹介した。
(2018年11月23日付紙面より)
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那智勝浦町消防が救助訓練
那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)は21日、同町宇久井の地玉の浜で和歌山県防災航空隊との連携強化を目的にした訓練を実施した。消防本部の救急隊と消防隊、県防災航空隊から計19人が参加。隊員らが緊密に連携を取りながら、活動が困難な場所で救助訓練に取り組んだ。
山菜採りに出掛けた男性2人のうち、1人が山林内で負傷し動けなくなり、消防に救急要請した―と想定して訓練した。救急隊が地玉の浜の斜面付近で負傷者の状況を調べ、航空隊に救助を要請した。消防隊が救助活動を支援。負傷者を浜まで運び、白浜空港から飛来した防災ヘリコプターが上空からワイヤで負傷者をつり上げて機内に収容した。
関谷善文消防署長は「ヘリとの訓練は年に数回しかできないので大変貴重な訓練になった。若い隊員が多いので不測の事態に備えての訓練ができた。無線の交信が場所によって感度が落ちるので、携帯電話など違う道具を駆使しながら連携したい」と話した。
近年は熊野古道歩きの入山者が増え、ヘリの出動までは必要ないが、救助要請は多いという。関谷署長は「時間が遅くなると事故になりやすい。入山の時は余裕を持った計画を立ててほしい」と話していた。
(2018年11月23日付紙面より)
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老朽化に伴い更新整備 (串本町 )
串本町消防防災センターで21日、串本町消防団(稲田賢団長)に対する消防車両の納車式があった。今回は和深分団(高尾拓次分団長)の消防ポンプ自動車と串本分団(泉博二分団長)の小型動力ポンプ軽積載車を更新整備。田嶋勝正町長から両分団長にキーが託され、代表して和深分団の高尾分団長は「一日も早く車両に慣れるよう訓練し、町民の生命と財産を守れるよう努力する」と応えた。
和深分団の旧車両は平成8年に整備され、22年が経過。串本分団の旧車両は平成9年に整備され21年が経過。ともに老朽化したため、新車両に更新されることになった。
納車式には両分団とも分団長以下4人が代表出席。稲田団長ら団本部役員と寺島正彦消防長ら職員が立ち会う中、両分団長にキーを渡した田嶋町長は「平成29年度は火災6件。本年度は現時点で10件の火災が発生している。一日も早く新しい車両に慣れ、いざというときに迅速に出動できる体制をつくってほしい」と奮起を期待した。
式後は納車した和歌山日野自動車株式会社新宮営業所や山口商会新宮支店の職員が両分団に仕様の説明をし、主に旧車両にない変更点について質問を受けるなどした。
和深分団の旧車両はオフロード車がベースだったが、新車両はトラックがベースのCD―Ⅰ型。両車両を比較したときの大きな変化の一つにカーブ走行時の安定性があり、今回の更新ではより迅速に現場へ急行しやすいというメリットがもたらされる形となった。
串本分団の旧車両と新車両は時代相応の変化はあるが、小型動力ポンプの仕様(2サイクル)を含めほぼ同等の艤装(ぎそう)がされている。泉分団長は同ポンプの取り扱いについて念入りに確かめるよう指揮しながら新車両を預かった。
(2018年11月23日付紙面より)
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太地町の太地漁港ふれあい広場で4日、第33回太地浦くじら祭(同実行委員会主催、岡本光正実行委員長)が開かれた。
ステージでは踊りや太鼓、獅子舞などの伝統芸能が披露され、にぎやかな一日が繰り広げられた。食べ物などの販売ブースや体験コーナーには町内外から出店があり、約5000人の来場者でにぎわった。
太地町ならではの訪問もあった。明治時代に同町からアメリカ合衆国へ移民した人々やその子孫で構成される在米太地人系クラブ(脊古正純代表)の41人が来日。太地町を舞台に捕鯨を巡る世界的な論争をテーマにしたドキュメンタリー映画「おクジラさま」の佐々木芽生(めぐみ)監督も来場した。会員の中には数十年ぶりの里帰りという会員もおり、佐々木監督と共に、にぎやかな祭りを楽しんだ。ステージに招かれた背古代表は「共に楽しみましょう」と呼び掛け、小さい子どもたちの「ハロー」のあいさつに会場から大きな拍手が送られた。
振る舞いの食べ物では太地漁協の伊勢エビ汁に長蛇の列ができ、会場には44の出店が並んだ。出店数や来場数は、年々伸びを見せている。毎年人気の漁船パレードには乗船を希望する多くの家族連れが整理券を手に集まった。
ステージでは町民芸保存会の「鯨踊り」や「くじら太鼓」、東新青年同志会による獅子舞といった町内の伝統芸能が披露された他、姉妹都市・白馬村のPRや、太地こども園の園児らの踊り、地元バンドの「BAO」、「ヤブシン」などの出演が花を添えた。
(2018年11月6日付紙面より)
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奥瀞道路(Ⅲ期)起工式に150人
一般国道169号奥瀞(おくどろ)道路(Ⅲ期)起工式が3日、北山村大沼の村立北山小・中学校体育館であった。関係者や地域住民ら約150人が出席し、鍬(くわ)入れ式や万歳三唱で道路の一日も早い完成を祈った。
奥瀞道路(Ⅲ期)は2008年に開通した奥瀞道路、15年に開通した奥瀞道路(Ⅱ期)の延伸区間で、同村下尾井―小松間の3・4㌔。16年に事業化し、用地買収率は18年9月末現在8割程度。完成時期は未定。
災害時の強靱(きょうじん)な道路ネットワークの確保と、救急医療活動の支援、地域経済発展への寄与を目的としている。現状は道路幅が狭くすれ違いが困難な箇所や、急勾配と急カーブにより見通し不良など通行に支障をきたす箇所、雨量による異常気象時通行規制区間が存在する。
奥瀞道路(Ⅲ期)の整備によって通行時の安全安心を確保でき、新宮市立医療センターまでの搬送時間が短縮される。大型観光バスの通行も可能となり、アクセス性が向上することで観光産業振興による地域活性化が期待される。
式典で国交省の池田豊人道路局長は奥瀞道路の事業に触れ「期待に応えられるよう整備を進めていく」と式辞。仁坂吉伸和歌山県知事は「人々の暮らしに県境はない。お互いに高め合って栄えていただければ」。渡邉信一郎三重県副知事は「さまざまな機能と大きな効果を持つ重要道路。関係者と力を合わせてしっかりと整備を進めていきたい」とあいさつした。
来賓の二階俊博自民党幹事長は関係者の努力や応援、活動の積み重ねで整備が前に進んでいるとし「もうひとがんばり努力をし、子どもや孫の時代に北山村はこうなったと言えるよう、みんなで頑張っていこう。皆さんのご奮闘を心から願い、今日の喜びに感謝したい」。浮島智子衆議院議員は安全な通行と観光振興に触れ「北山村の素晴らしさを伝えながら、皆さまと共に頑張っていきたい」と祝辞を述べた。
山口賢二村長は感謝し「暮らしを守る命の道。近隣市町村と連携できる立派な道路であると思い取り組んでいきたい」と協力を求めた。式典は国土交通省近畿地方整備局、和歌山県、三重県、北山村、熊野市が共催。熊野鬼城太鼓の演奏や地元の女性たちによる手踊りなどが披露された他、きたやま保育所の園児らがお祝いの言葉を述べた。式典後には餅まきもあり、8斗の餅を大勢が拾い集めた。
(2018年11月6日付紙面より)
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橋杭岩ライトアップ (串本町 )
串本町くじ野川にある国指定天然記念物・橋杭岩のライトアップが2日から4日まで行われた。今年は3日間とも好天に恵まれる中で実施。弁天島から陸側の岩々などが多彩に照らされ、その幻想的な光景が多くの注目を集めた。
このライトアップは物件「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界文化遺産登録(平成16年)を祝い行われた企画。好評だったことから同町が企画を継承し、翌年からおおむね年1回実施している。
橋杭岩自体が同町を代表する観光資源として広く知られているが、前年度は橋杭岩ライトアップが日本夜景遺産に認定され、本年度は観光資源としての橋杭岩がトリップアドバイザーの5年連続エクセレンス認証を受けた。ここ最近は一段と橋杭岩の話題性が高い状況にあり、同町は道の駅くしもと橋杭岩に加えて橋杭漁港や橋杭海水浴場にも臨時駐車場を設けて期間中の鑑賞を受け入れた。
今年のライトアップの演出は、岩々を10色60基のパーライトで投光し、14基の発光ダイオード(LED)スポットライトでその手前を照らす内容。一定周期で後者のライトが虹色に染まる趣向も交えられ、鑑賞する人々の多くがスマートフォンなどでの撮影を試みながら楽しんだ。
今年は3日の点灯直前に橋杭海水浴場で開かれたイベント「ハッピーハロウィーンジャズライブinはしぐいビーチ」の仮装パレード一行が同駅へ赴きカウントダウンで開始を盛り上げる場面もあった。
(2018年11月6日付紙面より)
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来年のえと「亥」の色紙 (熊野那智大社 )
那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で来年のえと「己亥(つちのとい)」の色紙作りがピークを迎えた。男成宮司が直筆で1枚ずつ、色紙に「邁進(まいしん)」の文字を書き入れている。今月中旬までに1300枚を完成させる予定。
色紙の中央にはイノシシが勢いよく走り出す姿が描かれ、那智の滝、初日の出をバックに配している。「邁進」の文字は、恐れることなく目標・目的に向かって前進するという意味の熟語「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」から。
男成宮司は「目標をしっかりと定め、それに向かってひたすら突き進み、必ずや目標を達成されるようにとの願いを込めて書いています。新しい年が素晴らしい一年となることを祈念しております」と語った。
発送は今月15日(木)を予定。1枚2000円、送料は2枚以下600円、3枚以上は1200円。申し込みは、はがき、またはFAXで受け付けている。〒649―5301 那智勝浦町那智山1 熊野那智大社(FAX0735・55・0643)。
(2018年11月6日付紙面より)
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全国高校ラグビー和歌山大会
全国高校サッカー和歌山大会
那智勝浦町熊野古道ヒルクライム
伊勢エビ漁、各漁港で操業再開
和歌山県内で9月に解禁となったものの、浜値の低下が続いたため、勝浦、宇久井、太地などの各地の漁港で10月上旬から共同操業を中止していた伊勢エビ漁が1日、勝浦漁港で再開となり、2日の入札では1㌔当たり3488円の値が付いた。シーズンを迎えたばかりの伊勢エビ漁、年末に向け市場価格は安定するのか、関係者らは注意を払っている。県漁連・勝浦市場の太田直久参事役も「沿岸漁業が操業を中止するのは大変まれなこと。価格が下がるのは消費者にとっては良いことだが、漁業者には厳しい現状」と憂慮している。
操業開始は各漁港によりさまざまで、勝浦港では10月3日から勝浦海老(えび)網組合(橋本加根男代表)の11隻の船が操業を開始。初日は568㌔の漁獲量があり、操業中止までの4日間で約2㌧、2551匹の漁獲があった。勝浦地方卸売市場の伊勢エビの年間水揚げ量は5㌧平均。相当な大漁といえるが価格は底打ち。例年5000円前後、昨年は5000円を超える値が付いたが、10月11日の最低価格は2500円。他の漁港でもキロ当たり3000円台が続いたという。
同町で長年エビ網漁を営む男性は「ここまでの安値は何年もなかった。もったいないので取らない」と話す。海老網組合の橋本代表も「個人操業の期間は、操業するかどうかは個人の判断によるが、何年もサンマが取れない上に伊勢エビもこんなことでは一体漁師は何を取ればいいのか」と不安を募らせていた。
県の漁業調整規則により伊勢エビは5月1日から9月15日までが禁漁期間となっている。漁協単位で、参加者、漁業の期間、場所、時間帯などについて規定があり、不平等が生じたり取りすぎて資源を枯らさないように工夫されている。太田参事役は「通常であれば年末にかけて相場は上がる。17日の『いせえび祭り』に向け活気を取り戻したい」と話していた。
(2018年11月3日付紙面より)
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子供・若者育成支援強調月間
「子供・若者育成支援強調月間」初日の1日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店前で街頭啓発活動があった。
内閣府が毎年11月を強調月間と定め、子供・若者育成支援に関する国民活動の充実や定着を図る事業を集中的に取り組んでいる。
啓発活動は強調月間事業の一環として、和歌山県、県青少年育成協会、県青少年育成推進委員会連絡協議会が主催。この日は県内10カ所で実施した。
新宮市では東牟婁地方青少年育成県民運動推進委員、同市、那智勝浦町、古座川町、串本町の職員、県職員の計13人が参加。「地域の子供は、地域で見守り育てよう!」などと記したチラシを配布し、来店者らに青少年の健全育成を呼び掛けた。
(2018年11月3日付紙面より)
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昨年に続き2小学校を訪問 (和歌山ラオス友好協会 )
和歌山ラオス友好協会の田邉毅一会長と寺前正和副会長ら4人は10月21~25日、ラオスを訪問し、小学校2校に制服と文房具を寄贈した。
親善訪問はラオス人民共和国の観光と教育を援助し、友好的な関係を願い今年で4回目。昨年に続き世界遺産の町ルアンパバーン市を訪れた。
田邉会長は「昨年寄贈したパソコンやウオーターディスペンサーを大切に使ってくれていた。ルアンパバーン市はラオス第3の都市だが教育環境が悪い。協会では校舎や図書館、トイレなど学校施設を建設するための積み立ても行っている」と話していた。
ルアンパバーンはアジアで環境の良い町として観光客に人気で経済発展が著しい一方、校舎や教科書、トイレなどが不足するなど教育面では遅れているという。
訪問したナールワン小学校(児童280人)、クアンティーネン小学校(児童287人)は町の中心部にあるものの、貧しい家庭の児童が多く、学校側の要望により全児童567人分の制服とノート、鉛筆を贈った。
現地の副市長、教育長らを表敬訪問し意見交換した田邉会長は「教育、観光では新宮、勝浦を留学先として紹介した。観光地の『おもてなし』を勉強してほしい。継続した支援を約束し、世界遺産交流も提案した」と述べた。
協会は2015年、国内19番目に発足。親善訪問の他、大使館で開催されるラオスフェスティバルへの参加、広報活動などを行っている。
会員以外の寄付は受け付けておらず、現在会員を募集中。問い合わせは、新宮ユーアイホテル内の事務局(電話0735・22・6611)まで。
(2018年11月3日付紙面より)
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古座校舎で地域防災訓練 (串本古座高校 )
県立串本古座高校古座校舎(愛須貴志校長、生徒28人)と串本町立古座小学校(野端則久校長、児童71人)が1日、地域合同防災訓練に取り組み、行動の実践を通して防災意識を高めるなどした。
地域の避難場所になっている同校舎へ円滑に避難できるようにするとともに、災害時や災害後に自分は何ができるかを考える機会として回を重ねている同訓練。過去には地域住民にも参加を呼び掛けたことがあったが、本年度は生徒数減に伴い規模を縮小。高校生防災スクールの一環で取り組む生徒と古座小1~6年生の経験の共有に重点を置いた内容で計画したという。
この日は午前10時に県内一斉で「津波防災の日」地震・津波避難訓練があり、防災行政無線による訓練放送を合図にして両者とも緊急避難行動を実践。児童はこれまで訓練を重ねてきた経路でより早くを目標にして新館4階、生徒は本館と新館をつなぐ渡り廊下や階段が崩れて使えないという想定で迂回し新館3階、をそれぞれ目指した。
同行動後は生徒と古座小4~6年生が同校舎体育館に集まり、映像教材「東日本大震災の教訓を未来へ~いのちを守る防災教育の挑戦〈釜石市と黒潮町の取り組み紹介〉」「くまモン特別講座!くまでもわかる地震への備え」を鑑賞。引き続き体験活動として生徒が児童に簡易担架やパーティションの使い方を紹介し、児童も実際に組み立てるなどして理解を深め感想を述べるなどして生徒に感謝した。
生徒の一部は集団から離れ、50人分の非常食(アルファ米)を調理。同活動を終えて帰校する児童に配食し、残りを生徒らで試食しつつ今回の訓練の内容を振り返った。
(2018年11月3日付紙面より)
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