太地町議選
7月30日20時50分確定【定数10】
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
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当 | 487 | 山下 雅久 | 71 | 無 | 現 |
当 | 229 | 塩崎 伸一 | 67 | 無 | 現 |
当 | 211 | 福田 忠由 | 40 | 無 | 現 |
当 | 203 | 花村 計 | 43 | 無 | 現 |
当 | 191 | 漁野 尚登 | 60 | 無 | 現 |
当 | 178 | 久原 拓美 | 69 | 無 | 現 |
当 | 172 | 三原 勝利 | 79 | 無 | 現 |
当 | 171 | 山本真一郎 | 60 | 無 | 現 |
当 | 168 | 森岡 茂夫 | 66 | 無 | 新 |
当 | 149 | 水谷 育生 | 60 | 無 | 現 |
120 | 水野 隆司 | 56 | 無 | 現 |
当日有権者数 2,838人
投票者数 2,298人
無効投票数 19票
投票率 80.97%
金融機関防犯協議会が総会 (新宮警察署 )
新宮警察署管内金融機関防犯協議会(会長・重岡友次紀陽銀行新宮支店長)の総会が28日、新宮警察署3階会議室であった。本年度事業計画、予算案などを承認したほか、上地剛史・同署生活安全刑事課長が講話した。
開会で重岡会長は高齢者を狙う悪質な特殊詐欺の発生が後を絶たないとし「管内でも、今年に入り2件が認知されている。金融機関から引き出されるケースが大半。私たちが現場に携わる最後のとりでとして、住民が被害に遭うことのないよう、お客さまに対する積極的な声掛けや職員に対する啓発など、犯罪防止を目的とした情報交換はもとより、住民に対する防犯意識の高揚を図っていきたい」とあいさつ。
県暴力団追放条例について、条例制定以降、金融機関が相互協力し、新宮署をはじめ関係機関と連携を密にしてきたと述べ、今後も基本理念である「暴力団を恐れない」「資金を提供しない」「暴力団を利用しない」に沿って暴力追放に取り組みたいと呼び掛けた。
谷本克也・新宮警察署長は、刑法犯認知件数は県内、新宮署管内で減少傾向にあると述べた。これから夏場にかけ街頭での犯罪が増えることから警戒したいと話した。
県内では金融機関を対象とした強盗未遂事件が1件発生したとし、特殊詐欺は多く発生していることから「未然防止ということで対策しているがなかなか被害防止はできない」と協力を求めた。
「一昨年から全件110番制度ということで、65歳以上の高齢者、100万円以上の高額出金の場合は通報してもらうよう進めている。ご理解とご協力をいただきたい。最近は若い人の被害もある。被害を最小限にしていきたい」と訴えた。
(2017年7月30日付紙面より)
飛竜山神州院で大護摩会式 (新宮市 )
新宮市横町の宗教法人飛竜山神州院(平見順孝院主)は28日、同院で不動明王大護摩会式を開いた。大勢の信者が集まり、平見院主らが護摩木をたきあげた。
平見院主が仏の世界に導かれ、初めて護摩木をたいたのが1985年の7月28日だったこと、お不動様の縁日が28日であることなどを受け、5年前から年1回、大護摩会式を開いている。
式では聲明(しょうみょう)を唱えながら行者が入堂。行者らはほら貝を吹き、鐘や太鼓を鳴らして経を唱え、燃えさかる炎の中に護摩木を重ねた。信者らが火を受け、本尊に合掌し、数珠を授かって式は終了した。
平見院主は2014年5月1日から17年5月3日までの1100座の水行を終えたことや自身の体調にも触れ「頑張っていくので、これからもご指導、ごべんたつを」と語り掛けた。数珠に関し「腕に二重にして巻いてください。お不動様が力を下さると思います」と述べた。
「災害などのないように、また、気持ちや心、病気などをお不動様の炎で清めていただければ」と話していた。
(2017年7月30日付紙面より)
8小学校児童がリーダー研修会
和歌山県教育委員会は27日、太地町公民館で「和歌山県小学生リーダー研修会(東牟婁地方)」を開いた。古座、潮岬、太地、宇久井、勝浦、三輪崎、神倉、王子ヶ浜の8小学校から児童会役員40人が参加し、「よりよい学校づくりのために」をテーマに議論を交わした。
この研修会は自主的、実践的によりよい学校づくりに参画する児童を育成するため、教育支援事務所がある県内5会場で実施している。各校児童の交流と自主的に発表する経験を積んでもらう狙いがある。中学生にも同様の狙いで県中学生熟議を催している。太地町が会場に選ばれるのは昨年に続いて2回目。
児童らは8班に分かれて自己紹介を済ませた後、各校の取り組みをまとめた。学校行事と児童会の取り組みを書いた2種類の付箋から「つながり作りを深める活動は何か」を議題に意見を書いた付箋をポスター用紙に貼りだした。「学校のあいさつ運動で児童だけでなく地域の人も対象にする」「全校児童で集まる機会を増やし、つながりを強める」など、まとめた内容を班ごとに発表した。
県教育庁東牟婁教育支援事務所の水上茂秀所長は各校の代表児童に修了書を渡し、「みんな学校に帰ったらリーダーになる。自分の考えを積極的に発表し、よりよい学校づくりに取り組んで」と話した。
新宮市・王子ヶ浜小の児童会長、大川夢乃さん(6年)は「潮岬小が縦割り班で1年から6年まで交流を深めていて、いいと思いました。他校では七夕や節分など季節の行事を取り入れているので王子ヶ浜でも取り入れたいです」と話した。
(2017年7月30日付紙面より)
ボランティアスクール開講 (みくまの支援学校 )
新宮市蜂伏の県立みくまの支援学校(稲田進彦校長)で22日、同校主催のボランティアスクールの開講式があった。障害のある子どもたちが地域で豊かに育っていくため、理解をより深めてもらおうと毎年夏に開いている。8月22日(火)まで、5回にわたり講座や児童生徒との交流を予定している。
今年は高校生16人の申し込みがあった。稲田校長は「障害のある子どもたちとの出会いを楽しんでもらい、共に地域で生きる仲間として接してほしい。必要なときは支援を」などとあいさつ。自己紹介ではそれぞれが「みくまの支援学校をもっと知りたいと思った」「将来目指す職業のために学びたいと思った」などと参加したきっかけを話した。
第1回の講座では、福山喜一郎教諭が「みくまの支援学校と障害のある子どもの理解」をテーマに話した。障害のある人が人と関わる中で困ることと手助けの方法を紹介し「みんなが理解し、手助けをすることで生活しやすく、感じないようにすることもできる」と語り、その人が求めている支援をしてほしいと呼び掛けた。
(2017年7月23日付紙面より)
東海大の杉本洋文教授が講演 (新宮市 )
林業や製材業の新たな可能性を地域の発展に生かそうと新宮市あけぼのの新宮木材協同組合で15日、「木づかいのまちおこし」をテーマにした講演と地元有志によるパネルディスカッションがあった。紀南木材新緑会(速水洋平会長)が主催し、田岡実千年市長をはじめ、木材関連事業者や一般参加者ら87人が集まり、会場は満席となった。
基調講演で東海大学工学部建築学科の杉本洋文教授は、全国各地で手掛けた木を生かした町づくりや災害時の仮設住宅などの事例を紹介。国内利用の70%を占める輸入材により、衰退し手付かずとなっている人工林の有益な利用法を示した。
日本の人工林は「少子高齢化」となっており多くの木が伐採期を迎えているという。平成22年に施行された「公共建築木材利用促進法」で、国の目標は「低層の公共建築物については原則として全て木造化を図る」としている。杉本教授は公共建築の総量(=木材需要)は低層で600万平方㍍に及ぶと解説し、木構造技術の向上により中・高層の木造建築も不可能ではないとして、地域の木を使って利益を生むための「追い風が吹いている」と話した。
国の補助利用についても具体的に解説し「公共の建物は工事費などの予算が見えないと話が進まない。モデルをつくればコストが分かる。単独ではなく、チームを組んで全体をマネジメントすることが必要。熊野特有のストーリー性を」と何度も呼び掛けていた。
パネルディスカッションでは太地町の熊野くらし工房一級建築士事務所の森岡茂夫さんがモデレーターを務め、山の管理や、公共木材に必要なJAS認定、県下に木造の構造計算のできる建築士が不在などの問題点を話し合った。閉会の後、田岡市長は「新宮市は木の産地。大切な産業だと改めて感じた。公共施設に木材を利用しなければと思っている」と感想を述べた。
(2017年7月23日付紙面より)
8月11日、道の駅「たいじ」オープン
太地町森浦に建設中の道の駅「たいじ」が県内31番目の道の駅として8月11日(金・祝)正午にオープンする。特産品などを紹介する地域振興施設をはじめ、コンシェルジュと呼ばれる地域情報を提供する係員を配置した情報発信施設も設ける。クジラの町の観光レジャー、歴史、文化を発信する拠点が誕生する。
地域振興施設とレストランなどを太地町が建設し、情報提供施設、トイレ、駐車場の一部は国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所が整備した。施設面積は5168平方㍍。駐車場は57台(大型車5、小型車50、身障者用2)。トイレは「日本一きれいなトイレ」をコンセプトに落ち着いた色調を採用し、ゆとりのある共用スペースを設けている。特に女性用は「パウダーコーナー」などを設け、快適な空間を提供している。子ども用、多目的トレイもある。公衆無線LANや電気自動車(EV)充電器も設置している。町内循環バスの停留所も駅内に設けている。
同町の「森浦湾くじらの海計画」と連携した体験型の環境学習などにも利用していく。
11日はオープンセレモニーを開催する。午前10時に「くじら太鼓」の演奏、テープカットの後、餅まきも予定している。利用は正午から。
同町議会(山下雅久議長、10人)は21日、臨時議会を開き、道の駅たいじ地域振興施設整備工事請負契約を2億3328万円から2億4300万円に増額する議案を賛成多数で可決した。契約先は株式会社夏山組。
内訳は地中深くにある障害物の撤去、トイレ棟への連絡通路の整備、施設前広場の舗装材変更、景観を考慮した配電設備の埋設および変更など。
(2017年7月23日付紙面より)
紀勢本線活性化促進協議会総会
県内の市町村で構成する紀勢本線活性化促進協議会(会長・寺本眞一那智勝浦町長)は5日、那智勝浦町体育文化会館で平成29年度総会を開いた。本年度の事業計画と予算案が上程され、承認を受けた。
同協議会は平成6年に沿線38町村により発足し、地域一体による紀勢本線の活性化や利便性・快適性の向上に取り組んでいる。近年は自動車社会や少子高齢化社会が進み、鉄道の利用者は減少を続けている。
開会のあいさつで寺本会長は「自動車を持たない高齢者や児童生徒をはじめ、地域住民には不可欠な交通手段。地域の活性化は紀勢本線活性化と切り離せない」と話し、協議会の要望の一つであり、昨年実施されたICOCA利用エリアの拡大を喜んだ。
役員改選では、副会長職の井澗誠・白浜町長が小出隆道・上富田町長と、監事の中山正隆・有田川町長が西岡利記・広川町長と交代した。
JR西日本和歌山支局から、特急くろしお号の現状について報告があった。平成28年度の一日平均利用者数は、天王寺―和歌山間で6702人(平成16年度比98%)、和歌山―箕島間で4493人(同76%)、白浜―新宮間で991人(同55%)と白浜以南で利用者の減少がみられた。
同支局は今後、近畿自動車道紀勢線の延伸によって苦しい状況になると見通しを伝えた。
(2017年7月7日付紙面より)
優秀安全運転事業所表彰 (新宮市 )
自動車安全運転センター和歌山県事務所と県警本部はこのほど、優秀安全運転事業所として新宮市王子町の佐川急便株式会社新宮営業所に金賞を贈呈した。6日、新宮警察署で賞状を受け取った同営業所の古良田宜伸所長は「普段からの取り組みが表彰されてうれしい。今後も無事故無違反を継続していきたい」と話していた。
同センターが主催、警察が共催して毎年三期に分けて実施している表彰。対象となるのは社員が20人以上で、そのうち8割がドライバーの事業所。社員は運転記録証明書に申請し、分析結果の交付を受けている。公私にわたって1年間の事故や違反が3%以内なら金賞(7点)、5%以内なら銀賞(5点)、7%以内なら銅賞(3点)が贈られる。プラチナ賞は連続で受賞し合計15点以上になった事業所に贈られる。
同営業所は過去3年以上、事業所内での安全運転管理を適切に行い、会社ぐるみで交通事故防止活動に積極的に取り組んだ結果、交通違反や交通事故の根絶に顕著な功績を残したとして表彰された。日頃は車をきれいに大切に使うように呼び掛け、出発前に窓ガラスを拭くなどしている。古良田所長は「公共の道路を使わせていただき仕事をしているプロのドライバーとして、安全を第一にと言い聞かせています」。
表彰式に同席した自動車安全運転センター和歌山県事務所の山下晃司所長は「県内では今期13事業所を表彰した。管内では1件のみで、なかなか取れる賞ではない。今後も連続して賞を取り、安全運転の意識付けをしてほしい」。
谷本克也・新宮警察署長は「管内から金賞が出たのはうれしいこと。継続して安全管理に努めてほしい。他事業所でも申請し、取り組んでもらえれば」と話していた。
(2017年7月7日付紙面より)
古座小、願い込め飾り付け (串本町 )
串本町立古座小学校(道本幸浩校長)は5日、役場古座分庁舎のロビーに御船の模型を飾り付けた。学校を挙げた伝統の取り組みで、七夕の祈願と古座川河口域の祭礼「河内祭」=23日(日)本祭=の盛り上げが目的。設置期間は祭礼後の24日(月)ごろまでという。
この取り組みは、約3分の1の大きさの御船模型を譲り受けた機に始まったそうで、おおよそ20年来続いている。本年度も2週間の準備期間を経て3日に七夕集会を開き、縦割り班に分かれて願い事を書いた短冊などで彩った長さ約3・5㍍の笹(ささ)飾り6本を仕上げた。
5日は児童を代表して6年生9人が道本校長ら教員と一緒に御船の模型を飾り付け。男子は玄関ロビーに模型を据え、へさきに五色の帯、屋形側面にまん幕を装飾。女子は和傘への幕付けやのぼりの準備と役割分担しながら作業を進め、最後に笹飾り6本と傘4本、のぼり5本を飾り付けて仕上げた。
御船の笹飾りは本来1本だが、児童の願いがぎゅっと詰まった御船の模型は6本立てでとても華やか。浅利大雅君(11)は「笹飾りはみんな上手にできていて、飾る前は折り紙の量が少ないかなと心配だったけど、飾ってみると十分多くて安心した。きれいに仕上がった」と出来栄えを語り、岩谷翼君(12)は「この御船(の模型)は河内祭を盛り上げるためにみんなで作った。みんながぱーっと元気に楽しく過ごせるような河内祭になってほしいし、それをたくさんの人に見に来てほしい」と模型に込めた思いを語った。
河内祭の御船は古座神社にある神額を河内神社の神体「河内様」の下まで運ぶ、旧古座浦由来の用船。鯨船を極彩色の幕や笹飾り、傘やのぼりで装飾した屋形状の構造を特色とし、宵宮の午後に出船し御舟謡を奏しながらの夜籠り神事(宵宮午後7時30分~)や神体を周回する花回り(神額到着後と本祭の奉納修了後)を務める。
3隻あるが近年は担い手が不足していて、今年は2隻で奉仕する計画。古座漁港で営まれる奉賛行事「熊野水軍古座河内祭の夕べ」(本祭午後5時30分~)では電飾を点灯して打ち上げ花火と共演する。獅子舞、櫂(かい)伝馬と並ぶ祭礼の花形として親しまれている。
(2017年7月7日付紙面より)
光洋中学校で募金贈呈式 (生命の駅伝 )
第23回「生命の駅伝」和歌山県募金贈呈式が5日、新宮市三輪崎の市立光洋中学校体育館であった。同校生徒会の東夏輝副会長が県内で集まった募金9万4597円を和歌山県立医科大学の村田晋一教授に手渡した。
がんと闘う人を励まし、研究を支援する目的で行われている募金活動で、主催は「EKIDEN for LIFEの会」(本部・松阪市、太田正隆会長)。今回の募金額は三重県、和歌山県で計223万2398円だった。
毎年、駅伝に協力している同中学校の生徒約150人は5月20日、約1㌔を並走した。宮本雅史校長は「運動を応援するのは大切だが、君たちには、命は大切なもの、他人を思いやることが大切だと分かってほしい」とあいさつ。
田岡実千年市長は「患者さんの励みになるのは間違いないし、集まった募金がいろんな医療機関で研究に使っていただける有意義な取り組み。今後も続けてくだされば」。東牟婁振興局の形部裕昭・健康福祉部長は「県境を越え、がん研究支援という共通の思いが駅伝を通じてつながれていることにこの事業の大きな意義を感じている。募金ががん研究の一助になることを祈る」と述べた。
贈呈を受けた村田教授は「がんをなくすためには医学の充実、原因を突き止め早期発見が大事」と語り「貴重な募金は大事に使わせていただき、解明に向け頑張りたい」。同駅伝顧問の白石泰三・桑名市総合医療センター副理事長は「さまざまな人がいろんなことを思い、参加していただくことが重要」と協力に感謝した。
同駅伝実行委員会の上村眞由委員長は「戦争や貧困、病気は悪。私たちはそんな悪と闘う善人でありたい。がんと闘うことは病気全体と闘うこと。これからもぜひ一緒に頑張っていってほしい」と呼び掛けた。
(2017年7月7日付紙面より)