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2022年07月26日
1 ラジオ体操で健康促進
 夏期巡回体操会に400人  (新宮市 )

 新宮市佐野の市民運動競技場(やたがらすサッカー場)で24日早朝、株式会社かんぽ生命保険、NHK、NPO法人全国ラジオ体操連盟が主催、市、市教育委員会が共催する2022年度夏期巡回「ラジオ体操・みんなの体操会」があった。事前に申し込みした市民や近隣住民ら約400人が参加。ラジオ体操の模様はNHKラジオ第1で全国に生放送された。

 「ラジオ体操」は、かんぽ生命保険の起源である逓信省簡易保険局が1928年に「国民保健体操」として制定。日本放送協会(現NHK)のラジオ放送で広く普及した。

 体操の内容も51~52年に「ラジオ体操第一、第二」として再構成され、誰でも気軽に実践できる運動として、現在も多くの人に親しまれている。

 夏休みの早朝にラジオ体操を行う風景は日本の風物詩として広く浸透しており、7月20日~8月31日の期間、全国で行われる「夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会」は各会場で盛況を博している。

 毎朝、健康増進などを目的に11カ所の会場で約100人がラジオ体操に励む新宮市。ラジオ体操の普及奨励に寄与したとして、かんぽ生命保険、NHK、NPO法人全国ラジオ体操連盟から、2019年にラジオ体操優良団体等表彰の府県等表彰、20年に近畿地方表彰を受けている。

 午前6時30分からの生放送を前に、田岡実千年市長が「市では、市民の皆さまの健康づくりや介護予防の観点からラジオ体操を推進し、市内11カ所で誰でも参加できるラジオ体操会の取り組みを行っている。まだ参加していない人も、今日をきっかけにぜひ始めていただければ。皆さんの元気を全国に届けてください」。

 続いて、かんぽ生命保険の坂口徳道・和歌山支店長、和歌山県ラジオ体操連盟の古谷多市会長、NHK和歌山放送局の渡辺康子局長がそれぞれあいさつを述べた。

 本番では、ラジオ体操 ピアノ奏者の能條貴大さんの演奏が響く中、参加者らは体操指導者の多胡肇さんのかけ声と動きに合わせてラジオ体操を実施。約10分間にわたって爽やかな汗を流した。

 毎朝、神倉小学校会場でのラジオ体操に参加していると話す勝田香代子さん(85)は「ラジオ体操にはずっと通っており骨密度測定結果も良好。ラジオ体操と毎日のウオーキングが元気の秘訣(ひけつ)ですね」と笑顔で話していた。

(2022年7月26日付紙面より)

約400人が参加した「ラジオ体操・みんなの体操会」の様子=24日朝、新宮市佐野
2022年07月26日
2 「ありがとう、また来てね」
 住民らが「にっぽん丸」お見送り  (新宮市 )

 225人の乗客を乗せ、クルーズ船「にっぽん丸」(総トン数2万2472㌧、全長166・65㍍、商船三井客船株式会社)が24日、新宮港に入港。夕方に同港を出港した。乗客らはそれぞれ観光バスやタクシーを利用し、1日かけて熊野地方の観光を楽しんだ。

 クルーズ名は「相馬港発着 夏の清水・新宮・青ヶ島周遊クルーズ」で行程は相馬(福島県)~清水~新宮~青ヶ島周遊~相馬。河北新報トラベルと日立ポートサービスがチャーターした。乗客全員に対して乗船の約1週間前と出発港(相馬港)で当日のPCR検査を実施。陰性を確認の上出港した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入港セレモニーは実施せず、平安衣装姿の女性や雅楽演奏が乗客をお出迎え。出港時には田岡実千年市長が「蘇(よみがえ)りの地 熊野」への来訪に感謝を述べ「この地は1日では回り尽くせないほどたくさんの見どころがあります。地域を挙げて皆さまを歓迎させていただきますので、二度三度と熊野・新宮へお越しください」とあいさつした。

 見送りに集まった市民らは、熊野水軍太鼓の太鼓演奏が響く中「さようなら、ありがとう、また来てね」と手を振って送り出し。乗客らは「ありがとう、また来るね」と返し、次の寄港地に向けて出港した。

 8月17日(水)には「ぱしふぃっくびいなす」が入港する予定。

  □     □

■「梛の木見送り隊」会員募集

 新宮市では、新宮港から旅立つクルーズ客船を見送る「梛(なぎ)の木見送り隊」の会員を募集している。問い合わせは新宮港クルーズ客船受入協議会(電話0735・23・3333、FAX0735・21・7422、市企業立地推進課内)まで。

(2022年7月26日付紙面より)

住民らが手を振る中、「にっぽん丸」が出港=24日、新宮港
2022年07月26日
3 宇宙関係の最新情報発信
 宇宙シンポジウムin串本  (和歌山県 )

 串本町サンゴ台にあるホテル&リゾーツ和歌山串本で24日、イベント「第4回宇宙シンポジウムin串本」があり、民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」や国内の衛星事業などの最新情報が発信された。

 県主催のイベントで、同発射場の射点がある串本町から宇宙関係の情報を発信する趣旨で年1回実施。今回も新型コロナウイルス感染症予防対策として会場聴講を上限200人とし、別途オンライン聴講〈ライブ配信〉の機会を準備して事前申し込みを受け付けた。

 主催者を代表して仁坂吉伸知事は今年中の打ち上げ開始に向けた取り組みや今回の趣向を報告しつつ「われわれは和歌山、串本を舞台に新しい時代の宇宙開発がこれから始まるという歴史的な出来事の体験者。スペースワンのロケットのことを考えるとワクワクするが、今日は皆さんと共にこのワクワクを高めていきたい」とあいさつ。以降、中盤までは基調講演や報告、休憩を挟んで終盤はパネルディスカッションを実施した。

 基調講演の登壇者は▽淺田正一郎さん(株式会社Synspective執行役員)▽岡島礼奈さん(株式会社ALE代表取締役CEO)▽深堀昂さん(avatarin株式会社代表取締役CEO)▽豊田正和さん(スペースワン株式会社代表取締役社長)―の4人で、取り組んでいる事業の現況と展望を15~30分の持ち時間で紹介。

 加えて県立串本古座高校の清野健太郎君と雑賀和さん(ともに2年)がCGS部における宇宙振興活動や缶サット甲子園への挑戦、県産業技術政策課の大原眞晴課長が打ち上げ時の地域対策や打ち上げ応援サイトの設置、串本古座高校普通科宇宙探究コース開設の3点で報告を交えた。

 パネルディスカッションは東京大学大学院教授の中須賀真一さんがモデレーターを務め、淺田さん、岡島さん、深堀さん、スペースワン株式会社最高顧問の遠藤守さん、大原課長の5人に▽今後の宇宙産業への興味▽宇宙に関わろうと思ったいきさつ▽宇宙産業に必要な人材▽ロケット「カイロス」打ち上げへの期待と提案―などを問いかけて考えを探った。会場からの質問も若干受け付け、宇宙少年団の分団立ち上げに必要な事柄で遠藤さん、宇宙産業におけるエンターテインメントの展望で岡島さんが応答。最後に5人それぞれに射点がある地域へのメッセージを寄せて締めくくった。

  □     □

年末打ち上げの姿勢崩さず



 会場地の関心が特に高いところで、豊田さんは「今年の年末(の打ち上げ開始)を目指し一丸で開発を進めている。何とかこのスピード感で作り上げたい」と発言。地域も含めた一丸で成功させて皆さまのお役に立ちたいとした。

(2022年7月26日付紙面より)

宇宙シンポジウムin串本パネルディスカッションの様子=24日、串本町サンゴ台
2022年07月26日
4 「飛び出しはしません!」
 井関保で交通安全教室  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立井関保育所(山田有美所長)で22日、和歌山県警察本部交通部交通企画課安全教育係(通称・ひまわり)による交通安全教室が開かれ、園児たちが楽しく交通ルールを学んだ。

 今後自転車に乗ったり友達と一緒に出かけたりすることが増える園児たちに、一つしかない命を守ってもらおうと、各園を巡って開催している。

 園児たちは「アロハ~」のかけ声でニャン太郎や警察官と一緒に南の島へ出発。いたずらをしてサルの城に捕まってしまった「しんちゃん」を助けるため、町中に散らばった信号機や交通標識を集めながら、▽道や駐車場で遊ばない▽道路の右側の歩道を歩く▽車に乗るときはチャイルドシートに座る▽自転車に乗るときはヘルメットをかぶる―などを学び、最後に「飛び出しはしません!」と約束した。

 同町を含む東牟婁郡の小中学校は、21日から夏休みに入っており、日中に子どもたちが遊びに出かけることが増えるこれからの時季は、ドライバー側も十分注意が必要だ。

(2022年7月26日付紙面より)

自転車に乗るときはヘルメットを=22日、那智勝浦町立井関保育所
「アロハ~」のかけ声で南の島に出発
2022年07月26日
5 家族連れらでにぎわう  飛雪の滝キャンプ場で「夏祭り」  (紀宝町 )
2022年07月26日
6 休日に家族で健診へ  歯と口の健康に意識  (紀宝町 )
2022年07月26日
7 機能的な都市活動確保のため  13人を都市計画審議委員に任命  (新宮市 )
2022年07月26日
8 きれいな花で楽しくアレンジ  プリザーブドフラワー教室に9人  (新宮市 )
2022年07月26日
9 歌声と演奏で盛り上がる  七彩会が夏の感謝祭ライブ  (太地町 )
2022年07月26日
10 夏の楽しいひととき  高田小中が親子学習会  (新宮市 )
2022年07月26日
11 宇宙シンポ運営などに協力  1年生やCGS部の応援隊  (串本古座高校 )
2022年07月26日
12 お悔やみ情報
  
2022年07月23日
13 名物の催しでにぎわう
 くじらに出会える海水浴場  (太地町 )

 太地町の名物となっている催し「くじらに出会える海水浴場」が22日、同町のくじら浜海水浴場で始まった。前日には準備に向けて、町立くじらの博物館(稲森大樹館長)の職員がハナゴンドウ2頭の搬入作業を行った。展示期間は8月16日(火)まで。午前11時と午後1時の2回(約15分間)、12㍍四方の網いけすから開放される。

 クジラの近くで泳ぐことができる人気の催しで2008年から始まり今年で14回目。20年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。今年も感染防止対策で網いけすに特設ステージは設置しない。

 前日の21日は早朝から搬入作業を開始。元々は19日に予定されていたが、天候不良のためこの日に延期となっていた。森浦湾で飼育する2頭の鯨類の体温測定や血液検査を行い、異常の有無を確認した。

 その後、ボートに固定して海水浴場へ向かい、網いけすに搬入。クジラがいけすに慣れた後に、餌をあげて体調や状態が安定しているかをチェックした。

 今回、搬入されたのは飼育展示7回目で雌のサツキ(体長292㌢、推定体重410㌔、推定13歳)と、4回目で雄のシロ(体長296㌢、推定体重390㌔、推定26歳)。

 搬入を終えて、同館主任飼育員の富田史明さんは「無事に搬入できて良かった。ここ数年はコロナ禍でお客さまの足が遠のいていたが、今年も海水浴場がオープンできた。クジラと泳げる海水浴場は全国的にも珍しいので、多くの方々にクジラを間近で見て、楽しんでいただけたら」と話していた。

 オープン初日の22日には、シーズン中の安全とにぎわいを祈る安全祈願祭が勝浦八幡神社の髙橋正樹宮司によって営まれた。その後、クジラの姿を一目見ようと、大勢の家族連れなどでにぎわった。

 大阪府堺市から家族で訪れていた40代男性は「インターネットで知って来た。本当にクジラが間近で見られて子どもたちも喜んでいる。来年もぜひ来たい」と笑顔で語った。

(2022年7月23日付紙面より)

今年も人気の催しが始まった=22日、太地町のくじら浜海水浴場
搬入作業の様子=21日、同所
2022年07月23日
14 命を守る土木建築の仕事
 キャリアアップ計画開始  (新翔高校 )

 新宮市の県立新翔高校(藤田勝範校長)で、夏休みを利用した2年生の総合的な探求活動「キャリアアップ計画」がスタートした。初日の21日には、生徒たちの職場見学や建設系の進路座談会が行われた。

 生徒自身で▽大学・専門学校のオープンキャンパス▽地元6企業の職場見学▽進路座談会▽新宮市役所の出前講座―から一つを選択し、自分の進路について考えを深めていく。

 進路座談会には、同校卒業生で夏山組土木分野の現場監督を務める前田建人さんが来校し、同校建設技術系列の生徒2人が今後の進路選択について相談した。

 前田さんは「災害時に『命の道』になるバイパス道路の橋台や橋脚など、大きな構造物を造ると達成感がある。就職して1年目は紀伊半島大水害のすぐ後で、河川の堤防修理の工事をしていた。その時に、地元の方々から『ありがとう』と声をかけてもらえ、しんどかったけれどやって良かった、自分たちの仕事が地元の方々の命を守ることにつながると実感した」と語り「高校の3年間は短いので、一日一日を大切に、勉強を頑張ってほしい」と話した。

 笠木舵希君は「小さい時から自然やものづくり、外でいることが大好きで、大工を目指している。漠然と○○組、○○建設という会社に就職するのかなと思っていたけれど、家を建てるには○○工務店や○○住宅という会社を目指す必要があることが分かった。資格についても知ることができ、大工になりたいという気持ちが強くなった」。立嶋矢真斗君は「父が建設系の仕事をしていて、興味があって建設技術系に進んだ。進路はまだ決めていないけれど、いろいろなことが知れて良かった」と話していた。

(2022年7月23日付紙面より)

建設系の進路座談会の様子=21日、新宮市の県立新翔高校
2022年07月23日
15 「八咫烏風鈴」音色響く コロナ終息、日本代表の健闘など願い (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で21日、「八咫烏(やたがらす)風鈴」の取り付け作業があった。神職や巫女(みこ)らが、神門前に設置された「八咫烏風鈴台」や手水(ちょうず)舎、社務所など境内に約100個の風鈴をつるした。風鈴はお盆過ぎまで設置予定。

 風鈴はもともと邪気払いとして使われており、同社では参拝者らに涼を感じるとともに、邪気を払い疫病退散や開運厄よけにつなげてもらおうと、2006年から設置している。南部鉄製の風鈴には、熊野地方の伝説「三体月」の模様が入っていて、八咫烏の絵が入った赤、青、黄、ピンク、白の5色の短冊を下げている。

 神門近く、頂部に八咫烏の模型があしらわれている「八咫烏風鈴台」(高さ約3㍍)には88個の風鈴がつるされ、風がそよぐたびに涼しげな音を響かせていた。風鈴は同大社周辺の商店など、約70軒にも飾られた。

 今年は、静かな中で風鈴の音色を感じてもらおうと、例年より設置数を減らした。新型コロナウイルス感染症の早期終息を願うとともに、八咫烏は日本サッカー協会のシンボルマークでもあることから、今年11月21日から12月18日にかけて開催予定のサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会に出場する日本代表チームの健闘も祈願した。

 風鈴設置に当たり、九鬼宮司は「新型コロナの一日も早い終息を願っています。熊野地方を訪れた時、熊野の香りや風とともに、風鈴の音色も感じてもらえれば」と話していた。

(2022年7月23日付紙面より)

「八咫烏風鈴台」に風鈴を取り付ける巫女=21日、田辺市本宮町の熊野本宮大社
2022年07月23日
16 区役員代表参列で礼尽くす
 池野山八坂神社で夏季祭典  (古座川町 )

 古座川町池野山にある八坂神社の夏季祭典が17日にあり、護持する上部区(橋本尚視区長)と池野山区(垣秀志区長)の役員が代表参列して礼を尽くした。

 区境付近に鎮座する同神社は両区が氏神社として護持していて年2回、上部区が主奉仕する夏季祭典と池野山区が主奉仕する秋季祭典(火焚祭)を営むなどして信仰を注いでいる。主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)。夏季祭典は例年であれば奉幣神事を営み上部区の獅子舞の奉納や道行きも伴う主たる例祭に位置づけられているが、おととしと昨年に続いて今年もこれら奉仕は自粛。役員の代表参列で大前の儀のみ営んで今後へ礼をつなぐこととした。

 前日の強雨も収まり真夏の日差しが降り注ぐ好天に恵まれた本祭日。上部区からは4人、池野山区からは3人が大前の儀に代表参列し、直前の準備に奉仕した両区十数人が境内などから見守った。古座神社の石田保宮司が出仕して祝詞を奏上し、橋本区長ら上部区の役員、次いで垣区長ら池野山区の役員が玉串や二礼二拍手一礼の所作をささげて祈願した。奉幣神事はしなかったが、祭壇に両区の幣を奉って今年の神気をあやかった。

 3年続いて神事のみとする形となり、橋本区長は「今年は獅子舞の稽古をしようと思っていたが、最近の新型コロナウイルス感染拡大で断念せざるを得なくなった。緩やかだが人口減が進む中での獅子舞の再興は大変だと思うが、獅子舞をまた絶やすことはしたくない。願うところは早くコロナが終息し、普通の生活を取り戻したいという一心」、垣区長は「思うところは皆さんと同じ。上野山区はこの祭りの次に盆行事があるが、今年も追善踊りは取りやめて灯籠焼きだけ営む。一堂に会することは、地域としてまとまる上で大事。これらが平常通りやれるようになれば」とそれぞれ向こう一年に願うところを語った。

(2022年7月23日付紙面より)

夏季祭典の大前の儀に臨む上部区と池野山区の役員ら=17日、古座川町池野山
2022年07月23日
17 近大新宮、8強ならず
 高校野球和歌山大会  
2022年07月23日
18 東牟婁地方中学校総体(終)
 バスケットボール・バレーボール  
2022年07月23日
19 1位に野中誠一さん  写連紀南支部7月例会  
2022年07月23日
20 楽しい夏の思い出に  夏祭りや夕涼み会  (新宮市、那智勝浦町 )
2022年07月23日
21 最終日に安全運転呼びかける  汐入橋交差点などで夜間啓発  (那智勝浦町 )
2022年07月23日
22 昆虫は何を食べるの?  宇久井ビジターCで企画展  (那智勝浦町 )
2022年07月23日
23 友達と共同生活送る  新木保でお泊まり保育  (新宮市 )
2022年07月23日
24 橋杭園地での貢献たたえる  株式会社人見建設に感謝状  (串本町 )
2022年07月23日
25 近畿で優勝し全国初進出  詩舞講師の尾代きみさん  (哲泉流 )
2022年07月23日
26 丸太のベンチを設置  大里桜愛好会ら自然プールに  (紀宝町 )
2022年07月23日
27 顧客の財産を守るために  三十三銀行で特殊詐欺防止訓練  (熊野警察署 )
2022年07月23日
28 「安全な歩行呼びかけたい」  横断歩道ハンドサインキャンペーン  (紀宝署 )
2022年07月23日
29 感染急拡大で「アラート」発出  感染防止行動の徹底呼びかける  (三重県 )
2022年07月23日
30 刑法犯認知件数、大幅に減少  総会で山﨑、伊藤さんら表彰  (紀宝地区防犯協会 )
2022年07月23日
31 涼をもたらすハツユキソウ  新宮市のタウンガーデン  
2022年07月23日
32 お悔やみ情報
  
2022年07月23日
33 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第51回】みそ汁パワーで夏を乗り切れ  

 梅雨も明けて、いよいよ夏がやってきました。子どもが夏休みに入ったり、何かと忙しくなるご家庭も多いのではないでしょうか?

 先日、面白い記事を読みました。島根県立益田高校のサッカー部が、「みそ汁プロジェクト」なるものを始めたという記事です。サッカーの練習後に、みんなで1杯のみそ汁を飲むというのを続けることで、腸内環境の改善を検証するというものです。1カ月後、部員の腸年齢は、全体の平均で1・16歳若くなったそうです。試合中、足をつる選手がいなくなったという話もあります。これら全てがみそ汁の効果か、というとそれは分かりませんが、みそ汁が健康にいいのは確かです。

 最近「腸活」というキーワードをよく耳にするようになりました。腸は第二の脳といわれるとも言いますね。腸内環境が良ければ、免疫力も高く、体の調子が良くなるというものです。腸活の基本は、「プロバイオティクス」という腸に有益な菌を摂取すること。つまり善玉菌と呼ばれるものです。皆さんご存じの乳酸菌やビフィズス菌です。食品ではヨーグルトやみそ、キムチ、納豆などがそれに当たります。そしてこの「プロバイオティクス」を働かせるためには、「プレバイオティクス」という善玉菌の餌も一緒に摂取する必要があるのです。「プレバイオティクス」とは、食物繊維やオリゴ糖を含む食品のこと。野菜や果物、豆類、きのこ類などがこれに挙げられます。

 もうお分かりでしょうか? みそ汁にはこの両方が含まれているのです。つまり腸にいい要素が一気に取れる料理ということになりますね。

 みそ汁は、一時期塩分過多だと敬遠されていた時期もありますが、今その健康効果が再び注目を集めています。厚生労働省の研究によると、みそ汁をたくさん飲んでいる人ほど乳がんの発生率が低いそうです。乳がんの発生率は「みそ汁1日1杯以下」の人よりも、「1日2杯」の人で26%、「1日3杯以上」の人で40%も減少しているという結果でした。胃がんの死亡率も、毎日みそ汁を飲む人と全く飲まない人では48%違うという研究結果もあります。さらに老化防止や血圧低下・睡眠の質向上など、さまざまな健康効果が発表されているのです。そして、みそにはナトリウムイオンが豊富に含まれているので、熱中症予防にも効果があります。

 みそ汁は、冷蔵庫で半端に余ったお肉や野菜を入れられるので、私はよく作ります。毎日食卓に出していると、ないとき娘に「あれ? おみそ汁は?」と言われることもあります。いりこやカツオ、昆布でだしを必ず取らなきゃいけないということはありません。野菜を入れて、コトコト煮れば、野菜のだしで十分おいしいおみそ汁ができます。キュウリとツナと豆腐で火を使わずに、冷汁にすることもあります。冷たいみそ汁もおいしいですよ! 腸にも、健康にもいいおみそ汁! ぜひ、毎日みそ汁を飲んで、これからの暑い夏を乗り切ってみてください。そして、お子さんにもみそ汁パワーを教えてあげてください。

(2022年7月23日付紙面より)

2022年07月09日
34 3年ぶりの出店にぎわう
 熊野川で七夕行事  (新宮市 )

 熊野地方の各地で7日、七夕行事が行われた。天候にも恵まれ、願い事を書いた短冊をつるした笹飾りを手にした子どもたちや家族連れの姿でにぎわいを見せた。

 新宮市の熊野速玉大社下河川敷では、感染症対策を講じた友人同士や家族連れが訪れ、「家族みんなが元気で暮らせますように」「ウクライナに日常が戻りますように」「アンパンマンになりたい」など、短冊に願い事を託した笹飾りを置き、「願いがかないますように」と手を合わせたりスマートフォンで写真を撮影したりする姿が見られた。

 また、同所ではコロナ禍以降初めて露店商が出店。フランクフルトやかき氷、唐揚げ、くじ引きなどの露店に、多くの人が列を作っていた。

 両親と3人で訪れた鈴木朝日(あさか)ちゃん(6)は「ふくいっぱいかえますように」と短冊に願いを託し「願いがかなうといいな。これからお父さんとお母さんに露店で何か買ってもらう」とはにかんだ。

 七夕は盆行事の一つ。笹に短冊をつるす風習は江戸時代に広まった日本独自のもので、七夕の伝説に登場する織り姫にあやかり、裁縫や手習い事の上達を願うものだったという。

(2022年7月9日付紙面より)

「願いがかないますように」短冊に願いを託した=7日、新宮市の熊野速玉大社下河川敷
2022年07月09日
35 あらゆる差別の撤廃に向け
 新宮市人権尊重委員会が総会  

 新宮市人権尊重委員会(会長・田岡実千年市長)は7日、市役所別館で本年度総会を開いた。約45人が出席し、本年度事業計画など3議案を承認。役員互選では谷口幸生・王子ヶ浜小学校長と中岸基英・市女性人権推進協議会長(再任)を選任した。開会に先立ち、田岡市長は「今なお残る差別の厳しい現実を十分に認識し、あらゆる手立てによって市民一人一人の尊厳と人権が尊重された、誰もが元気で心豊かに暮らすまちを実現していきたい」と誓いを新たにした。

 市人権尊重委員会は、市における部落差別をはじめとするあらゆる差別の解消を目指し、基本的人権を確立するための事業を推進。明るい平和な地域社会の建設を図ることを目的に設置された。市関係部課長や市議会議員、教育長、学校関係者、社会教育・人権啓発関係団体代表者などで構成される。

 本年度は「新宮市部落差別をはじめあらゆる差別の撤廃に関する条例」の理念に基づき、市民一人一人の参加による人権尊重都市の確立、差別のない新宮市の実現に向け、あらゆる機会を捉えた啓発活動を展開していく。

 事業では▽部落差別を人権問題の重要な柱として捉え、多種多様化する人権課題について正しい理解と認識を深める啓発活動の積極的な推進▽あらゆる差別をなくすため、関係機関などとの連携を図り、推進体制の充実に努め人権尊重の精神に則り、人権課題解決に向け取り組む▽「人権に関する市民意識アンケート」の調査結果の分析を基に、効果的な人権教育・啓発などを推進▽部落差別事件が連続して発生する状況、また新型コロナウイルス感染症による社会様式の変化を踏まえ、新たな啓発活動の在り方について調査・研究する―などを予定している。なお、昨年度は市内の企業や人権推進協議会、機関、団体で人権問題学習会や研修会などが開かれ、2000人以上が参加した。

 議案審議後には研修もあり、市人権教育指導員の谷嗣弘さんが「性の多様性とパートナーシップ制度」をテーマに講話。

 先進7カ国で同性婚を認めていないのは日本だけであるとし「パートナーに対する医療行為に『同意』できない」「葬儀に参列できない」「配偶者控除制度が適用されない」など、性的マイノリティー(少数者)が抱える悩みや問題を解説。

 自治体が独自にLGBTQカップルに対して「結婚に相当する関係」とする証明書を発行し、さまざまなサービスや社会的配慮を受けやすくする「パートナーシップ制度」について「法的効力はないが、4月1日現在で209自治体が導入しており、人口カバー率は52・1%で今なお増加している。県内でも橋本市が今年10月より導入することが決まっている」などと制度の現状を紹介した。

  □     □

■全国水平社結成から100年



 今年は、1922年には大正デモクラシー期の日本において、部落差別の地位向上と人間の尊厳の確立を目的に全国水平社が結成されてから100年となる。

 100年前の創立大会では「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と宣言が結ばれ、人間の尊厳と平等がうたわれた。

 新宮市では「部落差別解消推進法」(部落差別の解消の推進に関する法律、2016年)に先立ち、15年に「市部落差別をはじめあらゆる差別の撤廃に関する条例」を制定。あらゆる差別をなくし市民全ての人権意識の高揚を図り、差別のない新宮市の実現を目指して各種取り組みが推進されているが、昨今においても部落差別事件など多くの人権問題が発生している。

(2022年7月9日付紙面より)

約45人が出席した人権尊重委員会総会の様子=7日、新宮市役所別館
2022年07月09日
36 自身の将来を考える一助得る JAL職員迎えキャリア教育 (串本町)

 串本町立串本西中学校(平松聡校長、生徒31人)で7日に日本航空株式会社(JAL)のキャリア教育出前講座があり、全校生徒が自身の将来を考える一助を得た。

 この講座は、発案者でもある同社業務企画職の丸島拓郎さんが希望する学校へ届けている学びの機会。前年度に招致した古座川町教育委員会から紹介を受けた串本町教育委員会が同町青少年育成町民会議(生熊和道会長)へ事業提案し、その承認を受けて町立中学校に参加を呼びかけたところ串本西中、潮岬中、串本中が希望し順次実施するに至ったという。

 串本西中では来校した丸島さんと共にデジタルイノベーション推進部の三輪祥子さんがオンラインで登壇。丸島さんは学生時代の経験が働くことに生きることを伝えつつ将来を考えるきっかけをつくるためにこの講座をしていると生徒に趣旨を伝えて話を切り出した。

 前半はJALグループが131社3万6000人規模の集まりであることの紹介で、丸島さんは多様な業務が互いを認め合いチームとして仕事をするからみんなが得意を発揮して頑張れる点を強調した。

 後半は羽田空港で実現している非接触型発券環境のアイデアを出して社長表彰を受けた三輪さんがその成果を紹介。丸島さんはアイデアを出したのは三輪さんだがこれもチームで動いてこその形、と補足して個々の得意がチームとして動くときの力強さを印象づけた。

 半ばと終盤で生徒の自由質問も受け付け。仕事でつらかったことを問われた三輪さんは海外の人と一緒に仕事をするときの英会話に苦労したと明かし、「人に喜んでもらえるなら」という思いで克服に頑張っていると仕事の本質を伝えるなどした。

 講座を経て清野直人君(3年)は自分のしたいことを続けることで思いがけない仕事に就きやりがいも得られるという筋道が印象的だったとコメント。丸島さんは「大人になるって楽しそうと思ってもらえることが一番。そのために学生の間はまず、目の前のこと(=興味)に頑張ってほしい」と生徒の今後を期待した。

 潮岬中は翌8日に参加。串本中は秋に参加予定という。

(2022年7月9日付紙面より)

JAL職員から将来に向け大切にしてほしい事柄を教わる生徒=7日、串本町立串本西中学校
2022年07月09日
37 海と船の絵画コンクール
 9、10日、「勝浦展」開催  

 那智勝浦町教育センターで8日、近畿運輸局勝浦海事事務所、紀南海運協会、公益社団法人近畿海事広報協会、東牟婁地方美育協会が共催する「海と船の絵画コンクール」の審査会があった。9日(土)と10日(日)には、同所で3年ぶりとなる「勝浦展」を開催する。

 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国家日本の繁栄を願う日として制定された祝日「海の日」(7月18日)、および「海の月間」(7月1~31日)の協賛行事。

 本年度は新宮・東牟婁地方の小学校から534点(特別支援51点含む)、中学校62点、合計596点の応募があった。水辺の生き物や海を泳ぐクジラ、マグロが並ぶ市場など、海と関わりの深い熊野地方の自然や文化をモチーフとした作品が寄せられ、特選120点が決定。各学年から1点が勝浦海事事務所長賞に輝いた。

 審査に加わった勝浦海事事務所の中川洋所長は「絵を描いた子どもたちの姿を想像しながら審査した。海や船に注目し、興味を持っていただければうれしい。感染対策を取りつつ、ぜひお子さんたちの作品を見てほしい」と語る。

 「勝浦展」の開場時間は9日午前9時~午後5時、10日午前9時~午後4時。30日(土)と31日(日)には、太地町立くじらの博物館で「くじら館展」も開催予定にしている。

(2022年7月9日付紙面より)

子どもたちの作品を審査=8日、那智勝浦町教育センター
2022年07月09日
38 海景に映える赤い花  アメリカノウゼンカズラ  (那智勝浦町 )
2022年07月09日
39 新しい施設で研修会など  県内図書館職員ら来新  (和歌山県公共図書館協会 )
2022年07月09日
40 海開きを前に清掃活動  ブルービーチ、16日から  (那智勝浦町 )
2022年07月09日
41 夏の大会に向け士気高める  市内3高校で壮行会  (新宮市 )
2022年07月09日
42 夏キャンプに向け資質磨く  ジュニアリーダーの中高生  (県青少年育成協会 )
2022年07月09日
43 仕組み知り在り方考える  串本中3年対象租税教室  (串本町 )
2022年07月09日
44 雨にひるまず約200人が競う グラウンドゴルフ競技会「認定コース大会」 (県立潮岬青少年の家)
2022年07月09日
45 聞こえない人への理解深める  潮岬中2年生が手話講座で  (串本町 )
2022年07月09日
46 フレイル意識する機会提供  60歳以上町民対象に講座  (串本町 )
2022年07月09日
47 悔いなく精いっぱいの挑戦を  硬式野球部と吹奏楽部を壮行  (串本古座高校 )
2022年07月09日
48 親子で笹飾り持ち寄る  新宮の2区で「七夕祭り」  
2022年07月09日
49 短冊に悩みや願い込めて  「七夕願いよ 届け」  (那智勝浦町 )
2022年07月09日
50 ヨガで心身リラックス  紀宝町の子育てサロン  
2022年07月09日
51 安全と安心確保に功績  優良工事の事業所と若手技術者ら顕彰  (熊野建設事務所 )
2022年07月09日
52 「願い」込めた笹飾り持ち寄る  恒例の「七夕祭り」会場に  (紀宝町成川 )
2022年07月09日
53 交通事故防止へ向け協議  11日から夏の交安運動