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2022年02月25日
1 持続可能な観光地域づくり目指し
 新宮市に1000万円を寄付  (信金中央金庫 )

 信金中央金庫(柴田弘之理事長、以下信金中央)が実施する地域創生支援スキーム「SCBふるさと応援団(企業版ふるさと納税)」において、2021年度の寄付対象事業に新宮市が選定された。24日、同市大橋通の新宮信用金庫(以下新宮信金)本店で目録贈呈式があり、田岡実千年市長が信金中央の漁野理子さん(新宮信金に出向中)から目録を受け取った。寄付金額は1000万円。寄付金は新年度からの開始を予定している「市自転車活用推進事業」(※)に活用される。

 同スキームは、創立70周年を記念し、2020年度から22年度までの3年間を実施期間としてSDGs(エスディージーズ=持続可能な開発目標)を踏まえ、信金中央が企業版ふるさと納税などを活用した寄付を行うことにより、地域の課題解決および持続可能な社会の実現に資する地域創生事業を信用金庫とともに応援し、地域経済社会の発展に貢献することを目的に創設された。

 本年度は全国93事業(94信用金庫、92地方公共団体)に対し、計9億2200万円の寄付を行うことを決定している。

 新宮市への寄付決定は新宮信金の推薦によるもの。目録贈呈式には田岡市長と新宮信金の浦木睦雄理事長、漁野さんのほか、信金中央理事の髙橋裕司・大阪支店長もオンラインで出席した。

 目録を受け取った田岡市長は、地方創生の取り組み推進への貢献に対する信金中央への感謝状を漁野さんに手渡し「まちなかの観光周遊や『太平洋岸自転車道』、『ツール・ド・熊野』における国際サイクルコースである赤木川流域で、電動サイクル(Eバイク)を活用していきたい。新宮信金さまをはじめ市内の関係団体や企業と連携しながら、持続可能な観光地域づくりを推進し地域活性化を図っていく」と感謝を伝えた。

 浦木理事長は「当金庫は新宮市に本店を置く唯一の金融機関として、今年6月9日に創立100周年を迎えることになった。ひとえに地域の皆さまのご支援、ご愛顧のたまもの。節目の年に地元のお役に立てることをうれしく思っています」。

 髙橋大阪支店長は「自転車を活用した新しい旅行スタイルの推進は、今後の観光コンテンツの主要なメニューになる。自転車の利用促進はさまざまな社会的問題に対応可能で、地域創生やSDGsの推進に極めて有益な事業となるものと確信している」とあいさつ。

 「寄付を通じて、多くの皆さまのご協力をいただきながら、地域の中核的な存在である新宮信金とともに地域創生事業に積極的に取り組んでいきたい」と話した。

  □     □

※新宮市自転車活用推進事業=自転車を楽しむ、自転車で楽しむ体験型・交流型観光を促進し、持続可能な観光地域づくりを進め地域活性化を図るもの。

(2022年2月25日付紙面より)

(左から)新宮信金の浦木睦雄理事長、オンラインで出席した信金中央理事の髙橋裕司・大阪支店長、田岡実千年市長、漁野理子さん=24日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店(一時的にマスクを外して撮影)
2022年02月25日
2 住民生活支援など盛り込む
 次年度の当初予算案を発表  (古座川町 )

 古座川町が22日、次年度の当初予算案を発表した。一般会計は総額29億4180万円で、対本年度比3・9%減。七つある特別会計とともに3月1日(火)から始まる町議会第1回定例会へ上程し審議を求める。

 一般会計の歳入に占める自主財源の構成比は13・4%で、町税収入(=地方税)は約2億円を見込む。歳出に占める投資的経費は1億9309万円で、対本年度比1億364万円減。普通建設事業として進めてきた池野山集会所新築工事の完了に伴う大幅減だという。歳入、歳出の区分別内訳は=別図=の通り。

 西前啓市町長は主な事業として▽住民生活支援事業(新規、524万円)▽宅地造成候補地測量事業(新規、1275万円)▽観光交流施設整備調査事業(新規、220万円)▽複合センター改修事業(新規、426万8千円)▽患者送迎事業(新規、327万4千円)▽介護人材育成支援事業(継続、100万円)▽文化財保護費用補助事業(新規、30万円)―を列挙。

 住民生活支援事業は①交通不便地区高齢者生活支援事業②し尿処理費補助事業③移動販売支援事業―からなる。①は数人規模で実施。②は住民税非課税世帯を対象とし年1回に限り費用の2分の1(上限5000円)を補助する。③は広範な町内で移動販売をする事業者に燃料費面で補助を出し継続を支援する。

 宅地造成候補地測量事業は高池上部区と池野山区を対象にして実施。観光交流施設整備調査事業はぼたん荘裏用地などの施設調査や県から譲渡を受けるふるさと定住センターの利活用に向けた準備に予算を充てる内容で、同センターはアウトドア拠点としての活用を方向性として本年度中に譲渡を受けるという。

 複合センター改修事業は住民の集いの場の創出を方向性として改修するための設計監理費を計上。患者送迎事業は廃院により医療空白地帯となっている高池地域の住民を明神診療所へ送迎する。文化財保護費用補助事業は町指定文化財の日常的保全経費に対する補助を新たに始めるとしている。

 特別会計は7会計合計13億3997万円で、対本年度比3504万円増となっている。

(2022年2月25日付紙面より)


2022年02月25日
3 今後の良い歩みにつながる
 南紀勝浦温泉が1位返り咲き  (温泉総選挙2021 )

 国民参加型の地方活性化プロジェクト「温泉総選挙2021」でこのほど、本紙エリアの「南紀勝浦温泉(以降、同温泉)」が歴史・文化部門で7973票を獲得し1位に返り咲いた。おととしも1位に輝いたが、昨年は二つ順位を落とし3位だった。2年ぶりの1位獲得について、南紀勝浦温泉旅館組合の清水貞吾組合長らを取材した。

 温泉総選挙は好きな温泉地への応援投票(ウェブ投票のみ)を通じて、さまざまな情報に触れ、各温泉地の利用促進を図ることで、地域活性化につなげることが目的。

 九つの部門があり、総エントリー数は132温泉地。歴史・文化部門は歴史上の出来事や人物にゆかりのある温泉地や独自の文化を残している温泉地がエントリー。

 南紀勝浦温泉は「総選挙2018」で各省庁賞にエントリーし、総務大臣賞も受賞している。今回、2位の岩手県花巻市の鉛温泉藤三旅館(7391票)とは582票の差を付け首位となった。3位には広島県広島市の湯の山温泉(7193票)が入賞した。

 エントリーの際の紹介文では、177カ所の源泉と水揚げ量日本一を誇る生マグロが楽しめる宿泊施設や世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に指定されている熊野那智大社や那智山青岸渡寺、那智の滝など、「マグロと温泉と世界遺産のまち」をアピールした。

 1位返り咲きについて、清水組合長は「この町は和歌山県内でも源泉の数が多い。各旅館が持つ独自の温泉には歴史や文化があり、質も良いため今回の結果の要因につながったと思う。良い歩みだと思う」。

 一般社団法人那智勝浦観光機構(NACKT)の理事長も務める清水組合長は▽同温泉の知名度向上▽日帰り客が町内を周遊し滞在時間を長くするための魅力づくり▽県のリフレッシュプランや国の「Go To トラベル」キャンペーンなどの再開に向けた取り組み▽感染症対策の見直しと継続―などの重要性を挙げた。

 今後について清水組合長は「世界遺産はもちろんだが、温泉とマグロを表に出して売っていくことが大事。さらにお客さまが集まる場所をつくるなどのハード整備は町行政が担い、宿泊や誘客、宣伝などのソフト整備は機構と旅館組合が行う。今後の観光地としての繁栄にはハードとソフトの連携が必要不可欠」。

 堀順一郎町長は「地元の皆さまや関係者の方々のご尽力のおかげ、感謝しています。1位の名に恥じないように世界遺産や温泉などを守るとともに、良い観光地を目指して、町と機構、旅館組合、皆さんで力を合わせて取り組んでいきたい」と語った。

  □     □

■和歌山県では

 今回の受賞について、県商工観光労働部観光局観光振興課の南方健宏さんは「南紀勝浦温泉旅館組合さまの情報発信や地元各宿泊事業者さまの日々のサービスが積み重ねられた結果。まん延防止等重点措置の最中、積極的な誘客は先になると思うが、南紀勝浦温泉は県にとっても貴重な観光資源。今回の結果は良い機会となった」。

 県の取り組みについては「今年予定されているJR西日本の長距離列車『WEST EXPRESS 銀河』や、民間ロケットの打ち上げとともに紀南への誘客を図っていきたいです」と話している。

(2022年2月25日付紙面より)

ホテル浦島「忘帰洞」(和歌山県提供)
熊野別邸中の島「紀州潮聞之湯」(和歌山県提供)
かつうら御苑「滝見乃湯 庭園露天風呂」
2022年02月25日
4 「みはま音頭」を後世に
 御浜小6年生がパネルを制作  

 「みはま音頭」を後世に伝えようと、御浜町立御浜小学校の6年生が22日、1カ月以上かけて制作したパネルとパンフレットを大畑覚町長と辻本誠一教育長に贈呈した。

 みはま音頭は奥田伊佐夫・2代目町長時代の1968年9月1日、町制10周年記念に発表された曲。1~8番で構成され、歌詞には「七里御浜」や「みかん「御浜小石」「妙見お山」「御浜焼」「風伝颪(ふうでんおろし)」など町の名所や特産が盛り込まれている。

 児童たちは1月13日から取り組みを開始し、町長や教育長、地元青年団、文化協会、阿田和民謡教室など関わりのある人にインタビューしてきた。

 パネル2枚を作り、みはま音頭の歌詞や未来へつなぐ御浜町、次世代につなぐ文化など、これまで調べたことをつづった。

 この日、学習成果を報告する場として町長室を訪れた児童たちに大畑町長は、「みはま音頭を町民に知ってもらいたいという思いを受け止めてくれて感謝しています。新型コロナウイルスが収束して、町のイベントが復活したらみんなに踊ってもらいたい。皆さんも後輩たちに音頭を広めてもらいたい」と伝えた。

 辻本教育長は「みはま音頭の歌詞には町の魅力が詰まっている。皆さんには、勉強した経験を今後に生かしてほしい」と話した。

 パネルは役場1階ロビーに展示し、町ではみはま音頭の歌詞を防災無線で流せるか検討するという。

(2022年2月25日付紙面より)

みはま音頭のパネルとパンフレットを贈呈した児童ら=22日、御浜町役場
2022年02月25日
5 リーグ連覇など見据え励む  伊賀FCくノ一三重選手ら  (串本町 )
2022年02月25日
6 職員らに拍手で見送られ  矢熊義人副町長が退任  (那智勝浦町 )
2022年02月25日
7 新宮で1.02倍  県立高校入試出願状況  (和歌山県教委 )
2022年02月25日
8 瑠璃色の小さな花  オオイヌノフグリ咲く  (新宮市 )
2022年02月25日
9 見守り兼ねて弁当配布  千穂第2地区福祉委員会  (新宮市 )
2022年02月25日
10 皇室の繁栄など祈る  熊野三山で「天長祭」  
2022年02月25日
11 サクラのように根付く場所に  ニュータウン公園で植樹  (那智勝浦町 )
2022年02月25日
12 乳がん、子宮頸がんの各検診  3月4日に紀宝町役場で  (女性の健康週間 )
2022年02月25日
13 参拝者らほころぶ花楽しむ  那智山のカワヅザクラ  (那智勝浦町 )
2022年02月25日
14 お悔やみ情報
  
2022年02月23日
15 東くめの生きた時代
 南葵音楽文庫アカデミー  (新宮市 )

 和歌山県教育委員会と新宮市教育委員会は19日、新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」会議室で「令和3年度南葵(なんき)音楽文庫アカデミー春」を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から人数を制限して実施。和歌山大学名誉教授の泉健さんと和歌山信愛大学・同女子短期大学非常勤講師の小山譽城(よしき)さんが講師を務め、約20人が聴講した。

 同文庫は、徳川頼倫(とくがわ・よりみち、1872~1925年)侯爵が設立した私設の図書館である南葵文庫の音楽部門に端を発しており、その息子である徳川頼貞(1892~1954年)が継承するとともに、音楽および音楽学の専門図書館に向け拡充。1977年以降、読売日本交響楽団が所蔵している。和歌山県との委託契約により2017年に紀州徳川家ゆかりの地である同県で一般公開のはこびとなった。

 同アカデミーは、文庫が所蔵する資料およびコレクションの基礎を築いた頼貞を中心に、定期講座やレクチャーなどを通じて内容や魅力を紹介する目的で実施している。

 泉さんは「東くめの生きた時代と南葵音楽文庫」を題目に、日本で初めて口語による童謡を作詞した東くめ(1877~1969年)の生きた91年間と南葵音楽文庫の歴史を重ねながら、日本における西洋音楽の受容の歴史を振り返りながら紹介。南葵音楽文庫が大人の世界での西洋音楽の受容に貢献したことに対し、くめは子どもの世界で西洋音楽の受容に貢献したと説明した。

 頼貞との関係性について「くめは頼貞の15年前に生まれて15年後に亡くなっている。2人の人生は重なっている」と説明。母方の祖母・滝本吉弥が「古事記」「古今和歌集」などの古典文学を読み聞かせてくれたことなどを、童謡作詞家として花開いたくめの土壌の一つとして紹介した。

 泉さんは、東京音楽学校の2年後輩で、くめと組んで多くの作品を発表した瀧廉太郎や、同期卒業生のバイオリニスト安藤幸、大阪音楽学校(現大阪音楽大学)を設立した永井幸次らについても解説した。

  □     □

 小山さんは「紀州藩付家老水野忠央(ただなか)の文化政策」をテーマに講話。第9代新宮藩主・忠央が行った各種政策などについて話した。

 紀州藩は他の御三家の付家老と連携して幕府に待遇改善を願い出るなど、付家老という地位に満足せず独立した大名に昇格するためにさまざまな運動を展開。

 水野家は、資金を貸し付けて御炭山をつくり、新宮の池田、勝浦に浜役所を設置。炭納屋を建てて大量の木炭を貯蔵し、江戸に送って莫大(ばくだい)な利益を得た。また、ニッケイを栽培して製薬局を開いたり、ハゼやミカンの植栽を奨励するなどの産業育成も行った。

 経済政策の他、積極的に文化政策も展開。忠央が刊行した「丹鶴叢書(そうしょ)」について小山さんは「吉田松陰は忠央を『奸(かん)にして才あり、世すこぶるこれを恐る』と評した。松陰にとっても無視できない存在であったのでは」と話した。

(2022年2月23日付紙面より)

東くめ(新宮市提供)
泉健さん
小山譽城さん
2022年02月23日
16 改正法対応などを考える
 電子帳簿保存法セミナー  (串本町商工会 )

 串本町商工会主催のオンラインセミナー「今こそ始めるDX!電子帳簿保存法対策セミナー」が21日にあり、25人が参加して改正法への対応の仕方を考えるなどした。

 このセミナーは、1月1日施行の改正電子帳簿保存法により従来の紙による書類保存が猶予期間(2年間)以降認められなくなることへの対処を今から始めてほしい、という思いを込めて計画した。当初は1月下旬に会場聴講の形で開く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止。オンライン実施に切り替えて再計画し、聴講を呼び掛けた。

 当日はDX(デジタル・トランスフォーメーションの略称、デジタル技術による変革の概念)アドバイザー資格を持つASMILE(アスミル)株式会社(旧和歌山ゼロックス株式会社)の星野淳一さんが講師として登壇。事業に関係する書類を▽帳簿▽自社書類▽他社書類(紙)▽電子取引書類(PDF)―に区分し、それぞれどのような対策が求められるかを解説した。

 自社の帳簿や書類はパソコンで作成するケースが大半のため、相手の事情で紙に出力しても自社はそのデータを電子保存すれば対応可。相手から紙で見積書などの書類が送られてきた場合はスキャンし電子保存する対応が必須となる。電子取引はどのような状況がそれに該当するかを紹介しつつ、書類のやりとりがPDFとなるのでその電子保存が必要になる。

 税務署による承認制度が廃止されるなど経理面での負担緩和が進む一方、数年ごとの税務調査で税理士が求める電子データをパソコンなどの画面ですぐに示せる状況が今後必要となる。星野さんは電子データの効率的な管理方法やSaaS型クラウド活用によるタイムスタンプの不要化を紹介し、経理処理や電子契約などの省力化(生産性向上)システムがあることにも触れつつ▽保存ルール▽検索ルール▽保存先(同クラウドのストレージサービスを推奨)を決めて電子化を進めることを勧めた。

 電子保存の義務化はそう遠い話ではなく、同社も手伝いができるので今から対策を始め、できれば来年10月導入のインボイス制度を視野に入れてそれまでに完了してもらえればと促すなどした。

(2022年2月23日付紙面より)

オンラインで開かれた電子帳簿保存法対策セミナーの様子
2022年02月23日
17 版画907点を審査 展示は本年度も中止に (新宮・東牟婁)

 東牟婁地方美育協会(会長=芝﨑勝善・宇久井小学校長)は18日、那智勝浦町教育センターで「東牟婁地方学校版画展」の作品審査会を開いた。新宮・東牟婁地方の小中学校40校から907点(小学校665点=特別支援63点含む、中学校242点=特別支援8点含む)が出品された中から、特選80点、準特選120点を選出した。

 戦後教育の中で「子どもたちに『木の国』和歌山の特産品である木材を使った作品づくりの機会を」との思いから始まり、70年近い歴史がある取り組み。郡独自の版画審査会や展示を実施しているのは県内でも新宮・東牟婁地方のみだが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため本年度の展示会も中止となっている。

 審査は美育協会役員のみで実施し、刷りの美しさや人物の表情などのポイントを見て議論を進めた。木版画の他、中学生の作品ではステンシルやドライポイント、コラグラフなどの技法を使った作品も多く出品されていた。

(2022年2月23日付紙面より)

中学生の作品を審査する役員ら=18日、那智勝浦町教育センター
2022年02月23日
18 早咲きのオオシマザクラ
 モニュメント前でほころぶ  (太地町森浦 )

 太地町の玄関口である森浦で、早咲きサクラとして知られるオオシマザクラの花がほころび、通行人や乗車する人々の目を楽しませている。

 サクラは県道沿いに建てられたザトウクジラのモニュメント近くに植えられたうちの一本。近年になって毎年、2月上中旬にかけて花を付けている。

 バラ科サクラ属で、古くから燃料として利用されてきたことから「タキギザクラ」とも呼ばれている。

 モニュメントとサクラを一度に収めようと、車を止めてスマートフォンで撮影する運転手の姿も見られた。同乗していた40代女性は「クジラのモニュメントとサクラが一緒に見られるとは思わなかった。きれい。良い一枚が撮れました」と話していた。

(2022年2月23日付紙面より)

クジラのモニュメントと早咲きのオオシマザクラ=21日、太地町森浦

2022年02月23日
19 串本―二色間で上水道融通  緊急連絡管供用開始を発表  (串本町 )
2022年02月23日
20 紀南学園、2カ年で改築へ  公設市場で広域議会  
2022年02月23日
21 年月越え場所移したアジサイ  開花を待ち望む声多く  (那智勝浦町 )
2022年02月23日
22 コロナ収束を信じて  感染対策施しプレーに励む  (新宮GG同好会 )
2022年02月23日
23 花と鳥がお出迎え  田嶋さん宅のミモザ満開  (那智勝浦町 )
2022年02月23日
24 証言や記録を振り返る  1960年チリ地震津波㊦  
2022年02月23日
25 4年7カ月にわたり尽力  前行政相談委員・南さんに感謝状  (御浜町 )
2022年02月23日
26 1年後に迫った紀宝町議選  議員定数13から11に  
2022年02月23日
27 中咲人君(矢渕中)が三重県代表に  中部日本個人・重奏コンテスト  
2022年02月23日
28 お悔やみ情報