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2018年11月27日
1 「和歌山を元気な県に」
 和歌山県知事選、仁坂さんが大差で4選  (畑中さん「主張浸透至らず」 )

 任期満了に伴う和歌山県知事選の投開票が25日にあり、24万6303票を獲得した現職の仁坂吉伸さん(68)が6万1064票だった新人の畑中正好さん(66)を抑えて4回目の当選を果たした。当日の有権者数は81万6227人で、投票者数は31万2863人。投票率は38・33%で前回を1・32ポイント下回り、過去3番目の低さだった。

 仁坂さんは自民、国民民主、公明、社民などの各党県組織をはじめ約200団体から推薦を受けた。3期12年のこれまでの県政の成果などを挙げて「県の発展の準備は整ってきた。皆さんと力と知恵を合わせて頑張らなければならない」などと支援を求めてきた。

 当選の知らせを受け、仁坂さんは「期待に応えられるよう一層の情報収集をし、人の意見に耳を傾け、研さんを積んで、工夫をして、和歌山県を元気な県にしていきたい」と決意を語った。

 畑中さんは共産党の推薦を受け、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致反対、産業企業の支援や福祉の充実などを掲げてきたが、及ばなかった。「手応えを感じていたが、十分に私たちの主張を浸透させることに至らなかった」と敗戦の弁を述べた。

 新宮市の投票率は前回を3・43ポイント下回る41・71%。東牟婁郡の投票率は1・5ポイント低く50・60%だった。

(2018年11月27日付紙面より)


2018年11月27日
2 災害からのまちづくり学ぶ
 和大南紀熊野サテライト  

 和歌山大学南紀熊野サテライトによる学部開放科目「熊野郷土学D~郷土学からの地域振興~」の第3回講義が24日、新宮市大橋通の新宮信用金庫であった。

 郷土学Dは、地域が持つ生活史や環境から地域の人々の生活を学び、まちの魅力を生かした次世代の観光、防災のまちづくりのあり方を持続可能の観点から考える科目。観光ガイドや自治体職員ら10人が受講した。毎回講師とテーマを変えて、来年1月26日(土)まで全6回の講義を開く。

 今回は「過去から知る災害とこれからのまちづくり」と題し、同大学教育学部の此松昌彦教授、和歌山県立博物館の前田正明さん、日本総合研究所の藻谷浩介さんが講師を務めた。

 同大学災害科学教育研究センター長を兼務する此松教授は、「東日本大震災の被災地では、まだ仮設住宅で暮らす人もいる。南海トラフ地震の発生が心配される和歌山県では復興計画事前策定を進めている」。土砂災害を意識して造った棚田や紀伊半島の地形を写真と地図で紹介した。

 南海トラフ地震が周期的に発生していることをデータで示し、「熊野地方は雨が多く、山では山津波などの土砂災害、川では洪水や氾濫、海岸では津波がある」と述べた。

 前田さんは「南海トラフ地震は100~150年周期で起きるため、災害は必ず忘れてしまう。過去から学び、学んだことを今風にアレンジする必要がある。その方法として古文書を現代文に書き換え、未来に伝える手助けをしている」。県沿岸部で集めた史料を基に石碑や絵図、位牌、棟札などから災害を記録化した過程を解説した。

 藻谷さんは、日本の観測史上最大の地震「東日本大震災」について「死者、行方不明者は2万2000人。津波以外で亡くなった人は約170人だった」。耐震化が進んでいた結果だとし、三陸の教訓に学ぶ事前復興を講義した。

(2018年11月27日付紙面より)

災害について学ぶ受講生ら=24日、新宮市大橋通の新宮信用金庫
2018年11月27日
3 熊野姫まつりにぎわう
 神事や催しに来場者多数  (那智勝浦町 )

 加寿地蔵尊(かすじぞうそん)世話人会(中田勝康代表)とふるさと共会(大坂憲久代表)は24日、那智勝浦町の熊野古道大辺路・駿田(するだ)峠の加寿地蔵尊(同町湯川笹ノ子)で「熊野姫まつり」を開催した。多くの来場者らが加寿地蔵尊に祈りをささげたほか、豊富な催しを楽しんだ。

 加寿地蔵尊は、千年前に熊野詣での途中、駿田峠で命を落としたといわれる姫が祭られている。これまで秋の大祭として営まれていた祭りは、姫の伝承にちなんだ短編映画「熊野古道加寿姫」の作成をきっかけに熊野姫まつりとして実施されるようになり、今回で8回目を迎える。

 奈良県にある金峯山寺の富岡秀清さんのほら貝の合図で平安時代行列が出発し、神事が行われた。行列参加者だけでなく、来場者らも手を合わせ参拝した。

 来賓の堀順一郎町長の祝辞後、特設ステージでは姫組+1、チーム雅龍、江戸芸かっぽれ勝浦芳紀会、藤紀流家元の藤紀実美さんらが踊りを披露。演歌歌手の小芝陽子さん、神穣ひろしさんの歌やしの笛と琴の演奏もあり、会場を盛り上げた。

 会場内の飲食や物産販売ブースは盛況で、千本突きの餅やマグロのかぶと焼き、綿菓子が振る舞われた。最後は当たり付きの餅まきで締めくくられた。

 大坂代表は「無事に開催できたので良かった。今後は古道の整備やこの場所を地域振興のためのパワースポットにしたいと思う」とコメント。中田代表は「祭りは約千年もの間、地元の方々が支えてきたといわれている。熊野姫まつりとなってからは毎回、参拝者や踊りなどを奉納してくれる団体も増えた。これを機に加寿地蔵尊に足を運んでいただけたら」と語った。

 同町宇久井在住の和田佐枝子さんは「初めて来たが良い祭りだった。こんな近くに歴史的な場所があるとは知らなかった。機会があればまた来たい」と語った。

(2018年11月27日付紙面より)

加寿地蔵尊に参拝=24日、那智勝浦町湯川
この日のために練習してきた演目を披露
餅まきで締めくくられた
2018年11月27日
4 発信機付きウミガメ放流
 移動経路の追跡調査開始  (串本海中公園 )

 串本町有田にある串本海中公園センター水族館(森美枝館長)が25日、衛星追跡システム(アルゴスシステム)の発信機と標識を付けたアカウミガメの館内繁殖個体2匹を放流し、移動経路の追跡調査を始めた。

 同館の飼育環境で生まれたアカウミガメの放流後の移動を同システムで追跡し、問題なく自然環境になじんでいるか、また野生個体と比較して行動に違いがあるかを調べるのが目的。同館がこの手法で調査を行うのは12年前に発信機付きの親ガメ(=成体)を放流して以来だという。

 今回は現在館内で開いている特別展示「アーケロンプロジェクト」の一環として実施。この日は背甲に発信機、後ろ脚に標識を付けたふ化後2年がたち体長約40㌢まで育った館内繁殖個体2匹と、標識だけ付けたふ化後1~2年の同個体6匹を準備して放流会を開き、事前に申し込んだ一般24人の手を借りて同館前の磯場から海へ放した。

 職員の吉田徹さんは、同館でも長年取り組んでいる標識を付けた放流は陸に上陸しているところを人が見つけて報告したときに位置情報が得られるが、発信機は個体が呼吸のため海面に出るたびに衛星が電波をキャッチして位置情報が記録されるので移動経路を忠実に把握しやすいと説明。

 発信機自体は1年以上電波を発信し続けることができ、バッテリーが尽きた後は自然脱落するよう樹脂で接着している。自然環境でふ化後2年がたった野生個体は太平洋を大回遊する時期に当たり、今回の追跡調査では繁殖個体もこの流れに乗るかどうかが大きなポイント。自然環境には捕食などのリスクもあるが最長1年の追跡調査ができることを期待しながら目的達成を目指すという。

 この調査の進捗(しんちょく)は、同プロジェクトの会場としている館内Bゾーンに地図を掲げて位置情報を適時マーキングする形で来館者にも示すそうで、近日中に始めるという。同プロジェクト関係では今回に加え、来年4月ごろに2回目の発信機付きウミガメの放流も予定している。

(2018年11月27日付紙面より)

発信機と標識を付けたアカウミガメの館内繁殖個体を海に放す参加者ら=25日、串本町有田
2018年11月27日
5 18組が熱戦繰り広げる
 新宮市民スポ祭硬式テニス  
2018年11月27日
6 夢の全国逃すも3位入賞
 全日本U―12サッカー和歌山大会  (新宮SSS )
2018年11月27日
7 めはりさん413位  ゆるキャラグランプリ  
2018年11月27日
8 協力し合い連携を  城南中で生徒と育友会が懇談  (新宮市 )
2018年11月27日
9 防衛運転を高らかに  岡本土石が交通安全講習会  (紀宝町 )
2018年11月27日
10 トリアージ訓練に取り組む  大学生ら災害医療研修会  (紀宝町 )
2018年11月27日
11 紅葉色鮮やかに  熊野市「布引の滝」  
2018年11月27日
12 「わがらのおもてなし」PR  3商店街で盛り上がる  (新宮市 )
2018年11月27日
13 組合員同士の交流に  新宮市、わかやま市民生協が試食会  
2018年11月27日
14 クリスマスの壁飾り  三輪崎保で紙粘土工作  (新宮市 )
2018年11月27日
15 救急救命を学ぶ  光洋サロンに20人  (新宮市 )
2018年11月27日
16 4年生が地域の歴史学ぶ  神園さん、猿口さんが紹介  (神内小 )
2018年11月27日
17 野鳥の魅力を紹介  企画展とバードウオッチングで  (宇久井ビジターセンター )
2018年11月27日
18 防災学びクイズ楽しむ  日足相須でふれあいいきいきサロン  (新宮市熊野川町 )
2018年11月27日
19 140人が人形劇楽しむ  いなほ福祉会主催の人形劇  (那智勝浦町 )
2018年11月27日
20 地震、津波想定し初動対応  御浜町で総合防災訓練  
2018年11月27日
21 舞台に展示、バザーで活気 旧和深中で「和深文化祭」 (串本町)
2018年11月27日
22 善意束ねてステージ楽しむ  歌と踊りのチャリティーショー  (黒潮絆会 )
2018年11月27日
23 お悔やみ情報
  
2018年11月25日
24 現職・仁坂吉伸さんが4選
 和歌山県知事選  

11月25日22時56分確定

当落得票数候補者名年齢党派現元新
246,303仁坂 吉伸68
61,064畑中 正好66


当日有権者数 816,227人

投票者数 312,863人

無効投票数 5,495票

投票率 38.33%


2018年11月25日
25 五穀の恵みに感謝
 新嘗祭・献穀講祭  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)は23日、「新嘗祭(にいなめさい)・献穀講祭(けんこくこうさい)」を営んだ。

 新嘗祭は古くから伝わる宮中儀式の一つで、天皇陛下がその年にとれた五穀を神々に供え、自身も食して収穫を感謝される。

 同大社でも神前に新しい穀物などをささげ、農作物の恵みに感謝した。同大社責任役員や町内の農家からなる献穀講員ら約40人が参列し、五穀豊穣を祈った。

 大祭は同大社拝殿で営まれた。神殿の御扉が開かれ、男成宮司が祝詞を奏上。雅楽が流れる中、正装の2人のみこが「浦安の舞」を奉納した。献穀講代表の掛橋廣行さんらが玉串をささげ、訪れた観光客も厳かな神事を見守っていた。

(2018年11月25日付紙面より)

献穀講の人たちが参列する中、神前で「浦安の舞」を奉納した=23日、那智勝浦町の熊野那智大社
2018年11月25日
26 神事で浦安の舞を奉納
 鵜殿、神内地区で例大祭  (紀宝町 )

 紀宝町鵜殿の烏止野(うどの)神社と神内の神内神社で23日、例大祭が営まれた。

 鵜殿地区は例大祭に合わせ「うどのまつり」が開かれ、子どもから大人までが参加し、地区全体がまつり一色に包まれた。

 このまつりは旧鵜殿村時代から続く伝統的なもので、朝から鵜殿ばやしの手踊り一行とだんじりが町内を練り歩き、各所で餅ほりが繰り広げられた。

 町内を回った午後からは、みこしが烏止野神社を出発。女性みこしも登場し、男性顔負けの威勢のいい声が飛び交った。

 神内神社では厳かに神事が執り行われ、神内小学校6年の増田あおいさん(12)と山門優奈さん(12)が浦安の舞を奉納した。

 神事が終わると、子どもらがみこしを担ぎ、山車を引いて地区内を巡った。神社に到着後は餅まきがあり、にぎわいを見せた。

(2018年11月25日付紙面より)

増田あおいさんと山門優奈さんが神楽を奉納=23日、紀宝町の神内神社
町内を練り歩く鵜殿ばやしの手踊り=23日、紀宝町鵜殿
2018年11月25日
27 地域一体で盛り上がる
 杉の郷えぼし寮で「えぼし祭」  (新宮市 )

 新宮市高田の障害児者支援施設杉の郷えぼし寮(上路拓司施設長)は23日、恒例の「えぼし祭」を開いた。利用者や地域住民ら多くの人が訪れ、ステージや模擬店などでにぎわった。

 会場には焼きそば、たこ焼き、フランクフルト、ぜんざいなどの模擬店や喫茶、バザーが並び、利用者が日頃製作している製品が展示された。

 屋外ステージでは高芝の獅子舞保存会、ハラウフラリリィレア、アフリカンダンス、お楽しみステージ「好きです!TAKATA」、歌手の小芝陽子さんらが踊りやライブを披露し、盛り上がった。豪華景品が当たる福引抽選会もあり、当選番号が読み上げられるたびに会場から拍手や歓声が上がった。

 開会で上路施設長が「えぼし寮が高田の地で開設して今年で22年。多くの方々の協力に感謝しています。短い時間ですが皆さんに楽しんでもらい、交流の輪を広げてもらえればと思います」とあいさつ。「天候にも恵まれ、たくさんの人に足を運んでいただきありがたく思います。地域の皆さんの支えがあってこその祭り。これからも助け合いながら一体となって盛り上げていければ」と話していた。

(2018年11月25日付紙面より)

高芝の獅子舞保存会の踊りで開幕=23日、新宮市高田の杉の郷えぼし寮
模擬店には多くの来場者が列を作った
2018年11月25日
28 地元名所周知し活性化へ
 ゆかし潟祭りが初開催  (那智勝浦町 )

 ゆかし潟祭り実行委員会(実行委員長・濵﨑信雅湯川区長)は23日、「ハートの形の汽水湖 ゆかし潟祭り」を那智勝浦町湯川のCafeきよもん周辺で開催した。豊富な催しや各種団体のステージ、飲食や雑貨などの店が並び、会場は多くの来場者でにぎわった。「ゆかし潟一周スタンプウオーク」では地元の名所の良さを再認識する参加者の姿が見られた。

 環境省から日本重要湿地として認定され、ジオパークとしても注目を浴びる同湖の周知と町の活性化が祭りの目的。

 大林幸子副実行委員長は「今日は素晴らしいハート形の汽水湖であるゆかし潟の景色を楽しんでください。第1回の開催、元気出していきましょう」と開会宣言。来場者らは湖や周辺の自然を堪能しながら歩き、温泉を使ったおかゆやコーヒー、ゆで卵の振る舞いに舌鼓を打った。

 濵﨑実行委員長は準備や開催に尽力した関係者に感謝を述べ、「皆さんのお時間が許す限り、ステージをお楽しみください」とあいさつ。来賓の堀順一郎町長も祭りの開催を祝った。

 ステージでは、グリーンコーラスやフラハプナ、タカシとヨーイチ、泉富夫さんらが歌やダンスで会場を盛り上げた。演歌歌手・小芝陽子さんやオルガン奏者の升井勝之さんのパフォーマンスが披露され、大きな拍手が送られた。自由参加の踊りもあった。

 同湖で調査を行う県立自然博物館学芸課長の平嶋健太郎さんは「ここには希少生物が数多くいる。その存在を皆さま方に覚えていただけたらうれしい」と語った。

 和歌山市から訪れた北野重夫さん(71)は「ゆかし潟をゆっくり見て回れたので良かった」と述べ、妻の久美子さん(70)は「きよもんの湯が好きでよく来ている。今日も入浴して帰る」と話した。孫の齋藤匠君(8)は「水がきれいだった。楽しかったのでまた来たい」とコメントし、光君(5)は「好きな鳥がいてかわいかった」と笑顔で語った。

(2018年11月25日付紙面より)

スタンプウオークを楽しむ=23日、那智勝浦町のゆかし潟
盛り上がったステージ披露
2018年11月25日
29 天空ハーフマラソン
 男女年代別順位  
2018年11月25日
30 地元勢入賞ならず
 和歌山県中学校バレーボール新人大会  
2018年11月25日
31 久司さん、原見さん優勝 那智勝浦町総体グラウンドゴルフ大会 
2018年11月25日
32 母校のために貢献  「紀陽CSR私募債」利用し寄贈  (田辺市本宮町 )
2018年11月25日
33 1600人が熊野巡り  コスタネオロマンチカが入港  (新宮市 )
2018年11月25日
34 イルミネーション設置  12月2日点灯式  (新宮市保健センター前 )
2018年11月25日
35 半島一周、早期実現求める  町長、区長連合会が近畿整備局へ  (那智勝浦町 )
2018年11月25日
36 25日まで寒蘭展示会  紀州愛蘭会  
2018年11月25日
37 気仙沼市で「鯨踊」披露  交流都市協定締結後に  (三輪崎郷土芸能保存会 )
2018年11月25日
38 園児らが練習の成果披露  南大居保育所で発表会  (那智勝浦町 )
2018年11月25日
39 県知事賞に谷口真依子さん  MOA美術館児童作品展  
2018年11月25日
40 現職新人の一騎打ちに決着  和歌山県知事選、県民の審判下る  (25日、いよいよ投開票 )
2018年11月25日
41 お悔やみ情報
  
2018年11月24日
42 国への意見書案に同意
 熊野川濁水治水対策特別委  (新宮市 )

 新宮市議会の熊野川濁水・治水関連対策特別委員会(前田賢一委員長、8人)が22日、市役所第2委員会室であった。

 屋敷満雄議長が委員会に提出した河川法の改正を求める意見書案を一部修正し、12月議会に諮ることを決めた。

 「水利権更新(流水の占用許可)の際には関係地元自治体の同意を必要とすることを河川法に明記するよう、強く要望する」などといった意見案で、議会の承認が得られると衆参両院議長、内閣総理大臣、国土交通大臣、経済産業大臣に提出する。

 近隣の紀宝町と共に提出する予定で、関係自治体にも協力を求める。前田委員長は「池原ダムの水利権更新が最後のチャンスになる」と述べた。

 山腹崩壊を議題とし、前田委員長が山腹崩壊復旧箇所の現地視察(10月15日)や、電源開発との意見交換(11月7日)の内容を報告した。

 意見交換では「十津川第二発電所の発電容量を池原ダムなど他の管内施設に転用することで同発電所を閉鎖し、二津野ダムは堆砂対策をした後、治水専用として運用することが熊野川の濁水・治水軽減の根本的な問題解決である」などと主張した。

 現地視察に参加した榎本鉄也委員は、二津野ダム湖の堆積土砂を懸念し、濁水、洪水対策を求めた。

 前田委員長は「紀伊半島大水害から7年たっていまだに河川整備基本方針が立っていない」と指摘。「ダム空き量を確保するのか、河川対策をするのか具体的な対策を求めないといけない」と示した。

 市当局は、熊野川流域ダム湖下流団体協議会による先進地研修(11月16日)を報告。風屋ダムと同規模で、天竜川の佐久間ダム(静岡県浜松市)で出水期に国が5400万立方㍍の治水容量を買い取り、水位を下げた状態で運用する案「天竜川の再編事業」を視察した。

 屋敷議長は「国が風屋ダムの空き容量を買い取ってくれたら心配がなくなる。熊野川も国交省に天竜川と同じ対策を取ってもらうべき」。

 熊野川河道掘削について、上田勝之委員は「ダンプでの搬出はやめてもらいたい。台船で搬出してもらうよう申し入れしてほしい」と求めた。

  □     □

■熊野川河道掘削の取り組み状況

 国の管理区間については、平成23年9月の紀伊半島大水害で堆積した土砂の撤去に加え、計画規模の洪水を安全に流下させるための河道掘削(215万立方㍍)を29年度に完了した。

 引き続き、同年度から「緊急対策特定区間」を設定し、熊野川本川や支川相野谷川の更なる治水安全対策の向上を図るため、90万立方㍍の河道掘削に取り組んでいる。

 和歌山、奈良、三重3県の管理区間については、紀伊半島大水害で堆積した土砂の撤去を目的とした熊野川本川における掘削を実施。和歌山、三重両県では熊野川本川や支川のさらなる治水安全度の向上を図るため、昨年10月に策定された熊野川圏域河川整備計画に基づき、両県で支川を含めた約28万立方㍍の河道掘削に着手した。

(2018年11月24日付紙面より)

熊野川の対策について協議する委員=22日、新宮市役所第2委員会室
2018年11月24日
43 「やりたいことをやる」
 光洋中で育友会主催講演会  (新宮市 )

 新宮市立光洋中学校(宮本雅史校長、生徒189人)で20日、同校育友会教養部主催の講演会が開かれた。株式会社ゆらちょうの井上慶祥さん(26)が「学校じゃ教えてくれない!!平成生まれの社長が語る生き方のすゝめ」を演題に話し、生徒らは真剣に耳を傾けた。

 井上さんは1992年和歌山県由良町に生まれ、2015年に同社を創業。出身地である同町を盛り上げたいと、イベント企画や特産品のPRを手掛けている。

 井上さんは生き方をテーマに挙げた。理解はしていても正解がなく、答えられる人は少ないとし「個々に置き換えた場合、何をしたいか、どんな生活を過ごしたいかを考えることが大事」と呼び掛け、「やりたいことをやるのが一番」と持論を述べた。

 質問会では「社長として働くことの大変さと楽しさは」「中学生のうちにやっておけばよかったことは」などが挙がり、井上さんは一つ一つ丁寧に答えていた。

 講演を前に育友会教養部の植村弘子部長が訪れた保護者ら、学校関係者らに感謝を述べ「今後の社会に伴い、子どもたちの成長、将来を探る保護者としても興味深い。話を聞くのが楽しみです」とあいさつした。

 講演を聞いた長谷川拓輝君(3年)は「目標を持ち、やり遂げることが必要だと分かりました。今後は苦手なことから逃げずに努力して取り組んでいこうと思う」と話していた。

(2018年11月24日付紙面より)

講演に耳を傾ける生徒ら=20日、新宮市立光洋中学校
井上慶祥さん
2018年11月24日
44 在り方考える機会を持つ
 県学校給食研究協議大会  (串本町 )

 第59回和歌山県学校給食研究協議大会が22日に串本町文化センターや同町立体育館であり、学校教育関係者ら約110人が同町や古座川町の提案や講演などを通して学校給食の在り方を考える機会を持つなどした。

 この大会は県教育委員会と県学校給食会が主催。学校給食の意義と役割について認識を深め、管理運営の改善を図るとともに当面する諸問題の研究協議を行いつつ学校給食関係者の指導力の向上を図る趣旨で年1回開いていて、59回目となる今回は同大会東牟婁地方大会実行委員会(大畑眞実行委員長)の主管により実施された。

 東牟婁地方での実施は平成25年度以来5年ぶりで、同町での実施は今回が初。開会に当たり主催者を代表して県教育庁学校教育局健康体育課の森文哉副課長が「学校給食は学校における重要な教育活動として充実してきた。特に地場産品の活用は地域の自然や文化、産業への理解を深めるとともに生産者の喜びや苦労に触れ感謝の気持ちを育む上で大変重要であり、今後も関係部署と連携協力して取り組んでほしい。また食中毒やアレルギーへの対応を通してより安全な学校給食の提供も願いたい」などといった内容の課長メッセージを代読し、大畑実行委員長は今回の大会の流れを説明し「学校給食について考える実りのある一日になることを祈念する」と述べて参加を歓迎した。

 来賓を代表して古座川町の西前啓市町長と串本町の清野武志副町長が祝辞を寄せ、新宮市と那智勝浦町の教育委員会職員や太地町の宇佐川彰男教育長、古座川町の中道悟教育長、串本町の潮﨑伸彦教育長、次期開催地の日高地方を代表して御坊市日高川町組合立大成中学校の西山正紀校長も列席。西山校長は次の大会の期日を2019年11月27日(水)と告知し、親子給食など日高地方の特色ある取り組みを挙げて来場を呼び掛けた。

 引き続き協議会が開かれ、串本町から田原小の赤松孝子養護教諭と串本小の小内和子栄養教諭が「新給食センターへの移行を経て~串本町学校給食センターでの取組と課題~」、古座川町から役場地域振興課の細井孝哲プロジェクトジェネラルマネジャーと教育委員会教育課の橋本和幸主事、高池小の大畑眞校長が「古座川町に於けるジビエ給食の取組~厄介者を地域の宝に!豊かな自然と命の尊さを次の世代へ繋(つな)げていく古座川ジビエの取組~」と題して提案を発表。それらの内容を踏まえて健康体育課の鎌田敦子指導主事が指導講評を述べた。

 講演会もあり、伝承料理研究家の奥村彪生さんが演題「奥村彪生の食のモノがたり」を掲げて登壇。食育は子どもの心身を育む上で重要な役割を担っていて、その中核として関わる大会参加者は素晴らしい仕事をしていると励ますなどした。

 併せて同館内で業者による食材PRなど学校給食関係の展示もあり、協議会と指導講評の間で取られた休憩時間に大会参加者の注目を集めた。

(2018年11月24日付紙面より)

主催者を代表して参加を歓迎する大畑眞実行委員長=22日、串本町文化センター
串本町の提案発表。学校給食センター稼働に伴う変化と今後の課題などを報告した
2018年11月24日
45 「被災地へ届けて」
 文化祭で募った義援金を寄付  (太地中学校 )

 太地町立太地中学校(城谷真司校長)の生徒会は22日、被災地支援に役立ててほしいと文化祭で募った義援金1万5327円を同町へ届けた。

 生徒会長の奥村行正君、同副会長の脊古咲夢(さくら)さんと矢間夕奈さん、教員の久保博文さんが同町役場を訪れ、三軒一高町長に直接手渡した。宇佐川彰男教育長、森尾伸住民福祉課長が同席した。

 文化祭は今月3日に開催された。募金活動は例年、会場の体育館で実施している。奥村君は「今年は災害が多く、少しでも人のために力になれたら」、脊古さんは「思っていたよりも集めることができてうれしかった」、矢間さんは「文化祭を通して活動できたことに達成感を感じた」と話し、それぞれが感謝の気持ちを述べた。

 三軒町長は「皆さんの期待に応えられるよう、きちんと届けます。中学生の皆さんがこうした心を持っていることがうれしい。次の町を担う人たちのボランティア精神に心から感謝申し上げます」と話し、生徒らに同町の記念品のカマイルカのピンバッジを贈った。義援金は町を通じて日本赤十字社へ送られる。

(2018年11月24日付紙面より)

三軒一高町長(左から2人目)に募金箱を手渡す生徒会長の奥村行正君(同3人目)=22日、太地町役場応接室
2018年11月24日
46 濵仲千晴さんの優勝など6人が入賞
 松阪地区少年柔道大会  (紀宝柔道会 )
2018年11月24日
47 初Jリーガー輩出目標に
 POKDサッカースクール  (串本町 )
2018年11月24日
48 深瀨美知代さんが優勝
 秋晴れの下で11月大会  (新宮グラウンド・ゴルフ同好会 )
2018年11月24日
49 麦芽調査隊(混成)、キラメキ(女子)が優勝 新宮信金理事長杯ソフトバレー 
2018年11月24日
50 偽医薬品などに注意を  知的財産侵害物品の取締強化  (大阪税関 )
2018年11月24日
51 全員で協力し合って  王子地区でみかん大福餅作り  (新宮市 )
2018年11月24日
52 ハーバリウム作り体験  日好荘スマイルで地域交流会  (那智勝浦町 )
2018年11月24日
53 税金の使い道学ぶ  下里小学校で租税教室  (那智勝浦町 )
2018年11月24日
54 889人が熊野巡り  飛鳥Ⅱが新宮港へ入港  
2018年11月24日
55 秋の実りを収穫  熊野川町「体験農園」で  (みつの地域活性化協議会 )
2018年11月24日
56 熊野姫まつりに向け  「姫組+1」が稽古  (那智勝浦町 )
2018年11月24日
57 干し柿作りが盛ん  師走を前に  
2018年11月24日
58 有名無名、昭和の絵画展  25日まで「展示空間いろは」  (那智勝浦町 )
2018年11月24日
59 #で新宮の魅力発信 フォトコン入賞作品発表 (#新宮スタ)
2018年11月24日
60 「おいしいお芋をありがとう」  高池保育所で焼き芋  (古座川町 )
2018年11月24日
61 バイクで来町し舞踊ささげる  トルコ人のチョラクさん  (串本町 )
2018年11月24日
62 2年ぶり内部一般公開  樫野埼灯台で記念行事  (田辺海上保安部 )
2018年11月24日
63 50超える企画でにぎわう  第32回古座川の秋まつり  (古座川町 )
2018年11月24日
64 ハンパなく盛り上がる  新翔高校七海祭  
2018年11月24日
65 お悔やみ情報
  
2018年11月22日
66 大規模災害時に備え
 物資輸送と情報収集伝達訓練  (和歌山県 )

 大規模災害時に備え、和歌山県は21日、新宮市立佐野体育館で物資輸送・災害情報収集伝達訓練を実施した。災害支援協定を結んでいる9機関が参加。県職員らが物資の集積所となる同所での搬入、搬出などを行い、対応を確認した。

 佐野体育館は県が指定している広域防災拠点の一つで、県外や各協定を結んでいる企業団体からの物資を集積して各被災地に搬出する場所となる。

 訓練は職員の対処能力の向上を図る目的で2012年から始まり、今回で7回目となる。県内4カ所の拠点で順に取り組んでおり、佐野体育館での訓練は2回目。

 今回は▽和歌山県▽新宮市▽那智勝浦町▽北山村▽公益社団法人県トラック協会▽県倉庫協会▽株式会社オークワ▽県生活協同組合連合会▽わかやま市民生活協同組合―の9機関と県庁南別館3階防災対策室の計約90人が参加した。

 和歌山県南方沖で発生したマグニチュード8・7の地震により県内各地で大規模な被害が発生したと想定。訓練は発災後48時間が経過し、県内各地の広域防災拠点が開設されて物資の受け入れなどが順次開始されている設定で進んだ。

 実際に佐野の広域防災拠点と県災害対策本部総合統制室の一部を立ち上げた。職員らは救援物資の受け入れや仕分け、払い出しと物資管理システムの操作、防災行政無線と衛星電話を使った災害対策本部総合統制室救援物資班との連絡調整などに取り組んだ。

 訓練開始を前に、福田充宏・県危機管理局災害対策課長は職員に対して「広域防災拠点要員として任命しているが、普段は防災業務に携わっているわけではない。今日はしっかり訓練を通じて手順を確認し、必要性を認識してほしい」とあいさつした。

(2018年11月22日付紙面より)

運ばれた物資を管理する職員ら=21日、新宮市立佐野体育館
2018年11月22日
67 多くの出土遺物も公開
 鵜殿西遺跡の現地説明会  (紀宝町 )

 三重県埋蔵文化財センターは17日、紀宝町で発掘調査を続けてきた鵜殿西遺跡の現地説明会を催した。

 現地は県道35号の矢渕信号近くにある。国道42号「新宮紀宝道路」の予定地にあるため、国交省近畿地方整備局紀南河川国道事務所の委託を受けた同センターが9月30日から調査を続けてきた。調査地は廻船(かいせん)問屋があった場所という。面積は851平方㍍で、地面を30~40㌢掘り進めたところ、鎌倉時代から室町時代にかけての掘立柱建物3棟や縄文土器、平安時代後期から江戸時代後期までの陶磁器などが見つかった。説明会には町民ら約40人が参加し、展示した発掘物約50点を興味深げに見入った。

 周辺には成川小学校遺跡、貴祢ヶ谷社遺跡、鵜殿城跡があり、過去にも多くの出土物が発見された。説明を担当した埋蔵文化財センター職員の鐸木厚太(すずき・こうた)さんによれば、19日から記録保存を進め、終了後は遺跡を埋め戻して国交省へ引き渡し、出土物はセンターで保存する。

(2018年11月22日付紙面より)

現地説明会に集まった皆さん=17日、紀宝町の鵜殿西遺跡
展示した出土品に見入る
2018年11月22日
68 心の光消さないで
 全盲の落語家桂福点さん講演  (太地町 )

 太地町人権尊重推進委員会(須川時夫会長)は20日、同町公民館で全盲の落語家、桂福点さんによる人権啓発講演会「出会いは心の光」を開催した。福点さんは昨年に続いて2回目の登壇となり、軽快な語りで会場を笑いの渦に包んだ。太地中学校の全学年の生徒も参加し、笑いの中にも人権の大切さを学んでいた。

 須川会長は開会のあいさつで「福点さんと同じ立場に立ち、思いを共有、共感することが大切」と来場者に呼び掛けた。福点さんは「障害のある人を知ることが大切。無感心、無視は駄目」と語り、障害者を知ろうとすることから、相手への思いやりも生まれると訴えた。

 福点さんは、小学校入学時は緑内障で目が腫れ、片目しか見えず、仲間からいじめられていた。3年生の時に支援学校を訪問し、自分より大変な障害がある人を知った。見える方の目で手を引いたり、教科書を読んであげたりしていると「人の役に立つことができると思い元気が出た」と語った。中学校2年の時に視力が次第に落ちて全盲になった。この時の状況を、参加者にビニール袋を折って目に当ててもらい、見えなくなっていく不安を体験してもらった。孤独と不安で絶望し、死も考えた福点さんを女性の先生が救った。先生は「落ち穂拾い」の絵を指で触らせてくれ、「あなたは人生の落とし物をしている。それに気付いていない。障害のある人にやさしいのです」と自分の良い部分を示してくれ、「落とし物を少しずつ拾い、火をともせば温かくなる。人を喜ばせながら生きてほしい」と慰められたという。福点さんは「それがうれしかった。皆さんは何があっても生きるということを考えて」と訴えた。友人から音楽を勧められ、バンドを組んだ。「生きる意欲が湧いてきた。友達が大事」とも呼び掛けた。

 福点さんは得意のオペラを披露し、「ライン」のやりとりをスクリーン上で見せながら語る創作落語も演じ、会場を沸かせた。生徒を演壇に招き、目の不自由な人の手引きの仕方も教えた。講演の最後に「皆さんの心の中にはホタルのような小さな光があります。私のように目が見えなくても見えています。心にある光は希望とか勇気とか、何か夢を持つことです。この火を消さずにいてください」と語った。

(2018年11月22日付紙面より)

アイマスクを着け、視覚障害を体験。右が桂福点さん=20日、太地町公民館
ビニール袋を折って目に当てて視覚障害を体験する参加者ら
2018年11月22日
69 世代超え町民一体で楽しむ
 第14回福祉・教育振興大会  (串本町 )

 串本町の福祉・教育振興大会「第14回ふれあいいきいきまつり」が18日、文化センターと町立体育館で開かれた。式典では福祉や教育の功労者4人を表彰。その後は子どもから高齢者まで楽しめるさまざまな企画があり、世代を超え町民一体で楽しむひとときを過ごした。

 この大会は、町、町教育委員会、町社会福祉協議会、町PTA連絡協議会が主催。「健康で明るい文化と福祉のまちづくり」をテーマに掲げ、町民が世代を超えてお互いを思いやり、ともに学んで育ち合う意識を高めて生涯を通した学習や健康づくりを促す目的で年1回開いている。

 冒頭に同センターホールで記念式典が開かれ、主催者を代表して田嶋勝正町長は主催4者に加え13団体の協力があってこその大会だと感謝を掲げ「少子高齢化が進む中、互いを思いやり助け合う気持ちをまちづくりの柱として作り上げないといけないと思っている。団体や個人の皆さまの協力をいただく中で福祉が充実した、健康で安全で安心なまちづくりに取り組みたい」とあいさつ。続いて表彰があり、町社協の堀登世会長が地域福祉功労者関係で矢川章子さんと植松区青空サロン、田嶋町長が教育関係で谷口好布さん(元串本町消防団長)と関戸保次さん(元同団副団長)の功労をたたえた。

 来賓を代表して寺町忠町議会議長と前芝雅嗣県議会議員が祝辞を述べ、町身体障害者連盟の中野實会長、町障害児者父母の会の地主春美会長、社会福祉法人串本福祉会の和田利文理事長、同法人つばさ福祉会の藤田勝彦理事長、町民生委員児童委員協議会の山崎巖会長も列席して大会の実施を祝った。

 同ホールでは表彰後に歌と踊りの発表会があり、駐日トルコ共和国大使から民族衣装の寄贈を受けた大島小児童によるトルコダンス「ダーマット・ハライ」に続いて、串本学童保育所フラダンス同好会、ねんりんピックPRイベントチーム、潮岬幼稚園4~5歳児、串本小学校4~6年生が出演した。昼食休憩を挟んで、午後に社会教育・福祉講演会もあり、お天気キャスターとして活躍する正木明さんが「防災に活かす、天気予報の正しい見方・使い方」を演題に掲げて登壇した。

 館内では臓器移植啓発や新宮薬剤師協会による腎臓病食の紹介、防災展示や地域おこし協力隊による運動教室、スポーツボイス体験やぶっくらぶ串本によるよみきかせ会などがあり、駐車場では食生活改善推進協議会による懐かしいおやつの配布や減塩みそ汁の試飲、串本婦人会や串本名品会、更生保護女性会やボランティアグループみみ、JA紀南女性会や串本学童保育所による各種バザーが開かれた。

 体育館は子ども向けの会場とし、さまざまな挑戦企画やスポーツ「ボッチャ」体験、バルーンアートなどの機会を提供した。子どもらはスタンプラリー形式で各コーナーを回り、先着200人限定のクリア特典としてキャラクター人形釣りとお菓子釣りに挑戦。正午に先着300人限定のキャラクター風船プレゼントもあり、子どもの来場に拍車をかけた。

(2018年11月22日付紙面より)

記念式典。福祉功労者への表彰を行う町社協の堀登世会長=18日、串本町文化センター
歌と踊りの発表会。一丸でトルコダンスを披露する大島小児童
2018年11月22日
70 天空を2078人が疾走
 第7回新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン  
2018年11月22日
71 絵本の楽しさ伝える  読書活動リレーフォーラム  (那智勝浦町 )
2018年11月22日
72 色とりどりの光に包まれ  親子クジラがライトアップ  
2018年11月22日
73 岩本知真君が近畿地区選考へ  国際平和ポスター・コンテスト  (勝浦LC )
2018年11月22日
74 小林璃子さんら受賞  中学生の税についての作文表彰式  (新宮地域 )
2018年11月22日
75 好評の人権尊重カレンダー  次年度も継続を検討  (那智勝浦町 )
2018年11月22日
76 笑顔で古道を歩く  わかば保育園がハイキング  (那智勝浦町 )
2018年11月22日
77   
2018年11月22日
78 各学年代表が作文発表  保護者ら招いて「人権お話会」  (三輪崎小 )
2018年11月22日
79 来年の観光カレンダー完成  観光協会で一般頒布始まる  (串本町 )
2018年11月22日
80 171人出場し釣果目指す  第7回串本エギング大会  (串本町 )
2018年11月22日
81 境内で夜通し神火焚く  神戸神社例祭「火焚祭」  (古座川町 )
2018年11月22日
82 晩秋を舞が彩る  あでやかに「町民舞踊祭」  (那智勝浦町 )
2018年11月22日
83 引地さん(下里中3)が知事賞受賞 道尻君(太田小5)も優秀賞に (人権の詩)
2018年11月22日
84 お悔やみ情報