高速道路をつなぐ建設促進協 (那智勝浦町 )
那智勝浦町の「高速道路をつなぐ建設促進那智勝浦協議会」(藤社和美会長)は27日、役場大会議室で総会を開いた。串本―太地間の早期事業化をはじめ、近畿自動車道紀勢線の未整備区間解消を求める関係機関への要望活動などの事業案を承認した。ボランティア活動にも参加していく。
同協議会は、みんなの高速道路建設促進女性100人の会や観光協会、区長連合会など町内の24団体で構成。すさみ串本道路の工事着手、串本―太地間の新規事業化などの要望活動を行っている。
昨年は熊本地震被災者への募金活動と寄付、国土交通省と地元選出議員への要望活動、まぐろ祭りに参加し収益金を活動費に充てるなどさまざまな活動に取り組んだ。東京への要望活動については、例年よりも回数を増やし計6回、18人で臨んだ。
藤社会長は「最も強く望んだ本年度事業化はかなわなかったが、次年度実現に向け熱意を持って進めていく」と決意を新たにし、寺本眞一町長は「ミッシングリンクの解消に向け活動を進める中、事業化における国の理由付けの一つに、用地買収の問題がある。開通までの時間の短縮については、引き続き皆さんと共に頑張らなければいけない」と今後の協力を呼び掛けた。
(2017年6月29日付紙面より)
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五輪レスリング銅メダリスト・太田拓弥コーチらが訪問 (新宮高校 )
県立新宮高校に26日、新宮市熊野地出身で早稲田大学レスリング部監督も務めるラグビートップリーグ・ヤマハ発動機ジュビロの太田拓弥コーチ(47)と同ラグビーチームの西内勇人選手(24)、清原祥選手(24)が訪れ、同高校と新翔高校のラグビー部員21人にレスリングを指導した。ラグビーでも用いるタックルやモール(両チーム3人以上が立ち姿勢で組み合った状態)を中心に教えた。
太田コーチは、1996年に開催したアトランタ五輪のレスリング・フリースタイル74キロ級銅メダリスト。新宮にも何度か里帰りし、子どもたちにレスリングを教えている。ラグビー部員にレスリングを教えるのは今回が初で、「ラグビーとレスリングには、タックルやモールなど共通するところが多い」と話す。
太田コーチは自身でも印象深かったというアトランタ五輪3位決定戦前の試合のビデオを見せ、タックルにはメンタル、ヒットスピード、スキルが重要だと説いた。ヤマハの武器であるモールのムービーも見せ、レスリングの技術を応用した練習方法や姿勢の崩し方などの技を教えた。
太田コーチは部員たちの練習を見て、「まだまだ体つきはできていないが、高校生は成長が早い。意欲を湧かせて、教えた練習をしっかり続ければ、強くなれると思う」と今後に期待した。
(2017年6月29日付紙面より)
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児童館行事「七夕会」 (古座川町 )
古座川町民体育館で24日、児童館行事「七夕会」が開かれた。町内の子どもやその家族約110人がささ飾りづくりに取り組み、一足早く天上の織姫やひこ星に向け願い事をするなどした。
子ども同士の交流を深める中で自主性や社会性、創造性を高めるという児童館の趣旨に基づく、同町恒例の行事。現在は子ども教育15年プランを推進する同町教育委員会教育課の職員が一丸となって計画し、町内の子どもや家族に参加を呼び掛けている。
本年度は中央公民館が改修期間中で使えないため、町民体育館で実施。仲本耕士副町長が行事のあらましを先に紹介し、七夕にちなんだ絵本の読み聞かせでいっそう気分を高めた子どもらは、受け付け時に配られたカードに書いてある順番で▽ささ飾り制作▽おみやげ釣り▽ほしかざりづくり―の各体験に挑戦した。
ささ飾りづくりは長さ約50㌢のプラスチック製のささ枝に折り紙飾りや短冊を飾り付ける内容でペーパードレスを着た織姫役、ほしかざりづくりは恒例の大ざさ(=タケ)に代わるオブジェ「天の川」にみんなで願い事を飾る内容で同ドレスを着たひこ星役、がそれぞれ挑戦を後押し。「天の川」にはドッジボール大会での勝利や泳ぎ、走りの上達といった願いや、ケーキ屋やキャラクターなどなりたい自分を書いた短冊が鈴なりに飾り付けられた。高池在住の上村廣美さんが飛び入りでハーモニカ演奏「たなばたさま」を披露し、雰囲気を盛り上げた。
各体験を一足早く終えた子ども向けに織姫やひこ星の顔出しパネルも準備され、記念撮影した写真をすぐに印刷してプレゼント。終盤では同町のマスコットキャラクター「瀧之拝太郎」が「天の川」の出来栄えを確かめ、参加者、織姫役、ひこ星役の全員と一緒に記念撮影に臨んだ。
おみやげのお菓子と併せてジュースも配られて行事は終了。和田充旦教育長は同プランを軸にこれからもさまざまな楽しい行事を開くとし、引き続きの参加を子どもや家族に呼びかけて締めくくった。
この日仕上がった「天の川」は7月31日(月)まで南紀月の瀬温泉ぼたん荘温泉館内に飾るという。
(2017年6月29日付紙面より)
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王子ヶ浜を守る会が国と協定
新宮市の王子ヶ浜を守る会(速水渉会長)と協力企業が27日、国土交通省と「ボランティア・サポート・プログラム」協定を結んだ。国交省や新宮市と協力して、同市高森の国道42号沿いの美化や景観の改善などに取り組んでいく。
「ボランティア・サポート・プログラム」は地域や企業の人々に道路の美化活動に参加してもらうことで快適な道づくりを進めていく制度。道路管理者と市町村が実施団体の活動をサポートし、団体は実施区域と活動内容を決め三者間で協定を結ぶ。
王子ヶ浜を守る会は、上陸したウミガメが産卵しやすい環境を目指して海岸部の清掃活動などを続けている団体。今回の協定では、高森地先の歩道部で道路清掃などを行い、地域にふさわしい道づくりを進める。
市の玄関口である国道42号広角地区の国有地約170㍍の区間に、水道設備が整い次第花壇を建設する予定で、速水会長は「管理は責任を持って行う。花壇には季節の花を植えていきたい。最善を尽くしてやるので協力をお願いしたい」と話していた。
同会は、熊野地方は国立公園や世界遺産が多く、日本だけでなく世界中から多くの人が訪れる大切な文化遺産の土地とし、来訪者だけでなく、地域の人にも安らぎと感動を持ってもらえるよう、道路の美化や景観改善に取り組んでいきたいと話している。
(2017年6月29日付紙面より)
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県中学校春季卓球大会
モルテンカップ小学生バレー地方予選
宇久井漁協が500万円寄付 (那智勝浦町 )
宇久井漁業協同組合(亀井睦弘代表理事組合長)は、臨時総会での総員賛同により26日、那智勝浦町の災害準備基金と新病院建設に漁協の収益500万円を寄付した。
同漁協自営の定置網漁は従業員21人、職員5人で操業。昭和57年の漁業改革以後、運営は好調で漁獲高も右肩上がりが続いているという。
亀井組合長は「組合員は本当に良くやってくれている。全て彼らのおかげ。若い人が増えて、作業もはかどっている。これからも、一つ上を目指して頑張りたい。今日は組合の総意を届けた。しっかりと有効に使って」と話し、寺本眞一町長は「宇久井漁協は運営、活気共にトップクラス。県下に名だたる成果に改めて敬意を表するとともに多額のご寄付に心から感謝します。今後も地域の漁業貢献にご尽力いただき、他の漁協の手本となって」と期待を込めた。
会談では「宇久井ブランドを立ち上げてはどうか」との提案があり、水産資源や船の減少など、漁業問題に対する町の支援について意見が交わされた。
(2017年6月28日付紙面より)
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新宮市障害児者父母の会
新宮市障害児者父母の会(須川暁廣会長)は24日、那智勝浦町のホテル浦島で会員相互の交流を深めようと「親子のつどい」を開催し、34人が参加した。総会の後、夕食やビンゴゲーム、カラオケなどを楽しんだ。
総会では須川会長が「2年に1度の機会。事故の無いように」、来賓の田岡実千年市長が「市民の誰もが心豊かに過ごせる環境づくりを目指し、障害者施策にも、しっかり取り組んでいく。今日は十分に楽しんでください」とあいさつ。療育キャンプ(8月3日)、連絡協議会スポーツ大会(3月)などを盛り込んだ本年度事業や予算を承認した。
同会は心身障害児者を持つ父母の互助激励を図るとともに関係機関の協力を得て、障害児者の福祉増進を目的に活動している。
(2017年6月28日付紙面より)
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12人が活動への理解深める (新宮警察署 )
新宮警察署(谷本克也署長)は26日、同署で業務説明会を開いた。高校生12人が警察の仕事の内容や勤務環境を聞き、鑑識体験や署内見学をした。
警察署独自での説明会は初の開催。谷本署長は「実際の警察業務を見て、聞いてもらい、試験を受けていただければ。高校卒業でなく、大学へ進学してからでも結構。常に警察官を志す気持ちを忘れないでほしい。県、新宮市で活躍してくれることを願っています」とあいさつした。
自身も管内出身の警務課担当者は、勤務先が警察本部と各署に分かれていることや、多種多様な部門があり配属の希望を出すこともできるが、原則は試験に合格すると全員が警察学校に入校し、卒業後はまず交番勤務になると話した。
交番や駐在所に勤務しパトロールや現場臨場、各種届け出の受理などを行う「地域警察」、犯罪抑止や安全対策、サイバー犯罪などを担当する「生活安全警察」、凶悪事件の摘発や鑑識活動を行う「刑事警察」、交通取り締まりや事故捜査などを行う「交通警察」、警護や暴動行為の鎮圧、災害救助などを行う「警備警察」、職員採用や人事などの事務を担当する「警務警察」があると、それぞれの業務内容を紹介した。
高卒採用の初任給、結婚や誕生日などに伴う休暇制度、異動は原則県内であることなどを丁寧に説明。「さまざまな分野で仕事があり、希望と努力で実現させることができる」と呼び掛けた。
鑑識体験ではビンに付いた指紋を採取した他、警備課の資機材や災害救助パネルの見学などもあり、生徒たちは警察業務への理解を深めた。
警察官を志望する近畿大学附属新宮高校の上浦大雅君(17)は「熊本地震のとき、警察の人が頑張って助けてくれたことから、いろいろなところで活躍していてすごいと思いました。悪い人を捕まえて更生させるような警察官になりたい」と話していた。
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■採用試験7月3日から受け付け
平成29年度第2回和歌山県警察官A、和歌山県警察官Bの採用試験申し込み受け付けが7月3日(月)から始まる。8月15日(火)まで。採用試験案内と申込書は県内警察署や交番で配布している。
申し込み方法は郵送、またはインターネット。所定の申込用紙に必要事項を記入し、顔写真を貼って必ず簡易書留郵便で郵送する。インターネットの場合は和歌山県のホームページより「電子申請/申請書」画面を選択し、画面の指示に従って手続きを行う。第一次試験は9月17日(日)。
(2017年6月28日付紙面より)
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男女共同参画週間街頭啓発 (串本町 )
串本町串本のAコープ紀南VASEO店前で23日、男女共同参画週間(23~29日)に伴う街頭啓発があり人権擁護委員ら8人が住民に男女共同参画への理解や実践を呼び掛けた。
この週間は内閣府が提唱する男女共同参画社会(男女が対等に社会参加し、均等に利益を享受し共に責任を担う社会)の強調期間にあたり、期間中は全国各地でさまざまな啓発活動が展開される。
同啓発には新宮人権擁護委員協議会の委員4人と県職員2人、町職員1人と和歌山地方法務局新宮支局の德村嘉昭支局長が参加。▽本年度のキャッチフレーズ「男で○(まる)、女で○(まる)、共同作業で◎(にじゅうまる)。」と男女共同参画社会の意味や同社会基本法に掲げられた基本理念(5本柱)などを伝えるチラシ▽県男女共同参画センター「りぃぶる」を紹介するメモ用紙▽同センターの相談受付専用ダイヤル073・435・5246を紹介するウエットティシュ―などの啓発グッズ200セットを往来する住民に配った。
(2017年6月28日付紙面より)
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バタフライ・ダブルス・チームカップ
横綱・日馬富士関ら伊勢ヶ濱部屋の力士が18日、来年創建2050年を迎える田辺市本宮町の熊野本宮大社に手形を奉納し、来場所からの活躍を誓った。横綱は「美しい自然の中にある神社を気持ち良く参拝させていただきました。名古屋場所に向けてパワーをもらいました」と話した。
同社の崇敬者の紹介で、伊勢ヶ濱部屋の親方(元横綱・旭富士)、日馬富士関、大関・照ノ富士関、安美錦関が正式参拝した。3力士のほか、宝富士関、誉富士関、照強関と同部屋の10両以上の力士の手形を押した板(縦30㌢、横180㌢)を奉納した。
部屋に対し、お札、勝守(かちまもり)、挑花などを贈呈した九鬼家隆宮司は「熊野は悩み、立ち止まった時に自分を見つめ直す場所といわれています。これからの部屋の発展、相撲業界の発展を祈ります」とあいさつ。親方は「みんなで夏場所に向けて一日一日いい相撲をとっていければ」と話した。
同社には大勢の見物人が訪れ、力士らは気さくに記念撮影に応じていた。一行は参拝の後、白浜町の特別養護老人ホームを慰問した。
一行と歓談した九鬼宮司によると、横綱は熊野について詳しく、「熊野古道を歩いてみたい」と話していたという。「いつも身に着けていたい」と個人的にも「勝守」を入手した。
九鬼宮司は「現役の横綱に参拝していただき、来年のご創建2050年を迎えるにあたり力を頂いた。来場所はぜひ優勝していただきたい」と話した。
(2017年6月20日付紙面より)
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休耕田にヒマワリの種まく (熊野川フラワーツーリズム協 )
熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)は18日、新宮市熊野川町西敷屋の休耕田にヒマワリの種をまいた。町内4地区、約4㌶の土地に約25万~40万本分をまく予定。9月10日(日)には「ひまわりまつり」を予定しており、下阪会長は「花の咲く町になってくれれば」と話していた。
同協議会は2011年9月の紀伊半島大水害で被災した町を花の名所にして元気づけようと、休耕田や耕作放棄地に種をまいている。この日は会員と地域住民らが参加。縄に付いた目印を頼りに手作業でまいたり、種まき機を使ったりしながら協力して取り組んだ。
西敷屋在住で協議会会員の辛嶋彰さん(76)は「この地区は特に高齢化が進み、休耕田が増えています。維持していくには活性化につながる花作りなどをしなければ集まる機会も少ない。できる限り、続けていきたいです」。
土地の所有者の向井地數廣さん(85)は「昨年はきれいでみんなが褒めてくれた。盆の時期に見られるようにと今年はまく時期をずらしました。きれいに咲いてくれれば」。種をまいた70代の地元の女性は「花が咲くときれいだった。植えるだけでなく初めから手伝うことができればいいんですけれど…。男性たちが大変だと思います」とほほ笑んだ。
熊野川行政局の山本茂博・住民生活課長(56)は「大変でしたが地元の人も一生懸命で、事務局としても地元のことには協力したいです。花が咲くのが楽しみ。今後とも地域の人たちと一緒に頑張って熊野川町を元気にしたい」。
下阪会長は「時々種があれば欲しいという人もいる。また、種を使ってと送ってくれる人もいます。県外からも問い合わせがあるよう。今年もひまわりまつりを大々的にやりたいです」と語った。
7月9日(日)午前9時ごろからは平野地区での種まきボランティアを募集しており、協力を呼び掛けている。
(2017年6月20日付紙面より)
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串本町有田にあるJR紀伊有田駅で5日から14日まで、「紀の国トレイナート2017」関係の作品制作があった。昨年に続き和歌山市在住のアーティスト・画家まつおさん(30)が作品を描き込み、一段とにぎやかさが増した。
この制作は同トレイナートの一企画『駅舎アート』の一環。画家まつおさんは昨年初参加したアーティストで、『え、こんなところにこんな駅?』と題して同駅における作品制作を担当している。
イベントは毎年秋に開かれているが、画家まつおさんはその時期が多忙なため今回は一足早く作品制作に取り組んだ。駅舎線路側の壁面をキャンバスにし、高さ約1・9㍍、幅約3・6㍍の新作を水性ペンキで描き込み。14日に完成させ「串本の海の中」と名付けた。
画家まつおさんは3月から始まった串本海中公園水族館と紀の国トレイナート実行委員会による企画展「海をかりる展」(同館内で実施中)の序盤の展示を担当。その時に串本の海を自身の目でじかに確かめ、後に野村恵一館長からシュノーケリング観察によるサンゴの紹介も受けた。新作はその成果を投影し感謝する思いで描いたという。
持ち味とする規則正しい曲線や円の表現とサンゴの描写で串本の海を形作り、アオリイカやトビウオ、ナマコやウミガメ、セミエビや各種熱帯魚など実際にいる生き物を描き加えた。
新作とは別に、昨年作にもサンゴを重ね描いて串本の海らしさを強めた。制作中は自身の知り合いと下校中の串本西小児童が訪ねてくれたそうで、子どもが自分の絵を見て魚の名前を言い当ててくれるのがうれしかったという。制作後も作品を楽しんでもらえるよう、子どもに好評のオリジナルキャラクター『まるぞう』を随所に描き足し、「串本の海と子どもをもっと身近にする作品になった」と仕上がりを振り返る。
今年の制作はひと段落したが、「トレイナートが続く限りこの作品を発展させたい」と画家まつおさん。「この作品はきれいだけで終わらせたくない。紀伊有田駅へ来たらこの辺りのことが一通り知れる。そんなエンターテイメント性を出していきたい」と語った。
14日現在、同トレイナート2017の日程や詳細な内容は未発表。紀伊有田駅については一足早く今年の作品が完成し、画家まつおさんは「自分はいないけれど、多くの皆さんに鑑賞してもらい楽しんでもらえれば」と期待した。
(2017年6月20日付紙面より)
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三輪崎小学校でプール開き (新宮市 )
新宮市立三輪崎小学校(芝﨑勝善校長)で19日、プール開きがあった。6年生62人が1年ぶりの水の感触を楽しんだ。
プール掃除は9日に実施した。19日の同市の気温は午前9時の時点で27・5度、10時には29・6度を記録しており、太陽が輝く絶好のプール日和となった。
水着に着替えた児童らは準備体操でしっかりと体をほぐした。足を水につけ、頭から徐々にならしていき、水につかると「冷たい」「きゃー」と歓声が上がった。水の中で歩いたり、泳力を確認したり、児童らはうれしそうに取り組んでいた。
大野咲空君(11)は「水が冷たかった。時間が少なかったのと、プールが浅い」。川上颯心君(11)は「楽しかった。冷たさもちょうど良かったし、面白かった」と笑顔を見せていた。
(2017年6月20日付紙面より)
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第23回JA杯ソフトバレー大会
第36回紀南陸上競技選手権大会
個人総合ではマルコスが3位 (ツール・ド・熊野 )
熊野地方を舞台に1日から4日間にわたり国内外のトップライダーが集い、熱戦が繰り広げられた「第19回ツール・ド・熊野」が4日に終了し、ホストチームとして参戦した「キナンサイクリングチーム」がチーム総合で連覇を果たした。
キナンは2位のタブリーズシャハルダリチーム(イラン)に3分29秒差をつけて優勝。個人総合ではチームのマルコス・ガルシアが3位、山本元喜が7位、トマ・ルバが8位、山岳総合でトマ・ルバが2位に入った。
ツール・ド・熊野参戦3年目のキナンは、初日のプロローグを総合15位で終え、第1ステージで順位を4位まで上げた。続く第2ステージでは、トマ・ルバのチーム初となるステージ優勝やマルコスの3位入賞、山本元喜も9位と活躍し、チーム総合首位に浮上した。第3ステージでは、レース前は42秒差だったタイム差を3分29秒にまで広げ、連覇を飾った。
表彰式でキャプテンのジャイ・クロフォードは「角口会長の言うとおりに走ったら優勝することができました」とユーモアを交えて語り、会場を笑いの渦で包み、「皆さんのおかげで勝つことができました。本当にありがとうございました」と喜んだ。
石田哲也監督は「(個人)総合優勝を狙って戦ったのですが、ホセ選手(マトリックスパワータグ)も強くて、そこには及ばなかったが、チーム総合優勝と昨日の第2ステージのステージ優勝ができたので結果としては良かったと思います。来年は(個人)総合優勝を狙って、トライしていきたい」と話した。
(2017年6月6日付紙面より)
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画家の諏訪敦さんが参拝
那智勝浦ロータリークラブ(那智勝浦RC・後誠介会長)が那智山青岸渡寺(高木亮享住職)に奉納したご朱印用紙の精密鉛筆画を描いた、画家の諏訪敦さん(49)が3日、後会長らと那智山を訪れ、同寺と熊野那智大社(男成洋三宮司)を参拝した。
那智勝浦RCは、創建1700年を迎えた那智大社と西国三十三所草創1300年の記念事業を開催中の青岸渡寺へ今年4月に細密鉛筆画を配した記念ご朱印用紙を奉納した。那智大社には鉛筆細密画家の篠田教夫さんが那智の滝を描いた「那智御瀧」、青岸渡寺には画家の諏訪敦さんが青岸渡寺本堂を描いた「本堂」が贈られた。篠田さんは3月18日に那智山を訪問している。
この日、青岸渡寺を訪れた諏訪さんを高木亮英副住職らが出迎えた。高木副住職は諏訪さんに感謝の言葉を述べ、寺の由来や修験道について話した。
諏訪さんは北海道の室蘭生まれ。国宝『那智瀧図』を見たことがきっかけで、2003年に那智の滝を描いたという。同じ年、初めて熊野を訪れた。「一般の暮らしとは時間のスケールが違う中、那智の滝が変わらずにある。さまざまな階層が、この一カ所で感じられるのは素晴らしい」と話し、古い建造物などが残る歴史的なこの地域への創作意欲を語っていた。
記念ご朱印は、那智大社と青岸渡寺いずれも2000円。那智大社では1700枚にナンバーを入れて頒布している。
(2017年6月6日付紙面より)
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料理2種類商品化に向け (串本マグロ料理推進協 )
串本マグロ料理推進協議会(大橋究未会長)は本年度、和歌山大学観光学部の学生8人と連携して串本産養殖クロマグロの料理「マグトルジャー(=ジャーサラダ風ちらしずし)」「マグカラくん(唐揚げ)」の商品化を進める。販売を前提にしてその筋道を形作るのが目標で、連携するにあたり3、4の2日間、学生を招いて現地視察や試食の機会を提供し、互いの理解と親交を深めた。
上記の料理は前年度、同協議会と県立串本古座高校家庭部と連携して開発し発表。同校文化祭や南紀熊野ジオパークフェスタの各会場で販売し、アピールに努めた。養殖クロマグロを手軽に味わえる料理だが食材コストが高すぎる点が課題になり、現状で目標とする常時販売には至っていない。そのため商品化をさらに推進する方策として、同大学の地域インターンシップ(LIP)の活用を考えた。
LIPは学生が課題を調査し地域と一緒に解決方法を考える実践演習。自治体の協力を得て複数の実習テーマが設定されていて、同協議会は事務局の同町産業課を通して上記趣旨の実習テーマを新設し、1、2回生8人が選択し演習として動き始めた状況にある。
現地視察では町域の主な観光地や主力産品など地域資源の特色やクロマグロ養殖の現場などを紹介。商品化を目指す料理2種類は学生みずから調理して味わいを確かめた。2日目午後は同協議会事務局(=同町産業課)と学生が懇談会に臨み、料理の印象発表や改善点の提案、今回の連携でできそうな宣伝手法などで意見を出し合った。
学生からはコスト削減やボリューム感向上を求める意見が挙がり、ジャーサラダ風は失うが層を見せたいというこだわりを押しずしで表現し、バーガー用の紙容器に両方を詰めてセット販売すれば選ばれるのでは、というアイデアも提案された。宣伝手法面ではクーポン付き雑誌を活用すると注目されやすいなどの意見があった。
今回の研修について8人のリーダー、中西凱さん(2回生)は「LIPに参加して初めて串本がマグロで栄えていることを知り、養殖が技術的に高い位置にあることも分かった。マグロは天然資源が枯渇し養殖が注目されている。いわば飛躍のチャンスであり、その機会に協働できることが嬉しいし、精いっぱい頑張りたい」とコメント。
今後の取り組みの流れは同日現在で未定だが、同協議会事務局の博多敏希さんは学生の側の成果も重々配慮し、販売開始を絶対条件にせず協働で商品化に弾みをつける成果を目指して連携するとしている。
(2017年6月6日付紙面より)
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実行委員ら寄付回りを開始 (新宮市佐野区 )
新宮市佐野の夏の風物詩、「佐野柱松」。8月16日(水)の開催に向けて、実行委員会(瀬古尊夫会長)のメンバーが、区内の各戸を訪問して運営資金の寄付を募る活動を開始した。4日には、12人が佐野1丁目~2丁目を回った。
佐野柱松は五穀豊穣(ほうじょう)などを願う同区の伝統行事。戦時中に一時中断、1948年に再開したが、資金、人手不足で1959年に再び中断。1993年に同実行委員会が復活させ、25年目となる。
寄付を呼び掛ける活動は毎週日曜日に行う。6月いっぱいと7月初旬で佐野区民の他、企業を訪問する予定。寄付のお礼にオリジナルのタオルやうちわを手渡す。
くろしお児童館の踊りや子どもたいまつ投げなどに加え、25周年の節目となる今年は花火を増やしていくことも考えている。同委員会の神林信久副会長は「昨年と同じようにスムーズに実行していきたい」と話していた。
(2017年6月6日付紙面より)
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第34回紀南テニス団体戦
第19回ツール・ド・熊野