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2022年09月27日
1 大輪の花、秋の夜空に
 追善供養花火をする会  (新宮市熊野川町 )

 「熊野川追善供養花火をする会」は24日夜、新宮市熊野川町能城山本(のきやまもと)で追善供養の花火を打ち上げた。地元住民や車中から花火を観覧していた人らは、夜空に咲いた約640発の花火に拍手や歓声を送った。

 紀伊半島大水害(2011年)の犠牲者を含む、多くの人々の供養のためにと彼岸の時期に企画し開催。いまだ収束のめどのたたない新型コロナウイルス感染症の収束や、またコロナ禍の影響を受ける人々に対する元気づけに対する願いも込められている。

 同町では、水害から10年の節目を迎えた昨年、「供養花火をする会」が犠牲者を追悼しようと花火の打ち上げを企画。「今年も花火をしてほしい」といった多くの声を受けて実施に至った。開催に向けて250を超える近隣の企業や個人から寄付が集まったという。

 なお、同会では23日に熊野川ドームさつきで歌やダンスによるイベントを企画していたが、台風15号の接近に伴い大雨警報が発表されたことから、イベントの開催を取りやめた。

 花火は十数㌶の田んぼの真ん中から打ち上げられた。スターマインや6号玉が光のショーを繰り広げ、地域住民らは夜の秋空を彩る大輪の花に見入っていた。

 翌25日には、町民らが早朝から花火打ち上げ地点周辺で清掃活動を実施。有志約40人が参加し、花火の燃えかすなどを拾い集め美化活動に汗を流した。

 同会の下阪殖保さんは「花火の恒例行事化を望む声も多い。行政も協力してもらえればありがたい」。

 池上順一さんは「熊野川町は生きている、それを示したいとの思いから、下阪さんをはじめとした人々が町のために動いてくれている。そういう気持ちが大事。花火の打ち上げはみなさんの協力がないとできないこと。ささやかながら地元への感謝を示し、恩返しをする機会になったと思う。来年もみんなで花火を打ち上げることができたら」と話していた。

(2022年9月27日付紙面より)

夜空に大輪の花火が打ち上がった=24日夜、新宮市熊野川町
清掃活動に参加した皆さん=25日、同町
2022年09月27日
2 JSTO月例会で活動紹介
 CGS部代表チームで発信  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校CGS部が22日、ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)の月例会ゲストとして情報発信をする機会を得た。同協会は22~25日に東京ビッグサイトであったツーリズムEXPOジャパン2022内の自ブースを会場に設定し、同部はウェブ会議システムで参加。会員など旅行業界の関係者が情報を受け止める形となった。

 この情報発信は、JSTOの新津研一代表理事から月例会ゲストの誘いを受け応えたことで実現した機会。部員を代表して雑賀和さん、鈴木美咲子さん〈以上2年〉、鈴木紅瑠魅さん、竹本芽生さん、森大地さん、水本琉那さん〈以上1年〉がチームを結成し、「本州最南端での地域活性化の挑戦~CGS部の挑戦~」と題した内容を準備して情報発信に臨んだ。

 CGSは地域包括的支援(Community General Support)の略称。高校生がどのように地域を知り課題を見つけて支援をしているかについて、万能だれの商品化や防犯灯点検などの実績を織り交ぜて伝えた。

 そのように活動の傾向を示唆した上で同協会からの希望に応え、スペースポート紀伊のロケット打ち上げに向けたロケットラーメンなどのメニュー開発や「カイロス君」バッジ制作などの取り組みも紹介。今後は交流サイト(SNS)による打ち上げのライブ中継も目指していると予告し、実現時の視聴も呼びかけるなどした。

 発信先のツーリズムEXPOジャパン会場は期間の前半に業界関係者、後半に一般を対象にして公開される仕組み。旅行業界に関わる人に情報を受け止めてもらえて光栄、と心境を語る雑賀さんは串本町を知らない皆さんに少しでも魅力が伝わればという思いで今回の情報発信に臨んだと振り返り、主軸のCGS部活動について「かしこまった話ではなく、雑談の中で(本州最南端には)こんな高校があると話していただけたらうれしい」とコメント。鈴木さんは今回の情報発信をきっかけにし、気軽に串本へ来てくれる人が増えることを今後に期待した。

(2022年9月27日付紙面より)

ウェブ会議システム越しでCGS部の活動を紹介する部員=22日、県立串本古座高校
2022年09月27日
3 デジタル技術の広がりは
 若手国際フォーラム  (新宮市・東京大学 )

 新宮市と東京大学大学院人文社会系研究科・文学部は25日、同市浮島の浮島児童館での対面とオンラインを併用して「東大人文・若手国際フォーラム」を開催した。同大学の大向一輝准教授が基調講演。同大学助教で地域連携担当の太田泉フロランスさんが進行役を務め、留学生らが研究報告をした。

 同市と同大学大学院人文社会系研究科・文学部は昨年3月に連携協定を締結。東京大学と共に人文学を応用しての地域振興や交流促進、地域連携活動などを図っている。

 このたび、留学生ら約10人は同大学文学部長・人文社会系研究科長の秋山聰さんらと共に23日に熊野入り。26日にかけて新宮市や那智勝浦町、三重県熊野市などを訪れ「熊野体験研修」を行った。フォーラムは研修のプログラムの一つとして実施するもので、留学生らが自らの研究や熊野地方についての印象を語り、それぞれの国や地域への理解を深めることを目的に開かれた。

 フォーラム開催に当たり、田岡実千年市長は「大都市にはない何かを感じ取っていただき、今後の研究活動に役立てていただければ。また、母国に戻られてからも、この地での体験を発信いただければ」とあいさつ。

 秋山さんは、同大学と市が連携協定締結に至った経緯や活動を振り返り「当大学には優秀な留学生がたくさんいる。そんな人たちが熊野を体験し、熊野の人と交流することで緩やかながら大きな波及効果があると思う」と期待を寄せた。

 大向准教授は「熊野学の未来:デジタル技術による支援に向けて」をテーマに講演。デジタル技術にできることやその方向性、役割などを説明し▽文字▽地図▽3D―の各分野の研究や活用に展開しうるデジタル技術の広がりについて解説した。

 全国4800社に及ぶ熊野神社のリストから住所を緯度・経度に変換し地球儀ソフトに落とし込んだ日本地図を紹介し「4800社と軽く言うが、地図に落とし込んでみると日本列島を隙間なく埋め尽くしていることが分かる」。

 3Dの世界への技術の転換に関して、メタバース(3次元の仮想空間やそのサービス)における熊野曼荼羅(まんだら)絵解きの世界を実演。「ある程度の知識がないと活用につながらない。対象と向き合うのは人の役割。共通のテーブルとしてのデジタル技術だと思う」としながらも「遠隔で絵解きを再現するのは可能だが、熱量や意志、コミュニケーションを備えた熊野比丘尼(びくに)の代わりはできない」と付け加えた。

(2022年9月27日付紙面より)

大向一輝准教授がデジタル技術の活用方法などについて講話した=25日、新宮市の浮島児童館
対面とオンラインを併用して行われたフォーラムの様子
2022年09月27日
4 新しい風を吹かせよう
 3年ぶり中高合同の近大新宮祭  (新宮市 )

 新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長)で25日、近大新宮祭(文化行事の部)が開催された。全校生徒477人がクラス行事や舞台発表などを通じ、今年のテーマである「新風」を表現した。

 本年度は3年ぶりに中高合同で、保護者の観覧も受け入れて実施。文化行事の部は24、25日の2日間にわたって開催を予定していたが、台風15号の影響で1日目のオープニングセレモニー・クラブ発表を延期し、2日目のクラス行事のみを先に開いた。

 高校生徒会の田岡結会長は「『新風』には、新型コロナウイルス感染拡大前と同じ活気を取り戻し、新型コロナ後の状況も取り入れたこれまでにない新しい取り組みをしようという思いを込めた。中高一緒になって楽しみましょう」と校内放送であいさつ。

 体育館では中学生の映像作品や劇の発表があり、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝える「クリスマスの奇跡」や海洋プラスチックごみ問題を訴える「プラ島太郎」など、時節を捉えた作品が多く見られた。

 高校のクラス行事では、教室に近大マグロの巨大オブジェやフォトスポットなどが登場。絵の具やゴーカートを使ったアトラクションや脱出ゲーム、縁日など多彩な催しがあり、学年やコースを超えて生徒たちが交流した。近大新宮祭の様子は、後日写真で紹介する予定。

(2022年9月27日付紙面より)

第1次世界大戦の戦場に「きよしこの夜」が響く=25日、近畿大学附属新宮高校・中学校
海洋プラスチックごみを拾うアトラクション
2022年09月27日
5 初秋に鮮やかな色彩添える  各地でヒガンバナ花の盛り  (串本町・古座川町 )
2022年09月27日
6 一通りの手順教わり経験  三尾川小児童らが稲刈り  (古座川町 )
2022年09月27日
7 近大新宮が二次予選進出  秋季高校野球県大会  
2022年09月27日
8 福祉や財政など問う  太地町議会一般質問  
2022年09月27日
9 1位に西美晴さん  写連新宮支部9月例会  
2022年09月27日
10 シュウカイドウ咲く  遊歩道沿いでひっそりと  (那智の滝 )
2022年09月27日
11 「いつまでもお元気で」  高田地区福祉委員会がプレゼント贈呈  (新宮市 )
2022年09月27日
12 自然の恵みに感謝ささげる 熊野本宮大社で「献湯祭」 (田辺市本宮町)
2022年09月27日
13 元気いっぱい運動会  幼稚園や保育所などでシーズン始まる  (新宮市・那智勝浦町 )
2022年09月27日
14 バスケット作り楽しむ  子育てサロン「ふれんZOO」  (紀宝町 )
2022年09月27日
15 「戦争は人の心が荒れ果てる」  中田重顕さんを迎え講演会  (熊野市 )
2022年09月27日
16 秋空の下、地域一体で楽しむ  相野谷地区で合同運動会  (紀宝町 )
2022年09月27日
17 新翔高男子Bが優勝  新宮弓友会主催の月例射会  
2022年09月27日
18 古き良き日本の名作楽しむ  3年ぶりの日本優秀映画祭in南紀熊野  (那智勝浦町 )
2022年09月27日
19 新宮市登場の単行本発売中  漫画家・やまさき拓味さん  
2022年09月27日
20 お悔やみ情報
  
2022年09月23日
21 協力が成功と楽しさの源 「彩雲祭」2年ぶり単独開催 (新宮高校)

 新宮市の県立新宮高校(東啓史校長、生徒562人)で22日、文化祭「第29回彩雲(あやぐも)祭」が開かれた。行事テーマは「今できることを全力で!~『協力』が成功と楽しさの源~SDGsとともに」。文化クラブによるステージなどがあり、生徒たちがさまざまな催しを楽しんだ。

 昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模を縮小し、文化祭と体育祭を1日で実施したため、文化祭を単独開催するのは2年ぶり。

 学校行事にさまざまな規制がかかる中「一度きりの高校生活で、今できる最大限のことを全力でやり遂げたい。持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールに向け、自分たちにできることを考えたい」との思いを込めて開催した。

 オープニングセレモニーでは、玉置七彩生徒会長が「1、2年生は初めての文化祭。手探りながら、全校生徒が一生懸命準備に携わってきた。思いっきり楽しみ、自己の成長の場にしましょう」とあいさつ。尾﨑玄多・行事企画運営委員長は「今年は文化祭を1日開催ができて本当にうれしい」と語り、動画を通じて文化祭を楽しむための七つのルール▽体調が悪いときは無理せず参加を見合わせる▽大声を出さず、3密を避ける▽教室は常に換気―などを呼びかけた。

 文化部のステージでは、吹奏楽部が今年のコンクール曲「生命(いのち)のアマナ~ウインド・アンサンブルのために~」などを演奏。放送部による星新一の「ある夜の物語」、詩「道程」の朗読、琴部の「虹」「千本桜」の演奏、書道部のパフォーマンスなどが会場を盛り上げた。

 午後には各クラス、生徒会、委員会によるアトラクションや展示があり、SDGsに関連した企画が多く見られた。

(2022年9月23日付紙面より)

オープニングセレモニーで吹奏楽部が演奏=22日、新宮市の県立新宮高校
2022年09月23日
22 センサリーボトルを工作
 すくすくワークショップ  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町地域子育て支援センター(戸塚ゆう子センター長)は12、13の両日、同町福祉健康センターで「すくすくワークショップ」を開いた。町内で子育て中の親子らが参加し、センサリーボトルを作った。

 センサリーボトルとは透明の瓶にオイルやビーズ、ラメ、カラーセロハンなどを入れ、ゆっくりと揺らめく様子を楽しむおもちゃ。「安らぎのジャー」「魔法のビン」とも呼ばれる。

 この日はペットボトルと洗濯のり、カラフルなジェリービーズなどを使って工作。子どもたちは好きな色のフェルトボールを選んでペットボトルに入れ、浮いたり沈んだりする様子を不思議そうに眺めた。

 南知希君(3)と参加した母親の準子さんは「色がきれいで、集中して作ってくれたと思う。最近はおもちゃだけではなく、他の子どもたちに興味を持ち始めたようで、遊んでいるところを近くに見に行ったりしています」と話していた。

 ワークショップは未就園児と保護者を対象に、毎月実施している。10月は18日(火)と19日(水)にハロウイーンの工作をする予定だ。申し込みは同センター(電話0735・52・0224)まで。

(2022年9月23日付紙面より)

揺らめくボールを見つめる=13日、那智勝浦町福祉健康センター
2022年09月23日
23 合同で災害パネル展実施
 新宮警察署と串本海保署  (串本町・古座川町 )

 新宮警察署(田原正士署長)と串本海上保安署(内海浩一署長)の合同による災害パネル展示が21日、串本町文化センターと古座川町中央公民館の2会場で始まった。いずれも30日(金)までの実施で、日々の防災意識を高める一助として目を通してもらえればとしている。

 旧串本警察署と串本海上保安署の取り組みを継承しての実施で、地域住民のさらなる防災意識の向上を図ることが目的。展示物は写真や啓発ビラなどで、警察活動や海上保安活動の様子や同活動越しに見る被災地の状況を伝えて普段の防災意識を高める構成としている。

 串本海上保安署のパネルの内容は阪神淡路大震災以降の主だった大規模災害における活動紹介で2会場ともほぼ共通。新宮署のパネルの内容は2会場で異なっていて、串本町会場は令和元年台風19号と平成30年西日本豪雨と平成23年紀伊半島大水害、古座川町会場は同大水害と東日本大震災となっている。

 合同の災害パネル展実施は2018年に旧串本警察署と串本海上保安署が取り組んで以来約4年ぶり。趣旨が近しい連携として約2年前に合同で津波防災の街頭啓発をした経緯もあり、こちらも災害パネル展実施期間の初日にオークワ串本店前、29日(木)に同古座川店前で継承実施するとしている。物資は災害時の海上保安活動の概要と津波緊急避難時の確認事項や非常持ち出し品を伝える啓発ビラなど。ビラは100セットを準備し新宮警察署と串本海上保安署の各署員5人で手分けして住民へ配り、その説明で防災意識を促した。

 新宮警察署警備課の谷英人課長は「防災週間から少し遅れてしまったが、今は台風シーズンに当たるので何とか9月中には実施し皆さんの防災意識を高めたかった」とこれら啓発活動実施の思いをコメント。同時に串本海上保安署との関係を幅広く深め、両署連携による災害対応力を強化していければと両署の内部的な狙いも見据えて語った。

(2022年9月23日付紙面より)

新宮警察署と串本海上保安署の合同による災害パネル展会場=21日、古座川町中央公民館(上)、串本町文化センター(下)
合同で津波防災の街頭啓発に臨む新宮警察署と串本海上保安署の署員=同日、串本町串本
2022年09月23日
24 かんきつの新規就農を支援
 「農地バンク」の活用呼びかける  (御浜町 )

 高齢化や担い手不足で耕作放棄地が課題となる中、「年中みかんのとれるまち」がキャッチフレーズの御浜町は、町内でかんきつを栽培する新規就農者を募っている。

 「農地バンク」への支援も行っており「現在、農地バンクには売りたい、貸したい農地がたくさん登録されており、これらの農地を耕作していただける方を募集しています。兼業などで農業をしたい方は、ぜひご活用ください。農地の売買や貸借の交渉も役場がお手伝いさせていただきますので、お気楽にご連絡ください」と呼びかけている。

 農地バンクは、農地の売買、貸借を希望する所有者などから申請のあった情報をホームページや窓口で公開し、農業を営むことを目的として、農地の利用を希望する人に紹介する制度。

 町ではホームページを開設し、登録されている農地や農地登録までの流れなどを紹介している。「御浜町農地バンク」で検索を。問い合わせは農林水産課(電話05979・3・0517)で受け付けている。

 町では、みかん農家としての就農や移住希望者に向けた新しいパンフレットを作製。Iターン、Uターンでみかん農家になった就農者や、移住者の声を紹介した。

 役場1階町民プラザではみかん農家のインタビュー映像を流し、町長室前にも紹介パネルを設置しており、農林水産課の担当職員は「かんきつ栽培に興味のある方はご相談ください」と話している。

(2022年9月23日付紙面より)

御浜町がかんきつの新規就農者を募集=御浜町役場
御浜町が作製したパンフレット
2022年09月23日
25 3大会で上位入賞果たす
 新宮ジュニアレスリングクラブ  
2022年09月23日
26 「道の駅なち」や人口減など問う  那智勝浦町議会一般質問㊦  
2022年09月23日
27 全議案可決で閉会  那智勝浦町議会9月定例会  
2022年09月23日
28 お金の大切さ、学ぼう  「おみせやさんごっこ」に19人  (新宮市の「ベストパートナー」 )
2022年09月23日
29 橋杭海水浴場前で街頭啓発  秋の全国交安運動始まる  (串本町 )
2022年09月23日
30 テイクアウトで30食完売  恒例の「ふれあい子ども食堂」  (紀宝町 )
2022年09月23日
31 百歳高齢者に祝い状  3市町では25人  (熊野・南郡 )
2022年09月23日
32 クズの花が盛り迎える  秋の七草の一つ  
2022年09月03日
33 3年ぶり、早船競漕実施へ
 例大祭に向け事故防止協議会  (熊野速玉大社 )

 熊野速玉大社(上野顯宮司)の例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」=10月15日(土)、16日(日)=に向けた事故防止協議会が1日夜、同大社双鶴殿であった。大社・祭り関係者、新宮警察署職員ら約30人が出席。早船競漕(きょうそう)を含め、従来に近い規模で斎行していくことなどを確認した。

 例大祭は同大社の主神、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)の御神霊が神馬(しんめ)で阿須賀神社へ渡御(とぎょ)し、熊野川河原の乙基(おとも)の御旅所(おたびしょ)へ渡る「神馬渡御式」と、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の御神霊が神輿(みこし)でまちを練り、神幸船(しんこうせん)で御船島を回る「神輿渡御式」からなる祭り。

 2月の御燈祭(おとうまつ)りと合わせ、「新宮の速玉祭・御燈祭り」として2016年3月、国の重要無形民俗文化財(重文)に指定された。

 例大祭は2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、渡御式の参列規模を縮小し、御船渡御に伴う早船競漕を中止とするなどして斎行。

 今年も大神輿の代わりに神幸船神輿を使用の上、神輿渡御のルートを昨年同様縮小し、神馬渡御式のルートも同様に縮小。直会(なおらい)を中止とするなどの感染対策を講じる計画としているが、早船競漕の実施は実に3年ぶりとなる。

 なお、神輿奉仕員と御船出船区こぎ手は、16日に簡易検査キットを使用して検査を実施。万が一陽性者が出た区は出船を控えるとする。

 上野宮司は「コロナ禍ではあるが、伝統ある神事をできる限り伝えていきたい」と述べ、感染拡大や事故防止に向けた万全の体制に対して協力を呼びかけた。

(2022年9月3日付紙面より)

2019年の御船祭の様子
事故防止協議会で新型コロナウイルスや事故防止対策などを共有=1日、熊野速玉大社
2022年09月03日
34 授業の発展性にも期待
 全小中学校に「電子黒板」導入  (紀宝町 )

 紀宝町は町内の全小学校に計34台、矢渕、相野谷両中学校に計13台の合わせて47台の電子黒板を導入。2学期が始まった1日から各教室で使用されるようになった。

 町は2020年度、GIGAスクール構想により、全小中学校に高速大容量校内LAN、全児童生徒に計796台、教師用に計65台の学習用端末(ノートパソコン)を整備。さらなる学習意欲、理解力向上、授業効率化を図るため、本年度、全普通教室に電子黒板を導入した。

 電子黒板は65型カラー液晶で、タッチパネルにも対応。児童生徒のノートパソコンとも連結し、指などで書いた文字や図形などを電子的に変換することができる。

 従来の黒板では不可能だったパソコン画面、資料、写真などを映し出すことができ、それらを拡大して見せることも可能。書き込んだものをデータとしてパソコンに保存でき、授業の録音もできる。

 2学期から運用できるよう夏休み期間中に整備し、2日間にわたり教職員の研修会も開いてきた。

 町立鵜殿小学校(前田幸利校長、児童229人)は各教室に計10台あり、1日のオンライン始業式に続き、2日の授業から活用を開始した。4年生算数のそろばん授業では、計算の仕方を動画で解説。児童たちは映像を見ながら玉をはじいた。

 西章教育長は「ICT(情報通信技術)を活用して主体的、対話的、協働的、深まりのある学びの授業が可能となった。電子黒板はノートパソコンに入力した最大9人の意見を映し出すことができ、他の人の意見も見ながら学習することが容易にできる。勉強に集中する環境が整い、授業の発展性も感じる。個々に応じた授業ができる大きなツール。今後も積極的に活用してもらいたい」と話していた。

(2022年9月3日付紙面より)

電子黒板を使っての授業が始まる=2日、紀宝町立鵜殿小学校
2022年09月03日
35 橋杭海水浴場の資材撤去
 10月末まで体験提供継続  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が2日、遊泳期間が終了した橋杭海水浴場の資材撤去に取り組んだ。これによりビーチハウス・ラパンで提供する各種アクティビティーは、橋杭ビーチ前の海域全面で広々と利用可に。この状態で10月末のシーズンオフまで提供を継続する。

 今年は新型コロナウイルス感染症予防ガイドラインを明示するなど対策を講じつつ7月2日~8月31日を遊泳期間とし、遊泳区域を示すロープブイや利用時に取るべき間隔の目安とする幅くい、有料駐車場を設置。管理者の町によると対前年比11・2%増の8749人が利用したという。

 9月2日は設置した資材を一通り撤去して現状復帰。同協会の会員や職員と町産業課の職員12人がその作業に当たった。島野会長は今夏の観光動態について、海水浴も含め全体的に横ばい~上向きと評価。「秋の行楽シーズンも感染予防の対策を心がけ、よりたくさんの皆さんにお越しいただけるよう、前のめりの姿勢で考えていきたい」とコメントした。

 町産業課によると田原海水浴場も同じ遊泳期間で設置し、1900人(対前年比16・1%増)の利用があったという。

 橋杭ビーチで利用できる各種アクティビティーの詳細は同ハウス公式ホームページ(アドレスhttps://beachhouse-la-lapin.com/)を参照。事前予約や問い合わせは同ハウス(電話090・3356・8305〈青木寛代表〉)か同協会(電話0735・62・3171)まで。

(2022年9月3日付紙面より)

橋杭海水浴場の資材撤去作業に当たる会員や職員ら=2日、串本町くじ野川

2022年09月03日
36 「あの日を忘れない」
 新宮市役所で防災展示  

 新宮市役所1階ギャラリーで防災展示「あの日を忘れない~未来へつなげる防災・減災~」が始まった。時間は午前8時30分~午後5時15分で、同ギャラリーでの展示は5日(月)まで。6日(火)~9日(金)は4階エレベーター前で展示予定。

 当地方に大きな爪痕を残した2011年の紀伊半島大水害から11年。新宮市では、熊野川町を中心に13人の尊い命が奪われ、1人が行方不明となっている。家屋被害は、全壊・大規模半壊・半壊合わせて320棟以上となるなど、甚大な被害を及ぼした。

 展示会場では、市災害記録DVD「紀伊半島大水害 豪雨」を上映。災害当時の写真をパネルで紹介しているほか、実際に避難所で展開する避難スペース(段ボールパーティション、銀マット使用)を再現し、避難所生活が体験できる「新型コロナ対策避難所体験コーナー」を設置。災害用トイレや非常持ち出し袋も展示している。

 また、和歌山工業高等専門学校専攻科エコシステム工学専攻の西萩一喜さんが「和歌山県土砂災害啓発センター」(那智勝浦町市野々)の助言を受けながら開発したRPGの公開や、紀南河川国道事務所が所有するジオラマも展示されている。

(2022年9月3日付紙面より)

「新型コロナ対策避難所体験コーナー」=2日、新宮市役所
紀南河川国道事務所のジオラマも展示
2022年09月03日
37 みんながニッコリ  毎年人気「笑顔満開写真展」  (熊野市 )
2022年09月03日
38 自然公園で清掃活動に汗流す  今年も鵜殿女性の会が作業  (紀宝町 )
2022年09月03日
39 JCの灯を熊野地方に  新宮青年会議所が第21回総会  (新宮市 )
2022年09月03日
40 「春夫記念館移転事業」など  9月議会提出の議案説明  (新宮市 )
2022年09月03日
41 9頭漁獲で幸先良いスタート  鯨類追い込み漁2日目  (太地町 )
2022年09月03日
42 上地琴葉さんがグランプリ  和歌山地区合同発表大会  (ECCジュニア )
2022年09月03日
43 交流やつながり広がれば  藤紀流が日本舞踊体験  (那智勝浦町 )
2022年09月03日
44 新古座消防署建設事業など計上  一般会計補正予算案を発表  (串本町 )
2022年09月03日
45 お悔やみ情報