熊野市議選
4月22日21時55分確定【定数14】
当落 | 得票数 | 候補者名 | 年齢 | 党派 | 現元新 |
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当 | 1,065 | 山本 洋信 | 65 | 無 | 現 |
当 | 968 | 下田 克彦 | 55 | 公 | 現 |
当 | 882 | 久保 智 | 64 | 無 | 現 |
当 | 812 | 樋口 雄史 | 56 | 無 | 現 |
当 | 804 | 大橋 秀行 | 67 | 無 | 現 |
当 | 709 | 伊東 裕将 | 37 | 無 | 新 |
当 | 685 | 前地 林 | 69 | 無 | 現 |
当 | 680 | 畑中 新子 | 43 | 無 | 新 |
当 | 674 | 川口 朋 | 43 | 無 | 現 |
当 | 654 | 山田 実 | 44 | 無 | 現 |
当 | 633 | 岩本 育久 | 69 | 無 | 現 |
当 | 610 | 濱 重明 | 54 | 無 | 現 |
当 | 520 | 森岡 忠雄 | 60 | 無 | 新 |
当 | 471 | 松田 唯 | 43 | 無 | 新 |
424 | 中田 征治 | 75 | 無 | 元 | |
368 | 道後 宣弘 | 59 | 無 | 元 | |
310 | 端無 徹也 | 45 | 無 | 現 | |
32 | 川口 勝信 | 75 | 無 | 新 |
※案分票は小数点以下切り捨て。
当日有権者数 14,835人
投票者数 11,362人
無効投票数 60票
投票率 76.59%
大勝浦で「弁天祭」
那智勝浦町の大勝浦地区にある弁天島で18日、「弁天祭」が営まれた。勝浦八幡神社の髙橋正樹宮司が神事を執り行い、豊漁や商売繁盛を祈願した。餅まきも行われ、約70人の住民でにぎわった。祭りは弁天島保存会(猪飼延代表)が守り続けている。
弁天祭は一年で最も潮が引くという旧暦の3月3日に合わせて実施されている。弁天島は三つの奇岩から成り、一番大きい中央の「立島」に鳥居があり、祠(ほこら)が作られている。弁財天が祭られた島からは、那智の滝を眺めることができる。かつては大きな社(やしろ)が建ち、縁日が催されるなど盛大に祭りが営まれていたという。戦後は地域の人たちが保存会を結成して祭りを営んできた。
弁天島保存会は、地元有志で結成された団体。年1回島の周辺を清掃しているほか、勝浦八幡神社の例大祭でも活動している。
(2018年4月22日付紙面より)
横田南嶺老師が本出版
新宮市出身の臨済宗円覚寺派管長、横田南嶺老師がこのほど法話をまとめた『仏心のひとしずく』を春秋社から出版した=写真。195㌻。税込み1728円。
命のいとおしさと強さを切々と語る仏教エッセー。▽腰骨を立てる▽「戒」ということ▽みんな観音さま▽言葉では語り得ぬもの―など12章で構成。長月の章「悲しみをこえて」では、紀伊半島大水害の被災者との交流などについて語っている。
横田老師は「私の拙い話などは大海の一滴にも満たないものですが、このひとしずくが、皆さまの渇きをほんの少しでも癒やすことに望外の幸せです」と話している。
(2018年4月22日付紙面より)
新宮市熊野川町の西敷屋中央会館で8日、初の「ふれあいいきいきサロン」が開かれた。22人が参加し、昼食や室内ゲームを楽しんだ。
サロンは地区と市社会福祉協議会が協力して実施している。地域のコミュニティーづくりや介護予防、寝たきりの防止、一人暮らしの人への見守りなどを目的に、平成17年ごろから始まった。社協職員が区長会で紹介・提案し、希望する地区に協力する形で活動している。
紀伊半島大水害以降、人口減少などに伴い地域のつながりを深めるためにより力を入れている。現在町内34地区中17地区12カ所で毎月1回程度開き、楽しい交流の場となっている。
西敷屋地区は今年2月にお試しでサロンを開き、年間計画作りに取り組んだ。本年度から毎月1回程度さまざまな活動を行う予定。
この日は世話係を務め、サロンの準備をしてきた内野井よしこさんと松田さき子さんを紹介し、森岩雄区長のあいさつで開会。食事を味わった後はボウリングやスカットボール、輪投げを楽しんだ。会場には笑い声があふれ、和気あいあいと盛り上がった。
参加者らは「こんなに楽しく遊ばせてもらって楽しいわ」「この地区は皆仲良しで、だからとっても楽しくできるの」と話していた。
(2018年4月22日付紙面より)
夏に向け和田煙火店 (熊野市 )
夏の花火シーズンを前に和田煙火店(和田憲明社長)=熊野市有馬町=では、花火玉製造の繁忙期を迎えている。
同社は大正13年創業。花火製造と打ち上げで90年以上の歴史を持つ。花火作りはほとんどが手作業で、有馬町の水田に囲まれた工場内では19日も、半球形の容器「玉皮」に「星」と呼ばれる小さな火薬を並べて一つに重ね合わす作業や、出来上がった2・5号玉(直径7・5㌢)から10号玉(同30㌢)まで8種類の花火玉を天日干しする作業に追われていた。
作業は昨年の10月上旬にスタートし、梅雨入りまでに1万発が目標で、作業は昨年同様、天候に恵まれて順調という。打ち上げは南伊勢町から串本町まで、三重と和歌山両県で約30カ所を見込んでいる。同社は毎年、熊野大花火大会を締めくくる「鬼ヶ城大仕掛け」も担当しており、和田社長(52)は「今年は新作も発表します。楽しみにしてほしい」と話していた。
(2018年4月22日付紙面より)
文化複合施設の総事業費示す (新宮市 )
新宮市が2021年3月の完成を目指して計画を進めている文化複合施設の総事業が概算で66億9982万円になっていることが分かった。都市再構築戦略事業交付金、合併特例債、過疎債などを活用し、市の実質負担金は約2割になる見込みだ。
市当局が16日に市役所で開かれた市議会の文化複合施設建設に係る遺構発掘および都市再構築戦略事業調査特別委員会(上田勝之委員長、11人)で概算を示した。市は当初、関連事業費(6億8450万円)を除く事業費を55億円以内に抑えるとし、熊野学センター建設を先送りにしたことから、委員たちから厳しい意見があった。
当局は予定額を超えた理由として▽分棟案から1棟案に変更したことに伴い建設単価の高いホールの面積が増えた▽座席にゆとりを持たせるため幅を50㌢から52㌢に広げたため床面積が増えた▽多様な使い方に対応するためホールの固定席を可動席に変更した▽外壁などをさらに木質(熊野材)化した▽主要資材の物価が上昇した―の5点を挙げた。
まだ契約していない整備事業費の内訳は▽本体工事48億2510万円▽解体工事1090万円▽外構工事3億2100万円▽家屋調査760万円▽建設工事監理業務7000万円▽備品費2億8000万円▽新図書館整備事業4600万円。
関連事業費の内訳は▽村井正誠壁画移設1050万円▽埋蔵文化財発掘調査2億200万円▽埋蔵文化財保存工事1億円▽埋蔵文化財発掘整理9800万円▽遺構に配慮した外構工事増額分2億7400万円。
遺構保存に伴う外構工事の増額分は、当初予定していたアスファルト舗装を芝生や木材を使い遺構に配慮した外観にする費用。委員から「増額分は必要か」との指摘があり、当局は再検討することにした。
座席は1~3階の固定席が1012席、2~3階の立ち見席が208席。委員から建設コストを下げるため、座席数を減らして床面積を狭くする意見もあった。
当局は人件費を除いたランニングコストは7200万円を見込んでいると説明。委員から人件費を含めたランニングコストの提示を求める声があり、次回の委員会で示すと回答した。
上田委員長は、設計者や庁内での話し合いをさらに進めるべきと指摘した。
(2018年4月20日付紙面より)
姉妹都市ブルームの学生 (太地町 )
太地町の姉妹都市オーストラリア・ブルームの私立学校セント・メアリーズ・カレッジの生徒たちが19日、太地中学校(城谷真司校長)を訪問し、同中学校の授業に参加して交流を深めた。
ブルームの一行はカレッジの16~17歳の女子9人とマイケル・ペッパー校長ら教職員3人、議員3人の計15人。13日に来日し、広島、奈良、京都を観光。18日夜に太地町入りし、学生はホームステイ先に宿泊した。24日(火)朝まで同町に滞在。こども園や小学校を訪問し、観光も楽しむ。
19日朝は同校体育館で太地中の全校生徒が出迎えて歓迎集会が開かれた。一行が自己紹介した後、同町の櫻井敬人歴史資料室学芸員が、太地町の移民たちがブルームで活躍した歴史を解説。戦前、アイルランドから布教に来た修道女と協力してブルームに学校と病院を建築した。「ブルームには多くの日本人墓地が残っている。彼らの犠牲と貢献によってブルームの町ができた歴史を現在の人たちは知っている」と両町の強い絆を説明した。この後、学生同士が質問し合い、打ち解けた雰囲気になった。竹林孝起君(1年)は小学4年の時にホームステイしたブルームの生徒のことを聞いた。「今は調理師になって元気でいることを知った。うれしかった」と話した。ペッパー校長は「町の人たちに心から歓迎してもらえた。交流プログラムは重要な事業と位置づけている」と話した。
授業では1年生は折り紙とけん玉、2年生は英会話、3年生はスポーツを体験。太地中の生徒たちは臆せずに英語で話し掛け、生徒たちは笑顔で交流していた。
この事業は同町国際交流協会(会長・宇佐川彰男教育長)が2008年から始め、今年で11年目。ブルームには同町から多くの移民が渡り、潜水作業員として従事。当地の真珠養殖産業の発展に大きく貢献したが、犠牲者も多く、現地には大規模な日本人墓地がある。1981(昭和56)年に姉妹提携を結んだ。
(2018年4月20日付紙面より)
西向のカヌー艇庫前のフジ (串本町 )
古座川流域各所でフジが花の時期を迎えている。串本町西向にあるカヌー艇庫前のフジも花盛りとなり、市街地に初夏の色彩を添えている。
この艇庫は、南紀串本観光協会が運用するカヌーの保管場所。午後の日差しを避けるため、前面に棚を組みよしずを乗せていたが荒天のたびに畳んで乗せ直さないといけないなど手間がかかるため、会員の協力で数年前からフジによる代用を試みている。
最初は小さかった苗も、現在は棚の半分を覆うほどに成長。棚はカヌー艇庫の屋根とほぼ同じ高さで組まれていて、一般的な藤棚以上の大振りな枝張りも見ごたえがある。強い日差しは初夏から初秋まで南方向から注ぐため、現状でほぼ防げるようになっているという。垂れる花序は20~30㌢と短めだが密に花をつけ豊かな藤色を見せている。
一般にノダフジは時計回り(左巻き)、ヤマフジは反時計回り(右巻き)でツルが伸びる点で見分けられ、艇庫前のフジは前者の特徴を備えている。
古座川流域におけるカヌーレンタル事業は平成13年度に始まり、現在は同協会が事業継承して経験者向けにレンタル、初めて~初級者向けにインストラクター付き体験の2系統で提供している。レンタルについては事業開始とともに国内でも珍しいカヌータクシーも運行されている。
いずれも有料の体験型観光メニューで、料金体系や提供メニューなど詳細は同協会の公式サイト(現在は旧古座観光協会の状態。http://kokoza.com)などを参照。気温上昇に伴い利用がぐっと増えるゴールデンウイーク期間中の予約は近年、直前に予約が殺到する傾向にあるそうで、同協会職員は「フジの花はさすがに散って見られないだろうが、ゴールデンウイークごろの古座川は新緑がとてもきれいで見ごたえがある。(18日現在で)まだ予約にゆとりがあるので、早めの予約をお勧めします」と話していた。
問い合わせは南紀串本観光協会古座事業所(電話0735・72・0645)か同串本事業所(電話0735・62・3171)まで。
(2018年4月20日付紙面より)
太田農園イチゴ収穫体験 (JAみくまの )
JAみくまのは18日、那智勝浦町中里地区の太田農園(太田喜文代表)でイチゴ収穫体験を実施した。JA共済アンパンマンこどもくらぶの49(大人24、子ども25)人が参加し、和歌山県のオリジナルブランド「まりひめ」を味わった。
毎年人気の催しで、開始前に同農園の太田美保さんから摘み方を教わった参加者らは、イチゴの甘い香りが漂うハウスで収穫を楽しんだ。
新宮市から参加した楢原裕香さんは、娘の彩未ちゃん(4)が1週間前からこの日を心待ちにしていたと話し、彩未ちゃんは「甘くておいしい」と満面の笑顔を見せた。
JAみくまのではアンパンマンこどもくらぶ会員を募集している。入会費、年会費無料。応募資格は、現在妊娠5カ月以上の人か2歳未満の子どもがいる人で、いずれもJAみくまの管内に在住の人。問い合わせは本所共済部(電話0735・52・5902)か各支所まで。
(2018年4月20日付紙面より)