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2018年04月05日
1 「育てる福祉」を実践
 ぷろぼの山内理事長が講演  (新宮市 )

 社会福祉法人ぷろぼの(奈良市)の山内民興理事長が3月31日、新宮市熊野川町九重の旧九重小学校で「これからの福祉と熊野での活用について」をテーマに講演した。山内さんは障害福祉サービス事業を基軸に誰もが自立した生活を送れる地域社会づくりを目指して活動している団体の代表。福祉関係者ら約25人を前に地域力の低下を抑えるのも福祉の役割だと述べ、「育てる福祉」の大切さを訴えた。

 ぷろぼのくまの(柴田哲弥代表)主催の第4回勉強会。山内さんは「福祉とはお互いさまの心づかい。全ての方が恩恵を受けている」と述べ、福祉は人が安心・安全に生活するための基盤であり、身近に障害者や高齢者、子どもがいないから関係ないという話ではないと説明した。

 高度成長時代以降、核家族化が進む中でなくなった「地域力」は「福祉」が担うことになると説明。各家庭で教えられることが少なくなっている「社会性」を教えるのも「福祉」の役割になっていると指摘した。

■働くことの大切さ



 「働くことで、考え、発言し、行動することで成長し、適度に疲れる。だから、よく眠れる、ご飯がおいしい。おしゃべりが楽しい」

 「働かないと社会性が伸びない」と、ぷろぼのは▽働くことができる障害者の育成▽社会のリーダーになる障害者の育成▽人材を育成する先端技法の開発―を柱に障害者を一般企業に就職させることを目指している。

 社会的な知識、マナー、コミュニケーション能力から指導し、従業員たちはウェブシステム開発、パンフレットのデザインや印刷、データ入力などで活躍している。お茶づくりやヨモギ栽培などにも取り組んでいる。

 わが子の就職をあきらめている障害者の保護者が多いが「一人一人丁寧に対応すれば、一般就労の可能性はある」と述べ、社会性を伸ばすためにできるだけ早い時期から働いた方が良いと訴えた。

 ぷろぼのの理念は「よい福祉は職員から」。社員の要件は、▽福祉の心を育む▽就労支援を学ぶ▽ITを習得する▽一般教養を高める―の4点。職員は障害者と一緒に働くのではなく、一人一人の就労訓練の内容や成果をきっちりと記録し、育てていくことが大事と話した。

 来場者から「動くことができない重度障害者も働くべきなのか」と質問があり、山内さんは「どんな人でもできることがある。働くべきだと思う」と回答した。

(2018年4月5日付紙面より)

講演する山内民興理事長=3月31日、新宮市熊野川町
2018年04月05日
2 横断幕掲げて感謝
 串本太地道路の新規事業化  

 那智勝浦町は2日、本庁舎に「祝串本太地道路新規事業化決定感謝」の横断幕を張り出した。国土交通省が3月30日、串本太地道路の新規事業化を発表したのを受けて、地元の祝福ムードを打ち出そうと掲げた。

 平成30年度の国の当初予算に串本太地道路(18・4㌔)に事業費2億円が盛り込まれ、新規事業の着手が決まった。これにより一部未事業化区間はあるものの、和歌山県域の紀伊半島一周高速道路実現への道筋がおおむね整うことになった。

 同町が掲げた横断幕は横9㍍、縦0・9㍍。役場本庁の2階部分に取り付けた。同町建設課では「念願の事業化に感謝の意を表したい」と話した。

(2018年4月5日付紙面より)

役場本庁に掲げられた横断幕=3日、那智勝浦町築地
2018年04月05日
3 日本文化に親しむ
 サ市生徒らが市長表敬や着物体験  (新宮市 )

 姉妹都市交流事業で来新しているアメリカ・カリフォルニア州サンタクルーズ市(サ市)の生徒訪問団は3日、新宮市役所で田岡実千年市長を表敬訪問した。田岡市長は一行を歓迎し「ぜひ新宮でいろいろと感じたことをサ市に帰って家の人にも伝えてほしいです。帰国の日まで楽しんでください」と呼び掛けた。

 一行はホストファミリー宅などに宿泊しながら剣道や合気道、着物などの体験、熊野那智大社見学や地元高校生との交流などを通して日本文化に親しんでいる。

 訪問団のゲイル・マッカラムさんが田岡市長にお土産を手渡し、感謝を述べた。生徒らは「自然がよく、川がきれい」「食べ物がみんなおいしい」「人々が親切で自然に根差した感じがする」「桜が印象的だった」などと報告した。

 3年前に同事業に参加し、今年から日本での留学を予定しているマシュー・フィリップスさん(18)は「サ市の学生は新宮を美しいと思っています。川舟下りや高校での交流、着物を着たりと、全部が楽しかった」と語った。

 この日は井の沢の萩原きもの総合学院(萩原真理学院長)で浴衣の着付けとお茶席を体験した。萩原学院長から浴衣の着方や帯の結び方などの説明を受けて挑戦。教わりながら浴衣を着ると写真撮影や鏡の前でポーズをとるなど、うれしそうな表情を浮かべていた。

 茶道の体験では、同学院で茶道を学ぶ子どもたちがお茶やお菓子を振る舞った。レオ・チューサー君(14)は「着物は初めてで難しかった。着心地がいいです。熊野三山がよかったですね。建築が好きで建物に興味を持っており、桜も咲いており自然もよかった」と笑顔を見せた。

(2018年4月5日付紙面より)

ゲイル・マッカラムさんと握手を交わす田岡実千年市長=3日、新宮市役所
浴衣を体験する一行=3日、新宮市井の沢の萩原きもの総合学院
2018年04月05日
4 管内流域の各所に1㌧
 古座川漁協稚アユ放流  (古座川町 )

 古座川漁業協同組合(橋本尚視組合長)が1日、管内流域各所で稚アユを放流した。

 県内水面漁業協同組合連合会「内水面漁業振興対策事業(アユ種苗放流)」の一環で取り組んでいる春恒例の事業。今年の古座川は天然遡上(そじょう)が近年になく良好で、古座川漁協は稚アユ同士の生存競争を激化させないよう、例年の1・5㌧ベースを若干減じる方向で総放流量を決めるとしている。

 1回目となるこの日は総量1㌧の稚アユを仕入れ、組合員が手分けして小川、明神、三尾川、佐本の各地区で放った。2回目は高池小(新規)、明神小、三尾川小の児童と一緒に放流する計画で、2日現在で各校と日程を調整中だという。

 今年は9月15日(土)から17日(月・祝)までの3日間、管内流域で第37回全日本アユ釣り王座決定戦(全日本釣り技術振興評議会主催)が開かれることになっていて、天然遡上が良好なことで好条件の競技環境が見込まれる。アユ漁の解禁日は滝ノ拝下流など一部流域を除いて6月1日(金)。橋本組合長は「数年前にも天然遡上が多い年があったが、今年は量に加えて稚アユ自体が大きく、すでに滝ノ拝まで到達しはねている状況。岩についてコケを食べている稚アユも見られ、今年は口開けと同時に18㌢超えの良型が多くかかると思う。組合員や遊漁券を取得した愛好者の皆さんに喜んでもらえる1年になりそうだ」と今後を期待している。

(2018年4月5日付紙面より)

稚アユを管内流域に放流する古座川漁協の組合員=1日、古座川町(古座川漁業協同組合提供)
2018年04月05日
5 那智ウイングスが優勝 第10回有田みかんカップ (予選リーグから1セットも落とさずに)
2018年04月05日
6 濵口さん、仲さんが優勝
 那智勝浦町長旗・老連会長盾争奪グラウンドゴルフ大会  
2018年04月05日
7 5部門で熱戦を展開 第43回又新ソフトテニス大会 
2018年04月05日
8 5月20日に投開票  那智勝浦町長選挙  
2018年04月05日
9 新システムで貸し出し  那智勝浦町立図書館  
2018年04月05日
10 キャンプ場を新たに活用 北山村でマルシェイベント、手作り雑貨販売も 
2018年04月05日
11 ハーモニーは国境を越えて 那智勝浦吹奏楽団、国際交流演奏会の話し合い進む 
2018年04月05日
12 新名所誕生にも期待 熊野市紀和町、新種のクマノザクラを自生地で観察 
2018年04月05日
13 数増す花に心躍る 串本町、あぜ道に咲くアマナ 
2018年04月05日
14 3月定例会一般質問 終  串本町議会  
2018年04月05日
15 地域が集まり楽しむ場に 古座川町社協、ふれ愛カフェ・よりみち 
2018年04月05日
16 コバノガマズミ  新宮市の神倉神社  
2018年04月05日
17 ゆるめるモ!ライブ 本宮大社の大斎原で 
2018年04月05日
18 お悔やみ情報
  
2018年04月01日
19 ロケット飛ぶ姿夢に
 発射場誘致の推進室  (串本町 )

 日本初の民間ロケット発射場の建設誘致を進めている串本町は3月30日、同町役場古座分庁舎1階に「民間ロケット射場誘致推進室」を設置した。2日に開室し、職員2人が用地交渉や情報発信などを行っていく。発射場は同町田原地区が想定されている。

 キヤノン電子など民間4社で設立した会社「新世代小型ロケット開発企画株式会社」=本社・東京都港区=は小型衛星打ち上げのロケット発射場の建設を計画。候補地の要件として▽射点を起点に半径1㌔圏内が恒常的に無人である▽射点から南方に陸地や島がない▽本州の工場から発射場まで低コストで物資輸送が可能▽周辺住民から歓迎されること―などを掲げ、昨年9月に47都道府県に適地を打診した。

 県は串本町を候補地として推薦。同社は串本町を国内の第一有力候補地としたが、立地はまだ決定していない。

 町は県と共に誘致を進め、2月14日に田原山村交流センターで地権者説明会を開いた。買収面積は約150㌶を予定。このうち7割は町有地。

 推進室には田原地区出身の役場職員OB2人を配置し、用地交渉のサポートなどにあたる。

 推進室の看板を設置した田嶋勝正町長は「候補地の最有力地の一つに入ったという話を受け、本格的に活動していこうと推進室を設けた。この事業の鍵となるのは地域の皆さん、関係する方々の同意と考えている」と述べ、「都心から一番離れた本州最南端の地で日本の最先端技術を結集したロケットの打ち上げ場ができる。実現はまだ分からないが、ロケットが舞い上がる姿を夢見ながら頑張りたい」と意欲を示した。

 県商工観光労働部企業政策局産業技術政策課の佐久秀弥課長は「鹿児島県の発射場を視察したが、交通の便の悪い場所なのに1000人を超える見学者が訪れていた。発射場の誘致は産業振興と同時に、串本町を含む熊野地方広域の地域活性化に役立つ事業だ」と話した。

(2018年4月1日付紙面より)

「民間ロケット射場誘致推進室」の看板を掲げる田嶋勝正町長(右)と県商工観光労働部企業政策局産業技術政策課の佐久秀弥課長=3月30日、串本町役場古座分庁舎
2018年04月01日
20 支援システム広まって
 絵本の会「よむよむ」に助成金  (那智勝浦町 )

 子どもたちに絵本の読み聞かせを行う那智勝浦町のボランティア団体、絵本の会「よむよむ」が平成29年度伊藤忠記念財団助成金対象に選ばれた。3月2日に東京都内で開かれた贈呈式には、会員の伊藤松枝さんが出席した。

 「よむよむ」は、町内の保育所・園、図書館などで絵本の読み聞かせや手作りの紙芝居を行い、0歳児健診を利用した絵本で親子のふれあいを促す「ブックスタート」にも力を入れている。28年には、子どもの読書を推進する活動が顕著な団体に贈られる文部科学大臣表彰を受けた。

 伊藤さんらは20年にわたるボランティア活動を振り返り、10年前に受けた同事業の「子どもの本100冊助成」や、イオンが毎月実施するボランティア団体への売上金還元システム「イオン 幸せの黄色いレシートキャンペーン」も活動の支えとなったと感謝した。「本の購入以外にも、紙芝居の画材や折り紙などの購入費に充てました。今回の助成金も含め、支援システムがあることをボランティアの方々に知ってもらえれば」と話した。

 伊藤さんは贈呈式で、ICBA国際児童文庫協会のオパール・ダンさんがスピーチで紹介した『人を深いところから突き動かすのは、子どもの頃の何か、奥深くに眠っていたものなのです』という言葉に感銘を受けたと話し、「いただいた助成金をもとに活動をさらに充実させて、子どもたちのために役立てていきたい」と語った。

(2018年4月1日付紙面より)

絵本の会「よむよむ」の(左から)伊藤松枝さん、中村起代子さん、田村照子さん=3月30日、那智勝浦町浜の宮
2018年04月01日
21 新病院への移転進む
 2日から外来診察スタート  (那智勝浦町立温泉病院 )

 那智勝浦町天満の新町立温泉病院(那智勝浦町天満1185番地4)で3月30日、開院に向け器具などの移転作業が進んだ。新病院は4月2日(月)に開院し、午前9時から外来診察を開始する。

 新たに購入した医療機器などの搬入は済んでおり、28日に診察を終えた旧病院からの移送が主なもの。この日も作業トラックのピストン輸送が続いた。

 新病院は鉄骨造り地上4階と塔屋階、延べ床面積9260平方㍍。診療科目は内科、整形外科、リハビリテーション科、眼科。病床数は120床。職員住宅棟は、鉄骨造り地上2階、延べ床面積626平方㍍。単身用12戸、家族用3戸、会議室1室。院内のリハビリテーションセンターは広さ約400平方㍍あり、日本で初導入となる歩行訓練のVRトレッドミルや運動解析装置などを設置している。

(2018年4月1日付紙面より)

旧病院からの器具などを搬入する作業員ら=3月30日、那智勝浦町立温泉病院
2018年04月01日
22 地域農業のPRに JAみくまの、地元産米純米酒を贈呈 
2018年04月01日
23 14人に感謝状と花束  新宮市退職者発令式  
2018年04月01日
24 熊野市人事異動   
2018年04月01日
25 紀宝町人事異動   
2018年04月01日
26 奥番の大規模崩壊地  防災ジオツアーで見学  
2018年04月01日
27 にぎやかに巣立ち 新宮市、たんぽぽクラブでお別れ会 
2018年04月01日
28 近大卓球部が春季合宿 那智勝浦町、地元卓球ファンとの合同練習も 
2018年04月01日
29 濱口太史県議が一般質問④  和歌山県議会2月定例会  
2018年04月01日
30 カキドオシ  熊野川町の道端で  
2018年04月01日
31 お悔やみ情報