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2019年06月29日
1 400年の重みを次世代へ
 新宮LCが案内板寄贈  (新宮市 )

 新宮ライオンズクラブ(新宮LC、山本俊英会長)はこのほど、新宮市橋本の水野家墓所に総合案内板1基と墓標案内標柱16基を寄贈した。28日に同所で寄贈式があり、新宮LC会員、前田賢一議長をはじめとする市議会議員、元新宮領主水野家顕彰会の松本吉殖会長らが参加する中、山本会長が田岡実千年市長に目録を手渡した。田岡市長は「国の史跡である水野家墓所の歴史的景観に調和したデザイン。墓所の価値をより理解できるものであると心から感謝します」と謝辞を述べた。

 今年は元新宮領主の水野家が同市に入部して400年の節目に当たる。これを記念して、国指定史跡である水野家墓所に案内板と墓標標柱を整備し、将来にわたって市の歴史と文化の継承、発展を図ることを目的に、市が新宮LCに協力を求めていた。

 水野家は1619(元和5)年、徳川家康の母方のいとこに当たる初代城主・水野重仲が、徳川頼宣が紀州に入国するのに従って付家老として新宮領を与えられ、徳川家の紀州支配を補佐。幕末まで10代にわたり当地方の林産物を中心とした経済基盤をもとに領内を支配した。

 寄贈式では、山本会長が「ご縁があって寄贈できたことはありがたいこと。会員一同喜んでいます」とあいさつ。「献血奉仕活動の際には多くの市民、市職員の方々に協力をいただいている。これからもいろいろな面で協力をさせていただければ」。

 田岡市長は「先人から受け取った400年というバトンの重さを感じつつ、歴史・文化に彩られた新宮の魅力を広く発信し、将来のまちの発展につなげていきたい」と決意を新たにした。

 同所には重仲が死去した1621(元和7)年に、この地を墓所と定め分骨を納めたと記録がある。その後、1928(昭和3)年まで順次墓標が立てられた。2002(平成14)年に水野家から市に寄贈され、「水野家累世之霊塔」部分を除いて国史跡として指定を受け、文化財として管理している。

(2019年6月29日付紙面より)

(前列左から)松本吉殖会長、山本俊英会長、田岡実千年市長、前田賢一議長と寄贈式に参列した皆さん=28日、新宮市橋本
入口付近に設置された総合案内板
墓標案内標柱
2019年06月29日
2 体づくりでロコモを防げ
 新宮市健人大学に120人  

 新宮市健人大学(市教育委員会など主催)の6月講座が27日、市役所別館であった。山口整形外科の山口道夫院長が「年齢に負けない動ける体づくり入門」をテーマに講話。約120人が聴講し、筋力を上げる簡単な運動を実践した。

 山口院長は、運動器の障害のために移動機能の低下を来たした状態である「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」について説明。進行すると日常生活に支障を来たし、寝たきりになるリスクが高まると述べた。

 ロコモの三大原因として変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症、骨粗しょう症を挙げ、加齢に加えて重労働・スポーツ・けが、運動不足・生活習慣や食生活の乱れなどが原因の肥満が関節や脊椎、骨に負荷をかけることによってロコモが進行するとメカニズムを解説した。

 運動や日常動作がさらに減ることによって、ロコモが進行し悪循環を招くとし、▽片脚立ちで靴下が履けない▽家の中でつまずいたり滑ったりする▽階段を上がるのに手すりが必要▽家のやや重い仕事が困難▽2㌔程度の買い物をして持ち帰るのが困難▽15分くらい続けて歩くことができない▽横断歩道を青信号で渡りきれない―の一つでも当てはまるとロコモの心配があると話した。

 骨粗しょう症について「加齢によって腸管からのカルシウムを吸収する力が衰えること、骨の新陳代謝のバランスが崩れること」と原因を解説。背中や腰が痛くなる、背中が丸くなる、身長が縮む、骨折しやすいなどの症状を挙げ、カルシウムと吸収を助けるビタミンDが不足しないよう、バランスの良い食事を心掛けるよう求めた。

 理学療法士の田中雅也さんが筋肉伸ばしやもも上げ、スクワットなど、ロコモを予防するストレッチ・柔軟体操などを紹介。参加者らは指導の下、日常生活でできる簡単な運動を実践した。山口院長は「年齢に負けない体づくりで特に大事なのは歩けること。自分のペースで合計30分を週に2、3回から始めてみて」と呼び掛けた。

 同大学は市内在住の60歳以上を対象に、生涯を通じて学び続けられる場を設け見識を深めてもらう目的で、年間10回程度の講座を実施している。本年度は現在331人が参加しており、随時参加者の受け付けも行っている。

(2019年6月29日付紙面より)

自宅でできる簡単な運動を教わった=27日、新宮市役所別館
山口道夫院長
2019年06月29日
3 町勢を加速する奮起誓う
 H&R串本で本年度総会  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が28日、串本町サンゴ台にあるホテル&リゾーツ和歌山串本で本年度総会を開いた。役員改選があり、全員留任とする役員会案を承認。手ぶらで釣り体験の導入やガイド部会の活動増強、古民家活用協議会との共同によるマップ制作など、時代に即した新規の取り組みも意識しながら本年度の方向性を決めた。

 同協会は、旧串本町観光協会や旧古座観光協会など4団体を統合した一般社団法人として昨年3月に設立。4月にJR串本駅と同古座駅の2カ所に事務所を開き、橋杭海水浴場の3シーズン活用など旧団体各種事業の継承展開に努めている。

 同日現在の会員規模は234個人団体。総会は出席40人、委任121人で成立し、都合欠席の島野会長に代わり室宣行副会長は最近の目覚ましい町勢をさらに加速する頑張りを誓って協力を求めつつあいさつした。

 来賓の田嶋勝正町長は宿泊客数の増加傾向や新たなホテル進出の展望、ロケット発射場の進ちょくなど最新の話題を伝え「フォローの風をいかに上昇気流に押し上げるかが課題。いろいろなものが動き出すこの気流に協会も町も乗り遅れないよう頑張りたいので一層の尽力を願いたい」と祝辞。町議会の結城力議長や県議会の佐藤武治議員も祝辞を寄せ、役場産業課の南和夫課長も列席して総会の実施を祝った。

 続く議事では前年度と本年度の事業関連諸議案を審議し原案通り承認。事業報告で継承後の各種事業の状況を確かめ、事業計画では前述の新規取り組みを含めた内容を確かめた。役員改選は任期2年だが、役員会は初年度が1カ月弱しかなかった点を踏まえて全員留任とする案を提出した。

(2019年6月29日付紙面より)

開会にあたりあいさつする室宣行副会長=28日、串本町サンゴ台
2019年06月29日
4 昔の生活ぶりを紹介
 讃寿会の会員15人が訪問  (鵜殿小 )

 紀宝町の鵜殿老人クラブ「讃寿(さんじゅ)会」(牧戸光彦会長)の会員15人が27日、鵜殿小学校(前田幸利校長)を訪れ、3年生38人に昔の暮らしを紹介した。

 社会科授業の一環で、地域のお年寄りとの交流の中で昔の暮らしを知り、地域を愛する心を育てることが目的。男性会員5人が昔の生活ぶりを伝え、女性会員9人は洗濯板の使い方を教えた。

 男性会員は食べ物や生活、学校などの質問に対し「昔は米が少なかったので、イモなどで量を増やしていた」「電話は鵜殿で4~5軒しかなかった。持っていない人は借りて使っていた」「リヤカーはあったけど、自動車は鵜殿の医者だけが持っていた」などと答え、小学校当時の60~70年前の生活ぶりを話した。

 女性会員は慣れた手つきで洗濯板の使い方を教え、児童たちは靴下やタオルなどを手洗いした。

 当時の男の子はおけを担いで水をくみ、女の子は洗濯が日課だったという。参加した女性会員は「60年ほど前は友達や家族と毎日、川で洗濯することが当たり前だった」と話していた。

(2019年6月29日付紙面より)

洗濯板で手洗いを体験する児童=27日、紀宝町立鵜殿小学校
男性会員が昔の生活ぶりを伝える
2019年06月29日
5 支援の輪を広げる  子育てネットワーク講座  (太地町 )
2019年06月29日
6 心肺蘇生法など学ぶ  蓬莱公民館が救急救命講習  (新宮市 )
2019年06月29日
7 2年ぶりの産卵を確認  王子ヶ浜にアカウミガメ  (新宮市 )
2019年06月29日
8 楽しく「えいごのじかん」  こども園、井関保育所で  (那智勝浦町 )
2019年06月29日
9 草刈りなどに汗流す  ゆうゆうクラブが菜園で共同作業  (新宮市 )
2019年06月29日
10 イスラエルへの思い語る  久米小百合(元・久保田早紀)さんが熊野に  
2019年06月29日
11 青少年団メンバーを発表  姉妹都市青少年交流事業  (串本町教育委員会 )
2019年06月29日
12 音楽で知り合おう  保育所・小学校交流会  (古座川町 )
2019年06月29日
13 本年度は計6回実施予定 メタンハイドレート賦存状況調査始まる (和歌山県)
2019年06月29日
14 家族と一緒に危険教わる  明神小でスマホ安全教室  (古座川町 )
2019年06月29日
15 選挙違反取締本部を設置  7月4日公示の参院選に向け  (紀宝警察署 )
2019年06月29日
16 今季初のタイムライン始動  新システム活用して情報収集  (紀宝町 )
2019年06月29日
17 手作りの麦茶味わう  自然塾スタッフを招待  (宇久井小学校 )
2019年06月26日
18 海水浴シーズンに備え
 消防署が水難救助訓練  (新宮市 )

 海水浴など水辺でのレジャーシーズンに備え、新宮消防署(越水薫署長)は25日、新宮市佐野の新宮港第3号岸壁で水難救助訓練を実施した。同署警防隊1班の約10人が溺者救出方法などを再確認した。

 訓練は毎年この時季に実施している。今年は釣り人が誤って岸壁から海中に転落したと想定して行われた。

 要救助者の意識がなく、救助工作車が岸壁に近づけない場合と、要救助者の意識があり、車両が岸壁に近づくことができる場合の2パターンで訓練に取り組んだ。署員らは、はしごや滑車、クレーン、水難救助用担架などを使い、指揮者の指示を受けて救助に当たった。

 大石一朗副署長は「訓練を通して市民の安全を守ることができれば。これからの海水浴シーズンに伴い、水難事故が増えてきます。特に飲酒をして水に入ると事故につながりやすい」と注意を促し、「お子さんを連れて海水浴に行くことも多いと思いますが、子どもの水難事故が全国的に増えている。子どもは突発的な行動が多いので極力目を離さないで」と呼び掛けている。

 昨年度中に市内で発生した水難事故は1件。市内では7月14日(日)に三輪崎海水浴場、15日(月・祝)に高田自然プールがオープン予定。

(2019年6月26日付紙面より)

救助訓練に取り組む署員ら=25日、新宮市佐野の新宮港
2019年06月26日
19 伝統芸道「香道」に親しむ
 西向支館が通年講座始める  (串本町公民館 )

 串本町公民館西向支館(畑上耕三支館長)の通年講座「香道(こうどう)教室」が22日、同町西向にある老人憩いの家鶴が浜〈旧西向幼稚園園舎〉で始まり12人が受講登録をして中世に大きく花開いた日本の伝統芸道に親しんでいる。

 香道は、仏教とともに伝来した香木を純粋に聞いて鑑賞する平安時代の宮廷遊戯から派生し、後の武士香や禅の教えなどを吸収し室町時代に確立された芸道。時の上流階級がたしなむ中でより洗練した形が近世には庶民へも広がり、現在は茶道や華道と並ぶ日本の伝統芸道の一つとして親しまれている。

 同支館は過去2回、香道を2年に1回開いている成人教育講座のテーマに据えて体験する機会を提供。いずれも参加者に好評だったため、2回目に思いをはせた通年講座への昇格を決断し講師と予算を確保するめどをつけて実現するに至った。

 那智勝浦町市野々在住で過去2回の成人教室講座の講師を務めた御薗御流香道の牧栄邦(本名・牧邦子)さんが引き続き同教室の講師を担当。初回のこの日は過去2回の成人教育講座同様に遊戯「源氏香」に挑戦し、難易度は低めで6種類ある香木のうちの3種類を5回聞いて判断する内容で、香道独特の楽しみ方を伝えた。

 今回は牧さんの生徒がお点前などを務めたが、来月以降は受講生も順次それらの役回りをこなして徐々に香道の所作や礼節への理解を深めていくそう。畑上支館長は「3年前は茶道や華道と並ぶ芸道なのになじみがないということで香道を紹介したら好評で、本館に予算もつけていただけて本年度から教室を開くことになった。香木を聞くことは心身にも良いそうで、受講生の皆さんには毎日の忙しさを忘れ平安貴族の気持ちで優雅に過ごしてもらえれば」と語り、受講生の実りある成果を期待した。

 この日は受講登録していないが興味を持った2人が見学。この教室は基本、第4土曜日午後1時30分から3時まで開いていて、今後も見学歓迎で、追加の受講登録希望にも柔軟に対応するので、見学時などに畑上支館長まで申し出てほしいという。

(2019年6月26日付紙面より)

遊戯「源氏香」に挑戦する受講生=22日、串本町西向
2019年06月26日
20 介護と医療の連携深める
 「あいくる」が多職種交流会  (紀宝町 )

 団塊の世代が2025年に後期高齢者になるなど、医療と介護の両方を必要とする高齢者が急増することが予想されている。

 高齢者らが疾病を抱え、医療と介護を必要とする状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最後まで続けることができるよう医療・介護関係者を支援し、医療と介護が切れ目なく提供できる体制づくりを進めるため、御浜町の紀南病院内に昨年6月、「紀南地域在宅医療介護連携支援センターあいくる」が設置された。

 熊野市、御浜町、紀宝町の地域包括支援センターで住民からの直接相談を受け付け、あいくるでは医療・介護関係者からの相談に対応している。

 また、あいくるでは医療と介護の壁をなくし、互いに顔が見える関係を築こうと、昨年9月から多職種交流を開いている。昨年度は4回開催し、計77人が参加した。

 24日には本年度最初の交流会を紀宝町井田の特別養護老人ホーム「亀楽苑(きらくえん)」で開催。入所型介護施設の関係者から話を聞いた。

 3市町の地域包括支援センター職員、紀南病院の医師や看護師らが出迎えた。今回は気軽に足を運んでもらうためカフェ形式で進めた。

 介護施設利用者への対応などについて話が進み、紀南病院内科医の濱口政也さんは「今日はさまざまな立場の人が集まって介護現場ならではの悩みを聞いた。病院の中と外、医療と介護の垣根をなくすことがあいくるの役割。交流会は困り事の情報共有の場で、年4回ほど開催していきたい」と話していた。

(2019年6月26日付紙面より)

介護関係者が集まった多職種交流会=24日、紀宝町井田の亀楽苑
2019年06月26日
21 「がん晴れる道しるべ」
 記念講演で川崎由華さん  (新宮信用金庫 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)は24日、新宮市大橋通の本店で「信用金庫の日 記念講演会」を開催した。約170人の来場者を前に、一般社団法人がんライフアドバイザー協会代表理事の川崎由華さんが「がん晴れる道しるべ~がん患者300人から学ぶ、がんになる前に備えておくこと~」を演題に話した。

 信用金庫法が1951年6月15日に公布・施行されたことから同日を「信用金庫の日」と定め、全国の各信用金庫ではさまざまな催しをしている。新宮信用金庫では例年ゲストを招き、記念講演会を開いている。

 川崎さんは「がんという病気は空からやりが降ってくるようなもの。検診を受けたり節度のある生活を心掛けることでやりを細くしたり本数を減らしたりすることはできるが、完全に予防できるものではない」と述べ、がんと診断されても自分を責めないように伝えた。

 国立がん研究所によると、「生涯のうち『がん』になる確率」は男性は62%、女性は47%であるとし「2人に1人ががんになるというのも大げさではない。がんと診断されたら仕事を辞めてしまう人もいるが、主治医などと相談してからにするべき」。がんと診断されて5年後に生きている人の割合は67・9%と紹介し、「5年たって生きていたらいいという問題ではない。5年後どう生きているか、5年間をどう過ごしているかが大事」と話した。

 「がんと診断されるとお金の悩みからネガティブな思いが出てくる」と述べ、がんと診断された人の年齢、年収別に治療費を説明。乳がんと診断された60代女性の例では、約100万円の治療費が医療保険とさらに限度額適応認定証を申請することによって5・7万円の支払いで済んだと紹介した。

 大腸がんの70代男性の例では、約160万円の治療費が高齢受給者証の提出で5・7万円の支払いになったとし「多額の医療費がかかるときは年齢と年収によって支払う金額が変わってくる。自分の年齢、年収がどの高額療養費制度に当てはまるのか知っておくことが大事」と話した。

 川崎さんは「治療にどのくらいの期間とお金が必要なのか、医療機関に相談することは大切」と訴えた。また、月に2万1000円以下では高額療養費制度に当てはまらないと説明し「複数の医療機関にかかると余計にお金がかかってくる。高額療養費制度は万能ではない」。

 お金は健康なときには気にならないものとし、「お金の備えをしておくことによって、がんになっても自分らしく生きることができるのでは」と呼び掛けた。

(2019年6月26日付紙面より)

講演に耳を傾ける来場者ら=24日、新宮市大橋通
川崎由華さん
2019年06月26日
22 6組が優勝
 なちかつGGCクラブ大会団体戦  
2019年06月26日
23 新宮がU―8、9同時V
 トルベリーノカップ4人制大会  
2019年06月26日
24 8年ぶりに宇久井が優勝
 小学生バレーボール男女大会地方大会  
2019年06月26日
25 秋の収穫楽しみに  「体験農園」に22人参加  (新宮市熊野川町 )
2019年06月26日
26 ブラタモリの裏話語る  山本殖生さんが講演  (新宮市 )
2019年06月26日
27 サ市での日々振り返る  岩本桃永子さんが報告  (新宮市 )
2019年06月26日
28 満開のコスモス揺れる  尾呂志学園横の休耕田で  (御浜町 )
2019年06月26日
29 タイサンボクが花の盛り  新宮市の宗応寺で  
2019年06月26日
30 「飛び出しはしません」  正明保で交通安全教室  (新宮市 )
2019年06月26日
31 「雨でも楽しい」をテーマに  九重マーケット大盛況  (新宮市熊野川町 )
2019年06月26日
32 さまざまな曲を披露  緑丘中吹奏楽部が定期演奏会  (新宮市 )
2019年06月26日
33 松下健生さんに栄誉銀章  少年補導員3人表彰伝達  (串本警察署 )
2019年06月26日
34 ポスター掲げて機運醸成  7月の「河内祭」に向け  (串本町 )
2019年06月26日
35 数字や言葉に親しむ  上野山こども園で知育遊び  (串本町 )
2019年06月26日
36 福祉事業に多くの協力 ピネで「みんなのマルシェ」 (御浜町)
2019年06月26日
37 ジャンボタニシを駆除  5月に田植えした水田で  (神内小 )
2019年06月26日
38 お悔やみ情報
  
2019年06月19日
39 3団体に表彰状
 ひまわり基金地域貢献賞  (新宮信用金庫 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)は17日、同金庫エリアで地域社会貢献活動を行っている3団体にひまわり基金地域貢献賞を贈った。受賞したのは「ほたるを守る会」(蔵本一範代表)、「絵本の会 よむよむ」(山縣いずみ代表)、「阿田和交流会」(松本有希代表)。

 同金庫は地域貢献事業を行うことを目的に1999(平成11)年4月に「しんぐう信金ひまわり基金」を設立。地域振興や環境保全などのボランティア活動に努める団体を毎年表彰し、活動を助成している。新宮市徐福のステーションホテル新宮で開催された総代懇親会席上で、浦木理事長が出席した代表者らに賞状と目録を手渡した。

 「ほたるを守る会」はほたるが飛び交う美しい紀宝町を目指し発足。今年で活動24年目となる。小学校での講演やほたるが光る時季のパトロールなど、年間通してさまざまな活動を行っている。蔵本代表は「思いもかけず栄えある賞を頂いて驚いている。これを機に、もう一度改めて頑張りたい」と喜びを示した。

 「絵本の会 よむよむ」は1997(平成9)年の設立以来、那智勝浦町内で子どもの読書を推進する活動を行っており、子どもの発達教育や人格形成、コミュニケーション能力の成長に貢献している。2016(平成28)年に文部科学大臣賞を受賞。翌年に伊藤忠記念財団助成金対象に選出された。山縣代表は「設立して20年が経過した。いつまでも若い気持ちで、カタツムリの歩みのごとく活動を続けていきたい」。

 「阿田和交流会」は三重県御浜町阿田和地区の伝統文化の保存と継承に尽力。4月の阿田和例大祭での獅子舞の奉納や盆時期の初盆宅への供養訪問、9月には子ども神輿の手伝いなどのボランティア活動を行っている。同会は「若手が減っていく中、OBが手を取り合って頑張っている。こんな素晴らしい賞を頂いてうれしい」と感謝の言葉を述べた。

(2019年6月19日付紙面より)

浦木睦雄理事長(右)から賞状を受け取る代表者ら=17日、新宮市徐福のステーションホテル新宮
2019年06月19日
40 予算や事業計画など承認
 太地町婦人会が総会  

 太地町婦人会(坂下富貴子会長、会員45人)が17日、同町公民館で令和元年度総会を開催した。出席者30人、委任状15人で総会が成立し三軒一高町長、宇佐川彰男教育長が来賓として出席。本年度の予算案、事業計画など全ての議案が承認された。

 坂下会長は「私たち婦人会も変革の時代を迎えている。知識と教養を深め、自己の研さんに努め、組織の強化と事業活動の活性化を図って地域発展のために頑張っていきたい」とあいさつ。三軒町長は町の30年構想や本年度事業で8~12月の間にオープンする福祉の殿堂「梛」について触れ、300円の食事や配達サービスや入浴施設、洗濯設備が整った施設であることを紹介した。2021年4月に建て替えとなる防災複合施設を兼ね備えたJR太地駅や10年以内に整備する公園兼無料駐車場、22年に建設される日本鯨類研究所支所について説明し、「合併することなく、さまざまな設備が行き届き、公園の中に住民が住んでいる理想のまちにしようと思う」と語った。

 本年度予算では収入・支出ともに150万円(前年比24万3476円減)、事業計画では▽道路美化清掃(8月)▽いさな通学合宿(10月)▽くじら祭参加(11月)▽ねんりんピック紀の国マラソン交流大会への立哨員としての参加(11月)▽炊飯実習(1月)▽くじら浜公園駅伝大会への立哨員としての参加(2月)―などが挙げられた。質疑応答後、合田孝子副会長のあいさつで総会が締めくくられた。

(2019年6月19日付紙面より)

出席した会員たち=17日、太地町公民館
坂下富貴子会長
2019年06月19日
41 串本町で実像など伝える
 トルコ事務所長が講演  (JICA )

 国際協力機構(JICA)トルコ事務所の安井毅裕所長が14日、県立串本古座高校や串本町文化センターで講演に臨み、現在のトルコ共和国の実像やJICAの活動の様子などを伝えた。

 これらの講演は、JICA関西の働き掛けにより実現した機会。安井さんは同事務所を軸にした各種支援事業に加え、国交の強化と発展を見据えた「大学出前講座」を精力的にこなすことで現地メディアの注目を集めている。その才覚を次は日本とトルコの友好発祥地であり2020年東京五輪に出場するトルコ共和国選手のホストタウンとなる串本町~那智勝浦町域で発揮し、受け入れへの理解と機運を高めるため一時帰国して串本町を訪ねるに至った。

 同センターの講演は、JICA関西から共催の申し入れを受けた同町トルコ文化協会(伊藤アイシェギュル会長)が事前告知と会場設定に協力する形で実施。約60人が来場し、伊藤会長は雨にもかかわらず貴重な話を聞きに来てくれたことに感謝し気さくに聴講を促しながら安井さんを迎えた。

 安井さんは1年半前に人生初の中東となるトルコ共和国へと赴任。現地生活から見える最近のトルコの国勢や国民性、社会の実像とその印象などをさまざまな話題を織り交ぜてざっくばらんに伝えるとともに、JICAが世界でどのような支援を展開しトルコ共和国とはどのような関係を築いているかを紹介した。

 併せて串本町が7月にトルコ共和国メルシン市へ中学生7人を派遣する点を踏まえて治安情勢も報告。同市を含む中部~東部は安全だが、日本ではないので危険な場所に近づかない、一人で行動しないなど相応の心掛けをするよう促した。

 ▽トルコは日本の技術に高い信頼を抱いていて経済援助よりも一緒に仕事をしたがっている▽経済成長は安定期に差し掛かりつつありさらなる成長のために欧州や韓国にも関心を広げている▽友好の起源となっているエルトゥールル号の史実を教科書で学ぶ機会が減っていて知っている人の割合は10人に1人程度―などの実感も語り、友好発祥地の串本にも取り組める事柄として目に見える関係の増強の必要性を示唆して締めくくった。

 以降は質疑応答もあり、▽トルコ語には慣れてきたか▽JICAと比較した際のTIKA(トルコ共和国の国際協力支援機構)の特色▽お薦めの食文化や観光交流活性化の糸口は―などの質問に答えた。

 県立串本古座高校(左近晴久校長)は先立って6時間目に生徒266人と教職員が聴講。前述の大筋に加え、これからの時代を背負って立つ世代へのメッセージも寄せた。安井さんは両講演の合間に同町樫野を訪ね、エルトゥールル号殉難将士慰霊碑に献花し現地視察に臨んだという。

(2019年6月19日付紙面より)

現在のトルコの実像などを語る安井毅裕さん=14日、串本町文化センター
2019年06月19日
42 笑顔あふれる活動続く
 「かわりない会」発足2カ月  (鵜殿地区 )

 紀南介護保険広域連合の介護保険新地域支援事業として、紀宝町初の通所サービスが4月8日から鵜殿老人憩の家讃寿荘(さんじゅそう)で始まり、6月で2カ月がたった。地域での見守りを目的とした取り組みで、鵜殿老人クラブ讃寿会の会員を中心に組織するボランティアグループ「かわりない会」(牧戸光彦会長)が運営している。

 この地域では昔から「かわりないかい?」「かわりないよ」とのあいさつが〝元気だよ〟を伝える手段だった。利用者に昔のあいさつを思い出してもらおうと名称を決めた。

 毎週月曜日の午前10時から午後1時まで鵜殿地区の高齢者が集まり、昼食などを楽しんでいる。毎回、スタッフがアイデアを出し合い機能訓練を兼ねた体操や歌、ゲームなど高齢者が気軽に取り組める催しを考えている。

 利用者の送迎もスタッフで行い、2カ月に1回の「お出かけ企画」もある。4月には新宮市佐野の新宮港に出向き、ツツジを見学後、スーパーで買い物も楽しんだ。6月24日には熊野市紀和町の丸山千枚田に出かける。

 17日はスタッフと利用者合わせて20人以上が参加した。今回は町社会福祉協議会による福祉の店「アプローチ」の出張販売もあった。

 童謡『シャボン玉』を歌いながら風船を飛ばし合い、スタッフが出題するなぞなぞクイズにも挑戦した。カラオケも楽しみ、恒例のランチタイムでは全員でテーブルを囲んで昼食を取った。参加者は「みんなで食べるお昼ご飯はおいしい」と口をそろえ、笑顔の絶えない時間を過ごした。

 牧戸会長は「通所サービスが始まって2カ月がたつが、スタッフも一生懸命頑張ってくれている。『楽しかった』と言ってくれる利用者も多く、毎週月曜日を楽しみにしてくれている」と話していた。

(2019年6月19日付紙面より)

風船飛ばしを楽しむ利用者とスタッフ=17日、紀宝町の鵜殿老人憩いの家讃寿荘
2019年06月19日
43 坂地賢さんが連覇
 那智勝浦ゴルフ倶楽部理事長杯  
2019年06月19日
44 峯園君昨年の悔しさ晴らす個人V
 県中学校春季卓球大会  (熊野川中学校 )
2019年06月19日
45 畑中君が個人、団体ともに全国出場へ
 県中学校空手道選手権  (近大新宮中 )
2019年06月19日
46 「上昇」と「下降」が均衡  4~6月期景気予測調査  
2019年06月19日
47 DMO体制の構築など学ぶ  観光地域づくりで地方創生  (那智勝浦町 )
2019年06月19日
48 熊野の経済振興に寄与  熊野エリア商工青年部協議会が役員会  (新宮市 )
2019年06月19日
49 復興支援に役立てて  人形供養祭の寄付届ける  (JAみくまの )
2019年06月19日
50 サツマイモの苗植える  21組が宇久井ビジター園地で  (那智勝浦町 )
2019年06月19日
51 熊野那智大社の歴史知る  市野々小がふるさと学習  (那智勝浦町 )
2019年06月19日
52 最初の4分が大切  上野山こども園で救急救命講習  (串本町 )
2019年06月19日
53 子どもたちに読書文化を  古座川町中央公民館でお話会  
2019年06月19日
54 上席3人の入賞をたたえる  桜フェアフォトコン授賞式  (古座川町観光協会 )
2019年06月19日
55 よくかんで食べよう  3、4年生対象の食育指導  (神内小 )
2019年06月19日
56 グラウンドゴルフ楽しむ  身体障がい者福祉会  (紀宝町 )
2019年06月19日
57 補正予算案など5議案  紀宝町議会定例会が開会  
2019年06月19日
58 山岳信仰、原始信仰を学ぶ  東京藝術大の学生が神内神社に  
2019年06月19日
59 5日間の短期決戦開始  定数12に15人が立候補  (那智勝浦町議選、観光や人口、防災など争点に )
2019年06月19日
60 お悔やみ情報
  
2019年06月08日
61 率先避難者になって
 JR新宮駅で合同訓練  (新宮市 )

 JR西日本は6日、新宮市徐福の新宮駅(林正樹駅長)構内で同市の県立新宮高校(前田成穂校長)と新翔高校(東啓史校長)合同の列車避難訓練を実施した。両校の生徒会や電車通学生ら51人が参加し、乗車時に災害が発生したときの避難や誘導方法などを学び、取り組んだ。

 巨大地震や津波が発生した際、JR職員だけでなく生徒たちにも率先避難者になってもらい、一人でも多くの人命を救助することが目的。

 林駅長のあいさつの後、生徒は訓練で使用する105系2両編成の列車に乗り込んだ。JR職員から紙芝居で災害発生時での率先避難者として行動するための知識や心構え、視覚障害者や車いす利用者への誘導などを教わった。車内に設置している避難用はしごの使い方や手動で扉を開ける方法の説明もあり、生徒は「怖い」「グラグラする」などの声を上げながら一人ずつ慎重に体験した。

 新翔高校の和田宗大君(3年)は「初めて経験しました。今まで実感が湧かなかったけど、電車通学をしている立場として人ごととは思えなかった。避難用のはしごや扉の開閉などを知れてよかった。今後は学んだことを生かし、自分たちも他の生徒たちに教えてあげたい」。

 林駅長は「生徒の皆さんが熱心に訓練に取り組んでくれていました。1度だけの実施では身に付かないため、今後も細かく連携を図り、続けていければ」と話していた。

(2019年6月8日付紙面より)

避難用はしごを掛け外に出る生徒=6日、JR新宮駅
JR職員の説明に耳を傾けた
2019年06月08日
62 差別ない社会の実現に向け
 女性人権推進協議会が総会  (新宮市 )

 新宮市女性人権推進協議会(中岸基英会長)は6日、市役所別館で総会を開いた。約40人が参加する中、昨年度事業と監査報告があったほか、本年度の事業計画など2議案を承認した。

 同協議会は、同和問題をはじめとする人権問題に対し、女性としての重要性を深く認識し、みんなが幸せに暮らすことのできる明るく平和な社会の実現のため努力することを目的としている。

 中岸会長は開会に当たり、会員の日頃の活動に感謝し「女性の立場から人権問題の解決に向けた取り組みの推進と、みんなが幸せに暮らすことのできる明るく平和な社会実現のため努力していきます」とあいさつ。

 来賓の田岡実千年市長は会員の取り組みや尽力に感謝を示し、同和問題に関係した結婚差別が大きな問題になっていることや、企業内のパワハラ問題の相談が寄せられていることなどを報告。

 「人権尊重のまちの実現を掲げる当市においては、市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちをつくっていくために差別やいじめのない社会の実現が必要不可欠。行政だけでは解決できない問題に、女性の視点で気付いたことがあれば助言や知恵をお貸しいただきたい」と協力を求めた。

 本年度は人権問題学習会や視察研修、市が開催する人権啓発講演会や「市民のつどい2019」、男女共同参画講演会などへの参加や協力などを予定している。

(2019年6月8日付紙面より)

約40人が参加した総会の様子=6日、新宮市役所別館
2019年06月08日
63 核のない平和な世界訴え
 県内行進、新宮市で最終日  (国民平和大行進 )

 原水爆禁止和歌山県平和行進実行委員会は6日、新宮市役所駐車場で「2019年原水爆禁止国民平和大行進和歌山~広島コース」の集会を開いた。同駐車場に集まった参加者らは、核のない平和な世界への願いを訴えた。橋本市から始まった県内の行進はこの日をもって日程を終え、8日(土)に三重県に引き継がれた後、8月4日(日)に集結地の広島平和公園に到着する。

 大行進は1958(昭和33)年6月に、被爆地広島から東京に向けてスタートした。歩くという行動が原水爆禁止への共感を広げ、行進には100万人が参加した。現在では全都道府県および8割以上の自治体を通過し、毎年10万人の人々が参加する国民的行動となっている。

 新宮市の集会では、原水爆禁止新宮東牟婁協議会の岸本芳明代表が「平均年齢が80歳を超えた被爆者の方々は生きているうちになんとしても核兵器のない世界を実現しないとと思い生きている。この願いが叶えられるよう、平和行進に参加していただければ」とあいさつ。原水爆禁止和歌山県協議会の里﨑正事務局長が「和歌山県での平和行進は1979年に始まり、当時は50市町村を歩いた。平和行進をやったのは和歌山県が初めてで、歴史と伝統がある県」と紹介。核兵器廃絶と平和行進に協賛、支持していただける自治体や職員に支えられ今日まで発展してきたと感謝を示した。来春、アメリカのニューヨーク市内で「原水爆禁止世界大会」が開催されることに触れ、「世界の世論を変えていければ」と決意を示した。

 田岡実千年市長は「今なお地球上には人類を絶滅させるほどの、大量の核兵器が蓄積、配備されており、断じて許されるものではありません。こうした状況の中にあって唯一の被爆国であるわが国の果たすべき役割は極めて重要」と述べた。

 東牟婁地域の通し行進者の栗栖富夫さん(和歌山市民生協)が「世界には1万5000発弱の核兵器が残っている。平和への思いを一人でも多くの人に伝えたい」と決意表明。「この日本を被爆国であり、憲法9条を持つ国にふさわしく、核兵器禁止条約実現の先頭に立てる国にするため、一歩でも二歩でもご一緒に歩きましょう」などとする集会アピール宣言を拍手で採択し、『青い空は』を合唱した。

(2019年6月8日付紙面より)

核兵器のない世界の実現を願い行進する参加者ら=6日、新宮市役所
那智勝浦町での平和行進の様子=4日
2019年06月08日
64 交通事故のない町づくりを
 紀宝町交通安全対策協議会  

 令和元年度第1回紀宝町交通安全対策協議会が6日、同町役場であり、委員35人が委嘱を受けた。任期は1年間。

 交通安全対策を推進し事故防止を目的とした協議会で、町議会議長、教育長、紀宝地区交通安全協会各支部長、小中学校長、保育所長、各校交通安全母の会会長、各保育所のカモシカクラブリーダーなどで組織。昨年度は、年4回の交通安全運動期間中に交通安全活動、安全教育などを実施した。

 協議会で会長の西田健町長は「交通事故のない安心・安全な町づくりは住民共通の願い。悲惨な交通事故が起きないよう取り組んでいきたい」とあいさつした。

 顧問の岡田智治紀宝警察署長は「高齢者や子どもが当事者となる交通事故の防止、全席シートベルトの着用などに取り組む」とし、毎月11日を「横断歩道SOSの日」に設定すると紹介した。

 同署管内では5月末現在、150件の交通事故が発生した。国道42号で多発し、その多くは前方不注視、安全確認不足が原因だった。

 この後、昨年度の事業を報告し、本年度の事業計画案を採択した。本年度も各季の交通安全運動期間中、交通安全街頭キャンペーンや一斉街頭指導に協力し、カーブミラー、看板の設置、ストップマーク(足型マーク)の点検整備、危険箇所点検などにも取り組む。

 委員の門賢・青少年健全育成町民会議会長は「井田地区の紀宝バイパス上野交差点に右折矢印信号を設置してほしい。成川中村地区の通学路をスクールゾーンにできないか」と要望し、飯盛交差点への標識設置に感謝した。町と警察は早急に調査するとした。

(2019年6月8日付紙面より)

紀宝警察署管内の交通事故情勢などを聞く委員=6日、紀宝町役場
2019年06月08日
65 地元勢県大会出場ならず
 全日本U―12フットサル県大会紀南予選  
2019年06月08日
66 田中柚妃さんが近畿大会出場権獲得
 和歌山県空手道選手権  (和道流空手道連盟拳和会支部 )
2019年06月08日
67 団体戦で男女とも3位に
 県高校総体バドミントン  (新宮高校 )
2019年06月08日
68 女性ビジネス大賞を受賞  新宮市の竹原真奈美さん  
2019年06月08日
69 対象品目や対応学ぶ  軽減税率制度説明会で事業者  (新宮税務署 )
2019年06月08日
70 ハナショウブが開花  那智勝浦町高遠井  
2019年06月08日
71 会員や歌手の歌声楽しむ  はまゆう歌謡クラブが発表会  (那智勝浦町 )
2019年06月08日
72 本紙エリアで4人が受賞  和歌山県知事表彰  
2019年06月08日
73 粘り強い活動展開意識  町民児協が本年度総会  (串本町 )
2019年06月08日
74 発信機付き成熟ガメ放流  一般の立会人を交えて  (串本海中公園 )
2019年06月08日
75 75人が釣果を競い合う  第24回潮岬オフショアT  (串本町 )
2019年06月08日
76 課題の解決策を話し合う  在宅医療・介護連携推進会議  (串本町 )
2019年06月08日
77 未来に残そう青い海  串本海保とくしもとこども園が清掃  (串本町 )
2019年06月08日
78 住民と一緒に浜を清掃 串本西中が共育活動で (串本町)
2019年06月08日
79 県女子代表が全国3位に  古座川町でも喜び広がる  (県ゲートボール協会 )
2019年06月08日
80 初の校外イベントに意欲  15日、道の駅でフェスタ  (串本古座高校CGS部 )
2019年06月08日
81 新部長に前田衣代さん  県青色申告会連合会女性部が総会  
2019年06月08日
82 ミカンのまち発展に尽力  元町議山田文則さんに旭日単光章  (御浜町 )
2019年06月08日
83 高齢者事故防止を重点に  「一声運動推進協力店」指定式  (阿田和郵便局 )
2019年06月08日
84 矢熊さん(紀宝町)親子が最優秀賞  親と子のよい歯のコンクール  
2019年06月08日
85 香り高いクチナシの花  浮島の森で盛り  (新宮市 )
2019年06月08日
86 お悔やみ情報
  
2019年06月02日
87 開港40周年など祝う
 地球深部探査船「ちきゅう」入港  (新宮港 )

 新宮港40周年記念実行委員会は1日、新宮市三輪崎の新宮港で開港40周年と新宮港みなとオアシス登録を記念し「新宮港みなとフェスタ」を開催した。記念行事の一環として同港には地球深部探査船「ちきゅう」(国立研究開発法人海洋研究開発機構=JAMSTEC=所有)が入港。今回で約10年ぶり3回目となる船内一般公開には、親子連れなど多くの人が訪れた。

 「おかえりなさい『ちきゅう』! 入港記念セレモニー」をもってイベントは幕開け。同実行委員会委員長の垣内宏・新宮港振興会長が「『ちきゅう』の活躍は南海トラフの地震発生メカニズムの研究やメタンハイドレートの資源開発研究など、まるで近しい友人の地球規模での活躍を見るがごとく心強く、私たち地球人のためにさらなる研究にまい進していただきたい」と歓迎した。

 同実行委員会副委員長の田岡実千年市長は「ちきゅう」の寄港とJAMSTECの取り組みに感謝を述べ、「南海トラフ地震発生帯掘削計画が終了した今、研究成果が巨大地震発生のメカニズムを解明し、私たちの命を守る防災につながることを念願し、未知の領域へのさらなる勇敢な取り組みに期待します」とあいさつ。倉本真一・研究プラットホーム運用開発部門部門長と、小林猛将船長に歓迎の花束を手渡し、記念品を交換し合った。

 倉本部門長は「10年前の一般公開時、10歳だった少年少女は成人している。その間、われわれも一生懸命やってきた。この2日間で研究の成果と船の中を見ていただけたら喜びもひとしおです」と感謝を示した。

 イベント会場には新宮港関連啓発ブースが設けられたほか、フラダンスや歌などのステージイベントもあり、多くの来場者でにぎわった。

 「ちきゅう」の一般公開は2日(日)の正午からも実施される。先着順、時間指定不可。午前10時からは新宮港エリア「みなとオアシス」登録記念セレモニーが開催されるほか、アンパンマンショーなどのステージイベント、ふれあい動物園、餅・菓子ほり、物産販売なども催される。

(2019年6月2日付紙面より)

「ちきゅう」一般公開には多くの人が列をなした=1日、新宮市三輪崎の新宮港
船内を見学する来場者ら=同
2019年06月02日
88 アウラール選手が第1ステージ優勝
 スプリント決着制し  (ツール・ド・熊野 )

 第21回ツール・ド・熊野の第1ステージ「赤木川清流コース」が5月31日、新宮市熊野川町で行われ、オールイス・アウラール選手(マトリックスパワータグ)が2時間12分23秒のタイムで優勝した。2位には岡篤志選手(宇都宮ブリッツェン)、3位には中井唯晶選手(シマノレーシング)が入った。

 今年はコースが一部変更になった。山岳賞の懸かる登りを新たに設定し、1周17・2㌔と約1㌔延長した。レースは17・2㌔を4周と変則2周(15・4㌔+16・2㌔)の100・4㌔になった。

 市役所前からのパレード走行を経てスタート地点に着いた選手らは、隊列を組み直し、下宏和歌山県副知事の合図でスタートした。

 レースは、スタート直後に抜け出した4人の先頭集団に3周目で後続集団が追い付き約20人の先頭集団を形成。その後メイン集団との差が3分に広がった。終盤には8人の追走集団が飛び出すものの、先頭集団に追い付くことができず、メイン集団と先頭集団との差はさらに広がり6分を超えた。

 最終回に入っても先頭集団の19人からは誰も抜け出せないまま、勝負はゴール前のスプリント勝負に持ち込まれ、アウラール選手がフィニッシュラインを通過する前にガッツポーズを決めるほどに後続を引き離してゴール。

 地元キナンサイクリングチーム勢では、山本大喜(まさき)選手の11位がトップだった。

(2019年6月2日付紙面より)

ゴール前でのスプリント勝負を制し優勝したマトリックスパワータグのオールイス・アウラール選手(中央)=5月31日、新宮市熊野川町
2019年06月02日
89 地震津波タイムライン策定に向け
 29日に検討会の発足式  (紀宝町 )

 紀宝町は地震津波発生後の行動を事前に決めておく「地震津波タイムライン」を本年度内に策定する。全国初の取り組みで、7月下旬に検討会を立ち上げる。29日(土)には町生涯学習センターまなびの郷で検討会に向けた発足式を開催する。午後2時開会、入場無料。

 各団体が連携して被害を最小化すること、可能な限り安心・安全な避難生活を考えることを目的に、地震津波発生後の各段階で何をすべきかを整理し、タイムライン(事前防災行動計画)にそれぞれの行動を盛り込む。

 町民防災会議の四つのブロック会議で意見を聞き、それぞれの地域の考えを反映させる。発足式までに各会議で説明会を開催する。5月31日に町保健センターで開かれた井田・神内地区の第1ブロック会議では、NPO法人環境防災総合政策研究機構の草野富二雄さんが内容を説明した。

 計画への理解を求め、「地震津波発生後に安心で安全な生活を送るためには、地域との連携や支援を計画に盛り込むことが重要。皆さまの考えを役場の行動計画に反映させることを目的としたタイムライン検討会にご協力を」と呼び掛けた。

 検討会は町、自主防災組織、国土交通省、津地方気象台、三重県などで組織し、来年1月までに4回の会議を開く。

 6月29日の発足式では検討会について説明し、南海トラフ地震対策、地震津波タイムラインの必要性などをテーマにした講演会を行う。

 役場総務課防災対策室では「多くの皆さまに参加してもらいたい」と話している。問い合わせは同室(電話0735・33・0335)まで。

(2019年6月2日付紙面より)

地震津波タイムラインの説明を受ける=5月31日、紀宝町保健センター
2019年06月02日
90 待望のアユ漁解禁
 高田川などで太公望  

 熊野地方の熊野川や古座川、太田川流域で1日、アユ漁が解禁された。この日を待ちわびていた太公望たちが夜明けとともに釣り糸を垂らした。

 熊野川漁業協同組合は今年、赤木川1080㌔、大塔川770㌔、四村川720㌔など熊野川各支流に稚魚を計3・7㌧放流した。組合は「今年の天然遡上(そじょう)は平均並みのようです」と話している。

 新宮市の高田川ではアユの遡上が年々減少。2011年9月の紀伊半島大水害で川底が激変し、追い打ちをかけた。アユは生まれた川へ帰ってくる習性があることから、組合は対応策として2016年から川内に産卵場を設置している。昨年10月には卵を持った雄と雌の成魚合わせて3000~4000匹を放流した。

 高田川に釣り仲間4人と訪れ、午前5時から約3時間で15~17㌢のアユを約20匹釣り上げていた山下孝一さん(61)=那智勝浦町宇久井=は「前日の午後から場所を取って待っていました。この時期になると、毎年季節感を感じ『いよいよか』と楽しくなります」と話していた。

(2019年6月2日付紙面より)

アユ釣りを楽しむ人たち=1日、新宮市高田
釣り上げられたアユ
2019年06月02日
91 会長に大江清一さんを再任 区長連合会総会 (那智勝浦町)
2019年06月02日
92 人権意識の高揚を目指し  新宮市人権尊重委員会が総会  
2019年06月02日
93 新会長に矢熊義人副町長 那智勝浦町観光協会が総会 
2019年06月02日
94 本の世界を楽しむ  高田小で初の読み聞かせ  (新宮市 )
2019年06月02日
95 色とりどりの作品並ぶ  SweetRoomが初の展覧会  (新宮市 )
2019年06月02日
96 晴天の下で汗を流す  勝浦小で運動会  (那智勝浦町 )
2019年06月02日
97 事業確かめ当局と懇談も  区長連合会が通常総会などに臨む  (串本町 )
2019年06月02日
98 花火予算1100万円増  中平孝之会長を再任  (熊野市観光協会 )
2019年06月02日
99 再送信局増設を計画  デジタル対応戸別受信機  (紀宝町 )
2019年06月02日
100 サツマイモの苗植え  JA伊勢が出前授業  (鵜殿小 )
2019年06月02日
101 お悔やみ情報
  
2019年06月01日
102 17チームが熊野に集う
 第21回ツール・ド・熊野が開幕  

 熊野地方を舞台とする国際自転車競技連合(UCI)公認で国内屈指の自転車ロードレース「第21回TOUR de 熊野(ツール・ド・くまの)」が5月30日、新宮市で開幕した。NPO法人SPORTS PRODUCE熊野主催、熊野新聞社など後援。

 同レースには、現在UCIアジアランキング2位で新宮市を拠点とする「キナンサイクリングチーム」など国内から11チーム、海外からは現在同ランキング1位のトレンガヌ・INC・TSG・サイクリングチーム、同ランキング3位のHKSIプロサイクリングチームなど6チームが出場。17チーム101選手が熱戦を繰り広げる。

 プロローグ(タイムトライアル)終了後、市内のキナン研修センターでオープニングセレモニーが開かれ、角口賀敏(よしとし)理事長が「今年は第21回と新たな歴史を刻み始め、今年からUCIの国際大会一本に絞り、国内選手のレースを無くしましたが、一層充実し中身のある大会にして地域の皆さんに楽しんでいただけ、参加いただいている選手の皆さんにベストを尽くして走れる大会にしたいと考えています。改めまして参加いただきました選手、スタッフ、役員、ここにいる全ての皆さまに感謝申し上げます」とあいさつ。

 役員、来賓の祝辞などの後、参加選手を代表してキナンサイクリングチームの山本大喜(まさき)選手が「日頃の練習の成果を十分に発揮し、ツール・ド・熊野を支えてくださる方々への感謝の気持ちを忘れず、正々堂々と全力で最後まで走ることを誓います」と宣誓した。

 大会2日目の31日は、同市熊野川町が舞台の赤木川清流コース(100・4㌔)。レース前には、新宮市役所からのパレード走行も実施された。

 同3日目の6月1日(土)は熊野市や御浜町などが舞台で、大会の山場となる「熊野山岳コース」(109・3㌔)。2日(日)の最終第3ステージは、捕鯨の歴史が色濃く残る太地町が舞台の「太地半島周回コース」(104・3㌔)となっている。

(2019年6月1日付紙面より)

一斉にスタートを切る選手ら=5月31日、新宮市熊野川町
パレードが新宮市役所前を出発=5月31日
2019年06月01日
103 勝浦小登校坂で不安の声
 隣接町有地崩落の恐れは  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町勝浦の町立勝浦小学校正門側から校舎に向かう坂道(通称・登校坂)左側にある町所有の山の一部について、「崩落の危険性はないか」と住民から不安の声があった。同町総務課と建設課にその対策や見解を聞いた。

 同校は高台に位置し、多くの住民の命を守る避難場所として防災倉庫も建設されている。災害時に役場が使用できない場合は対策本部として活用される。登校坂は児童の登下校はもちろん、近隣住民が避難の際にも利用する。

 住民によると、山に詳しい林業従事者が同所を確認したところ「木の重みで地盤が弱っていて危険。落石や山崩れの可能性があるのでは」との指摘があった。登校坂下付近には児童らが世話をする芋畑もある。過去にはその付近で落石などもあったことから、吹付け工事などを行い、落石防護柵を整備した。登校坂の左右にも同様の防護柵が設置されているが、住民が指摘する箇所には現在、落石を防止する網などは設置されていない。

 住民は「子どもたちや災害時に避難してくる住民たちの命の危険を少しでも減らしてほしい。台風なども地盤を緩め、崩れる確率を高めるはず。避難する場所が崩れては高台にたどり着けないのでは」と話す。

 総務課、建設課によると、すでに危険とされる木々を伐採し、現場の調査を終えている。今夏をめどに本年度予算で落石防止網を設置する予定。防止網は山の結合力を失った岩石を山自体の摩擦力や金網の張力で防ぐもので、高さは約5㍍ある。登校坂から倉庫手前までの延長約12㍍を覆う計画で県の補助事業となる。

 両課は「現場を確認しているが大規模な落石の危険はないと判断している。少しでも危険性を取り除くために、子どもたちや町民の安全を考慮して今回の防止網の設置に至った。設置工事は県と調整がつき次第、夏休み期間中に取り掛かりたい」と説明した上で、「未定だが、山の土を取りプール側の低い土地を盛土して高台利用も検討している」と見解を示した。

(2019年6月1日付紙面より)

夏ごろには落石防止網が設置される登校坂=5月25日、那智勝浦町立勝浦小学校の敷地内
2019年06月01日
104 本気の挑戦意識し本稼働
 観光協会本年度通常総会  (古座川町 )

 古座川町観光協会(須川陽介会長)が5月30日、同町月野瀬にある南紀月の瀬温泉ぼたん荘いろり館で本年度通常総会を開いた。前年度の積み重ねに加えて新たに事務所の開設やサイクリング事業展開のための環境整備、そして「本気の挑戦」を意識しながら事業関係の諸議案を審議し承認した。

 同協会は、設立発起人会による準備を経て昨年9月27日に発足。期間半年の前年度は本稼働に向けた準備期間と位置付けつつ、初動として公式ホームページの立ち上げと初の誘客対策事業「古座川桜フェア」を形にするなどの実績を上げた。他方、次の時代の担い手にかじ取りを委ねるという同協会独特の布陣を受け、30~40代ぞろいの会長、副会長、事務局職員が町内のイベントに事細かに立ち会い把握と交流に努める姿勢も町民に知られるところとなっている。

 この日の総会は開会時点で30人が出席し、35人が委任状を提出して成立した。須川会長は隣町のロケット発射場建設や初の誘客対策事業などの効果を話題にし「来ていただいたお客さまに楽しんでいただくだけでなくお金が落ちる仕組みもつくるとともに、今まで受け継いできた自然や文化を残しながら発信する仕組みも今年一年間を通してつくっていきたい」とあいさつ。来賓の西前啓市町長、同町議会の大屋一成議長、東牟婁振興局地域振興部の田堀国浩部長が祝辞を述べ、大屋議長は「本気の挑戦を見せてほしい」と力を込めて若手の挑戦を後押しした。

 議事では前年度と本年度の事業関係諸議案を審議し承認。本年度は丸1年の挑戦となる本稼働初年度で、相応に約771万円規模の予算を認めた。事業計画は森武志副会長が説明し、▽設立時の観光ビジョンに基づく展開を目指すことや▽事務所移転は7月中に式典を交えて行う予定だが準備室として役場地域振興課内にある事務局機能を6月3日(月)付で先行移転する▽サイクリング事業は誘客対策事業の一環で展開するが同日現在で詳細は未定で一年をかけて調査研究と資材整備に取り組み環境の確立を目指す―などの内容を決めた。

 会員を個人と団体に分けるなど円滑な運営のための規約改正案も承認。議事を終え、深海政也副会長は設立発起人会から数えれば1年余りとなる歩みを振り返り「集まった皆さんが一つになればきっと事は動く」という初心を思い出して取り組むと誓い、地方から新しいことをするつもりで本気の取り組みをしそれが周りに伝搬して皆が本気になる展開を今後に思い描いて締めくくった。

 事務所や準備室の設置場所は道の駅虫喰岩内で、3日以降の問い合わせ先は電話0735・70・1275、FAX0735・70・1327となる。

(2019年6月1日付紙面より)

開会に当たりあいさつする須川陽介会長=5月30日、古座川町月野瀬
2019年06月01日
105 クジラも歯磨き
 歯と口の健康週間に合わせ  (太地町立くじらの博物館 )

 太地町立くじらの博物館は5月31日、飼育するクジラの歯磨きを一般公開した。「歯と口の健康週間」(4~10日)にちなんだイベントで、9日(日)まで。

 2008年から実施しており、この日は太地町立認定こども園(森尾扶佐子園長)に通うくじら組の13人(5歳)といるか組の17人(4歳)を招いてくじらショーと歯磨きを披露した。

 歯磨きに参加したのはオキゴンドウのキース、ハナゴンドウのマロンとニールの3頭。クジラは食性によって歯の数や形が違い、魚を主食にするオキゴンドウは上下のあごに約40本、イカを主食にするハナゴンドウは下あごにのみ約10本の小さな歯がある。クジラは餌を丸飲みして食べるため、臼歯がなく、虫歯になりにくい。

 園児6人も歯磨きを体験し、「歯が小さくて丸かった」「ちょっとこわかった」と感想を述べていた。ショーの後、園児たちには歯ブラシがプレゼントされた。

 歯磨きはクジラショーの後、1日3回、10分程度実施。問い合わせは同博物館(電話0735・59・2400)まで。

(2019年6月1日付紙面より)

飼育員によるクジラの歯磨き=5月31日、太地町立くじらの博物館
2019年06月01日
106 新宮が初戦で敗れる
 春季近畿地区高校軟式野球大会県予選  
2019年06月01日
107 県陸協第2、3回記録会
 久司君が6㍍超えジャンプで1位に  
2019年06月01日
108 近大新宮の相手は向陽に
 県高校総体サッカー競技  
2019年06月01日
109 コースレコードで決着
 沢田選手がプロローグを制す  (第21回ツール・ド・熊野 )
2019年06月01日
110 過ごしやすい社会を  「人権擁護委員の日」で啓発  (新宮市 )
2019年06月01日
111 税活動の普及と推進図る  納税協会と納税貯蓄組合が総会  (新宮市 )
2019年06月01日
112 「ひろえば街が好きになる」  全国統一の活動で清掃  (たばこ組合新宮支部 )
2019年06月01日
113 ボザール新宮絵画展  2日まで、サンタウンホールで  
2019年06月01日
114 油彩画など力作60点展示  第71回熊野美術協会展  (蓬莱体育館 )
2019年06月01日
115 力作850点が並ぶ  2日まで、南紀会書作展  (新宮市 )
2019年06月01日
116 管内にアマゴ2万尾放つ  古座川漁協と七川漁協  (古座川町 )
2019年06月01日
117 核兵器なき世界願い歩く  2019年国民平和大行進  (串本町 )
2019年06月01日
118 負担の少ない介助を紹介  カフェ内で「介護の教室」  (古座川町社会福祉協議会 )
2019年06月01日
119 9月に石田ひかりさんら迎え  まなびの郷ボランティア総会  
2019年06月01日
120 保育料無償化に向けて  教育民生常任委員会  (紀宝町議会 )
2019年06月01日
121 力を合わせてピカピカに  神内小学校でプール掃除  (紀宝町 )
2019年06月01日
122 自主活動の支援者に  介護予防サポーター養成講座