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2021年10月30日
1 津波が来る、高台へ!
 宇久井小中保が合同避難訓練  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立宇久井小学校(芝﨑勝善校長、児童164人)、宇久井中学校(坊信次校長、生徒65人)、宇久井保育所(荘司千保所長、園児77人)は29日、地震と津波を想定した合同避難訓練を実施した。児童・園児はライフジャケット、中学生はヘルメットをかぶって一次避難場所である中学校グラウンド(海抜約26・6㍍)へ逃げ、さらに10㍍高い中学校屋上へ二次避難した。

 11月5日の「世界津波の日」に伴い、毎年実施している訓練。子どもたちに地震・津波発生時の基本的な行動を身に付け、迅速かつ安全に避難できるようになってもらうことが目的。

 訓練は、授業時間中の午前9時35分に巨大地震が発生し、直後に津波が到達することを想定している。

 地震を知らせる訓練放送が流れると、宇久井小学校では児童が一斉に机の下に潜り込んで頭を保護。地震がやむと、すぐさま事前に学習していた手順でライフジャケットを身に着け、園児と共に宇久井神社近くの階段を上って高台を目指した。約6分で全員の一時避難が完了。人数確認の後、中学生を先頭に中学校の校舎屋上へ逃げた。

 訓練後、中学生は「世界津波の日」の歴史や津波避難三原則(想定にとらわれない、最善をつくせ、率先避難者たれ)について学習。教職員らも災害発生に備えて意識を高めた。

 宇久井小学校によると、巨大地震で緊急避難路の階段が崩落した場合も想定し、今後別ルートでの避難訓練も計画しているという。

(2021年10月30日付紙面より)

中学校グラウンドへ向かう児童と園児=29日、那智勝浦町宇久井
二次避難場所の中学校屋上へ
2021年10月30日
2 住民サービス向上に期待
 日本郵便と包括連携協定を締結  (御浜町 )

 日本郵便株式会社は29日、御浜町と住民のサービス向上や地域の活性化を目的とした「包括連携に関する協定」を締結した。県内では11例目で、熊野市、御浜町、紀宝町では初となった。

 町と町内の郵便局はこれまで、地域見守り活動、道路損傷や不法投棄の情報提供、高齢者の見守り、防災の取り組みで連携してきた。今後、協力して▽観光資源のPR▽安全・安心な暮らしの実現▽地域経済の活性化▽未来を担う子どもの育成▽地域の活性化―を推進する。

 締結式は同町役場くろしおホールであり、町からは大畑覚町長、丹羽要樹副町長、日本郵便からは地区統括局長の平野力・御浜神志山郵便局長、古城式史・阿田和郵便局長、光山實・熊野郵便局長、向井清・市木郵便局長、大川章司・尾呂志郵便局長らが出席。大畑町長と古城局長、光山局長が協定書に署名した。

 大畑町長は「今後、五つの項目で連携していただくことになる。人口減少、少子高齢化が進む中、包括連携協定を結ぶことで地域活性化、住民サービス向上につながることを期待しています」、平野局長は「郵便局は地域住民に奉仕する気持ちを忘れず、事業を継続している。今後も自治体と共に地域住民の皆さんが安心安全に暮らしていける地域にしたい」と述べた。

(2021年10月30日付紙面より)

包括連携に関する協定を締結した日本郵政と御浜町の関係者=29日、御浜町役場
2021年10月30日
3 小型ロケット模型で恩返し
 作家・石田貴志さんが贈呈  (串本町 )

 串本町が29日、田辺市中辺路町で美術造形工房「BAS Fronti」を営む作家・石田貴志さん(46)から小型ロケット「カイロス」模型の贈呈を受けた。

 石田さんは1975年、大阪府堺市生まれ。武蔵野美術大学卒業後、美術造形会社に就職して大型テーマパークの美術制作に携わり、2013年に同工房を構えて独立し制作に打ち込んでいる。

 以来約8年、熊野の親身さに支えられていることへの恩返しの思いで8月、同町企画課ロケット推進室へ模型の寄贈を申し出て、完成形を思い描いて9月中旬から制作に取り掛かり仕上げた。

 同模型は約10分の1の大きさ(1・7㍍)で、繊維強化プラスチック(FRP)製。発射のイメージを伝えるため、噴煙を模した高さ約30㌢、長径約2㍍の台座に差し乗せる形としている。台座は大人も乗れる強度があり、鑑賞はもちろん台座に上がって模型と一緒に記念撮影をしてもらえればという。

 この日は文化センターで贈呈式があり、石田さんは制作に当たり協力してくれた人への感謝を掲げつつ「ロケットが打ち上げられることが、串本だけでなく紀南地方全体が活性化するきっかけになるのは間違いない。少しでも地域の盛り上がりにお役に立てれば」とあいさつ。田嶋勝正町長は機密の多いロケットや発射場のイメージはしにくく町民は行政以上に興味を持っていると現況を述べ、「来年度(の打ち上げ)へのワクワク感を持ってもらえるよう、フル活用して機運を盛り上げていきたい」と意欲で応えて感謝した。

 同模型は同センター2階ホワイエで同日と30日(土)、11月1日(月)実施のJAXA模型など一般公開会場でお披露目。今月31日(日)の宇宙飛行士講演会の来場者も一環で鑑賞などできる。以降当面は役場1階玄関付近に設置すると話している。

(2021年10月30日付紙面より)

小型ロケット「カイロス」模型とともに石田貴志さん(左)ら=29日、串本町文化センター
2021年10月30日
4 感謝を込めてお裾分け
 病院や福祉施設などを訪問  (マリア保 )

 保育所型認定こども園「マリア保育園」の三浦恒久園長、中山明子教諭、園児代表の5歳児3人は28日、新宮市内の病院や福祉施設など7カ所を訪問し、園児たちが収穫したサツマイモとその他の食料品を届けた。

 同園では毎年、自然の恵みに感謝する「収穫感謝祭」を開いており、今年は27日に実施。日頃、お世話になっている福祉施設などにお礼の気持ちを込めて収穫物をお裾分けしている。例年は園児たちが訪れ利用者らとの交流でにぎわっているが、新型コロナウイルス感染症の影響により昨年に続き中止となった。

 同市三輪崎の特別養護老人ホーム黒潮園(岡司理事長)では、園児たちが同市広角で芋掘りを行った際に採れたサツマイモと各家庭から持ち寄った野菜や果物を届け「神様に感謝して果物や野菜を届けに来ました。どうぞ食べてください」とあいさつし、職員に手渡した。

 三浦園長は「利用者の方々の健康を祈りながらお渡しさせていただきました。訪問を通じて子どもたちには改めて、人とのつながりの大切さを養ってほしい」。

 黒潮園の小林忠幸本部部長は「毎年、心のこもった贈り物を頂き大変ありがたい。利用者の皆さんも喜んでおり、みんなで食べてもらおうと思います」と感謝していた。

(2021年10月30日付紙面より)

収穫したサツマイモなどを届けたマリア保育園=28日、新宮市三輪崎の特別養護老人ホーム黒潮園
2021年10月30日
5 近大新宮が準々決勝進出
 高校サッカー和歌山大会  
2021年10月30日
6 好記録目指し全力で挑戦
 ゴールデンキッズ体力測定会  
2021年10月30日
7 優勝は松葉千津代さん
 勝浦分館・千歳連合会グラウンドゴルフ大会  
2021年10月30日
8 東牟婁地方中学校新人大会②
 ソフトテニス・バドミントン・野球  
2021年10月30日
9 特選に𠮷田澄子さん  写連紀南支部9月優秀作品  
2021年10月30日
10 わかる!事業計画策定  水城実さんがセミナー  (那智勝浦町 )
2021年10月30日
11 インターネットと人権侵害  新宮高校で人権鑑賞会  
2021年10月30日
12 「大きいの掘れたよ!」  木の川認定こども園がサツマイモ収穫  
2021年10月30日
13 絶滅危惧種同士が出会う?  シモバシラにヒョウモンチョウ  (那智勝浦町 )
2021年10月30日
14 橋本市の児童が災害学ぶ  修学旅行で啓発センター訪問  (那智勝浦町 )
2021年10月30日
15 労働環境向上に努める  安全衛生努力賞に紀南ひかり園  (熊野市 )
2021年10月30日
16 助産師や保健師と語り合う  和やかに「子育てほっとサロン」  (紀宝町 )
2021年10月30日
17 半年ぶりの再開で活気  記念通り商店街で「いこらい市」  (熊野市 )
2021年10月30日
18 自分の命は自分で守る  1~4年生が防災学習  (井田小 )
2021年10月30日
19 古田の畑で収穫に励む  エコ工房四季利用者ら  (串本町 )
2021年10月30日
20 学校探検やクイズ楽しむ  高池小で来年度入学児と交流  (古座川町 )
2021年10月30日
21 食事と併せて買い出し支援  本年度開始の地域貢献事業  (古座川ふるさと振興公社 )
2021年10月30日
22 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第42回】秋の味覚を食べるメリット  

 秋が深まり、あっという間に冬になりそうな気候ですね。秋はまさに食育の季節! 「食欲の秋」というように、おいしいものがたくさんありますよね。

 子どもたちにとっても、食育がやりやすい時期でもあります。なぜなら、サツマイモや栗、お米やキノコなど、比較的子どもたちが好む食材が、旬を迎えるからです。日本には四季があり、それぞれの季節に旬を迎える食材があります。まずは、今の季節はこれだよ、と旬のものを食卓に出してあげてほしいのです。そして、旬のものをなぜ食べるか、を話してあげてほしいと思います。

 そこで、今回は旬のものを食べるメリットについて、ご紹介したいと思います。旬のものを食べるメリットは、大きく分けて三つあります。まず一つ目は、価格が安い!ということです。今では、ハウス栽培などが盛んになり、ほとんどの食材が年中手に入るようになりましたが、旬の時期は収穫量が多くなるため、価格も安くなります。そして、旬の食材はその食材にとって、最もいい生育条件下で育つため、とても鮮度がいいんです。

 二つ目は栄養価が高いということです。これは大人でもご存知ない方がいらっしゃるかもしれませんが、旬の食材は、他の季節に育てられたものより、栄養価がとても高いのです。例えば、ホウレンソウは冬に旬を迎える野菜ですが、夏でもスーパーなどで見掛けることがありますよね。でも、この夏のホウレンソウに比べて、旬の冬に採れたホウレンソウは、ビタミンCの含有量が3倍あるといわれています。他の種類の野菜でも、旬のものとハウス栽培されたものでは、約2~3倍栄養価が違うといわれています。それはその季節の土のミネラルやお日様の光を目いっぱい含んでいるからです。

 そして、最後はおいしいということです。旬のものは野菜は味が濃く、魚は脂が乗っていて、ぐんとおいしくなります。食卓ではこの「味」についてもお子さんと話してみてください。味の話をすると、子どもたちは一生懸命、味わおうとしてくれるはずです。

 秋の味覚の話をすると、「カボチャ」と言ってくれるお子さんが多いです。最近はハロウィーンも恒例行事になりましたし、冬至の時に食べるものなので、確かにカボチャ=秋というイメージがありますよね。カボチャも確かに秋から冬にかけて旬のお野菜です。でも、カボチャの収穫は夏にされます。旬のお野菜は大抵、採れたての新鮮なものがおいしいですが、カボチャは数カ月保存して熟した方が、甘みも増して、栄養価も高くなるんです。旬は、自然の中で育った食べ物が最もおいしく、最も体にいい時期、というわけです。

 秋に旬を迎える食材の多くは、夏の暑さで疲れた胃腸を回復させ、体を温めてくれる効果があります。夏の疲れをリセットして、寒い冬に備えるために、必要な味覚なのです。ぜひ、ご家庭でも今の季節ならではの食材を、ご家族で楽しんでください。そして、ここにご紹介したお話をしていただけたらうれしいです。

(2021年10月30日付紙面より)

2021年10月24日
23 市長選、田岡実千年さんが4選
 市議補選は大石元則さんが当選  (新宮市 )

新宮市長選挙 10月24日22時01分確定



当落得票数候補者名年齢党派現元新
6,984田岡実千年60
5,944松畑  玄49
3,596上田 勝之56


当日有権者数 23,582人

投票者数 16,789人

無効投票数 264票

投票率 71.19%

  □     □

新宮市議会議員補欠選挙 10月24日22時25分確定【定数1】



当落得票数候補者名年齢党派現元新
7,234大石 元則67
5,340中山 忠吏51
3,005月輪 匡克54


当日有権者数 23,582人

投票者数 16,785人

無効投票数 1,205票

投票率 71.18%


2021年10月24日
24 自慢のしめ縄を作ろう
 緑丘中育友会がもの作り講座  (新宮市 )

 新宮市立緑丘中学校(宮本雅史校長)育友会(小田島佳会長)、文化部(堅田裕見子部長)は21日夜、同校図書館でもの作り講座「しめ縄作り」を開催した。同校生徒の保護者や教職員ら10人が参加。堅田部長からわらの扱い方などを学び、それぞれ趣向を凝らしたしめ縄作りに取り組んだ。

 昨年、新型コロナウイルス感染症の影響で文化祭の開催を中止とした同校。代わりに文化芸術鑑賞会(文化芸術による子供育成総合事業)の実施をもって終えた。今年は11月2日(火)の開催を予定しており、同会文化部が作ったしめ縄は文化祭に併せ校舎内に展示するという。

 同市元鍛治町で自営業を営む傍ら「御燈祭(おとうまつ)り」で上(あ)がり子たちが履く草鞋(わらじ)の制作を担う堅田部長。この日は堅田部長が事前に用意したわらを編む工程からスタート。参加者らはまずタオルを使って編み方を学び、試行錯誤しながら縄状にしていった。

 その後、参加者らは円形に整えた縄に、それぞれ好みの折り紙で作った扇や紙垂(しで)、水引、百円均一で購入した造花などで飾り付け。正月らしいものやクリスマスシーズンでも飾れるようなリース風のものなど、個性あふれるオリジナルのしめ縄を完成させた。

 小田島会長は「新型コロナの影響で保護者同士、交流を図ることも困難だったが、このたびやっと機会を設けることができた。わらに触れることは少なく貴重な体験。子どもたちに教えられる機会があればと思う。(展示が終わったしめ縄は)もちろん家に飾って自慢します」と笑顔で話した。

(2021年10月24日付紙面より)

自慢の作品を手に「はい、ポーズ」=21日夜、新宮市立緑丘中学校
堅田裕見子部長(左端)からしめ縄作りを学ぶ参加者ら
2021年10月24日
25 介護保険で笑顔支える
 いきいきサロン三四朗  (那智勝浦町 )

 勝浦三区と四区が中心となって立ち上げた「いきいきサロン三四朗」(松本一良代表)は18日、那智勝浦町勝浦のコミュニティ消防センターで10回目となるサロンを開いた。同町在住の元ケアマネジャーの湯峰アヤコさんが「みんなの笑顔をささえる介護保険」と題し講話を行い、参加した20人は介護保険の詳細や各サービスの種類などを学んだ。

 はじめに同サロン役員で防災士の藤社和美さんが災害から身を守るため、プロのノウハウとして「家具の転倒や物の落下による負傷を回避するため、自宅や職場では胸より高い位置に物を置かない」「断水になった際の生活用水として使用するため、自宅の浴槽の水を空にしない」「地震が発生したら、落下物から身を守り、揺れが収まってから出口へ向かう」「消火器を日頃からそばに置き、料理中の場合、火の始末は激しい揺れが収まってから」などを紹介した。

 藤社さんは「何回も同じことをお話ししますが全て重要なこと。パニックにならずに、冷静に行動ができるようになってほしい」と話した。

 湯峰さんは▽介護保険制度を運営する市町村(保険者)と40歳以上の対象者(被保険者)、県などの指定を受けたサービス事業者、介護予防や地域の高齢者の総合的な相談の拠点である地域包括支援センターとの関係▽介護保険のしくみ▽介護保険料▽利用者の負担▽在宅サービスの費用▽利用の手順▽在宅サービスや施設サービス―などを解説した。

 湯峰さんは「今後も那智勝浦町で安心して年を重ねていくためにも介護保険を知って、利用していただければ。分からないことや不安なことがあれば、町地域包括支援センターに相談してください」と締めくくった。

(2021年10月24日付紙面より)

介護保険について学ぶ参加者=18日、那智勝浦町のコミュニティ消防センター
湯峰アヤコさん
2021年10月24日
26 5カ月間の集団接種が終了
 対象者の約57%が利用  (紀宝町 )

 紀宝町生涯学習センターまなびの郷で、5月15日から5カ月間にわたって実施してきた新型コロナウイルスワクチンの集団接種が今月17日に終了した。町内12歳以上の接種対象者9800人に対し、約57%に当たる1回目5607人、2回目5578人が集団接種を利用した。

 接種は80歳以上の高齢者から開始し、毎週土、日曜日に実施。密にならないよう1日12回ほどに分けて、最大360人を受け入れた。

 紀南病院や町内医療機関、在宅の看護師と医師の協力を得て、役場職員を加えた30人態勢で運営。感染症対策を徹底した集団接種会場では、サーモグラフィーで検温した対象者をスタッフが会場に案内し、予診票に記入漏れがないか確認。予診室で医師が問診し、看護師が接種を担当してきた。

 今月18日には役場職員4人がいすや机などを消毒し、会場の撤収作業を行った。

 町担当課では「集団接種は終了しましたが、町内医療機関で個別接種を行っており、予約は紀宝町ワクチン接種専用ダイヤルで一括して受けています」と話している。町ワクチン接種専用ダイヤル(電話0735・33・0363)では平日午前9時から午後5時まで接種予約を受け付けている。

(2021年10月24日付紙面より)

撤収作業に取り組む職員=18日、紀宝町の生涯学習センターまなびの郷
2021年10月24日
27 新翔が快勝、2回戦へ
 新宮、串本古座は敗れる  (高校サッカー和歌山大会 )
2021年10月24日
28 ウィズ・コロナの経営手法  三科公孝さんがDXについて講話  (新宮市 )
2021年10月24日
29 思い思いに楽しく作製  中央児で「ハロウィンカードをつくろう」  (新宮市 )
2021年10月24日
30 元気いっぱいの姿見せる  天満保で第69回運動会  (那智勝浦町 )
2021年10月24日
31 ハロウィーンをテーマに  華道部がフラワーアレンジ  (新宮高校 )
2021年10月24日
32 思いやりと助け合い大切に  新宮警察署防犯学童軟式野球大会  (新宮市 )
2021年10月24日
33 かじ取り役は誰に?  24日、有権者の審判  (新宮市長選・市議補選 )
2021年10月19日
34 古式ゆかしく、神輿渡御
 熊野速玉大社「新宮の速玉祭」  

 国の重要無形民俗文化財(重文)の指定を受ける新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)の例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」が執り行われ、16日には神輿(みこし)渡御式と御船祭(みふねまつり)が営まれた。

 例年なら「わっしょい」の掛け声とともに市内を巡行する神輿渡御。今年は新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、昨年に引き続き小神輿を使用。神馬(しんめ)に乗った「一ツ物」に先導され、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の御神霊が神遷(うつ)し場に向かった。

 熊野大橋上流の「神遷し場」で朱塗神幸用船に遷され、諸手船(もろとぶね)、供奉船とともに御船島に向け出発。漕手の密集密接を避けるため早船競漕(きょうそう)が中止となる中、古式ゆかしく御船島を廻(まわ)った。

 その後、熊野川河原の乙基(おとも)の御旅所(おたびしょ)では、「神輿所」に設けられた杉ノ仮宮で、前日同様に御旅所神事が営まれた。

 祭りを終え、上野宮司は「コロナ禍だが天候に恵まれ、心穏やかに執り行うことができた。皆さま方のお力添えの誠」と感謝。

 「これを縁に、熊野への信仰と、かけがえのない祭りを日本の祈りとして未来につないでいきたい」と話していた。

 熊野地方はこれから、本格的な秋を迎える。

(2021年10月19日付紙面より)

御船島を廻る朱塗神幸用船や諸手船=16日、熊野川
2021年10月19日
35 河上さん無投票で5選
 皆さんの声を大事に市政に  (熊野市長選 )

 任期満了(11月12日)伴う熊野市長選挙が17日告示され、現職の河上敢二さん(65)が無投票で5選を決めた。4候補で競った2017年の市長選と一転し、今回は対立候補がなかった。1998年12月に合併前の旧熊野市長に初当選し、通算では7選目となる。

 河上さんの公約は、コロナ禍で痛めつけられた市民の日常生活を取り戻し、経済の回復と再活性を図ることや安心して暮らせる福祉社会、万全な防災対策の実現など。市内を街宣車で巡り、午後5時に井戸町の選挙事務所へ帰着。直ちに始まった祝勝会で集まった支援者に当選のお礼を述べ、「小さくても元気なまちにしたい。3回目の無投票当選だが、やっと勝たせていただいたとの思いで取り組む。皆さんの声を大事にして市政に当たる」と約束。コロナ感染症予防に配慮して万歳三唱を省略し、お茶で乾杯した。

 会場には松阪市長や近隣の首長、議会議長らも祝福に駆け付けた。

(2021年10月19日付紙面より)

河上敢二さん(右から2人目)に当選祝福の花束=17日、熊野市井戸町の選挙事務所駐車場
2021年10月19日
36 これがヒップホップダンス!
 下里小で文化庁巡回公演  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(泉一代校長)で14日、NPO法人国際文化交流促進協会カルティベイトによる巡回公演「これがヒップホップダンス!」が開かれた。同小と町立太田小学校(上地巳奈子校長)の児童がプロダンサーによるパフォーマンスに見入り、一緒にヒップホップに挑戦した。

 文化庁の「令和3年度文化芸術による子供育成総合事業」の一環。ヒップホップは1970年代前半にアメリカ・ニューヨークの路上で若者たちによって生みだされた音楽・ダンス・アートを中心とする文化である。

 公演には世界中で活躍する9人のダンサーが登場。▽メリハリのある動きや指をさすポーズが特徴的な「ロックダンス」▽体の筋肉をはじくような面白い動きの「ポップダンス」▽片手で逆立ちや回転をするアクロバティックな「ブレイクダンス」―の三つのスタイルを披露した。

 児童はステージ上で繰り広げられる激しいダンスバトルに大喜びで「カルティベイト最高!」と歓声を上げた。楽曲「Uptown Funk」では振り付けを教わり、一緒に踊る一幕もあった。

 カルティベイト・リーダーのEGAさんは「みんなの中から世界的なダンサーが生まれたら、ぜひ一緒にステージで踊りましょう」と呼び掛けた。

 児童を代表して下里小学校の中地礼香(らいか)さん(6年)が「忙しい中、公演に来ていただいてありがとうございました」とあいさつ。向山遙乃さん(太田小6年)は「ダンスの動きがすごかった」。峰山英心君(下里小1年)は「ブレイクダンスのポーズがかっこよかったし、踊るのも楽しかった」と話していた。

 新型コロナウイルスの影響で参加できなかった韓国のダンサーからは「みんなでコロナに打ち勝っていこう。来年は必ず日本へ」とメッセージが寄せられた。

(2021年10月19日付紙面より)

激しいダンスバトルで魅了=14日、那智勝浦町立下里小学校
ヒップホップで決めポーズ
2021年10月19日
37 選挙戦がスタート 三つどもえの戦い始まる (新宮市長選・市議補選)

 任期満了(10月29日)に伴う新宮市長選挙と、議員辞職に伴う市議会議員補欠選挙(欠員1)が17日、告示された。市長選では届け出順に現職の田岡実千年候補(60)=無所属、新人で元市議の松畑玄候補(49)=同、同じく新人で元市議の上田勝之候補(56)=同=の3人が、市議補選では届け出順に新人の中山忠吏候補(51)=無所属、元市議の大石元則候補(67)=同、新人の月輪匡克候補(54)=同=の3人が立候補。雨模様の空の下、舌戦がスタートした。投開票日は24日(日)。

 人口減少対策や市民生活向上策、新型コロナウイルス感染症対策などが争点となる見通し。午前8時30分に市福祉センターで立候補の届け出を済ませ、選挙の七つ道具を受け取った6陣営は、各後援会事務所前で出陣式を開いた。各候補はマイクを握り、大勢の有権者たちに支持を呼び掛けそれぞれ演説場所へ向かった。

 市選挙管理委員会によると、16日現在の選挙人名簿登録者数は2万3773人(男1万833、女1万2940)。

(2021年10月19日付紙面より)

2021年10月19日
38 コロナ終息願い、秋の夜空に大輪  サプライズ花火250発  (紀宝町 )
2021年10月19日
39 リレーや大縄跳びなどで白熱  矢渕中学校で体育祭  (紀宝町 )
2021年10月19日
40 県内3金融機関と覚書締結  わかやま産業振興財団  
2021年10月19日
41 期日前投票始まる  23日まで、市役所と熊野川行政局で  (新宮市長選・市議補選 )
2021年10月19日
42 世界遺産について学ぼう  太地中1、2年が本宮へ  
2021年10月19日
43 外来種のヨシススキ  那智山方面へ分布拡大  (那智勝浦町 )
2021年10月19日
44 乳がんの早期発見を  ピンクリボン運動で啓発  (串本町 )
2021年10月19日
45 地質調査の目的など教わる  田原小が最寄りの現場見学  (串本町 )
2021年10月19日
46 活動時の基本習熟に励む  望楼の芝で幹部教育訓練  (串本町消防団 )
2021年10月19日
47 お悔やみ情報
  
2021年10月02日
48 11人と1団体を功労表彰
 市制施行記念日に伴い  (新宮市 )

 新宮市制施行記念日(10月1日)に伴う令和3年度市政功労者表彰式が1日、市役所別館であった。田岡実千年市長が地方自治や社会福祉、消防水防などで市に貢献した個人11人と1団体に表彰状と記念品を贈った。

 この日をもって、旧新宮市が市制を施行して88年、旧熊野川町が町制を施行して65年、2005(平成17)年に旧新宮市と旧熊野川町が合併し、新しい新宮市が誕生してから16年を迎える。

 この表彰は1977(昭和52)年度から始まり、本年度を含め個人1000人と101団体を表彰。2011(平成23)年のみ、紀伊半島大水害の被害を考慮し中止となっている。

 式典では田岡市長が一人一人に表彰状を贈呈し「各分野で献身的な活動をいただき、地域社会の発展や住民福祉の向上、市の発展に多大なご貢献をいただき敬意を表します」とあいさつ。

 新型コロナウイルス感染拡大防止に対する協力に感謝し「これまで先人たちが営々として築いてくださった故郷を守り、愛する新宮市のさらなる飛躍を切に念願したい」と述べた。

 榎本鉄也・市議会議長は「今日の市政は、皆さま方の地道な活動の支えがあって築かれたものであり、今後ますます不可欠なものとなっていく。今後も豊富な経験を存分に生かし、変わらぬお力添えを」。

 濱口太史・県議会議員は「皆さま方がそれぞれの分野で支えていただいていることが、新宮市の安心安全と一体感を生んでいるのでは。今を生きる私たちも皆さまと力を合わせ、新宮市がいつまでも持続できるよう尽くしたい」と祝辞を述べた。

  □     □

 表彰を受けたのは次の皆さん。

【地方自治功労】

▽葛薮髙盛=高田区総区長として高田区の自治の進展のために尽力

▽仲 一郎=選挙管理委員会委員として選挙管理執行およびその進展に尽力

【社会福祉功労】

▽中谷健兒=民生委員・児童委員として社会福祉のために尽力

▽垣本日登美=同

【産業経済功労】

▽関 康之=商工会議所役員・会頭として産業振興のために尽力

【消防水防功労】

▽岡﨑武人=消防団員として消防防災活動に積極的に従事

▽寺田正德=同

▽特別養護老人ホーム熊野川園=災害時の避難場所として施設を提供するなど地域防災に尽力

【保健衛生功労】

▽中平佑子=健康づくり地域推進員として健康増進活動に尽力

▽大江加予子=ボランティア活動を通じてさまざまな健康増進活動に尽力

【教育文化功労】

▽平山 孝=補導協力委員として地域の青少年の健全育成や非行防止に尽力

【特別功労】

▽(故)山上皓一郎=文化観光施設の保全・復元に尽力

(2021年10月2日付紙面より)

市政功労者として表彰を受けた皆さん(前列)=1日、新宮市役所別館(一時的にマスクを外して撮影)
2021年10月02日
49 当日の雰囲気届けたい
 役場で聖火トーチ展示  (串本町 )

 串本町が1日、役場1階玄関付近で東京2020オリンピック聖火リレートーチなどの展示を始めた。

 経由地の一つとなった同町では4月9日に同リレーが通過。当時同町の国際交流員だったトルコ人のドゥルナ・オズカヤさんや串本沖におけるクロマグロ完全養殖確立の主導者・熊井英水さんらランナー11人が橋杭岩一帯で聖火をつないだ。他方、新型コロナウイルス感染症の情勢を考慮した実施で、観覧は極力オンライン視聴でするよう呼び掛けられた状況もあった。

 後に同リレーで用いられたトーチの自治体提供枠(有償)の受け付けがあり、同町教育委員会が経由地でありながら当日じかに見届けられなかった町民にトーチだけでも見せ雰囲気を伝えたい、という思いで申し込んだ。併せて当日の様子を伝える写真パネル18枚とランナー用のユニホーム1着も準備し、一式がそろったことで展示へと踏み切った。

 トーチは貴重品のためクリアケースに収める形で展示。写真パネルは町と東京2020組織委員会の撮影分から抜粋して製作し、ユニホームは新規購入してそろえた。他にパートナー企業(NTT)の応援グッズ(エコバッグや扇子、いずれも耐水仕様)も若干数譲り受けて並べていて、先着順で自由に持ち帰ってほしいとしている。

 展示期間は定めておらず、当面常設としている。問い合わせは同町教育委員会教育課(電話0735・67・7260)まで。

(2021年10月2日付紙面より)

1階玄関付近で始まった聖火リレートーチなどの展示=1日、串本町役場
2021年10月02日
50 紀南、木本で通常授業再開
 緊急事態宣言の解除に伴い  (三重県立学校 )

 三重県に発出されていた新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されたことから、県立木本高校、紀南高校で1日から通常授業が再開された。

 御浜町の紀南高校(森典英校長)では、2学期になって初めての通常授業で、マスク姿の生徒たちが登校した。

 8月30日に予定していた始業式を9月13日に2、3年生、14日に1年生が分散登校で実施。9月中は在宅学習に取り組み、オンラインで健康チェックと出欠確認し、全教科の課題学習に励んだ。

 通常授業初日に、校門前で登校を見守った森校長は「生徒たちの元気な姿を見ることができてうれしい。10月末には体育祭、11月には文化行事を予定しており、今日からが本格的なスタート。個別登校で就職に向けた勉強に取り組んだ3年生も多く、すでに内定を頂いた生徒もいます」と話していた。

 熊野市の木本高校(松本徳一校長)では、8月30日にオンラインで始業式を行い、31日の分散登校後、9月1~24日にオンライン授業を実施。27~30日は登校する人数を半分に制限する分散登校に切り替え、クラスを2班に分けて一日おきに教室とオンラインでの授業を行ってきた。

 10月1日からは全校生徒が登校し、校内での部活動も感染症対策を講じた上で再開した。

(2021年10月2日付紙面より)

通常授業が再開され、登校する生徒たち=1日、御浜町の県立紀南高校
2021年10月02日
51 「早期避難・分散避難を」
 市野々小で防災学習発表  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立市野々小学校(中西健校長)で9月30日、5、6年生による防災の学習発表があった。5年生7人は他学年の児童に向け、2011年9月の紀伊半島大水害発生当時の地域の様子や復興への道のりについて報告。6年生5人がそれを踏まえ、早期避難と分散避難の提案をした。

 紀伊半島大水害で甚大な被害を受け、児童1人が亡くなった同校では、毎年さまざまな防災教育を実施。本年度は県土砂災害啓発センターの坂口隆紀所長、同町井関在住の防災士・久保榮子さん、町役場総務課防災対策室が学習に協力した。

 例年であれば保護者や地域住民を招いた特別授業「市小(いちしょう)防災の日」で学習の成果を共有するが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっているため、集会で他学年の児童向けに発表した。

 早期避難について、6年生は「なぜ早めの避難が必要かというと、紀伊半島大水害の時、逃げ遅れて流された人がいるから」と述べ、具体的には警戒レベル3(高齢者など避難)で避難しておくよう呼び掛けた。

 分散避難については、新型コロナ感染を防ぐため、避難所や自宅、親戚の家、ホテル、車など安全な場所にバラバラに避難することを提案。ホテルや民宿を避難施設として利用する場合、1回1人2000円の自己負担で避難できる町の制度があることを紹介した。

(2021年10月2日付紙面より)

「警戒レベル3で避難を」=9月30日、那智勝浦町立市野々小学校
2021年10月02日
52 全力で新記録に挑戦
 第35回新人陸上競技大会  
2021年10月02日
53 9月定例会が閉会  新宮市議会  
2021年10月02日
54 条例策定に向け意見交換  政治倫理条例策定特別委で案まとめる  (新宮市議会 )
2021年10月02日
55 足湯と絶景を楽しんで  那智勝浦町「熊野カフェ」  
2021年10月02日
56 大作「五大陸」を初披露  きよもんで「魂の女神画展」  (那智勝浦町 )
2021年10月02日
57 日頃の活動に感謝  新宮署少年補導員連絡会を表彰  (新宮警察署 )
2021年10月02日
58 地元色強く28点出品  H&R串本で会員展  (串本写真倶楽部 )
2021年10月02日
59 晴天の下元気いっぱい  高池保育所で運動会  (古座川町 )
2021年10月02日
60 児童図書選びの視点解説  かんりん文庫読書講演会  (串本町 )
2021年10月02日
61 第3回定例会一般質問⑥  串本町議会  
2021年10月02日
62 夕暮れ時、早めに点灯を  管内小学校に反射材  (紀宝署と交安協 )
2021年10月02日
63 医師確保と産婦人科再開を  紀南病院組合議会定例会  
2021年10月02日
64 串本町観光フォトコンテスト  本年度入賞作品を紹介㊤  
2021年10月02日
65 お悔やみ情報
  
2021年10月01日
66 町営バス勝浦・宇久井両線が延伸
 実施前日に記念式典開く  (那智勝浦町 )

 1日より町営バスの勝浦線、宇久井線の路線が延伸されることから那智勝浦町は9月30日、役場駐車場で路線延伸記念式典を開いた。堀順一郎町長や関係地域の区長、委託先の熊野御坊南海バス㈱の佐伯一也取締役社長らが出席。町民待望の路線延長により、買い物や病院への通院などの利便性が向上することを祝った。

 これまで、町営バスの両線とも民間業者と競合することから、重複する国道42号は走行できなかった。町民の要望を受け、町は同社らと協議を重ね、協力を得て今回の延伸に至ったという。

 勝浦線はこれまで通行できなかった那智の郷まで乗り入れることになった。運賃はこれまでと同じ150円均一。宇久井線は地区のみの路線だったが、今回からは町立病院を経由し、勝浦地区までの延伸となった。JR宇久井駅から病院、役場までの運賃は350円。

 式典で堀町長は地元区長や同社に感謝を述べ、「42号を通行できることから、買い物や通院、選挙の不在者投票などでも利便性が向上すると思う。今後も町営バスや公共交通を利用して活発に活動していただきたい」とあいさつ。

 寺岡功好那智地区代表区長は「区民はこれまで病院へ行くには徒歩や自転車、タクシーを利用していた。免許返納も進む中、那智の郷地区にバスが入ることで皆さんが喜んでいます」。

 中路進宇久井地区代表区長が「町営バスは地域の大事な交通手段で、生活を支える大きな力。延伸で乗り換えることなく、中心地へ行ける。町営と民間の競合から延伸実現は難しいが、町の努力と熊野御坊南海バス様の協力に感謝しています」と語った。

 レプリカキーの贈呈を終え、佐伯社長は「町営と民間のすみ分けから皆さまにはご迷惑をお掛けした。明日からは町営バスはもちろん、公共交通もご利用いただけたら」と述べ、免許返納者対象に同社バスの運賃を半額にする取り組みを1日から開始することも紹介した。

(2021年10月1日付紙面より)

町営バスの勝浦・宇久井両線の延伸を記念し式典が開かれた=9月30日、那智勝浦町役場駐車場
式典の様子
2021年10月01日
67 グランプリ「ようこそ串本へ」
 観光フォトコンの結果発表  (串本町 )

 串本町が9月29日、本年度観光フォトコンテストの審査結果を発表した。グランプリは町内在住の石川昭春さんが撮影した作品「ようこそ串本へ」。入賞数は17点で、5日(火)から19日(火)まで文化センターで展示するという。

 このコンテストは、観光PR目的で発行する資料に用いる写真を得る目的で毎年実施している。11回目となる今回は2016年度以降に町内で撮影したアマチュアの未発表作品を対象にし、その他応募資格に基づき町内外の56人から268点を受け付けた。審査会は9月6日に役場で実施し、田嶋勝正町長と担当する町産業課の島野淳課長、南紀串本観光協会の島野利之会長とフォトグラファーの照井壮平さんが町独自の審査基準に沿って入賞作品候補17点を選出。その撮影者から作品の画像データ提出を受けて入賞を確定した。

 本年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点で表彰式をしないとし、撮影者には賞状を郵送し、賞金を指定の口座へ振り込む形で贈呈。17点は来年版観光カレンダーの挿絵として採用が決まっていて、現物が仕上がり次第追って贈呈するとしている。

 グランプリ作品「ようこそ串本へ」は橋杭岩へ三十余年来通う中で何十回と撮影を試みてきたハトレースのスタートシーンを捉えた内容。昨年に自身最高の撮影に成功し、応募したという。同コンテストでのグランプリ獲得は初で、石川さんは「やっと大御所の仲間入りができた。長らく通っている場所の作品でグランプリを獲得できてうれしい限りです」と入賞を喜んでいる。

 同センターでの展示公開は開館中に随時鑑賞できる。期間終了後、若干の選抜をして道の駅くしもと橋杭岩の休憩・展望棟2階にある常設展示場へ飾る予定。発表と同時に同町公式ホームページのお知らせ欄にあるリンク先で全作品を閲覧できる状況となっている。

  □     □

 同町発表の審査結果は次の通り。記述は「作品名」撮影者(在住市町村)の順、敬称略。

■グランプリ(1点)

▽「ようこそ串本へ」石川昭春

■準グランプリ(2点)

▽「銀河を駈ける」土山倫子(新宮市)

▽「波の足跡」濵口惠美(串本町)

■審査員賞(2点)

▽「月夜のキャンプ」鈴木文代(串本町)

▽「呼吸を合わして」中西克仁(海南市)

■熊野古道特別賞(2点)

▽「熊野古道・大辺路」西村康生(新宮市)

▽「祈りの道」小田 実(和歌山市)

■入選

▽「田原の海霧」吉田正洋(串本町)

▽「桜と『パンダくろしお号』」矢本長一(古座川町)

▽「月光の舞台」齋藤有弘(大阪府茨木市)

▽「満開」鈴木里司(串本町)

▽「黎明」小阪享志(新宮市)

▽「冬の漁場」山本正治(田辺市)

▽「夜明けと共に」菅 玲子(愛媛県今治市)

▽「春を駆ける」木下 滋(白浜町)

▽「ありがとう銀河」野中誠一(三重県紀宝町)

▽「開業を祝うかのダブルレインボー」井上澄男(三重県紀北町)

(2021年10月1日付紙面より)

グランプリ「ようこそ串本へ」撮影者・石川昭春さん(串本町提供)
2021年10月01日
68 有馬小学校をモデル校に
 ハンドサインで横断歩道の事故防止を  (熊野警察署 )

 秋の全国交通安全運動(9月21~30日)期間中の22日、熊野市立有馬小学校(山﨑弘行校長)で「横断歩道〝ハンドサイン〟キャンペーン推進モデル校」指定式が行われた。

 信号機のない横断歩道における走行車両の一時停止率は、歩行者が手を上げるなど横断の意思表示することで大幅に向上することが知られている。このため、三重県警では7月1日からキャンペーンを展開して一時停止の励行と、事故防止に努めている。熊野警察署(濵井良太署長)と熊野地区交通安全協会(岩本崇会長)では、この運動のより一層の効果的な推進を図るために同小学校をモデル校に指定。山﨑校長が立ち会い、校長室で同署地域交通課の佐野太介課長から児童会に指定書が手渡された。

 式に出席した児童会の皆さんは川端菜夏子、仲森翔平、稲森志真、栗栖桜雅、脇本結衣(いずれも6年生)の5人。指定書を受け取った川端児童会長はこのキャンペーンについて、「あまり聞いたことはなかった。これからはきちんと実行したい」と前向きの姿勢を示し、佐野課長は「ハンドサイン実践を大人にも広めてもらいたい。手を上げると車は止まる。安全を確認しながら横断歩道を渡り、歩行者優先の徹底をお願いしたい」と述べ、児童たちの活動による普及効果にも期待した。

 式には岩本会長や児童の登下校見守りを実施している市青少年育成市民会議の鈴木義行さんと小山智子さんも出席した。

 9月21日現在の同署管内の総事故件数は206件で、うち人身事故は6件。死亡事故は発生していない。

(2021年10月1日付紙面より)

指定式出席の皆さん。前列右から5人が児童会役員=9月22日、熊野市立有馬小学校
2021年10月01日
69 認知症でも豊かに生きる
 市役所別館で映画上映  (新宮市 )

 新宮市役所別館で9月29日、映画「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」の上映会が開かれた。午前の部には市内から約40人が参加し、認知症の高齢者が暮らす神奈川県のグループホーム「あおいけあ」の日常を描いたドキュメンタリー映画を鑑賞した。

 9月の世界アルツハイマー月間に合わせた取り組みで、認知症についての正しい知識を伝えることが目的。

 映画は介護に全くなじみのない映画監督が、「すごい施設がある」との紹介で「あおいけあ」に1年間密着取材をするストーリー。介護する側、される側の区別なく、それぞれが料理や草むしり、編み物など自分にできることを生かして豊かに暮らす様子を描いている。

 参加した80代女性は「1人暮らしなので、ボケ防止で週5回卓球をしているのですが、認知症になっても映画のように元気でいられたらいいなと思った。認知症の人でも料理ができるなど、しっかりしているのが意外だった」と語った。

 中上清之・健康長寿課長は「新宮市では全国を上回る速度で少子高齢化が進んでおり、高齢者の4人に1人が認知症とその予備軍といわれている。認知症の方やその家族が安心して暮らしていくためには、地域の人たちが認知症について正しく理解することが不可欠」と話す。新宮市役所の1階ギャラリーでは、8日(金)までパネル展示も行っている。

(2021年10月1日付紙面より)

ドキュメンタリー映画を視聴=9月29日、新宮市役所別館
2021年10月01日
70 南紀、準決勝進出ならず 報知旗争奪関西さわやか大会 
2021年10月01日
71 「ねこバス」に乗って出発  にこにこひろばでバスごっこ  (串本町 )
2021年10月01日
72 第3回定例会一般質問⑤  串本町議会  
2021年10月01日
73 声掛けで安全運転求める  河内橋北詰で早朝街頭啓発  (古座川町 )
2021年10月01日
74 交差点見通し改良目指し  県道あけぼの線で工事進む  (新宮市 )
2021年10月01日
75 新議長に榎本鉄也氏  大西氏が議長辞任、全議案を可決  (新宮市議会 )
2021年10月01日
76 リンボクの花が見頃  新宮市・浮島の森で  
2021年10月01日
77 車いすの困難さなど実感  熊野川中で福祉体験講座  (新宮市 )
2021年10月01日
78 ドライバーに安全運転呼び掛け  甫子浦交差点で夜間啓発  (那智勝浦町 )
2021年10月01日
79 早めのライトオンを  熊野警察署が反射材無料コーナーも  (熊野市 )
2021年10月01日
80 各高校の特色を知る  矢渕中で進路説明会  (紀宝町 )
2021年10月01日
81 緊急事態宣言解除に伴い見直し  県民の皆様へのお願い  (和歌山県 )
2021年10月01日
82 お悔やみ情報