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2021年03月25日
1 「いつの日かまた再開を」
 休園前にお別れ会  (高田保育所 )

 新年度より休園が決定している新宮市立高田保育所(坪井辰実所長)で24日、お別れ会があった。園児は、園舎である新高田会館(高田交流センター内)で過ごした楽しい日々に別れを告げた。

 同保育所(市立高田へき地保育所)は1973(昭和48)年4月に旧高田会館に開所。当時は3歳児から就学前まで20人の園児がいたが、2007(平成19)年度末には2世帯2人となったため休園に。

 その後、地区住民の尽力により10(平成22)年4月には7世帯9人となり、再開に向け市と協議を行った結果、同年5月10日に再開。園舎に子どもたちの笑い声が戻った。

 19(令和元)年7月、建物の老朽化や耐震面の不安などの観点から現在地に移転。現在、1、2、4歳3人の園児が入所しているが、今月末には1世帯2人になること、来年度、再来年度においても園児数が2人であることが見込まれることなどから、惜しまれながらも休園の運びとなった。

 この日のお別れ会では、歌や体操、運動会ごっこなどで園生活を振り返り、園児には手作りの証書が授与された。

 昨年、未入所児を対象にした遊びの場「わんぱく広場」を開始し、保護者らの関心の高さに園児数増加への手応えを感じていた矢先の休園。同保育所教職員は「悔しい思い」と肩を落とす。

 「高田村つくり推進事業」を立ち上げ、移住者促進に向けての取り組みを進める高田区。坪井所長は「休園は残念の一言に尽きる。保育所の再開に向け、移住定住の観点からも区で話し合いを進めていけたら」と話している。

(2021年3月25日付紙面より)

手作りの証書が授与された=24日、新宮市高田の新高田会館
2021年03月25日
2 地域産業の発展に向け サザンエースが初入港 (新宮市)

 北越コーポレーション株式会社の大型木材チップ船「Southern Ace(サザンエース)」(船主・福神汽船㈱、運航・日本郵船㈱、総トン数4万9877㌧、全長約210㍍、全幅37㍍)が21日、新宮港に初入港した。23日のセレモニーでは、田岡実千年市長が「新宮港が地域産業の拠点として成長するため、共に新たな第一歩を踏み出すことにつながると確信している」と歓迎した。

 同船は木材チップの海上輸送のため、今月2日に長崎県の造船所より就航。ベトナム南部のフーミー港で木材チップを積み、このたびの新宮港入港に至った。

 スクラバー(IMO Sox規制対応設備)とバラスト水処理装置(バラスト水管理条約対応設備)を搭載し、国内最大船型ながら燃費は同船型比15%減と、チップ輸送におけるCO2排出量の削減に大きく寄与するエコシップとなっている。船名は同社の木材チップの海上輸送を担ってきた「HOKUETSU ACE Ⅱ」の船名を一部継承した。

 同港佐野3号岸壁で行われた歓迎セレモニーには、田岡市長、久保智敬市議会議長、垣内宏新宮港振興会長、小池㬎二(けんじ)同会事務局長、東牟婁振興局の鈴木伸幸・新宮建設部長、和歌山県県土整備部の木村高秀・港湾空港振興課副課長、北越コーポレーション紀州工場の前田孝夫事務部長、本社チップ・パルプ部の三上山学・課長、福神汽船の瀬野直人・取締役執行役員、日本郵船の八島健一郎・製紙原料グループ第一チーム長が出席。

 田岡市長は北越コーポレーションに対し「長きにわたり当地方において果たされた貢献や地域に根付いた取り組みは心強く、市も共に地域産業のさらなる活性化に向けて取り組んでいく決意を新たにした」。

 前田事務部長は「皆さまのご尽力を賜りながら文字通り『エース』となり、紀州工場の救世主として継続的に発展していきたい」と協力を求めた。

 久保議長、紀州工場の仲美保さん、垣内会長らが福神汽船、日本郵船に対し花束や記念品を贈呈。歓迎の意を示した。

 同船は今後、主に同港や新潟港への寄港を計画している。26日(金)にはチリに向けて同港を出港する予定。

(2021年3月25日付紙面より)

初入港を祝った=23日、新宮市佐野
大型木材チップ船「Southern Ace」(日本郵船提供)
2021年03月25日
3 学生がイベント復活策提案
 早大地域連携WSの報告会  (串本町 )

 串本町役場本庁で23日、早稲田大学の連携事業「地域連携ワークショップ(WS)」の最終報告会があった。学生11人が同町設定のテーマ「コロナ禍における観光イベントのあり方は?~イベントの復活策を考える~」について検証した成果を提案するなどした。

 この事業は、同大学教育連携課が地域活性化への貢献を目的とし自治体と連携して展開。同町とは2018年度から連携していて、本年度はコロナ禍を考慮しオンライン形式で実施する内容を計画し、学部問わず学生の参加を募った。

 応募した11人はA班とB班に分かれ、1月から検証を始めた。本来であれば現地フィールドワークを実施するところをオンライン通信による現地キーマンへのインタビューに置き換えて情報を収集。現地に還元する提案内容を含む成果をまとめたという。

 最終報告会はウェブ会議システムを用い、同大学教育連携課の羽深浩二さんがコーディネーター役を務めて実施。串本町からは役場産業課の阪本祥さん、南紀串本観光協会の宇井晋介さん、ゲストハウス木―BOKU―の吉田剛さんが出席し、阪本さんと同大学の井上文人理事でこの報告会に期待するところを示し合い発表へと移った。

 5人組のA班は持ち得る観光要素を起爆剤にした新規イベントの展開という視点からアプローチし、成果として▽世代別釣り企画▽AR企画▽アフターコロナ時代の大学生向けツアー企画―といったアイデアを提案。6人組のB班は町外に串本を知ってもらう上で町民が楽しんでいる状況が重要という視点から検証を深め、すでに実績がある既存イベントの復活策や日ト友好マスコットキャラクター「まぐトル」を活用した探検隊実施といったアイデアを提案した。

 提案後は質疑応答もあり、内容のさらなる掘り下げに加え現役の大学生に情報を効果的に伝える会員制交流サイト(SNS)、活用の工夫などもこの機に探るなどした。阪本さんは「全てとはいかないが、提案していただいた内容を今後に生かしていきたい」と応えて提案に感謝するなどした。

 発表後は早大指導陣からの全体講評があり、参加した11人がそれぞれに取り組んだ感想を述べて締めくくったという。

(2021年3月25日付紙面より)

早大地域連携WSに参加する学生から提案を受ける阪本祥さん(左)ら=23日、串本町役場本庁
2021年03月25日
4 色とりどりの花がお出迎え
 下里とも子ガーデンで満開  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下里の「下里とも子ガーデン」(岩本カナエ代表、会員7人)で、チューリップやピンクパンサー(シレネ)など色とりどりの花が見頃を迎えている。花の配列や整備によって、より際立った春の花たちが住民や見物人の目を楽しませている。

 同ガーデンは花壇の所有者であった故・笠松朝子さんの遺志を受け継いだ会員や住民らがボランティアで管理している。

 花壇には前述の花のほか、キンギョソウ、クリサンセマム、パンジー、ヤグルマソウ、ムラサキハナナ、ハナビシソウなどが満開となっており、ルピナスやゴテチャも開花を控えている。

 ガーデン内にはテーブル2台とベンチ2基を設置しており、花を見物しながら休憩や昼食ができる。

 また、岩本代表が大阪府堺市に住む知人から譲り受けた赤色のチューリップの球根約300個も植えたことから、4月ごろにはさらなる彩りが加わるという。

 岩本代表は「今年は昨年と違い、テーブルもベンチも用意しています。下里地域を散策がてら立ち寄って花を楽しんでいただけたら」と話していた。

(2021年3月25日付紙面より)

会員の皆さん=22日、那智勝浦町の下里とも子ガーデン
色とりどりの花が迎えてくれる
2021年03月25日
5 交流し魅力を感じる
 ファミリーフットサルフェスティバル  (新宮市 )
2021年03月25日
6 住宅地、商業地とも下落  和歌山、三重県地価公示  
2021年03月25日
7 将来の夢や目標掲げる  那智中学校で立志式  
2021年03月25日
8 熊野那智の原始林ウオーク  写真家・内山りゅうさんと  
2021年03月25日
9   
2021年03月25日
10 総数は1989年以降最低  令和2年観光客動態調査  (和歌山県 )
2021年03月25日
11 復興に役立てて  マジックサークル青い鳥が寄付  (新宮市 )
2021年03月25日
12 コロナ影響で相談増  「生活保護相談会」詳細報告  (全国青年司法書士協 )
2021年03月25日
13 自ら学問する決意を  近大新宮で中学校修了式  
2021年03月25日
14 観光事業展開や人材育成に向け 那智勝浦町の人事異動 
2021年03月25日
15 15人が園舎を巣立つ  勝浦認定こども園で卒園式  
2021年03月25日
16 「強い心で進んでね」  丹鶴幼稚園で卒園式  (新宮市 )
2021年03月25日
17 看護学校に6年連続合格  8年連続就職率100%達成  (紀南高校 )
2021年03月25日
18 熊野市は11月7日に  延期となっていた成人式  
2021年03月25日
19 太平洋岸自転車道の活用で一致  熊野エリア道の駅協議会  (合同研修会 )
2021年03月25日
20 1年生になっても頑張ります  うどの幼稚園で卒園式  (紀宝町 )
2021年03月25日
21 「楽しみに待ってくれる人も」  いきいきサロン代表者交流会  (紀宝町 )
2021年03月25日
22 賞種発表し撮影者たたえる  文化セで第29回表彰式実施  (串本海中フォトコン )
2021年03月25日
23 お悔やみ情報
  
2021年03月24日
24 熊野の学術振興などに寄与
 東京大学と協定締結  (新宮市 )

 新宮市と東京大学大学院人文社会系研究科・文学部は22日、連携協力に関する協定を締結した。市と同大学はウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」で中継をつなぎ、田岡実千年市長と大西克也研究科長・部長が協定書に調印と署名をした。協定の有効期間は2026年3月31日まで。

 市と同大学の交流は2017年から。市は同大学人文社会系研究科の秋山聰教授からの依頼を受け、体験活動プログラムなどで当地方を訪れた学生や院生、留学生を受け入れてきた。18年には秋山教授が事務局となり「2018年度国際熊野学会大会」「第42回地中化学会大会」が市で開催された。

 協定は、市と同大学文学部が相互に連携協力することにより次世代人文学の構築、市・熊野地方における学術の振興と地域活性化に資することを目的とするもの。締結式は1月11日、東京大学で実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大による首都圏への緊急事態宣言の発出により延期となっていた。

 目的達成のために、それぞれの機関に有する知識や経験、能力を生かし▽熊野研究の振興および「熊野文化」の国内外の発信、国際交流の促進など▽学生・留学生(および教員)の体験活動・研修▽市をはじめとする熊野地方の社会教育による地域活性化▽市をはじめとする熊野地方の文化財研究・保護・活用―などについて連携協力の上取り組んでいく。

 市では協定により、次世代人文学の構築を担う研究者が市・熊野地方の歴史文化、自然、文化行政を実際に体験し研究活動の参考とすることで一層の学術的、文化的な振興が期待され、国際的にも研究が紹介・情報発信されることにより、将来的な地域活性化に資することができるものとしている。

 締結式には、市からは田岡市長、速水盛康教育長、熊野学研究委員会の中瀬古友夫委員長、国際熊野学会の山本殖生代表委員が、同大学からは大西研究科長・部長や秋山教授らが出席。秋山教授が協定の趣旨や締結に至った経緯を説明し調印の運びとなった。

 かつて起請文(きしょうもん)として使われた「熊野牛王(ごおう)符(宝印)」にあやかり、熊野三山の牛王符が印刷された用紙を協定書とした。田岡市長は協定締結に対する感謝を示し「市は豊かな自然と独自の熊野文化を誇りとし、熊野学として地域のために生かす取り組みを続けてきた。東京大学の皆さまとの連携、協力によって学術・文化の振興、教育の活性化のみならず、さまざまな波及効果があるものと期待している」とあいさつ。

 山本代表委員は「熊野は時間と空間を超えた宗教文化が息づく聖なる場所。東京大学のご指導をいただきながら、調査・研究を進め、世界に向けて発信できれば」と話していた。

(2021年3月24日付紙面より)

田岡実千年市長(左)と東京大学の大西克也研究科長・部長が協定書に調印した=22日、新宮市役所別館
2021年03月24日
25 思い出詰まった校舎巣立つ
 公立小学校で卒業式  (東牟婁郡 )

 東牟婁郡の那智勝浦町、串本町、古座川町の公立小学校で23日、卒業式が挙行された。児童計224人が卒業証書を手に、思い出の詰まった校舎を巣立っていった。

 那智勝浦町立宇久井小学校では、芝﨑勝善校長が卒業生23人に証書を手渡し、「皆さんがつくり上げてくれた宇久井小学校は今、学年の垣根を越えて声を掛け合える学校になりつつある。あいさつは相手への思いやりの心。人の心を和ませる一番短い言葉。皆さんには、いつまでも笑顔であいさつができる人であってほしい」と式辞を述べた。

 在校生を代表して川瀬ららさんが、コロナ禍中に縦割り班掃除や委員会活動などで最高学年としてのあるべき姿を示してくれた卒業生に、「託された宇久井小学校をより良くするため、みんなで力を合わせて頑張る」と決意を述べた。

 卒業生を代表して清水漣君が保護者や来賓、教職員に感謝し、「小学校で学んだことを忘れずに成長していきたい」と答辞。式に出席した5年生から花束を受け取り、晴れやかな笑顔で校舎を後にした。

(2021年3月24日付紙面より)

校歌を歌う卒業生=23日、那智勝浦町立宇久井小学校
2021年03月24日
26 国道沿いにちょうちん飾る
 役場や佐田区などの有志  (古座川町 )

 古座川町佐田で22日、役場や佐田区などの有志によるちょうちんの飾り付け作業があった。設置期間は4月4日(日)までの2週間で、午後6時~9時には点灯もされる。

 七川ダム湖畔はダムの完成以降、重ねてソメイヨシノなどの植樹がありその総数は約3000本とされる。中でも佐田一帯は花見の一大名所で、ちょうちんは訪れる人がより楽しめるようにと佐田区が軸となって飾るようになった。

 近年は区内の過疎化や高齢化が進み、不足する人出を役場の若手を中心とした職員有志が公務の段取りをつけて応援する形が定着。イベント「桜まつり」と対の開花時期限定の趣向として続いている。

 収束しないコロナ禍により、昨年に引き続き今年も密の状況を招きやすいイベントは中止。随時鑑賞となるちょうちんは諸事情で規模縮小となるが実施することとした。

 役場地域振興課によると、今月22日は役場の若手職員と佐田区の区民有志15人が手分けして作業に当たった。設置区間は佐田駐在所~馬蹄(=桜の広場)間で、距離にして約350㍍。今年は今津橋から添野川(そいのがわ)方面への設置を取りやめ、追加したLED電球を足してそれまで飛ばし飛ばしだったちょうちんの明かりを夜半に全てともして往時の雰囲気を取り戻す形としている。

 この日の佐田地内のソメイヨシノは株によって差があるがおおむね三、五分咲き。週末から月末までに見頃になりそうだという。

(2021年3月24日付紙面より)

咲き始めた花を淡く照らし上げるちょうちん=22日、古座川町佐田
ちょうちんを飾り付ける役場職員や佐田区の有志(古座川町提供)
2021年03月24日
27 美しい音色で観客魅了
 吹奏楽部が2年ぶり定期演奏会  (近大新宮 )

 近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長)の吹奏楽部(潮﨑敬祐部長)は21日、御浜町中央公民館アメニティホールで第10回定期演奏会を開催した。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、2年ぶりに美しい演奏で観客を魅了した。

 吹奏楽部は創部15年を数え、定期演奏会は毎年3月に開催し、高校3年生の「卒部式」を兼ねた一年間の集大成の場。本年度の卒業生7人と部員31人、OB・OG10人、顧問2人を含む50人が出演し、保護者や地域に感謝の気持ちを込めて演奏した。

 来場制限、手指消毒、検温といった対策を講じ、第1部はこれまでの吹奏楽部の軌跡をたどり、思い出の曲「ARSENAL」「マードックからの最後の手紙」「イル・デ・パン~瑠璃の海~」を披露した。

 第2部は例年、中学生と高校生が演奏で対決する「中高対決」だが、今年は紅白対決を繰り広げた。紅組は「ドラえもん」「星に願いを」など、白組は「RPG」「スーパーマリオブラザーズ」を演奏し、投票の結果、白組が勝った。集計中には有志バンド「K組」のパフォーマンスで観客を楽しませた。

 今年ヒットした曲を奏でた第3部で卒業した高校3年生を紹介。終了後には、アンコールが起こり、近大新宮吹奏楽部の定番曲「Sing Sing Sing」を演奏し、幕を閉じた。

(2021年3月24日付紙面より)

アンコールで定番曲「Sing Sing Sing」を演奏=21日、御浜町中央公民館
第10回定期演奏会に出演した部員と卒業生、OB・OGら
2021年03月24日
28 優勝は新宮高校女子
 新宮市長杯女子サッカー大会  
2021年03月24日
29 エールを胸に新たな一歩
 王子サッカー教室が卒団式  (新宮市 )
2021年03月24日
30 新宮、近大新宮が個人、団体で
 全国高校空手道選抜大会へ  
2021年03月24日
31 5年連続で日本一  2019年産ミカン産出額  (和歌山県 )
2021年03月24日
32 優秀作品に表彰状  世界遺産の作文で近大新宮中  (新宮ユネスコ協会 )
2021年03月24日
33 先輩の経験談から学ぶ  新宮高校で進路LHR  (新宮市 )
2021年03月24日
34 河川整備計画策定に向け  12回目の懇談会開催  (国交省近畿地方整備局 )
2021年03月24日
35 新宮城跡の魅力発信  生中継で現地案内  (新宮市 )
2021年03月24日
36 「コロナに負けるな!」  演奏会で感謝と思い伝える  (新宮高校吹奏楽部 )
2021年03月24日
37 2人が新たな歩み進める  北山小学校で卒業式  (北山村 )
2021年03月24日
38 桜植樹し舞踊など奉納  加寿地蔵尊でさくらの会  (那智勝浦町 )
2021年03月24日
39 新宮道路用地グループ設置 本紙エリア関係の人事異動 (和歌山県)
2021年03月24日
40 成人式、11月28日に  まなびの郷で開催へ  (紀宝町 )
2021年03月24日
41 小学校で勉強頑張るぞ  5歳児のお別れ会  (成川保 )
2021年03月24日
42 早くも田植え始まる  東海地方有数の早場米の産地  (紀宝町 )
2021年03月24日
43 映画上映で平和を考える  文化センターで公開行事や総会  (くしもと9条の会 )
2021年03月24日
44 お悔やみ情報
  
2021年03月19日
45 漁船に乗って大敷へ
 宇久井中2年が漁業学習  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立宇久井中学校(坊信次校長)の2年生12人が17日早朝、宇久井漁港で漁業体験に取り組んだ。宇久井漁業協同組合(向井誠士組合長)協力の下、生徒たちは第三十宇久井丸と第三十六宇久井丸に乗船し、地域を支える漁業を肌で感じた。

 同校で20年以上続く海洋教育の一環。地元漁師らを講師に迎え、海で繰り広げられている漁業の手法や歴史、魚の種類などを学ぶ他、将来的な漁業後継者育成も目的の一つとなっている。

 生徒たちは漁船で沖合約3㌔の定置網(通称・大敷)へ向かい、丸々と太ったブリやタイ、タチウオ、スルメイカなどが次々と引き揚げられていく光景に感嘆。この日はブリやサバ約19㌧の水揚げがあり、大漁に活気づく漁港での仕分け作業も見学した。

 父親が漁師をしているという齋藤真結子さんは「お父さんは毎朝4時半ごろ仕事に出掛け、魚のにおいをさせて帰ってくる。漁船では10人ほどで大量の魚を網ですくっており、魚の種類も説明してくれた。さまざまな種類の魚が取れる網と、主にブリを取る網があると聞き、どんな仕組みになっているのか疑問が湧いてきた」と話していた。

(2021年3月19日付紙面より)

漁船の前で記念撮影=17日、那智勝浦町の宇久井漁港
魚がかかった定置網を引き揚げる(宇久井中学校提供)
2021年03月19日
46 224人、喜びにあふれる
 木本、紀南高校で合格発表  

 県立木本、紀南高校で18日、入学試験の合格発表があった。10日に行われた後期選抜と、すでに内定が通知されている前期選抜の合格者が発表された。合格を決めた受験生たちは4月から始まる高校生活に胸を躍らせていた。

 木本高校では、後期選抜のみ実施した普通科(定員120人)に132人が受験して120人が合格した。総合学科(定員40人)は前期選抜合格者22人を除く後期選抜募集人数18人に14人が受験し、普通科受験者を含む18人が合格した。

 紀南高校普通科(定員80人)は前期選抜で27人が合格。募集人数53人の後期選抜に39人が受験し、37人が合格した。

 新型コロナ対策として、県教育委員会による専用サイトでも発表された中、両校では午前9時30分に合格者の受験番号が掲示された。マスク姿で訪れた受験生は、自分の受験番号を見つけると「あった、あった」と喜んだ。

 紀南高校に合格した男子生徒は「部活はまだ決めてないけど、将来の仕事に向けて高校生活を頑張りたい」と笑顔を見せていた。

(2021年3月19日付紙面より)

掲示板で番号を確認する受験生たち=18日、熊野市の木本高校
受験番号を見つけて合格を喜ぶ=同日、御浜町の紀南高校
2021年03月19日
47 成果を分かちアピールも
 文化セで学習成果発表会  (串本古座高校 )

 県立串本古座高校(左近晴久校長)が18日、串本町文化センターで本年度学習成果発表会を開いた。生徒が互いに発表を鑑賞して学業や活動の成果を分かち合い、併せて家族や外部講師らにも公開して取り組みをアピールする機会とした。

 生徒自ら同校の特色ある学校設定科目やクラブ活動の発表に臨むことで学びに対する理解を強く深めさらに生徒全体で分かち合い、さらにその様子を公開することで校内外に取り組みや頑張り、成長を伝える行事として計画。同校創立時と2年前にも実施した経緯があり、3回目となる今回は同校魅力化プロジェクトによる特色の多様化に伴い、過去最大規模での実施となった。

 吹奏楽部の演奏をオープニングとして開会し、生徒会の問山裕海会長(2年)があいさつ。左近校長は「生徒皆さんの準備や練習の努力が実る同発表会。遺憾なき成果の発揮を祈りたい」と述べて激励した。

 プログラムは▽全体発表▽パネルディスカッション▽分科会―の3部構成。全体発表では学校設定科目「海洋環境」「マリンスポーツ」「串本デュアル(長期インターンシップ)」について経験した生徒自らが取り組みの様子と学んだ事柄を発表した。

 パネルディスカッションでは和歌山大学の西川一弘准教授をコーディネーターに迎え、串本町役場や古座川町役場に勤務する先輩や教員に職務内容やその延長でできること、同発表会の印象などを聴取。併せて「周囲の協力を得られる人になってほしい」「三現主義で一緒に頑張ろう」「発表会を形にした自分たちに自信を持ってほしい」といった年長からのメッセージも生徒に注がれた。

 分科会では全体発表3科目と他の学校設定科目、クラブ活動の発表や展示があり、生徒や招待者らは自身の科目選択や関心に応じて鑑賞。そのような流れで取り組みの成果を分かち合い、最後に西川准教授による全体講評を受けて終了した。

(2021年3月19日付紙面より)

学校設定科目「串本デュアル」の取り組みと成果を全体発表=18日、串本町文化センター
分科会の展示会場
2021年03月19日
48 ワクチン接種スタート
 センター内職員など対象に  (新宮市立医療センター )

 新宮市立医療センターで17日、医療従事者に対する新型コロナウイルスワクチンの先行接種が始まった。同センターでは19日(金)まで、接種を希望する院内職員、委託業者職員に順次接種を行っていく。

 国が医療従事者を対象に、先月から先行接種を開始した新型コロナワクチン。和歌山県では今月6日、3900回分のファイザー製ワクチンが県内11病院に到着し、8日に接種が始まった。

 同センターには12日に195バイアル(1箱、975人分)が到着。うち83バイアルが那智勝浦町立温泉病院、くしもと町立病院に配分され、両病院とも15日から医療従事者などを対象に接種が始まっている。

 同センターの接種対象者は520人で、うち接種希望者は院内職員(333人)、委託業者職員(133人)合わせて対象者の89・6%となる466人。17日には中井三量(みつかず)病院長(66)をはじめ、約150人がワクチン接種をした。次回のワクチン到着時期は未定だが、届き次第2回目の接種を実施していくという。

 センター内で最初に接種した中井病院長は「針を刺した瞬間はチクリとしたが筋肉内の痛みはほとんどなかった」。

 今後、その他の医療従事者、高齢者、基礎疾患を有する人などに対し待望のワクチン接種が進んでいくはずと展望を語り「ワクチンは、3密を避ける、移動の自粛などに加え新型コロナに対応できる策と考えている。副反応の可能性も少なく、通常のワクチンと同じように接種いただけると思っている」と話した。

 2月17日から国内で先行接種が始まったワクチン。これまで約35万人の医療従事者が接種を受けたが、全人口の0・3%にとどまっている。政府は6月末までに約1億回分(約5000万人分)を調達するとの見通しを示している。

(2021年3月19日付紙面より)

ワクチン接種を受ける中井三量病院長=17日、新宮市立医療センター
2021年03月19日
49 ユニークな名前と美しさ  オオイヌノフグリが見頃  
2021年03月19日
50 「熊楠と幽霊」出版  知の巨人の神秘的な面を探る  
2021年03月19日
51 全産業の判断は「下降」超  和歌山県の経済動向  
2021年03月19日
52 消防団活動の協力に感謝  2事業所に表示証交付  (新宮市 )
2021年03月19日
53 「私たちの地域の自慢」  太田小学校で学習発表会  (那智勝浦町 )
2021年03月19日
54 優秀賞の高校生7人を表彰  世界遺産についての作文  (新宮ユネスコ協会 )
2021年03月19日
55 有馬クラブ優勝し、県大会へ  県スポーツ少年団軟式野球交流大会  
2021年03月19日
56 活動通じて優しい気持ち育つ  「人権の花」運動への感謝状  (井田小 )
2021年03月19日
57 新たな観光拠点整備も計画  紀宝町議会一般質問(終)  
2021年03月19日
58 愛好者170人が出場し競う グラウンドゴルフ「チャンピオン大会」 (県立潮岬青少年の家)
2021年03月19日
59 令和3年第1回定例会一般質問②  古座川町議会  
2021年03月19日
60 お悔やみ情報