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2017年09月30日
1 30周年記念誌「箱舟」
 環境問題研究会が発行  (新宮市 )

 環境や人権、熊野地方の歴史などさまざまな分野の講師を招き学んでいる新宮市の市民団体「環境問題研究会」がこのほど、30周年記念誌『箱舟』を発行した。講師を務めた人など46人が論文やエッセーを寄せているほか、これまでの活動年表などを掲載している。

 カトリック新宮教会の故ベダ・クレアリ神父が1985年に創設。後を継ぎ事務局を務めている植松晴孝・喜美子夫妻=同市磐盾=(ともに82歳)は「人が人として生きる時、失ってはならないものをしっかり見据えて、奪われようとする時には『これはおかしい』と声を上げていく生き方をしたいと願う人々の善意と熱意に支えられ、発行することができました」と感謝している。

 各分野の講師を招き、同市の井の沢隣保館などで毎月例会を開いている。会に規約や会則はない。会員は50人で年会費1000円。有名大学の教授なども講師を務めているが、肩書や交通手段にかかわらず、謝礼は1000円分の図書カードと決めている。

 「最初の頃は講師を務めてくれる人を探すのに苦労しました」と喜美子さん。「宗教色を出さずに続けてきたのが良かったと思います。この30年間で人の輪が広がったことが大きな財産です」

 晴孝さんは「地球環境を守るために一人一人何ができるか、から始まった会ですが、今では人間に関わるあらゆることを学んでいます。会員は40~80代。今後の希望は新しい世代の人たちに会を引き継いでいってもらいたい」と話していた。

 30周年記念誌はA4サイズ、92㌻。新宮市井の沢のくまの茶房(電話0735・21・1761)で有料で配布している。

(2017年9月30日付紙面より)

記念誌『箱舟』を手にする植松晴孝・喜美子夫妻=28日、新宮市井の沢
2017年09月30日
2 早期発見、治療が大切
 結核週間で啓発活動  (和歌山県 )

 結核予防週間(24~30日)に伴い和歌山県と結核予防会和歌山県支部は28日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で街頭啓発を実施した。県職員3人が買い物客に啓発用パンフレットなどを配布した。

 結核は全国で年間約2万人が発症する重大な感染症。1日に50人の新しい患者が発生し、5人が命を落としている。厚生労働省は毎年9月24日~30日を「結核予防週間」と定め、重点的に結核に関する正しい知識の普及啓発を図っている。

 結核はたんの中に結核菌が出る重症患者がせきやくしゃみをすることで感染が広がる。症状はせき、たん、発熱、血たん、胸痛など。昨年の県の結核の現状では、新登録結核患者数が131人(前年比19人減)で、うち70歳以上が74%、80歳以上が58%となっている。30代未満の若年者でも4人が発病している。

 県は受診や発見の遅れが依然として見られるとし、「2週間以上、せき、たん、微熱などが続いたら、早めに医療機関を受診しましょう。結核は確実に薬を服用すれば、ほとんどが治る病気です。早期発見、早期治療が大切です」と呼び掛けている。

 東牟婁振興局健康福祉部の花光宏樹さんは「高齢の方が発病される事が多く、風邪かと思ってもすぐに受診することが大切です」と話していた。

 結核に関する相談は国立病院機構和歌山病院内の結核相談支援センター(電話0738・32・7033)まで。祝日を除く月~金曜日。時間は午後1時~4時。

(2017年9月30日付紙面より)

物資を手渡し呼び掛ける県職員ら=28日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2017年09月30日
3 古民家の再生活用に向け連携
 紀陽銀行やノオトと協定結ぶ  (串本町 )

 串本町(田嶋勝正町長)は28日、株式会社紀陽銀行(松岡靖之頭取)や一般社団法人ノオト(金野幸雄代表理事)=京都府篠山市=と地域活性化に向けた包括連携協定を結んだ。稲村亭(とうそんてい)など町域にある古民家の再生と活用を進める上での協力関係で、今後は年内に事業体や仮称『串本町古民家活用協議会』を立ち上げて再生や活用の具体化を進めるという。

 稲村亭は1872年に建築された民家で、無量寺そばに位置。前所有者の神田家が飢饉(ききん)救済のお礼として旧有田村の住民から譲り受けた杉の巨木を建材の一部に使っているといった由緒を持つ。同町は昨年3月に同家から譲渡を受け、今年4月以降は同町地域おこし協力隊員が隣接する家屋に実際に住み込んで活用方法を模索している。

 他方、紀陽銀行とノオトは両輪で政府施策「古民家等の歴史的資源を活用した観光まちづくり」の趣旨に合致する地域経済活性化を目指している。県域全体を面でとらえた周遊観光を構築する上で本州最南端は外せないという観点で同町に取り組みを紹介し、三者の思いは積極的に合致。連携協議へと発展し、実現の第一歩として今回の協定締結に至った。

 調印式は串本町役場であり、田嶋町長、紀陽銀行の日野和彦取締役上席執行役員、ノオトの藤原岳史理事の代表署名により『和歌山県串本町の歴史的資源を活用した地域活性化に向けた包括連携協定』を締結した。県内の自治体では有田市、湯浅町に次いで三例目。紀陽銀行とノオトはJR西日本とも連携協定をすでに締結していて、同日現在で3自治体1企業とともに目的達成を目指す状況になっている。

 田嶋町長は「この機に持ち得た地域資源をもう一度掘り起こしてPRし、人に来ていただくことによる地方創生を進めたい」とあいさつ。日野執行役員は自治体と住民や事業所が一丸になることが大切だとし、藤原理事は今後の振興は地域が宿す生活そのものを資源として捉えて進めると方向性を示唆して協働の意思を掲げた。

 ノオトは同市丸山地区における振興の一環で2009(平成21)年に設立。以来8年間で約60軒の古民家再生を手がけた実績を持つ。活用の手法は宿泊施設、カフェ、レストラン、ミュージアムと多彩。その積み重ねで同市の城下町を対象にしたエリアマネジメントのノウハウも有する。

 同町産業課の松原邦明主査によると、当面は稲村亭と現在交渉中の古民家1軒を集中的に再生、活用する予定。藤原理事は、古民家を当時の生活様式に沿って再生し希望すれば購入もできる形で活用を図るとし、まずは上記2軒を古民家の再生、活用モデルとして仕上げ、これらを交渉の材料にしてエリアマネジメントへの発展を目指す。実働を担う事業体は、地元雇用を視野に入れ民間主導で立ち上げるとしている。

(2017年9月30日付紙面より)

協定書に署名する連携3者の各代表者=28日、串本町役場
2017年09月30日
4 創立100周年の体育祭
 秋晴れの下、新翔高校  

 新宮市佐野の県立新翔高校(永石和校長)で29日、第11回体育祭が開かれた。テーマは「記念すべき、100回目の熱盛!」。

 生徒入場、校歌斉唱の後、小松莉那さん(3年)が聖火を聖火台に点火、永石校長が創立100周年に触れ「皆さんが引き継ぐ体育祭の伝統とは何だろうと考えたとき、真剣かつ元気はつらつにプレーすることだと思います」と述べ、「3年生にとっては、締めくくりの体育祭。しっかりとリーダーシップを取って、成功に導いてください」とあいさつ。

 実行委員長の南礼君(3年)が「とてもいい天気で神様が、頑張れと言っている気がする。3年生にとっては最後の体育祭。1、2年生も3年生に負けない元気で頑張りましょう」と呼び掛け、生徒代表の前田優さん(3年)、貝塚咲頼さん(3年)が「私たちを支えてくれる先生方、家族、新翔高校で出会ったかけがえのない友人に感謝の気持ちを込め、正々堂々と戦い抜くことを誓います」と宣誓し、競技に移った。

 競技は午前に各学年による団体種目や、クラス、クラブ対抗リレーなど、午後は応援コンクールやフォークダンスなどが行われた。

(2017年9月30日付紙面より)

2年生の競技スポーツ選択生による「熊野ハレヤ音頭」=29日、新宮市の県立新翔高校
2017年09月30日
5 おかはな農園Zが優勝 第124回職場対抗ボウリング大会 
2017年09月30日
6 月や土星の観察楽しむ  近大新宮でさいえんすプラス  (新宮市 )
2017年09月30日
7 公正かつ適正な選挙を 和歌山県警、衆院選に向け取締本部設置 
2017年09月30日
8 紙で作る飾り傘 新宮市、「かみくらサロン」で人気 
2017年09月30日
9 「風伝おろし」  本格的な秋の訪れ告げ  
2017年09月30日
10 お世話になった感謝を 熊野市、河上横町で追善供養 
2017年09月30日
11 美化奉仕などで意識高める 串本町、地磯の釣り愛好者ら30人 
2017年09月30日
12 400人超来場でにぎわう つばさ福祉会、古座川病院跡地でエコ祭り 
2017年09月30日
13 ヒメヤブラン  熊野古道高野坂で  
2017年09月30日
14 お悔やみ情報
  
2017年09月28日
15 世界遺産「三社巡り」が鍵 観光振興計画策定等委が発足 (新宮市)

 新宮市観光振興計画策定等委員会(委員10人)が26日に発足した。市役所であった第1回目の会合で、委員長に選ばれた森本祐司さん(市観光協会専務理事)は交流人口を増やし、経済を活性化させるには世界遺産に登録されている熊野速玉大社、神倉神社、阿須賀神社の「三社巡り」が鍵を握ると述べ、委員たちに協力を呼び掛けた。

 市は来年度から5年間の観光振興の方向性を示す計画を初めて策定する。委員会3回、市民ワークショップ3~4回を経て計画をまとめる。

 第1回委員会では、コーディネーターを務める楽天トラベル事業地域振興部の高橋俊介さんが、8月に開かれた第1回ワークショップの参加者の意見を報告。▽新宮の観光の強みは多いが資源の状態であるのが多く「観光商品」として磨かれていない▽情報の打ち出し方が決まっていない▽情報の集積、発信拠点が強く望まれている―などとまとめた。

■経済効果を出すには



 尾畑洋一副委員長(新宮商工会議所事務局長)は「新宮には日々観光客が来ているが、お金を落としてもらう仕組みができていない。人口が減り、少子高齢化が進む中、地域内だけで経済循環していくのは難しい」と指摘。西浦康代委員(市観光ガイドの会)は「滞在時間を延ばしてもらうために2泊、3泊と安くできないか。新宮のビジネスホテルに宿泊したら雲取温泉を使えるようできないか」などと提案した。

 向井雅男委員(市企画政策部長)はクルーズ客船の入港を例に挙げ、「新宮市だけをセールすると頭打ちになる。広域でセールスしていかねばならない。情報を一つにまとめないと相手に伝わらない」。畑尻賢三委員(市商工観光課長)は「広域化の受け皿づくりが必要」。尾畑副委員長も「新宮だけで完結することは難しい」と述べた。

■アイデアが勝負



 山本將人委員(新宮信用金庫地域サービス部課長代理)は「全国どこの自治体も観光客を誘致している。これまでのようでは、なかなか来てくれない」と指摘。

 原洋三委員(熊野交通営業部長)は「新宮城跡のサクラが素晴らしい。ツアー企画を提案できないか」。日比野雅子委員(仲之町商店街・土佐屋)は「地元の人でも新宮の良さが分かっていないと思う。門前町をもう少しどうにかしてほしいという意見が多い」。西浦委員は「那智は『あげいん熊野詣』、本宮は『八咫(やた)の火祭り』と全国から観光客が来るイベントがある。新宮でも新宮城跡でタイムスリップできるようなイベントはできないか」と提案した。

 森本委員長は「新宮市は圧倒的に本宮への通過点になっている。本宮が熊野神社と感じている人も多い。通過型から宿泊してもらい、三山へ行ってもらうようにしないといけない。宿泊施設など課題は多いが、詰めて考えたい」と述べた。

 中村晃委員(駅前本通り商店街・ナカムラ電気)と上野潤委員(熊野速玉大社権宮司)はこの日、欠席した。第2回の委員会は11月に開かれる予定。

(2017年9月28日付紙面より)

第1回新宮市観光振興計画策定等委員会=26日、新宮市役所
2017年09月28日
16 3年間の集大成を披露
 那智中吹奏楽が定期演奏会  

 那智勝浦町立那智中学校の吹奏楽部は24日、町立勝浦小学校で第52回定期演奏会を催した。多くの町民が来場し、部員29人が織りなす演奏に聴き入った。

 この演奏会は3年生部員が部活動の集大成を発表する場として設けられており、今年は3年部員7人がこの日をもって引退した。例年、那智中の体育館で開かれていたが、中学の体育館が工事中のため、勝浦小に会場を移した。

 プログラムは3部構成で、那智中の校歌をはじめ、「風になりたい」や「アフリカン・シンフォニー」、「花は咲く」などを合奏した。一部楽曲は本番前日に世界的指揮者の佐渡裕さんから指導を受けた。

 パーカッションを担当した本舘愛果部長(3年)は「『フェリスタス』は夏に3年生が中心となってコンクールで演奏した楽曲なので、思い出深いです。最後の部活動なので、悔いの残らないよう頑張りました。緊張しましたけど、楽しく演奏できました」と話した。

(2017年9月28日付紙面より)

観客を前に、演奏に熱が入る=24日、那智勝浦町立勝浦小学校の体育館
2017年09月28日
17 共同募金に向け委員会
 10月から赤い羽根運動  (新宮市 )

 10月1日(日)から全国一斉にスタートする「赤い羽根共同募金運動」を前に、新宮市共同募金委員会(会長・田岡実千年市長)は26日、市福祉センターで協力委員会を開いた。約50人が出席し、本年度共同募金目標額を450万円にすることなどを決めた。1日は市内のスーパーで街頭募金を予定している。

 榎本義清副会長が議長を務め議事を進行した。事務局から昨年度実績額が目標額を11万8555円上回る462万3555円だったことなどが報告された。内訳は▽戸別募金200万218円▽法人(大口)募金137万9000円▽街頭募金39万6906円▽職域募金6万6135円▽募金箱19万4629円▽その他58万6667円。

 平成29年度の配分の内訳は広域福祉事業(県内の福祉施設など)へ171万4000円。地域福祉事業(3つの活動募金)へ290万9555円。市では赤い羽根共同募金を「ささえ愛募金」「MACHI(まち)サポート募金」「新宮いのちの募金」の「3つの活動募金」として呼び掛けている。

 畑尻英雄・市民福祉部長は「赤い羽根共同募金の活動は町の人たちの優しい気持ちを集める活動。皆さまの優しさ、声掛け、行動が町を変えていく一歩となる。皆さま方から寄せられた募金は私たちの町のさまざまな福祉活動、その支援に役立てられており、災害時の被災地支援にも役立てられている」と田岡市長のあいさつを代読。和歌山県共同募金会の大谷和也副主査が来賓として出席した。

(2017年9月28日付紙面より)

委員会の様子=26日、新宮市福祉センター
2017年09月28日
18 トルコ食の裾野拡大目指す
 家庭料理教室始まる  (串本町トルコ文化協会 )

 串本町トルコ文化協会(丸石恵子代表)主催の「トルコの家庭料理教室」が24日、同町文化センターで始まった。月1回の頻度で12月まで全4回開く予定。この日は定員いっぱいの16人が参加し、トルコのパンの作り方を教わり実践するなどした。

 トルコ語講座と並行する形で本年度から取り組み始めた新規事業。『語学には抵抗があるが、日頃から慣れ親しんでいる料理なら』という人向けに考えたそうで、講師には地域おこし協力隊着任当時から語学と共に食文化を伝える機会も模索してきたトルコ人女性アイシェギュル・アルカンさんを起用している。

 この日のテーマはパン『アイシェのアチュマ』。アチュマは移動式屋台で売られている身近なパン『シミット』の一種で、生地にヨーグルトを含んでいるのが特色だという。参加者は4組に分かれて、生地作りから焼き上げまで一連の調理工程をアルカンさんや会員と一緒に体験。併せてトルコの紅茶「チャイ」の本来の入れ方も教わり、焼き上がったアチュマ一個と一緒に試食した。

 アルカンさんは各工程のほか、ヨーグルトはトルコ共和国が発祥地でマヨネーズやケチャップと同格で料理に多用しているなどトルコの食文化の特色も紹介。参加者はオリーブ入りとカマンベールチーズ入りの各アチュマ計5個を焼き上げ、試食後の残り4個をお土産として持ち帰った。

 この教室は回ごとに先着16人で受講希望を受け付ける。地元の食文化の一端としてトルコ食の裾野拡大を図るという重要な目的があり、各回の告知は同町が発行する広報誌「広報くしもと」などで行うとしている。

 初の教室開講を迎え、丸石代表は「トルコ料理には、同じ料理なのに地域や家庭によって味わいが異なるという特色がある。まずはアイシェが育った地域の食文化に親しみ、そこからほかの地域はどうかと興味を広げてもらえたら」とコメント。

 今後について「特別な料理ではなく日々のメニューの一つとして取り入れられる料理を紹介する。トルコの方が来た時に『こんな料理知っているよ』とか『この料理を作って食べているよ』と町民から話題を持ち掛け、自然と交流が広がる状況を目指したい」と語った。

  □     □

■次回は10月22日実施

 次回の同教室は10月22日(日)午前11時~午後2時ごろ、同センターで開く。テーマは「赤レンズ豆のスープとギョズレメ」。参加費は1500円。同月2日(月)~13日(金)に先着16人まで受け付けるという。申し込みや問い合わせは役場総務課のアルカンさん(電話0735・62・0555)まで。

(2017年9月28日付紙面より)

トルコのパン「アチュマ」作りに挑戦する参加者ら=24日、串本町文化センター
2017年09月28日
19 近大新宮は箕島と対戦
 秋季近畿地区高校野球県二次予選  
2017年09月28日
20 熱唱し楽しい時間過ごす 新宮市、西道楽天会がカラオケサロン 
2017年09月28日
21 進路の視野を広げて  2017年進学相談会  (新宮市 )
2017年09月28日
22 若柳吉蓉亀名取披露の会 若柳流若吉会、100人の関係者らが祝う 
2017年09月28日
23 飛鳥神社例大祭で伝統の舞  太地町、10月7日宵宮、8日本宮  
2017年09月28日
24 愛好者179人が競い合う 串本町総合運動公園で秋季グラウンドゴルフ大会 
2017年09月28日
25 いつも応援ありがとう  上野山こども園「上野山にしき園」慰問  (串本町 )
2017年09月28日
26 アーケロン模型制作始まる 串本海中公園水族館、来年の館内企画展準備進む 
2017年09月28日
27 新宮JCが「こども体験博」  スタンプラリー抽選会も  
2017年09月28日
28 キンミズヒキ  神倉神社で  
2017年09月28日
29 「これからも元気で」 新宮市・田岡市長が高齢者訪問 
2017年09月26日
30 津波避難場所が供用開始
 見学会に地域住民ら300人  (新宮市 )

 新宮市が津波一次避難所として整備した宮井戸津波避難場所(同市蓬莱)が24日から供用開始された。完成を祝うテープカットなどの式典と見学会には地域住民ら約300人が出席。田岡実千年市長は「私ども行政は一人の犠牲者も出さないという覚悟のもと、災害から市民の生命財産を守る最大限の努力をより一層していかなければなりません」と来場者たちに協力を呼び掛けた。

 旧王子製紙跡地に造成した避難場所は、高さ6㍍、縦80㍍、横60㍍の楕円(だえん)形。上部の面積は630平方㍍あり、1260人が避難できる。同地は南海トラフ巨大地震の浸水深が0・5~1㍍と予想されている。地盤は海抜7㍍で、築山上は海抜13㍍。

 紀伊半島大水害後に国が熊野川河口部で実施した掘削工事で採取した砂利1万2000立方㍍を使用。表面に土をかぶせ芝を張っている。幅3㍍の階段とスロープを各2カ所、ソーラー式避難誘導灯を14基設置。事業費は市7500万円、国4500万円の計1億2000万円。

 式典では名称の公募で86人の中から選ばれた津越宏之さん、彦前広男さん、矢野和子さんの3人に田岡市長が記念品を贈呈。来賓の濱口太史県議は「避難場所の完成は大変心強く、安心につながる。地域の皆さんは普段からここへ来る習慣を身に付け、助け合いながら一人一人の命を大切にしてもらいたい」と祝辞。彦前さん(68)=同市熊野地=は「思った以上に立派な避難場所ができて良かった。安心です」と話していた。

(2017年9月26日付紙面より)

テープカットで完成を祝う=24日、新宮市蓬莱
2017年09月26日
31 無線で連携強化図る
 那智山地区火災防ぎょ訓練  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町消防本部(阪本幸男消防長)と同町消防団(貝岐昌志団長)は24日、「消防本部および消防団合同那智山地区火災防ぎょ訓練」を実施した。那智山青岸渡寺にある竹林での火災を想定し、防火水槽の有効利用と無線による連携強化を図った。

 昨年に続き、2回目の訓練で、無線を使った指揮命令系統と情報共有による連携強化を目的に行っている。

 青岸渡寺の近くに備えられた自然水貯水型の防火水槽は200㌧の貯水が可能で、那智山各所の消火栓などとつながっている。水は無くなり次第、那智の滝の滝つぼ付近にある水源から可搬式ポンプやポンプ車などを用いてくみ上げる仕組みになっており、これらの活用方法を身に付ける狙いもある。

 今回は青岸渡寺に向かう防災道路沿いの竹林からの出火、延焼を午後3時ごろに覚知し、風によって激しく燃えている状況を想定した。

 訓練には消防本部(署)と消防団第1~第4分団計38人が参加した。団員は所定の位置に散開して那智山にホースを張り巡らせ、無線で火災や部隊配置の状況などを確認しながら消火活動に従事した。

 訓練後、阪本消防長は「無線の統制による部隊の強化も達成できた」と講評した。

 貝岐団長は「無線による統制がとても難しく、指揮本部にいると三つの音声が流れてきて、統制が取りづらい。訓練を重ねて、しっかり指揮できるようにしたい」と改善点を述べた。

(2017年9月26日付紙面より)

竹林に向けて放水する団員ら=24日、那智勝浦町那智山
2017年09月26日
32 「水平線から手を振って」
 JR新宮駅に魚のアートが登場  (紀の国トレイナート )

 JRきのくに線の駅舎を舞台に展開するアートプロジェクト「紀の国トレイナート」(同実行委員会主催・10月1~29日)の作家制作、作品展示が進んでいる。9月22~24日にはJR新宮駅で大阪府岸和田市在住のデザイナー、河合進さん(34)の作品「水平線から尾をふって」の設置があった。河合さんは「見る人に楽しんでもらえれば」と話している。

 紀の国トレイナートはきのくに線の駅舎にさまざまなジャンルのアーティストが作品を展開し楽しむイベント。地域の人々とアーティストが共に生み出した作品を鉄道がつなぎ、交流を深め、全国世界から人々を引きつけ多種多様なネットワークがつながる場となることを目指している。

 JR新宮駅はきのくに線の終着駅。河合さんは旅をする人にとっての玄関となる場所で、温かな歓送迎ができる作品を目指した。和歌山県にちなむクジラやマグロ、タチウオなどのさまざまな魚をモチーフに、魚が尾ひれを振る姿と手を振るイメージを重ねている。

 魚は木製、尾ひれはプラスチック製でアルミのポールに取り付けられている。コンクリートでできた土台を地面に埋めて設置した。作品の高さは約60㌢から160㌢で、計18種類。魚の部分は取り外しでき、尾ひれの部分を使ってしゃぼん玉を作ることで、水中を進む姿を感じさせる。しゃぼん玉ワークショップの実施は期間中、アート列車に合わせて2回程度を予定している。

 トレイナートへの参加は初めての河合さんは、大阪府の建材メーカーに勤めプロダクトデザインを行いながら作品を制作している。新宮市を訪れるのはこの機会が初めてで「古い雰囲気のある建物も残っており、文化的な町の印象」と語り、作品について「しゃぼん玉を作れる形状にしつつ魚らしく見られるようにするのが苦労しました」と話していた。

(2017年9月26日付紙面より)

作品を設置する河合進さん=24日、新宮市徐福のJR新宮駅
2017年09月26日
33 檜扇貝拾いに殺到
 三輪崎で潮風まつり  

 三輪崎漁業協同組合主催の「第28回潮風まつり」が24日、新宮市三輪崎の三輪崎漁港周辺であった。毎年恒例の人気コーナー、ヒオウギガイ(檜扇貝)拾いは、磯にまかれた1万4000個が約10分でなくなった=写真

 親しみやすく住みよい漁港、漁村づくりを目指す活動の一環として毎年開催されているイベント。今年は昨年と同じ約1500人(主催者発表)が来場した。

 貝拾いの参加者たちは、バケツやビニール袋を手に会場となった孔島周辺の磯に集合。スタートの合図とともに貝のある場所に殺到した。小学生3年生以下の貝拾い場所は別に設けられた。

 漁協市場では海産物の朝市もあり盛況だった。海野義尊組合長は「心配していたケガもなく大勢の人に楽しんでもらえて良かった」。初めて参加した東心音君(7)=那智勝浦町立宇久井小学校1年=は「面白かった。また来たい」と話していた。

(2017年9月26日付紙面より)


2017年09月26日
34 近大新宮が二次予選進出
 秋季近畿地区高校野球県一次予選  
2017年09月26日
35 組み合わせ決まる
 全国高校サッカー選手権和歌山大会  
2017年09月26日
36 陸上競技で新人戦始まる 東牟婁地方中体連、その他競技は10月の3連休中心に 
2017年09月26日
37 笑顔で楽しいひととき 新宮市、黒潮園に生きがいづくり一座 
2017年09月26日
38 選挙に向け必勝祈願  世耕弘成大臣が地元入り  (熊野三山参拝 )
2017年09月26日
39 1位に西美晴さん 写連新宮支部9月例会 
2017年09月26日
40 お菓子作りも見学  井関、宇久井、勝浦認定交流会  
2017年09月26日
41 地域一体で競技に参加 新宮市高田で連合運動会 
2017年09月26日
42 西村伊作賞など28人  熊野を描こう絵画展表彰  (新宮市 )
2017年09月26日
43 ろうそくで墓所照らし総供養 串本町西向、成就寺「千灯供養法要会」 
2017年09月26日
44 町立小中学校5校が熱戦 串本町秋の運動会シーズン後半 
2017年09月26日
45 ヤマジノホトトギス  新宮市神倉神社で  
2017年09月26日
46 お悔やみ情報
  
2017年09月23日
47 ダム湖のシルト撤去を
 熊野川濁水対策特別委で決議  (新宮市 )

 新宮市議会の熊野川濁水・治水関連対策特別委員会(前田賢一委員長、8人)は22日、風屋ダム(十津川村)を管理、運営する電源開発に対し、ダム湖内に堆積したシルト(沈泥)を撤去すると共に監督する国土交通省に強い指導、支援を求める決議文を採択した。

 熊野川の濁水は2011年9月の紀伊半島大水害以降、長期化。電源開発は濁水軽減対策の一環として現在、風屋ダムでダム湖内の清水部分の活用範囲を広げることなどを目的にした表面取水設備の改造工事を実施している。今年5月に第1期の工事が終了し、11月から来年5月末まで第2期工事を予定している。

 1期工事中、大量のシルトが流出。熊野川の濁度がさらに悪化し、観光、漁業、上水道などに多大な悪影響を及ぼした。決議文では11月から始まる2期工事の際、ダム建設以降半世紀にわたり堆積した高さ15~20㍍のシルト層の撤去を強く訴えている。

 前田委員長は、熊野川が川の参詣道として世界遺産に登録されていることを強調。「これまでと同じような要望活動では前に進まない。ドローンなどで空撮して現状を全国に訴えるべき」。

 上田勝之委員はユネスコへ訴えることを提案。松畑玄副委員長は「損するのは住民。二度とシルトを流させてはいけない」と訴訟も辞さない決意で訴えることを求めた。

 田岡実千年市長は視点を変えて要望することに理解を示し、「議会と一緒になって濁水が解決できるよう努力していきたい」と述べた。

(2017年9月23日付紙面より)

風屋ダムに堆積しているシルト層=5月18日、十津川村
2017年09月23日
48 全国ベスト16のどんぶりに選出
 「bodai」の「鮪中とろカツ丼」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町築地の「鮮魚 創作和食・旨い酒 bodai」はこのほど、「全国No.1ご当地どんぶり」の座を競い合う「全国ご当地どんぶり選手権」への出場権を懸けた予選会に参加できる16団体の一つに選出された。予選会は23日(土・祝)・24日(日)に東京ビッグサイトで開催され、同店はお店でも提供している「鮪(まぐろ)中とろカツ丼」で出場する。

 全国各地からご当地自慢の絶品どんぶりが集まる同選手権は今年で9回目。同店はこれまで第1回、第2回大会にもエントリーしていたが、いずれも書類審査を通過できず、7年ぶりにエントリーした今回、見事に全国ベスト16のどんぶりの仲間入りを果たした。

 「鮪中とろカツ丼」は、勝浦産の生マグロを使用。サクッと食感のジューシーなとろカツを和歌山県産の梅しそを混ぜ込んだご飯の上に乗せ、たっぷりかかった琥珀色の特製土佐酢ジュレであっさりと食べられる一品に。23・24日の予選会で1杯500円(ハーフサイズ)で提供され、当日来場した客の投票によって上位10団体に選ばれると、来年1月の本選に出場できる。

 オーナーの谷亮さんは「お店がオープンして13年、自分自身次のステップにつなげるためのいいきっかけにしたいと思います。(大会では)マグロを出しているどんぶりは他にもありますが、“生”を使っているのはうちだけなので、そこを推して頑張りたいです」と意気込みを話した。詳細は下記の大会公式ホームページまで。

 https://www.tokyo-dome.co.jp/furusato/

(2017年9月23日付紙面より)

生マグロを使用した「鮪中とろカツ丼」
2017年09月23日
49 起業に必要なものとは
 新宮信金で創業セミナー  

 新宮市の新宮信用金庫本店5階で19日、先輩女性起業家から学ぶ実践セミナー「創業についての悩み事はありませんか?事業を成功に導くコツを学べます」が催された。創業応援セミナーの第5弾。創業予定者や起業5年未満の創業者24人が参加し、スターフードジャパン株式会社の新古祐子代表から起業と成長のこつを学んだ。

 新古さんは、起業には「金」、「人」、「物」の順で必要だと力説する。商品化には人を必要とし、まずは、これら二つを成立させる資金を算出するべきだと話した。

 創業後も継続させるためには、自分の強みを最大限に生かしてニーズを把握したビジネスモデルを作ることが重要だと講話。個人商店から中小企業になることで新商品開発や販路を拡大できるとし、社長、会社、商品、サービスをブランド化することでライバル企業と差別化できると話した。

 参加した事業主に自社の強みや脅威、ニーズなどを分析させ、それらにアドバイスも与えた。

 講師を務めた新古祐子さんは、スターフードジャパン株式会社代表取締役。一般社団法人地域食プロデュース協会理事も務める。グローバルな視点で地域の食材を評価分析し、国内外に発信している。中小企業メーカー専門に商品企画・開発のアドバイスも行っており、これまでに300社以上を支援してきた。

(2017年9月23日付紙面より)

事業成功のこつを教わる受講者=19日、新宮市の新宮信用金庫本店
講話する新古祐子代表
2017年09月23日
50 震災後の宮古市の海伝える
 串本RHで鍵井靖章写真展  (串本町 )

 串本町サンゴ台にある串本ロイヤルホテル(RH)の1階ギャラリーで水中写真家・鍵井靖章写真展「3・11―あの日から」が開かれている。東日本大震災以降の宮古市の海に残る史実と自然再生の様子を伝える内容で、30日(土)まで随時鑑賞できる。

 鍵井さん(46)は兵庫県出身。20歳の時に串本でダイビングの資格を取得し、水中写真家の伊藤勝敏さんに師事して同じ道を志した。現在は世界規模で撮影活動に打ち込み、国内でも屈指の歴史を誇る串本海中フォトコンテストの審査員を6年間務めた経験も持つ。

 写真展「3・11―あの日から」は震災3週間後から地元の有志や各漁協などの理解と協力を得て密漁防止のためダイビングが制限されている宮古市の海へ潜り、3年越しで撮り続けた作品を通して宿るメッセージを伝える独自企画。今回は厳選14点を公開していて、作品の一部は実物大に迫る大判として展示し臨場感を高めている。有志筆頭の娘・後藤まりさんを介して鍵井さんの取り組みを知った同町古座にあるダイビングショップ「DIVE KOOZA」オーナーの上田直史さんが、宮古市と串本町が本州四端でつながっている縁で町内での写真展実施を提案。鍵井さんもぜひにと応えて実現に至ったという。

 会場には山本正德宮古市長のメッセージも掲げられ、併せて鍵井さんの本来の撮影スタンスを伝える写真展「夢色の海」(作品数10点)も実施。鍵井さんは「自分は基本美しい海の提示をしているが、写真展『3・11―あの日から』については震災後の海が今どのように変化しているかをご覧いただいた皆さんに伝えられたら水中写真家として本望」という。

 21日は上田さんらダイバー仲間3人と共に田嶋勝正町長を表敬訪問。「復興で様変わりする陸と違い、海には今も数多くの流出物が震災の史実を物語るように残り、それで終わりかというとそうではなく、そこには命もある。そのようなテーマに行きつき、流出物を礎にして海の生き物が新たな生活を始めている様子を3年間撮り続けた」と写真展の経緯を説明し、本州四端サミットが近々青森県大間市(本州最北端)で開かれることから、自身の取り組みを他市町長にもアピールしてもらえればと求めるなどした。

(2017年9月23日付紙面より)

写真展「3・11―あの日から」会場と水中写真家の鍵井靖章さん=21日、串本ロイヤルホテル
田嶋勝正町長(中央)を表敬訪問し写真展の経緯を説明
2017年09月23日
51 悲願の個人総合優勝 マルコスが第3ステージ制し逆転V、「ツール・ド・北海道」キナンチームレポート③ 
2017年09月23日
52 濱口祐自さんの写真も  東京で「フォトマルシェ」  
2017年09月23日
53 13事業所で仕事を学ぶ  太地中が職場体験  
2017年09月23日
54 自慢の歌声今年も  たばこ組合女性部が南紀園を慰問  
2017年09月23日
55 指輪、かばんなど展示  アーティスト得本さんと船越さん  (元農協ビル )
2017年09月23日
56 さまざまなゲーム楽しむ  王子ヶ浜小で「子ども祭」  (新宮市 )
2017年09月23日
57 地域の一員の自覚育む  熊野川中の生徒が住民と交流  (新宮市 )
2017年09月23日
58 会を迎えた喜び皆で共有 串本福祉会、第31回にしき園敬老会 
2017年09月23日
59 物資配り安全運転促す 古座川町、河内橋北詰で早朝啓発 
2017年09月23日
60 9月定例会一般質問⑤  串本町議会  
2017年09月23日
61 秋晴れの港にぎわう  勝浦八幡例大祭  
2017年09月23日
62 ヒメノボタン  新宮市高田で  
2017年09月23日
63 町民の視点で施策を 那智勝浦町長選、現職・寺本眞一氏が出馬表明 
2017年09月23日
64 お悔やみ情報
  
2017年09月22日
65 高齢者の事故防止など
 秋の全国交通安全運動で決起集会  (新宮市 )

 正しい交通ルールの順守とマナーの実践を呼び掛ける「秋の全国交通安全運動」が21日、始まった。30日(土)までの10日間、▽子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止▽夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止▽全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転の根絶―を重点に全国で活動が行われる。

 新宮市では、市交通指導員協議会、市交通事故をなくする市民運動推進協議会(会長・田岡実千年新宮市長)、交通事故をなくする県民運動東牟婁地区推進協議会(会長・児玉征也東牟婁振興局長)など関係者ら約70人が同市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で決起集会と街頭啓発をした。

 田岡市長は「皆さんの地道な活動のおかげで年々交通事故の件数は減少しているが、まだまだ予断を許さない状況。私たちの共通の願いである、交通事故のない安心安全な町づくりという思いが多くの皆さんに伝わるよう啓発したい」。児玉局長は活動重点に触れ「行楽シーズンを迎え交通量が増える。夕暮れ時や高齢者の事故も増える。運転時、歩行時、自転車運転時のスマートフォンの利用は注意していきたい」などと語り「啓発を通じ交通事故ゼロを目指したい」とあいさつ。

 谷本克也・新宮警察署長は10月から12月までの夕刻に事故が増加していると話し、シートベルトの着用や飲酒運転の根絶、駐車場内での物損事故に触れた。管内の情勢を説明し「警察も取り締まりや指導を行っているが、警察だけでは事故をなくすことができない。皆さまをはじめ関係機関と協力していきたい」と呼び掛けた。

 新宮警察署管内では今年20日現在で人身事故は60件発生し、昨年より16件減少している。死者は2人で1人増。物損事故は855件で81件の増加となっている。

(2017年9月22日付紙面より)

啓発活動を行う関係者ら=21日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2017年09月22日
66 子どもたちの安全を守れ
 下里小で不審者対応訓練  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(岡史博校長)は20日、不審者対応避難訓練を実施した。全校児童96人の避難を完了させた後、防犯講話や教員の刺股訓練で対策意識を高めた。

 2001(平成13)年6月に大阪教育大学附属池田小学校で起きた児童殺傷事件を機に、町内の学校で不審者対応訓練が始まった。下里小では年1回訓練を行っており、各教室に刺股を備える。

 今回は、1階の2年生教室への不審者侵入を想定。1階の1・2年と特別支援学級が体育館へ、2階の3年生以上が廊下の防火扉を閉めながら6年生教室へ避難した。男性教員が刺股で不審者を威嚇または取り押さえるなどして時間を稼ぎ、女性教員が児童らを誘導した。

 午後の授業中に不審者役が窓から侵入すると、児童らは走って指定の場所へ避難した。侵入を知らせる校内放送が流れると、男性教員1人が刺股を持って駆けつけて応戦。続々と教員が集まり、5人で不審者役を取り押さえた。

 新宮警察署生活安全刑事課の大井敬悟警部補ら署員3人が子どもたちに「いか」ない、「の」らないなど不審者への対応方法を覚える「いかのおすし1人前」の意味を説明し、遭遇した場合はきしゅう君の家に逃げるよう呼びかけた。教員には刺股の扱い方を教えた。

 岡校長は「子どもたちはまだこういう訓練に慣れていないので、危機感を持って訓練できたら。職員も即座に対応できるようにしたい」と対応力の向上を誓った。

(2017年9月22日付紙面より)

不審者役を取り押さえる男性教員たち=20日、那智勝浦町立下里小学校
2017年09月22日
67 「マナー守る人が増えれば」
 JR紀伊佐野駅でキャンペーン  (新宮市 )

 通学中の列車内や駅構内など、公共の場でのモラルとマナーの向上を呼び掛ける「きのくに・さわやかマナーアップキャンペーン」が21日朝、新宮市のJR紀伊佐野駅で実施された。高校生や駅、警察関係者ら約40人が駅利用者らに啓発グッズを配布した。

 同キャンペーンは学生が駅など公共の場所で座り込みや大声で騒ぐなどのマナー違反行為が横行し、社会問題となった平成15年から、年に2回実施している。この日は自転車マナーアップ推進リーダーの新翔高校生徒、新宮警察署、少年補導員、少年相談センター、JR新宮駅社員などが参加。電車を利用する人たちに声を掛け、物資を配布した。この日は秋の交通安全運動初日でもあり、併せて啓発した。

 新宮警察署の大井敬悟さんは「乗車マナーアップと交通事故の防止をお願いします」とあいさつ。新翔高校の大居結唯さん(2年)は「笑顔で渡すようにしました。ルールを守る人が増えてくれればいいなと思います。自分も電車を利用する際は降りる人を優先するなど気を付けています」と話していた。

 林正樹・新宮駅長は「警察が主体となってやっていただいています。学生のマナーがよくなれば、大人になってもマナーを守っていただけると思います」と感謝していた。

(2017年9月22日付紙面より)

通学する生徒に啓発する関係者ら=21日、新宮市のJR紀伊佐野駅
2017年09月22日
68 「一直線に頑張って」
 丸石輝正さんが職業講話  (太地中学校 )

 太地町立太地中学校(城谷真司校長)に15日、新宮市熊野川町出身のシンガーソングライター丸石輝正さんが来校した。職業講話で3年生18人に夢や働くことの意味を説き、ライブで全校生徒67人に歌を届けた。

 19日の職場体験を控えて、仕事への姿勢を学んでもらいたいと同授業を実施した。田舎からでも全国で活躍できることを知ってほしいと、かつて山崎豊美教頭の教え子であった丸石さんに講師を依頼した。

 講話で丸石さんは「文化祭のライブでの評判が歌手を目指したきっかけ。歌うことで自分を解放できた」と語り、路上ライブやオーディションでの体験談、SMAPの曲などを手掛けた作曲家との出会い、デビューに向けた苦悩などを話した。

 「将来やりたい仕事がなくても大丈夫。自分も中学生までなかった。ある子は、それを目掛けて一直線に頑張って」と励ました。

 ライブでは国道42号を歌った「ルート42」や知人のバンドから託された曲「だから」など数曲を熱唱した。

(2017年9月22日付紙面より)

生徒たちに夢や仕事について語る丸石輝正さん=15日、太地町立太地中学校
ライブで自身の楽曲を熱唱する
2017年09月22日
69 下水道について学ぶ 三輪崎小、専門家を招き特別授業 
2017年09月22日
70 寺本町長が出馬表明  那智勝浦町長選、一般質問に答え  
2017年09月22日
71 南国気分を味わって 新宮市、敬老会でフラダンス披露 
2017年09月22日
72 山縣瑠依さんが1位に ECCジュニア和歌山地区合同発表大会 
2017年09月22日
73 躍動する姿を発揮、披露  新宮高校で第70回体育祭  
2017年09月22日
74 9月定例会一般質問④  串本町議会  
2017年09月22日
75 地域に元気示すため熱戦 串本古座高校串本校舎で第70回体育祭 
2017年09月22日
76 淡いピンクのヒガンバナ  新宮市のタウンガーデン  
2017年09月09日
77 木彫りのクジラ寄贈
 道の駅オープン記念に  (太地町 )

 太地町の一刀彫り名人として知られた故・戸間力也さんの「くじら工房力也」を引き継ぐ同町の会社員、掛橋寿徳さん(52)はこのほど、道の駅たいじにクスノキ製のザトウクジラの置物を寄贈した。

 置物は施設付近にあるザトウクジラのモニュメントに合わせて2体。大きなクジラは約75センチ、小さなクジラは約60センチで、いずれも掛橋さんの師で伯父の戸間さんが生前に制作した作品。町の玄関口でもある道の駅のオープンを記念し、戸間さんの長男・圭哉さんの意思もあって寄贈した。掛橋さんは「県外から来た人に見てもらって喜んでいただけたら」と話した。

 道の駅を管理する太地漁業協同組合の貝良文参事は「道の駅たいじのコンセプトはクジラなので、見事なクジラの木彫りをいただけるのはうれしい。駅舎の雰囲気にもピッタリ」と喜んでいた。置物は、駅舎内にあるレストランのカウンター内に置かれている。

(2017年9月9日付紙面より)

貝良文参事と寄贈された置物
寄贈した掛橋寿徳さん
2017年09月09日
78 感謝の思いで「櫛供養」
 美容業生活衛生同業組合新宮支部  (熊野速玉大社 )

 和歌山県美容業生活衛生同業組合新宮支部(丹内たき子支部長、55店舗)は4日、新宮市の熊野速玉大社で毎年恒例の「櫛(くし)供養」を営んだ。20年以上続いており、組合員有志の9人が、傷んだくしに感謝を込めて供養した。

 同支部は新宮市から那智勝浦町、太地町までの会員で組織している。例年「くしの日」の9月4日(同日が営業日の場合は直近の定休日)に実施。欠けたり折れたりして使えなくなったくし5本を神前に供え、玉串をささげた。

 同市下田で「ビューティーサロン木曜日」を営む丹内支部長は「くしへの感謝はもちろん、皆さんの健康と商売繁盛を祈って供養しました。私たちはくし1本で生活できるので、仕事に誇りを持って取り組んでいければ」と話した。

(2017年9月9日付紙面より)

おはらいを受ける=4日、新宮市の熊野速玉大社
玉串をささげ健康と商売繁盛を祈願
2017年09月09日
79 古座校舎2、3年生も協力 駅舎アートワークショップ (紀の国トレイナート)

 紀の国トレイナート2017のワークショップが6、7の両日、県立串本古座高校古座校舎(愛須貴志校長、東啓史教頭)であり2、3年生69人がJR古座駅の駅舎アート担当作家・日笠保さんとの共同制作に励んだ。

 日笠さんは愛知県愛西市在住の現代美術家。暮らしに身近な素材を材料にし、子どもなど地域住民と一体になって作品を仕上げるスタイルを持ち味にして十数年来活動している。

 同トレイナートには前年度に初参加。太地駅の駅舎アートを担当し、太地小児童を対象にしたワークショップを開いて弁当でおなじみのたれびんに色水を入れて並べた作品「水面―みなも―」を仕上げた。

 2年目となる今回は古座駅を担当することになり、JRきのくに線の前に広がる海の美しさや古座川のきらめきをストローで表現する作品「波間」の制作を構想。最寄りの同校舎にワークショップ参加を求めて2日間の制作協力を得るに至った。

 ワークショップは両日とも3、4時間目にあり、2、3年生は小グループに分かれて流木や額装を太さや長さ、色合いや形状ともにさまざまなストローで飾った小作品を次々に制作して、駅舎を飾る材料として日笠さんに託した。

 日笠さんはあらかじめ作品のイメージを伝え、どのような材料を仕上げるかは生徒に一任。グループ名「アビリッジハイト(=平均身長)」を掲げ、長さ約1㍍の細い流木を使ってJRきのくに線沿線の街並み再現に挑戦した宮下歌奏(うてな)さん(2年)は「みんなで住んでいるところの好きなものをストローで表現して大作にした。駅がとても華やかになると思うので、『あぁ、きれいだなー』と思ってもらえたらうれしい」と話した。

 日笠さんは7日午後から駅舎アート制作を開始。同トレイナートのイベント期間は10月1日(日)からだが、滞在の都合上8日までに仕上げて9日(土)には鑑賞できる状態にするという。

 今回の協働について日笠さんは「表現につながる体験を通して生徒皆さんの表現の幅が身近なところで広がればと思うし、自分もいろいろな表現に出合えて刺激になった」とコメント。「作品は地元の駅に飾られ、皆さんに見てもらえる。そのような地域活性化があるというところにも興味を持ってくれたら」と生徒の今後を期待した。

(2017年9月9日付紙面より)

作品「波間」の制作に協力する2、3年生ら=7日、県立串本古座高校古座校舎
2017年09月09日
80 応急手当の重要性呼び掛け 那智勝浦町、「救急の日」啓発活動 
2017年09月09日
81 親子で楽しいひととき  王子幼稚園で夏まつりごっこ  (新宮市 )
2017年09月09日
82 達成の喜び、来年の目標 北山小、今年最後の水泳授業と記録会 
2017年09月09日
83 経験を今後に生かす 蓬莱フレンズ、全国・西日本両大会出場への協力に感謝 
2017年09月09日
84 75歳以上877人を祝う 古座川町社協、満90歳以上は会長訪問も 
2017年09月09日
85 ナンバンギセル  神倉神社境内で  
2017年09月09日
86 信頼と対話の町政を 那智勝浦町長選、前教育長・森崇氏が出馬表明 
2017年09月08日
87 子どもを守る白い犬
 来年の大絵馬が完成  (速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社で7日、来年のえと「戊戌(つちのえいぬ)」の大絵馬が完成した。白い紀州犬と3匹の子犬を描いた上野顯宮司は「子どもを守り、しっかりと育ててもらいたいとの願いを込めました」と話した。12月から大社拝殿に掲げる。

 大絵馬はヒノキ製で、大きさは縦1・5㍍、横2・1㍍。毅然(きぜん)とした父犬が、無邪気な子犬たちを守っている姿が描かれている。父犬の首には、大社のご神木で平和の象徴であるナギの葉をあしらったしめ縄が巻かれている。

 上野宮司は2000(平成12)年から毎年大絵馬を描いている。今年は6色のアクリル絵の具を使い、約1カ月で完成させた。仕上げに「浄心愛徳」の文字を書き添えた上野宮司は「子どもが巻き込まれる事件が多く報道され、心を痛めています。清い心を持って、愛と徳を子どもたちに授けてほしいという思いを込めました」と話していた。犬のモデルはかつて自宅で飼っていた紀州犬で、親犬の慈愛に満ちた目を描くのに苦労したという。

 毎年、JR新宮駅に掲げている小絵馬(縦75㌢、横110㌢)も完成した。3匹の子犬を守る母犬が描かれている。

(2017年9月8日付紙面より)

絵馬について説明する上野顯宮司=7日、新宮市の熊野速玉大社
2017年09月08日
88 第五福竜丸の経緯学ぶ 下里中3年生が平和学習 (那智勝浦町)

 那智勝浦町立下里中学校(前正則校長)は5日、3年生21人を対象に平和学習を実施した。1954年にマーシャル諸島のビキニ環礁近くでアメリカの水爆実験により被爆したマグロ漁船「第五福竜丸」について、紀州語り部・仲江孝丸さんが講演した。

 3年生の修学旅行の行程に東京都立第五福竜丸展示館が含まれていることもあり、同船の歴史に詳しい仲江さんを招いた。生徒らはこれまでにも、NHKのドキュメンタリーや絵本の読み聞かせなどでビキニ事件について学んでいる。

 第五福竜丸はもともとカツオ漁船「第七事代丸」として旧古座町の造船所で作られた。4年間カツオの水揚げ日本一を誇り、51年にマグロ漁船として改造、53年に改名された。被災してからの福竜丸は56年に東京水産大学の練習船「はやぶさ丸」となり、67年に廃船となってからは東京都の夢の島に捨てられていた。

 やがて保存運動が始まり、76年6月、東京都の施設として展示館が開館。別の貨物船に移されていた福竜丸のエンジンが68年に三重県御浜町沖で貨物船と共に沈没し、96年に引き揚げられて福竜丸の横に展示された。

 仲江さんは、初めにサンゴでできた美しい島々の映像を紹介。この島々で46年から58年にかけて67回もの核実験が行われたと述べ、第五福竜丸が造られてから被ばくするまでの経緯、魚や環境への汚染などを語った。

 福竜丸が被ばくした水爆実験の名は「ブラボー」。実験当事者らの予想を上回る破壊力で、実験を行った島は消え去り深さ120㍍、直径1・8㌔のクレーターができたという。爆発によりサンゴ礁が蒸発、細かいちり(死の灰)となって降り、乗組員や近くの島の住人が被ばくした。

 ビキニ事件後、日本各地に水揚げされた魚は放射能汚染魚として次々と廃棄された。仲江さんは事件をきっかけに反核世論が高まり、55年、広島で第1回原水爆禁止世界大会が開かれたことを説明し、今年7月に核兵器禁止条約が国連で採択されたことも紹介した。

 授業の後、清原楓雅さん(14)は「ドキュメンタリーなどを見たが、今日は知らないことがたくさんあった。第五福竜丸のことを世界に知ってもらい核兵器をなくしてほしい」と話していた。

(2017年9月8日付紙面より)

映像に見入る生徒たち=5日、那智勝浦町立下里中学校
2017年09月08日
89 実践報告や講演受け研さん
 県内の母子保健推進員ら  (串本町 )

 串本町文化センターで6日、母子保健・健全育成住民会議があり県内の母子保健推進員や子育て支援関係者ら約400人が安心して生き生きと子育てできるまちづくりを目指して研さんした。

 この会議は、県母と子の健康づくり運動協議会(狭間歌子会長)が全体研修として年1回、県や母子保健推進会議と共に主催。会場は同協議会7支部で持ち回っていて、本年度は新宮・東牟婁支部(井野千代支部長)が主体になって計画した。

 同協議会のスローガン「社会が子育て、地域で子育て、環境づくり」を掲げ、同支部管内各市町村単位での活動状況紹介や実践発表、特別講演といった講演を準備。新宮市~三重県紀宝町で活動するユニット「ベリル」による演奏と管内の主な見どころの低空撮影映像上映といったオープニングを経て開会した。

 主催者を代表して井野支部長は母子保健推進員の意義や抱負を語り、「困っているお母さんや子どものために共に学びつながり、子育てを地域で応援しよう」、児玉征也東牟婁振興局長は県内の状況や取り組みを紹介し「地域のつながりが弱まった時代だからこそ、子育て支援包括支援センターで切れ目のない支援を行う必要があり、そのために地域に根付いたつながりが重要になる。常日頃から切れ目のない支援体制の充実を各市町村の皆さまと共に図りたい」とあいさつ。

 会場地を代表して串本町福祉課の瓜田真理子副課長が町長メッセージを代読。「皆さまが母子保健向上のために活動されていることに敬意と感謝を申し上げる。今後も支援の輪を広げ、地域の中で気軽に相談できる存在として子育て世代に寄り添ってほしい」という期待を参加一同に寄せた。

 実践報告では那智勝浦町北浜にあるかづこ助産院の本舘千子院長が登壇。「子ども達のために」と題して同院設立の経緯や実践として取り組んでいる各ライフステージの世代に命の大切さを伝える地域活動の体系を説明し、「いい母ではなく幸せな母が幸せな子をもたらす。その世代循環を生むために今後も活動する」と目指すところを掲げた。

 特別講演では梅花女子大学心理こども学部の伊丹昌一教授が「発達障害の理解と親子への支援」と題して登壇。子どもが何に困っているかを見抜き、周囲はどのように関わればよいかといった点で持論を展開し、参加者はヒントとなる事柄を探りながら聴講した。

(2017年9月8日付紙面より)

開会にあたりあいさつする井野千代支部長=6日、串本町文化センター
参加した県内の母子保健推進員や子育て支援関係者ら
2017年09月08日
90 50年ぶりに復活
 女性たちが「三輪崎の鯨踊り」  (新宮市 )

 1960年代に三輪崎の女性たちが踊っていた『三輪崎の鯨踊り』が復活しようとしている。踊るのは三輪崎老人クラブ連合会(江川守会長)の女性部員たち。22日(金)の舞込芸能大会で披露する予定で、1日には11人が老人憩の家はまゆうで練習に励んだ。

 『三輪崎の鯨踊り』は鯨を捕る様子を踊りに仕立てており、三輪崎郷土芸能保存会(濱口仁史会長)が伝承している踊りは県の無形民俗文化財の指定を受けている。

 今回復活するのは手踊りで、江川会長は「僕が25歳くらいの頃、この地方を訪れた歌手が鯨踊りを『素晴らしい』と持ち帰ったと聞いた。その後、民謡集の中に手踊りとともに収められていたのを三輪崎青年会女子部が祭りの際に数年披露していました。波や網を投げる様子などが表現されています」と振り返る。

 当時踊っていたことのある、地域の70代の女性が教えており「先輩に教わったのを覚えていました。皆さん踊りたいという意欲があるのはいいこと」と話していた。

 江川会長は「当日は8人で踊る予定。踊りの復活は大変いいこと。協力も頂き、うれしく思う。懐かしく思う人もいるのではないでしょうか」と話していた。

(2017年9月8日付紙面より)

「ヨイハ」の掛け声に合わせて踊る女性たち=1日、新宮市三輪崎の老人憩の家はまゆう
2017年09月08日
91 県一次組み合わせ決まる
 選抜出場目指し、9日開幕  
2017年09月08日
92 佐藤春夫記念館だより 第22号1万7000部発行 
2017年09月08日
93 伊藤准一さんに委嘱状  新宮市民生委員児童委員  
2017年09月08日
94 100歳の長寿祝う 藏本せい子さんらを紀宝町長訪問 
2017年09月08日
95 感謝の気持ち伝え 那智勝浦町・寺本眞一町長が敬老訪問 
2017年09月08日
96 世界の海で生きる熊野人  櫻井敬人さん記念講演  (和歌山大学 )
2017年09月08日
97 陶芸に関心持って  新宮信金勝浦支店で二人展  
2017年09月08日
98 命を守る約束 那智勝浦町、園児が交通安全教室 
2017年09月08日
99 体験レッスンなど利用集める 串本町、Yoga in 橋杭 Beach 
2017年09月08日
100 6人が修了目指して受講 串本町消防本部、消防防災セで普通救命講習 
2017年09月08日
101 望楼の芝で大だこ揚げに挑戦 串本町、人の力のつながりを表現 
2017年09月06日
102 29人の冥福祈る
 大水害記念公園で慰霊祭  (那智勝浦町 )

 2011年9月の紀伊半島大水害から6年を迎えて那智勝浦町は4日、同町井関の紀伊半島大水害記念公園で慰霊祭を営んだ。遺族や住民、町関係者ら130人が参列し、死者・行方不明者29人をしのんで慰霊碑前で献花した。

 午後1時30分に町内全域にサイレンを鳴らし、出席者らは黙とうをささげた後に一人ずつ白いカーネーションを献花した。寺本眞一町長は「犠牲となられた皆さまの気持ちを思うと今でも胸が張り裂けそうになる。ふるさと『那智勝浦』が安全で安心して暮らせる笑顔いっぱいの町になるよう、全身全霊で復旧復興し、防災に取り組んでいきたい」と記念碑の前で固く誓った。

 中岩和子議長は「未曽有の被害から6年たつが、昨日のことのように思い出される。町と協力し、防災に取り組んでいきたい」と語った。那智谷大水害遺族会の岩渕三千生代表は「何年過ぎようと、当時の悲惨な光景を思い出し、いまだに心の傷は癒えない。灯籠供養で29個の灯籠に火をともし、その数の多さに改めて被害の大きさと尊い命の犠牲を痛感した。諸霊には安らかにお眠りいただき、住民が安心して住める那智谷になるよう見守ってください」と冥福を祈った。

 水害で父母と妹2人弟1人を亡くした新宮市王子町に住む会社員・中平史都さん(29)は「笑顔が絶えない理想の家族だった。当時は東京に住んでいて帰ってくるのがつらかったが、祖父母らを守らなければという思いで戻った。地域のため何かしたいので消防団に入るつもり」と話した。

(2017年9月6日付紙面より)

慰霊碑前に献花する遺族ら=4日、那智勝浦町井関
犠牲者の冥福を祈って黙とうした
2017年09月06日
103 消火器の使い方学ぶ
 福祉センターで避難訓練  (新宮市 )

 新宮市社会福祉協議会は4日、同市福祉センターで火災を想定した避難訓練を実施した。同協議会職員とセンター利用者、児童館で遊んでいた子どもたちが参加し、屋内から玄関前に逃げた。

 福祉センターでは年に2回、津波と火災を想定した避難訓練を各1回ずつ実施している。この日は1階の湯沸室からの出火を想定し、火災を発見した職員が大声で周りに知らせ、消火班が近くにある消火器を使って初期消火を試みた。

 通報連絡班が消防署への通報と館内放送で火災発生を知らせるなど役割に沿って行動した。利用者らは職員の指示と誘導に従い、鼻や口をハンカチや手、服の袖などで覆い、速やかに避難した。

 市消防本部職員は「火災を発見した際に初期消火をしてもらうが、煙などが充満するのを防ぎ、避難誘導をしやすくするため成功しても失敗しても扉を閉めてほしい」と話した。

 消火器の使用訓練では、特徴や使い方の説明を受けた職員らが2人ずつ交代で練習した。消防職員は逃げ道を確保して消火器を使うことや天井まで燃えている場合は初期消火よりも避難誘導を優先するよう呼び掛けた。

 大谷康央事務局長は「児童館の子どもたちがいるので慎重に素早く行動する必要がある。毎年訓練を実施しなければならないと感じます。火事になった場合、手順を踏んでできるか分からないので毎年していかなければならないと思います」と話していた。

(2017年9月6日付紙面より)

水消火器を使った訓練の様子=4日、新宮市野田の市福祉センター
2017年09月06日
104 利用者数減るも勢いは増す
 橋杭海水浴場遊泳期間終了  (串本町 )

 串本町くじ野川の橋杭海水浴場で4日、遊泳期間(7月1日~8月31日)終了に伴う海上遊具など資材の撤収作業があった。役場産業課調べによる期間中の利用者数は8525人で、台風など天候不順で昨年に比べ約1割減。他方、駐車場やビーチハウス・ラパンの収益は向上していて、利用の勢いは増したという見方をしている。

 同浴場は環境省「快水浴場百選」の一つに数えられ、橋杭岩や紀伊大島などに囲まれたロケーションの良さときめ細やかな砂浜などを特色とする。今季は春~秋3シーズン活用の本格化により各種マリンアクティビティーレンタル事業や海上遊具(滑り台)の増設など、魅力を増した状況で海開きを迎えてひと夏の利用を集めた。

 期間中は台風5号が迷走した8月上旬や天候不順の盆以降で利用が伸び悩み、全体実績を下げる要因となった。昨年の利用者数は9436人で、今年は911人減。その状況下で利用増となった有料駐車場、ビーチハウス・ラパンや同レンタル事業は、数字以上に利用の勢いが増しているとの見方もしている。来年は旧浦島ハーバーホテル施設が大江戸温泉物語グループの一つとして営業再開している見込みで、その動線をいかに利用に結び付けるかが関心事となっている。

 撤収作業は同町観光協会(島野利之会長)が観光関係者に呼び掛けて実施。16人が参加し、中村洋介副会長から安全留意の呼び掛けを受け海上遊具や遊泳区域指定ブイを陸へ引き揚げ、有料駐車場資材を片付けるなどした。

天候と流木で4分の1減 田原海水浴場の利用状況



 同課調べによる串本町田原にある田原海水浴場の遊泳期間(7月1日~8月31日)の利用者数は2229人で、昨年に比べ25・55%(765人)減。天候不順に加え、相次ぎ打ち上がった流木の処理が追い付かなかった点も要因と見ている。

(2017年9月6日付紙面より)

遊泳期間終了に伴い資材の撤収作業にあたる観光関係者ら=4日、串本町くじ野川
2017年09月06日
105 伝統神事と再認識し奉仕を 例大祭に向け事故防止協議会 (熊野速玉大社)

 熊野速玉大社(上野顯宮司)の例大祭=10月15日(日)、16日(月)=に向けた事故防止協議会が4日、同大社双鶴殿で開かれた。関係者らが集まり、けがや事故なく安全に例大祭が執り行われるようにと注意事項の確認や当日までの準備の日程などを話し合った。早船競漕(そう)の審判委員の交代があり、審判委員長を下地昌宏さん、副審判委員長を野尻政典さんが務めることになった。

 例大祭は同大社の主神、速玉大神(はやたまのおおかみ)のご神霊が神馬で阿須賀神社へ渡御し、熊野川河原の乙基(おとも)のお旅所へ渡る「神馬渡御式」と、夫須美大神(ふすみのおおかみ)のご神霊が神輿(みこし)で街を練り、神幸船で御船島を回る「神輿渡御式」からなる祭り。

 会議では各渡御式のコースや行列順序を確認。事故防止のために供奉員による自主警備を行うことや、飲酒厳禁、交通法規の厳守などを話し合った。早船の上り競漕スタート後に下札場から上札場を目指し自家用車で移動する人たちのマナーの悪さを問題視する声も上がり、事故が起きる前に対策が必要との意見が出た。

 御船祭に関しては当日までの日程を話し合い、本番船の蔵出し・点検は10月5日(木)午前6時、御船島清掃、市内のぼり立てを8日(日)、各地区への早船引き渡しは8日と9日(月・祝)に、旗番抽選と来年度以降の本番船の抽選を11日(水)に行うことが決まった。

 上野宮司は「国の重要無形民俗文化財に指定されて2年目を迎えます。皆さんにも伝統神事を担っておられることをさらに再認識していただきながら、事故なく、けがなく、にぎにぎしく喜びの祭りとしてご奉仕いただけるようにお願いしたい」とあいさつ。昨年審判委員長に就任後に急逝した山塚公晴さんを紹介し、「心の痛いこともございますけども、それを心に船をこいでほしい」と呼び掛けた。上り競漕の優勝区が優勝旗を持って御船島を周回する前に、山塚さんの功績をたたえ、特例で丹鶴区が遺影を掲げて御船島を1周することが満場一致で快諾された。

(2017年9月6日付紙面より)

安全に例大祭が執り行われるように話し合った=4日、熊野速玉大社双鶴殿
上野顯宮司
2017年09月06日
106 山崎・池田組、笹之内・和田組が優勝 紀南テニス協会第70回ダブルス大会 
2017年09月06日
107 5部門で熱戦展開 黒潮杯兼市スポ祭ソフトテニス大会 
2017年09月06日
108 暑さに負けず記録に挑戦
 那智勝浦町総体陸上兼陸協記録会  
2017年09月06日
109 遊泳危険の看板  県が高田川に設置  
2017年09月06日
110 持続可能な地域経営考える  和大サテライト前期授業最終回  (新宮市 )
2017年09月06日
111 9月定例会が開会 新宮市議会、一般会計補正など29議案 
2017年09月06日
112 触れ合って仲良くなろう  きたやま保で未入園児交流会  (北山村 )
2017年09月06日
113 伝統の舞復活を胸に 勝浦八幡神社例大祭に向け、勝浦獅子神楽保存会が練習 
2017年09月06日
114 協力して実りを収穫  高田小中学校が稲刈り  (新宮市 )
2017年09月06日
115 友達の石を見つけて 那智勝浦町で熊野の石磨き体験イベント 
2017年09月06日
116 教訓に学び考える  緑丘中で全校防災集会  (新宮市 )
2017年09月06日
117 元消防団長など4人を表彰 串本警察署、警察消防連絡協議会総会で 
2017年09月06日
118 地域知りできる貢献に励む 串本古座高校CGS部員、稲村亭で活動 
2017年09月06日
119 お悔やみ情報
  
2017年09月01日
120 追い込み漁妨害に備え
 太地町対策協議会の定例会  

 小型鯨類追い込み漁解禁を1日に控えて太地町や関係機関でつくる「鯨類捕獲及び鯨類産業に係る太地町対策協議会」(会長・三軒一高太地町長)は8月30日、同町公民館で定例会を開いた。県警、海保、水産庁、漁協、大阪入管から55人が出席し、反捕鯨団体の動向や警備体制などについて話し合った。

 この日は三軒町長が出張のため、代わって町総務課の漁野洋伸課長があいさつ。「捕鯨を巡る国際情勢は反捕鯨団体の圧力が強まっており、町としても合法的に行われている漁業をなんとしても守りたい。妨害などがあると思うが、皆さんのお力添えを頂き、対処したい」と協力を求めた。

 水産庁国際課捕鯨企画班安全対策係の伊藤鋼係長はカズハゴンドウとシワハイルカ2種の捕鯨対象追加によるデモなどの大きな反発はないと報告。今年度6月には鯨類資源の持続的な利用を目的とした「鯨類科学調査実施法」も施行されたことから、妨害対策などを施していきたいと述べた。

 県警本部警備部公安課テロ対策官の原口憲司警視は、反捕鯨団体シーシェパードの結成40周年に伴う活動の活発化を予想して警戒態勢を整えていると伝え、鯨類産業関係者による自主防犯対策も必要だと述べた。海保第五管区警備救難部警備課の内海浩一専門官も動物愛護を訴える外国人と日本人の動向に注意していると話した。

 大阪入国管理局関西空港支局審判部門の清水大敬総括審査官は、関西空港における昨年度の外国人の入国者数が成田空港に次ぐ609万人と急増しており、厳格な審査を実施するとした。

(2017年9月1日付紙面より)

各関係機関で反捕鯨団体への対策を話し合った=8月30日、太地町公民館
2017年09月01日
121 認知症の正しい理解を
 町立温泉病院の健康講座  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町体育文化会館で8月28日、町立温泉病院(山本康久院長)医師による健康講座「認知症と介護の予防」があった。医師・看護師3人が認知症と認知症患者との接し方を講話し、町民ら約60人が耳を傾けた。

 紀南病院の初期研修医・藤内康平さんが認知症について解説した。物忘れ自体を自覚できない症状が特徴で、高齢者の4人に1人がかかり、アルツハイマー型が多く、治療は発展途上だと説明した。生活習慣の改善や日記をつける、脳を働かせるなど低下しやすい能力を鍛えることで進行を遅らせることができると話した。

 認知症検査方法の一つである長谷川式簡易知能評価も試した。治療可能な認知症もあるとし、「早期発見、早期受診、早期介入が大切。本人と家族が心地よく暮らせるようにして」と述べた。

 温泉病院看護師の西地仁美さんは認知症患者について「本当に困っているのは患者本人。外国の空港に取り残されたような心境になっている」と話し、コミュニケーションのポイントとして▽否定しない▽言葉は分かりやすく▽非言語的に身ぶり手ぶりなどを交えて接する▽不安や混乱を和らげる関わりを持つ▽自分の感情が相手の感情にも影響することを知る▽感情に働き掛ける▽思い出話をする―の7点を教えた。

 患者の家族は戸惑いと否定、混乱と怒り、拒絶、割り切りを経て人間的に成長し、認知症を理解すると話した。

 山本院長は、いきいき健康サロンを通して見た町の中山間地区に住む高齢者について語った。サロンの参加者は元気で引きこもりを地域で支える動きがあり、難聴でも雰囲気を楽しみ、よくしゃべり、目的を持って体を動かしているとまとめた。認知症については、理解を深めて不必要な不安を持たず、自身や家族にもやってくるという覚悟を持つことが大切だと訴えた。

(2017年9月1日付紙面より)

認知症との付き合い方を学ぶ参加者=8月28日、那智勝浦町体育文化会館
認知症について講話する藤内康平さん
2017年09月01日
122 町民目線の地域課題探る
 5地区で意見交換会開く  (古座川町 )

 古座川町は8月28~30日、町内5地区で区役員らを対象にした意見交換会を開いた。町民目線で見た地域の課題を探るのが狙いで、町長~課長級の幹部職員がじかに各区単位での意見を聞き取りした。

 町域が広く当局だけでは把握しきれない各地区の課題を、事情も含めてよく知る区役員や区が推薦する区民からじかに聞く機会として計画。今回は旧町村単位で5会場(七川総合センターふるさと、役場本庁、保健福祉センター、小川総合センター、三尾川小学校屋内運動場)を設け、町内44区の区役員らに最寄りの会場に足を運んでもらうよう要請して開いた。

 30日午後に開かれた小川地区対象の意見交換会には区役員ら13人が出席。序盤は西前啓市町長が本年度主要事業のうち新規にあたる▽子育て支援事業(保育料軽減、給食費無料化拡充、子ども医療費助成拡充)▽移住定住者新築住宅等補助事業▽入院時室料市町村間差額補助事業―の概要をアピールし、重点継続事業の現状も報告した。

 中盤以降は意見交換に充て、区単位で順次意見を聞いた。各区の役員からは▽生活道路でもある県道や町道の支障の速やかな改善▽町職員によるスズメバチの巣除去奉仕の復活▽アユなどの生息を意識した森林・河川環境整備の推進▽一人でも多く町内に来てもらうためのアピール実施や定住者を招きやすい住環境の推進▽害があってからではなく害を出さないための鳥獣害対策の推進▽自動体外式除細動器(AED)設置に伴う講習会の実施―などの項目で要望があり、各担当者が実現の是非の判断や実現に向けた方針などを掲げて受け止めた。

 また▽老朽家屋を住民が解体した場合の廃材を町は無料で引き取れるのか(=一般廃棄物として引き取れる。労力と運搬費用は住民負担)▽本年度増便したふるさとバス路線はどうして片道しかないのか―などの質問もあった。

 同日午後は小川地区のほか、夜半に三尾川地区で実施。高池地区と七川地区は28日、明神地区は29日にそれぞれ実施した。

(2017年9月1日付紙面より)

区役員から地域の課題について意見を求める当局幹部ら=8月30日、小川総合センター
2017年09月01日
123 全国の熊野神社が総会
 三山に正式参拝  (熊野速玉大社 )

 全国の熊野に縁がある神社でつくる「全国熊野会」(会長・上野顯熊野速玉大社宮司)は8月29日、新宮市の熊野速玉大社を正式参拝した。

 一行は関東地方から沖縄県までの熊野神社28社73人で、熊野神社の交流と親睦を深めることを目的とした第12回総会「熊野三山本山大会」に合わせて訪れた。28日には熊野那智大社に正式参拝。同大社で総会を開き、那智勝浦町内のホテルで懇親会を行った。

 速玉大社に到着した一行は修祓(しゅばつ)・祓(はら)いの儀、祝詞奏上、神なぎの舞、玉串奉てんなどを行った後、場所を屋内に移して「熊野速玉祭」のビデオを鑑賞し、熊野本宮大社への正式参拝のために、同大社を後にした。

 上野宮司は全国熊野会について「3年に一度『熊野三山本山大会』を開き、それ以外は東日本、西日本に会場を振り分けながら、全国にある熊野神社を巡拝している。一社一社お参りすると年数がかかりますが、夢やロマンを持ち続けながら親睦と熊野神社の隆盛を願って総会を続けている」と説明。

 正式参拝終了後に訪れた宮司・総代らを前に「お祭りを続けていくためには、自然を守っていくといった状態が必要だ」と話したことについて、「熊野信仰は自然の中にある尊い聖なるもの。そして、恐れ多いものに対するスピリットをお祭りすることが根源になっていますから、いかに科学が万能になって便利な世の中になっても一番の原点である自然が残ってこないことにはお祭りもままなりません。自然を残すということが、お祭りの存続にも人の崇敬とともに大事なことだと思う」と話した。

(2017年9月1日付紙面より)

正式参拝で玉串奉てんを行う=8月29日、新宮市の熊野速玉大社
2017年09月01日
124 本番さながら真剣に  紀宝警察署で総合防災訓練実施  
2017年09月01日
125 豪雨被災地に役立てて  南紀海彩まつり実行委員会が義援金  (新宮市 )
2017年09月01日
126 ピアノと歌声に聴き入る  三輪崎幼稚園で家庭教育学級  (新宮市 )
2017年09月01日
127 警察の支援者になって  北山中生徒招きミニ警察署協議会  
2017年09月01日
128 中1から全国の舞台へ SOUL AND MOTION新宮校・道窪涼乃さんバックダンサーに抜擢 
2017年09月01日
129 仕事に接し勤労意欲を養う 古座中3年生19人職場体験に励む 
2017年09月01日
130 お悔やみ情報