なでしこジャパン必勝祈願 (熊野三山一寺 )
サッカー女子ワールドカップ(W杯)フランス大会(6月7日~7月7日)を直前に控え、熊野三山協議会(会長・田岡実千年新宮市長)は17、18の両日、熊野三山一寺で日本女子代表(愛称=なでしこジャパン)の必勝祈願祭を営んだ。17日には熊野速玉大社で神事を行い、日本サッカー協会の岩上和道副会長、団長として帯同する今井純子女子委員長、和歌山県サッカー協会の中村源和会長、田中克紀専務理事、大前四郎常務理事や地元のサッカー関係者ら約30人が参列した。
岩上副会長と今井委員長、田岡会長が正式参拝を行い、高倉麻子監督のサイン入りボールと代表メンバーのサインが入ったユニホームを奉納。大会に持参するフラッグと新宮市から代表チームに贈る熊野川産ヤタガラス米の祈祷(きとう)も受けた。
上野潤権宮司は「なでしこジャパンという名の通り、美しい心で日本人の誇りを世界に伝えてほしい」と活躍を願った。
岩上副会長は「高倉監督の指導の下で国際経験が豊かな選手が多く、ベテランも入ったことでバランスの取れたチームになった。粘り強く芯の強いなでしことして頑張ってほしい」とエールを送り、「これまでにもお参りをして御利益があったので、今回もあやかりたい。厳しい戦いになるかもしれないが、優勝を目標にしたい」と意気込んだ。
今井委員長は「2011年、15年とお参りをさせていただいて、W杯を頑張って戦ってきた。引き継げるように力を得てフランスの地へ行きたい」と話した。
日本代表23人のうち、W杯経験者はドイツ大会優勝メンバーの熊谷紗希、宇津木瑠美、阪口夢穂、鮫島彩、岩渕真奈の5人にカナダ大会を経験した菅澤優衣香を加えた6人で、初出場が17人という顔ぶれで挑む。グループステージでアルゼンチン(日本時間6月11日午前1時)、スコットランド(同14日午後10時)、イングランド(同20日午前4時)と対戦する。
日本サッカー協会のシンボルマークに熊野の神鳥「ヤタガラス(八咫烏)」が描かれていることや、日本近代サッカーの始祖といわれる中村覚之助のふるさとが那智勝浦町という縁で、2002年の日韓W杯から参拝が始まった。女子日本代表の必勝祈願は3回目。参拝した11年のドイツ大会で優勝、15年のカナダ大会で準優勝という成績を収めている。
(2019年5月19日付紙面より)
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新宮市交通指導員協が総会
新宮市交通指導員協議会(清岡幸子会長、20人)は17日夜、市役所で総会を開き、本年度事業計画などを決めた。指導技術向上のための研修会、講習会への参加や、新規会員の加入促進に力を入れていくことなどを確認した。
開会に当たり、大前嘉助副会長が「全力で交通安全指導に取り組む」と宣誓。田岡実千年市長が退任する阪本惇さん(欠席)に感謝状を贈呈した。議事では子ども対象の交通安全教室、自転車安全運転の街頭啓発、高齢者に対する交通安全指導の実施計画などを承認した。
清岡会長は、事故の発生件数は減少しているものの、高齢者関係の事故が後を絶たないとし、「私たちを取り巻く環境は依然として予断を許さない厳しい状況。事故の撲滅を目指し、各種施策をより一層推進していきたい」と述べ、協力を呼び掛けた。
田岡市長は、指導員たちの活動に感謝し、「交通安全に関しては行政としても取り組んでいかなければならない」とあいさつ。新宮警察署の髙砂(たかす)浩之署長は「全国的に毎日のように交通事故のニュースが報道されている。交通事故のない安全・安心なまちのために、皆さんとの連携を強化していかなければならない」と述べた。
同署の松浦友範交通課長が管内の交通情勢をテーマに講話。和歌山県が2年前に「死亡率における飲酒運転の率」全国ワースト1だったことを受け、県では条例が制定されたことや飲酒運転専門の取り締まり部隊が設置されることなどを紹介した。残り酒で飲酒運転になるケースも多いとし「夜遅くまで飲まない。飲んだ場合は朝の運転を控えてください」と呼び掛けた。
(2019年5月19日付紙面より)
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観光ガイドブックを作成 (紀宝町 )
紀宝町は新たな観光ガイドブックを作成し、道の駅「ウミガメ公園」や飛雪の滝キャンプ場など町内の各施設で配布を始めた。
これまで観光パンフレットを改訂して町をPRしてきたが、10年ぶりに一新し、1万部を作った。
同町鵜殿出身の絵本作家・山本真嗣さんがイラストを担当した。町のキャラクター「みかんちゃん」と「ユメカメ」が町内の名所を訪ね、特産品を紹介する内容に仕上がった。
カラーの22㌻で構成。1㌻目では、町ぐるみでウミガメの保護活動に取り組んでいることや保護啓発活動の拠点となっている道の駅「紀宝町ウミガメ公園」を紹介した。
昨年4月にリニューアルした浅里地区の飛雪の滝キャンプ場や世界遺産の熊野川、七里御浜といった自然、井田観音、神内神社、平尾井薬師、烏止野(うどの)神社、京城跡(みやこのじょうせき)、諸手船(もろとぶね)など町の歴史と文化も掲載している。
特産品のミカンについては収穫時期が一目で分かる「みかんカレンダー」や種類を写真付きで載せた。郷土料理「なれ寿(ず)し」、町内で栽培される飛雪米、れんげ米、熊野灘で水揚げされるシラスや伊勢エビも紹介している。
町の担当者は「ぜひ活用してもらいたい」と話している。
(2019年5月19日付紙面より)
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補陀洛山寺で「春まつり」 (那智勝浦町 )
補陀落渡海の信仰で知られる那智勝浦町浜ノ宮の補陀洛山寺(髙木亮享住職)で17日、年中行事の一つ「春まつり」が営まれ、信者ら約40人が集まった。
世界遺産に登録されている本堂では、本尊で国の重要文化財でもある1・9㍍の像「三貌(さんぼう)十一面千手千眼観世音菩薩」が開帳された。髙木住職が読経し、参拝者らが「家内安全」「商売繁盛」「身体健康」などと書かれた護摩木を護摩壇にくべてたき上げた。祈祷(きとう)の後、同寺裏山にある渡海上人(とかいしょうにん)の供養塔と歴代住職の墓地で追善供養も営まれた。
髙木住職は「観音浄土へ民衆を導くという思いで海に出た上人に畏敬の念を込め供養した。千手観音は、あらゆる手を差し伸べ宗派を超えて守ってくださる。どうぞ安心してお過ごしください」と話した。
補陀落渡海は、平安時代から江戸時代まで行われた宗教儀礼。観音の浄土、補陀洛山に往生しようと多くの行者が渡海した。渡海上人が一度乗り込むと出入り口に板が打たれ、外に出られないようにした状態で、海のかなたへ出航した。
同寺本尊の開帳は、立春大護摩供星祭(1月27日)、土用護摩供・先祖供養(7月10日)とこの春まつりの年3回となっている。
(2019年5月19日付紙面より)
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近畿ブロック協議会が総会 (新宮市 )
公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団(B&G財団)の37自治体、45海洋センターで構成する近畿ブロック地域海洋センター連絡協議会の令和元年度総会が16日、新宮市役所別館で開催された。平成30年度事業実施報告や収支決算報告があり、新年度の実施計画と収支予算が承認された。役員改選では田岡実千年市長が新年度の会長に選出された。
B&G財団は、海洋性レクリエーションをはじめとする自然体験活動などを通じて、次代を担う青少年の健全育成と、幼児から高齢者まで国民の「心とからだの健康づくり」を推進している。各地域のB&G海洋センターは全国に10ブロック設立された地域海洋センター連絡協議会のもと、事業の連携や活動情報の共有化を進めている。
近畿ブロックは和歌山県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県のB&G地域海洋センターおよび海洋クラブで構成。各地域において青少年の体力づくりや住民の健康増進と心の触れ合いの場として施設の有効活用を促進し、円滑な施設の管理運営を図ることを目的としている。主な事業は▽海洋センターの管理運営に関する情報交換▽海上・陸上スポーツの研修に関すること▽B&Gスポーツ大会近畿ブロック大会に関することーなど。会長、副会長、理事は各都道府県海洋センターの持ち回りとなっている。任期は1年。本年度は6月1日(土)、2日(日)に串本町で「B&G親と子のふれあいキャンプ」、8月7日(水)、8日(木)に新宮市においてスポーツ交流会「和歌山県マリンスポーツの集い」などを計画している。
総会では前会長の西村良平・京都府南丹市長のあいさつがあったほか、田岡市長が「今後も協議会の発展のために精いっぱい頑張りたい。さらに強固な協力関係を築き、本会が有意義なものになれば」と他府県からの参加者らを歓迎。「本年度の事業運営が円滑に進みますようご理解、ご協力を」と新任のあいさつをした。
17日に同会場で開催された指導員研修会では、公益社団法人アジア協会アジア友の会の村上公彦・専務理事事務局長が「土と水と緑の学校」を題目に講演した。
(2019年5月18日付紙面より)
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串本町実行委員会が総会 (ねんりんピック )
ねんりんピック紀の国わかやま2019串本町実行委員会(会長・田嶋勝正町長、委員29人)が17日、同町地域保健福祉センターで総会を開き▽小中学生協力による応援のぼりの掲出▽ミニ観光ツアーの実施―を含む今後の展開を固めた。
ねんりんピック(全国健康福祉祭)は、60歳以上を中心に国民の健康増進や社会参加、生きがいの高揚などを図り、触れ合いと活力のある長寿社会形成に寄与するスポーツと文化の祭典として年1回実施。会場は都道府県持ち回りとなっていて、本年度は和歌山県が会場地となり各市町村に会場を求めつつ受け入れの準備を進めている。
大会期間は11月9日(土)~12日(火)の4日間。同町域では総合運動公園多目的グラウンドがサッカー交流大会の一会場となっていて、10日(日)と11日(月)の2日間にわたり試合と表彰式を行う。同実行委員会はこの機会の盛り上げとともに、その出場者と応援者、観戦者の受け入れを円滑安全に進めるための準備を進めている。
総会を開くに当たり、田嶋町長は「串本町に来ていただいた皆さんに喜んでいただける大会をつくり上げていきたい」と意気込みを掲げつつあいさつ。続く議事では前年度と本年度の事業関連諸議案を承認し177日後に迫った試合本番に向け士気を高めた。
委員は前年度事業報告の一環で第31回大会(ねんりんピック富山)の記録映像を鑑賞し、本番でどのような状況が予想されるかを一考。そのイメージを持って前述の趣向や円滑な運営のための諸準備に加え地元ならではの軽飲食の振る舞いや健康づくり教室などで歓迎やもてなしを展開することを決めた。
その他事項では、期間中の交通対応(道路や鉄道)について確認を求める質問があり、事務レベルで県と十分にすり合わせて安全確保に努めるよう促した。
(2019年5月18日付紙面より)
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紀宝町、御浜町の老連が参加 (安全運転大会 )
「子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」などを重点とした「春の全国交通安全運動」期間中の15日、御浜町の紀伊自動車学校で高齢者を対象とした安全運転大会があった。
高齢運転者が実際に教習車を運転し、交通事故防止を図ることが狙い。紀宝町と御浜町の両老人クラブ連合会から会員10人が参加した。
同校教室で開会式があり、紀宝地区交通安全協会の久保正会長が「日頃の運転技能再確認の場にしてください」とあいさつした。
紀宝警察署の横山哲也地域交通課長は「今年に入り管内で138件の事故が発生し、人身事故が13件で2人が亡くなった。国道42号での事故が多い」と報告し、「身体能力、運転技術を把握し、十分注意して運転してもらいたい」と呼び掛けた。
この後、教習コースに移動して実技走行に取り組んだ。参加者は教習車に乗り込み、バックでの幅寄せ、交差点の左折、狭い道路の走行などのチェックを受けながら自身の運転技術を確かめた。
普段は軽トラックに乗っているという紀宝町平尾井の林杜谷さん(72)は「緊張して一旦停止を忘れそうになった。バックや安全確認の重要性を再確認できた」と話していた。
(2019年5月18日付紙面より)
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県税事務所と新宮市が合同啓発
自動車税の納期内納税を周知する啓発活動が16日、新宮市橋本のイオン新宮店で行われ、紀南県税事務所と新宮市役所の職員合わせて5人が、ポケットティッシュを配布し買い物客らに呼び掛けた。
自動車税は、4月1日現在での自動車所有者を対象に、5月31日(金)を納期限として納める県税。課税台数が約31・3万台と多くの県民が納税するもので、税収額も約115億円と基幹税として貴重な財源となっている。
納税場所は、金融機関窓口の他、コンビニエンスストアやペイジー対応ATM、インターネットバンキング、口座振替、各県税事務所、振興局県税窓口など。
啓発活動は県内各県税事務所と16市町が合同で実施し、新宮市を含む20カ所で自動車税と併せて固定資産税や軽自動車税など市町村税の納付期限も周知した。
紀南県税事務所納税課の鈴木康正さんは「納期内納税のパーセンテージが、ありがたいことに年々上昇しています。今年もさらに上昇するよう、皆さまにご協力をお願いしたい」と話した。
(2019年5月18日付紙面より)
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那智勝浦体協グラウンドゴルフ春季大会
平野杯空友会国際親善交流空手道大会 (志彰会勝浦道場 )
キッズプログラミング教室無料体験会 (新宮市 )
株式会社POS(堀哲也社長)は1日、新宮市橋本のイオン新宮店内で「キッズプログラミング教室無料体験会」を開いた。午前と午後の部合わせて33人の子どもたちが参加し、プログラミングの説明を受け、コントローラーを使ってドローンを操作した。
子どもたちが「考える」「生み出す」ための能力や論理的思考を育み、遊びながら体感することで形や動きの仕組みづくり、発想力を養いプログラミングの基礎を身に付けることを目的に開催。2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されることを受け、いち早くなじんでもらう狙いもある。
午前の部では12人の子どもたちが、堀社長からドローンの歴史や使用方法、注意点の説明を受けた。子どもたちは2グループに分かれてスタッフらから操作の仕方などを学び、コントローラーを使ってドローンを上下に動かしたり回転させたりして、輪をくぐらせるミッションに挑んだ 。
インストラクターのジェイ・アラバスターさんによるプログラミングを使用したドローン操作の説明もあり、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていた。
紀宝町鵜殿から訪れた入谷奏斗(かなと)君(7)は「初めてドローンを動かして緊張したけど楽しかった。思っていたより簡単だったので良かった」。
堀社長は「プログラミング教育の論理的思考を鍛えていくことが大切。子どもたちに『楽しく学ぶ』『考え方を学ぶ』『常に最先端を意識する』ことを忘れないでもらえれば」と話していた。
(2019年5月3日付紙面より)
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みつの地域活性化協議会が物産販売 (新宮市熊野川町 )
新宮市熊野川町のみつの地域活性化協議会(下阪殖保会長)は2日、同町田長の「かあちゃんの店」前で物産販売を実施した。地域で採れた農産物を使った食品や新タマネギの詰め放題などがあり、観光客らでにぎわった。
この日はかあちゃんの店が休みのため、連休に訪れる観光客らをもてなしたいと開催した。晴天に恵まれ、車やバイクなどで道の駅に立ち寄る人たちも多く見られた。
店前に張ったテントの下にはふるさとキッチンが作ったのり巻きやさんまずし、加工品の他ホウレンソウやスナップエンドウなどの春野菜がずらり。収穫したての新タマネギは格安の詰め放題で提供され、袋をいっぱいにして笑顔を見せる人の姿もあった。下阪会長は「少しでも熊野川町の活気になれば」と話していた。
(2019年5月3日付紙面より)
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電動アシスト三輪自転車 (南紀串本観光協会 )
南紀串本観光協会が4月27日、電動アシスト三輪自転車「豊田TRIKEΩ(トライク・オメガ)」4台のレンタル運用を始めた。串本事業所に3台、古座事業所に1台を配置していて、空いていれば随時貸し出すとしている。
この自転車は、豊田TRIKE社製の前二輪軽車両。その構造による高い安定性と電動アシストにより、従来の二輪自転車に勝る運搬力や汎用幅を発揮する自転車として普及を目指している。
同協会が運用しているのは同社がモニター用途で貸し出している車両。3月から串本事業所で1台を試験運用したところ利用者に好評だったことや同社の複数台引き受けの希望もあり、ゴールデンウイーク(GW)に向け4台を預かるに至ったという。
同協会のレンタルで主力になっている電動アシスト自転車(二輪車)に比べ、標準アシスト走行距離が約70㌔と長いのが特色。樫野崎や望楼の芝など同事業所から遠い観光スポットもバッテリー切れの不安なく往復できるほか、直立性や段差による衝撃の緩和にも優れ総じて快適なツーリングを楽しめるという。
同協会の電動アシスト自転車「串本街中チョイのりサイクリング」のレンタル料金は3時間1500円、1日〈午前9時~午後5時のうちの3時間以上〉2000円、1泊2日3000円。その他詳細の問い合わせは同協会(電話0735・62・3171)まで。
(2019年5月3日付紙面より)
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那智勝浦町赤十字奉仕団
那智勝浦町赤十字奉仕団は1日、同町築地のコーナンホームストック勝浦店で周知キャンペーンの一環として募金活動を実施した。会員7人が参加し、買い物客らに奉仕団の活動周知を行い、協力を呼び掛けた。
日本赤十字社は人道、公平、中立、独立、奉仕、単一、世界性の7原則の下、医療事業や災害救護活動、輸血事業など幅広い活動を展開。5月は赤十字運動月間となっている。
かっぽう着を身に着けた会員は「ひとりひとりのやさしさ あなたの善意が赤十字活動を支えます」と書かれたのぼりを掲げ、募金協力者に赤十字の活動内容が記されたポケットティッシュを配布した。
浦上眞千代委員長は「赤十字の活動を知ってもらえると会員のモチベーションも上がり、会員増にもつながる。現在は会員の高齢化の問題もあるため、若い方に入っていただけたらありがたい」と語った。
同奉仕団は3日(金・祝)午前10時から町内のエバグリーン勝浦店、Aコープなち店の2カ所でも募金活動を行う。
(2019年5月3日付紙面より)
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春季近畿地区高校野球和歌山県予選
県中学校サッカー選手権紀南予選
ジュニアレスリング強化合同練習会
東牟婁地方中学校バレーボール選手権
県中学校ソフトテニス選手権郡予選
熊野那智大社で「昭和祭」 (那智勝浦町 )
最長で10連休のゴールデンウイークを迎え、多くの参拝客が訪れる那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で「昭和の日」の4月29日、昭和祭が営まれた。本社と別宮の飛瀧(ひろう)神社それぞれの祭典で皇室の繁栄と国の隆昌(りゅうしょう)、国民の安泰を祈念した。
昭和天皇の誕生日である昭和の日は、2007年に国民の祝日に加わった。熊野那智大社では、この日にちなみ、在位六十余年のご聖徳を仰いで、神事を営んでいる。
埼玉県から夫婦で訪れた櫻井耕三さん(57)は正式参拝の後、「先祖がこちらで神職をしていたと知り、ご縁を感じてお参りを始めました。今日で4度目になります。平成の終わりに昭和祭に参列できるとは、もったいないこと。まれな機会をありがたく思います」と感謝し、参拝は初めてという妻のわかえさん(54)は「とても間近に神事を見ることができて感動しました」と、二人で喜びを分かち合っていた。
(2019年5月1日付紙面より)
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平成最後となった「第21回奥熊野いだ天ウルトラマラソン」(同実行委員会主催)が4月28日、開催された。近畿地方を中心に北海道から鹿児島県までの33都道府県から、過去最多となる695人(エントリー758人)が、100㌔(501人)、80㌔(22人)、65㌔(172人)の3部門に分かれて出場。年代や性別などで分けられた8クラスで自慢の健脚を競い合った。
同大会は、1999年に当地で開催された「南紀熊野体験博」の関連イベントとして「奥熊野100㌔マラソン」の名称でスタート。第10回大会までは参加者数が100人を下まわっていたが、第11回大会で初めて100人を超えて以降、回を重ねるごとに参加者数は増加している。
コースは100㌔の部が那智の滝前を午前5時、80㌔が井鹿エイド近くを午前6時45分、65㌔が西中野川トンネルを午前8時15分にスタート。那智山、太田、色川地区などを巡るコースで行われ、参加者は沿道からの応援やコース上に設けられた32カ所(一部重複あり)のボランティアスタッフらによるサポートを受けながら、ゴール地点の補陀洛山寺を目指した。
8クラスによって実施されたレースでは、65㌔総合で本紙エリア内から出場した坂口尊紀さん(熊野市)が4時間57分49秒を記録し優勝(男子20歳以上50歳未満の部でも1位)した他、100㌔総合では曽我部拓磨さん(大阪府)が初出場初優勝となった昨年に続き7時間36分39秒で大会連覇(男子20歳以上50歳未満の部でも1位)を飾った。
65㌔で優勝した坂口さんは「昨年の悔しさがあったので、初めて優勝できてうれしいです。40㌔あたりからつらかったですが、今までの練習を思い出しながら頑張りました」。
100㌔連覇の曽我部さんは「運よく2連覇させていただき、うれしく思います。昨年は気持ちに余裕がなかったですが、今回は沿道で応援してくれる方たちの声がはっきりと聞こえ、交流を持つことができて良かった。90㌔地点で足が止まりそうになったが、呼吸を一定に整えて走ることができました」と話した。
(2019年5月1日付紙面より)
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梶取崎公園で供養祭 (太地町 )
過去に古式捕鯨の見張り台であった太地町の梶取崎(かんどりざき)公園で4月29日、「鯨供養祭」が営まれた。1979(昭和54)年に建設した「くじら供養碑」の前で東明寺の関国昭住職が読経をする中、捕鯨OB会、同町漁協、町職員ら約100人が参列。古くから町民の生活の糧としてきたクジラの恩恵に感謝した。
三軒一高町長は「クジラは古来より、我々に数多くの恵みをもたらし、町の発展に多大な貢献をしてまいりました。私たちはクジラへの感謝を持ち続け、わが町とクジラとの長い歴史を後世に、そして新たな時代である令和へと伝えていきたい」とあいさつした。
同町漁協の貝良文参事は、昨年の漁期中にイルカを飼育する生簀(いけす)の網が切られた事案を振り返るとともに、7月から31年ぶりに再開する大型鯨類の商業捕鯨に触れ、「資源量に基づいた鯨類の再生産可能な捕獲割り当てを遵守し、ある程度の調査も継続してまいります」と述べた。恵みをもたらす鯨類資源が減ることのないように管理することを誓い、「今後も『いただきます』の精神を忘れずに鯨類に感謝し、冥福を祈ります」と語った。
その後、(一財)日本鯨類研究所、共同船舶株式会社、共同販売株式会社、日本捕鯨協会からのメッセージが代読され、参列者は供養碑に手を合わせた。
(2019年5月1日付紙面より)
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平成から令和の空へ (七里御浜海岸 )
大型連休期間中の風物詩「泳げ!鯉(こい)のぼりくん」が今年も4月28日から、熊野市の国道42号沿い七里御浜海岸で始まった。平成から令和の時に向かって青空を泳ぐこいのぼりは約300匹。有志による実行委員会「七里御浜鯉のぼりの会」(島田満代表世話人)が主催し、5日(日・祝)午前中まで、訪れた人たちの目を楽しませる。
子どもたちの健やかな成長を願い、熊野の自然の素晴らしさを知ってもらうのが目的。今年で35回目となる。寄贈されたこいのぼりを、獅子岩から鬼ヶ城に向けて張った約1㌔のワイヤで大空に泳がせている。車を止めてカメラを向ける観光客も多く、42号沿いには長い駐車の列ができた。
初日の作業には木本高校JRC(青少年赤十字)部の生徒34人など150人が参加。同部で3年生の松田実優さんは「令和で最初のこいのぼりになる。感動です」。東京都内から熊野の実家に帰省中という親子連れ5人のうち、長女の青木香穏(かのん)さん(8)は「初めて見た。いっぱいのこいのぼりでびっくりした」と感動し、島田代表世話人は「無事に揚がってほっとした。気持ちがいいし、うれしい」と、こいのぼりが泳ぐ大空を見上げた。
この催しに合わせ、市観光協会は国道42号沿いの木本漁協特産物販売所跡に案内所を設けた。パンフレットで観光名所を紹介し、飲み物や軽食を販売する。営業は5日までの午前10時30分~午後4時。この日は近畿大学附属新宮高校3年生の女生徒4人がボランティアで接客に携わり、居軒ひかるさんは「初めてで戸惑いもありますが、いい経験になります」と張り切っていた。
(2019年5月1日付紙面より)
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松阪スポ少交流柔道大会