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2022年12月25日
1 廃部危機乗り越え昇級
 新宮高校合気道部  

 「質実剛健」「文武両道」を校訓・校是に掲げる県立新宮高校(東啓史校長)。同校合気道部(髙須崇顧問、上地翔真部長)ではこのほど、廃部の危機を乗り越えて1年生部員5人が晴れて全員そろって5級に昇級した。

 新宮市は、西牟婁郡西ノ谷村(現田辺市)生まれの合気道の創始者・植芝盛平の命を受けて建設された熊野塾道場がある、合気道の聖地の一つ。

 そんな環境も背景の一つに、同校合気道部は1960年に産声を上げた。以降60年以上にわたり、「和合」「万有愛護」など植芝翁の教えを継承し、代々にわたり、心身の鍛錬に努めてきた。

 そんな同部だが、今年の3月に廃部の危機を迎える。3年生の卒業により部員が消失。「あわや廃部か」と関係者やOBらが肩を落とす中、4月に1年生5人が入部。先輩部員からの指導が受けられない中においても、同部OB会の鈴木正師範や紀子シュタイナーさん、玉置温之(はるゆき)さんらの指導と温かいまなざしを受け、切磋琢磨(せっさたくま)し合い稽古を積み重ねてきた。

 昇級審査は今月20日、同校で行われ、紀州熊野合気会の庵野素岐会長が審査。緊張感が漂う中でも5人は日頃の練習の成果を発揮。見事合格を勝ち取った。

 発足当時に同部に席を置いていた玉置さんは「新型コロナの影響で練習もできない期間もあったができる範囲で真面目に一生懸命頑張ってくれた。これからも上を目指してほしい」と激励。

 髙須顧問は「指導いただいた皆さんには感謝しかない。切磋琢磨しながら頑張ってくれているので今後が楽しみです」。シュタイナーさんは「鈴木先生が一生懸命力を尽くしてくれた。合気道はヨーロッパでもとても盛ん。今後、海外の人とも練習する機会を持つことができれば」と話していた。

 上地部長は「何も知らない状態の自分たちを指導してくださった指導員やOBの方々には感謝の言葉しかない。一つでも上の級を取ることが、恩返しになると思っています」と笑顔。

 合気道の魅力について「体の動かし方などが他のスポーツとは違い、指導を受ける中で毎日新しい発見がある」と述べ「部員募集中です。女性の方も大歓迎です」と呼びかけた。

(2022年12月25日付紙面より)

1年生部員5人そろって昇級審査に合格=22日、新宮高校
2022年12月25日
2 クリスマスムード楽しむ
 マリア保「キャロリング」  (新宮市 )

 新宮市の保育所型認定こども園「マリア保育園」(三浦恒久園長、園児119人)は23日、3年ぶりの「キャロリング」を実施した。園児らはクラスごとに6施設を訪れて歌の披露などを行い、クリスマスムードを楽しんだ。

 キャロリングはクリスマスの喜びを分かち合おうと同園の恒例行事として行われていたが昨年、おととしは新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止となっていた。この日は、5歳児がはまのデイケアと社会福祉法人県福祉事業団東牟婁生活総合支援センター「えん」、3歳児が新宮市役所、2歳児が市保健センターを巡った。

 新宮病院には、4歳児26人が訪問した。園児たちは「おはようございます」と元気よくあいさつ。歌「私と小鳥と鈴と」を披露し、クリスマスカードを手渡すと、見守った職員らから大きな拍手が送られた。その後はベーカリーキッチントムトム新宮本店にも訪れ、カードを渡した。

(2022年12月25日付紙面より)

歌「私と小鳥と鈴と」を披露する園児=23日、新宮市の新宮病院
クリスマスカードを手渡した
2022年12月25日
3 甲子園出場が地域への恩返し
 センバツ21世紀枠東海地区候補表彰  (木本高校 )

 来年3月18日(土)に開幕する「第95回記念選抜高校野球大会」の21世紀枠、東海地区候補校に選ばれた県立木本高校が23日、東海地区高校野球連盟から表彰された。

 同校体育館で表彰式が行われ、表彰状と盾を受け取った榎本和真主将(2年)は「東海地区の候補に選ばれ、地域の方々も喜んでくれた。甲子園出場が恩返しだと思う。全員が甲子園に出る気持ちで練習しています」、久保尊副主将は「甲子園出場の目標もできたし、学校の友達も励ましてくれる。冬はハードな練習が増えてくるが、みんなで助け合って頑張りたい」と決意を述べた。

 初の東海地区推薦校に選ばれた木本は、過疎地でありながら地元出身の部員13人で、県内強豪校と互角に戦い秋季大会県ベスト4に進出したことや、140㌔近いストレートを誇る投手が2人いること、地元に愛されていることなどが高く評価された。

 21世紀枠の出場校は、木本を含む全国の候補9校から3校が選ばれ、1月27日(金)に発表される。

(2022年12月25日付紙面より)

賞状と盾を受け取った榎本和真主将(左から2人目)と久保尊副主将(同3人目)=23日、熊野市の県立木本高校
2022年12月25日
4 ブルービーチに無数のイルミ
 南紀くろしお商工会青年部  (那智勝浦町 )

 南紀くろしお商工会青年部(由谷恭兵部長)は23日から来年1月7日(土)までの間、那智勝浦町のブルービーチ那智(熊野体験博跡地)で2度目となる「NACHIKATSUブルービーチイルミネーション」を開催している。夜のビーチ周辺を無数の光が照らし、来場者の目を楽しませている。点灯時間は午後5時30分から10時まで。

 催しはコロナ禍の影響で町内のイベントの多くが中止になっていることを受け、落ち込んだ地域のにぎわいを取り戻すとともに、地域住民に楽しんでもらうことが目的で昨年からスタート。来場者も多く、好評を博していた。

 今年11月中旬から企画・協議し、15日から数日間かけて、部員やOBら約10人で設置。昨年の経験や失敗を踏まえ、作業を進めた。その中、強風で、イルミネーションが転倒し破損するアクシデントもあったという。

 会場では光のトンネルやクリスマスツリー型のイルミネーションに加え、今年から新たにパレスや手作りのフォトスポットを設置した。23日夜も多くの家族連れなどが訪れ、子どもたちは「こっちもきれい」「ここで写真撮って」と、喜ぶ姿が見られた。

 南沙余親睦委員長は「今年も時間のない中、みんなで頑張りました。今後も継続していけたら」。由谷部長は「少しずつ感染状況も落ち着きつつあるため、コロナが明けることを期待したい。皆さまにはイルミネーションで元気になって、新年を迎えていただけたら幸いです」と話していた。

 なお、大みそかはオールナイトで点灯するという。

(2022年12月25日付紙面より)

新設されたフォトスポットで撮影=23日夜、那智勝浦町のブルービーチ那智

夜のブルービーチ那智を明るく照らす
2022年12月25日
5 3人の美しい音色を堪能  松山地区でクリスマスコンサート  (新宮市 )
2022年12月25日
6 頂上からの眺めは最高!  太田小児童が八郎山へ  (那智勝浦町 )
2022年12月25日
7 読み聞かせの喜び感じる  太地中1年生が母校で  
2022年12月25日
8 生活・食品衛生優秀施設を表彰  管内で5事業者に伝達  (東牟婁振興局 )
2022年12月25日
9 高齢者宅を訪問し贈り物  高田地区福祉委員会  (新宮市 )
2022年12月25日
10 防災コンサートやゲーム  民児協がクリスマス会  (太地町 )
2022年12月25日
11 みんなで歌おう、踊ろう!  わかば保育園でクリスマス会  (那智勝浦町 )
2022年12月25日
12 親子で楽しい時間  子育てサロン「サンタさんと遊ぼう」  (新宮市 )
2022年12月25日
13 クリスマス楽しんで  はまゆう・こども園にお菓子贈呈  (第二なぎの木園 )
2022年12月25日
14 クリスマスツリー作る 子ども元気塾の科学工作教室 (紀宝町)
2022年12月25日
15 楽しくダンスパーティー  飯盛保でクリスマス会  (紀宝町 )
2022年12月25日
16 マジックに目輝かせる  子育てサロン「ふれんZOO」  (紀宝町 )
2022年12月25日
17 マイナカード申請受け付け中  17施設の移動支所でも実施  (紀宝町 )
2022年12月25日
18 お悔やみ情報
  
2022年12月24日
19 すがすがしく、迎春準備
 新しい年前に、煤払い式  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で23日、年末恒例の「煤(すす)払い式」が営まれた。上野宮司や神職、同大社敬神婦人会(久保あや子代表)有志約15人が境内のほこりを落とし、新年を迎える準備を進めた。

 煤払い式は神事の一つ。麻ひものたすきを巻いた神職が、長さ約5㍍のささ竹で各殿の壁面や屋根にたまったほこりを払い、拭き掃除を行った。婦人会はバケツや雑巾を手に、境内各所を水拭きした。

 敬神婦人会の中山清己さんは「毎年、みんなで一生懸命にお手伝いさせていただいている。みんな健康で、良い年が迎えられるといいですね」と笑顔。

 上野宮司は「敬神婦人会の方々にもご奉仕いただき、隅々まで掃除させていただいた。身が引き締まる思い。(煤払い式には)希望に満ちた年であってほしいと、心を込めて奉仕させていただく深い意味がある。初詣に来られた方にもすがすがしい気持ちでご参拝いただけると思ってます」と話していた。

 初詣に当たっては、今年同様、約5、6㍍のさい銭箱を準備。拝殿手前に設置し、必要に応じて東門を開放するなどの新型コロナウイルス感染対策を講じるという。

 31日(土)午後4時から大晦日大祓式(おおつごもりのおおはらいしき)、5時から除夜祭・神符遷霊祭(しんぷせんれいさい)を斎行。元日の午前0時、初太鼓開門をもって初詣客を迎える。

(2022年12月24日付紙面より)

一年間の煤を取り払う=23日、新宮市の熊野速玉大社
境内各所を水拭きする敬神婦人会員ら
2022年12月24日
20 3年ぶりの開催話し合う
 商工祭「南の国の雪まつり」  (那智勝浦町 )

 南紀くろしお商工会(森川起安会長)が事務局を務め、各種団体で構成される商工祭「南の国の雪まつり」実行委員会はこのほど、来年2月19日(日)に3年ぶりの第26回商工祭「南の国の雪まつり」を開催することを決定した。消毒や検温などの感染症対策を徹底し、催しを運営していくとしている。

 雪まつりは消費者と団体、ふるさととのふれあいをテーマとし、町の商業の活性化や地域振興、ふるさとの再発見、第1次産業の発展への貢献、子どもたちの思い出づくりなどを目的に実施。例年多くの来場者でにぎわう人気の催しだ。

 2020年は暖冬のため、雪の調達ができず、「雪のない雪まつり」として開催した。その後は新型コロナウイルス感染症の影響で2年間中止となっていた。

 今年11月に第1回実行委員会を開き、委員に開催についての意見を求めたところ、「開催する前提で話を進めたほうがいい。周囲の感染が増加した際は中止すればいい」「前向きに検討してもらい、活性化につなげてほしい」「先進地の感染症対策などを参考にしながら、開催しては」などの声が上がった。

 それらの意見を踏まえて検討を重ね、今月初旬に第2回実行委員会を開いた。実行委員からは「感染症対策が取れるなら子どもたちのために開催すべき」などの意見が出されこの日、正式に開催を決定した。

 事務局によると、来年も子どもたちのために太地町と姉妹都市提携を結ぶ長野県白馬村から雪を運搬するとしている。

 会場となる町役場周辺では朝市・バザーなどの地域物産販売、展示会、大感謝祭、ダンスを含む各種イベントも開催する運びとなっている。

 また、感染状況によって変更の可能性があるが、例年通り、雪まつり前日から雪山を開放して子どもたちに楽しんでもらう予定だという。

 イベントの詳細などは今後の実行委員会で決定していく方針だ。

 実行委員長を務める森川会長は「3年ぶりの雪まつり。安心安全で、衛生管理の行き届いた運営に取り組んでいく。商業活性化や地域振興などはもちろん、雪山で遊ぶ子どもたちのはじけるような笑顔を期待したい」と話していた。

(2022年12月24日付紙面より)

2019年に開催された商工祭「南の国の雪まつり」の様子
森川起安会長
2022年12月24日
21 飛躍を願って「卯」掲げる
 有田神社えと絵馬かけ替え  (串本町 )

 串本町有田上にある有田神社(山本貞夫宮司)のえと絵馬が22日、来年のえと「卯(う)」にかけ替えられた。

 迎春に華やかさを添える氏子の奉仕として23年来続く年末恒例のえと絵馬奉納。今年も制作者2代目・長谷川章総代(48)が祭具修繕の才覚を発揮して仕立てた。

 絵馬の大きさは縦約90㌢、横約130㌢。ベニヤ板に絵馬の形の木枠を添えた造りで、朱に染まる太陽の前で仲むつまじく寄り添う白と茶のウサギを描き、ウサギの姿を模した「卯」の1字、込めた思いを象徴する「飛躍」の2字を年号や神社印とともに描き加えて仕上げた。

 この日は仕事の都合で自らかけ替えができず、深美芳治前宮司に代わり着任した山本宮司(74)立ち会いの下で他の総代らが代行した。長谷川総代はコロナ禍や物価高でいろいろと弾みがつき難い昨今に思いを巡らせ、「このような時期だからこそ、卯にあやかり飛躍の1年になってほしい」と来年のえと絵馬に込めた思いを語っている。

 同神社は例年、大みそか午後11時~元日午前1時に総代が授与所を設けて年の瀬の参拝を迎えているが、今年については28日(水)の迎春準備時に授与自体は行うが有人とするか無人とするかを決めるという。元日の歳旦祭は宮司交代に伴い午後1時30分へと時間を変更。技術継承を目的として来年1月6日(金)午前10時、3年ぶりに総代の奉仕でお的祭を営むとしていて目下お的の新調製作も進んでいる。

(2022年12月24日付紙面より)

来年のえと絵馬を確かめる山本貞夫宮司=22日、串本町有田上の有田神社
2022年12月24日
22 一足早いクリスマス楽しむ
 かわりない会が恒例の催し  (紀宝町 )

 毎週月曜日に高齢者が集まる通所サービス「かわりない会」(牧戸光彦会長)は19日、紀宝町鵜殿の老人憩の家讃寿(さんじゅ)荘で毎年恒例のクリスマス会を開催した。

 今年最後の集まりで、利用者、スタッフ合わせて25人がサンタの帽子をかぶり、一足早いクリスマス気分を味わった。

 会場のツリーはスタッフが作り、来年の「うさぎ年」にちなみ「飛躍の年 いっしょにはねましょう」といった願い事も飾った。

 サッカーワールドカップでアルゼンチンが優勝したことから、南アメリカの地図を見ながら各国の歴史や文化を学び、旅行気分を味わった。

 紙芝居「サンタさんはおおいそがし」「かさじぞう」を楽しみ、全員でクリスマスケーキを食べた後、ベルの音色とともにサンタとトナカイが登場。利用者にプレゼントを手渡し、会場には笑顔の輪が広がった。

(2022年12月24日付紙面より)

恒例のクリスマス会を楽しんだ=19日、紀宝町鵜殿
2022年12月24日
23 串本、宇久井が県大会へ
 2022少年サッカー新人戦  
2022年12月24日
24 市民の皆さまへお願い  新宮市がコロナ対策呼びかけ  
2022年12月24日
25 高齢者の生活や助け合い学ぶ  社協が福祉体験学習  (那智勝浦町 )
2022年12月24日
26 元気で楽しい冬休みを  公立小中学校などで終業式  (新宮・東牟婁地方 )
2022年12月24日
27 体を温め健康に過ごして  おくとろ温泉やまのやどで「じゃばら湯」  (北山村 )
2022年12月24日
28 いい匂いで体もポカポカ  ピーアップシングウでゆず湯  
2022年12月24日
29 クリスマスのコンサート  木の川認定こども園で  (新宮市 )
2022年12月24日
30 歌やダンスで楽しい時間  丹鶴幼でクリスマス会  (新宮市 )
2022年12月24日
31 橋杭ビーチに防砂ネット  南紀串本観光協会ら設置  (串本町 )
2022年12月24日
32 風物詩への気持ち高める  家族5組迎えて主催事業  (潮岬青少年の家 )
2022年12月24日
33 県内の14チームが競い合う  本州最南端少女バレー大会  (串本町 )
2022年12月24日
34 第4回定例会一般質問(終)  串本町議会  
2022年12月24日
35 中学校の授業や部活を見学  町内4小学校の6年生が  (紀宝町 )
2022年12月24日
36 17日間の冬休みに入る  一斉に2学期の終業式  (熊野・南郡 )
2022年12月24日
37 2団体と個人3人に感謝状  交通安全など警察活動に協力  (紀宝警察署 )
2022年12月20日
38 熊野三山に若年層の誘客を
 和大生らがモデルコースなど考案  (熊野三山観光協会 )

 熊野三山観光協会と和歌山大学観光学部の学生らは16日、同大学で会見を開き、熊野地域の若者向けの観光モデルを発表した。実際に現地調査を行った上でモデルコースや観光パンフレットを作成。「若者に魅力を発信していくためには、長期的な目線で観光戦略を考えることが必要」などと述べた。

 熊野三山観光協会は、新宮市観光協会、那智勝浦観光機構、熊野本宮観光協会、東牟婁振興局企画産業課で構成。当地方への誘客を目的に、観光PRや情報発信などの事業を展開している。

 観光客の年齢層が高い傾向にある当地方において若年層の誘客につなげようと、同協会は同大学観光学部と共同事業を実施。学生らは11月に現地調査を行い、約1カ月かけて観光資源や場所を選定。モデルコースやパンフレットデザインなどを考案するに至った。

 発表したのは、同学部2年の中川汰智さん、野田和貴さん、北林光さんの3人。モデルコースは、本宮・新宮・那智勝浦の3エリアを2泊3日で巡る内容で、エリアごとに食、文化と歴史、自然、温泉などの観光要素を落とし込んだ。また、考案したモデルコースを基にA4三つ折りパンフレット「心も身体も癒される紀南にどっぷり浸かる旅」を作成した。

 学生らは、モデルコース作成に当たって「従来のモデルコースとの差別化を図るため、若者向けに体験型アクティビティーや『SNS(交流サイト)映え』要素を多めに構成した」と説明。

 ㈱OKB総研の「若者の旅行に関する意識調査」における「国内旅行で何をしたいか」の項目では「温泉に入る」「自然の景色を見る、触れる」「食・グルメ」が上位であったとし「熊野三山エリアで満たすことができる」と主張した。

 パンフレットについては「若い人でも手に取りやすいポップなデザインを心がけたが、神聖な場所というイメージも崩したくない。バランス良く共存させたいと意識した。パンフレットを通して、熊野三山には若者心をくすぐるコンテンツがあることを知ってもらいたい」。

 課題として▽実際にどれくらいの人がパンフレットを手に取ってくれるか▽来ようと思うための仕掛けづくりが必要▽車がないと移動が厳しい状況。遠いイメージをどう払拭するか―を挙げ、「熊野三山にはエリアによって特色の違う魅力がある。現地調査を通して、熊野三山の魅力を存分に感じることができた」とまとめた。

 発表に先立ち、同協会の小西秀彰事務局長は「学生の皆さんに考案いただいた観光モデルパンフレットを使って、県内外にPRし、若年層の誘客につなげていければ」とあいさつした。

(2022年12月20日付紙面より)

和歌山大学の学生らがモデルコースや観光パンフレットを作成
和歌山大学の学生らがモデルコースや観光パンフレットを作成
モデルコースを発表した=16日、和歌山大学(東牟婁振興局提供)
2022年12月20日
39 夜の楼門幻想的に
 徐福公園がライトアップ  (新宮市 )

 新宮市徐福の徐福公園の楼門が16日夜から、赤、青、紫などさまざまな色に変化し、幻想的な雰囲気を醸し出している=写真。ライトアップは来年1月31日(火)まで。

 ライトアップは2014年度に第1回を実施。新宮市出身の空間デザイナー畑秀樹さんによる演出で、発光ダイオード(LED)の照明器具を使用している。

 楼門は普段からライトアップされているが、この時季限定で時間とともに色が変化するよう設定。通常時のライトアップよりグレードアップした鮮やかなライトで夜の中国風楼門を彩る。時間は午後5時30分から9時まで。

 同公園の昨年の来園者は1万6392人。おととしは1万6763人で、新型コロナウイルス感染症の影響により減少傾向にある。今年は11月末現在で1万4141人が来園した。

 市商工観光課では「地域の方や帰省された方、観光客の方に見ていただきたい。ライトアップが少しでも癒やしになれば」と話している。

(2022年12月20日付紙面より)


2022年12月20日
40 建設用3Dプリンター実演
 二色で見学会やイベント  (串本町 )

 串本町二色にある旧錦富小学校で16日、建設用3Dプリンターによる土木構造物(集水桝〈ます〉・もたれ式擁壁)の試作見学会があり関係者約100人がメーカーの説明や試作実演を受けて技術への理解を深めるなどした。

 この見学会は、国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所と県建設業協会が共催。同局の人手不足などの解消を目的としたインフラ分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)促進の趣旨に基づき、目下施工中のすさみ串本道路で県内初施工される同構造物の技術紹介を目的として計画し、建設業界と報道機関に向け参加を呼びかけた。

 関係者の内訳は建設業界や報道機関に加え、同省職員、県立和歌山工業高校の教員や和歌山工業高等専門学校の学生と教員など。共催者代表あいさつを経て、初施工に関わる国内唯一の同プリンタメーカー・株式会社Polyuse=本社・東京都港区=がインフラ維持工事の増加に対して担い手が減少する同業界の厳しい現況と打開策として同業界のスマート化を推進したいという思いを織り交ぜて自社技術を説明し、同プリンターによる集水桝の試作実演や試作したもたれ式擁壁の実物紹介をした。

 これら構造物はモルタル製で、同プリンター用に研究開発する過程でコンクリートに勝る強度を発揮するよう調整。同プリンターは型枠を要さず成形ができ、従来手法では難しかった複雑な形状も造れるなどの長所がある。

 その真価を見るべく、見学会後は同協会主催、同事務所後援で地域ふれあいイベント「建設用3Dプリンターで作る『みんなのベンチ』」も実施。見学会会場の最寄りにある錦富学童保育所や串本学童保育所の児童約60人を対象にし、文字「インフラDX」を内包した構造物を同プリンターで造る様子の見学やデザイナーと一緒に装飾をして仕上げる体験を提供した。

 このベンチは硬化した後、会場最寄りにある木下建設株式会社設置の現場の駅へ置き実際に利用してもらうという(19日以降設置予定)。

 見学会に立ち会った同事務所の本田明副所長は、技能者の高齢化や若手離れによる人手不足の課題解消策としての期待感を述べつつ「参加いただいた皆さまのこれからの進歩の一助になれば」とコメント。

 同協会の栗山重信参与は「県内でもインフラ維持は必要で、その担い手は災害時の対応力にも結び付く。協会としては何とか人材に来てほしいという思いで、そのためには若手の3K(きつい・危険・汚い)のイメージを変える安心安全な技術が不可欠」と話し、その一助として今回紹介した技術の今後の普及を将来に思い描いた。

(2022年12月20日付紙面より)

旧錦富小で実施の建設用3Dプリンターによる土木構造物試作見学会の様子=16日、串本町二色

建設用3Dプリンターで造った「みんなのベンチ」に仕上げの装飾をする児童
2022年12月20日
41 西村和真君が最優秀賞
 国際平和ポスター・コンテスト  (勝浦LC )

 ライオンズクラブ国際協会の第35回国際平和ポスター・コンテストで、那智勝浦町立宇久井小学校(芝﨑勝善校長)の西村和真君(6年)が最優秀賞を受賞した。16日には勝浦ライオンズクラブ(勝浦LC)の岡本英博会長と岡鼻崇奉仕委員長が同校を訪れ、賞状と記念品を手渡した。

 同協会は子どもたちに平和について考えてもらおうと全世界のライオンズクラブを通じてコンテストを実施。地域社会の子どもたちと平和、寛容さ、国際理解を協調し、平和の大切さと意味を独創的に表現する機会を得ることを目的としている。

 今年のテーマは「思いやりのあるリーダーになろう」。勝浦LCエリアでは町内と太地町の小学5、6年生を対象に募集。同校から4点の応募があり、「独創性があるか」「テーマが表現されているか」などの観点から審査された。

 西村君は「昨年に続いて今年も応募に挑戦し、小学生の最後に賞をもらってうれしいです。世界が平和になってほしいという願いを込めて描いた。中学生になっても思いを忘れず過ごしていきたいです」。岡本会長は「どの作品もテーマに沿った素晴らしいものでしたが、中でも西村君の作品は絵の色彩がよく、強い気持ちを感じた。コンテストを通して将来の世界平和に役立つ大人に成長してもらえれば」と話していた。

(2022年12月20日付紙面より)

最優秀賞を受賞した西村和真君=16日、那智勝浦町立宇久井小学校
2022年12月20日
42 「いかのおすし」覚えてね  リモートで低学年の防犯教室  (井田小 )
2022年12月20日
43 通学路の防災マップ作り  5年生が校区内を歩き  (神内小 )
2022年12月20日
44 御浜町の逸品買い求め  mihama食とモノ市場  
2022年12月20日
45 サンタさんからプレゼントも  今年最後の「ふれあい子ども食堂」  (紀宝町 )
2022年12月20日
46 デジタル化でビジネス再構築  松井康成さんがセミナー  (那智勝浦町 )
2022年12月20日
47 ごみ処理や町有財産質す  那智勝浦町議会一般質問㊦  
2022年12月20日
48 中世の港町新宮の実像は  国史跡指定を記念しシンポジウム  (新宮市 )
2022年12月20日
49 初冬のバードウオッチング  宇久井半島の千尋の浜で  (那智勝浦町 )
2022年12月20日
50 生活習慣病予防は食事から  食推が男性向け教室  (那智勝浦町 )
2022年12月20日
51 生徒が課題を調査研究  得た気づきや学び発表  (新宮高校 )
2022年12月20日
52 有終の美となる反響期して  H&R和歌山串本で三人展  (串本町 )
2022年12月20日
53 平和の願いを掲げて奏でる  チャリティーピアノ発表会  (古座川町 )
2022年12月20日
54 お悔やみ情報
  
2022年12月17日
55 催しができることに感謝
 新翔高で3年ぶりの七海祭  (新宮市 )

 新宮市佐野の県立新翔高校(藤田勝範校長、生徒298人)で15日、3年ぶりとなる文化祭「七海祭」が開かれた。生徒たちはステージ発表や有志パフォーマンス「新翔ソニック」で歌や劇、ダンスなどを繰り広げた。

 開会式で生徒会長の天野琉星さん(2年)が「3年ぶりの開催で前年の反省や経験ができず不安もあるが、楽しむことが最優先。七海祭ができることに感謝し、全員で一丸となって盛り上げていきましょう」とあいさつ。藤田校長は「以前とは違い1日のみの実施となりますが、催せることができたのが喜びです。感染対策を施しながら楽しんで」と呼びかけた。

 ステージ発表では、吹奏楽部が▽学園天国▽千の風になって▽ハナミズキ▽宝島―など全7曲を演奏。1年2組による劇「犯人は誰だ」や2年3組の映画上映とダンス「私たちの教室は今」、2年2組の「ダンスメドレー」なども行われ、鑑賞していた生徒や教職員から大きな拍手が送られた。

 他にも校内では書道部や写真部、美術部、文芸部、建設技術部、防災デザイン、服飾手芸による作品展示があった。お菓子、木製コースターや同校育友会のポップコーン販売もあり、にぎわいを見せた。

(2022年12月17日付紙面より)

吹奏楽部の演奏で幕が開けた=15日、新宮市佐野の県立新翔高校
2022年12月17日
56 マグロのイルミ点灯
 糖尿病啓発や地域に元気を  (勝浦ライオンズクラブ )

 今期60周年を迎える勝浦ライオンズクラブ(勝浦LC、岡本英博会長)は現在、那智勝浦町築地の同事務所入り口にマグロなどのイルミネーションを設置し、周囲を鮮やかに彩っている。

 11月中旬に飾り付けされたマグロのイルミネーションは世界糖尿病デーのブルーライトアップ活動の一環。世界糖尿病デーは、世界でも有数な疾患啓発の日と知られている。

 糖尿病は世界規模で取り組むべき重要な健康課題とされ、各地で予防、治療、療養を喚起するブルーライトアップや講演会などの啓発活動が行われている。

 マグロのイルミネーション以外の飾り付けはコロナ禍によって、低迷した地域の活気を取り戻したいという願いも込められている。会員が協力し、今月取り付けた。

 岡鼻崇奉仕委員長は「コロナ禍で地域の観光や商業などが活気を失い、低迷している。イルミネーションを見て、町内外の皆さまに元気になっていただけたら。また、勝浦LCが今期60周年を迎えた。会員一同、気持ち新たにさまざまな活動に取り組んでいきたい」と話していた。

 イルミネーションは暗くなった時点で点灯し、午後10時に消灯し、来年1月中旬まで行われる。

(2022年12月17日付紙面より)

毎年恒例のイルミネーションが周囲を彩っている=15日夜、那智勝浦町
2022年12月17日
57 三山の絵馬が出迎え
 新年を前にホームに設置  (JR新宮駅 )

 新宮市徐福のJR新宮駅(坂本純一駅長)は15日、熊野三山の絵馬を駅構内1番ホームに設置した。

 熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社の「癸卯(みずのとう)」の絵馬が並び、利用客たちを出迎えている。絵馬は、各大社の宮司が直筆した。駅員たちは▽速玉大社・徒歩20分▽本宮大社・バス約1時間▽那智大社・紀伊勝浦駅下車・バス約30分―と下車後の所要時間が書かれたそれぞれの台に、落下や傾きに注意を払いながら慎重に固定していった。利用客らは一足早く登場した絵馬を写真に収めていた。

 坂本駅長は三山の授与に感謝し「新宮駅に訪れるお客さまが旅行の記念に絵馬を撮影する姿を目にして気持ちが穏やかになります。来年は、うさぎ年にちなんで多くの皆さんにとって飛躍の年になってもらえれば」と話していた。

(2022年12月17日付紙面より)

慎重に絵馬を設置する駅員たち=15日、新宮市徐福のJR新宮駅
2022年12月17日
58 大漁や海上安全など祈願
 紀州勝浦漁協がイセエビ奉納  (熊野那智大社 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で16日、紀州勝浦漁業協同組合(片谷匡代表理事組合長)によるイセエビの奉納があった。和歌山県漁業協同組合連合会の額田浩事務局長や同連合会勝浦市場の𠮷村泰治参与らが参列。地元産イセエビ「南紀黒潮イセエビ」10㌔を神前にささげ、海上安全や大漁、地域の発展などを祈願した。

 県漁連によると、今年の漁獲量は、例年の半分だった昨年の3分の1程度で、不漁だという。磯焼けや温暖化などの影響も要因の一つではと話していた。

 額田事務局長は「来年こそは、町の漁業者さまはもちろん、市場に関係する漁業者の皆さまが安全に操業でき、大漁で喜ばしい一年になるようにと祈願しました」。

 男成宮司は奉納や日頃の協力に感謝を述べ、「水産業を取り巻く環境は厳しい。そういった状況の中ですが、町や日本の水産業のためにご尽力を頂ければありがたいです。来年はうさぎ年。皆さまにとって飛躍の年であることを祈念しております」と語った。

(2022年12月17日付紙面より)

イセエビを奉納し、海上安全など祈った=16日、那智勝浦町の熊野那智大社

2022年12月17日
59 優勝は尾崎さん(男子)、深瀬さん(女子)
 新宮グラウンドゴルフ同好会  
2022年12月17日
60 35チームが熱戦繰り広げる
 第15回新宮ジュニアレスリング大会  
2022年12月17日
61 より良い町に向けて意見  中学3年生「議場発表会」  (御浜町 )
2022年12月17日
62 町独自の給付金支援を  紀宝町議会一般質問③  
2022年12月17日
63 架空料金請求詐欺に注意を  高齢者地域見守り隊が啓発  (紀宝町 )
2022年12月17日
64 長期欠席時の議員報酬について  議会運営委員会で審議  (新宮市議会 )
2022年12月17日
65 最終日に2人登壇  新宮市議会一般質問(終)  
2022年12月17日
66 議員定数1人減で可決  12月定例会が閉会  (那智勝浦町 )
2022年12月17日
67 クリスマスのお花生ける  新木保で「花つぼみ」  (新宮市 )
2022年12月17日
68 トヨタ自動車の描く未来 下里中でSDGs学習 (那智勝浦町)
2022年12月17日
69 会長ら上京し合同要望活動  高速、国道関係の3協議会  
2022年12月17日
70 県出身3組が音楽響かせる  わかふるコンサートin串本  (県文化振興財団 )
2022年12月17日
71 会員や講師39人が成果披露  第16回吟詠剣詩舞練成大会  (哲泉流 )
2022年12月17日
72 特賞など当選番号決まる  歳末の幸運富くじ抽選会  (串本商店会・古座商店会 )
2022年12月17日
73 お悔やみ情報
  
2022年12月17日
74 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第56回】年越しそばで食育を!  

 年の瀬が迫り、バタバタと慌ただしい日が続きますね。この時期は、毎年わが家も、子どものスケジュールと仕事のスケジュールに忙殺されているように思います。さて、今回は「年越しそば」のお話をしたいと思います。

 大みそかに食べる「年越しそば」。行事食として毎年当たり前のように食べますが、なぜ食べるのかというと、その由来は幾つも説があるのです。最も一般的なのは「そばのように細く長く、長寿や繁栄が続くように祈る」というものです。これはよく聞きますよね。でもその他にも幾つかあります。一つは金銀細工師が、散らばった金粉をそば団子を使って集めたことから、「金を集める」とされているという説。そばは、かみ切りやすいことから、「苦労や悪縁を断ち切る」という意味もあるといわれています。また、そばは打つことから「相手を討つ=勝つ」という意味もあります。こうして挙げてみるとどうでしょう、とても縁起は良さそうですが、どうにも曖昧な感じがしますよね。

 日本の行事食は、おせち料理もそうですが、こういった半ばこじつけのような縁担ぎの意味を持たせたものがたくさんあります。そこで、私は行事食に「縁起のいいこじつけをプラスする遊び」をお勧めしています。これは作るときでも、お買い物をするときでも、食べるときでもいいのですが、お子さんと入れる具材などを一緒に考えるのはいかがでしょうか? 例えば、お子さんが「エビを入れたい」と言ったら「エビにはどんな意味があるかな?」と考えてもらうのです。エビは、おせち料理には「腰が曲がるまで長生きできるように」などと言いますよね。わが家では「とろろ昆布を入れたい」と娘が言ったことがあり、一緒に意味を考えた結果「粘り強く立ち向かえるように」ということにしました(笑)。他にも、サツマイモの天ぷらを入れる理由は、天ぷらは揚げているから「運気が上がるように」という意味にしました。

 正直、子どもが考える意味はなんでもいいのです。ここで大切なのは「日本の行事食には、そういった縁起の良いものを食べるという意味がある」ということを理解してもらうことです。ゲーム感覚で食べる意味を考えることで、行事食への理解が深まると思います。そして、意味を考えながら食べると、普段食べないものも食べてくれたり、その具材に興味を示すきっかけになったりもします。おせち料理もその意味を話しながら食べるのはお勧めですが、おせちはある程度入るものが決まっているので、なかなかアレンジは難しいですよね。でも、年越しそばは具材が決まっているわけではないので、こういった遊びをするにはもってこいだと思います。

 年末年始は行事食がめじろ押しで、食育にはうってつけの時期でもあります。手をかけて作るのも、最高の食育ですが、行事食の話をするだけで、作らなくても食育は簡単にできます。ぜひ、この機会に日本の伝統食の意味を、楽しく教えてあげてください。

(2022年12月17日付紙面より)

2022年12月02日
75 新年を控え掛け替え 神門の大しめ縄と大絵馬 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で1日、神門の大しめ縄と大絵馬の掛け替えがあった。新たな大しめ縄と大絵馬を前に九鬼宮司は「力強さのあるしめ縄。前進する新年になれば」と話した。

 大しめ縄は、紀宝町成川の榎本政子さん(89)が家族や友人、親族らと毎年編んでいる。1983年に政子さんの夫の故・剛吉さんが先代宮司から「熊野の伝統と歴史を守ってほしい」としめ縄づくりの依頼を受けて以降、39年にわたり奉納を続けている。

 今年は約10人がかりで、10月末から11月末にかけて制作。稲わら約1200束を使用し、長さ約4・5㍍、重さ約250㌔に及ぶしめ縄を完成させた。天候の影響で稲わらが少なく、わらを選定する作業に苦労したという。

 政子さんは、掛け替えられた大しめ縄を前に「思ったよりきれいに、力強いしめ縄ができた」と感想。制作の際に込めた願いについて「お参りする人が幸せになれば。争いのない、平和な世界が一番。熊野を中心に世界の人が、平和に暮らせる世界になれば」と語った。

 えと「癸卯(みずのとう)」の大絵馬(横232㌢、縦117㌢)は九鬼宮司が制作したもの。熊野の自然をイメージした深い青を背景とし、中央に金色の月を背にした白いウサギを配置している。体には同大社の縁起物「挑花(ちょうばな)」と田辺市の花である梅の枝が描かれており、その目はまっすぐ前を見据えている。各地で起こっている紛争や、いまだ収束を見せない新型コロナウイルス感染症を念頭に「来年こそは光り輝く未来へ」との願いを込め、「前進」の文字を書き添えている。

 九鬼宮司は「前進ということで、初詣に来られた方がしめ縄と大絵馬の下をくぐり、各自がそれぞれの歩幅で、あらためてチャレンジする新年となることを願う」と語った。

(2022年12月2日付紙面より)

大しめ縄と大絵馬が新しいものに掛け替えられた=1日、熊野本宮大社
2022年12月02日
76 公共施設に紀州材を
 推進協議会が要望活動  

 和歌山県木材利用推進協議会の主催によるキャラバン活動が11月30日、新宮市、那智勝浦町、太地町で行われた。各首長に要望書を手渡し、紀州材のさらなる利用を呼びかけた。活動はこれ以前に、北山村や古座川町、串本町でも実施された。

 同協議会は、県木材協同組合連合会、県森林組合連合会、紀州林業懇話会で構成。キャラバン活動は県と連携し、公共部門での紀州材の需要拡大、県内の林業・木材産業の振興を図ることを目的に、毎年実施している。

 新宮市では、新宮木材協同組合の植松浩理事長と谷口泰仁副理事長、熊野川町森林組合の田中多喜夫組合長、和歌山県建築士事務所協会の尾添信行会長、金嶋正人理事など10人が新宮市役所を訪れ、田岡実千年市長と面談。植松理事長が田岡市長に要望書を手渡した。

 要望書は、木材利用に関する国の政策や、県の方針改正に言及。「木材の積極利用は、地方創生に加え、地球温暖化対策や国土の保全、水源のかん養、多面的機能の発揮にも貢献する。公共の建築物や土木工事の実施に際し、紀州材の利用に理解と高配を」と伝えている。

 植松理事長は「大きな建築物だけでなく、小さいところやこまごまとしたものまで含めて、いろいろなところで木材の活用を」と求めた。尾添会長は、県建築士事務所協会がサポートする、公共建築物における紀州材活用の無料相談窓口を紹介した。

 田岡市長は、木材の利用先として、丹鶴ホールの完成で大型施設の建設はいったん終了したが、「(今後)緑丘中と城南中が統合するようなこともあれば、どちらかを大改修することもあるかも。また市内の各学校の体育間の床も傷んできている。それらの改修も出てくるかと」と語った。

 また会話は、新宮木協と紀南木材新緑会が提供し、高田小学校で1月から試験導入されている、紀州ヒノキの学習机の天板にも及んだ。田岡市長は現状報告を受け「(使用に問題がないのなら)市内の小学校全部で、地元の木の天板を使った学習机を導入したい」との意向を示した。

 なお、新宮市と東牟婁郡で近年、紀州材を活用した公共施設は▽新宮市の丹鶴ホール▽太地町の太地こども園▽古座川町の七川総合センター▽串本町の町立くしもとこども園―などがある。

(2022年12月2日付紙面より)

要望書を手渡す新宮木材協同組合の植松浩理事長(右)=11月30日、新宮市役所
2022年12月02日
77 ものづくりの楽しさを実感 潮岬小で「シーサー」創作 (串本町)

 串本町立潮岬小学校(水上茂秀校長)の4年生20人が11月30日、陶芸用の土を使って守り神「シーサー」の置物作りに取り組んだ。

 同町教育委員の堀切和仁さん(72)が四半世紀来、町内の子どもたちに届けている創作の機会。表情豊かなシーサーをかたどる経験を通してものを作る楽しさや完成させたときの達成感を感じてほしいという思いで、町立学校にこの機会の活用を勧めている。

 この日同校は2~4時間目の授業時間を充てて児童が創作に没頭できる機会をつくった。堀切さんは「シーサー」の表情の豊かさを紹介して児童それぞれに完成イメージを抱かせ、以降は個別指導をしつつ台座、胴体、足、頭(口→鼻→目→耳→髪の毛の順で)、尻尾の順で一人一人の創作を後押しした。

 工程上、胴体を中空にしなければいけない点だけは全員共通としたが、それ以外の創作は自由。最後は胴体の中空につながるよう口などに穴を開け、牙と舌を付けて作品を仕上げた。

 堀切さんによると、新型コロナウイルス感染症が広まり始めて以降思うように機会を届けられず、この日は約3年ぶりの指導になるそう。作品は校内でしばらく乾燥させた後、公民館の釜で素焼きをして児童へ返すという。本年度は潮岬小のほか、串本西小もこの機会を活用する予定となっている。

(2022年12月2日付紙面より)

陶芸用の土を使ってシーサー作りに取り組む4年生=11月30日、串本町立潮岬小学校
2022年12月02日
78 事故のない社会目指し
 冬の交通安全運動始まる  (和歌山県 )

 和歌山県、交通事故をなくする県民運動推進協議会など主催の「わかやま冬の交通安全運動」(1~10日)初日の1日、新宮市橋本のイオン新宮店で決起集会と街頭啓発があった。運動期間中は▽飲酒運転の根絶▽歩行者の安全確保▽自転車の安全利用の推進―を重点とし、県民に注意を呼びかけていく。

 同運動は年末にかけて交通事故が多発する傾向にあることから、広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの順守と正しい交通マナーの実践を習慣付けることによって交通事故防止の徹底を図ることを目的に実施している。

 県内の交通事故件数は10月末現在で1131件(前年同時期比20件増)。死者数は17人(同10人減)、負傷者数は1346人(同44人増)となっている。なお、死者数のうち10人が高齢者だった。

 新宮警察署管内では59件(同5件増)の事故が発生し、死者3人(同1人増)、負傷者66人(同4人増)だった。

 決起集会では、市交通事故をなくする会会長の田岡実千年市長が「交通事故のない安全で安心なまちづくりを目指し、いろいろな所で交通ルールやマナーの順守を訴えていきたい。私たちの思いが少しでも伝わる啓発活動になれば」とあいさつ。

 新宮警察署の嶝口知宏交通課長は、飲酒運転の根絶と歩行者などの保護について言及し「飲酒運転ができない環境づくりにご協力を。また夕暮れ時の事故が多発する季節。早めのヘッドライト点灯や安全速度を心がけ、歩行者・自転車利用者は明るい服装や反射用品の有効活用に協力を」と呼びかけた。

(2022年12月2日付紙面より)

買い物客らに事故防止を呼びかけた=1日、新宮市橋本のイオン新宮店
2022年12月02日
79 新宮弓友会が好成績
 知事杯争奪弓道大会  
2022年12月02日
80 大江・藪組らが優勝
 古座町体バド競技を懐かしむ会  
2022年12月02日
81 みんなと楽しくお買い物  新木保で「おみせやさんごっこ」  (新宮市 )
2022年12月02日
82 散乱したごみ拾う  那智勝浦町で清掃活動  (たばこ組合紀南支部 )
2022年12月02日
83 国宝神像を読み解く 歴史講座で伊東史朗館長 (熊野三山協議会)
2022年12月02日
84 街中への回遊性高める  なちかつ散歩モニターツアー  (那智勝浦町 )
2022年12月02日
85 四季をテーマの力作並ぶ  布あそびの会が喫茶きよもんで  (那智勝浦町 )
2022年12月02日
86 クリスマスシーズン彩る  「丹鶴ホール」にツリーお目見え  (新宮市 )
2022年12月02日
87 太地中生徒が当局質す  模擬議会一般質問  
2022年12月02日
88 陸上で自己記録に挑む  町内小学校連合運動会  (古座川町 )
2022年12月02日
89 途切れぬ来場でにぎわう  芳流館で「むつこの器展」  (古座川町 )
2022年12月02日
90 地震に強い構造考える  保護者と家の模型作り  (鵜殿小 )
2022年12月02日
91 安全安心な熊野市の実現を  年末の交安運動、特別警戒を前に合同出発式  
2022年12月02日
92 孤独死なくす活動など評価  全国老連の優良老人クラブ表彰に  (成川高砂会 )
2022年12月02日
93 お悔やみ情報
  
2022年12月01日
94 早期完成や無事故など願う
 仮称2号トンネル、安全祈願祭  (新宮市 )

 現在、開通に向けて工事が進む新宮市高田の白見の滝周辺で11月30日、「国道168号(仮称2号トンネル)道路改良工事 安全祈願祭」が行われた。発注者の和歌山県や設計・施行関係者ら約40人が出席。玉串奉てんなどを通して早期完成や無事故などを願った。

 新宮市と奈良県五條市を結び、南和地域集積圏と新宮地域集積圏の連携を強化する、紀伊半島の核となる五條新宮道路。一部区間として計画されている延長4・8㌔の一般国道168号相賀高田工区は▽新宮市街への通勤通学など、沿線住民の日常生活における移動支援▽落石やのり面崩壊、冠水などによる通行止めを回避し、第1次緊急輸送道路の機能強化▽2次救急医療機関へのアクセス向上▽世界遺産などの観光拠点を結ぶ周遊ルートの信頼性向上―を目的に計画され、2017年度に事業化された。

 仮称2号トンネルは同工区のうち、相賀から白見の滝に至るまでの延長2658㍍のトンネルで、工期は2026年2月14日までを予定。日本工営株式会社が設計、大成・尾花・川合特定工事共同企業体が施工を請け負っている。

 安全祈願祭では、同地区の高倉神社の田中安弘宮司が斎主を務めた。東牟婁振興局の久保浩也建設部長や大成建設㈱関西支店の梅本正樹土木部長、尾花組㈱の谷口庸介代表取締役、㈱川合組の川合康介専務取締役、大成・尾花・川合特定工事共同企業体の清水良純作業所長、成豊建設㈱の上山晃彦代表取締役らが玉串を供え、工事の無事や工期内の完成などを祈願した。

 閉式に当たり、久保建設部長が関係者らの協力に感謝を伝え「168号は、現在沿岸部で着々と工事が進む近畿自動車道紀勢線と一体となって紀伊半島の幹線ネットワークを形成する路線。大規模災害時の緊急輸送道路としてはもちろんのこと、観光振興や産業活動、救急医療などの面において重要な路線となる」。

 「地域住民も路線の早期整備を心待ちにしている。皆さんにはこれまで培った豊富な経験と優れた技術力を存分に発揮し、無事故の中で一日も早い工事の完成を祈念しています」とあいさつした。

 今後は、約36カ月かけて掘削を行い、並行して覆工、舗装工事などを実施していく予定。清水作業所長は「いよいよスタートラインに立った。身が引き締まる思い。地元の方々の協力を得て、しっかりと安全に良いものを造っていきたい」と話していた。

(2022年12月1日付紙面より)

工事に携わる皆さん=11月30日、新宮市高田

2022年12月01日
95 扇祭り保存会が文科大臣表彰
 地域文化振興の功績たたえ  (熊野那智大社 )

 令和4年度地域文化功労者表彰(文部科学大臣表彰)がこのほど発表され、本紙エリアからは那智勝浦町の「那智の扇祭り保存会」(男成洋三会長・熊野那智大社宮司)が「民俗芸能の伝承」分野で選出された。和歌山県内では同保存会と岩出市の音楽家・米山龍介さんのみ。

 同表彰は、全国各地において芸術文化の振興、文化財の保護に尽力するなど、地域文化の振興に功績のあった個人・団体に対し、その功績をたたえ文部科学大臣が表彰するもの。

 同保存会は熊野那智大社を中心として、周辺地域の氏子や関係団体と協力して長年にわたり祭礼の執行や運営を行い、伝統文化の継承と地域の活性化に努め、熊野の世界遺産を生かした観光や魅力発信など、地域振興にも重要な役割を果たしてきた。

 祭りでは、同保存会を中心に那智田楽保存会と神役を担う青年会に当たる那智山正義会、神輿(みこし)を担ぐ役である扇指(おうぎさし)を出す同町市野々区、町内の諸団体、町立市野々小学校の児童などが参加して現在の祭りを形作っている。

 那智の扇祭りは、1960年に和歌山県指定無形民俗文化財となり、2015年に国の重要無形民俗文化財に指定された。

 表彰を受け、男成宮司は「お祭りは神社のみではできない。氏子の皆さまや関係者の皆さまが、歴史あるお祭りにご協力・ご奉仕していただけるからこその受賞」。

 来年については「今年は3年ぶりに神輿やたいまつを繰り出すことができた。来年こそは全てが例年通りに、本来のお祭りの姿で執り行うことができるように願っています」と語った。

(2022年12月1日付紙面より)

「那智の扇祭り保存会」が地域文化功労者表彰(文部科学大臣表彰)に選出された(和歌山県提供)
2022年12月01日
96 備前の海底に聖夜の雰囲気
 水中クリスマスツリー設置  (串本ダイビング事業組合 )

 串本ダイビング事業組合(谷口勝政会長、組合員24店舗)が11月29日、ダイビングポイント「備前」に水中クリスマスツリーを設置した。

 より多くのダイバーに串本を認知してもらい地域内外で串本を活性化するために取り組んでいるイベントの一環。12回目となる今回は高さ3㍍の人工ツリーを前日に飾り付け、当日はダイバーら9人が「備前」へ赴き水深約18㍍の海底に同ツリーを設置した。

 飾りに電飾は含んでおらず、訪れたダイバーが持参した水中ライトなどの光源を点灯した状態で同ツリーに差し込み聖夜の雰囲気を楽しむ仕組み。作業後はサンタクロースの衣装を着たダイバー2人を軸にし、アピール素材とする写真などの撮影にも臨んだ。

 設置期間は12月25日(日)までを予定。イベント係としてこの取り組みを担当する道井洋之さんは「この時期の定着化に意義があるとして、コロナ禍にあっても途切れずやってきた。冬場はどうしても利用が減るので、このイベントで誘客を図り各店舗が盛り上がればと思うし、そのためにこれからも続けていけたら」と成果を期待して語った。

(2022年12月1日付紙面より)

備前の海底に設置した水中クリスマスツリー(串本ダイビング事業組合提供)
2022年12月01日
97 新酒の出来を確認
 尾﨑酒造で初搾り  (新宮市 )

 熊野の地酒「太平洋」の蔵元である、新宮市船町の尾﨑酒造株式会社(尾﨑征朗〈いくろう〉社長)で11月29日、新酒の初搾りがあった。杜氏(とうじ)が搾り機から流れ出た酒をぐいのみに注ぎ、味や香りを確かめた。作業は来年3月末まで続き、一升瓶で約8万本を造る予定という。

 仕込み作業は10月下旬から始まった。熊野川の伏流水や地元産のコシヒカリなどを使用し、こうじや酵母を用いてもろみに。櫂棒(かいぼう)と呼ばれる長さ約2・5㍍の棒でかき混ぜて発酵を促し、搾って日本酒を醸造した。尾﨑酒造では約30種類の銘柄を造る。

 杜氏の小林武司さん(48)は「今年は気温が高いからどうかと思ったが、雑味がなく味わいもすっきりして、甘みもあるきれいな味に仕上がった」と話す。「雑菌に汚染されないよう注意し、こうじや酵母の特性を生かすことに気を付けて作業した」という。

 尾﨑社長(78)は、コロナ禍で酒の消費量が長らく落ち込んでいたことに言及。「元気の良い新酒ができている。これを飲んで新型コロナを吹っ飛ばしてもらえれば」と語った。

 なお尾﨑酒造は、紀伊半島の田辺市以南から三重県松阪市周辺までの間で唯一の、本州最南端の蔵元となる。6代目の尾﨑社長が「地元の皆さんにかわいがってもらえるお酒を」と、1880(明治13)年から約140年続く伝統を守っている。「太平洋」は新宮出身の文豪の佐藤春夫や中上健次も愛飲していた。

 尾﨑酒造では、12月上旬までは正月用の「太平洋しぼりたて生原酒」の醸造作業が行われる。サイズは一升のみ、3000本限定の予定で、価格は税込みで3135円。近隣の酒屋やスーパーなどで購入できる。12月中旬からは、他の銘柄の醸造が続く。商品に関する問い合わせは、尾﨑酒造株式会社(電話0735・22・2105)。

(2022年12月1日付紙面より)

これから搾る新酒のもろみをかき混ぜる=11月29日、新宮市船町の尾﨑酒造株式会社
2022年12月01日
98 11月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2022年12月01日
99 41人が熱戦繰り広げる
 新宮市民スポーツ祭典剣道の部大会  
2022年12月01日
100 新宮、決勝進出ならず
 JAみくまの杯学童女子軟式野球大会  
2022年12月01日
101 学習の成果を披露  生徒が発表、各種展示も  (熊野川中学校 )
2022年12月01日
102 里親巡回パネル展始まる  梛で、13日まで  (那智勝浦町 )
2022年12月01日
103 観光促進など目指し  ドローンなど活用し実証実験  (太地町 )
2022年12月01日
104 不審者からの避難法学ぶ  木の川認定こども園で防犯訓練  (新宮市 )
2022年12月01日
105 ふるさとの歴史知る 校外学習で市内散策 (緑丘中学校)
2022年12月01日
106 たばこの有害性学ぶ  児童向けに防煙教室  (三輪崎小学校 )
2022年12月01日
107 宇宙まで飛べるかな?  ペットボトルロケット工作  (那智勝浦町 )
2022年12月01日
108 堀正さんに厚労省局長感謝状  薬物乱用防止指導員の功績で  (串本町 )
2022年12月01日
109 一般協力も得て砂浜清掃  田原海水浴場で公開活動  (和歌山ロケット応援団 )
2022年12月01日
110 昔の遊びや生活を学ぶ  地域の高齢者と焼き芋大会も  (相野谷小 )
2022年12月01日
111 テロ未然防止へ連携深める  3年ぶり、熊野パートナーシップ定例会  
2022年12月01日
112 地域連携の学校づくり評価  学校教育研究論文で優秀賞  (紀南高校 )
2022年12月01日
113 「共助」意識した防災訓練  鮒田自主防が炊き出しなど  (紀宝町 )
2022年12月01日
114 卒業式の「花道」に  パンジーの苗植える  (城南中育友会 )
2022年12月01日
115 誰もが楽しめる演奏会目指し  勝吹が感謝コンサート  (那智勝浦町 )
2022年12月01日
116 お悔やみ情報