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2023年04月22日
1 「学生版蟻の熊野詣」目指す
 京都橘大訪問し熱意伝える  (那智勝浦町 )

 「那智勝浦町に京都から多くの学生が来て、にぎやかになれば。『学生版蟻の熊野詣』の実現に向けて取り組んでいく」と同町の熊野カフェオーナー・畑中卓也さんは語る。その主旨に賛同した町内の飲食、宿泊、菓子、観光船などの事業者ら12人が集い4日、同町と「大学のふるさと」として地域連携協定を結ぶ京都市の京都橘大学(以後、橘大)を訪問した。一行は橘大を見学し交流を深めるとともに、自身らの構想や熱意を伝えた。

 自立・共生・臨床の知を教学理念に掲げ、多様な学部・学科を設置する橘大は、2001年に文化政策学部を開設した。

 当時、町職員だった畑中さんは、同学部開設の新聞広告に胸を打たれたという。町の観光に生かすべく、個人的に交流を図り、橘大にも訪問を重ねた。その努力や関係者の協力の結果、町と大学が協定を締結。町に学生を迎え、多くの催しにも取り組んできた。

 退職後も橘大との関係を絶やさないように努めてきた畑中さんはその集大成を「学生版蟻の熊野詣」だと話す。院政期の熊野御幸をきっかけに、多く人々が熊野の地を訪れた「蟻の熊野詣」になぞらえたもので実現には、学生をもてなす民間の協力が必須だと訴える。

 橘大の学生が学生証を提示すれば、町内の各店舗で、割引が受けられる仕組みを整備するとした。それにより、学生が歴史や文化、人に触れ、町のファンになることで将来再び、来町してもらえる「未来の観光」につなげることが目的だ。

 参加者はJR紀伊勝浦駅に集合し、京都を目指した。到着後は、橘大学術事務部学術振興課の宮前重徳課長や中村圭吾さんが一行を迎えた。宮前課長は「那智勝浦町さまとご縁を頂き、20年近い。感染症も緩和へと進むため、さまざまな連携ができるはず。学生が訪れた際は、優しく迎えていただけたら幸いです」とあいさつした。

 畑中さんは「連携を密にし、互いが良い方向に進むことができれば。多くの学生に来てほしい」とし、「学生版蟻の熊野詣」への思いも伝えた。

 その後、中村さんの案内で校内の各施設を見学。現在は7000人の学生が在籍するが、新学科の設置に伴い、学生数が約1万人に上ることなども説明された。

 訪問後、畑中さんは「親切で丁寧な対応に、誠意を感じた。ありがたい。熊野にはポテンシャルがあり、研究材料も豊富。教職員の方にとっても価値ある町にしていくことが大事。学生に足を運んでいただき、町に触れてほしい。家族ができた後にも、来町してもらうことで交流は代々と続く。最終的にはその輪を京都中の大学に広げたい」と語った。

 今後は、受け入れ態勢構築のために専用のマップを作成するとした。マップの表では連携協定や「学生版蟻の熊野詣」の趣旨を説明。裏には、町の地図と協力事業者の店舗や情報を番号順に掲載する予定だ。完成後は町内各所に置き、学生を迎える。

(2023年4月22日付紙面より)

訪問した那智勝浦町の皆さん=4日、京都市の京都橘大学
大学内を見学する一行
2023年04月22日
2 生活の課題解決に向け
 福祉委員に8地区314人を委嘱  (新宮市社会福祉協議会 )

 新宮市社会福祉協議会(濵前泰弘会長)は20日、市福祉センターで福祉委員委嘱式を開いた。濵前会長が地区の代表者らに委嘱状を手渡し、協力を求めた。

 福祉委員は高齢者や障害者など福祉問題を抱えている人たちに福祉情報を提供し、問題の解決を図っていくボランティア。福祉問題の発見や福祉情報の伝達、関係性づくりなどを通して福祉のまちづくりを推進する。任期は2年。

 濵前会長は、日頃の活動に感謝を述べ「私が思う福祉委員は、地域の住民の方にとって最も身近な地域のアンテナのような存在。いろいろな関係者や専門職の方などと連携しながら、そして近隣の住民の方と一緒になって生活や福祉の課題、困り事などの解決に向けて取り組んでいただきたい」と協力を呼びかけ。

 「市社会福祉協議会としても皆さんと一緒に新宮市の福祉の向上を目指して取り組んでいきたい」と誓いを新たにした。

 委嘱式後には研修もあり、見守り協力委員DVD「地域見守り協力員制度について」を視聴。県内における高齢者の見守りを巡る状況や地域見守り協力員の内容と取り組み、具体的な見守り事例などについて学びを深めた。

  □     □

 委嘱状を受け取った各地区の人数は次の通り。

▽丹鶴28人

▽千穂第一47人

▽千穂第二31人

▽蓬莱31人

▽王子49人

▽三佐木・蜂伏22人

▽高田32人

▽熊野川74人

(2023年4月22日付紙面より)

各地区の代表者が委嘱状を受け取った=20日、新宮市福祉センター
濵前泰弘会長
2023年04月22日
3 屋上にヘリサイン
 那智勝浦町2校に寄贈  (県調査士協会 )

 (公社)和歌山県公共嘱託登記土地家屋調査士協会(吉田秀幸理事長)から那智勝浦町の2カ所へ、屋上ヘリサイン併設型登記基準点の寄贈があり、その寄贈式が20日、那智勝浦町役場であった。吉田理事長が堀順一郎町長に目録を手渡し、救助や物資輸送に役立ててもらえるよう呼びかけた。

 屋上ヘリサインとは、災害などの際にヘリコプターが上空から目的地を確認できるよう、屋上に施設名を表示したもの。登記基準点は緯度、経度、標高などを示す印で、通常は地上に設置されるが、屋上ヘリサイン併設型では下部右端に描かれている。

 同協会は、公益事業の一環として、和歌山県の各所で寄贈を実施。那智勝浦町でも、宇久井中と那智中の屋上に設置した。緑地に黄文字で校名が描かれ、夜間に光る。両方とも縦は4㍍、横は宇久井中が16㍍、那智中が12㍍。基準点は直径約20㌢。両校は津波災害時の町の指定避難所でもある。

 寄贈式には吉田理事長のほか、同協会の常任理事、理事、新宮支所長も同席した。吉田理事長は「ヘリのパイロットは地図を渡され飛ぶよう言われるそうだが、(災害で)見た目が変わり、土地勘もなかったりする。目印としてヘリサインは有効」と説明。堀町長は「(大規模な)地震津波で浸水した際は、おそらく国道もなかなか通行できず、ヘリによる物資輸送は助かるかと。有意義なサインをありがとうございます」と感謝を伝えた。

 同町から同協会に対する、感謝状の贈呈もあった。

(2023年4月22日付紙面より)

目録を手渡す吉田秀幸理事長(左から2人目)ら=20日、那智勝浦町役場
那智中に設置された屋上ヘリサイン併設型登記基準点(那智勝浦町提供)
2023年04月22日
4 こどもの日に向けて掲揚
 こいやロケットののぼり  (潮岬青少年の家 )

 串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家が20日、こいのぼりやロケットのぼりを掲げ始めた。5月7日(日)まで、気象状態を見てその日の実施の有無を判断するそう。掲揚中は随時観賞しこどもの日(5月5日)に向けて気持ちを高めてもらえればという。

 青少年の健全育成を主目的として運営されている同家。こいのぼりの掲揚はこどもの日前後に期間を設定して例年実施していて、最近は地元のロケット「カイロス」打ち上げに向けた応援として3年前に使い古したシーツを再利用して手作りしたロケットのぼりも一緒に掲げている。

 今年も本館前ロータリー上に親ひもを張り、こいのぼり4本(うち吹き流し1本)とロケットのぼり3本を横一線で掲げている。もっとも大きいこいのぼり〈黒色の真鯉(まごい)〉は長さ約8㍍。掲揚を担当する職員・長谷洋さんは「この大きさのこいのぼりはもう、まちなかでもなかなか見られないと思う」と自負し、その迫力を間近に感じながら子どもの元気な成長を願ってもらえればと期間中の観賞を呼びかけている。

 同家は期間中の6日(土)に連休中の一家だんらんを応援する主催事業「孫(こども)とグラウンド・ゴルフを楽しもう」を実施するとし、現在子どもと祖父母または親のペアでの参加希望を受け付け中(参加費は1ペア1000円)。その参加者にも見届けてもらえるよう、子どもの日をまたいでの期間設定をしている。

 ロケットのぼりは真鯉、緋鯉(ひごい)、子鯉を模して大中小があり、もっとも大きいものは長さ6㍍。生地が厚く重さがあるが、相応に風がそよぐとこいのぼりと並んで青空を背景にしてたなびく様子が見られる。問い合わせは同家(電話0735・62・6045)まで。

(2023年4月22日付紙面より)

こどもの日に向け横一線で掲げているこいのぼりやロケットのぼり=20日、県立潮岬青少年の家
2023年04月22日
5 「由緒を知ってもらえたら」 参道入り口に看板を設置 (新宮市三輪崎・岡神社)
2023年04月22日
6 利用しやすい金額に改定  体育文化会館などの使用料  (那智勝浦町 )
2023年04月22日
7 本年度計画など承認  新宮市母子保健推進員会  
2023年04月22日
8 軽快な演奏に手拍子  吹奏楽部がランチタイムコンサート  (近大新宮 )
2023年04月22日
9 「ありがとう、またきてね」  「ヘリテージアドベンチャラー」初入港  (新宮港 )
2023年04月22日
10 古座川国際レースを運営委託  スポーツプロデュース熊野に  (JCL )
2023年04月22日
11 物資を配り規範意識促す  JR串本駅でマナー啓発  (串本町 )
2023年04月22日
12 自慢の庭を公開中!  オープンガーデン熊野2023  (熊野市 )
2023年04月22日
13 土砂撤去作業などに汗流す  4年ぶり、岡谷鋼機がボランティア  (紀宝町浅里 )
2023年04月22日
14 圧巻のステージ繰り広げる  DANCE RECITAL  (紀宝町 )
2023年04月22日
15 市議選に負けず熱弁  生徒会選挙の演説会  (新翔高校 )
2023年04月22日
16 お悔やみ情報
  
2023年04月21日
17 「南はポテンシャルがある」
 岸本知事がYEGと意見交換  (新宮市 )

 和歌山県は19日、新宮市と串本町でタウンミーティングを開催した。新宮市では市文化複合施設「丹鶴ホール」を会場に実施され、昨年12月に新知事に就任した岸本周平知事と鳥羽真司東牟婁振興局長が新宮商工会議所青年部(新宮YEG、野中亮伸会長)の会員らと意見を交わした。

 県民が笑顔になる和歌山を築くため、知事が直接県民の声を聴き、その思いを生かした県政を共につくることを目的に、地域でさまざまな活動を行っている人たちと意見交換を行う目的で実施。開催に当たり、岸本知事は「ざっくばらんに本音でお話しいただければ」と呼びかけた。

 野中会長は「みんな緊張しているがこういう場を設けていただけるのはありがたいこと。新宮紀宝道路開通に伴い、新宮YEGとして大きなイベントを実施することができれば」。会員らは自己紹介を交え、活性化に向けた団体の取り組みや、第1次産業の担い手不足や子育て支援、高齢化やコロナ禍などの影響による廃業の増加、地域医療など地域の課題、県への要望などを伝えた。

 岸本知事は会員らの声に真剣に耳を傾け「2025年には大阪・関西万博が開催される。熊野・高野は外国人向けに魅力ある商品。特に南はポテンシャルがある」「脱炭素で先進県になりたいと思っている。小規模水力発電や地元の木でできる範囲の小さなバイオマス発電が必要。林業は復活させたい。新宮の一つのブランディングになる」「出生率を上げるためには発想を変える必要がある」などと自身の思いや施策について話した。

 また「新宮は歴史や文化で自信を持ってほしい。かつて熊野はいろいろな人を招き入れてきた。もう一度プライドを取り戻し、『イケてる』和歌山県に」と力を込めた。

(2023年4月21日付紙面より)

岸本周平知事(前列中央)と新宮商工会議所青年部の皆さん=19日、新宮市の「丹鶴ホール」
団体の取り組みや地域の課題などについて意見を交わした
2023年04月21日
18 人権尊重思想の普及目指し
 新宮人権擁護委協が総会  

 新宮人権擁護委員協議会は19日、新宮市福祉センターで第73回定時総会を開き、本年度事業計画や予算などを承認した。役員改選では垣本正道会長と谷昌則副会長を再任。6月に任期満了を迎える久保美惠子さんに代わって伊藤惠美子さんを副会長に選任した。

 開会に当たり、垣本会長は「人権を守るという活動は決して派手な活動ではない。しかし、人が人として当たり前の日常を送ることへの関わりという最も大事な活動。そのような誇りを持って取り組んでいきたい。さまざまな人権課題を自分や身近な人の問題として捉え、互いに人権を尊重できる社会の構築のために委員一人一人が大事な存在であることを感じ、お互いに協力し合いながら活動を進めていきたい」と協力を呼びかけた。

 来賓として出席した向井雅男副市長は「一人一人の人権が尊重され、誰もが自分らしく笑顔で生きることができる社会を実現するために、人権擁護委員の皆さまをはじめ和歌山地方法務局や関係機関との連携を図り、市としても一層の努力を重ねていきたい」と田岡実千年市長のあいさつを代読。鳥羽真司・東牟婁振興局長(代読)、野間弓子・県人権擁護委員連合会長、夏見聡・和歌山地方法務局長(代読)、東智明・和歌山地方法務局新宮支局長が祝辞を述べた。

 総会では、和歌山地方法務局の内藤純治・人権擁護課長による所管事項の説明のほか、法務大臣感謝状や人権擁護局長表彰などの被表彰者の紹介、人権擁護委員の異動報告があった。

 本年度の啓発活動重点目標は「『誰か』のこと じゃない」。「共生社会の実現のため、多様な人権課題に取り組む」など五つの項目を盛り込んだ宣言を採択した。

 年間強調事項は▽女性の人権を守ろう▽子どもの人権を守ろう▽高齢者の人権を守ろう▽障害を理由とする偏見や差別をなくそう▽部落差別(同和問題)を解消しよう▽アイヌの人々に対する偏見や差別をなくそう▽外国人の人権を尊重しよう▽感染症に関連する偏見や差別をなくそう▽ハンセン病患者・元患者やその家族に対する偏見や差別をなくそう▽刑を終えて出所した人やその家族に対する偏見や差別をなくそう▽犯罪被害者やその家族の人権に配慮しよう▽インターネット上の人権侵害をなくそう▽北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう▽ホームレスに対する偏見や差別をなくそう▽性的マイノリティーに関する偏見や差別をなくそう▽人身取引をなくそう▽震災などの災害に起因する偏見や差別をなくそう―の17項目。

 本年度は、「子どもの人権SOS」ミニレター配布や、小学生の「人権の花運動」、中学生の「人権作文コンテスト」などのほか、12月には市文化複合施設「丹鶴ホール」で「人権のつどい」の開催を予定している。

(2023年4月21日付紙面より)

本年度事業計画などを承認した=19日、新宮市福祉センター
垣本正道会長
2023年04月21日
19 実践的な訓練目指し
 近大新宮で防災訓練  

 新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長)で19日、防災訓練があり、生徒449人が校内の避難経路を確認した。

 主に新入生が南海トラフ地震や火災など、緊急時の避難経路を把握することを目的とし、毎年この時期に行われている。近年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からクラスごとで取り組んでおり、全校生徒を対象とした訓練は4年ぶりとなった。17日は、同校の梅ノ木寮で実施。より実践的な訓練を目指すため、生徒たちに時間は予告していなかった。24日(月)には緑ヶ丘寮でも行う予定となっている。

 訓練は地震発生後、校内2号棟1階化学室から出火したと想定。生徒たちは身の安全を確保すると、教職員の指示に従いながら雨天により体育館へと逃げた。避難した生徒たちに新宮消防署員が消火器の取り扱いの注意点や使用手順を説明。室内では出口に背を向けて発射することや、屋外の場合は必ず風上で使用するなどを伝えた。

 池上校長は、自身の知人が被災した時の心情を語り「一人一人が自覚を持ち、自分の身を守るためである訓練の大切さを忘れないで」と呼びかけた。市消防署の大西聡副署長は「先生の指示に従い落ち着いて避難していた」と講評。「災害時には自身の命を守ることが重要。これまでは守ってもらう側でしたが、今後は地域防災の一員として助ける立場になっていただきたい」と述べた。

 高校生徒会長の梅崎光さん(3年)は「どのように避難を行うかなど、緊張感を持って取り組みました。消火器の取り扱いも具体的に教えてもらい勉強になった。これからも防災への意識を高めていければ」と話していた。

(2023年4月21日付紙面より)

避難経路をたどり移動する生徒=19日、新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校
消火器の取り扱いも実践した
2023年04月21日
20 成川、鵜殿にIC設置へ
 開通に向け新設道路工事続く  (新宮紀宝道路 )

 2025年秋の開通を目指し、新宮市と紀宝町で一般国道42号新宮紀宝道路の工事が進んでいる。国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所によると、紀宝町内では現在、新設道路工事などが続いている。

 成川地区では紀宝バイパスに連結する橋の建設が進み、今後、インターチェンジ(IC)の工事も控えている。町内では、成川と鵜殿地区の2カ所にICを設置する計画だという。

 新宮紀宝道路は紀宝町神内から新宮市あけぼのに至る延長2・4㌔、幅員12㍍の自動車専用道路。13年度に事業化、15年に事業着手した。両市町を結ぶ「熊野川河口大橋」は、下部工事と新宮市側の上部工事が完了し、紀宝町側の上部工事が施工中だ。

 19年度には、新宮市あけぼの―三輪崎間の一般国道42号新宮道路(延長4・8㌔)、熊野市久生屋町と紀宝町神内を結ぶ一般国道42号紀宝熊野道路(延長15・6㌔)が新規事業化され、紀伊半島を一周する高速道路となる紀勢線の全線が事業化された。

 紀宝熊野道路は、1月に御浜町で中心杭打ち式が行われ、現地測量、用地幅杭の設置などを行っていくという。

 国は昨年度、第2次補正予算で新宮紀宝道路に2億5000万円、紀宝熊野道路に8000万円の予算を配分している。

(2023年4月21日付紙面より)

紀宝バイパスに連結する橋の建設が進む=紀宝町成川
2023年04月21日
21 木本が歓喜のV
 連盟杯春季大会  (紀南バレーボール連盟 )
2023年04月21日
22 児童生徒の現状を分析  全国学力・学習状況調査  
2023年04月21日
23 カンナディフューザー作る  木育教室に親子17人  (新宮市 )
2023年04月21日
24 神倉小に雑巾寄贈  千穂第一地区福祉委員会  (新宮市 )
2023年04月21日
25 知事自ら要望を聞き意見交換  串本町でタウンミーティング  (和歌山県 )
2023年04月21日
26 民生・児童委員で15年貢献  尾﨑さんに厚生労働大臣特別表彰  (御浜町 )
2023年04月21日
27 新入生に防災頭巾寄贈  児童の防災活動のために  (紀宝町建設業組合 )
2023年04月21日
28 半数が投票先「決めていない」  有権者200人にアンケート  (新宮市議選 )
2023年04月21日
29 お悔やみ情報
  
2023年04月16日
30 自然の恵みに感謝し舞奉納
 熊野那智大社で「桜花祭」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)は14日、自然の恵みに感謝し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「桜花祭(おうかさい)」を営んだ。桜の花のかんざしを挿した巫女(みこ)が那智の滝前で「浦安の舞」を優雅に奉納した。

 平安時代に花山法皇(968~1008年)が那智山で千日間の山ごもりをした際に、「木のもとをすみかとすればおのづから花見る人となりぬべきかな」と桜の美しさを詠んだという故事にちなんだ祭典。

 神事は本社拝殿と別宮飛瀧(ひろう)神社斎場でそれぞれ営まれた。宮司以下神職の烏帽子(えぼし)や巫女の髪飾りには桜の小枝が付けられ、長さ約1㍍のヤエザクラの枝を幣帛(へいはく)として奉献した。

 本殿や飛瀧神社では多くの参拝者が神事を見守るとともに、その様子を撮影する人の姿もあった。

 男成宮司は「国やご皇室をはじめ、皆さまの繁栄を祈願させていただいた。海外の方も含め、参拝者数もコロナ禍前に戻りつつある。現在は感染状況も少し落ち着きを見せており、来月には5類移行となる。しかし、まだ終息はしていないので、祝詞では新型コロナウイルス終息も祈らせていただきました」と語った。

(2023年4月16日付紙面より)

巫女が浦安の舞を奉納した=14日、那智勝浦町の熊野那智大社・別宮「飛瀧神社」
男成洋三宮司が祝詞を奏上した
2023年04月16日
31 寄付額、件数とも大幅増加
 新宮市のふるさと納税の現状  

 新宮市における令和4年度のふるさと納税の寄付額が約1億9885万円となり、令和3年度の約6747万円から大幅に増加した。寄付件数も令和3年度の6278件から1万2210件へと倍近い増加となった。

 ふるさと納税は、都道府県・市区町村に対する寄付金のうち、2000円を超える部分について一定限度額まで原則として所得税と合わせて全額が控除される制度。新宮市では長らく伸び悩みを見せていたが、ふるさと納税を取り扱うサイトへの登録や返礼品を増やすなどの取り組みを重ねた結果、ここ数年間で寄付額、件数ともに大きな増加を見せている。

 最新の結果はまだ出ていないが、総務省のふるさと納税ポータルサイトの現況調査によると、本紙エリア(和歌山県内)では「じゃばら」を基幹産業へと成長させた北山村が長らくトップを独走。平成30年度には金額約14億、件数では約12万件となり、令和3年度でも金額約8億9000万円、件数約6万5000件と、「じゃばらパワー」を見せつけている。ちなみに、県内のトップは有田市で金額約48億円、件数約40万件。有田みかんのブランド価値の向上に努めているほか、移住体験施設への宿泊やみかんの木のオーナー権など返礼品に趣向を凝らし、交流サイト(SNS)を活用した周知やまちのPRにも力を入れている。

 全国的に見ると、やはり地域の特産品を生かした返礼品が目立つが、中には「空き家を見守ります」(岐阜県七宗町)、「妖怪画家による妖怪風似顔絵」(香川県土庄町)、「オリジナル着ぐるみ」(宮崎県新富町)、「大人用袴式本格派忍者衣装」(三重県伊賀市)などの変わり種もあり、返礼品競争が激化している。

 返礼品だけではなく、寄付金の「使い道」にも注目が集まる。現在、新宮市では▽産業の振興▽交流人口の拡大▽子育て環境および教育の充実▽安全で安心な暮らしの向上▽歴史文化・芸術の振興▽新型コロナウイルス感染症対策▽新宮市におまかせ―があり、昨年10月に新たに「東京大学との連携事業の推進」が追加された。

 全国的には「自然環境の保全または脱炭素社会の実現に関する事業」(大阪府熊取町)、「次世代を担う理系人材となる高校生の学びを応援」(福井県)、「自分らしい学びを促す不登校支援応援寄付」(岐阜県岐阜市)などの他、スポーツ・文化団体支援やボランティア活動支援、動物愛護支援、ジェンダー平等促進を打ち出す自治体や、まちづくりや地域おこしなど使い道をより具体的にプロジェクト化し「クラウドファンディング型」で寄付金を募る自治体も多い。

 ふるさと納税サイト「さとふる」が実施したアンケートでは、8割以上が「共感できる寄付金の使い道があれば、ふるさと納税をしたい」、約9割が「お礼品をきっかけにその地域に興味を持ったことがある」と回答しており、使い道と返礼品のバランスが良いことも寄付額、件数を増やす一因となりそうだ。

 「ふるさと納税」を考えることは、まちのPRポイントを再確認するとともに、補うべき点について議論を深めることにつながるのかもしれない。

(2023年4月16日付紙面より)

新宮市における「ふるさと納税」の実績
2023年04月16日
32 雨の中、しめやかに神事斎行 「本宮祭」本殿祭に400人 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の例大祭「本宮祭」の本殿祭が15日、同大社の本殿前でしめやかに営まれた。雨の中、約400人が参列。玉串を供え、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願した。

 熊野の春の訪れを告げる同大社の例大祭。主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)(スサノオノミコト)の故事に倣う祭典とされる一年の豊穣を願う祭り。毎年、地元住民や多くの観光客が参加・参列し、春の同町を盛大に彩る。

 コロナ禍以降、人数制限などの感染対策を講じ規模を縮小しながら執り行ってきたが、今年は現状に応じた対策を取りつつ4年ぶりに従来規模で斎行。本殿祭には全国から多くの崇敬者や関係者らが駆け付けた。

 なお、同日に予定されていた渡御祭は、雨天に伴い16日に延期に。渡御行列は午前10時に本殿前を出発し、旧社地・大斎原(おおゆのはら)で斎庭(さいてい)神事、午後3時ごろから採燈大護摩が執り行われる予定となっている。

 神事終了後、祭りおよび大社の運営などに尽力したとして、仲征夫さん、古根川タマ子さん、佐古金一さんに九鬼宮司から感謝状が贈られた。

 多くの参列者らを前に九鬼宮司は「今年は4年ぶりに全国の皆さんにご案内をさせていただいた。本当に久しぶりにお顔を拝見させていただく方もいらっしゃった」と声を詰まらせ「多くの方に参加、協力いただいて祭りができる。今日は恵みと実りの雨を頂戴した。来年は『紀伊山地の霊場と参詣道』が世界遺産に登録されて20周年となる。この機に改めて世界に和歌山を発信するのはわれわれの役目」。

 「それぞれのお役目を果たしていただき、改めて熊野にご参拝いただければ」と感謝を伝えた。

(2023年4月16日付紙面より)

五穀豊穣などを願い、玉串を供えた=15日、田辺市の熊野本宮大社
九鬼家隆宮司(右)が感謝状を贈った
2023年04月16日
33 合気道通して国際交流
 スペインからの6人と合同稽古  (紀宝町 )

 新型コロナウイルスの水際対策緩和で、日本を訪れる外国人の増加が続き、旅行客のほか、武道目的の訪日も復調の兆しを見せている。14日には、紀宝町井田の紀州熊野合気会紀宝道場(道場長・石本富男八段)にスペインの各道場から6人が訪れ、子どもたちと一緒に稽古に励んだ。

 紀宝道場にはアメリカ、東南アジア、ヨーロッパなど世界各国から稽古に訪れていたが、コロナ禍で交流が中止になっていた。今回、4年ぶりに合同稽古が実現。以前、熊野市に住み、合気道を学んだアルフォンソさんが日本とスペインの架け橋となった。

 合気道の開祖・植芝盛平氏(1883~1969年)から直接教わった石本道場長は「稽古前に必ず、世界平和への教えが合気道とおっしゃっていた。『合気道は暴力に使うものではない』と教わった」と伝えた。

 6人は子どもたちと稽古し、基本を中心に石本道場長から技を学んだ。初めての国際交流となった子どもも多く、言葉が通じなくとも一緒に稽古できることを肌で感じ「いつもと違う方と稽古できて楽しかった」と話していた。

(2023年4月16日付紙面より)

スペインから6人を迎えた紀州熊野合気会紀宝道場の皆さん=14日、紀宝町井田
合気道の合同稽古に励む
2023年04月16日
34 譲り受けたフジが見頃に  和泉さんが知り合いから  (那智勝浦町 )
2023年04月16日
35 大会前に奮闘誓う  6部活動の壮行会  (城南中学校 )
2023年04月16日
36 新聞紙のプールで遊ぶ  新宮市「ちびっこくらぶ」  
2023年04月16日
37 見物や作句にも訪れる  掛橋さん宅のツツジ満開  (那智勝浦町 )
2023年04月16日
38 田植えの季節到来  佐野で青苗が広がる  (新宮市 )
2023年04月16日
39 遊び通じて外国語学ぶ  保育所で活動始まる  (紀宝町 )
2023年04月16日
40 長年貢献、総務大臣から感謝状  行政相談委員退任の久原さんに  (紀宝町 )
2023年04月16日
41 16日、いよいよ告示  定数15に17人立候補か  (新宮市議選 )
2023年04月16日
42 お悔やみ情報
  
2023年04月01日
43 1日より導入始まる
 パートナーシップ・ファミリーシップ制度  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町では1日より、パートナーシップ・ファミリーシップ制度を導入する。和歌山県内では昨年10月に導入した橋本市に次ぐ2例目で、ファミリーシップ制度導入は県内初となる。

 パートナーシップ制度とは、性的少数者のカップルが互いを人生のパートナーや家族として、表明した関係であることを宣誓して町が証明するもの。

 婚姻や親族関係の形成、相続、税金の控除などの法律上の効果は生じないが、各種行政サービスの適用が拡大される。同町では宣誓をした場合、町営住宅の入居申し込みや町立温泉病院において、家族と同様の対応が行われる。

 ファミリーシップ制度では、二人のほかに、家族として暮らしている子どもや親などの家族との関係も証明される。

 昨年12月20日、同町で性の多様性を祝福し、分かち合う催し「レインボーフェスタ」を開催しているレインボーフェスタ那智勝浦実行委員会の代表を務める丸山都さんら7人が堀順一郎町長を訪問し、両制度導入を求める署名計1万1798筆(直筆・オンライン含む)を届け、制度導入を訴えた。

 堀町長は導入を約束。庁内各課や丸山さんらとも協議・検討を重ねてきたという。同町では今後、さまざまな場面で実質的な効果を伴うよう整備を検討し、事業者や町民に周知啓発を進めていくとしている。

 堀町長は「町では『那智勝浦町人権尊重の社会づくり条例』を制定し、一人一人の人権が尊重される豊かな社会の実現に向けて取り組みを進めている。その中で、LGBTQをはじめとする性的マイノリティの方々への取り組みとして両制度を導入する。今後とも、町民一人一人が互いに人格や多様性を認め合い、誰もが自分らしくいきいきと暮らせる社会の実現に取り組む」とコメントしている。

 丸山さんは導入について「制度がある町は素晴らしい。帰りたい町、住みたい町になってほしい。多様なセクシュアリティーや婚姻の平等がない日本で、小さなつまずきが日々の生活にある僕たち当事者を知ってもらうきっかけになれば」。

 制度の検討・導入に踏み切った同町について感謝を示す一方で、研修会の実施など、制度への理解が進んでいるかは不安が残ると主張。町民への広報についても尽力してほしいと要望している。

 丸山さんは「今回は婚姻制度を利用できないLGBTQのみが対象。限られた少数者だけでなく、あらゆるSOGI(性的指向と性自認を表す)の皆さんが使える制度になることを願ってます」と語った。

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■宣誓方法など

 宣誓には▽双方が成人▽双方が町内に住所を有しているまたは町内への転入を予定している▽双方が他の者と法律上の婚姻関係にない▽双方が他の者とパートナーシップの宣誓をしていない▽双方が直系血族または三親等以内の傍系血族、直径姻族の関係にない▽ファミリーシップを宣誓する人は、パートナーシップにある者の一方または双方の子または親等と生計が同一である―という全ての要件に該当が必要。

 手続きには、同町パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓書や住民票の写しまたは住民票記載事項証明書(町内に住所がないときは、転入予定が分かる書類) 、配偶者がいないことを証明する書類(戸籍抄本、戸籍全部事項証明書、婚姻要件具備証明など) 、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど顔写真の貼付があるもの)、通称名が確認できるもの(通称名を希望する人のみ)を準備する。

 宣誓日の事前予約は、希望日の5日前までに町福祉課生活・障がい支援係(電話0735・52・2945)まで連絡する。宣誓予約した日時に二人で来庁し、必要書類を提出する。

 宣誓内容や要件を確認し、不備などがない場合は後日、宣誓証明書が交付される。

(2023年4月1日付紙面より)

昨年12月20日に丸山都さん(右端)らが署名を届けた=那智勝浦町役場
2023年04月01日
44 救助や輸送を迅速に
 新宮市にヘリサイン寄贈  (県調査士協会 )

 (公社)和歌山県公共嘱託登記土地家屋調査士協会(吉田秀幸理事長)から新宮市の2カ所へ、屋上ヘリサイン併設型登記基準点の寄贈があり、その寄贈式が3月30日、新宮市役所であった。吉田理事長が目録を手渡し、救助や物資輸送に役立ててもらえるよう呼びかけた。

 屋上ヘリサインとは、災害などで空路を活用する際に、ヘリコプターが上空から目的地を確認できるよう、屋上に施設名を大きく表示したのもの。登記基準点は緯度、経度、標高などを示す印で、通常は金属製で地上に設置されている。屋上ヘリサイン併設型は、ヘリサインの一部に丸に十字の登記基準点が描かれている。併設すればヘリサインの位置情報が公開されるほか、復旧作業の際の基準点にもなる。

 同協会は、公益事業の一環として、屋上ヘリサイン併設型登記基準点の寄贈を和歌山県内の各所で実施している。新宮市にも打診し、設置場所を協議。海に近い王子ヶ浜小と光洋中の屋上に、1文字4㍍四方の学校名を設置することになった。両校ともに、体育館が市の指定避難所でもある。

 素材は反射フィルムで、緑地に黄文字の校名がデザインされており、右端下方に直径約20㌢の基準点がある。校名が光り、夜でも上空300㍍から確認できる。両方とも縦は4㍍、横は王子ヶ浜小が20㍍、光洋中が12㍍で、接着剤で屋上に貼り付けてある。三輪崎小も候補だったが、屋上の状態が不向きだった。

 寄贈式には吉田理事長のほか、同協会の常任理事、理事、新宮支所長も同席した。吉田理事長は「救助活動や物資輸送などに役立てていただければ。また(別の市町村でも)希望があれば、予算の範囲で寄贈の相談に乗りたい」と話した。田岡実千年市長は感謝を伝え「引き続きご支援を」と呼びかけた。

 なお、同協会による寄贈は、すでに有田市、日高町、由良町、田辺市などで、主に学校屋上で行われており、新宮市の両校で9、10カ所目となる。那智勝浦町でも宇久井中と那智中の屋上に設置し、寄贈式を4月下旬に行うよう調整している。

(2023年4月1日付紙面より)

目録を持つ吉田秀幸理事長(右)と田岡実千年市長=3月30日、新宮市役所
光洋中学校の屋上に設置された屋上ヘリサイン併設型登記基準点(新宮市提供)
2023年04月01日
45 「ふるまいサウナ」各所で
 魅力伝える絵本も出版  (島田麻衣さん )

 サウナの魅力を伝えたい―。那智勝浦町宇久井の島田麻衣さん(27)は、新宮市や東牟婁郡、三重県の南牟婁郡や熊野市で、無料の「ふるまいサウナ」を実施している。テントサウナを車で運び、河川敷などに設営。交流サイト(SNS)で来場を呼びかけ、現地に居合わせた人も誘う。サウナの絵本も自費出版を予定など、その活動はとどまることを知らない。

 島田さんは、同町宇久井の出身。宇久井小中、新宮高校を卒業し、兵庫県、大阪府、東京都で約10年を過ごし、地元にUターンした。サウナに出会ったのは、東京都にいた頃。「銭湯に行ったらサウナがあって好きになった。サウナ施設で働いた後、こっちに戻った」と明かす。テントサウナは、最初は友人知人を誘う程度だったが、昨年から知らない人にも来てもらう「ふるまいサウナ」を始めた。

 サウナの魅力について「入りに来る人の様子や中の雰囲気が銭湯のよう。人もサウナも温かく迎えてくれ、ぼうっと何も考えずに中で過ごし、出るとちょっとした幸せに気付ける」と話す。「この魅力を他の人にも伝えたい」と行動を起こした。

 絵本は、子どももサウナに親しんでほしいとの思いで執筆した。「本格的なサウナは、子どもは入れないイメージ。子どもにも気軽に楽しんでほしいと、絵本を描いた」という。費用は、クラウドファンディングで寄付を募り、目標額を達成。6月末に製本を予定している。タイトルは「もくもくサウナ」。4匹の動物が登場してサウナを楽しむ。絵は独学だが、以前から趣味だった。

 「サウナと絵本と和歌山がテーマ。絵本をきっかけにサウナを知ってもいいし、サウナをきっかけに絵本を読んでもいい。そしてその両方で、再発見として和歌山に出会う、そのきっかけになれば。ふるまいサウナにぜひ来て」とまとめた。

 なお絵本は、近隣の図書館や学校に寄贈できればと考えている。ふるまいサウナの情報は、インタグラム(https://instagram.com/mai.shimada037?igshid=YmMyMTA2M2Y=)に掲載。絵本購入を希望する場合は、インスタを通して受け付けるという。また、いつかはサウナ施設を持ちたいとの夢もあるとのこと。

(2023年4月1日付紙面より)

テントサウナ前で絵本を持ちPRする島田麻衣さん=3月27日、那智勝浦町宇久井
2023年04月01日
46 総合優勝は瀧谷泰さん  紀州愛蘭会の春蘭展示会  (新宮市 )
2023年04月01日
47 道の駅の大株2本照らす  「桜フェア」ライトアップ  (古座川町観光協会 )
2023年04月01日
48 友好の歴史踏まえ串本町へ  トルコ義援金の寄託申し出  (トヨタモビリティパーツ株式会社 )
2023年04月01日
49 第1回定例会一般質問(終)  串本町議会  
2023年04月01日
50 消防ポンプ車を更新整備  熊野市消防が紀宝分署へ  
2023年04月01日
51 プロトーガとミジュマル登場  ポケモンキャラ、町の魅力発信  (紀宝町ウミガメ公園 )
2023年04月01日
52 映像通して木の暮らし考える  映像百科事典の上映会  (紀宝町 )
2023年04月01日
53 東紀州選挙区、無投票か  定数3に現職3人が立候補  (三重県議選 )
2023年04月01日
54 各地で舌戦が幕開け  新宮市は12年ぶりに選挙戦  (和歌山県議選 )