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2021年07月31日
1 広瀬香美さんふるさと大使に 町の魅力全国に発信 (那智勝浦町)

 那智勝浦町出身で歌手・音楽家の広瀬香美さんがこのほど、同町初の「那智勝浦ふるさと大使」に就任した。今後は町の魅力を全国に発信するとともに、知名度向上やイメージアップを図っていくとしている。

 旧町立温泉病院で産声を上げたという広瀬さんは、父の転勤のため、生後半年ほどで引っ越すことに。1992年にデビューし、「愛があれば大丈夫」「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」などがヒット。冬の楽曲がテレビCMなどを通して広がり、「冬の女王」として親しまれている。

 ピアノ弾き語りコンサートやBANDツアーの傍ら、ボイストレーナーや動画投稿サイト「ユーチューブ」での活動も展開している。

 大使委嘱は昨年10月に和歌山県が主催したオンラインイベント「わかやまLIFE CAFE」に、広瀬さんがゲスト出演したことがきっかけ。

 堀順一郎町長も参加し、インターネット上で広瀬さんと親交を深めた。その際に広瀬さんは「町の観光大使になって、町のPRに貢献したい。そちらで歌を歌いたい」と話していた。

 その後、大使委嘱について堀町長が広瀬さんの元を訪ね快諾を得た。現在は広瀬さんのホームページでも大使委嘱の件が紹介されている。

 広瀬さんは「ふるさと大使に就任させていただき大変光栄です。那智勝浦町は私の生まれ故郷。温泉や熊野古道、世界遺産である紀伊山地の霊場と参詣道など、たくさんの歴史と豊かな自然に恵まれた土地です。生マグロや紀州梅も私の大好物。魅力あふれる那智勝浦町を世界中に広めていきたい」とコメントしている。

 堀町長は「このような著名な方に大使を務めていただけるのは大変ありがたいこと。広瀬さんのご両親に対しても感謝している。新型コロナウイルス終息後になると思うが、当町でのコンサートを実施していただくとともに、マグロや温泉をPRしていただけたら」と語った。

(2021年7月31日付紙面より)

初の那智勝浦ふるさと大使に就任した広瀬香美さん(那智勝浦町提供)
広瀬さんの名刺
2021年07月31日
2 8月8日から一般接種開始
 30日より順次案内発送  (新宮市 )

 新宮市は、8月8日(日・祝)から市役所別館で、64歳以下の新型コロナワクチン集団接種を進めていく。今月28日まで実施していた接種希望調査の結果では、12~64歳までの対象者1万2244人のうち5934人(48・5%)が接種を希望しているという。

 8月は基礎疾患のある人や高齢者施設等従事者、学校・児童福祉施設等関係職員の一部優先枠を設けた上で接種を実施する。高年齢順で接種を進めていく予定で、接種を希望する該当者には30日以降、随時接種案内を発送していくという。

 希望者の内訳は▽10代約730人(うち、12~18歳は約660人)▽20代約580人▽30代約935人▽40代約1320人▽50代約1600人▽60代(~64歳)約750人。

 市新型コロナワクチン接種推進室によると、集団接種は基本的に土・日曜に実施予定(状況により変更の場合あり)で、接種は市立医療センターの医師や看護師が行っていく。

 11月ごろの接種完了を予定しているが、予定より接種希望者が少なかったことや新宮保健所管内で感染者が増えているといった状況を鑑み、また今後のワクチン供給状況や感染状況などの動向を見定めつつできる限り前倒しで接種完了を目指していくという。12~18歳の接種時期や会場については現在検討中。

 対象者への接種希望調査に関しては、郵送もしくはウェブで現在も受け付けている。回答には市から郵送されている接種券番号が必要。

 ワクチンや接種希望調査に関する問い合わせは同推進室(電話0735・22・5070)まで。

(2021年7月31日付紙面より)

2021年07月31日
3 ボウズハゼが滝の拝越え
 真夏恒例の一光景活発化  (古座川町 )

 古座川町小川にある滝の拝で今年も、「渓流のアルピニスト」と形容されるボウズハゼの滝越えが見られるようになった。

 ボウズハゼはハゼ科の淡水魚。アユ同様に川で生まれた後は一度海へ下って越冬し、春に遡上(そじょう)し餌となる藻が豊富な場所を縄張りにして定着する生活環を持つ。

 ハゼ類は腹びれを吸盤のように使って岩に吸い付くことができるが、ボウズハゼは加えて口唇も吸盤のように使える。これらを使って垣間見せるのが岩をよじ登る行動。滝の拝では増水の要因となる梅雨が明け水量が落ち着いた時期にこの行動で滝越えに挑む様子が時折見られ、真夏恒例の一光景となっている。

 観察の狙い目は本瀑(ばく)ではなく水量が少なくほそぼそと落ちる支瀑。滝際のしぶきなどで湿った岩肌をよじ登る。垂直以上の傾斜でもじわじわと進み、時間をかけて落差8㍍ある滝を越える。岩の割れ目でつかえて群がっていることもあるが、左右に移動して通れそうなところを見つけるとそこを通って再びよじ登り始める。

 滝の拝ではボウズハゼだけでなくヨシノボリも滝越えに挑戦することがある。ヨシノボリは腹びれしか吸盤のように使えないため、尾びれを激しく振って跳ねては腹びれで吸い付く動作を繰り返す。登り方の違いで両者を見分けることができる。

(2021年7月31日付紙面より)

滝の拝越えに挑むボウズハゼ=29日、古座川町小川
2021年07月31日
4 成績表受け取り夏休みへ
 公立小中学校で終業式  (新宮市 )

 新宮市内の公立小中学校で30日、一斉に1学期終業式が開かれ、児童・生徒が8月31日(火)まで32日間の夏休みに入った。

 市教育委員会による2019年の夏期休業日変更に伴い、他の市町村より1週間ずれての夏休み入り。長期休業前に復習や補充学習期間を設けることで、児童・生徒の学力保障につなげることが目的。

 市立王子ヶ浜小学校では、放送集会で式を実施。谷口幸生校長は「始業式では『自分も友達も家族も好きになる』『よく食べ、よく寝て、よく遊ぶ』『笑顔で元気にあいさつ』などのお願いをしました。これからも頑張ってくださいね」と話し、夏休み中もできるだけ規則正しい生活を送るよう呼び掛けた。

 新型コロナについて「もし自分が知っている人が感染しても、その人を責めたり嫌なうわさ話をしたり絶対にしないで。一番つらいのは感染した本人ですから、お願いします」と伝えていた。

 1年生の教室では初めての成績表が配られ、担任教諭が「いろんなことをよく頑張りました」「朝はもう少し早く来られるようにしましょう」と一人一人に振り返りを伝えた。クラスメートと4カ月間一緒に過ごした1年生は「なんだかさみしくなってきた」と夏休み入りを惜しんでいた。

(2021年7月31日付紙面より)

1年生が初めての成績表を受け取る=30日、新宮市立王子ヶ浜小学校
2021年07月31日
5 感染予防対策の徹底を  田岡市長が動画でメッセージ  (新宮市 )
2021年07月31日
6 感染防止対策のお願い  堀町長が町民にメッセージ  (那智勝浦町 )
2021年07月31日
7 ふるさと熊野に生かされて  三輪崎在住の中西洋さん、本を出版  
2021年07月31日
8 防災や観光について議論  アジア・オセアニアフォーラム  (新宮高校 )
2021年07月31日
9 ほのボーノ、ハッピーハウスに  子ども食堂などの施設愛称決まる  (紀宝町 )
2021年07月31日
10 紀宝柔道会が準優勝  第13回氏郷少年柔道大会  
2021年07月31日
11 早場米の産地で稲刈り  お盆の贈答用に毎年人気  (紀宝町 )
2021年07月31日
12 小中学生13人が質問考える  子ども議会に向けて事前学習  (紀宝町 )
2021年07月31日
13 大型帆船「日本丸」串本沖に仮泊   
2021年07月31日
14 演奏など響かせ魅力発信  樫野崎園地で野外ライブ  (串本町 )
2021年07月31日
15 「地元の人にも食べてもらえたら」  長距離列車「銀河」にお弁当を提供  (新宮市の「カイハミカルネ」 )
2021年07月16日
16 厳かに、檜扇開帳
 夏の風物詩「扇立祭」  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)で14日、「扇立祭(おうぎたてまつり)」が営まれた。神職が速玉宮前で高さ1・5㍍、幅1・65㍍の檜扇(ひおうぎ)を開帳。奉賛会役員や大社関係者らが新型コロナウイルス終息や無病息災、家内安全などを願い神前に玉串をささげた。

 熊野地方の夏の風物詩として1000年以上の伝統を持つ祭り。神前に立てられた檜扇に神が降臨し、氏子が病気にかからないよう、また五穀につく虫を追い払って豊作を願う。

 室町時代の作品と伝わる檜扇は大社を代表する宝物。現在、日本に18握ある国宝のうち11握が大社に伝わっている。ヒノキの薄い板の木目の美しさを生かしながら花鳥風月が描かれており、「熊野檜扇」と称される。

 祭りで使用されている檜扇7握は、1964(昭和39)年に模写されたもの。本殿用は大社先々代の故・上野殖宮司、残り6握の各殿用(高さ0・8㍍、幅1・3㍍)は故・杉本義夫さんが模写し、故・鮒田和往さんが奉製した。

 今年の扇立祭は、新型コロナ感染症拡大防止の観点から神事のみを斎行。上野宮司が新型コロナや自然災害の終息などを願い祝詞を奏上し、巫女(みこ)らが「扇舞(浦安の舞)」を奉納した。

 例年では雨天の場合は祭りを順延し、晴天日に各殿にて6握の檜扇を開帳するが、天候不良の影響を受けた今年も昨年同様、7握全ての檜扇が拝殿にまつられた。

 神事を終え、上野宮司は「多くの参拝者にお参りいただいていた風景を当たり前のように感じていたが、新型コロナウイルス感染症を通してそのありがたさに改めて気付いた」。

 「今、あるものに気付き、楽しみ、幸せを見いだしていくことが必要。幸せの価値観や設計図を書き直す時期に来ているのでは」と説き、「大神様のお守りを喜びと感じる姿勢が必要。来年こそは通常のお祭りができるように願いたい」と思いを語った。

(2021年7月16日付紙面より)

神職によって檜扇が開帳された=14日、新宮市の熊野速玉大社
各殿用の檜扇も拝殿にまつられた
2021年07月16日
17 命を守る行動とは
 市野々小で防災学習  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立市野々小学校(中西健校長)で13日、5、6年生12人を対象とした防災学習「平成23年紀伊半島大水害をふりかえる」があった。県土砂災害啓発センターの坂口隆紀所長が同水害時の周辺の状況について説明したほか、同町井関在住の防災士・久保榮子さんが紙芝居を用いて自身の災害体験談を語った。

 2011年の同大水害で甚大な被害を受け、児童1人が亡くなった同校では、災害時の教訓を後世に生かすためさまざまな防災学習や取り組みが行われている。

 この日の授業のテーマは「10年前の紀伊半島大水害で何が起こったのかを知る」。命を守る行動を自ら進んで取り、周りに呼び掛ける力を身に付けるため、これまでの学習や家族の聞き取りを重ねる中で分からなかったことなどを再確認することを目的として実施した。

 坂口所長は「紀伊半島大水害での那智谷での状況」と題して、水害の概要や同校周辺の被害状況を資料や写真などを用いて説明。

 「紀南地域を中心に死者・行方不明者は61人、うち那智勝浦町では28人が亡くなり1人が行方不明となった」「那智川流域七つの支流で同時多発的に土石流が発生した。土石流により那智川に土砂が堆積したことにより一気に水が襲った」「こんなに大きな被害があったことを知っておいてほしい」などと話した。

 児童らは坂口所長の話を聞きながら熱心にメモを取り、スクリーンに被災現場の写真が映し出されると「怖い」「丸太が刺さってる」などと口にし、水害発生当時に思いを寄せた。

 同水害で夫を亡くし、自身も被災した体験を経て72歳で防災士の資格を取得した久保さんは「40年余り住んでいて経験したことがなかった。那智川から大きな音が聞こえてきたが、それが大洪水の前兆だとは気付かなかった」と自身の体験を紹介。

 「この地域は風光明媚(めいび)で素晴らしい環境。そんな中で学ぶ皆さんが、災害によって希望と夢がある人生をなくしてほしくない」と子どもたちに託す思いを語った。

(2021年7月16日付紙面より)

大水害の概要や体験談に真剣に耳を傾けた=13日、那智勝浦町立市野々小学校
久保榮子さん(左)が紙芝居を用いて体験談を紹介した
2021年07月16日
18 大学生と保育情報を交換
 CGS部ボランティア班  (串本古座高校 )

 県立串本古座高校CGS部のボランティア班が14日、和歌山信愛大学の学生(2年生)と保育情報の交換を目的としたオンライン交流を始めた。

 この交流は、同大学の森下順子准教授が子育て支援関係の共同研究の一端で調査対象とする串本町を訪ねた折、同校地域協議会の松本英明コーディネーターから生徒が地元のこども園で保育ボランティアをしている話を聞いたことがきっかけ。紀北に位置する同大学は新型コロナウイルス感染症の情勢で保育実習がままならない状況が続いていて、森下准教授はその生徒と学生が交流すれば同実習に近しい成果が目指せると考え同校へ交流を申し入れた。

 同班は新入部員の勧誘後、2グループに分かれて5月下旬からおおむね週1回の頻度でくしもとこども園へ通い保育ボランティアに取り組んでいる。その経験を生徒から学生へ伝え、生徒が直面している保育の悩みを学生が解消するという互いに高まり合う形を目指してオンライン交流の第一歩を踏み出した。

 この日は生徒と森下准教授のゼミに参加する学生と共同研究者・愛知教育大学の厨子健一講師がウェブ会議システム「Zoom」でつながり、まずは互いに自己紹介。学生から保育ボランティアの内容や悩んでいることのインタビューがあり、次回までにアドバイスを考えるとしてその内容を預かった。

 学生が園児と一緒にやってみたいミニゲーム(絵でしりとり)や手遊びの紹介もあり、保育ボランティアの中で試してほしいと希望しお互いに課題を持ち合って締めくくった。

 この交流は週1回の実施を予定しているが、次週がさっそく夏休みにかかるため、本格的に動き出すのは第2学期からとなる見込み。そのタイミングで森下准教授の共同研究者・和歌山大学の村田和子教授も加わるという。

 グループリーダーの久保文乃班長(2年)は「楽しかった。大学生の皆さんは話し方が上手で、こっちも話しやすかった。フレンドリーな交流でこれからが楽しみ」と初の交流の第一印象をコメント。廣瀬日向班長(2年)は「困ったことや聞きたいことを調べてくれるので頼もしい。子どもを楽しくさせる方法をいろいろとできる限り教わりたい」と今後の意気込みを語った。

(2021年7月16日付紙面より)

大学生らとのオンライン交流に臨むCGS部ボランティア班=14日、県立串本古座高校
2021年07月16日
19 電子マネー詐欺防ぐ声掛け
 紀宝町のコンビニで訓練  (紀宝署 )

 「特殊詐欺撲滅の日」の15日、紀宝警察署は紀宝町鵜殿のファミリーマート紀宝鵜殿店で特殊詐欺被害を防ぐための声掛け訓練を実施した。

 携帯電話に「サイト利用料の未納がある」とのメールが届き、連絡を取った相手からコンビニで電子マネーを購入するよう指示されたとの想定。署員が高齢者役を務めた。

 高齢者が10万円分の電子マネーを購入しようとしたところ、店員が詐欺を疑い「最近、電子マネーの詐欺が多い。警察に相談するので、少し待ってもらえますか」など警察官が到着するまで粘り強く説得した。

 訓練後、生活安全刑事の城田真一課長は「特殊詐欺は県内で多数発生している。様子がおかしいと思ったときは『警察に相談します』と伝えてください」とし、県警が作成したチェックシートの活用を呼び掛けた。同店の鈴木大史店長は「3年前に特殊詐欺を疑う事例があったため、普段から気を付けるようにしています」と話していた。

 県内では高齢者のみならず幅広い世代で特殊詐欺被害が発生しており、電子マネーを購入させる手口の詐欺も多いという。6月末現在、特殊詐欺は50件があり被害総額は8630万円。昨年同期より6件9860万円減少したが還付金詐欺15件1340万円、架空請求詐欺12件3900万円、キャッシュカード詐欺盗10件1510万円の被害が出ている。同署管内では昨年12月、架空請求詐欺で約30万円の被害が発生した。

(2021年7月16日付紙面より)

特殊詐欺撲滅に向けた声掛け訓練=15日、紀宝町鵜殿のファミリーマート紀宝鵜殿店
2021年07月16日
20 議員に望む声  町民アンケート紹介  (太地町議選 )
2021年07月16日
21 デマ拡散は犯罪の可能性  1年生に情報モラル講話  (新宮高校 )
2021年07月16日
22 「コロナに負けないで」 ヤタガラスプロジェクトが張り子奉納 (熊野本宮大社)
2021年07月16日
23 グラウンドゴルフ愛好者210人が競い合う 認定コースチャレンジ大会 (県立潮岬青少年の家)
2021年07月16日
24 有馬中が東海大会へ  県中学体操競技大会で団体優勝  (熊野市 )
2021年07月16日
25 眼科医、今月から1人増  経営状況と新型コロナ対応を報告  (紀南病院 )
2021年07月16日
26 コロナ終息など祈願  「那智の扇祭り」縮小し斎行  (熊野那智大社 )
2021年07月16日
27 「いらっしゃいませ!」  白梅保育園で夏祭り  (新宮市 )
2021年07月16日
28 お悔やみ情報
  
2021年07月06日
29 ようこそ、新宮駅へ
 「WEST EXPRESS 銀河」が試運転  (JR西日本 )

 16日(金)から本格的に運行を開始するJR西日本の長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の試運転が4日に行われ、JR新宮駅には午前9時37分に到着。新宮駅、新宮市、市観光協会の職員など関係者約30人が横断幕などを持って出迎えた。

 「銀河」は、観光を中心とした西日本エリアの活性化のためにJRが運行する長距離列車。当地方では新宮、紀伊勝浦、太地、古座、串本の各駅に停車する。

 車両は117系6両1編成。定員は90人程度で全車指定席。「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに、鉄道の旅の実現を目指し、1両ごとに異なる座席タイプを配置している。車窓からは沿線の風景を楽しめるような座席配置となっている。

 試運転では、京阪神の報道関係者などが乗車。3日午後9時15分に京都を出発した。到着を歓迎し、市職員らは「ようこそ 新宮市・北山村へ」と書かれた横断幕で迎え、新宮駅構内では日本酒「太平洋」の試飲コーナーや新宮市、北山村の産品販売コーナーが設けられた。

 「銀河」受入協議会長の田岡実千年市長は「予約状況も好調とのことでうれしく思っている。多くの人に熊野地方の魅力を感じていただき再訪いただけるように、各駅でおもてなしを実施するなど、各自治体ともに頑張っていきたい」と話していた。

(2021年7月6日付紙面より)

関係者らが新宮駅入りを歓迎=4日、新宮市
「ようこそ 新宮市・北山村へ」田岡実千年市長(左)も出迎え
2021年07月06日
30 「危機管理責任者として」
 市長が余剰ワクチン接種  (新宮市 )

 新宮市の田岡実千年市長は4日、市役所別館で実施された新型コロナウイルスワクチン集団接種会場で1回目の接種を受けた。

 本年度中に65歳に達する高齢者に対する最後の集団接種(1回目)となったこの日、会場では510人が接種を受けた。接種を希望する高齢者と、一部前倒しとなったこの日の接種を希望する高齢者施設等従事者合わせて508人が1回目の接種を済ませた。

 市長のワクチン接種は余剰分ワクチンを活用したもので、当日キャンセル分を含む余剰ワクチンは、市職員が高齢順で接種した。

 これまで、感染リスクを回避するため、延期や中止の措置を講じてきた、市長の感染拡大地域への公務出張。現在、他の自治体においては首長の接種状況などを踏まえ徐々に公務出張が再開されているという。

 そういった状況を鑑み、市においても今後の公務出張および危機管理の責任者として対応していくために市長のワクチン接種を決定した。田岡市長は今月中旬以降、要望活動などで大阪や東京への3回の公務出張を予定しているという。なお、2回目の接種は3週間後の25日(日)を予定している。

 接種を受けた田岡市長は「(注射は)全く痛くなかった。普段からいろいろな方々とお会いする機会も多い中、危機管理責任者として一安心といったところ」と感想。

 「7月中に接種を希望する高齢者の方々の接種が無事に完了することに安堵している。これから始まっていく第3、4順位の方々に対してもスムーズに接種いただけるように務めていきたい」と話していた。

 市では8月7日(土)に、第3順位となる基礎疾患を有する人と施設等従事者の集団接種を予定しており、今月7日(水)に接種クーポン券を発送する。12~64歳の一般向け接種に関しては14日(水)にクーポン券を送付。ワクチン供給状況などを勘案し、接種態勢を整えていくとのこと。

(2021年7月6日付紙面より)

田岡実千年市長が1回目のワクチンを接種=4日、新宮市役所別館
2021年07月06日
31 完成を祝い各課配置公開
 新庁舎で竣工式や内覧会  (串本町 )

 串本町が4日、役場新庁舎の竣工(しゅんこう)式を営み招待者や職員ら約100人で念願の完成を祝った。その後は一般対象の内覧会もあり、約250人(同町発表)が各課配置など内容を確かめた。

 この庁舎は2005年の自治体合併時に各課集約を前提にして建設が位置付けられ、11年の東日本大震災を経て高台への建設議論が本格化。最終的にくしもと町立病院奥にある造成地に建設用地を得ておととし9月に着工し、今年5月に完成した。総事業費は約32億円で、合併特例債約4億円、緊急防災・減事業債約24億円などを当てている。

 開庁日は今月26日(月)。現在は段階的に分散する各課機能の移転を進めるさなかにあり、備品等搬入直前の段階で竣工式を開き庁舎内を公開することとした。

 式典には田嶋勝正町長ら職員や町議会の鈴木幸夫議長ら議員、町内主要団体代表者や地元選出の二階俊博衆議院議員、世耕弘成参議院議員、鶴保庸介参議院議員、仁坂吉伸知事や佐藤武治県議会議員、谷洋一県議会議員、近隣市町村長らが出席。田嶋町長は各課集約や災害対応の特色に触れつつ「町民に親しまれ、『ロケットの町串本』の玄関口として、大規模災害発生時には多くの人命を助ける司令塔になると確信する」と自負を掲げ、その実現に鋭意努力するとして支援を呼び掛けた。

 株式会社綜企画設計と谷地建設株式会社への感謝状贈呈や祝辞・祝電の披露を経て、田嶋町長は来賓代表諸氏と共にテープカットに臨んで町政発展半世紀超の計を支える新庁舎の完成を喜び、その第一歩に大きな弾みをつけた。以降、招待者は新庁舎を内覧。昼休憩を挟んで午後2時~4時30分に一般対象内覧会を実施した。

  □     □

新庁舎開庁は7月26日



 現本庁舎本館は1958年に旧串本町が建築。町政発展とともに手狭となり新館が増築され、旧古座町と合併して誕生した現串本町においては両館を本庁舎、旧古座町役場を古座分庁舎として活用してきた。社会福祉の多様化により地域保健福祉センター内に保健センターと地域包括支援センターを設置し、社会教育・体育運営のため文化センター内に教育委員会教育課社会教育グループを配置するなど現在の各課配置は複数の施設に分散した状態だが、新庁舎開庁後は企画課ロケット推進室を除き位置付けに基づいて集約される。

 同時に文化センターと役場古座分庁舎に各種証明書等発行など利用頻度が高い行政サービスを提供する窓口を設置。現本庁舎は後の津波緊急避難対応県営住宅建設のため解体、役場古座分庁舎はロケット振興拠点としてリノベーションされる。

 経路となる町道サンゴ台7号線とすさみ串本道路串本インターチェンジ(仮称)アクセス道路の一部は竣工式に合わせて供用開始となった。コミュニティバスは開庁に合わせて運行形態を変更し、役場新庁舎までの交通を確保。賃貸により入居する紀陽銀行串本支店は8月2日(月)に現店舗から移転し営業を始める。

 集約により現状でいずれも低地にある各課は海抜約50㍍の高台かつ耐震設計の新庁舎に集約される。鈴木議長は「災害のリスクがなくなる進展は慶賀に堪えない」と評し、新庁舎の鋭意活用を職員の今後に期待した。

(2021年7月6日付紙面より)

一般対象内覧会。各課の配置などを確かめる町民ら=4日、串本町役場新庁舎
竣工式。テープカットで完成を祝い、第一歩への弾みをつけた
2021年07月06日
32 野球楽しんで全力プレーを
 活躍願いOB会が激励金  (新宮高硬式野球部 )

 県立新宮高校硬式野球部OB会の井上信也会長は3日、同校を訪れ「第103回全国高校野球選手権和歌山大会」に出場する現役部員たちの活躍を願い、加藤迅(じん)主将に激励金を手渡した。

 OB会の3人が訪問し、部員たちを前に井上会長が「3年生にとっては最後、1年生は初めての夏の大会を迎える。この硬式野球部で培ったことを紀三井寺球場で精いっぱい発揮してほしい。緊張や失敗もあるかもしれませんが、気持ちを切り替えて、監督の下『野球を楽しむ』という思いを忘れず全力でプレーしてください」とエールを送った。

 髙須崇監督は「多くの方々に支えてもらい、チームとしても勇気を頂き大変感謝しています。困ったときには相談にも乗っていただいている。はつらつとしたプレーを見せて、少しでも恩返しがしたい」と話した。

 加藤主将は「いつも現役部員たちを気に掛けてくれてありがたい」と感謝し、「大勢の人が喜んでくれるような結果でお礼ができるように頑張ります」と決意を伝えた。

 和歌山大会は39校が参加し、9日(金)に開幕。26日(月)の決勝戦までの15日間で熱戦が繰り広げられる。同校は大会5日目の13日(火)午前9時からの第1試合で和歌山東と対戦する。

(2021年7月6日付紙面より)

加藤迅主将(左)に激励金を手渡す井上信也会長=3日、県立新宮高校
2021年07月06日
33 新記録目指して
 東牟婁地方中学校総体陸上競技  
2021年07月06日
34 短冊に願いを込めて  七夕の飾り付けを楽しむ  (紀宝町 )
2021年07月06日
35 最高の仲間と力出し尽くす  中学校総合体育大会  (熊野市・南郡 )
2021年07月06日
36 河川愛護モニター委嘱  紀南河川国道事務所  
2021年07月06日
37 農家の顔見えるふれあい市  みくまの農業協同組合  (新宮市 )
2021年07月06日
38 五色の短冊に願い込めて  新宮市内5児童館で七夕行事  
2021年07月06日
39 会員19人で約170点出品  町立体育館で黒洋画会展  (串本町 )
2021年07月06日
40 尾鷲で今年初の猛暑日  各地でも真夏日続く  
2021年07月06日
41 お悔やみ情報
  
2021年07月03日
42 熊野檜扇7握を蔵出し
 扇立祭は時間短縮の上斎行  (熊野速玉大社 )

 熊野地方の夏の風物詩として1000年以上の伝統を持つ「扇立祭(おうぎたてまつり)」=14日(水)=を前に、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)は2日、祭り当日に各殿で開帳する檜扇(ひおうぎ)7握を虫干しのため蔵から出し、ほこりなどを払った。なお、今年の扇立祭はいまだ終息の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、昨年同様、奉賛諸行事や露店商組合の出店は中止。午後2時に神事を斎行する。檜扇の開帳は3時まで。5時に閉門する。

 扇立祭は、神前に立てられた檜扇に神が降臨し、氏子が病気にかからないよう、また五穀につく虫を追い払って豊作を願い始まった。

 室町時代の作品と伝わる檜扇は大社を代表する宝物で、現在、日本に18握ある国宝のうち11握が大社に伝わっている。ヒノキの薄い板の木目の美しさを生かしながら彩色、金箔(きんぱく)、銀箔(ぎんぱく)が施されていて「熊野檜扇」と呼ばれている。

 祭りで使用されている檜扇7握は、1964(昭和39)年に模写されたもので、本殿用(高さ1・5㍍、幅1・65㍍)は大社先々代の故・上野殖宮司、残り6握の各殿用(高さ0・8㍍、幅1・3㍍)は故・杉本義夫さんが模写し、故・鮒田和往さんが奉製したものとなっている。

 濵中孝成禰宜(ねぎ)は「多くの人がワクチンを打っていただいているが世界的に感染者が増えている状況を鑑み、昨年同様に神事のみの斎行とさせていただいた」と説明。「早く例年通り、にぎわう祭りに戻ってほしい」と思いを語った。

(2021年7月3日付紙面より)

巫女(みこ)が檜扇のほこりを払った=2日、新宮市の熊野速玉大社
2021年07月03日
43 緊急時の行動身に付ける
 エピペン&救急救命講習  (新宮高校 )

 新宮市の県立新宮高校(東啓史校長、生徒541人)で6月29日、教職員を対象に、食物アレルギーを想定したエピペン(アドレナリン自己注射薬)講習会と救急救命講習があった。約30人が参加し、実動訓練を通して緊急時にとるべき初期行動を確認した。

 同校では、教職員の誰もが緊急時に迅速で正しい行動を取れるよう、毎年講習を実施して知識や技術を身に付けている。

 エピペン講習会は、生徒同士が昼食時におかずを交換したことでアレルギー物質を摂取し、全身の複数の臓器に急激なアレルギー反応が現れる「アナフィラキシー」を起こした場合を想定。せきや息苦しさ、腹痛、じんましんといった症状が現れた生徒から申告を受けた教職員らが、緊急時に取るべき行動を記した「アクションカード」と症状を緩和するエピペンの保管場所などを記した「緊急時個人対応カード」を基にチームで対処に当たった。

 救急救命講習では、事前に新宮消防本部の講習を受けた防災担当教諭や在職10年目の中堅教諭らが中心となり、心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使用法を指導した。通常の呼吸と死戦期呼吸(心停止直後の人に見られる呼吸に似た動き)の見分け方などを説明し、人形を使った練習ではAEDパッドを貼り付ける際に心臓マッサージが止まらないよう細かくアドバイスをした。

 在職3年目の女性教諭は「毎年の訓練がいい復習の機会になっている。近年は人工呼吸よりも心臓マッサージの方が重視されるようになっていることや、AEDを使うときに女子生徒の場合はパーティションを立てるなどの配慮があった方が良いということなど、知識のアップデートにもなった」と話していた。

(2021年7月3日付紙面より)

役割分担してエピペン講習に臨む教職員=6月29日
心肺蘇生とAED使用の練習
2021年07月03日
44 趣旨や喫緊課題など共有
 社明運動強調月間始まる  (串本町 )

 第71回社会を明るくする運動の強調月間が1日、全国一斉に始まった。同運動串本町推進委員会(委員長・田嶋勝正町長)は県推進委員会委員長・仁坂吉伸県知事のメッセージを読み上げてその趣旨、懇談で喫緊の課題について共有し、1カ月間の活動へと踏み出した。

 全ての国民が犯罪や非行の防止やそれら行為に及んだ人の更生について理解を深め、それぞれの立場で力を合わせて犯罪や非行がない安心安全で明るい地域社会を築くことを趣旨とする同運動。7月はその強調月間で、中央、都道府県、市区町村の各推進委員会がそれぞれ啓発事業に取り組み全国規模で趣旨の浸透に努めている。

 同町推進委は昨年に続いて今年もコロナ禍の情勢を鑑み、初日恒例の街頭啓発を中止。前述の趣旨と課題の共有を図る形へと置き換えた。田嶋町長と牟婁保護司会串本分会の生熊和道会長、五十川保純副会長、北地稔さん、堀正さん、同町更生保護女性会串本分会の谷口矮文子会長、同古座分会の川名千代美会長、同町民生委員児童委員協議会の山崎巖会長が委員代表として役場本庁町長室で会合に臨み、副委員長の生熊会長がメッセージを読み上げ田嶋町長に伝達する形でその趣旨を共有した。

 懇談では田嶋町長が▽県警警察署再編(串本警察署の展望)▽小型ロケット「カイロス」打ち上げの見通し▽現・役場本庁舎解体後の県営住宅(兼津波避難ビル)―などの情報を提供し、これら進展に伴う地域の状況の変化を喫緊の課題として共有した。生熊会長は同運動のキャラバン隊が12日(月)に町内を通過することを事前報告し、情報共有するなどした。

 強調月間を迎え、生熊会長は「この運動は7月に強調するが、本来は年間を通して取り組むべきこと。その点を伝えたい」と中止した啓発の代わりとして主張。今期は主に資材掲出による視覚啓発、県主唱「夏の子どもを守る運動」や内閣府主唱「青少年の非行・被害防止全国強調月間」と連携した学校訪問などに取り組むという。

 同運動古座川町推進委員会は前日の6月30日に総会を開き、資材掲出や広報車巡回など今期の活動内容を決定。総会前にメッセージの朗読をして趣旨の認識共有を図ったという。

(2021年7月3日付紙面より)

生熊和道会長がメッセージを読み上げその趣旨を共有=1日、串本町役場本庁
2021年07月03日
45 労働災害ゼロを目指し
 新宮労基がパトロール  (県道長井古座線 )

 1日から始まった全国安全週間に先駆けて新宮労働基準監督署(中前英人署長)は6月30日、那智勝浦町と串本町をつなぐ県道長井古座線(仮称・八郎山トンネル)の建設現場(中里側)でパトロールを実施した。工事を担当する淺川・堀特定建設工事共同企業体や工事発注者の和歌山県東牟婁振興局らが出席する中、中前署長らが各種点検を行った。

 1日から7日(水)までと定められた全国安全週間は、労働災害防止活動の推進を図るとともに、安全に対する意識と職場の安全活動の向上に取り組むもの。2021年度は「持続可能な安全管理 未来へつなぐ安全職場」をスローガンに掲げた。6月中は準備期間となっており、同署では取り組みの一つとして今回のパトロールを実施し、労働災害防止の啓発を行った。

 同署によると、県の労働災害発生件数は長期的には減少傾向であり、2020年は前年より2件減とした。しかし、今年5月末現在で速報値・全業種で前年同時期の発生件数を上回っているほか、2月には管内で死亡災害が1件発生しているという。

 同企業体が工事概要について、▽長井古座線のバイパスとしてトンネル延長711㍍の施工と路体盛土を行う工事▽工期は昨年9月に着工し、22年5月22日終了予定▽6月30日午前中に沈下・変状防止を目的とするインバートコンクリート工事実施▽この日現在で110㍍の掘削が終了しており、進捗(しんちょく)率は11・4%―などを説明した。

 出席者ならび事業者全員がハーネス型安全帯や反射ベスト、電動ファン防じんマスクを着用し、トンネル内外の現場で安全パトロールを行った。

 中前署長が「資格取得者による作業や、転落防止の手すり設置、整理整頓などが確認できた。熱中症対策などに注意し、今後も対策に取り組んでいただきたい」と講評。

 同企業体の株式会社淺川組の西口伸専務取締役・事業本部長は「竣工(しゅんこう)するまでの間、無事故・労働災害ゼロを達成するために全力で安全に努めたい」と話した。

(2021年7月3日付紙面より)

パトロールが実施された=6月30日、那智勝浦町中里の県道長井古座線内
工事が進められる現場
2021年07月03日
46 新宮市新宮は下落  令和3年分の路線価公表  
2021年07月03日
47 清掃センターの土留め壁改修など  臨時議会で2件議案可決  (太地町 )
2021年07月03日
48 「静かな環境で勉強して」  「えんがわ」自習場所を提供  (新宮市 )
2021年07月03日
49 ブルーベリーの収穫始まる  例年より10日ほど早く  (那智勝浦町 )
2021年07月03日
50 「きれいなお花届けに来たよ」  天満保で「花の日礼拝」  (那智勝浦町 )
2021年07月03日
51 安心安全な旅行目指して  城南中3年が修学旅行先をプレゼン  (新宮市 )
2021年07月03日
52 9人に感謝状を贈呈  警察法施行記念の一環で  (串本警察署 )
2021年07月03日
53 現地の人とつながって学ぶ  西向小5年、ICT活用し  (串本町 )
2021年07月03日
54 各課配置などを広く公開  4日、役場新庁舎内覧会  (串本町 )
2021年07月03日
55 第2回定例会一般質問③  串本町議会  
2021年07月03日
56 アワモリショウマの花  相野谷川の岩場に  (紀宝町 )
2021年07月03日
57 和田選手が2年連続で県制す  全日本剣道選手権大会三重予選  
2021年07月03日
58 町をきれいにしよう  学校環境デーの一環で  (相野谷中 )
2021年07月03日
59 夢は甲子園でノックを打つこと  ノッカー・赤﨑聡太君  (木本高校野球部 )
2021年07月01日
60 さだまさしさんの短冊届く
 「願いよとどけ」開催中  (勝浦八幡神社七夕委員会 )

 勝浦八幡神社七夕委員会は6月30日から、那智勝浦町の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)で初のイベント「七夕 願いよとどけ」を開催している。七夕当日の7日(水)までの間、境内に設置された短冊台に、参拝者が願いを書いた短冊をつるす催しで無料。最終日は髙橋宮司が七夕祭の神事を営むという。同所には同会の上松資弘さんと親交のある歌手で小説家のさだまさしさんが寄せた短冊5枚も飾られている。

 同委員会の上松さんが新型コロナウイルス感染症が流行する中、「人が集まるイベントはできないが、人の願いを集める場をつくりたい」との思いから髙橋宮司に相談を持ち掛け実施が決まった。

 上松さんはさまざまな協力の下、雨天に強い木製の短冊を550枚作成。短冊裏には髙橋宮司が、「七夕祈願」と筆を入れ神社の印を押して丁寧に仕上げた。今後の継続のためにも、短冊台は鉄製の土台で2基造られた。現在は耐水性の紙で作った飾りを笹に取り付け境内に設置している。

 初日は朝から神社を訪れた参拝者らが短冊台近くに設置された机で短冊に願いや夢、悩みなどを記入し、つるしていた。

 上松さんは「病気で苦しんだり悩みを抱えている人、目標や夢を持った人など、町内外、老若男女問わず短冊を書いてほしい。この催しが皆さまの心の安らぎやよりどころになってもらえたら」と話している。

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■さだまさしさんの短冊



 上松さんによると、2011年9月に発生した紀伊半島大水害で同町が大きな被害を受けた際に、テレビ番組で同町のことを心配していたさださんの姿を見た南紀くろしお商工会青年部と、当時青年部長だった上松さんがさださんに手紙を送ったという。翌年11月にチャリティーコンサートが実現し、その後も同町でコンサートが開催されている。

 いつも同町のことを気に掛けているというさださんに上松さんが短冊を依頼し、快諾を得た。届いた直筆短冊は机の前に飾られており、催しを終えた数日後にほかの短冊とともに髙橋宮司がおたきあげを行う予定。

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■実施時間と注意



 期間中は3密を避け、マスク着用などのコロナ対策を呼び掛けている。午前8時30分~午後5時。7日は午後6時まで。その後、髙橋宮司が神事を執り行う。なお、笹の持ち込みなどは受け付けていないという。問い合わせは勝浦八幡神社(電話0735・52・1646)まで。

(2021年7月1日付紙面より)

境内に設置された短冊台=6月30日、那智勝浦町の勝浦八幡神社
さだまさしさんの短冊も届いた

2021年07月01日
61 町独自ロゴ商材先行制作
 7月から取り扱いを開始  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が1日から、町独自ロゴ「スペースタウン串本ロゴ」を活用した商材などの取り扱いを始める。第1弾は販売対象の大漁旗Tシャツとロゴ〈単色〉ステッカー、無料で利用できるロゴ〈単色〉スタンプの3種類。今後も順次活用に挑戦して、商材の種類を充実していくという。

 第1弾の商材は、町独自ロゴの活用を町とともに考える立場から範例的に進めてきた先行制作の産物。大漁旗Tシャツは背面にデザインをプリントした内容で、色は白と青の2種類がある。サイズはS、M、L、XL、3Lの5種類をそろえ、1着3300円で販売する。受注生産を基本とし、串本事業所(JR串本駅そば)と古座事業所(JR古座駅そば)に置く在庫の範囲内で販売もするが、範囲を超えて購入を希望した場合は追加発注で対応となるため商材引き渡しまで若干の時間(1週間程度)をいただくとしている。

 ロゴ〈単色〉ステッカーは長径85㍉の大きさでコーティング仕様。初回作成数は1000枚で、250枚を会員、250枚を関係先、残り500枚を1枚250円で販売する。ロゴ〈単色〉スタンプはステッカーと同じ大きさで、両事業所に設置し記念押印用として無料で使ってもらうという。

 宇井晋介事務局長によると、開発中で詳細は示せないが第2弾の商材も近日中に発表予定。商材が地域の盛り上がりの拍車になることを今後に期待している。

 これら商材などの問い合わせは同協会串本事業所(電話0735・62・3171)まで。

(2021年7月1日付紙面より)

7月から取り扱いを始める大漁旗Tシャツ=6月29日、串本町串本
町独自ロゴ〈単色〉ステッカー
2021年07月01日
62 自主事業実施に向け意見交換
 丹鶴ホールプロモーションチーム「ICOLE」  (新宮市 )

 新宮市役所別館で6月29日夜、丹鶴ホールプロモーションチーム「ICOLE(いこれ)」(文化複合施設自主事業実行委員会、髙由香委員長)の会議があった。6人の委員が出席し、10月3日(日)に開館を迎える市文化複合施設「丹鶴ホール」オープニングイヤーに係る自主事業について意見を出し合ったほか、委員会の名称「ICOLE」の発案者である奥野珠々(すず)さん(19)を招き、感謝の思いを込めて花束を贈った。

 市は昨年、施設開館を記念したオープニングイヤーとして自主事業を実施していくに当たり、市民や市内在勤の人を対象に委員を募集。演劇やダンス、吹奏楽など、さまざまな文化活動を行う9人が集結し、昨年10月23日の第1回委員会を皮切りにこれまで6回の話し合いを重ねてきた。

 これまで自主事業実行委員会(仮称)として活動を行ってきたが、今年の4月から市文化複合施設の愛称募集で次点の優秀賞に輝いた「ICOLE」を委員会の名称として採用する運びとなった。

 発案者の奥野さんは当時新宮高校の3年生。施設の愛称募集に当たっては「緩い感じで友達と考えた。新宮弁で、かつおしゃれな感じにしました。愛称募集では残念ながら優秀賞だったけど、こうやって委員会の名前として使っていただけてうれしい」と笑顔で話した。

 この日は、12月19日(日)に開催予定の自主事業「こんにちは。丹鶴ホール! みんなでいこれ~」の募集要項やチラシの内容などについての意見交換もあった。

 市内の活動団体(サークル・スポーツ・企業・商店街・学生など)にイベントを通じて施設に親しんでもらうことを目的に実施。貸し館事業のPRを含め、施設を楽しく使っていくために共に考えるきっかけづくりにと計画を進めている。

 「新宮と言えば…?」を取り入れ、活動の発表や紹介、メンバー募集など、さまざまなPRを行ってもらうという。今後は本番の成功に向けてさらに話し合いを進め、9月に出演者を募集していく予定という。

 委員らはイベント企画に当たり「自主的に事業を活用していく一助となれば」と話している。

(2021年7月1日付紙面より)

「ICOLE」発案者の奥野珠々さんに花束を贈呈=6月29日夜、新宮市役所別館
2021年07月01日
63 親子で一緒に体を動かす
 こどもの運動あそび教室  (紀宝町 )

 音楽に合わせて親子で一緒に体を動かす「こどもの運動あそび教室」が6月30日、紀宝町立図書館・子育て支援センター複合施設「紀宝はぐくみの森」活性化センターで初めて開かれた。

 子育てする親が、乳幼児期の運動の必要性や心身の発達を正しく理解し、生活習慣を振り返るきっかけにしてもらおうと、町みらい健康課が主催。参加者同士の交流を通して子育てへの不安や悩みを解消し、孤立化を防ぐ狙いもある。

 町在住で子育て中の保護者を対象に、今回は5カ月~2歳3カ月の子どもと母親計16組が参加した。講師で運動指導士の仲浩美さんは「正しい姿勢は座骨を意識することが大切」と説明した。

 参加者はマットに座り、こどもを抱っこした状態で運動を開始。肩や首、肩甲骨を動かすストレッチをした。小鳥の鳴き声や赤ちゃんの笑い声などリラックスできる音楽が流れる中、親子で手拍子をしたり、肩を回すなどして一緒に運動を楽しんだ。

 音楽に合わせてスキンシップを兼ねた運動にも取り組み、仲さんは「2歳くらいまで1日の8割以上がママと一緒。赤ちゃんはママとのスキンシップで心が満たされる」と伝え、年齢に応じた抱っこを紹介した。

 次回の教室は11月29日(月)に開催する。

(2021年7月1日付紙面より)

親子で楽しく体を動かす運動あそび教室=6月30日、紀宝町のはぐくみの森
2021年07月01日
64 5種類の町独自ロゴを提供  1日から使用申請受け付け  (串本町 )
2021年07月01日
65 生徒の要望など伝える  城南中でオンライン生徒総会  (新宮市 )
2021年07月01日
66 白いヒマワリ  新宮市のタウンガーデン  
2021年07月01日
67 来年の開催を信じて  「佐野柱松」中止で思い語る  (佐野柱松実行委員会 )
2021年07月01日
68 「遊び」は学びの時  育児講座「おもちゃの広場」  (新宮市 )
2021年07月01日
69 一足早い夏、園児の歓声響く  2年ぶりにプール開き  (うどの幼 )
2021年07月01日
70 クマノザクラの苗木植える  飛雪の滝キャンプ場駐車場で  (紀宝町 )
2021年07月01日
71 学校近くの高台へ避難  地震・津波想定して訓練  (相野谷中 )
2021年07月01日
72 匿名の善意に感謝  コシヒカリ100㌔届く  (紀宝町社協 )
2021年07月01日
73 ダンスで笑顔と元気を  ランチタイムパフォーマンス  (近大新宮 )
2021年07月01日
74 お悔やみ情報