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カレンダー検索:26件の記事がありました
【検索ステータス】 
2018年04月15日
1 優雅に浦安の舞奉納
 熊野那智大社で「桜花祭」  

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)は14日、自然の恵みに感謝し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「桜花祭(おうかさい)」を営んだ。桜の花のかんざしを差したみこが那智の滝前で「浦安の舞」を優雅に奉納した。

 平安時代に花山法皇(968―1008年)が那智山で千日間の山ごもりをした際に、「木(こ)のもとをすみかとすればおのづから花見る人となりぬべきかな」と桜の美しさを詠んだという故事にちなんだ祭典。

 神事は本社拝殿と別宮飛瀧(ひろう)神社斎場でそれぞれ営まれた。神前にささげる神饌(しんせん)には境内で咲き残ったヤエザクラの小枝を飾り、長さ約1㍍のヤエザクラの枝を幣帛(へいはく)として奉献した

 那智山の桜は例年より1週間ほど早く、ほぼ花の時期を終えたが、参拝者らは新緑に包まれた那智の滝前で優雅に舞うみこの姿に盛んにカメラのシャッターを切っていた。男成宮司(64)は「今日は熊本地震の発生から2年を迎えた。災害のない、穏やかな年になるように願っている」と話していた。

(2018年4月15日付紙面より)

那智の滝前で浦安の舞を奉納するみこ=14日、那智勝浦町那智山
2018年04月15日
2 潮の香りのじゅうたん
 勝浦漁港でヒジキ漁  

 那智勝浦町の勝浦漁港、通称「いざかた船溜(ふなだまり)」に13日、収穫したばかりのヒジキが天日干しされた=写真。港周辺のホテルや旅館へ向かう観光客らが潮の香り漂う絨毯(じゅうたん)に足をとめた。

 勝浦周辺の海岸部ではこの日がヒジキ漁の解禁。潮の引きを見計らって大勢の漁師が磯へ出掛けた。天日干しをしていた一人は「例年並みの育ち具合。量も同じくらいかな」と話していた。3日ほど干すそうだが、十分に乾かさないと出荷の際に品質が落ちるという。

 紀州勝浦漁協によると例年3㌧弱を出荷しており、今年も同様の量になる見込み。5月に入ってからも漁をしていたが、今年から4月いっぱいに取り決めた。

(2018年4月15日付紙面より)


2018年04月15日
3 弓矢八幡が神楽奉納 本宮大社創建二千五十年で 

 御創建二千五十年奉祝式年大祭中の田辺市本宮町、熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で14日、白浜町の弓矢八幡が源平合戦や内乱で亡くなった熊野水軍八党の安宅(あたぎ)一族の霊を弔う『弓矢八幡鎮魂放生会神楽』などを奉納した。

 法被を着た男女や武蔵坊弁慶の衣装を着た男性など178人が『弁慶ゲタ躍り』でにぎやかに入場。『弊の舞』『弁慶出世の舞(弁慶まつり応援団)』『古座の舞』などを厳かに披露した。

 弓矢八幡は熊野水軍八党(九鬼、向井、鵜殿、泰地、潮﨑、周参見、小山、安宅)の安宅大神を祭っている。神楽では獅子舞の男子の後ろで女子が扇を手に華麗に舞い、訪れた参拝者たちから拍手が送られていた。

 熊野速玉大社、石清水八幡宮、伏見稲荷大社などでも神楽を奉納していて、本宮大社では2012(平成24)年4月15日の正鎮座120年記念大祭に続いて2回目。九鬼宮司は熊野水軍八党の九鬼氏の末裔(まつえい)にあたる。林丈嗣副教主(56)は「節目の年に奉納させていただき感謝です」と話した。

(2018年4月15日付紙面より)

弓矢八幡鎮魂放生会神楽=14日、田辺市の熊野本宮大社
2018年04月15日
4 駒田さん、和田さんが優勝
 第71回紀南テニス協会シングルス大会  
2018年04月15日
5 暖かな日差しの下で ゆうゆうクラブ、第19回総合スポーツ大会ソフトテニス 
2018年04月15日
6 6部門で熱戦繰り広げる 新宮信用金庫理事長杯ソフトテニス大会 
2018年04月15日
7 2017年度県企業倒産状況   
2018年04月15日
8 延べ241人が合格 近大新宮、平成30年度合格状況 
2018年04月15日
9 7人が手話を学ぶ 新宮市、手にことばの会が開講 
2018年04月15日
10 フジの花満開に  那智勝浦町浦神の民家で  
2018年04月15日
11 子や孫との絆を深める 湯登神事で熊野古道「大日越」 (本宮大社)
2018年04月15日
12 オニタビラコ  三輪崎の孔島で  
2018年04月15日
13 お悔やみ情報
  
2018年04月01日
14 ロケット飛ぶ姿夢に
 発射場誘致の推進室  (串本町 )

 日本初の民間ロケット発射場の建設誘致を進めている串本町は3月30日、同町役場古座分庁舎1階に「民間ロケット射場誘致推進室」を設置した。2日に開室し、職員2人が用地交渉や情報発信などを行っていく。発射場は同町田原地区が想定されている。

 キヤノン電子など民間4社で設立した会社「新世代小型ロケット開発企画株式会社」=本社・東京都港区=は小型衛星打ち上げのロケット発射場の建設を計画。候補地の要件として▽射点を起点に半径1㌔圏内が恒常的に無人である▽射点から南方に陸地や島がない▽本州の工場から発射場まで低コストで物資輸送が可能▽周辺住民から歓迎されること―などを掲げ、昨年9月に47都道府県に適地を打診した。

 県は串本町を候補地として推薦。同社は串本町を国内の第一有力候補地としたが、立地はまだ決定していない。

 町は県と共に誘致を進め、2月14日に田原山村交流センターで地権者説明会を開いた。買収面積は約150㌶を予定。このうち7割は町有地。

 推進室には田原地区出身の役場職員OB2人を配置し、用地交渉のサポートなどにあたる。

 推進室の看板を設置した田嶋勝正町長は「候補地の最有力地の一つに入ったという話を受け、本格的に活動していこうと推進室を設けた。この事業の鍵となるのは地域の皆さん、関係する方々の同意と考えている」と述べ、「都心から一番離れた本州最南端の地で日本の最先端技術を結集したロケットの打ち上げ場ができる。実現はまだ分からないが、ロケットが舞い上がる姿を夢見ながら頑張りたい」と意欲を示した。

 県商工観光労働部企業政策局産業技術政策課の佐久秀弥課長は「鹿児島県の発射場を視察したが、交通の便の悪い場所なのに1000人を超える見学者が訪れていた。発射場の誘致は産業振興と同時に、串本町を含む熊野地方広域の地域活性化に役立つ事業だ」と話した。

(2018年4月1日付紙面より)

「民間ロケット射場誘致推進室」の看板を掲げる田嶋勝正町長(右)と県商工観光労働部企業政策局産業技術政策課の佐久秀弥課長=3月30日、串本町役場古座分庁舎
2018年04月01日
15 支援システム広まって
 絵本の会「よむよむ」に助成金  (那智勝浦町 )

 子どもたちに絵本の読み聞かせを行う那智勝浦町のボランティア団体、絵本の会「よむよむ」が平成29年度伊藤忠記念財団助成金対象に選ばれた。3月2日に東京都内で開かれた贈呈式には、会員の伊藤松枝さんが出席した。

 「よむよむ」は、町内の保育所・園、図書館などで絵本の読み聞かせや手作りの紙芝居を行い、0歳児健診を利用した絵本で親子のふれあいを促す「ブックスタート」にも力を入れている。28年には、子どもの読書を推進する活動が顕著な団体に贈られる文部科学大臣表彰を受けた。

 伊藤さんらは20年にわたるボランティア活動を振り返り、10年前に受けた同事業の「子どもの本100冊助成」や、イオンが毎月実施するボランティア団体への売上金還元システム「イオン 幸せの黄色いレシートキャンペーン」も活動の支えとなったと感謝した。「本の購入以外にも、紙芝居の画材や折り紙などの購入費に充てました。今回の助成金も含め、支援システムがあることをボランティアの方々に知ってもらえれば」と話した。

 伊藤さんは贈呈式で、ICBA国際児童文庫協会のオパール・ダンさんがスピーチで紹介した『人を深いところから突き動かすのは、子どもの頃の何か、奥深くに眠っていたものなのです』という言葉に感銘を受けたと話し、「いただいた助成金をもとに活動をさらに充実させて、子どもたちのために役立てていきたい」と語った。

(2018年4月1日付紙面より)

絵本の会「よむよむ」の(左から)伊藤松枝さん、中村起代子さん、田村照子さん=3月30日、那智勝浦町浜の宮
2018年04月01日
16 新病院への移転進む
 2日から外来診察スタート  (那智勝浦町立温泉病院 )

 那智勝浦町天満の新町立温泉病院(那智勝浦町天満1185番地4)で3月30日、開院に向け器具などの移転作業が進んだ。新病院は4月2日(月)に開院し、午前9時から外来診察を開始する。

 新たに購入した医療機器などの搬入は済んでおり、28日に診察を終えた旧病院からの移送が主なもの。この日も作業トラックのピストン輸送が続いた。

 新病院は鉄骨造り地上4階と塔屋階、延べ床面積9260平方㍍。診療科目は内科、整形外科、リハビリテーション科、眼科。病床数は120床。職員住宅棟は、鉄骨造り地上2階、延べ床面積626平方㍍。単身用12戸、家族用3戸、会議室1室。院内のリハビリテーションセンターは広さ約400平方㍍あり、日本で初導入となる歩行訓練のVRトレッドミルや運動解析装置などを設置している。

(2018年4月1日付紙面より)

旧病院からの器具などを搬入する作業員ら=3月30日、那智勝浦町立温泉病院
2018年04月01日
17 地域農業のPRに JAみくまの、地元産米純米酒を贈呈 
2018年04月01日
18 14人に感謝状と花束  新宮市退職者発令式  
2018年04月01日
19 熊野市人事異動   
2018年04月01日
20 紀宝町人事異動   
2018年04月01日
21 奥番の大規模崩壊地  防災ジオツアーで見学  
2018年04月01日
22 にぎやかに巣立ち 新宮市、たんぽぽクラブでお別れ会 
2018年04月01日
23 近大卓球部が春季合宿 那智勝浦町、地元卓球ファンとの合同練習も 
2018年04月01日
24 濱口太史県議が一般質問④  和歌山県議会2月定例会  
2018年04月01日
25 カキドオシ  熊野川町の道端で  
2018年04月01日
26 お悔やみ情報