ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:96件の記事がありました
【検索ステータス】 
2022年10月30日
1 繁栄や終息祈願し一番湯奉納
 那智大社で献湯祭  (南紀勝浦温泉旅館組合 )

 南紀勝浦温泉旅館組合(清水貞吾組合長、組合員10館)は29日、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で「献湯祭(けんとうさい)」を営んだ。組合員らが参列し、朝一番に源泉からくみ上げた温泉水を神前に奉納した。

 おととし、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から宿泊客の参列参加や餅投げを行わず、規模を縮小して実施した。

 神事では各旅館の代表者らが15個のたるに入れた源泉の一番湯を順に神職に手渡し供えた。

 清水組合長が組合員を代表して玉串をささげた。一同は自然の恵みに感謝し、業界の繁栄とコロナ終息を祈願した。

 神事を終え、男成宮司は「コロナ禍の厳しい状況は続いているが、大神様のご神徳、ご加護を頂き、それぞれの旅館のご繁栄と組合の発展をお祈りしております」と話した。

 清水組合長は「全国旅行支援が始まり、観光にとって追い風が吹いている。温泉は持続可能な資源。コロナ終息と、一人でも多くのお客さまに来ていただけるよう大神様に祈願いたしました」。

 今後については「コロナ禍前と比較して宿泊客は減少している。しかし、行動制限や入国制限の緩和、県内での行事や道路の完成などもあり、国内外からの多くの来町に期待している。世界遺産と勝浦温泉、生マグロを全国的に広めて町の発展に努めたい」と抱負を述べた。

 同組合によると、組合員10館の収容力は840室で、3400人だという。

  □     □

■青岸渡寺では追善法要



 献湯祭を終えた一同は那智山青岸渡寺(髙木亮英住職)に向かい、物故者追善法要を営んだ。

 45回目を迎えた法要は南紀勝浦温泉の礎を築き上げ故人となった経営者や従業員などの功績に感謝し、冥福を祈るもので髙木住職と髙木智英副住職らが読経を行った。

 清水組合長が「礎を築かれた皆さまに感謝するとともに、組合員一同、創意工夫をもって業績の向上に励み、観光産業の発展に努力します」と追悼の言葉を述べた。

(2022年10月30日付紙面より)

一番湯を奉納するため本殿に向かう南紀勝浦温泉旅館組合の皆さん=29日、那智勝浦町の熊野那智大社
追善法要で故人の冥福を祈った=同日、那智山青岸渡寺
2022年10月30日
2 イオンに出張申請所
 マイナンバーカード  (新宮市 )

 新宮市、新宮税務署(河野武署長)、新宮納税協会(横手章郎会長)は合同で29日、新宮市橋本のイオン新宮店に、マイナンバーカード出張申請所を開設した。市民が多数訪れ、協力を得て申請を行った。

 交付率向上を目指した取り組み。新宮市の交付率は9月30日現在で、42・3%となっている。同店の一角にブースが設けられ、新宮市の職員が申請に協力した。顔写真の無料撮影や、条件を満たす場合はカードを郵送で受け取れる手続きも行えるようになっていた。申請希望者が開設時間前から並ぶような状況だった。

 新宮税務署と新宮納税協会は、買い物客に啓発物資を手渡して周知した。マイナンバーカードのほか、納税などのオンラインサービスであるe―Taxの案内も行った。「マイナンバーカードはお持ちですか。今、出張申請を行っています」などと呼びかけていた。

 田岡実千年市長は「市としても、マイナンバーカードの普及に力を入れている。いろんな使い方ができるようになるので、早めの取得をお願いします」。河野署長は「今ならマイナポイントももらえるほか、取得すればe―Taxで、確定申告がスマートフォンなどで簡単に行えるようになる。この機会にぜひ」などと話した。

 三輪崎から訪れて申請した山本八千代さんは「今ならポイントも付くし、保険証も兼ねるようになるというので来た。写真も撮ってくれるし、手続きも簡単だった」と語った。

 新宮市は他にも、夜間や日曜の窓口開設、企業や団体向けの予約制出張申請所開設にも取り組んでいる。問い合わせは、新宮市市民窓口課(電話0735・23・3333)。

(2022年10月30日付紙面より)

多くの人が並ぶマイナンバーカード出張申請所=29日、新宮市橋本のイオン新宮店
2022年10月30日
3 祖父の思い出やブルーム語る
 リカ・ハマグチさんが講演  (太地町 )

 太地町公民館は26日、文化講演会「ブルームと紀南―現代アボリジニー舞踊表現について―」を開催した。同町と姉妹都市であるオーストラリア・ブルーム出身でダンサーとして活躍するリカ・ハマグチさん(29)が講師を務め、真珠漁業がつなぐブルームと紀南の関係やつながり、自身が取り組むアボリジニ文化を現代的な舞踊で表現するダンスパフォーマンスなどについて講演した。

 リカさんはオーストラリアを代表する現代舞踊グループ「バンガラ舞踊団」の主役ダンサーを務めたほか、今年の西オーストラリア州観光キャンペーン映像に出演するなど、幅広い活動を展開している。

 これまでにも舞踊グループとして日本を訪れたことはあるが、個人での来日や自身のルーツに当たる那智勝浦町下里出身の祖父、故・浜口博司さんの故郷を訪ねるのは初だという。

 真珠漁業に参加するため、日本人を含むアジアやヨーロッパの多くの人々がブルームを訪れたことについてリカさんは「さまざまな民族が交じってブルームはユニークな場所になった。先住民のアボリジニやアジア、ヨーロッパの人々の子孫がたくさん住んでいる」と話した。

 過酷な真珠漁において、長年ダイバーとして活躍していた寡黙な祖父に触れ、ダイバー引退後はアジア人初の真珠養殖業のオーナーになったことや、日本語を教えてくれたことなどを振り返った。

 太地町とブルームの姉妹都市交流事業ではリカさんのいとこも同町を訪れ、ホストファミリーとして同町の子どもたちを迎え入れたことを挙げ、「私は参加していないが、交流事業が今も続いていることがうれしい」と笑顔を浮かべた。

 今回、祖父の故郷や親族とも会ったリカさん。紀南の地や海に自身が生まれ育ったブルームを感じ、ふるさとのような感覚を持ったと話す。

 家族や親戚らと過ごした様子や歴史ある舞踊グループの詳細、ダンサーとしての活動、ダンスについて、写真をスライドに映し出し解説。

 毎年観光客でにぎわう祭りの様子やオーストラリアの自然、多くの文化が混じり合っているブルームにおいて、日本との共通点やアボリジニの文化の影響が非常に強いことなどを紹介した。

 リカさんは「祖父の故郷を訪ね、親族にも会うことができた。皆さまに歓迎していただき、心が温まった。今後、交流の機会があれば、踊りの披露もしたい」と締めくくった。

 26年前、実際に博司さんとも面識がある江﨑隆司公民館長は「リカさんのような若い方々が紀南とブルームの架け橋になってくれたらうれしい」と話していた。

(2022年10月30日付紙面より)

ブルームや祖父との思い出などが語られた=26日、太地町公民館
ダンサーのみならず、さまざまな活動を展開するリカ・ハマグチさん
2022年10月30日
4 「地域医療を学べるまち」へ
 相野谷診療所に研修センター開設  (紀宝町 )

 紀宝町が町立相野谷診療所に設置した紀宝町地域医療研修センター「KITCHEN(キッチン)」の開設式が28日、同町役場であった。「地域医療を学べるまち紀宝町」をスローガンに、医学生・研修医の受け入れ、地域医療講演会や研修会、町民への学びの普及を通して、町全体で地域医療と地域包括ケアシステムを充実させていく。

 県地域医療研修センター(鈴木孝明センター長)と連携して、県内の総合診療医育成、町内事業所のスタッフ育成、町民教育・健康普及活動に貢献し▽安心できる▽実践できる▽継続できる▽成長できる▽共有できる―学びを提供する。

 相野谷診療所の森本真之助所長がセンター長、くまのなる在宅診療所の濱口政也院長、町遠隔業務支援医(リモート医)で脳神経外科医・脳卒中専門医の角谷美帆医師が副センター長を務める。

 開設式には協力連携事業所、町の関係者30人が出席し、西田健町長が「町の未来のため、皆さんと一緒に事業を進め『住んで良かった』と思ってもらえる町を目指していきたい」とあいさつ。

 森本センター長は「紀宝町の地域医療は介護、教育にも貢献できる。教育環境の整備を皆さまへの感謝としたい。一緒に勉強する組織を目指していきたい」と述べ、「無限の〝楽しい〟を育む学びの台所」との意味を込めて「KITCHEN」と名付けたと伝えた。

 今後、町が主体となってポストコロナ時代に求められる優秀な医療人材を育成し、研修センターを通して地域包括ケアシステムの発展と充実、在宅医療の推進などを目指していくという。

(2022年10月30日付紙面より)

町地域医療研修センター開設式に出席した皆さん=28日、紀宝町役場
2022年10月30日
5 夏山海岸で不思議発見!  自然探訪スクール開催  (太地町 )
2022年10月30日
6 秋空の下「クマノザクラ」開花  那智勝浦町  
2022年10月30日
7 近大新宮が新翔に勝利  全国高校サッカー和歌山大会  
2022年10月30日
8 漁港の護岸を補修  老朽化前の状態に  (那智勝浦町 )
2022年10月30日
9 アキチョウジの花  新宮市の山裾で見頃  
2022年10月30日
10 レスリング全国3位に  新宮高3年の髙塚恒輝さん  
2022年10月30日
11 大水害時の写真など  イオンで防災展示始まる  (新宮市 )
2022年10月30日
12 全力を出して楽しむ  勝浦小学校で運動会  
2022年10月30日
13 旅するチョウ  アサギマダラ  
2022年10月30日
14 「でっかいの見つけた」  サツマイモ掘り体験、盛んに  (紀宝町 )
2022年10月30日
15 「紀南高祭」が開幕  秋晴れの下、体育祭で白熱  
2022年10月30日
16 練習や学習の成果を披露  城南中で文化祭開幕  (新宮市 )
2022年10月30日
17 お悔やみ情報
  
2022年10月25日
18 地震発生に備えが必要!
 丹鶴公民分館が防災訓練  (新宮市 )

 新宮市の丹鶴公民分館(西孝分館長)は23日、丹鶴体育館で令和4年度防災訓練を開催した。市防災対策課による「地震に関する出前講座」があったほか、市消防団丹鶴分団が水消火器訓練を展開。市社会福祉協議会による福祉相談、認知症についてのパネル展示もあり、約70人の地域住民が防災意識を高めた。

 市、市社協が協力し、地域住民の防災意識の向上を目的に行っている恒例の取り組み。

 開催に当たり、西分館長は「ここ2年ほど、新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻などがあり、意識が地震から少し離れていたように思う。地震発生は待ったなし。この機会に基本に立ち返り、頭を防災モードに戻していただければ」とあいさつした。

 市防災対策課の下地優斗さんが▽過去の地震について▽新宮市に予想される地震▽地震への対策▽個人の対策―の項目に分けて講話を展開。

 スライドを使って阪神・淡路大震災(1995年)、熊本地震(2016年)、大阪府北部地震(18年)の被害を振り返り、近い将来の発生が危惧されている東南海・南海地震にも言及。「自分の身を守る行動を」と呼びかけ、家具転倒防止器具の取り付け、住宅の耐震化の重要性を訴えた。

 住宅耐震改修事業やブロック塀等耐震対策事業など、市が展開する防災関連支援制度を紹介し、個人の対策として「非常持ち出し袋、家庭内備蓄」「事前に災害リスクを確認する」などを挙げ、市ハザードマップの見方やウェブ版新宮市ハザードマップの使い方についても解説。

 旅館等宿泊避難支援事業の活用を推進し、メール・電話・テレホンガイド・公式LINE(ライン)などを活用した防災情報取得への協力も呼びかけた。

(2022年10月25日付紙面より)

丹鶴分団が水消火器の使い方を指導=23日、新宮市の丹鶴体育館
約70人の地域住民が防災意識を高める機会とした
2022年10月25日
19 楽しさ交え農福連携伝える
 イベント「秋の実り笑来市」  (エコ工房四季 )

 串本町古座にある社会福祉法人つばさ福祉会(北野好美理事長)の事業所「エコ工房四季」(平原正雄施設長)が22日、敷地内でイベント「秋の実り笑来市(えこいち)」を開き農福連携の関係先や地域からの来場でにぎわいを見せた。

 このイベントは、新型コロナウイルスの情勢で以前開いていた地域交流行事「エコ祭り」が開けない中、農福連携で変わりゆく今を地域に知ってもらう方法はないかと考えて形にした企画。

 株式会社天然との共催で本年度から始めた出店企画「串本古座四季彩まるしぇ」(現在は新型コロナウイルスの情勢により休止中)の形に「エコ祭り」の謝恩企画と農福連携の一端紹介を上積みした会場を形作り、実施へとこぎ着けた。

 当日は「同まるしぇ」出店者と近畿農政局や和歌山県セルプセンターの各コーナーがコの字型に並び、その中央にテーブルとイスを置いて休憩場所を準備。農福連携のアピール要素として「エコ工房四季」と農福連携をしている古座川町の生産者らがトラクターなど愛用の農機具を持ち込んで体験展示し、子ども対象の農機具お絵描きコンテストを実施した。

 「エコ工房四季」の利用者は駐車場整理などイベント運営に励みつつ、2コーナー以上利用した来場者を対象に電子レンジや農福連携で生産した米などを景品とした○×クイズを実施し、終盤でのステージ発表で来場や日頃の縁に感謝した。

 「エコ祭り」より小規模を心がけたが来場の勢いは予想以上で、前半の午前中だけで約300人が集まったそう。北野理事長は「まずは楽しんでもらい、その中で農福連携に頑張っていることを伝えたくてこのイベントを計画した。大々的にしないよう意識したので、こんなに大勢の皆さんに来ていただけたのは本当に予想外。一人でも多くの皆さんに『エコ工房四季』の今の頑張りを感じてもらえれば」と反響の大きさに驚きつつ、イベントの成果を期待した。

(2022年10月25日付紙面より)

○×クイズで盛り上がる「秋の実り笑来市」の会場=22日、エコ工房四季
農福連携する生産者持ち込みの農機具を体験する子ども
2022年10月25日
20 「熊野のいいもの」大盛況
 道の駅「たいじ」で物産展  (広域商工会東牟婁協議会 )

 北山村、古座川町、南紀くろしお、串本町の各商工会で構成する広域商工会東牟婁協議会(上松也泰センター長)は23日、太地町森浦の道の駅「たいじ」で「熊野のいいもの集めました」と題した物産展を開いた。各地域の名物を目当てに県内外から来場した多くの人でにぎわった。

 物産展は、伴走型小規模事業者支援推進事業の一環で2013年から実施する恒例の催し。同協議会では商談会への参加や地域内外の物産展開催を通して、事業者の学びや販路拡大などの支援に努めている。

 今年は3町1村から5店舗が出店。じゃばら加工品やケーキ、ホルモン焼き、おまぜ、サーターアンダギーなど、地域色や個性豊かな商品が店先に並んだ。

 上松センター長は「安定してお客さんが来てくれた。地元の人が多かった印象」。

 「今回は勝浦からの出店がなかったが、マグロの珍しい部位やじゃばら加工品など、地域を表したラインナップになっていると思う。天候にも恵まれて良かった。いい日和だったと思います」と話していた。

(2022年10月25日付紙面より)

各地域の名物が並んだ=23日、太地町の道の駅「たいじ」
2022年10月25日
21 先達より戒名授かる
 熊野修験の特別得度式  (那智山青岸渡寺 )

 熊野修験特別得度式が22日、那智山青岸渡寺であった。熊野修験の34人が参加、戒律を守ることを誓い、髙木亮英正大先達(しょうだいせんだつ)(那智山青岸渡寺住職)より戒名を授かった。九字の切り方を教える、熊野修験特別九字伝法式も、同寺境内にある大黒堂に場所を移して行われた。

 熊野修験再興35周年・那智山青岸渡寺第九世髙木亮英大僧正晋山記念として実施した。得度式は、仏門に入り僧侶になるための儀式。熊野修験の得度式では、髙木正大先達が戒律を守るかを問い、参加者がこれを守ることを誓って、戒名を授かった。参加者は、何度も頭を床に付け、一心に拝むなどしていた。

 髙木正大先達は「熊野修験の皆さんが、今後より一層、精進されることを祈念する」と述べた。静岡県三島市から参加した佐々木和子さん(46)は「玉置山までだけど、奥駈に何度か参加していたら、誘われて参加することになった。戒名を授かったのは恐れ多く、感謝している。山に入るのは好きで自然信仰にも興味があったので、これがより深くつながる入り口かなと感じている」と話した。

 九字伝達式では、髙木正大先達が一つずつ、印の結び方を教えた。参加者は正しい指の重ね方などを、苦心しながら学んでいた。

(2022年10月25日付紙面より)

特別得度式に参加された皆さん=22日、那智勝浦町の那智山青岸渡寺
2022年10月25日
22 JOC・U16陸上で決勝4位  潮岬中3年の久保凛さん  (串本町 )
2022年10月25日
23 限界突破掲げて頑張る  橋杭小で本年度運動会  (串本町 )
2022年10月25日
24 新宮・新翔合同が敗退  高校ラグビー和歌山県大会が開幕  
2022年10月25日
25 新翔が3回戦に進出  新宮は開智に惜敗  (全国高校サッカー和歌山大会 )
2022年10月25日
26 近大新宮、彦根総合に惜敗  秋季近畿高校野球が開幕  
2022年10月25日
27 メスだけ産む種を確認  チョウザメ研究、世界初  (近大新宮実験場 )
2022年10月25日
28 親子で消防署見学  楽しみながら業務を学ぶ  (那智勝浦町 )
2022年10月25日
29 戦後77年、平和への誓い新た  戦没者追悼式に70人  (新宮市 )
2022年10月25日
30 防災は事前準備が重要 下里中2年がゲームで学ぶ (那智勝浦町)
2022年10月25日
31 「祈りの道、小栗街道」  生駒和歌子さんが絵地図展  (田辺市本宮町「熊野本宮館」で )
2022年10月25日
32 市民生活向上に貢献  模範高齢者5人を表彰  (新宮市 )
2022年10月25日
33 高見さん、田中さんが優勝 鵜殿公民館、鵜殿区が合同で (グラウンドゴルフ大会)
2022年10月25日
34 4500人が子どもイベント満喫  紀宝わくわくフェスティバル  
2022年10月21日
35 ロケット打ち上げ来年2月末に
 周辺地域協の臨時総会で発表  (スペースワン株式会社 )

 串本町田原~那智勝浦町浦神にまたがる民間ロケット射場「スペースポート紀伊」を運営するスペースワン株式会社(豊田正和代表取締役社長)=東京都=が19日、ロケット「カイロス」初号機の打ち上げを来年2月末ごろに再延期することを公式発表した。

 同日、串本町サンゴ台のホテル&リゾーツ和歌山串本で開催のスペースポート紀伊周辺地域協議会(会長=下宏・和歌山県副知事)臨時総会に出席した同社の阿部耕三取締役が事業の経緯や現時点での進捗(しんちょく)と併せて報告したもので、国際情勢に伴う物流の停滞が想定以上で期待する時期に必要な部品が届かないなどの諸課題に苦慮し、それらの対処をすると今年12月末ごろの打ち上げは厳しいとの判断に至ったとして理解を求めた。

 同総会では初号機打ち上げ時の公式見学場の全体管理を担う株式会社JTBも報告に臨み、会場運営の概要や集客窓口とするホームページ「ロケット『カイロス』初号機打ち上げ応援サイト」の事前登録状況やオフィシャルツアーに伴う宿泊施設の配分などを伝えた。

 今回の議事は2社の報告のみ。下副知事は「残念だが、現在の状況などを考えるとやむを得ないと思う。引き続き支援をし、ぜひとも初号機の打ち上げを成功させていただきたい」と総括した。

 当初の2021年度内から今年12月末ごろ目標、さらに来年2月末ごろ目標と再延期したことについて阿部取締役は「楽しみにしていただいた地元の皆さまには大変申し訳ないと思っています。引き続きご支援ご声援をお願いしたい」とコメント。来年2月末ごろという期日は関係各者と話し合う中で総合的に判断し示した目標で、実現に向け全力で取り組むとしている。

 発表を受け副会長の田嶋勝正・串本町長は「来年2月の閑散期にずれ、商売人は助かりファンも来やすい状況になると思う。渋滞対策などよりいっそう充実し、多くの方を迎える状況をつくっていきたい」。

 副会長の堀順一郎・那智勝浦町長は「期間が少し延びたところをうまく活用し、もっと盛り上げて多くの方々に喜んでいただけるような地域振興につなげる期間として前向きに捉えたい」とそれぞれ語った。

(2022年10月21日付紙面より)

臨時総会を開くに当たりあいさつする会長の下宏副知事=19日、ホテル&リゾーツ和歌山串本
阿部耕三取締役
2022年10月21日
36 「笑いは世界の共通語」
 笑福亭鶴笑さんが講話  (新宮高校 )

 新宮市の県立新宮高校(東啓史校長)で19日、全校生徒561人を対象に人権全体鑑賞会が開かれた。落語家でNPO法人「国境なき芸能団」代表の笑福亭鶴笑さんが、パペット落語などを通じて笑いを届け、難民キャンプで暮らす子どもたちや戦争、平和に対する思いを語った。

 鶴笑さんは笑福亭一門の落語家で、世代や国境、言語の壁を超えて世界中の人々が楽しめる新型落語「パペット落語」を考案。戦争や内乱、災害、疫病によって生活を破壊された人々や、紛争地で生まれ育った子どもたちに励ましの「笑い」を届けるためNPO法人を設立し、アフガニスタンやイラク、カンボジアといった国々へ赴いている。

 鶴笑さんは、枕として難民キャンプを訪れた経験を紹介し「最初は外国人への不信感からキャンプ内への立ち入りを拒否されたが、芸で子どもたちを笑わせたことがきっかけとなってコメディアンとして認めてもらえた」と語った。戦争の絶えない世界の現状を憂い「なぜ戦争が起きてしまうのか。いろんな人の意見を聞いて視野を広げて。人間らしさを取り戻すためにも笑いが大切。皆さんの家庭や学校生活に楽しい笑いがあふれるように」と語りかけた。

 手作りのパペットで1人4役を演じるオリジナルの落語「立体西遊記」では、登場人物たちの軽妙な掛け合いに、生徒たちに笑いが広がった。

 弟子の笑音(しょうと)さんも登場し、灯油シュポシュポやパイプ椅子、熊手、クレンザーボトルなど身近な素材を改造した手作りの笛を披露。塩ビパイプで作ったトロンボーンでは「ぞうさん」を演奏した。

 山田倫加さん(3年)は「初めて落語を聞いたが、面白かった。大学で海外のことを学びたいという思いが強くなった」。松下穂乃果さん(同)は「難民キャンプの話を聞き、海外でも落語が受け入れられて、笑ってもらえること、人と仲良くなれることを聞いて感動した」と話していた。

(2022年10月21日付紙面より)

パペット落語「立体西遊記」を披露する笑福亭鶴笑さん=19日、新宮市の県立新宮高校
塩ビパイプのトロンボーン演奏
落語を聞く生徒たち
2022年10月21日
37 国内2例目のヒトデ標本
 紀伊半島沖で採集の2種  (串本海中公園 )

 紀伊半島西南沖で採集されたイバラスナヒトデとケムシヒトデが標本に基づく記録として国内2例目となることがこのほど判明し、その報告論文が先月20日発行の学術誌「Biogeography」24号に掲載された。

 イバラスナヒトデは、串本海中公園センター水族館の平林勲係長が2019年12月30日に有田沖で展示生物の採集をしていた時に発見。見慣れないヒトデ類だったため水産研究・教育機構の木暮陽一主幹研究員に精査を求めたところ、沖縄県の1標本のみ記録されているイバラスナヒトデだと判明した。

 木暮主幹研究員は生体調査に加え過去に採集され標本として収蔵されている未同定種も対象として研究をしている専門家。1975年にすさみ町沖で採集され大阪市立自然史博物館に未同定種として収蔵されていた標本を昨年に見つけ、形態観察をした末に小笠原諸島兄島でのみ記録されるケムシヒトデだと判断。紀伊半島西南沖で採集されたこれらヒトデ類は貴重な標本と感じ、平林係長と連名で論文を書き学術誌掲載で公表するに至った。

 平林係長によるといずれも南方系に分布するヒトデ類で、公表により分布北限が紀伊半島へと更新される結果になったそう。木暮主幹研究員はこれら2種が採集される背景に越冬を含め生息可能な環境が紀伊半島沖で成り立っている状況を洞察し、いずれもこれまで本州には記録がなく貴重な標本だと評価している。

  □     □

ケムシヒトデの生体展示中



 以降、平林係長は今月3日に田並沖でのイセエビ刺し網漁で混獲された生物を調査中にケムシヒトデと思われる個体を見つけ、その場で交渉し譲り受けた。

 後に確かめたところ間違いなく、希少なヒトデ類として17日から館内Aゾーンで生体展示を始めている。平林係長は「木暮さんが論文で公表した直後に生きた状態で見つかったのはまさに奇跡。国内ではほぼ目にすることがないケムシヒトデを生体展示でじかに知ってもらいつつ、生態の解明にもつなげていきたい」と意気込んでいる。

 串本町沖での採集は初で、すさみ町沖で採集されて以来47年ぶりとなる標本記録。木暮主幹研究員は「生体展示をしているのは、自分が持つ情報の中では世界でも同館だけ。何を食べるかさえ分からないほど知見が乏しいが、餌が分かり飼育ストレスを小さくすれば長生きできると思う。ヒトデ類は脚光を浴びることが少ないが、海を描くとほぼ登場するほど意識されている生き物。うまく飼育できたら目玉の一つになると思う」と長期飼育の成功を期待して語った。

(2022年10月21日付紙面より)

串本町沖で採集されたイバラスナヒトデ(上)とケムシヒトデ(串本海中公園センター水族館提供)
生体展示中のケムシヒトデと観察する平林勲係長=18日、串本海中公園センター水族館
2022年10月21日
38 薬物乱用は駄目 那智中学校の生徒に啓発 

 新宮保健所による「薬物乱用防止等を目的とした校舎校門前早朝啓発活動」が19日、那智勝浦町立那智中学校であった。新宮保健所職員、新宮地区協議会所属の薬物乱用防止指導員、関係機関職員8人のほか、那智中生徒会の役員5人が参加。登校する生徒に啓発物資を手渡し、乱用防止を呼びかけた。

 近年、青少年による薬物乱用、特に大麻乱用が増加しており、令和3年の全国における、大麻事犯の20歳未満の検挙人員が994人、うち高校生が159人、中学生が8人となっている。「大麻は安全で依存性がない」などの誤情報も流れている。

 また、10月は「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動」および「薬と健康の週間」に関連する運動月となっている。これらのことから新宮保健所は昨年、下里中学校と新宮高校で啓発活動を実施、今回は2年目となる。那智中のほか、21日に新翔高校でも実施を予定している。

 那智中では、薬物乱用防止の啓発標語が書かれたポケットティッシュやばんそうこうのほか、薬と健康の週間の啓発ボールペンなどを配布。登校する生徒に対して「薬物乱用防止の啓発です」と伝えながら、啓発物資を手渡していた。受け取った生徒は標語を眺めるなどしながら、校舎へと入っていった。

 生徒会長を務める、2年生の小井谷美央さんは「麻薬を使ったり、犯罪に手を出したりしないよう、啓発活動を通して知ってほしい」と語った。新宮保健所衛生環境課の勝山亮さんは「薬物乱用は遠い世界、都会の出来事として捉えがちだが、インターネットなどで身近に危険があることを感じてもらえれば」と述べた。

(2022年10月21日付紙面より)

啓発物資を手渡す生徒会の役員ら=19日、那智勝浦町立那智中学校
2022年10月21日
39 挑戦者として全力で挑む
 初の近畿大会に向け練習に励む  (近大新宮 )
2022年10月21日
40 髙塚恒輝さんが全国3位
 とちぎ国体レスリング競技  (新宮高校 )
2022年10月21日
41 那智勝浦少年野球クラブが制す
 新熊野少年野球大会など  
2022年10月21日
42 新入団員らに辞令交付  令和4年第2回消防団員任命式  (新宮市 )
2022年10月21日
43 道路脇にツユクサ  極小の青花が鮮やか  
2022年10月21日
44 今年もアサギマダラ飛来  高津気の「休憩所」に数羽  (那智勝浦町 )
2022年10月21日
45 卒業生らに働く意義教わる  行事「ジョブコレクション」  (串本古座高校 )
2022年10月21日
46 貴重な野鳥の群れに笑顔  秋のバードウオッチング  (御浜町 )
2022年10月21日
47 各学年の授業を見学  人権教育推進協議会  (紀南高校 )
2022年10月21日
48 会場周辺で清掃に取り組む  紀宝わくわくフェスを前に  (紀宝町 )
2022年10月21日
49 褒める、叱るの心理学を学ぶ  紀宝町で子育て支援講演会  
2022年10月21日
50 お悔やみ情報
  
2022年10月15日
51 興味持ち、知る機会に
 「ロケット展」が開幕  (那智勝浦町 )

 串本町と那智勝浦町の共催で開催中の「宇宙ウィーク2022」のイベントの一つである「宇宙と星とロケット展」のオープニングセレモニーが14日、那智勝浦町天満の体育文化会館であった。両町代表者などがテープカットを行い、開催を祝った。ロケット模型の展示などが、16日(日)まで続く。

 「宇宙ウィーク2022」は、串本町田原のスペースポート紀伊でのスペースワンのロケット発射に向け、気運を高めるもの。12日から16日の期間中に両町で、展示や体験、講演など、さまざまなイベントが実施される。

 「宇宙と星とロケット展」では同会館で、スペースポート紀伊から発射されるロケット「カイロス」の模型や、カイロス実物大の18㍍の垂れ幕、解体移動式の小型プラネタリウム、宇宙服、人工衛星模型などが展示される。予約不要で参加無料、開館時間は午前9時から午後6時、ただし16日のみ午後5時までとなっている。

 オープニングセレモニーには、那智勝浦町の堀順一郎町長、串本町の平井治司副町長、勝浦こども園の5歳児14人、コニカミノルタプラネタリウムの藤掛曜平副社長などが参加した。

 堀町長はあいさつで「ロケット発射による波及効果を高めたい。(イベントは)地域振興に役立てたり、子どもらに興味を持ってもらうことが目的。多くの子どもが宇宙に興味を持ち、よく知ってもらう機会になれば」と話した。

(2022年10月15日付紙面より)

プラネタリウム前で記念撮影する勝浦こども園の園児ら=14日、那智勝浦町天満の体育文化会館
2022年10月15日
52 さらなる協力呼びかけ 個人団体の功労者を表彰 (新宮市観光協会)

 新宮市観光協会(里中陽互会長)による、観光功労者表彰式が13日、新宮市徐福の熊野御坊南海バスであった。2団体と個人2人に対して表彰状を手渡し、観光振興に向けたさらなる協力を呼びかけた。

 新宮市の観光振興に貢献した個人や団体を表彰することにより、観光の発展やサービスの向上を図ることを目的としたもので、毎年実施している。表彰式は例年であれば同協会の通常総会に先立って行われていたが、コロナ禍の影響で書面決議となったため、別に場を設けた。

 今回は、団体の部で新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)とくまの鐵道倶楽部(中瀬古友夫代表)、個人の部で下地正規さん(熊野観光開発)と山野上晶子さん(熊野御坊南海バス)が選ばれた。新宮信金の浦木理事長は所用のため、和平幸勝業務部長が代理で出席した。

 表彰に先立ち、里中会長があいさつ。新型コロナの水際対策の緩和や「全国旅行支援」のスタートなどに言及。「観光の回復が期待される。新宮市でも外国人観光客などを見かけるようになり、戻り出していると感じている。一日も早く災禍を乗り越え、再興に努力したい」と力を込めた。受賞者に対しては「今後も培った知識、経験を発揮し、新宮市の観光振興に尽力をお願いします」と呼びかけた。

 この後、里中会長が受賞者に対し、表彰状と記念品を手渡した。受賞者を代表して和平業務部長が、浦木理事長の謝辞を代読。「このような場で表彰していただき、ありがとうございます。受賞を励みに、今後も魅力ある新宮市のイメージアップのため、微力ながら業務に精進していきます」と述べた。

(2022年10月15日付紙面より)

表彰を受けた新宮信用金庫(後左)、くまの鐵道倶楽部(前左)、下地正規さん(後右)、山野上晶子さん(前右)と里中陽互会長=13日、新宮市徐福の熊野御坊南海バス
2022年10月15日
53 自分たちに何ができる?
 防災学習で避難所運営  (鵜殿小 )

 紀宝町立鵜殿小学校(前田幸利校長)で13日、県教育委員会の学校防災アドバイザーによる防災学習があり、6年生39人が災害時の避難所運営の中で自分たちにできることを考えた。

 鵜殿小では学年ごとにさまざまな防災学習に取り組んでおり、今回は県教委教育総務課学校防災・危機管理班の学校防災アドバイザー・大須賀由美子さんを講師に迎えた。避難所で起こるであろう問題を考え、小学生の自分たちに何ができるのかを考えてもらうのが狙い。

 大きな災害が起こったときの避難所運営について、三重県では市町、施設管理者、住民の3者で運営することになっているが、「役場など行政の職員もけがをしているかもしれないし、やらなければいけない他の仕事がたくさんあり、避難所は自分たちで運営しなければいけません」と説明。

 電気や水道、ガスが止まり、多くの人と共同生活を送る避難所では、乳幼児、高齢者、外国人、着替えや授乳をする女性など「気を付けてあげた方がいい人がたくさんいる」と伝え、「皆にできることはたくさんある。まず何に困っているか聞いてあげて。これまで大人に助けてもらうこともあったと思うけれど、人を助けられる人になってください」と呼びかけた。

 児童らは4人ほどのグループになり、カードで避難所運営を考える「避難所なんナン?」に挑戦。トイレや食事をテーマに「あったらいいな」と思うものや場所をたくさんのカードの中から選び、友達と意見を交わした。これを踏まえて、自分たちにできることを具体的に話し合った。

 食事については、乾パンなど似たメニューが続くため、「温かく栄養のある食事も大切」と結論付け、自分たちが取り組めることとして、材料を調理場に運んだり、調理を手伝ったり、料理を運んだり、後片付け用のごみ箱を用意したり、食事の時間を伝えたりすることができるなどと発表し、考えを巡らせていた。

(2022年10月15日付紙面より)

カードを広げ、避難所運営を考える児童ら=13日、紀宝町立鵜殿小学校
2022年10月15日
54 相互連携で持続的発展目指す
 東牟婁議員連盟協議会設立  (南紀熊野ジオパーク )

 東牟婁郡5町村の議会議長が13日、南紀熊野ジオパーク東牟婁議員連盟協議会を設立した。互選により串本町議会の鈴木幸夫議長が会長に着任。各議会と同パーク推進協議会の情報交換や連絡調整を図り、相互連携の推進と各地域の持続的な発展、加えてジオパークの理念の普及拡大を目指すという。

 同議員連盟協議会は、昨年秋ごろに必要性を感じた串本町議会が同パーク内にある他の市町村議会へ働きかけて設立を目指してきた団体。結果、まずは東牟婁郡内で立ち上げて実績を積み、その成果をもってさらなる裾野の拡大を目指す方向で動き出す形となった。

 この日は串本町潮岬にある南紀熊野ジオパークセンターで設立総会を開き、規約や本年度の事業計画と予算を定め互選で鈴木会長以下、古座川町議会の谷久司議長と太地町議会の水谷育生議長が副会長、那智勝浦町議会の荒尾典男議長と北山村議会の久保學議長が監事と役員体制を固めて設立へとこぎ着けた。

 引き続き設立報告会を開き、東牟婁郡町村議会議長会主催の全議員研修会参加のため同センターへ集まった各町村議会の議長を除く議員40人と来賓の谷洋一県議会議員、串本町の田嶋勝正町長、東牟婁振興局の酒井清崇局長、県環境政策局の田堀国浩局長が出席。来賓からの期待を受けつつ役員体制を報告し、代表して監事の久保議長が設立を宣言した。

 会長の鈴木議長は南紀熊野ジオパークと同協議会設立の経緯を報告しつつ「本協議会の勉強会や意見交換会を通じて東牟婁郡内各議会の緻密な連携を図り、さらなる盛り上げを構築していきたい」と思いを掲げ、同協議会を軸とした今後の結束を求めた。

  □     □

ジオパークの概念など学ぶ



 全議員研修会は同協議会事業を取り入れる形で実施。同センターの福村成哉副主査研究員が「ジオパークの魅力と活用~大地と人々の関わり~」を演題に掲げて登壇し、ジオパークの概念や経緯、南紀熊野ジオパークの成り立ちや人々の暮らしとの関わり、目下展開中のさまざまなジオパーク活動などを伝えて議長も含めた出席議員の理解を深めたという。

(2022年10月15日付紙面より)

設立を宣言する監事の北山村議会・久保學議長ら=13日、南紀熊野ジオパークセンター
福村成哉副主査研究員を講師に迎えてジオパークの概念などを学ぶ議員ら
2022年10月15日
55 優勝は上廣容子さん
 総合スポーツ大会グラウンドゴルフ  (ゆうゆうクラブ )
2022年10月15日
56 新宮が優勝、県大会へ
 全日記念イベント4年生大会  
2022年10月15日
57 本番に向け活動再開  感謝コンサート、11月に開催  (那智勝浦吹奏楽団 )
2022年10月15日
58 最大8千円を追加配布  商品券配布事業など可決  (太地町議会 )
2022年10月15日
59 職務精励職員に感謝状  新宮地区警察官友の会  
2022年10月15日
60 樽神輿や行列が参進する  飛鳥神社例大祭  (太地町 )
2022年10月15日
61 スペースポート紀伊を知ろう  市野々小で出前授業  (那智勝浦町 )
2022年10月15日
62 全日本で活躍、講道館杯へ弾み  矢渕中出身、伊藤好誠選手  (学生柔道選手権 )
2022年10月15日
63 「救急医療の提供が重要」  10月定例会で一般質問  (紀南病院組合議会 )
2022年10月15日
64 3年ぶりに「熊野市展」  市民の力作200点並ぶ  (熊野市 )
2022年10月15日
65 一人で悩まず相談して  特殊詐欺被害防止について学習会  (千穂第一地区 )
2022年10月15日
66 4人の宇宙アートで扉開く  文化セで作品展など始まる  (宇宙ウィーク2022 )
2022年10月15日
67 グランプリ「太古の造型」  観光フォトコン結果発表  (串本町 )
2022年10月15日
68 例大祭に向け準備進む  杉ノ仮宮など設営  (熊野速玉大社 )
2022年10月15日
69 お悔やみ情報
  
2022年10月02日
70 12人と1団体を功労表彰
 市制施行記念日に伴い  (新宮市 )

 新宮市制施行記念日(10月1日)に伴う令和4年度市政功労者表彰式が1日、市役所別館であった。田岡実千年市長が地方自治や社会福祉、消防水防などで市に貢献した個人12人と1団体を表彰。賞状と記念品を贈った。

 この日をもって、旧新宮市が市制を施行して89年、旧熊野川町が町制を施行して66年、2005(平成17)年に旧新宮市と旧熊野川町が合併し、新しい新宮市が誕生してから17年を迎える。

 この表彰は1977(昭和52)年度から始まり、本年度を含め個人1012人と102団体を表彰。2011(平成23)年のみ、紀伊半島大水害の被害を考慮し中止となっている。

 式典では田岡市長が一人一人に表彰状を贈呈し「各分野で献身的な活動をいただき、地域社会の発展や住民福祉の向上、市の発展に多大なご貢献をいただき敬意を表します」とあいさつ。

 新型コロナウイルス感染拡大防止に対する協力に感謝し「これまで先人たちが営々として築いてくださった故郷を守り、愛する新宮市のさらなる飛躍を切に念願したい」と述べた。

 榎本鉄也・市議会議長は「今日の市政は、皆さま方が長年にわたって培ってこられた豊かな経験と弛まぬ努力、地道な活動の支えがあって築かれたもの。今後も豊富な経験を存分に生かし、変わらぬお力添えを」。

 濱口太史・県議会議員は「皆さまのご活動はそれぞれの仕事の傍ら、市政や市民のためにボランティア精神を発揮されており尊いもの。市民の見本として引き続きご活躍を」と祝辞を述べた。

  □     □

 表彰を受けたのは次の皆さん。

【社会福祉功労】

▽榎本友子=民生委員・児童委員として社会福祉のために尽力

▽中野末子=同

▽苅屋企世子=同

▽タウンガーデン=ボランティア活動を通じて地域の活性化・清潔な環境づくりに尽力

【産業経済功労】

▽打越 保=熊野川舟下りの船頭として観光産業の発展・振興に尽力

▽前田英利=農業委員として農家の地位向上と農業振興に尽力

▽植 豊治=同

【消防水防功労】

▽津呂 進=消防団員として消防防災活動に積極的に従事

▽中道活好=同

【保健衛生功労】

▽松本欣士=健康づくり地域推進員として健康増進活動に尽力

▽木下かや=学校の薬剤師として学校保健・健康教育に尽力

【教育文化功労】

▽湊川大介=教育委員として教育行政の向上に尽力

【特別功労】

▽(故)小池㬎二=新宮港埠頭株式会社で専務取締役・代表取締役社長として新宮港発展に尽力

(2022年10月2日付紙面より)

市政功労者として表彰を受けた皆さん(前列)=1日、新宮市役所別館
田岡実千年市長(右)が表彰状を手渡した
2022年10月02日
71 読書のむこうでつながる 4人が登壇しシンポジウム (新宮市)

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で9月25日に開催された令和4年度読書推進フォーラムの中で、シンポジウム「ことばの力で想像力を~読書のむこうでみんなとつながる~」が開かれた。

 佐藤春夫記念館の辻本雄一館長をコーディネーターに、那智勝浦町絵本の会「よむよむ」の伊藤松枝代表、「Youth Libraryえんがわ」留守番係の並河哲次さん、元新宮市立図書館司書の山﨑泰さんが登壇した。

 「読書のむこうでみんなとつながる」というテーマについて、伊藤さんは「子どもは絵本や昔話から、その物語を自分の中に意味付けして取り込む力がある」と語り、紙芝居や絵本を通じてさまざまな感情と対峙し、共感力を育んでいく読み聞かせの重要性に改めて言及した。

 辻本館長が「昔は『言葉』と『暴力』は対立的概念だったように思う。しかし昨今、特にインターネットの世界で『言葉の暴力』という問題が広がっている。言葉とは非常に難しく、恐ろしい一面を持っている」と問題提起。並河さんは「インターネットや資源の輸出入などで否応なく世界とつながっている時代だからこそ、コミュニケーションが重要」と述べ、「ふとした瞬間に本や読書と出合える場があることで、そこで言葉を獲得し、対立や分断を乗り越えていくきっかけになるのでは」と語った。

 山﨑さんは、多くの郷土資料に当たって滝廉太郎が旧新宮女子高等小学校の祝賀歌を作曲した経緯を探ったエピソードを紹介し「郷土資料を残した人の多くは既に亡くなっている過去の人々だが、読書を通じて多くの著者と対話し、自分の中に多様性を育んでいくことができる。その多様性こそ、言葉の暴力にあらがう一番の基礎」と話していた。

(2022年10月2日付紙面より)

シンポジウムの様子=9月25日、新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」
2022年10月02日
72 車両見学会に100人
 「銀河」3日から運転開始  (JR西日本 )

 新宮市徐福のJR新宮駅で1日、長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の車両見学会があった。事前申し込み・抽選の上、見学の機会を得た親子連れや鉄道ファンなど約100人が参加し、瑠璃紺色の車体とくつろぎ感あふれる内装を見学。列車での旅に思いをはせた。

 観光を中心とした西日本エリアの活性化のためにJR西日本が運行する長距離列車。「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに、鉄道の旅の実現を目指し、1両ごとに異なる座席タイプを配置している。紀南コースは昨年7月16日に運行を開始し、12月22日までの約5カ月間にわたり、延べ約3000人が乗車した。

 紀南コース2年目の運行は3日(月)からで、今回は、海側座席を倍増するなど進化。県を挙げた「おもてなし」を充実させるなどして、さらに鉄道の旅と当地方の魅力のPRを図っていく。

 運行開始初日は、午後9時15分に京都駅を出発し、翌4日(火)午前9時37分に新宮駅に到着する。新宮駅発の初便は5日(水)午前9時50分。新型コロナウイルス感染症の状況により変更となる場合があるが、来年3月8日(水)までの間で夜・昼行それぞれ36本の運行を予定している。

 運行開始に先立ち、JR西日本では試運転期間中であるこの日に車両見学会を企画。100人の定員で希望者を募ったところ、県内外から201通565人の申し込みがあった。

 この日、同駅では参加者らが7班に分かれて見学。「きれいやね」「広い」などと口にしながら、スマートフォンやカメラを手に写真や動画を撮影していた。また、駅前では見学会に併せて和歌山大学・自主学生プロジェクト「きのくに線活性化プロジェクト(きの活)」が、鉄道玩具「プラレール」を用いた交流会を実施。子どもたちは興味深げにジオラマの町並みを疾走する電車に見入っていた。

(2022年10月2日付紙面より)

運行再開に先立ち「銀河」の車両見学会が行われた=1日、JR新宮駅
カメラなどを手に内装を見学
鉄道玩具に夢中
2022年10月02日
73 伊勢~熊野、200㌔を歩く
 熊野古道巡礼旅復活プロジェクト  

 伊勢神宮から熊野那智大社までの200㌔を歩く「熊野古道巡礼旅復活プロジェクト」の参加者が9月30日、紀宝町を踏破した。10月2日には那智勝浦町の青岸渡寺を目指す。

 熊野古道伊勢路は伊勢から熊野にわたる全長200㌔余りの長い巡礼路で、一部に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が含まれている。昭和初期まで実際に巡礼利用されてきたといわれ、現在も熊野街道・熊野古道と結ばれ、当時から続く1本の道が続いている。

 伊勢から熊野への巡礼旅の未来の可能性を探ることを目的とした、大杉谷自然学校(大西かおり校長)によるプロジェクトの第1弾。9月20日からスタートし、伊勢を出発して11日かけて紀宝町入りした。

 この日は6人が世界遺産の七里御浜、熊野川沿いを歩き自然豊かな風景を満喫。鮒田から三反帆(さんだんぼ)の川舟に乗り、御船島を1周して新宮市の熊野速玉大社に出向いた。

 三重県を踏破した大西校長は「豪雨の中を歩いた日もあったが、熊野川に着いて感慨深い思いがある」と話していた。

(2022年10月2日付紙面より)

川舟で御船島を巡るプロジェクトの参加者=9月30日、紀宝町の熊野川
2022年10月02日
74 安全運転呼びかけ物資配布  汐入橋交差点などで夜間啓発  (那智勝浦町 )
2022年10月02日
75 作業の安全を目指し  不整地運搬車技能講習  (南紀くろしお商工会 )
2022年10月02日
76 仲間を信じ思いつなぐ  みくまの支援学校で運動会  (新宮市 )
2022年10月02日
77 全校児童がゲームを楽しむ  2学期最初の「仲よし班あそび」  (井田小 )
2022年10月02日
78 秋空の下で盛り上がる  鵜殿小・うどの幼合同運動会  (紀宝町 )
2022年10月02日
79 頑張るぞ、えいえいおー!  勝浦こども園で運動会  (那智勝浦町 )
2022年10月01日
80 高田地区、独自の支援
 10月から公共交通再編  (新宮市 )

 新宮市高田地区では1日から、公共交通の再編が行われる。再編に併せ、同地区では独自に交通弱者らの通院などに対して送迎支援を実施していく計画としており、過疎化や高齢化が進む地域における交通弱者救済モデルの一つとなることが期待される。

 人口245人、高齢化率57・14%(245人中140人)の同地区(数値は3月末現在のもの)では、公共交通再編に向け、2020年11月から数回にわたり意見交換会などを実施。住民を対象にアンケート調査を行うなど取り組みを進めてきた。昨年4月から約1カ月にわたって実施されたアンケートの回収率は88・5%と高く、地域の福祉委員らが戸別訪問するなどして配布や回収に協力したという。

 同地区では「既存交通の利便性向上による移動手段の確保」をテーマに再編が進められ、10月から路線バス「高田線」(10月から「松山高田線」に変更)の高田―新宮駅間を1日3往復から5往復に増便。大型商業施設などを経由するルート変更や、上限運賃を500円とするなどの見直しが行われる。

 そんな中、同地区では独自の取り組みとし、交通弱者らの送迎支援を実施していく計画で、高齢化率57%を超える地域の実情に合わせて「公共交通が利用できない交通弱者等への移動支援(通院等)に係る取り決め」を作成。

 ▽車の運転や公共交通の利用ができないと判断される人▽同居者の申し出により認知症の症状が見られる人や慢性的てんかん患者、慢性的心臓疾患を抱える人▽区役員会が手助けが必要と判断した人―などに対して、かかりつけ医や買い物などへの送迎を開始する。

 なお、送迎は市から委嘱を受けた4人の集落支援員が行う。送迎は予約制で、2日前までに高田支所などへ申し込むシステムとなる。

 独自の取り組みを進めるに当たり、高田支所では「始めてみないと分からないが、区民の利便性を考え、臨機応変に対応していきたい」と話している。

(2022年10月1日付紙面より)

10月からの公共交通再編に併せ、独自の支援を打ち出す
2022年10月01日
81 熊野の素晴らしさを世界に
 熊野川町ふれあい公社に寄付  (新宮信金 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)の役員や職員約100人で組織する「新宮しんきん世界遺産応援募金会」は、熊野川川舟下り事業などを運営する一般財団法人熊野川町ふれあい公社へ金一封の寄付を決定した。新宮市熊野川町の熊野川行政局で9月28日、新宮信金本店営業部の横川英之部長から同公社の下阪殖保代表理事へ目録贈呈が行われた。

 同募金会は2004年に世界遺産登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の環境保全を目的に、同年9月に設立。毎年地元の世界遺産の維持・管理や広報を行う団体を支援している。

 同公社は05年から、世界で唯一世界遺産と認められた「川の参詣道」である熊野川で、船頭と語り部付きの木舟で下る観光体験事業を開始。参詣道を歩く人々も利用する市交流促進施設さつき(熊野川温泉さつき)や市小口自然の家・キャンプ場の指定管理者も務め、今年3月には国の特別名勝・天然記念物に指定されている瀞峡(瀞八丁)を舟で巡る「瀞峡めぐり」の運航もスタートさせた。

 下阪理事長は「大変ありがたい。熊野川舟下りを安全に長く運航していくとともに、瀞峡めぐりを増便したいという思いもある。理事会に図り、大切に活用させていただく」と感謝を述べた。

 横川部長は「地元の素晴らしい景観と文化を学んでもらうため、新人研修で瀞峡めぐりに行くことなども検討している。これからも末永く事業を続け、さまざまな団体・企画とタイアップして地元・熊野を世界に発信していかれることを願っている」と今後の発展に期待を込めた。

(2022年10月1日付紙面より)

横川英之部長(左)が下阪殖保代表理事へ目録贈呈=9月28日、新宮市熊野川町の熊野川行政局
2022年10月01日
82 構想踏まえ話し合い開始
 学校づくり協第2回会合  (串本町 )

 串本町の学校づくり協議会(会長=長澤悟・東洋大学名誉教授、委員14人)の第2回会合が9月28日に役場本庁であり、串本小と橋杭小の統合校の基本設計の大枠を形づくるための話し合いに取りかかった。

 この協議会は、統合校設置に向け前年度に立ち上げた新しい時代の統合小学校の在り方検討委員会の会下組織。有識者、両校の校長や保護者代表、町職員や議員、文部科学省アドバイザーを委員として8月17日に発足し、本年度中に立案する基本設計に幅広く意見を取り入れる協議を進めている。

 前回は統合校設置を進めるに当たって活用している文部科学省「新しい時代の学びの環境整備先導的開発事業」と町が同事業に示したプロジェクトの概要や町内の教育課題などで情報を共有。

 今回は上積みで同協議会事務局がプロジェクトで掲げているテーマ11項目中4項目の視点や諸室の構成と考え方を説明し、視察対象とした宮城県・東松島市立宮野森小学校と同・山元町立山下第二小学校の建設概要と並列で統合校の想定概要、現時点での統合校の構想に基づきプロポーザル選定された株式会社綜企画設計が描いたイメージを確かめ、これらをたたき台にして委員から意見を求めた。

 同日時点の統合校の構想は敷地面積約2万5千平方㍍、延べ床面積上限5200平方㍍(校舎3500、体育館1200、学童保育500)。校舎は立地の環境を考慮して分棟構成の木造平屋建てを想定し、串本小同様に学童保育所を内包する内容。委員からは学童保育所の共用域、町立図書館の導入とその期待効果、分棟構成の利点や構造的課題、開校以降の統合を見据えた拡張性確保などで意見交換があったほか、協議内容の保護者周知やグラウンドへの夜間照明設備導入などの要望や構想の印象などの意見もあった。

 長澤名誉教授は全体として地域や将来など学校と何かのつながりを求める指向が多彩と今回の成果を総括し、つながりをキーワードに見据える発想を掲げて締めくくった。

 次の会合は11月下旬~12月上旬ごろ実施予定。第2回までの意見を取り入れた基本設計の素案を示しさらに煮詰めるという。

(2022年10月1日付紙面より)

現時点の統合校の構想を踏まえて意見を交わす委員=9月28日、串本町役場
2022年10月01日
83 地域で道路付近をきれいに
 紀州路クリーン作戦  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は9月28日、県道那智山勝浦線(北浜地区周辺)の歩道部分などで各ボランティア団体と共に「紀州路クリーン作戦'22」を実施した。40人以上が参加し、草刈りやごみ拾いなど、景観美化に取り組んだ。

 この活動は和歌山県内の道路管理者(各市町村、和歌山県、国土交通省和歌山河川国道事務所)が、道路との触れ合いの機運を高めるため、地域住民の参加を募り、実施しているもの。

 この日は▽なちかつ古道を守る会▽勝浦ロータリークラブ▽勝浦ライオンズクラブ▽那智勝浦町金融協会▽那智勝浦町建設業組合▽東牟婁振興局新宮建設部▽那智勝浦観光機構(NACKT)▽那智勝浦町▽海のホテル一の滝―らが参加した。

 堀順一郎町長は「クリーン作戦は住んでいる方や観光で訪れる方も気持ち良く、安心して過ごせる観光地づくりも目的の一つ。活動がきっかけに町全体がきれいになり、住んでて良かった、住み続けたいと思ってもらえるような町にしていきたい」とあいさつ。

 その後、各団体が各所でたばこの吸い殻やビニール袋、ペットボトルなどのごみを拾い、草刈りなどに汗を流した。

 普段から古道の整備などに尽力する「なちかつ古道を守る会」は道路裏側付近でも清掃活動を展開。地庵晋司会長は「今回のクリーン作戦前からカヤなどの草を刈って準備していた。多くの人で活動すると、仕事がはかどり、広い範囲で町をきれいにできるのでありがたいです」と話していた。

(2022年10月1日付紙面より)

清掃活動に汗を流す=9月28日、那智勝浦町内の歩道付近
2022年10月01日
84 建築士視点の防災  太田の郷で講演会  (那智勝浦町 )
2022年10月01日
85 富田川沿いのヒガンバナ  上富田町  
2022年10月01日
86 心豊かで穏やかな心を  くろしお児「お花をいけましょう!」  (新宮市 )
2022年10月01日
87 境内に雅楽の音色響く  「にっぽん丸」乗客限定スペシャルコンサート  (新宮市 )
2022年10月01日
88 井田地区の海岸侵食対策を  谷川孝栄県議が一般質問  (三重県議会 )
2022年10月01日
89 横断歩道の安全な渡り方学ぶ  チャイルドシート使用推進モデル園に  (井田保育所 )
2022年10月01日
90 医療、生活など聞き交流深める  三重大医学部生が実習開始  (紀宝町 )
2022年10月01日
91 絶滅危惧種も説明  熊自連主催の観察会  (那智勝浦町 )
2022年10月01日
92 3年ぶり市民音楽祭に向け  第2回実行委員会  (新宮市 )
2022年10月01日
93 壮絶!南紀の観光合戦  歴探スクールで中瀬古友夫さん  (新宮市 )
2022年10月01日
94 情勢見据えつつ準備進める  11月に橋杭岩ライトアップ  (串本町 )
2022年10月01日
95 第3回定例会一般質問①  古座川町議会  
2022年10月01日
96 お悔やみ情報