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2022年09月27日
1 大輪の花、秋の夜空に
 追善供養花火をする会  (新宮市熊野川町 )

 「熊野川追善供養花火をする会」は24日夜、新宮市熊野川町能城山本(のきやまもと)で追善供養の花火を打ち上げた。地元住民や車中から花火を観覧していた人らは、夜空に咲いた約640発の花火に拍手や歓声を送った。

 紀伊半島大水害(2011年)の犠牲者を含む、多くの人々の供養のためにと彼岸の時期に企画し開催。いまだ収束のめどのたたない新型コロナウイルス感染症の収束や、またコロナ禍の影響を受ける人々に対する元気づけに対する願いも込められている。

 同町では、水害から10年の節目を迎えた昨年、「供養花火をする会」が犠牲者を追悼しようと花火の打ち上げを企画。「今年も花火をしてほしい」といった多くの声を受けて実施に至った。開催に向けて250を超える近隣の企業や個人から寄付が集まったという。

 なお、同会では23日に熊野川ドームさつきで歌やダンスによるイベントを企画していたが、台風15号の接近に伴い大雨警報が発表されたことから、イベントの開催を取りやめた。

 花火は十数㌶の田んぼの真ん中から打ち上げられた。スターマインや6号玉が光のショーを繰り広げ、地域住民らは夜の秋空を彩る大輪の花に見入っていた。

 翌25日には、町民らが早朝から花火打ち上げ地点周辺で清掃活動を実施。有志約40人が参加し、花火の燃えかすなどを拾い集め美化活動に汗を流した。

 同会の下阪殖保さんは「花火の恒例行事化を望む声も多い。行政も協力してもらえればありがたい」。

 池上順一さんは「熊野川町は生きている、それを示したいとの思いから、下阪さんをはじめとした人々が町のために動いてくれている。そういう気持ちが大事。花火の打ち上げはみなさんの協力がないとできないこと。ささやかながら地元への感謝を示し、恩返しをする機会になったと思う。来年もみんなで花火を打ち上げることができたら」と話していた。

(2022年9月27日付紙面より)

夜空に大輪の花火が打ち上がった=24日夜、新宮市熊野川町
清掃活動に参加した皆さん=25日、同町
2022年09月27日
2 JSTO月例会で活動紹介
 CGS部代表チームで発信  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校CGS部が22日、ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)の月例会ゲストとして情報発信をする機会を得た。同協会は22~25日に東京ビッグサイトであったツーリズムEXPOジャパン2022内の自ブースを会場に設定し、同部はウェブ会議システムで参加。会員など旅行業界の関係者が情報を受け止める形となった。

 この情報発信は、JSTOの新津研一代表理事から月例会ゲストの誘いを受け応えたことで実現した機会。部員を代表して雑賀和さん、鈴木美咲子さん〈以上2年〉、鈴木紅瑠魅さん、竹本芽生さん、森大地さん、水本琉那さん〈以上1年〉がチームを結成し、「本州最南端での地域活性化の挑戦~CGS部の挑戦~」と題した内容を準備して情報発信に臨んだ。

 CGSは地域包括的支援(Community General Support)の略称。高校生がどのように地域を知り課題を見つけて支援をしているかについて、万能だれの商品化や防犯灯点検などの実績を織り交ぜて伝えた。

 そのように活動の傾向を示唆した上で同協会からの希望に応え、スペースポート紀伊のロケット打ち上げに向けたロケットラーメンなどのメニュー開発や「カイロス君」バッジ制作などの取り組みも紹介。今後は交流サイト(SNS)による打ち上げのライブ中継も目指していると予告し、実現時の視聴も呼びかけるなどした。

 発信先のツーリズムEXPOジャパン会場は期間の前半に業界関係者、後半に一般を対象にして公開される仕組み。旅行業界に関わる人に情報を受け止めてもらえて光栄、と心境を語る雑賀さんは串本町を知らない皆さんに少しでも魅力が伝わればという思いで今回の情報発信に臨んだと振り返り、主軸のCGS部活動について「かしこまった話ではなく、雑談の中で(本州最南端には)こんな高校があると話していただけたらうれしい」とコメント。鈴木さんは今回の情報発信をきっかけにし、気軽に串本へ来てくれる人が増えることを今後に期待した。

(2022年9月27日付紙面より)

ウェブ会議システム越しでCGS部の活動を紹介する部員=22日、県立串本古座高校
2022年09月27日
3 デジタル技術の広がりは
 若手国際フォーラム  (新宮市・東京大学 )

 新宮市と東京大学大学院人文社会系研究科・文学部は25日、同市浮島の浮島児童館での対面とオンラインを併用して「東大人文・若手国際フォーラム」を開催した。同大学の大向一輝准教授が基調講演。同大学助教で地域連携担当の太田泉フロランスさんが進行役を務め、留学生らが研究報告をした。

 同市と同大学大学院人文社会系研究科・文学部は昨年3月に連携協定を締結。東京大学と共に人文学を応用しての地域振興や交流促進、地域連携活動などを図っている。

 このたび、留学生ら約10人は同大学文学部長・人文社会系研究科長の秋山聰さんらと共に23日に熊野入り。26日にかけて新宮市や那智勝浦町、三重県熊野市などを訪れ「熊野体験研修」を行った。フォーラムは研修のプログラムの一つとして実施するもので、留学生らが自らの研究や熊野地方についての印象を語り、それぞれの国や地域への理解を深めることを目的に開かれた。

 フォーラム開催に当たり、田岡実千年市長は「大都市にはない何かを感じ取っていただき、今後の研究活動に役立てていただければ。また、母国に戻られてからも、この地での体験を発信いただければ」とあいさつ。

 秋山さんは、同大学と市が連携協定締結に至った経緯や活動を振り返り「当大学には優秀な留学生がたくさんいる。そんな人たちが熊野を体験し、熊野の人と交流することで緩やかながら大きな波及効果があると思う」と期待を寄せた。

 大向准教授は「熊野学の未来:デジタル技術による支援に向けて」をテーマに講演。デジタル技術にできることやその方向性、役割などを説明し▽文字▽地図▽3D―の各分野の研究や活用に展開しうるデジタル技術の広がりについて解説した。

 全国4800社に及ぶ熊野神社のリストから住所を緯度・経度に変換し地球儀ソフトに落とし込んだ日本地図を紹介し「4800社と軽く言うが、地図に落とし込んでみると日本列島を隙間なく埋め尽くしていることが分かる」。

 3Dの世界への技術の転換に関して、メタバース(3次元の仮想空間やそのサービス)における熊野曼荼羅(まんだら)絵解きの世界を実演。「ある程度の知識がないと活用につながらない。対象と向き合うのは人の役割。共通のテーブルとしてのデジタル技術だと思う」としながらも「遠隔で絵解きを再現するのは可能だが、熱量や意志、コミュニケーションを備えた熊野比丘尼(びくに)の代わりはできない」と付け加えた。

(2022年9月27日付紙面より)

大向一輝准教授がデジタル技術の活用方法などについて講話した=25日、新宮市の浮島児童館
対面とオンラインを併用して行われたフォーラムの様子
2022年09月27日
4 新しい風を吹かせよう
 3年ぶり中高合同の近大新宮祭  (新宮市 )

 新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長)で25日、近大新宮祭(文化行事の部)が開催された。全校生徒477人がクラス行事や舞台発表などを通じ、今年のテーマである「新風」を表現した。

 本年度は3年ぶりに中高合同で、保護者の観覧も受け入れて実施。文化行事の部は24、25日の2日間にわたって開催を予定していたが、台風15号の影響で1日目のオープニングセレモニー・クラブ発表を延期し、2日目のクラス行事のみを先に開いた。

 高校生徒会の田岡結会長は「『新風』には、新型コロナウイルス感染拡大前と同じ活気を取り戻し、新型コロナ後の状況も取り入れたこれまでにない新しい取り組みをしようという思いを込めた。中高一緒になって楽しみましょう」と校内放送であいさつ。

 体育館では中学生の映像作品や劇の発表があり、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝える「クリスマスの奇跡」や海洋プラスチックごみ問題を訴える「プラ島太郎」など、時節を捉えた作品が多く見られた。

 高校のクラス行事では、教室に近大マグロの巨大オブジェやフォトスポットなどが登場。絵の具やゴーカートを使ったアトラクションや脱出ゲーム、縁日など多彩な催しがあり、学年やコースを超えて生徒たちが交流した。近大新宮祭の様子は、後日写真で紹介する予定。

(2022年9月27日付紙面より)

第1次世界大戦の戦場に「きよしこの夜」が響く=25日、近畿大学附属新宮高校・中学校
海洋プラスチックごみを拾うアトラクション
2022年09月27日
5 初秋に鮮やかな色彩添える  各地でヒガンバナ花の盛り  (串本町・古座川町 )
2022年09月27日
6 一通りの手順教わり経験  三尾川小児童らが稲刈り  (古座川町 )
2022年09月27日
7 近大新宮が二次予選進出  秋季高校野球県大会  
2022年09月27日
8 福祉や財政など問う  太地町議会一般質問  
2022年09月27日
9 1位に西美晴さん  写連新宮支部9月例会  
2022年09月27日
10 シュウカイドウ咲く  遊歩道沿いでひっそりと  (那智の滝 )
2022年09月27日
11 「いつまでもお元気で」  高田地区福祉委員会がプレゼント贈呈  (新宮市 )
2022年09月27日
12 自然の恵みに感謝ささげる 熊野本宮大社で「献湯祭」 (田辺市本宮町)
2022年09月27日
13 元気いっぱい運動会  幼稚園や保育所などでシーズン始まる  (新宮市・那智勝浦町 )
2022年09月27日
14 バスケット作り楽しむ  子育てサロン「ふれんZOO」  (紀宝町 )
2022年09月27日
15 「戦争は人の心が荒れ果てる」  中田重顕さんを迎え講演会  (熊野市 )
2022年09月27日
16 秋空の下、地域一体で楽しむ  相野谷地区で合同運動会  (紀宝町 )
2022年09月27日
17 新翔高男子Bが優勝  新宮弓友会主催の月例射会  
2022年09月27日
18 古き良き日本の名作楽しむ  3年ぶりの日本優秀映画祭in南紀熊野  (那智勝浦町 )
2022年09月27日
19 新宮市登場の単行本発売中  漫画家・やまさき拓味さん  
2022年09月27日
20 お悔やみ情報
  
2022年09月25日
21 川原家を組み立てよう!
 少年少女発明クラブに20人  (新宮市 )

 新宮市少年少女発明クラブ(瀧野秀二会長)は24日、和歌山県立新翔高校悠久館で「川原家を組み立てよう!」を開催した。市内の小学生の会員約20人が参加。同校の中岸速人教諭が講師を務め、川原家の組み立てや座学を通してその歴史を学んだ。

 発明クラブは全国各地で活動をしており、県内でも10市町で行われている。新宮市では、市内の小学4~6年生を対象に年間を通して講座を開催。子どもたちに理科や科学、ものづくりに関心を持ってもらえるよう、さまざまな制作・野外活動に取り組んでいる。

 熊野川の川原にはかつて、くぎを使用しない組み立て式住宅「川原家」からなる集落「川原町」が存在。洪水が迫ると解体され、水が引くと再び組み立てられた。

 筏(いかだ)による木材輸送や川舟を使って交易をする多くの人が行き交い、最盛期には150軒を超える建物があったとされる。そのにぎわいは1935年ごろまで続いたといわれている。

 中岸教諭は、スライドを使って川原家の歴史や組み立て方法などについて説明。「昔の新宮川原では大雨によって洪水が発生し、そこで暮らしていた人々はそれによって苦しめられていました。そんな中で生まれたのは川原家です」などと話し「川原家が記録として残っているのは新宮市だけ。新宮市に生まれたのだからぜひ覚えておいて」と呼びかけた。

 座学後には、中岸教諭から具材の名称などの説明を受けながら組み立てを開始。学年ごとに役割を分担し、力を合わせて川原家を完成させた。組み立てた川原家はみんなで解体。かつて、いかに素早く解体する必要があったかを体験を通して学んだ。

 峪悠都君(王子ヶ浜小4)は「川原家のことは今日初めて知りました。解体する時間が早かったのでびっくりした」と話していた。

(2022年9月25日付紙面より)

完成した川原家の前で=24日、県立新翔高校
協力しながら組み立てた
2022年09月25日
22 熊野修験、復興の礎
 「修験ルネッサンス」完成披露  (新宮市 )

 「『修験ルネッサンス』上映委員会」は22日夜、新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で、長編ドキュメンタリー映画「修験ルネッサンス」(カラー/84分/2022年)の完成披露上映会を開催した。市内外から約300人が来場し、映画を通して熊野修験に対する理解を深める機会とした。

 那智勝浦町の那智山青岸渡寺・髙木亮英住職が熊野修験を復興してから今年で35年。「熊野から」「熊野から ロマネスク」「熊野から イントゥ・ザ・新宮―明治の闇『大逆事件』を乗り越えて―」の3部作を手がけた田中千世子さんが制作・監督を手がけた。

 田中さんが自ら修験に参加し、熊野修験の復興に尽力した「新宮山彦ぐるーぷ」や熊野修験の活動を数年にわたり撮影・取材した記録映像を軸に、ダンテの「神曲」のエッセンスを絡めた独自性豊かな作品に仕上がった。

 上映会は熊野修験の髙木智英さんと成田佳子さんによるほら貝で幕開け。田中さんは「私の好きな熊野地方で栄え、そして復活した熊野修験に興味を持ち、参加しながら作品を作った」と制作に至った経緯を説明。

 田中さんの友人で、絵画・アニメーション制作を担当した畔蒜(あびる)多恵子さんは「ダンテと詩と音楽と落語、そして修験をミックスして監督の世界が展開されていく。楽しんでください」と呼びかけた。

 髙木住職は「いろいろな宗教が重なり合って形成されているのが熊野信仰であり熊野修験。そして熊野信仰は開放的であり、神・仏の前では全ての人が平等であると、上皇・法皇から貴族、武士、庶民に至るまでありとあらゆる人を受け入れてきた」。

 修験者にとっては熊野という所は最高の霊場であり聖地であったとし、修験者が山に分け入ることによって精神的にいったん死に、そして修行を終えた後は仏となるといった「擬死再生」という概念から、「よみがえりの地」といわれるゆえんの一端であると説明した。

 ロシアのウクライナ侵攻や、バス内への置き去りにより幼い子どもが命を落としているといった現状に触れ「世知辛い世の中だが、修行を通じて人に対する思いやり、優しさ、慈しみの心といった本来の人間性、人間らしさをよみがえらせ、また、そういう御心(みこころ)を知っていただき、平和で明るく、和やかな世の中であることを願うばかり」。

 「35年間、山に分け入り『山林抖擻(さんりんとそう)』をしてきたが、多くの方からのお力添えとご加護を頂いて今日を迎えることができた。上映を通してそういう部分も見ていただければ」と述べ、田中さんや関係者、来場者らに対し感謝を伝えた。

(2022年9月25日付紙面より)

約300人が視聴した=22日夜、新宮市の「丹鶴ホール」
髙木亮英住職
田中千世子監督
2022年09月25日
23 59歳以下にも4回目接種券送付
 オミクロン株対応ワクチン  (紀宝町 )

 紀宝町は、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチン接種を26日(月)から開始する。初回(1、2回目)接種が完了した12歳以上で、最終接種から5カ月以上経過している人が対象。1人1回接種できる。

 使用するオミクロン株対応ワクチンは、12歳以上がファイザー社製、18歳以上はファイザー社製かモデルナ社製を選ぶことができる。町では接種期間を来年3月31日まで延長した。

 現在は▽既に4回目接種の対象者(60歳以上、基礎疾患を有する人、医療従事者など)のうち、4回目を未接種の人▽3回目接種が終了し、5カ月以上が経過した12歳以上▽3回目接種券を持っている12歳以上▽4回目接種を従来型ワクチンで接種した人(5回目接種)―が対象となっている。

 3回目接種が終了した18~59歳の対象者には順次、接種券を発送する予定で、町生涯学習センター「まなびの郷」での集団、町内医療機関での個別のいずれかで接種できる。

 集団接種は10月9日(日)から始まる予定。集団・個別とも、町ワクチン接種専用ダイヤル(電話0735・33・0363)で予約を受け付ける。

 町では「予約開始日は電話がつながりにくくなりますが、必ず予約ができるように予約枠を設定しています。ご理解をお願いします」としている。

(2022年9月25日付紙面より)

紀宝町に届いたオミクロン株対応のワクチン=22日、同町役場
2022年09月25日
24 熊野謎解きめぐり寄贈
 那智勝浦ロータリークラブ  

 那智勝浦ロータリークラブ(庵野了嗣会長)は22日、会員でもある後誠介・和歌山大学客員教授の著書「熊野謎解きめぐり 大地がつくりだした聖地」を、那智勝浦町と太地町の教育委員会に寄贈、役立ててもらえるよう呼びかけた。

 かつて新宮市の教育長を務めた人物から「良い本だからぜひ寄贈を」と求められ、実施に至った。那智勝浦町には90冊、太地町には10冊を手渡した。庵野会長と森岡一朗幹事が両教育委員会に出向いた。

 那智勝浦町教育委員会の岡田秀洋教育長は「地域のことを知る、ふるさと教育を進めるのは大切。こういうものを教材にするなどの取り組みを進めている。学校にも紹介し、子どもが見られるようにしたい。地域の成り立ちや生活を一冊にまとめ、分かりやすく書いた本は少ない。ありがたい」と感謝を伝えた。

 森岡幹事は「郷土愛を培ってもらえるよう、頑張ってほしい。高齢の方で興味を持つ人もいる。高齢者向けの施設で置いてもいいかも」などと勧めた。同町教委は町内の小中学校に配布するほか、町全体で活用できそうな場所を検討して置きたいとの考えを示した。太地町教育委員会では、不在の宇佐川彰男教育長に代わり、漁野文俊教育次長が受け取った。

 庵野会長は「地元のことが詳しく書いてある。子どもが喜んでくれることが一番ありがたい」などと述べた。

(2022年9月25日付紙面より)

寄贈本を持つ庵野了嗣会長(右)と岡田秀洋教育長=22日、那智勝浦町教育委員会
漁野文俊教育次長に本を手渡す=同日、太地町教育委員会
2022年09月25日
25 ツリガネニンジン咲く  新宮市の三輪崎墓地付近  
2022年09月25日
26 目指す理想の看護師像とは  看護系希望生がミニ医療ゼミ  (近大新宮 )
2022年09月25日
27 地域猫活動に理解を  市民らが市長に要望  (新宮市 )
2022年09月25日
28 タマスダレが群生  空あおぎ一斉に咲く  
2022年09月25日
29 47年のネパール生活語る  那智勝浦町出身の和田正夫さん  
2022年09月25日
30 第3回定例会一般質問③  串本町議会  
2022年09月25日
31 串本中と古座小が先陣切る  秋の運動会シーズン始まる  (串本町 )
2022年09月25日
32 全国屈指の強豪校が熱戦  女子高校野球大会が開幕  (熊野市 )
2022年09月25日
33 夏と秋の空間アート広がる  森の侵略 みんなで作る星空  (熊野市 )
2022年09月25日
34 赤ちゃんはどこから来る?  性や命の伝え方考える  (紀宝町 )
2022年09月25日
35 1位に垣本正道さん  写連紀南支部9月例会  
2022年09月25日
36 親子で楽しく種目に挑戦  ちびっこくらぶ「うんどうかいごっこ」  (新宮市 )
2022年09月25日
37 下古谷兄弟、予選突破  兄弟そろって本選出場  (日本クラシック音楽コンクール )
2022年09月25日
38 お悔やみ情報
  
2022年09月22日
39 秋の交通安全運動始まる
 各地で啓発活動など  

 正しい交通ルールの遵守(じゅんしゅ)とマナーの実践を呼びかける「秋の全国交通安全運動」が21日から始まった。30日(金)までの10日間、「子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全確保」「夕暮れ時と夜間の歩行者事故などの防止および飲酒運転の根絶」「自転車の交通ルール遵守の徹底」を重点に取り組んでいく。

 新宮市では運動初日の21日、市交通事故をなくする市民運動推進協議会(会長・田岡実千年市長)、市交通指導員協議会、県交通安全協会新宮支部、新宮警察署など関係者約70人が、同市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で決起集会と出発式を開いた。

 運動展開に先立ち、市民運動推進協議会の清岡幸子副会長は「交通事故のない社会を目指し、誰もが安全で安心し暮らせる新宮市として、今後もあらゆる機会を通じて交通ルールとマナーの遵守を訴え、各種広報を行っていく」。

 7月から、県と県警が連携し、横断歩道における歩行者保護の取り組みを推進する「サイン+サンクス運動」が実施されていることを紹介し「車を運転する際には横断歩行者優先の徹底を意識して」と呼びかけた。

 酒井清崇・東牟婁振興局長は「交通事故のない安全で安心なまちづくりは全ての県民、市民の願い。交通事故をなくしていくため、引き続きご尽力を」。

 田原正士・新宮警察署長は、交通事故につながりやすい交差点関連の交通違反や重大な事故に直結しやすい横断歩行者妨害や飲酒運転に対して取り締まりを行うとともに、自転車による悪質な違反に対する指導と取り締まりの強化、「サイン+サンクス運動」周知のための広報などを展開していくと強調。

 「引き続き、歩行者の安全確保、飲酒運転をさせない、交通事故を起こさせない環境づくりに取り組んでいただき、交通事故減少の機運が高まることを期待している」とあいさつした。

 決起集会後には関係者に見送られながら取り締まり部隊が出発。参加者らは啓発物資やのぼりを手に、買い物客らに交通安全を呼びかけた。

(2022年9月22日付紙面より)

取り締まり部隊を見送る関係者ら=21日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
啓発物資を配布し交通安全を呼びかけた
2022年09月22日
40 支え合いの仕組み学ぶ
 高田小中が「赤い羽根共同募金」の授業  (新宮市 )

 新宮市立高田小中学校(山本健司校長、児童4人、生徒6人)で15日、「赤い羽根共同募金」についての授業があった。市社会福祉協議会地域福祉部の植地美貴さんと東雄大さんらが来校。取り組みの意義や募金を通した支え合いの仕組みなどについて講話した。

 10月1日(土)から全国一斉に始まる「赤い羽根共同募金運動」に先立ち、子どもたちに募金の大切さや、人として支え合いや優しい気持ちを養ってもらう目的で実施。同校での授業を皮切りに、市内の小学校を巡回し授業を展開する計画としている。

 共同募金は、戦後間もない1947年に市民が主体の民間運動として始まりその後、現在の社会福祉法に基づき、地域福祉の推進のために活用されている。

 現在は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を応援する「じぶんの町を良くするしくみ」として取り組みを展開している。

 植地さんと東さんは、共同募金を呼びかける羽には赤や緑、青、黄、黒、白、水色の7種類があると紹介。「全て人に関わる募金で、赤い羽根は福祉や災害支援のために活用されます」と話した。

 同募金の成り立ちを紹介した手作りの紙芝居「赤い羽根共同募金ってなぁに?」を読み聞かせ「子ども食堂やサロン活動、高齢者へのお弁当の配布など、困った人たちだけではなく、まちづくりをしたいと思っている人の応援にも使われます」などと説明。さまざまな活動を支えているその役割について理解を求め「赤い羽根絵はがきコンクール」参加への協力を呼びかけた。

 共同募金について認識を深めた子どもらからは「まちのいろいろな取り組みを支えていることを知った。勉強になった」「支え合い、助け合う優しい気持ちはすてきだと思う」などと感想を発表した。

(2022年9月22日付紙面より)

新宮市社会福祉協議会職員らが共同募金の取り組みについて話した=15日、市立高田小学校
支え合いの仕組みに理解を深める児童・生徒ら
2022年09月22日
41 どんな意見も大切に
 「こどもかいぎ」で話し合う  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町地域ふれあいネットワークは17日、同町二河の教育センター(旧三川小学校)で「こどもかいぎ」を初開催した。自由に話し合いができる場が設けられ、参加した町内の小学生10人がさまざまな発言を行った。

 教育関係者などで組織される同ネットワークは、共働き世代の増加などの環境の変化を受け、放課後や長期休暇中に子どもたちの居場所づくりをすることを目的に活動している。

 「こどもかいぎ」は、対話の重要性を知るとともに、人の意見を大切に扱い、互いを尊重する機会につなげることなどを目的に実施。この日のファシリテーターは井藤朋子さんとPon(ポン)さん、山﨑佳子さんの3人が務めた。

 井藤さんらは「みんなが安心できる『場』」「どんな意見も大切に(話そうとしている人に耳を傾ける。反対意見もOK)」「パスもあり」の3点を大事にしてほしいと説明。

 テーマに「こんな学校だったらいいな」「大人と子ども、どっちがいい?」「もやっとすること」などを上げ、児童発信の質問や疑問についても話し合った。

 「こんな学校だったらいいな」のテーマでは「廊下で走ったらだめ」「連絡帳を毎日書かないといけない」など学校のルールについて触れ、児童は「先生だって走っているのになぜ?」「家にメールで送ってくれれば」などの活発な意見が上がった。

 「こどもかいぎ」を終えた児童は「先生に言えないことも話すことができた」「学校のルールで、もやっとしたことが言えて気持ちが晴れた」「みんなの意見と自分の意見を比べられた。自分の思っていることと違うことがあると分かった」などの感想を述べた。

 井藤さんは「社会には戦争や環境破壊、貧困などの問題がある。解決できない原因の一つに対話ができていないことが挙げられると思う」。

 対話については「対話はお互いのリスペクトという根っこが一番大事。対話がうまくできていくと、人との関わりや生きることがもっと楽しく自由に、豊かになるはず。たくさん発言してくれたのでうれしかった。次回の検討もしています」と語った。

(2022年9月22日付紙面より)

「こどもかいぎ」で対話楽しむ=17日、那智勝浦町の教育センター
声を掛け合い緊張をほぐした
2022年09月22日
42 僕らの米は「世界一う米」
 太田小でバケツ稲収穫  (那智勝浦町 )

 台風一過の晴天が広がった20日、那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長)の5、6年生7人が、5月から育てていた「バケツ稲」の刈り取りをした。

 「バケツ稲」はバケツで育てるイネのこと。狭いスペースでも米作りに挑戦でき、土作りや日々の水やり、成長観察、害虫対策、収穫、脱穀など全ての工程を体験できることが特徴だ。JAグループによる食農教育の一環で、JAみくまのの協力を得て昨年から挑戦している。

 児童は5月、それぞれのバケツに5本のコシヒカリの苗を植え「世界一う米(まい)」「新潟になんて負けないぞう米」「ひかる米」「クロミマイ」「ケバブ米第二合」などと命名。昨年はイナゴの食害を受けた経験から、自作の防虫ネットを張って保護してきた。

 この日は1㍍ほどに成長したイネを鎌で収穫し、手すりにはさ掛け。片付け作業では、バケツの底までびっしりと張った根を観察した。

 今年の米の出来について、6年生は「去年よりもいいと思う。4合くらいになったらいいな」「去年、潮岬青少年の家のキャンプから帰ってきたら、穂が全滅していた。今年はパイプを組み立ててネットを張った」と話していた。

 29日(木)に脱穀し、最後はおにぎりにして全員で味わう予定で、「シンプルに塩味がいいな」などの声があった。

(2022年9月22日付紙面より)

稲穂を持って記念撮影=20日、那智勝浦町立太田小学校
バケツからイネを刈り取る
2022年09月22日
43 第3回定例会一般質問②  串本町議会  
2022年09月22日
44 家族らの応援受け頑張る  明神小中が合同で運動会  (古座川町 )
2022年09月22日
45 平均変動率減少続く  下落幅は3年ぶりに縮小  (基準地価 )
2022年09月22日
46 ロケット事業や那智の水を質問  那智勝浦町議会一般質問㊤  
2022年09月22日
47 最終プレゼンに熱こもる  「道の駅なち」の魅力生かす  (武者修行プログラム™ )
2022年09月22日
48 地域に伝わる歴史学ぶ  三輪崎小5年生が「鯨踊り」の授業  (新宮市 )
2022年09月22日
49 思い出の人形600体を供養  曹洞宗の若手僧侶ら  
2022年09月22日
50 正しい交通マナーの実践を  秋の全国交安運動を前に出発式  (紀宝警察署 )
2022年09月22日
51 秋空の下、リレーなどで白熱  矢渕中学校で体育祭  (紀宝町 )
2022年09月22日
52 お悔やみ情報
  
2022年09月21日
53 規模縮小し終息や繁栄祈願
 宇久井神社例大祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の宇久井神社(男成洋三宮司)例大祭が18日、本殿で営まれた。宇久井地域唯一の文化事業である例大祭だが、新型コロナウイルスの感染症状況を鑑みて、3年連続で規模を縮小。熊野那智大社の神職が出仕し、祭典役員、党家(とうや)講などの関係者ら約30人が参列して海上安全や豊漁、地域の繁栄、氏子らの無病息災、新型コロナウイルス感染症の終息などを祈願した。

 例年の例大祭は、掛け声勇ましく神輿(みこし)行列が区内を練り歩き、御舟による海上渡御や獅子舞、婦人会と園児による手踊り、餅まきなどで地域全体が活気づく伝統行事だ。今年も「神輿」「御舟」「神楽」「踊り」「餅まき」は中止となった。

 神事では林美喜(よしき)権禰宜(ごんねぎ)が祝詞を奏上し、出席者が玉串をささげた。この日は宇久井青年会(柴原寛会長)と秋葉会(梶誠仁会長)による獅子神楽の奉納が行われた。

 祭典委員長の亀井二三男さんは「コロナ禍のため、3年連続で式典のみという形は残念。しかし、台風接近の中においても、無事に終えることができて良かった」。

 来年については「子どもが参加しての祭りだが、3年間は参加ができていない。住民や地域としても伝統と文化を継承していきたい。今後もコロナの終息を祈願し、来年こそは通常通りの形で斎行したい」と語った。

(2022年9月21日付紙面より)

宇久井青年会が獅子神楽を奉納=18日、那智勝浦町の宇久井神社
秋葉会も奉納した
2022年09月21日
54 新宮・東牟婁でも倒木などの被害
 台風14号は温帯低気圧に  

 大型の台風14号が19日、和歌山県に接近し、新宮・東牟婁でもJRが運行を取りやめたほか、住民が一時避難するなどして警戒を強めた。気象庁によると、台風14号は20日午前9時に東北沖の太平洋上で温帯低気圧に変わった。

 19日午前4時ごろ、県内全域に暴風警報が発令された。午後6時ごろまでに、串本町や田辺市など8市町村が「高齢者等避難」を出した。北山村では午後5時15分に災害対策本部を設置した。

 県南部では局地的に激しい雨が降り、和歌山地方気象台によると降り始め(17日午前0時)から20日午前5時までの間に田辺市本宮町で333㍉、古座川町西川で184㍉を観測した。

 JR西日本は19日昼ごろから県内の路線の運転を順次取りやめた。20日午前9時過ぎから運転を再開したが、通勤通学の足に影響が出た。

 和歌山地方気象台によると、19日午後5時3分に串本町潮岬で最大瞬間風速20・6㍍、同32分に新宮市で19㍍を観測。新宮市の廣津野(ひろつの)神社境内では大木が倒れ、市保健センター横の「タウンガーデン」で約5㍍の皇帝ヒマワリが根元から折れ曲がるなどの被害があった。同所を管理するボランティアグループ「タウンガーデン」の平田裕子代表は「風や大雨の影響でミモザやスモークツリーの木が倒れたこともある。残念だけど公園内に倒れてくれたのがせめてもの救い」と話していた。

(2022年9月21日付紙面より)

廣津野神社で倒木の被害=20日午前10時ごろ、新宮市新宮
根元から折れた皇帝ヒマワリ=19日午後4時30分ごろ、新宮市の「タウンガーデン」
2022年09月21日
55 コンバイン使い脱穀作業
 高池小5年感謝伝えつつ  (古座川町 )

 古座川町立高池小学校(大畑眞校長)の5年生10人が16日、池野山にある学校田そばでイネの脱穀作業に取り組んだ。

 同校の歴代5年生が取り組む稲作体験(通称・米米クラブ)の一環。本年度の5年生は淡佐口幸男さんから池野山にある広さ1・5㌃の水田を借りてもち米「かぐらもち」を育て、6年生の応援を得て8日に刈り取りさがりにかけて天日干ししていた。

 淡佐口さんもできるだけ雨にぬれないよう守ったことでほどよく乾き、台風14号接近による風や雨が心配されるため急ぎ脱穀作業を実施。世話役の中根和夫さんから手順を教わり次々に淡佐口さんのコンバインについている脱穀機に乾いたイネの束を入れ、役目が終わったさがりを分解し泥を洗い流して後片付けした。水田の水を得ているため池が次年度から使えなくなるため、淡佐口さんのこれまでの協力は本年度が最後。世話役の奥根公平さんが10人の様子を動画撮影し記録にとどめた。

 採れたもみの量は推定32㌔。ひとまず淡佐口さんに保管してもらい3学期に最後の体験となる精米作業をすることを確認し、今回でひとまず世話役終了となる中根さんと奥根さんに歴代5年生の分まで感謝を伝えて脱穀作業を終えた。

(2022年9月21日付紙面より)

乾いたイネの束をコンバインに入れて脱穀=16日、古座川町池野山
採れたもみの重さを確かめ感想を伝えてこれまでの世話に感謝する高池小5年生
2022年09月21日
56 美しい童話の世界を堪能
 「人魚姫」公演に350人  (新宮市 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で17日、劇団東少公演ミュージカル「人魚姫」があった。約350人が来場し、歌や踊りで彩られた不朽の名作を楽しんだ。

 「丹鶴ホール」開館記念オープニングイヤー事業(後期)の一環。アンデルセン原作の名作童話を菅井建さんの脚本、源紀さんの演出でミュージカル化。マリーナ役を元「モーニング娘。」の小川麻琴さん、王子役を俳優の渡辺和貴さん、隣国の王女役を元HKT48の多田愛佳さんが演じている。

 劇団東少は1949年の創立以来、公演活動を続けて半世紀を越える歴史ある児童演劇の専門劇団。公演地は北は北海道から南は九州沖縄までと幅広く、公演日数も年間100日を超え20万人以上を動員している。

 同劇団は同ミュージカルの公演に当たり「人魚姫を通して子どもたちに夢のような美しさと人生の喜びや悲しみを深く感じてもらい、たくましく心豊かに生きてもらいたいと願っております」とコメントしている。

 同演目は、プロローグ、エピローグのある2幕7場で公演。約1時間30分にわたって主演者らが美しくも切ない「人魚姫」の世界観を披露。来場者らは大きな拍手を送った。

(2022年9月21日付紙面より)

歌や踊りで童話の世界観を表現した=17日、新宮市の「丹鶴ホール」
2022年09月21日
57 和気あいあいとプレー
 新宮グラウンドゴルフ同好会9月秋季大会  
2022年09月21日
58 新人戦のシード権を獲得
 県高校卓球選手権で活躍  (新宮高校 )
2022年09月21日
59 性の多様性など学ぶ  丸山さんが中学生に講演  (那智勝浦町 )
2022年09月21日
60 本来の祭りが戻ると願い  下里神社、天満天神社で例大祭  (那智勝浦町 )
2022年09月21日
61 フッ化物洗口で虫歯予防へ  園児らぶくぶくと練習  (紀宝町 )
2022年09月21日
62 三重県大会初優勝を報告  ママさんバレー「レインボウ」  (御浜町 )
2022年09月21日
63 自宅療養者らに生活物資支援  独自のコロナ対策事業開始  (紀宝町 )
2022年09月21日
64 災害復旧事業などを計上  一般会計補正予算〈第6号〉  (串本町 )
2022年09月21日
65 小川の古民家会場にし個展  ジオ写真愛好の長谷洋さん  (古座川町 )
2022年09月21日
66 お悔やみ情報
  
2022年09月15日
67 新宮高校チームが初優勝
 高校生クイズ in English  (和歌山県 )

 和歌山市の和歌山マリーナシティで11日に開催された「第11回わかやま高校生クイズ in English」で、新宮市の県立新宮高校1年の小西汰知さん、藤野遥さん、川端天人さんのチームが初優勝を飾った。

 和歌山県、日本、世界に関する幅広い知識やなぞなぞを問う英語のクイズ大会で、和歌山県教育委員会主催。近畿大学附属新宮高校や県立新翔高校をはじめ、県内13校から33チーム96人が出場した。クイズは全て英語で出題・解答を行い、○×クイズの予選、早押し3問先取の準決勝を経て、4チームが決勝へ進出した。

 決勝戦は早押し5問先取で、新宮高校チームは県立桐蔭高校と4ポイントずつで並ぶ接戦となったが「私の目は三つあり、赤と青と黄色。私は誰?」というなぞなぞに協力して「traffic light(信号機)」と解答して優勝をつかんだ。

 チームリーダーの小西さんは「問題文が全然聞き取れない問いもあったが“three(3)”“shrine(神社)”“crow(カラス)”の三つの単語から『ヤタガラス』と答えることができ、ここから流れがつかめた」と振り返る。「英語が大好きで、同じESS部の2人を誘った。実用英語技能検定やTOEICにも挑戦しているが、最近は伸び悩んでいたので、県大会で優勝できてうれしい。将来は英語の教師になりたい」と目標を口にした。

 藤野さんは「これまでの優勝校は進学校ばかりで、まさか優勝できるとは思っていなかった。先生方に予想問題を作ってもらい、練習したおかげ」。川端さんは「他の2人に助けられた。いつか海外で働いてみたい」と語った。

 英語科の小川茜教諭は「引っかけ問題も多い中、3人で知恵を出し合い、チームで闘ったことが優勝につながったのでは」と話していた。

(2022年9月15日付紙面より)

(左から)藤野遥さん、小西汰知さん、川端天人さん=13日、新宮市の県立新宮高校
高校生クイズ大会会場の様子(新宮高校提供)
2022年09月15日
68 1万2千円の商品券
 全町民への配布を承認  (太地町議会 )

 太地町議会(水谷育生議長、10人)9月定例会が13日、太地町役場の議場で開会した。9人の議員が出席。町民1人当たり1万2000円の商品券配布事業費や、ドローン活用の映像販売の実証実験事業費などを含む、一般会計補正予算案などを可決承認した。会期は22日(木)までの10日間、一般質問は21日(水)から。

 新型コロナウイルスの感染で療養中の三軒一高町長に代わり、漁野洋伸副町長が議案の提案理由説明を行った。内容は報告2件、議案2件、決算認定7件であることを紹介。「詳細は各担当者より説明させる」と伝えた上で、慎重審議を呼びかけた。

 商品券配布事業は、国の交付金を活用したものであることが、町当局から説明があった。筋師光博議員は「事業の詳細は。執行はいつを予定か」と問うた。当局は「1人1万2000円分の商品券を2920人分、計上している。10月9日に配布を予定。使用期限は令和5年の1月15日まで。可決されたら、協力店舗を募集したい」と答えた。

 海野好詔議員は「(商品券ではなく)現金では駄目なのか」と確認。当局は「現金にしたいが、それだと国の基準で交付金対象にならない」と理解を求めた。

 ドローン活用事業についても町当局より、国の補助金を活用したものであることが報告された。森岡茂夫議員は「ドローン事業の内容はどういうものか」と質問。当局は「森浦湾でのシーカヤックの様子を空撮して、スマホに配信したり、シーカヤックやサイクリングの拠点にドローンで弁当を配達したりする事業を考えている」と伝えた。

 これを受けて漁野尚登議員は「お金をとるのか」と尋ねた。当局は「配信料や配達料を考えているが、今回はあくまで実証実験。アンケートをとるなどして検討する」と述べた。

 一般会計補正予算案は、3億2080万2000円を追加するものだった。全会一致で可決となった。

(2022年9月15日付紙面より)

一般会計補正予算案などを審議した=13日、太地町役場の議場
2022年09月15日
69 現地実習で学びを生かす
 玉川大学観光学部の学生  (古座川町 )

 玉川大学観光学部リージョナルリーダーコースの1年生11人が7日から10日までの4日間、古座川町観光協会(鈴木貴裕会長)協力の下でフィールドワークに取り組んだ。

 同コースの専門科目「地域創生プロジェクト」の一環。履修する11人は持続可能な開発目標(SDGs)を意識しながらツーリズムによる地域活性化の手法を学んでいて、その学びを現地で生かす経験を積むためこのフィールドワークに臨んだ。

 同科目を担当する小林等准教授はテーマとして「古座川町の特定エリア(空き地)を活(い)かし、Z世代を対象に、地域が活性化する魅力あるアイデアをプレゼンせよ!」を設定。前年度に大学生対象スタディーケーションの実証実験に臨んだ経緯がある同協会に受け入れを求め、同協会は過去の実績を生かして場を整える協力をした。

 11人は四つのグループに分かれ、初日は合同で南紀熊野ジオパークセンターや町内にある虫喰岩(むしくいいわ)、一枚岩、滝の拝などのジオサイトを見学。2日目はグループそれぞれの小テーマに基づいて現地の現況を調べ、バーベキュー交流会を開いて住民との意見交換にも取り組んだ。3日目は古座川ジビエ山の光工房を見学し、現地でできる体験に選択参加。以降は発表の準備に専念した。

 4日目は南紀月の瀬温泉ぼたん荘いろり館でグループごとにプレゼンテーションを実施。現況から課題を抽出し、フィールドワークのテーマに沿って解決策の提案をするという流れを基調にして発表を重ねた。様子は会場聴講とオンライン聴講の2系統で伝え、現地や同大学の関係者が質問や感想、意見を寄せて11人の経験を後押しした。

 現地を代表して同町地域振興課の下村賢一課長、同協会の鈴木会長と須川陽介理事(前会長)が講評。それぞれの立場から感じた事柄を伝え、提案に感謝するなどした。

 現地実習を終えて小林准教授は「学びを生かす経験は大学の4年間にとどまらず、以降の人生においても役に立つ。非日常がある場所を訪ねてみたり人脈につながったりと今回はいい経験をさせていただき、学生は久しぶりに旅の良さも感じられたと思う」と語った。

  □     □

※Z世代=生まれた時点でインターネットやデジタル技術があり親和性が高い世代。現時点のおおむね10~25歳を指す。

(2022年9月15日付紙面より)

現地の課題を抽出し解決策を関係者に提案する学生ら=10日、南紀月の瀬温泉ぼたん荘いろり館
2022年09月15日
70 県内温泉の活性化を
 わかやま12湯サミット  (那智勝浦町 )

 「第2回わかやま12湯サミットin南紀勝浦温泉」が12日、那智勝浦町勝浦のホテル浦島で開かれた。和歌山県内の12温泉地の旅館ホテルの女将(おかみ)を中心に、関係者52人が参加。県内温泉地の活性化を目指し情報を交換し、交流を深めた。

 わかやま12湯推進協議会(青木査稚子会長)の主催。県の温泉の魅力PRなどのために2020年に組織した団体で、女将が前面に立ち、温泉地のある市町村や観光協会、観光地域づくり法人(DMO)などと連携して活動を行っている。

 加盟の温泉地は▽わかやま温泉▽みなべ温泉▽白浜温泉・椿(つばき)温泉▽すさみ温泉▽串本温泉▽龍神温泉▽川湯温泉▽渡瀬温泉▽湯の峰温泉▽南紀勝浦温泉▽湯川温泉▽太地温泉。第1回のサミットは昨年10月に、田辺市の龍神温泉で開いていた。

 今回は、多くが浴衣姿での参加だった。各温泉地の女将など女性4人が語るパネルディスカッションが「注目される和歌山の温泉のここが好き‼」をテーマに開催された。自分がいる温泉地ではなく、他所の温泉地をアピールするという条件があった。

 「渡瀬や川湯など山あいの温泉は、雨でも山がきれい」「椿は白浜ほど開けていなくて、人に温かみがある」「いろんな人が友人のように話しかけてくれる。地元の人との交流が魅力の一つ」「川湯は出た後も体がずっとぽかぽかする」「湯川は化粧水にずっとつかっている感じ」などの意見があった。

 パネルディスカッションに先立ち、南紀熊野ジオパーク推進協議会学術専門委員も務める和歌山大学の後誠介客員教授による「わかやま 温泉の謎を解く」の講演もあった。「温泉は岩石を煎じ詰めた漢方薬のようなもの」「もとは雨水。100年以上前の水が温泉となっている」などと伝えた。

 同町の堀順一郎町長のあいさつもあった。「意見交換など行い、県全体で誘客できるような取り組みにつながれば」と述べた。

(2022年9月15日付紙面より)

パネルディスカッションでは他の温泉地の魅力を紹介
2022年09月15日
71 東紀州選抜が初優勝  三重県中学生軟式野球選抜大会  
2022年09月15日
72 「町の役に立てたかな」  子ども議会の要望に応じ点検  (紀宝町 )
2022年09月15日
73 3人が登壇、当局質す  新宮市議会一般質問①  
2022年09月15日
74 参加した生徒の感想紹介  サマーボランティアスクール  (太地町 )
2022年09月15日
75 海外協力隊が見たネパール  19日まで、太田の郷で写真展  (那智勝浦町 )
2022年09月15日
76 命を守るための工夫を  勝浦小5年生が防災学習  (那智勝浦町 )
2022年09月15日
77 往時の現物交え魅力伝える  「那智大滝」記念展始まる  (南紀熊野ジオパーク )
2022年09月15日
78 長期の訪問で姿勢を学ぶ  グローカルの2年生20人  (串本古座高校 )
2022年09月15日
79 町の発展祈り晴天の下、斎行  勝浦八幡神社例大祭  (那智勝浦町 )
2022年09月06日
80 キャンドルともし故人しのぶ
 那智谷大水害遺族会が追悼式  (紀伊半島大水害から11年 )

 当地方に甚大な被害をもたらした紀伊半島大水害(2011年)から11年。各地で同水害の犠牲者を追悼するための慰霊祭や式典などが営まれた。本紙エリアでも新型コロナウイルス感染対策を講じつつ、遺族や関係者らが故人をしのび、防災への誓いを新たにした。

 4日未明、那智勝浦町井関の紀伊半島大水害記念公園では那智谷大水害遺族会(岩渕三千生〈みちお〉代表)による追悼式があった。新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から岩渕代表のみが参加し、死者・行方不明者数と同じ29個のLEDキャンドルに祈りを込めて明かりをともした。

 午前1時、岩渕代表は慰霊碑と明かりがともされたキャンドルを前に、静かに祈りをささげた。

今年の追悼式は参列の呼びかけを行わなかったが、自発的に集まった遺族ら約30人は慰霊碑に手を合わせて故人をしのんだ。

 水害で母と姉を失った新宮市の寺本圭太さん(33)は「何年たってもつらさは変わらない。各地での災害発生のニュースは他人事には思えません。今日は父と一緒に来た。昨年8月に誕生した長女が無事、1歳を迎えることができたことを母と姉に報告しました」と話した。

 岩渕代表は追悼式やおいの故・紘明(ひろあき)さん=当時(15)=について「あの時の状況がフラッシュバックする。何年たとうが僕らの思いは変わらない。『見守っていてよ』という思いで毎年、追悼式を行っている」。

 災害や今後については「災害を二度と起こさないためにも、この行事を続けていかないといけない。他人を当てにせず、自分の命は自分で守らなくてはいけない」と思いを語った。

(2022年9月6日付紙面より)

キャンドルをともし、故人をしのぶ岩渕三千生代表=4日未明、那智勝浦町井関の紀伊半島大水害記念公園
遺族が祈りをささげた
2022年09月06日
81 さまざまな講座を開講
 1年生がキャリアゼミ  (新宮高校 )

 新宮市神倉の県立新宮高校(東啓史校長)で8月31日、キャリアゼミナールがあった。近畿圏内のさまざまな大学や専門学校から講師を招き、19の講座を開講。1年生200人が興味のある学部・学科や希望の進路に合わせて、対面やオンラインで熱心に耳を傾けた。

 理学・工学系講座では、三重大学工学研究科の林田祐樹教授が「ヒトの脳とコンピュータとをつなぐ」と題して講話。体内の電気信号を測り、応用することで筋ジストロフィーやてんかんによる症状の緩和や網膜神経模倣デバイスによる人工視覚が可能となるとし「医学で人を幸せにすることもできるが、景色などの情報を脳が分かる電気信号に変換する情報工学にしかできないこともある」と自身の研究分野の魅力を語った。

 看護系講座では和歌山県立医科大学保健看護学部講師の辻あさみさんが、近代看護教育の母フローレンス・ナイチンゲールの功績や看護師の仕事について語った。受講した坂地壮さんは「母と兄が看護師なので、自分も後を追いかけたい」。江﨑颯さんは「自分も母親が看護師。進路についてはまだ悩んでいるが、今日の講義で、環境を整え、人としての関わりを大切にすることで患者さんの人生を変えることができるというところが印象に残った」と話していた。

(2022年9月6日付紙面より)

三重大学の林田祐樹教授が講話=8月31日、新宮市の県立新宮高校
2022年09月06日
82 プロ選手が町内回り熱戦
 JCLツアー第7戦実施  (古座川町 )

 三菱地所ジャパンサイクルリーグ(JCL)プロロードレースツアー2022第7戦「キナン古座川ロードレース」が3日に古座川町内であり、リーグ参加10チームの選手49人が町内設置の周回コースで熱戦を繰り広げた。

 JCLは地域創生をキーワードにし2021年、地域密着型のプロチームが一丸となって始めたサイクルロードレースリーグ。今季は10チームの選手が全国各地に競技の舞台を求めて対戦を重ねている。

 古座川町を競技の舞台とするのは今回が初で、地元団体で結成する古座川ロードレース実行委員会(須川陽介実行委員長)が受け皿となって大会を運営。母体のJCLは昨今の情勢を鑑みて地域創生要素の観戦エリアを設けずレース以外のイベントを見送る判断をし、代替としてインターネットによるライブ配信の視聴を呼びかけて実施へとこぎ着けた。

 心配された台風の影響は届かず、ほどよく雲がただよう晴天の下で開会を迎え、会場地最寄りのキナンレーシングチームから順次紹介を受けて競技にエントリー。道の駅一枚岩前をスタート・ゴール地点とし、西前啓市町長による号砲で一斉に出走した。

 舞台は下露~小川間の町道を経由する全長41・6㌔の周回コース。選手は3周(124・8㌔)で競い、「Team UKYO SAGAMIHARA」のアール・ネイサン選手が3時間11分45秒でゴールを駆け抜け1着となった。本紙関係ではキナンレーシングチームの山本大喜選手が宇都宮ブリッツェンの増田成幸選手とともにネイサン選手と終盤の接戦を繰り広げ、僅差で3着となった。リザルト(競技結果)の詳細はJCL公式ホームページを参照。

 同リーグは昨年開始ながら目下、国際自転車競技連合(UCI)加盟を目指してまい進するさなか。古座川町内はロングコースが設定できる国内でもまれな環境と評価されていて、この加盟による格上げが成り今後も誘致が続けば世界規模の競技の舞台を宿すこととなる。西前町長は伴う通行規制への町民協力を見据えつつ、この誘致を形にした実行委員らの引き続きの頑張りを期待した。

(2022年9月6日付紙面より)

道の駅一枚岩前から一斉に出走する選手ら=3日、古座川町相瀬
2022年09月06日
83 災害に強いまちづくりを
 大水害献花式で誓い新た  (新宮市 )

 新宮市は4日、同市熊野川町田長の道の駅「瀞峡街道 熊野川」の紀伊半島大水害慰霊碑前で犠牲者追悼献花式を営んだ。田岡実千年市長、向井雅男副市長、速水盛康教育長、榎本鉄也議長をはじめとした市議会議員、市幹部職員、地域住民ら関係者約30人が参列。犠牲者の冥福を祈るとともに、災害に強いまちづくりを誓った。

 参列者たちは、同市で犠牲になった14人の名前が刻まれた慰霊碑の前で黙とうをささげ、白い菊を献花。故人をしのび、静かに手を合わせた。

 田岡市長は「災害でお亡くなりになられた方々の無念の思いと、ご遺族の皆さまの深い悲しみを思うと今も哀惜の念に堪えない」と追悼。

 市では災害後、国、県、市民からの多大な支援と励ましを得て復旧・復興を進めるとともに、防災対策を見直し、災害に強いまちづくりに努めてきたと述べ「これからも紀伊半島大水害を片時も忘れることなく、市民の皆さまが安心・安全に暮らすことができるまちを築いていく」と決意を新たにした。

 同道の駅に隣接する「かあちゃんの店」は同水害で店が全壊。従業員だった女性が自宅で亡くなった。同店を経営する竹田愛子さん(81)は「亡くなった店のスタッフにみんな元気でやっているよと報告した。お店が続いていけるようにともお願いしました。若い人が続けてくれるとうれしい。災害の記憶も伝えていかなければ」と話していた。

(2022年9月6日付紙面より)

田岡実千年市長が追悼の言葉をささげた=4日、新宮市熊野川町田長の紀伊半島大水害慰霊碑
参列者らが慰霊碑に献花した
2022年09月06日
84 紀宝熊野道路、早期着手を  5市町長らが要望  
2022年09月06日
85 男女とも矢渕中ペアが優勝  中学生新人ソフトテニス選手権大会  (南牟婁予選 )
2022年09月06日
86 地産地消のポイントカード  導入2年半、町内外で会員増  (御浜町 )
2022年09月06日
87 6日朝~昼前に最接近か  大雨や強風などに注意  (台風11号 )
2022年09月06日
88 地域農業にも影響  化学肥料の価格高騰  
2022年09月06日
89 安全体制の確立目指し  消防安全の日の誓い  (新宮市 )
2022年09月06日
90 11年迎え、冥福祈り献花  大水害記念公園で慰霊祭  (那智勝浦町 )
2022年09月06日
91 選手の先導で愛好者が巡る  一般対象に自転車イベント  (古座川町 )
2022年09月06日
92 自転車普及振興で協定締結  キナンレーシングチームと  (古座川町観光協会 )
2022年09月06日
93 お悔やみ情報
  
2022年09月04日
94 考えて行動できる人に
 緑丘中学校で防災集会  (新宮市 )

 新宮市立緑丘中学校(宮本雅史校長、生徒230人)で2日、防災集会があった。生徒たちは宮本校長の講話に耳を傾けるなどして防災意識を高めた。

 2011年3月の東日本大震災、9月の紀伊半島大水害などでは、自然災害によって多くの命が奪われた。11年が経過し改めて災害を教訓に、残された者として「日々の生活への感謝」「防災」などについて考える機会にと毎年実施。新型コロナウイルス感染症対策として学年ごとに分かれて行われた。

 3年生92人の集会では、宮本校長が地震の原因や、災害への備えについて語った。地球は高温の液体からできており、その上には流体と固体の中間となるマントル、陸地とつながるプレートの3地層からできているとされていると説明。マントルによって流され曲がった最上部のプレートが、跳ねるように動くことで地震が起こり、津波が発生する原因をつくりだすことを伝えた。

 宮本校長は南海トラフ巨大地震にも触れ▽想定にとらわれるな▽最善を尽くせ▽率先避難者たれ―の津波避難3原則を挙げ「『自らの命は自ら守る』。一人一人が考えて行動できる人になってほしい」などと呼びかけた。

 講話を聞いた生徒会長の松根瑠奈さんは「具体的な話が聞けて勉強になった。命を守ることを考え、他の人たちが自分の姿を見て避難してくれる行動ができるようになれれば」と話していた。

(2022年9月4日付紙面より)

講話に耳を傾ける生徒=2日、新宮市立緑丘中学校
宮本雅史校長
2022年09月04日
95 「道の駅なち」の魅力生かす
 大学生がマーケティングを企画  (武者修行プログラム™ )

 大学生向けグローバル研修を展開する株式会社旅武者(遠藤まさみ代表取締役)=東京都=は1日、那智勝浦町内で「地方創生イノベーション武者修行プログラム™」を開始した。関西や関東方面などから集まった大学生20人が参加。14日(水)までの期間、「世界遺産×ビーチ×温泉×道の駅『ひと・もの・こと』がつながる新名所をつくれ!」をテーマに、同町の「道の駅なち」を活動拠点として、マーケティング施策を企画・実施する。

 同社はこれまでにも、町内でプログラムを実施しており、町の目玉となる名産品や生マグロを利用した新商品開発、「紀の松島」乗船中の満足度向上や集客増を目指すプラン作成などにも取り組んできた。

 今回は地元住民に人気の産直市場や世界遺産、ビーチ、温泉と直結する「道の駅なち」の「豊富なコンテンツがありながらも生かし切れていない」という課題に挑む。学生は誰もが立ち寄ることのできる新名所とすべく、取り組むという。

 初日、学生はゲームで緊張をほぐし、自己紹介では2週間の意気込みや抱負なども発表した。同社人財紹介事業部の東条智子さんやファシリテーターの高野康さん、河野格さんがプログラムの説明などをして、その後は町内を散策した。

 高野さんと河野さんは「ここまでたどり着き、この日を迎えることができたことは素晴らしい。まずは自分を認めてあげてほしい」と話した。

 参加した佐藤暢輝さん(東北大2年)は「学生団体の先輩も参加していたので興味があった。今回のプログラムで人との関わり合いを持ち、自分の力を試したい。この2週間でできた一つの軸を今後の武器にして、広く活動したい」と語った。

 学生らは4日に中間発表、10、11日に企画商品の販売などを行う効果測定を経て、12日に最終発表に挑む。また、5日には地域住民と共にSDGsゲームに取り組み交流する「SDGs de 地方創生+武者修行プログラム」も行う。

 なお、同社によると、学生やスタッフらはアルコール消毒やマスク着用はもちろん、日々の検温や酸素濃度検査など、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じている。

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■武者修行プログラムとは

 株式会社旅武者のベトナム法人が運営する店舗で、全国から集まる大学生がチームを組み、新規ビジネス担当者として新商品・サービス開発やプロモーション企画を自らで考え、行動し形にして顧客に届けるリアルなビジネス体験学習プログラム。

 日本国内でも実施し、地域や地域住民と関わる関係人口の増加や、武者修行修了生を中心とした関係人口ネットワークの構築を目指している。

 さまざまな困難に直面する中、自分自身の成長課題に向き合い、自己変革(変態)などをしていくことで、主体的に自らの置かれた状況と向き合い、人生を切り開く力「自走式エンジン®」を積むことを目的・ゴールとしている。

 同社は大学生向けの研修以外にも企業の若手向けグローバル研修や戦力人事・組織開発コンサルティング、採用支援などを行っている。

(2022年9月4日付紙面より)

初日は互いを知るためにゲームなどに取り組んだ=1日、那智勝浦町のサンライズ勝浦
2022年09月04日
96 災害を想定し迅速に避難
 くじらの博物館で防災訓練  (太地町 )

 太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)で1日、防災訓練があった。稲森館長をはじめ職員36人が参加し、津波を想定した避難や誘導、火災を想定した防火訓練などに取り組み、防災意識を高めた。

 訓練は「防災の日」(9月1日)に関連しての取り組みで地震や津波、火災などの災害に対する防災意識を高め、しかるべきときに取る行動の統一と情報の共有を図ることを目的に実施。避難器具の点検などは定期的に行われているが、大規模な防災訓練は昨年に続いて2回目となった。

 集合した職員らを前に稲森館長が「昨年に和歌山県を震源地とする地震が起こった際には、冷静に対応することができた。この訓練でも緊張感を持って安全に取り組んでいきたい」とあいさつ。東海・東南海・南海の3連動地震による津波の発生を想定し、避難および誘導訓練に取り組んだ。

 職員たちは来館者役と誘導役に分かれ、同施設裏手にある浅間山(せんげんやま、海抜約37㍍)へ。津波到達時間内の避難を最終目標に定めながら迅速に避難行動を行った。3連動地震による同町の想定は津波到達時間7分、最大津波高6㍍、平均浸水2・3㍍となっている。

 同町役場総務課の山下真一企画員は「昨年も実施している中で、非常に落ち着いて誘導することができていました」と講評。「地震や津波はいつ起こるか分からない。悪天候などの状況を考え、時間を気にしながら今後の防災活動に生かしてください」と呼びかけた。

 火災を想定した訓練では、新宮防災(新宮市三輪崎)、役場、同施設自衛防災隊長の築紫健児さんらが館内、屋外、水族館に分かれて屋上救助袋の開け方や消火器の使用方法、防火シャッターの取り扱いなどについて講義。参加者は真剣な表情で説明に耳を傾け、避難・消火器具についての知識を得る機会とした。

 稲森館長は「所要時間や誘導方法などの動きを確認することができる貴重な機会でした。訓練は繰り返し行うことが大切。今後も継続して取り組み、対応を体得していければ」と話していた。

(2022年9月4日付紙面より)

津波を想定し訓練に取り組む職員=1日、太地町
消火器の使用方法なども学んだ
2022年09月04日
97 「子どもに触れて幸せな人生を」
 荻田和秀医師を招いて講演会  

 産婦人科を舞台とした漫画「コウノドリ」の主人公、鴻鳥サクラのモデルとなった産婦人科医・荻田和秀さんを招いての講演会が熊野市民会館であった。「奇跡のすぐそばにいること」をテーマに、荻田さんは「妊婦さんに席を譲るだけで幸せな社会になる。皆さんも子育てに関わり、子どもに触れて幸せな人生を送ってほしい」と語りかけた。

 紀南地域母子保健医療推進協議会が主催。りんくう総合医療センターに勤務する荻田さんは講演で「産婦人科医の理想像が鴻鳥先生。私はモデルでなく、設定の一部ですよ」と話した上で、協力したドラマ「コウノドリ」の舞台裏を交えながら話を進めた。

 出産まで一度も産婦人科にかからない未受診妊婦(飛び込み出産)の調査で、「経済的問題」が3分の1以下に対し「知識の欠如」「妊婦に対する認識の甘さ」「家庭事情」などが6割を占めたことを挙げ、ドラマのセリフ「貧しいってのはお金がないだけじゃないから。教育が受けられない、情報が得られない、家族や仲間の縁に恵まれない。その結果が駆け込み出産だ」を紹介した。

 第4話「小さな命 あなたを救うのは私」で取り上げた早産に関し「年々、早産が増え、今は8%ほどになっているが、日本は周産期死亡率が世界で一番低い」と語った。

 第5話「未成年の妊婦と特別養子縁組」のシーンを基に里親制度を説明。「この回は神回との評価を受けた」と明かし「私たちの仕事は『おめでとう』と言える。産婦人科医は子どもの安全を考えて見えないところで努力している」と伝えた。

 産後に分泌される「オキシトシン」について「社会性、多幸感、寛容性を増し、育児行動を促進する。赤ちゃんも子育てに反応し、愛情が注がれるとオキシトシンが増える。育児は、する側、される側も気持ち良く、オキシトシンを通して新たな社会性が構築される」と話した。

 「分娩(ぶんべん)は育児の第一歩」。産科医・鴻鳥サクラの「出産という奇跡の後には現実が続いていく。赤ちゃんと一緒に現実を生きるのは僕たちではない」を紹介し、子育てには地域のおばあちゃん、おじいちゃんの力が必要と締めくくった。

(2022年9月4日付紙面より)

これまで関わった子どもを紹介する荻田和秀さん=熊野市民会館
講演で話を聞く来場者
2022年09月04日
98 11月に花火打ち上げを検討  9月定例会に上程  (那智勝浦町 )
2022年09月04日
99 サルスベリ咲く  新宮市相賀の県道沿い  
2022年09月04日
100 3人が特別賞受賞  第56回高野山競書大会  (香波書道教室 )
2022年09月04日
101 剣道の素晴らしさに触れて  新宮道場で体験会  (新宮剣友会 )
2022年09月04日
102 「全身全霊で仕事に」  創立記念日に町長訓示  (御浜町 )
2022年09月04日
103 各自が高台まで逃げる  大津波想定して避難訓練  (成川小 )
2022年09月04日
104 工作や自由研究がずらり  勝浦小で夏休み作品展  (那智勝浦町 )
2022年09月04日
105 お悔やみ情報
  
2022年09月01日
106 多彩な着こなしが可能に
 来年度導入の新制服公開  (近大新宮 )

 近畿大学附属新宮高校・中学校(池上博基校長)が、来年度から導入予定の新制服を公開した。紺色とえんじ色を基調とした落ち着いたデザインで、スカートやスラックス、ポロシャツなどさまざまな選択肢があり、生徒の個性や体調、気分に合わせて多彩な着こなしが可能となる。

 従来の制服は2005年のコース改変に伴って導入されたもの。同校では2年前から、ジェンダーレス化や活動のしやすさ、防寒などのため、女子生徒の制服でスラックスを選択可能とした。しかし、セーラー服との組み合わせに違和感を指摘する声もあったことから、教職員で制服検討委員会を組織し、デザイン刷新に着手。数パターンに絞り込んだ後、生徒へのアンケート結果を踏まえて決定した。

 女子生徒の制服は、セーラー型からブレザースタイルに変更。スラックスとネクタイの組み合わせも「足が細く見えてかっこいい」と大好評だ。

 男子生徒の制服も、ブレザーが三つボタンから二つボタンになるなどの変更があり、「校章のサイズが小さくなり、ネクタイの柄もシンプルになったことで、よりスタイリッシュになった」との声が聞かれた。

 夏服では、男女ともに白、ピンク、水色、紺色のポロシャツが選択可能に。白とグレーのベストとセーターもオプションで購入することができる。

 池上校長は「制服は学校のシンボル。この制服を見て『いい学校だな』と感じていただけるよう、生徒たちには内面も磨いていってほしい。従来の制服にも人気があり、惜しむ声もあったが、来年の新入生たちにはぜひ新しい制服を着てほしい」と話していた。

(2022年9月1日付紙面より)

さまざまな装いの中高生徒会メンバー=8月29日、近畿大学附属新宮高校・中学校
ブレザースタイルの冬服
2022年09月01日
107 第五福竜丸の歴史に関心を
 町内中学生らにパンフ配布  (串本町 )

 串本町の第五福竜丸建造の地平和の歴史展実行委員会(西野政和会長)が8月30日、町内の中学生などに関心を持ってほしいとしてパンフレット「忘れないで ビキニ事件と被爆漁船の建造の物語」配布の協力を潮﨑伸彦教育長に申し出た。9月第2週に中学生の手元に届く見込みで、西野会長は「生徒自身はもちろん家族で第五福竜丸のことを知り、核兵器の怖さを考えてもらえれば」と思いを掲げている。

 第五福竜丸は古座造船所で建造され1947年に進水したカツオ漁船第七事代丸をマグロ漁仕様に改装した漁船。54年3月1日、操業中にビキニ環礁であった水爆実験に伴う降灰を浴び、急性放射能症となった乗組員・久保山愛吉さんの死など事後の経緯が国内の核兵器廃絶を求める運動を広げることにつながった。

 同実行委員会は8月2~7日に同町文化センター2階ホワイエで展示会「語り継ごう 第五福竜丸建造75年平和の歴史展」を実施。資料として前述したパンフレットを来場者に配った。A4判カラー14㌻構成で、作成数は1200部。第五福竜丸がたどった経緯や第七事代丸と建造の地の経緯、ビキニ環礁で行われた水爆実験の影響などの史実をつづり、これら歴史を通して核兵器の愚かさを語り継ぐことを呼びかける内容となっている。

 西野会長は同展実施当初からパンフレットを町内の中学生に託す考えを持っていて、潮﨑教育長には4校242人分(7月1日時点)に町外から赴任し史実を詳しく知らない教員分を上積みした数と町立小中学校割り当て分の配布協力を求めた。併せて次年度から次の改訂までの間、その年の中学1年生にもパンフレットを託したい旨も伝えた。

 同実行委員会は別途、田原小と古座小の卒業生が通う古座川町立古座中学校にも同様の配布協力を求め、町内にある県立串本古座高校へも必要数を届ける考え。同町図書館にも配置するので内容を知りたい町民は同館で閲覧するか、残部があるので役場本庁舎内の教育課窓口に申し出てほしいという。問い合わせは同実行委員会事務局の同課(電話0735・67・7260)まで。

(2022年9月1日付紙面より)

潮﨑伸彦教育長にパンフレットを託す西野政和会長(左)=8月30日、串本町役場教育長室
パンフレット「忘れないで ビキニ事件と被爆漁船の建造の物語」
2022年09月01日
108 女性ALTが赴任
 米出身のエリースさん  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町で新たに外国語指導助手(ALT)を務める、アメリカ出身のルネー・ジリアン・エリースさん(22)が8月30日、堀順一郎町長を表敬訪問した。「日本とアメリカの関係をもっと良くしたい」と意気込んでいる。新学期から、町内の中学校と色川小学校での勤務を予定している。

 エリースさんは、ペンシルベニア州パーカーシーの出身。ミネソタ州のブリンマー大学で、都市建築学とともに日本語を学んだ。父親が高校生の頃、日本に留学経験があり、その影響で日本に興味を持ったという。ジブリ作品で日本語を学んだといい、好きな作品は「風の谷のナウシカ」と話す。

 23日に来日、東京都でのオリエンテーションを経て、25日に来町した。同町の印象について「とってもきれいなところ。私の出身地も田舎なので、懐かしい感じがする」と語る。日本の建築、特に神社仏閣に興味があり「熊野那智大社や那智山青岸渡寺はとてもきれいでした」とほほ笑む。

 好きな食べ物は、アイスクリームやサンドイッチ。日本食も好きで刺し身も食べられる。「和歌山ラーメンを食べてみたら、おいしかった」と述べる。趣味は読書とウオーキング。「日本の子どもたちには、特にアメリカの祝日について教えたい」と考えている。

 堀町長は「心から歓迎します。世界に目を向ける子どもが育ってほしいと思っているので、よろしくお願いします。また、町の良いところや悪いところを、違った目線でアドバイスいただければ」と伝えた。

 エリースさんは「語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)」による来日となる。同事業は、地方公共団体が総務省、外務省、文部科学省、自治体国際化協会の協力で実施するもの。外国語教育の充実と地域レベルの国際交流の進展を図ることを目的に、1987年より行っている。

 参加する外国青年は、学校などに配置されるALT、国際交流担当部局などに配置される国際交流員(CIR)、スポーツ指導などを行うスポーツ国際交流員(SEA)に分かれている。

(2022年9月1日付紙面より)

ルネー・ジリアン・エリースさん(左)と堀順一郎町長=8月30日、那智勝浦町築地の那智勝浦町役場
2022年09月01日
109 「今までありがとう」
 新翔高野球部が3年生引退試合  (新宮市 )

 県立新翔高校(藤田勝範校長)野球部は8月27日、新宮市佐野のくろしおスタジアムで3年生引退特別試合を開いた。保護者や教職員らが見守る中、選手たちはグラウンドを駆け巡りプレーに励んだ。

 同校は新型コロナウイルスの影響により「第104回全国高校野球選手権和歌山大会」への出場辞退を余儀なくされ、本大会で引退となっていた3年生に高校生活最後の試合で全力を尽くしてもらおうと企画。その後、OBから対戦相手の申し出を受けて実現した。

 試合は先攻のOBが一回表に4点を先制し、三回には1点を追加した。新翔は四回裏に一挙7点を挙げ逆転に成功したが、五回と八回に3点ずつを許し7―11で勝利とはならなかったものの、力強いプレーを見せた選手たちに会場から大きな拍手が送られた。

 試合後には、3年生5人が一人ずつ整列する保護者に対して「今まで応援し、支えてくれてありがとう」などの感謝の言葉を伝えた。

 同部保護者会長の西慎二さんは「3年生の最後の雄姿が見られてよかった。和歌山大会の際には多くの方々からエールや寄付を頂いたが、出場辞退となってしまったため、この引退試合で使わせてもらった。大変ありがたく思います。引退しても人への感謝を忘れずにいてほしい」。

 伊藤温基前主将(3年)は「和歌山大会に出場できず心残りがありましたが、OBの方たちの協力でこのような場を設けてくれてうれしかったです。引退するという実感が湧いた。後輩にはずっと取り組んできた打ち勝つ野球を貫き、活躍してもらいたい」と話していた。

(2022年9月1日付紙面より)

新翔野球部とOBの皆さん=8月27日、新宮市佐野のくろしおスタジアム
全力で試合に臨んだ
2022年09月01日
110 安倍元首相国葬関係で要請  くしもと9条の会の代表ら  (串本町 )
2022年09月01日
111 1日から運航再開へ  海中観光船ステラマリス  (串本海中公園 )
2022年09月01日
112 熊野地方で8年ぶりに実施  ガス溶接技能講習  (南紀くろしお商工会 )
2022年09月01日
113 大洞浩一さんをしのぶ  シダに情熱を注いだ生涯  (新宮市 )
2022年09月01日
114 ひときわ目立つ白い花  国道沿いにフヨウ咲く  (新宮市 )
2022年09月01日
115 全国優勝を目指して  近大工学部空手道部が合宿  (太地町 )
2022年09月01日
116 熊野川総合土砂管理計画の策定を  七里御浜海岸侵食対策連協  
2022年09月01日
117 東海コンクールで銅賞  県代表で中学校B編成の部に  (矢渕中吹奏楽部 )
2022年09月01日
118 高台に災害警備本部を設置  機能するか防災訓練で初検証  (紀宝警察署 )