石垣の適切な整備とは (新宮城跡 )
天候に恵まれた27日、新宮市の丹鶴城公園(新宮城跡)では満開の桜を楽しもうと、大勢の花見客でにぎわった。国史跡指定を受ける城郭跡を約150本の桜が美しく彩る同所では、幾多の自然災害の影響による石垣の崩壊や、樹木の成長による天守台の崩落や城跡の劣化が進んでいる。
新宮城は1633(寛永10)年、紀州藩付家老水野氏により完成。建造物は1873(明治6)年の廃城令を受け、75(明治8)年までに取り壊されている。
市は1980(昭和55)年に新宮城跡を公有地化し都市公園として整備を開始した。2003(平成15)年には城郭跡が国史跡指定を受け、17(平成29)年には「続日本100名城」に選出されている。
同所には、ソメイヨシノやシダレザクラ、ボタンザクラ、ヤマザクラ、など約150本の桜が植栽されており、シーズンには多くの人の目を楽しませている。しかし昨今、桜の樹木根などの影響で崩落・崩壊の可能性が懸念されている。
すでに崩落した場所もあり、樹木根で石垣が内側から押し出され至る所で緩みが生じており、危険視する声もある。
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和歌山城を有する和歌山市では、2019(令和元)年度、樹木による遺構や石垣破壊の懸念や老朽化した樹木の倒壊・枝折れ、樹木の衰弱化などの理由を背景に「史跡和歌山城樹木管理計画」を策定。
計画にのっとって20(令和2)年度から、石垣などを毀損(きそん)する可能性のある樹木や危険木の剪定(せんてい)および伐採、保全・育成すべき樹木の樹勢回復治療などに乗り出した。
総事業費(10年の短期計画において、既存調査結果により大径木のみを抽出)約4394万円を投じ、城の多様な価値の顕在化と調和を図りながら、本質的価値の次世代への継承や適切な活用を図るため、樹木・植栽の適切な管理を行っていくとしている。
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新宮市では、数年前に石垣の状態を調べ、調査書を制作した。戦後間もなく植えられた木も多く、景観整備の観点から石垣の保全に影響がありそうな木や危険木、老朽化した樹木を随時伐採しているという。
担当課は、現在のところ崩落につながる危険箇所はないとしながらも「大規模地震が発生したら分からない」。また、文化財の保護的観点と花見スポットとしての機能保持に対するジレンマも抱える。
「石垣などに影響のない木もあるが、最終的には切っていかなければならない。何十年か後には新宮城跡から桜がなくなるかもしれない。しかし花を目当てに訪れる人も多い。いかに多くの人に来ていただけるかを考え、どうやって整備活用していくかが課題」と話している。
(2021年3月31日付紙面より)
総会で事業計画など承認 (新宮商工会議所 )
新宮商工会議所(関康之会頭)は29日、新宮市井の沢の同会議所で通常議員総会を開いた。会員企業表彰式も執り行われ、「永年継続企業」の株式会社久保写真館と株式会社福田、「優良店舗」の合同会社土佐屋、株式会社エムアファブリー、カフェ&創作バル縁に表彰状などが贈られた。
永年継続企業表彰は、市内で創業または支店などを設置して満100年以上、会員歴10年以上の事業所を対象に地域経済への貢献をたたえるもの。
久保写真館は1889(明治22)年、久保昌雄氏が同市下本町に開業。1900(明治33)年に「熊野百景写真帖」を製作し、当時皇太子だった嘉仁(よしひと)親王(後の大正天皇)の結婚奉祝のため皇室に献上。写真帖の熊野の美しい風景が評判となり、一般にも焼き増し・販売され世に広まることになった。
福田は1895(明治28)年に福田貞一郎氏が同市大橋通に「福田光玉堂」を開店。1909(明治42)年に開催された大売り出しの新聞広告が資料として残っており、当時の活発な営業活動をうかがうことができる。46(昭和21)年に同市仲之町に移転。時計や宝石、眼鏡などの販売やヤマハ音楽教室を営む。
優良店舗表彰は、市内に店舗があり、経営手腕や施設、サービスなどに特徴がある会員歴3年以上の事業所が対象。
乾物や珍味などを取り扱う土佐屋(同市仲之町)は市内小学生や観光客に対して見学会や体験会を実施。学校への協力や地域観光に貢献するための取り組みも実施する。
アロマオイルなどを販売するエムアファブリー(同市緑ヶ丘)は、「熊野の香り」アロマオイルなど、天然にこだわった地域性の高い商品を開発、提供している。
カフェ&創作バル縁(同市徐福)は創作料理が中心の飲食店。飲食店以外にも、自店でくん製加工を施すタイアップ商品などの企画や展開も積極的に行う。昨年2月には特産品や地場産品などを販売するみやげ屋「わがらじまん」を駅前本通り商店街にオープンさせた。
関会頭は「永年継続企業」被表彰企業に対し「さまざまな苦難を乗り越え紡いでこられた先人の皆さまの努力に敬意を表する」。「優良店舗」3事業者に対し「バイタリティーあふれた経営方針に感服する」と祝辞。
新型コロナの影響で市内は厳しい経済状況であるとしながらも「そんな中でも輝きを放ち続けていくお店。これからもさらに進化し続ける店として頑張っていただきたい」と述べた。
総会では会員組織と財政基盤・商工観光振興対策事業の強化などを盛り込んだ令和3年度事業計画や収支予算などを承認した。
(2021年3月31日付紙面より)
樫野埼灯台及びエ号遺跡 (串本町 )
串本町樫野にある物件「樫野埼灯台及びエルトゥールル号遭難事件遺跡」が26日の官報告示により、正式に国指定史跡へと昇格した。町内では熊野参詣道大辺路に続く2件目の指定で、同町教育委員会教育課は喫緊で関係行事の計画はなくまずは認定証の到着を待ちたいとしている。
この物件は▽遭難者墓地(トルコ軍艦遭難慰霊碑一帯)▽遭難者上陸地▽船甲羅(一帯海域)▽樫野埼灯台▽同灯台旧官舎―を構成文化財とし、指定地面積は遭難海域を含むため約8万6238平方㍍に達する。
史跡としての起点は1959年に旧の枠組みとなる物件「トルコ軍艦遭難者墓地」の県指定にあり、後に他の構成文化財が加わって現在の枠組みの物件へと変遷。その構成で国の文化審議会文化財分科会が審議して昨年11月20日付で文部科学大臣に答申し、以降官報による告示を待つ状況となっていた。
史跡としての位置付けは、「近代における大規模かつ国際的な海難とその後の防災意識や日本とトルコとの国際交流・慰霊の歴史を明らかにする貴重な遺跡」といった内容。答申の段階で田嶋勝正町長は「関係団体と連携して維持管理に努め、いっそう親しみやすい環境整備も意識しながらPRしていきたい」とコメントしていて、告示によりいよいよ方向付く状況となった。
(2021年3月31日付紙面より)
クロマグロが水揚げ (勝浦地方卸売市場 )
生鮮マグロの水揚げ量が国内有数の那智勝浦町築地の勝浦地方卸売市場で30日、今年最大の340㌔のクロマグロが水揚げされた。
三重県南伊勢町の第八市栄丸が27日夜に勝浦沖南400㌔で釣り上げたもの。クロマグロのサイズは全長2・52㍍、胴回り2・1㍍。1㌔当たり2540円で競り落とされた。
和歌山県漁業協同組合連合会によると、今年は勝浦漁港での水揚げは少ないとし、千葉県や宮城県は多く揚がっているという。
また、近海マグロの漁獲の規制については「和歌山県の3月31日までの枠はすでに終了している。4月からまた始まるが、今回の船は三重県の管轄のため、和歌山県とは別枠になる」と説明した。
同船の浜口希船長は「一度ロープが切れるほど苦労して釣り上げたのでうれしいが、新型コロナウイルスの影響で価格が心配」と話した。
太田直久市場長は「コロナの影響で現在はマグロ全体の価格が半値以下になっている。期待しづらいが値段が一番良い時期にたくさん揚がってくれるとうれしい」と話した。
(2021年3月31日付紙面より)
グラウンドゴルフ「春季大会」 (宇久井GG )
レシピ本作り町民に配布 (太地町特産品開発研究会 )
太地町特産品開発研究会(小出勝彦会長)はこのたび、クジラ料理の普及や啓発を目的にレシピ本「あなたが作る太地くじらレシピ」を作成した。本は11日に納品、15日に各区から町民に無料で配布された。
研究会は同町や町婦人会、町民有志、南紀くろしお商工会などのメンバーで構成。これまで町の活性化のために地域資源の調査や特産品の開発活動に尽力してきた。
商業捕鯨の再開を受け、世間では鯨肉の健康効果などが注目されている。しかし、クジラ料理を知る人々の減少でレシピが失われることに危機感を抱いた研究会がクジラ食文化の発展のためにもレシピの作成や保存に動き出した。
過去のレシピ収集を進めるとともに道の駅たいじで昨年12月にあった朝市においてクジラ料理の試食を行い、アンケート調査を実施した。
刺し身やハリハリ鍋など昔ながらの食べ方に加え、クジラが苦手な人や食べたことがない人でもおいしく味わえるものや時代に合わせたレシピ作りに奮闘。種類を増やすことや手軽に調理できる家庭向け料理を心掛け、試作と試食を繰り返して40レシピが完成した。
本にはクジラの基礎知識などが掲載されているほか▽ローストホエール▽くじら赤肉のたたき▽くじらの皮の中華風酢漬け▽くじらハンバーグサンドイッチ―などさまざまなレシピが盛りだくさん。
作成に当たっての財源は研究会の持ち出し分と和歌山県の「令和2年度地域・ひと・まちづくり補助事業補助金」を活用。町民にいつまでも手に取ってもらえるようにと、永久保存版となるハードカバーの豪華なレシピ本に仕上がった。
小出会長は「クジラは元々料理の数が少ない。クジラらしさを生かし、臭みをなくすことは大変だった。婦人会の皆さんや有志のメンバーの協力がなければ作ることができなかった。感謝しています」。
レシピ本については「町民の皆さまにはクジラを身近に感じてほしい。簡単でおいしく食べられるレシピなので活用を」と語った。
同町によると、レシピは今後、町ホームページでも掲載する予定だという。
(2021年3月26日付紙面より)
公立小中学校で修了式 (新宮・東牟婁 )
新宮市・東牟婁郡の公立小中学校、県立高校で24日、一斉に修了式が開かれた。新型コロナウイルス感染拡大による長期の臨時休校を乗り越え、一年間の学習を終えた児童・生徒が修了証を手に、約2週間の春休みに入った。新年度の始業式は4月8日(木)を予定している。
新宮市立三輪崎小学校(嶋田雅昭校長)では、放送集会の形で式を実施した。嶋田校長は、一人も感染者を出すことなく一年を終えた努力をねぎらい「できる限りの感染対策をこれまで通り続け、安全で楽しい、すてきな春休みを」と呼び掛けた。生徒指導部からは春休み中、消防車、救急車、パトカー、不審車両の四つに世話にならないよう諸注意があった。
5年1組の教室では算数ドリルやプリントなどを配った後、担任教諭が一人一人に成績表と修了証を手渡した。児童たちは「せーの」の合図で一斉に開き、じっくりと自分の成績やコメントに目を通した。
泉愛惟さん(11)は「友達とけんかをすることもあったけれど、一緒に遊んで、おしゃべりができて楽しかった。一番の思い出は、みんなで潮岬青少年の家にキャンプに行ったこと。来年は休校もなく、毎日友達と遊びたい」と話していた。
(2021年3月26日付紙面より)
警察署等再編案が明らかに (県警察本部 )
県警察本部が来年4月実施予定の警察署等再編案を明らかにした。本紙関係では串本警察署管内を分割し白浜署と新宮署へ統合する内容が示されていて、管内3町はすでに議会や管内防犯協議会などを通して情報共有を広め存続に向け動き出している状況にある。
この再編案は、県警察機能強化推進計画に基づく取り組みの一端で示された。▽マンパワーの集中運用▽大規模災害時の警察機能喪失の防止▽人口負担率等の平準化―を目的として組織再編をし、事件や事故、災害への対処能力強化を目指すとしている。
再編の動向には大きく警察署管内の統合と本部機能強化の2系統があり、統合の対象は有田署管内(湯浅署管内へ統合)と串本署管内(白浜署管内と新宮署管内へ分割統合)となっている。
串本署管内はすさみ町域と串本町・古座川町域に分割し、前者を白浜署、後者を新宮署へ統合する。伴って白浜署と新宮署を増員し、串本署庁舎を新宮警察署串本分庁舎として生活安全関係や交通関係は基本的に現状通りとし、他に遺失物や拾得物の取り扱いや警察安全相談などの行政サービスを継続する。
串本署管内にある交番や駐在所は存続するが、津波被害が想定されるところは安全を確保しつつ機動的かつ実行ある活動ができるよう運用する。分庁舎用にパトカー1台を増強配備し、発災時の初動対応に当たる災害対策要員2人を同分庁舎に隣接する代替指揮所へ配置するといった再編内容となっている。
事前の説明を受けた管内3町は、統合により署長など幹部級職員の常駐がなくなることによる町域内の警察官数減を強く不安視。将来的な発生が予測されている南海トラフを震源域とする大地震発生時や小型ロケットの打ち上げや近畿自動車道紀勢線の延伸に伴う流動人口増時の警察対応力の低下、町域における警察の疎遠化などを懸念し、地域を挙げて受け止めるべき課題として同案を先んじて町域内で情報共有し将来を見据えた存続を求める機運を強めている。
追って県警本部がこの再編案を明らかにしたことで、警察と地域は表立って話し合う状況が整った。白浜署はすさみ町に加え田辺署管内の上富田町域の統合も受けて西牟婁郡3町が管内となる内容。県警本部の機能強化は▽人身安全対策課〈仮称〉▽警備企画課〈仮称〉―の新設。再編の事実上の決断者は県知事となる。
(2021年3月26日付紙面より)
熊野那智大社の内庭で (那智勝浦町 )
那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)の内庭で現在、県天然記念物のシダレザクラ(枝垂桜)が八分咲きを迎えている=写真(24日撮影)。高さ約8㍍の大木から垂れた枝に無数の花が開き、朱塗りの社殿を背景に優美な姿を見せている。
同大社によれば、サクラは平安時代末期に後白河法皇が手植えしたものと伝えられ、室町時代の絵図「那智山宮曼荼羅(まんだら)」にも描かれている。小さく上品な花の姿は「上臈(じょうろう=女官)」の雰囲気を醸し出すとたたえられている。
神職の花薗龍人さんは「サクラらしく、ぱっと咲いてすぐに散ってしまう。毎年遠くから見に来られる参拝者の方もおられます」と話す。
内庭は普段一般公開しておらず、特別拝観でおはらいを受け、白玉石を奉納すると神職の案内で入ることができる。拝観を希望する人は、同大社の社務所へ申し出る。
(2021年3月26日付紙面より)
宇久井中2年が漁業学習 (那智勝浦町 )
那智勝浦町立宇久井中学校(坊信次校長)の2年生12人が17日早朝、宇久井漁港で漁業体験に取り組んだ。宇久井漁業協同組合(向井誠士組合長)協力の下、生徒たちは第三十宇久井丸と第三十六宇久井丸に乗船し、地域を支える漁業を肌で感じた。
同校で20年以上続く海洋教育の一環。地元漁師らを講師に迎え、海で繰り広げられている漁業の手法や歴史、魚の種類などを学ぶ他、将来的な漁業後継者育成も目的の一つとなっている。
生徒たちは漁船で沖合約3㌔の定置網(通称・大敷)へ向かい、丸々と太ったブリやタイ、タチウオ、スルメイカなどが次々と引き揚げられていく光景に感嘆。この日はブリやサバ約19㌧の水揚げがあり、大漁に活気づく漁港での仕分け作業も見学した。
父親が漁師をしているという齋藤真結子さんは「お父さんは毎朝4時半ごろ仕事に出掛け、魚のにおいをさせて帰ってくる。漁船では10人ほどで大量の魚を網ですくっており、魚の種類も説明してくれた。さまざまな種類の魚が取れる網と、主にブリを取る網があると聞き、どんな仕組みになっているのか疑問が湧いてきた」と話していた。
(2021年3月19日付紙面より)
木本、紀南高校で合格発表
県立木本、紀南高校で18日、入学試験の合格発表があった。10日に行われた後期選抜と、すでに内定が通知されている前期選抜の合格者が発表された。合格を決めた受験生たちは4月から始まる高校生活に胸を躍らせていた。
木本高校では、後期選抜のみ実施した普通科(定員120人)に132人が受験して120人が合格した。総合学科(定員40人)は前期選抜合格者22人を除く後期選抜募集人数18人に14人が受験し、普通科受験者を含む18人が合格した。
紀南高校普通科(定員80人)は前期選抜で27人が合格。募集人数53人の後期選抜に39人が受験し、37人が合格した。
新型コロナ対策として、県教育委員会による専用サイトでも発表された中、両校では午前9時30分に合格者の受験番号が掲示された。マスク姿で訪れた受験生は、自分の受験番号を見つけると「あった、あった」と喜んだ。
紀南高校に合格した男子生徒は「部活はまだ決めてないけど、将来の仕事に向けて高校生活を頑張りたい」と笑顔を見せていた。
(2021年3月19日付紙面より)
文化セで学習成果発表会 (串本古座高校 )
県立串本古座高校(左近晴久校長)が18日、串本町文化センターで本年度学習成果発表会を開いた。生徒が互いに発表を鑑賞して学業や活動の成果を分かち合い、併せて家族や外部講師らにも公開して取り組みをアピールする機会とした。
生徒自ら同校の特色ある学校設定科目やクラブ活動の発表に臨むことで学びに対する理解を強く深めさらに生徒全体で分かち合い、さらにその様子を公開することで校内外に取り組みや頑張り、成長を伝える行事として計画。同校創立時と2年前にも実施した経緯があり、3回目となる今回は同校魅力化プロジェクトによる特色の多様化に伴い、過去最大規模での実施となった。
吹奏楽部の演奏をオープニングとして開会し、生徒会の問山裕海会長(2年)があいさつ。左近校長は「生徒皆さんの準備や練習の努力が実る同発表会。遺憾なき成果の発揮を祈りたい」と述べて激励した。
プログラムは▽全体発表▽パネルディスカッション▽分科会―の3部構成。全体発表では学校設定科目「海洋環境」「マリンスポーツ」「串本デュアル(長期インターンシップ)」について経験した生徒自らが取り組みの様子と学んだ事柄を発表した。
パネルディスカッションでは和歌山大学の西川一弘准教授をコーディネーターに迎え、串本町役場や古座川町役場に勤務する先輩や教員に職務内容やその延長でできること、同発表会の印象などを聴取。併せて「周囲の協力を得られる人になってほしい」「三現主義で一緒に頑張ろう」「発表会を形にした自分たちに自信を持ってほしい」といった年長からのメッセージも生徒に注がれた。
分科会では全体発表3科目と他の学校設定科目、クラブ活動の発表や展示があり、生徒や招待者らは自身の科目選択や関心に応じて鑑賞。そのような流れで取り組みの成果を分かち合い、最後に西川准教授による全体講評を受けて終了した。
(2021年3月19日付紙面より)
センター内職員など対象に (新宮市立医療センター )
新宮市立医療センターで17日、医療従事者に対する新型コロナウイルスワクチンの先行接種が始まった。同センターでは19日(金)まで、接種を希望する院内職員、委託業者職員に順次接種を行っていく。
国が医療従事者を対象に、先月から先行接種を開始した新型コロナワクチン。和歌山県では今月6日、3900回分のファイザー製ワクチンが県内11病院に到着し、8日に接種が始まった。
同センターには12日に195バイアル(1箱、975人分)が到着。うち83バイアルが那智勝浦町立温泉病院、くしもと町立病院に配分され、両病院とも15日から医療従事者などを対象に接種が始まっている。
同センターの接種対象者は520人で、うち接種希望者は院内職員(333人)、委託業者職員(133人)合わせて対象者の89・6%となる466人。17日には中井三量(みつかず)病院長(66)をはじめ、約150人がワクチン接種をした。次回のワクチン到着時期は未定だが、届き次第2回目の接種を実施していくという。
センター内で最初に接種した中井病院長は「針を刺した瞬間はチクリとしたが筋肉内の痛みはほとんどなかった」。
今後、その他の医療従事者、高齢者、基礎疾患を有する人などに対し待望のワクチン接種が進んでいくはずと展望を語り「ワクチンは、3密を避ける、移動の自粛などに加え新型コロナに対応できる策と考えている。副反応の可能性も少なく、通常のワクチンと同じように接種いただけると思っている」と話した。
2月17日から国内で先行接種が始まったワクチン。これまで約35万人の医療従事者が接種を受けたが、全人口の0・3%にとどまっている。政府は6月末までに約1億回分(約5000万人分)を調達するとの見通しを示している。
(2021年3月19日付紙面より)
来週から、医療従事者に接種開始 (新宮市 )
都道府県が実施する、新型コロナウイルスワクチンの医療従事者への接種が全国で始まっている。新宮・東牟婁地方では12日午前、195バイアル(1箱、975人分)が新宮市立医療センターに到着。ワクチンは今後、那智勝浦町立温泉病院、くしもと町立病院に配分される。
ファイザー製ワクチンは、先月12日に輸入第1便として、最大38万6100回(19万3050人)分が到着。21日の第2便では最大45万2790回(22万6395人)分、今月1日の第3便で最大52万6500回(26万3250人)分が国内に届いた。
和歌山県では今月6日、3900回分が県内11病院に到着し、8日に接種が始まった。市立医療センターでは17日(水)から19日(金)にかけて、医師・看護師・技術スタッフなど同センター職員に接種を行っていく予定だ。
12日、河野太郎行政改革担当相は会見で、6月までに計約1億回分(約5千万人分)のワクチンを調達できるとの見通しを表明した。欧州連合(EU)の承認が得られれば、5月に毎週9188箱、最大約1千万回分が日本に到着し、全ての高齢者約3600万人分を6月末までに市区町村に届けるなどの方針を示した。
今後のスケジュールによると、15日(月)に360箱が日本に到着。医療従事者分のワクチンについて、5月10日の週に対象者全てが2回接種できる量の配送が完了するという。
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4月中旬から高齢者への接種が始まる新型コロナワクチン。和歌山県では、16日(火)に相談窓口を開設し、ワクチンの効果や副反応に係る相談などに対応していく。相談は電話(073・441・2593)もしくはFAX(073・431・1800)で応じる。受付時間は土・日・祝日含む午前9時~午後6時。接種券、接種場所、接種時期などについては各市町村に問い合わせる。
(2021年3月14日付紙面より)
ICOCAもエリア拡大 (JR西日本 )
春のダイヤ改正に伴い13日、JRきのくに線・紀伊田辺―新宮駅間に新型車両227系が導入された=写真。同車両には車載型IC改札機が搭載。これにより、県内全域でICOCA(イコカ)が使用できるようになった。
同車両は、アーバンネットワーク共通のインテリアデザインを採用。客室には間接光を組み合わせたLED照明を用いるなど落ち着いた車内空間となっている。2019年春のダイヤ改正により近畿圏に初投入。和歌山線・桜井線、きのくに線の一部に導入された。和歌山県と奈良県では、文化・歴史・自然の奥深さを表現した緑色が配されている。
同日午前6時53分、第1便が新宮駅を出発。駅のホームには新型車両を写真に収めようとスマートフォンや一眼レフを手にした鉄道ファンの姿が見られた。
ICOCAが新たに使えるようになるのは同区間で21駅。ICOCA、ICOCA定期券が利用できる。また、ICOCA以外の全国相互利用対象ICカード乗車券も使うことができる。
(2021年3月14日付紙面より)
フラット7紀宝バイパス店で2人展 (紀宝町 )
アフリカを代表する現代アートでタンザニア発祥の「ティンガティンガ」。現地でその芸術を学んだ2人のアーティストによる作品展が14日まで、紀宝町神内の紀宝バイパス沿いにある「フラット7紀宝バイパス店」で開かれている。入場無料で、時間は午前10時30分から午後5時まで。14日午後1時30分からはピアノに作品を描くという。
出品したアーティストは、SHOGEN(上田祥玄)さん(34)と御浜町立阿田和小学校6年のHARUKA(細川悠花)さん(12)。赤、青、黄、緑、白、黒の6色の外壁用油性ペンキを用いて描いた35点を展示した。
ティンガティンガは、1960年代末に生まれた絵画スタイル。サバンナの動物や豊かな自然、人々の暮らしを6色のペンキを使って、色鮮やかに描き出す。
SHOGENさんは京都の雑貨店で出会ったティンガティンガに魅了され、その日のうちにタンザニア行きのチケットを購入。2014年7月から約1年間、現地で生活しながら修行を積んだ。現地で、タンザニア政府にパトカーを寄贈したHARUKAさんの父と知り合い、帰国した翌年、小学1年のHARUKAさんと出会った。
「ティンガティンガは人の背中を押してくれるアート。コロナ禍だからこそ見てほしい。タンザニアの人たちと同じ生活をしたHARUKAさんにも会いに来てほしい」。
HARUKAさんもティンガティンガに心を引かれ、小学4年の夏休みに2週間ほどタンザニアで学んだ。帰国後、初めて描いた「草原の中の夢」や、未来を意味するスワヒリ語の「baadaye」と題してヒマワリを描いた作品など27点を出品。「ヒマワリは太陽に向いて咲くので、前を向くイメージで描いた。ティンガティンガは自分が思ったときに好きな動物などを描けるので好き」と話していた。
(2021年3月14日付紙面より)
全国一斉放水に「はくりゅう」参加 (那智勝浦町 )
新型コロナウイルス感染症と闘う全ての人にエールを送ろうと、消防艇による全国一斉放水が7日午後2時から、全国23消防本部の各地域で行われた。那智勝浦町の勝浦漁港内では、県内で唯一消防艇を有する町消防本部(湯川辰也消防長)と町消防団(下地将仁団長)が消防艇「はくりゅう」で放水を実施。約10分間の放水に、コロナ収束と応援の思いを込めた。
初となった全国一斉放水は神戸市の提案によるもので、「コロナ禍において、ともにコロナを乗り越える勇気と希望を全国に発信する」ことが目的で消防艇のある各消防本部に呼び掛けたという。
賛同した同町消防本部らはコロナ感染拡大防止の観点から参加者を必要最少人数6人にとどめるとともに、多くの人々が集まらないように放水の実施も広報しなかった。
湯川消防長は「無事終了して感慨深いものがある。本来なら多くの方々に見ていただきたかったが今回は感染防止のため仕方なかった」。
町民に対しては「火災予防はもちろん、感染予防にも注意を払っていただけましたら幸いです」と語った。
(2021年3月9日付紙面より)
「さくら山」で80人が作業 (熊野さくらの会 )
NPO法人熊野さくらの会(田尾友児代表)は7日、紀宝町鮒田の林道浅里北桧杖線沿い標高500㍍の山林で19回目となる植樹祭を開催。三重、和歌山両県から参加した約80人がクマノザクラの苗木300本を植えた。
サクラの植樹を通じて、誰もが癒やされる「さくら山」作りに取り組んでおり、これまでヤマザクラやカンヒザクラなど約50種5080本を植樹。2月下旬にはカワヅザクラ、3月以降にダイカンザクラ、コヒガンザクラ、エドヒガン、ヤマザクラなどが咲く。
クマノザクラは紀伊半島南部に自生し、2018(平成30)年には約100年ぶりに新種と確認された。会では3年前からクマノザクラのみを植樹しており、今回で計630本となった。
参加者は20㌶の広大な山林で1・5㍍前後に育った苗木を約8㍍間隔で植え、鹿による食害を防ぐために保護用ネットも取り付けた。友達と参加した森隆喜君(相野谷小5年)は「初めて参加して、午前中で7本植えた。咲いたら見に来たい」と話し、元気いっぱい作業した。
今回はクマノザクラの看板も設置し、田尾代表は「クマノザクラを植樹するようになって参加者が増えた。活動を通してさくら山とクマノザクラを知ってもらえれば」と語っていた。
(2021年3月9日付紙面より)
潮岬で第8回フェスタ (南紀熊野ジオパーク )
第8回南紀熊野ジオパークフェスタが6日、串本町潮岬にある同パークセンターであった。今回はコロナ禍の情勢を鑑み、オンライン配信を交えた形での実施。記念講演や各種展示などで同パークを軸とした地質振興などに取り組んだ。
同パーク推進協議会と環境省近畿地方環境事務所主催。吉野熊野国立公園とその中にある同パークの関係諸活動への理解を促し、持続可能な地域づくりに資する目的で年1回開いている。通常は関係諸団体も参加し幅広い交流の機会を設けるが、今回は両主催の行事のみとし代替として様子をオンライン配信する内容で実施の準備を進めてきた。
同協議会関係行事は午後1時から開始。主催者を代表して県環境生活部の田中一寿部長があいさつをし、本年度同パークフォトコンテスト最優秀賞表彰式の上映を経てオンラインによる記念講演やジオパークガイドの交流を実施した。
記念講演の講師は早稲田大学教授の高木秀雄さん、演題は「南紀熊野ジオパークで体験する日本列島のジオの特徴―付加体、火山、そして地震―」。高木さんは同パークや日本の国土の地質学的な特徴を振り返り、プレート運動に伴う付加体の成因や火山活動(熊野カルデラ)の経緯の解説を受け、同パークエリアの大地の成り立ちの実感を伝えた。
高木さんは同運動には地震が伴うことにも注目し、南海~東海を震源とする地震の発生史が物語るように同運動の長大な時間の流れの中で繰り返し起こる状況を示唆。被災した先人が残した記録を後世へ受け継ぐ大切さを掲げるなどして、来る地震への意識を喚起した。
ガイドの交流は黒潮でつながる各地のジオパークガイドとオンラインで語らう内容で、南紀熊野ジオパークガイドの会会長の上野一夫さんがコロナ禍における活動状況を報告し、以降類する内容などで情報交換を重ねた。
同事務所関係行事は午前10時から午後4時まで実施。内容は同公園と北山村筏(いかだ)流しの資料展示による啓発で、後者は実物の観光筏を同センター駐車場へ展示し筏師らスタッフ自ら利用推進を願ってアピールに努めた。
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■配信した内容は約1週間視聴可
同センターでの実施は当日限りだが、オンライン配信した内容などは同センター公式ホームページで13日(土)ごろまで視聴できる状態にするという。
(2021年3月9日付紙面より)
少年少女発明クラブ閉講式 (新宮市 )
新宮市少年少女発明クラブ(瀧野秀二会長)は6日、新宮市役所別館で3月講座「プログラミング的思考について学ぼう」と閉講式を開いた。市内の小学生会員14人が近畿大学附属新宮高校・中学校で非常勤講師を務める廣里恵梨香さんからプログラミングの仕組みなどを学んだ。
発明クラブは全国各地で活動しており、県内でも10市町で行われている。市では、市内小学校4~6年生の児童を対象に年間を通して講座を開催。子どもたちに理科や科学、ものづくりに関心を持ってもらえるよう、さまざまな制作・野外活動に取り組んでいる。
この日は同中スーパーサイエンス部の生徒3人がサポート役で参加した。講座で廣里さんは「脳で命令を出して体を動かす人間とは違い、決められたことを指令通り動作を行うのがプログラミングです」と説明。使用する教材の解説を受けた後、子どもたちは部品を組み合わせ▽部屋が明るいときだけ、LEDモジュールが光る▽拍手をするとモーターが動く―などの課題に取り組んだ。
後半には応用で思い思いの装置を作り、テーブルごとに発表した。最後に廣里さんは「周囲には電化製品やパソコンなど、プログラミングされた機械がたくさんある。講座を通じて指示を受けると動く設定があることを改めて理解し、楽しさを知ってください」と呼び掛けた。
講座後には閉講式が行われ、瀧野会長が一人一人に証書を手渡し「今年は、予定していた講座がコロナ禍でできなくなってしまい非常に残念でしたが、何とか閉講を迎えることができた。来年度も、ぜひ参加してください」とあいさつした。
村上空君(神倉小6年)は「2年間でしたが、いろんな実験ができて楽しかったです。次からは参加できなくて寂しいけど、これからの勉強に生かしていきたい」と話していた。
(2021年3月9日付紙面より)
新宮ラグビーフットボールクラブ (進め!!青春 )
沖縄琉球空手オンライン国際大会 (松林流和歌山教室 )
120年ぶりの現象か (新宮市 )
新宮市の橋本児童館裏の坂を上った周辺(通称・砂羅=じゃら)の竹林や、市立佐野体育館へ向かう坂の周辺で現在、ハチクが花を咲かせている。イネ科マダケ属の竹の一種で、北海道以南で広く植栽されている。開花周期は120年といわれており、図鑑でもイラストで紹介されていることが多いため、直接花を観察できる機会は非常にまれだ。
タケ類はいずれも地中を走行する太い地下茎を通じて栄養繁殖するが、数十年に1度、広域で一斉に開花することがある。花が咲くと地上部は枯れてしまうため、古くは「開花病」「十年枯病」と呼ばれ、天変地異の前触れとされていた。
正確な周期やメカニズムは解明されていないものの、ハチクは直近で1908年に日本全国で開花した記録があり、今後2028年をピークに各地で開花が観測されると推定されている。
タケの花はイネに類似し、風で花粉を飛ばして受粉する「風媒花」。色鮮やかな花弁はなく、一つ一つの小花を茶色の穎(えい)が覆った穂が形成され、外部に8㍉ほどの黄緑色の葯(やく)がついたおしべが垂れ下がる。めしべが受粉して成熟するとイネの米にあたる「穎果(えいか)」が実るが、同属のマダケなどは多くが発芽しない粃(しいな)であり、充実種子の発芽率も低い。
ハチクの稈(かん=茎)は細かく割りやすい性質があることから、茶せんやちょうちん、すだれといった竹ひご細工に用いられる。枝が多いため竹ぼうきにも加工される他、紙質の皮は竹皮笠(たけのかわがさ)に、甘く柔らかいタケノコは食用に、茎の内側にある竹紙(ちくし)は漢方薬になって人々の生活を支えてきた。
開花に遭遇したときには、120年に1度の機会を逃さず、じっくり観察してみてはいかがだろうか。
(2021年3月7日付紙面より)
86人が思い出を胸に卒業 (矢渕中 )
紀宝町立矢渕中学校(竹原巧校長)で6日、第73回卒業式が行われた。新型コロナウイルス対策のため規模を縮小したものの、マスク姿の卒業生86人が在校生や保護者、教職員に見守られながら思い出が詰まった学びやを後にした。
感染拡大防止対策に伴う臨時休校や学校行事、部活動の制限といった困難な状況を仲間たちと共に乗り越えてきた3年生。全員の思いを答辞に込め、小山仁汰君、山副真緒さん、荘司大喜君が読み上げた。
部活動を振り返り「練習や試合の中では協力することの大切さや、責任感なども培われました。3年間の活動で私たちは多くのことを学びました」。
学校生活を支えてくれた家族、教職員に感謝の気持ちを伝え、後輩には今後の活躍を期待した。同級生には「一人一人の夢に向かって高校でも頑張っていきましょう」と励まし合った。
3年間の思いを込めて「今、この瞬間を出発地点として進み、たくさんの新しい出会いを大切に過ごしていきたいと思います」と決意を伝えた。この日合唱できなかったものの、録音した式歌が流れ、3年生の歌声が会場を包んだ。
竹原校長は「人を思いやる気持ちや冷静に判断する姿勢は、これからのステージで良い意味での変化をもたらす力だと考えています。全ての人に優しい社会の担い手になってくれることを期待し、今後も応援し続けたいと思います」とはなむけの言葉を贈った。卒業証書を受け取った卒業生は、それぞれの志を胸に新たな一歩を踏み出した。
(2021年3月7日付紙面より)
紀南地域の郵便局長で組織される紀南地区郵便局長会(会長=吉田仁久・椿郵便局長)は6日、那智勝浦町勝浦のお蛇浦(じゃうら)周辺で初の清掃活動を実施した。15人の局長が参加し、ごみ拾いに汗を流した。
同会では年に2回の献血活動や北山村の「じゃばらの里の収穫祭」への参加、若手中堅専門委員会が各所で草刈りを行うなど、積極的に地域貢献に取り組んでいる。
清掃活動はごみゼロを目指した条例の制定やさまざまな取り組みを展開する和歌山県に協力するとともに、郵便局が所在する各地域を美しくすることを目的に行われた。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今回は参加者を少数に絞り込んだという。局長たちはペットボトルや流木、ビニール袋などのごみを懸命に拾っていた。
地元、太田郵便局長の坂本雄哉那智部会長は「各地域から集まっていただいた皆さまに国立公園であるこの地域をきれいにしていただけるのはうれしい。本当にありがたい」。
南方慎一朗副会長(新宮中央通郵便局長)は「ふるさと和歌山をきれいにするために今後も協力を継続していく。コロナ禍が収まれば多くの観光客の皆さまに和歌山を訪れていただきたい」と語った。
(2021年3月7日付紙面より)