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2018年11月23日
1 ランチで食べたいクジラ料理
 コウケンテツさん招き試食会  (和歌山県 )

 熊野灘捕鯨文化継承協議会(山西毅治会長)は20日、串本町役場古座分庁舎で鯨料理「くじらキッチン」の試食会を開催した。新宮市、那智勝浦町、串本町の飲食店5店舗が開発した新メニューを料理研究家のコウケンテツさん(44)や関係者らが試食した。

 同協議会は新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町で構成し、熊野灘エリアを訪れる観光客の消費拡大に向けて新たな観光商品の開発を行う事業者を支援している。「くじらキッチン」は取り組みの一環で、同エリアを訪れる観光客の中で、特に20~30代女性が「ランチタイムに食べたいと思う鯨料理」をコンセプトに開発するもの。9月末から10月中旬まで参加する事業者を募った。

 開発された商品は各事業者の店舗で販売や提供を予定している。提供店では共通ロゴマークの入ったタペストリーを掲げるほか、作成されるパンフレットで事業をPRする。

 この日は各事業者から料理の説明を受け、まずはコウさんが試食。調理方法や食材について事業者らと語り合い、料理の感想を述べた。集まった関係者らはそれぞれのメニューを味わった。

 コウさんはあいさつで食文化の重要性を訴え、新メニューについて「驚きしかない。それぞれの店の良さ、クジラの良さが表れていた。どのメニューも地元愛があり、工夫に富んでいてすごくおいしかった。これほどの料理を出すには相当、苦心されたと思う」と評価した。

□     □

 参加した5店舗と出されたメニューは次の通り。

■新宮市

▽まえ田「紀州まえ田の鯨寿司」

▽pizzeria koma「鯨肉のローストとピンクグレープフルーツのサラダピッツァ」

■那智勝浦町

▽鮮魚・創作和食・旨い酒bodai「鯨のカダイフ揚げ トマト大葉ソース」

■太地町

▽いさなの宿 白鯨「白鯨特製鯨パスタランチset」

■串本町

▽サンドリア「くじLoveすきドリア」

(2018年11月23日付紙面より)

料理について事業者と話すコウケンテツさん(右)=20日、串本町役場古座分庁舎
完成した各事業者の新メニュー
2018年11月23日
2 高血圧予防を学ぶ
 ゆうゆうクラブ女性部栄養講習会  

 新宮市のゆうゆうクラブ(老人クラブ連合会)女性部(石原千里部長)による平成30年度栄養講習会が21日、同市熊野川町の総合開発センターで開かれた。

 市保健センターの保健師・植山綾子さんが「高血圧予防」をテーマに話を進め、市食生活改善推進協議会(栃尾眞喜子会長)の会員5人が減塩や食の重要性について説明した。

 女性部の17人が参加。はじめに石原部長が「高血圧予防についてしっかり話を聞いてください」とあいさつした。

 植山さんは、生活習慣病による高血圧の患者が全国で1000万人いる一方、3300万人が未治療といわれているとし、「自分の血圧を知り、早く気付いて予防することが大事」と述べた。

 高血圧の基準や種類(二次性高血圧、本態性高血圧)を説明した上で、「日本人の高血圧の90%が本態性高血圧で、生活習慣の見直しが必要。高血圧の症状は特に出ないが動脈硬化が進行する。動脈硬化は体への血液が行き届きにくくなり、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす」と話した。

 肥満にならない体重管理や30分以上の有酸素運動をはじめ減塩、食事などのポイントを示し「野菜を積極的に取り、青魚類を食べるよう心掛けてほしい」と呼び掛けた。

 参加者は協議会の会員が作ったどら焼きとホットレモンを試食。会員は▽欠食は絶対に避ける▽動物性タンパク質を十分に取る▽魚と肉の割合は1対1くらいにする▽余暇活動を取り入れた運動週間を身に付ける―といった「食生活10の指針」を紹介した。

(2018年11月23日付紙面より)

どら焼きなどを試食する女性部の会員=21日、新宮市熊野川町の総合開発センター
2018年11月23日
3 防災航空隊と連携強化
 那智勝浦町消防が救助訓練  

 那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)は21日、同町宇久井の地玉の浜で和歌山県防災航空隊との連携強化を目的にした訓練を実施した。消防本部の救急隊と消防隊、県防災航空隊から計19人が参加。隊員らが緊密に連携を取りながら、活動が困難な場所で救助訓練に取り組んだ。

 山菜採りに出掛けた男性2人のうち、1人が山林内で負傷し動けなくなり、消防に救急要請した―と想定して訓練した。救急隊が地玉の浜の斜面付近で負傷者の状況を調べ、航空隊に救助を要請した。消防隊が救助活動を支援。負傷者を浜まで運び、白浜空港から飛来した防災ヘリコプターが上空からワイヤで負傷者をつり上げて機内に収容した。

 関谷善文消防署長は「ヘリとの訓練は年に数回しかできないので大変貴重な訓練になった。若い隊員が多いので不測の事態に備えての訓練ができた。無線の交信が場所によって感度が落ちるので、携帯電話など違う道具を駆使しながら連携したい」と話した。

 近年は熊野古道歩きの入山者が増え、ヘリの出動までは必要ないが、救助要請は多いという。関谷署長は「時間が遅くなると事故になりやすい。入山の時は余裕を持った計画を立ててほしい」と話していた。

(2018年11月23日付紙面より)

地玉の浜から負傷者をつり上げる訓練=21日、那智勝浦町宇久井
救急隊、消防隊が連携しながら山林内の負傷者を救助
2018年11月23日
4 2分団に消防車両納車
 老朽化に伴い更新整備  (串本町 )

 串本町消防防災センターで21日、串本町消防団(稲田賢団長)に対する消防車両の納車式があった。今回は和深分団(高尾拓次分団長)の消防ポンプ自動車と串本分団(泉博二分団長)の小型動力ポンプ軽積載車を更新整備。田嶋勝正町長から両分団長にキーが託され、代表して和深分団の高尾分団長は「一日も早く車両に慣れるよう訓練し、町民の生命と財産を守れるよう努力する」と応えた。

 和深分団の旧車両は平成8年に整備され、22年が経過。串本分団の旧車両は平成9年に整備され21年が経過。ともに老朽化したため、新車両に更新されることになった。

 納車式には両分団とも分団長以下4人が代表出席。稲田団長ら団本部役員と寺島正彦消防長ら職員が立ち会う中、両分団長にキーを渡した田嶋町長は「平成29年度は火災6件。本年度は現時点で10件の火災が発生している。一日も早く新しい車両に慣れ、いざというときに迅速に出動できる体制をつくってほしい」と奮起を期待した。

 式後は納車した和歌山日野自動車株式会社新宮営業所や山口商会新宮支店の職員が両分団に仕様の説明をし、主に旧車両にない変更点について質問を受けるなどした。

 和深分団の旧車両はオフロード車がベースだったが、新車両はトラックがベースのCD―Ⅰ型。両車両を比較したときの大きな変化の一つにカーブ走行時の安定性があり、今回の更新ではより迅速に現場へ急行しやすいというメリットがもたらされる形となった。

 串本分団の旧車両と新車両は時代相応の変化はあるが、小型動力ポンプの仕様(2サイクル)を含めほぼ同等の艤装(ぎそう)がされている。泉分団長は同ポンプの取り扱いについて念入りに確かめるよう指揮しながら新車両を預かった。

(2018年11月23日付紙面より)

納入した業者から新車両の説明を受ける団員ら=21日、串本町消防防災センター
2018年11月23日
5 みんな違っていいんだよ  サンコンさん招いて講演会  (紀宝町 )
2018年11月23日
6 子どもを心豊かに  共育フォーラム2018  (三重県教組紀南支部 )
2018年11月23日
7 野菜に興味を持って  三輪崎小学校で出前授業  (新宮市 )
2018年11月23日
8 思い込めた八咫烏配布 高齢者らが100体の張り子作成 (熊野本宮大社)
2018年11月23日
9 県の主要産品学ぶ  太地小でミカンの出前授業  
2018年11月23日
10 当事者であると認識を  教育講演会で速水盛康さん  (近大新宮高校・中学校 )
2018年11月23日
11 1位に西美晴さん  写連新宮支部11月例会  
2018年11月23日
12 新型電車が試運転  227系1000番台電車  (JR西日本 )
2018年11月23日
13 優秀賞に中西五三さん  新宮愛蘭会「第48回寒蘭展示会」  
2018年11月23日
14 さまざまなゲームを満喫  中央児童館で「こどもまつり」  (新宮市 )
2018年11月23日
15 企画参加者の話を聞く  潮岬でトークイベント  (森のちからⅩ )
2018年11月23日
16 身近なところから税考える  古座小6年生租税教室受講  (串本町 )
2018年11月23日
17 探索や火おこしに挑戦  大島中が通夜島で学習  (串本町 )
2018年11月23日
18 懸命にバトンつなぐ  王子ヶ浜小でふじだなリレー  (新宮市 )
2018年11月23日
19 お悔やみ情報
  
2018年11月13日
20 宿泊客も参加「献湯祭」
 熊野那智大社に一番湯奉納  (南紀勝浦温泉旅館組合 )

 湧き出る温泉水を朝一番で源泉からくみ上げ、神前に供える「献湯祭(けんとうさい)」が11日、那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で営まれた。南紀勝浦温泉旅館組合(中定俊組合長、組合10館)の組合員、組合旅館の宿泊客の中から希望者が参列した。

 今年で41回目となる献湯祭。宿泊客の参加は同組合の新たな試みで、正式参拝や神事の後に振る舞う「温泉もち投げ」の投げ手経験などを盛り込んでいる。ホテルなぎさやに滞在中のスペインからの旅行客、フランシスカさんは「日本には7回、那智勝浦町は2度目です。今日は参加できて本当にうれしいです」と笑顔で話していた。

 神事では、神職が祝詞を奏上、中組合長が祭文を読み上げ、裃姿の各旅館代表者が16カ所の源泉の一番湯を順に供えた。一同で自然の恵みに感謝するとともに業界の繁栄を祈願した。

 同大社は、来年3月まで続く創建1700年記念境内施設整備事業を実施している。拝殿内部工事は献湯祭に間に合うよう取り進められ、この日は修復と塗り直しを終えた拝殿での初めての行事となった。

 男成宮司は太古からの紀伊半島の地質活動に触れ、「自然は猛威を振るうこともありますが恵みも豊か。いの一番の温泉を大神さまも気持ち良くお喜びでしょう。那智勝浦町を訪れる方々が温泉に浴し、心身ともに癒やされますように」と結んだ。

(2018年11月13日付紙面より)

一番湯を手にした旅館代表者ら=11日、熊野那智大社
旅館宿泊客も参加した盛大な「温泉もち投げ」
2018年11月13日
21 技術向上と知識の習得
 火災予防運動で総合訓練  (新宮市 )

 秋の全国火災予防運動中の11日、新宮市消防本部は同市佐野の新宮港緑地と同市熊野川町の紀州造林跡地で総合訓練を実施した。市消防団の団員らと市消防職員が放水や礼式、資機材取り扱いの訓練に取り組んだ。

 実災害に即した訓練を消防団員が主体となって行うことによる、団員の技術の向上と知識の習得を目的としている。消防職員の訓練時の安全管理意識の向上を図る狙いもある。

 新宮港緑地での訓練には団員97人と市消防職員18人が参加。人員報告後、整列した団員らを前に市消防団の竹内由定団長は「市民の安心・安全と生命、財産を守る任務があり、どのような現場でも安全・迅速な対応ができるよう訓練を。火災の発生しやすい季節になってくるので十分注意をしてほしい」とあいさつした。

 放水訓練ではホースが破れた想定で交換する作業などにも取り組んだ。礼式訓練では基本と出初め式で実施する行進をした。

 竹内収・市消防次長は「いずれの訓練も今後の消防活動に重要な役割を果たすもので、今後も訓練を重ね、来るべき災害に備えていただきたい」と講評。台風時の活動への感謝を述べ、消防団の協力が必要不可欠だと呼び掛けた。

 熊野川地区では団員38人と消防職員14人が訓練を実施した。

(2018年11月13日付紙面より)

消火訓練に取り組む団員ら=11日、新宮市佐野の新宮港緑地
礼式訓練を行う団員ら
2018年11月13日
22 3連動地震想定し高台へ
 大島地区で島内避難訓練  (串本町 )

 串本町の大島地区で11日、島内避難訓練や防災学習会が行われた。3連動地震(東海・東南海・南海地震の同時発生)を想定した内容で、今回は小中学生を含む住民163人が最寄りの高台を目指して津波緊急避難行動を実践。その後は二次避難所とされる大島小に集まりさまざまな体験をして防災意識を高めるなどした。

 同訓練は、大島小・大島中と大島区・須江区・樫野区が合同で年1回、3連動地震を想定して取り組んでいる。同学習会は島内各所が地震や津波で被災し住民が二次避難所に避難する流れをつくるために取り入れている機会で、今回は同町役場総務課防災・防犯グループ、同町消防本部、串本警察署、内閣府と県がそれぞれ防災体験企画を持ち込み、訓練参加者への啓発を行った。

 同日午前9時に3連動地震が発生した想定で同訓練が始まり、防災行政無線による合図で住民の多くがその時間帯にいるであろう自宅から最寄りの高台へと避難。小中学生は年長の住民を気遣いつつ高台へと駆け上がり、高台では自主防災組織の役員が避難状況を確かめるなどした。

 航空自衛隊串本分屯基地のバスやスクールバスを使って同訓練参加者を二次避難所へ搬送し、大島小体育館で避難者受け入れ訓練を実施。小学生と住民は地区(大島、須江、樫野、同基地)単位で、外部機関が持ち込んだ防災体験をローテーションしながら一通り体験した。

 内閣府と県が持ち込んだのは、準天頂衛星「みちびき」を使った衛星安否確認サービスの体験。情報端末で登録した自身の避難者情報が衛星経由で集約されインターネット上で確認できるようになるという仕組みで、全員で試験入力して利便性を確かめるなどした。

 警察はドローンや救助資機材のデモンストレーション、消防は消火器操作体験や負傷者搬送法の紹介、防災・防犯グループは業者招致により簡易トイレの組み立て体験や可搬型浄水器の紹介といった機会を提供した。

 中学生と保護者有志は別行動を取り、同基地の隊員が炊き出した米20㌔を手分けしておにぎりにし、野戦鍋で沸かした湯を使って非常用のみそ汁も作って訓練参加者や運営陣に配るなどした。

 その他、防災意識を高めるきっかけになればと、消防、警察、自衛隊の各特殊車両や自衛隊の非常食やウオーターシューターなど、県警の救援活動紹介パネルなどの展示もあった。

 この訓練や学習会は島民の防災意識を高めることを狙いとし、小中学生はさらに避難経路の選択と率先避難を実践し、担い手となるため救助や避難所運営を身に付けるなどの目的を持って同訓練や同学習会に参加した。

 全体会で小学生は印象に残ったことや防災意識がついたと感想を寄せ、中学生はこのような体験を通して誰も死なないようにすることが大事だと発表。大島小中を兼務する布引伸幸校長は、災害はいつ起こるか分からないが大島で暮らしている以上は何かがあれば逃げることや、学校と地域はできることで支え合い互いに恵まれることが大切だと講評して締めくくった。

(2018年11月13日付紙面より)

3連動地震を想定し津波緊急避難行動を実践する住民ら=11日、串本町大島
内閣府と県が提供した衛星安否確認サービスを体験
2018年11月13日
23 鐘の音に平和の祈り込め
 新宮ユネスコ協会が鐘打会  (新宮市 )

 「世界平和記念日」の11日、新宮ユネスコ協会(中谷剛会長)は新宮市薬師町の瑞泉寺(麻谷正彦住職)で「平和の鐘」を鳴らし、世界平和を祈願した。

 1918(大正7)年11月11日は第1次世界大戦が終結した日。ヨーロッパ各国では祝日に制定されたり、戦没者追悼式典などが営まれたりするなど、重要な日とされている。「平和の鐘」は4年目の取り組みで、約10人の会員らが午前11時から順番に鐘を突き、手を合わせた。

 麻谷住職は「今年は第1次世界大戦終結から100年目の節目の年。平和に対する切なる願いを鐘の音に乗せて、一人でも多くの人の心に響かせてもらえたら」とあいさつ。中谷会長は鐘を鳴らすことには時間や危機を知らせるなどいくつかの意味があると述べ「願いや祈りを込める意味もある。平和とは平穏な日々の蓄積。平和が持続することを祈って鐘を鳴らすことは大切」と話していた。

 仲之町商店街のサンタウンホールでは12月8日(土)と9日(日)、会員による「第4回写真展」を開催する。熊野地方の風景や世界遺産に関する写真を展示予定。開場時間は正午から午後4時まで。

(2018年11月13日付紙面より)

平和の鐘を鳴らす新宮ユネスコ協会の中谷剛会長ら=11日、新宮市の瑞泉寺
2018年11月13日
24 近大和歌山と和歌山工業が決勝へ
 高校ラグビー和歌山大会  
2018年11月13日
25 初芝橋本と和歌山北が決勝へ
 高校サッカー和歌山大会  
2018年11月13日
26 紀南福祉Aが優勝
 新宮市スポーツ祭典ソフトボール  
2018年11月13日
27 6選手が近畿出場決める
 高校レスリング新人大会  
2018年11月13日
28 平見一雄さん厚労大臣表彰  食品衛生向上などに貢献  
2018年11月13日
29 緩やかな回復傾向  10月判断の県内経済情勢  
2018年11月13日
30 進路を決めるきっかけに  熊野川中学校で高校進学説明会  (新宮市 )
2018年11月13日
31 「ゆかし潟祭り」開催に向け  実行委員らが最終準備確認  (那智勝浦町 )
2018年11月13日
32 老若男女笑顔で過ごそう  蓬莱地区で第48回運動会  (新宮市 )
2018年11月13日
33 本の感動を共有  中学生8人のビブリオバトル  (那智勝浦町 )
2018年11月13日
34 中高生12人が参戦  ビブリオバトル東牟婁地方大会  
2018年11月13日
35 黒田君、八舟君(高池保)が入賞  「わかやまの山村」絵画コンクール  
2018年11月13日
36 対象世帯を訪ねて意識促す  消防団女性団員ら防火診断  (古座川町・串本町 )
2018年11月13日
37 車両13台で防火パレード  秋の火災予防運動  (串本町・古座川町 )
2018年11月13日
38 お悔やみ情報
  
2018年11月03日
39 相場例年に戻るか
 伊勢エビ漁、各漁港で操業再開  

 和歌山県内で9月に解禁となったものの、浜値の低下が続いたため、勝浦、宇久井、太地などの各地の漁港で10月上旬から共同操業を中止していた伊勢エビ漁が1日、勝浦漁港で再開となり、2日の入札では1㌔当たり3488円の値が付いた。シーズンを迎えたばかりの伊勢エビ漁、年末に向け市場価格は安定するのか、関係者らは注意を払っている。県漁連・勝浦市場の太田直久参事役も「沿岸漁業が操業を中止するのは大変まれなこと。価格が下がるのは消費者にとっては良いことだが、漁業者には厳しい現状」と憂慮している。

 操業開始は各漁港によりさまざまで、勝浦港では10月3日から勝浦海老(えび)網組合(橋本加根男代表)の11隻の船が操業を開始。初日は568㌔の漁獲量があり、操業中止までの4日間で約2㌧、2551匹の漁獲があった。勝浦地方卸売市場の伊勢エビの年間水揚げ量は5㌧平均。相当な大漁といえるが価格は底打ち。例年5000円前後、昨年は5000円を超える値が付いたが、10月11日の最低価格は2500円。他の漁港でもキロ当たり3000円台が続いたという。

 同町で長年エビ網漁を営む男性は「ここまでの安値は何年もなかった。もったいないので取らない」と話す。海老網組合の橋本代表も「個人操業の期間は、操業するかどうかは個人の判断によるが、何年もサンマが取れない上に伊勢エビもこんなことでは一体漁師は何を取ればいいのか」と不安を募らせていた。

 県の漁業調整規則により伊勢エビは5月1日から9月15日までが禁漁期間となっている。漁協単位で、参加者、漁業の期間、場所、時間帯などについて規定があり、不平等が生じたり取りすぎて資源を枯らさないように工夫されている。太田参事役は「通常であれば年末にかけて相場は上がる。17日の『いせえび祭り』に向け活気を取り戻したい」と話していた。

(2018年11月3日付紙面より)

1日から操業を再開した伊勢エビ漁の網をさばく漁業者ら=2日、那智勝浦町
2018年11月03日
40 青少年の健全育成呼び掛ける
 子供・若者育成支援強調月間  

 「子供・若者育成支援強調月間」初日の1日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店前で街頭啓発活動があった。

 内閣府が毎年11月を強調月間と定め、子供・若者育成支援に関する国民活動の充実や定着を図る事業を集中的に取り組んでいる。

 啓発活動は強調月間事業の一環として、和歌山県、県青少年育成協会、県青少年育成推進委員会連絡協議会が主催。この日は県内10カ所で実施した。

 新宮市では東牟婁地方青少年育成県民運動推進委員、同市、那智勝浦町、古座川町、串本町の職員、県職員の計13人が参加。「地域の子供は、地域で見守り育てよう!」などと記したチラシを配布し、来店者らに青少年の健全育成を呼び掛けた。

(2018年11月3日付紙面より)

青少年の健全育成を呼び掛ける啓発活動=1日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店前
2018年11月03日
41 567人分の制服など寄贈
 昨年に続き2小学校を訪問  (和歌山ラオス友好協会 )

 和歌山ラオス友好協会の田邉毅一会長と寺前正和副会長ら4人は10月21~25日、ラオスを訪問し、小学校2校に制服と文房具を寄贈した。

 親善訪問はラオス人民共和国の観光と教育を援助し、友好的な関係を願い今年で4回目。昨年に続き世界遺産の町ルアンパバーン市を訪れた。

 田邉会長は「昨年寄贈したパソコンやウオーターディスペンサーを大切に使ってくれていた。ルアンパバーン市はラオス第3の都市だが教育環境が悪い。協会では校舎や図書館、トイレなど学校施設を建設するための積み立ても行っている」と話していた。

 ルアンパバーンはアジアで環境の良い町として観光客に人気で経済発展が著しい一方、校舎や教科書、トイレなどが不足するなど教育面では遅れているという。

 訪問したナールワン小学校(児童280人)、クアンティーネン小学校(児童287人)は町の中心部にあるものの、貧しい家庭の児童が多く、学校側の要望により全児童567人分の制服とノート、鉛筆を贈った。

 現地の副市長、教育長らを表敬訪問し意見交換した田邉会長は「教育、観光では新宮、勝浦を留学先として紹介した。観光地の『おもてなし』を勉強してほしい。継続した支援を約束し、世界遺産交流も提案した」と述べた。

 協会は2015年、国内19番目に発足。親善訪問の他、大使館で開催されるラオスフェスティバルへの参加、広報活動などを行っている。

 会員以外の寄付は受け付けておらず、現在会員を募集中。問い合わせは、新宮ユーアイホテル内の事務局(電話0735・22・6611)まで。

(2018年11月3日付紙面より)

ラオスを訪問した田邉毅一会長(左から2人目)ら=1日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテル
和歌山ラオス友好協会が訪問したナールワン小学校の児童ら(提供写真)
2018年11月03日
42 生徒と古座小児童で実践
 古座校舎で地域防災訓練  (串本古座高校 )

 県立串本古座高校古座校舎(愛須貴志校長、生徒28人)と串本町立古座小学校(野端則久校長、児童71人)が1日、地域合同防災訓練に取り組み、行動の実践を通して防災意識を高めるなどした。

 地域の避難場所になっている同校舎へ円滑に避難できるようにするとともに、災害時や災害後に自分は何ができるかを考える機会として回を重ねている同訓練。過去には地域住民にも参加を呼び掛けたことがあったが、本年度は生徒数減に伴い規模を縮小。高校生防災スクールの一環で取り組む生徒と古座小1~6年生の経験の共有に重点を置いた内容で計画したという。

 この日は午前10時に県内一斉で「津波防災の日」地震・津波避難訓練があり、防災行政無線による訓練放送を合図にして両者とも緊急避難行動を実践。児童はこれまで訓練を重ねてきた経路でより早くを目標にして新館4階、生徒は本館と新館をつなぐ渡り廊下や階段が崩れて使えないという想定で迂回し新館3階、をそれぞれ目指した。

 同行動後は生徒と古座小4~6年生が同校舎体育館に集まり、映像教材「東日本大震災の教訓を未来へ~いのちを守る防災教育の挑戦〈釜石市と黒潮町の取り組み紹介〉」「くまモン特別講座!くまでもわかる地震への備え」を鑑賞。引き続き体験活動として生徒が児童に簡易担架やパーティションの使い方を紹介し、児童も実際に組み立てるなどして理解を深め感想を述べるなどして生徒に感謝した。

 生徒の一部は集団から離れ、50人分の非常食(アルファ米)を調理。同活動を終えて帰校する児童に配食し、残りを生徒らで試食しつつ今回の訓練の内容を振り返った。

(2018年11月3日付紙面より)

新館4階を目指し緊急避難する古座小児童ら=1日、県立串本古座高校古座校舎
児童に簡易担架の体験機会を提供する生徒
2018年11月03日
43 23年連続で減少  和歌山県の人口93万4051人に  
2018年11月03日
44 長年の功績たたえる  平成30年秋の褒章受章者決まる  
2018年11月03日
45 鼓隊やハンドベル演奏を披露  初めての音楽発表会  (うどの幼稚園 )
2018年11月03日
46 美しい歌声に聴き入る  丹鶴幼稚園で家庭教育学級  (新宮市 )
2018年11月03日
47 遊覧船や入浴楽しむ  秋の遠足を満喫  (わかば保育園 )
2018年11月03日
48 自分の身を守れるように  地震津波想定して避難訓練  (神倉小学校 )
2018年11月03日
49 愛好者44人が出演し熱唱  第13回町民カラオケ大会  (串本町 )
2018年11月03日
50 舞台発表など鑑賞し弾み  串本校舎の文化祭が開会  (串本古座高校 )
2018年11月03日
51 FANアワード特別賞獲得  ㈱岩谷『紀州梅真鯛梅』  (串本町 )
2018年11月03日
52 古布の味わい深い作品並ぶ  原野容子さんの個展開催中  (新宮市の茶房きむら屋 )
2018年11月03日
53 大小の奇岩幻想的に  4日まで橋杭岩ライトアップ  (串本町 )
2018年11月01日
54 早くも来年の開運暦
 那智山青岸渡寺で発送作業始まる  

 世界遺産である那智勝浦町の那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)で10月30日、来年の「那智山開運暦」の発送作業が始まった。今月上旬までに北海道から沖縄県までの全国の信者約1万8000人に発送する。

 那智山開運暦はB6判32㌻。同寺の「如意輪(にょいりん)観世音菩薩お前立ち」の像が表紙を飾る。方位吉凶図、九曜星の年齢と吉凶、1月から12月までの運勢、二十四節気などの解説を掲載し、カラー口絵部分には、屋根の葺(ふ)き替え工事中の本堂(国指定重要文化財)の様子が紹介されている。工事は今年中に終わる予定。

 髙木亮英副住職は来年のえと「亥(い)年」にちなみ、「諸行無常のごとく、今年はいろいろなことがありましたが、来年は改元の年。新しい気持ちで夢と勇気を持って、猪(いのしし)のように目標にまい進されますことを願っております」と話していた。

 希望者には1部300円(送料込み)で発送してくれる。問い合わせは〒649―5301那智勝浦町那智山8番地、那智山青岸渡寺寺務所(電話0735・55・0001)まで。

(2018年11月1日付紙面より)

開運暦を封筒に詰める髙木亮英副住職(左)ら=10月30日、那智勝浦町那智山
2018年11月01日
55 129事業所に協力呼び掛ける
 赤い羽根共同募金の活動  (新宮市 )

 社会福祉法人和歌山県共同募金会新宮市共同募金委員会(会長・田岡実千年市長)は10月30日、協力委員らが9班に分かれ129件の事業所を訪問し、赤い羽根共同募金への寄付を呼び掛けた。

 赤い羽根共同募金は、地域の高齢者や子育て世代対象のサロン活動など社会的課題を解決するための活動支援に使われる。今年度、新宮市では「ささえ愛募金」「MACHI(まち)サポート募金」「新宮いのちの募金」の活動のため協力を募っている。

 市共同募金委員会では、本年度450万円の目標を掲げ、個別、法人、街頭などで募金を実施。期間は10月1日から来年3月31日(日)までで、10月30日現在166万2618円が集まっている。事業所を回っての法人(大口)募金の目標額は130万円で、30日現在3万円が寄せられている。

 出発前、協力委員21人と市社協職員9人が市福祉センターに集まり、目標額などを確認。田岡会長は「10月1日から赤い羽根共同募金の運動が展開され、市民の皆さんに募金をお願いしている。6日には街頭募金にご協力をいただいた。本日の活動もよろしくお願いします」と呼び掛けた。担当者からの説明を受けた後、各班に分かれて各事業所を回った。

(2018年11月1日付紙面より)

内事業所で協力を募る=10月30日、新宮市野田のティム・デットマー英会話教室
2018年11月01日
56 5、6年生が記録に挑む 串本町小学校陸上競技記録会 

 串本町サンゴ台にある総合運動公園多目的グラウンドで10月30日、第14回串本町小学校陸上競技記録会が開かれた。本年度は町内の6年生81人と5年生121人を対象に実施。爽やかな秋晴れの下、児童は自己記録の樹立や更新に挑戦した。

 この記録会は、同町教育研究会(山本隆介会長)が主催。陸上競技で全力を発揮して自分の記録を確かめるとともに、町内9校の5、6年生が集まる貴重な機会でもあり、学校を超えて共に競い合う仲間を応援する姿勢も大切にしながら年1回行われている。

 本年度は半日に圧縮する形で計画され、計測前後の式典は省略。児童は全員参加の100㍍走に挑戦した後、▽走り幅跳び▽走り高跳び▽ソフトボール投げ▽800㍍走―から選んで計2種目の計測に臨んだ。5年生は全力で記録を樹立し、6年生は前回の記録の更新を目指した。

 式典はなかったが、児童の頑張りは山本会長や潮﨑伸彦教育長、家族や町内の陸上競技関係者らが見届け、注目や声援で後押しするなどした。

 全ての種目の計測終了後は各校の判断でそのまま帰校したり昼食を取ってから帰校したりするなど流れ解散となった。

 結果は、町教研の発表があり次第、報道する。

(2018年11月1日付紙面より)

100㍍走に挑む6年男子=10月30日、串本町サンゴ台
2018年11月01日
57 かわいいお化けたち
 街中を仮装パレード  (太地こども園 )

 太地町の太地こども園(森尾扶佐子園長)の園児ら70人が「ハロウィーン」の10月31日、町内を仮装してパレードし、住民らが沿道に出て、子どもたちにお菓子を配ったり、写真を撮ったりとにぎわった。同園のハロウィーン行事は昨年に続いて2回目。

 園児たちはカボチャやお化けなどの衣装を着け、午前10時前に公民館前に集合。ダンスを披露した後、「トリック・オア・トリート」と言って、役場職員らからお菓子をもらい、手をつないでパレードに出発した。公民館前には100人を超える保護者や住民らが集まり、「かわいい」「お菓子をどうぞ」と子どもたちに声を掛けた。街中を歩いた後、太地漁港ふれあい広場(東の浜)でも大勢の住民が見守る中、ダンスを披露して大きな拍手を受けた。

 この後、園児たちは那智勝浦町下里のつつじ園を慰問し、利用者らに喜ばれた。

 同園では前日に太地小学校の5年生との交流もあり、手作りの遊具でゲームなども行った。

(2018年11月1日付紙面より)

仮装した園児たちが街中をパレード=10月31日、太地町太地
かわいいダンスを披露
2018年11月01日
58 瀧本さん、岩橋さん優勝
 県年金受給者協会グラウンドゴルフ潮岬大会  
2018年11月01日
59 たまたまトルベリカップ
 優勝は「たまタマストロングス」  
2018年11月01日
60 自慢の180匹を審査  品評大会にぎわう  (紀州らんちう同好会 )
2018年11月01日
61 共に時間過ごし親睦深める 新宮署や中瀬古さんが講演 (那智勝浦町老人クラブ連合大会)
2018年11月01日
62 那智の自然、文化に親しむ  秋の遠足で土砂災害の研修も  (くろしお児童館 )
2018年11月01日
63 華麗なダンスに拍手  チャリティーダンス発表会  (太地町 )
2018年11月01日
64 コウノトリの作品も  坂地靖雄さん左官こて塗り絵展  (喫茶きよもん )
2018年11月01日
65 「楽器も喜んでいるのでは」  グランドール紀の風にピアノ寄贈  (新宮市 )
2018年11月01日
66 ハロウィーンの慣習楽しむ  小中学生ら41人  (県立潮岬青少年の家 )
2018年11月01日
67 生徒ら33人が慣習を体験  サンゴ台でハロウィーン行事  (ECC串本教室 )
2018年11月01日
68 「トリック・オア・トリート」  三尾川保育所でハロウィーン  (古座川町 )
2018年11月01日
69 2日間で8頭を仕留める  和深地内で合同有害駆除  (県猟友会串本町分会 )
2018年11月01日
70 スナッグゴルフ&焼き芋  三尾川小で地域交流行事  (古座川町 )
2018年11月01日
71 串本町観光フォトコンテスト  平成30年度入賞作品を紹介㊦  
2018年11月01日
72 5歳児5人が放水体験  正明保育園が消防署見学  (新宮市 )
2018年11月01日
73 礼儀や思いやりの心学ぶ  王子幼、たづはら保がお茶ごっこ  (新宮市 )
2018年11月01日
74 歌や踊りで楽しく交流  三津ノ保園児ら熊野川園訪問  (新宮市熊野川町 )
2018年11月01日
75 協力しながら交流深める  中央児童館バスハイキング  (新宮市 )
2018年11月01日
76 地域一体で競技に参加  高田で恒例の連合運動会  (新宮市 )