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2019年05月31日
1 きれいな花の咲く町に
 休耕田にヒマワリとコスモス  (熊野川フラワーツーリズム協議会 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)は30日、新宮市熊野川町のバイパス下の休耕田にヒマワリとコスモスの種をまいた。7月下旬~8月上旬の日曜日には「ひまわりまつり」を予定しており、下阪会長は「きれいに咲いてくれれば」と話していた。

 同協議会は2011年9月の紀伊半島大水害で被災した町を花の名所にして元気づけようと、休耕田や耕作放棄地に種をまいている。今年は神丸地区でも作業をし、今回の場所と合わせて約2㌶にヒマワリ、約1・5㌶にコスモスを植えた。

 この日は新宮商工会議所青年部もスタッフとして参加。晴天の下、手まきや機械で種を植えていった。

 下阪会長は「昨年までボランティアを募集して一緒に作業をしていましたが昨年、一昨年と天候や台風の影響で花が育たず、心苦しく思っていました。今回は自分たちだけで行い、きれいに育ったらまた協力をお願いしたいです。今年はヒマワリの迷路も作れればと考えています」と語った。

(2019年5月31日付紙面より)

青空の下、種をまいていくメンバーら=30日、新宮市熊野川町
2019年05月31日
2 委員としての自信と自覚を
 民生児童委協が総会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町民生児童委員協議会(岡本美智子会長、委員56人)は29日、町福祉健康センターで令和元年度総会を開き、本年度事業計画などを承認した。

 岡本会長は「各担当者が地域ごとに家庭や住民を見守るのが大切な活動です。委員としての自信と自覚を確認し、役割と責務を果たすことに、いっそうの尽力を」とあいさつ。昨年度の活動日数は1284日、訪問回数は1669回。相談支援の件数は分野別に、高齢者に関すること154件、障害者16件、子ども9件、その他48件となっており、内容は日常的な支援が4割弱を占めている。

 本年度の事業計画は▽福祉課児童支援▽青少年健全育成支援▽災害弱者調査支援▽高齢者見守り支援▽生活福祉資金貸付支援▽心配ごと相談所運営▽地域子育て支援センターへの協力―などを決めた。

 委員全員で児童憲章前文を読み上げた。来賓の堀順一郎町長は、日頃の活動に感謝の言葉を述べ、「那智勝浦町の人口は年間300人の減少が見られている。少子化や急激な高齢化対策には、まず住みやすく子育てのしやすい町にしなければならない。どうか皆さんの協力を」と求め、役場1階に設置した「子育て世代の包括支援センター」の活用も呼び掛けた。高齢者については「地域全体で支える仕組み作りに取り組んでいる」と述べた。

(2019年5月31日付紙面より)

民生委員の歌『花咲く郷土』を歌う委員ら=29日、那智勝浦町福祉健康センター
岡本美智子会長
2019年05月31日
3 春の星空を楽しむ
 下里水路観測所を一般公開  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下里の第五管区海上保安本部下里水路観測所(瀬尾徳常所長)は25日、海上保安庁の開庁記念日である「海上保安の日」に伴い施設内を一般公開した。大勢の家族連れが参加し、観測業務で使う人工衛星レーザー測距(そっきょ=SLR)の光線や春の星空を楽しんだ。

 同施設は海上保安庁唯一の水路観測所で、船舶の航行に必要な情報を収集するための組織として1954年に設立された。一般公開は水路観測所の業務や役割について、周知と理解を得るため実施している。

 この日は敷地内に天体望遠鏡1台、双眼鏡3台を設置。午後7時30分ごろから星が見え始め、参加者は一番星のアークトゥルスや全天で最も明るいというベガ、春の大三角形などの星々を職員の説明を聞きながら観測した。屋内では、第一観測所を休憩室として開放し、SLRのある第二観測所も公開した。

 SLRは人工衛星に向けてレーザー光を発射し、戻ってくるまでの往復時間から衛星と観測地点の距離を測定するもの。実演による緑のレーザー光線が空に現れるとたくさんの歓声が上がり、光のしくみや人工衛星について、子どもも大人も熱心な質問を職員に投げ掛けていた。

 町内から参加した宮本心(そうる)君(太田小4年)と東龍輝君(勝浦小5年)は「春の大三角形が見たかったので来て良かった」「レーザー光線がすごくて、お母さんにも見せたかった」と喜び、瀬尾所長は「子どもたちが喜んでくれるのは何よりうれしいですね」と話していた。

(2019年5月31日付紙面より)

天体観測を楽しむ参加者=25日、那智勝浦町下里
レーザー光線に注目が集まった
2019年05月31日
4 屋外で自然感じながら実践
 望楼の芝で合同鍛錬会開く  (串本町健康太極拳協会 )

 串本町健康太極拳協会(鈴木清代表)主催の第5回合同鍛錬会が28日、同町潮岬の望楼の芝であり愛好者30人が屋外での実践に取り組んだ。

 この鍛錬会は、国内では屋内実践が主になりがちな太極拳を本場・中国のように青空の下で自然を感じながら実践する機会として、併せて地域に健康太極拳を紹介する目的で年1回、参加無料で開いている。

 本年度は21日を期日にして白浜町~新宮市の各教室と太極拳に関心がある地域住民に参加を呼び掛けたが、当日明け方まで降った雨で芝地が湿ってしまったため1週間後に延期。あると信じて集まった愛好者は同協会が同町武道館で開いている教室に合流し、指導者の大澤順子さん(楊名時太極拳師範)による主導で鍛錬交流に臨んだ。

 改めて参加を呼び掛けて迎えた28日も空は曇天。大澤さんは晴天の暑さがなくむしろ太極拳向きの日和だとしつつ参加を歓迎し、準備体操に相当する練功十八法や実践に相当する八段錦の実践を主導。半ばの休憩では学びの機会も織り交ぜて紹介した。

 5回目の節目となる合同鍛錬会を無事挙行。鈴木代表は「私たちは『健康寿命を延ばして家族に極力負担をかけない』という思いで集まり、健康太極拳に取り組んでいる。この合同鍛錬会を通して私たちの意義をご理解いただき、もっと多くの地元の皆さんに健康太極拳を取り入れてもらえればと思う。参加いただいた皆さんには交流の刺激を継続する力に変え、結果として元気な老後を自らつくり出していくことを願って、これからもこの鍛錬会を続けていきたい」と実施に込めた思いを語った。

 同協会の教室は基本火曜日午前10時~正午に実施。会場とする同館の貸し出し料を参加者で按分するため月謝制となっている。問い合わせは鈴木代表(電話0735・62・5317)まで。

(2019年5月31日付紙面より)

望楼の芝の一角で健康太極拳を実践する愛好者ら=28日、串本町潮岬
2019年05月31日
5 身近な自然と触れ合う  丹鶴幼が園外保育  (新宮市 )
2019年05月31日
6 「くまくま」6月号発行  デザインをリニューアル  
2019年05月31日
7 海邊俊行理事長を再任  新宮地方建設業協同組合が総会  
2019年05月31日
8 鮮やかな花が育つ  須川睦代さん宅のアマリリスが満開  (新宮市 )
2019年05月31日
9 4回目の庭先サロン  担当者らと意見交わす  (新宮市 )
2019年05月31日
10 一緒に仲良く交流  1所2園5歳児が交流会  (新宮市 )
2019年05月31日
11 かわいい子ヤギに歓声  三尾川保育所が園外保育  (古座川町 )
2019年05月31日
12 老ク会員に教わり苗植え  高池保がサツマイモ栽培  (古座川町 )
2019年05月31日
13 明るく楽しく元気に活動  串本町老連女性部が総会開く  
2019年05月31日
14 青空に笑顔弾ける  遠足で久しぶりの山崎運動公園に  (うどの幼稚園 )
2019年05月31日
15 功労者表彰などを伝達  総会で本年度事業決める  (紀宝町商工会 )
2019年05月31日
16 入賞15作品を展示中  ほたる灯ろう展  (紀宝町役場 )
2019年05月31日
17 自助の意識を育む  各小学校で防災の取り組み  (紀宝町 )
2019年05月31日
18 ハマヒルガオ  新宮市大浜海岸など  
2019年05月31日
19 欅大太鼓を奉納 椋野さんと河崎さんが熊野本宮大社へ 
2019年05月30日
20 和歌山、三重で事業進む
 近畿自動車道紀勢線説明会  

 紀伊半島の海沿いを一周する高速道路「近畿自動車道紀勢線」の事業説明会が28日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷であった。和歌山県側は国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所の堤英彰所長、三重県側は同省中部地方整備局紀勢国道事務所の桑昌司所長が説明した。

 田岡実千年新宮市長、西田健紀宝町長、大畑覚御浜町長、河上敢二熊野市長、山口賢二北山村長をはじめ各市町村の関係者、議会議長らが出席した。

 開会に当たり、開催地を代表して西田町長が「紀宝熊野道路、熊野道路が新規事業化された。事業が進むよう協力し、一日も早く完成することを願っている」とあいさつした。

 堤所長は救急医療や地域の活性化、観光客の増加といった道路効果を挙げ「魅力ある地域づくりを進めることで通過ではなく、入り込み客増加につながる」。和歌山県側で進む各事業の状況を伝えた。

 新宮道路は新宮市あけぼの―三輪崎間を結ぶ延長4・8㌔で、熊野川河口大橋を含み紀宝町神内に至る延長2・4㌔の新宮紀宝道路につながる。本年度は測量、地質調査、道路設計に取り組む。

 新宮紀宝道路については「現在、3基の橋の設置工事を実施しており、秋以降に着手する三重県側下部工事のための契約手続きも進めている」と述べた。

 事業中のすさみ串本道路は西牟婁郡すさみ町江住から東牟婁郡串本町サンゴ台までの延長19・2㌔。本年度は調査設計、用地調査・取得、改良・橋・トンネル工事を進める。

 昨年度新規事業化した串本太地道路は、那智勝浦町八尺鏡野から串本町鬮野川に至る延長18・4㌔。現在事業中のすさみ串本道路、開通済の那智勝浦新宮道路と接続する。

 北山村と熊野市を通る奥瀞道路(Ⅲ期)は昨年11月に起工式を行い、本年度は橋・トンネル工事などを推進する。

 三重県側について桑所長は、本年度事業化した紀宝熊野道路に関し「紀宝町神内から熊野市久生屋町までの延長15・6㌔で、神内の紀宝インターチェンジ(IC)=仮称=から新宮紀宝道路、久生屋町の熊野IC(仮称)から熊野道路にそれぞれつながる。御浜ICの位置が正式確定した後、ルートなどを説明する」と述べた。

 熊野道路は熊野市久生屋町から同市大泊町までの延長6・7㌔。本年度は用地買収、詳細設計、埋蔵文化財調査などを経て大泊ICの橋から工事着手する。

 尾鷲市内の熊野尾鷲道路(Ⅱ期)は順調にトンネル工事が進んでいることを報告した。

(2019年5月30日付紙面より)

紀勢線の事業進捗を説明する=28日、紀宝町のまなびの郷
2019年05月30日
21 いよいよ30日開幕
 第21回ツール・ド・熊野  

 熊野地方を舞台に国内外の強豪17チームが集い熱戦を繰り広げる、国際自転車競技連合(UCI)公認の国際自転車ロードレース「ツール・ド・熊野」が、いよいよ30日に開幕する。NPO法人SPORTS PRODUCE熊野(角口賀敏理事長)が主催。

 レースは全4ステージで行われ、30日に新宮市内でのプロローグ(0・7㌔)個人タイムトライアルで開幕。

 翌31日(金)は、第1ステージ「赤木川清流コース」(100・4㌔)で、レース前には、新宮市役所からパレード壮行も実施される。6月1日(土)の第2ステージは、熊野市や御浜町などが舞台で、大会の山場となる「熊野山岳コース」(109・3㌔)。2日(日)の最終第3ステージは、捕鯨の歴史が色濃く残る太地町が舞台の「太地半島周回コース」(104・3㌔)となっている。

 レースの模様は地元ケーブルテレビ局で生中継される他、インターネット(https://cycling-ch.tv)で生配信される。その他のツール・ド・熊野に関する情報は、大会ホームページ(https://tourdekumano.jp/)を参照。

(2019年5月30日付紙面より)

昨年の大会の様子
2019年05月30日
22 健康づくり定着目指し
 熊野古道をウオーキング  (那智勝浦町 )

 宇久井ニュータウン東・西熟年クラブ(峰武久、角本聖洋会長)は28日、那智勝浦町狗子ノ川の熊野古道「小狗子峠」などを歩く「健康ウオーキング」を実施した。参加した会員30人は会話や景色を楽しみながら約5㌔の道のりを歩いた。

 健康ウオーキングは、和歌山県老人クラブ連合会などが実施主体となり、定期的なウオーキングを通して健康づくりの定着を目指している。新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町、古座川町、北山村の各市町村老連で各1地区(計6地区)をモデル地区として指定し、最低月2回の活動を行う。高齢者向け体力測定の紹介やウオーキングの正しい知識を学習し、活動PRなどに取り組む。実施期間は本年4月から来年2月末まで。

 この日は同町宇久井のコミュニティーセンター和を出発した。小狗子峠の入り口では、会員で熊野那智ガイドの会に所属する宇保英生さんが熊野古道や小狗子峠について説明した。途中、雨も降り出したが一行は約90分かけて狗子ノ川とニュータウンの境目までたどり着いた。

 峰会長は「皆さんが健康を維持していくためにウオーキングを習慣にしていただけたら。1人でも多くの方々に参加していただきたい。今後も活動を継続していく」と述べ、「雨も降ってきたが皆さんのご協力があったから最後まで来ることができた」と話した。

 次回の開催は6月25日(火)を予定している。

(2019年5月30日付紙面より)

小狗子峠を歩く
2019年05月30日
23 時代見据え方針決める
 H&Rで本年度総代会  (串本町商工会 )

 串本町商工会(須賀節夫会長、会員674人)が26日、同町サンゴ台にあるホテル&リゾーツ(H&R)和歌山串本で本年度通常総代会を開き、事業関連諸議案の審議に加えて優良従業員や功労役員を対象にした県商工会連合会会長表彰伝達や懇親会も交えて今後に弾みをつけた。

 同町域の商工業者らが結成する総合経済団体としてイニシアチブを発揮する同商工会。各種会員事業の支援に加え、会下組織の青年部や女性部、串本リリースタンプ会が消費者との距離を縮める地域貢献の取り組みを活発に展開し、その総和により地域商圏の活性化を推し進めている。

 会員規模が大きく、事業関連諸議案の審議は例年会員が代表選出する総代の判断に基づいて実施。今回は開会時点で総代31人が出席し、委任状提出27人を加えて規約に定める過半数条件を満たし総代会が成立した。

 開会に当たり須賀会長は▽会員増減の推移(前年度は長らくのマイナス推移から一転しプラス3人の実績)▽県内でも特に活発な小規模事業者持続化補助金の申請と採択現況▽経営指導員異動に伴う事務局体制の変化―などを報告。併せてキャッシュレス決済などこれからの時代の変化に対応できる人材に会長職を引き継いで取り組みに弾みをつけたい考えも掲げ、人材の推薦を求めてあいさつとした。

 来賓を代表して田嶋勝正町長は、ロケット発射場進出など好調な環境変化に対し商工会や観光協会を軸にしていかに知恵を絞るかが肝要だとし、この波に乗り遅れないよう共に取り組むことを呼び掛けた。佐藤武治議員はロケット射場が10年間でもたらす経済効果の達成は会員の力にもかかっていることを示唆し、そのために微力だが一生懸命努めることを誓いつつ、それぞれ祝辞を述べた。町議会の結城力議長、町当局の清野武志副町長と南和夫産業課長、日本政策金融公庫田辺支店の須藤健文支店長、紀陽銀行串本支店の坂本充寿支店長も同席して総代会の始終を見届けた。

 以降は堀周雄さんを議長に立てて前年度と本年度の事業関係諸議案を審議し承認。事業計画では、喫緊の消費税率引き上げと軽減税率制度導入や今後の事業承継への支援、キャッシュレス化や東京オリンピック、大阪万博といった大きな景気拡大要素の商圏への引き込みなどを会員への伴奏型支援と共に進めることを具体的な取り組み事項と共に基本方針として決めた。

 総代会冒頭では県商工会連合会会長表彰の伝達もあり、功労役員として苫谷伸一郎さん(トマタニ電器店)、優良従業員として桑山崇明さん(株式会社人見建設)と尾﨑友昭さん(おざきのひもの)が須賀会長から誉れを受けた。

(2019年5月30日付紙面より)

開会に当たりあいさつする須賀節夫会長=26日、ホテル&リゾーツ和歌山串本
2019年05月30日
24 地域一体で競技楽しむ  高田連合運動会  (新宮市 )
2019年05月30日
25 下原幸三さんが代表理事に  自動車車体整備協同組合が総会  (和歌山県 )
2019年05月30日
26 玉置之一会長留任決まる  宇久井海と森の自然塾運営協が総会開く  (那智勝浦町 )
2019年05月30日
27 地域に活力取り戻す  南紀くろしお商工会が総代会  
2019年05月30日
28 「お茶をどうぞ」  丹鶴幼稚園でお茶ごっこ  (新宮市 )
2019年05月30日
29 食テーマに事業サポート  新商品開発プロデュース事業  (新宮信用金庫 )
2019年05月30日
30 スモークツリーの花  新宮市のタウンガーデンで  
2019年05月30日
31 避難路2本使って実践  大地震想定し防災訓練  (串本古座高校 )
2019年05月30日
32 地に足をつけた展開意識  いろり館で通常総会開く  (古座川町商工会 )
2019年05月30日
33 発表会の内容を通し練習  6月2日に文化セで本番  (串本コーロびおれった )
2019年05月30日
34 虫歯にならないように  飯盛保で歯磨き指導  (紀宝町 )
2019年05月30日
35 優秀団員として全国表彰  紀宝町出身・塩野真大君  (全日本剣道連盟 )
2019年05月30日
36 海の生き物と触れ合う  みくまの支援学校で「巡回水族館」  (新宮市 )
2019年05月26日
37 交流通してつながり深める
 台湾一行が市長訪問  (新宮市 )

 客家(ハッカ)研究家の張維安(ジャン・ウェイアン)さん(台湾交通大学客家文化学院前院長)と台湾中央大学客家学院教授の張翰璧(ジャン・ハンビー)さんらが新宮市を訪れ、25日、田岡実千年市長を訪問した。田岡市長は「台湾と市の子どもたちの交流を通して、将来的にさらにつながりを深めていけたら」と一行を歓迎した。

 客家はかつて華北から移住してきた漢族の一派。独自の習俗や言語を保持しており、華僑として多くの客家が台湾や東南アジア諸国に移住している。

 来新には国立民族学博物館の河合洋尚准教授と、日本関西崇正(すうせい)会の城年徳会長も同行した。同会は関西に在住する台湾客家人が集う団体。客家の文化や軌跡、歴史などをたどり、後世に継承しようと活動をしている。市とは約半世紀に及ぶ交流があり、徐福供養式典にも毎年参列している。

 今回の来新は、客家の活動についての調査や資料収集が目的。一行は来年、台湾で「日本と台湾客家」に関する展示を予定しており、24日には徐福公園など関連施設を訪問した。徐福公園には観光や研究のために年間7000人の台湾人が訪れているという。

 城会長が「特異なエネルギーを持ったこの地域のことを、台湾に知ってもらいたい」と同市を紹介。維安さんは「台湾の南部、もしくは東部の風景に似ている気がした。空気も水もきれいで住むのに最適な場所」。翰璧さんは「人と人とが密接な気がする。華僑の団体と行政がつながっているのはうらやましい限り。日本と台湾は観光の面などで協力し合えば、明るい未来が見えてくるのでは」と新宮市を訪れた印象を田岡市長に伝えた。

 維安さんと翰璧さんから「新宮市と台湾がつながる一つのきっかけになれば」と台湾訪問の提案を受けた田岡市長は、「交流人口を増やし町の活性化を目指す同市として、とてもありがたいご提案。文化だけではなく産業面でも交流を深め、つながっていければ」。

 徐福研究会や徐福シンポジウム開催などの提案もあり、田岡市長らは親交を深めるとともに今後の連携を誓い合った。

(2019年5月26日付紙面より)

(左から)河合洋尚准教授、新宮徐福協会の山口泰郎代表理事、田岡実千年市長、張維安さん、張翰璧さん、城年徳会長、劉宏成・日本関西崇正会幹事長=25日、新宮市役所
2019年05月26日
38 講話や当時の町懐かしむ
 太地町熟年会が定期総会  

 太地町の七つの老人クラブで組織される太地町熟年会(須川時夫会長、会員121人)は24日、同町地域福祉センター梛で令和元年度の定期総会を開いた。約80人が参加し本年度計画案など2議案を承認。町総務課の森尾伸課長や住民福祉課の前田かなみ課長、町社会福祉協議会の岡本研事務局長らが出席した。

 須川会長は「当たり前のことは当たり前と思わず、感謝の気持ちを持つ。感謝することで幸せが湧いてくる」と述べ、「感動することも幸せにつながる。小さな喜びを見つけることも同様。幸福感は自分の暮らしを前向きにしてくれる」とあいさつし、会員増強についての協力も呼び掛けた。続いて、森尾課長と岡本事務局長が祝辞を述べた。

 本年度事業計画では同会が進めている体力づくりのためのウオーキングや認知症予防のための身近な勉強会の実施、梛で映画鑑賞会を行うことが紹介された。

 役員の紹介後は特殊詐欺講話が行われ、太地郵便局の小河則行局長と紀伊勝浦郵便局郵便部の新(あらた)典高部長が講師を務めた。小河局長は裁判所からの最終通告のはがきが来たなど、同局に寄せられた事案を紹介し、「電話を催促されても絶対に電話をしてはいけない。見知らぬ電話があれば出ないようにしてほしい」と注意を促し、「携帯電話を片手に現金自動預払機(ATM)を操作する人には必ず声掛けをしている。なにかあった際は一人で悩まず家族や局に相談してほしい」と話した。

 消費者に対して注文していない商品を送り付けて金銭を要求する「送り付け商法」について新部長が「代金引換で送られてきても、絶対に受け取らなくてはいけない決まりはない」と説明した。代金引換商品の場合は配達員が3回、連絡を入れているとし、「心当たりがない場合は「『保留していてほしい』と配達員に伝えればいい。また、全く知らない商品の場合は受け取り拒否ができ、差出人に返品できる」とし、その際には印鑑が必要になると語った。

 講演後は「オールドフィルム鑑賞」があり、1968(昭和43)年当時の太地町の風景や人々の様子が映し出され、懐かしむ声が聞こえた。

(2019年5月26日付紙面より)

総会に参加した会員=24日、太地町地域福祉センター梛
須川時夫会長
2019年05月26日
39 さらなる健全育成推進を
 少年補導員連絡会が総会  (新宮警察署 )

 新宮警察署少年補導員連絡会(柳本利文会長)の総会が24日、同署大会議室で開かれた。柳本会長が「少年犯罪の検挙、補導状況を減少できるように、今後もしっかりと啓発活動を続けていく」と決意を新たにした。

 少年補導員は少年非行防止活動の一層の推進を図り、地域事情に合った取り組みを進めるため民間の協力者に県警本部長から委嘱している。

 柳本会長は「少年犯罪の低年齢化、社会環境の変化に伴い、地域住民あるいは行政機関との連携による取り組み強化を目指していかなければならない」とあいさつ。今年の大きな課題として、全国的に展開されている非行少年の立ち直り支援などを挙げた。

 髙砂(たかす)浩之署長は日頃の協力に感謝を述べ、昨年の県内における刑法犯認知件数は交通事故発生件数とともに17年連続で減少していると説明。18年連続を目指し取り組みが効果を上げているとしながらも「サイバー犯罪、ストーカー犯罪、児童虐待、DVなどの相談件数は若干増加傾向にあり、刑法犯認知件数が減っているからといって必ずしも治安が良くなっているとは言えない」。

 携帯電話やインターネットの普及により、被害や犯罪に巻き込まれるなど、少年を取り巻く環境は憂慮すべき状況であると述べ、「少年の非行防止と健全育成を推進するためには警察だけでは限界がある。関係機関・団体、地域全体で少年に犯罪を起こさせない、犯罪被害から守る活動がより一層求められる」と協力を呼び掛けた。

 総会に先立ち、少年補導員として長年にわたり活動した宇井大二さんと野生計さんに、県警本部長と県少年補導員連絡協議会長連名の表彰状が贈られた。

(2019年5月26日付紙面より)

開会に当たりあいさつをする柳本利文会長=24日、新宮警察署
髙砂浩之署長(左)が表彰状を手渡した
2019年05月26日
40 修学旅行で古道を踏破
 岐阜市の中学生が挑戦  (那智勝浦町 )

 岐阜市陽南中学校の3年生約160人(1~4組)は23日、修学旅行で熊野古道を歩いた。大門坂からスタートして那智の滝まで約11㌔の行程を踏破した。那智勝浦町観光協会や熊野那智ガイドの会のガイドらが生徒たちをサポートした。

 同校は修学旅行で登山体験に取り組んできたが、雪の危険などから数年前に見直しが図られた。過去に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の大雲取越にも挑戦している。世界遺産の歴史を学び、自然景観を楽しむだけでなく、生徒間で励まし合いながら険しい山道を越える達成感を味わってもらうのが狙い。今回で6年目。

 旅行は2泊3日の日程で前日に三重県志摩市を訪れた後、那智勝浦に向かい同町のホテルに宿泊した。午前8時45分に那智山・大門坂を出発。二の滝、那智高原、妙法山阿弥陀寺を経て、2016(平成28)年に世界遺産に追加登録されたかけぬけ道を越えてゴールの那智の滝へ向かった。生徒らは晴天の下、汗を流しながら歩みを進めた。足を痛めてリタイヤする生徒もいたが、事故もなく無事にゴールの那智の滝まで歩き切り、互いを称え合った。

 1組の谷口侑里さんは「かなりきつかった。川岸を渡るところが大変だった。自分の限界を突破できた気がする」と述べ、辻永恋(えれん)さんは「すごく疲れたけど、とても良い経験になった。次は大人になって、楽しみながら挑戦してみたい」と語った。松村敏幸校長は「一人ではくじけてしまい、これだけの長距離を歩けない。仲間が一緒にいて声を掛け合うからこそゴールできる。乗り切る力やあきらめない心をこれからの舞台でも生かしてほしい」と話した。

(2019年5月26日付紙面より)

11㌔を歩き切った陽南中学校3年1組の皆さん=23日、那智勝浦町の那智の滝
険しい山道を歩く生徒ら(提供写真)
2019年05月26日
41 雨でも元気に楽しく  はまゆう保育園が親子遠足  (新宮市 )
2019年05月26日
42 空き家の活用がポイント  創業応援セミナーに60人  (新宮信用金庫 )
2019年05月26日
43 「大きく育って」と願い込め  3~5歳児がサツマイモ苗植え  (新木保育園 )
2019年05月26日
44 食事や出し物楽しむ  ゆうゆうクラブ女性部交流会  (新宮市 )
2019年05月26日
45 元気な歓声響く  町立小学校や保育所で運動会  (那智勝浦町 )
2019年05月26日
46 力いっぱい競技に臨む  神倉小で運動会  (新宮市 )
2019年05月26日
47 ホウ酸団子を作る  鵜殿のひまわりサロン  (紀宝町 )
2019年05月26日
48 グラウンドに歓声響く  成川小、成川保の合同運動会  (紀宝町 )
2019年05月26日
49 「熊野倶楽部」が4つ星獲得  ミシュランガイドの東海版で  (熊野市 )
2019年05月26日
50 みんなでダンス!?  鈴島でチゴガニ  (新宮市 )
2019年05月26日
51 感謝込めて花束贈る  新宮警察署にマリア保の園児  (新宮市 )
2019年05月26日
52 ネット社会を生きるため  情報モラル講演会  (新宮高 )
2019年05月26日
53 お悔やみ情報
  
2019年05月23日
54 「働き方改革」理解を
 県労働基準協会新宮支部が総会  

 公益社団法人和歌山県労働基準協会新宮支部(支部長・堀起佳新宮鉄工所社長、378事業所)は21日、那智勝浦町のホテル浦島で本年度定期総会を開き、事業計画などを承認した。総会後には新宮労働基準監督署(中前英人署長)による講話があった。

 開会で堀支部長は、県内の昨年の労働災害死者数は過去最少となったものの死傷者数全体では増加していることから「今後一層の取り組み強化が求められる」と述べた。

 今年4月から「働き方改革推進法」が順次施行されているが、問題のある事案が少なからず認められるとし「協会としても行政のご支援、ご指導ならびに役員、会員の方々のご理解、ご協力を賜りながら労働災害防止および労働条件の確保・改善などに関する各種事業に取り組んできた」とあいさつ。

 本年度は労働基準法や労働安全衛生法等関係法令の諸手続等の相談、関係機関・団体等との連携などに取り組んでいく。

 総会後の講話では、あいさつで中前署長がグラフを示し「和歌山県の労働者は全国より労働時間が長いのに有給休暇をあまり取っていないということになる。高齢化も進んでいる」と説明。

 「働き方改革」の意義や署の取り組みとして「働き方改革関連法の周知徹底」「過重労働の解消、過労死防止対策の推進」「基本的な労働条件の確保・改善」「労働災害防止」に向けた指導に取り組んでいると紹介した。「事業主の皆さま方から監督署にご相談もたくさんいただいておりますが、署に設けられている相談・支援班が懇切丁寧に対応しております。どうかお気兼ねなくご利用ください」と呼び掛けた。

 同署の森井顕二監督・安衛課長は関連法に関する講話をし、出席者らが耳を傾けた。

(2019年5月23日付紙面より)

会員らが出席した総会の様子=21日、那智勝浦町のホテル浦島
2019年05月23日
55 永年在籍会員11人を表彰
 シルバー人材センターが総会  (新宮市 )

 公益社団法人新宮市シルバー人材センター(山口彰理事長)は18日、市福祉センターで第8回定時総会を開いた。昨年度事業報告などの議案を承認したほか、永年在籍会員11人を表彰した。

 人材センターの昨年度の請負・委任での受託件数は3914件、契約金額は7948万6671円で前年より減少となったが、派遣事業は受注件数30件、契約金額は1474万3229円と増加している。会員は11人増(入会32、退会21)。

 本年度は「自主・自立・共働・共助」の理念の下、安全適正就業を前提に就業機会や会員の拡大など、センターの進展と地域の活性化に貢献できるようさまざまな事業に取り組む。事業内容は普及啓発に伴う奉仕活動や「高齢者いきいきサポート事業」の実施など。

 山口理事長は、現在の会員の平均年齢は73歳であるとし「平成元年当時、私たちは40代前後の働き盛りで、バブル期の日本を支えていた」と振り返った。「人が集まって仕事を分け合っていく。少しでも世の中の役に立ち、毎日が円滑に進められるように頑張っていきたい」とあいさつした。

 来賓の田岡実千年市長は、会員らの活動に感謝を述べ、市の人口減少率について説明。「良質な雇用を創出するとともに、安心して子どもを育てられる環境を整えていきたい」。今後は高齢者になっても経験を通して社会に貢献してくれる人が必要になってくると述べ、「これからもまちのために力を貸してください」と協力を求めた。

(2019年5月23日付紙面より)

永年在籍会員表彰を受ける会員=18日、新宮市福祉センター
山口彰理事長
2019年05月23日
56 交流通して解決策見いだす
 大阪市立大学がフィールドワーク  (新宮市 )

 大阪市立大学コミュニティ再生副専攻の学生と院生ら6人は、17日から19日にかけて新宮市を訪問した。地域の課題に対して取り組む姿勢や方法を学ぶ「アゴラセミナーⅠa」のフィールドワークを実施し、新宮市熊野川町の小口自然の家や高田地区、神倉神社などを訪れ、ヒアリングや対話で学びを深めた。

 アゴラセミナーは「地域実践演習」で学んだ知識を基に、地域社会が抱える問題をより幅広い視点から俯瞰(ふかん)することを目的とした科目。フィールドワークを通して、実践家と交流、意見交換しあうことで地域が抱える問題や課題を見いだすだけでなく、現場に即した解決策をデザインする力を身に付ける。

 18日の小口自然の家では、熊野川行政局住民生活課の宮上圭巨課長補佐と西山寛係長が、同行政局の概要などについて話した。定住促進の取り組みとして▽体験交流推進事業▽熊野川地域フラワーツーリズム推進事業▽熊野川町定住促進住宅―などを紹介した。市民交流を深め、同地域をより多くの人に知ってもらおうと、自然や特産品など地域資源を生かした体験交流事業も実施していると説明。米作り体験やこんにゃく作り体験、熊野川地域物産展(鯉のぼり祭り)などの取り組みを解説した。

 19日には旧チャップマン邸を訪問。市観光ガイドの栗林確さんが「大逆事件」や人権問題について講話した。栗林さんは「『大逆事件』はえん罪といわれているが、本当の犯人はいない。弾圧事件といえる」などと説明。同市春日の犠牲者顕彰碑と、碑に記された「志を継ぐ」の意味について説明し「自由、人権、平等の精神を継ぐために、新宮市は戦い続けなければならない」と述べた。

 学生らはその後、高野坂を経て三輪崎漁港や三輪崎青年会館、三輪崎八幡神社などを見学。日本遺産に認定されている鯨踊りや鯨に関する伝承を学んだ。

(2019年5月23日付紙面より)

栗林確さんから「大逆事件」の説明を受ける学生ら=19日、新宮市の旧チャップマン邸
2019年05月23日
57 懸念踏まえて方向性確認
 更生保護女性会串本分会が総会  (串本町 )

 串本町更生保護女性会串本分会(谷口矮文子会長)が17日、文化センターで総会を開き事業計画案を承認するなどして活動に弾みをつけた。

 更生保護女性会は、青少年の健全育成に努めるとともに過ちを犯した者の更生の支えになり、総じて誰もが心豊かに生きる明るい社会の実現に向け活動する団体。

 串本町域では現在、旧串本町域を担当する同分会と旧古座町域を担当する古座分会がそれぞれに趣旨の達成を目指している。串本分会は更生保護女性本来の役割に加え、社会を明るくする運動を契機とした啓発やミニ集会の展開、町内一斉清掃やふれあいいきいきまつりへの参加、地区レベルでの活動などを通して明るい社会づくりに努め、他方では「にしき園ボランティア」と題して奉仕活動にも取り組んでいる。

 総会には会員18人が出席。冒頭で谷口会長は改元を節目にして今を振り返り、IT技術の進展で便利になる一方で人の絆が希薄になり命の重さや尊さといった概念が失われつつあるように感じると懸念を訴え、今後の方向性として「これからも子どもを見守り寄り添う活動を中心にし、皆さんが安心して心豊かに暮らせる社会を目指して各種団体と連携しながら頑張っていきたい」と呼び掛けた。

 来賓として田嶋勝正町長、潮﨑伸彦教育長、堀正・牟婁保護司会串本分会長も同席し、それぞれに祝辞を述べて会員の活躍を期した。

 議事では前年度と本年度の事業関連諸議案を審議し承認。事業計画は前年度をほぼ踏襲する内容とし、2年に1回の研修先(更生保護施設「端正会」視察を10月下旬ごろ実施)や牟婁保護司会との交流機会を持つこと、総会や例会で会員が集まるときに研修の機会を持つことも話し合い併せて決めた。

(2019年5月23日付紙面より)

開会に当たりあいさつする谷口矮文子会長=17日、串本町文化センター
2019年05月23日
58 優勝は木下三次さん
 もみじ会5月月例杯  
2019年05月23日
59 対戦カード決まる
 新宮と串本古座が初戦で激突  (県高校総体サッカー競技 )
2019年05月23日
60 相撲のJOC強化スタッフに
 和歌山商の門林教諭  (那智勝浦町出身新宮高卒 )
2019年05月23日
61 東牟婁からは串本が参戦
 県サッカー協会U―12トップリーグ  
2019年05月23日
62 地域の魅力をアピール  「第40回伊勢楽市」に出展  (新宮市 )
2019年05月23日
63 昭和40年前後の新宮市  2組の写真が物語る風景  (熊野の歴史を探る )
2019年05月23日
64 つながり深め地域づくり  初の花いっぱい運動実施  (那智勝浦町 )
2019年05月23日
65 楽しく自由な発想で  少年少女発明クラブ開講式  (新宮市 )
2019年05月23日
66 16人の児童が入部  王子ヶ浜少年消防クラブ結成式  (新宮市 )
2019年05月23日
67 目指せ!!インターハイ出場  運動部の健闘に期待  (新宮市内各高校で壮行会 )
2019年05月23日
68 11組34人がテント泊  ファミリーキャンプ  (潮岬青少年の家 )
2019年05月23日
69 専決承認や予算補正など  古座川町議会第2回臨時会開会  
2019年05月23日
70 武道館で愛好者が交流  合同鍛錬会は28日に延期  (串本町健康太極拳協会 )
2019年05月23日
71 かわいい練り切り和菓子  あったカフェでワクワククッキング  (串本町 )
2019年05月23日
72 迫力の踊りで盛り上がる  第12回南紀海彩まつり  
2019年05月23日
73 神様の恵みや地域に感謝  マリア保で「花の日礼拝」  (新宮市 )
2019年05月23日
74 お悔やみ情報
  
2019年05月21日
75 多彩な踊りで盛り上がる
 第12回南紀海彩まつり  (新宮市 )

 県内外の団体が一堂に会し多彩な踊りを披露する「第12回南紀海彩(かっさい)まつり」(同実行委員会主催)が19日、新宮市佐野の新宮港緑地であった。1700人以上(主催者発表)が訪れた。時折雨の降る中、46団体がよさこい、ヒップホップ、フラなどを披露し、来場者を楽しませた。

 「南紀海彩まつり」は、踊りを通じて地域・世代間の交流を深め、地域を活性化したいとの思いから始まり、今年は和歌山市や遠方の名古屋市の団体も集まった。

 開会式で来賓の田岡実千年市長は「年々規模も大きくなり、地域にとって欠かせない行事になっている」と祝辞を述べた。

 会場は踊りや演奏、和歌山市出身・在住の兄弟お笑いコンビ「すみたに」のトークショーなどで盛り上がった。「総踊り」では各団体のメンバーらが一緒に踊り、交流を深めた。

 会場内のテント村にはハンドメイド雑貨が集まった「かっさいマルシェ」や食べ物の屋台が出店したほか、子ども向けのパンダバルーンや輪投げコーナーなども設けられ、親子連れの楽しそうな声が響いた。

 毎年恒例のタオルくじ、餅やお菓子・日用品などをまく「Happy Throw!(ハッピースロー)」もあり、会場は多くの人でにぎわった。

 北道江利実行委員長は「出店してくれるお店や足を運んでくれる人が増え本当にありがたい。毎年、遠方から参加してくれる各団体のメンバーの皆さんやスタッフをはじめ、多くの方々の協力に感謝しています。今後も参加したい、楽しいと思ってもらえるよう努力し、さらに盛り上げていければ」と話していた。

(2019年5月21日付紙面より)

全員で盛り上がった総踊り=19日、新宮市佐野の新宮港緑地
お菓子や日用品などが宙を舞った「Happy Throw!」
2019年05月21日
76 「市政は市民(みんな)のために」
 田岡市長報告会に130人  (新宮市 )

 田岡実千年新宮市長の市政報告会が19日、同市野田の市福祉センターであった。田岡みちとし後援会主催。約130人の市民を前に田岡市長は「市政は市民(みんな)のために」の理念の下、本年度取り組む事業などを紹介した。

 田岡市長は、3月29日に事業化が決定した「紀伊半島一周高速道路」について、国土交通省が地区別に説明会を実施していると状況を説明。防災、産業、物流、観光、生活道路としても貴重な道路になると述べ「一日も早い完成を目指して、これからも要望をしていく」と話した。

 昨年度は15隻の豪華客船が新宮港に入港したと報告し、歓迎、見送りセレモニーなどおもてなしの取り組みや実施しているオプショナルツアーについて説明した。県の整備事業によって、物理的には11万㌧級の船の入港も可能だとし、「そういった点も評価され、『クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018』特別賞を受賞した。名誉なこと」と述べた。

 6月1日(土)、2日(日)には新宮港開港40周年を記念して開催される「新宮港みなとフェスタ」で地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開も行われると紹介し、多くの参加を呼び掛けた。

 木質バイオマス発電事業に関しては、本年度から建設が始まる予定であるとし、運営が開始されれば直接雇用、関連産業含めて約100人の雇用が生まれるのではと期待を込めた。

 今年1月に市役所別館として開設した高齢者相談センターでは、4カ月間で地域包括支援センターで297件、在宅医療で14件の相談を受けたことを報告した。「介護保険制度やサービス内容、認知症の見守り相談、高齢者に対する虐待に関する情報などが寄せられている。関係機関と密に連携を図りながら対応している」。

 死亡などの自然減が約200人、転出などの社会減が200人の、年間で合計約400人の人口が減少しているとし、自然減の減少のために「子育て世代包括支援センター」の充実を図っていくとした。

 令和3年の春の完成を目指す市文化複合施設の概要を説明し、「旧市民会館に比べて座席の幅が約5㌢広く、席の前後も広く取っている。男性でもゆったりと座っていただけるのでは」などと述べた。建設費や図書館、川湊遺跡などについても触れ「心配を掛けたが市民の皆さんに喜んでいただけるような、有益な活動の拠点となるような施設を目指したい」とした。

 市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちづくりを目指し、「市政の改革」「雇用の創出」を二本柱に、残りの任期を頑張っていきたいと抱負を語った。「市職員が自ら市民のために一生懸命頑張ろうという気持ちを醸成させるのが自分の役目。信頼関係があって初めて一つのチームとして市民のために頑張れる」と話し、「職員にもしっかりと取り組むように指示を出し、人権に優しい新宮市を作っていく」と力を込めた。

(2019年5月21日付紙面より)

田岡実千年市長
2019年05月21日
77 専用タブレットを導入
 タイムラインの効率運用目指し  (紀宝町 )

 紀宝町は災害が発生する前にあらかじめ取るべき対策を時間ごとに決める「タイムライン(事前防災行動計画)」の新システムを構築し、今季の出水期から運用を開始する。

 タイムラインは、台風や大雨などでの災害発生を前提に防災関係機関が連携して、あらかじめ状況を想定、共有した上で防災行動を時系列で整理した計画。

 甚大な被害を受けた紀伊半島大水害(2011年9月)の教訓を踏まえ、町では全国に先駆け14年度から開始した。現在、町全体と浅里、大里、鮒田の3地区で運用しており、今後、他の地区にも広げ、さらなる地域の防災力向上に努めていく。

 新システムは、町と地区ごとの行動計画や進捗状況などを共有でき、タイムラインの効率的な運用が期待できるという。

 専用タブレットを活用し、避難者数の入力ができるほか、地区別の雨量、水位、避難所の開設状況、気象情報なども確認できる。現場で撮影した写真などの情報も即座に共有が可能で、刻々と変化する状況を瞬時に把握できるようになる。

 町では17台のタブレットを導入し、町内各地区の主要避難所に設置する計画。今後は町内37の自主防災組織を対象にタブレットの説明会を実施する。

 また、インターネットで町防災情報システムを公開しており、スマートフォンやパソコンから雨量や水位、ダム情報などが確認できる。URLはhttp://www.kasen.town.kiho.lg.jp/

(2019年5月21日付紙面より)

紀宝町が導入した専用タブレット
2019年05月21日
78 1300年続く終活の旅
 西国三十三所巡礼が日本遺産に  

 文化庁は20日、究極の終活を達成できるストーリーとして「1300年続く日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~」を日本遺産に認定した。巡礼一番札所である那智勝浦町那智山の青岸渡寺・髙木亮享住職は「大変ありがたい。世界遺産登録15周年の年に、歴史ある巡礼路が日本遺産に選ばれ喜んでいる」と話した。

 日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもの。ストーリーを語る上で欠かせない文化財などを地域が主体となって、整備、活用し国内外に発信していくことで地域の活性化を図る。

 令和元年度のストーリーは申請72件、認定16件。昨年度までの認定数と合わせて、現在83件となっている。今回、県が申請した「今も息づく『語り』~絶世の美女 清姫がたどった道~」「海から始まる修行の旅『葛城修験』」は認定がなかった。

 認定後は、関係自治体や観光関係団体などで構成する協議会を設立。文化芸術振興費補助金の交付要望を行い、公開活用のための整備や人材育成、情報発信および旅行商品の造成などに取り組む。

(2019年5月21日付紙面より)

巡礼一番札所の那智山青岸渡寺
2019年05月21日
79 智弁和歌山が優勝
 春季近畿地区高校野球大会県予選  
2019年05月21日
80 妹尾軍次さんが優勝 新宮グラウンドゴルフ同好会「5月大会」 
2019年05月21日
81 U―12ホップLが開幕
 県大会への出場権懸けて熱戦展開  (全日本U―12少年サッカー )
2019年05月21日
82 英霊に感謝し平和願う  太地町戦没者慰霊祭  
2019年05月21日
83 「終活」でより良く生きる  大泰寺で尾屋さんがセミナー  (那智勝浦町 )
2019年05月21日
84 1位に栗栖達也さん  写連新宮支部5月例会  
2019年05月21日
85 「防犯の約束」忘れずに  市野々小で防犯教室  (那智勝浦町 )
2019年05月21日
86 「絶対に飛び出しません」  三輪崎保が交通安全教室  (新宮市 )
2019年05月21日
87 「筋肉は裏切らない」  谷本道哉准教授が講演  (近畿大学生物理工学部 )
2019年05月21日
88 新宮・東牟婁で1人  令和元年春の褒章  
2019年05月21日
89 安全運転に気を付けて  甫子浦交差点で夜間啓発  (那智勝浦町 )
2019年05月21日
90 自転車の交通安全呼び掛ける  那智勝浦町で街頭啓発  
2019年05月21日
91 理事長に松根康隆さん再任  新宮市土建協同組合が総会  
2019年05月21日
92 日本ヤタガラス協会設立  会長に山本殖生さん  (那智勝浦町 )
2019年05月21日
93 自転車の安全な乗り方学ぶ  井田小で交通安全教室  
2019年05月21日
94 春の雨にも負けずに  千枚田の田植えに900人集う  (熊野市 )
2019年05月21日
95 橋爪理津子さんが優勝  グラウンドゴルフ大会  (相野谷公民館 )
2019年05月21日
96 雨にも負けず全力で 串本西中学校で体育祭 (串本町)
2019年05月21日
97 縦割り3ブロックで熱戦  潮岬中学校が体育祭開く  (串本町 )
2019年05月21日
98 お悔やみ情報
  
2019年05月12日
99 春の交通安全運動始まる
 各地で啓発活動など  

 正しい交通ルールの順守とマナーの実践を呼び掛ける「春の全国交通安全運動」が11日、始まった。20日(月)までの10日間、「子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」「自転車の安全利用の推進」「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」を重点に全国で活動が行われるほか、和歌山県では「横断歩道における歩行者優先の徹底」を地域重点として取り組んでいく。

■新宮市



 新宮市では、市交通指導員協議会、交通安全母の会、市交通事故をなくする市民運動推進協議会(会長・田岡実千年市長)、交通事故をなくする県民運動東牟婁地区推進協議会(会長・東川智昭東牟婁振興局長)など関係者約100人が同市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で決起集会を開いた。

 田岡会長は滋賀県大津市で園児2人が死亡した事故について触れ「改めて交通事故の悲惨さを全国の皆さんが感じているのでは。今日の啓発が思いの伝わるような活動になれば」とあいさつ。東川会長は「事故のない安心安全なまちづくりは私たちの目標。活動により事故が一件でも少なくなるよう協力を」と呼び掛けた。

 昨年の県内における交通事故死者数36人中、歩行者が15人で、うち9人が道路を横断中に車両と衝突して亡くなっている。髙砂(たかす)浩之・新宮警察署長は、「交通弱者軽視の風潮の表れではないか」と危惧し「全国的に交通弱者が犠牲になる痛ましい事故が起きている。県は徹底して歩行者優先に取り組んでいく」と決意を新たにしていた。

  □     □

■那智勝浦町



 那智勝浦町では体育文化会館で交通安全大会が開かれ、松浦友範・新宮警察署交通課長、堀順一郎町長、東川智昭・東牟婁振興局長、塩﨑一男・同町交通指導員協議会長らが出席。集まった住民ら約100人は安全運転や事故防止への意識を高めた。

 堀町長が「イギリスでは横断歩道に歩行者がいるときは必ず車が止まるが和歌山県内は一旦停止率が低い。本町には海外からの観光客が多いので、交通ルールを守るためにも、皆さまのご協力をお願いします」とあいさつし、東川局長が県内で多発する飲酒運転事故の対策として県が4月から施行している「飲酒運転の根絶に関する条例」などを説明した。

 続いて、松浦交通課長は近年の交通事故情勢について触れ、昨年、同町で発生した人身・物損事故は302件であると報告。「誰が事故の当事者になるかわからない」と述べ、居眠り運転や車間距離には注意してほしいとし、免許証の返納制度について解説した。

 交通安全講話会では特別ゲストの「わんだーらんど」が、あおり運転の危険性やドライブレコーダーの装着の重要性を述べ、笑いを交えながら交通安全を訴えた。

(2019年5月12日付紙面より)

買い物客に啓発グッズを配布した=11日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
わんだーらんどが笑いを交えながら交通安全について講話した=11日、那智勝浦町体育文化会館
2019年05月12日
100 大泰寺で花祭り
 重文の本尊の開帳も  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下和田の大泰寺(西山十海住職)で13日(月)まで、花祭りが営まれている。花祭りは、旧暦4月8日の釈迦(しゃか)の誕生を祝う法会。本堂にしつらえた花御堂(はなみどう)の中央に釈迦立像を安置し、誕生の際に甘露が降った故事に倣って立像に甘茶をかける。

 近隣住民や町内から多くの人が訪れ、花御堂に飾る花を持ち寄った参拝者らが小さな釈迦像に手を合わせた。本堂では甘茶の振る舞いもあった。

 8の付く日は薬師如来の縁日であることから、同寺の花祭りでは毎年薬師堂を解放し、国の重要文化財である阿弥陀如来坐像(伝薬師如来坐像)を開帳している。

 西山住職は「仏教の教えというものは、日々の暮らしに役立つものです。宗教に関係なく、興味を持つきっかけになればと思います」と話していた。

 本尊の如来像の開帳は、年3回と決まっており、花祭りのほかには1月8日、13日のみとなっている。

(2019年5月12日付紙面より)

花を添え、甘茶をかける参拝者=11日、那智勝浦町下和田
2019年05月12日
101 ゲームや演劇で盛り上がる
 放課後児童ク「きほっこ」が交流会  

 紀宝町社会福祉協議会が運営する放課後児童クラブ「きほっこ」は10日、町福祉センターで年に1回の交流会を開いた。スタッフや保護者同士の交流を目的に、約60人の親子とスタッフ8人、ボランティア3人が参加した。

 きほっこには町内五つの小学校から1~5年生57人が通う。放課後から午後6時まで同センターに集まり、宿題や友だち同士で遊ぶなどして過ごしている。

 長期休暇中は午前8時30分から午後6時まで預かり、年に3回、園外保育を実施。昨年はランチバイキングや鳥羽水族館などに出向いた。

 交流会ではスタッフが自己紹介し、「鬼のせんたくもの」「お菓子取りゲーム」「椅子取りゲーム」を楽しんだ。

 鬼のせんたくものは、2人1組で大きなズボンをはき、洗濯物を干したり、取り込んだりするゲーム。青チーム、赤チームで対戦した。

 おやつタイムの後は、エレクトーンの演奏に合わせて子どもとスタッフが演劇「大きなカブ」を披露。白鳥やギャルが登場するなどオリジナルの物語に会場内から大きな笑いが起こっていた。

(2019年5月12日付紙面より)

白熱した「鬼のせんたくもの」=10日、紀宝町福祉センター
演劇を披露する子どもとスタッフ
2019年05月12日
102 古武術通じ日本文化学ぶ
 神倉小で不二流体術が演武披露  (新宮市 )

 新宮市立神倉小学校(松本広明校長)で10日、古武術の不二流体術による演武披露があった。6年生99人を対象にした護身術の指導もあり、児童は第3代宗家の大嶋竜太郎さん、同市出身で新宮道場の責任者を務める山本盛夫さん、湯島浩一さんに教わりながら自分の身を守る方法を学んだ。

 同校の打越丈容教諭が同道場に通っており、日本文化や自身が稽古をしている古武術を伝えたいとの思いから企画。今年で3回目の実施となった。

 不二流体術は審判のいない、ルール不在の中で行われる古武術で、慎重さと大胆さを兼ね備える必要がある。児童は目の前で繰り広げられる演武に歓声を上げるなどして見入っていた。

 肩を使った受け身の取り方、手首をつかまれたときや後ろから抱きつかれたときの振りほどき方などを教わり体験。「向きが違う」「力の入れ方がむずかしい」などと確認しながら楽しく学んだ。

 城あんさん(11)は「護身術の体験は初めて。普段は合気道をしているけど、細かな違いがたくさんあった。もしものときに役立つと思うのでよかった」。山本さんは「護身術などを通じて日本人が本来持っている伝統的で素晴らしい体の使い方を学んでくれれば」。

 大嶋さんは「子どもたちの楽しそうな姿が見られました。興味を持ち続けることが大事。もしものときには対抗するのではなく逃げて助けを求めるために護身術を身に付けてもらえれば」と話していた。

(2019年5月12日付紙面より)

大嶋竜太郎さんから学ぶ児童=10日、新宮市立神倉小学校
2019年05月12日
103 校舎に新茶の香り  色川中学校で茶摘み  (那智勝浦町 )
2019年05月12日
104 久保康夫さん、折戸富子さんら受賞  総務省行政相談委員表彰  
2019年05月12日
105 緑豊かなまち目指し  和歌山県職員らが街頭募金  (新宮市 )
2019年05月12日
106 子どもたちに本贈る  児童福祉週間で施設訪問  (東牟婁振興局 )
2019年05月12日
107 「甘くておいしい」  南大居保がイチゴ狩り  (那智勝浦町 )
2019年05月12日
108 海を渡った祖母の絵  長い交流の中で  (太地町 )
2019年05月12日
109 明るく元気な地域に  「鯉のぼり祭り」にぎわう  (熊野川町 )
2019年05月12日
110 公園でお弁当を楽しむ  お気に入りの絵本も選び  (うどの幼 )
2019年05月12日
111 交通安全の輪を広めて  紀宝、熊野両警察署が出発式  
2019年05月12日
112 葉っぱをもみもみ  天満保でお茶作り体験  (那智勝浦町 )
2019年05月08日
113 スリルと渓谷美楽しむ
 令和最初の観光筏下り開航  (北山村 )

 北山村の北山川で3日、今シーズンの観光筏(いかだ)下りが始まった。復活から今年で41回目を迎える。第1便の筏が出航し、日本各地から訪れた観光客たちが水量豊かな北山川の急流と渓谷美を味わいながら川下りを満喫した。

 筏下りは元筏師や村民の努力で1979年に観光筏下りとして再開した。特産品のかんきつ系果実「じゃばら」とともに村の基幹産業になっている。スギの丸太8本で組んだ床(とこ)を七つ連結している筏は、全長約30㍍、幅約1・6㍍、重さは7㌧。手すりと席が設けられ、訓練を積んだ筏師たちが櫂(かい)で操船する。

 ライフジャケットを着た乗船客たちは、急流で歓声を上げながら約5・5㌔を約70分かけて下った。昨年までの総乗客数は21万1474人。昨年は6301人だった。開航式では、神職が今シーズンの安全を祈願。山口賢二村長が「事故もなく、大勢のお客さんに来ていただければ。今後もこのわれわれの小さな村の振興に努めていきたい」とあいさつし、テープカットが行われた。

 日本唯一の飛び地の村、北山村には最盛期、数百人の筏師が住んでおり、村民は1000人以上いた。昭和40年代に北山川水系にダムができ、道路が発達。木材がトラック輸送に代わったことで筏流しは衰退し、村民は現在約450人になっている。

 運航期間は9月末までの5カ月間で、今年は5月11日(土)、12日(日)と6月1日(土)、2日(日)に、昨年に引き続き特別便を運航する予定。特別便では筏の上で弁当を食べたり、花や特徴的な岩などを撮影しながら約120分かけて下る。問い合わせは同村観光センター(電話0735・49・2324)まで。

(2019年5月8日付紙面より)

歓声を上げながら急流を下る観光客たち=3日、北山村
2019年05月08日
114 命日に春夫の遺徳しのぶ お供茶式に50人参列 (新宮市)

 新宮市出身の文豪で、望郷詩人とも呼ばれる佐藤春夫(1892~1964年)の命日の6日、市内の佐藤春夫記念館前庭でお供茶式(くちゃしき)が営まれた。関係者や一般約50人が参列し、遺徳をしのんだ。

 茶道裏千家淡交会が長年、大社烏集庵(うしゅうあん)や望郷五月歌碑前で営んできた式で、記念館がオープンした翌年の1990(平成2)年から佐藤春夫記念会とともに記念館庭園で開いている。

 式には速水盛康教育長、濱口太史県議、各市議らも出席。茶道裏千家淡交会南紀支部の大崎宗伊さんがお点前、半東は関宗重さんが務めた。式典後には、淡交会員たちが参列者たちにお菓子とお茶を配った。

 辻本雄一館長は「春夫の業績をつないでいきたい。時代的にはやむを得ない面もあるが、春夫だけではなく、明治、大正、昭和の文学作品が子どもたちに伝わりにくい事情があるのも事実。そういう中で新宮市の第一の名誉市民である春夫をいかに顕彰していくかというのは難しい問題」と思いを述べ、「資料をいかに保存し市民の皆さんに見ていただける形を取るか、そして中学生や高校生、あるいは小学生の方にどういった形で伝えていくか。いくつかの課題を残して、31年目の年に入るのではないか」とあいさつ。

 速水教育長は「春夫先生はわが国の誇る偉大な作家、詩人でありながら、望郷詩人といわれるほどふるさとを愛された方でした。南国熊野の豊かな自然を表現した『望郷五月歌』は発表から90年近くたってもなお多くの人々に愛され、より一層輝きを増すように感じます。皆さまと心を共にし、先生がこよなく愛されたふるさと新宮の豊かな自然と伝統を守り、新しい文化の創造と発展に心を尽くしていきたい」と田岡実千年市長のあいさつを代読し「学校教育の中で春夫先生のことをどのようにして学んでいくかについて、宿題を頂いたように感じています」と話していた。

(2019年5月8日付紙面より)

お茶を供え遺徳をしのんだ=6日、新宮市立佐藤春夫記念館
参列者らにお茶とお菓子が振る舞われた
2019年05月08日
115 過去最多2448人利用
 繁忙のGW有料期間終了  (望楼の芝キャンプ場 )

 串本町潮岬にある望楼の芝キャンプ場のゴールデンウイーク(GW)有料期間が6日に終了した。今期は10日間で延べ2448人が利用。過去最多だった前年度(1835人)をさらに33%上回る繁忙ぶりとなった。

 この期間は既存のキャンプ場施設では収容しきれない利用がある繁忙を見据え、潮岬望楼の芝管理運営委員会(田仲康慧会長)が環境省の許可を得て設定。清掃協力金を得て芝地の一角をテント設営場所として提供し、キャンプごみを引き受けるなどして繁忙中の円滑な利用と繁忙後の環境悪化防止を目指して運営している。

 本年度は4月27日から5月6日までの10日間を同期間とし、現地で利用を受け付けた。利用を申し出た人数の内訳は4月の▽27日=347人▽28日=277人▽29日=77人▽30日=78人、5月の▽1日=225人▽2日=672人▽3日=498人▽4日=200人▽5日=62人▽6日=12人―で、同委員会は1日当たりの利用申し出人数は2017年5月3日の795人が最高で今期のピークは及ばなかったが、例年平日の中日が休日だったことで後半のピークが長引いた分、利用が増えたという。

 対前年度比で17年度(4月29日~5月7日)は47%増、18年度(4月28日~5月5日)は23%増、本年度は33%増と利用増加が続く同キャンプ場のGW有料期間。田仲会長は「インターネットの口コミで評判になっているのが、最近の利用が増えている大きな要因だと思う。今年は委員に近場の臨時駐車場所を急きょ草刈りして広げてもらったり、役場職員がシフトを組んで毎日ごみを収集してくれたりと、いろいろな協力があって何とか乗り切ることができた。皆さんに感謝している」と話した。

(2019年5月8日付紙面より)

ずらりとテントが並ぶ望楼の芝=4日、串本町潮岬
2019年05月08日
116 県内外から多くの親子連れ
 「こどもの日」くじらの博物館  (太地町 )

 太地町立くじらの博物館(林克紀館長)は5日、小・中学生の入館無料とする毎年恒例のこどもの日イベントを開催した。県内外から多くの親子連れが訪れ、イルカやクジラのショーを楽しんだ。

 イベントは子どもたちに鯨類を学んでもらおうとスタートした。毎年人気を博し、今年は小・中学生567人含む2064人が訪れた。

 同館によると、5日のみの来館者は昨年より減少したが、4月27日から6日までの合計では1万3722人と昨年より3133人の増となった。

 満員で常時、歓声が上がっていたショーの他にも、クジラの民芸品絵付け体験も好評で、絵付けする子どもの姿をスマートフォンで撮影する保護者の姿も多く見られた。

 カヤックに乗ってクジラに近づき、餌やりができる「カヤックアドベンチャー」を体験した静岡県在住の庄司憲さん(41)一家。妻の恵理さん(40)は「インターネットで検索してこちらへ来ました。クジラが近くで見られて楽しかった」と述べ、娘の璃子さん(7)は「初めて来たけどアドベンチャーワールドより楽しかった。夏休みにも来たい」と笑顔で語った。憲さんは「近くにあるならしょっちゅう来たいです」と話していた。

(2019年5月8日付紙面より)

歓声の上がったイルカショー=5日、太地町立くじらの博物館
好評だったクジラの民芸品絵付け体験
2019年05月08日
117 地元勢県大会出場ならず
 県中学校野球大会紀南決勝大会  
2019年05月08日
118 田中・高岡組が優勝
 新規会員歓迎会兼ねた令和元年祝賀大会  
2019年05月08日
119 サヨナラ勝利で初優勝
 神倉少年野球クラブ第3回大会制す  (新宮RC旗学童軟式野球大会 )
2019年05月08日
120 新牧師に小宮一文さん  下里会堂で就任式  (那智勝浦町 )
2019年05月08日
121 楽しく外国語に触れる  「えいごであそぼう」  (丹鶴幼 )
2019年05月08日
122 日々の出会いを糧に  平安衣装体験楽しむ  (大門坂茶屋 )
2019年05月08日
123 令和祝した朝市盛況  道の駅「たいじ」  (太地町 )
2019年05月08日
124 地元産品に観光客にぎわう 「しんぐう駅マルシェ」開催 (新宮市)
2019年05月08日
125 水害からの復興願い  新宮市熊野川町で「鯉のぼり祭り」  
2019年05月08日
126 名物「海上綱渡り」に挑戦  熊野灘ほうばい祭  (熊野市 )
2019年05月08日
127 親子で楽しいひととき  鵜殿図書館でスペシャルおはなし会  (紀宝町 )
2019年05月08日
128 紀宝トレジャーズ東海へ  スポ少県大会で準優勝  (少年野球 )
2019年05月08日
129 辰巳尚さん、真砂和子さんが優勝  第8回紀宝町長杯グラウンドゴルフ大会  
2019年05月08日
130 心身をリフレッシュ  有酸素運動教室  (串本町 )
2019年05月08日
131 ハッチョウトンボが羽化  直見の大谷湿田で今年も  (古座川町 )
2019年05月08日
132 お悔やみ情報
  
2019年05月02日
133 新たな時代「令和」寿ぐ 熊野三山で改元祭など 

 新天皇陛下が即位され、新たな時代「令和」が始まった1日、熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社では即位と改元を寿(ことほ)ぎ、奉告祭や揮毫(きごう)などが営まれた。

平和な時代へ願いささげる 熊野速玉大社



 新宮市新宮の熊野速玉大社で営まれた「践祚(せんそ)改元奉告祭」では、上野顯宮司が祝詞を読み上げ、みこたちが世界平和を願う「神なぎの舞」を優雅に奉納。上野宮司に続き、参列者たちが玉串を供えた。

 神事後、上野宮司は「新緑薫る時に新しい時代を麗しく迎えることができました」とあいさつ。11月に執り行われる、天皇の即位の礼の後初めて行われる新嘗祭(にいなめさい)である大嘗祭(だいじょうさい)に触れ「御代替(みよが)わりのたびに行われてきた。日本人が大切にする節目というものは、確認し魂を引き継ぐこと」と説明。

 「清らかに真心を込めて見守る皇室をいただいていることはわが国にとって幸せなこと」と述べ、令和の名の下に、平成に引き続き平和な時代であるよう願いを込めた。

  □     □

希望込めて「令和」揮毫 熊野本宮大社



 田辺市本宮町の熊野本宮大社本殿前では、九鬼家隆宮司が新元号「令和」を揮毫した。多くの参拝者が見守る中、新時代への希望を込めて力強く筆を走らせた。

 昨年12月21日には、御創建二千五十年奉祝式年大祭の締めくくりとなる終了奉告祭で、新年への願いを込め「刻」の一文字を書いた。

 白装束に身を包んだ九鬼宮司は両手で大筆を持ち、縦2・9㍍、横2・1㍍の白い布に「令和」と一気に書き上げた。迫力のある筆運びを見つめた参拝者からは大きな拍手が湧き起こった。

 最後に朱印を押して書を仕上げた九鬼宮司は、「平成の30年間はさまざまな災害があり、今なお復興に向かって歩んでいる。令和の時代は穏やかで平和で素晴らしい時代であってほしい。和歌山の和でもあり、大きな力押しの元号になってほしい」と話した。

 揮毫した「令和」の文字は瑞鳳殿正面に掲げる。

  □     □

践祚改元奉告祭営む 熊野那智大社



 那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)では践祚(即位)改元奉告祭が営まれた。大社責任役員や那智の扇祭り保存会、町観光協会の関係者らが参列。小雨の降る中、大型連休の中日ともあって境内は大勢の参拝客でにぎわった。

 祭典で男成宮司が祝詞を奏上し、2人のみこが浦安の舞を奉納した。神事の後、宇久井青年会(柴原寛会長)が「天狗之舞」「扇之舞」「終之舞」を披露。紀宝町の熊野水軍太鼓保存会(廣里稔暢代表)は太鼓の演奏を奉納した。

 霧の立ち込める幽玄な雰囲気の境内では、即位奉祝の記帳や新元号が記される御朱印を求めて、参拝客が列をなした。お神酒、紅白の餅、梅ジュースの振る舞いもあった。

 この日の午後からは、本殿内庭の一般参入も許可された。参拝者らは順におはらいを受けた後、間近に見る本殿に恭しく手を合わせた。日没から午後9時までは、那智の滝をライトアップする。

(2019年5月2日付紙面より)

平和な時代への願いを込めて玉串をささげる上野顯宮司=1日、新宮市の熊野速玉大社
新元号「令和」を書き上げる九鬼家隆宮司=1日、田辺市の熊野本宮大社
改元の日に大勢の参拝客でにぎわう境内=1日、那智勝浦町の熊野那智大社
2019年05月02日
134 旧校舎を流木で再現
 下里の清水啓自さん  (那智勝浦町 )

 明治43年の建築当時は県内で最も大きい校舎といわれた下里小学校旧校舎。惜しまれつつ昭和63年に取り壊された建物の50分の1スケールの模型が完成した。那智勝浦町下里在住の大工・清水啓自さん(75)が、スギなどの流木を材料に制作した。

 模型を作り始めたのは今年の正月明けごろで、3月20日に完成した。古い写真を集めて作られた旧校舎のスライド映像を見て制作意欲が湧いたという。校門や校庭なども当時のままに作ろうと、校庭にはシーソーなどの遊具や藤棚を配置。教室の数などは、写真や映像で確認した。コの字型の校舎の一角には、佐藤春夫が作詩した校歌も飾られている。

 大工歴60年の清水さんが新宮の「おいさま」(=棟りょう)に弟子入りしたのは昭和34年。新宮城跡では二の丸旅館を建築中で「ちょうど内装工事が始まっていました。伊勢湾台風の時は、現場で雨戸を押さえて建物を守りました」と懐かしそうに話し、「自分の腕というより、道具がきっちりあるからできるんです」と謙遜する。

 清水さんの自宅は、サーフィンのポイントとして有名な下里天満海岸の近くにある。同海岸の太田川河口付近には、大木が流れ着くことが多いため、こうした流木を材料に木工品の制作を思いついたという。最初は初盆で使う灯籠をヒントに花立てを作り、希望があれば地区住民に提供していた。

 「海岸で見つけた流木を60㌢くらいにカットして運ぶのですが、とにかく重い。学校は皆さん懐かしがってくれるのでうれしいですね。(工程を)見に来てくれた人たちと、当時を思い出しながら作りました」と話していた。

(2019年5月2日付紙面より)

制作過程を話す清水啓自さん=那智勝浦町
校舎の屋根以外は、流木を使い作られた
2019年05月02日
135 雨はやんだが太陽見えず
 令和元年の初日の出観望  (串本町 )

 串本町潮岬にある望楼の芝で1日早朝、ツアー客ら約400人が令和元年の初日の出観望を試みた。前日来の雨はやんだものの、曇天で観望はかなわず。日の出時刻の午前5時9分を過ぎても太陽が姿を見せる気配のない空模様を残念がりながらの散会となった。

 試みたのは阪急交通社のツアー企画「潮岬から見る新時代の初日の出と熊野三山詣夜行日帰り」の参加者ら約300人、現在有料期間中の望楼の芝キャンプ場の利用者数十人など。

 ツアーの来訪に合わせ、潮岬観光タワー(タワー・売店・無料休憩所「エルトゥールル館」)も午前4時すぎから早朝営業を開始。集まった人々は同タワー上や望楼の芝の丘、クレ崎を見下ろす展望所などで日の出の瞬間を待った。

 4時30分には雨がやんだが東の空は折り重なるように雲が満ち、「せめて切れ目から日が差さないか」という期待の声もあったが同時刻を過ぎてもその状況は訪れない結果となった。

 大阪府と福岡県からツアーを利用して訪れた男女(共に26)は「初日の出が見られなかったのは残念だが、たまたまこうなっただけだと軽く受け止めておきたい。令和の日本は今まで以上に(国際化して)いろいろな国と接することになると思う。その先で平和な時代になればと思う」と話し、次の目的地・熊野速玉大社へと移動した。

 同町産業課によると、この日は道の駅くしもと橋杭岩でも観望を試みる人波があったが、臨時駐車場所へ誘導するほどには至らなかったという。

(2019年5月2日付紙面より)

望楼の芝から令和元年の初日の出観望を試みる人々=1日、串本町潮岬
2019年05月02日
136 「令和の桜」の記念碑 サクラの名所大里親水公園に (紀宝町)

 大里桜愛好会(松場貞治会長)は平成最後の「昭和の日」となった4月29日、紀宝町大里の大里親水公園に「令和の桜」の記念碑を建てた。

 3月30日に実施した「平成最後そして新しい時代を迎える 桜の植樹会」でサクラを植えた場所に設置した。

 親水公園には、昭和50年と平成30年にそれぞれ「昭和の桜」、「平成の桜」が植樹され、サクラの名所として知られている。

 松場会長は「新たな時代の幕開けとなるこの時にサクラの植樹ができ、非常に感慨深い気持ちです。平和で豊かな平成の時代に感謝し、新しい時代への希望を胸に植樹することができて良かった」と話していた。

(2019年5月2日付紙面より)

「令和の桜」の記念碑を建てる=4月29日、紀宝町大里の大里親水公園
2019年05月02日
137 下西君、弓友会Cが優勝
 新宮弓友会主催の月例射会  
2019年05月02日
138 山田・市野組が優勝
 天長西日本ソフトテニス大会  (黒潮クラブ )
2019年05月02日
139 神倉が逆転勝利で優勝
 県学童選手権大会東牟婁支部大会  
2019年05月02日
140 地域での支え合いを  更生保護女性会が総会  (那智勝浦町 )
2019年05月02日
141 ボタニカルボトルづくり  東花園が体験型イベント  (那智勝浦町 )
2019年05月02日
142 「まぐろのぼり」泳ぐ  体育文化会館や商工会館  (那智勝浦町 )
2019年05月02日
143 健康と成長祈る  王子幼稚園で「こどもの日のつどい」  (新宮市 )
2019年05月02日
144 紀南支部の講師生徒出品  ホテル&リゾーツ串本で合同作品展  (紀の国押し花会 )
2019年05月02日
145 写真展で改元の節目を飾る  潮岬青少年の家所長・山口和紀さん  (串本町 )
2019年05月02日
146 「接待の手土産」で特選に  ㈱岩谷の「紀州梅真鯛梅」  (串本町 )
2019年05月02日
147 1㌶の水田に「香り米」  三尾川地内で田植え体験  (古座川町 )
2019年05月02日
148 春の遠足で楽しい思い出  グリーンピア南紀へ  (成川小 )
2019年05月02日
149 もうみんなお友達  井田保育所で歓迎会  (紀宝町 )
2019年05月02日
150 貴祢谷神社で春の例大祭 矢渕中グラウンドで餅まき (紀宝町鵜殿)
2019年05月02日
151 お悔やみ情報
  
2019年05月01日
152 国の隆昌・安泰祈る
 熊野那智大社で「昭和祭」  (那智勝浦町 )

 最長で10連休のゴールデンウイークを迎え、多くの参拝客が訪れる那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で「昭和の日」の4月29日、昭和祭が営まれた。本社と別宮の飛瀧(ひろう)神社それぞれの祭典で皇室の繁栄と国の隆昌(りゅうしょう)、国民の安泰を祈念した。

 昭和天皇の誕生日である昭和の日は、2007年に国民の祝日に加わった。熊野那智大社では、この日にちなみ、在位六十余年のご聖徳を仰いで、神事を営んでいる。

 埼玉県から夫婦で訪れた櫻井耕三さん(57)は正式参拝の後、「先祖がこちらで神職をしていたと知り、ご縁を感じてお参りを始めました。今日で4度目になります。平成の終わりに昭和祭に参列できるとは、もったいないこと。まれな機会をありがたく思います」と感謝し、参拝は初めてという妻のわかえさん(54)は「とても間近に神事を見ることができて感動しました」と、二人で喜びを分かち合っていた。

(2019年5月1日付紙面より)

浦安舞を奉納した=4月29日、熊野那智大社
2019年05月01日
153 695人が奥熊野を走る 100㌔では曽我部さんが連覇 (第21回奥熊野いだ天ウルトラマラソン)

 平成最後となった「第21回奥熊野いだ天ウルトラマラソン」(同実行委員会主催)が4月28日、開催された。近畿地方を中心に北海道から鹿児島県までの33都道府県から、過去最多となる695人(エントリー758人)が、100㌔(501人)、80㌔(22人)、65㌔(172人)の3部門に分かれて出場。年代や性別などで分けられた8クラスで自慢の健脚を競い合った。

 同大会は、1999年に当地で開催された「南紀熊野体験博」の関連イベントとして「奥熊野100㌔マラソン」の名称でスタート。第10回大会までは参加者数が100人を下まわっていたが、第11回大会で初めて100人を超えて以降、回を重ねるごとに参加者数は増加している。

 コースは100㌔の部が那智の滝前を午前5時、80㌔が井鹿エイド近くを午前6時45分、65㌔が西中野川トンネルを午前8時15分にスタート。那智山、太田、色川地区などを巡るコースで行われ、参加者は沿道からの応援やコース上に設けられた32カ所(一部重複あり)のボランティアスタッフらによるサポートを受けながら、ゴール地点の補陀洛山寺を目指した。

 8クラスによって実施されたレースでは、65㌔総合で本紙エリア内から出場した坂口尊紀さん(熊野市)が4時間57分49秒を記録し優勝(男子20歳以上50歳未満の部でも1位)した他、100㌔総合では曽我部拓磨さん(大阪府)が初出場初優勝となった昨年に続き7時間36分39秒で大会連覇(男子20歳以上50歳未満の部でも1位)を飾った。

 65㌔で優勝した坂口さんは「昨年の悔しさがあったので、初めて優勝できてうれしいです。40㌔あたりからつらかったですが、今までの練習を思い出しながら頑張りました」。

 100㌔連覇の曽我部さんは「運よく2連覇させていただき、うれしく思います。昨年は気持ちに余裕がなかったですが、今回は沿道で応援してくれる方たちの声がはっきりと聞こえ、交流を持つことができて良かった。90㌔地点で足が止まりそうになったが、呼吸を一定に整えて走ることができました」と話した。

(2019年5月1日付紙面より)

那智の滝前をスタートする100㌔の出場者=4月28日、那智勝浦町の那智の滝
65㌔総合トップでゴールへとやって来た熊野市の坂口尊紀さん=4月28日、那智勝浦町の補陀洛山寺
2019年05月01日
154 クジラに感謝し冥福祈る
 梶取崎公園で供養祭  (太地町 )

 過去に古式捕鯨の見張り台であった太地町の梶取崎(かんどりざき)公園で4月29日、「鯨供養祭」が営まれた。1979(昭和54)年に建設した「くじら供養碑」の前で東明寺の関国昭住職が読経をする中、捕鯨OB会、同町漁協、町職員ら約100人が参列。古くから町民の生活の糧としてきたクジラの恩恵に感謝した。

 三軒一高町長は「クジラは古来より、我々に数多くの恵みをもたらし、町の発展に多大な貢献をしてまいりました。私たちはクジラへの感謝を持ち続け、わが町とクジラとの長い歴史を後世に、そして新たな時代である令和へと伝えていきたい」とあいさつした。

 同町漁協の貝良文参事は、昨年の漁期中にイルカを飼育する生簀(いけす)の網が切られた事案を振り返るとともに、7月から31年ぶりに再開する大型鯨類の商業捕鯨に触れ、「資源量に基づいた鯨類の再生産可能な捕獲割り当てを遵守し、ある程度の調査も継続してまいります」と述べた。恵みをもたらす鯨類資源が減ることのないように管理することを誓い、「今後も『いただきます』の精神を忘れずに鯨類に感謝し、冥福を祈ります」と語った。

 その後、(一財)日本鯨類研究所、共同船舶株式会社、共同販売株式会社、日本捕鯨協会からのメッセージが代読され、参列者は供養碑に手を合わせた。

(2019年5月1日付紙面より)

鯨供養祭が営まれた=4月29日、太地町の梶取崎公園
鯨類の冥福を祈る参列者
2019年05月01日
155 「鯉のぼりくん」300匹舞う
 平成から令和の空へ  (七里御浜海岸 )

 大型連休期間中の風物詩「泳げ!鯉(こい)のぼりくん」が今年も4月28日から、熊野市の国道42号沿い七里御浜海岸で始まった。平成から令和の時に向かって青空を泳ぐこいのぼりは約300匹。有志による実行委員会「七里御浜鯉のぼりの会」(島田満代表世話人)が主催し、5日(日・祝)午前中まで、訪れた人たちの目を楽しませる。

 子どもたちの健やかな成長を願い、熊野の自然の素晴らしさを知ってもらうのが目的。今年で35回目となる。寄贈されたこいのぼりを、獅子岩から鬼ヶ城に向けて張った約1㌔のワイヤで大空に泳がせている。車を止めてカメラを向ける観光客も多く、42号沿いには長い駐車の列ができた。

 初日の作業には木本高校JRC(青少年赤十字)部の生徒34人など150人が参加。同部で3年生の松田実優さんは「令和で最初のこいのぼりになる。感動です」。東京都内から熊野の実家に帰省中という親子連れ5人のうち、長女の青木香穏(かのん)さん(8)は「初めて見た。いっぱいのこいのぼりでびっくりした」と感動し、島田代表世話人は「無事に揚がってほっとした。気持ちがいいし、うれしい」と、こいのぼりが泳ぐ大空を見上げた。

 この催しに合わせ、市観光協会は国道42号沿いの木本漁協特産物販売所跡に案内所を設けた。パンフレットで観光名所を紹介し、飲み物や軽食を販売する。営業は5日までの午前10時30分~午後4時。この日は近畿大学附属新宮高校3年生の女生徒4人がボランティアで接客に携わり、居軒ひかるさんは「初めてで戸惑いもありますが、いい経験になります」と張り切っていた。

(2019年5月1日付紙面より)

青空に泳ぐこいのぼり=4月28日、熊野市の七里御浜海岸
通行車両を呼び込む女子高校生たち
2019年05月01日
156 紀宝柔道会・莊司さん準優勝、橋爪さんが5位入賞
 松阪スポ少交流柔道大会  
2019年05月01日
157 118人生き生きとプレー 新宮信金理事長杯ソフトテニス大会 
2019年05月01日
158 平和への誓い新たに  那智護国神社で第64回慰霊祭  (那智勝浦町 )
2019年05月01日
159 街頭指導、啓発を推進  交通指導員協議会総会  (那智勝浦町 )
2019年05月01日
160 歌や軽食楽しむ  第26回「わかば祭り」  (那智勝浦町 )
2019年05月01日
161 住民らフォトフレーム作り  日好荘スマイルで  (那智勝浦町 )
2019年05月01日
162 訓練重ね有事に備える  マリア保で火災避難訓練  (新宮市 )
2019年05月01日
163 会員相互の親睦深める  パーキンソン病友の会が交流会  (新宮市 )
2019年05月01日
164 美しく咲き誇る200点  恒例のセッコク展示会  (紀宝町 )
2019年05月01日
165 広い芝地に歓喜の声響く  春の遠足シーズン始まる  (串本町 )
2019年05月01日
166 グランピング施設オープン  南紀串本リゾート大島  (串本町 )
2019年05月01日
167 望楼の芝にテントずらり  キャンプ場有料期間始まる  (串本町 )
2019年05月01日
168 お悔やみ情報