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2018年11月29日
1 活動しやすい環境づくりを
 民生委員児童委員協が研修会  (新宮市 )

 新宮市民生委員児童委員協議会(福田行男会長)は27日、市福祉センターで研修会を開いた。参加した約40人の委員を前に、和歌山県民生委員児童委員協議会の松下明会長が「民生委員児童委員の活動しやすい環境づくりに向けて」をテーマに話した。

 松下会長は昨年、民生委員制度創設100周年記念事業として全民生委員、児童委員、民生委員児童委員協議会を対象に実施された「全国モニター調査」の結果から、民生・児童委員の現状や今後の課題などについて説明した。

 「社会的孤立状態にある世帯への支援に関する調査」の結果から、「ゴミ屋敷問題」の3分の2は気付かれておらず、深刻化しているとした。「親の年金頼みで子が無職」のケースでは、子は親と同居していると思われがちだが、経済的には親の年金を頼っているが世帯は別であるケースも一定数あることが分かった。

 松下会長は「多くの当事者は自らSOSを発しない。状況を認識できていない可能性に加え、SOSを発する意思や意欲が低い状態にある可能性もある」。民生委員が社会的孤立状態にある人を把握する機能を果たしているとしながらも「民生委員だけでは限界があり、かかる負担も大きい。今後はこれまで以上に地域や行政、関係機関などと協力し合い関わっていくことが必要」と述べた。

 「民生委員・児童委員の活動および意識に関する調査」からは若年層委員が少数となっていること、全体の6割近くの委員が2期までに辞めてしまうことなどを報告。「いい伝統を伝えていくのが難しい状況」とした。意識調査からは「住民のプライバシーにどこまで踏み込んでいいのか戸惑う」などの回答があったと話し「個人情報を提供してくれないという話をよく聞く。地域の実情を把握することによって、私たちが情報を発していく立場にあるのではないか」と持論を述べ、個人情報の取り扱いについて注意喚起した。

 松下会長はやりがいと負担感は表裏一体であり、解決はできなくても寄り添うことが大切と話し「お互いに尊重し合いながら、民生活動をより一層高めていただきたい」と研修を締めくくった。

(2018年11月29日付紙面より)

約40人の委員が参加した研修会=27日、新宮市福祉センター
松下明会長
2018年11月29日
2 児童生徒ら意識高める
 太地中でPTA防災学習  (太地町 )

 太地町立太地中学校(城谷真司校長)で27日、初の「太地町PTA防災学習」があった。太地小・中PTA(岩口敦会長)が企画し、小・中学校や町、同町赤十字奉仕団(和田千明代表)が協力して開催。児童・生徒83人らは災害時の避難生活に必要な知識や技術を学び、防災意識を高めた。

 同学習は参加者全員が防災について考え、行動し学ぶことで発生が予想される災害に備えることが目的で実施された。

 生徒らは各学年に分かれて行動。▽1年生は体育館で避難時に個々の生活空間を確保するパーテーション設営▽2年生は調理室でアルファ米を調理し、パック詰め▽3年生は屋外でロケットストーブを使用した炊き出しとおにぎり作り―を学んだ。

 中学校に到着した太地小学校(宮本礼子校長)の4~6年生児童に対し、生徒らがパーテーションの設営方法やその重要性を教えた。昼食は各班に分かれ、パーテーションの中で出来上がったおにぎりやアルファ米、PTAが作ったみそ汁を試食した。

 鳥居亮汰君(太地中3)は「まきで米を炊いたのは初めて。勉強になった。災害時に生かせたら良いと思う」と述べ、神谷利空(りく)君(同)は「訓練をやってみて、災害時は素早い状況判断や自分から率先して行動することが大事だと改めて感じた」とコメント。田中椋智(りょうと)君(太地小6)は「パーテーション作りは避難したときにすごく役に立つと知った。炊き出しのご飯もおいしかった」と話した。

 岩口会長は「訓練を通して個々のスキルアップにつながればうれしい。町は高齢者も多いので、災害時は子どもたちの力も重要になってくるはず。訓練では失敗しても構わないので、今後も継続していきたい」と語った。

 その後は簡易スリッパ作りや片付け、町職員からの講評があった。

(2018年11月29日付紙面より)

生徒らが炊き出し訓練に取り組んだ=27日、太地町立太地中学校
児童・生徒らで昼食を取った
2018年11月29日
3 思いや学び生き生き発表
 大島小「島っ子フェスタ」  (串本町 )

 串本町立大島小学校(布引伸幸校長、児童35人)が23日、同校体育館で「島っ子フェスタ」を開いた。家族や地域住民も来場して鑑賞する中、児童は準備や練習を重ねてきた舞台発表に臨んだ。

 このフェスタは学習発表会に相当する公開行事で、テーマは「いきいきとつたえよう!自分たちの思い・学びを!」。開会に当たり鈴木琉生君(6年)があいさつをして来場を歓迎し、児童全員で駐日トルコ共和国大使館のハサン・ムラット・メルジャン大使から贈られた民族衣装を着てトルコ舞踊「ダーマット・ハライ」を踊って華やかに開演を飾った。

 今年のクラス発表の内容は▽劇「十二支の始まり」4・5年生▽発表「海のかくれんぼ」1年生▽歌と劇「三年とうげ」2・3年生▽発表劇「大島の魅力発見」6年生―の四つ。館内の隅々にまで響き渡るしっかりとした声で発表し、観客は拍手を送って頑張りをたたえた。

 クラス発表後は、歌『ハナミズキ』『もみじ』を児童一丸で合唱。世代を超えて親しまれている『もみじ』は、観客にも参加を呼び掛け全員で歌声を響かせた。

 全ての発表を終え、布引校長は「練習の時に比べて今日の発表は格段に違い、舞台から観客に思いを伝えようという気持ちが感じられた」とたたえて、各クラスの発表を講評。この行事が学習発表会ではなく「島っ子フェスタ」と呼ばれているのは、児童の発表で大島全体が祭りのように盛り上がってほしいという先人の思いが込められているからだと振り返り、これからも大島の文化の一つとして同フェスタを続けていきたいと述べて締めくくった。

 会場後方では児童全員の絵画や6年生の発表劇を形作った内容をまとめた壁新聞が展示され、休憩時などに鑑賞を集めた。

(2018年11月29日付紙面より)

児童一丸で合唱を披露=23日、串本町立大島小学校
児童の発表を鑑賞する観客
2018年11月29日
4 世界遺産に触れる
 下里小児童が熊野古道を散策  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(岡史博校長)で27日、県世界遺産センターによる熊野古道学習があった。5、6年生31人が世界遺産の基礎知識や考え方、触れ方を学んだ。座学のあとは同町那智山の熊野古道、大門坂などを歩き、熊野三山や参詣道への理解を深めた。

 世界遺産は、建築物や遺跡などの文化遺産、地形や生物、景観などの自然遺産、その両方を兼ね備える複合遺産に大別される。「紀伊山地の霊場と参詣道」は、文化遺産でありながら、紀伊山地の自然がなければ成立しなかった霊場と参詣道、それらを取り巻く文化的景観を主に評価された。

 古道歩きでは、南紀熊野ジオパークガイドの会の会長で県世界遺産マスターの上野一夫さんらが、児童らに世界遺産としての全体像を知ってもらおうと、歴史や文化の説明だけでなく、那智山の自然環境や火山活動による地層についても話した。

 大門坂の石畳に使われている石には、砂の生物「ゴカイ」などの生痕化石(生物の生活の証拠を残したもの)が見られることから、太古は海であったこと、昔の人が石に残した落書きなどを紹介。児童らは化石を見つけながら古道を歩き、青岸渡寺、熊野那智大社などを巡った。

(2018年11月29日付紙面より)

石畳の化石を探しながら歩く児童ら=27日、那智勝浦町の大門坂
2018年11月29日
5 接戦制しKING・Aが優勝
 新宮市民スポーツ祭典バレー競技  
2018年11月29日
6 2年連続で東海大会へ
 三重県高校新人卓球大会で3位  (紀南高校 )
2018年11月29日
7 熊野川中男子が準優勝
 県中学校新人卓球大会  ( )
2018年11月29日
8 創建のたすきをつなぐ 熊野古道中辺路踏破ウオーク (田辺市本宮町)
2018年11月29日
9 卓を囲んでゲーム楽しむ  初の健康麻雀教室に16人  (新宮市 )
2018年11月29日
10 永春楓佳さんが受賞  新翔高校で税に関する作文表彰  (新宮税務署 )
2018年11月29日
11 楽しい人形劇に歓声  新宮市内幼保園児らが交流  
2018年11月29日
12 楽しみながら寄せ植え  城南中学校で育友会活動  (新宮市 )
2018年11月29日
13 さらなる創作活動に期待  尾中文さんに大桑文化奨励賞  
2018年11月29日
14 岩谷水産が認証第1号  県食品衛生管理システム養殖クエ区分で  
2018年11月29日
15 育てたサツマイモを収穫  出雲小の1、2、4年生  (串本町 )
2018年11月29日
16 今年最高値のクエを落札  潮﨑商店から地元へ卸す  (串本町 )
2018年11月29日
17 連夜打ち込んで練度高める  田原獅子保存会稽古大詰め  (串本町 )
2018年11月29日
18 太田地区で城跡見学  自然探訪スクールに20人  
2018年11月29日
19 「海づくり大会」を祝い  河上横町で神事やアマゴつかみ取り  (熊野市 )
2018年11月29日
20 手作りの壁飾り贈る  三津ノ保育所が感謝訪問  (新宮市熊野川町 )
2018年11月29日
21 総合優勝は小杉裕通さん  寒蘭展示会の入賞花決まる  (紀州愛蘭会 )
2018年11月29日
22 お悔やみ情報
  
2018年11月01日
23 早くも来年の開運暦
 那智山青岸渡寺で発送作業始まる  

 世界遺産である那智勝浦町の那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)で10月30日、来年の「那智山開運暦」の発送作業が始まった。今月上旬までに北海道から沖縄県までの全国の信者約1万8000人に発送する。

 那智山開運暦はB6判32㌻。同寺の「如意輪(にょいりん)観世音菩薩お前立ち」の像が表紙を飾る。方位吉凶図、九曜星の年齢と吉凶、1月から12月までの運勢、二十四節気などの解説を掲載し、カラー口絵部分には、屋根の葺(ふ)き替え工事中の本堂(国指定重要文化財)の様子が紹介されている。工事は今年中に終わる予定。

 髙木亮英副住職は来年のえと「亥(い)年」にちなみ、「諸行無常のごとく、今年はいろいろなことがありましたが、来年は改元の年。新しい気持ちで夢と勇気を持って、猪(いのしし)のように目標にまい進されますことを願っております」と話していた。

 希望者には1部300円(送料込み)で発送してくれる。問い合わせは〒649―5301那智勝浦町那智山8番地、那智山青岸渡寺寺務所(電話0735・55・0001)まで。

(2018年11月1日付紙面より)

開運暦を封筒に詰める髙木亮英副住職(左)ら=10月30日、那智勝浦町那智山
2018年11月01日
24 129事業所に協力呼び掛ける
 赤い羽根共同募金の活動  (新宮市 )

 社会福祉法人和歌山県共同募金会新宮市共同募金委員会(会長・田岡実千年市長)は10月30日、協力委員らが9班に分かれ129件の事業所を訪問し、赤い羽根共同募金への寄付を呼び掛けた。

 赤い羽根共同募金は、地域の高齢者や子育て世代対象のサロン活動など社会的課題を解決するための活動支援に使われる。今年度、新宮市では「ささえ愛募金」「MACHI(まち)サポート募金」「新宮いのちの募金」の活動のため協力を募っている。

 市共同募金委員会では、本年度450万円の目標を掲げ、個別、法人、街頭などで募金を実施。期間は10月1日から来年3月31日(日)までで、10月30日現在166万2618円が集まっている。事業所を回っての法人(大口)募金の目標額は130万円で、30日現在3万円が寄せられている。

 出発前、協力委員21人と市社協職員9人が市福祉センターに集まり、目標額などを確認。田岡会長は「10月1日から赤い羽根共同募金の運動が展開され、市民の皆さんに募金をお願いしている。6日には街頭募金にご協力をいただいた。本日の活動もよろしくお願いします」と呼び掛けた。担当者からの説明を受けた後、各班に分かれて各事業所を回った。

(2018年11月1日付紙面より)

内事業所で協力を募る=10月30日、新宮市野田のティム・デットマー英会話教室
2018年11月01日
25 5、6年生が記録に挑む 串本町小学校陸上競技記録会 

 串本町サンゴ台にある総合運動公園多目的グラウンドで10月30日、第14回串本町小学校陸上競技記録会が開かれた。本年度は町内の6年生81人と5年生121人を対象に実施。爽やかな秋晴れの下、児童は自己記録の樹立や更新に挑戦した。

 この記録会は、同町教育研究会(山本隆介会長)が主催。陸上競技で全力を発揮して自分の記録を確かめるとともに、町内9校の5、6年生が集まる貴重な機会でもあり、学校を超えて共に競い合う仲間を応援する姿勢も大切にしながら年1回行われている。

 本年度は半日に圧縮する形で計画され、計測前後の式典は省略。児童は全員参加の100㍍走に挑戦した後、▽走り幅跳び▽走り高跳び▽ソフトボール投げ▽800㍍走―から選んで計2種目の計測に臨んだ。5年生は全力で記録を樹立し、6年生は前回の記録の更新を目指した。

 式典はなかったが、児童の頑張りは山本会長や潮﨑伸彦教育長、家族や町内の陸上競技関係者らが見届け、注目や声援で後押しするなどした。

 全ての種目の計測終了後は各校の判断でそのまま帰校したり昼食を取ってから帰校したりするなど流れ解散となった。

 結果は、町教研の発表があり次第、報道する。

(2018年11月1日付紙面より)

100㍍走に挑む6年男子=10月30日、串本町サンゴ台
2018年11月01日
26 かわいいお化けたち
 街中を仮装パレード  (太地こども園 )

 太地町の太地こども園(森尾扶佐子園長)の園児ら70人が「ハロウィーン」の10月31日、町内を仮装してパレードし、住民らが沿道に出て、子どもたちにお菓子を配ったり、写真を撮ったりとにぎわった。同園のハロウィーン行事は昨年に続いて2回目。

 園児たちはカボチャやお化けなどの衣装を着け、午前10時前に公民館前に集合。ダンスを披露した後、「トリック・オア・トリート」と言って、役場職員らからお菓子をもらい、手をつないでパレードに出発した。公民館前には100人を超える保護者や住民らが集まり、「かわいい」「お菓子をどうぞ」と子どもたちに声を掛けた。街中を歩いた後、太地漁港ふれあい広場(東の浜)でも大勢の住民が見守る中、ダンスを披露して大きな拍手を受けた。

 この後、園児たちは那智勝浦町下里のつつじ園を慰問し、利用者らに喜ばれた。

 同園では前日に太地小学校の5年生との交流もあり、手作りの遊具でゲームなども行った。

(2018年11月1日付紙面より)

仮装した園児たちが街中をパレード=10月31日、太地町太地
かわいいダンスを披露
2018年11月01日
27 瀧本さん、岩橋さん優勝
 県年金受給者協会グラウンドゴルフ潮岬大会  
2018年11月01日
28 たまたまトルベリカップ
 優勝は「たまタマストロングス」  
2018年11月01日
29 自慢の180匹を審査  品評大会にぎわう  (紀州らんちう同好会 )
2018年11月01日
30 共に時間過ごし親睦深める 新宮署や中瀬古さんが講演 (那智勝浦町老人クラブ連合大会)
2018年11月01日
31 那智の自然、文化に親しむ  秋の遠足で土砂災害の研修も  (くろしお児童館 )
2018年11月01日
32 華麗なダンスに拍手  チャリティーダンス発表会  (太地町 )
2018年11月01日
33 コウノトリの作品も  坂地靖雄さん左官こて塗り絵展  (喫茶きよもん )
2018年11月01日
34 「楽器も喜んでいるのでは」  グランドール紀の風にピアノ寄贈  (新宮市 )
2018年11月01日
35 ハロウィーンの慣習楽しむ  小中学生ら41人  (県立潮岬青少年の家 )
2018年11月01日
36 生徒ら33人が慣習を体験  サンゴ台でハロウィーン行事  (ECC串本教室 )
2018年11月01日
37 「トリック・オア・トリート」  三尾川保育所でハロウィーン  (古座川町 )
2018年11月01日
38 2日間で8頭を仕留める  和深地内で合同有害駆除  (県猟友会串本町分会 )
2018年11月01日
39 スナッグゴルフ&焼き芋  三尾川小で地域交流行事  (古座川町 )
2018年11月01日
40 串本町観光フォトコンテスト  平成30年度入賞作品を紹介㊦  
2018年11月01日
41 5歳児5人が放水体験  正明保育園が消防署見学  (新宮市 )
2018年11月01日
42 礼儀や思いやりの心学ぶ  王子幼、たづはら保がお茶ごっこ  (新宮市 )
2018年11月01日
43 歌や踊りで楽しく交流  三津ノ保園児ら熊野川園訪問  (新宮市熊野川町 )
2018年11月01日
44 協力しながら交流深める  中央児童館バスハイキング  (新宮市 )
2018年11月01日
45 地域一体で競技に参加  高田で恒例の連合運動会  (新宮市 )