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2022年05月26日
1 新翔生47人を委嘱
 自転車マナーアップ推進リーダー  (新宮警察署 )

 新宮警察署(田原正士署長)は24日、新宮市佐野の県立新翔高校(藤田勝範校長)の新翔プロジェクトチームと吹奏楽部員ら47人に「自転車マナーアップ推進リーダー」を委嘱した。生徒を代表して吹奏楽部長の太田誇音君(3年)とプロジェクトチームリーダーの中村美優さん(同)が田原署長から委嘱状を受け取った。

 2015年の道路交通法の改正による自転車運転者講習制度の施行を受け県内で初めて実施し、今年で8回目。校内での自転車の交通マナーの向上や「自転車安全利用五則」の周知、若者の交通安全活動への参画などを主導し事故防止を図る。

 同署で開かれた委嘱式には、田原署長や同校の藤田校長らが出席。吹奏楽部33人、プロジェクトチーム14人が自転車マナーアップ推進リーダーに、プロジェクトチーム顧問の宮井貴浩教頭、吹奏楽部の西浦久博顧問がアドバイザーに委嘱された。なお、プロジェクトチームはさまざまな経験を通して成長につなげる活動を行うチームとして発足。今後、地域でボランティア活動などを展開していくという。

 田原署長は、昨年県内では1419件の人身事故が発生し、248件が自転車に関する事故で、うち9件が旧新宮警察署管内での事故だったと説明。また、県内では不幸にも6人が自転車乗車中の交通事故により尊い命をなくしたと述べ「悲惨な交通事故を一つでも減少させるため、自転車の運転手に対する指導取り締まりを強化していくが警察の活動だけでは限界がある」と生徒らの活躍に期待。

 「自らが正しい交通ルールを実践し、小学生や中学生など、周りの方々のお手本に。交通ルールを守ることの重要さを、家族や友人の方々に伝えていただくことにより、地域全体に交通ルールの周知やマナーの向上が図られることを期待しています」と伝えた。

 藤田校長は「自転車は気軽さの中に命を奪ってしまう危険も含まれている。みんなが安全意識を持たないと事故はなくならない。自分だけではなく相手の気持ちを考えることが大事。コロナ禍だができる限り啓発を行い、いろいろな活動を展開していければ」と士気を高めた。

 委嘱状を受け取った太田君は「率先して他の自転車利用学生の模範となるような運転を心がけ、自転車安全利用五則を順守し学校全体に浸透させます。悲惨な交通事故をなくすため、進んで交通安全活動に参画します」と宣言した。

(2022年5月26日付紙面より)

委嘱式に出席した皆さん=24日、新宮警察署
太田誇音君が高らかに宣言した
2022年05月26日
2 行方不明者発見に協力
 JR西日本職員に感謝状  (新宮警察署 )

 新宮警察署(田原正士署長)は24日、行方不明者の発見と保護に尽力したとして、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)和歌山支社串本駅勤務の宗和弘修(そわ・ひろみち)さん(31)に感謝状を贈呈した。

 先月10日、串本町で高齢男性が行方不明となった。宗和さんは、男性の家族から「家族が行方不明になっている。自転車が串本駅に止まっているので電車に乗車しているかもしれない」といった申し出を受け、家族に警察署に相談を促すとともに和歌山司令所に連絡。

 家族から聞いた行方不明者の特徴を基に、構内に設置された防犯カメラ映像から高齢男性が電車に乗車したことを確認した。

 さらに他駅の防犯カメラ映像などにより追跡し、和歌山駅行きの電車に男性が乗車している可能性があることを突き止め、同電車の車掌や和歌山駅駅員と連携して男性を保護。男性は臨場した警察官に引き渡され、無事に家族の元に帰ることができたという。

 感謝状は、宗和さんの迅速かつ的確な行動により、行方不明者を早期に保護できたことをたたえるもの。

 感謝状を手渡した田原署長は「迅速に連携していただいたおかげで人命を守ることができた」と感謝。「与えられた持ち場で力を尽くしていただきありがたい」と伝えた。

 宗和さんは「無事に見つかって良かった。関係者が最善と思える行動を取ったことがいい結果につながったと思っています」。贈呈式に同席した坂本純一・新宮駅長は「感謝状を頂けてありがたい。彼(宗和さん)にとっても正しい行いをしたことが人生の励みになったのでは」と話していた。

 なお、同署は和歌山駅員の高橋和也さんにも感謝状を贈呈。JR職員を通じて高橋さんに届けられるという。

(2022年5月26日付紙面より)

感謝状を受けた宗和弘修さん(左)と田原正士署長=24日、新宮警察署
田原署長(右)が感謝状を手渡した
2022年05月26日
3 フレイル予防掲げて展開中
 地域リハビリ活動支援事業  (串本町 )

 串本町が本年度も地域リハビリテーション活動支援事業を展開している。24日は姫ふれあいサロンと食生活改善推進協議会が同事業を利用。新型コロナウイルス感染拡大が落ち着く方向にある中、町はフレイル(虚弱)予防をキャッチフレーズにしてさらに利用の裾野を広げるべく周知に意気込んでいる。

 町民の健康寿命を延ばす意識を家庭や身近な地域で高めるため、地域包括支援センターが軸となって前年度から取り組み始めた同事業。生涯元気を目指して月1回以上、町内を拠点にして自主活動する高齢者グループ(団体も含む)を対象にしたリハビリテーションの専門職派遣型の講座で、計2回の出張実施を基本の形としている。

 1回目は体成分分析装置「InBody」や各種体力テストによる測定会を実施し、その結果を基にして2回目は健康寿命延伸のための個別提案やグループ提案をする内容。提案作成の都合で2回目の実施は約1カ月後となる点はあらかじめ了承してほしいという。利用を希望する場合は、専門職との日程調整のため

1回目の希望日の1カ月前までを目安にして同センターへ申し出をしてほしいとしている。

 同サロンは新宮保健所管内の新型コロナウイルス感染状況を目安にして開けるときに開いていて、この日は運営ボランティアと利用者16人が同事業の1回目を利用。同協議会は2回目の利用で、事業を町民に紹介できる立場でもあり個別提案を受けた後は口腔(こうくう)衛生やフレイル予防の概論について説明を受けるなどした。グループ提案の内容はグループ向けの体操メニュー指導を基本としているが、利用する集団に応じて弾力的に内容を組むとしている。

 この事業は、1グループにつき年1回まで利用できる。測定データは個人が特定されない形で町が統計的に活用するという側面があり、町の実態に即した介護予防施策展開のためより多くの高齢者にこの事業を利用してほしいというのが同センターの願うところ。利用の申し出や問い合わせは同センター(電話0735・62・6005)まで。

(2022年5月26日付紙面より)

地域リハビリテーション活動支援事業を利用する姫ふれあいサロンの皆さんら=24日、串本町姫
フレイルの概念や予防の視点を伝える理学療法士・高垣弘行さん=24日、串本町役場
2022年05月26日
4 弁当配布し見守り行う
 勝浦四区福祉委員  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の勝浦四区福祉委員(藤社和美班長)は21日、地区内の独居高齢者に対して弁当を配布した。

 同委員は寝たきりや引きこもり防止、防災意識向上への声がけに努めている。例年は住民同士の交流を目的にサロンなどを開いていたが、現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から活動が制限。「少しでも地区に住む高齢者に見守りを兼ねて何かできないか」との思いから提案した。

 弁当は同町の飲食店「elcamino delpoeta(エルカミーノ・デルポエタ)」の佐藤由明さん、さゆりさん夫妻に相談し依頼。地域の人たちの役に立てるならと快諾し製作を引き受けた。配布は今後、月に1度のペースで行い、町内の飲食店にも協力を依頼していくという。

 この日は、藤社班長ら3人が1人暮らしの高齢者宅10軒を回り「元気に過ごしやる?」「また、みんなで会いたいね」などと会話を交し弁当を手渡していった。

 受け取った楠本由美子さんは「心遣いが大変ありがたいです。サロンで集まれる機会が少なくなり1人の時間が長くなる中、皆さんが弁当を届けて気にかけてくれることが心強い。これからも元気に過ごしていこうと、力をもらいました」と笑顔を見せた。

 藤社班長は「以前は手作り弁当という形で訪問させてもらっていたが、コロナの影響により中断を余儀なくされていたので様子が見られてよかった。何より、地域の方々の協力のおかげ。加えて近い将来に発生するとされる南海・東南海地震などの災害や緊急時に備えて状況を把握しやすくするよう、今後も見守り活動を続けていければ」と話していた。

(2022年5月26日付紙面より)

見守りを兼ねて弁当を届けた=21日、那智勝浦町
藤社和美班長(左)と弁当製作を引き受けたエルカミーノ・デルポエタの佐藤さゆりさん
2022年05月26日
5 山口酒店さくら組が優勝 第178回職場対抗ボウリング大会 
2022年05月26日
6 塩﨑さんが2種目で1位
 和歌山陸協の第2回記録会  
2022年05月26日
7 優勝は元平さん、小川さん
 グラウンドゴルフかつうら大会  (県年金受給者協会 )
2022年05月26日
8 「大鵬」の銘入り扇子届く  大嶽部屋からは浴衣地の反物  (熊野市 )
2022年05月26日
9 ジャガイモの収穫楽しむ  うどの幼稚園児が畑に出向き  (紀宝町 )
2022年05月26日
10 ササユリ、かれんに咲き誇る  山の斜面で甘い香りを漂わせ  (紀宝町 )
2022年05月26日
11 相次ぐ迷惑行為受け…  嶋津で絶景ツアー中止  (新宮市熊野川町 )
2022年05月26日
12 健康のために快適な利用を  運動や休憩もできる体文  (那智勝浦町 )
2022年05月26日
13 ゆらゆらカタツムリ!  すくすくワークショップ  (那智勝浦町 )
2022年05月26日
14 ハッチョウトンボ確認  国内最小、今年も羽化  (新宮市 )
2022年05月26日
15 どうして教師の道に?  教育実習生と座談会  (近大新宮高 )
2022年05月26日
16 いにしえに思いをはせて 新宮市内で名所探訪 (熊野少年自然の家)
2022年05月26日
17 班長級以上72人反復練習  望楼の芝で幹部教育訓練  (串本町消防団 )
2022年05月26日
18 お悔やみ情報
  
2022年05月20日
19 瀧本さんとアイザック号が優勝
 嘱託警察犬競技会で健闘  (和歌山県警 )

 和歌山県警察本部主催第54回嘱託警察犬競技会が4月29日、和歌山市の県交通センターで開催され、「捜索の部」で警察犬指導手の瀧本美鈴さん(太地町)とアイザック号(ラブラドルレトリバー、7歳雄)が優勝。同じく指導手の榎本義清さん(新宮市)とキャッチフライ号(ラブラドルレトリバー、11歳雌)が準優勝の栄誉に輝いた。

 犯罪捜査や行方不明者の捜索などで活躍する嘱託警察犬。指導手と警察犬の日頃の訓練の成果を競う同競技会は、新型コロナウイルス感染症の影響で2019年以来、3年ぶりの開催となった。

 競技会は「捜索」ほか、「足跡追及」「臭気選別」の部門別に実施され28匹が参加。捜索の部では定められたエリア内に設けられた隠れ場所から要救助者と腐敗臭(死者)を発見するもので、発見スピードなどが競われた。

 要救助者と死者の両方を発見したのはアイザックとキャッチフライ含む3匹のみで、アイザックは「生存者の発見スピードが速かった」(榎本さん)、キャッチフライは「安定した捜索」(同)で、多くの人が見守る競技会の独特の緊張感の中、見事ワンツーフィニッシュを飾った。

 普段は県警からの要請に応じて行方不明の高齢者の探索や山での遭難者の捜索などの案件を行うベテラン犬2匹。榎本さんは「競技会は普段の訓練を試す場であり、どんな場所でも対応できるかどうかを再確認できる場。たとえ亡くなっていても家族は家族。『見つけてあげたい』という気持ちで訓練している。新しい犬や若い人をもっと育てていきたい。今後も何があっても出動できる体制を維持していければ」。

 瀧本さんは「(アイザックは)長年訓練しており、競技会においても緊張感はあまりなく落ち着いていたと思う。信頼して見守りました」と話していた。

(2022年5月20日付紙面より)

(左から)榎本義清さんとキャッチフライ号、瀧本美鈴さんとアイザック号=17日、新宮市
2022年05月20日
20 生まぐろ丼が全国第1位
 IPPINグランプリで  (休暇村南紀勝浦 )

 全国の国立・国定公園などにリゾートホテルを経営している(一財)休暇村協会が主催し、全国35の休暇村施設で争われた、朝食ビュッフェのお客参加型企画「IPPINグランプリ」で、「休暇村南紀勝浦」(那智勝浦町宇久井)の「活〆天然生まぐろの特製漬け丼」が全国第1位を獲得した。

 同協会60周年の創業祭の一環として開催された同グランプリは、全国の休暇村の料理長が特におすすめする朝食の「逸品」を、お客の人気投票にリアルタイムでランキング化。同ホテルは前半戦(昨年4月1日~9月30日)では2位だったが、後半戦(昨年10月1日~今年3月31日)では見事グランプリに輝いた。

 同ホテルの生まぐろ丼は、株式会社髙岡商店(新宮市三輪崎)から仕入れた船上活〆天然生マグロを、もろみを熟成させてまぐろ丼に合うよう甘口に仕上げた料理長特製ダレに漬けた逸品。タレには藤野醤油(那智勝浦町天満)の「まぐろ醤(じゃん)」を使用することで、天然生マグロの甘みをぐっと引き出し、お客からの1092票の投票の平均が9.59点(10点満点中)と、高得点を維持した。

 同ホテルは「コロナ禍にもかかわらずたくさんのお客さまに訪れていただき、グランプリ1位を受賞することができました。お客さまがいつでもご朝食でお召し上がりいただけるよう、今後も提供していきます」と話した。

 ランキングの順位は休暇村公式ホームページ(https://www.qkamura.or.jp/campaign/ippin/)で確認できる。問い合わせは同ホテル(電話0735・54・0126)まで。

(2022年5月20日付紙面より)

宿泊客からも大人気の特製漬け丼(提供写真)
2022年05月20日
21 8人チームで訓練を始める 県消防操法大会出場に向け (串本町消防団)

 串本町消防団(稲田賢団長)が18日、町消防防災センターで第29回県消防操法大会に向けた訓練に取り組み始めた。今回はポンプ車の部に出場するため別枠の8人チームを結成。週3回の頻度で訓練を重ね、実力を磨き上げていくという。

 この大会は、「消防団の甲子園」と形容される全国消防操法大会出場チームを決める予選会として2年に1回開かれている。ポンプ車と小型ポンプの2部門があり、県内各市域と各郡域にそれぞれ1チームの参加枠を割り当てて出場を求めている。

 東牟婁郡内5町村の各消防団は持ち回りでチームを結成し挑戦する形を取っていて、今回は串本町がポンプ車、北山村が小型ポンプに出場する巡り。参加枠を得た同団は11ある分団から選手候補を募る形でチームを結成し、町消防本部(寺島正彦消防長)によるポンプ車の部の事前説明を経てこの日の訓練開始を迎えた。

 実施に当たり稲田団長は「けがなく優勝を目指していきたい」と思いを掲げて8人の奮起を期待し、以降は同本部指導の下で一連の操法の流れの前半部分を集中的に反復練習し、つぶさにアドバイスを受けて所作の習得と錬磨に打ち込んだ。

 県大会は7月31日(日)、和歌山市にある県消防学校で実施予定。ポンプ車の部は指揮者と1~4番員からなる5人組の種目で、同団は練習の都合上暫定的に指揮者と1~4番員を割り振っているが、8人の成果を見極めた上で選手5人、補欠3人を決めるという。その人選の場ともなる訓練は基本月、水、金曜日の午後7時~9時に行う計画で、稲田団長は「だんだん良くなっている」とメンバーの飲み込み具合を確かめつつ副団長や訓練支持で集まった団員と共にメンバーの練習を見守った。

(2022年5月20日付紙面より)

ポンプ車の部の前半の流れを集中練習するメンバーら=18日、串本町消防防災センター
メンバーを激励する稲田賢団長
2022年05月20日
22 バケツイネ作りスタート
 太田小学校5、6年生  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長)で17日、「バケツイネ」作りがスタートし、5、6年生7人が泥んこになりながら土作りやコシヒカリの苗植えに取り組んだ。

 JAグループによる食農教育の一環で、次世代を担う子どもたちに、日本の稲作や農業に触れ、地域の農業に興味を持ってもらうことが目的。

 「バケツイネ」はバケツで育てる稲のこと。狭いスペースでも手軽に米作りを体験できるだけでなく、自分のバケツで土作りや日々の水やり、成長の観察、害虫対策、収穫など、稲作に関わる全ての工程を体験できることが特徴だ。同校では2年目で、昨年はイナゴの被害を乗り越え、12個のバケツで3合(450㌘)の米を収穫した。

 この日はJAみくまのの清水重良さん、亀井秀昌さん、柳瀬元博さんの3人が来校し、作物を育てる水の管理を行う「灌漑(かんがい)」の重要性などについて講話した。

 その後、児童は田んぼの土を砕いて均一にする「代かき」の工程として、粒状の田植え機用育苗床土を水と混ぜて泥にする作業を体験。5本の苗を植え、バケツにネームプレートを貼った。

 今年は稲の分けつについて調査するため、1本だけ隔離して植えたり、種もみを直接まいた比較用バケツを作ったりする工夫もした。

 山田結菜さん(5年)は「家でも米を作っているけれど、土を練るのは大変だった。収穫が楽しみ」と話していた。収穫は夏休み後の9月ごろを予定している。

(2022年5月20日付紙面より)

泥んこで土作りをした5、6年生=17日、那智勝浦町立太田小学校
苗植えを終えたバケツ
2022年05月20日
23 目で見て、手で語る  手話入門講座がスタート  (那智勝浦町 )
2022年05月20日
24 漁業就業を支援  三輪崎や宇久井でも  (和歌山県 )
2022年05月20日
25 ホタルブクロ咲き始める  大浜の遊歩道沿いで  (新宮市 )
2022年05月20日
26 功労たたえ県知事表彰  新宮・東牟婁で3人1団体  (和歌山県 )
2022年05月20日
27 57世帯に防災グッズ配布  三本杉町内会がいのちの募金活用  (新宮市 )
2022年05月20日
28 地元の伝説を学ぼう  神倉小でふるさと学習事前授業  (新宮市 )
2022年05月20日
29 種子から育てた苗を水田へ  三尾川小児童一丸で田植え  (古座川町 )
2022年05月20日
30 町内の児童に収穫体験を提供  エコ工房四季とCAW'IT  (古座川町 )
2022年05月20日
31 横断歩道で安全確認を  本年度最初の交通安全教室  (相野谷小 )
2022年05月20日
32 花々詰め込みフレグランス  子育てサロン「つむぐ」  
2022年05月20日
33 「産卵環境守っていきたい」  ウミガメ保護監視員の委嘱式  (紀宝町 )
2022年05月20日
34 ホタルの乱舞、幻想的に  例年より早く初夏の風物詩  (紀宝町 )
2022年05月20日
35 お悔やみ情報
  
2022年05月12日
36 引き上げ救助を競う
 消防大会の署内選考会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)の同町消防署(関谷善文署長)は11日、同本部の訓練塔で、和歌山県消防救助技術会の出場選手署内選考会を開いた。5人一組の3班が出場。探索、発見した要救助者を7㍍引き上げて救助し、その技術を競った。

 県消防救助技術会は、県内の17消防本部の選抜選手が集い、個人・団体の複数の種目で、救助技術を競うもの。今年は6月1日(水)に、和歌山市の県消防学校で実施される。同町消防本部は、団体の「引揚救助」の種目で参加を予定しており、今回はその選考会となる。日常において、3班の消防隊が交代勤務しているため、この3班から選抜された各5人が、選考会に参加した。

 開始に先立ち、湯川消防長が訓示。選手に対して「今日はあいにくの雨だが、われわれの活動は天候には左右されない。今日は持てる力を十分に発揮してほしい。選考されたらここの代表として、頑張ってほしい」と激励した。

 選考会は、火災現場に救助に駆け付けた消防隊が高所から降下し、煙に包まれた中で要救助者を探し出して運び、引き上げるというもの。救助に要する時間のほか、救助用のロープや金具の取り扱い、動作の正確性なども審査対象となった。

 スタートと同時に、2人の隊員が空気ボンベを着けて降下、煙の中で要救助者を発見した。協力して搬送し、救助用具でつり上げ。いずれの班も真剣に取り組んでいた。その様子をベテラン職員が見守り、採点していた。

 関谷署長は「大会があると、訓練にも力が入る。現場活動に生かせる力を、訓練を通して養ってもらえたら」と話した。

(2022年5月12日付紙面より)

7㍍引き上げて救助し、その技術を競った=11日、那智勝浦町消防本部
2022年05月12日
37 多数来場でにぎわう
 太田の郷でフリーマーケット  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町南大居の交流センター太田の郷の屋外で8日、フリーマーケット(フリマ)があった。衣類や雑貨など、約50店が出店。町内外から多数が訪れ、コロナ禍前のようなにぎわいを見せた。

 太田の郷では例年、春と秋の2回、フリマを開催している。ただし昨年の秋は、コロナ禍の影響で中止となっていた。また今回も、もともとは4月3日に、音楽イベントとの同時開催を予定していたが、雨天のため音楽イベントのみ室内実施、フリマは延期となっていた。

 会場では、中央通路を挟んだ左右両側に、出店のブースが並び、商品が置かれていた。衣類や雑貨のほか、食器やスイーツ、軽食、古本などもあった。太田の郷の中にある食事処「太田川のめぐ味」も、太田米を使ったおまぜや弁当を販売しており、行列ができていた。

 午前11時ちょうどに、販売開始となった。会場は時間前にすでに来場者であふれており、開始と同時に目を付けた商品を買い求めていた。売り手と買い手で値段を交渉する姿もあった。

 近所から父親の博さん(42)と共に訪れた、長女で太田小5年の池田怜(りょう)さん(10)は「ここのフリマはよく来る。この間も来た。鉛筆とアクセサリーを買った。コロナでいろいろ大変だけど、フリマをやってくれているので楽しい」と話した。

(2022年5月12日付紙面より)

来場者でにぎわう会場=8日、那智勝浦町の交流センター太田の郷
2022年05月12日
38 今後の実動に向け素地づくり
 CGS部が樫野埼灯台で  (串本古座高校 )

 和歌山県立串本古座高校(榎本貴英校長)のCGS部(嶝口怜旺部長、寺本侑右部長)が6日、串本町樫野にある樫野埼灯台で草引きや灯台内部清掃に取り組んだ。

 2月に同灯台の航路標識協力団体指定を受けた同校は現在、田辺海上保安部と接点があるCGS部を実動母体とし▽敷地内の植生管理(通称・スイセン再生プロジェクト)▽定期点検協力▽年5回程度の一般公開〈イベント保険料など経費確保のため有償実施〉―などの活動を目指している。

 この日はそのための素地づくりを目的として活動。放課後かつ帰りの列車の時間との兼ね合いで1時間程度だが、部員16人が手分けして草引きや灯台内部清掃をしつつありのままの状態に触れる機会を持った。

 この経験を骨格にして今後は関係する情報やアイデアを肉付けしていき、協力団体としての体制をつくり上げるのが今後に見据えている筋道。他方、この日は業社による同灯台の内部点検日で、同部を代表して清野祐介顧問が立ち会い今後の点検すべき事柄の把握に努めた。

 活動を終えて清野顧問は、観光客らに喜んでもらうという視点で▽一般公開時のイベント案▽灯台内部の空き室を使った展示案―の提案を各自一つするよう求めて締めくくった。

 田辺海上保安部はこれまで実施してきた内部一般公開の運営を、これからは同校主導に委ねる考え。CGS部は早ければ海の日(今年は7月18日)、遅くともトルコ軍艦エルトゥールル号遭難の期日(9月16日)に近い位置付けで初のイベント実施へこぎ着けられるよう、今後の準備に臨むという。

(2022年5月12日付紙面より)

敷地内の草刈りに取り組む串本古座高校CGS部の部員ら=6日、樫野埼灯台
2022年05月12日
39 声を使ってエクササイズ スポーツボイス教室開講 (新宮市)

 新宮市役所別館で11日、「令和4年度スポーツボイス教室」が開講した。本年度は65~90歳の28人が参加し、スポーツボイス公認インストラクターの森まりかさんと、軽快な音楽に合わせて発声しながら体を動かした。

 プロのボイストレーニングを誰でも簡単に楽しめるよう開発された健康エクササイズ。▽誤嚥(ごえん)性肺炎予防▽心肺機能向上▽ストレスの解消―などに効果があるとされ、シニアの健康や生きがいづくりに期待が寄せられている。

 市内での開催は2年目。本年度も募集を開始してすぐに申し込みが集まり、リピーターも多い人気の教室になっている。会場では2㍍の席間隔を空け、検温や手指消毒などの感染症予防対策を講じて開催した。

 開講に当たり市健康福祉部地域包括推進課の辻本美恵課長は「介護予防事業の一環で始まった教室だが、毎回笑いもあり、楽しんで参加してほしい」とあいさつ。

 森さんは口を閉じてハミングしながら音を1オクターブ上下させるという基本の声帯ストレッチ方法を紹介。顔の筋肉を動かすフェイスアップなどと組み合わせながら「この後カラオケに行けば、とても声が出しやすく、気持ちよく歌えるはず」と盛り上げ、最後は全員で大笑いして教室を終えた。

 初参加の松﨑美恵子さん(73)は「体を動かすのが大好きで、スポーツボイスは以前から気になっていた。声を出しながら体を動かすのは上手にできませんでしたが、次回も楽しみです」と話していた。

 前期は9月21日(水)まで全10回で実施。後期は9月中に募集を行う予定だ。

(2022年5月12日付紙面より)

教室を楽しむ参加者=11日、新宮市役所別館
森まりかさん
2022年05月12日
40 智弁和歌山が優勝
 春季高校野球県予選  
2022年05月12日
41 奥村美羽さんが栄冠に
 瀧本君、西田君も準優勝と活躍  (北道院拳法錬成大会 )
2022年05月12日
42 優勝は川村淳二さん
 2022・4月春季大会  (新宮グラウンドゴルフ同好会 )
2022年05月12日
43 9チームが熱戦展開
 県サッカーU―12選手権東牟婁予選  
2022年05月12日
44 密輸など水際で阻止  24日まで取り締まり強化期間  (大阪税関 )
2022年05月12日
45 児童との再会楽しみに  宇久井VCでムギ刈り取り  (那智勝浦町 )
2022年05月12日
46 GW入り込み多数  新宮市と太地町  
2022年05月12日
47 教育充実目指して協定締結  県農林大学校林業研修部と  (北大和歌山研究林 )
2022年05月12日
48 池野山でもち米栽培始める  高池小5、6年生が田植え  (古座川町 )
2022年05月12日
49 ノーマスク学校生活宣言書  紀宝町教育委員会に提出  
2022年05月12日
50 田植えイベント楽しみに  丸山千枚田で田植え作業  (熊野市 )
2022年05月12日
51 夏の川遊びシーズンに向け  大里桜愛好会が伐採と草刈り  (紀宝町 )
2022年05月12日
52 「趣味の作品展」など計画  本年度事業など書面決議で可決  (紀宝町老連 )
2022年05月12日
53 ジオの恵みを伝え続けて8年  まちなかジオツアー実行委の歩みを振り返る㊥  (「地質の日」特集 )
2022年05月12日
54 お悔やみ情報
  
2022年05月01日
55 ルールを守り、命を守ろう
 オンラインで交通安全教室  (宇久井小 )

 那智勝浦町立宇久井小学校(芝﨑勝善校長)で4月28日、和歌山県警察本部交通部交通企画課安全教育係(通称・ひまわり)による交通安全教室があった。全校児童178人が、オンラインで交通ルールや安全な自転車の乗り方を学んだ。

 和歌山県警が公表している「令和3年中 和歌山県の交通事故概況」によれば、県内の中学生以下の子どもが関係する事故は死者1人(小学生)、傷者計98人を出している。「令和2年版交通年鑑」を見ると、登下校や買い物、訪問中に事故が起こっており、原因は歩行中の「飛び出し」や自転車乗車中の「前左右安全不確認」が多い。

 教室には、ひまわりの西山俊幸警部補、池田映実巡査部長、北岡萌巡査の他、宇久井駐在所の中井功治巡査部長、同町の交通安全指導員らが協力。前日の雨でグラウンドが使えないことや、新型コロナウイルス感染拡大状況を受け、初めてオンラインで実施した。

 児童は「歩く人は右側。自転車は車の仲間なので左側を走る」という基本的な交通ルールを学習。自転車に乗るときには「ヘルメットをかぶる」ことを約束した。ゴールデンウイーク中に遊びに行くときの不審者対策や、川や海で遊ぶときの注意点も学んだ。

 西山警部補は「横断歩道を渡るときは、右、左、右を見るだけでなく、後ろから曲がってくる車がないかどうかも確認して。命は一つしかない。小学1、2年生は事故に遭いやすいため、特に注意を」と呼びかけていた。

 ゴールデンウイーク中は、日中に子どもたちが遊びに出かけることも増えるため、ドライバーも十分が注意だ。

(2022年5月1日付紙面より)

正しい自転車の乗り方を学ぶ1年生=4月28日、那智勝浦町立宇久井小学校
2022年05月01日
56 行動制限なしの連休始まる
 JR利用者ら、昨年より増加  (熊野地方 )

 大型連休をふるさとや観光地で過ごす人たちの帰省ラッシュが本格化している。今年はコロナ禍で迎える3回目の大型連休。連休初日の4月29日はあいにくの雨となったが、移動や帰省の自粛などの行動制限がない中、JR新宮駅では家族の帰省を車中で待つ人の姿などが見られた。

 同駅職員によると、電車利用者はコロナ以前には回復していないものの、連休開始日周辺の利用者数はおととし、昨年に比べて増加の傾向にあるという。

 西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)などでは、渋滞のピークを4月29日~5月1日、3日(火・祝)~5日(木・祝)と予想。和歌山県警が発表している5月の交通事故発生予報では、1日、2日(月)、3日を当地方の交通事故多発厳重警戒日としており「レジャー中の交通事故に注意を」と呼びかけている。

 連休中前半は全国的に雨が多いが、中盤は東日本や西日本で晴れる所が多く、後半にかけて気温が高くなる見込み。

(2022年5月1日付紙面より)

雨の中、家族の帰省などを待つ車=4月29日、JR新宮駅
2022年05月01日
57 工作しながら興味を高める
 家族でロケットのぼり作り  (潮岬青少年の家 )

 串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家(山口和紀所長)の主催事業「家族で作ろう!ロケットのぼり」が4月24日にあり、新宮市や串本町から家族3組が参加し小型ロケット「カイロス」打ち上げ開始への期待を高める一助にした。

 この事業は、子どもたちに創作意欲とともにロケットへの興味を高めてほしいという願いを込めて立案した日帰り型の体験プログラム。感染予防を意識し事前告知を県民の友と公式ホームページのみにとどめて参加を呼びかけた。

 後藤明洋副所長が歓迎のあいさつを述べ、以降は立案したスタッフ・松原孝季さんが小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」について現在分かっている状況を伝えて本題の工作指導を進めた。

 ロケットの形になるようテーブル用の透明ビニールクロスを切り出し、出来上がる形をイメージしながら油性フェルトペンで好みのデザインを考えて着色。筒状とよりシンプルなシート状の2種類を仕上げ、最後にひもで棒へつないで手持ちのこいのぼりのような形に仕上げた。また紙コップ2個を使いゴムの力で飛び上がる紙ロケット作りもしたという。

 3年前の秋にスペースポート紀伊の設置が決まって以降、イベント「おもしろらんど春祭り」など機会を捉えて体験企画を実施したりスタッフ手作りのロケットのぼりを掲げたりして地域の盛り上げに力を入れている同家。主催事業としてはロケットの高さをバルーンで体験するプログラム以来で、松原さんは「ロケットの打ち上げを楽しみにするきっかけを託せれば」の一心で、参加した子どもらの創作活動を後押しした。

(2022年5月1日付紙面より)

ロケットのぼりの作り方を紹介する松原孝季さん(左)=4月24日、県立潮岬青少年の家
ロケットのぼりの出来栄えを確かめる参加者
2022年05月01日
58 「マグロのぼり」青空泳ぐ
 熊野那智大社  

 5月5日の「こどもの日」に先立ち、熊野那智大社(男成洋三宮司)境内では、マグロを模したこいのぼり「マグロのぼり」が青空の下、風を受けて元気よく泳いでいる=写真

 「マグロのぼり」は、生マグロの水揚げ日本一を誇る同町のPRにと、南紀くろしお商工会が同大社に奉納したもの。青色と赤色のマグロはそれぞれ約4㍍。大型連休初日はあいにくの雨となったが、30日は天候に恵まれ、風を受けて気持ちよさそうに泳ぐマグロたちの姿が見られた。

 5月8日(日)の午後3時30分まで掲揚される。

(2022年5月1日付紙面より)


2022年05月01日
59 那智大滝の魅力を紹介  名勝指定50周年を祝い企画展  (那智勝浦町 )
2022年05月01日
60 売れ行き回復傾向  こいのぼり・五月人形  (イオン新宮店 )
2022年05月01日
61 復興祈念のシンボルに  新宮RCが名取市にサクラ植樹  
2022年05月01日
62 コロナ収束と安泰を祈願  熊野那智大社で昭和祭  
2022年05月01日
63 本紙エリアで4人受章  令和4年春の叙勲  
2022年05月01日
64 元気なカメ見てね!  GW中、ユーチューブ生配信  (ウミガメ公園 )
2022年05月01日
65 安心して暮らせる町づくりを  地域包括ケア会議委員に委嘱状  (紀宝町 )
2022年05月01日
66 雨の中、地域の発展願う  貴祢谷神社で春の例大祭  (紀宝町 )
2022年05月01日
67 キンカン生産の存続に献身  樫野の青木寛さん筋道つけ  (串本町 )
2022年05月01日
68 バルーンアートやビンゴ  イオン新宮店が開店23周年  (新宮市 )
2022年05月01日
69 お悔やみ情報