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2019年06月26日
1 海水浴シーズンに備え
 消防署が水難救助訓練  (新宮市 )

 海水浴など水辺でのレジャーシーズンに備え、新宮消防署(越水薫署長)は25日、新宮市佐野の新宮港第3号岸壁で水難救助訓練を実施した。同署警防隊1班の約10人が溺者救出方法などを再確認した。

 訓練は毎年この時季に実施している。今年は釣り人が誤って岸壁から海中に転落したと想定して行われた。

 要救助者の意識がなく、救助工作車が岸壁に近づけない場合と、要救助者の意識があり、車両が岸壁に近づくことができる場合の2パターンで訓練に取り組んだ。署員らは、はしごや滑車、クレーン、水難救助用担架などを使い、指揮者の指示を受けて救助に当たった。

 大石一朗副署長は「訓練を通して市民の安全を守ることができれば。これからの海水浴シーズンに伴い、水難事故が増えてきます。特に飲酒をして水に入ると事故につながりやすい」と注意を促し、「お子さんを連れて海水浴に行くことも多いと思いますが、子どもの水難事故が全国的に増えている。子どもは突発的な行動が多いので極力目を離さないで」と呼び掛けている。

 昨年度中に市内で発生した水難事故は1件。市内では7月14日(日)に三輪崎海水浴場、15日(月・祝)に高田自然プールがオープン予定。

(2019年6月26日付紙面より)

救助訓練に取り組む署員ら=25日、新宮市佐野の新宮港
2019年06月26日
2 伝統芸道「香道」に親しむ
 西向支館が通年講座始める  (串本町公民館 )

 串本町公民館西向支館(畑上耕三支館長)の通年講座「香道(こうどう)教室」が22日、同町西向にある老人憩いの家鶴が浜〈旧西向幼稚園園舎〉で始まり12人が受講登録をして中世に大きく花開いた日本の伝統芸道に親しんでいる。

 香道は、仏教とともに伝来した香木を純粋に聞いて鑑賞する平安時代の宮廷遊戯から派生し、後の武士香や禅の教えなどを吸収し室町時代に確立された芸道。時の上流階級がたしなむ中でより洗練した形が近世には庶民へも広がり、現在は茶道や華道と並ぶ日本の伝統芸道の一つとして親しまれている。

 同支館は過去2回、香道を2年に1回開いている成人教育講座のテーマに据えて体験する機会を提供。いずれも参加者に好評だったため、2回目に思いをはせた通年講座への昇格を決断し講師と予算を確保するめどをつけて実現するに至った。

 那智勝浦町市野々在住で過去2回の成人教室講座の講師を務めた御薗御流香道の牧栄邦(本名・牧邦子)さんが引き続き同教室の講師を担当。初回のこの日は過去2回の成人教育講座同様に遊戯「源氏香」に挑戦し、難易度は低めで6種類ある香木のうちの3種類を5回聞いて判断する内容で、香道独特の楽しみ方を伝えた。

 今回は牧さんの生徒がお点前などを務めたが、来月以降は受講生も順次それらの役回りをこなして徐々に香道の所作や礼節への理解を深めていくそう。畑上支館長は「3年前は茶道や華道と並ぶ芸道なのになじみがないということで香道を紹介したら好評で、本館に予算もつけていただけて本年度から教室を開くことになった。香木を聞くことは心身にも良いそうで、受講生の皆さんには毎日の忙しさを忘れ平安貴族の気持ちで優雅に過ごしてもらえれば」と語り、受講生の実りある成果を期待した。

 この日は受講登録していないが興味を持った2人が見学。この教室は基本、第4土曜日午後1時30分から3時まで開いていて、今後も見学歓迎で、追加の受講登録希望にも柔軟に対応するので、見学時などに畑上支館長まで申し出てほしいという。

(2019年6月26日付紙面より)

遊戯「源氏香」に挑戦する受講生=22日、串本町西向
2019年06月26日
3 介護と医療の連携深める
 「あいくる」が多職種交流会  (紀宝町 )

 団塊の世代が2025年に後期高齢者になるなど、医療と介護の両方を必要とする高齢者が急増することが予想されている。

 高齢者らが疾病を抱え、医療と介護を必要とする状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最後まで続けることができるよう医療・介護関係者を支援し、医療と介護が切れ目なく提供できる体制づくりを進めるため、御浜町の紀南病院内に昨年6月、「紀南地域在宅医療介護連携支援センターあいくる」が設置された。

 熊野市、御浜町、紀宝町の地域包括支援センターで住民からの直接相談を受け付け、あいくるでは医療・介護関係者からの相談に対応している。

 また、あいくるでは医療と介護の壁をなくし、互いに顔が見える関係を築こうと、昨年9月から多職種交流を開いている。昨年度は4回開催し、計77人が参加した。

 24日には本年度最初の交流会を紀宝町井田の特別養護老人ホーム「亀楽苑(きらくえん)」で開催。入所型介護施設の関係者から話を聞いた。

 3市町の地域包括支援センター職員、紀南病院の医師や看護師らが出迎えた。今回は気軽に足を運んでもらうためカフェ形式で進めた。

 介護施設利用者への対応などについて話が進み、紀南病院内科医の濱口政也さんは「今日はさまざまな立場の人が集まって介護現場ならではの悩みを聞いた。病院の中と外、医療と介護の垣根をなくすことがあいくるの役割。交流会は困り事の情報共有の場で、年4回ほど開催していきたい」と話していた。

(2019年6月26日付紙面より)

介護関係者が集まった多職種交流会=24日、紀宝町井田の亀楽苑
2019年06月26日
4 「がん晴れる道しるべ」
 記念講演で川崎由華さん  (新宮信用金庫 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)は24日、新宮市大橋通の本店で「信用金庫の日 記念講演会」を開催した。約170人の来場者を前に、一般社団法人がんライフアドバイザー協会代表理事の川崎由華さんが「がん晴れる道しるべ~がん患者300人から学ぶ、がんになる前に備えておくこと~」を演題に話した。

 信用金庫法が1951年6月15日に公布・施行されたことから同日を「信用金庫の日」と定め、全国の各信用金庫ではさまざまな催しをしている。新宮信用金庫では例年ゲストを招き、記念講演会を開いている。

 川崎さんは「がんという病気は空からやりが降ってくるようなもの。検診を受けたり節度のある生活を心掛けることでやりを細くしたり本数を減らしたりすることはできるが、完全に予防できるものではない」と述べ、がんと診断されても自分を責めないように伝えた。

 国立がん研究所によると、「生涯のうち『がん』になる確率」は男性は62%、女性は47%であるとし「2人に1人ががんになるというのも大げさではない。がんと診断されたら仕事を辞めてしまう人もいるが、主治医などと相談してからにするべき」。がんと診断されて5年後に生きている人の割合は67・9%と紹介し、「5年たって生きていたらいいという問題ではない。5年後どう生きているか、5年間をどう過ごしているかが大事」と話した。

 「がんと診断されるとお金の悩みからネガティブな思いが出てくる」と述べ、がんと診断された人の年齢、年収別に治療費を説明。乳がんと診断された60代女性の例では、約100万円の治療費が医療保険とさらに限度額適応認定証を申請することによって5・7万円の支払いで済んだと紹介した。

 大腸がんの70代男性の例では、約160万円の治療費が高齢受給者証の提出で5・7万円の支払いになったとし「多額の医療費がかかるときは年齢と年収によって支払う金額が変わってくる。自分の年齢、年収がどの高額療養費制度に当てはまるのか知っておくことが大事」と話した。

 川崎さんは「治療にどのくらいの期間とお金が必要なのか、医療機関に相談することは大切」と訴えた。また、月に2万1000円以下では高額療養費制度に当てはまらないと説明し「複数の医療機関にかかると余計にお金がかかってくる。高額療養費制度は万能ではない」。

 お金は健康なときには気にならないものとし、「お金の備えをしておくことによって、がんになっても自分らしく生きることができるのでは」と呼び掛けた。

(2019年6月26日付紙面より)

講演に耳を傾ける来場者ら=24日、新宮市大橋通
川崎由華さん
2019年06月26日
5 6組が優勝
 なちかつGGCクラブ大会団体戦  
2019年06月26日
6 新宮がU―8、9同時V
 トルベリーノカップ4人制大会  
2019年06月26日
7 8年ぶりに宇久井が優勝
 小学生バレーボール男女大会地方大会  
2019年06月26日
8 秋の収穫楽しみに  「体験農園」に22人参加  (新宮市熊野川町 )
2019年06月26日
9 ブラタモリの裏話語る  山本殖生さんが講演  (新宮市 )
2019年06月26日
10 サ市での日々振り返る  岩本桃永子さんが報告  (新宮市 )
2019年06月26日
11 満開のコスモス揺れる  尾呂志学園横の休耕田で  (御浜町 )
2019年06月26日
12 タイサンボクが花の盛り  新宮市の宗応寺で  
2019年06月26日
13 「飛び出しはしません」  正明保で交通安全教室  (新宮市 )
2019年06月26日
14 「雨でも楽しい」をテーマに  九重マーケット大盛況  (新宮市熊野川町 )
2019年06月26日
15 さまざまな曲を披露  緑丘中吹奏楽部が定期演奏会  (新宮市 )
2019年06月26日
16 松下健生さんに栄誉銀章  少年補導員3人表彰伝達  (串本警察署 )
2019年06月26日
17 ポスター掲げて機運醸成  7月の「河内祭」に向け  (串本町 )
2019年06月26日
18 数字や言葉に親しむ  上野山こども園で知育遊び  (串本町 )
2019年06月26日
19 福祉事業に多くの協力 ピネで「みんなのマルシェ」 (御浜町)
2019年06月26日
20 ジャンボタニシを駆除  5月に田植えした水田で  (神内小 )
2019年06月26日
21 お悔やみ情報
  
2019年06月18日
22 「がん」が生き方を変える
 市民向け講演会で岩崎順子さん  (新宮市 )

 新宮市健康長寿課は16日、市役所別館で市民向け講演会を開いた。いのちの講演家・岩崎順子さんが「ガンが病気じゃなくなったとき」を題目に講話。約90人が聴講した。岩崎さんは「優しさは悲しみから生まれる。それは人権の根本ではないか」と呼び掛けた。

 岩崎さんは和歌山県海南市出身。著書に自宅で他界した夫をみとった経験をつづった『ガンが病気じゃなくなったとき』がある。命や人権、心、子ども、生と死、心の病気、震災、戦争などについて全国で1000回以上の講演経験がある。

 開会に当たり田岡実千年市長が「講演会を通じて家族と話すきっかけになれば」とあいさつした。

 岩崎さんは、がんで余命宣告を受けた男性が、「もう種を植えても仕方がない」と自分の畑で収穫した野菜を近所の人に配ったところ「おいしくて元気をもらった」と好評を得て以来、収穫した野菜を配り歩いているうちに自身まで元気になったという話や、30代で乳がんを患い両乳房を失った女性が乳がんカウンセリングを始め、同じ乳がんで苦しむ女性の心に寄り添いながら頑張っているといったエピソードを紹介。「がんが人間の生き方を変えることもある」と述べた。

 肺がんにより他界した夫のがんが進行していく様子や、家族・親子間の心の触れ合いなど、みとりまでの経緯について話し、「人が死んでいくことはきれい事ではない。しかし死は悲しいだけではなく、人が亡くなっていく姿を見た人間にはその命を次の誰かに受け継いでいく役割がある」と語った。

 大切な人の死は生きる力と知恵になっているとし、「インターネットの中に情報はたくさんあるが、生きる知恵に関する情報はない。人から人へ、心から心へ、魂から魂へ、ちゃんと顔を見て伝わっていくもの」。

 介護をしている人に対して「一人で抱え込まないで。しんどいと思う気持ちは本気でその人をサポートしてきた証し」と語り掛けた。「人が亡くなると財産を奪い合おうとする家族や親族がいる。介護やみとりの時間を取り合うような世の中になれば」といった知人の言葉を紹介し、「介護の中に笑顔とユーモアを入れて、少し心を緩めて一歩を踏み出して」と呼び掛けた。

(2019年6月18日付紙面より)

約90人が講演に耳を傾けた=16日、新宮市役所別館
岩崎順子さん
2019年06月18日
23 地域で助け合って生きて
 岩崎順子さんが講演  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は15日、町体育文化会館で在宅医療・介護連携推進事業講演会を開いた。いのちの講演家・岩崎順子さんが「介護する人 される人 心の橋渡し~私は病気の○○さんではありません~」をテーマに講演。約50人が聴講した。

 開会に当たり、矢熊義人副町長が「高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域の医療・介護の関係団体が連携して包括的かつ継続的な在宅医療が提供できるよう求められている」とあいさつ。岩崎さんは「友達とコーヒーを飲みながら話すように、顔を見ながら話を聞いていただければ」と呼び掛けた。

 岩崎さんは講演会で出会った、当時60代の男性が母親をみとったエピソードを話した。母親に甘えることのできなかった男性が認知症の母親に心を寄せるまでの経緯を紹介し、「男性は、最後は『お母ちゃん、もう頑張らなくて良いよ。ありがとう』と見送ることができた、と報告してくれた」と述べた。

 男性は認知症が進行してどこを見ているのか分からない状態の母親が、亡くなる3日前に、男性のことをじっと見ていたという体験をしたことにも触れ、「男性は、母親のまなざしは自分が子どもの時に見せてくれた母親のまなざしだったと言っていた。認知症でも年を取ったとしても病気だったとしても、母親が子どもを思う気持ちは変わらないのでは」と語った。

 男性から「介護は大変だが、その気持ちを自分だけで辛抱していたらしんどい。抱え込まないでほしいと講演会を通じてみんなに伝えてほしい」と告げられたと話し、「市町村には窓口がある。相談すれば道は開ける。一人で抱え込まないで」と訴えた。

 岩崎さんは2011年の紀伊半島大水害についても触れ、夫をみとった自身の経験から「大切な人を亡くすと体がもぎ取られた気持ちになる。でも死は悲しみだけではない。目には見えないけど、生きる力と知恵になって心の中で一緒に生きてくれていると信じている」と語った。

 最後に同町で経験した地域住民らとの触れ合いについて紹介し、「那智勝浦町は私にとって優しい町。こんな町で講演をさせてもらえるのは幸せなこと。肩肘張って生きている地域よりも、助け合って生きている地域の方が幸せでは」と講演を締めくくった。

(2019年6月18日付紙面より)

約50人が講話に耳を傾けた=15日、那智勝浦町体育文化会館
2019年06月18日
24 弘法大師の誕生祝う
 妙法山阿弥陀寺で「青葉祭り」  (那智勝浦町 )

 女人高野として知られる妙法山阿弥陀寺(谷宏之住職)=那智勝浦町南平野=で15日、弘法大師の誕生を祝う青葉祭りが営まれた。本堂では西国三十三所霊場お砂踏みと先祖供養、大師堂では四国八十八カ所霊場お砂踏みと護摩祈とう法会が行われ、荒天の中次々と参拝者が訪れた。

 同寺は平安初期の815(弘仁6)年、弘法大師こと空海上人が妙法山で修行し、西方にある極楽浄土への入り口として開いたとされる。お砂踏みは布袋に入った札所の砂を踏むことで、霊場参拝と同じ功徳が得られるといわれる。

 1509(永正6)年に建てられた大師堂(県指定文化財)では、弘法大師42歳の姿と伝えられる等身大の大師尊像が開帳された。御詠歌と鐘の音が響き、お砂踏みの参拝者が手を合わせて堂内を歩いた。アジサイの花で飾られた花御堂(はなみどう)も設けられた。

 参拝を終えた三重県尾鷲市の西平(にし・たいら)さん(84)と妻の伸代さんは「元気なうちは毎年お参りしたい」と笑顔を見せ、「ここの御詠歌が聞きたくて雨風が強くても必ず来ています」と話す女性もいた。

 厄よけ大師としても信仰の厚い大師尊像は、この後(公財)美術院の国宝修理所で解体修理を予定しており、次回の開帳は4月20・21日に営まれる「御影供」となっている。

(2019年6月18日付紙面より)

弘法大師堂での法会=15日、那智勝浦町南平野
「お砂踏み」をする参拝者
2019年06月18日
25 町の名所を美しく
 弁天島に100人が奉仕  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の大勝浦区にある弁天島で16日、「弁天島クリーン作戦」があった。午前10時の干潮を待って大勢の参加者が弁天島に渡り、町の名所を美化した。

 地区住民らの弁天島を守る会と弁天島保存会、南紀くろしお商工会中部支部、なちかつ古道を守る会のメンバー、周辺企業の社員、町職員、子どもたちを含め町民約100人が参加。漂着した流木やごみを拾い集め、周辺の草刈りを行った。二手に分かれ、お蛇浦(じゃうら)方面への遊歩道の清掃も行った。

 堀順一郎町長は「東京での調べによると勝浦で一番有名なのが那智の滝、熊野那智大社の次が弁天島だと聞きました。パワースポットとして名高いそうです。多くの人が訪れ、願いがかなうよう気持ちを込めて掃除したい」とあいさつ。勝浦1区の裏東芳樹区長は「皆さんのおかげで年々ごみは減少しています」と感謝し、熱中症への注意を呼び掛けた。

 同町宇久井の吾妻亜弓さんは「子どもを連れて行けると聞き参加しました。島に渡ったのは初めてですが良い所ですね」と話していた。

(2019年6月18日付紙面より)

強まる日差しの下、美化に励む住民ら=16日、那智勝浦町
2019年06月18日
26 下里中が男子団体3位に 全国ならずも近畿大会出場決める (県中学校空手道選手権)
2019年06月18日
27 串本が優勝し近畿大会へ
 JCカップ少年少女サッカー和歌山大会  
2019年06月18日
28 中村君2季連続全国へ
 和歌山県中学校空手道選手権大会  (太地中学校 )
2019年06月18日
29 農を守る予算確保に向け  農業農村整備の集い  
2019年06月18日
30 2年連続で減少  県新設法人動向調査  
2019年06月18日
31 現実的な洪水避難考える  「減災カフェ」で実用減災学  (新宮市 )
2019年06月18日
32 上陸と産卵を心待ちに  青年部らがふ化場付近の草刈り  (王子ヶ浜を守る会 )
2019年06月18日
33 「ミニ四駆」など楽しむ  熊野模型クラブが展示会  (新宮市 )
2019年06月18日
34 さまざまな催しでにぎわう  3商店街で消費者感謝デー  (新宮市 )
2019年06月18日
35 お口のばい菌やっつけろ  井田保育所で歯磨き指導  
2019年06月18日
36 学力向上に読書を  キナン私募債活用で図書カード贈呈  (御浜町 )
2019年06月18日
37 各学年が保護者と白熱  授業参観でドッジボール  (相野谷小 )
2019年06月18日
38 防災は「ただいま」を言うこと  元中学校教諭が東日本大震災語る  (紀南P連20周年記念 )
2019年06月18日
39 6部門で103ペア競う  第39回ソフトテニス大会  (串本セントラルクラブ )
2019年06月18日
40 地域と一緒にプール清掃  大島区や大島小ら約40人  (串本町 )
2019年06月18日
41 観光貢献し活動アピール  道の駅でCGSフェスタ  (串本古座高校 )
2019年06月18日
42 お悔やみ情報
  
2019年06月16日
43 思いが再燃する会目指し
 経営者塾卒業生が100人会  (新宮信用金庫 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)が次世代の経営者育成のため取り組んできた「しんぐう信金TKC経営者塾」の卒業生でつくる「しんぐう信金経営塾100人会」の総会が14日、新宮市新宮のホテルニューパレスで開かれた。若手経営者らが集まり、昨年度の決算報告などを承認したほか、懇親会で親睦を深め合った。

 TKC経営者塾は地域の再生を担う若手経営者らを対象にしたプログラムで、向山税務会計事務所の向山俊也所長を講師に2012(平成24)年にスタート。外部から日本総合研究所主席研究員で『里山資本主義』の著書でも知られる藻谷浩介さんら多彩な講師を迎え、幅広い経営の知識を学んできた。同会は卒業生が100人になったことから、17(平成29)年7月に発足した。

 目的は▽卒業生100人が束となる力を結集し、地域社会の繁栄に貢献する▽経営者塾の活動を通じて経営者としての見識・視野を広げ、個々の事業にて結果を出す▽塾生同士のネットワークを広げ親睦を深め切磋琢磨(せっさたくま)し、経営者として成長する―など。

 開会に当たり、浦木理事長が「原点回帰をベースに、3年後の新宮信用金庫設立100周年、さらなる100年を。地域のために必要とされる金融機関を目指していきたい」とあいさつ。総会では会長に就任した野中工務店の野中亮伸代表が「塾生として講義を受けていた時はワクワクした熱い気持ちが燃えていたと思う。その思いが再燃するような会に。さらに一歩踏み込んで、次の世代がワクワクするような会にしていけたら」と述べた。

 新しい取り組みとして▽勉強会や講演会など学びの場を設ける▽会員同士の親睦を図る懇親会の開催▽企画事業―の3本の柱を掲げ、「足並みをそろえるのは難しいかもしれないが、個々の意見が反映される会にしていきたい」と協力を呼び掛けた。

(2019年6月16日付紙面より)

総会に参加した若手経営者ら=14日、新宮市のホテルニューパレス
2019年06月16日
44 発達・知的障害における精神症状
 なんなんネットが研修会  (新宮市 )

 東牟婁地方の精神医療、保健、福祉関係者で組織する南紀の心の医療・保健・福祉をなんとかしよらネットワーク(通称・なんなんネット、屋敷満雄代表)は14日、新宮市新宮の社会福祉法人熊野緑会・第二なぎの木園で専門的知識研修会を開催した。南紀医療福祉センターの精神科医、小崎有理さんが「発達障害、知的障害における精神状態」を題目に講演。両障害の特徴や詳細について、会員や職員らは知見を深めた。

 小崎さんは「そもそも障害とはそれ自体が悪いわけではない。本人の生きてきた社会や文化の違いや生活水準からのずれ。私たちはそういうずれを診察している」と述べた。

 発達障害は知的障害、自閉スペクトラム、学習障害が単独でなく、てんかんや睡眠障害など合併して現れることが多いと解説。さらに発達障害は二次障害である抑うつ障害群や強迫症などの精神障害を起こしやすいとした。

 知的障害は軽度の場合は小・中学校以降に気付かれやすいが、知的な高さと生活の困難は比例しないとし、「知的障害の人の中にも二次的に精神症状や行動上の問題が起こることがある」。精神症状では幻覚、幻聴、心因性難聴などで、行動上では過食、ゲーム依存、ギャンブル依存などを挙げた。

 発達障害と知的障害は環境の影響を受けやすいとし、さまざまな情報を吸収する力が弱いとしながらも「両障害は脳の機能障害だが、関わり方次第で成長する」と語った。

 その後、症例や薬物治療を紹介。当事者の困り事を探ることが必要とした上で、▽見通しを立て、決まったスケジュールを過ごす▽本人にとって心地よい環境を探す▽頼ってよい人を探す▽正しい対処法を教える▽本人にとってリラックスできる楽しい活動を見つける―などが重要と話した。

 小崎さんは貧困や孤独は福祉で、病気や不安などは医療で、本人の障害特性は保育教育社会で対応できると述べた。また、いつもと違うと感じた際は医師に相談することを勧めた。地域での支援については身近に支えてくれる家族や友人、同僚などを増やし、一人で抱え込まず、経済的支援や情報を増やすことを提案した。その後、質疑応答があった。

(2019年6月16日付紙面より)

研修会が開かれた=14日、新宮市新宮の社会福祉法人熊野緑会・第二なぎの木園
2019年06月16日
45 架空請求のはがき多数届く
 見守り隊が注意呼び掛ける  (紀宝町 )

 紀宝町内の家庭などに4月から今月にかけて「地方裁判所管理局」と名乗る機関から「特定消費料金未納に関する訴訟最終告知のお知らせ」と書かれたはがきが多数届いている。

 はがきには「貴方の利用されていた契約会社、ないし運営会社から契約不履行による民事訴訟として、訴状が裁判所に提出されました事を御通知致します」「給料差押え及び動産、不動産の差押えを強制的に履行させて頂きます」などと記載されている。

 「プライバシー保護の為、本人様からご連絡戴きますようお願い申し上げます」とし、ほかに相談せず本人から連絡するよう強調している。住所は東京都千代田区霞が関で、局番は東京の03から始まっている。

 こういった特殊詐欺被害を防止しようと、町高齢者地域見守り隊(小田原徳子代表)は年金支給日に毎月1回、町内で啓発活動を実施している。

 今月は14日に鵜殿郵便局、主婦の店、相野谷郵便局、JA伊勢紀宝支店、成川交番前で活動した。実際に届いたはがきや、架空請求に注意する内容のチラシを配布した。

 チラシには▽地方裁判所がはがきで訴状を送ることはない▽訴状は特別送達と記載された封書で郵便職員が手渡しすることが原則で、ポストに投函された訴状はがきは架空請求―などと記し、注意を呼び掛けている。

 小田原代表は「架空請求のはがきが多数、町内に届いている。だまされないように注意してほしい」と話していた。

  □     □

 架空請求と思われるはがきや電話があった際の相談窓口は次の通り。

▽紀宝警察署(電話0735・33・0110)

▽紀宝町産業振興課(電話0735・33・0336)

▽同町地域包括支援センター(電話0735・33・0175)

▽消費者ホットライン(電話188)

(2019年6月16日付紙面より)

詐欺被害防止のチラシを配布する見守り隊=14日、紀宝町の鵜殿郵便局
2019年06月16日
46 希望の火種になるよう願い
 大たいまつ作り進む  (「那智の扇祭り」を前に )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)で7月14日(日)に営まれる例大祭「那智の扇祭り(火祭)」(国重要無形文化財)を前に、神事で使う大たいまつ作りが進んでいる。10日(水)までに12本を完成させる。

 同大社・宮大工の嶌﨑(しまさき)和真さん(37)と技手(ぎて)の林能永(よしなが)さん(53)が、3月中旬から作業を進め、現在6本まで完成した。

 大たいまつは直径3㌢ほどのヒノキの木材を束ねて作る。12本それぞれに大きさが異なり、一番大きなものは高さ70㌢、柄の部分を含めると140㌢。直径は50㌢で、重さは50㌔もある。

 嶌﨑さんは「令和の時代が希望にあふれた新しい時代になってほしい。たいまつの火が希望の火種になるよう願いを込めて作っています」と話していた。

(2019年6月16日付紙面より)

仕上げの作業で木材を外に曲げる=14日、那智勝浦町の熊野那智大社
2019年06月16日
47 命を守れるような処置を  丹鶴幼で救急救命講習会  (新宮市 )
2019年06月16日
48 観光や防災対策など  那智勝浦町の課題(終)  (那智勝浦町議選を前に )
2019年06月16日
49 体操服ぬらし掃除に励む  三輪崎小でプール掃除  (新宮市 )
2019年06月16日
50 地域の昔話に夢中  きたやま保で絵本読み聞かせ  
2019年06月16日
51 「いっぱい採れたよ」  王子幼稚園がスモモ狩り  (新宮市 )
2019年06月16日
52 人形劇の世界を楽しむ  宇久井保に人形劇団クアパパ  (那智勝浦町 )
2019年06月16日
53 海とマグロに親しむ  下里小が勝浦漁港で  (那智勝浦町 )
2019年06月16日
54 地域の課題など取り上げる  本会議で一般質問  (三重県議会 )
2019年06月16日
55 思い出のひとときに  親子でトートバッグ作り  (紀宝町 )
2019年06月16日
56 小中学校の教科書を展示  紀宝町は「まなびの郷」で  
2019年06月16日
57 スポーツボイス広めたい  インストラクター・森まりかさん  (紀宝町 )
2019年06月16日
58 熊野のアップサイドとは  経営塾100人会で藻谷さんが講演  
2019年06月16日
59 お悔やみ情報
  
2019年06月12日
60 新体制で6議案を審議
 6月定例会が開会  (新宮市議会 )

 新宮市議会(前田賢一議長、15人)の6月定例会が11日、開会した。会期は27日(木)までの17日間。改選後初となる定例会で、一般会計補正予算など6議案を審議する。一般質問は18日(火)から21日(金)までの4日間を予定している。

 一般会計補正予算は、「個別予防接種事業」に520万円を追加。地方譲与税の一つである森林環境譲与税を財源とし、長期森林管理方針の作成および森林所有者への意向調査のために1004万2000円を補正。併せて「森林環境譲与税基金」を設置し、1608万4000円の積み立てを行う。補正後の予算総額は178億6589万8000円となる。

 市森林環境譲与税基金条例の制定や、市重度心身障害児者医療費の支給に関する条例、高田保育所の新高田会館への移転に伴う保育所条例、市火災予防条例の一部改正なども審議する。

 冒頭で田岡実千年市長が「今年は当市にとって節目となる年。先日の新宮港開港40周年記念式典も盛大に執り行うことができた。多くの議員にも参加いただき、素晴らしい催しとなった」と感謝を示した。11月に予定している水野家入部400年を祝う式典では、ドイツから水野家直系の子孫であるモニカ・水野・ベロイターさんを招く予定であることなどを伝えた。

 当局から、新宮港埠頭株式会社や公益財団法人佐藤春夫記念会などの業務報告があり、徐福公園の運営状況について「昨年度の来園者数は2万7667人で前年比1313人の減少。売店売り上げにおいても前年度と比べると減少し、収益的にも厳しい状況が続いている」と報告。竹内弥生議員は「観光客は増えているのに徐福公園の来園者だけが減っている」と指摘した。当局は台湾観光客の減少が来園者数に反映されていると説明し「売店に関しては新規の商品の開発も検討している。今後具体的なアイデアを出していきたい」と回答した。

 一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告では、上田勝之議員が「川舟の船頭の確保、育成は急務」と述べ、屋敷満雄議員は「渇水によるキャンセル客を減らすため電源開発と協議をするべき」などと提言した。

(2019年6月12日付紙面より)

6月定例会開会に当たりあいさつする田岡実千年市長=11日、新宮市役所
2019年06月12日
61 写真で地域の魅力発見
 紀南フィルムがまち歩き撮影会  (那智勝浦町 )

 南紀地方とカメラが好きな人たちで構成される「紀南フィルム」のメンバーら11人は9日、那智勝浦町で「Have a nice PHOTO! まち歩き撮影会」を実施した。同町朝日の「ハナイ」に集合したメンバーらは写真家の鈴木さや香さんの講習を受けた後、勝浦漁港などを巡り、思い思いの写真を撮った。

 「紀南フィルム」は、昨年度に熊野灘捕鯨文化継承協議会が、日本遺産「鯨とともに生きる」の対象エリア情報発信のため実施したフォトライター養成事業を契機に結成。撮影会は無料写真雑誌「Have a nice PHOTO!」を発行する株式会社シー・エム・エスと、大手機器メーカー「キヤノン」とのコラボ企画として開催した。

 鈴木さんは「自分の気持ちを知るためにも、好きという感覚を探ることが大切。同じ被写体でも寄ったり引いたりすると違って見える」などと撮影のポイントを説明。「良い天気でも雨でも曇りでも、その時の条件を受け入れて心動く部分を探して。もっとこうであったら、ではなく今の景色を丁寧に見てみましょう」などと呼び掛けた。作品のタイトルにも言及し、「自分の気持ちを具体的に正直に表すことが大事」などとアドバイスをした。

 講習後、メンバーらは「町の表情」をテーマに町内を撮影してまわった。港町の風景や漁業に関わる仕事、人にスポットを当て、写真を通して地域の魅力を発見した。

(2019年6月12日付紙面より)

撮影会を通じて地域の魅力を見つけた=9日、那智勝浦町

2019年06月12日
62 7月にホテルとして開業
 古民家「稲村亭」「園部邸」  (串本町 )

 串本町串本にある古民家「稲村亭」「園部邸」が7月1日(月)、古民家コンセプトホテル「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道」として開業する。建物を管理する株式会社一樹の蔭(博多敏希代表取締役)にとっては初の再生活用事例。建物を運用する株式会社subLime(花光雅丸代表取締役)と両輪でともす明かりが今後いっそうの増棟の弾みになれば、と期待しながら創業に備えている。

 所有者から古民家の譲渡を受けた同町は活用を模索する中で紀陽銀行が推奨する篠山市の手法に注目し、その仕掛け人の一般社団法人ノオトを含めた3者で街並みの保存継承と観光振興を目的とした地域活性化包括連携協定を締結。株式会社NOTE(藤原岳史代表取締役)と同町地域おこし協力隊の博多敏希さんが共同出資して一樹の蔭を設立し、同町から両古民家の土地の有償貸与と建物の無償譲渡を受けた。

 以降は民力で運用する事業者を探してsubLimeと出会い、同ホテルの具体化を目指すことになった。2018年春に「稲村亭」、秋に「園部邸」と順次古民家再生が始まり、当初予定の2月末ごろから4カ月ずれこむ形となったが両古民家そろってオープンするめどが付いた。

 先だって今月10日、subLimeのセッティングで経緯に関係する諸氏が稲村亭に集まり両古民家の再生後を内覧。田嶋勝正町長、紀陽銀行の日野和彦常務執行役員、南紀串本観光協会の島野利之会長、稲村亭の元所有者・神田家を代表して神田直樹さん、藤原代表取締役、subLimeの松岡庸一郎執行役員らがそれぞれ思いを掲げた。

 それらを受け今後の事業展開に臨む博多代表取締役(35)は、具体化に至るまでの歩みと多くの支えを振り返り「6月に地域おこし協力隊(の任期)が終わるが、最後にこうして事業が出来上がったのをうれしく思う。一樹の蔭は一本の木陰に雨宿りする人の出会いも運命という意味で、神田さんも言われたが1本の流木から150年の時を経てたくさんの人が集まる場所に生まれ変わるのは素晴らしいことだ。これはまだ第1期。これからもまだまだ人の出会いを生んでいく事業にしていこうと思う」と応えた。

  □     □

レストランやカフェも付帯



 再生後の「稲村亭」は客室1室と地産地消レストラン「紀州原始焼みなも―minamo―」があり、飢饉(ききん)救済の返礼で仕立てたという由緒がある奥座敷二間はほぼそのままの形でレストスペースになっている。「園部邸」は客室2室と古民家カフェ「こより―coyori―」を内包。オープン時点でレストランはディナーで、カフェは午後1時~4時に宿泊客以外も利用でき、古民家を受け皿にした人々の交流の場として振興を目指すとしている。

 このオープンを足掛かりにして一樹の蔭とsubLimeは増棟の挑戦をさらに進め、喫緊では2020年までに客室10棟15室の実現を目指すとしている。

 同ホテルのコンセプトなど詳細は公式ホームページ(https://nipponia-kushimoto.jp)を参照。

(2019年6月12日付紙面より)

再生活用への思いを交わし合う関係諸氏=10日、串本町串本の稲村亭
再生後の稲村亭
再生後の園部邸
2019年06月12日
63 避難情報分かりやすく
 「警戒レベル」運用始まる  (和歌山県 )

 水害や土砂災害の防災情報を5段階に分け、避難情報を分かりやすく伝える「警戒レベル」の運用が10日から和歌山県内で始まった。

 「警戒レベル」は今年3月の国の「避難勧告等に関するガイドライン」改定に伴い導入された。レベル3を「高齢者等避難」、4で「全員避難」とするなど避難のタイミングを明確化。5は「災害発生情報」として命を守る最善の行動を促す。

 昨年7月の西日本豪雨ではさまざまな災害情報が発信されていたものの、多様かつ難解で住民が活用できないでいた。このことを踏まえ、情報の意味を直感的に理解できるようにし、住民などの避難行動を支援する目的がある。

 洪水、土砂災害、高潮、内水氾濫などに用いる。津波はレベル区分になじまないため対象外とする。

 避難勧告の発令権は各市町村にある。基準は従来と変わらず、伝達を行う際にレベルを示し、防災無線やメールなどで住民らに知らせる。自治体によってはシステムの改修が必要なこともあり、改修を終えてから導入する所もあるという。

(2019年6月12日付紙面より)

各レベルと避難行動、情報など(和歌山県ホームページより)
2019年06月12日
64 五輪経験者の水井さんから技術学ぶ
 バドミントン講習会  
2019年06月12日
65 神倉が県大会出場へ
 C級学童軟式野球東牟婁支部大会  
2019年06月12日
66 新宮が30年ぶりの全国
 女子団体戦でインハイ出場決める  (県高校総体弓道競技の部 )
2019年06月12日
67 第6回定時株主総会開く  那智勝浦冷蔵株式会社  
2019年06月12日
68 子どもの安全地域で守る  熊野パトロール隊が見守り  (新宮市 )
2019年06月12日
69 正しい知識身に付けて  緑丘中で情報モラル講演会  (新宮市 )
2019年06月12日
70 地域の環境美化など訴え  王子ヶ浜を守る会らが協議会  (新宮市 )
2019年06月12日
71 手作り和菓子に挑戦  生涯学習講座に児童17人  (新宮市 )
2019年06月12日
72 「ありがとう、また来てね」  寿楽荘・利用者と園児が交流会  (新宮市 )
2019年06月12日
73 物語の世界に夢中  三津ノ保で人形劇観賞  (新宮市熊野川町 )
2019年06月12日
74 警察官の仕事学ぶ  宇久井小4が新宮警察署で  
2019年06月12日
75 大谷湿田の生き物調べる 町教委KAKで児童15人 (古座川町)
2019年06月12日
76 優秀な歯の6人を表彰  よい歯の審査、ポスターコンクール  (南紀歯科医師会 )
2019年06月12日
77 男女とも矢渕中が優勝  県中学生ソフトテニス大会南郡予選  
2019年06月12日
78 歌声で会場包む  まなびの郷「歌と踊りの祭典in鵜殿」  
2019年06月12日
79 今年も8月15日に開催  第13回紀宝町花火大会  
2019年06月12日
80 お悔やみ情報
  
2019年06月01日
81 17チームが熊野に集う
 第21回ツール・ド・熊野が開幕  

 熊野地方を舞台とする国際自転車競技連合(UCI)公認で国内屈指の自転車ロードレース「第21回TOUR de 熊野(ツール・ド・くまの)」が5月30日、新宮市で開幕した。NPO法人SPORTS PRODUCE熊野主催、熊野新聞社など後援。

 同レースには、現在UCIアジアランキング2位で新宮市を拠点とする「キナンサイクリングチーム」など国内から11チーム、海外からは現在同ランキング1位のトレンガヌ・INC・TSG・サイクリングチーム、同ランキング3位のHKSIプロサイクリングチームなど6チームが出場。17チーム101選手が熱戦を繰り広げる。

 プロローグ(タイムトライアル)終了後、市内のキナン研修センターでオープニングセレモニーが開かれ、角口賀敏(よしとし)理事長が「今年は第21回と新たな歴史を刻み始め、今年からUCIの国際大会一本に絞り、国内選手のレースを無くしましたが、一層充実し中身のある大会にして地域の皆さんに楽しんでいただけ、参加いただいている選手の皆さんにベストを尽くして走れる大会にしたいと考えています。改めまして参加いただきました選手、スタッフ、役員、ここにいる全ての皆さまに感謝申し上げます」とあいさつ。

 役員、来賓の祝辞などの後、参加選手を代表してキナンサイクリングチームの山本大喜(まさき)選手が「日頃の練習の成果を十分に発揮し、ツール・ド・熊野を支えてくださる方々への感謝の気持ちを忘れず、正々堂々と全力で最後まで走ることを誓います」と宣誓した。

 大会2日目の31日は、同市熊野川町が舞台の赤木川清流コース(100・4㌔)。レース前には、新宮市役所からのパレード走行も実施された。

 同3日目の6月1日(土)は熊野市や御浜町などが舞台で、大会の山場となる「熊野山岳コース」(109・3㌔)。2日(日)の最終第3ステージは、捕鯨の歴史が色濃く残る太地町が舞台の「太地半島周回コース」(104・3㌔)となっている。

(2019年6月1日付紙面より)

一斉にスタートを切る選手ら=5月31日、新宮市熊野川町
パレードが新宮市役所前を出発=5月31日
2019年06月01日
82 勝浦小登校坂で不安の声
 隣接町有地崩落の恐れは  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町勝浦の町立勝浦小学校正門側から校舎に向かう坂道(通称・登校坂)左側にある町所有の山の一部について、「崩落の危険性はないか」と住民から不安の声があった。同町総務課と建設課にその対策や見解を聞いた。

 同校は高台に位置し、多くの住民の命を守る避難場所として防災倉庫も建設されている。災害時に役場が使用できない場合は対策本部として活用される。登校坂は児童の登下校はもちろん、近隣住民が避難の際にも利用する。

 住民によると、山に詳しい林業従事者が同所を確認したところ「木の重みで地盤が弱っていて危険。落石や山崩れの可能性があるのでは」との指摘があった。登校坂下付近には児童らが世話をする芋畑もある。過去にはその付近で落石などもあったことから、吹付け工事などを行い、落石防護柵を整備した。登校坂の左右にも同様の防護柵が設置されているが、住民が指摘する箇所には現在、落石を防止する網などは設置されていない。

 住民は「子どもたちや災害時に避難してくる住民たちの命の危険を少しでも減らしてほしい。台風なども地盤を緩め、崩れる確率を高めるはず。避難する場所が崩れては高台にたどり着けないのでは」と話す。

 総務課、建設課によると、すでに危険とされる木々を伐採し、現場の調査を終えている。今夏をめどに本年度予算で落石防止網を設置する予定。防止網は山の結合力を失った岩石を山自体の摩擦力や金網の張力で防ぐもので、高さは約5㍍ある。登校坂から倉庫手前までの延長約12㍍を覆う計画で県の補助事業となる。

 両課は「現場を確認しているが大規模な落石の危険はないと判断している。少しでも危険性を取り除くために、子どもたちや町民の安全を考慮して今回の防止網の設置に至った。設置工事は県と調整がつき次第、夏休み期間中に取り掛かりたい」と説明した上で、「未定だが、山の土を取りプール側の低い土地を盛土して高台利用も検討している」と見解を示した。

(2019年6月1日付紙面より)

夏ごろには落石防止網が設置される登校坂=5月25日、那智勝浦町立勝浦小学校の敷地内
2019年06月01日
83 本気の挑戦意識し本稼働
 観光協会本年度通常総会  (古座川町 )

 古座川町観光協会(須川陽介会長)が5月30日、同町月野瀬にある南紀月の瀬温泉ぼたん荘いろり館で本年度通常総会を開いた。前年度の積み重ねに加えて新たに事務所の開設やサイクリング事業展開のための環境整備、そして「本気の挑戦」を意識しながら事業関係の諸議案を審議し承認した。

 同協会は、設立発起人会による準備を経て昨年9月27日に発足。期間半年の前年度は本稼働に向けた準備期間と位置付けつつ、初動として公式ホームページの立ち上げと初の誘客対策事業「古座川桜フェア」を形にするなどの実績を上げた。他方、次の時代の担い手にかじ取りを委ねるという同協会独特の布陣を受け、30~40代ぞろいの会長、副会長、事務局職員が町内のイベントに事細かに立ち会い把握と交流に努める姿勢も町民に知られるところとなっている。

 この日の総会は開会時点で30人が出席し、35人が委任状を提出して成立した。須川会長は隣町のロケット発射場建設や初の誘客対策事業などの効果を話題にし「来ていただいたお客さまに楽しんでいただくだけでなくお金が落ちる仕組みもつくるとともに、今まで受け継いできた自然や文化を残しながら発信する仕組みも今年一年間を通してつくっていきたい」とあいさつ。来賓の西前啓市町長、同町議会の大屋一成議長、東牟婁振興局地域振興部の田堀国浩部長が祝辞を述べ、大屋議長は「本気の挑戦を見せてほしい」と力を込めて若手の挑戦を後押しした。

 議事では前年度と本年度の事業関係諸議案を審議し承認。本年度は丸1年の挑戦となる本稼働初年度で、相応に約771万円規模の予算を認めた。事業計画は森武志副会長が説明し、▽設立時の観光ビジョンに基づく展開を目指すことや▽事務所移転は7月中に式典を交えて行う予定だが準備室として役場地域振興課内にある事務局機能を6月3日(月)付で先行移転する▽サイクリング事業は誘客対策事業の一環で展開するが同日現在で詳細は未定で一年をかけて調査研究と資材整備に取り組み環境の確立を目指す―などの内容を決めた。

 会員を個人と団体に分けるなど円滑な運営のための規約改正案も承認。議事を終え、深海政也副会長は設立発起人会から数えれば1年余りとなる歩みを振り返り「集まった皆さんが一つになればきっと事は動く」という初心を思い出して取り組むと誓い、地方から新しいことをするつもりで本気の取り組みをしそれが周りに伝搬して皆が本気になる展開を今後に思い描いて締めくくった。

 事務所や準備室の設置場所は道の駅虫喰岩内で、3日以降の問い合わせ先は電話0735・70・1275、FAX0735・70・1327となる。

(2019年6月1日付紙面より)

開会に当たりあいさつする須川陽介会長=5月30日、古座川町月野瀬
2019年06月01日
84 クジラも歯磨き
 歯と口の健康週間に合わせ  (太地町立くじらの博物館 )

 太地町立くじらの博物館は5月31日、飼育するクジラの歯磨きを一般公開した。「歯と口の健康週間」(4~10日)にちなんだイベントで、9日(日)まで。

 2008年から実施しており、この日は太地町立認定こども園(森尾扶佐子園長)に通うくじら組の13人(5歳)といるか組の17人(4歳)を招いてくじらショーと歯磨きを披露した。

 歯磨きに参加したのはオキゴンドウのキース、ハナゴンドウのマロンとニールの3頭。クジラは食性によって歯の数や形が違い、魚を主食にするオキゴンドウは上下のあごに約40本、イカを主食にするハナゴンドウは下あごにのみ約10本の小さな歯がある。クジラは餌を丸飲みして食べるため、臼歯がなく、虫歯になりにくい。

 園児6人も歯磨きを体験し、「歯が小さくて丸かった」「ちょっとこわかった」と感想を述べていた。ショーの後、園児たちには歯ブラシがプレゼントされた。

 歯磨きはクジラショーの後、1日3回、10分程度実施。問い合わせは同博物館(電話0735・59・2400)まで。

(2019年6月1日付紙面より)

飼育員によるクジラの歯磨き=5月31日、太地町立くじらの博物館
2019年06月01日
85 新宮が初戦で敗れる
 春季近畿地区高校軟式野球大会県予選  
2019年06月01日
86 県陸協第2、3回記録会
 久司君が6㍍超えジャンプで1位に  
2019年06月01日
87 近大新宮の相手は向陽に
 県高校総体サッカー競技  
2019年06月01日
88 コースレコードで決着
 沢田選手がプロローグを制す  (第21回ツール・ド・熊野 )
2019年06月01日
89 過ごしやすい社会を  「人権擁護委員の日」で啓発  (新宮市 )
2019年06月01日
90 税活動の普及と推進図る  納税協会と納税貯蓄組合が総会  (新宮市 )
2019年06月01日
91 「ひろえば街が好きになる」  全国統一の活動で清掃  (たばこ組合新宮支部 )
2019年06月01日
92 ボザール新宮絵画展  2日まで、サンタウンホールで  
2019年06月01日
93 油彩画など力作60点展示  第71回熊野美術協会展  (蓬莱体育館 )
2019年06月01日
94 力作850点が並ぶ  2日まで、南紀会書作展  (新宮市 )
2019年06月01日
95 管内にアマゴ2万尾放つ  古座川漁協と七川漁協  (古座川町 )
2019年06月01日
96 核兵器なき世界願い歩く  2019年国民平和大行進  (串本町 )
2019年06月01日
97 負担の少ない介助を紹介  カフェ内で「介護の教室」  (古座川町社会福祉協議会 )
2019年06月01日
98 9月に石田ひかりさんら迎え  まなびの郷ボランティア総会  
2019年06月01日
99 保育料無償化に向けて  教育民生常任委員会  (紀宝町議会 )
2019年06月01日
100 力を合わせてピカピカに  神内小学校でプール掃除  (紀宝町 )
2019年06月01日
101 自主活動の支援者に  介護予防サポーター養成講座