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2019年04月27日
1 拠点施設の運用など検討
 総会で代表者らが協議  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパーク推進協議会(会長・仁坂吉伸知事)は25日、太地町公民館で平成31年度の総会を開いた。古座川町観光協会が協議会に加入したことや7月にオープンを控えた串本町潮岬の南紀熊野ジオパークセンターの紹介、日本ジオパークとして再認定を受けた審査結果の報告があった。

 公務で欠席の仁坂会長に代わり、沼田久博副会長(白浜観光協会長)があいさつ。事務局から平成30年度の事業報告などが行われた。平成31年度事業計画案では▽保全と整備▽地域活性会策の創出▽教育への活用▽観光資源としての活用▽連携と協働―を挙げた。保全と整備面では、学術専門委員会の開催や公募型研究助成を行い、地域活性化策の創出では、ガイドブックの増刷・配布、会員制交流サイト(SNS)により活動状況などの情報を発信する。ガイドの養成については、スキルアップ講座の開催やガイドの担当エリア拡大講座を実施することなどを解説した。

 事務局は南紀熊野ジオパークの拠点となる南紀熊野ジオパークセンターがオープンすることで、客の流れが変わると話した。旅行会社も関心を持っているとし、「センターに来てもらうだけでなく、各サイトを周遊してもらえるよう、旅行会社に提案していく。県の観光部局や各観光協会と協力して進める」と述べた。

 協議会に入会した古座川町観光協会からは「それぞれの市町村の枠を超え、ジオの本質に迫る一助になれればと思います」と抱負を語った。

 日本ジオパークの再認定の審査結果では、事務局がエリア外にもかかわらず、地域住民の活動が活発であり、学術専門委員会が科学的なバックアップをしていること、ジオパークガイドの自主的な活動やガイドスキルが評価されたと説明した。改善すべき点としては、住民のニーズに応じた活動支援体制の強化、多面的なモニタリングの実施などを挙げた。

(2019年4月27日付紙面より)

南紀熊野ジオパークセンターの運用などを協議した=25日、太地町公民館
2019年04月27日
2 地道な活動高く評価
 勝浦LCがMVP賞  (ライオンズクラブ国際協会335-B地区第65回年次大会 )

 ライオンズクラブ国際協会335―B地区(会員6726人)の第65回年次大会が20日、白浜町の白浜会館で開かれ、約1600人が参加した。同大会で地区ガバナー表彰があり、164クラブの中から勝浦ライオンズクラブ(勝浦LC、戸間宏治会長)がMVP賞を受賞した。ヘルプマークの普及などの奉仕活動が評価された。

 会場で表彰を受けた戸間会長は24日、「ノミネートはされていたが受賞するとは想像もしていなかったので驚いた。日頃の活動が評価され、素直にうれしい。これからも勝浦LCを広く知っていただけるよう地道に努力していく」と喜びを語った。

 同クラブは1962(昭和37)年に結成。翌年に日本で413番目のクラブとして国際協会の認証を受けた。青少年の健全育成と献血活動を柱とし、少年スポーツ大会の開催や献血奉仕などに取り組んでいる。また、5年ごとに記念事業を実施しており、昨年は認証55周年を記念し、那智勝浦町立井関保育所へ6輪避難車、同町立温泉病院に開院記念碑を寄贈している。

(2019年4月27日付紙面より)

トロフィーを手にする戸間宏治会長=24日、那智勝浦町築地
年次大会での表彰式=20日、白浜町
2019年04月27日
3 センター拠点の初動固める 古座分庁舎で本年度総会 (牟婁保護司会)

 牟婁保護司会の本年度総会が25日、串本町役場古座分庁舎内であった。役員改選があり、生熊和道会長を再任とする役員体制案を承認。更生保護サポートセンター牟婁を拠点にした一層の会務隆盛を意識しつつ、事業関連諸議案を承認して初動を固めた。

 保護司は、犯罪や非行に陥った者の更生支援を目的として法務大臣が委嘱する無報酬の非常勤国家公務員。牟婁保護司会は同日現在、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町の保護司28人で構成され、協議や研修による資質の向上に加えて、更生保護女性会と両輪で社会を明るくする運動(社明運動)の中軸となって啓発諸行事を展開し、さらに警察と連携して薬物乱用防止活動にも協力するなどの社会貢献にも力を入れている。

 開会に当たり生熊会長は、同センターの稼働や更生保護制度施行70周年記念大会などを目下の関心事として挙げ、これら勢いを持って令和元年度を明るい時代にしたいという思いを掲げてあいさつした。続く議事では近々勇退となる北地五男保護司を議長に立て、前年度と本年度の事業関連諸議案を審議し承認した。

 本年度事業計画と併せて、定例研修会など和歌山保護観察所との連携活動計画の確認や中学校担当保護司の人選も実施。那智勝浦分会(那智勝浦町と太地町)、古座川分会、串本分会や会下4部会(総務・研修・犯罪予防活動・協力組織の各部会)の活動報告も行い、会の現状を出席した保護司全員で把握した。

 役員改選は各分会が選出した同会理事の互選で後述する体制案を承認。事務所を会長宅から同センターへ変更することの規約改正や、社明運動において中央推進委員会委員長メッセージは誰が代読しているかといった情報交換もするなどした。

 閉会に当たり清水俊跋・前副会長が、旧太田川小学校が掲げていた二宮尊徳の句「可愛くば、五つ数えて三つほめ、二つ叱ってよき人となせ」は保護司にも通じるものがあるのではと触れつつあいさつをして締めくくった。この日は和歌山保護観察所長と牟婁地区担当主任官も同席し、顔合わせを兼ねてあいさつした。

(2019年4月27日付紙面より)

北地五男保護司を議長に立てて審議=25日、串本町役場古座分庁舎
あいさつする新役員の皆さん(出席者のみ)
2019年04月27日
4 郷土愛と誇りを育む
 近大新宮中学校が田植え体験  (新宮市熊野川町 )

 近畿大学附属新宮中学校(池上博基校長)は25日、新宮市熊野川町三津ノ地区の田んぼで田植え体験をした。1年生34人はみつの地域活性化協議会(下阪殖保会長)メンバーらに教わりながら、コシヒカリの苗を植えた。

 ふるさと教育の一環として、市の教育目標である「郷土への誇りと愛着を育む教育の充実」を目的に今年で4回目の取り組み。地元農家と協力し、体験を通じて地元への愛着を深め、手植えによる体験を行うことで農家の人たちへの感謝の気持ちと、米を大切にする心を養う。

 田んぼは2011年の紀伊半島大水害で浸水被害を受けた場所にあり、地域活性化のため積極的に取り組んで、復興に向けて頑張る地域の姿を生徒たちに伝える狙いもある。

 生徒らは下阪会長が所有する広さ0・7㌃の田んぼに横一列に並び、「ヌルヌルする」「足が抜けない」などと会話をしながら丁寧に植えていった。

 山根玄士君は「田植えの経験は2回目。少し疲れたけど楽しかったです。自分たちの手で苗を植えて、稲刈りの体験もするので実感が持てて愛着も湧く。立派に育ってほしいです」。

 下阪会長は「上級生が育てた米を下級生が味わうことを繰り返し、受け継がれているので、生徒たちはつながりを大事にしていると感じています。体験することでコミュニケーションの一つにもなってほしい」。

 池上校長は「下阪会長をはじめ、農家の皆さんに毎年協力していただき、感謝しています。体験を通じていろんな苦労があることを知り、人や食への感謝を忘れないでもらえれば」と話していた。

(2019年4月27日付紙面より)

慎重に苗を植える生徒ら=25日、新宮市熊野川町
2019年04月27日
5 国交省などをお礼訪問  高速自動車道紀南延長促進協議会  
2019年04月27日
6 ジャン卓囲み交流  健康麻雀教室に14人  (新宮市 )
2019年04月27日
7 県職員が清掃活動  道路の快適な利用のために  (新宮市・那智勝浦町 )
2019年04月27日
8 新たな友情を育む  新宮市内5児童館交流ふれあい遠足  
2019年04月27日
9 春の海を楽しむ  下里小学校が遠足  (那智勝浦町 )
2019年04月27日
10 体を動かしリズムを理解 正明保でリトミック教室 (新宮市)
2019年04月27日
11 「たくさんの本うれしい」  4代目なかよし号が熊野川小へ  (新宮市 )
2019年04月27日
12 食農体験で地元農業を身近に  太地小児童が田植え体験  (JAみくまの )
2019年04月27日
13 初夏を彩るシャガの花  国道371号筋などで  (古座川町 )
2019年04月27日
14 立合を見渡す絶景訪ねる  春夏ツアー第1弾を実施  (南紀串本観光協会 )
2019年04月27日
15 手作り品求める人で活気  ひだまり市in古座街道  (古座川町 )
2019年04月27日
16 1年生にメダルプレゼント  相野谷小が春の遠足  
2019年04月27日
17 今後も啓発活動を継続  高齢者地域見守り隊  (紀宝町 )
2019年04月27日
18 新入社員が田植え体験  飛雪の滝百姓塾が協力  (紀宝町浅里 )
2019年04月27日
19 高齢者世帯の家具固定も  地震に備えた補助事業  (紀宝町 )
2019年04月21日
20 15人の新議員決まる
 新宮市議選  

4月21日22時18分確定【定数15】

当落得票数候補者名年齢党派現元新
1,341松畑  玄47
1,271上田 勝之53
1,163岡﨑 俊樹34
1,075久保 智敬61
1,053三栗 章史55
985大西  強75
955竹内 弥生58
945榎本 鉄也62
909濵田 雅美53
904前田 賢一71
896東原 伸也53
836松本 光生68
834福田  讓69
769屋敷 満雄72
754大坂 一彦55
752大石 元則64
648池田 稔夫50
341月輪 匡克51
299栗須 政志68
※案分による小数点以下の票は切り捨て。

当日有権者数 24,237人

投票者数 16,905人

無効投票数 174票

投票率 69.75%


2019年04月21日
21 銅板の屋根新しく
 礼殿の改修終え奉告祭  (熊野那智大社 )

 創建1700年記念境内施設整備事業による改修工事が進む那智勝浦町の熊野那智大社(男成洋三宮司)で19日、礼殿(幣殿と拝殿)や授与所などの改修工事が終わり、竣工(しゅんこう)奉告祭が営まれた。塗り直された朱塗りの建物とふき替えられた銅板の屋根が輝いた。

 同大社の男成宮司をはじめ奉賛会、神社役員、県や町の職員、工事関係者が参列し完成を祝った。

 同事業の概要は、礼殿の改修および銅板屋根ふき替え工事、拝殿、鳥居、宝物殿、長生殿、手水(ちょうず)舎などの塗装工事、祈願所、社務所の改修および塗装工事となっている。事業期間は12月31日(火)まで。

 礼殿は1941年の建築で、雨漏りなどにより木材の傷みが進んでいたことから、2017年11月に工事着工。重要文化財と同等の改修が施された。改修により本殿を臨む幣殿の扉が開かれ、柱や壁面を朱色などで塗り直した。増築が重ねられ多重構造となっていた授与所の屋根は建築当時に近い形に戻し、軒先を伸ばして雨の日の参拝に配慮した。

 男成宮司は「事業は年末まで続きますが、中心施設である拝殿が無事竣工となった。皆さん方や多くの崇敬者のご協力のおかげです」と感謝。「理由は定かではないが、二十数年閉じられていた扉を開けたので、本殿側が見えるようになった。拝殿本来の形かと思います」と話した。

 整備事業では引き続き、鳥居や建物の塗装などが進んでおり、同大社別宮・飛瀧(ひろう)神社の祈願所の改修も予定している。

(2019年4月21日付紙面より)

礼殿の改修を終え、竣工奉告祭が営まれた=19日、熊野那智大社
採光により明るくなった内部
2019年04月21日
22 クロマグロの水揚げ続々
 1隻で12本の漁獲など  (勝浦地方卸売市場 )

 国内有数の生鮮マグロ基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場でクロマグロが次々と揚がっている。18日のクロマグロの水揚げは計18本。19日には19本揚がり、ひき縄漁で取れた40~60㌔の小物35本の水揚げもあった。

 高知県の益丸(19㌧、松島基晴船長)は、勝浦港の約500㌔沖で操業。140~200㌔台のクロマグロ12本を漁獲した。うち6本は1回の操業で取ったという。松島船長は「15年前は20本くらい釣れていた。今年は(クロマグロの)出足は遅かったが、5月の連休明けまで頑張りたい」と話していた。

(2019年4月21日付紙面より)

200㌔前後のクロマグロがずらりと並んだ=18日、勝浦地方卸売市場
2019年04月21日
23 一行もてなし親睦深める
 ブルーム・レセプションパーティー  (太地町 )

 太地町公民館で19日夜、同町と姉妹都市提携を結んでいるオーストラリア・ブルームからの学生ら13人を歓迎するレセプションパーティーが開かれた。町関係者やホームステイ先のホストファミリーらがもてなし、親睦を深めた。

 町教育委員会の宇佐川彰男教育長が「ブルームの皆さまにはしっかりと太地を好きになってもらいたい。今日は町民と歓談して楽しい一日にしてください」とあいさつ。山本真一郎町議会議長の乾杯でパーティーが開始された。用意された食事を取りながら、学生と町民が会話や記念撮影するなど交流を楽しんだ。

 学生らが舞台に上がり、日本語で自己紹介。これまでにも太地に訪れている教師のマイケル・レイクさんは「太地町とブルームは大切な関係。この交流が長く続くことを祈っております」と語った。

 同町からは「鯨踊り」と寄水青年同志会による獅子舞が披露され、ブルーム一行は「ショットガン」「ソルトウォーターカウボーイ」の2曲を熱唱し、拍手が送られた。

(2019年4月21日付紙面より)

ブルーム一行が自己紹介=19日、太地町公民館
2019年04月21日
24 悠々と青空泳ぐ
 タウンガーデンにこいのぼり  

 「こどもの日」(5月5日)を前に、新宮市保健センター横の花壇「タウンガーデン」へ一足早くこいのぼりが掲げられた=写真。花壇を管理するボランティアグループ・タウンガーデン(平田裕子代表)が毎年設置しており、6匹が悠々と青空を泳いでいる。

 20日に会員とボランティアら約20人が作業をした。午前中に市内から切って運び出した約16㍍の竹に滑車を付け、こいのぼりを掲げた。敷地内にはチドリソウやポピー、ノースポール、モッコウバラ、シレネなど、色とりどりの季節の花が咲いている。平田代表は「四季折々の花と共に、少しでも楽しんでもらえれば」と話していた。

(2019年4月21日付紙面より)


2019年04月21日
25 鯨骨鳥居が3代目に  太地漁協が感謝込めて再建  (太地町 )
2019年04月21日
26 共に人生100歳を  健人大学開講式4月講座  (新宮市 )
2019年04月21日
27 熱戦展開、大盤解説も  新宮市将棋大会大橋貴洸杯  
2019年04月21日
28 「ぜひ見に来てほしい」  下地さん宅のフジが満開  (那智勝浦町 )
2019年04月21日
29 フジの花を楽しみお茶会  那智勝浦町浦神の民家で  
2019年04月21日
30 愛憎を美で表現  黒木かほさんら自主公演「tone」開催  (熊野市 )
2019年04月21日
31 丹鶴城公園などに出向き  鵜殿小学校が春の遠足  
2019年04月21日
32 河口大橋工事間近で視察  熊野川を川舟で下り  (紀宝町議会 )
2019年04月21日
33 春の例大祭盛大に 熊野本宮大社 
2019年04月21日
34 19人に有権者の審判  いよいよ21日投開票  (新宮市議選 )
2019年04月21日
35 お悔やみ情報
  
2019年04月11日
36 ご即位30年とご成婚60年 熊野本宮大社で奉祝奉告祭 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で10日、「天皇陛下御即位30年御成婚60年奉祝奉告祭」が執り行われた。皇室の安寧を願うとともに、天皇陛下の治世に感謝を示した。

 天皇皇后両陛下は1959(昭和34)年の4月10日にご成婚。皇居から東宮仮御所までの馬車列によるパレードには、50万人以上が駆け付け祝福した。民報テレビもご成婚に合わせて相次ぎ開局。テレビの受信契約は200万台を突破した。両陛下は即位と結婚の節目が重なっており、今年は即位30年、結婚60年となる。

 奉告祭では出張中の九鬼宮司に代わり長谷川圭治禰宜(ねぎ)が斎主を務めた。祝詞を読み上げ、玉串をささげた。同大社氏子総代会や敬神婦人会、氏子青年会ら15人が参列し、平成最後の節目を祝った。

 長谷川禰宜は参列者らの日頃の尽力に感謝を伝え「陛下は平成の世で一番良かったことは戦争がなかったことだと話された。日本国民が戦争の悲惨さを考えて行動していただいたおかげだとおっしゃられた。陛下は昭和天皇から平和への思いを、見事平成の時代へ引き継がれた」などとあいさつ。13日(土)から始まる同大社例大祭への協力を呼び掛けた。

 榎本隆文・氏子総代会長は「天皇皇后両陛下においては、長い間本当にありがとうございましたという感謝の気持ちでいっぱい。ゆっくり休んでいただいて、機会があればここ熊野の地にも訪れてほしい」。平成元年に総代会に入会し、自身も節目を迎える榎本さんは「禰宜も話していた通り、戦争のなかった平成の時代に引き続き、令和も平和な時代であることを願います」と話していた。

(2019年4月11日付紙面より)

長谷川圭治禰宜が参列者や皇室に感謝の言葉を述べた=10日、田辺市の熊野本宮大社
玉串をささげる榎本隆文・氏子総代会長
2019年04月11日
37 マグロ類70億円の取引高
 漁獲量減少するも金額増  (勝浦地方卸売市場 )

 国内有数のマグロはえ縄船の基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場の2018(平成30)年度のマグロ類の取引高は、70億474万円(前年比5億1298万円増)となった。同市場を運営する和歌山県漁業協同組合連合会(JF県漁連)がまとめた。(数量は㌧未満、金額は万円未満切り捨て)

 全体の取引高は76億2762万円と過去10年間で最も高く、水揚げ量は低い順から2番目。原因はサンマなどの小物類の不漁が続いていることに加え、同市場の主要魚であるビンナガマグロの漁獲減少が大きく影響した。

 魚種別の年度末集計は、金額の多いものから順に▽ビンナガ6359㌧、36億4218万円(前年比665㌧減、1億6851万円増)▽キハダ1864㌧、19億1554万円(343㌧増、4億5241万円増)▽メバチ1004㌧、11億8050万円(6㌧増、2165万円増)▽カジキ類811㌧、5億2141万円(63㌧減、5318万円減)▽クロマグロ51㌧、2億6652万円(23㌧減、12億9600万円減)▽その他47㌧、1億146万円(7㌧減、2182万円減)―となっている。

 昨年秋から年末までのビンナガの水揚げ量は前年比約700㌧の減。12月には漁価が急上昇した。メバチマグロの水揚げは大きな変動がなく安定しており、キハダマグロは水揚げ量、金額ともに順調な伸びを見せている。

 クロマグロは水揚げ量が減ったものの、年度明け早々の7日、高知県の隆栄丸(たかえいまる)が取った282㌔の大物に1月以降の同市場最高額417万3600円の値が付いた。

 同市場に揚がる生マグロは、全てはえ縄漁により漁獲したもので、この漁法は目当ての魚種、大きさなどが絞り込めるため水産資源に優しく、一本ずつ丁寧に釣り上げることから品質が良いといわれている。JF県漁連勝浦市場の太田直久参事役は「例年漁獲量の減少が懸念される中、水揚げの増加はありがたい。漁価の安定を図るため市場の衛生管理を徹底したい。入港船の誘致についても力を入れていく」と話していた。

(2019年4月11日付紙面より)

今年の最高額417万円のクロマグロ=7日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2019年04月11日
38 100分の1ジオラマ寄贈
 旧チャップマン邸改修設計の金嶋事務所  (新宮市 )

 ㈱金嶋一級建築設計事務所(金嶋正人代表取締役)は5日、新宮市に旧チャップマン邸のジオラマを寄贈した。100分の1スケールで19日(金)から供用を開始する同邸に展示される。同社は旧チャップマン邸改修の設計業務を受注した。

 旧チャップマン邸は、市名誉市民で大正時代を代表する文化人の西村伊作が米国人宣教師E・N・チャップマンのために設計、1926(大正15)年に建設した洋風建築物。戦後から78(昭和53)年までは旅館として使われていた。2015(平成27)年に市に無償譲渡され、18(平成30)年5月から耐震補強改修工事を進めていた。

(2019年4月11日付紙面より)

金嶋正人代表取締役(左)が田岡実千年市長にジオラマを手渡した(新宮市提供)
内覧会で展示された=7日、新宮市新宮の旧チャップマン邸
2019年04月11日
39 大勢の来場者でにぎわう
 道の駅「たいじ」朝市  

 太地町森浦にある道の駅「たいじ」(貝良文駅長)で7日、恒例の朝市が開かれた。今回で8回目となる朝市では、鮮魚などの地元海産物や菓子、土産物などの多くの品物が並び、ポテトやイワシの詰め放題などの催しも行われ、大勢の来場者でにぎわった。

 午前9時から開始され、観光客や町内外の来場者が豊富な出店に足を止め、好みの品を買い求めていた。今回の目玉である南紀くろしお商工会が実施したポテト詰め放題では開始と同時に客が殺到し、ポテトの準備が間に合わないほどの人気ぶりだった。この日の朝に水揚げされたばかりのワラサ(ブリ)が1匹1000円で販売され、即完売となった。そのほか、菓子やアクセサリー、多肉植物、うにご飯、たこ焼き、「鯨クレープ」なども盛況で、多くの人が各店に列を作っていた。

 貝駅長は「今回で8回目。回を重ねるごとにお客さまに浸透してきていると感じる。地元客だけでなく、観光客も焦点にするために、開始を午前9時にしたことが功を奏したのでは。にぎわってくれて本当にありがたい」と話した。

 串本町大島から訪れた平見紀三子さん(70)は「ブリがこんなに安い値段で買えるとは思わなかった。お造りにしていただきます」と新鮮な魚に大喜び。「初めて来たが、にぎわっていて楽しい。ぜひ、次回も足を運びたい」と笑顔で語った。次回の朝市はゴールデンウイーク翌週の5月12日(日)を予定。

(2019年4月11日付紙面より)

多くの来場者でにぎわった朝市=7日、太地町森浦の道の駅たいじ
目玉のポテト詰め放題も盛況だった
2019年04月11日
40 内田美穂さんが優勝
 もみじ会3月月例杯  
2019年04月11日
41 クラブユース選手権開幕
 JUNTOSが2連勝と好スタート  
2019年04月11日
42 満開の桜の下で 第44回又新ソフトテニス大会 
2019年04月11日
43 春の日差しを浴びながら
 総合スポーツ大会グラウンドゴルフ  (ゆうゆうクラブ )
2019年04月11日
44 阿須賀神社で花見楽しむ 蓬莱地区庭先サロンに21人 (新宮市)
2019年04月11日
45 張本勲さんが那智勝浦町へ  自然を満喫し親睦深める  
2019年04月11日
46 7人が新たなスタート  新宮高校定時制で入学式  (新宮市 )
2019年04月11日
47 39人が夢への一歩  なぎ看護学校で入学式  (新宮市 )
2019年04月11日
48 初の合同奉仕で橋杭岩美化  串本LCと串本RCの会員  (串本町 )
2019年04月11日
49 92人温かく迎えられる  串本古座高校で入学式  (串本町 )
2019年04月11日
50 歓迎受け学校生活始める  町立5校が一斉に入学式  (古座川町 )
2019年04月11日
51 「熱く燃えて、光り輝け」  木本高校全日制に200人  (熊野市 )
2019年04月11日
52 真新しい制服に身を包み  矢渕、相野谷中で入学式  (紀宝町 )
2019年04月04日
53 観光交流の拠点に 7日、オープンに先立ち内覧会 (新宮市・旧チャップマン邸)

 新宮市商工観光課は7日(日)、同市新宮の旧チャップマン邸の内覧会を開催する。午前9時から午後4時まで施設内を自由に見学できる。19日(金)のオープン後は、建物の観覧や文化イベントの開催などを通して、観光客や市民が交流できる観光施設として活用していく。

 旧チャップマン邸は、大正時代を代表する文化人で新宮市名誉市民の西村伊作(1884~1963年)が米国人宣教師のE・N・チャップマンのために設計、1926(大正15)年に建設した洋風建築物。戦後から78(昭和53)年まで旅館「有萬(あるまん)」として使われており、市出身の芥川賞作家・中上健次(1946~92年)が執筆活動をした建物としても知られている。2015(平成27)年に同市に無償譲渡された。築90年以上が経過していたことから老朽化が激しく、市は昨年5月から耐震補強改修工事を進めていた。

 改修工事では旅館として利用する際に増築した部分を撤去(1階キッチン部分除く)し、施設利用者、職員共用の多目的トイレを新設。さらに大正時代の建設当時の姿を再現するため、可能な限り既存の部材を修復し再利用したり、空調機器は立ち入り禁止の3階や倉庫などに設置するなど配慮した。

 勢古口千賀子・商工観光課長は「建設当時の食器棚など、当時をしのんでもらえれば。観光交流施設として広く楽しんでいただき、新宮の歴史や文化を感じていただきたい」と内覧会参加とオープン後の利用を呼び掛けている。今後は「国の文化財」という付加価値を付けるため、登録有形文化財登録に向け、関係機関などと協議しながら申請を進めていく予定。

 7日の内覧会では、午前10時と午後1時30分から、2部制で西村記念館・旧チャップマン邸の会事務局長の西山修司さんによる説明会もある。先着30人。申し込みは不要。駐車場がないため、公共交通機関を利用する。問い合わせは市商工観光課(電話0735・23・3333)まで。

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■旧チャップマン邸利用について(19日から)

開館時間:午前9時~午後5時(貸館利用は午後9時まで)

休館日:月曜日、祝日の翌日、12月29日~1月3日

入館料:無料。会議などのため使用する場合は料金を徴収する。

使用料(1部屋につき):午前9時~午後1時、午後1時~5時=1000円、午後5時~9時=1500円

(2019年4月4日付紙面より)

観光交流施設としてオープンを控える旧チャップマン邸=2日、新宮市新宮
16平方㍍の交流スペースからは、庭に出ることも可能
2019年04月04日
54 お釈迦様の誕生祝う
 熊野山禅定林寺で「花まつり」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町大野の熊野山禅定林寺(西村祖融住職)で3月30日、お釈迦(しゃか)様の誕生を祝う「花まつり」が開かれ、子どもたちを含め、約60人が参拝した。

 同寺が設立されてから毎年恒例の行事で、今年で20回目を迎える。一般には4月8日に営まれるが、地域の人たちが集まりやすいよう休日に開かれている。同寺庭園の花々が咲き誇り、西村住職は「花も楽しんでいってほしい」と話した。

 西村住職と西村祖心さんは「法要散華」の儀式で参拝者の頭上に花びらを散らし、参拝者は祭壇の前で手を合わせ、釈迦小像に甘茶を掛けた。

 毎年恒例の祖心さん手作りの紙芝居もあった。今年は「かさこじぞう」が披露され、参列者の心を和ませた。

 西村住職は「人は悪と仏の二つの心を持っていて、仏の心で日々行動できるよう修行している」と話し、祖心さんは「自分の性格は自分がつくってきたもので、自分で変えられる」と話し、法話の中に多くの教訓が込められていた。

 その後、お茶やお菓子の振る舞いがあり、ビンゴゲームや輪投げが催された。

(2019年4月4日付紙面より)

参拝者の頭上に花びらを散らす「法要散華」を行う西村祖融住職(左)と西村祖心さん=3月30日、那智勝浦町大野の禅定林寺
祭壇の前で手を合わせ釈迦小像に甘茶を掛ける参拝者
2019年04月04日
55 キカラシが見頃迎える
 飛雪の滝キャンプ場近くで  

 紀宝町浅里地区の休耕田でキカラシが見頃を迎えている。

 浅里環境美化協議会(尾鼻展央会長)と町が景観づくりと観光誘客を目的にした取り組み。3年前から年間を通じて耕作が行われていない休耕田に景観作物を植え、観光スポットとしてPRしている。

 場所は飛雪の滝キャンプ場近く。同協議会が昨年秋に種をまいた。キャンプ場周辺でソメイヨシノが開花し、満開のキカラシと桜を同時に楽しむことができる。

 同協議会では「浅里地区は『にほんの里100選』に選出された風光明媚(めいび)な農村であり、飛雪の滝をはじめ、さまざまな観光スポットがある。ぜひ、足を運んでいただき、地区の魅力を知ってください」と呼び掛けている。

 毎年、開花を楽しみにしているという地元の女性は「今年もきれいに咲きましたね」と話していた。

(2019年4月4日付紙面より)

キカラシの花が咲き誇る=2日、紀宝町浅里
2019年04月04日
56 買い物客に投票呼び掛け
 選管が街頭啓発  (和歌山県議選 )

 投開票が7日(日)に迫った和歌山県議会議員選挙。県選挙管理委員会事務局東牟婁分局(田堀国浩分局長)は3日、串本町串本のAコープVASEOで街頭啓発を行い、買い物客らに投票を呼び掛けた。

 職員らが買い物客に期日前や当日の投票を促すために物資を配布し啓発。田堀分局長の代理として共に啓発した東牟婁振興局地域振興部の林俊和副部長は「7日の投票日には棄権することなく、責任ある一票をお願いしたい。18、19歳の方にも積極的に参加していただけたら」と語り、当日の投票が無理な場合は期日前投票も勧めた。

 期日前投票は先月30日より受け付けており、2日現在の東牟婁郡選挙区では那智勝浦町1079人、太地町236人、古座川町171人、北山村48人、串本町1232人の計2766人が投票を済ませている。

(2019年4月4日付紙面より)

買い物客らに投票を呼び掛ける選管職員=3日、串本町串本のAコープVASEO
2019年04月04日
57 51人が昇級・昇段
 県弓道連盟段級審査会  
2019年04月04日
58 サッカーの楽しさ学ぶ
 WFAキッズフェスティバル  
2019年04月04日
59 春季近畿大会予選を前に
 紀南十高校春季野球リーグ戦  
2019年04月04日
60 サイクリングマップ英語版が完成  和歌山県  
2019年04月04日
61 地域の協力が絶対不可欠  避難所運営リーダー養成講座  
2019年04月04日
62 「皆の力を合わせて」  美熊野福祉会が入社式・辞令交付式  (新宮市 )
2019年04月04日
63 一日でも早く戦力に  キナン入社式で11人が成長誓う  
2019年04月04日
64 新入児26人が仲間入り  宇久井保育所で入所式  (那智勝浦町 )
2019年04月04日
65 新しい園生活始まる  2保育園で入園式、始業式  (那智勝浦町 )
2019年04月04日
66 当選者の横顔  和歌山県議選・新宮市選挙区  
2019年04月04日
67 34人が交流深める  くろしお児童館でドッジボール大会  (新宮市 )
2019年04月04日
68 音楽で楽しいひととき  グランドール紀の風で慰問ライブ  (新宮市 )
2019年04月04日
69 熊野三山巡り満喫  スターレジェンド入港  (新宮市 )
2019年04月04日
70 古田で山菜採りや川釣り  主催事業で家族連れ22人  (潮岬青少年の家 )
2019年04月04日
71 3月定例会一般質問(終)  古座川町議会  
2019年04月04日
72 自主返納者に運転卒業証  白浜署と共に交付始める  (串本警察署 )
2019年04月04日
73 紀南果樹研究室長に伊藤寿氏  三重県  
2019年04月04日
74 統合で地域振興課  熊野市人事異動  
2019年04月04日
75 新しい友達できるかな  町立保育所で一斉に入所式  (紀宝町 )
2019年04月04日
76 鵜殿運動場で竣工式  テープカットで完成祝う  (紀宝町 )
2019年04月04日
77 お悔やみ情報