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2021年03月26日
1 クジラ料理の普及のために
 レシピ本作り町民に配布  (太地町特産品開発研究会 )

 太地町特産品開発研究会(小出勝彦会長)はこのたび、クジラ料理の普及や啓発を目的にレシピ本「あなたが作る太地くじらレシピ」を作成した。本は11日に納品、15日に各区から町民に無料で配布された。

 研究会は同町や町婦人会、町民有志、南紀くろしお商工会などのメンバーで構成。これまで町の活性化のために地域資源の調査や特産品の開発活動に尽力してきた。

 商業捕鯨の再開を受け、世間では鯨肉の健康効果などが注目されている。しかし、クジラ料理を知る人々の減少でレシピが失われることに危機感を抱いた研究会がクジラ食文化の発展のためにもレシピの作成や保存に動き出した。

 過去のレシピ収集を進めるとともに道の駅たいじで昨年12月にあった朝市においてクジラ料理の試食を行い、アンケート調査を実施した。

 刺し身やハリハリ鍋など昔ながらの食べ方に加え、クジラが苦手な人や食べたことがない人でもおいしく味わえるものや時代に合わせたレシピ作りに奮闘。種類を増やすことや手軽に調理できる家庭向け料理を心掛け、試作と試食を繰り返して40レシピが完成した。

 本にはクジラの基礎知識などが掲載されているほか▽ローストホエール▽くじら赤肉のたたき▽くじらの皮の中華風酢漬け▽くじらハンバーグサンドイッチ―などさまざまなレシピが盛りだくさん。

 作成に当たっての財源は研究会の持ち出し分と和歌山県の「令和2年度地域・ひと・まちづくり補助事業補助金」を活用。町民にいつまでも手に取ってもらえるようにと、永久保存版となるハードカバーの豪華なレシピ本に仕上がった。

 小出会長は「クジラは元々料理の数が少ない。クジラらしさを生かし、臭みをなくすことは大変だった。婦人会の皆さんや有志のメンバーの協力がなければ作ることができなかった。感謝しています」。

 レシピ本については「町民の皆さまにはクジラを身近に感じてほしい。簡単でおいしく食べられるレシピなので活用を」と語った。

 同町によると、レシピは今後、町ホームページでも掲載する予定だという。

(2021年3月26日付紙面より)

完成したレシピ本を持つ小出勝彦会長=22日、太地町の抱壷庵
クジラ料理が充実
2021年03月26日
2 一年間の学習終える
 公立小中学校で修了式  (新宮・東牟婁 )

 新宮市・東牟婁郡の公立小中学校、県立高校で24日、一斉に修了式が開かれた。新型コロナウイルス感染拡大による長期の臨時休校を乗り越え、一年間の学習を終えた児童・生徒が修了証を手に、約2週間の春休みに入った。新年度の始業式は4月8日(木)を予定している。

 新宮市立三輪崎小学校(嶋田雅昭校長)では、放送集会の形で式を実施した。嶋田校長は、一人も感染者を出すことなく一年を終えた努力をねぎらい「できる限りの感染対策をこれまで通り続け、安全で楽しい、すてきな春休みを」と呼び掛けた。生徒指導部からは春休み中、消防車、救急車、パトカー、不審車両の四つに世話にならないよう諸注意があった。

 5年1組の教室では算数ドリルやプリントなどを配った後、担任教諭が一人一人に成績表と修了証を手渡した。児童たちは「せーの」の合図で一斉に開き、じっくりと自分の成績やコメントに目を通した。

 泉愛惟さん(11)は「友達とけんかをすることもあったけれど、一緒に遊んで、おしゃべりができて楽しかった。一番の思い出は、みんなで潮岬青少年の家にキャンプに行ったこと。来年は休校もなく、毎日友達と遊びたい」と話していた。

(2021年3月26日付紙面より)

笑顔で成績表を受け取る児童=24日、新宮市立三輪崎小学校
2021年03月26日
3 串本警察署管内を分割統合
 警察署等再編案が明らかに  (県警察本部 )

 県警察本部が来年4月実施予定の警察署等再編案を明らかにした。本紙関係では串本警察署管内を分割し白浜署と新宮署へ統合する内容が示されていて、管内3町はすでに議会や管内防犯協議会などを通して情報共有を広め存続に向け動き出している状況にある。

 この再編案は、県警察機能強化推進計画に基づく取り組みの一端で示された。▽マンパワーの集中運用▽大規模災害時の警察機能喪失の防止▽人口負担率等の平準化―を目的として組織再編をし、事件や事故、災害への対処能力強化を目指すとしている。

 再編の動向には大きく警察署管内の統合と本部機能強化の2系統があり、統合の対象は有田署管内(湯浅署管内へ統合)と串本署管内(白浜署管内と新宮署管内へ分割統合)となっている。

 串本署管内はすさみ町域と串本町・古座川町域に分割し、前者を白浜署、後者を新宮署へ統合する。伴って白浜署と新宮署を増員し、串本署庁舎を新宮警察署串本分庁舎として生活安全関係や交通関係は基本的に現状通りとし、他に遺失物や拾得物の取り扱いや警察安全相談などの行政サービスを継続する。

 串本署管内にある交番や駐在所は存続するが、津波被害が想定されるところは安全を確保しつつ機動的かつ実行ある活動ができるよう運用する。分庁舎用にパトカー1台を増強配備し、発災時の初動対応に当たる災害対策要員2人を同分庁舎に隣接する代替指揮所へ配置するといった再編内容となっている。

 事前の説明を受けた管内3町は、統合により署長など幹部級職員の常駐がなくなることによる町域内の警察官数減を強く不安視。将来的な発生が予測されている南海トラフを震源域とする大地震発生時や小型ロケットの打ち上げや近畿自動車道紀勢線の延伸に伴う流動人口増時の警察対応力の低下、町域における警察の疎遠化などを懸念し、地域を挙げて受け止めるべき課題として同案を先んじて町域内で情報共有し将来を見据えた存続を求める機運を強めている。

 追って県警本部がこの再編案を明らかにしたことで、警察と地域は表立って話し合う状況が整った。白浜署はすさみ町に加え田辺署管内の上富田町域の統合も受けて西牟婁郡3町が管内となる内容。県警本部の機能強化は▽人身安全対策課〈仮称〉▽警備企画課〈仮称〉―の新設。再編の事実上の決断者は県知事となる。

(2021年3月26日付紙面より)

再編案で分庁舎となることが示されている串本警察署=24日、串本町串本
2021年03月26日
4 シダレザクラが八分咲き
 熊野那智大社の内庭で  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山の熊野那智大社(男成洋三宮司)の内庭で現在、県天然記念物のシダレザクラ(枝垂桜)が八分咲きを迎えている=写真(24日撮影)。高さ約8㍍の大木から垂れた枝に無数の花が開き、朱塗りの社殿を背景に優美な姿を見せている。

 同大社によれば、サクラは平安時代末期に後白河法皇が手植えしたものと伝えられ、室町時代の絵図「那智山宮曼荼羅(まんだら)」にも描かれている。小さく上品な花の姿は「上臈(じょうろう=女官)」の雰囲気を醸し出すとたたえられている。

 神職の花薗龍人さんは「サクラらしく、ぱっと咲いてすぐに散ってしまう。毎年遠くから見に来られる参拝者の方もおられます」と話す。

 内庭は普段一般公開しておらず、特別拝観でおはらいを受け、白玉石を奉納すると神職の案内で入ることができる。拝観を希望する人は、同大社の社務所へ申し出る。

(2021年3月26日付紙面より)


2021年03月26日
5 コロナワクチン詐欺事象発生  新宮市  
2021年03月26日
6 自ら考え候補者に投票  新宮高校で主権者教育  
2021年03月26日
7 一体となって施策推進  104人の内示、新宮市の人事異動①  
2021年03月26日
8 政治倫理条例策定委を設置  新年度当初予算案など可決し閉会  (新宮市議会3月定例会 )
2021年03月26日
9 家族で催し楽しむ  東花園2周年記念大感謝祭  (那智勝浦町 )
2021年03月26日
10 楽しい人形劇に夢中  「にこちゃん」がお話会  (木の川認定こども園 )
2021年03月26日
11 科学の仕組みを学ぼう  三輪崎保5歳児が科学遊び  (新宮市 )
2021年03月26日
12 大好きな園にさよなら  天満保育園でお別れ会  (那智勝浦町 )
2021年03月26日
13 歌や踊りで思い出づくり  わかば保でお別れ会  (那智勝浦町 )
2021年03月26日
14 御浜町は11月28日に  令和3年の成人式  
2021年03月26日
15 副町長に萬浪紳語氏  新元明生・危機管理監は退任  (紀宝町 )
2021年03月26日
16 調整監に平野氏と向井氏  紀宝町の人事異動  
2021年03月26日
17 11日間の春休みに  小中学校で修了式  (熊野市・南郡 )
2021年03月26日
18 英会話でお店屋さんごっこ  ALT2人が発音も紹介  (紀宝町 )
2021年03月26日
19 会員12人で128点を出品  串本町立体育館で会員展  (串本写真倶楽部 )
2021年03月26日
20 令和3年第1回定例会一般質問①  串本町議会  
2021年03月26日
21 小学校生活に向けて一歩  保育園・こども園で卒園式  (新宮市 )
2021年03月26日
22 お悔やみ情報
  
2021年03月25日
23 「いつの日かまた再開を」
 休園前にお別れ会  (高田保育所 )

 新年度より休園が決定している新宮市立高田保育所(坪井辰実所長)で24日、お別れ会があった。園児は、園舎である新高田会館(高田交流センター内)で過ごした楽しい日々に別れを告げた。

 同保育所(市立高田へき地保育所)は1973(昭和48)年4月に旧高田会館に開所。当時は3歳児から就学前まで20人の園児がいたが、2007(平成19)年度末には2世帯2人となったため休園に。

 その後、地区住民の尽力により10(平成22)年4月には7世帯9人となり、再開に向け市と協議を行った結果、同年5月10日に再開。園舎に子どもたちの笑い声が戻った。

 19(令和元)年7月、建物の老朽化や耐震面の不安などの観点から現在地に移転。現在、1、2、4歳3人の園児が入所しているが、今月末には1世帯2人になること、来年度、再来年度においても園児数が2人であることが見込まれることなどから、惜しまれながらも休園の運びとなった。

 この日のお別れ会では、歌や体操、運動会ごっこなどで園生活を振り返り、園児には手作りの証書が授与された。

 昨年、未入所児を対象にした遊びの場「わんぱく広場」を開始し、保護者らの関心の高さに園児数増加への手応えを感じていた矢先の休園。同保育所教職員は「悔しい思い」と肩を落とす。

 「高田村つくり推進事業」を立ち上げ、移住者促進に向けての取り組みを進める高田区。坪井所長は「休園は残念の一言に尽きる。保育所の再開に向け、移住定住の観点からも区で話し合いを進めていけたら」と話している。

(2021年3月25日付紙面より)

手作りの証書が授与された=24日、新宮市高田の新高田会館
2021年03月25日
24 地域産業の発展に向け サザンエースが初入港 (新宮市)

 北越コーポレーション株式会社の大型木材チップ船「Southern Ace(サザンエース)」(船主・福神汽船㈱、運航・日本郵船㈱、総トン数4万9877㌧、全長約210㍍、全幅37㍍)が21日、新宮港に初入港した。23日のセレモニーでは、田岡実千年市長が「新宮港が地域産業の拠点として成長するため、共に新たな第一歩を踏み出すことにつながると確信している」と歓迎した。

 同船は木材チップの海上輸送のため、今月2日に長崎県の造船所より就航。ベトナム南部のフーミー港で木材チップを積み、このたびの新宮港入港に至った。

 スクラバー(IMO Sox規制対応設備)とバラスト水処理装置(バラスト水管理条約対応設備)を搭載し、国内最大船型ながら燃費は同船型比15%減と、チップ輸送におけるCO2排出量の削減に大きく寄与するエコシップとなっている。船名は同社の木材チップの海上輸送を担ってきた「HOKUETSU ACE Ⅱ」の船名を一部継承した。

 同港佐野3号岸壁で行われた歓迎セレモニーには、田岡市長、久保智敬市議会議長、垣内宏新宮港振興会長、小池㬎二(けんじ)同会事務局長、東牟婁振興局の鈴木伸幸・新宮建設部長、和歌山県県土整備部の木村高秀・港湾空港振興課副課長、北越コーポレーション紀州工場の前田孝夫事務部長、本社チップ・パルプ部の三上山学・課長、福神汽船の瀬野直人・取締役執行役員、日本郵船の八島健一郎・製紙原料グループ第一チーム長が出席。

 田岡市長は北越コーポレーションに対し「長きにわたり当地方において果たされた貢献や地域に根付いた取り組みは心強く、市も共に地域産業のさらなる活性化に向けて取り組んでいく決意を新たにした」。

 前田事務部長は「皆さまのご尽力を賜りながら文字通り『エース』となり、紀州工場の救世主として継続的に発展していきたい」と協力を求めた。

 久保議長、紀州工場の仲美保さん、垣内会長らが福神汽船、日本郵船に対し花束や記念品を贈呈。歓迎の意を示した。

 同船は今後、主に同港や新潟港への寄港を計画している。26日(金)にはチリに向けて同港を出港する予定。

(2021年3月25日付紙面より)

初入港を祝った=23日、新宮市佐野
大型木材チップ船「Southern Ace」(日本郵船提供)
2021年03月25日
25 学生がイベント復活策提案
 早大地域連携WSの報告会  (串本町 )

 串本町役場本庁で23日、早稲田大学の連携事業「地域連携ワークショップ(WS)」の最終報告会があった。学生11人が同町設定のテーマ「コロナ禍における観光イベントのあり方は?~イベントの復活策を考える~」について検証した成果を提案するなどした。

 この事業は、同大学教育連携課が地域活性化への貢献を目的とし自治体と連携して展開。同町とは2018年度から連携していて、本年度はコロナ禍を考慮しオンライン形式で実施する内容を計画し、学部問わず学生の参加を募った。

 応募した11人はA班とB班に分かれ、1月から検証を始めた。本来であれば現地フィールドワークを実施するところをオンライン通信による現地キーマンへのインタビューに置き換えて情報を収集。現地に還元する提案内容を含む成果をまとめたという。

 最終報告会はウェブ会議システムを用い、同大学教育連携課の羽深浩二さんがコーディネーター役を務めて実施。串本町からは役場産業課の阪本祥さん、南紀串本観光協会の宇井晋介さん、ゲストハウス木―BOKU―の吉田剛さんが出席し、阪本さんと同大学の井上文人理事でこの報告会に期待するところを示し合い発表へと移った。

 5人組のA班は持ち得る観光要素を起爆剤にした新規イベントの展開という視点からアプローチし、成果として▽世代別釣り企画▽AR企画▽アフターコロナ時代の大学生向けツアー企画―といったアイデアを提案。6人組のB班は町外に串本を知ってもらう上で町民が楽しんでいる状況が重要という視点から検証を深め、すでに実績がある既存イベントの復活策や日ト友好マスコットキャラクター「まぐトル」を活用した探検隊実施といったアイデアを提案した。

 提案後は質疑応答もあり、内容のさらなる掘り下げに加え現役の大学生に情報を効果的に伝える会員制交流サイト(SNS)、活用の工夫などもこの機に探るなどした。阪本さんは「全てとはいかないが、提案していただいた内容を今後に生かしていきたい」と応えて提案に感謝するなどした。

 発表後は早大指導陣からの全体講評があり、参加した11人がそれぞれに取り組んだ感想を述べて締めくくったという。

(2021年3月25日付紙面より)

早大地域連携WSに参加する学生から提案を受ける阪本祥さん(左)ら=23日、串本町役場本庁
2021年03月25日
26 色とりどりの花がお出迎え
 下里とも子ガーデンで満開  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町下里の「下里とも子ガーデン」(岩本カナエ代表、会員7人)で、チューリップやピンクパンサー(シレネ)など色とりどりの花が見頃を迎えている。花の配列や整備によって、より際立った春の花たちが住民や見物人の目を楽しませている。

 同ガーデンは花壇の所有者であった故・笠松朝子さんの遺志を受け継いだ会員や住民らがボランティアで管理している。

 花壇には前述の花のほか、キンギョソウ、クリサンセマム、パンジー、ヤグルマソウ、ムラサキハナナ、ハナビシソウなどが満開となっており、ルピナスやゴテチャも開花を控えている。

 ガーデン内にはテーブル2台とベンチ2基を設置しており、花を見物しながら休憩や昼食ができる。

 また、岩本代表が大阪府堺市に住む知人から譲り受けた赤色のチューリップの球根約300個も植えたことから、4月ごろにはさらなる彩りが加わるという。

 岩本代表は「今年は昨年と違い、テーブルもベンチも用意しています。下里地域を散策がてら立ち寄って花を楽しんでいただけたら」と話していた。

(2021年3月25日付紙面より)

会員の皆さん=22日、那智勝浦町の下里とも子ガーデン
色とりどりの花が迎えてくれる
2021年03月25日
27 交流し魅力を感じる
 ファミリーフットサルフェスティバル  (新宮市 )
2021年03月25日
28 住宅地、商業地とも下落  和歌山、三重県地価公示  
2021年03月25日
29 将来の夢や目標掲げる  那智中学校で立志式  
2021年03月25日
30 熊野那智の原始林ウオーク  写真家・内山りゅうさんと  
2021年03月25日
31   
2021年03月25日
32 総数は1989年以降最低  令和2年観光客動態調査  (和歌山県 )
2021年03月25日
33 復興に役立てて  マジックサークル青い鳥が寄付  (新宮市 )
2021年03月25日
34 コロナ影響で相談増  「生活保護相談会」詳細報告  (全国青年司法書士協 )
2021年03月25日
35 自ら学問する決意を  近大新宮で中学校修了式  
2021年03月25日
36 観光事業展開や人材育成に向け 那智勝浦町の人事異動 
2021年03月25日
37 15人が園舎を巣立つ  勝浦認定こども園で卒園式  
2021年03月25日
38 「強い心で進んでね」  丹鶴幼稚園で卒園式  (新宮市 )
2021年03月25日
39 看護学校に6年連続合格  8年連続就職率100%達成  (紀南高校 )
2021年03月25日
40 熊野市は11月7日に  延期となっていた成人式  
2021年03月25日
41 太平洋岸自転車道の活用で一致  熊野エリア道の駅協議会  (合同研修会 )
2021年03月25日
42 1年生になっても頑張ります  うどの幼稚園で卒園式  (紀宝町 )
2021年03月25日
43 「楽しみに待ってくれる人も」  いきいきサロン代表者交流会  (紀宝町 )
2021年03月25日
44 賞種発表し撮影者たたえる  文化セで第29回表彰式実施  (串本海中フォトコン )
2021年03月25日
45 お悔やみ情報
  
2021年03月13日
46 ブリのシーズン到来
 鵜殿港に1600本水揚げ  (紀宝町 )

 紀宝町鵜殿の鵜殿港に12日、ブリ約1600本が水揚げされた。今季初の1000本超えで、市場は漁業者や仲買人で活気にあふれた。

 例年、3月上旬に1000本ほど、下旬には2000~3000本揚がるというが、今季は遅めのスタートとなった。それでも、平均10㌔のブリを中心に水揚げされ、前日揚がった800本の中には約17㌔の丸々としたブリもあったという。

 阿田和大敷漁業生産組合が御浜町阿田和沖に仕掛けた定置網で取れたもので、第一三浜(みはま)丸、第八三濱(みはま)丸が水揚げした。第一三浜丸の鈴木準一船長は「1000本以上揚がってよかった。2月下旬に1000本以上揚がる年もある。今年は少し遅かったが、今の時季にしてはサイズが大きい」と話していた。今季の漁は4月中旬まで続くという。

 地元の仲買人は「競り落としたブリは良い形をしている。地元や県内、東京などに届ける」と語った。

(2021年3月13日付紙面より)

鵜殿港に水揚げされるブリ=12日、紀宝町鵜殿
2021年03月13日
47 町をきれいに保つ意識を
 たばこ組合紀南支部が清掃活動  (太地町 )

 和歌山県たばこ商業組合紀南支部(塩崎伸一支部長)は11日、太地町の町立くじらの博物館周辺で清掃活動を実施した。会員13人が参加し、新型コロナウイルス感染症予防に努めながらごみ拾いに汗を流した。

 同組合女性部(大谷敏子部長)を中心に、たばこのポイ捨て禁止や、未成年者の喫煙防止などの呼びかけを目的に活動。1997(平成9)年度から清掃が行われており、今年で24年目を迎え、年間約20回のペースで取り組んでいる。今年は先月25日に古座川町相瀬の国指定天然記念物・一枚岩周辺で1回目の清掃を行った。

 会員たちはそろいのチョッキを身に着け、のぼりを掲げながら紙くずや空き缶などのごみを拾っていった。

 大谷部長は「年々、ごみの量も減少傾向にあり、うれしく思います。吸い殻も、たばこを吸う人が少なくなったせいか、過去に比べるとほとんど目に付かない。この活動を知ってもらい、今後も改めて皆さんの町をきれいに保つという意識を高めてもらえれば」と話していた。

 次回は18日(木)に那智の滝周辺で活動を予定している。

(2021年3月13日付紙面より)

清掃活動に取り組む会員たち=11日、太地町立くじらの博物館周辺
和歌山県たばこ商業組合紀南支部の皆さん
2021年03月13日
48 掲載店舗増、利便性も向上
 「まんぷくMAP」を発行  (南紀串本観光協会 )

 南紀串本観光協会(島野利之会長)が10日、飲食関係の会員店舗を紹介する冊子「まんぷくMAP」を発行した。

 A5判カラー12㌻。前身の串本町観光協会が同様の趣旨で作成した「食べ歩きマップ」を強化刷新した冊子で、掲載している店舗数は35軒から55軒に増え、併せて同協会が提供する▽フィッシング釣り具レンタル▽釣って×触れて×学ぶ珍魚釣り体験▽街中チョイのりレンタルサイクル▽初心者でも安心!古座川カヌー体験―の各アクティビティー情報も盛り込んでいる。

 携行性を高めるために従来のA4判からA5判にサイズ変更し、通信端末による情報入手が主流化する時代変化にも対応し表紙に冊子のPDFデータが閲覧できるQRコードを印刷。手元に冊子がなくても使い慣れた通信端末に保存して活用するなど利便性向上の工夫も刷新を機に図った。

 同町の日本トルコ友好マスコットキャラクター「まぐトル」によるアピール要素も取り入れ親近感を誘う仕上がり。作成数は5000部で、当面は同協会の串本事業所(JR串本駅併設)と古座事業所(JR古座駅舎内)、ホテル&リゾーツ和歌山串本や4月14日(水)に開業するホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本」で取り扱い、必要とする観光客や工事関係で町内滞在する人に配って活用してもらうという。

 同協会の宇井晋介事務局長は「昨年から企画を進めていたが、新型コロナの影響でマップの需要が低迷し刷新も延び延びになっていた。関西の緊急事態宣言も解け、観光客の増加が見込めるようになったので発行に踏み切った。会員皆さまのプラスになるようしっかり活用していきたい」と意気込んでいる。

(2021年3月13日付紙面より)

従来の「食べ歩きマップ」(左)と新たに強化刷新した「まんぷくMAP」(右)=10日、南紀串本観光協会串本事業所
2021年03月13日
49 3・11犠牲者を追悼
 議会中に黙とうささげる  (新宮市議会 )

 新宮市議会(久保智敬議長、15人)3月定例会期中の11日、議員や市職員ら出席者は議場において約1分間の黙とうをささげ、東日本大震災の犠牲者を追悼した。

 一般質問を中断した上、午後2時46分に久保議長の呼び掛けで黙とうを行った。新宮市は震災で甚大な被害を受け多大な犠牲者が出た宮城県名取市と姉妹都市提携を、気仙沼市と交流都市協定を締結している。両市とも震災に伴う津波や火災などで壊滅的な被害を受けた。

 先の大震災では、宮城県北部の栗原市で最大震度7が観測されたほか、宮城県、福島県、茨城県、栃木県などで震度6強を観測。災害関連死を含めた死者は1万9000人を超え、現在も2500人以上が行方不明となっている。

(2021年3月13日付紙面より)

議会議員や職員らが黙とうをささげた=11日、新宮市役所
2021年03月13日
50 高野坂ハイキングと交流会  千穂第2地区がサロン  (新宮市 )
2021年03月13日
51 防災や新型コロナワクチン  新宮市議会一般質問③  
2021年03月13日
52 コロナ対策や防災事業など審議  太地町議会3月定例会  
2021年03月13日
53 海上遊歩道など訪れる  太地こども園が卒園遠足  
2021年03月13日
54 「識字教室の活動と私の体験」  人権・同和学習会  (ウィメンスタディズ熊野 )
2021年03月13日
55 持続可能な社会に向け  近大新宮高でプレゼン大会  (新宮市 )
2021年03月13日
56 堀順一郎町長諸報告(終)  那智勝浦町  
2021年03月13日
57 大空に向かって背比べ  相野谷川沿いでツクシ顔を出す  (紀宝町 )
2021年03月13日
58 絵本ライブを楽しむ  さくらんぼの「お別れ会」も  (紀宝町 )
2021年03月13日
59 大正時代のいろり  【紀宝町】100年以上、平尾井薬師堂見守る  (熊野アーカイブ ~熊野に人あり、歴史あり。~ ⑨ )
2021年03月13日
60 アマゴ釣りの挑戦に意欲  フライフィッシング講習  (古座川町 )
2021年03月13日
61 地玉の浜の仏様  ウラシマソウの花  (那智勝浦町 )
2021年03月13日
62 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第31回】フィンランドの食育は?  

 野菜が嫌いという悩みは、子育てをしていると尽きません。なんとか、野菜を食べさせたい! これは多くの方が感じていることではないでしょうか?子どもが野菜を嫌がる理由は、一番はやっぱり味です。特に、ピーマンやセロリなど苦みや香りがきついものは、嫌われる可能性が高いですね。あとは、歯触りや舌触り。トマトやナスなど独特の食感のものは、その食感が嫌いということが多いです。

 野菜嫌いの克服法として、よく言われるのは調理の工夫ですよね。細かくカットしたり、カレーやハンバーグに混ぜる。味付けを工夫するなど、お母さんたちは、あの手この手を使って野菜を食べられるように日々試行錯誤していると思います。これは、とっても有効な手段です。

 小学生の野菜摂取について調べた論文によるとこんな記述があります。「緑黄色野菜の摂取頻度の低い児童ほど野菜嫌いが多く、その原因は主に味であるが、嫌いな野菜でも各々に応じた調理法を工夫すれば食べられるようになると答えた」(栄養学雑誌「小学生の野菜摂取に関係する食習慣と親の食意識について」、1996年)。確かに調理を工夫することで、食べられるようになるということですね。

 でも今、これまでとは全く違うアプローチが、注目されています。フィンランドで実施されている食育法なんですが、その名も「サペーレ」。このサペーレは収穫体験や調理体験ではない、これまでに全くなかった野菜克服のアプローチです。

 ポイントは、五感で野菜と触れ合うということ! フィンランドの幼稚園などでは、目隠しをして野菜を触ったり、匂いを嗅いだり。虫眼鏡を使って、野菜の断面を観察したり、手触りを楽しんだり。野菜そのものを、体感するという授業が行われているんです。

 食べ物で遊んじゃダメ!と昔はよく言いましたが、サペーレではそれも食育! 野菜をお人形に見立てて遊んだり、おもちゃにしたり。創造力を使って、野菜と触れ合うことが大切とされているわけです。そして実際に、野菜と存分に戯れた子どもたちはその遊んだ後の野菜を嫌がらずに食べるそうです!!

 収穫体験や家庭菜園はすぐ実行することはできませんが、これはすぐにでも家でできそうですよね。大切なのは、野菜に対するネガティブなイメージを払拭(ふっしょく)することではないかと思います。「野菜=まずい・苦い」といった、先入観を一度フラットにするために野菜と触れ合うんです。子どもたちは好奇心にあふれ、きっと野菜との触れ合いを楽しんでくれるはずです。せっかく野菜と触れ合うなら、縦にカットしたときと、横にカットしたときの断面の違いやタネがどんなふうになっているかなども見てみてください。

 子どもの体験は学習の宝庫! ぜひ親子で楽しみながらフィンランドの食育にトライしてみてください。

(2021年3月13日付紙面より)

2021年03月13日
63 お悔やみ情報
  
2021年03月11日
64 第7勝丸が早めの出港
 調査や商業捕鯨に向かう  (太地町 )

 太地町漁業協同組合(脊古輝人組合長)の捕鯨船「第7勝丸」(32㌧、竹内隆士船長、乗組員5人)が9日正午、クジラの生態調査と商業捕鯨を行うために昨年より約1カ月早く太地漁港を出港した。船員の家族や関係者ら20人が駆け付け、無事を祈りながら見送った。

 今回の調査は日本鯨類研究所が日本小型捕鯨協会(貝良文会長)に依頼し、所属する同町や宮城、千葉県の船4隻が東北沖などで調査するもの。第7勝丸は青森県沖で行う。

 各船が役割分担する調査内容は15日(月)から29日(月)までの間、▽目視▽DNA検査のため肉片を採取▽衛星標識を装着し個体の位置情報を確認する―などで、クジラの生態や回遊場所(生息域)を科学的に調査する。

 昨年は国が定める漁獲枠132頭(母船分を含む)より少ない95頭だった。同漁協によると、海水温の上昇などが昨年の捕獲頭数に影響したと推測しているという。調査終了後は4月3日(土)から商業捕鯨を開始する見込み。

 勝丸は6日未明に出港したが、海の状態が悪かったことや船内設備の不具合などから安全を考慮しすぐに帰港した。その後も前述の理由などから数日出港を見送りこの日となった。

 6日時点で同漁協専務理事で同協会の貝会長は「昨年は新型コロナウイルスの影響で鯨肉の単価がかなり落ちたが、秋ごろには持ち直した。今年は挽回できれば」。

 調査や商業捕鯨については「海水温が上がると数年間は続くため、心配もある。しかし、今回の調査は商業捕鯨前に科学的に調査してくれるのでクジラの位置が分かりありがたい。目標は今年最大漁獲枠の134頭」と話していた。

 出港を見送った同漁協の〆谷(しめたに)和豊参事は「安全に調査が済み、無事に操業を終えることが第一。その上で大漁を願っています」と語った。

 竹内船長は「今年もいつもと変わらず、安全第一で実施したい。今回はもっと早く出港したかったが天候も悪かった。ターゲットはミンククジラ。今年は定められた頭数を全て捕獲したい」と語った。

(2021年3月11日付紙面より)

家族らが第7勝丸を見送った=9日正午、太地漁港
2021年03月11日
65 新型コロナについて学ぶ
 地域支え合いにかかる勉強会  (新宮市 )

 新宮市と市社会福祉協議会は9日、同市野田の市福祉センターで「地域支え合いにかかる勉強会」を開いた。市内の民生委員や福祉委員ら約50人が参加。東牟婁振興局健康福祉部保健課保健グループ主査の中住公泰さんが「新型コロナウイルスについて」と題して講話した。

 勉強会は昨年に開催された地域支え合いフォーラム「みんなでつくろう!わがらのまち~しんぐうで暮らし続けるために今できること~」を基に、新型コロナウイルスの影響で各地区が抱いている問題や、この先どのような支えや助け合いの活動ができるかなどの意見を出し合う機会の場を設けようと実施。当初は1月の開催を予定していたが、新宮保健所管内での感染が確認されたことから延期となっていた。

 同フォーラムは地域に必要な支え合いについて理解を深めることを目的に行われ、市では「住み慣れた地域で生き生きと暮らしたい」という市民の思いを実現するため、地域包括システムの構築を目指している。

 講話で中住さんは「新型コロナウイルスにかかっても多くの人が軽症で回復していくが、20%は肺炎や人工呼吸器を使用するなどの重症化につながっている。初期症状は風邪やインフルエンザと区別がつかず、最大2週間ほど潜伏している」と説明。30代と比較した場合の各年代の重症化率を紹介し、年齢が増すごとに症状が悪化しやすい傾向を解説した。

 感染リスクについては「3密」「大声で話す」といった条件で高くなっており、接待を伴う飲食店においてクラスターが発生していると述べ、「飲食を伴う懇談会」「大人数や長時間に及ぶ飲食」「居場所の切り替わり」など、五つの場面を挙げた。

 対策として中住さんは、みんなが分かっていることとし▽身体的距離の確保(ソーシャルディスタンス)▽マスクの着用▽手洗い▽換気▽消毒▽体調不良時には早期に受診―を呼び掛けていた。

(2021年3月11日付紙面より)

約50人が聴講した=9日、新宮市野田の市福祉センター
中住公泰さん
2021年03月11日
66 町内2校の作品が奨励賞に
 ふるさとわかやま学習大賞  (串本町 )

 本年度ふるさとわかやま学習大賞に作品を応募した串本町立田原小学校(野端則久校長)と同町立西向中学校(山下哲治校長)がともに奨励賞を受賞した。両校とも8日の集会で関係する児童生徒への表彰状伝達をし、学校を挙げて喜びを分かち合った。

 この表彰は、県教育委員会がふるさとへの興味や関心を深め、郷土愛を育む目的で県内の小学校~高校やこの幅に相当する学校の児童生徒グループを対象に年次実施。地域の自然や文化、歴史や先人などを学んだ成果を▽模造紙ポスター▽模造紙新聞▽リーフレット▽パンフレット▽動画―といった各部門で受け付け、大賞は各部門から1点、奨励賞は全部門から計10点を選出して表彰している。

 田原小は5、6年生5人が校区内で大きな話題になっている民間小型ロケット発射場に関心を持ち宇宙関係技術について調べた成果を、規定サイズ(788㍉×1091㍉)の模造紙ポスター作品「宇宙に飛び出せ!田原ロケット!!」を制作。国産のロケットや人工衛星、国際宇宙ステーションや同発射場「スペースポート紀伊」の情報をぎゅっと詰め込み、ポスターだが扉をつけ開くと解説が出てくるなどの工夫も加え、5人それぞれの感想も添えた内容となっている。

 西向中は3年生10人が前年度に国語科の授業の一環で取り組んだがコロナ禍に伴う臨時休校で発表の機会を失ってしまった調べ学習の成果を基にし、仕切り直して本年度に制作したA4サイズ14㌻構成のパンフレット作品「ミニタウン情報誌『あんね~よ』」を応募。九龍島(くろしま)や鯛島、神野川・地主神社や少女峰、校区内の産品であるヒジキやポンカンについて調べた事柄をまとめた内容となっている。

 同町関係では過去、2009(平成21)年度に養春小の児童作品(ヒジキ学習)が奨励賞、12(平成24)年度に西向小の児童作品(ふるさと再発見学習)が大賞に選ばれた経緯があり、今回は8年ぶりの受賞となる。

(2021年3月11日付紙面より)

作品「宇宙に飛び出せ!田原ロケット!!」と制作した5、6年生=8日、串本町立田原小学校
作品「ミニタウン情報誌『あんね~よ』」と制作した3年生=8日、串本町立西向中学校
2021年03月11日
67 クマノザクラを紹介
 リーフレット1万部を作製  

 日本クマノザクラの会(勝木俊雄会長)は、クマノザクラを紹介するリーフレットを1万部作製し、会員と新宮市、那智勝浦町、紀宝町、御浜町、熊野市、上北山村など和歌山、三重、奈良の3県各市町村に配布した。

 クマノザクラはバラ科サクラ属の樹木で、2018(平成30)年に新しく公表された野生種。紀伊半島南部の3県に分布し、早咲きで花が美しいことから、観賞用の利用が期待されている。

 花は一つの花芽に2個つき、花柄が比較的短く無毛。花弁は白~淡紅色で、先端が濃くなることもある。葉は葉身が卵形で幅が18~36㍉と細長く、葉緑の鋸歯(きょし)が粗く、葉面裏が淡緑色。これらを含む多くの特徴を観察することによって、クマノザクラの正確な同定ができるという。

 リーフレットはカラー刷りで、薄ピンク色で花びらを表現し、「熊野から始まる春」と題した。見開きで3県の観察ポイントを地図や写真で紹介し、分布地、花と葉の特徴、保全なども掲載した。

 同会ではクマノザクラの利活用や保全活動を目指し、2月に発足。本年度はリーフレット作製、ホームページ(https://www.kumanozakura.jp/)開設のほか、観察会や講習会、講座の開催などを計画している。

(2021年3月11日付紙面より)

日本クマノザクラの会が作製したリーフレット
2021年03月11日
68 希望を胸に母校を巣立つ  公立中学校で卒業式  (新宮市、那智勝浦町、太地町 )
2021年03月11日
69 初日に3人が登壇  新宮市議会一般質問①  
2021年03月11日
70 当初予算など42議案を審議  那智勝浦町議会3月定例会開会  
2021年03月11日
71 ヨウコウザクラが見頃に  ピーアップシングウ  (新宮市 )
2021年03月11日
72 堀順一郎町長諸報告①  那智勝浦町  
2021年03月11日
73 驚きの世界にいざなう  マジックショーで20周年祝う  (「青い鳥」 )
2021年03月11日
74 卒業遠足で思い出つくる  神内小の6年生9人が  (紀宝町 )
2021年03月11日
75 町民限定でカレーの振る舞い  13日、「子ども食堂」プレオープン  (紀宝町 )
2021年03月11日
76 率先避難の心得など教わる  JRエリア会迎え防災学習  (串本古座高校 )
2021年03月11日
77 意気込み胸に母校巣立つ  町立中学校一斉に卒業式  (串本町・古座川町 )
2021年03月11日
78 アシビが花の見頃  熊野地方各地で  
2021年03月11日
79 お悔やみ情報
  
2021年03月04日
80 79億円の一般会計予算
 新年度案を3月議会に上程  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の堀順一郎町長や幹部職員らが2日、会見を開き、一般会計79億8700万円の令和3年度当初予算案を発表した。前年度より7億3200万円(8・4%)減となった。予算案は9日(火)開会の町議会定例会に上程する。

 当初予算は子ども・子育て支援に重点を置き、少子化対策や子育て支援策として「赤ちゃん誕生祝い金」「高校生の通学補助」などの事業を実施する。

 防災・減災対策では令和2年度に引き続き、消防・防災センターの新築工事を進めていくという。さらにオペラや「紀の国わかやま文化祭2021」などのイベントを通じて主力産業である観光産業の振興に力を入れる方針だ。当局は今議会で町政運営の指針となる「長期総合計画」を上程する。

 堀町長は新型コロナウイルス感染症の影響から、宿泊者数が対前年比38%減の22万8303人となったと説明。3万7022人だった外国人宿泊客が95%減の1941人に落ち込み、マグロの水揚げ量が9509㌧から8079㌧に減少したと報告した。 

 今後や当初予算については「緊急事態宣言の解除に伴い、GoToキャンペーンの再開を見越して経済対策を実施していきたい。ワクチン接種を進めることが一番の経済対策だと思う。引き続き、防災・減災対策を行うとともに、自然にやさしいゼロカーボンに向かって各事業を行っていく」と話した。

 また、4日にワクチン接種の確認作業を実施し、5日(金)から相談窓口を開設するとした。

  □     □

■歳入



 町税収入は2016万円(1・4%)増の14億1239万円を計上。新型コロナウイルス感染症の影響で、令和2年度に徴収猶予した分の固定資産税が令和3年度に納入されることから、滞納繰越分が大幅に増加した。

 歳入の3分の1強を占める地方交付税は1億円(3・3%)増の31億円。国県支出金は1億4344万円(12・1%)増の13億3307万円。

 借り入れに当たる町債は8億9911万円(66・4%)減の4億5540万円となった。歳入の不足を補う基金繰入金では財政調整基金、減債基金合わせて6億円となった。

  □     □

■歳出



 民生費が4024万円増の26億3970万円で全体の33・1%を占め、続いて14・5%を占める衛生費が11億6082万円、公債費が11億2949万円となった。

 前年度と比較し1億572万5000円増と大幅に増加した教育費は6億6190万9000円を計上。主な要因は熊野参詣道中辺路の石倉峠災害復旧工事に係る費用だという。

 また、消防費は大幅に減少し9億4802万円減の4億4580万7000円となった。防災行政無線デジタル化整備事業、消防・防災センター用地造成事業に係る費用の減少が要因となった。

(2021年3月4日付紙面より)


当初予算の発表が行われた=2日、那智勝浦町役場
2021年03月04日
81 園児児童生徒の家庭へ配布
 子ども教育15年プラン冊子  (古座川町 )

 古座川町教育委員会がこのほど、子ども教育15年プラン〈令和3~7年度〉を冊子化し、1日付で町内の各保育所・小学校・中学校に通う子どもの家庭へ配布した。

 同プランは町域における0歳から15歳までの育ちを大切にする保小中一貫教育の筋道を示す計画で、同町の教育振興基本計画に相当する。2016(平成28)年度に導入し、5年周期で改訂する仕組みに基づいて教育委員会と保育所や学校が一丸となり約1年にわたって協議。その集大成が同プラン〈令和3~7年度〉となる。

 大枠の教育目標「心豊かに たくましく羽ばたく 古座川っ子の育成」を1期目〈平成28年度~令和2年度〉から引き継ぎつつ、詳細は現状と照らし合わせて多岐に改訂。1期目と比べたときの大きな変化は、保育所から小学校へのつなぎをより強く意識し直した点や重点活動の「英語教育」と「読書活動」を継続しつつ「古座川アドベンチャープログラム(KAP)」を「ふるさと教育」に置き換えた点にある。

 保育所と小学校のつなぎの強化では、幼児期終了時に育っている10の姿を踏まえて児童期へつなぐ流れを意識。ふるさと教育は子どもにより一層ふるさとへの誇りを持ってほしいという地域の期待の高まりに応えるための重点化だという。

 ▽確かな学力(自ら学ぶ力=知)▽豊かな人間性(ともに生きる力=徳)▽健康で元気(たくましく生きる力=体)をバランス良く備えた子どもの育成が同プランの目指すところ。分かりよく保育所や学校、地域社会、家庭の役割も見据えた概要樹も示して、全体像の理解を図っている。

 全容版となる冊子はA4判カラー54㌻構成で500部作成。別途概要版(=リーフレット)も1000部作成した。家庭には全容版と概要版をセットにして配布した。次年度以降に古座中へ進学する串本町の子どもの家庭には入学をめどにして配るという。今回は概要樹を印刷したクリアフォルダも作成。概要版の余剰分と共に同プランの紹介資料として活用するとしている。同プランの問い合わせは同町教育委員会(電話0735・72・3344)まで。

(2021年3月4日付紙面より)

古座川町子ども教育15年プラン〈令和3~7年度〉の全容版(左)と概要版
2021年03月04日
82 ワクチン接種に向けて
 プロジェクトチームを設置  (紀宝町 )

 紀宝町は新型コロナウイルスのワクチン接種を速やかに開始できるよう、役場庁舎内に「紀宝町新型コロナウイルスワクチン接種プロジェクトチーム」を立ち上げた。

 町によると、今月中旬以降、住民票のある65歳以上の住民のみに先行してクーポン(接種券)を郵送する予定。接種開始は4月以降となる見込みで、会場や日時は広報などで知らせる。

 接種希望者は町のワクチン専用ダイヤルなどで申し込む。予約開始時期は詳細が決まり次第、周知する。

 16~64歳は、基礎疾患のある人などからワクチン供給量に応じて順次受けられる見込み。接種時期が決まった後、クーポンを郵送する。

 これらの情報は3月1日時点のもので、今後、国・県の準備状況によりスケジュールは変更になることがあるという。

 町の専用ダイヤル(電話0735・33・0363)は、クーポン・予約などの相談を受ける。平日のみで、時間は午前9時~午後4時。

 紀宝町は県内で唯一、新型コロナの感染者が確認されておらず、1日の町議会定例会で西田健町長は町民や医療従事者、福祉施設、企業をはじめ各事業者の感染予防と感染防止対策の徹底に感謝し、接種体制構築強化を図るとともに役場全体で総力を挙げて、確実かつ円滑にワクチン接種を受けてもらえるよう全力を尽くすと述べた。

(2021年3月4日付紙面より)

紀宝町役場内に設置された「新型コロナウイルスワクチン接種プロジェクトチーム」
2021年03月04日
83 「東日本大震災から10年」
 特設コーナーで展示  (新宮市立図書館 )

 新宮市井の沢の市立図書館では、1階に特設コーナー「東日本大震災から10年」を設け、震災関連の本を展示・貸し出ししている=写真。5月2日(日)まで。

 震災関連の「小説」「記録」、東北の文化を紹介している本や写真集、ガイドブックなどの「東北の本」、防災に関する本など、一般書・児童書合わせて約200冊を展示中。

 卒業、進学、就職など冬から春の季節の本が並ぶ「季節の本」コーナーでも引き続き展示・貸し出しを行っている。

 今月のおはなし会「ぷちぷち」(先着5組、4日から申し込み受け付け)は26日(金)午前10時30分からの約15分、「にこにこ」(先着10人・付き添い含む、申し込み不要)は27日(土)午後2時30分からの約15分を予定している。申し込み、問い合わせは同図書館(電話0735・22・2284、FAX0735・22・2312、メールtosyo@city.shingu.lg.jp)まで。

(2021年3月4日付紙面より)


2021年03月04日
84 峯のクマノザクラ開花急進  週末に満開かと期待高まる  (古座川町 )
2021年03月04日
85 町と区で喜び分かち合う  住吉集会所で竣工式挙行  (串本町 )
2021年03月04日
86 15人が介護資格取得  新翔高校で修了証授与式  (新宮市 )
2021年03月04日
87 ワクチン詐欺に注意を  消費者庁  
2021年03月04日
88 商品券の効果など問う  令和2年度一般会計補正予算案を審議  (新宮市議会 )
2021年03月04日
89 ハープやフルートの音色  高田小・中でコンサート  (新宮市 )
2021年03月04日
90 「ひな飾りを作ろう」  那智勝浦町地域子育て支援センター  
2021年03月04日
91 歌やクイズで盛り上がる  勝浦認定こども園  
2021年03月04日
92 みんなで桃の節句祝う  丹鶴幼稚園  
2021年03月04日
93 令和3年度予算大綱①  新宮市・田岡実千年市長  
2021年03月04日
94 分かる喜び実感できる授業  教職員ら招き公開授業研究  (矢渕中 )
2021年03月04日
95 近代の地域産業に触れる  後呂地とハサマの遺跡出土品を展示  (熊野市 )
2021年03月03日
96 楽しんでもらう環境願う
 熊野川川舟下り今季始動  

 川の参詣道として世界遺産に登録されている「熊野川」を巡る今季の川舟下り定期乗合便が2日から始まった。乗客3人を乗せた第1便が、語り部の吉川安子さんたちとともに新宮市熊野川町田長(たなご)の河原から出航した。

 川舟下り事業は2005(平成17)年9月にスタートした。最も乗客が多かったのは07(平成19)年度の5670人。昨年度は2872人だった。本年度は新型コロナウイルスの影響もあり、昨年4月14日から5月末まで休業。特に年間を通して約半数を占めるインバウンド客を集客できなくなったことが大きな痛手となり今年2月末で1048人となっている。

 運航開始前には川舟のお清めが行われ、吉川さんや熊野川川舟センター職員らに説明を受けながら、参加者がお神酒で船を清めていった。

 同センターの大濵孝之さんは「第1便を見送り、シーズンが始まった喜びを感じています。昨年はコロナ禍でできない日々が続いていたので、早くコロナが終息しお客さんに楽しんでいただける環境が戻るよう願っています」と話していた。

 川舟下りの乗船料金は大人4300円、4歳~小学生が2000円、団体割引(10人以上)が1人3900円、定期乗合便の貸し切りは1隻3万9000円、それ以外の時間(応相談)の場合は1隻4万9000円となっている。4歳未満は乗船不可。定期乗合便は12~2月を除き、午前10時からと午後2時30分から運航している。問い合わせ・申し込みは、熊野川町田長の熊野川川舟センター(電話0735・44・0987)まで。

(2021年3月3日付紙面より)

手を振る乗客を乗せ出発した第1便=2日、熊野川町田長
2021年03月03日
97 263人が思い出胸に 規模縮小して卒業式挙行 (木本高校、紀南高校)

 県立木本高校(松本徳一校長)と紀南高校(森典英校長)で1日、本年度の卒業証書授与式があった。新型コロナウイルスの影響で学校生活が制限された一年になったものの、両校の計263人は感謝と希望を胸に未来への歩みを進めた。例年、在校生が見送っているが、昨年に続き感染予防のため規模を縮小して挙行した。

  □     □

■木本高校



 木本高校では188人(普通科110人、総合学科78人)が母校での思い出を胸に卒業した。2年生や保護者、教職員たちは前途ある旅立ちを心から祝福した。

 卒業生は拍手に迎えられて会場に入場。点呼に続いて、普通科代表の井本樹里さんと総合学科代表の井奥永遠さんが松本校長から卒業証書を授与された。松本校長は卒業生がこの1年間、コロナ禍によって苦労したことに触れ「人生を生きる力になっていると思う」と激励。「皆さんは未来への希望。木高の卒業生として誇りを持ち、思い切り羽ばたいて。郷土を愛し、何をすべきか考えてください」と式辞を述べて、日々の前進を祈念した。

 在校生代表の和田伯躍君が卒業生への感謝や送る言葉を述べ、これに応えて卒業生代表の田村祥弘君が答辞。後輩の成長に思いを寄せながら、これまで指導や支援を受けた学校、両親、地域への感謝と新しい人生への抱負を述べ、卒業後の新しい人生への抱負で母校に別れを告げた。関西方面の大学に進学するという男子卒業生の母は「元気でやってくれれば」と、健康を気遣っていた。

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■紀南高校



 創立60年目を迎えた紀南高校は卒業生が1万人を超えた。本年度の卒業生は75人(男子41、女子34)で、夢や目標を胸に3年間を過ごした学びやに別れを告げた。

 伊藤永聖君が旗手を務め、保護者と生徒会長の大西輝人君、教職員が拍手で卒業生を迎えた。森校長が卒業証書を授与し、各クラスを代表して平山步夢君、佐来京介君、植野畑颯君が受け取った。

 式辞を述べた森校長は「皆さんが立派になった姿を見せてくれることこそが、皆さんを見守り、育ててくださった人々や地域への恩返しになる。今後の豊かな人生と幸福を心より願っています」とエールを送った。

 皆勤賞15人を表彰し、在校生を代表して大西会長が「より一層ご活躍されますことを在校生一同心よりお祈り申し上げます」と送辞を述べた。卒業生を代表して奥地彩さんが「皆さんと一緒に過ごした3年間はかけがえのない宝物です。これからも、お互いのことを忘れず、また会える日を楽しみにしながら、私たちの進むべき道を歩んでいきましょう」と答辞を読み上げ、家族、教職員にも感謝の気持ちを伝えた。

(2021年3月3日付紙面より)

国歌と校歌の演奏を聴く卒業生=1日、県立木本高校
普通科代表の井本樹里さんに卒業証書
思い出を胸に卒業式に臨む=1日、県立紀南高校
卒業証書を受け取る佐来京介君
2021年03月03日
98 事務局設け見学など運営
 臨時総会開き新体制整備  (SP紀伊周辺地域協議会 )

 スペースポート(SP)紀伊周辺地域協議会(旧・民間ロケット発射場周辺地域活性化協議会、会長=下宏副知事)の臨時総会が1日、串本町サンゴ台にあるホテル&リゾーツ和歌山串本であった。新たに同協議会事務局を置くため、先んじて次年度事業計画案や予算案を承認。併せて会名の変更などの会則変更や所要の規約設置を承認し、新たな体制を整えた。

 この協議会は、地域経済の高度化や発射時における周辺地域の事業環境や生活環境の円滑化などを図り活性化に資する目的で2019(令和元)年10月21日に設置。副知事を会長、同町と那智勝浦町の両町長を副会長とし、県と両町および広域で両町に関係する主要機関・団体の代表者を会員とする形で協議を進めている。

 県産業技術政策課によると、事務局設置の狙いは県と町が分担していた企画・運営や予算管理・執行を同協議会と事務局に一元化する点にあり、県と両町から人員と負担金を出し合いロケット打ち上げ応援イベントの運営や周辺交通対策の業務委託などの発注を行う。県の商工観光労働部長を事務局長とし、事務機能は串本町役場古座分庁舎内と県庁内に分散配置して4月中の稼働を目指す。

 この日は会則変更や事務局規定および会計処理規程の制定を経て、次年度の事業計画案と予算案を審議し承認。事業計画案では現時点での初打ち上げに向けた取り組みの全体イメージ(プレミア見学場〈パブリックビューイング付帯〉、見学場兼臨時駐車場、バス輸送運営や周辺交通対策)やその実施に至るまでのスケジュールを情報共有し、予算案では県が2分の1、両町は各4分の1を負担し、未定だが寄付金を上積みして総額7320万円を確保し取り組みを具体化する内容を確認した。

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大枠の受け入れ協議会軸で運営



 プレミア見学場は旧浦神小と田原海水浴場の2カ所で、国道42号は見学場起点で1㌔までの区間を駐停車禁止、1~3㌔区間を駐車禁止、見学場周辺町道を通行止めといった通行規制をかけて支障の抑止を図る考え。臨時駐車場兼見学場を旧串本古座高校古座校舎と旧国保古座川病院跡地を設定し、有料・事前予約制のパーク&ライド拠点を那智勝浦町体育文化会館一帯と串本町総合運動公園一帯に設けプレミア見学場へのシャトルバスを運行する。これら運営は同協議会から事業者へ委託して実施する形を目指している。

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町単独事業は引き続き町で



 前述した内容に含まれない両町単独のロケット振興事業(例えば串本町の独自ロゴ活用による地域経済振興や樫野崎における関係者対象の見学場設置など)は一元化の枠外で継続する。事務機能の一部を受け入れる串本町によると、県と両町で各1人を出し合い実動を担う事務局体制をロケット推進グループと同居する形で迎え、双方で円滑に情報交換を進めつつそれぞれの目的達成を目指すという。

(2021年3月3日付紙面より)

臨時総会を開くに当たりあいさつする会長の下宏副知事=1日、ホテル&リゾーツ和歌山串本
2021年03月03日
99 37人が看護への道歩み出す
 なぎ看護学校で卒業式  (新宮市 )

 新宮市蜂伏の県立なぎ看護学校(塩路喜英校長)で1日、令和2年度卒業式があった。37人(女子27、男子10)が学びやを巣立ち、看護の道へと歩み出した。

 校歌演奏の後、一人一人に卒業証書を授与した塩路校長が、看護師は現場で命を支え続ける重い仕事であるとし「患者さんとつながる看護の本質的な部分はこれからも機械ではない、生身の人が担い続けていくと思っています。実際に現場に出て、患者さんと向き合う日々の中で戸惑いや迷いが生じるときもあると思いますが、なぜ看護師を志したかを忘れないでください」と激励した。

 在校生代表の鈴木さやかさんが「どんな状況であっても、私たち後輩からの実習に関する質問について丁寧に答えていただき感謝しています。これからも仲間と助け合いながら学びを深め、成長していきたい」と送辞。

 卒業生の道中るいさんは、自分の知識や技術、精神面の未熟さ、十分なケアを提供できないもどかしさや悔しさを感じていたと述べ「私たちの心が折れそうなとき、患者さま自身も大変な状態であるにもかかわらず、温かい言葉や笑顔を向けていただいた。『ありがとう』の声が何よりも励みになりました」と振り返った。実習を通じて命の尊さや看護師の役割、責任の重さを学んだと語り、患者とその家族、医師、仲間、自身の家族に感謝を伝えた。

 在校生には「一人一人がぶれない信念を持ってほしい。そうすれば、どんな壁に直面しても自分自身が崩れることはありません。何事も積極的に取り組み、たくさん経験を重ねてください」と答辞を述べた。

 卒業生からの記念品贈呈や来賓祝辞などもあり、学校長賞には奥地優香さんが選ばれ塩路校長から表彰を受けた。

(2021年3月3日付紙面より)

令和2年度卒業生の皆さん=1日、新宮市蜂伏の県立なぎ看護学校
一人一人に証書が手渡された
2021年03月03日
100 2月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2021年03月03日
101 串本JFC、歓喜のV
 和歌山トヨタカップABリーグ県大会  (小学生サッカー )
2021年03月03日
102 永年勤続功労章に7人  消防功労者消防庁長官表彰  
2021年03月03日
103 子どもの人権を学ぶ  三輪崎小育友会全員委員会  (新宮市 )
2021年03月03日
104 うわさの恐ろしさ体験  神倉小でネットモラル教室  (新宮市 )
2021年03月03日
105 新年度予算など26議案  新宮市議会3月定例会が開会  
2021年03月03日
106 特殊詐欺に「だまされないで!!」  管内中高生の作品を啓発物資に  (新宮警察署 )
2021年03月03日
107 クマノザクラが満開か?  国道168号桧杖橋付近  (新宮市 )
2021年03月03日
108 「真の強い人になって」  新宮高校定時制で卒業式  
2021年03月03日
109 西章教育長を再任  町議会定例会で承認  (紀宝町 )
2021年03月03日
110 スマホのルールを決めよう  スマホ・ケータイ安全教室  (神内小 )
2021年03月03日
111 当初予算規模は72億円  大畑町長が施政方針演説  (御浜町議会開会 )
2021年03月03日
112 議長に瀧口定延議員を選出  令和3年第1回定例会開会  (古座川町議会 )
2021年03月03日
113 田並の山間に春の彩り  サクラ咲く光景話題に  (串本町 )
2021年03月03日
114 アニメ活用し郷土史学ぶ 串本西小4~6年生20人 (海ノ民話のまちプロジェクト)
2021年03月03日
115 お悔やみ情報