ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:55件の記事がありました
【検索ステータス】 
2018年11月23日
1 ランチで食べたいクジラ料理
 コウケンテツさん招き試食会  (和歌山県 )

 熊野灘捕鯨文化継承協議会(山西毅治会長)は20日、串本町役場古座分庁舎で鯨料理「くじらキッチン」の試食会を開催した。新宮市、那智勝浦町、串本町の飲食店5店舗が開発した新メニューを料理研究家のコウケンテツさん(44)や関係者らが試食した。

 同協議会は新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町で構成し、熊野灘エリアを訪れる観光客の消費拡大に向けて新たな観光商品の開発を行う事業者を支援している。「くじらキッチン」は取り組みの一環で、同エリアを訪れる観光客の中で、特に20~30代女性が「ランチタイムに食べたいと思う鯨料理」をコンセプトに開発するもの。9月末から10月中旬まで参加する事業者を募った。

 開発された商品は各事業者の店舗で販売や提供を予定している。提供店では共通ロゴマークの入ったタペストリーを掲げるほか、作成されるパンフレットで事業をPRする。

 この日は各事業者から料理の説明を受け、まずはコウさんが試食。調理方法や食材について事業者らと語り合い、料理の感想を述べた。集まった関係者らはそれぞれのメニューを味わった。

 コウさんはあいさつで食文化の重要性を訴え、新メニューについて「驚きしかない。それぞれの店の良さ、クジラの良さが表れていた。どのメニューも地元愛があり、工夫に富んでいてすごくおいしかった。これほどの料理を出すには相当、苦心されたと思う」と評価した。

□     □

 参加した5店舗と出されたメニューは次の通り。

■新宮市

▽まえ田「紀州まえ田の鯨寿司」

▽pizzeria koma「鯨肉のローストとピンクグレープフルーツのサラダピッツァ」

■那智勝浦町

▽鮮魚・創作和食・旨い酒bodai「鯨のカダイフ揚げ トマト大葉ソース」

■太地町

▽いさなの宿 白鯨「白鯨特製鯨パスタランチset」

■串本町

▽サンドリア「くじLoveすきドリア」

(2018年11月23日付紙面より)

料理について事業者と話すコウケンテツさん(右)=20日、串本町役場古座分庁舎
完成した各事業者の新メニュー
2018年11月23日
2 高血圧予防を学ぶ
 ゆうゆうクラブ女性部栄養講習会  

 新宮市のゆうゆうクラブ(老人クラブ連合会)女性部(石原千里部長)による平成30年度栄養講習会が21日、同市熊野川町の総合開発センターで開かれた。

 市保健センターの保健師・植山綾子さんが「高血圧予防」をテーマに話を進め、市食生活改善推進協議会(栃尾眞喜子会長)の会員5人が減塩や食の重要性について説明した。

 女性部の17人が参加。はじめに石原部長が「高血圧予防についてしっかり話を聞いてください」とあいさつした。

 植山さんは、生活習慣病による高血圧の患者が全国で1000万人いる一方、3300万人が未治療といわれているとし、「自分の血圧を知り、早く気付いて予防することが大事」と述べた。

 高血圧の基準や種類(二次性高血圧、本態性高血圧)を説明した上で、「日本人の高血圧の90%が本態性高血圧で、生活習慣の見直しが必要。高血圧の症状は特に出ないが動脈硬化が進行する。動脈硬化は体への血液が行き届きにくくなり、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす」と話した。

 肥満にならない体重管理や30分以上の有酸素運動をはじめ減塩、食事などのポイントを示し「野菜を積極的に取り、青魚類を食べるよう心掛けてほしい」と呼び掛けた。

 参加者は協議会の会員が作ったどら焼きとホットレモンを試食。会員は▽欠食は絶対に避ける▽動物性タンパク質を十分に取る▽魚と肉の割合は1対1くらいにする▽余暇活動を取り入れた運動週間を身に付ける―といった「食生活10の指針」を紹介した。

(2018年11月23日付紙面より)

どら焼きなどを試食する女性部の会員=21日、新宮市熊野川町の総合開発センター
2018年11月23日
3 防災航空隊と連携強化
 那智勝浦町消防が救助訓練  

 那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)は21日、同町宇久井の地玉の浜で和歌山県防災航空隊との連携強化を目的にした訓練を実施した。消防本部の救急隊と消防隊、県防災航空隊から計19人が参加。隊員らが緊密に連携を取りながら、活動が困難な場所で救助訓練に取り組んだ。

 山菜採りに出掛けた男性2人のうち、1人が山林内で負傷し動けなくなり、消防に救急要請した―と想定して訓練した。救急隊が地玉の浜の斜面付近で負傷者の状況を調べ、航空隊に救助を要請した。消防隊が救助活動を支援。負傷者を浜まで運び、白浜空港から飛来した防災ヘリコプターが上空からワイヤで負傷者をつり上げて機内に収容した。

 関谷善文消防署長は「ヘリとの訓練は年に数回しかできないので大変貴重な訓練になった。若い隊員が多いので不測の事態に備えての訓練ができた。無線の交信が場所によって感度が落ちるので、携帯電話など違う道具を駆使しながら連携したい」と話した。

 近年は熊野古道歩きの入山者が増え、ヘリの出動までは必要ないが、救助要請は多いという。関谷署長は「時間が遅くなると事故になりやすい。入山の時は余裕を持った計画を立ててほしい」と話していた。

(2018年11月23日付紙面より)

地玉の浜から負傷者をつり上げる訓練=21日、那智勝浦町宇久井
救急隊、消防隊が連携しながら山林内の負傷者を救助
2018年11月23日
4 2分団に消防車両納車
 老朽化に伴い更新整備  (串本町 )

 串本町消防防災センターで21日、串本町消防団(稲田賢団長)に対する消防車両の納車式があった。今回は和深分団(高尾拓次分団長)の消防ポンプ自動車と串本分団(泉博二分団長)の小型動力ポンプ軽積載車を更新整備。田嶋勝正町長から両分団長にキーが託され、代表して和深分団の高尾分団長は「一日も早く車両に慣れるよう訓練し、町民の生命と財産を守れるよう努力する」と応えた。

 和深分団の旧車両は平成8年に整備され、22年が経過。串本分団の旧車両は平成9年に整備され21年が経過。ともに老朽化したため、新車両に更新されることになった。

 納車式には両分団とも分団長以下4人が代表出席。稲田団長ら団本部役員と寺島正彦消防長ら職員が立ち会う中、両分団長にキーを渡した田嶋町長は「平成29年度は火災6件。本年度は現時点で10件の火災が発生している。一日も早く新しい車両に慣れ、いざというときに迅速に出動できる体制をつくってほしい」と奮起を期待した。

 式後は納車した和歌山日野自動車株式会社新宮営業所や山口商会新宮支店の職員が両分団に仕様の説明をし、主に旧車両にない変更点について質問を受けるなどした。

 和深分団の旧車両はオフロード車がベースだったが、新車両はトラックがベースのCD―Ⅰ型。両車両を比較したときの大きな変化の一つにカーブ走行時の安定性があり、今回の更新ではより迅速に現場へ急行しやすいというメリットがもたらされる形となった。

 串本分団の旧車両と新車両は時代相応の変化はあるが、小型動力ポンプの仕様(2サイクル)を含めほぼ同等の艤装(ぎそう)がされている。泉分団長は同ポンプの取り扱いについて念入りに確かめるよう指揮しながら新車両を預かった。

(2018年11月23日付紙面より)

納入した業者から新車両の説明を受ける団員ら=21日、串本町消防防災センター
2018年11月23日
5 みんな違っていいんだよ  サンコンさん招いて講演会  (紀宝町 )
2018年11月23日
6 子どもを心豊かに  共育フォーラム2018  (三重県教組紀南支部 )
2018年11月23日
7 野菜に興味を持って  三輪崎小学校で出前授業  (新宮市 )
2018年11月23日
8 思い込めた八咫烏配布 高齢者らが100体の張り子作成 (熊野本宮大社)
2018年11月23日
9 県の主要産品学ぶ  太地小でミカンの出前授業  
2018年11月23日
10 当事者であると認識を  教育講演会で速水盛康さん  (近大新宮高校・中学校 )
2018年11月23日
11 1位に西美晴さん  写連新宮支部11月例会  
2018年11月23日
12 新型電車が試運転  227系1000番台電車  (JR西日本 )
2018年11月23日
13 優秀賞に中西五三さん  新宮愛蘭会「第48回寒蘭展示会」  
2018年11月23日
14 さまざまなゲームを満喫  中央児童館で「こどもまつり」  (新宮市 )
2018年11月23日
15 企画参加者の話を聞く  潮岬でトークイベント  (森のちからⅩ )
2018年11月23日
16 身近なところから税考える  古座小6年生租税教室受講  (串本町 )
2018年11月23日
17 探索や火おこしに挑戦  大島中が通夜島で学習  (串本町 )
2018年11月23日
18 懸命にバトンつなぐ  王子ヶ浜小でふじだなリレー  (新宮市 )
2018年11月23日
19 お悔やみ情報
  
2018年11月10日
20 町民に課題や施策を報告
 町政懇談会で意見交換  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は7日、役場で町政懇談会を開いた。この日は勝浦地区の住民が集まり、堀順一郎町長や職員から町行政の課題や施策の報告を受けた。懇談会は14日(水)までの間、各地区で実施される。

 堀町長は課題の一つである新クリーンセンター建設について説明。湯川・市屋間の大浦用地を建設候補地に決めた理由として、「津波の危険性がなく、道路も近いので建設費の節約にもつながる」と述べた。利便性を考慮し、敷地内にリサイクル施設も設置することを話した。

 100年先を見据えた町づくりや観光の柱づくりとなる「那智の滝100年の森づくり事業」を提唱。種苗育成などを町民全体で取り組み、国内外の人々やふるさと納税協力者らと共に植樹を行い、観光客の増加や防災力の向上、郷土愛の醸成などを目指すと力を込めた。

 平成29年度決算について当局は、一般会計歳出総額が約93億7000万円で、歳入決算額は昨年より約8億4000万円増と説明した。新病院建設に伴う町債の借り入れの増加や、ふるさと納税の増加により寄付金が増えたことが大きな要因であると報告した。

 地震発生時におけるブロック塀の倒壊被害軽減のため、撤去や改善に対する補助事業の詳細を話した。

 質疑応答では出席者らは「(ブロック塀の)補助はどの程度の場合に対応するのか」「滝の保全はそれらの土地を町有地としてから進めるべきでは」など多くの意見が挙がった。当局は「町道や県道以外にも自転車や人が通る場合や避難に使用するものが対象」「土地の所有者たちが保全への協力を約束してくれている。町の財政を考えると現在は買うことは難しい」と返答した。

 近年、連続発生した台風で浸水被害を受けた築地地区からは「満潮時刻と重ならない場合でも浸水した。商売を辞める人も出てくる。雨量だけでなく、水の流れにも注意してほしい」と声が上がり、町は「築地地区の排水機能の調査をし、土砂が堆積している側溝や排水管を発見次第、吸い上げ作業を行っている」と答えた。

 堀町長は「先を見据えた長期的な施策を進め、町民の皆さまが夢を持てるようなまちづくりを行っていきたい」と語った。

 今後の懇談会の日時、場所は次の通り。

▽12日(月)午後7時~ 交流センター太田の郷

▽13日(火)午後2時~ 口色川会館、午後7時~ 福祉健康センター

▽14日(水)午後7時~ 宇久井区民会館

(2018年11月10日付紙面より)

出席した町民ら=7日、那智勝浦町役場
堀順一郎町長
2018年11月10日
21 国防に関心持つことは責務
 深瀬尚久さんが講演  (県中小企業家同友会 )

 経営者団体「和歌山県中小企業家同友会」新宮支部(高橋伸支部長)は8日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店で11月例会を開いた。元北部航空方面隊副司令官の深瀬尚久さんが「日本を守る最前線の実話!!~日本を守る~」を題目に講演をし約60人が聴講した。

 深瀬さんは新宮市出身。空幕では総務防衛系の要職を歴任。統合幕僚学校副校長を務めた。司令官として、航空自衛隊の幹部として40年にわたり国の平和と安全のため最前線で尽力。2017年に航空自衛隊を退職した。

 深瀬さんは父親の希望で防衛大学に入学。自由に過ごしていた高校生活から一変、大学では徹底した規律や斉一性が求められたことに「カルチャーショックを受けた」と語った。「厳しい訓練を乗り越えたことにより同期の絆が生まれ、親やふるさとにありがたさを感じるようになった。帰属意識や愛国心も芽生えた」と振り返った。卒業後は幹部自衛官として年上の部下やベテラン下士官たちの指揮統率に悪戦苦闘した。立場が高くなるほどに公の人間として言いたいことが言えないもどかしさを感じた。

 深瀬さんは現在の日本が置かれている状況に関して「不安定、不透明な東アジアにおけるメインプレーヤーにならざるを得ない状況。いまや『関係国』から『当事国』となった」と述べた。中国機やロシア機とのスクランブル(防空識別圏内に正体不明の航空機が侵入した場合の緊急発進)は年間千回近く起こっていると説明。尖閣諸島問題について「施設もなければ人も住んでいない。簡単に奪われる可能性がある。中国は徐々に既成事実化していく戦略が得意。共産党一党独裁国家ならではの強さと怖さを感じる」と話した。

 国防のためには国民の意識改革が必要とし「平和国家の理想は必要だが、現実とリスクから目をそらしていては国家の存続は危うい。平和と安全を守ることはきれいごとではすまない」と警鐘を鳴らした。「国を守るためには膨大な労力とお金と犠牲が必要。それを怠るといつかもっと甚大な犠牲を生むことになる。民主主義国家の一員として政治や軍事、安全保障に関心を持つことは国民の責務」と強く語っていた。

(2018年11月10日付紙面より)

約60人が講演に真剣に耳を傾けた=8日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店
深瀬尚久さん
2018年11月10日
22 住民の力作600点並ぶ
 第14回串本町民総合展  

 第14回串本町民総合展が9日、町立体育館と町文化センターで始まった。期間は11日(日)までで、開場時間は午前9時~午後4時30分。入場無料で随時鑑賞できる。

 この展示会は、同町と同町教育委員会が主催。町民の美術への愛好心と鑑賞力を啓発し、創造意欲を活発にして町域の文化向上に資する目的で年1回開いている。

 出品者は町内在住、出身、在勤・在学者や町内のグループ所属者。今回は400件余りの事前申し込みがあり、会場には約600点の作品が飾られている。

 作品のジャンルは▽生け花▽山野草▽フラワーデザイン▽書道▽俳句短冊▽俳画▽工芸▽手芸▽ちぎり絵(以上同館内)―などと、▽絵画▽写真(以上同センター内)―で、特別展示は前回に引き続いて写真展「トンボロの町・串本―歴史の道と老舗商店街」が同センター2階で開かれている。

 特別展示は昭和20年代を中心に複数の写真で往時を振り返る内容で、昭和38年10月6日の串本小学校講堂落成記念行事(三笠宮さまご臨席)の様子も含まれる。

 同センター内の一角には感想ボードが設けられ、付箋紙に記入して貼り付ける形で寄せる趣向も行われている。

(2018年11月10日付紙面より)

第14回串本町民総合展の町立体育館会場=9日、串本町串本
2018年11月10日
23 防火意識高揚を啓発
 秋の火災予防運動初日に  (新宮市 )

 秋の全国火災予防運動(9~15日)に伴い、各地の消防は9日、防火広報を実施した。新宮市消防本部(川嶋基正消防長)では新宮、三輪崎、高田、熊野川の4地区に分かれて、住民らに防火意識の高揚を呼び掛けた。今年の全国統一防火標語は「忘れてない? サイフにスマホに火の確認」。

 市消防本部で行われた新宮地区の出発式には丹鶴、千穂、蓬莱、警備の4分団から18人が参加した。竹内由定団長は「火災の防火意識を認識してもらう必要があり、一人でも多くの市民にお伝えいただきたい」と訓示。団員らは各分団の消防車両に乗り込み、各地区の広報に向かった。

 期間中の11日(日)には新宮地区と熊野川地区で総合訓練を実施する。

 期間中の全国重点目標は▽住宅防火対策の推進▽乾燥時および強風時火災発生防止対策の推進▽放火火災防止対策の推進▽特定防火対象物などにおける防火安全対策の徹底▽製品火災の発生防止に向けた取り組みの推進▽多数の者が集合する催しに対する火災予防指導などの徹底―の六つ。

 市消防本部では▽住まいの防火対策を進めよう▽延焼拡大危険性の高い地域を中心とした火災予防対策や警戒を徹底しよう▽放火されない環境づくりを進めよう▽防火管理体制の徹底を図ろう▽電気用品、燃焼機器、自動車などの適切な使用・維持管理を徹底しよう▽火気器具・危険物は正しく取り扱いましょう―の6点を重点に実施する。

 市消防本部管内で今年1~9月に発生した火災は、住宅火災3件、その他火災1件の計4件で、昨年同期より4件減少した。

(2018年11月10日付紙面より)

消防車両が広報活動に出発=9日、新宮市消防本部
2018年11月10日
24 定員80人に290人応募  「飛鳥Ⅱ」船内見学抽選会  (新宮市 )
2018年11月10日
25 「ものづくり」の魅力語る  技能者人材育成支援の講座  (太地中 )
2018年11月10日
26 骨の仕組みや食べ方学ぶ  県が出前授業で説明  (勝浦小学校 )
2018年11月10日
27 会員が練習の成果を披露  ゆうゆうクラブ芸能大会  (新宮市 )
2018年11月10日
28 郡学校美術展審査会  10、11日は三輪崎小で「新宮展」  (東牟婁地方美育協会 )
2018年11月10日
29 4年生受講し興味高める  高池小で梅干しの出前授業  (古座川町 )
2018年11月10日
30 糖尿病予防への関心促す  保健センター主催講演会  (串本町 )
2018年11月10日
31 ニンニクの植え付けを体験  JAみくまのと農福連携  (エコ工房四季 )
2018年11月10日
32 お悔やみ情報
  
2018年11月01日
33 早くも来年の開運暦
 那智山青岸渡寺で発送作業始まる  

 世界遺産である那智勝浦町の那智山青岸渡寺(髙木亮享住職)で10月30日、来年の「那智山開運暦」の発送作業が始まった。今月上旬までに北海道から沖縄県までの全国の信者約1万8000人に発送する。

 那智山開運暦はB6判32㌻。同寺の「如意輪(にょいりん)観世音菩薩お前立ち」の像が表紙を飾る。方位吉凶図、九曜星の年齢と吉凶、1月から12月までの運勢、二十四節気などの解説を掲載し、カラー口絵部分には、屋根の葺(ふ)き替え工事中の本堂(国指定重要文化財)の様子が紹介されている。工事は今年中に終わる予定。

 髙木亮英副住職は来年のえと「亥(い)年」にちなみ、「諸行無常のごとく、今年はいろいろなことがありましたが、来年は改元の年。新しい気持ちで夢と勇気を持って、猪(いのしし)のように目標にまい進されますことを願っております」と話していた。

 希望者には1部300円(送料込み)で発送してくれる。問い合わせは〒649―5301那智勝浦町那智山8番地、那智山青岸渡寺寺務所(電話0735・55・0001)まで。

(2018年11月1日付紙面より)

開運暦を封筒に詰める髙木亮英副住職(左)ら=10月30日、那智勝浦町那智山
2018年11月01日
34 129事業所に協力呼び掛ける
 赤い羽根共同募金の活動  (新宮市 )

 社会福祉法人和歌山県共同募金会新宮市共同募金委員会(会長・田岡実千年市長)は10月30日、協力委員らが9班に分かれ129件の事業所を訪問し、赤い羽根共同募金への寄付を呼び掛けた。

 赤い羽根共同募金は、地域の高齢者や子育て世代対象のサロン活動など社会的課題を解決するための活動支援に使われる。今年度、新宮市では「ささえ愛募金」「MACHI(まち)サポート募金」「新宮いのちの募金」の活動のため協力を募っている。

 市共同募金委員会では、本年度450万円の目標を掲げ、個別、法人、街頭などで募金を実施。期間は10月1日から来年3月31日(日)までで、10月30日現在166万2618円が集まっている。事業所を回っての法人(大口)募金の目標額は130万円で、30日現在3万円が寄せられている。

 出発前、協力委員21人と市社協職員9人が市福祉センターに集まり、目標額などを確認。田岡会長は「10月1日から赤い羽根共同募金の運動が展開され、市民の皆さんに募金をお願いしている。6日には街頭募金にご協力をいただいた。本日の活動もよろしくお願いします」と呼び掛けた。担当者からの説明を受けた後、各班に分かれて各事業所を回った。

(2018年11月1日付紙面より)

内事業所で協力を募る=10月30日、新宮市野田のティム・デットマー英会話教室
2018年11月01日
35 5、6年生が記録に挑む 串本町小学校陸上競技記録会 

 串本町サンゴ台にある総合運動公園多目的グラウンドで10月30日、第14回串本町小学校陸上競技記録会が開かれた。本年度は町内の6年生81人と5年生121人を対象に実施。爽やかな秋晴れの下、児童は自己記録の樹立や更新に挑戦した。

 この記録会は、同町教育研究会(山本隆介会長)が主催。陸上競技で全力を発揮して自分の記録を確かめるとともに、町内9校の5、6年生が集まる貴重な機会でもあり、学校を超えて共に競い合う仲間を応援する姿勢も大切にしながら年1回行われている。

 本年度は半日に圧縮する形で計画され、計測前後の式典は省略。児童は全員参加の100㍍走に挑戦した後、▽走り幅跳び▽走り高跳び▽ソフトボール投げ▽800㍍走―から選んで計2種目の計測に臨んだ。5年生は全力で記録を樹立し、6年生は前回の記録の更新を目指した。

 式典はなかったが、児童の頑張りは山本会長や潮﨑伸彦教育長、家族や町内の陸上競技関係者らが見届け、注目や声援で後押しするなどした。

 全ての種目の計測終了後は各校の判断でそのまま帰校したり昼食を取ってから帰校したりするなど流れ解散となった。

 結果は、町教研の発表があり次第、報道する。

(2018年11月1日付紙面より)

100㍍走に挑む6年男子=10月30日、串本町サンゴ台
2018年11月01日
36 かわいいお化けたち
 街中を仮装パレード  (太地こども園 )

 太地町の太地こども園(森尾扶佐子園長)の園児ら70人が「ハロウィーン」の10月31日、町内を仮装してパレードし、住民らが沿道に出て、子どもたちにお菓子を配ったり、写真を撮ったりとにぎわった。同園のハロウィーン行事は昨年に続いて2回目。

 園児たちはカボチャやお化けなどの衣装を着け、午前10時前に公民館前に集合。ダンスを披露した後、「トリック・オア・トリート」と言って、役場職員らからお菓子をもらい、手をつないでパレードに出発した。公民館前には100人を超える保護者や住民らが集まり、「かわいい」「お菓子をどうぞ」と子どもたちに声を掛けた。街中を歩いた後、太地漁港ふれあい広場(東の浜)でも大勢の住民が見守る中、ダンスを披露して大きな拍手を受けた。

 この後、園児たちは那智勝浦町下里のつつじ園を慰問し、利用者らに喜ばれた。

 同園では前日に太地小学校の5年生との交流もあり、手作りの遊具でゲームなども行った。

(2018年11月1日付紙面より)

仮装した園児たちが街中をパレード=10月31日、太地町太地
かわいいダンスを披露
2018年11月01日
37 瀧本さん、岩橋さん優勝
 県年金受給者協会グラウンドゴルフ潮岬大会  
2018年11月01日
38 たまたまトルベリカップ
 優勝は「たまタマストロングス」  
2018年11月01日
39 自慢の180匹を審査  品評大会にぎわう  (紀州らんちう同好会 )
2018年11月01日
40 共に時間過ごし親睦深める 新宮署や中瀬古さんが講演 (那智勝浦町老人クラブ連合大会)
2018年11月01日
41 那智の自然、文化に親しむ  秋の遠足で土砂災害の研修も  (くろしお児童館 )
2018年11月01日
42 華麗なダンスに拍手  チャリティーダンス発表会  (太地町 )
2018年11月01日
43 コウノトリの作品も  坂地靖雄さん左官こて塗り絵展  (喫茶きよもん )
2018年11月01日
44 「楽器も喜んでいるのでは」  グランドール紀の風にピアノ寄贈  (新宮市 )
2018年11月01日
45 ハロウィーンの慣習楽しむ  小中学生ら41人  (県立潮岬青少年の家 )
2018年11月01日
46 生徒ら33人が慣習を体験  サンゴ台でハロウィーン行事  (ECC串本教室 )
2018年11月01日
47 「トリック・オア・トリート」  三尾川保育所でハロウィーン  (古座川町 )
2018年11月01日
48 2日間で8頭を仕留める  和深地内で合同有害駆除  (県猟友会串本町分会 )
2018年11月01日
49 スナッグゴルフ&焼き芋  三尾川小で地域交流行事  (古座川町 )
2018年11月01日
50 串本町観光フォトコンテスト  平成30年度入賞作品を紹介㊦  
2018年11月01日
51 5歳児5人が放水体験  正明保育園が消防署見学  (新宮市 )
2018年11月01日
52 礼儀や思いやりの心学ぶ  王子幼、たづはら保がお茶ごっこ  (新宮市 )
2018年11月01日
53 歌や踊りで楽しく交流  三津ノ保園児ら熊野川園訪問  (新宮市熊野川町 )
2018年11月01日
54 協力しながら交流深める  中央児童館バスハイキング  (新宮市 )
2018年11月01日
55 地域一体で競技に参加  高田で恒例の連合運動会  (新宮市 )