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2019年04月28日
1 10連休がスタート
 まちなかに帰省や観光客の姿  (熊野地方 )

 新天皇即位と改元に伴う10連休が27日からスタートした。同日、JR新宮駅などでは休暇をふるさとや観光地で過ごそうとする帰省客や観光客の姿が多く見られた。

 皇位継承と新元号の施行により、今年に限りゴールデンウイーク(GW)が異例の10連休となった。愛知県名古屋市から訪れた香村(こうむら)哲也さん(57)、規容衣(きよえ)さん(53)夫妻は「新宮市内を見て本宮町へ。熊野古道を歩きます。和歌浦、高野山などへ行く予定です」と話していた。

 3日(金・祝)には同駅前で恒例の「しんぐう駅マルシェ」が開かれる。4日(土・祝)には新宮港に客船「スターレジェンド」が入港する予定。

 他府県ナンバーの車も増え始めた。和歌山県警が発表している交通事故発生予報によると、当地方の厳重警戒日は27日、5月2日(木・休)~5日(日・祝)。日本道路交通情報センターによると、6日(月・振休)までの期間中は交通量が増加し、高速道路を中心に激しい渋滞の発生が予測される。

(2019年4月28日付紙面より)

列車を降りる乗客ら=27日、JR新宮駅
2019年04月28日
2 啓発活動拡大について協議
 なんなんネットが総会  (那智勝浦町 )

 東牟婁地方の精神医療、保健、福祉関係者で組織される南紀の心の医療・保健・福祉を何とかしよらネットワーク(通称・なんなんネット、屋敷満雄代表)は25日、那智勝浦町宇久井の南紀ひまわり作業所で本年度の総会を開催した。啓発活動の拡大や催しの在り方などの話し合いを進め、全ての議案が拍手をもって承認された。

 なんなんネットは平成18年に東牟婁地方の精神医療保健福祉の質の向上を目的に発足。精神障害者の社会参加の促進や障害者と健常者が平等に生活する社会の実現を促進するために相互理解を深め、地域支援ネットワークの構築を目指している。

 屋敷代表が「なんなんネットでは障害者を大切にしている。新宮市がさまざまな事例を出しながら学ぶ勉強会を2カ月に1度、実施している。同じようなものをこちらでも取り入れてはどうか」とあいさつ。続いて、本年度の事業計画として、専門的知識・技術研修、地域住民への普及啓発活動、当事者・家族研修、情報交換事業などを事務局が説明した。また、5月25日(土)午後6時から那智勝浦町体育文化会館で実施するシンポジウム「発達障がいの子が自立するために身につけておきたい大切なこと」はNPO法人ぷろぼのくまのとなんなんネットの共催で行うことを紹介した。

 委員からは「精神などについての相談や悩みをどうすればよいか、地域住民は知らない人が多い」「困っている人たちのためにもなんなんネットで何とかすべきでは」「『なんなん祭り』の運営方式を変更してみては」などの意見が挙がった。

 司会を務めた日浦頼和さん(南紀ひまわり作業所)は「皆さまから多くの意見を頂き、参考にしながら今年度も進めていきたい。なんなんネットの存在やその活動を知ってもらい、啓発につなげていけたら」と締めくくった。

(2019年4月28日付紙面より)

本年度の総会を開催した=25日、那智勝浦町の南紀ひまわり作業所
2019年04月28日
3 熊野川舟下り安全点検
 大型連休前に近畿運輸局  

 大型連休を前に国土交通省近畿運輸局勝浦海事事務所(吉武愼二所長)が26日、新宮市南檜杖に係留している熊野川川舟下りの川舟3隻の安全を点検した。吉武所長ら4人が救命道具の備えなどを確認し、船頭らに安全運航を指導した。

 国交省は2011年8月に静岡県浜松市の天竜川で発生した川下り船転覆事故を受け、13年に策定した「川下り船の安全対策ガイドライン」を基に、全国の事業者を対象に安全点検を実施している。この日は、船体検査、運航管理や操船技術、救助体制などの点検のほか、救助用ロープ使用方法の指導もあった。

 川の参詣道として世界遺産に登録されている「熊野川」を巡る川舟下り事業は05年9月にスタート。11年の紀伊半島大水害の影響で一時は乗客が減少したが徐々に回復し、昨年度は水害以降最も多い4563人を記録した。外国人観光客も年々増えており、本年度は乗客の約7割が外国人という。

 点検を終え、吉武所長は「安全を順守して運航しているという印象を受けた。船頭さん、語り部さんに関しては、十分健康に留意し、今後さらなる安全運航を心掛けてください」と講評した。森本博也・熊野川川舟センター長は「年に1度の点検ということで、毎回初心に戻れるいい機会だと思っています。安全運航をモットーに、訪れるお客さんに楽しんでもらえるように努力したい」と話していた。

 日本周辺では毎年2000隻近くの船舶事故が発生しているが、7割以上が小型船舶によるもの。国交省は、警察、海上保安庁などの協力を得て小型船舶の安全キャンペーン期間中(4月22日~8月30日)、啓発やパトロールを強化している。

(2019年4月28日付紙面より)

船体や運航管理などを点検した=26日、新宮市南檜杖
救命胴衣や救助体制を確認した
2019年04月28日
4 こいのぼり40匹泳ぐ
 復興願い地域住民ら設置  (新宮市熊野川町 )

 熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)は27日、新宮市熊野川町の道の駅「瀞峡街道熊野川」付近と日足道路バイパス付近の水田にこいのぼりを計約40匹設置した。

 2011年9月の紀伊半島大水害からの復興を願い、地元住民らが設置を始めて8回目。

 こいのぼりは水害後、熊野川行政局が新聞などで提供を呼び掛け、県内各地から集まったものを使用している。熊野杉の間伐材で作った高さ約12㍍のポール11本を会員約15人で取り付けた。

 下阪会長は「水害からの復興に向けて『元気です』の思いをアピールしたい。今年は10連休ということもあり、大勢の方々に見てもらって気持ちが安らげば」と来場を呼び掛けていた。

 取り付けたこいのぼりは5月12日(日)まで設置を予定している。

  □     □

■5月5日に地域物産展

 同協議会は5月5日(日・祝)午前10時から午後2時ごろまで、同バイパス下で「熊野川地域物産展鯉(こい)のぼり祭り」を開催する。

 熊野川町内で採れた野菜などを販売するほか、各種屋台、創作ダンス、午後1時30分からは100㌔分の餅まきを予定している。小雨決行。荒天中止。

(2019年4月28日付紙面より)

こいのぼりを設置する会員たち=27日、新宮市熊野川町田長
2019年04月28日
5 喫茶アリスが優勝 第142回職場対抗ボウリング大会 
2019年04月28日
6 2大会で好成績
 新宮ジュニアレスリングクラブ  
2019年04月28日
7 三輪崎がうれしい初優勝
 予選から全試合ストレート  (JAみくまの杯少女バレー )
2019年04月28日
8 格差をなくし、平和を守る  第90回新宮・東牟婁メーデー  
2019年04月28日
9 楽しい食事の時間を過ごす  北山小学校で親子給食  
2019年04月28日
10 農業の楽しさ大切さ養う  熊野川小学校が田植え  (新宮市 )
2019年04月28日
11 「地域活性化に貢献したい」  リムジンバス運行開始  (熊野交通 )
2019年04月28日
12 男女とも矢渕が優勝  中学ソフトテニス大会  (南牟婁予選 )
2019年04月28日
13 新入園児27人を迎え  鵜殿保で歓迎会  (紀宝町 )
2019年04月28日
14 空き店舗活用しませんか  町内での新規開業を応援  (紀宝町 )
2019年04月28日
15 200点の花がずらり  23回目の展示会にぎわう  (紀州石斛の会 )
2019年04月28日
16 お悔やみ情報
  
2019年04月25日
17 笑顔で暮らせる社会づくり
 民生児童委員協が総会  (新宮市 )

 新宮市民生委員児童委員協議会(福田行男会長)は23日、市福祉センターで本年度総会を開き、事業や予算などを承認した。福田会長は地域の誰もが笑顔で安全に安心して暮らせる社会づくりのために委員活動が期待されるとし「民生委員児童委員は専門職ではなく、行政や専門機関とのつなぎ役だと意識することが大切。無理なく市の福祉の増進に協力を」と呼び掛けた。

 出席委員全員で民生委員の歌『花咲く郷土』を斉唱し、5カ条の民生委員児童委員信条を朗読。来賓として出席した田岡実千年市長は「地域でのネットワークがこれからの地域福祉を発展させる上で大切になる。民生委員児童委員の尽力なくては実現できない。今後とも地域住民の心の支えとして、変わらぬお力添えを」とあいさつした。

 本年度の重点目標は「さまざまな関係機関団体と連携し、課題を抱える住民の支援に積極的に取り組む」「児童問題について早期に対応するため、子育て家庭に対しての情報提供や支援活動に積極的に取り組む」の2点。

 本年度事業計画は▽地区民児協活動の推進▽「民生委員・児童委員の日」活動強化週間の取り組み▽高齢者福祉事業の推進▽児童福祉と母子福祉事業の推進▽研修会の開催―など。「こんにちは赤ちゃん訪問事業」「さわやか朝の声かけ運動」などへの参加協力も行う。本年度一般会計予算は508万4000円。

(2019年4月25日付紙面より)

『花咲く郷土』を歌う民生委員児童委員協議会の皆さん=23日、新宮市福祉センター
福田行男会長
2019年04月25日
18 思いやりの心大切に
 マナーアップキャンペーンで高校生ら  (JR新宮駅 )

 通学中の列車内や駅構内など、公共の場でのモラルとマナーの向上を呼び掛ける「きのくに・さわやかマナーアップキャンペーン」が24日朝、新宮市徐福のJR新宮駅(林正樹駅長)で実施された。高校生や関係者らが利用者に啓発グッズを配布した。

 同キャンペーンは、学生が公共の場所で座り込みや大声で騒ぐなどのマナー違反行為が横行し社会問題となった平成15年から継続している。

 この日は新宮高校と近畿大学附属新宮高校の生徒、新宮警察署、少年補導員、少年相談センター、JR新宮駅社員などが参加。角野敦彦副駅長が「今日お集まりいただいた生徒さんはすでに思いやる心を持っている方々だと思います。取り組みを通して、思いやりのある人を増やして」とあいさつ。生徒らはキャンペーンを知らせるたすきを掛け、ティッシュやクリアファイルなどの啓発物資を渡し声を掛けた。

 近畿大学附属新宮高校の山本雅也さん(2年)は「マナー違反について考えて生活していくことは大切なことだと思いました。活動を通して、県、国、世界にマナーアップの精神が広がればうれしい。またキャンペーンがあればぜひ参加したいです」。

 新宮警察署少年補導員連絡会の柳本利文会長は「あいさつなどが希薄になってきたこの時代に、ちょっとした行動が心を和ませる。この機会にマナーアップに全力投球していただければ」と協力に感謝を述べた。

(2019年4月25日付紙面より)

マナーアップを呼び掛ける生徒ら=24日、JR新宮駅
2019年04月25日
19 隊員6人で有効運用目指す
 無人航空機運用隊を発足  (串本町消防本部 )

 串本町消防本部(寺島正彦消防長)が23日、無人航空機〈ドローン〉運用隊(通称・KATT=カット)を発足した。自治体のドローン運用手法として部隊を結成する形は県内初。寺島消防長は富田祐次隊長(消防司令補)ら職員6人を隊員に任命し、串本ライオンズクラブ(串本LC、小森正剛会長)が託した機体の有効運用を目指して努力するよう促した。

 串本LCは昨年11月、認証55年記念事業の一環で同本部の災害対応力向上を願ってドローン(INSPIRE2)を寄贈。同本部は操縦技術を習得するため、今年1月に国土交通省所定のフライトオペレーター講習を招致して開講。修了した職員6人はその後も自主的にGPS機能がないドローン機体を購入して技術を磨き、運用手法の検討を重ねてきた。その意欲を持って同本部は部隊を発足するに至った。

 通称のKATTは「KushimotoF.D Aerial Shoot Technical Team(串本町消防本部空撮専門隊)」から取ったそうで、隊員の士気を高める趣旨で用いるという。

 この日は寺島消防長ら職員(隊員含む)と田嶋勝正町長、串本LCの小森会長ら3人が出席。寺島消防長が発隊宣言して隊員の任命をし、代表して富田隊長が串本LCへの謝辞を交えて意気込みを掲げた。

 小森会長は託した機体をいざという時に役立てて職員が活躍すること、田嶋町長はこの機体を駆使していち早く対処することをそれぞれ期待して隊員のいっそうの奮起に期待。寺島消防長は発隊に至るまでの多方面の助力に対する感謝を掲げ「今後はわれわれの持てる力と技術、そしてこのドローンを最大限に活用し、積極果敢に現場投入して消防力向上を図り地域住民の安全安心につなげたいと思う」と訓示を述べて隊員の士気を促した。

 式後は飛行展示もあり、同隊は現時点での操縦技術や機体性能を披露。撮影した映像をリアルタイムでモニター表示し、小森会長や田嶋町長らに導入効果の一端を示した。

 同隊は本部指揮隊の要請により出動し、▽災害現場を上空から撮影し(広域的)情報収集▽行方不明者の捜索▽消防職員が進入困難な場所の(局所的)情報収集―などの任務に当たる。

 20~30代が主体の同隊を束ねる富田隊長(44)は当面、撮影を主体にした活動を考えるとし、部隊として一刻も早く災害に対処できるよう、そして今思っている以上に幅広く使えるよう視野を広げながら、いっそうの向上に努めたいと意気込みを語った。

(2019年4月25日付紙面より)

串本LCから託されたドローンの飛行展示=23日、串本町消防防災センター
任命を受ける富田祐次隊長ら隊員
2019年04月25日
20 未成年飲酒防止訴える 新宮小売酒販組合が街頭啓発 

 新宮小売酒販組合(辻良治理事長)などは24日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で未成年者飲酒防止・飲酒運転撲滅キャンペーンの街頭啓発を実施した。組合員や関係機関の職員ら約30人が買い物客らにチラシとティッシュを配った。

 毎年4月は「未成年者飲酒防止強調月間」。和歌山県全体では2000年から、新宮組合では1993年から街頭キャンペーンを実施している。この日は国税庁のゆるキャラ「イータ君」「マイナちゃん」、県警のマスコットキャラ「きしゅう君」も参加し、買い物に来た親子連れなどに未成年の飲酒防止などを呼び掛けた。

 辻理事長の開会宣言のあと、榎本伸・新宮税務署長、髙砂(たかす)浩之・新宮警察署長、田岡実千年新宮市長があいさつ。田岡市長は「未成年だけではなく、大人に対してもお酒の正しい飲み方を呼び掛けていけたら」と話していた。

 啓発に参加したのは▽新宮小売酒販組合▽新宮警察署▽和歌山税務署▽新宮税務署▽大阪国税局▽新宮納税協会▽新宮市▽新宮市立少年相談センター▽新宮警察署少年補導員連絡会▽日本フランチャイズチェーン協会▽紀南酒造組合―などの皆さん。

(2019年4月25日付紙面より)

買い物客らに未成年飲酒防止を訴える=24日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2019年04月25日
21 新宮高校Aが優勝
 第100回紀南バレーボール連盟杯春季大会  
2019年04月25日
22 「近づかないで」  宇久井地区住宅街でアナグマ  (那智勝浦町 )
2019年04月25日
23 宅配利用し見守りサービス  買い物お助けお役立ちカタログ  (那智勝浦町 )
2019年04月25日
24 ひとりでも多くの人救う  5月は赤十字資金募集月間  (新宮市地区 )
2019年04月25日
25 ツツジが開花  新宮港緑地帯で  
2019年04月25日
26 歌や踊りでにぎやかに  熊野ビリケンさん春祭り  (新宮市 )
2019年04月25日
27 弘法大師の遺徳しのぶ  妙法山阿弥陀寺で御影供  (那智勝浦町 )
2019年04月25日
28 青空の下楽しい笑顔  グリーンピア南紀へ遠足  (上野山こども園 )
2019年04月25日
29 住崎にこいのぼりを設置  町全体の盛り上げ願って  (串本ダイビング事業組合 )
2019年04月25日
30 採捕組合に教わって刈る  西向小4年生ヒジキ収穫  (串本町 )
2019年04月25日
31 「触れ合いを大切に」  母子寡婦福祉会が総会  (紀宝町 )
2019年04月25日
32 地域版活動強化方策策定へ  民児協が総会で重点など示す  (紀宝町 )
2019年04月25日
33 杭さん、山田さんが優勝  1年1カ月ぶりグラウンドゴルフ大会  (讃寿会 )
2019年04月25日
34 お悔やみ情報
  
2019年04月24日
35 カツオ春漁「幸先良い」
 昨年水揚げ上回る  (串本港 )

 深刻なカツオの不漁が続いていた串本町の串本漁港では、今年1月からの水揚げが昨年を上回り、カツオ春漁に好転の兆しが見え始めた。串本町のカツオ漁師、山崎晃さんは「東から来るカツオが取れている。このまま5月いっぱいはいけそう」と笑顔を見せた。

 山崎さんはひき縄を使った「ケンケン漁」で35年、カツオ漁に従事している。最盛期と比べると20年低調が続き、「この10年はとにかくひどかった。昨年は3日に1回取れればよい方だったが、今年は毎日釣れている」。底の見えない不漁が続いていただけに喜びは大きいようだ。

 和歌山県水産試験場(県水試)は毎年、カツオの盛漁期に当たる3月から5月までの沿岸カツオひき縄漁主要3港(田辺・すさみ・串本)の水揚げ総量などで来遊魚の増減を見ている。資源海洋部の武田保幸部長は、東から来るカツオについて「黒潮内側(ないそく)反流に乗って伊豆諸島方面からカツオやビンナガが来遊している」と海温図(=関東・東海海況速報)による所見を示し、「特に4月に入ってから漁が上向き出漁隻数が増えている。カツオ春漁は幸先の良いスタートです」と話していた。

 初鰹(はつがつお)と呼ばれる春のカツオは、通常であれば西から東へ移動する。那智勝浦町でも、カツオが揚がり始めており、勝浦漁港近くで鮮魚店を営む大井仁さんは「初鰹は普通さっぱりしているのですが、ほどよく脂がのっていますね。2㌔くらいの小さいカツオもうまいですよ」と話していた。

(2019年4月24日付紙面より)

カツオの水揚げで活気づく市場=和歌山東漁業協同組合串本市場
関東・東海海況速報=5日
2019年04月24日
36 G20前に連携強化
 危機管理コアメンバー会合  (新宮港港湾 )

 今年6月に大阪府で開催される主要国首脳会議「G20大阪サミット」を前に、22日、新宮市の東牟婁振興局で新宮港港湾危機管理コアメンバー会合があった。関係9機関から約20人が出席し、テロ対策を一層強化することを確認した。

 21日にはスリランカでテロ事件が発生するなど、情勢は非常に厳しい状況にある。新宮港港湾危機管理担当官の星﨑隆・田辺海上保安部長は「新宮港は大阪と隣接する県内にあり、海外とのパイプを持っている。大阪へのアクセスを考えるとノーマークでいい港ではない。過去の海外でのテロ事案をみても、開催地以外での事案も発生している。翌年には東京オリンピックパラリンピックも予定されている。アンテナの感度を高くして対策にしっかり取り組みたい」。

 副担当官の髙砂(たかす)浩之・新宮警察署長は「日本のテロ対策の真価が問われる大きなイベントが控えている。各機関においては、テロが差し迫った脅威であると認識し、絶対にテロリストを国内に入れないということを基本方針に情報共有、外国船への検査の徹底、保安設備整備など港湾保安対策の整備に努め、より一層の連携強化を」と呼び掛けた。

 会合の参加機関は▽田辺海上保安部(串本海上保安署)▽新宮警察署▽大阪税関和歌山税関支署新宮出張所▽大阪出入国在留管理局和歌山出張所▽近畿地方整備局和歌山港湾事務所▽近畿運輸局和歌山運輸支局勝浦海事事務所▽和歌山県東牟婁振興局新宮建設部▽新宮市企画政策部▽新宮市消防本部。

(2019年4月24日付紙面より)

各関係機関の代表者らが参加した会合=22日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
2019年04月24日
37 ものづくり通し社会参加
 熊野本宮園で張り子作り  (ヤタガラスプロジェクト )

 田辺市本宮町の特別養護老人ホーム熊野本宮園(中岸由美園長)では、入居者たちが「ヤタガラスプロジェクト」の取り組みとして八咫烏(やたがらす)の張り子を制作している。完成した100体の張り子は、5月4日(土・祝)に熊野本宮大社で、子どもたちを中心に参拝者に配布する予定だ。

 ボランティア団体「ヤタガラスプロジェクト」(児野和徳代表)は、張り子作りを通して高齢者らの社会参加を促す活動に取り組んでいる。児野代表は同市神島台の老人ホーム「シニアホーム鯨洋」で作業療法士として勤務しており、同施設では以前から作業療法の一環として張り子を制作していた。このたびの張り子は、「シニアホーム鯨洋」「ケアサポートよりそい」(田辺市)「高齢者複合福祉施設たきの里」(同)と、八咫烏の本拠地ともいえる本宮町の本宮園の入居者らで制作した。

 児野代表は同プロジェクトへの参加を広く呼び掛けており、高齢者がものづくりを通して人と関わりを持つことによって社会に参加し、同時に八咫烏の張り子が地域を盛り上げてくれるのではと期待を寄せる。「熊野本宮の同園がプロジェクトに参加してくれたのは意義深いこと。地元の子どもたちにも参加していただき、高齢者と親交を深めるとともに地域活性化の一端を担っていただければ。できるだけ多くの人と活動していけたら。気軽に参加を」。

 中岸園長は「プロジェクトに参加させていただいて、入居者さんたちも喜んでいます。参加呼び掛けによって多くの人に施設に来ていただき、張り子制作を通して交流していただければ」と話していた。

 同プロジェクトでは、月に1度の日曜日の午後に熊野本宮園で入居者らと一緒に張り子を制作するボランティアを募集している。11月に県全域で開催される「ねんりんピック紀の国わかやま2019」の田辺市3会場で、約300個の八咫烏の張り子を配布することも決定している。問い合わせや参加希望は熊野本宮園(電話0735・42・1556)まで。

(2019年4月24日付紙面より)

八咫烏の張り子を作る入居者ら=20日、田辺市の熊野本宮園
完成した張り子の八咫烏
2019年04月24日
38 津波からの避難訓練も
 勝浦観光桟橋で旅客船安全点検  (那智勝浦町 )

 ゴールデンウイークを前に23日、那智勝浦町勝浦の観光桟橋で、串本海上保安署(亀田進署長)と勝浦海事事務所(吉武愼二所長)合同の旅客船安全総点検と防災訓練があった。紀の松島観光、ホテル浦島の各所属旅客船計2隻が点検を受けた。碧き島の宿・熊野別邸・中の島は従業員が参加した。

 大型連休で多くの利用者が見込まれる中、旅客船の運航が適切に管理されているか確かめ、運航者の安全意識を高めて海難事故を防止するのが目的。毎年実行している。

 旅客船の法定書類、救命設備、消防設備などの確認をした。近年は巨大地震に伴う津波発生時の初動態勢などの防災面に力を入れている。今回はホテル浦島の旅客船が、航行中の地震・津波発生を想定した防災訓練を実施した。航行中の船長が最寄りの避難岸壁に急行し、ホテル従業員らがライフジャケットを装着し観光桟橋に避難した。

 亀田署長は「安全安心につながるよう、基本に立ち返り確認と検証の徹底を」と述べ、署員らが個別の指導にあたった。吉武所長は長年の無事故運航に敬意を表し、「安全に勝るものはない。避難誘導も機敏な動きだった。乗客が素晴らしい勝浦を楽しみ、喜んで帰ってもらえるよう継続して訓練を」と呼び掛けた。

(2019年4月24日付紙面より)

旅客船の安全点検を行う署員ら=23日、那智勝浦町観光桟橋
2019年04月24日
39 会長、副会長を再任 新宮グラウンドゴルフ同好会が総会と4月大会 
2019年04月24日
40 地元勢は団体戦2部門で入賞 三輪崎少年剣道大会 
2019年04月24日
41 串本JFCが優勝
 2019サン・ナンタンカップU―8  
2019年04月24日
42 地名が教えてくれること  海の熊野地名研究会が総会  (那智勝浦町 )
2019年04月24日
43 新議員に当選証書授与  選挙から一夜明け  (新宮市選管 )
2019年04月24日
44 元気に春を楽しむ 宇久井ビジターへ遠足 (勝浦小)
2019年04月24日
45 みんな一緒に仲良く  三輪崎小学校がミニ遠足  (新宮市 )
2019年04月24日
46 心豊かな女性に  萩原きもの総合学院卒入式  (新宮市 )
2019年04月24日
47 総会開き安全意識高揚  マリンレジャー事業者ら  (串本警察署管内 )
2019年04月24日
48 開祖の徳に心をはせる  重畳山神王寺で御影供  (串本町 )
2019年04月24日
49 新部長に山口佳代さん  女性部が本年度総会開く  (串本町商工会 )
2019年04月24日
50 国や県に早期完成を要望  新規事業化に感謝  (熊野尾鷲道路建設促進期成同盟会 )
2019年04月24日
51 貯水槽の使用方法確認  茶屋地自主防災会が訓練  (紀宝町井田 )
2019年04月24日
52 友愛活動など重点項目に  紀宝町老連が本年度総会  
2019年04月24日
53 太地町とブルームが交流  多くの催しで親睦深める  
2019年04月18日
54 票の行方どうなる
 市内各所で熱い舌戦  (新宮市議選 )

 新宮市議会議員選挙(21日投開票)は、15議席を巡って現職12、元職1、新人6の計19人が激しい戦いを展開している。各陣営とも「票の行方が全く見えない。ふたを開けてみないと分からない」と気を引き締めている。

 選挙人名簿登録者数は13日現在で2万4697人(男1万1254、女1万3443)。期日前投票開始2日間で1781人が投票した。前回の市議選(2015年)では6日間で有権者数2万5227人の約26%にあたる6758人が期日前に投票。2日間では前回より589人多くなっており、勢いが総投票数の上昇に反映されるかも注目される。期日前投票は20日(土)まで。

 今回選挙に立候補しなかった現職3人と、任期中に辞職した2人の票を合わせた3979票の行方も注目されている。浮動票の行方も当落に大きな影響を与えそうなだけに、各候補とも選挙カーや徒歩などできめ細かく市内を回っている。

 現職候補の一人は「大混戦が予想される。新しい人が出てくると現職は影響をもろに受ける」。ベテラン現職候補者は「どの程度の票が一体どこに流れるのか。全く想像がつかない。怖い」と戦々恐々だ。対して新人候補者は「地道に頑張るだけ。新宮市はこのままではつぶれてしまう。もっと危機感を持つべきだ」、「これからが本番。気持ちは高揚している。挑む気持ちで頑張るだけ」と意気込みを見せている。

 一方、まちの有権者からは「行動力のある人に票を投じたい。見えない活動、努力をしている人こそ評価すべきだと思う」などといった声も聞かれる。何が一票の決め手となるのか。その行方が見えないまま、熱い舌戦は続く。

(2019年4月18日付紙面より)

候補者19人のポスターが並ぶ
2019年04月18日
55 架空請求などの相談209件
 新宮・東牟婁消費生活相談窓口  

 新宮市、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町、北山村が連携して詐欺や悪質商法などの相談を受け付ける「新宮・東牟婁地域消費生活相談窓口」がこのほど、昨年4月から今年3月までの相談件数や、実際に相談のあった事例をとりまとめた。

 相談件数は209件。年齢では70歳以上が54件で一番多く、男性77件、女性120件、行政・企業が12件となっている。相談内容は昨年同様、架空請求や個人情報を盗む目的のフィッシング行為など、詐欺のような事例が多数を占めている。

 最も多かったのが「運輸・通信サービス」に対する相談で「宅配業者をかたった個人情報を盗む目的の再配達メール」や「大手ネット通販会社の会員登録料未納との架空請求メール」など。次点は▽「消費料金未納との訴訟通告書のはがき」などの商品一般▽「注文した覚えのない商品が大手ネット通販サイトから届いた。サイトに問い合わせると見知らぬ者のアカウントからの注文であった」などの教養娯楽品▽「高齢の母親が電話勧誘により高額な健康食品を契約していた。1週間のうちに大量に送られてきている」などの食料品▽「葬儀費用の積み立てと思っていたものが、掛け捨ての保険契約となっていた」などの金融・保険サービス▽「給湯機関連の契約トラブル」などの土地・建物・設備―と続いている。

 同窓口は「トラブルに巻き込まれ不安に思うときや、身近な人が被害に遭っていると感じたときはご相談を」と呼び掛けている。

 窓口は新宮市役所3階商工観光課内。開設時間は土・日・祝日と年末年始を除く午前9時から午後4時まで。電話は消費者ホットライン188(いやや)か、0735・29・7176(直通)へ。ホットラインは日によって別の相談窓口につながる場合がある。

(2019年4月18日付紙面より)

2019年04月18日
56 近海クロマグロ豊漁
 4回の操業で7本漁獲も  (勝浦地方卸売市場 )

 勝浦近海国内有数のマグロはえ縄船の基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場でクロマグロのまとまった水揚げが続いている。4回の操業で、クロマグロ7本を釣り上げた宮崎県の第一海伸丸(19㌧、児玉博船長)は17日、100㌔超えの大物を次々と水揚げした。

 海伸丸は2016年1月24日に417㌔(当時は、勝浦市場過去最大)の大物を釣り上げている。児玉船長は「やはりクロマグロは手応えが違う。操業は12回ぐらいが普通。一本逃がしたのが悔しいが、鮮度には自信がある」と話した。7本のうち1本は314㌔の大物で㌔価1万300円の高値がついた。

 勝浦市場のクロマグロのシーズンは5月まで。市場関係者によると、漁価も高いところで安定しているという。近日の入港予定にも、勝浦近海で操業中のはえ縄船からクロマグロの漁獲情報が届いており、シーズン終盤に向け豊漁に期待が高まっている。

(2019年4月18日付紙面より)

7本並んだクロマグロに仲買人の注目が集まった=17日、那智勝浦町の地方卸売市場
2019年04月18日
57 音無茶通して熊野PR 熊野本宮大社で新茶祭 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で16日、新茶祭が営まれた。大社裏の茶園でみこらが摘み取った特産品「音無茶(おとなしちゃ)」の新芽を神前に供え、自然の恵みに感謝するとともに産業の発展を祈った。

 音無茶は、平安時代に熊野を訪れた京都の貴族が植えたのが始まりといわれている。名前は大社近くを流れる音無川にちなんで付けられた。昭和30~40年代に栽培面積を増やし、現在は町内40戸約4㌶で栽培している。昨年の一番茶の収穫量は約1500㌔で、製品化されたのは300㌔前後。茶葉はペットボトル飲料やアイスクリームなどの加工品としても販売されている。

 白衣に赤いたすき姿のみこ1人と大社敬神婦人会役員ら5人が、祓戸(はらいど)王子近くの茶園(約10㌃)で新芽を摘み取った。大社は毎年、収穫した一番茶を皇室に献上している。本格的な茶摘みは5月上旬を予定している。

 JAみくまの熊野川営農センターの内野智文センター長は「今年は霜の影響も少なく収穫量は例年並み。おいしいお茶ができそう」。九鬼宮司は音無茶の生産に感謝し、祭の由来を、全国、一人でも多くの人に音無茶を通して熊野の素晴らしさを知ってもらいたいという思いで始まったと紹介。県内外からの参拝客に対して「和歌山県にはミカンや梅もあるが、熊野には音無茶もあるということを知っていただき、道の駅などで見掛けた際にはぜひ手に取っていただければ」と呼び掛けていた。

(2019年4月18日付紙面より)

新茶を摘み取るみこら=16日、田辺市本宮町
2019年04月18日
58 ガイアが3位に
 県婦人バレーボール選手権大会  
2019年04月18日
59 JUNTOSがC組1位でプレーオフへ
 クラブユースサッカー  
2019年04月18日
60 北辰久さんが優勝
 平成31年度スクラッチ杯  (那智勝浦ゴルフ倶楽部 )
2019年04月18日
61 優勝は神倉少年野球クラブ
 県スポーツ少年団野球大会郡予選  
2019年04月18日
62 広域医療の連携目指し  在宅医療・介護連携推進協議会  (新宮市・東牟婁 )
2019年04月18日
63 いつでも上級生を頼って  神倉小で1年生を迎える会  (新宮市 )
2019年04月18日
64 学年超え仲良く交流  王子ヶ浜小学校が遠足  (新宮市 )
2019年04月18日
65 演奏に笑顔はじける  吹奏楽部がランチタイムコンサート  (新宮高校 )
2019年04月18日
66 新委員長に浦上眞千代さん  平成31年度総会を開催  (那智勝浦町赤十字奉仕団 )
2019年04月18日
67 天然アユ遡上再び活発に  今年の放流は100㌔増  (古座川町 )
2019年04月18日
68 連携意識して初動に弾み  更生保護女性会古座が総会  (串本町 )
2019年04月18日
69 フッ化物洗口で虫歯予防  相野谷保で保護者説明会  
2019年04月18日
70 子どもと高齢者の安全を  春の全国交通安全運動方針を確認  (南郡交通安全対策協 )
2019年04月18日
71 横断歩道は左右の確認を  1年生対象の交安教室  (神内小 )
2019年04月18日
72 お悔やみ情報
  
2019年04月17日
73 「一票を無駄にしたくない」
 期日前投票初日は898人  (新宮市議選 )

 任期満了(30日)に伴う新宮市議選(21日投開票)の期日前投票が始まっている=写真。初日の15日は898人(男369、女529)が投票した。前回の市議選(2015年4月)初日より607人多かった。

 初日投票者の内訳は、市役所1階ギャラリーが871人(男352、女519)、熊野川行政局2階会議室が27人(男17、女10)。受け付けは20日(土)までで、時間は市役所が午前8時30分から午後8時まで、行政局が午前8時30分から午後7時まで。

 毎選挙とも後半になるほど投票者数が増える傾向にあるが「今回は初日にしては多かった」と市選挙管理委員会職員。

 90代の母と共に期日前投票をした70代女性は「一票を無駄にしたくないので期日前投票をしています。地域をちゃんとしてくれるような人を自分で選んでいます。新人が多く出て活性化されるのはいいですが、どういう人か分からない。自分に合えば入れますし、そうでなければ違う人に入れますね。市が良くなってほしいです」と話していた。

(2019年4月17日付紙面より)


2019年04月17日
74 豊富な出店に多くの来場者
 太田の郷でフリマ初開催  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町南大居の交流センター太田の郷で13日、初のフリーマーケットが開催された。主催したのは同町地域おこし協力隊の谷口真実さんと太田地区集落支援員の青山愛美さんの2人。豊富な品物の数々が並び、町内外からの来場者でにぎわった。

 谷口さんと青山さんは太田地区の良さや太田の郷の利活用、ランチバイキングで有名な「太田川のめぐ味」の存在を周知することを目的にフリーマーケット開催を決意。1000円の参加費で出店でき、500円相当の太田川のめぐ味の手作り弁当付きであることを打ち出し、参加者を募集。結果、予定していた30店舗を超え、三重県や串本町から40店が集まった。服や食器、アクセサリーや小物、射的などのさまざまな品物や催しがそろい、来場者らは買い物を楽しんだ。

 谷口さんは「これまでマルシェの開催はあったがフリマは初。40店舗も集まってくれて感謝しています。お客さまが来るかは不安だったが、にぎわってくれてうれしい。太田の良さを分かっていただけたら」と語った。青山さんは「すごい。予想通り、多くの方が来てくれた。成功したと思います。今年秋か来年くらいに2回目の開催を企画しています」と催しの盛況ぶりを喜んだ。

 NPO太田の郷の石田一事務局長は「若い2人が企画してくれた。まさかこんなに多くの出店者やお客様が集まるとはびっくりした。近隣の方はもちろん、若い世代の方もたくさん来てくれ、太田が活気づいた」とコメント。串本町から訪れた日浦伸一さん(54)は「こちらには何度か来ている。フリーマーケットが好きなので来てよかった。服を買いました」と話した。

(2019年4月17日付紙面より)

大勢の来場者でにぎわった初開催のフリーマーケット=13日、那智勝浦町南大居の交流センター太田の郷
2019年04月17日
75 春の例大祭締めくくる 熊野本宮大社「渡御祭」 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の例大祭が15日、渡御祭(とぎょさい)で締めくくられた。晴天に恵まれ、神を移したみこしと時代行列が社殿から旧社地の大斎原(おおゆのはら)まで練り歩き、斎庭(さいてい)神事が営まれた。

 主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)などを祭り、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭り。主祭神が「我を祀(まつ)るに母神(イザナミノミコト)をも祀れ」と命じたという故事から、熊野市の花の窟(いわや)から母神を迎え、挑花(ちょうばな)と呼ぶチョウを付けた菊の造花を奉じて鼓・笛・旗をもって祭りを行うようになった。

 本殿祭には約400人が参列。修祓(しゅばつ)、祝詞奏上などに続き、九鬼宮司が四方を榊(さかき)の風によってはらい清め、太陽を迎える新作神楽の男舞「熊野」を舞った。その後、神木の榊を手にした神職を先頭に、修験者やみこら約300人の行列が続いた。ほら貝や笛の音、「わっしょい」の掛け声などが響き、大勢の人たちが見守った。

 大斎原では地元中学生が『大和舞』『巫女舞』を奉納し、子どもたちによる御田植神事や父と子の八撥(やさばき)神事が行われた。熊野修験者の大護摩、餅ほりもあり、多くの人でにぎわった。

 九鬼宮司は「5月から令和という日本の船出が始まります。しっかりと時間をつないでいくことが大切であると実感しています」と語った。

 「世界とともに日本の在り方を共有しながら、皆さんそれぞれが人生の歩み方を改めて確認する年であってほしい」と話していた。

(2019年4月17日付紙面より)

本殿前で新作神楽「熊野」を舞う九鬼家隆宮司=15日、田辺市の熊野本宮大社
参道を進む子どもみこし
2019年04月17日
76 GW繁忙を前に芝刈りなど
 望楼の芝運営委が連日作業  (串本町 )

 串本町潮岬にある望楼の芝でこのほど、キャンプ場有料期間に向けた芝刈りが始まった。喫緊では27日(土)~5月6日(月・振休)の10日間が有料期間となっていて、東側一帯を間に合わせる方向で段階的に作業を進めるという。

 この芝刈りは、潮岬望楼の芝管理運営委員会(田仲康慧会長)による管理作業。今年は8日に始めたそうで、日曜を除く毎日、上限を4時間として取り組んでいる。

 13日は委員8人が午前8時から作業にかかり、個人持ちの使い慣れた草刈り機や同委員会所有の芝刈り機で本州最南端の火祭り以降、奔放に伸びた芝を草丈約1㌢で刈りそろえた。

 上限4時間は委員の大半が還暦超えで、体に無理をかけたくないという田仲会長の考えに基づく取り決め。天候に恵まれ順調に回数を重ねれば23日(火)の県、町、同委員会合同作業で芝地の東半分の芝刈りは完了する見込みで、その後は引き続き西側一帯の刈り込みに取り掛かるという。

 本年度は近隣事業者に配慮し、有料期間時の利用料(=清掃協力金)を1人1泊1000円前後に改める予定。同キャンプ場駐車場での車中泊や日帰り利用も1泊扱いで受け入れる。期間中は環境省の許可を得て芝地の東側一帯をキャンプ場として開放し、期間外に開放されている無料キャンプ場は共同給水場とする。利用料収益を活用しキャンプで出たごみの引き受けを行うなどの仕組みは従来通り。

 例年にない動きとして、本年度は新たに芝地西側そばの民宿裏に臨時駐車場所を確保し、使用する日の日中は男性の委員が交代制で車両誘導に当たる対応を検討中。5月1日(水・祝)早朝に「令和元年の初日の出」観望者の来訪が見込まれていて、委員によると日の出の位置から推して観望場所は芝地の南東一帯になるそう。少しでも見やすくするため、手がつけられる範囲で通景伐採をし水平線からの日の出が見える範囲を広げる対応も進めているという。

 同キャンプ場利用時の注意事項は関係チラシの裏面を参照。同チラシは同町公式ホームページの新着情報欄にあるリンク先からダウンロードで入手できる。問い合わせは同委員会事務局(電話0735・62・0557、役場産業課内、平日午前8時30分~午後5時15分)まで。

(2019年4月17日付紙面より)

ゴールデンウイーク繁忙を前に芝刈りで東側一帯の芝地を整える委員=13日、串本町潮岬
2019年04月17日
77 春季高校野球が開幕
 新宮の相手が高野山に決まる  
2019年04月17日
78 宇久井、串本が本戦へ
 県少年サッカー東牟婁ブロック予選  
2019年04月17日
79 子どもたちに楽しい一日  新宮市が生涯学習演劇会  
2019年04月17日
80 本尊開帳し献茶法要  那智山青岸渡寺で開山祭  
2019年04月17日
81 食を通した健康づくりを  会員に協力を呼び掛け  (新宮市食生活改善推進協 )
2019年04月17日
82 第二のプロ棋士輩出目指し  将棋大会大橋貴洸杯  (新宮市 )
2019年04月17日
83 高校生19人を委嘱  自転車マナーアップ推進リーダー  (新宮警察署 )
2019年04月17日
84 冊子「防災のしおり」配布  上野山区自主防が各戸へ  (串本町 )
2019年04月17日
85 守り犬の影出現時期に  一枚岩の上流側壁面で  (古座川町 )
2019年04月17日
86 はがき詐欺に注意を  高齢者地域見守り隊  (紀宝町 )
2019年04月17日
87 高台用地に避難所整備を  鮒田区が町に要望  (紀宝町 )
2019年04月17日
88 住みやすい鵜殿地区に  老人ク讃寿会が総会  (紀宝町 )
2019年04月17日
89 1位に野中誠一さん  熊野ネイチャーフォトクラブ4月例会  
2019年04月17日
90 聖地熊野を感じられる宿に  オープン前に内覧会  (中の島 )
2019年04月17日
91 お悔やみ情報
  
2019年04月10日
92 21年の完成に向け 文複建設工事請負契約を可決 (新宮市議会)

 新宮市議会(屋敷満雄議長、15人)は8日、臨時議会を開いた。市文化複合施設建設工事のうち、建築、電気設備、機械設備工事の請負契約などが議案に上がり、全て可決。議決を持って本契約となった。工期は9日から2021年2月8日までの672日間となる。

 市文化複合施設建設工事は先月20日の入札が不調に終わり、28日に再入札が執行された。落札者は▽村本・三和特定建設工事共同企業体(建築=入札金額〈税込み〉41億8824万円、落札率100%)▽勝山・新宮・椿本特定建設工事共同企業体(電気設備=4億6602万円、98・9%)▽協和・中村特定建設工事共同企業体(機械設備=2億6650万800円、99・5%)。予定価格1億5000万円以上の工事であることから、本契約には議会の議決を必要としていた。

 質疑で松畑玄議員は再入札の際に公告期間が短かったことなどを指摘。田花操議員は「空調、舞台照明、音響の工事が本体建築工事に入っているのはなぜか」などと追及し、分割入札に至った経緯などを問うた。向井雅男副市長は「本来であれば専門性や特殊性があっても市内業者に発注するのがわれわれの使命だが、専門性、特殊性の工事の中、市内業者で発注するのは難しい。本体工事に入れることで、スムーズな発注ができるであろうと決めさせていただいた」と答弁した。

 北村奈七海議員が「国からの交付金が満額もらえない場合もある。施設の維持によって、市が本来行う福祉や医療教育といった分野にお金が回らなくなる可能生はゼロではない。見直すほうがよいのでは」と反対討論。田花議員は「多くの違法性が見られた入札ではないかと思う。公の組織が確認申請を取らないで進めるのは大きな法令違反と言える。全て見切り発車と言わざるを得ない」と反対意見を述べた。

 賛成討論では松本光生議員が「今後、当局は市民の意見を十分聞きながら素晴らしい施設になるよう努力を」。辻本宏議員は「国、県の交付金、合併特例債や過疎債など、市にとって恵まれた絶好の機会。速やかに進めることが第一。完成を待ち望んでいる市民が大勢いる」と述べた。採決では建築、電気設備、機械設備の全ての請負契約について賛成多数(賛成9、反対5)で可決された。

 議決後、田岡実千年市長は「施設の議案に慎重審査、誠にありがとうございます。今日、可決いただいた議案は本日、本契約となります。22カ月の期間で施設が完成できるように、皆さんの意見をしっかりと聞きながらよりよい施設、よりよい運営ができるようにしっかりと頑張っていきます」と意思を示した。

 また、市議選に出馬しないことを明らかにした北村議員、辻本議員、田花議員があいさつ。議員生活を振り返り、支援者や同僚議員、田岡市長、当局などに感謝の気持ちを述べ、多くの拍手に送られながら議場を後にした。

(2019年4月10日付紙面より)

賛成多数で可決した=8日、新宮市役所議場
2019年04月10日
93 文化の象徴的エリアに
 西山修司さんによる説明会  (新宮市旧チャップマン邸 )

 新宮市新宮の旧チャップマン邸で7日、内覧会と西村記念館・旧チャップマン邸の会事務局長の西山修司さんによる説明会があった。午前、午後の2部制で開催された説明会には、計100人以上が参加。西山さんは米国人宣教師E・N・チャップマンの人柄や、設計した市名誉市民の西村伊作(1884~1963年)との関係性、同邸の特徴などを説明した。

 旧チャップマン邸は、大正時代を代表する文化人の伊作がチャップマンのために設計、1926(大正15)年に建設した。

 西山さんはチャップマンとその家族について、「このアメリカ人の一家が新宮の町の住民になって町の人々と親しんだことは、目に見えない大きな影響をこの町に与えたことと思う」と記された伊作の長女・アヤが残した文章を紹介。「静かな謙虚なつつましい生活態度であった」などと続いていることから「チャップマンは物静かで温厚な人であったと考えられる。伊作は激情家な面があったので、相反するところが馬が合ったのかもしれない」と推測した。

 同邸の特徴については「2階のバルコニーに見られるような、柱が半分だけ見えているハーフティンバーはヨーロッパで見られる装飾の一つ。控えめに装飾が施されているのが特徴。装飾を省くのは難しいこと。物のバランスに配慮した近代住宅」などと解説した。

 大正デモクラシーの時代においても、日本人の生活は江戸時代からさほど変わっていなかった。その中で伊作は19(大正8)年に最初の著書『楽しき住家』を出版。「家とは家族のためのもの」と新しい日本人の生活様式を主張した。西山さんは「チャップマン邸はそんな伊作の脂が乗った時期に設計された、歴史的にも貴重なもの。この場所で文化的な活動ができるのは市にとっては好都合なこと」と述べ、「伊作は日本の在り方を先駆的に発信していった。そういったことを全国的に発信していくべき。新宮は小さな町だが歴史的な事実がある。西村記念館だけでなく、旧チャップマン邸もあるこのエリアを、新宮の文化の象徴的な場所にしていければ」と話していた。

  □     □

■19日から供用開始

 19日(金)のオープン後は、観光客や市民が交流できる観光施設として活用していく。問い合わせは市商工観光課(電話0735・23・3357)、旧チャップマン邸(電話0735・23・2311)まで。

▽開館時間=午前9時~午後5時(貸館利用は午後9時まで)

▽休館日=月曜日、祝日の翌日、12月29日~1月3日

▽入館料=無料。会議などのため使用する場合は料金を徴収する。

▽使用料(1部屋につき)=午前9時~午後1時、午後1時~5時は1000円、午後5時~9時は1500円

(2019年4月10日付紙面より)

チャップマン邸や西村伊作について解説する西山修司さん=7日、新宮市新宮
多くの人が内覧会に参加した
2019年04月10日
94 釈迦の誕生日祝い過ごす
 各地で法会「花まつり」  (串本町・古座川町 )

 串本町や古座川町の各地で8日、仏教の祖・釈迦(しゃか)の誕生日を祝う法会「花まつり」があり檀家らが期日を祝いながらのひとときを過ごした。

 釈迦の誕生日は中国暦4月8日とされ、日本では新暦に置き換えて法会を営む形が宗派を超え広く浸透している。ルンビニーの花園で生まれた時に天が竜を遣わし甘露を降らせたという言い伝えに基づき、季節の花々で飾った花御堂に釈迦の誕生仏を安置し甘茶をかける所作が特色。誕生仏は右手で天、左手で地を指差して「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と発した姿を今日に伝えている。

 古座川町高池にある龍谷山霊巖寺(小原征雄住職)は午前10時から本堂で法要を営み、般若心経を三遍繰り返し梅花講の講員が▽三宝御和讃▽釈尊花まつり御和讃▽花供養御和讃―を奉納。その後は西国三十三番札所お砂踏みをし、法要の前後で随時花御堂も参拝を集めた。同寺庫裏では法会と対で恒例になっている寺宝開帳や妻・ほづ美さんによるパッチワーク展も始まり、こちらは15日(月)まで、午前10時~午後4時に随時見学できる。

 『お寺は亡くなってからではなく、生前に参るところ(仏の教えを得て現世で努めてから来世に行く)』という意識を檀家や地域に広める機会として毎年特に力を入れているこの法会。小原住職は「仏教の布教になればと思いできるだけ法話をするようにしているが、そのたびに私自身も勉強になっている。花まつりから始まる二つの展示は長丁場で大変だが、皆さまの助力のおかげで続けられている。まずは今日一日をゆっくりと過ごしてほしい」と述べて参拝を歓迎した。

 串本町西向にある薬王山成就寺(大崎實宗住職)も8日午前10時に本堂で法要を営み、誕生仏に甘茶をかけて釈迦の徳に思いをはせるひとときを檀家や御和讃を奉納した東福教会奉賛会の会員らと共にした。

 今年は境内のサクラが散り頃となる中で期日を迎え、風に花びらが舞う晴天の境内では裏千家淡交会の日浦社中が野だてをし参拝者をもてなした。併せて金城流大正琴をたしなむ前田康子さんの一派6人が唱歌や演歌など14曲を響かせ、法要後のくつろぎのひとときを後押しした。

 長らく法会を続ける中、8年ほど前に野だて、3年前に大正琴、と近年は奉納行事も徐々に充実。それらを檀家らと共に楽しんだ大崎住職は「法要は長く続けているが、御詠歌や野だて、大正琴と皆さまのご奉仕のおかげで、お釈迦様が生まれた日にお参りし喜んで帰っていただけるようになってきた。いっそう多くの檀家の皆さまに足を運んでもらえる花まつりになれば」と今後を期待した。

(2019年4月10日付紙面より)

霊巖寺で営まれた花まつりの法要=8日、古座川町高池
花御堂に安置された誕生仏に甘茶をかける参拝者=8日、古座川町高池
成就寺境内で営まれた奉納行事=8日、串本町西向
2019年04月10日
95 思いやりと規律大切に
 新翔高校に118人が入学  (新宮市 )

 新宮市佐野の県立新翔高校(東啓史校長)は9日、同校体育館で入学式を挙行した。新入生118人(男子57人、女子61人)が新たな一歩を踏み出した。

 国歌、県民歌斉唱などの後、東校長は高校での学習の大きな目的を「将来大人として自立し、社会を支えていく力を身に付ける」とし、同校の指導を紹介。

 新入生に対し、3年後に将来の夢や希望を実現するため、1年生の時からしっかりとした目標を持って日々地道に努力を続けるよう呼び掛けた。そのために「思いやりの心」を持ち、規律ある行動をしてほしいと求め「人にはそれぞれ弱いところもあれば甘いところもある。しかし、それに屈することなく、自らの向上を願い、常に努力するという決意を、今、この入学式においてしてほしい」と祝辞。

 新入生の田端詩月さんは「これからそれぞれの目標に向かって努力し、何事にも前向きに取り組みながら、一日一日を大切に過ごそうと決意を新たにしている」とし「新翔高校の生徒としての誇りを胸に精いっぱい努力する」と誓いの言葉を述べた。

(2019年4月10日付紙面より)

式に臨む新入生ら=9日、新宮市佐野の県立新翔高校
2019年04月10日
96 6部門で熱戦繰り広げる
 第31回愛好会ソフトテニスクラブ杯  
2019年04月10日
97 第5節までが終了
 高円宮杯U―18サッカーリーグ和歌山  
2019年04月10日
98 待望の優勝に輝く
 シルバー那智、還暦野球大会で活躍  (熊野市 )
2019年04月10日
99 国公立大へ43人が合格  新宮高校の進路状況  
2019年04月10日
100 いちご大福作りに挑戦  中央児童館で「おやつを作ろう」  (新宮市 )
2019年04月10日
101 甘茶注ぎ幸せ祈る  海翁禅寺で「花まつり」  (那智勝浦町 )
2019年04月10日
102 英霊の冥福祈る  花まつりの平和祈念祭  (新宮仏教会 )
2019年04月10日
103 さまざまな名車が集結  スーパーカー新宮ミーティング2019  
2019年04月10日
104 93人が新しいスタート 町立中学校で入学式 (那智勝浦町)
2019年04月10日
105 期待と不安を胸に 公立小中学校で入学式 
2019年04月10日
106 町全体で77人が新入  町立の小学校入学式  (串本町 )
2019年04月10日
107 出会い大切に努力を  紀南高校に62人が入学  (御浜町 )
2019年04月10日
108 ドキドキの新1年生  全ての小学校で入学式  (紀宝町 )
2019年04月10日
109 タケノコシーズン到来   
2019年04月10日
110 お悔やみ情報
  
2019年04月05日
111 春夫と武雄の共作品発見 「ジャックと豆の木」など新たに 

 新宮市出身の詩人で小説家の佐藤春夫(1892~1964年)の全集未収録児童文学作品がこのほど新たに見つかった。公益財団法人佐藤春夫記念会の森奈良好理事がインターネットを通して見つけ、複写依頼や購入したもの。童画家、版画家、造本作家の武井武雄(1894~1983年)と共作したものもあり、新宮市立佐藤春夫記念館の辻本雄一館長は「二人が共作していたことは全く把握していなかった」と話している。

 発見されたのは▽1937(昭和12)年1月から小学館の「セウガク一年生」「同二年生」に連載された『先生スズメ』の第1、5、6回▽55(昭和30)年の「小学四年生」に掲載の『ヤッコがらすのこと』▽56(昭和31)年に東雲堂から発行された「こどもクラブ創刊号」に掲載の『ジャックと豆の木』―など。その中で『先生スズメ』の第1回と『ジャックと豆の木』の絵を武雄が手掛けている。

 春夫は18(大正7)年に小説『田園の憂鬱』、21(大正10)年に詩集『殉情詩集』を世に出して注目を集めた。芥川賞の選考委員を務め、晩年には門人3000人といわれるほどの文学界の大御所になった。武雄は長野県に生まれ、東京美術学校(現東京芸術大学)西洋画科を卒業。18(大正7)年に創刊した児童雑誌「赤い鳥」で童謡や童話という言葉が生まれ、武雄はそれまで童話などの添え物として扱われていた子ども向けの絵を「童画」と命名し、芸術の域にまで高めた。「キンダーブック」「コドモノクニ」をはじめとした児童雑誌の表紙や挿画、29(昭和4)年には自ら創案したおもちゃの「イルフ・トイス」展を開催するなど多岐多彩な分野で活躍した。

 二人に交友関係があったのかについては現在不明だが、年齢が近いことや、育った家庭環境が似ていること、武雄の「イルフ・トイス」展と同年に、L・L・L(Love,Laugh and Life)玩具製作所長となった春夫が展覧会を開くなどの共通点から、接点があった可能性も考えられている。

 武雄の作品を中心に展示しているイルフ童画館(長野県岡谷市)学芸員の河西見佳さんは「春夫と武雄が共に仕事をしているとは知らず、非常に驚きました」とコメントを寄せている。「『先生スズメ』は絵の輪郭が筆で描かれ、線の擦れを利用した武雄ならではの筆致をみることができます。『ジャックと豆の木』は、戦後から使用しているクレヨンが多用され、鮮やかな配色に感動します」。

 作品からは絵に対する武雄の真摯(しんし)な態度が感じられるとし「子供向けだからといって手を抜かず、真摯に創作へ向かう態度は武雄も春夫も同様であり、二人とも読者を年齢で差別しない、一流の作家だったのです。だからこそ、二人は共に仕事をしたのかもしれません。良質な作品からは児童文化に携わる者としての想いをうかがうことができます」。

 辻本館長は「『ジャックと豆の木』は叙事詩的な形態をとっていて、暗唱もできるようにと、さながら詩人春夫をほうふつとさせます」と感想を寄せている。

  □     □

■10日付から熊野新聞で連載



 「熊野新聞」紙面では10日付から佐藤春夫全集未収録の児童文学作品を不定期で連載します。

(2019年4月5日付紙面より)

新たに見つかった佐藤春夫の児童文学作品(左奥『先生スズメ』は大阪府立中央図書館国際児童文学館蔵、他は佐藤春夫記念館所蔵)=新宮市立佐藤春夫記念館
「こどもクラブ創刊号」には、作品と佐藤春夫と武井武雄の紹介文も掲載されている
2019年04月05日
112 日本の文化に親しむ
 サ市生徒らが着付けやお茶席体験  (新宮市 )

 新宮市の姉妹都市、アメリカ・カリフォルニア州サンタクルーズ市(サ市)から来新している訪問団(生徒11人、引率3人)は2日、同市井の沢の萩原きもの総合学院(萩原真理学院長)で浴衣の着付けとお茶席を体験した。

 一行は萩原学院長から浴衣の着方や帯の結び方などの説明を受けて挑戦した。悪戦苦闘する様子もあったが、教わりながら浴衣を着ると、友人たちと写真を撮影し合ったり、鏡の前で姿を確認したりとうれしそうな表情を浮かべていた。

 着物姿で記念撮影をした後は茶道の体験があり、同学院で茶道を学ぶ子どもたちがお茶やお菓子を振る舞った。初めて浴衣を着たアマヤ・ルナグラビエルさん(14)は「少し苦しく感じたけど、解放感があった。お茶も和菓子の甘さに引き立てられておいしかったです」。

 合気道の経験があるオマール・ドゥリエー君(14)は「浴衣の着心地は快適。新しい経験ができました。剣道などの体験も楽しみにしています」。

 萩原学院長は「長年関わらせていただきありがたく、楽しい時間が過ごせました。この体験を楽しみにしてくれていたことを聞きうれしく思います。皆さんの学ぶ姿勢に感心しました。戻った際には体験の素晴らしさを伝えていただければ」と笑顔で話していた。

(2019年4月5日付紙面より)

浴衣の着付けを学ぶ生徒ら=2日、新宮市井の沢の萩原きもの総合学院
体験を終え記念撮影
2019年04月05日
113 春の訪れを祝う
 社殿修理の竣工祭兼ねさくら祭  (熊野速玉大社 )

 新宮市の熊野速玉大社(上野顕宮司)境内にある新宮神社の例祭(さくら祭)が3日、同神社本殿修復工事完了の竣工(しゅんこう)祭も兼ねて実施され、約80人が参列した。

 新宮神社は明治40年、神社合祀(ごうし)令により、新宮町内にあった18社18柱の祭神を大社境内の金刀比羅(ことひら)宮に合祀したのが始まりで、昭和33年に神門内に移築。最も位の高い、渡御前(わたりごぜん)社の主祭神・神武天皇の例祭に合わせて、毎年4月3日に営まれている。

 祭典では、上野宮司による祝詞奏上の後、桜の小枝を髪に挿したみこが、優雅に「浦安の舞」を奉納。上野宮司らに続き、参列者らが桜の枝を玉串として奉奠(ほうてん)した。

 祭典の最後には、工事を行った垣下建築と883人の寄付協力者の代表に感謝状が贈られた。

 祭典を終え、上野宮司は参拝者らを前に、さくら祭り斎行や新宮神社合祀の理由、修復に至った経緯を説明。新しい日本の国造りが始まる御代(みよ)替わりの年の記念事業として、年明けから修復工事が行われたことを報告した。「日本は素晴らしい元号というものを世界で唯一伝えている国。平成という意味は『平らかで成る』。うれしい、平和、喜び、どうか災害の無いようにとの思いを含めて祈った平和の年ですが、その思いも『令和』という中には込められています。平成から続く平和の祈りも、『令和』として続いていただくように願ってやみません」と話した。

 また、午後には竣工奉祝および厄払いの餅まきが行われ、子どもたちのためにお菓子もまかれた。

(2019年4月5日付紙面より)

参列者を前に桜の小枝を髪に挿したみこが「浦安の舞」を奉納=3日、新宮市の熊野速玉大社
午後には餅まきが行われ大勢の人が集まりにぎわった
2019年04月05日
114 「一本桜」今年も見頃に
 水害に耐えたソメイヨシノ  (新宮市熊野川町 )

 新宮市熊野川町相須で2011年の紀伊半島大水害に耐えたソメイヨシノが花盛りを迎えている。木を植えた平岩明さん(81)はこの木を「平岩桜」と名付けた。「みんな流れてしまったが、これだけ生き残った『一本桜』。この花を見るのが毎年の楽しみ」と目を細めた。

 サクラは約50年前に平岩さんが熊野川沿いに植えたもので、水害では姿を隠すほどの濁流にのみ込まれた。幹には多数の傷が残っており、平岩さんの妻・アツ子さん(72)は「ここには丸太が引っ掛かっていた」と幹の部分を指した。

 水害によって地区はほとんどの家が床上浸水した。平岩さんの家も被害に遭い、裏手から山へと逃げた。明さんは「雨が星みたいに見えた」と当時を振り返る。現在は取り壊した自宅跡地をかさ上げし、新しい家を建てて暮らしている。

 サクラを前に「よく咲いてくれた。新しい年号になっても、人間正直に真っすぐに過ごしたい」と話し、隣では水害後に飼い始めたプードル「元気」を抱いたアツ子さんがほほ笑んでいた。

(2019年4月5日付紙面より)

「平岩桜」の開花を喜ぶ平岩明さん(右)と妻のアツ子さん、プードルの元気君=2日、新宮市熊野川町相須
2019年04月05日
115 なちA、クローバーAが優勝
 春季ソフトバレー大会  (那智勝浦町体育協会 )
2019年04月05日
116 地元勢3部門で優勝
 紀南青少年兼ジュニア選手権バド大会  
2019年04月05日
117 6部門に分かれ熱戦展開
 第19回くろしお剣道大会  
2019年04月05日
118 普段と違った視点で撮影  新宮市魅力発信フォトツアー  
2019年04月05日
119 きれいな環境取り戻す  「宇久井海と森の自然塾」地玉の浜清掃  (那智勝浦町 )
2019年04月05日
120 永年企業と優良店舗を表彰  新宮商工会議所  
2019年04月05日
121 子どもたちの教育のために  きんでんOB会新宮支部が寄付  (和歌山ラオス友好協会 )
2019年04月05日
122 シロバナタンポポ  那智勝浦町高津気で  
2019年04月05日
123 瀞峡のサクラが満開に  十津川村田戸  
2019年04月05日
124 桜をライトアップ  新宮市鴻田の木村邸  
2019年04月05日
125 レンタル提供などで初動  橋杭海水浴場が浜開き  (串本町 )
2019年04月05日
126 会長に土尻さん再選  大寿クラブが本年度総会  (紀宝町 )
2019年04月05日
127 機構改革で新たに3課設置  行政サービス向上を目的に  (紀宝町 )
2019年04月05日
128 お悔やみ情報
  
2019年04月03日
129 「鯨と歩んだ50年」
 くじらの博物館で記念式典  (太地町 )

 太地町立くじらの博物館(林克紀館長)は2日、開館50周年を迎え、同館で飼育動物供養祭と50周年記念式典を開いた。

 供養祭には、三軒一高町長、宇佐川彰男教育長、博物館の職員ら約50人が参列し、同館敷地内の供養碑に手を合わせた。式典では、一般公募していた同館公式ロゴマークが決まり、写真集「鯨と歩んだ50年」も発刊した。写真集は、エコバックと合わせて町内全戸に配布する。

 同館は1969年4月2日、当時の町長庄司五郎氏の構想の下、開館した。林館長は、庄司氏の功績と関係者の尽力に感謝し、「大きな節目ですが、式典や関連イベントなどに費用を使うのではなく、町民の皆さんと50年を祝いたい。町民自慢の博物館として成長していく」と今までの歩みと、これからの思いを語った。席上では、大隅清治名誉館長や顧問らに三軒町長が感謝状を贈った。今年度は町が掲げる『くじらの恵みを全町民に』のスローガン通り、同館事業会計から一般会計へ5000万円の繰り入れを予定している。

 ロゴマークは、113通の応募の中から、大阪府大阪市の西野有香さんのデザインが選ばれた。西野さんには、太地町のアーティストグループ「ホエールアートミュージアム」が製作したオリジナルフィギュアが記念品として贈呈された。2013年に初めて太地町を訪れたという西野さんは「自然の一部のようなイルカやクジラを、かわいらしく思った。太地の美しい自然が感じられる好きな博物館。記念に選んでいただいて光栄です」と感謝していた。

(2019年4月3日付紙面より)

供養碑に手を合わす博物館の職員ら=2日、太地町立くじらの博物館
「くじらの博物館」の公式ロゴマークをデザインした西野有香さん(左)。右は林克紀館長
2019年04月03日
130 素晴らしい滞在に
 サ市生徒訪問団が新宮市長表敬  

 姉妹都市交流事業で来新しているアメリカ・カリフォルニア州サンタクルーズ市(サ市)の生徒訪問団(生徒11人、引率3人)は1日、新宮市役所で田岡実千年市長を表敬訪問した。

 一行はホストファミリー宅などに宿泊しながら剣道や合気道、着物の体験、熊野那智大社の見学や地元高校生との交流などを通じて日本文化に触れる予定。

 訪問団のゲイル・マッカラムさんが田岡市長にお土産を手渡し「しっかりとした準備をして温かく迎えていただき、ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。生徒たちは一人一人順番に自己紹介をし、新宮市の歴史や印象などを語った。

 田岡市長は「いろんな体験ができるよう考えています。滞在中、アメリカと日本の文化の違いを感じ、素晴らしい滞在になることを願っています」と笑顔で歓迎した。

 訪問後は記念撮影を行い、市立丹鶴幼稚園で和菓子作りを体験するなどして日本の伝統文化に親しんだ。

(2019年4月3日付紙面より)

田岡実千年市長(左手前)を表敬訪問したサ市生徒訪問団ら=1日、新宮市役所
訪問を終え記念撮影
2019年04月03日
131 活気をささげて氏神に礼
 中湊の稲荷神社で祭典  (串本町 )

 串本町中湊にある稲荷神社の祭典が3月31日に営まれた。区民ら約120人が参列して信仰を注ぎ、青年団体「英進社」(谷端洋社長)が恒例の子どもみこし練りや奉賛行事で年に1度の祭りを活気づけた。

 この神社は正法寺の北側の山腹にあり、明治期以降は氏神として倉稲魂神(うかのみたまのかみ)を祭り、現在は中湊区(生熊和道区長)が護持している。祭典は4月3日に近い日曜日(=4月第1日曜日)を期日にしているが、今年は県議選の投票日と期日が重なり同社の拠点である中湊コミュニティセンターが投票所とされるため、1週間前倒しして期日を設定し準備を進めてきたという。

 奉仕は区内3班で持ち回っていて、今年は第3班が当番。式典は年の節目を迎えた4人の厄よけ祈とうを兼ね、本殿で午前10時から行われた。古座神社の石田保宮司と第3班の代表奉仕で神饌(しんせん)をささげ、祝詞など奏上後に神保圭志総代長や生熊区長ら区の要職、近隣の各区長、田嶋勝正町長や串本町商工会の須賀節夫会長、古座小学校、第三銀行、古座郵便局の代表者らが玉串をささげるなどして礼を尽くした。式典後は子ども向けの餅・菓子まきや大人向けの餅まきもあり、境内を活気で満たした。

 同社は地域の子ども約40人の協力を得て、午前9時に同センター前から子どもみこしの区内練りを始めた。締め太鼓やあたり鐘を打ち鳴らし「わーっしょい」と掛け声を響かせて県道筋や古座街道(町道)筋経由で同寺まで移動。社員がみこしを山腹まで運び上げ、神事直前に境内を3周練り歩いて活気をささげた。

 奉賛行事は正午から古座小体育館などで実施。社員がうどんや綿菓子、型抜きやくじ引きといった祭り独特の屋台コーナーを営んで地域の子どもらを楽しませた。終盤では餅・菓子まきもあり、谷端社長は来年も奉仕することを約束して祭りへの参加に感謝した。

 今年は好天に恵まれ、境内にあるサクラも満開直前の花盛り。式典を営むに当たり生熊区長は「中湊においては串本古座高校古座校舎の閉校舎や紀陽銀行古座支店の移転統合(古座コミュニティプラザへの移行)といった暗い話があるが、それでもこの祭りを通して何とか中湊の再建に向かいたい。皆さまのご尽力をいただきながら頑張っていきたい。そのためにまずは今日一日、祭りを十分楽しんでほしい」とあいさつして向こう一年の弾みを期待した。

(2019年4月3日付紙面より)

本殿前で営まれた式典の様子=3月31日、串本町中湊の稲荷神社
区内を練り歩く英進社の子どもみこし
2019年04月03日
132 目標に合わせた支援を
 くまのチャレンジスクールが開校  (新宮市 )

 NPO法人ぷろぼのくまの(柴田哲弥理事長)は1日、新宮市仲之町に放課後等デイサービス「くまのチャレンジスクール」(中高生向け)を開校した。3月1日に県の認可を受け、このたび正式開校へと至った。柴田理事長は「働くことへの意欲を持ってもらい、そのための技能を習得し、この地で働きながら暮らしていけるように支援していければ」と話している。

 柴田理事長は、東牟婁圏域の発達障害児への支援機関や不登校児への支援体制の不足などを感じ、市内に事業所を立ち上げることを決意。2017年ごろより開始した発達障害の勉強会を通じて、保護者やほかの福祉団体よりさまざまなニーズを聞き、奈良県にある障害者支援施設からノウハウなどの支援を受けながら準備を進めていた。

 同スクールは▽「学童型」ではなく「塾型」▽ITスキルの獲得に特化▽発達だけでなく、知的や精神の障害者、不登校、受験勉強を目指す高校生まで多様な中高生を支援▽生徒同士が学び合える環境▽15歳以上で高校に在学していなくても市町村判断で利用可能―が特徴。日常生活や社会生活の中で「生きにくさ」や「困り感」に悩む学生が、楽しく自発的に取り組めるように工夫したプログラムやイベントを通して、社会復帰を促す。現在、熊野市から那智勝浦町までの中学生、高校生ら4人が契約している。

 「町の中心で始めたかった」との思いから、市の空店舗対策事業補助金を活用し同所にオープン。家主で仲之町商店街振興組合副理事長の勢古啓子さんは「発達障害のお子さんなど、育児不安を抱えたご家庭も少なくない。気軽に立ち寄って相談などしてもらえたら。子どもたちにも商店街を歩くことで、社会性を身に付けてくれたらうれしい。触れ合いを通じて商店街ににぎわいが生まれれば」。

 柴田理事長は「社会の側にある障害をどう取り除けるのかが私たちの課題」とし、利用者それぞれが目標に合わせて支援することが大事と話していた。ぷろぼのくまのは、6月ごろを目標に、社会人向けの自立支援「くまのジョブトレスクール」開校の準備も進めている。

 開校時間は月~金曜日の午後3時~6時。夏休みなどの長期休暇中は午前11時~午後5時。事前に面談を行い、双方の了解のもとに体験をした後、正式な利用開始となる。利用費は各市町村の障害福祉サービスを申請した場合、保護者の収入に応じて金額が決まる。詳しくは電話(0735・29・2707)もしくはメール(info@probono-kumano.com)で問い合わせを。見学や体験も随時実施している。

(2019年4月3日付紙面より)

商店街に構えた事業所の前で柴田哲弥理事長(左から2人目)ら=1日、新宮市仲之町
2019年04月03日
133 「Dと呼ばないで」が大会連覇
 白鯨杯ソフトバレー大会  (太地町教育委員会 )
2019年04月03日
134 世代を超えて野球を学ぶ
 新宮高硬式と勝浦ヤンキースが合同練習  
2019年04月03日
135 桜、満開を観測  和歌山地方気象台  
2019年04月03日
136 美しく心寄せ合う 新元号「令和」 
2019年04月03日
137 320人12教室で学ぶ  生きがいと創造の事業開講式  (新宮市 )
2019年04月03日
138 安心安全の新園舎  天満保育園で内覧会  (那智勝浦町 )
2019年04月03日
139 満開の桜に多くの来場者 円満地公園で桜祭り (那智勝浦町)
2019年04月03日
140 温泉郷の繁栄祈る 熊野本宮大社で「献湯祭」 
2019年04月03日
141 新たな園生活がスタート  新木保、マリア保で入園式  (新宮市 )
2019年04月03日
142 命を守る地域のチカラ  福祉委員研修会で森岡茂夫さん  (新宮市 )
2019年04月03日
143 候補者たちに聞く  防災、人口、経済、観光県政の課題にどう取り組む  (和歌山県議選・東牟婁郡選挙区 )
2019年04月03日
144 新しい時代の始まり  役場本庁で年度初め式  (古座川町 )
2019年04月03日
145 3月定例会一般質問①  古座川町議会  
2019年04月03日
146 ボウリング通じて交流 熊野川町公民分館が恒例行事 
2019年04月03日
147 健康、家内安全など祈願  若宮稲荷大明神で春季大祭  (那智勝浦町 )
2019年04月03日
148 海の恵み子どもたちに  太地漁協といさな組合が育英会に寄付  
2019年04月03日
149 カバー付け意識高まれば  新入学児らにランドセルカバー寄贈  (交通安全協会新宮支部 )
2019年04月03日
150 外国人対応の観光案内所  開設に向けて契約締結  (御浜町 )
2019年04月03日
151 高岡花壇の会が清掃  チューリップが見頃  (紀宝町 )
2019年04月03日
152 新団長に逢野統一さん  辞令交付式で決意  (紀宝町消防団 )