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2017年02月15日
1 次世代担う子どもたちに
 太地漁協といさな組合が育英会に寄付  

 太地町漁業協同組合(脊古輝人組合長)と太地いさな組合(小畑充規組合長)は13日、太地町(三軒一高町長)の育英会奨学金に100万円ずつ、計200万円を寄付した。

 同町育英会は町と那智黒の育英会が合併した組織。現在の形になって10年になる。高校、専門学校、短期大学、4年制大学への進学希望者を対象に利息無しの貸し付け型で奨学金を出している。4年制大学進学者からの申し込みが多く、現在15人に年間合計550万円貸し付けている。今年は13日現在で4人の申し込みがあった。

 太地漁協は平成19年に約86億円もの負債を抱えていたが、町の協力と組合役員の尽力で立ち直らせた経緯を持つ。漁協では、1月の役員会で育英会の奨学金制度を知り、町との連携と恩返しから寄付を決定した。これまでには、東北大震災で200万円相当支援し、飛鳥神社の社務所再建に1000万円寄付した。これらの他、スポーツ関係でも支援を行っている。育英会には、可能であれば今後も寄付を継続したいとしている。

 贈呈式には太地漁協の脊古組合長と貝良文参事、太地いさな組合の小畑組合長が出席した。

 脊古組合長は「こうした形で協力できることを、とても誇りに思っている。今後も町と組合で連携プレーを取り、さらに協力していきたい」と町の発展に寄与する意を示した。

 三軒町長は「漁協の再建は町に大きなインパクトを与えた。命懸けで漁に従事する人が子どもたちのために寄付していただいたことは、本当にありがたい」。

 宇佐川彰男教育長は「しっかりとした管理の下、有効に使わせていただきます」と感謝を述べた。

(2017年2月15日付紙面より)

三軒一高町長(右)に寄付金を手渡す脊古輝人組合長ら=13日、太地町役場
2017年02月15日
2 観光筏の安全を祈願
 北山村不動明王で例祭  

 北山村大沼で11日、不動明王例祭が営まれた。山口賢二村長、筏師、中弘也大沼区長をはじめ約50人が参列し、修験者の資格も持つ岡田基(もとい)さんが神職を務めた。この例祭には、釜で沸騰させた湯にもち米を入れて釜が音を立てるか否かで今年の吉凶を占うという神事が含まれている。

 岡田さんがサカキ、塩とほら貝の音で場を清めて読経し釜にもち米を入れると、釜はうなるような大きな音を奏で今年は「吉」という結果が出た。参列者も次々にもち米を釜に入れ玉串を奉てんした。

 護摩たき、どんど焼き、餅まきも行い区民の無病息災を祈った。その後、公民館に移動し酒宴が開かれ、例祭は無事終了した。

 参列した筏師の所和宏さん(31)はこの例祭が「筏の安全運航を願う機会でもあり、区内の祭りなので区民の家内安全を祈る機会になっている」と話した。村議の前岡武津雄さん(68)によれば、元来ここにお祭りされていたのは川の神様でこの祭りは筏師の安全を祈願するものだったという。前岡さんは「子どもの頃は筏で川を渡ってここに来て夜店を楽しんだ。今は5月から始まる観光筏の観光客の皆さんに楽しんでもらえるよう安全を祈っている」と話した。

(2017年2月15日付紙面より)

護摩たきに参列する大沼区の皆さん=11日、北山村大沼
釜にもち米を入れ吉凶を占う岡田基さん
2017年02月15日
3 トルコの副知事ら町長表敬
 JICA研修で樫野を視察  (串本町 )

 トルコ共和国の副知事や郡長11人が13日、串本町の田嶋勝正町長を表敬した。JICA北海道が実施する研修プログラムの一環でトルコ軍艦エルトゥールル号(エ号)遭難の地を訪ねるのが来町の目的で、一行を代表してキャーズム・テキン郡長は「串本はメルシンやサムスン(ヤカケント町を含む県)と友好を結んでいると聞く。今後、11のまちが友好関係に加わると思う」と述べて田嶋町長との親交を深めた。

 一行は国土交通省北海道開発局と公益財団法人はまなす財団が協力する同プログラム「地域開発に係る地方行政官の能力開発プロジェクト」に参加。地域間格差是正に有益な知見を得る狙いで日本の地域開発の考え方や事例に触れ、自国に当てはめてアクションプランを取りまとめることを目指している。

 人員の内訳は副知事2人、郡長は和歌山県の振興局長に相当する役職で9人。研修の場は主に道内とされ、道外では唯一串本町の視察がプログラムに組み込まれ、実践のため12日に串本町入りした状況だ。

 一行の表敬を受けて田嶋町長は「遭難したエ号の乗組員を当時の島民が救援したことが最初の友好であり礎だといわれていることがうれしく、心から誇りに思う。町長として毎月16日に慰霊碑へ献花をしているが、(亡くなられた)587人は今も守り続けているので安心してほしい」などと述べて来町を歓迎。

 テキン郡長は「長年の友好や信頼に基づき、近年は両国政府の政治的つながりや経済的協力関係が増し心強く思う。アジアの大国日本と中近東の重要国トルコが手をつなぐことは非常に大きな力になると思っている。このプログラムを手配してくれたトルコ内務省やJICAに感謝して、串本に敬意を表したい」と謝辞を寄せた。

 同町がトルコ人女性を職員として起用していることへの感謝やトルコ人観光客の来町状況などざっくばらんに懇談が進む中、特に同町の防災施策が大きな話題になり同町の取り組みの状況とその意図に関係する田嶋町長の説明に真摯(しんし)に耳を傾けた。併せて双方、訪問の記念となる品を交換し合って歩み寄りを深めた。

 一行は表敬後に樫野を訪ねてトルコ記念館や殉難将士慰霊碑、遭難現場の岩礁(通称・船甲羅)などを視察。同日中に北海道へ向けて離町した。

(2017年2月15日付紙面より)

一行に町の防災施策の状況と考え方を説明する田嶋勝正町長=13日、串本町役場本庁舎
来町した副知事や郡長ら
2017年02月15日
4 港でバイオマス事業
 新宮市が土地売却を検討  

 新宮市の田岡実千年市長は13日、新宮市井の沢のセンタービルであった市議会総務建設委員会で、新宮港第2期工業用地で木質バイオマス発電事業が始まる可能性があると報告した。現在4社から申し入れがあるという。土地の面積などから4社全ての受け入れは不可能で、今後、各社から具体的な計画を示してもらい検討していく。

 田岡市長は、事業が始まる際には地域住民の理解を得、環境への影響を調査するなど慎重に進めていくと述べた。久保智敬委員は、バイオマス発電は「今後も伸びていくのか」と質問。田岡市長は「まだまだ増えてくる発電と思っている」と回答した。

 大石元則委員の「地域住民との話し合いはいつか」との問いに向井雅男・企画政策部長は「土地の売却の前に説明会が必要と思います」と回答した。山本茂博・企業立地推進課長は「雇用、地元林業の振興など当地にとっては有意義な事業になると思っています。排水などの環境については勉強していきたい」と述べた。

■地域おこし協力隊



 北村奈七海委員は、熊野川町内で地域おこし協力隊員が取り組んでいるゲストハウスの状況を聞いた。丸石輝三・熊野川行政局住民生活課長は、施設は9割完成していて、来月には営業を始める予定と説明。「来年度は隊員を募集するのか」との問いに伊藤順司・熊野川行政局長は「各課と協議し、できれば人数を増やしたい」と述べた。

 屋敷満雄委員は、隊員が関わった旧九重小学校での活動を支援し、有名ブランドだった「九重茶」を復活できないかと質問。向井部長は「(九重小の活動は)地域になくてはならない存在になっており、できるだけ支援していきたい」と述べた。

■新しい総合計画



 当局は、新しい総合計画策定に向け、市民3000人を対象にアンケートを実施し、901人から回答があったと報告した。現在、集計、分析を行っていて、市内3高校の2年生対象にもアンケートを実施している。

 庁内では若手、中堅職員によるワーキング活動などを実施していて、外部有識者も含めた市民代表による「新宮市総合計画審議会」の人選を進め、本年度内に設置する。

 北村委員は、審議会委員の人選について「年齢などに偏りがないように」と指摘。新谷嘉敏・企画調整課長は「極力考慮して人選にあたっている」と回答。大西強委員の「策定にはなるべく予算をかけず、若手の勉強の一環として作って」との要望に新谷課長は「コンサルを入れず、手作りで議論している」と述べた。

■庁舎落成は3月19日



 当局は新庁舎の落成式を3月19日(日)午前10時から挙行すると報告した。同日午前11時から午後3時まで内覧会を実施する。

(2017年2月15日付紙面より)

2017年02月15日
5 宇久井、王子Aが優勝
 寒風の中でJA杯少年サッカー大会  
2017年02月15日
6 過ごしやすい学校に 城南中、ネット・スマホのルール作り 
2017年02月15日
7 商売繁盛など祈り 熊野那智大社、御縣彦社で初午祭 
2017年02月15日
8 6人の力作たたえる  石垣記念館特別絵画展の表彰式  
2017年02月15日
9 まちの20年後見据える 新宮市、立地適正化計画案を説明 
2017年02月15日
10 カワヅザクラが開花  宇久井ビジターセンター園地  
2017年02月15日
11 マジックや落語で 新宮市丹鶴地区ふれあい交流会 
2017年02月15日
12 お菓子まきに歓声  三輪崎保育園で初午行事  (新宮市 )
2017年02月15日
13 魚と格闘する姿に圧倒  宇久井中の漁業体験  (那智勝浦町 )
2017年02月15日
14 山﨑儀子さん100歳に 古座川町長の祝い受け「感無量」 
2017年02月15日
15 親子でケーキ作りに挑戦  バレンタインデー料理教室  (串本町 )
2017年02月15日
16 大柳のコースで完走に挑む  明神小伝統のマラソン大会  (古座川町 )
2017年02月15日
17 多彩な奉仕奉賛で活気  水門神社例祭「水門祭」  
2017年02月15日
18 お悔やみ情報
  
2017年02月10日
19 高台目指し避難行動
 城南中と王子ヶ浜小合同で初  (新宮市 )

 新宮市立城南中学校(速水盛康校長、206人)と王子ヶ浜小学校(畑下圭喜校長、364人)は8日、初の合同避難訓練を実施した。地震発生の放送を聞いた児童生徒らは身を守る行動をとった後、高台を目指して避難路を駆け上がった。

 東日本大震災と同規模の地震による家屋倒壊の危険性と津波を想定し、児童生徒が安全かつ迅速に避難できるようにと取り組んだ。小学生は建物の倒壊の恐れがある場合や校外活動中に被災した場合、柔軟に判断しより高い所へ逃げるという危機意識を養う目的で、中学1年生が小学1年生の避難を補助。2、3年生は別の避難路を確認した。

 震度6強の地震を想定し、揺れから身を守る行動を取った児童生徒らはそれぞれ避難を開始した。中学1年生は王子ヶ浜小付近での校外学習中に地震が起こったという設定で、小学1年生と合流。東仙寺を通り、海抜17・7㍍の近畿大学附属新宮高校・中学校のグラウンドへ避難した。中学2、3年生は中学校正門を出発し、消防署前を通る道で逃げた。

 訓練には新宮警察署、新宮消防署、市役所、保護者、地域住民やボランティアなどが協力。集合した子どもたちを前に、市防災対策課職員は実際の災害発生時にはサイレンなども鳴り落ち着いて行動できなくなると話し「周りをよく見て、耳を傾けて行動を。危ないと思ったらより高い所へ逃げて。市のハザードマップを見て勉強し、また、率先して避難することで周りも避難行動をとり、多くの人を助けることにつながる」。

 畑下校長は訓練で高い場所を確認すること、小学校高学年や中学生は「してもらう」立場から、人を助け、地域の中で自分に何ができるかを試すこと、小中学生が訓練することで、新宮市で犠牲者を出さないという地域の人へのメッセージを発信していると呼び掛けた。

 速水校長は「高台への避難を中心に災害時の行動は子どもたちに定着してきていると感じます。今回は災害弱者といわれる人たちへの支えとして、小学生と一緒に避難する経験を通じ、これまでとは違う学びの効果があったと思います」。

 小学6年生の榎本優真君(11)は「もう少しきびきび行動できたかなと思う。(災害発生時には)広い道を通り、高い所へ逃げたい」。洞口凪さん(12)は「学級委員としてみんなを引っ張っていけて良かった」。

 中学1年生の小西杏奈さん(13)は「1年生を安全に誘導させられるようゆっくり歩きました」。河村伯空(はくあ)君(13)は「地域の役に立っていきたいと思います」と話していた。

 新宮警察署からは自転車の盗難防止に関する注意があった。ほとんどが無施錠の自転車を狙っているため、少しでも自転車を離れる際は施錠をするよう訴えた。

(2017年2月10日付紙面より)

手をつなぎ一緒に高台を目指した=8日、新宮市新宮
2017年02月10日
20 感謝を込めておもてなし
 三輪崎幼稚園でお茶ごっこ  (新宮市 )

 新宮市立三輪崎幼稚園(尾﨑いづみ園長、園児4人)で7日、「お茶ごっこ」があった。園児らは茶道裏千家淡交会南紀学校茶道連絡協議会の会員から指導を受けて、今まで学んだ作法を保護者と地域の人らに披露。1年間の感謝の気持ちを込め、講師へお礼の言葉と共に手作りのプレゼントを贈った。

 お茶ごっこは、あいさつや礼儀を身に付け、感謝と思いやりの気持ちを育てるのが目的。季節を大切にする心を学んでもらう狙いもある。床には太地町の東明寺、関宗健和尚作のとりと「福寿」の言葉が書かれた色紙が飾られた。茶花はスイセンで、部屋と心を清めるためのお香がたかれた。

 園児らはお菓子とお茶を出し合い、成長した姿を見せた。手作りの招待状で招いた保護者や地域住民らにお菓子とお茶を運んでもてなし、1年間の成果を披露。感謝を込めて講師と地域の人たちに自分たちが育てたコスモスの種にメッセージを添えて贈った。

 淡交会メンバーは「小学生になってもお茶ごっこをしたことを忘れないで。大きな声で、相手の目を見て笑顔であいさつができるようになってね」と優しく園児らに語り掛けた。

 昨年同園に勤めていた坂上知穗さんは「昨年より人数は少ないですが、いい経験ができているのではないかと感じました。人数の少なさを感じさせない雰囲気で、地域の人もたくさん集まってくれていました。今後につながってくれれば」と話していた。

(2017年2月10日付紙面より)

感謝を込めてプレゼントを贈る園児ら=7日、新宮市立三輪崎幼稚園
2017年02月10日
21 稲荷神社に春を呼ぶ
 宇久井青年会が獅子舞練習  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の宇久井青年会(柴原寛会長)は12日(日)の宇久井稲荷神社春の例大祭に向け、奉納する獅子舞の練習を積み重ねてきた。会員たちの士気は今年も高く、舞の仕上がりも上々。「一緒に感動を味わってほしい」と意気込んでいる。

 練習が始まったのは約1カ月前。扇の舞とてんぐの舞を担う河野倭士君(8)と湊谷尚三君(9)は5回目の務めだが、今年が最後で後任に後を託す。忘れていた所作はすぐに思い出したという二人だが、区民の前で舞うのはこれが最後とあって、緊張は隠せず、「まだ覚えることがたくさんある」と言う。一舞いごとに汗を光らせ、息を弾ませながら先輩からの細かい指導に耳を傾けていた。河野君は「失敗したらどうしよう。恥ずかしい」。湊谷君は「やるだけ。とにかく頑張る」。やりがいを感じながら、それぞれが思いを口にする。柴原会長は「元気に踊っているし、二人には感慨深いものがある。皆さんには彼らの成長も感じ取ってもらいたい」と期待した。後任には東奏毅君(3)=てんぐ、畑葵衣ちゃん(5)=扇=の両宇久井保育園児が決まっている。

 かつて村人を困らせる大蛇を白狐が退治したという言い伝えが地区にあり、書上げ帳によれば文化5年(1808年)から、漁民が旧暦1月中旬ごろ稲荷を祭って大漁を祈願してきた。練習は9日で打ち上げ、10日宵宮(金)、11日(土・祝)は獅子が町内を巡る「地下まわし」を行う。当日は午前10時に神事、午後1時から獅子舞奉納があり、福引や厄払いの餅まきと続き、にぎわいが春を呼び寄せる。

(2017年2月10日付紙面より)

宇久井青年会の皆さん。後列右が柴原寛会長=8日、那智勝浦町の宇久井青年会館
てんぐの練習に励む湊谷尚三君
2017年02月10日
22 19日開催に向け調整進む
 「南の国の雪まつり」委員会  (那智勝浦町 )

 第22回商工祭「南の国の雪まつり」の実行・運営(合同)委員会が7日、那智勝浦町商工会館で開かれた。関係団体の代表らが集まり、今年の新たな取り組みなどを確認した。

 雪まつりは、太地町の姉妹都市である長野県白馬村から届いた100㌧の雪を用いた1996(平成8)年から続く地域の一大イベント。消費者、団体、ふるさとの「ふれあい」をテーマに、地域の住民や子どもを対象に思い出作りと交流の場を提供することを目的としている。今年は19日(日)の午前8時30分から午後3時にかけて開催される。

 実行委員会は、南紀くろしお商工会、同商工会青年部、町の観光・漁業などの団体で構成されている。実行委員長は商工会の森川起安会長、名誉実行委員長は寺本眞一那智勝浦町長、運営委員長は商工会青年部の東理部長。

 委員会では、経過報告の後、会場周辺の案内、各イベントの配置、当日の全体進行などを確認した。閉会のあいさつで東運営委員長は「いま一度、自身のブースの安全を確認して。お客さまに来年も来たいと思っていただけるようなイベントにしていきたい」と協力を求めた。

 今年の新たな取り組みは次の通り。

【駐車場】

▽シャトルバス用駐車場増設

▽シャトルバス用乗降場所の廃止

▽那智漁港、木戸浦浦島両駐車場の警備員同士による情報交換

【警備】

▽補助として遊撃員1人を配置

【環境整備】

▽「トイレは商工会へ」の表示追加

【イベントなど】

▽姉妹都市PRとして太地コーナーで白馬村の産品販売

▽県たばこ商業協同組合新宮支部による啓発活動

▽どんぐりの家がコーナーイベントに参加

▽雪山付近に第2ステージ設置

▽太地コーナーにスタンプラリー設置

(2017年2月10日付紙面より)

各団体の代表が集まり、協議を進めた=7日、那智勝浦町商工会館
2017年02月10日
23 14組28人が参加 紀南テニス協会、第10回ミックスダブルス大会 
2017年02月10日
24 4チームで熱戦
 フットサルDELFINOカップ  
2017年02月10日
25 混雑時の注意呼び掛け  16日から確定申告がスタート  (新宮税務署 )
2017年02月10日
26 東牟婁地方入賞者  書初競書会中央展審査会  
2017年02月10日
27 防災とファッション融合 新高、本宮中から3点優秀賞に (和歌山県)
2017年02月10日
28 当事者ら3人を懲戒処分 串本町消防職員の盗撮行為受け 
2017年02月10日
29 最優秀賞は千葉喜康さん  南紀熊野ジオパークフォトコン入賞作品発表  ( )
2017年02月10日
30 希少なコシオリエビ展示 串本海中公園、館内水槽で3月中旬まで 
2017年02月10日
31 5期貢献たたえる叙勲受章  元古座町議の濵忠巳さん  (串本町 )
2017年02月10日
32 お悔やみ情報
  
2017年02月08日
33 熊野に春呼ぶ御燈祭り
 新宮市神倉神社  

 熊野地方に春の訪れを告げる「御燈祭り」が6日夜、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)の摂社、神倉神社で営まれた。今年は1957人(主催者発表)の上がり子(祈願者)たちが、神倉山に集まり、山頂付近にあるご神体「ゴトビキ岩」の下でご神火を授かり、下山した。

 1400年以上前から続くと伝わる全国でも珍しい女人禁制の火祭り。今年は昨年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されてから初めての祭りだった。白装束に荒縄を胴に巻き、草鞋(わらじ)を履いた男たちが、ご神火の付いた燃えさかるたいまつを手に神倉山を駆け下り、太鼓橋付近で大勢の観客が迎えた。

 初めて祭りに参加した九州大学2年の池山草馬さん(22)は「すごく寒かったですが、たいまつに火が付いた瞬間、空気が揺らぐのが見えました。心も体も熱くなり、自然と声が出てしまいました」と話していた。

(2017年2月8日付紙面より)

山門から勢いよく飛び出す先頭集団=6日午後8時ごろ
2017年02月08日
34 「とくし丸」で地域見守り
 JAみくまのと協定書締結  (那智勝浦町 )

 JAみくまの(村上幸弘代表理事組合長)と那智勝浦町(寺本眞一町長)は6日、「移動スーパー・とくし丸」を用いた高齢者等地域見守り活動に関する協定書を締結した。同町と太地町を範囲に、21日(火)から事業をスタートさせる。

 社会問題となっている「買い物難民(買い物弱者)」に関してJAみくまの管内でも確認されており、見守りが必要な65歳以上の人口が約38%強に上っているという。

 これらの問題を受けてJAみくまのは誕生15周年を機に移動スーパー事業を計画した。志の熱いことを意味する「篤志」から名付けた軽トラック「とくし丸」で買い物難民対策を施すと同時に、販売パートナーを「見守り隊」として機能させる狙いがある。住民に異変が見られた場合は、地域包括支援センターに連絡し、職員が訪問する。

 移動スーパーは、Aコープで売られている総菜や生鮮品、日用品など約300品目1400点を取り扱う。訪問は1週間に2回で、注文にも対応。販売担当者と直接顔を合わせ、会話することで買い物を楽しめる。

 現在はトラック1台で那智勝浦町の下里、太田と太地町の平見の個人宅約120軒を巡回する予定だが、要望があれば台数増加や対象地区拡大を検討するという。

 寺本町長は「われわれの町でも年数件、孤独死が起きており、対策を福祉課と考えている。このような状況でこういった協定が結ばれ、連絡が頂けるのはとてもありがたく、心強い。町としても、お互いの組織の連携がスムーズかつ効率的になるよう頑張っていきたい」と述べた。

 村上代表理事組合長は「移動販売車によって地域の人と接する機会が増えると思う。孤独死や体調不良で動けない人が見つかる確率も上がる。行政と手を結び、見守り活動を進めていきたい」と話した。

(2017年2月8日付紙面より)

締結に握手を交わす寺本町長眞一町長(左)とJAみくまのの村上幸弘代表理事組合長=6日、那智勝浦町役場
2017年02月08日
35 耳の地蔵など信心集める
 湯の花霊場の地蔵尊例祭  (古座川町 )

 古座川町添野川、湯の花温泉そばにある地蔵尊の例祭が5日日中にかけて営まれ、正午の法要には区内外から約30人が参列して信心を注いだ。

 この地蔵尊は七川ダム建設に伴い水没を免れるため、現在の湯の花温泉そばに引き上げられた。参道下から順に▽弁財天▽薬師如来▽徳本上人供養塔▽如意輪観世音菩薩(ぼさつ)―と安置され、中でも薬師如来は明治の中ごろに耳をわずらった子どもの平癒を願掛けしたところすぐにかなったという縁起があり、以来「耳の地蔵さん」として区内はもとより区外からも根強い信心を集めているという。

 現在は添野川集落にある善光寺の境外地蔵とされ、近隣住民が雨天日などを除くほぼ毎日通い、参道を清掃するなどして護持している。例祭は旧歴1月17日とされるが、昨今は区外の参拝利便も考えて最寄りの日曜日に日取りを定めてほこらを開扉している。

 今年はまれな雨天下で例祭を迎え、世話役筆頭の山本照一さん(82)はパラソルで雨をしのぎながらあらかじめ準備しておいた耳の地蔵さんの供え物「セミの抜け殻」「穴の開いた木片」(抜けの良さにあやかった慣習の品)を配り、南真次区長(63)もほこらへ誘うなどして参拝者を歓迎。正午には善光寺を兼務する小川宝音寺の伊藤収工住職が弁財天から順に法要を営み、般若心経を唱える中で参拝者一同、順次焼香して信心を注いだ。

 区民が耳の地蔵さんにささげた餅や菓子は例年、法要後にお下がりとしてまかれるが、今年は雨天のため袋に小分けして配った。山本さんは「雨が降るのは本当に珍しくて、今日は朝から『お祭りはやるのか』と問い合わせがあって大忙しだった。足元が悪いのに大勢の皆さんに来ていただけてうれしいし、それぐらい親しまれている耳の地蔵さんなので、今後もこのお祭りを続けていこうと思う」と話した。

(2017年2月8日付紙面より)

「耳の地蔵さん(薬師如来)」に信心を注ぐ伊藤収工住職ら参拝者=5日、古座川町添野川
セミの抜け殻や穴の開いた木片などが供えられたほこら内
2017年02月08日
36 15チーム72人が熱戦 冬季ソフトバレーボール大会 (男子・なちB、女子・なちDが優勝)
2017年02月08日
37 6日夜、那智勝浦町などで停電   
2017年02月08日
38 白一色の給食味わう 新宮市、御燈祭りに合わせ特別献立 
2017年02月08日
39 串本で研修会を予定 裏千家淡交会南紀学校茶道連絡協が総会 
2017年02月08日
40 ラグビーやってみよう!  近鉄ライナーズの選手と体験  (新宮市 )
2017年02月08日
41 豆まきで鬼退治  上野山保育園、最後は仲良く  (串本町 )
2017年02月08日
42 木山さんの畑で大根収穫  潮岬幼稚園の4、5歳児  (串本町 )
2017年02月08日
43 お悔やみ情報
  
2017年02月01日
44 着替え手伝い円滑に 市職員ら荒縄締め学ぶ (「御燈祭り」を前に)

 新宮市駅前本通りの森川和夫さん宅で1月30日、御燈祭りの上がり子の胴に巻く荒縄(あらなわ)の締め方講習会があった。祭り当日に着替えを手伝う市職員ら7人が市観光協会専務理事の森本祐司さん(60)からきれいに早く結ぶコツなどを学んだ。

 市職員らは毎年祭り当日、市福祉センターで午後3時から、県外や遠方から祭りに参加する人たちを対象に白装束への着替えや荒縄締めを手伝っている。同センターで着替える上がり子が増えていることから、少しでもスムーズに締められるようにと担当職員たちが毎年講習会に参加している。

 荒縄の結び方はいくつかあるが、結び目が2本の角のような形になる「男結び」が伝統。基本は胴に7回巻くが、長さが合わない場合は、5回、3回と奇数回巻く。草鞋(わらじ)の履き方の指導もあった。

 森本さんは、巻く前に霧吹きで縄を湿らせておくとワラくずが落ちず、切れにくくなることなどを説明。「男結びという名称は御燈祭り的。的を射ている」と話した。

 幼い頃に一度、祖父と一緒に祭りに参加したことがあるという新宮市観光協会職員の山本大輔さん(30)=新宮市=は「伝統の祭りにお手伝いとして参加できて光栄です」と話していた。

(2017年2月1日付紙面より)

森本祐司さん(中)から荒縄の結び方を学ぶ市職員ら=1月30日、新宮市の駅前本通り
2017年02月01日
45 ネットの危険性学ぶ
 那智中で情報モラル講座  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立那智中学校で1月27日、情報モラル講座があった。和歌山大学大学院教育学研究科の豊田充崇教授が3年生54人に、ネットの危険性と利用法を教えた。

 豊田教授は昨年から流行している「ポケモンGO」など位置情報を利用したスマートフォンゲームで不法侵入や交通事故など問題が発生していると話した。生徒たちは同ゲームが有害アプリかどうか、問題の解決策をグループで討議。「有害アプリだ」、「マナーを守って利用するべき」など意見が出た。

 各グループの意見を受けて豊田教授は「有害アプリの定義には当てはまらないが、ルールを守って遊ぶべき」と結論を出した。

 近年取り沙汰されるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)トラブルについても講話。「LINE」などグループチャット上の悪口について「劣等感や防衛本能、ストレス発散から発言している」と述べ、言われたまたは聞いたときの対処法を話し合った。

 SNSの「Twitter」などで見られるネット炎上の事例も紹介した。断片的な情報から個人が特定され、サーバーにデータが保存されると消すことができないと警告した。

 「高校や大学で新たな出会いがあったとき、相手の情報を調べるのは常識になっている」と説明。「投稿は一瞬、後悔は一生」と講演を締めくくり、個人情報は流さないよう求めた。

(2017年2月1日付紙面より)

SNS利用の注意点を教える豊田充崇教授=1月27日、那智勝浦町立那智中学校
2017年02月01日
46 救命胴衣着用を呼び掛け
 潮岬の2カ所に看板設置  (串本町 )

 串本警察署(久保隆作署長)、串本町観光協会(島野利之会長)、公益社団法人和歌山県水上安全協会(島慶司理事長)は1月30日、同町潮岬にある望楼の芝内2カ所に水難事故防止啓発看板を設置した。今後も適地を見つけて数を増やすとしていて、同署の久保光広地域課長は「看板を見た人は必ず自分で身を守ってほしい」と同看板に込めた願いを語った。

 同署管内では昨年、4件の水難事故があり3人が亡くなっている。1件は古座川町域、3件は串本町域で発生していて後者の3件中2件は釣り中の事故。いずれもライフジャケット(救命胴衣)を着用していなかった。

 同町域は東牟婁郡内でも特に件数が多く、同署と同協会は今後の事故の続出を懸念して県水上安全協会に同看板の制作を依頼。三者連名でライフジャケットの着用を呼び掛けることにしたという。

 完成した看板は縦60㌢、横40㌢の大きさでプラスチック製。ライフジャケットを着た釣り人が溺れる挿絵と啓発文「危険 海釣り ライフジャケットを着用しましょう」が三者連名とともに印刷されている。

 この日は久保署長ら三者関係者と地元の釣りクラブ会員、計10人が参加。同看板は長さ約1・5㍍の木製支柱に付けた状態で、クレ崎と馬の背の各昇降路の陸側の端そばに差し込んだ。今後はビシャゴノ鼻(潮岬)や巻崎(出雲)などの昇降路にも設置予定で、同日現在で関係各所と調整を進めている。

(2017年2月1日付紙面より)

クレ崎の昇降路沿いに水難事故防止啓発看板を設置=1月30日、串本町潮岬
2017年02月01日
47 地域の課題解決を考える
 新宮高校でポスター発表会  

 新宮市神倉の県立新宮高校(畑伸憲校長)は1月28日、同校体育館で1・2学年合同ポスター発表会を実施した。各学年がそれぞれ総合的な学習の時間に研究した結果を表や図にまとめて整理し、発表。質問に答えた。

 研究課題を整理して結論を導き出し検証する目的。発表会と質疑応答を通して新たな視点の気付きと課題の発見、反対意見から自身の考えの見直しなど探求結果を吟味し、批判的な思考力、問題解決能力などの思考力を培うねらいもある。

 1年生は教育、観光・経済、防災・防犯、福祉・健康の各分野で調べたり取り組んだりしたことをまとめた。2年生は地域創生に関して課題を考え、仮説を立てた。研修旅行をフィールドワークの機会とし、さまざまな視点から課題解決への取り組みや意見を述べた。

 92グループが第1部~3部に分かれて発表。他グループの発表に真剣に耳を傾け、質問する様子も見られた。実行委員長の濱口光太君(2年)は「魅力あふれる地域の在り方を築いていくために、自分たちにはどのようなことができるのかを積極的に考えていきましょう。発表者は伝えたいことを明確に伝え、聞く人はしっかり聴き、メモを取るなどして有意義な発表会にしていきましょう」とあいさつした。

(2017年2月1日付紙面より)

掲示したポスターを指し見学者に説明する生徒ら=1月28日、新宮市神倉の県立新宮高校
2017年02月01日
48 8チームが熱戦展開 バンビカップ小学生バレー (串本がセットを落とさず完全優勝)
2017年02月01日
49 なれずしが人気 紀宝町浅里のイベントにぎわう 
2017年02月01日
50 交流会に向け打ち合わせ 新宮市千穂第一・第二地区が合同で 
2017年02月01日
51 熊野学フォーラムに600人 東京・明治大学で第10回 
2017年02月01日
52 さわやかな演奏で観客魅了 紀宝町で海上自衛隊舞鶴音楽隊コンサート 
2017年02月01日
53 高津気地区の景観を巡る  古道を守る会の新春ウオーク  (那智勝浦町 )
2017年02月01日
54 南紀串本の歴史をたどる 日本風景街道熊野、観光部会計画のツアーで 
2017年02月01日
55 旧放牧地の雑草焼き払う 古座川町潤野区伝統の『芝焼き』 
2017年02月01日
56 お悔やみ情報