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2019年04月27日
1 拠点施設の運用など検討
 総会で代表者らが協議  (南紀熊野ジオパーク )

 南紀熊野ジオパーク推進協議会(会長・仁坂吉伸知事)は25日、太地町公民館で平成31年度の総会を開いた。古座川町観光協会が協議会に加入したことや7月にオープンを控えた串本町潮岬の南紀熊野ジオパークセンターの紹介、日本ジオパークとして再認定を受けた審査結果の報告があった。

 公務で欠席の仁坂会長に代わり、沼田久博副会長(白浜観光協会長)があいさつ。事務局から平成30年度の事業報告などが行われた。平成31年度事業計画案では▽保全と整備▽地域活性会策の創出▽教育への活用▽観光資源としての活用▽連携と協働―を挙げた。保全と整備面では、学術専門委員会の開催や公募型研究助成を行い、地域活性化策の創出では、ガイドブックの増刷・配布、会員制交流サイト(SNS)により活動状況などの情報を発信する。ガイドの養成については、スキルアップ講座の開催やガイドの担当エリア拡大講座を実施することなどを解説した。

 事務局は南紀熊野ジオパークの拠点となる南紀熊野ジオパークセンターがオープンすることで、客の流れが変わると話した。旅行会社も関心を持っているとし、「センターに来てもらうだけでなく、各サイトを周遊してもらえるよう、旅行会社に提案していく。県の観光部局や各観光協会と協力して進める」と述べた。

 協議会に入会した古座川町観光協会からは「それぞれの市町村の枠を超え、ジオの本質に迫る一助になれればと思います」と抱負を語った。

 日本ジオパークの再認定の審査結果では、事務局がエリア外にもかかわらず、地域住民の活動が活発であり、学術専門委員会が科学的なバックアップをしていること、ジオパークガイドの自主的な活動やガイドスキルが評価されたと説明した。改善すべき点としては、住民のニーズに応じた活動支援体制の強化、多面的なモニタリングの実施などを挙げた。

(2019年4月27日付紙面より)

南紀熊野ジオパークセンターの運用などを協議した=25日、太地町公民館
2019年04月27日
2 地道な活動高く評価
 勝浦LCがMVP賞  (ライオンズクラブ国際協会335-B地区第65回年次大会 )

 ライオンズクラブ国際協会335―B地区(会員6726人)の第65回年次大会が20日、白浜町の白浜会館で開かれ、約1600人が参加した。同大会で地区ガバナー表彰があり、164クラブの中から勝浦ライオンズクラブ(勝浦LC、戸間宏治会長)がMVP賞を受賞した。ヘルプマークの普及などの奉仕活動が評価された。

 会場で表彰を受けた戸間会長は24日、「ノミネートはされていたが受賞するとは想像もしていなかったので驚いた。日頃の活動が評価され、素直にうれしい。これからも勝浦LCを広く知っていただけるよう地道に努力していく」と喜びを語った。

 同クラブは1962(昭和37)年に結成。翌年に日本で413番目のクラブとして国際協会の認証を受けた。青少年の健全育成と献血活動を柱とし、少年スポーツ大会の開催や献血奉仕などに取り組んでいる。また、5年ごとに記念事業を実施しており、昨年は認証55周年を記念し、那智勝浦町立井関保育所へ6輪避難車、同町立温泉病院に開院記念碑を寄贈している。

(2019年4月27日付紙面より)

トロフィーを手にする戸間宏治会長=24日、那智勝浦町築地
年次大会での表彰式=20日、白浜町
2019年04月27日
3 センター拠点の初動固める 古座分庁舎で本年度総会 (牟婁保護司会)

 牟婁保護司会の本年度総会が25日、串本町役場古座分庁舎内であった。役員改選があり、生熊和道会長を再任とする役員体制案を承認。更生保護サポートセンター牟婁を拠点にした一層の会務隆盛を意識しつつ、事業関連諸議案を承認して初動を固めた。

 保護司は、犯罪や非行に陥った者の更生支援を目的として法務大臣が委嘱する無報酬の非常勤国家公務員。牟婁保護司会は同日現在、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町の保護司28人で構成され、協議や研修による資質の向上に加えて、更生保護女性会と両輪で社会を明るくする運動(社明運動)の中軸となって啓発諸行事を展開し、さらに警察と連携して薬物乱用防止活動にも協力するなどの社会貢献にも力を入れている。

 開会に当たり生熊会長は、同センターの稼働や更生保護制度施行70周年記念大会などを目下の関心事として挙げ、これら勢いを持って令和元年度を明るい時代にしたいという思いを掲げてあいさつした。続く議事では近々勇退となる北地五男保護司を議長に立て、前年度と本年度の事業関連諸議案を審議し承認した。

 本年度事業計画と併せて、定例研修会など和歌山保護観察所との連携活動計画の確認や中学校担当保護司の人選も実施。那智勝浦分会(那智勝浦町と太地町)、古座川分会、串本分会や会下4部会(総務・研修・犯罪予防活動・協力組織の各部会)の活動報告も行い、会の現状を出席した保護司全員で把握した。

 役員改選は各分会が選出した同会理事の互選で後述する体制案を承認。事務所を会長宅から同センターへ変更することの規約改正や、社明運動において中央推進委員会委員長メッセージは誰が代読しているかといった情報交換もするなどした。

 閉会に当たり清水俊跋・前副会長が、旧太田川小学校が掲げていた二宮尊徳の句「可愛くば、五つ数えて三つほめ、二つ叱ってよき人となせ」は保護司にも通じるものがあるのではと触れつつあいさつをして締めくくった。この日は和歌山保護観察所長と牟婁地区担当主任官も同席し、顔合わせを兼ねてあいさつした。

(2019年4月27日付紙面より)

北地五男保護司を議長に立てて審議=25日、串本町役場古座分庁舎
あいさつする新役員の皆さん(出席者のみ)
2019年04月27日
4 郷土愛と誇りを育む
 近大新宮中学校が田植え体験  (新宮市熊野川町 )

 近畿大学附属新宮中学校(池上博基校長)は25日、新宮市熊野川町三津ノ地区の田んぼで田植え体験をした。1年生34人はみつの地域活性化協議会(下阪殖保会長)メンバーらに教わりながら、コシヒカリの苗を植えた。

 ふるさと教育の一環として、市の教育目標である「郷土への誇りと愛着を育む教育の充実」を目的に今年で4回目の取り組み。地元農家と協力し、体験を通じて地元への愛着を深め、手植えによる体験を行うことで農家の人たちへの感謝の気持ちと、米を大切にする心を養う。

 田んぼは2011年の紀伊半島大水害で浸水被害を受けた場所にあり、地域活性化のため積極的に取り組んで、復興に向けて頑張る地域の姿を生徒たちに伝える狙いもある。

 生徒らは下阪会長が所有する広さ0・7㌃の田んぼに横一列に並び、「ヌルヌルする」「足が抜けない」などと会話をしながら丁寧に植えていった。

 山根玄士君は「田植えの経験は2回目。少し疲れたけど楽しかったです。自分たちの手で苗を植えて、稲刈りの体験もするので実感が持てて愛着も湧く。立派に育ってほしいです」。

 下阪会長は「上級生が育てた米を下級生が味わうことを繰り返し、受け継がれているので、生徒たちはつながりを大事にしていると感じています。体験することでコミュニケーションの一つにもなってほしい」。

 池上校長は「下阪会長をはじめ、農家の皆さんに毎年協力していただき、感謝しています。体験を通じていろんな苦労があることを知り、人や食への感謝を忘れないでもらえれば」と話していた。

(2019年4月27日付紙面より)

慎重に苗を植える生徒ら=25日、新宮市熊野川町
2019年04月27日
5 国交省などをお礼訪問  高速自動車道紀南延長促進協議会  
2019年04月27日
6 ジャン卓囲み交流  健康麻雀教室に14人  (新宮市 )
2019年04月27日
7 県職員が清掃活動  道路の快適な利用のために  (新宮市・那智勝浦町 )
2019年04月27日
8 新たな友情を育む  新宮市内5児童館交流ふれあい遠足  
2019年04月27日
9 春の海を楽しむ  下里小学校が遠足  (那智勝浦町 )
2019年04月27日
10 体を動かしリズムを理解 正明保でリトミック教室 (新宮市)
2019年04月27日
11 「たくさんの本うれしい」  4代目なかよし号が熊野川小へ  (新宮市 )
2019年04月27日
12 食農体験で地元農業を身近に  太地小児童が田植え体験  (JAみくまの )
2019年04月27日
13 初夏を彩るシャガの花  国道371号筋などで  (古座川町 )
2019年04月27日
14 立合を見渡す絶景訪ねる  春夏ツアー第1弾を実施  (南紀串本観光協会 )
2019年04月27日
15 手作り品求める人で活気  ひだまり市in古座街道  (古座川町 )
2019年04月27日
16 1年生にメダルプレゼント  相野谷小が春の遠足  
2019年04月27日
17 今後も啓発活動を継続  高齢者地域見守り隊  (紀宝町 )
2019年04月27日
18 新入社員が田植え体験  飛雪の滝百姓塾が協力  (紀宝町浅里 )
2019年04月27日
19 高齢者世帯の家具固定も  地震に備えた補助事業  (紀宝町 )
2019年04月25日
20 笑顔で暮らせる社会づくり
 民生児童委員協が総会  (新宮市 )

 新宮市民生委員児童委員協議会(福田行男会長)は23日、市福祉センターで本年度総会を開き、事業や予算などを承認した。福田会長は地域の誰もが笑顔で安全に安心して暮らせる社会づくりのために委員活動が期待されるとし「民生委員児童委員は専門職ではなく、行政や専門機関とのつなぎ役だと意識することが大切。無理なく市の福祉の増進に協力を」と呼び掛けた。

 出席委員全員で民生委員の歌『花咲く郷土』を斉唱し、5カ条の民生委員児童委員信条を朗読。来賓として出席した田岡実千年市長は「地域でのネットワークがこれからの地域福祉を発展させる上で大切になる。民生委員児童委員の尽力なくては実現できない。今後とも地域住民の心の支えとして、変わらぬお力添えを」とあいさつした。

 本年度の重点目標は「さまざまな関係機関団体と連携し、課題を抱える住民の支援に積極的に取り組む」「児童問題について早期に対応するため、子育て家庭に対しての情報提供や支援活動に積極的に取り組む」の2点。

 本年度事業計画は▽地区民児協活動の推進▽「民生委員・児童委員の日」活動強化週間の取り組み▽高齢者福祉事業の推進▽児童福祉と母子福祉事業の推進▽研修会の開催―など。「こんにちは赤ちゃん訪問事業」「さわやか朝の声かけ運動」などへの参加協力も行う。本年度一般会計予算は508万4000円。

(2019年4月25日付紙面より)

『花咲く郷土』を歌う民生委員児童委員協議会の皆さん=23日、新宮市福祉センター
福田行男会長
2019年04月25日
21 思いやりの心大切に
 マナーアップキャンペーンで高校生ら  (JR新宮駅 )

 通学中の列車内や駅構内など、公共の場でのモラルとマナーの向上を呼び掛ける「きのくに・さわやかマナーアップキャンペーン」が24日朝、新宮市徐福のJR新宮駅(林正樹駅長)で実施された。高校生や関係者らが利用者に啓発グッズを配布した。

 同キャンペーンは、学生が公共の場所で座り込みや大声で騒ぐなどのマナー違反行為が横行し社会問題となった平成15年から継続している。

 この日は新宮高校と近畿大学附属新宮高校の生徒、新宮警察署、少年補導員、少年相談センター、JR新宮駅社員などが参加。角野敦彦副駅長が「今日お集まりいただいた生徒さんはすでに思いやる心を持っている方々だと思います。取り組みを通して、思いやりのある人を増やして」とあいさつ。生徒らはキャンペーンを知らせるたすきを掛け、ティッシュやクリアファイルなどの啓発物資を渡し声を掛けた。

 近畿大学附属新宮高校の山本雅也さん(2年)は「マナー違反について考えて生活していくことは大切なことだと思いました。活動を通して、県、国、世界にマナーアップの精神が広がればうれしい。またキャンペーンがあればぜひ参加したいです」。

 新宮警察署少年補導員連絡会の柳本利文会長は「あいさつなどが希薄になってきたこの時代に、ちょっとした行動が心を和ませる。この機会にマナーアップに全力投球していただければ」と協力に感謝を述べた。

(2019年4月25日付紙面より)

マナーアップを呼び掛ける生徒ら=24日、JR新宮駅
2019年04月25日
22 隊員6人で有効運用目指す
 無人航空機運用隊を発足  (串本町消防本部 )

 串本町消防本部(寺島正彦消防長)が23日、無人航空機〈ドローン〉運用隊(通称・KATT=カット)を発足した。自治体のドローン運用手法として部隊を結成する形は県内初。寺島消防長は富田祐次隊長(消防司令補)ら職員6人を隊員に任命し、串本ライオンズクラブ(串本LC、小森正剛会長)が託した機体の有効運用を目指して努力するよう促した。

 串本LCは昨年11月、認証55年記念事業の一環で同本部の災害対応力向上を願ってドローン(INSPIRE2)を寄贈。同本部は操縦技術を習得するため、今年1月に国土交通省所定のフライトオペレーター講習を招致して開講。修了した職員6人はその後も自主的にGPS機能がないドローン機体を購入して技術を磨き、運用手法の検討を重ねてきた。その意欲を持って同本部は部隊を発足するに至った。

 通称のKATTは「KushimotoF.D Aerial Shoot Technical Team(串本町消防本部空撮専門隊)」から取ったそうで、隊員の士気を高める趣旨で用いるという。

 この日は寺島消防長ら職員(隊員含む)と田嶋勝正町長、串本LCの小森会長ら3人が出席。寺島消防長が発隊宣言して隊員の任命をし、代表して富田隊長が串本LCへの謝辞を交えて意気込みを掲げた。

 小森会長は託した機体をいざという時に役立てて職員が活躍すること、田嶋町長はこの機体を駆使していち早く対処することをそれぞれ期待して隊員のいっそうの奮起に期待。寺島消防長は発隊に至るまでの多方面の助力に対する感謝を掲げ「今後はわれわれの持てる力と技術、そしてこのドローンを最大限に活用し、積極果敢に現場投入して消防力向上を図り地域住民の安全安心につなげたいと思う」と訓示を述べて隊員の士気を促した。

 式後は飛行展示もあり、同隊は現時点での操縦技術や機体性能を披露。撮影した映像をリアルタイムでモニター表示し、小森会長や田嶋町長らに導入効果の一端を示した。

 同隊は本部指揮隊の要請により出動し、▽災害現場を上空から撮影し(広域的)情報収集▽行方不明者の捜索▽消防職員が進入困難な場所の(局所的)情報収集―などの任務に当たる。

 20~30代が主体の同隊を束ねる富田隊長(44)は当面、撮影を主体にした活動を考えるとし、部隊として一刻も早く災害に対処できるよう、そして今思っている以上に幅広く使えるよう視野を広げながら、いっそうの向上に努めたいと意気込みを語った。

(2019年4月25日付紙面より)

串本LCから託されたドローンの飛行展示=23日、串本町消防防災センター
任命を受ける富田祐次隊長ら隊員
2019年04月25日
23 未成年飲酒防止訴える 新宮小売酒販組合が街頭啓発 

 新宮小売酒販組合(辻良治理事長)などは24日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で未成年者飲酒防止・飲酒運転撲滅キャンペーンの街頭啓発を実施した。組合員や関係機関の職員ら約30人が買い物客らにチラシとティッシュを配った。

 毎年4月は「未成年者飲酒防止強調月間」。和歌山県全体では2000年から、新宮組合では1993年から街頭キャンペーンを実施している。この日は国税庁のゆるキャラ「イータ君」「マイナちゃん」、県警のマスコットキャラ「きしゅう君」も参加し、買い物に来た親子連れなどに未成年の飲酒防止などを呼び掛けた。

 辻理事長の開会宣言のあと、榎本伸・新宮税務署長、髙砂(たかす)浩之・新宮警察署長、田岡実千年新宮市長があいさつ。田岡市長は「未成年だけではなく、大人に対してもお酒の正しい飲み方を呼び掛けていけたら」と話していた。

 啓発に参加したのは▽新宮小売酒販組合▽新宮警察署▽和歌山税務署▽新宮税務署▽大阪国税局▽新宮納税協会▽新宮市▽新宮市立少年相談センター▽新宮警察署少年補導員連絡会▽日本フランチャイズチェーン協会▽紀南酒造組合―などの皆さん。

(2019年4月25日付紙面より)

買い物客らに未成年飲酒防止を訴える=24日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2019年04月25日
24 新宮高校Aが優勝
 第100回紀南バレーボール連盟杯春季大会  
2019年04月25日
25 「近づかないで」  宇久井地区住宅街でアナグマ  (那智勝浦町 )
2019年04月25日
26 宅配利用し見守りサービス  買い物お助けお役立ちカタログ  (那智勝浦町 )
2019年04月25日
27 ひとりでも多くの人救う  5月は赤十字資金募集月間  (新宮市地区 )
2019年04月25日
28 ツツジが開花  新宮港緑地帯で  
2019年04月25日
29 歌や踊りでにぎやかに  熊野ビリケンさん春祭り  (新宮市 )
2019年04月25日
30 弘法大師の遺徳しのぶ  妙法山阿弥陀寺で御影供  (那智勝浦町 )
2019年04月25日
31 青空の下楽しい笑顔  グリーンピア南紀へ遠足  (上野山こども園 )
2019年04月25日
32 住崎にこいのぼりを設置  町全体の盛り上げ願って  (串本ダイビング事業組合 )
2019年04月25日
33 採捕組合に教わって刈る  西向小4年生ヒジキ収穫  (串本町 )
2019年04月25日
34 「触れ合いを大切に」  母子寡婦福祉会が総会  (紀宝町 )
2019年04月25日
35 地域版活動強化方策策定へ  民児協が総会で重点など示す  (紀宝町 )
2019年04月25日
36 杭さん、山田さんが優勝  1年1カ月ぶりグラウンドゴルフ大会  (讃寿会 )
2019年04月25日
37 お悔やみ情報
  
2019年04月24日
38 カツオ春漁「幸先良い」
 昨年水揚げ上回る  (串本港 )

 深刻なカツオの不漁が続いていた串本町の串本漁港では、今年1月からの水揚げが昨年を上回り、カツオ春漁に好転の兆しが見え始めた。串本町のカツオ漁師、山崎晃さんは「東から来るカツオが取れている。このまま5月いっぱいはいけそう」と笑顔を見せた。

 山崎さんはひき縄を使った「ケンケン漁」で35年、カツオ漁に従事している。最盛期と比べると20年低調が続き、「この10年はとにかくひどかった。昨年は3日に1回取れればよい方だったが、今年は毎日釣れている」。底の見えない不漁が続いていただけに喜びは大きいようだ。

 和歌山県水産試験場(県水試)は毎年、カツオの盛漁期に当たる3月から5月までの沿岸カツオひき縄漁主要3港(田辺・すさみ・串本)の水揚げ総量などで来遊魚の増減を見ている。資源海洋部の武田保幸部長は、東から来るカツオについて「黒潮内側(ないそく)反流に乗って伊豆諸島方面からカツオやビンナガが来遊している」と海温図(=関東・東海海況速報)による所見を示し、「特に4月に入ってから漁が上向き出漁隻数が増えている。カツオ春漁は幸先の良いスタートです」と話していた。

 初鰹(はつがつお)と呼ばれる春のカツオは、通常であれば西から東へ移動する。那智勝浦町でも、カツオが揚がり始めており、勝浦漁港近くで鮮魚店を営む大井仁さんは「初鰹は普通さっぱりしているのですが、ほどよく脂がのっていますね。2㌔くらいの小さいカツオもうまいですよ」と話していた。

(2019年4月24日付紙面より)

カツオの水揚げで活気づく市場=和歌山東漁業協同組合串本市場
関東・東海海況速報=5日
2019年04月24日
39 G20前に連携強化
 危機管理コアメンバー会合  (新宮港港湾 )

 今年6月に大阪府で開催される主要国首脳会議「G20大阪サミット」を前に、22日、新宮市の東牟婁振興局で新宮港港湾危機管理コアメンバー会合があった。関係9機関から約20人が出席し、テロ対策を一層強化することを確認した。

 21日にはスリランカでテロ事件が発生するなど、情勢は非常に厳しい状況にある。新宮港港湾危機管理担当官の星﨑隆・田辺海上保安部長は「新宮港は大阪と隣接する県内にあり、海外とのパイプを持っている。大阪へのアクセスを考えるとノーマークでいい港ではない。過去の海外でのテロ事案をみても、開催地以外での事案も発生している。翌年には東京オリンピックパラリンピックも予定されている。アンテナの感度を高くして対策にしっかり取り組みたい」。

 副担当官の髙砂(たかす)浩之・新宮警察署長は「日本のテロ対策の真価が問われる大きなイベントが控えている。各機関においては、テロが差し迫った脅威であると認識し、絶対にテロリストを国内に入れないということを基本方針に情報共有、外国船への検査の徹底、保安設備整備など港湾保安対策の整備に努め、より一層の連携強化を」と呼び掛けた。

 会合の参加機関は▽田辺海上保安部(串本海上保安署)▽新宮警察署▽大阪税関和歌山税関支署新宮出張所▽大阪出入国在留管理局和歌山出張所▽近畿地方整備局和歌山港湾事務所▽近畿運輸局和歌山運輸支局勝浦海事事務所▽和歌山県東牟婁振興局新宮建設部▽新宮市企画政策部▽新宮市消防本部。

(2019年4月24日付紙面より)

各関係機関の代表者らが参加した会合=22日、新宮市緑ヶ丘の東牟婁振興局
2019年04月24日
40 ものづくり通し社会参加
 熊野本宮園で張り子作り  (ヤタガラスプロジェクト )

 田辺市本宮町の特別養護老人ホーム熊野本宮園(中岸由美園長)では、入居者たちが「ヤタガラスプロジェクト」の取り組みとして八咫烏(やたがらす)の張り子を制作している。完成した100体の張り子は、5月4日(土・祝)に熊野本宮大社で、子どもたちを中心に参拝者に配布する予定だ。

 ボランティア団体「ヤタガラスプロジェクト」(児野和徳代表)は、張り子作りを通して高齢者らの社会参加を促す活動に取り組んでいる。児野代表は同市神島台の老人ホーム「シニアホーム鯨洋」で作業療法士として勤務しており、同施設では以前から作業療法の一環として張り子を制作していた。このたびの張り子は、「シニアホーム鯨洋」「ケアサポートよりそい」(田辺市)「高齢者複合福祉施設たきの里」(同)と、八咫烏の本拠地ともいえる本宮町の本宮園の入居者らで制作した。

 児野代表は同プロジェクトへの参加を広く呼び掛けており、高齢者がものづくりを通して人と関わりを持つことによって社会に参加し、同時に八咫烏の張り子が地域を盛り上げてくれるのではと期待を寄せる。「熊野本宮の同園がプロジェクトに参加してくれたのは意義深いこと。地元の子どもたちにも参加していただき、高齢者と親交を深めるとともに地域活性化の一端を担っていただければ。できるだけ多くの人と活動していけたら。気軽に参加を」。

 中岸園長は「プロジェクトに参加させていただいて、入居者さんたちも喜んでいます。参加呼び掛けによって多くの人に施設に来ていただき、張り子制作を通して交流していただければ」と話していた。

 同プロジェクトでは、月に1度の日曜日の午後に熊野本宮園で入居者らと一緒に張り子を制作するボランティアを募集している。11月に県全域で開催される「ねんりんピック紀の国わかやま2019」の田辺市3会場で、約300個の八咫烏の張り子を配布することも決定している。問い合わせや参加希望は熊野本宮園(電話0735・42・1556)まで。

(2019年4月24日付紙面より)

八咫烏の張り子を作る入居者ら=20日、田辺市の熊野本宮園
完成した張り子の八咫烏
2019年04月24日
41 津波からの避難訓練も
 勝浦観光桟橋で旅客船安全点検  (那智勝浦町 )

 ゴールデンウイークを前に23日、那智勝浦町勝浦の観光桟橋で、串本海上保安署(亀田進署長)と勝浦海事事務所(吉武愼二所長)合同の旅客船安全総点検と防災訓練があった。紀の松島観光、ホテル浦島の各所属旅客船計2隻が点検を受けた。碧き島の宿・熊野別邸・中の島は従業員が参加した。

 大型連休で多くの利用者が見込まれる中、旅客船の運航が適切に管理されているか確かめ、運航者の安全意識を高めて海難事故を防止するのが目的。毎年実行している。

 旅客船の法定書類、救命設備、消防設備などの確認をした。近年は巨大地震に伴う津波発生時の初動態勢などの防災面に力を入れている。今回はホテル浦島の旅客船が、航行中の地震・津波発生を想定した防災訓練を実施した。航行中の船長が最寄りの避難岸壁に急行し、ホテル従業員らがライフジャケットを装着し観光桟橋に避難した。

 亀田署長は「安全安心につながるよう、基本に立ち返り確認と検証の徹底を」と述べ、署員らが個別の指導にあたった。吉武所長は長年の無事故運航に敬意を表し、「安全に勝るものはない。避難誘導も機敏な動きだった。乗客が素晴らしい勝浦を楽しみ、喜んで帰ってもらえるよう継続して訓練を」と呼び掛けた。

(2019年4月24日付紙面より)

旅客船の安全点検を行う署員ら=23日、那智勝浦町観光桟橋
2019年04月24日
42 会長、副会長を再任 新宮グラウンドゴルフ同好会が総会と4月大会 
2019年04月24日
43 地元勢は団体戦2部門で入賞 三輪崎少年剣道大会 
2019年04月24日
44 串本JFCが優勝
 2019サン・ナンタンカップU―8  
2019年04月24日
45 地名が教えてくれること  海の熊野地名研究会が総会  (那智勝浦町 )
2019年04月24日
46 新議員に当選証書授与  選挙から一夜明け  (新宮市選管 )
2019年04月24日
47 元気に春を楽しむ 宇久井ビジターへ遠足 (勝浦小)
2019年04月24日
48 みんな一緒に仲良く  三輪崎小学校がミニ遠足  (新宮市 )
2019年04月24日
49 心豊かな女性に  萩原きもの総合学院卒入式  (新宮市 )
2019年04月24日
50 総会開き安全意識高揚  マリンレジャー事業者ら  (串本警察署管内 )
2019年04月24日
51 開祖の徳に心をはせる  重畳山神王寺で御影供  (串本町 )
2019年04月24日
52 新部長に山口佳代さん  女性部が本年度総会開く  (串本町商工会 )
2019年04月24日
53 国や県に早期完成を要望  新規事業化に感謝  (熊野尾鷲道路建設促進期成同盟会 )
2019年04月24日
54 貯水槽の使用方法確認  茶屋地自主防災会が訓練  (紀宝町井田 )
2019年04月24日
55 友愛活動など重点項目に  紀宝町老連が本年度総会  
2019年04月24日
56 太地町とブルームが交流  多くの催しで親睦深める  
2019年04月20日
57 食農体験で米の大切さ学ぶ
 勝浦小5年生が田植え  (JAみくまの )

 みくまの農業協同組合(JAみくまの、村上幸弘代表理事組合長)は18日、那智勝浦町中里で恒例の田植え体験を実施した。同町立勝浦小学校(山下真司校長)の5年生43人が作業に取り組み、米の大切さを学んだ。

 食農体験を通して子どもたちに農業や米の大切さを知り、関心を持ってもらうことを目的に毎年実施している。中里在住の岡本光弘さん所有の5㌃の田んぼで行われた。

 JAみくまの総合企画部企画課の北真吾課長と柳瀬元博さんが体験の趣旨や内容を説明し、岡本さんが田植えに必要な苗の作り方などを紹介した。

 児童は農具を用いて田植えの目印となる線(筋)を田んぼに引く作業を見学。職員から「『米』という字は分解すると漢数字の八十八になる。稲刈りまで88もの作業が必要になる」と由来を教わった。

 横1列になって裸足で田んぼに入り、コシヒカリの苗を丁寧に植えていった。「冷たい」「軟らかい」などと大はしゃぎする姿もあった。

 田植えは初めてという玉置優大君は「田んぼの中はドロドロで見た目よりも動きにくかった。どうやって米ができるのか勉強になりました。稲刈りや食べるのが楽しみです」と笑顔で話した。

 児童に代わり、日々の田んぼの管理を行う岡本さんは「この体験は米のありがたさが分かってもらえる。これまで給食を残していた子どもたちも、体験後は残さないようになったと聞いてうれしく思う」と語った。

 稲刈りは8月20日前後を予定しており、収穫した米は10月に行う同校のキャンプで食べるという。

(2019年4月20日付紙面より)

田植えに取り組む児童=18日、那智勝浦町中里
岡本光弘さん
2019年04月20日
58 1期生輩出見据え緊張感
 文化セで本年度第1回会合  (串本古座高校地域協議会 )

 串本古座高校地域協議会(会長・田嶋勝正串本町長)が18日、串本町文化センターで本年度第1回会合を開いた。同校は教育方針を含めて現体制の状況などを各委員に報告。本年度が現体制の1期生の進路が決まる重要な節目となることを踏まえて初動を固めた。

 この協議会は、同校の現体制を形作る構想「魅力化プロジェクト」の一項目、地域丸ごとキャンパス構想を実現する目的で平成28年7月、串本町と古座川町の人口割負担を原資にして発足。両町の各団体代表者が委員参加し、同校の状況に対し意見を寄せ、同プロジェクトの推進に必要な協力を形作る場として機能している。

 開会に当たり会長の田嶋町長は、本年度を初の卒業生を輩出する重要な節目と位置付け「全国から来た生徒が地域の魅力に引かれて仕事を求め生活することがわれわれの大きな目的。その見極めも含めて今後の協議を続けたい」と緊張感を促して一層の尽力を求めた。

 左近晴久校長は、新入生92人が加わり全校生徒266人で動き出す中、教育方針の柱として▽主体的に学ぶ▽みんなで支える▽自ら鍛える▽協働して創る―を職員会議、

始業式、入学式の場で共有して臨んでいることを伝えつつ諸報告に臨んだ。

 内容は▽学校設定科目(第2学年科目の実績、第3学年科目の概要)▽CGS部や演劇部の活動状況▽生徒募集の取り組みと実績▽世界津波サミットなど生徒の活躍状況―など。併せてキャリア形成支援部が前年度卒業生の進路状況と、現体制の第1期生(現3年生)は7割が進学、3割が就職を見据えている現状を報告した。

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串本中と生徒連携など魅力化の在り方で意見



 議事では前年度と本年度の事業関連諸議案を審議し承認。本年度の魅力化の主な取り組みとして▽アスリート交流(NTT西日本レグルスOB山名邦卓さんによる技術・精神指導、5月実施)▽高中連携事業(同校と串本中の両生徒会合同プロデュースによる音楽会、6月実施)▽出張!和大くろしお塾(和歌山大学経済学部金川めぐみ准教授コーディネートによる交流など、8月実施)―があることも確かめた。

 その他協議で、高中連携は当初から古座川町域の中学校も組み込むべきだと意見があり、同校は今回の音楽会について隣接する串本中からの進学者が約5割という現状を引き上げるための連携と位置付け、今後は両町域を見て連携の機会を探ると説明。同プロジェクトの大元は県立高校であり同協議会には地元2町だけでなく県教委も関わるべきという意見もあり、左近校長は県教委へ伝えるとしつつ現時点で同校は他校に増す優遇を受けている点も示唆した。

 閉会に当たり副会長の西前啓市古座川町長は両町域から同校への進学率を高めるため学校づくりをもっと基本から見直す必要があると述べ、この協議会をそのための忌憚(きたん)なき意見を交わす場にすることを各委員に求めて締めくくった。

(2019年4月20日付紙面より)

「初の卒業生を輩出する節目」と位置付け協議を促す田嶋勝正町長=18日、串本町文化センター
2019年04月20日
59 新たな家族の誕生を祝い
 「飛雪米」をプレゼント  (紀宝町 )

 紀宝町は住民満足度の向上と住みたいまちづくりの一環として、本年度から町に出生届を提出した家族に飛雪米3㌔をプレゼントする事業を始めた。

 新たな家族の誕生の届け出という喜ばしい日を「思い出記念日」にしてもらう取り組み。今後も継続するという。

 県が12年かけて開発した品種「結びの神」を同町浅里で飛雪の滝百姓塾が2014年から生産し、「飛雪米」と名付けてブランド化した。町の新たな特産品として注目を集めている。17年10月には、天皇陛下に献穀米として献上した。

 8日に初めて進呈し、18日までに役場窓口で出生届を出した二家族にプレゼントした。パッケージには「ご出産おめでとうございます。紀宝町で大切に育てられた安全・安心なおいしいお米をお贈りいたします」とメッセージを添えた。

 百姓塾代表理事の木下起査央さんは「出生祝いのプレゼントとして喜んでもらえれば、生産者もうれしい。お米の名前も結びの神なので新たな家族の結び付きになれば」と話していた。

(2019年4月20日付紙面より)

出生を祝い飛雪米をプレゼント(提供写真)
2019年04月20日
60 新しい観光交流拠点に
 旧チャップマン邸がオープン  (新宮市 )

 新宮市新宮の旧チャップマン邸が19日、供用を開始した=写真。今後は文化イベントなどでの貸館(有料、要予約)を含め、観光客や市民が交流できる観光施設として活用していく。入館無料。飲食(持ち込み)自由。駐車場に限りがあるため(3台)、公共交通機関を利用する。

 旧チャップマン邸は、大正時代を代表する文化人で新宮市名誉市民の西村伊作が米国人宣教師のE・N・チャップマンのために設計、1926(大正15)年に建設した洋風建築物。戦後から78年まで旅館「有萬(あるまん)」として使われており、市出身の芥川賞作家・中上健次が執筆活動をした。2015年に市に無償譲渡されて以降、観光施設として活用するために耐震補強改修工事などを進めていた。

 すでに5、6件の貸館予約が入っており、担当職員は「飲食可能なのでパーティーなどにもご利用いただけます。多くの人が親しみを持って、気軽に来ていただける施設になれば」と期待を寄せている。

 問い合わせは市商工観光課(電話0735・23・3357)、旧チャップマン邸(電話0735・23・2311)まで。

■開館時間=午前9時~午後5時(貸館利用は午後9時まで)

■休館=月曜日(祝日の場合は翌平日)、祝日の翌日、12月29日~1月3日

■使用料(1部屋につき・要予約)=午前9時~午後1時、午後1時~5時は1000円、午後5時~9時は1500円

(2019年4月20日付紙面より)


2019年04月20日
61 木下社長夫妻が奉納参拝  熊野那智大社屋根の葺き替え工事で  (那智勝浦町 )
2019年04月20日
62 ノートルダム大聖堂再建に  募金の受け付け開始  (那智勝浦町 )
2019年04月20日
63 小6・中3対象に実施  全国学力・学習状況調査  (新宮・東牟婁 )
2019年04月20日
64 人権尊重思想の普及目指し  新宮人権擁護委協が総会  
2019年04月20日
65 食生活や生活習慣で改善  熊野川町東敷屋で健康講話  (新宮市 )
2019年04月20日
66 市議に求めるものは?  有権者の声を聞く  (新宮市議選 )
2019年04月20日
67 1位に松本武則さん  写連新宮支部4月例会  
2019年04月20日
68 「働く女子のくつ図鑑」完成  I・Uターンへの後押しにも  (新宮市魅力発信女子部 )
2019年04月20日
69 5年連続で日本代表に  新宮市出身の谷口暁理君  (26日からのアジア選手権への出場決める )
2019年04月20日
70 通報で特殊詐欺被害防止  実践者3人に感謝状贈る  (串本警察署 )
2019年04月20日
71 会話目指して勉強開始  文化セでトルコ語講座  (串本町トルコ文化協会 )
2019年04月20日
72 詰め込む海の恵み多彩に  ㈱岩谷「山海うめ」開発  (串本町 )
2019年04月20日
73 ライトやブレーキなど点検  自転車通学する1年生対象に  (紀南高校 )
2019年04月20日
74 1人でも多くの会員を  神内「福寿クラブ」が総会  (紀宝町 )
2019年04月12日
75 「パンドラ号よくやった!」
 嘱託警察犬に感謝状  (新宮市 )

 新宮警察署(髙砂=たかす=浩之署長)は10日、行方不明となっていた80代女性を生存発見、救助したとして、嘱託警察犬パンドラ号(パンドラ・フォン・クランツ・K.Y.)と嘱託指導手の榎本義清さん(57)に感謝状を贈った。榎本さんは「よくやったと声を掛けてあげたい」とパンドラ号をねぎらった。

 パンドラ号(シェパード・雌)は2009(平成21)年から県警察嘱託警察犬として活躍する11歳のベテラン警察犬。捜索救助や足跡追及、爆発物捜索を得意とする。これまで、NPO法人和歌山災害救助犬協会の理事長を務める榎本さんと共に、東日本大震災や紀伊半島大水害、熊本地震、西日本豪雨の被災現場で捜索活動にも参加している。

 同署によると、先月21日午前9時に市内の70代男性から「妻がいなくなった」旨の110番通報を受け、届け出を受理。捜索を実施するとともに警察犬の出動を要請した。同日午前11時ごろに榎本さんがパンドラ号を伴い捜索に加わったところ、約30分後に浮遊臭をたどったパンドラ号の先導により、自宅からほど近くの谷底にあおむけで倒れている女性を発見、人命救助に至った。女性は発見当時、あばら骨骨折、低体温、意識もうろう状態で市内の病院に搬送されたが命に別状はなく、現在は退院し自宅で療養している。

 榎本さんは「発見場所近くでパンドラ号が反応し、20㍍ほど下の谷に降りていったのでついていったところ、倒れている行方不明者を発見した。声掛けにも反応しなかったが、背中がわずかに動いており、驚いたと同時に安心した」と発見当時の様子を振り返り、「救える命を救いたいという気持ちで訓練していた。普段から定期的に訓練したかいがあった。引き続き精進しながら訓練に努めたい」と決意を新たにしていた。

 髙砂署長は「発見が遅れていたら命に関わることだった」とパンドラ号の活躍に感謝を述べた。 県内では現在、榎本さんとパンドラ号を含め、16人の指導員と29頭の警察犬が受嘱している。

(2019年4月12日付紙面より)

髙砂浩之署長(左)がパンドラ号と榎本義清さんに感謝状を手渡した=10日、新宮警察署
榎本さんとパンドラ号
2019年04月12日
76 落語や講談などを楽しむ
 「坐・噺の会」迎え寄席  (田並劇場 )

 串本町田並にある田並劇場で7日、紀美野町に拠点を置くグループ「坐(ざ)・噺(はなし)の会」の寄席があり、近隣住民ら約30人が生の落語や講談、大喜利などを楽しんだ。

 このグループは、関西大学落語研究会OBが中心になって6年前に結成。「小さな村や町で小さな寄席を」をコンセプトにして県内各地に寄席の裾野を広げている。昨年10月には古座川町各地で寄席を実施。さらなる南進を模索する中で同劇場の存在を知り会場提供を申し出たそうで、同劇場保存会の林憲昭さんも「この劇場で寄席をしたらどうなる?」と興味を持ち依頼に応えたという。

 出演は関大亭学乱(がくらん)さん、ひさご亭江香(こうか)さん、爪田家らいむさん、関大亭忍狂(にんきょう)さんの4人で、夢さやか社中が囃子(はやし)を響かせ生の舞台感を盛り上げた。江香さんは講談師、他3人は落語家。それぞれに1演目を披露し、大喜利も織り交ぜて約2時間のひとときを形作った。

 田並劇場は林夫妻らによる4年来の修復により昨年7月、約半世紀を経て再興した。旧来の面影を色濃く残しつつ往時の映画作品の上映会を基軸にして再出発し、イベントも積極的に開くなど幅広く活用を重ねている。日常的に親しんでもらえるよう劇場カフェを開設し、毎週月・水・土曜日の午後1時~5時に場内開放。その一端で水曜午後3時30分~5時には子ども向けの同劇場造形教室も開いている。

 イベント関係では、21日(日)に映画上映会(作品は『死刑台のエレベーター』)、30日(火・休)に「インドネシア・島々の民族音楽を求めて」と題して実践者の坪内あつしさん一家のトーク&ライブがあり、27日(土)には新たにフラ教室もスタートする。いずれも参加費が必要。詳細の問い合わせは同劇場(電話0735・70・1046)まで。

(2019年4月12日付紙面より)

「坐・噺の会」による田並劇場寄席の様子=7日、串本町田並
2019年04月12日
77 介護予防広がり見せる
 いきいき百歳体操  (紀宝町 )

 紀宝町内で介護予防を目的とした「いきいき百歳体操」が広がりを見せている。2017年度から阪松原地区を皮切りにスタートし、現在では自主活動を含めて6地区で取り組まれている。

 02年に高知市の職員が、米国国立老化研究所が推奨する運動プログラムを参考に開発した筋力運動。椅子に腰を掛け、映像を見ながら準備体操、筋力運動、整理体操の三つの運動を行う。

 厚生労働省のモデル事業として全国に広まった。同町では県からの紹介を受けて介護予防事業として実施した。

 町内6地区のうち、津本地区の深田スポーツ交流センターでは男性限定の教室を開いている。介護予防教室に男性の参加者が少ないことから、モデル地区として「津本男子」を結成。昨年10月から始まった。

 現在は10人が参加し、毎週水曜日に集まっている。10日の教室では約40分のDVDを見ながら、椅子に座った状態で準備体操から始めた。筋力運動では2・2㌔まで10段階に調節可能な重りを手首や足首に巻き、腕、ひざ、足の運動などに取り組んだ。

 参加した産屋敷基久さん(62)は「70~90代の元気な人が多い。これまで半年間続けて、足腰が衰えない程度に健康を保てている」と話していた。

 町では5月末から介護予防サポーターを養成し、町内各集会所で実施する計画だという。現在6地区で開いている教室への参加者も募集中で、問い合わせは、同町役場みらい健康課(電話0735・33・0355)まで。

(2019年4月12日付紙面より)

いきいき百歳体操に取り組む参加者=10日、紀宝町の深田スポーツ交流センター
2019年04月12日
78 はえ縄漁のPRに
 「まぐろのぼり」を町に寄贈  (南紀くろしお商工会 )

 マグロのまち那智勝浦町のPRに貢献しようと、南紀くろしお商工会(森川起安会長)は8日、町に「まぐろのぼり」を寄贈した。堀順一郎町長は「色もきれいで見栄えがする。昨年はクロマグロの資源問題による漁獲規制があったが、資源に優しいはえ縄漁を打ち出すチャンスと捉え、PRに活用させていただく」と感謝した。

 全長4㍍の青いのぼりと3㍍の赤いのぼりの一対が贈られた。町が効果的な設置場所を検討し、掲揚の日時を決める。

 この日は役場町長室で贈呈式が開かれ、堀町長、森川会長、商工会まちづくり部会の土佐修平会長、同・加藤康高副会長らが出席した。

 まぐろのぼりは国の提案公募型地域活性化事業の補助を受けて作られた。南紀熊野体験博(1999年)で会場に飾られ、現在も機運醸成のアイテムとして商工会が活用している。

(2019年4月12日付紙面より)

贈呈式で「まぐろのぼり」を広げる堀順一郎町長(中央)、関係者の皆さん=8日、那智勝浦町役場
2019年04月12日
79 世界遺産の美化に努める  新宮ユネスコと新宮RCが清掃奉仕  
2019年04月12日
80 防災頭巾を贈呈  新小学1年生202人へ  (新宮市土建協同組合 )
2019年04月12日
81 命を守る行動を  近大新宮で防災訓練  (新宮市 )
2019年04月12日
82 アケビの花  新宮城跡で  
2019年04月12日
83 新1年生の学校生活がスタート  太地小・中学校で入学式  
2019年04月12日
84 元気に遊べる子になって  保育所、幼稚園で入園式  (新宮市 )
2019年04月12日
85 元気な母が多い地域に  会員制「mam's school」開校  (那智勝浦町 )
2019年04月12日
86 スマホ台で撮影後押し  橋杭海水浴場に設置  (南紀串本観光協会 )
2019年04月12日
87 モーパラ体験導入に意欲  橋杭海水浴場で試験飛行  (串本町 )
2019年04月12日
88 横断歩道では「よく見てね」  うどの幼稚園で交通指導  
2019年04月12日
89 新1年生は207人  新宮市、北山村の小学校で入学式  
2019年04月12日
90 お悔やみ情報
  
2019年04月11日
91 ご即位30年とご成婚60年 熊野本宮大社で奉祝奉告祭 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で10日、「天皇陛下御即位30年御成婚60年奉祝奉告祭」が執り行われた。皇室の安寧を願うとともに、天皇陛下の治世に感謝を示した。

 天皇皇后両陛下は1959(昭和34)年の4月10日にご成婚。皇居から東宮仮御所までの馬車列によるパレードには、50万人以上が駆け付け祝福した。民報テレビもご成婚に合わせて相次ぎ開局。テレビの受信契約は200万台を突破した。両陛下は即位と結婚の節目が重なっており、今年は即位30年、結婚60年となる。

 奉告祭では出張中の九鬼宮司に代わり長谷川圭治禰宜(ねぎ)が斎主を務めた。祝詞を読み上げ、玉串をささげた。同大社氏子総代会や敬神婦人会、氏子青年会ら15人が参列し、平成最後の節目を祝った。

 長谷川禰宜は参列者らの日頃の尽力に感謝を伝え「陛下は平成の世で一番良かったことは戦争がなかったことだと話された。日本国民が戦争の悲惨さを考えて行動していただいたおかげだとおっしゃられた。陛下は昭和天皇から平和への思いを、見事平成の時代へ引き継がれた」などとあいさつ。13日(土)から始まる同大社例大祭への協力を呼び掛けた。

 榎本隆文・氏子総代会長は「天皇皇后両陛下においては、長い間本当にありがとうございましたという感謝の気持ちでいっぱい。ゆっくり休んでいただいて、機会があればここ熊野の地にも訪れてほしい」。平成元年に総代会に入会し、自身も節目を迎える榎本さんは「禰宜も話していた通り、戦争のなかった平成の時代に引き続き、令和も平和な時代であることを願います」と話していた。

(2019年4月11日付紙面より)

長谷川圭治禰宜が参列者や皇室に感謝の言葉を述べた=10日、田辺市の熊野本宮大社
玉串をささげる榎本隆文・氏子総代会長
2019年04月11日
92 マグロ類70億円の取引高
 漁獲量減少するも金額増  (勝浦地方卸売市場 )

 国内有数のマグロはえ縄船の基地、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場の2018(平成30)年度のマグロ類の取引高は、70億474万円(前年比5億1298万円増)となった。同市場を運営する和歌山県漁業協同組合連合会(JF県漁連)がまとめた。(数量は㌧未満、金額は万円未満切り捨て)

 全体の取引高は76億2762万円と過去10年間で最も高く、水揚げ量は低い順から2番目。原因はサンマなどの小物類の不漁が続いていることに加え、同市場の主要魚であるビンナガマグロの漁獲減少が大きく影響した。

 魚種別の年度末集計は、金額の多いものから順に▽ビンナガ6359㌧、36億4218万円(前年比665㌧減、1億6851万円増)▽キハダ1864㌧、19億1554万円(343㌧増、4億5241万円増)▽メバチ1004㌧、11億8050万円(6㌧増、2165万円増)▽カジキ類811㌧、5億2141万円(63㌧減、5318万円減)▽クロマグロ51㌧、2億6652万円(23㌧減、12億9600万円減)▽その他47㌧、1億146万円(7㌧減、2182万円減)―となっている。

 昨年秋から年末までのビンナガの水揚げ量は前年比約700㌧の減。12月には漁価が急上昇した。メバチマグロの水揚げは大きな変動がなく安定しており、キハダマグロは水揚げ量、金額ともに順調な伸びを見せている。

 クロマグロは水揚げ量が減ったものの、年度明け早々の7日、高知県の隆栄丸(たかえいまる)が取った282㌔の大物に1月以降の同市場最高額417万3600円の値が付いた。

 同市場に揚がる生マグロは、全てはえ縄漁により漁獲したもので、この漁法は目当ての魚種、大きさなどが絞り込めるため水産資源に優しく、一本ずつ丁寧に釣り上げることから品質が良いといわれている。JF県漁連勝浦市場の太田直久参事役は「例年漁獲量の減少が懸念される中、水揚げの増加はありがたい。漁価の安定を図るため市場の衛生管理を徹底したい。入港船の誘致についても力を入れていく」と話していた。

(2019年4月11日付紙面より)

今年の最高額417万円のクロマグロ=7日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2019年04月11日
93 100分の1ジオラマ寄贈
 旧チャップマン邸改修設計の金嶋事務所  (新宮市 )

 ㈱金嶋一級建築設計事務所(金嶋正人代表取締役)は5日、新宮市に旧チャップマン邸のジオラマを寄贈した。100分の1スケールで19日(金)から供用を開始する同邸に展示される。同社は旧チャップマン邸改修の設計業務を受注した。

 旧チャップマン邸は、市名誉市民で大正時代を代表する文化人の西村伊作が米国人宣教師E・N・チャップマンのために設計、1926(大正15)年に建設した洋風建築物。戦後から78(昭和53)年までは旅館として使われていた。2015(平成27)年に市に無償譲渡され、18(平成30)年5月から耐震補強改修工事を進めていた。

(2019年4月11日付紙面より)

金嶋正人代表取締役(左)が田岡実千年市長にジオラマを手渡した(新宮市提供)
内覧会で展示された=7日、新宮市新宮の旧チャップマン邸
2019年04月11日
94 大勢の来場者でにぎわう
 道の駅「たいじ」朝市  

 太地町森浦にある道の駅「たいじ」(貝良文駅長)で7日、恒例の朝市が開かれた。今回で8回目となる朝市では、鮮魚などの地元海産物や菓子、土産物などの多くの品物が並び、ポテトやイワシの詰め放題などの催しも行われ、大勢の来場者でにぎわった。

 午前9時から開始され、観光客や町内外の来場者が豊富な出店に足を止め、好みの品を買い求めていた。今回の目玉である南紀くろしお商工会が実施したポテト詰め放題では開始と同時に客が殺到し、ポテトの準備が間に合わないほどの人気ぶりだった。この日の朝に水揚げされたばかりのワラサ(ブリ)が1匹1000円で販売され、即完売となった。そのほか、菓子やアクセサリー、多肉植物、うにご飯、たこ焼き、「鯨クレープ」なども盛況で、多くの人が各店に列を作っていた。

 貝駅長は「今回で8回目。回を重ねるごとにお客さまに浸透してきていると感じる。地元客だけでなく、観光客も焦点にするために、開始を午前9時にしたことが功を奏したのでは。にぎわってくれて本当にありがたい」と話した。

 串本町大島から訪れた平見紀三子さん(70)は「ブリがこんなに安い値段で買えるとは思わなかった。お造りにしていただきます」と新鮮な魚に大喜び。「初めて来たが、にぎわっていて楽しい。ぜひ、次回も足を運びたい」と笑顔で語った。次回の朝市はゴールデンウイーク翌週の5月12日(日)を予定。

(2019年4月11日付紙面より)

多くの来場者でにぎわった朝市=7日、太地町森浦の道の駅たいじ
目玉のポテト詰め放題も盛況だった
2019年04月11日
95 内田美穂さんが優勝
 もみじ会3月月例杯  
2019年04月11日
96 クラブユース選手権開幕
 JUNTOSが2連勝と好スタート  
2019年04月11日
97 満開の桜の下で 第44回又新ソフトテニス大会 
2019年04月11日
98 春の日差しを浴びながら
 総合スポーツ大会グラウンドゴルフ  (ゆうゆうクラブ )
2019年04月11日
99 阿須賀神社で花見楽しむ 蓬莱地区庭先サロンに21人 (新宮市)
2019年04月11日
100 張本勲さんが那智勝浦町へ  自然を満喫し親睦深める  
2019年04月11日
101 7人が新たなスタート  新宮高校定時制で入学式  (新宮市 )
2019年04月11日
102 39人が夢への一歩  なぎ看護学校で入学式  (新宮市 )
2019年04月11日
103 初の合同奉仕で橋杭岩美化  串本LCと串本RCの会員  (串本町 )
2019年04月11日
104 92人温かく迎えられる  串本古座高校で入学式  (串本町 )
2019年04月11日
105 歓迎受け学校生活始める  町立5校が一斉に入学式  (古座川町 )
2019年04月11日
106 「熱く燃えて、光り輝け」  木本高校全日制に200人  (熊野市 )
2019年04月11日
107 真新しい制服に身を包み  矢渕、相野谷中で入学式  (紀宝町 )
2019年04月10日
108 21年の完成に向け 文複建設工事請負契約を可決 (新宮市議会)

 新宮市議会(屋敷満雄議長、15人)は8日、臨時議会を開いた。市文化複合施設建設工事のうち、建築、電気設備、機械設備工事の請負契約などが議案に上がり、全て可決。議決を持って本契約となった。工期は9日から2021年2月8日までの672日間となる。

 市文化複合施設建設工事は先月20日の入札が不調に終わり、28日に再入札が執行された。落札者は▽村本・三和特定建設工事共同企業体(建築=入札金額〈税込み〉41億8824万円、落札率100%)▽勝山・新宮・椿本特定建設工事共同企業体(電気設備=4億6602万円、98・9%)▽協和・中村特定建設工事共同企業体(機械設備=2億6650万800円、99・5%)。予定価格1億5000万円以上の工事であることから、本契約には議会の議決を必要としていた。

 質疑で松畑玄議員は再入札の際に公告期間が短かったことなどを指摘。田花操議員は「空調、舞台照明、音響の工事が本体建築工事に入っているのはなぜか」などと追及し、分割入札に至った経緯などを問うた。向井雅男副市長は「本来であれば専門性や特殊性があっても市内業者に発注するのがわれわれの使命だが、専門性、特殊性の工事の中、市内業者で発注するのは難しい。本体工事に入れることで、スムーズな発注ができるであろうと決めさせていただいた」と答弁した。

 北村奈七海議員が「国からの交付金が満額もらえない場合もある。施設の維持によって、市が本来行う福祉や医療教育といった分野にお金が回らなくなる可能生はゼロではない。見直すほうがよいのでは」と反対討論。田花議員は「多くの違法性が見られた入札ではないかと思う。公の組織が確認申請を取らないで進めるのは大きな法令違反と言える。全て見切り発車と言わざるを得ない」と反対意見を述べた。

 賛成討論では松本光生議員が「今後、当局は市民の意見を十分聞きながら素晴らしい施設になるよう努力を」。辻本宏議員は「国、県の交付金、合併特例債や過疎債など、市にとって恵まれた絶好の機会。速やかに進めることが第一。完成を待ち望んでいる市民が大勢いる」と述べた。採決では建築、電気設備、機械設備の全ての請負契約について賛成多数(賛成9、反対5)で可決された。

 議決後、田岡実千年市長は「施設の議案に慎重審査、誠にありがとうございます。今日、可決いただいた議案は本日、本契約となります。22カ月の期間で施設が完成できるように、皆さんの意見をしっかりと聞きながらよりよい施設、よりよい運営ができるようにしっかりと頑張っていきます」と意思を示した。

 また、市議選に出馬しないことを明らかにした北村議員、辻本議員、田花議員があいさつ。議員生活を振り返り、支援者や同僚議員、田岡市長、当局などに感謝の気持ちを述べ、多くの拍手に送られながら議場を後にした。

(2019年4月10日付紙面より)

賛成多数で可決した=8日、新宮市役所議場
2019年04月10日
109 文化の象徴的エリアに
 西山修司さんによる説明会  (新宮市旧チャップマン邸 )

 新宮市新宮の旧チャップマン邸で7日、内覧会と西村記念館・旧チャップマン邸の会事務局長の西山修司さんによる説明会があった。午前、午後の2部制で開催された説明会には、計100人以上が参加。西山さんは米国人宣教師E・N・チャップマンの人柄や、設計した市名誉市民の西村伊作(1884~1963年)との関係性、同邸の特徴などを説明した。

 旧チャップマン邸は、大正時代を代表する文化人の伊作がチャップマンのために設計、1926(大正15)年に建設した。

 西山さんはチャップマンとその家族について、「このアメリカ人の一家が新宮の町の住民になって町の人々と親しんだことは、目に見えない大きな影響をこの町に与えたことと思う」と記された伊作の長女・アヤが残した文章を紹介。「静かな謙虚なつつましい生活態度であった」などと続いていることから「チャップマンは物静かで温厚な人であったと考えられる。伊作は激情家な面があったので、相反するところが馬が合ったのかもしれない」と推測した。

 同邸の特徴については「2階のバルコニーに見られるような、柱が半分だけ見えているハーフティンバーはヨーロッパで見られる装飾の一つ。控えめに装飾が施されているのが特徴。装飾を省くのは難しいこと。物のバランスに配慮した近代住宅」などと解説した。

 大正デモクラシーの時代においても、日本人の生活は江戸時代からさほど変わっていなかった。その中で伊作は19(大正8)年に最初の著書『楽しき住家』を出版。「家とは家族のためのもの」と新しい日本人の生活様式を主張した。西山さんは「チャップマン邸はそんな伊作の脂が乗った時期に設計された、歴史的にも貴重なもの。この場所で文化的な活動ができるのは市にとっては好都合なこと」と述べ、「伊作は日本の在り方を先駆的に発信していった。そういったことを全国的に発信していくべき。新宮は小さな町だが歴史的な事実がある。西村記念館だけでなく、旧チャップマン邸もあるこのエリアを、新宮の文化の象徴的な場所にしていければ」と話していた。

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■19日から供用開始

 19日(金)のオープン後は、観光客や市民が交流できる観光施設として活用していく。問い合わせは市商工観光課(電話0735・23・3357)、旧チャップマン邸(電話0735・23・2311)まで。

▽開館時間=午前9時~午後5時(貸館利用は午後9時まで)

▽休館日=月曜日、祝日の翌日、12月29日~1月3日

▽入館料=無料。会議などのため使用する場合は料金を徴収する。

▽使用料(1部屋につき)=午前9時~午後1時、午後1時~5時は1000円、午後5時~9時は1500円

(2019年4月10日付紙面より)

チャップマン邸や西村伊作について解説する西山修司さん=7日、新宮市新宮
多くの人が内覧会に参加した
2019年04月10日
110 釈迦の誕生日祝い過ごす
 各地で法会「花まつり」  (串本町・古座川町 )

 串本町や古座川町の各地で8日、仏教の祖・釈迦(しゃか)の誕生日を祝う法会「花まつり」があり檀家らが期日を祝いながらのひとときを過ごした。

 釈迦の誕生日は中国暦4月8日とされ、日本では新暦に置き換えて法会を営む形が宗派を超え広く浸透している。ルンビニーの花園で生まれた時に天が竜を遣わし甘露を降らせたという言い伝えに基づき、季節の花々で飾った花御堂に釈迦の誕生仏を安置し甘茶をかける所作が特色。誕生仏は右手で天、左手で地を指差して「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と発した姿を今日に伝えている。

 古座川町高池にある龍谷山霊巖寺(小原征雄住職)は午前10時から本堂で法要を営み、般若心経を三遍繰り返し梅花講の講員が▽三宝御和讃▽釈尊花まつり御和讃▽花供養御和讃―を奉納。その後は西国三十三番札所お砂踏みをし、法要の前後で随時花御堂も参拝を集めた。同寺庫裏では法会と対で恒例になっている寺宝開帳や妻・ほづ美さんによるパッチワーク展も始まり、こちらは15日(月)まで、午前10時~午後4時に随時見学できる。

 『お寺は亡くなってからではなく、生前に参るところ(仏の教えを得て現世で努めてから来世に行く)』という意識を檀家や地域に広める機会として毎年特に力を入れているこの法会。小原住職は「仏教の布教になればと思いできるだけ法話をするようにしているが、そのたびに私自身も勉強になっている。花まつりから始まる二つの展示は長丁場で大変だが、皆さまの助力のおかげで続けられている。まずは今日一日をゆっくりと過ごしてほしい」と述べて参拝を歓迎した。

 串本町西向にある薬王山成就寺(大崎實宗住職)も8日午前10時に本堂で法要を営み、誕生仏に甘茶をかけて釈迦の徳に思いをはせるひとときを檀家や御和讃を奉納した東福教会奉賛会の会員らと共にした。

 今年は境内のサクラが散り頃となる中で期日を迎え、風に花びらが舞う晴天の境内では裏千家淡交会の日浦社中が野だてをし参拝者をもてなした。併せて金城流大正琴をたしなむ前田康子さんの一派6人が唱歌や演歌など14曲を響かせ、法要後のくつろぎのひとときを後押しした。

 長らく法会を続ける中、8年ほど前に野だて、3年前に大正琴、と近年は奉納行事も徐々に充実。それらを檀家らと共に楽しんだ大崎住職は「法要は長く続けているが、御詠歌や野だて、大正琴と皆さまのご奉仕のおかげで、お釈迦様が生まれた日にお参りし喜んで帰っていただけるようになってきた。いっそう多くの檀家の皆さまに足を運んでもらえる花まつりになれば」と今後を期待した。

(2019年4月10日付紙面より)

霊巖寺で営まれた花まつりの法要=8日、古座川町高池
花御堂に安置された誕生仏に甘茶をかける参拝者=8日、古座川町高池
成就寺境内で営まれた奉納行事=8日、串本町西向
2019年04月10日
111 思いやりと規律大切に
 新翔高校に118人が入学  (新宮市 )

 新宮市佐野の県立新翔高校(東啓史校長)は9日、同校体育館で入学式を挙行した。新入生118人(男子57人、女子61人)が新たな一歩を踏み出した。

 国歌、県民歌斉唱などの後、東校長は高校での学習の大きな目的を「将来大人として自立し、社会を支えていく力を身に付ける」とし、同校の指導を紹介。

 新入生に対し、3年後に将来の夢や希望を実現するため、1年生の時からしっかりとした目標を持って日々地道に努力を続けるよう呼び掛けた。そのために「思いやりの心」を持ち、規律ある行動をしてほしいと求め「人にはそれぞれ弱いところもあれば甘いところもある。しかし、それに屈することなく、自らの向上を願い、常に努力するという決意を、今、この入学式においてしてほしい」と祝辞。

 新入生の田端詩月さんは「これからそれぞれの目標に向かって努力し、何事にも前向きに取り組みながら、一日一日を大切に過ごそうと決意を新たにしている」とし「新翔高校の生徒としての誇りを胸に精いっぱい努力する」と誓いの言葉を述べた。

(2019年4月10日付紙面より)

式に臨む新入生ら=9日、新宮市佐野の県立新翔高校
2019年04月10日
112 6部門で熱戦繰り広げる
 第31回愛好会ソフトテニスクラブ杯  
2019年04月10日
113 第5節までが終了
 高円宮杯U―18サッカーリーグ和歌山  
2019年04月10日
114 待望の優勝に輝く
 シルバー那智、還暦野球大会で活躍  (熊野市 )
2019年04月10日
115 国公立大へ43人が合格  新宮高校の進路状況  
2019年04月10日
116 いちご大福作りに挑戦  中央児童館で「おやつを作ろう」  (新宮市 )
2019年04月10日
117 甘茶注ぎ幸せ祈る  海翁禅寺で「花まつり」  (那智勝浦町 )
2019年04月10日
118 英霊の冥福祈る  花まつりの平和祈念祭  (新宮仏教会 )
2019年04月10日
119 さまざまな名車が集結  スーパーカー新宮ミーティング2019  
2019年04月10日
120 93人が新しいスタート 町立中学校で入学式 (那智勝浦町)
2019年04月10日
121 期待と不安を胸に 公立小中学校で入学式 
2019年04月10日
122 町全体で77人が新入  町立の小学校入学式  (串本町 )
2019年04月10日
123 出会い大切に努力を  紀南高校に62人が入学  (御浜町 )
2019年04月10日
124 ドキドキの新1年生  全ての小学校で入学式  (紀宝町 )
2019年04月10日
125 タケノコシーズン到来   
2019年04月10日
126 お悔やみ情報
  
2019年04月02日
127 さあ、新年度がスタート
 官公庁で辞令交付式  

 官公庁で1日、辞令交付式があり、新年度がスタートした。熊野地方の各自治体の首長たちは、昇任した幹部職員や新規採用職員らを前に、地域活性化のために一丸となって職務に取り組もう、と奮起を促した。

 新宮市では、田岡実千年市長が課長以上の管理職員、医療職、新規採用職員などと分けて人事発令通知書を一人一人に手渡した。幹部職員には「極めて厳しい時期ではありますが、全ての職員が一致団結し、課題に向き合い市政を推進していかなければならない。そのためには皆さんのお力が何より重要」と訓示。

 新規採用職員には「現場はあなた方の斬新な発想と、活気に満ちあふれた熱意を心待ちにしている」と激励。「大きな志を存分に発揮し、新宮市を元気なまちにしていきましょう」と呼び掛けた。

 新規採用職員を代表して、防災対策課の下川翔太さんが「公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓います」などと誓いを述べた。

(2019年4月2日付紙面より)

田岡実千年市長(左)から人事発令通知書を受け取る職員たち=1日、新宮市役所
2019年04月02日
128 平成最後の演奏に感動
 熊野水軍太鼓保存会が成果を披露  (紀宝町 )

 熊野水軍太鼓保存会(廣里稔暢代表)=紀宝町=は3月30日、紀宝町の生涯学習センター「まなびの郷」で地域への感謝と練習の成果を発表する「熊野水軍祭」を催した。

 同保存会は1996年、三重祭り博覧会開催に合わせて設立された和太鼓集団で、今年で23年目を迎える。水軍祭は第9回を迎え、保存会が指導する熊野水軍子供太鼓も登場し、大人顔負けのばちさばきで大勢の聴衆を魅了した。福祉施設のグリーンプラザ、アプローチ、わかば園作業所も共催し、ロビーで福祉バザーを同時開催した。

 演奏は保存会が編曲した『波動』でスタートし、全8曲を披露。激しく強い演奏で大海原や熊野の大地を表現し、尺八の競演もあって感動が会場を包んだ。「太鼓の演奏会は初めて」という熊野市波田須町の男性(70)は「カラオケより夢中になった。ええのう」と感心していた。

 廣里代表は「来て良かったと思う太鼓を打ちたい。平成最後の水軍祭を、ごゆっくりご覧ください」とあいさつ。西田健町長は「水軍太鼓は郷土芸能の域にある。末永くかわいがってもらえれば」と呼び掛けた。

 保存会ではメンバーを募集中。保存会は高校1年生以上、子供太鼓は小学3年生から中学3年生まで。同町鵜殿港内の練習場で、保存会は火、木、土曜日の週3回、子供太鼓は金曜日に、それぞれ午後7時から9時まで練習する。問い合わせは同町役場企画調整課(電話0735・33・0334)まで。

(2019年4月2日付紙面より)

力強く演奏する熊野水軍太鼓保存会=3月30日、紀宝町の「まなびの郷」
大勢の聴衆が演奏に聞き入った
廣里稔暢代表
2019年04月02日
129 500人が別れの節目に 古座校舎で最後の行事 (串本町)

 串本町中湊にある串本古座高校古座校舎で3月30日、101年続いた学校史を締めくくる最後の行事「古座高校~古座校舎ラストオープンデー」があり、卒業生やその家族、教職員や地域住民約500人が思い出の学び舎に別れを告げる節目とした。

 この行事は、新たな利活用の計画もなく、3月末で門扉が閉ざされることになった同校舎と親しむ最後の機会として、地元の卒業生と同校舎教職員6人が同デー実行委員会を立ち上げて計画した。

 閉校舎式が同月1日の卒業証書授与式に引き続いて営まれたが、平日で行きたくても行けなかったという声があったことが実施のきっかけ。実行委員はわずか1カ月弱の準備期間の中でできる趣向を練り上げ、県教職員組合第5支部の協賛を活用して新聞折り込みでチラシをまくなどして周知を図り、同校舎にゆかりがある全ての人の来場を呼び掛けた。

 序盤は実行委員を代表して山本昭隆さん(75)=第14回卒業生・元学校長〈平成13~16年度〉=が担任、森武志さん(43)=第46回卒業生=が日直となり、趣向「最後のH.R.」を体育館で実施。森さんのナレーションによるスライドショーで101年の歩みを振り返り、その一端で旧古座高等女学校と串本古座高校の校歌も紹介され、卒業生が口ずさむなどした。

 その後は山本さんが閉校舎を飾る講話を述べ、昭和の時代の学校長を務めた山口博正さんも登壇して思いを語った。雜賀克彦さん(第11回卒業生)の指揮、濵口むつみさん(第19回卒業生)の伴奏で全卒業生1万5380人の8割強を輩出した旧古座高校の校歌を斉唱。サプライズで教職員の新宅俊夫さんが作り上げたBGMとメッセージ付きのスライドショーを披露し、最後は餅まきで大きな活気を誘った。

 式後は谷口克朗さん(59)=第30回卒業生=の進行で「最後の大掃除」を実施。昭和34年生まれ以降(還暦前)の卒業生一丸で式場を撤収しフロアにモップ掛けをするなどした。

 本館3階の教室が開放され、多くの卒業生が懐かしい席に着いて「最後の期末試験」と題したアンケートに節目の思いを書き記し、黒板に別れのメッセージを書き込むなどした。同校舎が昨年6月から続けてきた卒業生のメッセージボードの最終受け付けも実施。教職員が閉校舎に伴う大掃除中に見つけた旧古座高校の帽章や胸章を配り、創立90周年記念校歌CDの残り(200枚程度)も実費負担を得ながら配った。

 体育館内にはスライドショーで用いた各学校の校舎写真を引き伸ばして展示し、趣向の合間に観賞を集めた。また教室は一部だが廊下やグラウンドなどは全て開放され、同級生や青春時代を共に過ごした先輩後輩で思い思いの場所を陣取り最後の記念撮影をする姿も終了間際まで続いた。

 3月末が日曜日となったため、門扉はこの行事の終了を経て閉ざされる形となった。実行委員の残り3人は生熊和道さん、和田春也さん、橋本尚視さん。6人の中心的役割を担った山本さんは「こんなに大勢の皆さんが集まりお別れをしてくれたおかげで、形式でなく心のこもったお別れ会をできて良かったと思う。同窓生の母校を思う心が結集したいい会となり、計画した者として大変ありがたかった」と感無量の思いを語った。

(2019年4月2日付紙面より)

趣向「最後のH.R.」に臨む実行委員と来場者=3月30日、串本町中湊
開放された教室や廊下で懐かしい雰囲気を感じ納める
2019年04月02日
130 新元号は「令和」 5月1日、即位と同時に施行 

 政府は1日、「平成」に代わる新たな元号を「令和(れいわ)」と発表した。菅義偉官房長官が午前11時40分ごろ「令和」と書かれた額を掲げた。元号を改める政令は皇太子さまが新天皇に即位される5月1日(水・祝)に施行され、午前0時に平成から令和に切り替わる。

 菅官房長官は「万葉集の梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文にある『初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす』から引用したもの」と語った。日本の古典に由来する元号は初めて。考案者、「令和」以外の元号案と数は明らかにしない。

 午前9時30分ごろから有識者らによる「元号に関する懇談会」を開き、案を提出。衆参両議院の正副議長の意見を聞き、全閣僚会議で元号を改める政令を閣議決定した。

 正午ごろ、安倍晋三首相は記者会見で談話を発表し、新元号について「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている」と説明。

 「万葉集は日本最古の歌集であるとともに、幅広い階層の人が詠んだ歌が収められ、わが国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書。悠久の歴史と香り高い文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたいという願いを込め、決定した」。

 「文化を育み、自然の美しさをめでることができる平和な日々に心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ちあふれた新しい時代を国民の皆さまと共に切り開いていく。決定に当たり決意を新たにしている」とし、「この新しい元号も広く国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざしていくことを心から願っている」と語った。

 1918(大正7)年生まれの新宮市仲之町の廣田千代子さん(101)は新元号について「難しい言葉ですが、皆さんが調べて付けられたのだから、いい名前だと思います」。戦争で家族を亡くした思い出を振り返り「私たちが若い頃は、心にいつも鉢巻きを巻いていた時代。引き続き戦争がなく、平和な時代であることを願います」と話していた。

(2019年4月2日付紙面より)

2019年04月02日
131 上平さん、産屋敷さんが優勝
 グラウンドゴルフ三和大会  
2019年04月02日
132 高円宮賜杯支部予選が開幕
 準決勝は6日、決勝は7日に実施  (県軟連東牟婁支部学童部 )
2019年04月02日
133 北山村人事異動   
2019年04月02日
134 地域共生社会実現を目指し  第3次計画策定を報告  (新宮市地域福祉計画策定委員会 )
2019年04月02日
135 地域に大切にされる場所に  熊野川温泉さつき改修完了  (新宮市 )
2019年04月02日
136 絵手紙作品40点以上展示  30日まで、喫茶きよもん  (那智勝浦町 )
2019年04月02日
137 体験は生涯の経験  サ市訪問団14人がホストファミリーと対面  (新宮市 )
2019年04月02日
138 候補者の横顔紹介  和歌山県議選・東牟婁選挙区  
2019年04月02日
139 不審な電話に注意を  改元に便乗した詐欺も  
2019年04月02日
140 副町長に南賢さん  御浜町人事異動  
2019年04月02日
141 三重県教職員人事異動 市町立小中学校 
2019年04月02日
142 3期目へのインタビュー  熊野市・南郡選挙区当選者横顔紹介  (三重県議選 )
2019年04月02日
143 辞令交付で布陣整え初動  新しい会計年度が始まる  (串本町 )
2019年04月02日
144 サクラや催しで盛り上がる  佐田区内で「桜まつり」  (古座川町 )
2019年04月02日
145 お悔やみ情報