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2017年06月30日
1 ふるさと納税1.8億円
 返礼品増で前年の11倍  (北山村 )

 北山村の昨年度のふるさと納税額が1億8220万円と前年の約11倍になった。昨年11月から農協などの協力で米、熊野牛、梅干しなど返礼品を20種類追加したことが主な要因で、山口賢二村長は「寄付金はじゃばら事業や子どもたちの英語教育の充実に生かしたい」と話している。

 山口村長と、ふるさと納税・じゃばら事業管理担当の池上輝幸・地域事業課主査が28日、新宮市の東牟婁振興局で記者会見を開き発表した。返礼品で一番の人気は米で、次いでじゃばら加工品、梅干し、熊野牛などとなっている。

 村の人口は約450人で、昨年度の村税収は約6630万円。山口村長は「本年度のふるさと納税は昨年度の2倍を目指したい」と話している。

 その他の新宮東牟婁地域自治体の昨年度ふるさと納税額は▽新宮市496万9000円▽那智勝浦町4482万2982円▽太地町209万9000円▽古座川町157万円▽串本町3197万円―となっている。

■返礼品を翌日お届け



 村は楽天の「あす楽」サービスを利用し、7月中旬からふるさと納税の返礼品を翌日届ける体制を確立する。全国初の取り組みで、池上主査は「寄付をした実感を、すぐに感じてもらうことが狙いです。返礼品の商品も順次増やし、サービス日本一を目指していきたい」と意気込んでいる。

■「じゃばら明太」開発



 村は辛子明太子の全国ブランド「株式会社やまやコミュニケーションズ」(本社・福岡市)と6月20日付で協定を結び、じゃばら製品の開発、販売などに共同で取り組んでいる。第一弾としてじゃばら果汁とじゃばら胡椒(こしょう)を使用した「じゃばら明太」を開発。8月から返礼品に追加する。今後も新商品を開発していく。

■じゃばらウォーター



 村は28日、今年2月から販売している「じゃばらウォーター」を地元の新宮、新翔、近大附属新宮、紀南、木本の5高校へ各1200本寄贈した。じゃばらの認知度向上が狙い。510㍉㍑入りで定価180円。村内では150円で販売している。

 村は「じゃばらウォーター」を4月から台湾へ輸出している。現在、販売手続きの申請中で、店頭には7月初旬に並ぶ。池上主査は「じゃばらウォーターを切り口に台湾でのじゃばらの認知を図り、順次品数を増やしていきたい。香港や中国本土での展開も模索中です」と話した。

(2017年6月30日付紙面より)

新商品「じゃばら明太」を紹介する山口賢二村長(右)と池上輝幸主査=28日、新宮市の東牟婁振興局
2017年06月30日
2 小規模事業者を支援 東牟婁商工連合会が総代会 (那智勝浦町)

 東牟婁郡商工連合会(森川起安会長)は27日、那智勝浦町のホテル浦島で平成29年度総代会を開いた。昨年度事業報告、本年度事業計画などを承認した。

 総会の席上、優良経営者7人、優良従業員1人を表彰。森川会長が受賞者らに表彰状を手渡しし、代表して中村洋介さん(串本マリンセンター)が謝辞を述べた。

 昨年度は「商工会全国大会」「郡青連交流イベント・北山村ラフティング&BBQ」への参加などで各団体の連携強化と情報の共有化を図り、高速道路建設促進に関係する要望提出などを行った。本年度は「各商工会の運営組織・指導機能の強化」「広域連携事業を支援」「郡内商工会青年部の交流」などを計画。小規模事業者を支援し、経営者の高齢化や後継者不足などの諸問題改善にも取り組む。

 森川会長はあいさつで「人口減少などの構造的な変化による消費の減少など厳しい状況にあるが、商工会の原点に立ち返り、地域に役立つ団体として機能すべく総代の皆さまの協力を」と呼び掛けた。

 寺本眞一町長のメッセージは植地篤延副町長が紹介した。寺本町長は「社会経済研究所の景気動向調査によると、円安株高が進み回復傾向となっているが、全ての業種が良いとは言えない。本町は観光・水産業の経済動向に大きく左右される。地域の資源を生かし、創意工夫され商工業の発展に寄与されることを願う」と祝辞。

 児玉征也東牟婁振興局長の祝辞は堀順一郎地域振興部長が代読。「経済状況の変化に迅速に対応するため、昨年は長期総合計画を策定した。観光業のブラッシュアップ、農林水産業の革新的技術の導入などが織り込まれている。郡地域の活性化に連合会の協力をお願いしたい」と述べた。

(2017年6月30日付紙面より)

森川起安会長(前列左から2番目)と受賞者=27日、那智勝浦町のホテル浦島
2017年06月30日
3 合同で救命救急法学ぶ
 太地・那智勝浦町赤十字奉仕団  

 太地町赤十字奉仕団(和田千明委員長)と那智勝浦町赤十字奉仕団(大石多鶴子委員長)は23日、太地町多目的センターで合同研修を開いた。日本赤十字社救急法指導員の南方秀昭さんが、団員ら25人に救命救急法を教えた。

 両奉仕団は、親睦と情報交換を兼ねて年1回合同研修に取り組んでいる。研修内容は、年3回開かれる奉仕団の支部長会議で話し合われ、今回は、方法が年々変わって定期的な講習が必要ということから救命救急法に決定。県赤十字奉仕団に講師の派遣を要請した。

 研修では、南方さんが心肺蘇生法とAEDの使い方を説明した。傷病者を発見したら大出血と呼吸、意識の有無を確認して近場の人に協力要請し、救急車が到着するまでの間に胸骨圧迫を繰り返し、AEDを使用するよう話した。

 参加者は講話を受けた後、複数班に分かれ、人形を使って一連の動作を練習した。

(2017年6月30日付紙面より)

人形を使って練習する奉仕団団員=23日、太地町多目的センター
意識確認の方法を教える南方秀昭さん
2017年06月30日
4 引き続き要望参加で熱意 みんなの高速串本協が総会 (串本町)

 みんなの高速道路建設促進串本協議会(髙井英二会長)の通常総会が28日夜、串本町文化センターであった。役員改選で髙井会長を再任とする体制案を承認。大規模災害や都市圏との格差を背景にしてすさみ串本道路の早期着手や串本~太地間の早期事業化などを要望する決議を採択するなどした。

 この協議会は近畿自動車道紀勢線の串本延伸整備に対する町民の熱意を広く表明し伝達することで整備促進を図る目的で平成24年、田嶋勝正町長を発起人として設立された。同日現在の会員数は町内の主要事業代表者51人。今総会には32人が出席し審議した。

 開会にあたり髙井会長は「本年度は住民の目に見えた形で工事が進むと聞く。1年、1日でも早く住民の命を守るこの道路を作っていただけるよう陳情を続けたい」と意気込み、工事進行に伴う不便や不安解消への助力も含めて、一日も早い完成に向けた理解と協力を出席した会員32人に求めた。発起人の田嶋町長は、将来の高速延伸が旧浦島ハーバーホテルの後継者(=大江戸温泉ホテル㈱)出現の大きな要因になったと報告し、今後も力を合わせて陳情を重ねて取り組みを進めるとした。

 議事では前年度と本年度の事業関係諸議案を審議し承認。本年度も国や地方選出国会議員への要望活動やお礼への参加を軸に住民の熱意を掲げることを決めた。役員改選に先だって監事を2人から3人にする規約改正をし、役員体制を固めた。

 決議案の採択もあり、前年度に続いてすさみ串本道路の早期事業化と串本~太地間の早期事業化に加え観光や触れ合いの場としての地域振興施設の検討を町民の総意として強く要望する内容を承認した。

すさみ串本道路進ちょくも確認



 その他事項で、役場建設課からすさみ串本道路の事業進ちょくについて、国土交通省提供の図面資料を交えて説明があった。

 すさみ串本道路はすさみ南(江住)ICから串本まで全長19・2㌔。部分的に追い越し区間(4・1㌔、1カ所)、ゆずり合い区間(600㍍、1カ所)を有する二車線道路で、和深と串本にICが設置される。和深ICは串本向きのハーフインターで、大阪向きのすさみ南ICと対でフルインター(双方向乗降)とする位置付けになっている。

 工事用道路は同日現在14本の設置を予定。道路構造は全幅12㍍、設計速度80㌔で、中央分離帯にはポールではなくコンクリート製の仕切りが設けられるなどとした。

(2017年6月30日付紙面より)

今後に向け意気込みを掲げる髙井英二会長=28日、串本町文化センター
2017年06月30日
5 見守り支え合う仲間づくりを 那智勝浦町老人クラブ連合会が理事会 
2017年06月30日
6 楽しく感謝の気持ちで 熊野川中生徒が杉の郷と交流 (新宮市)
2017年06月30日
7 優勝に向け練習に熱  第51回交通安全子ども自転車県大会  (紀宝町 )
2017年06月30日
8 「森のおはなし会」にぎわう 那智勝浦町色川地区の「くらしごと文庫」 
2017年06月30日
9 お年寄りと触れ合い  大野、南大居保「ゆうゆう」慰問  (那智勝浦町 )
2017年06月30日
10 西向小3、4年生と交流 串本町公民館西向支館、「明生学級」の受講生ら 
2017年06月30日
11 歌や演奏の楽しさを共有  串本バリアフリー音楽祭  (串本町 )
2017年06月30日
12 古座川の希少な食材活用  古座川町商工会が料理と土産物開発事業  
2017年06月30日
13 6月定例会一般質問③  串本町議会  
2017年06月30日
14 サフランモドキ  高野坂沿いで  
2017年06月30日
15 熊野川濁水改善の決議 新宮市6月議会、委員会発案を全会一致で可決 
2017年06月30日
16 お悔やみ情報
  
2017年06月18日
17 地元の魅力知り、発信
 城下町遺跡学ぶ会に40人  (新宮JC )

 新宮青年会議所(新宮JC、前田雄理事長)は17日、新宮市の丹鶴体育館で「地域の魅力再発見~旧丹鶴小学校遺跡発掘を学ぼう!~」を開催した。会員や一般約40人が参加し、市教育委員会文化振興課の小林高太主任から現在までの発掘調査結果を聞いた後、グループに分かれて意見交換した。

 小林主任は、江戸時代(第1遺構面)、鎌倉~室町時代(第2遺構面)、縄文時代中期(第3遺構面)に分けて説明。城下町跡は城と変わらないほどしっかりした石垣が積まれていて、高級な中国の中国製磁器などが多数出土しており、有力者が管理した川湊があったことが推測できるなどと話した。

 「新宮市の魅力ある歴史の有効活用」をテーマにしたグループディスカッションでは、3班に分かれ、話し合った。「これだけの遺跡を壊してしまうのは将来の新宮の人に申し訳ない。中世の川湊は珍しく、近畿ではここだけ。中世の街並みを生かした観光を」「熊野の都新宮市の復活は歴史から。子どもや若い人らに広く知ってもらう努力が必要」などの意見があった。参加した新宮市観光協会の丹羽生会長は「遺跡を観光に生かせば、新宮の経済復活にもつながると思う」と話していた。

 新宮JCは、発掘されている遺構を中心に地元の文化や歴史を知り、魅力を再認識し、多くの人に発信していくことを目的に今回のイベントを企画した。

(2017年6月18日付紙面より)

遺跡について説明する小林高太主任(右)=17日、新宮市下本町
2017年06月18日
18 初上陸のカメが再び
 王子ヶ浜で今期初産卵確認  (新宮市 )

 新宮市王子町の王子ヶ浜で17日早朝、アカウミガメの今季初産卵が確認された。14日に初上陸したカメと同じ個体とみられる。午前2時ごろ、釣り人が上陸を確認。約3時間かけて産卵し、海へと帰っていった。

 産卵は同市あけぼの側の浜で波打ち際から50㍍ほど陸側の砂地。ウミガメの保護活動を続けている新宮市王子ヶ浜を守る会(速水渉会長)会員の榎本晴光さん(62)が同日午前4時45分ごろ砂浜で卵を発見した。深さ約50㌢の穴からピンポン球ほどの大きさの卵が122個見つかり、うち3個は割れていた。一つ一つを丁寧に採取し、ふ化場へ移した。

 16日には大浜体育館裏手あたりで別のカメの上陸も確認されていたが、砂利が多く産卵できなかった様子。榎本さんは「今日くらいに産んでいるのではないかという予感はありました。うまいこと産卵場所を見つけてくれた」。速水会長は「先日は場所が悪かった。産卵してくれ一安心です」と話していた。

 釣りをしていた熊井昭信さん(50)=愛知県名古屋市=はカメの上陸、産卵を見ていた。「真っ暗な所から上がってきてびっくりしました。浜松では産卵の跡などを見たことはありますが、カメの姿や産卵を見るのは初めて。なかなか見られるものではありませんね」と驚きを語った。

 アカウミガメは1回の産卵で平均120個の卵を産み、約60~80日でふ化する。5月中旬から8月半ばまで上陸シーズンが続き、王子ヶ浜では昨年8月11日までに上陸が20頭、うち11頭が1159個の卵を産んだ。

(2017年6月18日付紙面より)

卵を採取する榎本晴光さん=17日早朝、新宮市
2017年06月18日
19 心の風景よみがえる
 市野々地区の「水田」復活  (那智勝浦町 )

 2011年9月の紀伊半島大水害から6年。大きな被害を受けた那智勝浦町市野々で「水田」がようやく復活した。同町社会福祉協議会の会長を務める山田善清さん(77)の約4反(40㌃)の田では稲穂が風に揺れ、水面(みなも)をアメンボが滑る。山田さんは「昔ながらの田舎の風景、心の風景がようやく復活しました。水を張った田を眺めていると心が癒やされます」と語る。

 山田さんは新宮高校卒業後、大阪で働いた。定年退職後、約10年前に市野々にUターン。18代目になる農家を継いで田畑を守ってきた。「田舎の風景に憧れて帰って来ました。ようやく理想に近づいてきたと思った時、あの大水害」。市野々地区は旧道沿いなどに水田が多くあったが、濁流が田の豊かな土を奪い、山の土砂が流れ込んだ。那智川からの水路も崩壊した。土砂が1㍍以上も積もり、雑草が生え、シカの遊び場と化してしまった。

 「何とか元の姿に戻したい」。那智川からポンプアップを町へ依頼し続けながら、山田さんは水田の復活に取り組んだ。流れ込んだ小石やガラス片などを一つ一つ手作業で取り除いた。家の庭には拾った小石がうずたかく置かれている。

 今年5月、ようやく願いがかないポンプアップが実現した。農機具など経費の面から考えると稲作りは経済的に難しいという。遊び場を覚えたシカが夜、稲の先を食べにやって来る。雑草を抜く作業も大変だ。しかし、心の風景の復活が何よりうれしいと笑顔を見せる。「夕方帰宅したら周囲から流れる水の音が聞こえ、カエルの泣き声が響いてきます。本来の田舎の風景にほっとします。先日は井関保育所から園児たちも田を見に来てくれました。うれしいですね」。稲の収穫はお盆すぎになるそうだ。

(2017年6月18日付紙面より)

復活した水田の風景を喜ぶ山田善清さん=13日、那智勝浦町市野々
2017年06月18日
20 川口さん、地主さんが優勝
 第15回グラウンドゴルフ交歓大会  (県GG協会紀南東ブロック )
2017年06月18日
21 新宮MTKが初参加
 静岡県シニアサッカーフェスティバル  
2017年06月18日
22 まちかどぶらり 489 子どもの思い出訪ね -新宮市王子町、田鶴原、熊野地- 
2017年06月18日
23 透析治療の充実に尽力  畑中淳治氏を「偲ぶ会」  (熊野路クリニック )
2017年06月18日
24 地震に強い家とは 太地町で一級建築士が減災セミナー 
2017年06月18日
25 3団体に地域貢献賞  ひまわり基金活用し  (新宮信用金庫 )
2017年06月18日
26 復活の「ミニ四駆」も  熊野模型クラブが展示会  (新宮市 )
2017年06月18日
27 自分で作ると楽しいね  佐野保で食育クッキング  (新宮市 )
2017年06月18日
28 ハマボウ咲く  三輪崎孔島で  
2017年06月18日
29 神社に鮮やか絵画  藤本深恵さんが個展  (太地町 )
2017年06月09日
30 マグロ解体や餅ほりも
 11月19日、第6回天空ハーフマラソン  

 第6回新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会(同実行委員会主催)が11月19日(日)、一般国道42号那智勝浦新宮道路で開催される。同実行委員会は8日、新宮市役所で記者発表し、スタート順(時間)やコースなどの変更・改善、レース終了後にマグロ解体ショーや餅ほりを実施することなどを報告した。

 大会長の田岡実千年新宮市長は「多くの関係団体の尽力、また多くのボランティアの協力のおかげで第6回目を迎えることとなりました。今大会も官民一体となり、おもてなしの心でランナーをお迎えしたいと思っております。今回も全国から多くの参加者に世界遺産熊野の街の魅力を体感いただき、地域の活性化につなげていきたい」とあいさつ。今大会のゲストランナーが、昨年に続き森脇健児さんに決まったことを発表した。

 実行委員長の浦木睦雄・新宮信用金庫理事長が昨年までの参加者らの意見を参考に行われたコース改善に伴うスタート位置や折り返し地点の変更、マグロ解体ショーや餅ほりの実施に至った経緯などについて説明し、「地方の活性化のため、何とぞご協力よろしくお願いします」と呼び掛けた。

 大会は紀伊半島大水害の復興イベントとして大水害翌年の2012年にスタートし、今年で6回目。自動車専用道路を使用した珍しいコースで、アップダウンは激しいが、道路から見える太平洋や熊野の山が参加者たちに感動を与えている。

 スタート時間はハーフマラソンが午前9時50分、10㌔が午前10時20分、3㌔が午前10時40分。各種目総合1位から8位まで(男女別)、年代別上位3人を表彰するほか、ゴールでは平安衣裳を着た高校生が参加賞のタオルを手渡す。熊野の食材をふんだんに使用した弁当なども予定されている。

 参加費はハーフ(高校生以上)4500円、10㌔(中学生以上)4000円、3㌔(小学生以上)3500円、3㌔小学生2000円。例年通り、全国のマラソン大会や県内を中心に関西地区のスポーツショップと関連施設で募集パンフレットを配布し、ウェブサイトや専門誌(ランナーズ)8月号にも掲載予定。今年からウェブサイト「スポナビDo」でも申し込みを受け付ける。

 申込期間は7月1日(土)から9月30日(土)まで。昨年は29都道府県から2384人が参加している。問い合わせは、市生涯学習課(電話0735・23・3366)まで。

(2017年6月9日付紙面より)

第6回大会の開催を発表する大会長の田岡実千年新宮市長ら=8日、新宮市役所
2017年06月09日
31 出場と勝利を願い
 後輩らがPVで加藤先輩に声援送る  

 サッカー日本代表が7日、東京スタジアムでイラク代表とのロシアワールドカップのアジア最終予選(13日、テヘラン)に向けた、国際親善試合のキリンチャレンジカップ2017でシリア代表と対戦し、1―1の引き分けに終わった。

 その代表メンバーに新宮市出身でPFCベロエ・スタラ・ザゴラ(ブルガリア)所属の加藤恒平選手が入っていることを受け、加藤選手の出身チーム「新宮サッカースポーツ少年団」(新宮SSS)の選手や保護者ら約50人が、新宮市内のDAYZYLAWCAFEで、パブリックビューイング(PV)を行い、加藤選手の出場と日本代表の勝利を願い声援を送った。

 試合は後半3分にコーナーキックからシリアに先制点を許すも、同13分に今野選手の同点ゴールで追い付き、その後も勝ち越しを目指して途中出場の乾選手らが積極的にゴールを狙うも追加点を奪うことができず、同点のまま試合を終えた。

 観戦者は日本代表が攻撃を仕掛けるたびに声援を送った。先制を許した直後には「日本が勝つには恒平君が出ないと」、「早く恒平君を出してよ」、相手のファウルで日本選手が倒されたりすると「恒平君なら倒されないのに」などと加藤選手の出場を願いながら、日本代表の勝利のために声援を送り続けた。加藤選手の出場がないまま終了のホイッスルがなると、ため息が漏れた。

 観戦した加藤選手の兄で新宮SSSのコーチの力也さん(30)は「選ばれるだけでも奇跡だっただけに、その場で試合に出るにはもっともっと努力が必要であったのではと思う。後半から出てきた井手口選手も20歳と若くしてすごく戦っていましたし、そうなってしまうと恒平の出る場面がより少なくなっていくのかと思いました。地元で応援してくれている人がたくさんいるので、出てもらいたいという気持ちはあった」と話し、「イラク戦はアウェーであるけども、恒平にとってはホームというか、ピッチ状態も悪いですし、球際の強さ、体を張るなどの本人らしいプレーを期待しています。地元のためにも、こんな田舎町から日の丸を背負って試合に出る姿を見せて、子どもたちにも夢を与えられたら」とエール。

 新宮SSSの居軒龍成主将は「引き分けだったので悔しいし、恒平選手には出てほしかった。イラク戦では恒平選手が出場し、日本代表が勝ってほしい」と話した。

(2017年6月9日付紙面より)

戦況を見守りながら加藤恒平選手の出場に期待を寄せた=7日、新宮市
試合前には後輩が加藤選手への応援メッセージを国旗に寄せ書きした
2017年06月09日
32 文化協会長賞など137点 第52回南紀会書作展授賞式 (新宮市)

 「第52回南紀会書作展」の授賞式が4日、新宮市の旧丹鶴小学校体育館であった。約900点の作品の中から文化協会長賞、理事長賞などに選ばれた137人に賞状と記念品が渡された。

 授賞式で主催の書道研究南紀会の鈴木江邨(こうそん)理事長は「展示されているものは非常に上手であり、賞に値する。年々少しずつ子どもが少なくなっており、多いときに比べて約半数になっている。身に付いたものは誰にも取られない。これからも身に付けたものをしっかりと持っておいてほしい」とあいさつした。

(2017年6月9日付紙面より)

記念品などを受け取る受賞者たち=4日、新宮市の旧丹鶴小学校体育館
鈴木江邨理事長
2017年06月09日
33 映像で自然観察楽しむ
 宮本学さん迎えて学習会  (田原小 )

 串本町立田原小学校(沖洋校長、児童12人)で2日、田原の自然や歴史などに詳しい宮本学さんを迎えて学習会が開かれた。同校や近隣に宿る自然の息吹を映像で観察する内容で、児童や教職員に加え、保護者ら地域住民も一緒に鑑賞した。

 現在92歳の宮本さんは同校で天体観察会も開くなど田原きっての博識者として慕われ、地域の先生として田原で暮らす楽しみを多々伝えている。

 今回の学習会は「自然観察は楽しい」と題し、自ら撮影、編集した映像3種類を上映。校庭や道沿いなど身近な所で息づいている野草の花々や初夏の山をひときわ彩るスダジイの花、海岸で見られる植物や古座川流域の野鳥や岩などの名前やエピソードを解説しながら紹介した。

 映像以外に童謡「すかんぽ(=イタドリ)の咲くころ」の歌詞とメロディーも紹介し、自然と子どもは歌になるほど身近で楽しい間柄だと説明。「身近な自然を学習するといつか地球を救える人になれるかもしれない。そんな大人になってほしい」と期待を寄せて話を締めくくった。

 この日は学習会後に救急救命法講習会もあり、保護者ら住民や教職員に加え、高学年の児童も参加して自動体外式除細動器の使い方を含めた心肺蘇生法(一次救命)の手順を古座消防署署員から教わった。

(2017年6月9日付紙面より)

映像を交えて身近な自然を紹介する宮本学さん=2日、串本町立田原小学校
2017年06月09日
34 本年度会長校は光洋中  新宮市PTA連絡協議会が総会  
2017年06月09日
35 被害を水際で食い止める  新宮橋本郵便局で特殊詐欺防止訓練  
2017年06月09日
36 新会長に橋本順子さん 新宮商工会議所女性会が総会 
2017年06月09日
37 きれいにすると気持ちいい  神倉小でプール掃除  
2017年06月09日
38 電車でイモの苗植えに わかば保、社会学習と自然体験 
2017年06月09日
39 ラベンダーの香りに癒やされ サンテ・ヴィラージュ太地で手作りハーブせっけん講座 
2017年06月09日
40 地元老クと一緒に育てる  高池保サツマイモ栽培中  (古座川町 )
2017年06月09日
41 「健康寿命増進」を力点に 串本町老連、田仲康慧会長選出し総会 
2017年06月09日
42 アジサイの花  新宮の渡御前社  
2017年06月09日
43 6月定例会は13日開会 新宮市、復興祈念公園の名称など9議案 
2017年06月09日
44 お悔やみ情報
  
2017年06月08日
45 訪問看護も選択の一つ
 住み慣れた場所で自分らしく  (新宮市 )

 新宮市健康長寿課は6日、市福祉センターで市民向け講演会「訪問看護ってなぁに?~住み慣れた場所で、自分らしく生きること支えます~」を開催し、約110人が聴講した。訪問看護師の鈴木初美さん(訪問看護ステーションのぞみ)が「家に帰りたい」と退院を希望している人や、容体の急変が不安な人がいたら相談してほしいと呼び掛けた。

 医師を通じて自宅に看護師が派遣される訪問看護。医師の指示のもと、体調によっては点滴や注射、服薬管理を含めた痛みへのケア、下剤の調整などもかかりつけ医やかかりつけ薬局の薬剤師と相談しながら支援する。

 乳幼児から高齢者まで年齢に関係なく利用可能で、最近では認知症の高齢者、末期のがん患者、人工呼吸器などの高度な医療が必要な人などの利用が増えている。訪問回数は相談して決める。

 市内、那智勝浦町、紀宝の一部で活躍している鈴木さんは、訪問看護の三つの原則として▽日常生活の継続(慣れ親しんだ生活スタイルを可能な限り変えることなく親しい人々との交流を保ちながら療養生活ができる)▽自己決定(提供されるケアおよび生活環境の変化は可能な限り本人が納得して選択し決定できるように情報の機会や場を提供する)▽能力活用(残された能力や可能性を積極的に見いだし、可能な限り自立して安全にいきいきとした日常生活を送れるように配慮すること)―を紹介。

 「訪問看護師として一番大切なことは患者さんの痛み、訴えを信じること。痛みは患者さんにしか分からないということを理解すること」などと話した。

(2017年6月8日付紙面より)

約110人が聴講した=6日、新宮市福祉センター
鈴木初美さん
2017年06月08日
46 ちゃんと歯磨きしてる? 正明保で虫歯予防と食育教室 

 新宮市の正明保育園(山田みつの園長、園児47人)で5日、虫歯予防と食育の教室があった。

 虫歯予防教室は6月4日の虫歯予防デーにちなんで、食育教室は6月の食育月間にちなんで開かれた。

 辻本幸子主任教諭が、食事の後の歯磨きで虫歯菌を退治する様子と歯磨きの基本を、カバと虫歯菌の紙人形や紙芝居を使って説明した。歯ブラシの持ち方、口の開け方、大人に仕上げ磨きをしてもらうこと、最後にうがいをして虫歯菌にさよならすることをおもしろおかしく説明すると、園児らは笑いながら話を聞いていた。辻本教諭が「みんなもちゃんと歯磨きしてる?」と尋ねると、園児らは「してる!」と元気よく返事をした。

 食育教室では栄養士の山下睦子さんが旬について話した。野菜、果物、魚には旬があることを説明し、旬の食材の良いところは、おいしいこと、栄養が多いこと、値段が安いことと話した。「家に帰ってお母さんにも教えてあげてね」と呼び掛けると、園児らは「はーい」と明るく答えていた。

 正明保育園では、5歳児が土作り、苗選び、毎日の世話などを行う野菜栽培やその野菜を使ったカレークッキングなどを食育の一環として行っている。

(2017年6月8日付紙面より)

上の歯の磨き方を学ぶ園児ら=5日、正明保育園
2017年06月08日
47 地震への備えを学ぶ
 王子地区福祉委員がゆる体操と講話  (新宮市 )

 新宮市の王子地区福祉委員会(古川美穂委員長)は6日、同市の王子会館で毎月恒例の「ゆる体操&おしゃべりタイム」を開いた。体操で体をほぐした参加者らは市防災対策課の廣井和樹さんらから地震に対する備えを学んだ。

 「ゆる体操」は固まった体を緩めることで凝りや冷えが解消でき、疲労回復や健康増進、介護予防や美容などの効果が得られるという。種類や方法が豊富なので組み合わせて行え、さまざまな体操法の長所を含む。

 古川委員長が、地域住民の引きこもり防止のため提案し、7年目。参加者らは指導員の資格を持つ松岡文子さんから教わり「気持ちよく」や「ゆったり」など快適な気持ちを表す言葉や「くるくる」など擬態語を声に出して取り組んだ。

 地震の講話では、廣井さんが過去の地震の被害状況などから家屋倒壊や火災での焼失の危険性を訴え、備えることで命を守ることにつながると述べた。「日本各地で地震は発生しており、日本に住んでいる限りは地震と向き合わなければならない」と話した。

 地震が発生したら揺れが収まるまでは何もできないとし「命を守るために必要な手段は家具転倒の防止。市では65歳以上の世帯に家具転倒防止金具の無料取り付けを実施している」と紹介した。

 王子地区付近の状況として、「東海・東南海・南海3連動地震」では浸水域となっていないが、想定外を想定した「南海トラフ巨大地震」では全域が浸水域となっていること、到達時間や指定の津波一時避難場所は王子ヶ浜小学校とオーシャンハイツだと説明。

 耐震診断や非常用持ち出し袋、ウエットティッシュや水、マスクなど災害時に役立ったものの紹介もあり、参加者らは真剣な表情で耳を傾けていた。古川委員長は「まず逃げること、持ち出すと役に立つものなど参考になりました。皆さんの参考になれば」と話していた。

(2017年6月8日付紙面より)

話に耳を傾ける参加者ら=6日、新宮市の王子会館
2017年06月08日
48 42人が上陸し島内を散策
 通夜島自然観察クルーズ  (串本町 )

 串本町須江にある白野漁港を拠点にして4日、ウオークイベント「熱帯植物の無人島・通夜島自然観察クルーズ」があり42人が島内を散策した。

 このイベントは、串本アウトドアフェスティバル実行委員会が主催する2017春~初夏ウオークの第5弾。通夜島は同町大島にある水門神社の主祭神・誉田別命(ほんだわけのみこと、応仁天皇)が一夜を過ごしたと伝えられる島で、上部の平見は一時耕作地として開墾され戦後に観葉植物栽培地として民間に貸し出された経緯もある。2003(平成15)年以降は町有(元大島村有)の無人島となり、活用されることなく自然回帰が進んでいる。

 かつて栽培されていた熱帯植物の一部も野生化し、島内はスダジイとヤシ類が並び立つ独特の森林景観を宿している。人々の営みの名残として神社なども現存し、北岸区域13・7㌶(海域含む)は2005年にラムサール条約登録湿地として認定されている。5月18日には南紀熊野ジオパークガイドの会・南エリアが地質地形面から調査をしジオサイト候補としての話題性も高まっている。

 ウオークコースは、12日に大辺路刈り開き隊(上野一夫隊長)らが刈り開いた旧道など。42人はガイド役の上野隊長から現在に至るまでの歴史や地質的には火砕流の痕跡がうかがえる点で解説を受け、以降は2組に分かれ渡船で旧野猿台付近へ上陸した。

 標高約40㍍の海岸段丘構造を持つ島上部の旧道沿いに移動し、海岸段丘の成り立ちが視覚的に感じられる浜や同町域に数多くある海岸段丘(通称・平見)を一望できる展望場所、通夜島独特の森林植生などを見届けた。

(2017年6月8日付紙面より)

現在の通夜島に至るまでの歴史や特色を教わる参加者ら=4日、串本町須江の白野漁港
2017年06月08日
49 間所直愛さんが優勝
 GG「我がらの会」春季大会  
2017年06月08日
50 5人が全国出場決める
 第54回和歌山県空手道選手権大会  
2017年06月08日
51 新宮高校 永春・上山組インハイ出場 県高校総体卓球競技の部 
2017年06月08日
52 300点近くの力作並ぶ 那智勝浦町、喫茶きよもんで陶芸展示 
2017年06月08日
53 高木副住職に功労者表彰  和歌山県観光連盟が総会で  
2017年06月08日
54 最優先課題は会員増強  県年金受給者協会新宮支部が総会  
2017年06月08日
55 「歯を大切に」意識高める 那智勝浦町で歯と口の健康フェスタ 
2017年06月08日
56 手縫いの雑巾を寄贈 新宮市千穂第一地区福祉委員が神倉小に 
2017年06月08日
57 優勝は「maximum」 古座川町長杯ソフトバレー大会 
2017年06月08日
58 望楼の芝で楽しく  潮岬幼稚園が遠足  (串本町 )
2017年06月08日
59 カワサツキの大株花盛り  加藤香椎さん宅で  (串本町 )
2017年06月08日
60 マルバウツギ  相賀の県道沿い  
2017年06月08日
61 22案件を上程し開会  那智勝浦町議会6月定例会  
2017年06月08日
62 お悔やみ情報
  
2017年06月02日
63 待望のアユ漁解禁
 高田川などで太公望  

 熊野地方の熊野川や古座川、太田川流域で1日、アユ漁が解禁された。この日を待ちわびていた太公望たちが、夜明けとともに釣り糸を垂らした。

 熊野川漁業協同組合は今年、熊野川各支流に稚魚を約4・1㌧放流している。内訳は▽高田川700㌔▽赤木川1200㌔▽大塔川850㌔▽四村川800㌔―など。組合は「今年は例年より天然遡上(そじょう)が多い。四村川と赤木川で良い形のアユが見られると聞きました」。

 新宮市高田の高田川では初日、約20人の釣り人が川に入った。午前5時から8時30分までに15~18㌢のアユを13匹釣り上げていた瀬田貴文さん(37)は「アユはたくさんいますが、今日は水量が少ないですね」。

 高田川は2011年9月の紀伊半島大水害で川底が激変し、稚アユの遡上が減ったことから、組合は対応策として昨年10月、川内に初めてアユの産卵場を設置。卵を持ったメスとオスの成魚合わせて約4000匹を放流した。高田川監視員の稲生達雄さん(57)は「アユの数は去年より確実に多い。今後もっと良くなっていくと思います」と話していた。

(2017年6月2日付紙面より)

アユを釣り楽しむ=1日、新宮市高田の高田川

2017年06月02日
64 クジラもしっかり歯磨き
 歯と口の健康週間を前に  (太地町 )

 太地町の町立くじらの博物館で1日、飼育するクジラの歯磨きが始まった。「歯と口の健康週間」(4~10日)にちなんで毎年行われているイベントで、11日(日)まで。

 コビレゴンドウ、オキゴンドウ、ハナゴンドウの3頭が口を開けて並び、飼育員がブラシで歯を磨いた。

 クジラの歯は食性によって違い、コビレゴンドウは上下のあごに約30本、ハナゴンドウは下あごのみに約10本、オキゴンドウは上下で約40本あるという。かみ砕く臼歯はなく、餌を捕まえて飲み込む。学芸員の稲森大樹さん(32)は「クジラ、イルカの歯は面白い。近くで見ることでクジラへの興味を持ってもらい、歯磨きの大切さも学んでもらえればうれしい」と語った。

 歯磨きを体験した同町の大石遥斐君(5)は「楽しかった。うまく磨けたと思います。自分でも歯磨きを続けます」と話していた。

 1日3回実施する。問い合わせは同博物館(電話0735・59・2400)まで。

(2017年6月2日付紙面より)

太地町こども園の園児たちも参加してクジラの歯磨き=1日、太地町立くじらの博物館
2017年06月02日
65 「住民のよりどころに」
 町民生児童委員総会  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町民生児童委員協議会(岡本美智子会長、委員56人)は5月31日、町福祉健康センターで平成29年度総会を開いた。昨年度の事業報告と今年度の計画が上程され、出席した委員36人から承認を受けた。

 開会のあいさつで岡本会長は「住民から寄せられる相談も複雑かつ多様化している。横の連携を密に、共に活動し育つことが力量を深める。私たちは行政の協力者であり、住民の代弁者。安全で安心できる福祉と守られた人権の町づくりのために、住民の心のよりどころになれるよう支え合っていきたい」と協力を求めた。

 寺本眞一町長は「全国で児童の虐待や放置、少年犯罪の多発など社会や家庭の子育て機能が低下し、子どもとその家族を巡る問題が深刻化している。福祉の向上と子どもたちのために、さらなる協力をお願いします」と話し、新温泉病院やクリーンセンターなど今後の町の取り組みにも触れた。

 今年度は、民生委員制度創設100年記念全国大会が7月に東京で、和歌山大会が10月に和歌山市で催される。

(2017年6月2日付紙面より)

事業報告を受ける委員ら=5月31日、那智勝浦町福祉健康センター
あいさつする岡本美智子会長
2017年06月02日
66 資源磨きと魅力発信を意識
 串本ロイヤルで総会開く  (串本町観光協会 )

 串本町観光協会(島野利之会長、会員156人)が5月31日、串本ロイヤルホテルで平成29年度通常総会を開いた。高速道路延伸に伴う観光客の増加を見据え、地域資源の磨き上げと魅力発信の強化を今後の挑戦課題として強く意識しつつ本年度の事業計画を固めた。

 前年度は従来の諸事業に加え、橋杭海水浴場のアウトドアレジャー拠点化による3シーズン活用の素地構築や各種体験メニューをアピールする企画「自然体験まつり」の実施など、今後に向けた取り組みにも力を入れた同協会。

 その成果を持って本年度の方向性を決める通常総会を迎え、島野会長は「体験型、滞在型の観光にもっと力を入れる必要がある。串本町が持ち得るもの全てを磨き上げ、魅力をお届けしてたくさんの方に来ていただけるよう頑張らなければならない」と思いを掲げ、古座観光協会や商工会青年部、町や県、会員や町民らが一体となって取り組むことや今後の新たな試みへの協力を求めるなどした。

 来賓を代表して田嶋勝正町長は、高速延伸の見通しを伝えて開通後に増える旅客をいかに地域経済につなげるかが重要だと提言。前芝雅嗣県議会議員も串本町の特徴を生かした誘致に励んでほしいと期待を寄せ、両者とも力を合わせて頑張りたいと歩み寄った。児玉征也東牟婁振興局局長や濵地弘貴産業課長も列席した。

 続く議事では事業関係の諸議案を審議し承認した。役員改選はなし。本年度事業計画では各地域資源に応じた具体的な集客活動を重視し、関係イベントについては▽串本まつりの開始を告げるイベント「海水浴まつり」の名称を「橋杭ビーチサマーフェスタ」に改め内容も一新する▽イベント「ラブ太平洋串本エギング大会」の予算を他の釣り大会にも振り分ける―などの点を確かめた。

(2017年6月2日付紙面より)

今後に向けた思いを交えてあいさつする島野利之会長=5月31日、串本ロイヤルホテル
2017年06月02日
67 青空の下、元気いっぱい  新宮市内運動会  
2017年06月02日
68 ゆる体操で体動かす 新宮市蓬莱地区福祉委員がサロン 
2017年06月02日
69 那智大社へ御簾を奉納 岩出市の瀧谷さん親子 
2017年06月02日
70 孤立対策、消防体制強化 新宮市赤木地区ヘリポート完成 
2017年06月02日
71 ハナショウブが満開  那智勝浦町高遠井  
2017年06月02日
72 横断歩道を渡る練習も  はまゆう保で交通安全教室  
2017年06月02日
73 大自然を満喫 地質の日記念イベント、県境の渓谷美「大蛇行」を訪ねて 
2017年06月02日
74 地域の魅力 学び伝える  新高生が浮島の森で校外学習  
2017年06月02日
75 きいちゃんと苗植え  市野々小でグリーンカーテン  (那智勝浦町 )
2017年06月02日
76 華城会の江川守さん1位に  財団吟詠コンクール県予選  
2017年06月02日
77 小寺友香さんが吟士権者に 哲泉流和歌山県支部連合、県吟士権者決定競吟大会で 
2017年06月02日
78 会員17人が作品21点を披露 串本町、黒洋画会ロイヤル展始まる 
2017年06月02日
79 ライフデザインの意識を促す 日本生命保険、串本中3年生対象に出前授業 
2017年06月02日
80 シランの花  新宮市熊野川町  
2017年06月02日
81 熊野川濁水改善を要望 新宮市議会、自民党本部と国交省で 
2017年06月02日
82 お悔やみ情報