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2023年04月20日
1 牧野富太郎氏も保護に尽力
 ヤマドリゼンマイ見頃に  (新宮市「浮島の森」 )

 放送中のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公モデルは、植物学者の牧野富太郎氏(1862~1957年)。新宮市には、牧野氏が国の天然記念物指定に関わった「新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落」(浮島の森)があり、島のシンボルとも言える「ヤマドリゼンマイ」が現在見頃を迎えている。

 牧野氏は1920~31年の間に5回新宮市を訪れており、浮島の森の調査を行ったのは24(大正13)年8月のこと。浮島の森はもともと南北1㌔、中央部の最大幅300㍍におよぶ広大な池沼内にあったが、調査当時には周囲の埋め立てで道路や住宅地に接し、急激な環境の変化による荒廃が懸念されていた。

 郷土資料の「藺澤浮島」(新宮保勝会、1934年発行)によれば、同所を訪れた牧野氏は「島内に叢生せる赤松、ヤマドリシダ、トガリバ、ミヅコケは本州北部の植物にしてテツホシダの如きは本州南部に稀に見る植物なり。以上植物の島内に混生せるは植物フロラ上の一奇観というべく学術上大に研究に値すべきものにして同地は充分保護すべき価値あるものと認む」と語ったという。

 その後の経緯について牧野氏は「植物研究雑誌」(1926年3巻11号)で言及。新宮高等女学校教員の太田馬太郎氏に浮島の森の写真を撮影して送付してもらい、内務省の史跡名勝天然記念物会の評議員であった中野治房博士に保護の必要を力説したところ、26(昭和元)年に同評議員の三好學博士が調査へ赴くこととなった旨を記している。天然記念物に指定されたのは翌27(昭和2)年だった。

 植物への「好き」を追求し、生涯研究に情熱を注いだ牧野氏。熊野地方に生育する植物にも、牧野氏が発見・命名したものが少なくない。春らんまんの言葉通り、さまざまな花が咲き乱れるこの季節に、その足跡を訪ねてみてはいかがだろうか。

  □     □

■浮島の森

 浮島の森は、沼地に浮かぶ泥炭でできた島で、面積は約5000平方㍍。寒地の植物であるオオミズゴケやヤマドリゼンマイと、暖地のテツホシダなどが島上に混生していることが特徴。天然記念物指定当時は300本以上のスギ林があり、幹回り180㌢を超えるものもあった。現在も保全活動が続けられている。

(2023年4月20日付紙面より)

牧野富太郎氏(高知県立牧野植物園提供)
ヤマドリゼンマイ=17日、新宮市の浮島の森
2023年04月20日
2 「いろいろなことにトライしたい」
 ALT着任に当たり市長表敬  (新宮市 )

 「語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)」により来日し、外国語指導助手(ALT)として新宮市が任用した、セージ・マリー・ハインズリーさん(23)が17日、市役所を訪れ、田岡実千年市長を表敬訪問した。セージさんは市教育委員会教育政策課で勤務するほか、神倉・王子ヶ浜・三輪崎の各小学校と丹鶴幼稚園で、英会話指導を行う。

 セージさんは米国カリフォルニア州出身。昨年カリフォルニア大学サンタバーバラ校を卒業した。ジブリ作品がきっかけで日本に興味を持ち、5年ほど日本語を学んだ。外国も1人暮らしも今回が初めてで「夏の暑さと虫だけが心配です」と笑顔を見せる。

 「(新宮市について)特にイメージはしていなかったけど、人が温かくて安心しました。美しくてすごく好き」「しぐれのおにぎりとめはりずしなどを食べた。とてもおいしかった」と話し「新宮市にいる間は、できる限りいろいろな所を冒険したい。いろいろなことにトライしてみたい」と抱負。田岡市長に「新宮での生活が楽しみです」と伝えた。

 田岡市長は「子どもたちに本場の英語、発音を教えてあげてほしい。滞在中に新宮・熊野の魅力も知っていただければ」と歓迎した。

(2023年4月20日付紙面より)

ALTに着任したセージ・マリー・ハインズリーさん(右)を歓迎する田岡実千年市長=17日、新宮市役所
2023年04月20日
3 外国人実習生16人が表敬
 町長希望に応え串本椎茸㈱  (串本町 )

 串本町出雲にある串本椎茸株式会社(松末繁治代表取締役)で励んでいる外国人実習生16人が18日、田嶋勝正町長の希望に応えて表敬訪問し懇談に臨むなどした。

 この訪問は、同社が2月に町のトルコ南東部地震災害義援金の寄託を申し出た折に働きながら商材管理の技能を学ぶ外国人実習生が頑張ってくれていることを報告し、田嶋町長が感心して「一度会ってみたい」と希望したことで実現した機会。

 同社は協同組合ビジネスナビ=大阪府大阪市=と連携して国外から技能実習生を受け入れていて、現在はベトナム出身者13人とインドネシア出身者3人が期間3~5年の設定で実習中。町長じきじきの招きを喜んだ同社、同組合と実習生16人はその希望に応え、この日表敬訪問するに至った。

 代表して同社の久保和雅生産部長があいさつし、田嶋町長は面会希望のいきさつや町の魅力などを伝えて歓迎。16人は持参した町職員160人分の生シイタケの贈呈を申し出て、以降の懇談に臨んだ。

 田嶋町長は町や町民の印象を尋ね、あいさつの中で触れた花火や獅子舞はコロナ禍で見られない状況が続いているが今後は見られると思うと紹介。技能を学ぶだけでなく、観光地としての串本の良さも感じて母国へ戻ってほしいと願った。

 実習生からはロケットも見たいがいつ打ち上げるのかと質問があり、田嶋町長はロケット「カイロス」初号機が直面している課題を説明し「夏を予定しているが今まで3回延期となっているので4回目があるかも、といった状況だ」と応答。その他、実習生によるイベント出店の相談も寄せるなどした。

 懇談はくしもとぽんかんジュースと洋菓子店「セ・ラ・セゾン」のマドレーヌ「エルトゥールル」などを交えて実施。田嶋町長は記念品として日本トルコ友好マスコットキャラクター「まぐトル」のストラップ人形を贈り、懇談後は産業課の島野淳課長が町長室や議場、執務エリアを案内するなどして16人の実習がより豊かになるよう後押しをした。

(2023年4月20日付紙面より)

田嶋勝正町長との懇談に臨んだ串本椎茸株式会社の皆さん=18日、串本町役場本庁舎
日々生産している職員160人分の生シイタケの贈呈を申し出る外国人実習生
2023年04月20日
4 全校行事でタケノコ掘り
 三尾川小が大柳の竹林で  (古座川町 )

 古座川町立三尾川(みとがわ)小学校(海野富士子校長、児童3人)が18日、大柳地内の竹林でタケノコ掘りに取り組んだ。

 同校は前年度に2人が卒業し、本年度は新入生なし。児童は気心通じる矢倉木鷄君(5年)と妹・いちえさん(2年)、田堀まつりさん(4年)の3人で新しい一年を歩み出している。

 今回のタケノコ掘りは、3人でも仲良く元気に頑張ってほしいと願う矢倉きょうだいの家族が、そのための団結のきっかけになればという思いで仲立ちの世話をして実現した全校行事。所有者の承諾を得て児童と教職員を朝一番で竹林へ迎え、タイミングが良いとされる朝採りに挑戦した。

 3人は担任とペアになりシャベルや細く厚みがある鍬(くわ)で程よい大きさのタケノコの周りを掘り進め、できるだけ根元から切り出すよう心がけて収穫した。最年長の矢倉木鷄君は今年2回目のタケノコ掘りだそうで、「1回目は家族で掘った。周りをできるだけ深く掘るのがこつだけど、タケノコは長すぎると下の方はおいしくない(あくが強い)から途中で切っちゃうぐらいの方がいい。今日は結構気持ちよく抜けるので掘っていて楽しいし、学校で掘るのも初めてでみんなと一緒に食べるのも楽しみ」と話し、次々に食べ頃のタケノコを見つけては掘り集めていた。

 朝採りの良さが生かせるよう収穫は1時間ほどで終え、すぐに学校へ戻って収穫したタケノコをゆでてあく抜き。20日(木)にみんなで調理して味わう予定という。

(2023年4月20日付紙面より)

三尾川小児童3人そろってタケノコ掘りに挑戦=18日、古座川町大柳
2023年04月20日
5 47人が練習の成果競う
 新宮弓友会主催の月例射会  
2023年04月20日
6 グリーンティアーズがV
 軟式野球部「第1回大会」  (那智勝浦町体育協会 )
2023年04月20日
7 関西大会目指し熱戦
 県クラブユースU―15サッカー選手権  
2023年04月20日
8 上級生と初顔合わせ  新入学生徒が対面式に  (新翔高校 )
2023年04月20日
9 19日から修学旅行  生徒集めて結団式  (新宮高校 )
2023年04月20日
10 なぎなたの選手ら30人  近大新宮で強化練習会  
2023年04月20日
11 技術は日々の修練の積み重ね  萩原きもの総合学院で卒業・進級式  (新宮市 )
2023年04月20日
12 「甘くておいしい!」  太田小児童がイチゴ狩り  (那智勝浦町 )
2023年04月20日
13 手を上げて+ありがとう  宇久井小・太地小が指定校に  (新宮警察署 )
2023年04月20日
14 本年度は計9期有料開設  潮岬望楼の芝キャンプ場  (串本町 )
2023年04月20日
15 畠虎仁朗君が3位入賞  松阪市スポ少交流柔道大会  (紀宝柔道会 )
2023年04月20日
16 特殊詐欺防ぎ、感謝状  コンビニ店員、澁谷望さんに  (紀宝署 )
2023年04月20日
17 地域包括、社協とのパイプ役に  本年度総会で重点など確認  (紀宝町民児協 )
2023年04月20日
18 14団体がステージに熱  新宮市民音楽祭、合唱・器楽の部  
2023年04月20日
19 大漁や地域発展を祈る  目覚山水底神社で明神祭  (那智勝浦町 )
2023年04月20日
20 お悔やみ情報
  
2023年04月18日
21 新宮市内をハイキング
 JR西と東海がイベント  

 JR西日本とJR東海の合同ハイキングイベントとして、「世界遺産のまち新宮・熊野のまちなみめぐり」が15日、新宮市であった。雨天の中、参加者が順次、JR新宮駅に降り立ち、新宮市内の観光名所を歩いて巡った。

 JR西日本は「ふれあいハイキング」、JR東海は「さわやかウォーキング」の名称で、同様のハイキングイベントを沿線各所で実施しており、今回は合同実施することになった。双方ともに参加者カード(アプリ)があり、参加するとポイントが付与される。たまると景品と引き換えてもらえる。

 今回は、スタート、ゴールともに新宮駅とするコースで、距離は約5㌔。徐福公園、阿須賀神社、新宮城跡、仲之町商店街、香梅堂、熊野速玉大社、神倉神社、浮島の森を巡って新宮駅へと戻る。所要時間は約2時間20分を見込んだ。

 合同企画ということもあり、通常より多めの参加ポイントが付与された。名古屋方面、大阪方面の両方面からの参加を見越して、受付時間は午前8時50分から午後0時10分までとなっていた。両方面からの特急到着時間を念頭にした時間設定だった。配布する記念品も用意されていた。

 雨天ということもあり、参加者は分散して訪れた。受付でマップを受け取り、コースへと出発した。愛知県名古屋市から参加した、会社員の瀬王清隆さん(44)は「この(さわやかウォーキング)イベントにはよく参加している。今回は、せっかく世界遺産の場所に来たので、神社をゆっくりと参拝しながら巡ろうかな」と話した。

 また、新宮駅のホームでは「子供制服体験」も行われた。JR西日本とJR東海の両方の制服が用意され、子どもが試着を、保護者が撮影を楽しめるようになっていた。

  □     □

■出店で特産品販売も



 イベントの実施に合わせ、新宮市観光協会による「しんぐう駅マルシェ」も開かれた。柏堂切畑屋、観光協会と徐福公園、瀞峡めぐりの里熊野川、エンゼルが出店し、菓子や軽食、地域特産品などを販売してにぎわせた。

(2023年4月18日付紙面より)

案内を受け出発するハイキング参加者=15日、新宮市徐福のJR新宮駅
しんぐう駅マルシェで特産品を販売した
2023年04月18日
22 地域や子どもたちに感謝 春の例大祭締めくくる「渡御祭」 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の例大祭「本宮祭」が16日、渡御祭(とぎょさい)で締めくくられた。晴天に恵まれ、神を移した神輿(みこし)と時代行列が社殿から旧社地の大斎原(おおゆのはら)まで練り歩き、斎庭(さいてい)神事が営まれた。

 主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)(スサノオノミコト)などを祭り、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭り。主祭神が「我を祀(まつ)るに母神(イザナミノミコト)をも祀れ」と命じたという故事から、熊野市の花の窟(いわや)から母神を迎え、挑花(ちょうばな)と呼ぶチョウを付けた菊の造花を奉じて鼓・笛・旗をもって祭りを行うようになった。

 今年は、新型コロナウイルス感染対策を講じつつも、4年ぶりに従来の規模で斎行。なお、渡御祭は15日に斎行予定だったが、雨天のため日程を変更して執り行われた。

 神木の榊(さかき)を手にした神職を先頭に、天狗(てんぐ)や修験者、稚児など約200人の行列が続いた。ほら貝や笛の音が響く中、4年ぶりとなる子ども神輿、桜神輿、本神輿が「わっしょい」の掛け声とともに渡御。参道やまちなかには、地域住民や観光客らの笑顔が広がった。

 大斎原では地元小中学生が「大和舞」「八咫烏(やたがらす)舞」を奉納し、子どもたちによる御田植神事、父と子の八撥神事が行われた。熊野修験道の採燈大護摩、餅ほりもあり、多くの人でにぎわった。

 斎庭神事を終え、九鬼宮司は「多くの方々に協力いただき、コロナ禍以前の形で斎行することができた」と関係者や地域住民、参列者らに感謝。

 「全国的に少子化が進むが、本祭は子どもの協力がないと成り立たない。子どもたちには改めて感謝を伝えたい」と拍手を送った。

(2023年4月18日付紙面より)

総勢約200人の行列が渡御=16日、田辺市の熊野本宮大社
2023年04月18日
23 「テントサウナ最高」
 飛雪の滝キャンプ場で体験会  (紀宝町 )

 サウナテントの聖地、紀宝町浅里の飛雪の滝キャンプ場で16日、サウナ体験会「Hisetsu Sauna Festival」が開かれた。サウナ初体験の来場者らが、深いリラックス状態になることを意味する〝整う〟を堪能した。

 春の二大イベントの第2弾。高温のロシア式サウナ「モルジュ」、フィンランド式サウナ「サボッタ」など3種類のテントサウナを無料で体験できる催し。お菓子と飲料水のプレゼントもあった。

 キャンプ場は2019年2月からフィンランド製のテントサウナを導入し、大自然の中で体験できるサウナとして注目を集めている。

 この日は晴天に恵まれ、訪れた人たちは30分ほどのテントサウナで汗を流し、水風呂代わりの滝つぼに入り、ここでしかできない体験を満喫した。体験した男性は「テントサウナも滝つぼも初めて。最高に気持ち良かった」と話していた。

 キャンプ場では、29日(祝・土)~5月6日(土)のゴールデンウイーク期間中、千葉、東京、京都、大阪、兵庫などからの宿泊客でコテージやテントサイト、研修室の宿泊施設、テントサウナの予約が全て埋まっているという。

(2023年4月18日付紙面より)

テントサウナを楽しむ=16日、紀宝町浅里の飛雪の滝キャンプ場
2023年04月18日
24 企業協賛得て800㌔
 七川漁協が稚アユ放流  (古座川町 )

 古座川町の七川漁業協同組合(中田善和組合長)が14日、管内流域で稚アユ800㌔の放流に取り組んだ。

 県内水面漁業協同組合連合会が事業委託する、資源増強を目的とした取り組み。七川漁協は600㌔を標準としてその年の放流量を計画しているが、今年も大手釣り具メーカー「株式会社シマノ」が協賛し200㌔分を上積みして稚アユを調達した。

 この日は組合員ら約30人が集合。届いた稚アユを▽古座川本流400㌔▽古座川支流平井川300㌔▽同支流添野川100㌔―と割り当て、手分けして放流用ホースやバケツリレーでそれぞれの河川各所へ分散放流した。

 県内水面漁連によると、今回の稚アユは海産と人工産が半々で、おおむね体長約10㌢、体重8㌘強、匹数に換算して10万匹弱。中田組合長は海産を本流、人工産を支流に充てて様子を観察し、必要であれば冷水病対策アユの追加放流も検討するとしている。

 七川漁協管内のアユはアマゴと並ぶ管理対象魚で、今年の漁(友釣り)の解禁日は6月3日(土)と設定。中田組合長は「ここ最近の取り組みで本漁協の認知も年々広まってきている。伴って増える釣り客の皆さまのための環境を保つことは並大抵の努力ではないが、組合員一同で頑張っている。今年も管内流域へご来場いただき、満足していただければ何より」と話し、この日の放流の指揮に励んでいた。

 七川漁協管内でアユ漁をする場合は、七川漁協が発行する鑑札が必要(日券2000円など、18歳以下は年齢が確認できる書類提示で無料)。問い合わせは管内の赤いのぼりを立てたおとり店や七川漁協(電話0735・77・0063)まで。

(2023年4月18日付紙面より)

届いた稚アユをバケツに小分けする七川漁協の組合員ら=14日、古座川町添野川
川に放流する
2023年04月18日
25 新宮が3回戦進出
 近大新宮は初戦敗退  (春季高校野球和歌山県予選 )
2023年04月18日
26 6チームが頂点目指す
 スポ少野球東牟婁大会が開幕  
2023年04月18日
27 670人が熱戦を展開
 第24回三輪崎少年剣道大会  
2023年04月18日
28 今日はタケノコパーティー  宇久井小学校の5年生  (那智勝浦町 )
2023年04月18日
29 不正大麻・けしを撲滅  発見したら通報を  (新宮保健所 )
2023年04月18日
30 カマツカの花が満開  昆虫の訪花も多く  (那智勝浦町 )
2023年04月18日
31 こいのぼりを制作  手形や絵のうろこ貼る  (中央児童館 )
2023年04月18日
32 黄色い花が鮮やかに満開  大江敏之さん宅のツツジ  (那智勝浦町 )
2023年04月18日
33 木本、タイブレークで敗れる  春季東海地区高校野球三重県大会  
2023年04月18日
34 通学路歩きながら学ぶ  紀宝署が1年生に指導  (神内小 )
2023年04月18日
35 高齢者の支援事業開始  タクシー券や購入費など補助  (紀宝町 )
2023年04月18日
36 会員47人が技量を競う  田辺で射撃大会  (県猟友会東牟婁支部 )
2023年04月18日
37 杉山亮さんを迎えてライブ  こどもの読書週間にちなんで  (かんりん文庫 )
2023年04月18日
38 1週間の激戦に突入  定数15に17人立候補  (新宮市議選 )
2023年04月18日
39 お悔やみ情報
  
2023年04月02日
40 現職2人が無投票当選
 東牟婁郡選挙区  (和歌山県議選 )

 和歌山県議会議員選挙が3月31日告示され、東牟婁郡選挙区(定数2)では、届け出順にいずれも自民現職の佐藤武治氏(68)と谷洋一氏(74)が立候補。同日午後5時の届け出締め切りまでに他の立候補がなく無投票に。佐藤氏が2回目、谷氏が8回目の当選を果たした。

  □     □

地域の思い持って活動 佐藤武治氏



 佐藤武治氏は串本町串本にある事務所で当選確定の勝ちどきを上げた。

 東牟婁郡選挙区巡りを終えて戻った佐藤氏を、陣営や地元近隣の支持者約40人が歓喜して出迎え。南剛則後援会長発声による万歳三唱やめいの子(久堀ゆずはさんと陽人君)からの花束贈呈、田嶋勝正町長から激励を受けた佐藤氏は、2期目の活動の柱の一つ・新産業創出関係でロケットを軸にした企業誘致にかける思いを力説し、「地域の思いを持って政治活動をする」と宣言してつかみ取った続投への支持を求めた。

 無投票当選の確定について佐藤氏は「素直にうれしいと同時に、2期目の負託を受け責任重大だと気が引き締まる」とコメント。直近の活動として「観光振興を広域でやれないかを関係先と話していきたい」と意気込む。

 南後援会長(65)は持ち前のフットワークで一人一人の意見を聞きながらまい進することを期待。佐藤氏の妻・やよ美さん(70)は「皆さまの応援あっての結果。今後も選挙区のために頑張る主人を陰から支えていきます」と話した。

  □     □

命守り東牟婁の発展目指す 谷洋一氏



 那智勝浦町勝浦にある谷洋一氏の後援会事務所では、多くの支持者が集まり、当選報告会が開かれた。元・古座川町長の奥根公平氏の発声で万歳が行われ、谷氏の8期目当選を祝福した。

 前地俊秀会長は「谷県議には今までの実績や豊富な経験、行動力を生かして、東牟婁のために頑張っていただきたい」。

 堀順一郎町長は「県行政の最前線であり、東牟婁を熟知している谷氏に、町へのご支援をお願いしたい。ご活躍を祈っております」と述べた。

 谷氏は後援会や支持者に感謝を述べ「1期目から掲げている漁業を中心とした農林水産業と東牟婁の発展への思いは今も変わらない」。

 今後については「この4年間は知事とタイアップし、さまざまなことに取り組んでいく。災害から命を守ることを一番に考え、防災・減災対策に取り組む。県民、郡民、町民のために、観光と農林水産業を中心に進めていく」と力を込めた。

 谷氏の妻・けいさんと親戚の鍋割琉奈さん(勝浦小5)、姉の美緒莉さん(那智中1)が花束を贈呈した。

  □     □

田辺市は3人が無投票当選



 田辺市選挙区は定数3に対し、届け出順に自民の鈴木太雄氏(52)、自民の鈴木德久氏(63)、立憲民主の谷口和樹氏(51)の現職3人が立候補したが、この他に立候補者はなく、3人が無投票で当選した。鈴木太雄氏と谷口氏は4回目、鈴木德久氏は2回目の当選となった。

(2023年4月2日付紙面より)

花束で当選を祝っためいの子と共に佐藤武治氏と妻・やよ美さん=3月31日、串本町串本
8期目の当選を祝し万歳する谷洋一氏(右から2人目)ら=同日、那智勝浦町勝浦の後援会事務所
2023年04月02日
41 流木をまきに有効活用
 約130束を配布  (環境ファースト連合会 )

 NPO法人「環境ファースト連合会」(椋野玲史会長)の中平敦事務局長と同連合会青年部の岡野純さんは3月30日、新宮市熊野川町の道の駅「瀞峡街道熊野川」と小口自然の家を訪れ、流木を再利用したまきを提供した。

 紀伊半島とその他の地域におけるさまざまな問題の情報共有をし、協力して諸問題解決に向けた活動に取り組む同法人。3月19日に、市内の王子ヶ浜海岸(御手洗海岸)で海岸清掃を実施した際に、海岸に流れ着いた再利用可能な流木を選別してまきを製作し、希望者へ無償提供する意向を示していた。

 まきの製作・提供は初の試み。海岸管理者である県が公共事業として流木を処理した際、収集運搬や処理費用に多額の税金が使用されることを懸念していた同連合会は、かねて流木の有効活用について検討を重ねていた。

 試験的に製作されたまきは約130束でスギやヒノキが主だという。この日、中平事務局長らは35束ほどを道の駅へ、残りを小口に運んだ。

 中平事務局長は「ごみの処理にはお金がかかる。自治体は拾ったごみの処理に苦労している。年間通して、定期的に清掃時に集まった流木をまきにして配布する活動を広げていきたい。そして、今後もこのような取り組みを広げ増やすことにより、海岸漂着物の有効活用につながれば」と話していた。

(2023年4月2日付紙面より)

流木を再利用したまきを提供した=3月30日、新宮市熊野川町
2023年04月02日
42 ロケット列車を出迎え
 手を振り歓迎、PRも  (那智勝浦町 )

 ラッピング列車「ロケットカイロス号」の運行初日である3月31日、那智勝浦町は紀伊勝浦駅でお出迎えを実施した。同町、那智勝浦観光機構、和歌山ロケット応援団から、約20人が参加。ホームで手を振って歓迎し、降車した客にロケットに関する小冊子を配ってPRした。

 ロケットカイロス号は、特急くろしおの最前部と最後部の、車両前面にスペースポート紀伊の公式エンブレムを、側面に串本町と那智勝浦町のロケットのロゴマークを、フィルムで貼り付けている。

 2023年に串本町田原のスペースポート紀伊から、ロケット「カイロス」の打ち上げが予定されていることから、機運を盛り上げようと和歌山県、串本町、那智勝浦町、JR西日本和歌山支社が連携して運行する。運行区間は新大阪から新宮の間。車内ではカイロスの紹介もされる。27年3月末までを予定している。

 ホームでは、堀順一郎町長など出迎えの参加者が、減速しながら入ってくる「ロケットカイロス号」に向けて、盛んに手を振っていた。また、那智勝浦町が制作した小冊子「スペースポート紀伊まるわかりブック」を手渡し、当地方でロケットの打ち上げが行われることを伝えていた。

 知人の親子に連れてきてもらった、市野々小学校1年生と3年生の田実諒賀君、陽向君は「ロケットには興味がある。学校の授業でも宇宙(について)の授業をやっていたけど、病気で休みだった。行きたかった。打ち上がるのが楽しみ。初めて見るので待ち遠しい」と話した。

(2023年4月2日付紙面より)

列車に施されたロゴマークを示す堀順一郎町長=3月31日、那智勝浦町築地の紀伊勝浦駅
2023年04月02日
43 4期目に向けて決意示す
 無投票で現職3人が再選  (三重県議選東紀州選挙区 )

 任期満了(4月29日)に伴う三重県議選が3月31日に告示され、東紀州選挙区は定数3に対し、届け出順にいずれも現職の藤根正典氏(61)=無所属、東豊氏(67)=自民党、谷川孝栄氏(56)=自民党=以外に立候補の届け出がなく、無投票で再選が決まった。3氏とも4期目となる。

 東紀州選挙区は、尾鷲市・北牟婁郡(定数2)と熊野市・南牟婁郡(同2)の両選挙区を合区。選挙区域が広がったことで新たな課題も山積する中、再選した3氏は、それぞれの選挙事務所で4期目への決意を語った。

 無投票再選が決まると、藤根氏は「ご支援いただいている皆さまのおかげ。本当にありがとうございます」と感謝した。

 4期目に向けて「東紀州選挙区という合区になり、広さを実感している。熊野市・南牟婁郡選挙区で3期12年務め、地域の皆さまとの関係もしっかりと築かせてもらった。その関係を礎にし、尾鷲市、紀北町も含めた東紀州地域の振興、そこで暮らす人々の幸せ、暮らしの安心・安全のために全力で頑張りたい」と決意を示した。

 東氏の当選報告会は尾鷲市の選挙事務所前であり、「この東紀州地域がいかに広いか実感し、温かい激励と歓迎を受けた」と振り返り、「この気持ちを次の4年間持ち続け、直面する課題に果敢に取り組みたい。企業誘致に加え観光振興、人口減少対策にも力を入れたい」と述べた。

 「意識して住民の声を聞き、後援会で声を拾う組織的な活動を濃密にする必要も感じている。交流サイト(SNS)も活用したい」と話していた。

 熊野市の選挙事務所で万歳し、当選を喜んだ谷川氏は「人口減少が大きな課題。私たちが一丸となって東紀州を力強く前に進めないといけない。皆さんの力を結集して頑張っていきたい」と述べた。

 4期目は東紀州全体を見据え「人口減少が速いスピードで進んでいることを実感している。ハード面は南海トラフ地震を想定した防災対策に取り組みたい」と示した。七色大橋建設の計画を進める決意を伝え、さらなる協力を求めた。

(2023年4月2日付紙面より)

「全力で頑張りたい」と決意を示す藤根正典氏=3月31日、御浜町
課題に取り組むと話す東豊氏=同日、尾鷲市
「人口減少対策に取り組む」と語る谷川孝栄氏=同日、熊野市
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