ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:73件の記事がありました
【検索ステータス】 
2017年05月26日
1 国内外の一流選手が集い 1日から「第19回ツール・ド・熊野」 

 熊野地方を舞台に6月1日(木)から4日(日)までの4日間、「第19回TOUR・de・熊野(ツール・ド・くまの)」が開催される。NPO法人SPORTS PRODUCE熊野主催、熊野新聞社など後援。

 大会は1999(平成11)年に始まり、19回目。現在では「ツール・ド・北海道」、「ツアー・オブ・ジャパン」と並び国際自転車競技連合(UCI)公認の国内3大レースで、アジアツアーの一つ。国際ランキングの得点となるUCIレース(計324・1㌔)には、新宮市を拠点とする「キナンサイクリングチーム」など国内外から19チーム計112選手が出場。

 同時開催される全日本実業団自転車競技連盟による「3デイズ・ロード・熊野」(計124・7㌔)、一般参加の市民レース「黒潮ロードレース」(計98・4㌔)のレースを含めると、約350人が出場する。

 1日は、新宮市の市田川沿いでタイムトライアル。2日(金)の第1ステージは同市熊野川町の赤木川清流コース。3日(土)の第2ステージは三重県熊野市~御浜町の熊野山岳コース。4日の第3ステージは太地町の太地半島周回コース。2、3日には、UCIレース出場チームによるパレードも行われる。

 開催にあたり角口賀敏実行委員長は地域の人たちの協力と支援に感謝し「自転車ブームというか、和歌山県にもサイクリングを含めて非常に力を入れていただいております。ツール・ド・熊野を通して、これからもいろんな形で地域の皆さんに、もっともっとブームが拡大していければと思っております」と話した。

 今年のレースクイーンは、宅坊あやねさん(24)と奥野千奈津さん(20)の2人で、ともに新宮市出身で紀宝町在住。

 宅坊さんは「国内3大レースの一つが地元で開催されていることを誇りに思うと同時に、地域の魅力を少しでも多く知ってもらいたい」、奥野さんは「田舎のまちで4日間開催されるので、多くの人に自然の魅力や空気の良さなど、いろんなところを見たり感じたりしてもらいたい」と話した。

 今年も、恒例のフォトコンテストやインターネット中継も予定されている。

(2017年5月26日付紙面より)

ツール・ド・熊野をPRするレースクイーンの奥野千奈津さん(左)と宅坊あやねさん=25日、東牟婁振興局
2017年05月26日
2 町が影響し合い発展
 「新宮・勝浦100年の輝き」講演会  (ユーアイ会 )

 新宮市井の沢のユーアイホテルに商品を納入する業者でつくる新宮ユーアイ会(杉本義和会長)と勝浦ユーアイ会(谷口拓也会長)は20日、講師に同市在住の郷土史家の中瀬古友夫さんを招き、講演会「新宮・勝浦100年の輝き」を同ホテルで開催した。

 両ユーアイ会では地域に利益を還元するため、年に一度講演会などを催している。杉本会長は開会で「地域の歴史を知る講演の内容が、皆さんの知識の一つとしてお役に立てば」とあいさつした。

 中瀬古さんは熊野地方の貴重な絵はがきや絵地図を収集しており、新宮市や那智勝浦町の学校や団体などで講演会を開いている。今回は新宮、勝浦の二つの町の明治から昭和に至る年表に、それぞれの町の様子を伝える絵はがきを配した資料を作成して講演した。

 1913(大正2)年の新宮鉄道開通により、新宮から鉄路で勝浦まで木材を運んだ様子や熊野川のプロペラ船が誕生した経緯などを解説。鉄道の開通で人の往来が活発になり、海水浴の習慣が無かった新宮の人が三輪崎や宇久井の海水浴場に行くようになるなど交通の発達が生活の変化をもたらした。プロペラ船の就航により、勝浦で捕れたサンマを一日のうちに熊野川沿いの村々に届けることができ、十津川の人々の栄養改善になったという話も聞いたという。

 中瀬古さんは「これまで勝浦、新宮でそれぞれに分けて講演してきたが、二つの町の年表を並べてみていくと互いが緊密に関係し合い、影響し合いながら、車の両輪のように発展してきた様子が分かってきた」と話した。

(2017年5月26日付紙面より)

新宮と勝浦の歴史を伝え講演に耳を傾ける参加者=20日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテル
講演する中瀬古友夫さん
2017年05月26日
3 町に社会的障壁解消を要望
 身体障害者連盟定期総会で  (串本町 )

 串本町身体障害者連盟(中野實会長、会員44人)の定期総会が21日、同町串本にある地域保健福祉センターで開かれた。任期満了に伴う役員改選で中野實会長(留任)ら新役員を選出。審議に先立って来賓同席した清野武志副町長に社会的障壁の解消を求める要望書を提出した。

 開会にあたり中野会長は、前年度から施工された障害者差別解消法により地方自治体に社会的障壁に対する合理的配慮が義務化された点を振り返り、「障がい者の自立と共生社会実現のための具体的な取り組みを求めなければならない」として同連盟の取り組みへの協力を呼び掛けた。

 来賓として清野副町長と堀登世・同町社会福祉協議会会長が同席し、代表して清野副町長は町職員時代に立ち上げに関わった自宅介護支援や福祉タクシーの制度について意見を聞き拡充したい考えを伝えつつ、田嶋勝正町長のメッセージを代読した。

 議事に先立って町への要望があり、中野会長は六つある事項の中でも特に平成25、27年度にも掲げた▽国道42号潮岬西口~東口間歩道の環境整備▽公共施設(文化センターと町立体育館)のトイレ整備―を口頭で強調して要望書を提出。清野副町長は▽歩道は国に引き続き要望する▽トイレは担当課に指示し早急に取り組む―と述べて受け取った。

 議事では事業関係諸議案を審議し承認。本年度は同連盟独自のグラウンドゴルフ大会を秋に開くことを出席会員31人で確認した。役員改選では中野会長、川嶋七郎副会長、平松節子副会長の3役を留任とし、他に理事6人を置くことを決めた。

 要望事項は上記2点と▽JR串本駅へのエレベーター設置(障がい者と高齢者の利用の観点から)▽コミュニティバスの車いす用リフト付き車種の停留所の増設▽公的機関への手話通訳者の配置や聴覚障がい者の緊急時連絡手段の構築など▽災害時要支援者に対する個別避難計画の早急の作成や福祉避難所との協定状況の周知など―となっている。

(2017年5月26日付紙面より)

本年度の要望事項をまとめた要望書を託す中野實会長(左)=21日、串本町串本
2017年05月26日
4 ダンス☆バトル
 三輪崎鈴島でチゴガニ  

 新宮市三輪崎の鈴島で引き潮時、無数のチゴガニ(稚児蟹)たちが巣穴から出て、一斉にハサミを上げ下げしている=写真。ユーモラスな動きは、万歳やダンスをしているようにも見え、訪れる人たちを楽しませている。

 6~8月の繁殖期を中心に行う「ウエービング」と呼ばれる行動。時折、隣の個体に近づいたり、離れたりしながら白色の両はさみを波打つように振っている。雄が行う求愛行動、他の個体に対する威嚇行動など諸説あるが、理由ははっきりと分かっていないという。

 甲幅1㌢ほどのチゴガニは東京湾から九州、朝鮮半島などの干潟に生息する。背中は茶色で、腹側は水色。

(2017年5月26日付紙面より)


2017年05月26日
5 真心尽くして取り組む 新宮市、日新婦人会が清掃活動 
2017年05月26日
6 地域経済の活性化を  紀宝町商工会が通常総会  ( )
2017年05月26日
7 地域伝統文化を支援 明治安田文化財団、寄水青年同志会に助成金 
2017年05月26日
8 高校生23人を委嘱 新宮警察署、自転車マナーアップ推進リーダー 
2017年05月26日
9 ゲームで楽しいひととき  はまゆう保育園の親子遠足  
2017年05月26日
10 マグロのかぶと焼き  天満保育園食育で味わう  (那智勝浦町 )
2017年05月26日
11 春の駿田峠に親しむ ニュータウン勝浦熟年クラブがウオーク 
2017年05月26日
12 頭を使って健康増進 串本町公民館西向支館「明生学級」 
2017年05月26日
13 手遊びや肩たたき  上野山こども園が「にしき園」を慰問  (串本町 )
2017年05月26日
14 モニター会や交流で活気  第5回串本ダイビング祭り  (串本ダイビング事業組合 )
2017年05月26日
15 各種競技で一致団結 那智勝浦町・太地町公立4中学校の体育祭 
2017年05月26日
16 ヤブデマリの花  熊野川町田長谷で  
2017年05月26日
17 お悔やみ情報
  
2017年05月18日
18 博多から305人熊野へ
 「にっぽん丸」が入港  (新宮市 )

 大型客船「にっぽん丸」(全長166・6㍍、2万2472㌧)が17日午前9時ごろ、新宮市の新宮港に入港した。福岡県の博多港から乗船してきた観光客305人は、バスやタクシーに乗り込み、熊野三山や伊勢神宮へ向かった。同日午後5時ごろ出港する。

 今回のクルーズ名は「新緑の和歌山 南紀新宮クルーズ」(2泊3日)。次は博多港。歓迎セレモニーで田岡実千年市長は「熊野は古来、よみがえりの地として多くの人が訪れている聖地。今でも多くの観光客が訪れています。今日一日、熊野の自然と歴史、文化を堪能してください」とあいさつし、二宮悟志船長らに花束を贈呈した。

 岸壁では平安衣装の女性らによる出迎え、ミカンやさんまずしなどの地元物産販売のほか、地元で採れたサトイモのコロッケの振る舞いがあった。出港時には「熊野水軍太鼓」が演奏で見送る。

■梛の木見送り隊募集

 新宮市企業立地推進課は「新宮港梛(なぎ)の木見送り隊」の会員を募集している。会員特典あり。今後の入港予定は、6月2日(金)「飛鳥Ⅱ」(午前9時入港、午後5時出港)、18日(日)「ぱしふぃっくびいなす」(午前9時30分入港、午後6時出港)となっている。

 問い合わせは同課(電話0735・23・3333)まで。

(2017年5月18日付紙面より)

入港する「にっぽん丸」=17日、新宮港
乗客を迎える平安衣装の女性
2017年05月18日
19 海上安全と大漁祈る
 延命寺で鍋島摩利支天大祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町宇久井の鳳凰山「延命寺」(西昭嘉住職)で12日、鍋島摩利支天(なべしままりしてん)大祭が営まれた。宇久井区役員や宇久井漁業協同組合員ら約60人が参列し、海上安全や大漁満足を祈願した。

 宇久井湾の西側にある鍋島に祭られている摩利支天の大祭で、毎年5月の「亥の日」に開催している。西住職によると、摩利支天はもとがインドの神で、原語のMarici(まりし)は太陽や月の光の意味があり、光線から立ち上る陽炎(かげろう)は実体がないため、自在の神通力を持っていると考えられた。イノシシにまたがり、弓矢を引いた姿で、日本では武士の守護神として、護身、隠れ身、財宝獲得、論争勝利などを祈願されてきた。宇久井では1769年に、鍋島に安置して水軍が祭ったと考えられている。その後、漁師や漁業関係者の信仰の対象となったという。

 西住職は「南紀州で摩利支天を祭っているのは宇久井地区が唯一です。地域の繁栄を支えてくださっていることに参拝者一同感謝しております」と話していた。

 前日に、西住職と同寺役員7人が船で鍋島に渡り、祈とうと清掃を行った。

(2017年5月18日付紙面より)

本堂に集まった参加者=12日、那智勝浦町宇久井の延命寺
2017年05月18日
20 自然の気感じ太極拳実践
 愛好者80人が望楼の芝で  (串本町 )

 串本町潮岬にある望楼の芝で16日、第3回健康太極拳合同鍛錬会があり、愛好者ら約80人が芝地の一角で一丸となって実践に取り組んだ。

 この鍛錬会は、同町健康太極拳協会主催、同町教育委員会後援。串本町やその近隣の愛好者が集い大自然の「気」を健康づくりに役立てる場として、年1回の頻度で開いている。

 この日は前回に引き続いて同芝を会場にし、▽新宮はまゆう教室(小西ちか子師範)▽紀宝教室(柳本常盤師範、奥平信子師範)▽ピーアップシングウ▽順心の会▽なごみ▽串本教室(大澤順子師範)▽岩淵太極拳教室(浅川すま子師範)―に通う生徒の中の希望者が参加。取り組みに関心を持った流派上位の役員2人も駆け付けて鍛錬会に加わったという。

 メイン講師は地元の大澤師範が務め、他師範2人が補佐。緩やかな流れの音楽に合わせ本場中国で太極拳を普及させるために形作られた型「24式太極拳」を実践。併せて大澤師範から気功の型の紹介もあり、24式とは違った太極拳の側面として習得に努めるなどした。

 同鍛錬会の世話役を務める鈴木清同協会理事は「大自然の気を健康維持に役立ててくれれば何より。私たちが太極拳に取り組むのは健康づくりが目的で、この鍛錬会が薬とは違う代替療法として太極拳に取り組むことへの励みになれば」と願い、今後の同鍛錬会継続にも意欲を見せていた。

(2017年5月18日付紙面より)

望楼の芝の一角で太極拳の型を実践する参加者ら=16日、串本町潮岬
2017年05月18日
21 「古城梅」の発展願う 振興会が本宮大社へ奉納 

 田辺市長野の長野古城梅(ごじろうめ)振興会(竹内豊代表)は16日、同市本宮町の熊野本宮大社へ収穫したばかりの梅を奉納し、業界の発展を祈願した。

 古城梅は長野発祥の希少品種。実の色が美しく「青いダイヤ」と呼ばれていて、ほとんどが梅酒として消費されている。本格的な収穫は今月20日ごろから約10日間で、約350㌧の収穫を見込んでいる。

 「ごじろ」に語呂を合わせ、一昨年から毎年5月16日に奉告祭が営まれている。今年は竹内代表ら会員9人のほか、田辺市やJA紀南の職員ら合計15人が参列した。

 竹内代表(77)は「今年も出来栄えは良いです。今年は古城梅という名前が付けられて80年の節目。PRに力を入れていきたい」。九鬼家隆宮司は「梅はミカンとともに和歌山を代表する果物。多くの方に召し上がっていただき、業界の発展とともに生産者の方々のご安泰をお祈りいたします」と話した。

(2017年5月18日付紙面より)

古城梅を奉納する竹内豊代表(右)=16日、田辺市本宮町
2017年05月18日
22 市野正義選手が3連覇
 青葉杯ソフトテニス大会  
2017年05月18日
23 バスケを楽しもう
 女子小学生チーム「SMILE.E.T」  
2017年05月18日
24 地元勢が2部門で優勝
 第61回近畿ソフトテニス選手権大会  
2017年05月18日
25 技術向上などを目的に 体育文化会館でレスリング強化練習 
2017年05月18日
26 新宮紀宝道用地取得も  熊野尾鷲道建設促進同盟が総会  (熊野市 )
2017年05月18日
27 警察署の仕事を学ぶ  王子ヶ浜小4年生が社会見学  (新宮市 )
2017年05月18日
28 クレマチス咲く  那智勝浦町  
2017年05月18日
29 会長に田辺毅一さん  南紀ホテル組合が総会  
2017年05月18日
30 親子で楽しく遠足  たづはら保育園が熊野市へ  
2017年05月18日
31 52の出店でにぎわう 太地町石垣記念館で「蚤の市」 
2017年05月18日
32 初の試食会は大盛況  コープマルシェin新宮  
2017年05月18日
33 期限内の納税呼び掛け  31日まで自動車税、固定資産税  (串本町 )
2017年05月18日
34 高瀬で22組44人が対戦 古座川町長杯ソフトテニス大会 
2017年05月18日
35 全校一丸で潮岬節を練習 潮岬小、28日の運動会本番に向け 
2017年05月18日
36 アオキの花  新宮市高田で  
2017年05月18日
37 お悔やみ情報
  
2017年05月05日
38 水害からの復興願って
 「鯉のぼり祭り」にぎわう  (新宮市熊野川町 )

 熊野川フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)は3日、新宮市熊野川町の日足道路バイパス下で「熊野川地域物産展鯉(こい)のぼり祭り」を開催した。約600人(主催者発表)が来場し、にぎわった。

 2011(平成23)年9月の紀伊半島大水害で大きな被害を受けた熊野川地域を元気づけるために始まり、今年で5回目になる。昨年まで同町田長(たなご)の道の駅・瀞峡街道熊野川周辺で催していたが、会場確保の困難さからバイパス下に変更した。今年はこいのぼり約80匹を道の駅と日足地区に分けて設置した。

 こいのぼりの下には多くの家族連れが訪れ、記念写真を撮っていた。露店では地域の産品が販売され、ステージでは地元団体がダンスパフォーマンスを披露し、来場者を楽しませた。イベントの最後には餅まきが行われた。

 下阪会長は「こいのぼりを分けたことで皆さんの期待に添えられなかったのではと思ったが、非常にたくさんの人が来てくれた。また来年もやりたい」と盛況を喜んだ。

(2017年5月5日付紙面より)

こいのぼりの下に集う家族連れ=3日、新宮市熊野川町の日足道路バイパス下
餅まきに沸く来場者
2017年05月05日
39 「詐欺にだまされないで」
 新宮警察、補導員らが啓発  

 「オレオレ詐欺」などの特殊詐欺被害を防止しようと、新宮警察署警察官と少年補導員らは4月29日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で街頭啓発をした。約10人が店頭でチラシとポケットティッシュを配布し、買い物客らに注意喚起をした。

 和歌山県では3月末までに27件の特殊詐欺被害が発生しており、被害金額は7512万円。前年同期と比べて13件、3440万6120円の増加となっている。新宮市内では1件が警察に届けられている他、市役所職員をかたる還付金詐欺の電話があった。

 啓発では「だまされないで!こんな電話は詐欺です!」の言葉と具体的な手口が書かれたチラシを配布した。

 署では「レターパックかゆうパックでお金を送ってください」「医療費の還付金があります。携帯電話を持ってキャッシュコーナーへ行ってください」「あなたの銀行口座が不正に使われています」などの電話は詐欺の疑いが強いとして、警察相談電話(#9110)や新宮警察署(0735・21・0110)などへの相談を呼び掛けている。

 上地剛史・生活安全刑事課長は「詐欺の手口を知っていただき、電話がかかってきたらすぐに警察に相談してほしい」と話していた。

 この日は県特殊詐欺被害防止アドバイザーの2人が啓発に参加。アドバイザーは今年4月に県警が導入した制度で、警察OBの10人が任命されている。県警本部に4人、岩出、田辺、新宮に2人ずつ配置されており、自治体などと協力しながら集まりやサロン活動の場などでの出前講座を中心に詐欺被害の防止に向けて取り組んでいく。

(2017年5月5日付紙面より)

買い物客らに注意を呼び掛けた=4月29日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2017年05月05日
40 本州最南端にテントずらり
 過去最高の利用に地元も驚く  (串本町 )

 ゴールデンウイーク(GW)も後半に差し掛かり、串本町域の各観光地がにぎわいのピークを迎えている。望楼の芝キャンプ場は3日、過去最高の利用者数249張り795人を記録。ずらりと並ぶテントの華やかな光景に地元住民も驚きの声を上げた。

 本州最南端、望楼の芝は先月29日からキャンプ場の有料期間を迎えていて、東側一帯がテント設営場所となっている。潮岬望楼の芝管理運営委員会(田仲康慧会長)によると、GW前半は29日に67張り115人、30日に40張り60人、1日に55張り77人、2日に59張り95人の利用を集め、二輪車による来場者が多かったという。GW後半は土、日曜日を含めると5連休になる日の巡り。3日は一気に数が増え249張り795人に達した。潮岬観光タワーの大橋究未店長も「今日はいつにも増して多い」と感心しながら様子をうかがっていた。

 過去の実績におけるピーク時のテント数は150張り前後。この日は当初設定した広大な設営場所でも収容しきれなくなり、同委員会は午後に急きょ西側へ範囲を数十㍍ほど拡大する対応を取った。大小、形もさまざまなテントが密に並び、田仲会長は「利用者からは高速が延びて来やすくなったという声を聞いている。こんなに集まるとは予想していなかった」と驚きながら、対応にあたっていた。

 期間中は一人600円の清掃協力金を預かり、期間外は持ち帰りとなるキャンプごみを町の指定に基づいて分別した上で引き受け。処分を業者委託するとともに同芝の芝刈り経費などに充て、繁忙を迎えても気持ちよく、繁忙を過ぎても前と変わらない整然とした環境を保つことに活用している。今期は7日(日)まで、日帰りを含め設営場所や駐車場(キャンピングカー)利用者から協力を得るとしている。

 マイカー観光客が集まる道の駅くしもと橋杭岩は、橋杭漁港敷地の臨時駐車場所まで車が並ぶ盛況を見せている。3日午後は潮時にも恵まれ橋杭岩から陸側はほぼ露出。磯に降りて岩のすぐそばまで近づき、間近に観察し記念撮影に臨む観光客の姿も目立った。

(2017年5月5日付紙面より)

過去最高の利用でずらりとテントが並んだ望楼の芝=3日、串本町潮岬
潮時に恵まれすぐそばまで人波が達した橋杭岩=3日、串本町くじ野川
2017年05月05日
41 尊い犠牲忘れずに
 勝浦護国神社で例祭  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の勝浦八幡神社(髙橋正樹宮司)境内にある勝浦護国神社の例祭が3日に営まれた。戦没者、殉職消防団員の遺族や関係者、来賓らが参列し、国の平和と安寧を願い、英霊の冥福を祈った。

 勝浦護国神社は日露戦争以降の大戦に出兵、消防団員として尊い命を国にささげた258柱を祭っている。例祭は1955(昭和30)年に始まり、現在も勝浦6区で結成する同神社奉賛会(会長・濵邊誠治第3区区長)、遺族会(井本武雄会長)、髙橋宮司の奉仕により、絶やすことなく営まれている。

 式典では髙橋宮司が祝詞を奏上し、258柱の名前を読み上げた。寺本眞一町長の追悼の言葉を植地篤延副町長が代読し、「戦後71年が過ぎ、国民のたゆみない努力で復興を遂げた。世代が替わっても、この平和が多くの尊い犠牲の上に成り立っていることを忘れてはならない。消防団員の郷土を思う不屈の精神をたたえながらも痛惜の念が消えることはないが、明るく住みよい那智勝浦を目指し進んでいく」と述べた。勝浦舟謡保存会による舟歌の奉納があり、出席者らが順に白菊を献花した。式典後は、勝浦獅子神楽保存会が神楽を奉納した。

(2017年5月5日付紙面より)

冥福を祈り、手を合わす遺族ら=3日、那智勝浦町勝浦
2017年05月05日
42 新宮・東牟婁勢が活躍
 和歌山マスターズ陸上競技選手権大会  
2017年05月05日
43 男女35組が県大会へ
 県中学校ソフトテニス選手権郡予選  
2017年05月05日
44 光洋が大会連覇を達成
 東牟婁地方中学校バレーボール選手権  
2017年05月05日
45 死亡事故受け緊急啓発  南郡交対協と紀宝警察署  
2017年05月05日
46 全国準優勝を報告 矢渕中ソフトテニス部員が原動力の活躍 (都道府県対抗全日本大会)
2017年05月05日
47 がん研究を応援しよう  「生命の駅伝」オリエンテーション  (光洋中 )
2017年05月05日
48 修理事業PR看板設置  国重文の旧西村家住宅  (新宮市教委 )
2017年05月05日
49 バイクで魅力発信  「ライダースフェスティバルin南紀」  (熊野市 )
2017年05月05日
50 イワタイゲキの花咲く  太地町の海岸で  
2017年05月05日
51 イチゴ狩りを楽しむ  南大居保育所が遠足  (那智勝浦町 )
2017年05月05日
52 英語ガイドマップ作製 新宮市、熊野参詣道5コース紹介 
2017年05月05日
53 地域の平安繁栄を祈り 紀宝町、貴祢谷神社で例大祭 
2017年05月05日
54 お年寄りも応援、頑張る園児たち  上野山こども園でミニ運動会  (串本町 )
2017年05月05日
55 舞台に支援の花咲く 那智勝浦町で福祉前面にチャリティーダンス 
2017年05月05日
56 シャクナゲ咲く  高田の白木谷で  
2017年05月05日
57 お悔やみ情報
  
2017年05月04日
58 スリルと渓谷美楽しむ
 観光筏下りがスタート  (北山村 )

 北山村の北山川で3日、今シーズンの観光筏(いかだ)下りが始まった。テープカットの後、第1便の筏が出航し、日本各地から訪れた観光客たちが、水量豊かな北山川の急流と渓谷美を味わいながら川下りを満喫した。

 スギの丸太8本で組んだ床(とこ)を七つ連結している筏は、全長約30㍍、幅約1・6㍍で、中央部に座席と手すりが設けられている。訓練を積んだ筏師たちが櫂(かい)で操船する。

 ライフジャケットを着た乗船客たちは、急流で歓声を上げながら約5・5㌔を約70分かけて下った。昨年までの総乗客数は19万7781人。昨年は5120人だった。

 開航式では、神職が今シーズンの安全を祈願。山口賢二村長は「今年も筏のシーズンを迎えました。今年で39年目。今年でお客は20万人を突破する予定です。筏流しの技術は県の無形民俗文化財にも指定されました。周辺市町村と連携して観光振興に取り組んでいきたい」とあいさつし、『北山音頭』を歌った。

 日本唯一の飛び地の村、北山村には最盛期、数百人の筏師が住んでおり、村民は1000人以上いた。昭和40年代に北山川水系にダムができ、道路が発達。木材がトラック輸送に代わったことで筏流しは衰退し、村民は現在約450人になっている。

 筏下りは1979年、元筏師や村民の努力で観光筏下りとして復活。特産品のかんきつ系果実「じゃばら」とともに村の基幹産業になっている。初年の乗客は219人だったが年々人気が高まり、2005年には過去最高の9287人を記録した。

 運航期間は9月末までの5カ月間。問い合わせは同村観光センター(電話0735・49・2324)まで。

(2017年5月4日付紙面より)

歓声を上げながら急流を下る観光客たち=3日、北山村
2017年05月04日
59 マグロ71億円の取引高
 大物の水揚げ続き、単価も過去2位  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の勝浦地方卸売市場では冬から春にかけての近海マグロはえ縄漁が終盤を迎えている。市場を運営する和歌山県漁業協同組合連合会がまとめた2016年度の取引額は71億7626万5946円となり、前年に続いて70億円台を維持した。

 過去10年で最も取引額が少なかったのは13年度の60億5353万1226円。翌年に8年ぶりに70億円を回復し、3年連続70億円台を維持している。

 16年度の水揚げ量は1万474㌧で13年度よりも約375㌧下回ったが、金額は11億2273万4720円増となっている。

 300㌔を超える大物クロマグロの水揚げが多く、今年1月7日に揚がった307㌔の記録が次々に更新され、3月5日に勝浦市場歴代最大の446㌔が揚がり、全国から注目を浴びた。キロ当たりの単価では、平成2年の過去最高値2万7000円に次ぐ2万5900円という結果が出ている。

 県漁連では、水揚げ量の過半数を占めるビンチョウマグロを関東で広めようと、水揚げの当日に白浜空港の航空便を使って東京へ届ける手段を検討中だという。

 県漁連勝浦市場の丸山一郎参事は「勝浦へ入港してくれる漁業者のためにも、勝浦産のマグロの価値を高めたい。関東で知名度の低いビンチョウを、百貨店などに直接売り込むことも考えている。大物はたくさん揚がったが、水揚げ量は低迷している。マグロ資源問題についても、地域から発信していかなければ」と話していた。

(2017年5月4日付紙面より)

ビンチョウマグロが並ぶ漁港市場=那智勝浦町築地

2017年05月04日
60 字下地の水田借り田植え
 三尾川小稲作体験始まる  (古座川町 )

 古座川町立三尾川小学校(濵地久夫校長、児童11人)の稲作体験が1日、同町三尾川字下地にある日下恵夫さん(74)の水田を借りる形で始まった。今年も児童と教職員が一丸になってもち米「若草もち」の苗を手植え。収穫は9月初旬ごろの見込みで、収穫した米は来年1月の餅つき大会で使い、余った分は毎日の給食でも味わうという。

 長年の伝統となっている全校行事。日下さんは過去10年間にわたって協力した兄・隆夫さんの後を継ぎ、2年前から児童に稲作の機会を提供している。もち米「若草もち」は児童が夏休みではなく学期中に稲刈りできるよう、みくまの農協とも相談して取り入れた晩生の品種。初栽培した前年度は日下さんの読み通り2学期が始まってすぐが刈り時になり、今年もその苗を準備して児童を迎えた。

 歩いて日下さんの水田を訪ねた児童はさっそく素足になって田植えの準備。2年生以上は過去にも経験があるので自主的に、1年生は先生や高学年と一緒に作業に励んだ。水田の広さは約2㌃で、日下さんは児童が植えやすいようにとあらかじめ約25㌢間隔で縦横に筋付け。苗の草丈は20㌢弱で、筋の交わるところに3~4本を植え込んだ。2年生以上の経験に加えて隆夫さんら近所の人の手伝いもあり、田植えは30分ほどで完了。近くの水路で泥を洗い流し、日下さんに収穫までの管理をお願いしてこの日の作業を締めくくった。

 手際よく田植えをこなす児童を見守った日下さんは「米は日本人の主食。ただ食べるだけでなく、どうやれば作れるかもしっかりと経験し、大きくなった時に思い出して自分で稲作ができるようになってくれれば」と期待した。

(2017年5月4日付紙面より)

日下恵夫さんの水田で田植えに励む三尾川小児童ら=1日、古座川町三尾川
2017年05月04日
61 万引防止訴える
 チラシなど配り注意喚起  (新宮警察署 )

 新宮警察署(谷本克也署長)は4月30日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で万引防止キャンペーンを実施した。警察署員、少年補導員らが買い物客らにチラシやポケットティッシュを配布した。

 同署管内の万引の発生件数は3件で、前年同期比14件減だった。しかし4月に入り4件発生している。住民の規範意識を高め、犯罪抑止を目指して街頭啓発を実施した。

 のぼりを立て、「万引きは犯罪です」「万引きをしない させない 見逃さない」などと注意喚起をするチラシなどを手渡した。万引は窃盗罪で10年以下の懲役、50万円以下の罰金となる。

(2017年5月4日付紙面より)

店頭で啓発した=4月30日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
2017年05月04日
62 大屋博忠さんが優勝 なちかつGGC、平成29年度第1回定例大会 
2017年05月04日
63 天長西日本ソフトテニス
 大矢・清水組が2年連続6度目の優勝  
2017年05月04日
64 宇久井がPK制し優勝 全少サッカー記念4年生大会、東牟婁代表として県大会出場 
2017年05月04日
65 喫茶アリスが優勝 第119回職場対抗ボウリング大会 
2017年05月04日
66 来てくれてありがとう  三輪崎幼稚園で保育参観  (新宮市 )
2017年05月04日
67 保護者に見守られ伸び伸びとゲーム  王子幼稚園で保育参観  
2017年05月04日
68 田植えに向け苗を育てる  高田小学校で種まき活動  (新宮市 )
2017年05月04日
69 大空に泳ぐ200匹  七里御浜「泳げ!鯉のぼりくん」  (熊野市 )
2017年05月04日
70 手作りの甘茶味わう 北山村、東光寺で花祭り 
2017年05月04日
71 12団体がパフォーマンス披露 那智勝浦町で第3回アロハスマイルマーケット 
2017年05月04日
72 古代信仰の対象に芸能奉納  神社ファンら一枚岩などで  (古座川町 )
2017年05月04日
73 クロバイの花  新宮市木ノ川など