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2023年02月26日
1 一般会計は170億円 新年度の当初予算案発表 (新宮市)

 新宮市は24日、総額362億7923万9000円(前年度比0・7%増)の令和5年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度同規模の170億7094万8000円(前年度比0・6%増)となった。2月28日(火)開会の市議会3月定例会に提出する。

 王子ヶ浜小学校区において放課後児童クラブを開設するほか、生後12カ月までの子どもがいる家庭に対し紙おむつなどの子育て用品を支給するなど、子育て環境の充実を図る事業を多く実施する。

 三輪崎庁舎には常設エコ広場を新たに配置し、住民票や各種証明書のコンビニ交付事業を実施するなど、市民生活の利便性向上にも注力する。

 また、「災害に強いまちづくり」として、防災無線戸別受信機の追加配備や、指定避難所の改修事業を実施するとともに、林業活性化と定住促進のため、熊野材の家づくり支援事業を実施。「瀞峡めぐり」乗船場の整備や地域おこし協力隊事業など、地域活性化・過疎対策にも積極的に取り組む。

 事業推進に当たっては、国費などの財源確保を第一に、財源措置に有利な起債を活用するとともに、健全な行財政運営のため、ふるさと納税のさらなる推進や起債の繰り上げ償還による将来負担の軽減を図る。

  □     □

■歳入



 市税は、新型コロナウイルス感染症の影響が次第に改善していくことなどを見込み、総額で2・7%の増となった。地方財政計画において一般財源総額が増加していることに伴い、地方交付税が1・7%の増となっている一方で、臨時財政対策債が44・1%の減となった。それを踏まえ、予算において普通交付税については1・9%の増とし、臨時財政対策債は

50%の減を見込んでいる。

 市債は、前述の臨時財政対策債が大幅減となる一方で、市田川水系内水排水ポンプ整備事業や、千穂王子ヶ浜線整備事業分などの増により、過疎対策事業債が増となったことなどから、総額で11・7%の増。繰入金は退職手当基金や減債基金の減により、44・1%の減となった。

 歳入の構成比率は自主財源24・6%、依存財源75・4%。

  □     □

■歳出



 投資的経費では、三輪崎保育園園舎改修事業補助金の減や神倉小学校屋内運動場改修工事の皆減がある一方で、千穂王子ヶ浜線整備事業や市田川水系内水排水ポンプ整備事業の増などにより、総額で30・2%の増となった。

 義務的経費では、人件費で定年延長制度の開始に伴う退職金の減を見込む一方で、人事院勧告に基づく給料表の改定や期末手当の増などから、総額で0・7%の増。公債費では前年度に行った第三セクター等改革推進債などの繰り上げ償還が減となったことなどから、総額で18・0%減少。扶助費では生活保護扶助費などの増により総額で0・5%の増となった。

(2023年2月26日付紙面より)

2023年02月26日
2 どんな形になるのかな?
 市野々小で「氷の彫刻」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立市野々小学校(中西健校長)と町公民館市野々分館(古田桂造分館長)は24日、同校に氷彫刻家の小阪芳史さんを招いてショーを開催した。全校児童29人や地域住民が参加し、どんな彫刻が出来上がるのかドキドキワクワクしながら見守った。

 氷彫刻とは電動工具などを用いて氷の塊から立体を削り出すアートで、制作・展示時間が短いはかなさも魅力の一つ。小阪さんは新宮市三輪崎の出身で、現在は東京都のプリンスホテル高輪に所属。多くの世界大会で受賞歴がある。同校の中西校長との縁で、ショーが実現した。

 児童から「ウサギ!」とのリクエストを受けてショーがスタート。小阪さんは重さ135㌔の氷から、チェーンソーで大きな塊を切り、ドリルで目や鼻の細部を削り出していった。観客席まで氷の粒が飛ぶと、児童から歓声が上がった。2月が誕生月の児童のため、氷の中に花を描くパフォーマンスもあった。

 児童からの「今までで一番大きな作品は?」との質問には「アメリカのアラスカで湖の氷を切り出し、6日間かけて8㍍の作品を作った」、「どうやったらそんなに上手になるの?」には「最初は絵を描くところからスタートし、後は練習あるのみ」と答えた。

 和田彩音さん(6年)は「ふれあい祭りで彫刻を見たことがあるけれど、実際に作るところを見るのは初めて。お花もきれいだった」と話していた。

(2023年2月26日付紙面より)

完成した彫刻と記念撮影=24日、那智勝浦町立市野々小学校
氷の粒が飛ぶ迫力のショー
2023年02月26日
3 素晴らしい景勝、楽しんで
 瀞峡めぐり、川舟下り3月から始動  (新宮市 )

 国の特別名勝・天然記念物に指定されている瀞峡(瀞八丁)を舟で巡る「瀞峡めぐり」と、川の参詣道として世界遺産に登録されている「熊野川」を巡る川舟下りの定期乗合便が3月1日(水)から運航を始める。今季の運航開始に先立って25日、瀞峡めぐりの乗船場・新宮市熊野川町玉置口と、川舟下り乗船場の道の駅「瀞峡街道熊野川」下の河原では運航開始式典が行われ、川舟清めの儀式の後、関係者らを乗せた第1便が出航した。

 (一財)熊野川町ふれあい公社(下阪殖保代表理事)が運営する両事業。「瀞峡めぐり」は、川に流入する土砂の増加により航路整備が困難になったこと、新型コロナウイルス感染症の影響による観光客の減少、作業員の高齢化などを理由に2021年1月に休止したウオータージェット船事業を同公社が引き継ぎ、昨年3月に川舟を利用して運航を開始。玉置口から瀞峡までの往復約9・4㌔のルートを約40分かけて巡るコースで、22年度(1月まで)は4266人が乗船した。

 川舟下り事業は2005年9月にスタート。同町田長から熊野速玉大社権現川原までの約16㌔を語り部の案内とともに約90分かけて和船で下るコースで、熊野川沿いの景観を楽しむことができる人気の観光メニューとなっている。

 最も乗客が多かったのは07年度の5670人。新型コロナウイルスの影響を受け、20年度には1233人にまで落ち込んだが、22年度(1月まで)には2580人が乗船。うち、305人が外国人で、インバウンド復活の兆しも見せ始めている。

 式典には、下阪代表理事や田岡実千年市長、榎本鉄也市議会議長、東原伸也副議長、酒井清崇・東牟婁振興局長、濱口太史県議、中川洋・勝浦海事事務所長らが出席した。田岡市長が「今後もさらに多くのお客さまにお越しいただき、熊野川地域からより一層、新宮市を盛り上げていただけると期待している」とあいさつ。玉置口乗船場では、新造船の進水式も行われた。出席者らがお神酒で川舟を清め今季の運航の安全などを祈願した。

 下阪代表理事は「水鳥の目線で水に触れることができると好評だった。今季も安全に運航することができれば。多くの人に楽しんでほしい」と話していた。

 「瀞峡めぐり」の運航時間は午前9、10、11時、午後1、2、3時の1日6回。料金は大人3000円、小人(4歳~小学生)1500円。

 「川舟下り」の定期乗合便は午前10時と午後2時30分。料金は大人4300円、小人(4歳~小学生)2000円。

 ともに完全予約制で運航期間は11月30日まで。団体割引、貸切便もある。川の状況などによって運休する場合がある。受け付け、問い合わせは熊野川川舟センター(電話0735・44・0987)へ。ホームページ(http://kawabune.info)からも予約できる。

(2023年2月26日付紙面より)

関係者らを乗せて出航=25日、新宮市熊野川町田長
下阪殖保代表理事(右)と田岡実千年市長らがお神酒で川舟を清めた=同日、新宮市熊野川町玉置口
送迎用バスも新たにラッピング
2023年02月26日
4 助け合いながら活動を
 紀宝町民児協が定例会  

 紀宝町民生委員児童委員協議会(西村喜久男会長)は21日、同町鵜殿の町福祉センターで定例会を開いた。委員26人が出席し、各部会で新年度の活動を話し合った。

 定例会と研修会は毎月開催し、委員間、町、町社会福祉協議会と情報共有をしている。この日は町福祉課、地域包括支援センター、町社会福祉協議会から報告を受けた後、研修会としてふれあい、児童、相談の各部会でグループワークを行い、4月からの活動などを話した。

 ふれあい部会では、町社協の職員が全国で広がる「子ども食堂」について説明し、町内では3カ所のうち1カ所を社協が毎月開催しており、多くのボランティアの力を得て運営されていることを紹介。「受付などで運営のサポートをお願いできれば」と協力を求めた。

 あいさつした西村会長は民生委員の守秘義務について触れ、委員の活動をたとえ用があっても他人に頼むことはできず、委員ではない人と活動することもできないと注意点を伝えた。「自分だけで悩まず、横の連携で、みんなで助け合いながら取り組んでください。また、この定例会の場で分からないことがあれば相談してください」と呼びかけた。

(2023年2月26日付紙面より)

新年度の活動を話し合う委員ら=21日、紀宝町鵜殿の町福祉センター
2023年02月26日
5 令和5年度会計予算など承認  紀南環境衛生施設事務組合定例会議  
2023年02月26日
6 ウクライナへの義援金  お客の善意を集めて託す  (お食事処きく )
2023年02月26日
7 カワヅザクラが満開に  御浜町  
2023年02月26日
8 新記録も飛び出す  恒例の縄跳び発表会  (相野谷保 )
2023年02月26日
9 ママたちが「運動会」  紀宝町で子育てサロン  
2023年02月26日
10 タイヤなど不法投棄物を回収  町道相野口永田線周辺で  (紀宝町高岡 )
2023年02月26日
11 市民生活に密着した施策を  田岡市長が事業など説明  (新宮市 )
2023年02月26日
12 お悔やみ情報
  
2023年02月18日
13 平時・有事の有効活用に期待
 日本消防協会が消防団活動車を交付  (新宮市 )

 (公財)日本消防協会はこのたび、新宮市消防団に消防団活動車を交付した。17日、市消防本部で車両交付式が行われ、市地域消防協会会長の田岡実千年市長が中谷健兒団長にレプリカキーを手渡した。

 (公財)日本消防協会は、消防団員、消防職員および地域において自主的に消防防災活動を行う者の福祉厚生、消防施設設備などの改善充実、消防知識技能の向上、消防防災思想の普及徹底などにより、消防活動の強化、地域防災の向上などを図り、もって国民生活の安全、社会公共の福祉の増進に寄与することを目的としている。

 このたびの交付は、同協会の令和4年度消防団員等福祉共済事業(福祉増進事業)として行われるもので、同共済は1969年に消防団員福祉共済制度として発足。全国の消防団員等の相互扶助による共済制度として運営されている。

 交付車両は三菱自動車の「エクリプスクロス」(SUV型5人乗り4WD)で、「衝突被害軽減ブレーキシステム」など安全機能も充実。配備先は団本部で、平時は防火・防災、入団促進啓発活動などに使用される他、災害時は市民への情報伝達などに活用される予定となっている。

 交付に当たり、田岡市長は団員らの日頃からの尽力に感謝を伝え「団本部には団幹部をはじめ、女性団員9人が在籍されている。今後、災害活動や防火広報など、さまざまな場面でこの車両を存分に活用いただき、市消防団がますます活躍・発展されることを期待しています」とあいさつ。安全運転の徹底を呼びかけた。

 中谷団長は「有事の際も含め、有効活用していけたら」と話していた。

(2023年2月18日付紙面より)

田岡実千年市長(右)が中谷健兒団長にレプリカキーを手渡した=17日、新宮市消防本部
団本部に配備される「エクリプスクロス」
2023年02月18日
14 JAL社員に仕事教わる
 明神小中など4校で講座  (古座川町 )

 古座川町で16、17日の2日間、日本航空株式会社(JAL)のキャリア教育出前講座が順次あり参加した児童生徒が将来を考えるきっかけを得た。

 この講座を発案した同社産学連携部の丸島拓郎さんが挑戦するきっかけを託したいという思いで希望する学校に届けている機会。同町では2年前から参加の経緯があり、本年度は古座川町青少年育成町民会議の中継ぎにより4校が順次受講した。

 初日午後は明神小5、6年生と明神中1~3年生が明神中体育館へ集まり、丸島さんと同社地域事業本部の三輪祥子さんを迎えて合同受講した。2人は飛行機や同社にまつわるクイズを出題し、JALグループでは131社3万6000人がそれぞれに仕事をこなしそのつながりで1機の飛行機を飛ばしていることを紹介。新型コロナウイルスの影響で飛ぶ数が減った時期に社員は大学講師や地域留学、有名アニメとのコラボレーションなど挑戦してみたい企画を会社に提案して取り組むなど、自身や会社の向上に頑張っている側面にも触れた。

 英語力や相互理解など2人それぞれに仕事をしていく上で大切だと感じていることも伝え、それらに苦手意識があっても避けずに挑戦し続けた成果は将来役に立つと信じて頑張ってほしいと促すなどした。

 最後に児童や生徒があらかじめ準備した質問に応えて学びを後押し。小中それぞれ代表1人を立てて感想を述べ、講座の実施に感謝した。

 同会議事務局によると、明神小中のほか、古座中1年生が16日の4時間目、高池小4、5年生が17日の2時間目を充てて受講。三尾川(みとがわ)小は過去に受講した経緯で今回は参加を見送り、未受講の児童生徒に機会を譲ったという。

(2023年2月18日付紙面より)

JALの成り立ちや仕事をする上で思うことを語る丸島拓郎さんと三輪祥子さん=16日、古座川町一雨の明神中体育館
2023年02月18日
15 地元での就職を促進
 高校生向け企業説明会  

 高校生向け地元就職促進事業「地元企業知っとこガイダンス」が16日、新宮市王子町の市立総合体育館であった。新宮、新翔、串本古座、紀南の4高校から約140人の生徒が参加。企業から説明を聞き、就職について考えた。

 熊野地方就職フェア実行委員会の主催。同委員会は新宮市、新宮商工会議所、那智勝浦町、南紀くろしお商工会、新宮地区職業安定協会で組織する。同ガイダンスは、熊野地方の高校生を対象に、将来地元で働きたいという気持ちを向上させ、若年層流出による地域活力の低下を抑止することを目的としている。

 コロナ禍に伴いおととしは中止だったが、基本的には毎年実施している。今回は、串本出張所も含むハローワーク新宮、ハローワーク尾鷲熊野出張所の管内から、27社が参加した。製造、建設、福祉、金融、運送、宿泊など、さまざまな業種があった。2部構成で、生徒は約70人ずつに分かれて行われた。

 生徒が興味のある企業ブースを訪れ、担当者の話を聞くかたちで行われた。時間は20分と決められており、その時間内で概要説明と質疑応答を行うように決められていた。生徒側は事前に、説明を受けたい企業を第3希望まで選んでおり、これに沿って実施された。

 企業担当者は、自社の歴史や業務内容、やりがいなどを、丁寧に説いていた。生徒らは、熱心に耳を傾け、メモを取るなどしていた。新翔高校2年の松井弥土(みと)さんは「どちらかといえば地元就職を希望している。どんな職種を目指すかは、まだ検討中。今日は説明を聞き、知らないこともあったので良かった。話をよく聞いて進路をしっかりと考えたい」と話した。

 新宮信用金庫のブースで説明を担当した、総務部の野田健太さんは「普段の業務で高校生との接点は多くないので、こういう機会はありがたい。金融機関はお金を扱うので、真面目で誠実な人材が欲しい。加えて、受け身ではなく積極性があればなお良い。今日はしっかりPRしたい」と述べた。

(2023年2月18日付紙面より)

企業側の説明を聞く生徒ら=16日、新宮市立総合体育館
2023年02月18日
16 手作りの杖に思い込める
 田端賢太郎さんが神倉山に奉納  (熊野速玉大社 )

 みなべ町在住の田端賢太郎さん(83)は16日、新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)を訪れ、「神倉神社の参拝者の方に使っていただければ」と、梅の木で作製した参拝用の杖(つえ)50本を奉納した。同日、同大社で奉納奉告祭が営まれ、上野潤権宮司は「梅の木を育てるのに一日一日を積み重ね、丹精を込めて杖をお作りいただいた」と感謝を伝えた。

 梅農家を営む田端さん。農作業の傍ら、寒に入って新月の3日間に切り込んだ枝を1カ月乾燥させ、何度も磨いて艶を出し、蜜ろうを塗って仕上げた。1本制作するのに係る時間は約1時間半。杖には「無病息災」の文字を書き入れ完成させた。

 作業を始める前には般若心経を唱える。「今まで約80年間、大過なく過ごさせていただいた。神倉山にお礼の気持ちを込めた」と一本一本に思いを込めて制作した。

 かねて梅の木の枝の有効活用を思案していた田端さん。7年ほど試行錯誤を重ね、ようやく現在の杖の形に仕上げた。「人生残りわずか。杖の作り方を誰か継承してくれたら。(奉納した杖は)ぜひ多くの人に使っていただきたい」と思いを語った。なお、田端さんは2020年10月にも梅の木を使った杖40本を奉納している。

 上野権宮司は「以前、奉納いただいた杖はすでに短くなってしまった。多くの人に愛用いただいた証だと思う。世間ではあまりにも身勝手な行為が散見されるが、田端さんの利他の心、慈しみの心は神様や多くの人に伝わっていると思います」と話していた。

(2023年2月18日付紙面より)

上野潤権宮司(左端)と杖を奉納した田端賢太郎さん(左から2人目)=16日、熊野速玉大社
「無病息災」の文字を書き入れた
2023年02月18日
17 県の鳥など集まる花盛り  紀伊大島の早咲きサクラ  (串本町 )
2023年02月18日
18 串本の海の愛の形を紹介  水族館内で期間特別展示  (串本海中公園センター )
2023年02月18日
19 口腔ケアで健康長寿に  ローズの会が学び深める  (新宮市 )
2023年02月18日
20 個人情報保護の条例など可決  新宮公設市場で広域議会  
2023年02月18日
21 境内に募金箱設置  トルコ南東部地震受け  (熊野速玉大社 )
2023年02月18日
22 夫婦や地域見つめ48年  和泉さん宅のしだれ紅梅見頃  (那智勝浦町 )
2023年02月18日
23 釈迦の遺徳しのぶ  光明宝院で常楽会  (那智勝浦町 )
2023年02月18日
24 版画作品930点審査  18、19日に3年ぶり勝浦展  (新宮・東牟婁 )
2023年02月18日
25 高血圧ゼロの村目指し  花王㈱など協力でセミナー  (北山村 )
2023年02月18日
26 共生社会へ理解深める  生徒対象の手話教室  (城南中学校 )
2023年02月18日
27 基本方針策定に向け 地域公共交通活性化協議会 (新宮市)
2023年02月18日
28 西田議長が「防災宣言」  タイムライン防災・全国ネットワーク国民会議  
2023年02月18日
29 手打ちうどん作りに挑戦  寺小屋広場で和やかに  (紀宝町 )
2023年02月18日
30 5部門で熱戦繰り広げる  3年ぶり、町民卓球大会  (紀宝町 )
2023年02月18日
31 社会で働く意義を学ぶ  3年ぶりの「対話集会」  (紀南高校 )
2023年02月18日
32 架空料金請求詐欺が増加  コンビニで電子マネー購入に注意  
2023年02月18日
33 南紀熊野ジオフォトコン  令和4年度入賞作品紹介①  
2023年02月18日
34 目標掲げ大人への一歩  那智中学校で立志式  (那智勝浦町 )
2023年02月18日
35 お悔やみ情報
  
2023年02月18日
36 ママも子どもも笑顔になる「疲れない食育」
 【第58回】過剰な健康志向は危ない!  

 子育てでお料理をしているお母さんたちは、みんな真面目で、少しでも体に良いものをお子さんに…と考えている方が多いです。そのために、できるだけ添加物を避けたり、有機野菜を使ったり、無添加のおやつを用意したり。そういった食意識は、もちろん悪いものではありませんが、こだわりが行き過ぎるとご自身がしんどくなってしまうことがあります。今日はそんな、こだわりが過剰になることで患ってしまう、新型摂食障害のお話をしようと思います。これは、アメリカの医師が1997年に提唱したもので「オルトレキシア」と言います。この摂食障害は、拒食症でも過食症でもなく、「自分が健康的だと思っているもの以外を拒否してしまう」という症状が出る病気です。

 最近は健康志向の高まりもあり、食事にこだわる人は増えています。小麦粉を排除する「グルテンフリー」や、動物性のものを取らない「ビーガン」、ダイエットを意識した「糖質制限」もその一つです。でもこの「オルトレキシア」になってしまうと、自分が健康的だと思い込んだもの以外は一切受け付けなくなってしまい、人と食事をすることもできなくなってしまうと言います。自分が決めた食事ルールを破って、食べてしまうと、罪悪感で苦しんだり、体調が悪くなってしまったりするわけです。逆に、自分のルールに合った「健康的だと思う食事」を取ると、自己肯定感が高まっていくというのも特徴です。30代以降の女性に多く、子育て世代も当てはまるため、子どもにも自分が思い込んだ「正しい食事」を強要して、栄養を偏らせてしまうということもあります。そして、「子どもに良いものを」という考えから始まり、発症してしまうお母さんもいるのです。ハリウッドセレブなどの間でも「オルトレキシア」になったとカミングアウトして、ヘルシーな食事に執着するのをやめるという人がいました。この病気が怖いのは、自分でも過剰なこだわりだと分かっているけど、やめられないというところだそうです。

 健康的な食事を心がけることはとても良いことですが、健康的な食事を追求するあまりに、不健康になってしまうのでは本末転倒ですよね。今はインターネットにさまざまな情報があふれていて、ついついうのみにしてしまいますが、科学的根拠のないものもたくさんあります。心と体を健康に保つためにも、「正しい食事」よりも「楽しい食事」をぜひ心がけてください。楽しくおいしく食べる食事こそが、一番健康にいいと私は思っています。野菜が足りないとか、脂が多いとかは、翌日にでも少し調整すれば大丈夫。お子さんのいる方も、いない方も、健康的な食卓がまず目指すのは「楽しい、おいしい食事」なのです。

(2023年2月18日付紙面より)

2023年02月03日
37 下小児童と守る会が道普請
 熊野古道歩き交流深める  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立下里小学校(泉一代校長)の4年生12人は1月31日、「なちかつ古道を守る会」(地庵晋司会長)の協力の下、身近にある世界遺産の熊野古道「清水峠」を歩き、道普請を行った。児童は歴史を学びながら古道や自然に触れ、清水峠入り口付近のぬかるんだ道に石を置くなどして整備に汗を流した。

 同校によると、今回の古道歩きと道普請は総合的な学習の一環で地域の歴史や文化、生活を学ぶことが目的だという。今回で3回目。

 児童は同会の太田耕二さんから昔の下里地区の様子や世界遺産、熊野古道などを事前に学んでおり、1月中旬には太田さんと共に清水峠を下見している。

 JR紀伊浦神駅に集合した児童は同会が準備していた石をリュックに詰め、出発。太田さんやメンバーの案内の下、交流を深めながら元気いっぱいに古道を歩いた。

 児童は清水峠の入り口付近に到着後、石を丁寧に敷き詰めた。さらにはメンバーや町職員、同校の職員と共に、古道歩きに障害物となる周辺の倒木や枯れ草、石などを片付け、道普請に取り組んだ。

 西麻陽さんは「この場所に熊野古道があることは知らなかった。道普請は楽しいし、道もきれいになってうれしい。いろいろ勉強になった。また来たいです」と笑顔で語った。

 作業を終えた児童にマスクやあめ、ミカンをプレゼントした太田さんは「おかげさまできれいになり、歩きやすくなった。これからも歴史や世界遺産に興味を持って、熊野古道も歩いてもらえたら。その際にごみなどを見つけたら、拾ってもらえるとうれしいです」と呼びかけた。

 地庵会長は「作業を通して、道具の名前や使い方も知ってもらうことも大切。子どもたちの頑張りのおかげで景色も明るくなって良かった」と話していた。

(2023年2月3日付紙面より)

道普請に汗を流した児童ら=1月31日、那智勝浦町の清水峠
下里小学校の児童や「なちかつ古道を守る会」の皆さん
2023年02月03日
38 これからも地域盛り上げたい
 新翔高校が交通安全優良学校に  

 新宮市佐野の和歌山県立新翔高校(藤田勝範校長)はこのほど、第63回交通安全国民運動中央大会で、「交通安全優良学校」に選ばれた。先月18日、東京都新宿区の新宿区立新宿文化センターで開催された同大会本会議において表彰を受けた。

 (一財)全日本交通安全協会、警察庁が主催(内閣府、文部科学省、国土交通省後援)する同大会。交通安全優良学校は、交通安全教育活動を積極的に推進し、児童、生徒の交通安全教育と交通事故防止に顕著な功績があった学校に対し贈られるもので、今回は全国で45学校が表彰を受けた。なお、同校は昨年11月、和歌山県警察と県交通安全協会による「交通安全優良学校」にも選出されている。

 同校では、2015年度より「自転車マナーアップ推進リーダー」活動を実施。委嘱を受けたリーダーが、他の生徒に自転車の交通ルールを守るよう呼びかけたり、警察や地域団体と共に交通安全の街頭啓発を行ったりするなどして、交通事故防止に向けた取り組みを展開している。

 昨年12月には、リーダーとして委嘱を受けている同校ブラスバンド部が新宮市文化複合施設「丹鶴ホール」で開催された「新宮ハートフルコンサート~交通事故防止の願いを込めて~」で演奏を披露。交通事故防止や命の大切さを訴えた。

 今回の表彰はそういった一連の活動を評価されたもので、県内での受賞は同校のみだった。

 このたびの結果を受け、藤田校長は「警察やJA、地域のご協力の下、自転車マナーアップ推進リーダーの活動や自転車安全教室の実施など、地道な活動が評価いただけたものと思っている。いろいろな人と一緒に協働していただけた賞。地域の中にあって、一緒に交通安全を啓発していくことはすてきなこと。今後も交通安全だけではなく、さまざまな分野で地域を盛り上げるために、積極的に活動していければ」と喜びを語った。

(2023年2月3日付紙面より)

表彰状を手に喜びを語る藤田勝範校長=1日、県立新翔高校
2023年02月03日
39 沖縄の思いに触れ思想培う
 文化セで令和4年度人権講演会  (串本町人権委員会 )

 串本町人権委員会(西野政和会長)が1月31日夜、文化センターで令和4年度人権講演会を開き、約230人(同委員会事務局発表)が沖縄の思いの一端に触れて思想を培う機会を得た。

 この講演会は町、町議会、町教育委員会、町PTA連絡協議会、町教育研究会、町職員労働組合後援。同委員会が年間を通して取り組む啓発活動の一つとして開いていて、本年度は▽沖縄戦40周年記念映画「戦場(いくさば)ぬ童(わらび)」上映▽まーちゃんバンドトーク&ライブ―の二部構成で内容を準備し当日の来場を呼びかけた。

 開会に当たり西野会長は昨年の沖縄本土復帰50周年を意識した内容だとし、太平洋戦争における沖縄戦で軍人ではない住民が直面した状況の筋道を説明して鑑賞を求めた。映画は1985年制作の作品で、記録映像と住民の実直な訴えを交えて太平洋戦争から本土復帰後までの沖縄の実態を伝える内容。その理解を持って西表島出身の三線アーティスト・南(ぱい)ぬ風人(かじぴとぅ)まーちゃんうーぽーさんを講師として迎え、率いるまーちゃんバンドを交え「歌って踊って平和をつかめ」を合言葉にして繰り広げるトーク&ライブを鑑賞して込められたメッセージを受け止めた。

 まーちゃんうーぽーさんは手にする三線が600年前の琉球王国時代に中国から伝わり独自の発展を遂げたように、周囲と仲良く生きていくところが沖縄の素晴らしさだとアピール。祭りを介してその教えを受け継ぐ長老に感銘を覚え、その裾野を世界へ広げるのが自分だとして、情熱豊かに伝えたい思いを語りと歌でつづった。この講演会の趣旨もくみ、顔も合わせず簡単に戦争をしてしまう状況を憂いて「二度と戦争を起こさないため、誰もが笑顔で仲良くする世界を作りたい」「みんなが希望を持てる世界を作るのは私たち」とメッセージを寄せ、そのために伝え広めている沖縄の素晴らしさが生かされる今後を願うなどした。

 閉会に当たり猪村和己副会長は「自然や命、平和に対する思いが心に響いた」とたたえて講師登壇に感謝し、平和と人権は表裏一体とする捉え方を掲げるなどして締めくくった。

(2023年2月3日付紙面より)

歌と語りで思いを伝えるまーちゃんバンド=1月31日、串本町文化センター
沖縄からのメッセージを受け止める来場者
2023年02月03日
40 詐欺防止共有、啓発に生かす
 高齢者地域見守り隊が定例会  (紀宝町 )

 紀宝町の高齢者地域見守り隊(伊藤俊介代表)は1日、町役場大会議室で本年度の第3回定例会を開催。隊員ら約20人が参加し、今後の活動内容や詐欺被害の状況などを確認した。

 見守り隊は2012年9月に発足。現在24人が所属し、月1回の街頭啓発活動などを通して、高齢者の特殊詐欺被害防止を呼びかけている。

 今回は本年度最後の定例会で、伊藤代表が「コロナの影響で本年度も活動を自粛したこともあったが、これからも自分のペースで参加してほしい。特殊詐欺が多く発生しており、皆さんの意見を活動の参考にしたい」とあいさつした。

 成人年齢の引き下げによる若者の詐欺被害、各地で相次ぐ広域強盗事件など、全国的に消費者問題が大きく取り上げられており、紀宝警察署管内では今月、御浜町の20代女性が現金5万円をだまし取られる詐欺が発生した。

 参加者は四つのグループで、特殊詐欺の手口などを話し合い「スマホを使ったSNS(交流サイト)による詐欺は若者の被害が多いのでは」「ATM、コンビニに誘導する詐欺もまだある。頭に入れておくべき」「電話による詐欺の手口も新しくなっている。これから気を付けないといけない」「自宅の鍵をかける習慣を付けたほうがいい」と発表。全員で情報共有した。

 来年度も街頭啓発や寸劇による啓発活動を継続し、スキルアップ研修会、消費者問題講演会などにも取り組むという。

(2023年2月3日付紙面より)

特殊詐欺の手口などを話し合う=1日、紀宝町役場
2023年02月03日
41 1月度月例杯の結果
 那智勝浦ゴルフ倶楽部  
2023年02月03日
42 王子サッカー教室が頂点に
 新宮信金経営者塾100人会「紀蹴カップ」  
2023年02月03日
43 在宅医療やみとり考える  医療ゼミ×あいくる  (近大新宮 )
2023年02月03日
44 古道歩き控え事前学習  紀伊山地の霊場と参詣道  (新宮高校 )
2023年02月03日
45 遊びの時間楽しむ作品  喫茶きよもんで紅節書院新春展  (那智勝浦町 )
2023年02月03日
46 寒さに負けないぞ!  全校児童でランニング  (井田小 )
2023年02月03日
47 初の団体戦でプレー 紀宝SCがグラウンドゴルフ大会 
2023年02月03日
48 児童考案ゲーム楽しむ  チャレンジランキング  (熊野川小学校 )
2023年02月03日
49 お悔やみ情報