ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:32件の記事がありました
【検索ステータス】 
2018年11月23日
1 ランチで食べたいクジラ料理
 コウケンテツさん招き試食会  (和歌山県 )

 熊野灘捕鯨文化継承協議会(山西毅治会長)は20日、串本町役場古座分庁舎で鯨料理「くじらキッチン」の試食会を開催した。新宮市、那智勝浦町、串本町の飲食店5店舗が開発した新メニューを料理研究家のコウケンテツさん(44)や関係者らが試食した。

 同協議会は新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町で構成し、熊野灘エリアを訪れる観光客の消費拡大に向けて新たな観光商品の開発を行う事業者を支援している。「くじらキッチン」は取り組みの一環で、同エリアを訪れる観光客の中で、特に20~30代女性が「ランチタイムに食べたいと思う鯨料理」をコンセプトに開発するもの。9月末から10月中旬まで参加する事業者を募った。

 開発された商品は各事業者の店舗で販売や提供を予定している。提供店では共通ロゴマークの入ったタペストリーを掲げるほか、作成されるパンフレットで事業をPRする。

 この日は各事業者から料理の説明を受け、まずはコウさんが試食。調理方法や食材について事業者らと語り合い、料理の感想を述べた。集まった関係者らはそれぞれのメニューを味わった。

 コウさんはあいさつで食文化の重要性を訴え、新メニューについて「驚きしかない。それぞれの店の良さ、クジラの良さが表れていた。どのメニューも地元愛があり、工夫に富んでいてすごくおいしかった。これほどの料理を出すには相当、苦心されたと思う」と評価した。

□     □

 参加した5店舗と出されたメニューは次の通り。

■新宮市

▽まえ田「紀州まえ田の鯨寿司」

▽pizzeria koma「鯨肉のローストとピンクグレープフルーツのサラダピッツァ」

■那智勝浦町

▽鮮魚・創作和食・旨い酒bodai「鯨のカダイフ揚げ トマト大葉ソース」

■太地町

▽いさなの宿 白鯨「白鯨特製鯨パスタランチset」

■串本町

▽サンドリア「くじLoveすきドリア」

(2018年11月23日付紙面より)

料理について事業者と話すコウケンテツさん(右)=20日、串本町役場古座分庁舎
完成した各事業者の新メニュー
2018年11月23日
2 高血圧予防を学ぶ
 ゆうゆうクラブ女性部栄養講習会  

 新宮市のゆうゆうクラブ(老人クラブ連合会)女性部(石原千里部長)による平成30年度栄養講習会が21日、同市熊野川町の総合開発センターで開かれた。

 市保健センターの保健師・植山綾子さんが「高血圧予防」をテーマに話を進め、市食生活改善推進協議会(栃尾眞喜子会長)の会員5人が減塩や食の重要性について説明した。

 女性部の17人が参加。はじめに石原部長が「高血圧予防についてしっかり話を聞いてください」とあいさつした。

 植山さんは、生活習慣病による高血圧の患者が全国で1000万人いる一方、3300万人が未治療といわれているとし、「自分の血圧を知り、早く気付いて予防することが大事」と述べた。

 高血圧の基準や種類(二次性高血圧、本態性高血圧)を説明した上で、「日本人の高血圧の90%が本態性高血圧で、生活習慣の見直しが必要。高血圧の症状は特に出ないが動脈硬化が進行する。動脈硬化は体への血液が行き届きにくくなり、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす」と話した。

 肥満にならない体重管理や30分以上の有酸素運動をはじめ減塩、食事などのポイントを示し「野菜を積極的に取り、青魚類を食べるよう心掛けてほしい」と呼び掛けた。

 参加者は協議会の会員が作ったどら焼きとホットレモンを試食。会員は▽欠食は絶対に避ける▽動物性タンパク質を十分に取る▽魚と肉の割合は1対1くらいにする▽余暇活動を取り入れた運動週間を身に付ける―といった「食生活10の指針」を紹介した。

(2018年11月23日付紙面より)

どら焼きなどを試食する女性部の会員=21日、新宮市熊野川町の総合開発センター
2018年11月23日
3 防災航空隊と連携強化
 那智勝浦町消防が救助訓練  

 那智勝浦町消防本部(湯川辰也消防長)は21日、同町宇久井の地玉の浜で和歌山県防災航空隊との連携強化を目的にした訓練を実施した。消防本部の救急隊と消防隊、県防災航空隊から計19人が参加。隊員らが緊密に連携を取りながら、活動が困難な場所で救助訓練に取り組んだ。

 山菜採りに出掛けた男性2人のうち、1人が山林内で負傷し動けなくなり、消防に救急要請した―と想定して訓練した。救急隊が地玉の浜の斜面付近で負傷者の状況を調べ、航空隊に救助を要請した。消防隊が救助活動を支援。負傷者を浜まで運び、白浜空港から飛来した防災ヘリコプターが上空からワイヤで負傷者をつり上げて機内に収容した。

 関谷善文消防署長は「ヘリとの訓練は年に数回しかできないので大変貴重な訓練になった。若い隊員が多いので不測の事態に備えての訓練ができた。無線の交信が場所によって感度が落ちるので、携帯電話など違う道具を駆使しながら連携したい」と話した。

 近年は熊野古道歩きの入山者が増え、ヘリの出動までは必要ないが、救助要請は多いという。関谷署長は「時間が遅くなると事故になりやすい。入山の時は余裕を持った計画を立ててほしい」と話していた。

(2018年11月23日付紙面より)

地玉の浜から負傷者をつり上げる訓練=21日、那智勝浦町宇久井
救急隊、消防隊が連携しながら山林内の負傷者を救助
2018年11月23日
4 2分団に消防車両納車
 老朽化に伴い更新整備  (串本町 )

 串本町消防防災センターで21日、串本町消防団(稲田賢団長)に対する消防車両の納車式があった。今回は和深分団(高尾拓次分団長)の消防ポンプ自動車と串本分団(泉博二分団長)の小型動力ポンプ軽積載車を更新整備。田嶋勝正町長から両分団長にキーが託され、代表して和深分団の高尾分団長は「一日も早く車両に慣れるよう訓練し、町民の生命と財産を守れるよう努力する」と応えた。

 和深分団の旧車両は平成8年に整備され、22年が経過。串本分団の旧車両は平成9年に整備され21年が経過。ともに老朽化したため、新車両に更新されることになった。

 納車式には両分団とも分団長以下4人が代表出席。稲田団長ら団本部役員と寺島正彦消防長ら職員が立ち会う中、両分団長にキーを渡した田嶋町長は「平成29年度は火災6件。本年度は現時点で10件の火災が発生している。一日も早く新しい車両に慣れ、いざというときに迅速に出動できる体制をつくってほしい」と奮起を期待した。

 式後は納車した和歌山日野自動車株式会社新宮営業所や山口商会新宮支店の職員が両分団に仕様の説明をし、主に旧車両にない変更点について質問を受けるなどした。

 和深分団の旧車両はオフロード車がベースだったが、新車両はトラックがベースのCD―Ⅰ型。両車両を比較したときの大きな変化の一つにカーブ走行時の安定性があり、今回の更新ではより迅速に現場へ急行しやすいというメリットがもたらされる形となった。

 串本分団の旧車両と新車両は時代相応の変化はあるが、小型動力ポンプの仕様(2サイクル)を含めほぼ同等の艤装(ぎそう)がされている。泉分団長は同ポンプの取り扱いについて念入りに確かめるよう指揮しながら新車両を預かった。

(2018年11月23日付紙面より)

納入した業者から新車両の説明を受ける団員ら=21日、串本町消防防災センター
2018年11月23日
5 みんな違っていいんだよ  サンコンさん招いて講演会  (紀宝町 )
2018年11月23日
6 子どもを心豊かに  共育フォーラム2018  (三重県教組紀南支部 )
2018年11月23日
7 野菜に興味を持って  三輪崎小学校で出前授業  (新宮市 )
2018年11月23日
8 思い込めた八咫烏配布 高齢者らが100体の張り子作成 (熊野本宮大社)
2018年11月23日
9 県の主要産品学ぶ  太地小でミカンの出前授業  
2018年11月23日
10 当事者であると認識を  教育講演会で速水盛康さん  (近大新宮高校・中学校 )
2018年11月23日
11 1位に西美晴さん  写連新宮支部11月例会  
2018年11月23日
12 新型電車が試運転  227系1000番台電車  (JR西日本 )
2018年11月23日
13 優秀賞に中西五三さん  新宮愛蘭会「第48回寒蘭展示会」  
2018年11月23日
14 さまざまなゲームを満喫  中央児童館で「こどもまつり」  (新宮市 )
2018年11月23日
15 企画参加者の話を聞く  潮岬でトークイベント  (森のちからⅩ )
2018年11月23日
16 身近なところから税考える  古座小6年生租税教室受講  (串本町 )
2018年11月23日
17 探索や火おこしに挑戦  大島中が通夜島で学習  (串本町 )
2018年11月23日
18 懸命にバトンつなぐ  王子ヶ浜小でふじだなリレー  (新宮市 )
2018年11月23日
19 お悔やみ情報
  
2018年11月18日
20 「いせえび祭り」盛況
 愛称決まり発表も  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町水産振興会(片谷匡会長)は17日、同町築地の勝浦地方卸売市場で第9回「那智勝浦いせえび祭り」を開いた。町、町観光協会共催、南紀くろしお商工会、南紀黒潮広域水産業再生委員会ほか協賛。水揚げされたばかりの新鮮なイセエビの直売やイセエビ汁の振る舞いなどがあり、大勢の人でにぎわった。

 和歌山県は全国でも有数のイセエビの漁獲量を誇る。多くの人に同町産のイセエビを知ってもらい、地産地消の拡大を推進するのが目的。直売コーナーやイセエビ汁の無料配布には大勢の人が並んだ。イセエビの天丼やコロッケ、うどん、シチュー、ピザなどの販売をはじめ、紀南調理師会の会員らの調理実演や、イセエビのつかみ取りが来場者の注目を集めた。

 よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の和歌山県住みます芸人「わんだーらんど」が司会を務めるステージでは、紀宝町鵜殿の熊野水軍太鼓、子どもたちのダンスチームやわかば保育園の園児らのダンスがにぎやかに繰り広げられた。

 青森県青森市から観光に訪れた中村敦さん(50)は「宿泊先のホテルでチラシを見て知りました。青森ではイセエビが取れないのでうれしいですね。イセエビ汁が楽しみです」と喜んでいた。

 10月に募集していた東牟婁地域産のイセエビの愛称は、選考の結果「南紀黒潮イセエビ」に決まった。

(2018年11月18日付紙面より)

開始前から大勢の来場者が集まった漁協の直売コーナー=17日、那智勝浦町築地
熊野水軍太鼓の熱演が会場を盛り上げた
2018年11月18日
21 やり切ることが大切
 松本章子さん招き講演会  (県内商工会議所女性会 )

 和歌山県内商工会議所女性会は16日、新宮市井の沢の新宮商工会議所で講演会を開いた。講師で(株)おはなはん代表取締役の松本章子さん(77)が、▽人の役に立って喜んでもらうことをやり切る▽やり続けてきた人は幸せになる力を持っている▽文句は絶対言わない。反省すれば解決する―など妻、母、経営者としての人生観を語った。

 平成30年度若手後継者等育成事業の一環で、約70人が参加。本年度幹事商工会議所を務める新宮商工会議所女性会の丹羽美穂会長が「今日の講演は女性会活動の参考になる。女性会としてさらなる親睦を深めてください」とあいさつした。

 松本さんは、120歳まで生きることが夢だと言い、「努力しないと長生きしない。私は努力が大好きで、これからも努力をしたい」。女性としていつまでも若々しくきれいでいたいと強く思うことが大切で、決めたことをやり切るエネルギーが自分を元気に若くしてくれると笑顔で話した。

 クリーニング店の一人娘として大切に育てられ、両親から生き方、考え方を学んだ。23歳で結婚、25歳でお好み焼き店を開業。店名「おはなはん」はNHK朝の連続ドラマの題名にちなんだ。「焼きたてのおいしいお好み焼きを食べてもらいたい」と試行錯誤の末、生カップお好み焼きを誕生させた。

 家事を怠ることなく嫁、妻、母、経営者の4役をこなしてきた。「食事の用意、洗濯、掃除全てやり切った。家庭が基盤となって経営できた。お客さんに満足してもらうために何をすべきか考え続けた」と振り返った。

 どん底を3回経験したが「たくさんの人に支えられ助けてもらった。お客さんの役に立てるから頑張れた」。今は海外に目を向けた経営戦略が夢だという。

 「自分以外全てがお客さん」。感謝の大切さを伝え、参加した女性会員らに「思い続けることが大切。一つのことを決めたらやり切ってほしい」とエールを送った。

(2018年11月18日付紙面より)

講演を聴く商工会議所女性会の会員ら=16日、新宮商工会議所
人生観を語る松本章子さん
丹羽美穂会長
2018年11月18日
22 天然記念物のナベヅル飛来
 2羽の個体、つがいの可能性も  (那智勝浦町 )

 特別天然記念物であるナベヅル2羽が15日、那智勝浦町中里の田んぼに飛来した。

 ツル目ツル科ツル属のナベヅルは全長約1㍍の冬鳥。毎年、鹿児島県や山口県に渡り、水田や河川などに生息する。環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定され、世界中の推定個体数が約1万2000羽といわれている。

 中里在住で地元猟友会に所属する坂本和彦さん(66)は自宅近くの田んぼで多発するシカの獣害を警戒していたところ、ナベヅルを発見した。「珍しい鳥だと思った。これまでも近くでハクチョウやコウノトリが来たと聞いていたが、まさかツルだったとは。昔から鳥が好きだったのでうれしい」と話した。

 日本野鳥の会和歌山県支部所属の中井節二さんによると、ナベヅルは2~3年の周期で熊野地方に飛来し、御浜町で多く目撃されている。過去には同町で越冬した個体も確認されているという。中井さんは「つがいの可能性もある。発見しても刺激を与えないように、できるだけ近づいての撮影などは控えていただけたら。この地での滞在や個体のためにも、静かに見守ってほしい」と呼び掛けている。

(2018年11月18日付紙面より)

飛来した2羽のナベヅル=16日、那智勝浦町中里
2018年11月18日
23 大泰寺で「秋の寺宝展」  18日まで、那智勝浦町  
2018年11月18日
24 映画鑑賞し意識高める  人権啓発映画上映会  (太地町 )
2018年11月18日
25 糖尿病への取り組み  マグロのイルミネーションを点灯  (勝浦ライオンズクラブ )
2018年11月18日
26 焼きたてを味わう  くろしお児童館で焼き芋作り  (新宮市 )
2018年11月18日
27 千年後へ思い込め プラチナプリント写真奉納 (熊野本宮大社)
2018年11月18日
28 写真連盟が合同展 18日まで、新宮市の蓬莱体育館 
2018年11月18日
29 地域の課題見つけ学習  生徒らが調査結果発表  (新宮高校 )
2018年11月18日
30 フジを支える棚を建て替え  新宮市の「浮島の森」で  
2018年11月18日
31 特選に日浦寛人さん 写連紀南支部県本部顧問審査10月優秀作品 
2018年11月18日
32 お悔やみ情報