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カレンダー検索:51件の記事がありました
【検索ステータス】 
2023年04月23日
1 15人の新議員決まる
 新宮市議選  

4月23日23時55分確定【定数15】

当落得票数候補者名年齢党派現元新
1,276大石 元則68
1,213湊川 大介61
1,007榎本 鉄也66
995竹内 弥生62
945東原 伸也57
933濵田 雅美57
911三栗 章史59
900榎本 友子63
882福田  讓73
877大西  強79
821中山 忠吏53
740百村 匡洋35
675吉良 康利50
668大坂 一彦59
539月輪 匡克55
535小川 峰男73
511岡﨑 俊樹38
※案分票は小数点以下切り捨て。

当日有権者数 22,712人

投票者数 14,567人

無効投票数 139票

投票率 64.14%


2023年04月23日
2 20歳未満の飲酒、ダメ! 小売酒販組合らが街頭啓発 (新宮市)

 新宮小売酒販組合(辻良治理事長)などは21日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店で20歳未満飲酒防止・飲酒運転撲滅全国統一キャンペーンの街頭啓発を実施した。組合員ら約50人が買い物客らにチラシと啓発物資を配った。

 毎年4月は「20歳未満飲酒防止強調月間」。和歌山県小売酒販組合連合会では、致酔性・依存性を有する酒類を販売する立場から、この月を中心に広報啓発活動を展開し、20歳未満の者の飲酒を中心とするアルコール関連問題の現状を県民に伝えるとともに、組合員の意識高揚を図るため、2000年から街頭キャンペーンを実施。新宮組合では1993年から街頭キャンペーンを展開している。

 国税庁では20歳未満の者が飲酒をしてはいけない理由について▽脳の機能を低下させるおそれがある▽肝臓をはじめとする臓器に障害を起こしやすくする▽性ホルモンの分泌に異常が起きるおそれがある▽アルコール依存症になりやすくなる▽20歳未満の者の飲酒を禁ずる法律がある―を挙げている。

 この日、街頭啓発には同組合のほか新宮市や新宮警察署、大阪国税局、新宮税務署、新宮納税協会などが参加した。

 辻理事長は、活動参加に感謝を伝え「今日は天候にも恵まれた。私はお酒を売る立場だが、20歳未満の飲酒と、飲酒して運転してはいけないということを強くアピールしていきたい」などと開会宣言。

 河野武・新宮税務署長は「これからはコロナの取り扱いも変わってくる。酒販組合も盛り上がっていくためにも今日の啓発が素晴らしいものになれば」。井田昌樹・新宮警察署長は「警察としても、20歳未満の飲酒防止、飲酒運転の取り締まりに力を入れていきたい」。

 田岡実千年市長は「お酒は20歳になってからというルールと、飲んだら乗らないということを皆さんと共に啓発していきたい」とそれぞれあいさつした。

 「飲まへん、売らへん、勧めへん」「二十歳未満の飲酒は法律で禁止されています」などと放送が流れる中、参加者らは買い物客らに啓発物資を配布。ルール順守の重要性を訴えかけた。

 また、この日は高校生に運動の趣旨を伝えようと早朝、通学時間に合わせてJR新宮駅でも啓発を展開。近畿大学附属新宮高校・中学校の生徒会も活動に参加し、電車から降りてくる高校生に「20歳未満の飲酒はやめよう」と呼びかけた。

(2023年4月23日付紙面より)

街頭キャンペーンに参加した皆さん=21日、新宮市佐野のスーパーセンターオークワ南紀店
啓発物資を手渡し、ルールの順守を訴えた
早朝には、高校生に対し運動の趣旨を伝えた=同日、JR新宮駅
2023年04月23日
3 4年ぶりの花火開催決定
 台船使わず那智漁港で打ち上げ  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町花火大会実行委員会(串俊男会長)は20日、令和5年度の第1回実行委員会を同町役場で開いた。新型コロナウイルスの影響で、中止となっていた夏の風物詩である花火大会が今年8月11日(金・祝)、4年ぶりに開催されることが決定した。会合では、台船を使用せず、最大号数を5号玉とした花火を、那智漁港の突堤から打ち上げるなどの事務局案が承認された。

 同大会は平成19年に町民手作りの花火大会として復活し、夏の恒例行事となっている。コロナ禍で、第13回の大会開催後は中止となっていた。

 会合の冒頭で、大会長の堀順一郎町長や同実行委員会の串会長は、町民に喜んでもらえる大会を実施したい旨を伝えた。

 今大会では、天候と海況による延期や中止のリスクを減らすため、台船を使用しないこと、それにより、約140万円の削減ができることがメリットとして挙げられた。

 デメリットでは、保安距離の観点から、従来の最大号数「10号玉」の打ち上げができず、最大が5号玉になることや、那智漁港側に来場者が集約、代替駐車場確保の必要性などがあるとした。

 そのほか▽予算はコロナ禍も考慮し、協賛金や寄付金の集まりが予想できないため、前回より約400万円減額して計上▽昨年同様に今年秋・冬ごろに、町主催の花火大会を開催▽夏の花火は「追善供養」、秋・冬の花火は「観光誘客」が目的▽プロポーザルは行わず、昨年秋の大会を担当した岐阜県の業者に随意契約を行う―などの事務局案が示された。協議の結果、全て承認となった。

 委員からは「4年ぶりなので、観光の起爆剤となるためにも、他地域に負けないものにしてほしい」「前回は10号玉をどれくらい打ったのか」「最大5号でも、大きくきらびやかに見せる業者じゃないといけない」「業者はこれまで通りに2年ごとのプロポーザル方式で選ぶべきでは」などの意見が挙がった。

 事務局は「打ち上げ位置の変更や寄付金減額などに伴う予算も考慮しつつ、大会の詳細や花火の構成は、業者や実行委員会と協議し、進めていく」「前回は10号玉は20発」「今回は最大が5号玉。発数は維持し、きらびやかに演出したい」「昨年11月の花火はプロポーザル方式で前述の業者に決定した。この業者の当町における実績を考慮し今回、事務局案を提出した」と答えた。

 業者の選定では、事務局案について多数決で賛否を問い、賛成多数で承認された。なお、大会の開催は町ホームページで周知するほか、協賛金の協力なども呼びかけていくとした。

(2023年4月23日付紙面より)

4年ぶりの花火大会開催が決定(2019年の大会の様子)
花火大会の詳細について協議=21日、那智勝浦町役場
2023年04月23日
4 リサイクル本コーナーを設置
 まなびの郷、ふるさと資料館に  (紀宝町 )

 紀宝町立図書館は、町生涯学習センターまなびの郷ふれあいゾーンと、田代公園内のふるさと資料館「みどりの里」にリサイクル本コーナーを設置した。5月31日(水)までで、気に入った本があれば持ち帰りできる。

 利用対象は紀宝町内在住、在勤に限る。来館の際は本を入れる袋などを持参し、検温、手指消毒などに協力すること。

 役目を終えた本を有効活用するため、2施設にリサイクルコーナーを設けた。現在、両施設に並ぶリサイクル本は雑誌、文庫本、手芸本などで、今後さまざまなジャンルの本を追加するという。

 初日の22日、まなびの郷には雑誌や小説、盆栽大百科、総合百科事典など1000冊近くが並び、訪れた人たちは目当ての本や気に入った本を持ち帰っていた。

 開館時間は、まなびの郷が午前9時から午後9時まで、ふるさと資料館は水曜日~日曜日の午前9時30分から午後2時30分まで。

 問い合わせは、同図書館(電話0735・32・4646)まで。

(2023年4月23日付紙面より)

リサイクル本が並ぶまなびの郷ふれあいゾーン=22日、紀宝町鵜殿
2023年04月23日
5 地元勢が団体・個人で活躍
 三輪崎少年剣道大会  
2023年04月23日
6 1位に池上徹さん  写連新宮支部4月例会  
2023年04月23日
7 再エネ100%目指す  宣言に参加、和歌山で初  (三和建設株式会社 )
2023年04月23日
8 勧誘受け加入を検討  新入学生にクラブ紹介  (新翔高校 )
2023年04月23日
9 健康づくりの案内役に  会員に協力を呼びかけ  (新宮市食生活改善推進協 )
2023年04月23日
10 京城跡の形状などを紹介  パンフレットを配布中  (紀宝町 )
2023年04月23日
11 親子で音楽、楽しんで  子育て支援セでコンサート  (紀宝町 )
2023年04月23日
12 ウツボが釣れたぁー!!  下里小が春の磯遊び  (那智勝浦町 )
2023年04月23日
13 17人に有権者の審判  いよいよ23日、投開票  (新宮市議選 )
2023年04月18日
14 新宮市内をハイキング
 JR西と東海がイベント  

 JR西日本とJR東海の合同ハイキングイベントとして、「世界遺産のまち新宮・熊野のまちなみめぐり」が15日、新宮市であった。雨天の中、参加者が順次、JR新宮駅に降り立ち、新宮市内の観光名所を歩いて巡った。

 JR西日本は「ふれあいハイキング」、JR東海は「さわやかウォーキング」の名称で、同様のハイキングイベントを沿線各所で実施しており、今回は合同実施することになった。双方ともに参加者カード(アプリ)があり、参加するとポイントが付与される。たまると景品と引き換えてもらえる。

 今回は、スタート、ゴールともに新宮駅とするコースで、距離は約5㌔。徐福公園、阿須賀神社、新宮城跡、仲之町商店街、香梅堂、熊野速玉大社、神倉神社、浮島の森を巡って新宮駅へと戻る。所要時間は約2時間20分を見込んだ。

 合同企画ということもあり、通常より多めの参加ポイントが付与された。名古屋方面、大阪方面の両方面からの参加を見越して、受付時間は午前8時50分から午後0時10分までとなっていた。両方面からの特急到着時間を念頭にした時間設定だった。配布する記念品も用意されていた。

 雨天ということもあり、参加者は分散して訪れた。受付でマップを受け取り、コースへと出発した。愛知県名古屋市から参加した、会社員の瀬王清隆さん(44)は「この(さわやかウォーキング)イベントにはよく参加している。今回は、せっかく世界遺産の場所に来たので、神社をゆっくりと参拝しながら巡ろうかな」と話した。

 また、新宮駅のホームでは「子供制服体験」も行われた。JR西日本とJR東海の両方の制服が用意され、子どもが試着を、保護者が撮影を楽しめるようになっていた。

  □     □

■出店で特産品販売も



 イベントの実施に合わせ、新宮市観光協会による「しんぐう駅マルシェ」も開かれた。柏堂切畑屋、観光協会と徐福公園、瀞峡めぐりの里熊野川、エンゼルが出店し、菓子や軽食、地域特産品などを販売してにぎわせた。

(2023年4月18日付紙面より)

案内を受け出発するハイキング参加者=15日、新宮市徐福のJR新宮駅
しんぐう駅マルシェで特産品を販売した
2023年04月18日
15 地域や子どもたちに感謝 春の例大祭締めくくる「渡御祭」 (熊野本宮大社)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の例大祭「本宮祭」が16日、渡御祭(とぎょさい)で締めくくられた。晴天に恵まれ、神を移した神輿(みこし)と時代行列が社殿から旧社地の大斎原(おおゆのはら)まで練り歩き、斎庭(さいてい)神事が営まれた。

 主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)(スサノオノミコト)などを祭り、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭り。主祭神が「我を祀(まつ)るに母神(イザナミノミコト)をも祀れ」と命じたという故事から、熊野市の花の窟(いわや)から母神を迎え、挑花(ちょうばな)と呼ぶチョウを付けた菊の造花を奉じて鼓・笛・旗をもって祭りを行うようになった。

 今年は、新型コロナウイルス感染対策を講じつつも、4年ぶりに従来の規模で斎行。なお、渡御祭は15日に斎行予定だったが、雨天のため日程を変更して執り行われた。

 神木の榊(さかき)を手にした神職を先頭に、天狗(てんぐ)や修験者、稚児など約200人の行列が続いた。ほら貝や笛の音が響く中、4年ぶりとなる子ども神輿、桜神輿、本神輿が「わっしょい」の掛け声とともに渡御。参道やまちなかには、地域住民や観光客らの笑顔が広がった。

 大斎原では地元小中学生が「大和舞」「八咫烏(やたがらす)舞」を奉納し、子どもたちによる御田植神事、父と子の八撥神事が行われた。熊野修験道の採燈大護摩、餅ほりもあり、多くの人でにぎわった。

 斎庭神事を終え、九鬼宮司は「多くの方々に協力いただき、コロナ禍以前の形で斎行することができた」と関係者や地域住民、参列者らに感謝。

 「全国的に少子化が進むが、本祭は子どもの協力がないと成り立たない。子どもたちには改めて感謝を伝えたい」と拍手を送った。

(2023年4月18日付紙面より)

総勢約200人の行列が渡御=16日、田辺市の熊野本宮大社
2023年04月18日
16 「テントサウナ最高」
 飛雪の滝キャンプ場で体験会  (紀宝町 )

 サウナテントの聖地、紀宝町浅里の飛雪の滝キャンプ場で16日、サウナ体験会「Hisetsu Sauna Festival」が開かれた。サウナ初体験の来場者らが、深いリラックス状態になることを意味する〝整う〟を堪能した。

 春の二大イベントの第2弾。高温のロシア式サウナ「モルジュ」、フィンランド式サウナ「サボッタ」など3種類のテントサウナを無料で体験できる催し。お菓子と飲料水のプレゼントもあった。

 キャンプ場は2019年2月からフィンランド製のテントサウナを導入し、大自然の中で体験できるサウナとして注目を集めている。

 この日は晴天に恵まれ、訪れた人たちは30分ほどのテントサウナで汗を流し、水風呂代わりの滝つぼに入り、ここでしかできない体験を満喫した。体験した男性は「テントサウナも滝つぼも初めて。最高に気持ち良かった」と話していた。

 キャンプ場では、29日(祝・土)~5月6日(土)のゴールデンウイーク期間中、千葉、東京、京都、大阪、兵庫などからの宿泊客でコテージやテントサイト、研修室の宿泊施設、テントサウナの予約が全て埋まっているという。

(2023年4月18日付紙面より)

テントサウナを楽しむ=16日、紀宝町浅里の飛雪の滝キャンプ場
2023年04月18日
17 企業協賛得て800㌔
 七川漁協が稚アユ放流  (古座川町 )

 古座川町の七川漁業協同組合(中田善和組合長)が14日、管内流域で稚アユ800㌔の放流に取り組んだ。

 県内水面漁業協同組合連合会が事業委託する、資源増強を目的とした取り組み。七川漁協は600㌔を標準としてその年の放流量を計画しているが、今年も大手釣り具メーカー「株式会社シマノ」が協賛し200㌔分を上積みして稚アユを調達した。

 この日は組合員ら約30人が集合。届いた稚アユを▽古座川本流400㌔▽古座川支流平井川300㌔▽同支流添野川100㌔―と割り当て、手分けして放流用ホースやバケツリレーでそれぞれの河川各所へ分散放流した。

 県内水面漁連によると、今回の稚アユは海産と人工産が半々で、おおむね体長約10㌢、体重8㌘強、匹数に換算して10万匹弱。中田組合長は海産を本流、人工産を支流に充てて様子を観察し、必要であれば冷水病対策アユの追加放流も検討するとしている。

 七川漁協管内のアユはアマゴと並ぶ管理対象魚で、今年の漁(友釣り)の解禁日は6月3日(土)と設定。中田組合長は「ここ最近の取り組みで本漁協の認知も年々広まってきている。伴って増える釣り客の皆さまのための環境を保つことは並大抵の努力ではないが、組合員一同で頑張っている。今年も管内流域へご来場いただき、満足していただければ何より」と話し、この日の放流の指揮に励んでいた。

 七川漁協管内でアユ漁をする場合は、七川漁協が発行する鑑札が必要(日券2000円など、18歳以下は年齢が確認できる書類提示で無料)。問い合わせは管内の赤いのぼりを立てたおとり店や七川漁協(電話0735・77・0063)まで。

(2023年4月18日付紙面より)

届いた稚アユをバケツに小分けする七川漁協の組合員ら=14日、古座川町添野川
川に放流する
2023年04月18日
18 新宮が3回戦進出
 近大新宮は初戦敗退  (春季高校野球和歌山県予選 )
2023年04月18日
19 6チームが頂点目指す
 スポ少野球東牟婁大会が開幕  
2023年04月18日
20 670人が熱戦を展開
 第24回三輪崎少年剣道大会  
2023年04月18日
21 今日はタケノコパーティー  宇久井小学校の5年生  (那智勝浦町 )
2023年04月18日
22 不正大麻・けしを撲滅  発見したら通報を  (新宮保健所 )
2023年04月18日
23 カマツカの花が満開  昆虫の訪花も多く  (那智勝浦町 )
2023年04月18日
24 こいのぼりを制作  手形や絵のうろこ貼る  (中央児童館 )
2023年04月18日
25 黄色い花が鮮やかに満開  大江敏之さん宅のツツジ  (那智勝浦町 )
2023年04月18日
26 木本、タイブレークで敗れる  春季東海地区高校野球三重県大会  
2023年04月18日
27 通学路歩きながら学ぶ  紀宝署が1年生に指導  (神内小 )
2023年04月18日
28 高齢者の支援事業開始  タクシー券や購入費など補助  (紀宝町 )
2023年04月18日
29 会員47人が技量を競う  田辺で射撃大会  (県猟友会東牟婁支部 )
2023年04月18日
30 杉山亮さんを迎えてライブ  こどもの読書週間にちなんで  (かんりん文庫 )
2023年04月18日
31 1週間の激戦に突入  定数15に17人立候補  (新宮市議選 )
2023年04月18日
32 お悔やみ情報
  
2023年04月07日
33 芸の道で67年、クマノザクラ植樹
 「みっちん」に感謝状  (新宮市 )

 新宮市の通称・大王地(だいおうじ)にある「ほほえみ」の「みっちん」こと髙橋美智子さんは3月21日、同市熊野川町の道の駅「瀞峡街道熊野川」にクマノザクラ5本を植樹した。美智子さんの82歳の誕生日である4月4日、田岡実千年市長が植樹に対して感謝状を贈った。

 かつて新宮の花街だった大王地で舞妓・芸者として活躍した「みっちん」。佐藤春夫や中上健次など新宮の文化人と交流があったことで知られており、屈託のない笑顔や人柄、長年の研さんによって裏付けられた「芸」に魅了され、開高健、西條八十、大鵬、北大路欣也など多くの著名人が美智子さんに会うために大王地を訪れた。

 現在は娘の有紀さんが経営する「ほほえみ」で、変わらない笑顔で客を迎えている。

 感謝状は、同日夜に同市井の沢のユーアイホテルで開催された「ほほえみ20周年・みっちん舞妓から67年」を祝うパーティーの席上において、サプライズで贈呈された。

 来賓の田岡市長はあいさつで、約50年前に国道168号沿いに美智子さんが植え、中上健次が「ミッチン桜」と命名したソメイヨシノを紹介。「民間の人が簡単に植樹を行える時代ではなかったと思う。みっちんが植えた桜は、毎年のようにきれいな花を咲かせ、多くの人の目を楽しませている」。

 今回の植樹に対して「クマノザクラは当地方の観光のツールの一つになる桜。当市の観光の要の一つである熊野川の道の駅に植樹してくださった。50年前からまちづくりにご尽力を頂いていることに心より感謝したい。みっちんは新宮の宝です」と伝えた。

 感謝状を受け取った美智子さんは「こんなんもらえるなんて思わなんだよ」と笑顔。閉宴に当たって、有紀さんは「コロナ禍には誰もお客さんが来なくなった。皆さん、会社や部下、お友達、家族など大切な人がいらっしゃる人たち。来てね、って言えない。でも、顔を出してくれたり、お米や野菜などを届けてくれたりしていっぱい助けていただいた。みんなに支えていただいていると心がいっぱいです」と感謝を伝えた。

 道の駅に植えられたクマノザクラは、来年3月にはきれいなピンク色の花を付けるそう。美智子さんは今後も、市内の観光スポットへの植樹を続ける予定だという。

(2023年4月7日付紙面より)

田岡実千年市長(左)が「みっちん」こと髙橋美智子さんに感謝状を贈った=4日、新宮市井の沢のユーアイホテル
髙橋美智子さんが植えたクマノザクラ=新宮市熊野川町の道の駅「瀞峡街道熊野川」
2023年04月07日
34 高校生が手続きをサポート
 マイナポイント申請の町民に  (御浜町 )

 地域貢献を目的に、県立木本高校のJRC部が5日、御浜町役場でマイナンバーカード取得に係るマイナポイントの申請手続きをサポートした。

 町では、住民の利便性、行政サービスの向上に向けて行政手続きのデジタル化を進めており、おととしから庁舎内にマイナポイント申し込みの特設ブースを設置。職員が手続きをサポートしてきたが、昨年からはサポート希望者が増え、最近では1日10人ほどに上っているという。

 パソコンやスマートフォンの操作が苦手な高齢者らをサポートしようと、ボランティア活動などを通じて地域社会への奉仕を実践するJRC部が協力した。この日は部員20人のうち、3年生の榎本由埜部長と赤阪菜月さんが訪問。マイナンバーカードの仕組みや申し込み手続きなどを町職員から教わり、申請手続きに訪れた町民のパソコン入力などを手伝い、申し込みを完了させた。

 JRC部によるサポートは今回が初めてで、町企画課の森本良典さんは「オンライン化で便利になった一方、パソコンなどに不慣れな人への支援が課題となっている。今日は高校生に地域課題解決の取り組みを感じてもらえたと思う」と話していた。

(2023年4月7日付紙面より)

高校生2人がマイナポイントの申請手続きをサポート=5日、御浜町役場
2023年04月07日
35 オリジナルの婚姻届
 ピンク地に「めはりさん」  (新宮市 )

 新宮市は4月より、オリジナルの婚姻届の使用を始めた。背景は薄いピンクで、新宮市の公式ツイッターキャラクター「めはりさん」が描かれている。

 市民窓口課によると、他のいろいろな市町村でオリジナルの様式の婚姻届が使用されていることから、新宮市もPRにつながればと作成した。すでに市民の認知が進んでいる「めはりさん」も、図柄への採用が決まった。新しい婚姻届に「かわいい」との声が届いているという。

 新宮市役所の市民窓口課、各支所・行政局で受け取れるほか、市のホームページからもダウンロードできる。婚姻届は住民票や本籍のない市町村でも提出ができるが、新宮市で提出する場合は希望すれば、記念にカラーコピーしたものを渡す。市は「めはりさんもデザインされたオリジナルの婚姻届が、届け出を出されるお二人の記念になれば」と話している。

 なお、新宮市では昨年、婚姻届の提出は80件だった。

(2023年4月7日付紙面より)

市のPRになればと使用を開始した=5日、新宮市役所
新しい婚姻届
2023年04月07日
36 1㌧を管内流域各所へ分散
 本年度1回目の稚アユ放流  (古座川漁業協同組合 )

 古座川漁業協同組合(大屋敏治組合長)が6日、管内流域各所で本年度1回目の稚アユ放流に取り組んだ。

 県内水面漁業協同組合連合会の事業委託を受けて行う資源増強を目的とした取り組み。本年度も放流規模1・5㌧で計画をしていて、この日はそのうちの1㌧を管内流域へ分散放流した。

 おおよその内訳は▽佐本・大鎌100㌔▽三尾川300㌔▽明神230㌔▽小川370㌔―で、届いた海産稚アユの大きさは10㌢前後。残り500㌔は5月上旬に町内の児童の協力を得ながら放流する予定という。

 同組合は2月14日実施の砕波帯調査で良好な流下状況を確認していて、以降始まった天然遡上の量もここ2~3年ではかなり多いと組合員複数から情報が集まっている。

 これら状況から例年並みの放流総量で様子を見るとし、大屋組合長(66)は「今年は県中部以北の流下が不調のようで、その分釣り客は県南部に集まると期待している。天然遡上は例年にない絶好調。後は稚アユが無事大きく育つことを願うばかり」と語った。

  □     □

6月1日からアユ漁を解禁



 古座川漁協管内流域のアユは管理対象魚で、漁をする場合は同組合発行の遊漁券〈鑑札〉を購入(18歳未満は証明書を提示して無料入手)し、遠目にも見える形で身に着けることが必要となる。購入先など詳細は、同協会公式ホームページの内容を参照。

 アユ漁の漁期は6~12月で、友釣り漁から順次各漁が解禁される。問い合わせは古座川漁協(電話0735・72・3800)まで。

(2023年4月7日付紙面より)

管内流域へ海産稚アユを放流する古座川漁協の組合員=6日、古座川町鶴川
2023年04月07日
37 50人が練習の成果競う
 第48回又新杯ソフトテニス大会  
2023年04月07日
38 2大会で好成績収める
 和道流空手道新宮支部  
2023年04月07日
39 545人がエントリー
 23日、奥熊野いだ天ウルトラマラソン  
2023年04月07日
40 小中学校で新学期始まる  一斉に1学期の始業式  (熊野・南郡 )
2023年04月07日
41 新生活に胸を躍らせ  うどの幼稚園で入園進級式  (紀宝町 )
2023年04月07日
42 サクラの花見を楽しむ  長谷サロン「さくら」が誕生  (紀宝町 )
2023年04月07日
43 初期消火の重要性再確認  「丹鶴ホール」職員らが訓練  (新宮市 )
2023年04月07日
44 桜愛で食事や会話楽しむ  いきいきサロン三四朗  (那智勝浦町 )
2023年04月07日
45 春の味覚「タケノコ」満喫  宇久井海と森の自然塾  (那智勝浦町 )
2023年04月07日
46 7人が新生活スタート  太地こども園で入園式  
2023年04月07日
47 元気に楽しく遊んでね  正明保育園で入園式  (新宮市 )
2023年04月07日
48 芳香を漂わせて昆虫を誘う  各地でフジの花咲き始める  (串本町 )
2023年04月07日
49 町職員黙とうささげて哀悼  トルコ地震発生から2カ月  (串本町 )
2023年04月07日
50 棄権せずに投票を  振興局職員が街頭啓発  (和歌山県議選 )
2023年04月07日
51 お悔やみ情報