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2017年12月20日
1 来年度から新総合計画
 審議会が2月答申へ最終調整  (新宮市 )

 第9回新宮市総合計画審議会(会長・足立基浩和歌山大学経済学部教授、20人)が18日、市福祉センターであった。まちづくりの最上位計画で、期間は来年度から10年間。田岡実千年市長の諮問機関である審議会は来年2月に答申する。

 総合計画は市の将来目指すべき都市像を示す「基本構想」(長期10年)、具体的施策について体系化した「基本計画」(中期5年)、具体的な事業や規模などを示す「実施計画」(短期3年)で構成。審議会が答申を出すのは「基本計画」まで。

 この日委員たちは、市が示した基本計画(素案)の政策目標▽安心・安全に暮らせるまち▽安定した雇用を生み出すまち▽魅力ある文化がつなぐにぎわいのまち―の3項目で意見を述べた。防災関連の意見が多く「防災訓練をより実践的にするために抜き打ちにしてはどうか」「ペットの避難所をしっかりと明記してもらいたい」「ソーラーパネルを設置した土地の土砂崩れ対策を」などの声があった。

 災害時の飲料水確保のため井戸水への「ろ過装置」設置に補助金を出す提案があり、当局は現在、個人へは補助金を出せないが、自主防災組織へなら可能と説明した。

 そのほか、市民でも場所が分からないと「新宮市新宮」の住居表示の早期変更、商店街の活性化を促す条例の設置、プレミアム商品券の拡大などを求める意見があった。当局は今回の意見も持ち帰り、再度計画を検討し、修正する。

 総合計画について市は来月に市民説明会(4カ所)、議員説明会、パブリックコメントを予定。1月29日(月)に第10回審議会を開く。

(2017年12月20日付紙面より)

第9回新宮市総合計画審議会=18日、新宮市福祉センター
2017年12月20日
2 オリジナルしめ縄作り
 これまでと違う新年を  (北山村 )

 北山村立村民会館で15日、手作りしめ縄講座が開催され定員の15人が参加した。講師は北山中学校教諭の金哲弘さん(38)。参加者は各自で縄を編むところから飾り付けまでを行うオリジナルしめ縄作りを楽しんだ。

 材料は金さんが用意した脱穀後のもち米の稲穂(わら)やシデ、同村の山で調達したウラジロやマツボックリ、ジャバラやタチバナの実、金銀や紅白の水引、花のモチーフなど。

 最初に2本のわらをよってしめ縄を結ぶためのひもを数本作る。続いてわら10本を1束としたものを3束用意し、2束を足で押さえてねじりながら編み、編みあがったものにもう1束をねじって編み込んでしめ縄用の縄ができる。

 参加者らは金さんの説明と実演を手本に縄を編み、約30分で縄が出来上がった。金さんは出来上がったひもと縄を使用した輪型、船型など数種類のしめ縄の作り方を、しめ縄と飾りの由来や意味などを交えながら説明した。

 型の選択や飾り付けは各自が自由に行い、オーソドックスにシデとジャバラのみ、水引で鶴を作る、自分で用意したデコレーションを飾るなど、それぞれに熱中して約2時間でしめ縄が完成した。

 今年初めて参加したという荒井恵理さんは「わらを触ったこと自体が初めてで新鮮でした。お正月飾りを自分で作ったことでこれまでと違う新年を迎えられそうです」と話した。

(2017年12月20日付紙面より)

わら2束を器用に足で押さえて編む参加者ら=15日、北山村立村民会館
2017年12月20日
3 大門坂清掃活動
 3LCが合同で環境保全例会  (那智勝浦町 )

 ライオンズクラブ(以下LC)国際協会335―B地区10リジョン2ゾーンは17日、那智勝浦町市野々の熊野古道・大門坂で環境保全例会に取り組んだ。ホストの勝浦LC(須川晴夫会長)、新宮LC(宮本昌幸会長)、串本LC(尾﨑和貴会長)の3LCから約50人が参加した。

 3LCはこれまでも同じゾーンとして会員交流を深めてきたが、昨年度から一歩踏み出し合同で環境保全活動に取り組んでいる。この日は時折雪のちらつく中、大門坂登り口から、熊野那智大社までの古道周辺のごみなどを回収した。清掃後には、同大社に参拝し祈とうを受けた。

(2017年12月20日付紙面より)

3LC合同で環境保全=17日、那智勝浦町の熊野古道大門坂(提供写真)
2017年12月20日
4 河川美化たたえ知事表彰
 池野山地区河川愛護会に  (和歌山県 )

 和歌山県の平成29年度優良河川愛護団体表彰(知事感謝状)の伝達式が18日に東牟婁振興局串本建設部であり、管内の池野山地区河川愛護会(代表・垣秀志池野山区長)が贈呈の誉れを受けた。

 この表彰は、河川愛護思想の普及や河川美化活動に功績がある団体をたたえ、いっそうの取り組みを奨励するのが狙い。対象とする河川愛護団体は県内で307団体が結成されていて、本年度はその中の9団体が優良団体として選ばれた。

 池野山地区河川愛護会は平成4年に結成され、翌5年から活動を始めた。今年は7月と11月に池野山川とその支流・池野頭谷川の草刈りやごみ飛来などの美化に各120人規模で取り組んだ。道の駅虫喰い岩や池野山公園の完成を機に一帯をさらに親しまれる場にしようと、同会の母体・池野山区が昨年4月にサクラの苗木を植樹。その育苗にも意識を向けている。

 表彰式は11月に県庁であったが同会は欠席したため、この日に同部の東照久部長から伝達を受けた。東部長は「最低限の対応はできるが、限られた職員で日々の全体管理はとてもしきれるものではない。それだけに地元の皆さんの力添えはとてもありがたく、感謝に堪えない」とたたえ、垣代表は「地域の美化は自分らが本来やるべきことでもある。それをこのように表彰していただいたのは、地区民にとって励みになる大変ありがたいことだ」と述べ、伝達に感謝した。

(2017年12月20日付紙面より)

東照久部長から知事表彰の伝達を受ける垣秀志代表(左)=18日、東牟婁振興局串本建設部
2017年12月20日
5 上秋津少年野球クラブが優勝
 ジョン・ケンドリック旗争奪少年野球大会  
2017年12月20日
6 串本少女バレーが準優勝
 熊野三山小学生バレーボールフェスタ  (新宮バレーボールスポ少も3位に )
2017年12月20日
7 「大逆事件」など学ぶ 新宮市で真言宗と企業連が人権研修 
2017年12月20日
8 サンタさんがやってきた!!  那智勝浦町「エスト」  
2017年12月20日
9 健康のための食生活 新宮市、ゆうゆうクラブ女性部が講習会 
2017年12月20日
10 61年ぶりに「鯨踊」披露 三輪崎郷土芸能保存会、全国民俗芸能大会で獅子神楽と 
2017年12月20日
11 2人の横顔紹介 那智勝浦町長選、立候補者にインタビュー 
2017年12月20日
12 小・中学生が見た那智勝浦、太地のいい所  ふるさと自慢写真コンクール入賞作品紹介㊤  
2017年12月20日
13 全紙大で絶景作品を披露 串本町姫出身の井上澄男さん個展 
2017年12月20日
14 大規模災害に備え 串本町、警察と海保が合同で訓練 
2017年12月20日
15 21人が適切な使い方を学ぶ 古座川町、動物追い払い用花火講習会 
2017年12月20日
16 12月定例会一般質問③  串本町議会  
2017年12月20日
17 現職、新人の一騎打ち 那智勝浦町長選、師走の町で舌戦開幕 
2017年12月20日
18 お悔やみ情報
  
2017年12月06日
19 におわないブリで新商品
 地元と健康にこだわり開発  (新宮港埠頭 )

 新宮市三輪崎の新宮港埠頭株式会社食品部(シングウポートフーズ)はこのほど、地元にこだわった食材で作ったブリ商品を開発した=写真。今月9日(土)午前10時から正午まで、港内の株式会社食縁本社工場前で初めて地元販売する。

 近畿大学技術の養殖プレミアムブリ「におわないブリ」を使用した商品。168時間かけて製造している薫製は、生ハム風と照り焼き風の2種類。切り身はプレーン、照り焼き、みそ漬け、酒かす漬けの4種類。刺身用ブロック、しゃぶしゃぶ用などもある。

 安全、安心をモットーに、いずれの商品も化学調味料や食品添加物を一切使用しておらず、しょうゆは新宮醤油、酒かすは尾﨑酒造など、地元産を使用している。

 同社は1978(昭和53)年9月30日に設立された新宮市の第三セクター。これまで新宮港を中心とした港湾運送、船舶代理店、貨物運送を主たる事業としてきたが、日本の「食」の多様性に注目し、食品部を設置。稚魚生産から加工販売までの「なまず養殖事業」もスタートしていて、来年の夏ごろの販売開始を予定している。

 小池けん二社長は「私のモットーは、常に先を見据え新しい視点を持つこと。人口減少・少子高齢化の波がこの地方でも大きな社会問題となり、産業の衰退は地方都市の活力を疲弊させています。この地域の新たな活力と産業の振興を図り、雇用の場を作ることが必要。地域の特産を目指した事業を興し、全国展開を図りながら、さらに地域社会に貢献する会社を育てたいと考えています」と話している。

(2017年12月6日付紙面より)

※ 小池けん二社長の「けん」は、「濕」のさんずいを取り除いた字


2017年12月06日
20 被災者に税の減免説明
 新宮税務署が説明・相談会  (新宮市 )

 新宮税務署は4日、新宮市の新宮商工会議所で「雑損控除等説明会」を開いた。台風21号などで被害を受けた人を対象とする説明会で、同市などで多くの被害があったことから開催した。被災した場合の所得税の減免制度や、住宅や家財の損失額の計算方法などについて説明した。

 災害などで住宅や家財に被害があった場合、雑損控除か災害減免法によって所得税の軽減免除を受けられる場合がある。どちらか有利な方を選ぶことができ、確定申告の際に必要書類を添付して申請する。インターネットで申告書が作成できる国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を使う際にも、被害のあった家財などの損失額を入力することで、条件に合わせて雑損控除か災害減免法の有利な方を選択できる。

 説明会では全般的な説明の他に、個別相談の時間も設けられ、申告会場に持参できる損失額計算個票の用紙も配られた。確定申告の期間は2月16日(金)からとなるが、同署では被災者を対象に事前対応も予定している。

 担当の同署個人課税部門の統括国税調査官・山田耕士さんは、「申告の時期には混雑も予想されます。まずは説明会にお越しください」と話した。

 この説明会・個別相談会は今後、5日と7日(木)に同所で、14日(木)に那智勝浦町築地の南紀くろしお商工会で開かれる予定。時間は説明会が午後1時30分~2時30分、個別相談会が午後2時30分~5時。夜間の説明会が午後6時~7時。

(2017年12月6日付紙面より)

個別相談会の様子=4日、新宮市の新宮商工会議所
2017年12月06日
21 記念の年熊野の魅力発信 奉祝式年大祭協が協力呼び掛け (本宮大社創建2050年)

 来年、創建2050年を迎える田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)の式年大祭を盛り上げようと組織された「熊野本宮大社御創建二千五十年奉祝式年大祭推進協議会」(榎本長治会長)は2日、大社瑞鳳殿で総会を開き、来年の主なイベントの事業計画案などを承認した。

 協議会は今年9月に組織。熊野本宮観光協会、田辺市熊野ツリーズムビューローなどさまざまな団体、企業など30を超える団体で組織。奉祝期間を誘客の絶好の機会として捉え、さまざまなイベントを展開し、熊野の魅力を発信しようと事業に取り組んでいる。

 本宮大社の例大祭は例年4月13日から15日に行われているが、来年は11日(水)から15日(日)までを日程として奉祝式年大祭として営む。期間中には歌手の山川豊さんや水森かおりさんらの歌唱奉納などがある。

 例年8月に行われる「八咫(やた)の火祭り」は10月13日(土)に日程を変更し、式年大祭とは別に公募した稚児による湯登神事を行う。

 3月には博物学者、小説家の荒俣宏さん、5月には演出家の宮本亜門さん、秋には作詩家の及川眠子さんの講演を計画。宝物殿の特別拝観なども予定している。

 協議会では大祭記念ロゴを製作し、ピンバッジやのぼり、記念ポロシャツの製作も進めており、さまざまなPR活動を展開していく。

 総会で協議会顧問の九鬼宮司は「地元の高校生も祭りに参加したいという声もあり、うれしい。皆さんと新たな祭りができればと考えている。何かが生まれてくると確信している」とあいさつ。榎本会長は「2050年のお祝いだけでなく、熊野の良さを発信する大きな機会と捉え、地域の観光振興につなげられたらと思う」と話し、「参加していただける団体、企業を募集している。本宮大社へ問い合わせてほしい。いろいろな方々に参加してもらい、一緒に盛り上げていきたい」と呼び掛けた。

(2017年12月6日付紙面より)

来年の事業計画などを決めた協議会総会=2日、田辺市本宮町の熊野本宮大社瑞鳳殿
2017年12月06日
22 新任の駐日トルコ大使が来町
 町長らに感謝届け親交深める  (串本町 )

 駐日トルコ共和国大使館のハサン・ムラット・メルジャン特命全権大使(58)一行が4日、串本町の田嶋勝正町長や同町立大島小学校(山本隆介校長、児童36人)を表敬訪問し、トルコ軍艦エルトゥールル号殉難将士慰霊碑に献花するなどした。

 メルジャン大使は先月17日に着任した新任の特命全権大使。今回の訪問は公務に就くにあたって慣例になっているあいさつ回りを兼ねた視察の一環で、インジ・メルジャン夫人と通訳者としてボアチ・ウリケル専門官を連れ3人で来町した。

 南紀白浜空港で役場総務課職員と合流し、公用車で同町入り。役場本庁で表敬を受けた田嶋町長は「町民を代表して歓迎する。エ号の遭難は悲しい事故だったが、当時の救難活動が今の日本とトルコの友好を築いた柱と言ってもらえることを私たちはうれしく、誇りに思っている。今も清掃や献花をしながら587人の殉難将士をお守りしているので安心してほしい。これからいいお付き合いをさせていただきたい」と述べ、メルジャン大使は「何よりもまず将士を大切にしてくれていることに感謝する。われわれも祖先への思いを胸に友好を作る努力をし、町長ともよい機会を作りたい」と応えた。

 「次の来町時には町長と一緒にダイビングに挑戦したい」など後の懇談も弾む中、田嶋町長は歓迎の一端で記念楯や日本トルコ友好マスコットキャラクター「まぐトル」のぬいぐるみ、町独自の友好のあかしとしている同碑レリーフをかたどったピンバッジなどを贈って親交を深めた。

 同町立大島小学校では、山本校長と6年生の造隼瑠菜さんがあいさつし、6年生の伊勢谷連さんと中西基樹君が花束を贈って来校を歓迎。一同で同碑とともに受け継がれる追悼歌を披露した。

 メルジャン大使は「皆さんや役場の方々が両国の国旗を振って迎えてくれたことが、串本に来て何より感動していることだ」と歓喜。同碑の清掃などを通して殉難将士を大切に守ってくれている児童を『もっとも美しい花で飾られたような友好の架け橋』とたたえて感謝し、交流の記念にと文具を贈るなどした。

 表敬後は樫野崎を訪ね、田嶋町長夫妻や樫野区の岩谷知道区長の代理で高山カヤ子さんとともに同碑に献花。メルジャン大使夫妻は樫野崎園地にある建国の父・アタテュルク像への献花を来町にあたって希望したそうで、同町も応えて段取りし実現した。併せて樫野埼灯台やトルコ記念館、遭難地点とされる岩礁(通称・船甲羅)を視察し現地説明を受けるなどした。

 夜は田嶋町長主催の歓迎夕食会に出席。町内に宿泊し翌5日に串本海中公園センターを視察するなどして同大使館がある東京へ戻った。

(2017年12月6日付紙面より)

田嶋勝正町長を表敬訪問するメルジャン大使(左から2人目)=4日、串本町串本
大島小の児童と交流する一行=4日、串本町須江
2017年12月06日
23 子の成長を願って  木葉神社「祢んねこ祭り」にぎわう  (串本町田原 )
2017年12月06日
24 年末年始のお役立ち本貸し出し  新宮市立図書館に特設コーナー  
2017年12月06日
25 カットや着付け学ぶ 県美容業生活衛生同業組合新宮支部、岩見悠紀子さん招き講習会 
2017年12月06日
26 お巡りさんの仕事知る  三輪崎、はまゆう保育園児が見学  (新宮警察署 )
2017年12月06日
27 いつまでも元気に  北山村で「げんき祭り」  
2017年12月06日
28 いざかた通りにぎやかに  なちかつクリスマスパーティー  (那智勝浦町 )
2017年12月06日
29 養殖学への理解深める  近大新宮高が水産実習  
2017年12月06日
30 本州最南端で400人競う  第18回串本グラウンド・ゴルフ交歓大会  (串本町 )
2017年12月06日
31 ふるさとの自慢の味伝えたい JA紀南、幼小中に梅干しとミカン贈る 
2017年12月06日
32 駅東口の土地寄付  福岡さん新宮市へ  
2017年12月06日
33 災害ごみ費など審議  新宮市12月議会開会  
2017年12月06日
34 お悔やみ情報
  
2017年12月05日
35 巨大ツリー試験点灯
 高さ50㍍、電飾2万球  (熊野川町 )

 紀伊半島大水害の復旧工事で伐採した熊野杉を使用した高さ約50㍍の巨大ツリーが3日、新宮市熊野川町上長井の小口自然の家広場に設置された。約2万球の電飾を取り付けていて、10日(日)から来年1月15日(月)まで点灯させる。時間は午後5時から9時まで。

 巨大ツリーは水害の犠牲者の冥福を祈るとともに復興の支援者への感謝を込めて小口文化振興会議が設置していて、今年4年目になる。これまでイベントで使用してきた高さ約28㍍の杉に、那智勝浦町川関の那智川沿いの復旧工事で伐採した杉2本を鉄板でつなぎ合わせている。木には「繋(つな)がる絆で笑顔あふれる元気な町」「姿形は見えなくても心は共にあります」などのメッセージが書き込まれている。

 水害で友人を亡くした小口地区出身の中川悟さん(58)が発案し、那智谷大水害遺族会の岩渕三千生さん(56)が協力。会員ら約20人がクレーンやロープを使って1日で飾り付けた。

 同会議は23日(土・祝)、同地で「第27回小口おもしろプレイランド」を開催する予定。事務局の丸石輝三さん(60)は「おそらく木製のツリーでは日本一の高さだと思います。たくさんの人に見に来てもらいたいです」と話していた。

(2017年12月5日付紙面より)

試験点灯された巨大ツリー=3日、新宮市熊野川町上長井
電飾を付ける会員ら=同
2017年12月05日
36 那智の滝と三重塔など紹介
 「紀伊半島」が訪れたい地域世界5位  

 オーストラリアの世界的旅行ガイドブック「ロンリープラネット」で2018年に訪れたい旅行先の5位に「紀伊半島」が選ばれた。那智勝浦町からは国内で唯一、那智の滝と三重塔、「あげいん熊野詣」の画像が紹介されており、同町観光協会でも喜びの声が上がっている。

 世界で訪れるべき上位10の国・地域・都市をロンリープラネットのスタッフらが選ぶ「Best in Travel2018」の地域編で5位に入った。県観光交流課によると熊野三山や高野山をはじめ、自然景観・温泉・伝統文化といった都市部にはない和歌山の観光地としての魅力が評価につながったという。

 1位はイギリス・北アイルランドのジャイアンツコーズウェー、2位はアメリカ・アラスカ州、3位はスロベニアのジュリア・アルプス、4位はフランスのラングドック・ルシヨン地方。

 ロンリープラネットのURLはhttps://www.lonelyplanet.com/best-in-travel/regions

(2017年12月5日付紙面より)

「ロンリープラネット」のガイドブックを持つ花井啓州那智勝浦町観光協会長
2017年12月05日
37 類のない奉仕で礼尽くす
 木葉神社「祢んねこ祭り」  (串本町 )

 串本町田原にある木葉神社(井谷正守宮司)の例祭「祢(ね)んねこ祭り」が3日に本祭を迎え、朝日遥拝行列や子守り神事など他に類を見ない奉仕の数々が氏子らの拝観を集めた。

 神功皇后養育の故事にあやかり、子安の宮として信仰を集める同神社。祭員確保の都合、例祭日は12月第1日曜日とされ、奉仕する田原区(西脇正吾区長)は今年も諸役を定めて礼を尽くした。

 午前7時に始まった朝日遥拝行列はご飯持ちみこ・垣下結菜さん(10)を先頭とし最後列で田原獅子保存会(井本悟会長)の連中が笛や太鼓ではやす中、井谷宮司(63)が振り鳴らす鈴一振りにつき一歩ずつ進行。約1時間をかけ約40㍍先にある遥拝所を目指した。

 遥拝所で井谷宮司が「遙(はる)かに東天を拝み奉る」と祭文をささげ一同で朝日を遥拝した後は、本殿前で大前の儀に臨んだ。神官の石田保・古座神社宮司が古式の修祓(しゅうばつ)「湯立ての儀」を営んで身を清めた後、子どもみこの荒木野乃子さん(9)と姉の奈菜子さん(18)が神楽「浦安の舞」を奉納。玉串をささげて主祭神への礼を尽くした。

 拝殿でお弓の儀を営んだ井谷宮司が童児・北田るきあ君(8)とみかん問答をし、大幣差しの山路和彦さん(54)と御幣差しの宮本綾乃さん(17)、関戸健二さん(49)、佐野圭志さん(46)、荒木琥太郎君(10)、西脇大貴君(9)、そして北田君がござや枕、乳房をかたどった寝具を担ぎ「ねんねこねんねこおろろんよ」と唱えながら子守りの所作を奉納。拝観者から入る野次が場を盛り上げる中、子どもみこ2人が神楽「浦安の舞」を再度ささげ、拝観者に縁起物の稲穂を授与するなどした。

 今年は拝殿での神事後に餅まきを実施。小休憩を経て境内に座を設けた田原獅子保存会が獅子係・畑野和彦さんの主導で継承する舞7種類を奉納した。若干雲が流れたものの、初冬の冷え込みもごく緩い好天に恵まれる中で例祭を納める形となった。

(2017年12月5日付紙面より)

境内東端にある遥拝所を目指して進む朝日遥拝行列=3日、串本町田原
2017年12月05日
38 大しめ縄掛け替え 本宮大社で迎春準備 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で4日、迎春準備が始まり、神門の大しめ縄と大絵馬が掛け替えられた。作業を見守った九鬼宮司(61)は「来年の御創建2050年にふさわしい美しいしめ縄を奉納していただき、身の引き締まる思い。来年も多くの方に熊野にお越しいただくことを祈っています」と話した。

 大しめ縄は紀宝町成川の榎本政子さん(84)が家族らと約1カ月かけ毎年編んでいる。コシヒカリのワラ約1200束を使っていて、長さ4・5㍍、縦約80㌢、重さ約250㌔。両脇には八咫烏(やたがらす)の形をしたしめ縄を飾っている。

 榎本さんが本宮大社の大しめ縄を作り出して今年で34年目。「いいしめ縄ができました。全体の形のバランスを取るのが一番難しいです。体力の続く限りは作り続けていきたいと思っています」と話していた。

 来年のえと「戌(いぬ)」の大絵馬(縦90㌢、横182㌢)は九鬼宮司が自ら筆書きで作成したもので、「八咫烏」の模様が入った化粧まわしを付けた白い紀州犬を描き、「悠久」の文字を書き添えている。

(2017年12月5日付紙面より)

神門のしめ縄の掛け替え作業=4日、田辺市本宮町
2017年12月05日
39 長田啓吾さん(男性)、田中景子さん(女性)が優勝 ふれあいスポフェス東牟婁・新宮グラウンドゴルフ大会 
2017年12月05日
40 学童軟式新人大会が開幕
 準決勝、決勝は17日に実施  
2017年12月05日
41 建設業組合が奉仕  那智の浜で清掃活動  
2017年12月05日
42 1年の成長を見て  白梅保のお楽しみ会  (新宮市 )
2017年12月05日
43 イルミネーション設置 新宮市、タウンガーデン、17日点灯式 
2017年12月05日
44 地域の繁栄など祈る 熊野川町、小口高倉神社で例大祭 
2017年12月05日
45 歌やダンスでにぎやかに  宇久井保育所で発表会  (那智勝浦町 )
2017年12月05日
46 「目標に向け努力を」 県立新翔高校100周年で浦東靖さんが講演 
2017年12月05日
47 つながりを作ろう  北山小が神上小と交流  (北山村 )
2017年12月05日
48 太地小でクジラの出前授業  日本鯨類研究所が講師  
2017年12月05日
49 美熊野福祉会が30周年 那智勝浦町体育文化会館で記念式典 
2017年12月05日
50 記念の100回迎える 串本町田原、農産物品評会・作品展示 
2017年12月05日
51 灯台正門左手の過密を改善 串本町樫野崎でスイセン植え替え 
2017年12月05日
52 お悔やみ情報