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2021年11月19日
1 たいまつ作りに取り組む
 生涯現役スキルアップセミナー  (新宮市 )

 新宮市生涯現役促進地域連携協議会は17日、市役所別館で令和3年度第5回生涯現役スキルアップセミナー「たいまつづくり体験」を開催した。市内在住の垣下正義さんが講師を務め、参加者11人が「御燈祭(おとうまつ)り」に欠かせない「たいまつ」作りに挑戦した。

 セミナーは市内在住55歳以上の中高年齢者が対象。和歌山労働局の受託事業として、就業や雇用を希望する企業や事業所の双方のマッチングを行い、中高年齢者の雇用促進と生きがいづくりの場への参加などの支援を実施している。

 「御燈祭り」は、熊野速玉大社例大祭「新宮の速玉祭(はやたまさい)」と合わせて国の重要無形民俗文化財(重文)の指定を受けており、新年における「火の更新」を意味する勇壮な祭り。

 例年、当日の2月6日には全国から大勢が「上(あ)がり子」として参加し、御神火を移したたいまつを手に一斉に神倉神社を駆け下りるが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から上がり子の参加が取りやめとなった。

 たいまつはヒノキの板を五角すいに組み合わせ、針金や竹ひもなどで固定。柱状部分の空洞に「バタ」と呼ばれる木切れを入れ、ヒノキを薄く削った「ハナ」を付ける。

 垣下さんは新宮生まれの新宮育ち。同市相筋で垣下建築を営む。毎年、本業の傍らたいまつを制作しており、今年は約100本を作った。

 参加者は垣下さんの指導の下、手縄の作成から作業を開始。5枚の板を組み合わせ、たいまつの形にすると結束バンドで仮固定して針金などを使って組んでいった。「バタ」を入れ、最後に80枚の「ハナ」を付けて完成させた。

 初めて参加した青山幸生さん(60)は「過去に自分で作った経験はありましたが、全く違うものでした。ひもの縛り方が難しく、出来栄えは70点。来年、御燈祭りで登れるようであれば、このたいまつを持っていきたいと思います」と笑顔で話していた。

(2021年11月19日付紙面より)

集中して作業に取り組んだ=17日、新宮市役所別館
垣下正義さん(前列左から3人目)とたいまつ作りに参加した皆さん(一時的にマスクを外して撮影)
2021年11月19日
2 全生徒で最高の文化祭に
 保護者には動画で配信  (矢渕中 )

 紀宝町立矢渕中学校(竹原巧校長、生徒236人)は17日、町生涯学習センターまなびの郷で文化祭を開催。各学年の舞台発表、合唱コンクールなどを繰り広げ、動画投稿サイトのユーチューブ配信を通じて保護者に学習成果を届けた。

 本年度は新型コロナウイルス感染防止の観点から文化祭を動画配信のみとし、20日(土)の授業参観で部活動や各教科の展示会を開く。

 オープニングは生徒会役員7人が演劇を披露し、文化祭のテーマ「矢渕の文化祭高(ぶんかさいこう)~一人ひとりの個性で創るアルバム~」を紹介。森本琉其会長(2年)が「思い出に残る文化祭にしましょう」と呼び掛けた。

 竹原校長のあいさつに続き、吹奏楽部の5人が「4つの古い舞曲」「ストレンジユーモア」を演奏。美しい音色が場内を包んだ。得能朱里部長(2年)は「3年生7人が引退して初めての演奏だったので緊張したけど、楽しかった。少ない人数ですが、これからも聞いてくれる人に『楽しい』と思ってもらえる演奏をしたい」と話していた。

 玉置ましろさん(1年)が「竜之介先生走る!を読んで」、池内結加さん(2年)が「インターネットの正しい使い方」、小栗須釉椛さん(3年)が「願い」と題した作品を発表した。

 1年生は約600枚の紙で作ったモザイクアートを飾り、2年生は職業インタビューの成果を発表、3年生は舞台劇「つなぐ~未来への第一歩~」を披露した。各クラスによる合唱コンクールもあり、これまで練習してきた歌声を響かせた。

(2021年11月19日付紙面より)

文化祭での合唱コンクール=17日、紀宝町生涯学習センターまなびの郷
演奏を披露する吹奏楽部
初の文化祭でモザイクアートを発表した1年生
2021年11月19日
3 森林の働きや大切さ学ぶ
 くしもとこども園で教室  (紀の国ふるさとづくり協議会 )

 串本町立くしもとこども園(中山紀子園長)で15日に4、5歳児66人を対象にした「キノピー教室」があり、園児は保育教諭や紀の国ふるさとづくりマスコットキャラクター・キノピーと一緒に森林の働きや大切さを教わるなどした。

 この教室は、紀の国ふるさとづくり協議会(会長=北岡功・北山村産業建設課課長)が森林の恵みと支える山村への理解と関心を深める目的で展開している普及啓発活動の一環。東牟婁振興局管内では本年度、太地こども園(10日に実施済み)、くしもとこども園、三尾川(みとがわ)保育所と高池保育所(16日に実施済み)の4施設を巡回する形で順次開かれた。

 くしもとこども園の園児はキノピー(=着ぐるみ)の登場を喜びつつ、昔ながらの木の型枠に入った大判紙芝居「みんなで森へ行こう」の読み聞かせを鑑賞。キノピーからの問い掛けに元気いっぱい答えながら、紙芝居が伝える▽スポンジのような落ち葉の土が水を蓄えきれいにして少しずつ流してくれること▽土が崩れないよう木がしっかりと根を張って支えていること▽園児と同じように森も深呼吸をして空気を作ってくれていること▽身の回りで木がたくさん役立っていること▽おいしい食べ物がたくさんありそれを必要とするたくさんの動物が森を育み広げていくこと―などの内容に親しんだ。

 その後はキノピーと握手をしたりクラスごとに記念撮影をしたりして交流。キノピーは仲良くしてくれた園児全員分の塗り絵の台紙などをプレゼントして同教室を締めくくった。

 町産業課と連携して同園へ参加の機会を届けた同局農林水産振興部林務課の玉置公晴副主査は「今日学んだ森の大切さや役割を家族にも話して広めてほしい。そのためにまずはこの教室を楽しんでもらえたら何より」と参加した園児の今後に期待した。

(2021年11月19日付紙面より)

園児に森林の役割や大切さを伝えるキノピー=15日、串本町立くしもとこども園
鑑賞後は喜々としてキノピーと交流も
2021年11月19日
4 地域で働く楽しさを学ぶ
 宇久井中2年が職場体験  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立宇久井中学校(坊信次校長)の2年生29人は15、16の両日、地域の11事業所で職場体験学習を行い、働く楽しさを学んだ。

 進路学習の一環で、働くことの意義や社会でのマナーなどを学んでもらうことが目的。

 本年度は町消防本部、町立図書館、町立宇久井保育所、宇久井漁協、三六屋、ベイサイクル、那智勝浦自動車教習所、南紀ひまわり作業所、環境省宇久井ビジターセンター、休暇村南紀勝浦、ローソン勝浦町宇久井店が学習に協力した。

 町消防本部では、消火ホースを使った消火訓練などがあり、16日には県に1隻しかない消防艇「はくりゅう」に乗船。横山蘭さんは「町にこんな船があるとは知りませんでした。3階くらいの高さからロープで降りるのが楽しかった」。湊舷貴君は「ロープワークでもやい結びや巻き結びを作るのが面白かった」と語った。

 宇久井保育所で働いた芝田葵衣(きい)さんは「保育所の頃に職場体験に来たお兄さんお姉さんたちと遊んで楽しかったので、この職場を選んだ。やることは多いですが、楽しいです」と話した。

 宇久井ビジターセンターでは山下めいさんがクラフト体験などの手伝いをした。センターの玄関口には山下さんがマツボックリやムクロジなどの自然素材で制作した4本のリースを飾り、思い出を残していた。

(2021年11月19日付紙面より)

「はくりゅう」の消火砲を操作する生徒ら=16日、那智勝浦町
園児と遊ぶ生徒=同日、那智勝浦町立宇久井保育所
2021年11月19日
5 大狗子峠整備や清掃に汗  なちかつ古道を守る会  (那智勝浦町 )
2021年11月19日
6 職員らが部落問題の基礎学ぶ  人権研修で奥田均さん  (新宮市 )
2021年11月19日
7 温泉総選挙2021  南紀勝浦温泉がエントリー  (那智勝浦町 )
2021年11月19日
8 地域の財産を守れ  地縁団体設立に向け準備進める  (新宮市三輪崎 )
2021年11月19日
9 支え合いの地域目指して  千穂第二地区住民が意見交換  (新宮市 )
2021年11月19日
10 STOP!女性への暴力  関係機関が街頭啓発  
2021年11月19日
11 移民の歴史や文化知る機会に  石垣記念館で企画展  (太地町 )
2021年11月19日
12 ATMでの携帯電話STOP  高齢者見守り隊が啓発活動  (紀宝町 )
2021年11月19日
13 1年ぶりに和気あいあいと  讃寿会グラウンドゴルフ大会  (紀宝町 )
2021年11月19日
14 学校などの現況確かめる  串本町役場で第2回会合  (串本古座高校地域協議会 )
2021年11月19日
15 最終日には書道演示も  第17回串本町民総合展  (串本町 )
2021年11月19日
16 24日に5作目をリリース  潮岬の演歌歌手・嶋幸二さん  (串本町 )
2021年11月19日
17 生徒教職員で発表楽しむ  県立串本古座高校文化祭  
2021年11月19日
18 中高8校7組が演奏で共演  第45回紀南吹奏楽のつどい  (紀南地区吹奏楽連盟 )
2021年11月18日
19 熊野の魅力発信につながれば
 後誠介さんが本を出版  (那智勝浦町 )

 「熊野からの目線で熊野を描きたいと思っていた。熊野の魅力発信につながればありがたい」。そう語るのは那智勝浦町在住で和歌山大学客員教授、南紀熊野ジオパーク推進協議会学術専門委員を務める後誠介さんだ。後さんは10日、はる書房から「熊野謎解きめぐり 大地がつくりだした聖地」を出版した。

 これまで本紙などで地質に関する記事などを発表してきた後さん。その軌跡を残すことで、熊野の魅力発信につながると考え、今回の出版に至ったという。

 書籍化する上で「自身の伝えたいことのみを情報発信する」のではなく、「熊野から離れて暮らす人や訪れたことが無い人にも熊野に触れてもらえる」ことを注意し、昨年末から進めてきた。

 本はA5判並製の120㌻カラー(ISBN978―4―89984―198―2)。税込み1430円。3章立てで、「謎解きめぐり」として展開。世界遺産や変化に富んだ海岸線を含め、大地の成り立ち深くつながる熊野の魅力をくまなく伝える内容となっている。

 第1章「熊野の霊場」では熊野の霊場や那智大滝(なちのおおたき)の成り立ちなどを解説。第2章「熊野の古道」は新宮市の高野坂や古道で見つかる貝化石などに触れ、第3章「熊野の大地のめぐみ」では、地形を生かした集落や棚田、古式捕鯨を生んだ海岸地形などにスポットを当てた。

 地名を省略せずに表記し、子どもが手に取りやすいようにふりがなに対応。ユニバーサルデザインにこだわったほか、Q&A方式を採用。写真や見出し、コラム、イラストでその事柄がイメージできる工夫も行った。

 本の構成について提案や助言を行った同町在住の新聞記者・須川達也さんと、キャラクターやマップ、イラストを描いた新宮市在住のアーティスト・平野薫禮(ぐれ)さんに対し、「お二人のおかげで本を完成することができた」と感謝。

 後さんは「歴史と文化がつながり、色濃く残る熊野が詰まった一冊となった。ジオパークガイドや観光ガイド、語り部の方々にも読んでいただきたい。それによって、多くの人々に熊野の魅力が広がると思う。そうなれば幸いです」と語った。

 本は東京や大阪をはじめ、和歌山県内の各書店で販売しているほか、通販サイトのアマゾンでも購入できる。

(2021年11月18日付紙面より)

「熊野謎解きめぐり 大地がつくりだした聖地」を出版した後誠介さん=1日、那智勝浦町狗子ノ川
熊野の魅力が詰まった一冊
2021年11月18日
20 大辺路沿いに残る近代建築
 西山修司さんが旧チャップマン邸で講話  (新宮市 )

 新宮市丹鶴の旧チャップマン邸で14日、「紀の国わかやま文化祭2021」地域文化発信事業「和歌山の文化の今昔~熊野古道と近代建築~」があった。建築史家の西山修司さんが講話。聴講者らは西村伊作(1884~1963年)や近代建築への学びを深めた。

 世界遺産に登録されるためには文化財に登録されている必要がある。事業は、地域にある近代建築物を活用し、それぞれの地域の話題をテーマに地元の人などを講師に迎えて実施することで、近代建築物含む文化財の掘り起こしと保全・活用する機会を考えるとともに多様な人々が交流を図り、また世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録箇所の拡大に向けた追加登録への機運を高めることなどを目的に実施。県内各所で講演会やフィールドワークなどが展開されている。

 「大辺路沿いに残る近代建築と西村伊作について」を題目に開催された旧チャップマン邸では、主催者を代表して県世界遺産マスターで「熊野古道」を世界遺産に登録するプロジェクト準備会の小野田真弓さんがあいさつした。

 西山さんは「世界遺産はもちろん大切だが、広範囲にマイナーなものも大切にして地域の魅力をレベルアップさせることが必要。歴史的な建物は地域づくりに役立てるべき」と思いを語った。

 「近代建築は幕末から戦前までの洋風建築」と定義し、近代建築、近代和風建築、近代化遺産の違いなど、近代建築の基礎知識について説明。

 田辺市の「赤別荘」、「旧田辺市警察署」(現在はレストランとして使用)、串本町の「樫野埼灯台」、古座川町の「互盟社」、那智勝浦町の「懸泉堂」、伊作が設計した「日本基督教団紀南教会」、「那智勝浦港郵便局(旧大同銀行那智勝浦支店)」、新宮市の「三輪崎青年会館」、「旧西村家住宅」など、大辺路沿いに残る近代建築を紹介し「貴重な建築物を残してくためには地域の人が声を上げていくことが必要」と訴えた。

 西山さんは「大正時代にグローバルな視点が広まり、公的な部分は洋風化が進んだが私的な部分は昔のままだった」と解説し、伊作について「『これから世界に生きる日本人の私生活はどうあるべきか』を考え、教育や新しい住まいの在り方を訴えた」などと説明した。

(2021年11月18日付紙面より)

西山修司さんが地方に残る近代建築について話した=14日、新宮市丹鶴の旧チャップマン邸
2021年11月18日
21 船の仕事や串本の海学ぶ
 太田小児童ら海の教室で  (串本町 )

 串本町内で15日に国土交通省など主催の海の教室があり、那智勝浦町立太田小学校(上地巳奈子校長、児童20人)が参加して海の仕事を教わり、串本の海とそれにまつわる灯台や日本とトルコの友好を学ぶなどした。

 この教室は、同省勝浦海事事務所と紀南海運協会、近畿海事広報協会が連携し、青少年の海に対する関心を高める目的で毎年実施。本年度は下里小、宇久井小、熊野川小、太田小の4校を対象にして順次開かれた。

 うち前3校は那智勝浦町・太地町コース(県漁連勝浦市場~紀の松島めぐり~太地町立くじらの博物館)を巡りつつ、同事務所による海の仕事講座を受講して海への関心を培った。

 実施最終となった太田小は串本町コースでの参加を希望し、串本海中公園センターで同事務所の名越正典次長ら職員と合流。職員の大薮晃介さんによる同講座を受講し、知っている船の種類をみんなで思い出した後、海に囲まれた国・日本の暮らしを支える船の仕事(=海運業)に注目し国内流通で約半分、海外流通に至っては99・7%(いずれも重量換算)もの物資が船を使って運ばれていることやそのおかげでみんなの生活が成り立っていることなどを教わった。

 以降は海の体験で、午前中は同センターで半潜水型海中観光船や海中展望塔越しに日本最初の海中公園(現・海域公園)の一つに選ばれた串本の海をじかに観察。同センター水族館が飼育している串本の海の主な生き物やバックヤードも見学して、身近にある海で成り立っている豊かな自然への理解を深めた。

 昼食休憩を経て、午後は樫野へ移動。田辺海上保安部の協力で船舶の安全な航行を促す樫野埼灯台を内部も含めて見学し、同部からのサプライズ企画で巡視艇むろづきによる運航演示も見学。トルコ記念館でトルコ軍艦エルトゥールル号遭難事件や後に深まる日本とトルコの友好史の一端などにも触れたという。

(2021年11月18日付紙面より)

暮らしを支える船の仕事(=海運業)を教わる太田小児童ら=15日、串本海中公園センター
2021年11月18日
22 来年3月から分娩予約休止
 新宮市立医療センター  

 新宮市立医療センターは、令和4年3月1日(火)から、同院産婦人科において分娩予約を休止すると発表した。休止期間は新たに体制整備ができるまでの間。

 地域の中核病院として、年間約300件の分娩を行ってきた同院産婦人科。分娩予約の休止は常勤医師2人のうち1人が退職することが決定したことに伴うもの。現在、県、病院、市当局、市議会では、全力で医師の確保に努めているが、現段階で後任の医師の確保が困難な状況にあるという。

 同院は、引き続き産婦人科医師の確保に努めていくとし、「後任の医師が確定していない状況下では、安全で安心な医療の提供が担保できず、苦渋の決断。地域住民の皆さまには大変ご迷惑、ご心配をお掛けいたしますこと、ご理解賜りますようお願い申し上げます」とコメントを寄せている。

(2021年11月18日付紙面より)

来年3月から分娩予約を休止する新宮市立医療センター
2021年11月18日
23 松實大地君が全国選抜へ
 全国少年少女レスリング選手権大会  (新宮ジュニアレスリングクラブ )
2021年11月18日
24 子どもたちに魅力伝える
 ガールズサッカーフェスティバル  
2021年11月18日
25 城南中が団体で近畿大会へ 県中学校新人卓球大会 
2021年11月18日
26 板谷観来さんが全国へ
 男子団体は近畿大会出場権を獲得  (新宮高校弓道部 )
2021年11月18日
27 円滑な避難のために  二区が避難路を整備  (那智勝浦町 )
2021年11月18日
28 若き経営者たちが成果を発表  ネクスタディオーナープレゼン  (新宮市 )
2021年11月18日
29 市職員らが人権の知見深める  部落解放・人権夏期講座  (新宮市 )
2021年11月18日
30 会員の力作68点が並ぶ  新宮愛蘭会の展示会  (新宮市 )
2021年11月18日
31 子どもたち自慢のお店が並ぶ  「くまのクエスト」初開催  (新宮市 )
2021年11月18日
32 租税教育の推進に貢献  王子ヶ浜小と太地小に感謝状  (新宮・東牟婁 )
2021年11月18日
33 134人がプレーし交流 潮岬で町老連グラウンドゴルフ大会 (串本町)
2021年11月18日
34 雑賀和さんに税務署長賞  税に関する高校生の作文  (串本古座高校 )
2021年11月18日
35 美術家と一緒に制作に挑戦 三尾川小でアート・ワークショップ (和歌山芸術文化支援協会)
2021年11月18日
36 タイへ甘い温州ミカンを  JA伊勢統一選果場で輸出検査  (御浜町 )
2021年11月18日
37 e―Taxの利用を  尾鷲税務署長が呼び掛ける  (紀宝町 )
2021年11月18日
38 「三人娘激励大会」に40人  グラウンドゴルフ大会  
2021年11月18日
39 町議選初の無投票  現職8人、新人2人が当選  (御浜町 )
2021年11月18日
40 手でお話しましょう  初級手話教室始まる  (紀宝町 )
2021年11月18日
41 サツマイモ約120㌔収穫  熊野川中2年生が芋掘り  (新宮市 )
2021年11月18日
42 景色や交流楽しみウオーク  ニュータウン熟年クラブ  (那智勝浦町 )
2021年11月18日
43 支え合いの気持ち養って  神倉小4年生が点字教室  (新宮市 )
2021年11月18日
44 「警察官ってかっこいい」  三輪崎保が警察署見学  (新宮市 )
2021年11月18日
45 きれいな町の景観保つ  渚の会が清掃活動  (那智勝浦町 )
2021年11月18日
46 お悔やみ情報
  
2021年11月09日
47 虹を浴び、光り輝く年に 熊野本宮大社で絵馬完成 

 田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で8日、来年のえと「壬寅(みずのえとら)」の大絵馬と小絵馬が完成した。大絵馬は12月2日(木)に、大しめ縄と共に大社神門に掲げられる。

 スギ材などで作った大絵馬は、横232㌢、縦117㌢。九鬼宮司が8月半ばごろから構想を練り、制作に着手した。太陽を背にした白虎が、先を清眼として見据える構図で、全体を包み込む形で虹を描いた。

 「人々が未来に向かって進み、皆にとって光指す一年であるように」と思いを込め、「一筋の道」と「光」の文字を揮毫(きごう)した。

 新宮、白浜、紀伊田辺、周参見のJR各駅に掲げる小絵馬には、同じく太陽を背に先を見据える虎の姿。それぞれのまちのキャッチフレーズから印象的な単語を抜粋し、そこから着想を得た色で「蘇」の文字を書き入れた。

 新宮駅には24日(水)、紀伊田辺、白浜、周参見駅には26日(金)に授与する。旅の安全を願い、南紀白浜空港にも大絵馬を贈る予定。

 九鬼宮司は「新型コロナウイルス感染症の影響で多くの人の生活が一変した。今年もコロナ禍の中で年を越すが、来年こそは自分の歩む道が定まり、虹を浴びながら光輝く一年であってほしい」と絵馬に込めた思いを語った。

(2021年11月9日付紙面より)

「光輝く一年に」。絵馬を完成させた九鬼家隆宮司=8日、田辺市の熊野本宮大社瑞鳳殿
2021年11月09日
48 「佐藤春夫から中上健次へ」 コーナー開設記念し公開講座 (熊野大学)

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で6日、市立図書館中上健次コーナー開設記念公開講座「佐藤春夫から中上健次へ―日本近代文学の百年」があった。熊野大学(松本巌理事長)主催。文芸評論家の高澤秀次さん、市立佐藤春夫記念館の辻本雄一館長、中上健次(1946~92年)の長女で作家の中上紀さんが、新宮が生んだ2人の文豪について講話した。

 「試験もない、校舎もない、校則もない。誰でもいつでも入学でき、卒業は死ぬ時」という熊野大学は1990年、中上によって設立。中上の逝去後は、遺志を受け継いだ有志たちが中心となって活動を続けている。

 中上が亡くなった月でもある8月のセミナーには例年、墓参りも兼ねて全国から多くの中上文学ファンが熊野地方を訪れるが、台風や新型コロナウイルスの影響で3年連続の中止に。

 このたびは市文化複合施設の完成に伴い新図書館に「中上健次コーナー」が新設されたことを記念し開催に至った。

 開催に当たり、松本理事長は生前の中上との交流や、熊野大学設立の経緯などを説明し「立派な施設と、立派な中上健次コーナーができた。健次のことを広く知ってもらえることをありがたく思っている」。

 紀さんは同コーナーの概要を紹介。「コーナーに近づくと生前最後の映像といわれるビデオが流しっぱなしとなっており、誰でも映像で健次の姿を見て声を聞くことができる。健次も喜んでくれていると思う。今日はセミナーではないが、3年ぶりの熊野大学の発信。短い時間だが皆さんと一緒にどっぷりと空気に浸りたい」とあいさつした。

 来年2022年は春夫(1892~1964年)が生誕して130年、中上が逝去して30年を迎える。辻本館長は「芥川賞を受賞する前、健次は『佐藤春夫のばい菌が満ちあふれている』と小説を書くきっかけについて話していた。文学的な風土がある、と。2人の文学は新宮と熊野の風土や歴史と深い関わりがあったのでは」と言及。

 「健次が亡くなった時、『近代文学は終わった』という言い方を報道などでよく目にした。春夫と健次の間の100年は近代文学の100年にぴったり重なるが、健次は近代文学そのものを批判して物語を展開していたと思う」と見解を述べた。

 高澤さんは「日本近代文学を2人に象徴させて語ることは決して奇抜な方法ではない」と述べ、日本近代文学の歴史について説明。中上の著書「枯木灘」について文学評論家の江藤淳(1932~99年)は「この作品によって自然主義文学の理想は達成された」と評価したと紹介した。

 また、主人公が被差別部落出身であることを告白したのちテキサスに渡るまでを描いた島崎藤村の「破戒」に関して「中上はカミングアウトして逃げていると、新宮の地で批判を展開した。そのことは日本近代文学に放った第一の矢だと思っている。物語と小説の関係性を問いただした作家であった」。

 春夫については「当時の日本文学の最前線だった。日本の自然主義文学から逸脱したモダンで実験的な小説を書いた」と評価。熊野地方から大石誠之助をはじめとする6人が連座した「大逆事件」(1911年)以降、日本文学は大きく方向転換したとし「(2人は)近代文学を問いただした作家であり、難関を突破し難関(『大逆事件』)を前にたじろいだ作家」であると述べた。

 また、中上が春夫に対し「『大逆事件』を回避している。熊野を真正面から書いていない」と批判したことに対し「佐藤春夫というターゲットがいなければ展開されなかった」と言及。

 対し辻本館長は、春夫の短編「砧(きぬた)」では直接「大逆事件」に触れてはいないものの、「大塩事件」(大塩平八郎の乱)の熊野に与えた影響が述べられているとし「『大逆事件』の後遺症の影が投影しているのでは」と話した。

(2021年11月9日付紙面より)

高澤秀次さん(右)と辻本雄一・市立佐藤春夫記念館長が2人の文豪を論じた=6日、新宮市の「丹鶴ホール」
熊野大学公開講座の様子
中上紀さん
2021年11月09日
49 平和な未来に歩み誓う
 コロナで延期の成人式に75人  (熊野市 )

 熊野市は7日、成人式を催した。対象の新成人は154人。うち75人が参列した。りりしい背広姿や華やかな振り袖姿で会場の熊野市民会館=木本町=に集い、旧知の友人たちとの再会を喜び合いながら、成人として恥じない行動とこれからの活躍を誓い合った。

 紀北町から紀宝町までの2市3町の成人式は、コロナ禍の影響で全てが11月に延期。熊野市も例年なら1月3日に開催していたがこの日、感染拡大防止のために簡素化して東紀州地区トップの開催となった。中村天音(あまね)さん(21)=2015年、木本中卒=が司会を務め、倉本勝也教育長は式辞の中で、これまでとは違った形の式の開催に理解を求めながら、「自分や家族など大切な人や地域の人を守るため、コロナ感染防止の行動を」と注意を促した。

 河上敢二市長は高校生時代に何度か熊野を訪れ、大リーグ・エンゼルスでも投打二刀流の大活躍で人気沸騰の大谷翔平選手を例に、「夢に向かって努力を。夢はかなうものではなく、かなえるもの。努力すれば夢が近づく」と述べ、人生の大海原にこぎ出す若者たちを激励した。

 新成人を代表して濵中良輔さん(21)=15年、有馬中卒=が誓いの言葉。育ててくれた両親、家族、友人、先生方、地域の人々の温かい支えに感謝しながら、「将来は教師として、大好きな熊野市に恩返ししたい」と希望を語り、「新成人として感謝と思いやりの心を忘れず、平和な未来に向かって歩んでいく」と誓った。

 式後は校区別に記念写真の撮影。市民会館前でも友人同士が互いに写真を撮りながら、話に花を咲かせていた。無事に司会を終えた中村さんは「緊張した。仲の良い友達が来られなくて残念だった」と振り返った。

(2021年11月9日付紙面より)

国歌を斉唱する新成人=7日、熊野市木本町の市民会館
誓いの言葉を述べる濵中良輔さん
2021年11月09日
50 津波想定し高台へ避難
 那智勝浦町で統一津波避難訓練  

 那智勝浦町は6日、「令和3年度町内統一津波避難訓練」を町内各地で実施した。今回は町内19地区が参加。発生が懸念される南海トラフ巨大地震を想定し、住民らは津波から身を守るため高台などに避難した。

 2014年に和歌山県が発表した同町の被害想定の死者数は、南海トラフで1万1700人、三連動地震で5200人。さらに津波避難困難地域に指定される地区が多いことから町では避難路整備や津波避難タワーの建設などを進めてきた。

 訓練は発災時に「必ず避難行動を取る」「情報の伝達」「避難所運営」などの行動を住民が実行できるように取り組んでいるという。八反田地区では自主訓練のみ行った。

 訓練では南海トラフ巨大地震が発生し、震度6弱~7でマグニチュード9・1を想定。午前9時3分に訓練を告げるサイレンと放送が行われた。

 参加した勝浦四区の住民は、町立勝浦小学校敷地内に造成された高台へ避難した。この高台はかさ上げと造成によって4000平方㍍の平地が確保されており、災害時には多くの町民が避難できる。今年7月から着工し、同校が夏休み期間中に工事が進められた。訓練での使用は今回が初めて。

 この日は勝浦六区も同校敷地内で実施。町内3カ所に一時避難することになっている同区はその内の1カ所として避難を行った。

 四区では避難した区民の受け付け後、発電機の使用訓練や町災害対策本部への情報伝達訓練に取り組んだ。区民にはハザードマップや非常用持ち出し袋に備蓄する必要物のリスト、避難カードなどが配布された。

 同区防災部長を務める梶信隆さんは「災害はいつ発生するか分からないので心構えが必要。まずは避難することを念頭に置いてほしい」。

 楠本修一区長は「常に防災意識を持って日常生活を送ってほしい。そのための訓練」と語った。

 なお、この日は町民が964人、町職員6人、新宮警察署から3人が訓練に参加した。

(2021年11月9日付紙面より)

高台へ避難する住民ら=6日、那智勝浦町立勝浦小学校敷地内
避難した区民の受け付けなどを行った
2021年11月09日
51 野菜摂取など測定機会提供  道の駅で健康増進イベント  (串本町 )
2021年11月09日
52 選手27人の登録得て初動  ジュニア駅伝チーム結団  (古座川町 )
2021年11月09日
53 8校7組が演奏響かせる  串本で2年ぶりにつどい  (紀南地区吹奏楽連盟 )
2021年11月09日
54 新宮城跡を英語で案内しよう  英会話とガイドの知識吸収  (新宮市 )
2021年11月09日
55 こども食堂再開に向け寄贈  木原造林がクローバーの家に  (新宮市 )
2021年11月09日
56 元気いっぱい種目に挑戦  たづはら保で運動会  (新宮市 )
2021年11月09日
57 豊富な出店でにぎわう  太田の郷でフリーマーケット  (那智勝浦町 )
2021年11月09日
58 劇や落語で成長見せる  市小ふれあい祭り&秋祭り  (那智勝浦町 )
2021年11月09日
59 育てたサツマイモを収穫  秋空の下で芋掘り大会  (成川保 )
2021年11月09日
60 5カ月ぶりに集いの場再開  鵜殿地区で「かわりない会」  (紀宝町 )
2021年11月09日
61 お悔やみ情報
  
2021年11月06日
62 八咫烏や中村氏を知るきっかけに
 八咫烏シンポジウム  (那智勝浦町 )

 第36回国民文化祭、第21回全国障害者芸術・文化祭那智勝浦町実行委員会は3日、那智勝浦町体育文化会館で「八咫烏(やたがらす)シンポジウム」を開催した。八咫烏に関する講演などが行われたほか、同町出身で、日本サッカー協会創立100周年を機会に日本サッカーの礎に貢献した中村覚之助氏の名誉町民顕彰セレモニーも実施され、121人の来場者が祝福した。

 「紀の国わかやま文化祭2021」地域文化発信事業の一つであるシンポジウムは、熊野信仰のシンボルである八咫烏を広く周知し、八咫烏を通して熊野の魅力を発信することが目的。

 開会に先立ち、堀順一郎町長があいさつ。はじめに日本ヤタガラス協会会長で国際熊野学会代表委員の山本殖生さんが「熊野の八咫烏伝承の魅力」と題し講演した。

 三足の意味や古代中国や高句麗の神話、神武天皇の系譜などに触れ、「平安には八咫烏の名前が出ている。日本書紀や古事記によると、大きな鳥や偉大な鳥と読み取れる」と述べた。

 山本さんは「豊かな自然・山・川・滝・海」「文化的景観として、自然と人間」「聖地の要件」「日本第一大霊験所」が八咫烏の生息環境と位置付けし、他界観や再生観、死生観、宗教観、世界観など、熊野の象徴が八咫烏であると締めくくった。

 熊野三山参詣曼荼羅(まんだら)絵解き「協演」では、熊野本宮語り部の会の谷口佳子さん、新宮市観光ガイドの会の西浦康代さん、熊野那智ガイドの会の生熊みどりさんがそれぞれの絵解きを行った。

 筑波大学附属高校教諭で日本ヤタガラス協会副会長の中塚義実さんが「日本サッカーの始まりと中村覚之助―JFA100周年にあたって―」を講演。「サッカーの始まりと日本への伝来」「中村覚之助の功績と日本サッカーのあゆみ」「JFAのシンボルマークをめぐって」について解説した。

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■名誉町民顕彰セレモニー



 中村氏は1878年に旧那智村浜ノ宮で生まれ、1900年に東京高等師範学校(現筑波大学)に入学。「アッソシエーション・フットボール」を翻訳し、日本初のサッカー指導書を編さんした。さらには日本初となるサッカーチームを創設し、国際試合も実施。28歳の若さで逝去した。

 それらの功績をたたえようと、今年9月の町議会で同町二人目の名誉町民に推挙され、全会一致で同意された。

 名誉町民顕彰セレモニーでは、中村氏の兄・亀一氏の孫に当たる中村統太郎さんも出席。中村さんは「名誉町民に選んでいただき、この上ない喜び。親族として誇りに思う」と喜びを語った。

(2021年11月6日付紙面より)

名誉町民顕彰セレモニーに出席した皆さん=3日、那智勝浦町の体育文化会館(一時的にマスクを外して撮影)
八咫烏や中村覚之助氏について学びを深める来場者
2021年11月06日
63 知事メッセージを伝達
 子供・若者育成支援強調月間  (新宮・東牟婁 )

 「子供・若者育成支援強調月間」(内閣府が主唱)に伴う「知事メッセージ」の伝達式が4日から29日(月)にかけて新宮市、東牟婁郡の各地域で行われる。初日の4日には、東牟婁地方青少年育成県民運動推進委員連絡協議会の畑林守さん、木村康史さん、横山政博さんらが新宮市役所を訪れ、青少年健全育成に協力を求める仁坂吉伸和歌山県知事のメッセージを読み上げ、田岡実千年市長に手渡した。

 青少年を正しく、心豊かに育成する機運を盛り上げようと毎年実施している。メッセージでは「新型コロナウイルス感染症対策に伴うさまざまな制約により、閉鎖感や孤立感を感じている子ども・若者がいる。また、いじめや不登校、児童虐待や引きこもりのほか、SNS(会員制交流サイト)におけるトラブルやインターネットの長時間利用など、子ども・若者に関するさまざまな問題を解決するためには、家庭・学校はもちろん地域全体で取り組まなければならない」などと協力を呼び掛けている。

 伝達を受けた田岡市長は同協議会の子どもたちの健全育成を目指す取り組みに感謝を示し「SNSやインターネットの普及など、便利になりすぎているが故に今までとは違った問題も起きていると感じている。引き続き子どもたちの成長のためにご協力いただければ」と求めた。

 横山さんから、県ではSNSをはじめとするインターネット上のトラブルから子どもたちを守るためにネットパトロールを行い、各市町村教育委員会と学校が情報を共有しているなどと紹介。

 田岡市長はインターネット上におけるいじめや誹謗中傷などの発生を危惧し「地域が一緒になって子育てしていくことが一番大事」。委員らと課題や現状などを話し会いながら今後の連携強化を図った。

(2021年11月6日付紙面より)

田岡実千年市長(右から2人目)に理事メッセージを伝達する(左から)横山政博さん、木村康史さん、畑林守さん(右端)=4日、新宮市役所
2021年11月06日
64 「マリア大家族」を胸に
 マリア保が創立50周年  (新宮市 )

 新宮市野田の保育所型認定こども園「マリア保育園」(三浦恒久園長)で3日、創立50周年式典が開かれた。式典実行委員会や保護者会、同窓会、職員ら約40人が出席し、記念となる節目を祝った。

 同園は、神に愛されている他者と自分を知り、人を愛する人間に育つことを目的に、新宮聖公会に併設する形で1971年11月に開設。地域の保育事業の一端を担い、これまで1723人の子どもたちが巣立った。97年の25周年時には、当時の園児や職員らがさまざまな品物をタイムカプセルに入れて埋設し、将来の夢を託した。

 式典では、坂口涼・保護者会長、阿万卓也・実行委員長、杉浦資史・同窓会長があいさつ。コロナ禍で無事に催しが開催できたのは三浦園長はじめ職員、保護者の他、多くの人たちのおかげと感謝し、坂口会長、阿万実行委員長はそれぞれ「この伝統を引き継ぎ、次の世代に継承していきたいと思いますので今後ともご支援、ご協力をよろしくお願いします」などと述べた。

 続いて97年当時の園児だった清原孝太さん、元職員の西和美さん、現職員の松原美恵教諭が、同園でのそれぞれの体験や思い出を語り、笑顔で振り返った。

 中盤には、運ばれたタイムカプセルが25周年当時に役員を務めていた森光治さん、久保正彦さん、清原直樹さんによって開けられると、中から将来の自分に向けての手紙や記念ポスター、園児たちの絵などが取り出され、出席者から大きな拍手が送られた。

 午前には、同園教会で感謝礼拝が行われ、聖歌や説教などで神様に感謝の祈りをささげた。

 阿万実行委員長から記念品を受け取った三浦園長は「97年当時に園長を務めていた大川誠さんは人とのつながりを大事にしていた。100周年に向かって、子どもたちに寄り添っていけるよう『マリア大家族』の思いを胸に、これからも頑張っていければ」と話していた。

(2021年11月6日付紙面より)

式典に出席した皆さん=3日、新宮市野田の保育所型認定こども園「マリア保育園」(一時的にマスクを外して撮影)
長い時を経てタイムカプセルが開けられた
三浦恒久園長
2021年11月06日
65 成功する起業の筋道考える
 串本で創業セミナー実施  (広域商工会東牟婁協議会 )

 串本町商工会館で1日夜、研修会「2021ビジネスを始める人のための創業セミナー」があり事前申し込みの6人と同町商工会事務局の職員(経営指導員など)5人が受講して成功する起業の筋道を考えるなどした。

 この研修会は、北山村・古座川町・串本町・南紀くろしおの4商工会で結成する広域商工会東牟婁協議会(森川起安会長)主催。本年度伴走型小規模事業者支援推進事業の一環で、今回は商工会の経営指導員による事後フォローの利用を前提にして管内5市町村が認定する特定創業支援事業の要件となる4分野(経営・財務・人材育成・販路開拓に該当する研修の修了)を網羅する3時間講習を計画し、受講無料、先着順で参加を呼び掛けた。

 対象は経営の基本を学びたい人、独立開業を目指す人、創業後5年未満の人、副業を検討している人。講師は株式会社紀の州コンサルティング・三和社会保険労務士事務所代表の濱田智司さんが務めた。

 この日は全国労働保険事務組合連合会和歌山支部も同席。まず日本政策金融公庫田辺支店が同公庫の概要と創業計画書の記入内容、各種融資制度を紹介し、以降は濱田さんが自他の経験を例示しつつ起業する場合にしてはならないことやするべきことを一通り説明して起業の志を着実に成功へとつなげる考え方や進め方を11人に託した。

(2021年11月6日付紙面より)

起業の志を成功へと結び付ける発想を伝える濱田智司さん=1日、串本町商工会館
2021年11月06日
66 仲間の声援受け全力で
 東牟婁地方中学校秋季陸上競技大会  
2021年11月06日
67 東牟婁地方中学校新人大会③
 サッカー・バレーボール  
2021年11月06日
68 秋の恵みを収穫  丹鶴幼が芋掘り体験  
2021年11月06日
69 仲間と笑顔で一致団結  下里小・保合同運動会  (那智勝浦町 )
2021年11月06日
70 選手たちの頑張りに感謝  宮井教頭が「高校優秀指導者章」受章  (新宮高校 )
2021年11月06日
71 手口や注意点学ぶ  熟年クラブで詐欺被害防止講座  (那智勝浦町 )
2021年11月06日
72 市教委にパソコンなど寄贈  みくまの農業協同組合  (田辺市本宮町 )
2021年11月06日
73 こて塗り絵、盆栽、絵画、寒蘭  喫茶きよもんで一斉展示  (那智勝浦町 )
2021年11月06日
74 男女とも矢渕中ペアが優勝  県中学新人ソフトテニス選手権南郡予選  ( )
2021年11月06日
75 オンラインで工場見学  車が完成するまでの工程学ぶ  (成川小 )
2021年11月06日
76 初期消火訓練に取り組む  新宮紀宝道路の建設業者4社が  (紀宝町 )
2021年11月06日
77 12月に町総合防災訓練  自主防災組織連絡協議会  (紀宝町 )
2021年11月06日
78 各種目の結果まとまる  町内小学校連合運動会  (古座川町 )
2021年11月06日
79 興味促して活動終了  わくわく地学探検隊  (串本町 )
2021年11月06日
80 おもちゃや手遊び楽しむ  移転後初のおでかけひろば  (串本町 )
2021年11月06日
81 50㍍リレーの計測に挑戦  潮岬こども園かけっこ教室  (串本町 )
2021年11月06日
82 トンボが見た熊野の自然  「丹鶴ホール」で熊野学パネル展  (新宮市 )
2021年11月06日
83 お悔やみ情報