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2019年03月29日
1 人権守る大きな一歩に
 手話言語条例が制定  (新宮市 )

 新宮市議会(屋敷満雄議長、15人)は3月定例会最終日の28日、「新宮市手話言語条例」を満場一致で可決した。東牟婁郡・新宮聴覚障害者協会の倉脇正史会長は「ここからがスタート。これからも活動をしていくためにご協力いただければ」と手話で伝えた。

 「市手話言語条例」は、手話が言語であるとの認識に基づき、手話の理解と広がりをもって地域で支えあい、手話を使って安心して暮らすことができる地域社会を目指すもの。5年ほど前から、手話を言語として普及させるための条例制定の動きが全国的に広がっており、同協会は市役所新庁舎建設中に、聴覚障害者らに配慮するよう市に要望を出していた。以後、当局や関係者にも機運が盛り上がりこのたびの制定へとつながった。

 上田勝之議員は、特筆されるのは「学校における理解の促進」の項目が明記されたことであるとし「子どもの時から手話を通じて、『聞こえない』という障害がどういうものか、そしてその人たちの生活がどういうものかを知り、学び、理解を深めることで、ろう・聴覚障害者の皆さんが社会生活を営む上で人権が守られる大きな一歩となる」と賛成討論。「手話は言語」であることを市民に知ってもらわなければならないと強く訴えた。

 条例可決について、元会長の辻山尚美さんは「ようやく条例が決まり、とてもうれしい気持ちでいっぱい。市民の皆さんに手話を覚えたいという気持ちや知識を持っていただき、理解してもらえることを願っている」と述べ、「命に関わる場合もあるため、すぐに手話通訳士が呼べるような配慮をいただければ」と喜びの表情を浮かべた。

(2019年3月29日付紙面より)

東牟婁郡・新宮市聴覚障害者協会の皆さん=28日、新宮市役所
2019年03月29日
2 従来以上の機動力に期待
 救助ボートなど追加配備  (串本町消防本部 )

 串本町消防本部(寺島正彦消防長)が27日、新たに導入した水難救助ボート積載車の本格運用を始めた。同ボートは県内初となる硬質ウレタン注入型で、寺島消防長は従来以上の機動力による迅速果敢な救助の展開を大いに期待している。

 この車両は▽水難救助ボート(硬質ウレタン注入型)▽船外機(30馬力)▽小型クレーン付き積載車(4㌧トラック)―を一式とした内容で、導入費用は約1200万円。従来の同ボートの老朽化に伴う追加配備で、今後は新しい方をメイン、従来の方をサブとして運用するという。

 新しい同ボートは、空気の代わりに硬質ウレタンを注入することでフロートに穴が開いたり破れたりしても沈まない特性を発揮。同時に船体の剛性も高まり、従来に比べ安全性と操縦性が向上しているという。その性能を生かすため従来の約3倍のパワーを発揮する船外機を採用し、時速約40㌔での航行を実現。同ボートと船外機を合わせた重量は270㌔あり、迅速な進水や離水を可能にするため、積載車は小型クレーン付きとしている。

 この日は同町消防防災センターで配備式を行い、寺島消防長は「長い海岸線を管轄に持ち、ダイビングに磯釣り、海水浴などのマリンレジャーが盛ん。災害が起こったときに求められる消防需要は高く、私たちもそれに対応しなければならない。このような資機材を最大限に活用して消防救助技術の向上を図り、住民の安全安心につなげていきたい」と訓示し、一日も早い操船の習熟を期待した。

 引き続き同町くじ野川にある橋杭漁港で取扱訓練を行い、しぶきを上げて旋回するなど従来よりも速度が出る同ボートの扱いの習熟に努めた。同ボートは主に串本消防署が運用する形になっていて、訓練に臨んだ職員は簡単には沈まない特性で暗礁や漂流するがれきへの注意が軽減される分、思い切った救助に臨みやすいなどの印象を語った。24時間体制での出動を実現するため三つ設けている警防班の全てが、この車両を取り扱える状況にあるという。

(2019年3月29日付紙面より)

新たに導入した水難救助ボートの取扱訓練に臨む職員=27日、串本町くじ野川
2019年03月29日
3 4月1日からJA伊勢に
 JA三重南紀など合併  

 御浜町阿田和に本店を置くJA三重南紀は4月1日(月)、JA伊勢(度会町)、JA鳥羽志摩(志摩市阿児町)と合併し、伊勢農業協同組合(JA伊勢)としてスタートする。

 農産物の輸入自由化、農畜産物価格の低迷、農業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加、正組合員の減少などにより、今後、経営環境が一層厳しさを増すと予想されることから、安心して営農や生活ができるよう合併を決めた。合併後の組合員は県内で2番目に多い約4万9千人となる見込み。

 JA伊勢を存続させ、JA鳥羽志摩とJA三重南紀は解散する。本店はJA伊勢に置く。伊勢市、鳥羽市、志摩市、尾鷲市、熊野市、御浜町、紀宝町など県の約37%にあたる広大なエリアが活動区域となる。ミカンやイチゴ、伊勢茶など全国市場でも人気の名産品が多く、JA三重南紀では「三重南紀みかん」をタイへ輸出している。

 JA三重南紀は本店の名称が三重南紀地区本部に名称が変更となるが、各支店は変わらない。「合併後も地域農業の振興、組合員の営農活動を支援し、『三重南紀みかん』のブランド化、地産地消の推進など、継続的な取り組み、農業者の所得増大に努めます」としている。

 合併に伴うシステム移行作業のため、3月30日(土)と31日(日)はJA三重南紀管内のATMが終日休止となる。問い合わせは各JA窓口まで。

  □     □

 各種取り扱いは次の通り。

■通帳、キャッシュカード、JAカード

 通帳は現在の口座番号に変更はないが、窓口での通帳取引は4月1日以降、切り替えが必要となる。口座を開設した各支店窓口に通帳を持参する。県内JAバンクのATM、キャッシュカード、JAカードは今まで通り利用できる。

■振込、口座振替

 必要な手続きはJAで行い、給与振り込み、年金振り込み、公共料金などの口座振替は従来通りとなる。

■共済証書

 現在契約中の共済はJA伊勢に引き継がれるため、効力は変わらない。証書は旧JAのままとなるが、満期金や事故共済受け取りの際に必要となる。

(2019年3月29日付紙面より)

合併して地区本部となる現在のJA三重南紀本店
2019年03月29日
4 チューリップが見頃に
 「下里とも子ガーデン」  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町の「下里とも子ガーデン」で、春の花が咲き始めた。今年は世話人代表の岩本カナエさんらが、チューリップを500球に増やし、色とりどりの花を咲かせた。チューリップは今週末までが見頃。

 同ガーデンは、元の持ち主だった笠松とも子さんの遺志を継ぎ、近くの住民らのボランティアで管理している。この時季のガーデンの花は他に、ヤグルマソウ、キンセンカ、ナノハナ、ムラサキハナナなど。丸い花壇の回りにはシバザクラが咲きそろい、6月のアジサイの季節まで、入れ替わり立ち替わりさまざまな花が楽しめるよう工夫されている。

 岩本さんは「近所のメンバーだけでなく、笠松さんを慕っていた方たちが、他の地区から手伝いに来てくれます。ありがたく思います」と話していた。

(2019年3月29日付紙面より)

チューリップや春の花が見頃を迎えた=25日、那智勝浦町の「下里とも子ガーデン」
2019年03月29日
5 各入賞花決まる  紀州愛蘭会「春蘭展示会」  
2019年03月29日
6 まちの安心安全目指し  刺又40本を配布  (新宮市暴力追放協議会 )
2019年03月29日
7 変わらぬ理念を誇りに  『太地水産共同組合の百年』を発刊  (太地町 )
2019年03月29日
8 みんなで焼きたて味わう  「くまっこ」で春のイベント  (新宮市熊野川町 )
2019年03月29日
9 思い出を胸に園舎巣立つ  きたやま保育所で卒園式  
2019年03月29日
10 優しい気持ちを忘れずに  白梅保・たづはら保で卒園式  (新宮市 )
2019年03月29日
11 適切な消火活動に感謝  火災の初期消火表彰  (新宮市 )
2019年03月29日
12 教職員の人事異動 公立小中学校 
2019年03月29日
13 新宮市の人事異動②   
2019年03月29日
14 町内外の7チーム対戦  川口で町長杯GB大会  (古座川町 )
2019年03月29日
15 北海道鵡川高球児も協力  橋杭の防砂ネットを撤去  (南紀串本観光協会 )
2019年03月29日
16 3月定例会一般質問④  串本町議会  
2019年03月29日
17 町指定文化財「京城跡」写真展  ふるさと資料館で開催中  (紀宝町 )
2019年03月27日
18 浸水被害解消に向け
 市田川大規模内水対策部会合  (新宮市 )

 2017年10月の台風21号豪雨を受けて発足した熊野川減災協議会「市田川大規模内水対策部会」の4回目の会合が25日、新宮市役所であった。今般の会合を経て「市田川流域大規模浸水対策計画」を策定。同部会は今月をもって閉会し、今後は熊野川減災協議会において年に1度、各機関による対策の進捗(しんちょく)管理や達成状況およびその効果などを確認し、早期に目標が達成できるよう努めていく。

 同部会は、市内を流れる市田川沿いの水害の原因を究明するとともに軽減対策を考えようと、昨年1月22日に発足。4回にわたり、より効果的な浸水対策を総合的、一体的に推進するために、ハード・ソフト対策を短期的、長期的事項に取りまとめる計画案を協議していた。委員は国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所の堤英彰所長、気象庁和歌山地方気象台の山田尚幸台長、和歌山県県土整備部の髙松諭部長、田岡実千年市長の4人。

 計画は、短期計画としては5年程度で浸水被害の軽減効果が高い対策を集中的に実施し、長期計画は概ね20~30年程度で浸水被害解消に向けた対策を実施することを目標に掲げている。

 計画にはハード対策として▽市田川、浮島川排水機場ポンプ増強▽都市下水路の整備▽流域対策。ソフト対策として▽水位情報共有システムの構築▽複合ハザードマップの作成▽防災教育・啓発活動の推進▽水防資機材の充実▽タイムラインの確実な運用―などが取りまとめられた。

 策定を受け、髙松部長は「2017年の台風以上を想定しておかなければならない。県としても協力していきたい」。堤所長は「西日本豪雨を含め、国民の関心の高い状況。各機関で引き続き想定外を見据えながらハード面、ソフト面での連携をしていきたい」。山田台長は「気象庁としては、活動に役立つために、そして住民が避難できるための情報をしっかり提供していきたい」と述べた。

 田岡市長は計画策定に対して関係者らに感謝を述べ「昨年9月の集中豪雨では750㍉の雨が降り、5時間で200㍉を超えたが、取り組みの中で被害を最小限に抑えられたと効果を実感している。策定後もこれまで以上に連携いただき、防災・減災に努めていきたい」と協力を呼び掛けた。

(2019年3月27日付紙面より)

関係者らが出席した会合の様子=25日、新宮市役所
2019年03月27日
19 若手、中堅の力で観光振興を ワークショップの成果を報告 (那智勝浦町)

 那智勝浦町は25日、町役場大会議室で町内の有志14人と観光企画課の職員らによる「観光振興ワークショップ」の成果報告会を開いた。町議会議員や住民ら約30人が参加した。

 町が(株)リクルートライフスタイルに委託した「平成30年度観光振興アドバイザリー業務」の一環。ワークショップは昨年8月から11月末にかけて、顔合わせ1回のほか計6回、役場や町体育文化会館で実施した。問題解決型ワークショップの主催や企画プランニングをする(株)マサカノ(福岡県・門田隆代表取締役社長)が協力し、門田さんが進行役を務めた。

 堀順一郎町長は「次年度の町の施策であるDMO(※)に生かされると期待している。観光振興に尽力を」とあいさつ。観光企画課の吉田明弘課長は▽官民協働で観光振興の機運を高めること▽10年、20年先を見越した地域の若手、中核人材の育成▽地域コンセプトの作成―などの趣旨を述べ、「考えたコンセプトを対外的プロモーションの軸にできれば」と話した。

 この日はワークショップに参加した町内の団体、個人の中から熊野那智大社神職の井戸大輔さんほか4人が出席し、第1回目からのワークショップの内容を報告した。地域が大切にしているものを挙げる話し合いでは、那智の滝と熊野那智大社だと全員が一致したことから、井戸さんが同大社の由緒や神話について詳しく語った。八咫烏(やたがらす)の絵文字が描かれた「那智瀧宝印」を解釈し「御利益のキーワードは『結ぶ』ではないか」と述べた。

 話し合いの中から合意的に導き出されたコンセプトを「那智勝浦町は、那智の滝が源となって育んだ命、暮らし、文化の町。御利益は“結ぶ”」と示し、▽いつでも誰でも楽しめる「結ぶ&つなぐ33パスポート」▽滝水を使用した結(むす)ビールや結(むすび)ソーダ、地域の食材を取り入れた「お結び」―などの商品開発を提案した。

 門田さんは「那智勝浦町は良い観光資源がたくさんあって一本化が難しい。ようやくかけらが見えてきた。来期に磨き込み、発信できれば」と話していた。

  □     □

※DMO=デスティネーション・マネジメント・オーガニゼーションの略。DMOとは、地域の観光資源に精通し、地元と連携しながら観光名所を作り出す法人のこと。海外では、地場に根付いた法人が活発に機能することで成果が出始めている。

(2019年3月27日付紙面より)

観光振興ワークショップの結果報告会があった=25日、那智勝浦町役場大会議室
町のコンテンツマップを見る参加者ら
2019年03月27日
20 手作り品の市などにぎわう
 おむすびマルシェ2019  (古座川町 )

 古座川町相瀬にある一枚岩前で24日、イベント「おむすびマルシェ2019」があった。風は冷たいが始終日差しが注ぐ好天に恵まれ、今回も手作り品の市などが多くの来場者を集めてにぎわった。

 このイベントは、町内の若手有志が結成するおむすび部が主催。初秋の「おむすびまつり」と双翼の交流行事で、「マルシェを通して人と人を結び地域のみんなをつなげたい」という有志の一人・岩倉美記さん(27)の思いを他の有志みんなで支える形で回を重ねている。

 今回は同町観光協会(須川陽介会長)が初展開するキャンペーン「古座川桜フェア」に包括される一イベントとして計画。フランス語で市場を意味するマルシェには24店舗が参加し、一枚岩鹿鳴館下のスペースに軒を連ねて来場者の注目や購買を集めた。

 幼い子どもは勝浦ライオンズクラブが作成した広さ6畳程度のエア遊具に興味津々。会場中央にはステージが設けられ、グループ「笑音風」の音楽ライブやパフォーマー「タクト」の演技、地かるた「くまのじかるた」を使った景品付きの競技会やビンゴゲーム大会が活気を誘い、最後はお菓子まきで盛り上がった。

 今回は同フェアとの連動で川をさかのぼるように会場を求める必要があり、旧来の南紀月野瀬温泉ぼたん荘から一枚岩前へと舞台を移したそう。この企画を主導した岩倉さんは「マルシェということで店と客のやりとりが主な内容になりますが、それだけではもったいない。いろいろな人と親しくなれるのが田舎のいいところで、今日のやりとりをきっかけに大勢の皆さんがつながってくれたら」と期待しながら運営の指揮に当たっていた。

(2019年3月27日付紙面より)

出店者と来場者の駆け引きで活気づくマルシェ=24日、古座川町相瀬
音楽ライブで会場を盛り上げるグループ「笑音風」
子どもに大人気のエア遊具
2019年03月27日
21 10人に市長表彰
 専修学校各種学校優秀卒業生  (新宮市 )

 平成30年度専修学校・各種学校優秀卒業生市長表彰式が26日、新宮市役所であった。王子珠算学校、萩原きもの総合学院、新宮料理学院の生徒ら10人に田岡実千年市長が表彰状と記念品を贈呈した。

 表彰は市内にある各種学校の模範となる卒業生に毎年行われている。表彰式には向井雅男副市長ら関係者も出席した。田岡市長は受賞者たちの努力に敬意を表し、「習得した知識、技能はこれからの長い人生で役立つ」と述べ、「各学校の皆さんの活躍を祈念しています」とあいさつした。

 受賞者を代表し、萩原きもの総合学院の平尾優芽さん(17)は「このような晴れがましい栄誉を頂いたのは、ひとえに各学校の先生方をはじめ、皆さんのご指導などのおかげ。今後も受賞に恥じないよう頑張っていきます」と謝辞を述べた。

(2019年3月27日付紙面より)

田岡実千年市長から表彰状を受け取る卒業生=26日、新宮市役所
表彰式に出席した皆さん
2019年03月27日
22 地元勢7人が記録残す
 第11回和歌山陸上競技協会記録会  
2019年03月27日
23 優勝は神島高校
 第7回新宮市長杯女子サッカー大会  
2019年03月27日
24 西垣戸農園が優勝 第141回職場対抗ボウリング大会 
2019年03月27日
25 前河土清さん、小川羊子さんが優勝
 那智勝浦町長旗・町老連会長盾争奪グラウンドゴルフ大会  
2019年03月27日
26 8人が思い出の園舎巣立つ  天満保育園で卒園式  (那智勝浦町 )
2019年03月27日
27 観光ビデオが部門賞1位  和歌山県  
2019年03月27日
28 災害時の炊き出しに  那智勝浦町にガス器具など寄贈  (県エルピーガス協会 )
2019年03月27日
29 校長、教頭の異動 和歌山県教育委員会 
2019年03月27日
30 早期の事業完成図る  日足地区等フォローアップ部会が設立  (国交省、和歌山県、三重県 )
2019年03月27日
31 ランドセルカバーなど贈呈  新入学児童や園児に  (交通安全協会新宮支部 )
2019年03月27日
32 近大卓球部が春期合宿 10年目の歓迎式開催 (那智勝浦町)
2019年03月27日
33 ひばりたち巣立つ  くしもとこども園で卒園式  (串本町 )
2019年03月27日
34 元気いっぱい羽ばたいて 和深保育所で卒園式 (串本町)
2019年03月27日
35 給水タンク車1台を配備  水不足に備えて新規整備  (古座川町 )
2019年03月27日
36 3月定例会一般質問②  串本町議会  
2019年03月27日
37 筏師の道15㌔で整備活動  紀宝町桐原から7時間かけて  
2019年03月27日
38 歌声でホールを包む  西脇カラオケ教室発表会  (紀宝町 )
2019年03月27日
39 ピアノの音色響き渡る  2教室による「響演」  (御浜町 )
2019年03月27日
40 AMドリームスがA代表  三重県少年野球大会  (熊野・南郡予選 )
2019年03月27日
41 健康づくりをポイント化  みらい健康マイレージ  (紀宝町 )
2019年03月27日
42 お悔やみ情報
  
2019年03月23日
43 世界遺産に関わる活動支援
 応援募金会が熊野川ふれあい公社へ  (新宮信用金庫 )

 新宮信用金庫(浦木睦雄理事長)の有志役員、職員100人以上で組織する「新宮しんきん世界遺産応援募金会」は20日、熊野川川舟下り事業などを運営する一般社団法人熊野川ふれあい公社へ20万円を寄付した。新宮市大橋通の新宮信用金庫本店で目録を受け取った同公社の下阪殖保代表理事は「趣旨にのっとって考え、有効に活用させていただきます」と感謝した。

 募金会は、世界遺産登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の維持管理や広報、ボランティアに関わる団体などへの支援を目的に、2004年に設立した。毎月会費として定額を出し合い、年1回さまざまな団体に寄付をしている。

 熊野川ふれあい公社は05年から「川の参詣道」熊野川を木舟で下る観光体験事業を実施している。11年の紀伊半島大水害で事務所流出などの被害を受けた。

 事業開始から今年で14年目を迎え、木舟の老朽化も目立つ。会では「お客さまの受け入れ体制を拡充し、日本はもとより世界の人々にもこの素晴らしい世界遺産『熊野川』の良さを知っていただき、後世に伝えていくためにぜひ支援したい」と推薦した。

 同金庫本店営業部の中平潤・課長代理は「趣旨に合致している世界遺産の維持管理をしている団体に協力ができ、ありがたい。お役立てください」と話していた。

 26日(火)には勝浦支店で同様に寄贈を行う。

(2019年3月23日付紙面より)

下阪殖保代表理事(左)が目録を受け取った=20日、新宮市大橋通の新宮信用金庫本店
2019年03月23日
44 クロマグロの活気続く
 21日の水揚げ7千万円  (那智勝浦町 )

 生鮮マグロの水揚げ量が国内有数の那智勝浦町の勝浦地方卸売市場に21日、同市場で今年最大の308㌔のクロマグロが揚がった。200㌔台を含めクロマグロが8本揚がり、1日の総水揚げは約69㌧、7056万円を計上した。

 この日は入港船14隻のうち、マグロはえ縄船が11隻。1㌔当たり1万3500円の値がついた194㌔のクロマグロと308㌔の大物は、高知県の「和丸(かずまる)」が水揚げした。市場に集まった仲買人らによると、春の彼岸ごろに紀伊半島沖で取れるクロマグロは鮮度が良く、高値の取引が続いているという。18日には183㌔のクロマグロが今年最高値の1㌔当たり1万5400円で競り落とされた。

 県漁連勝浦市場の太田直久参事役は、マグロの計測に追われながら「やはりクロマグロの大物はうれしいですね。市場が活気づく。年度末に向けて1本でも多く揚がってほしい。どの船のマグロも品質が良く、これから期待できると思います」と話した。

(2019年3月23日付紙面より)

市場に水揚げされた308㌔のクロマグロ(手前)=21日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2019年03月23日
45 全力でチャレンジを
 近大新宮で中学校修了式  (新宮市 )

 新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校(川合廣征校長)で22日、第26回中学校修了式が営まれた。保護者や在校生らが見守る中、中学校課程(中高一貫前期コース)の修了者45(男子22、女子23)人が川合校長から証書を受け取った。

 式典では、在校生と保護者、教職員が体育館に集まり、修了生らを拍手で迎えた。国歌斉唱の後、川合校長が一人一人に証書を手渡した。

 川合校長は「一生に一度しかない高校時代、人として一番成長できる時期です。後悔することのないよう勉強でもクラブ活動でも習い事でも失敗を気にせず全力でチャレンジしてほしいと思います」と激励。

 修了生を代表して松岡悠太君は3年間を振り返り、「勉強、部活、学校行事などさまざまな経験をしてきたからこそ、今の成長した私たちがいると思います。1年生の頃の不安や緊張がうそのように、毎日が楽しいです。元気で明るく互いを高め合える最高の学年だと思います」と述べた。

 在校生に対し、悩んだときは一人で抱え込まず誰かに相談しながら乗り越えてほしいとエールを送った。教職員と家族へ感謝を伝え、「これから始まる新しい高校生活が本当に楽しみです」と語った。

(2019年3月23日付紙面より)

拍手で迎えられる修了生=22日、新宮市の近畿大学附属新宮高校・中学校
2019年03月23日
46 競技に挑戦し内容に親しむ
 田並でくまのじかるた大会  (串本町 )

 串本町田並にある田並劇場で21日、地かるた「くまのじかるた」の大会があり、子どもやその家族らが競技に挑戦するなどして内容に親しんだ。

 同劇場主催、くまの地かるたプロジェクト共催。南紀熊野ジオパーク推進協議会後援。このかるたは、新宮市熊野川町篠尾(ささび)にアトリエ「SaSaBi」を構えるイラストレーター・杉本麻絵さん(40)を中心とする有志グループが、南紀熊野ジオパーク推進協議会の活動促進事業を活用して制作し1月から発行を始めた。

 昨年2月に杉本さんが声を上げ、その趣旨に賛同した有志計4人で同プロジェクトを立ち上げ。熊野地方ならではの歴史や文化、人物や自然を総ざらいして構想を練って4月から制作に着手し、杉本さんが絵札、安原克彦さんが読み札各46枚を仕上げ、山崎好美さんが解説書を作り吉村知子さんが後押しをする形で「くまのじかるた」を完成させた。

 この日の大会は、月・水・土曜日に開いている同劇場カフェが串本町域における「くまのじかるた」取扱店になっている縁で実現した。同グループが大会を運営するのは初だそうで、A4サイズに拡大した絵札を使って子ども対象の競技会、既製品を使って家族ら対象の体験会を同時進行で開く形で内容を披露した。

 絵札にはエルトゥールル号や熊野比丘尼、補陀落渡海やオーストラリア移民などの史実、那智の滝やフェニックス褶曲などの地質資源、本宮大社例大祭や餅まきの慣習、漁業や昨今話題のクマノザクラなどがわかりよく簡潔に描かれ、かるた遊びを通してこれら魅力への興味を引き出すことを目指したという。

 大会と併せてマルシェや田辺市のフラグループ「カピリ」の舞台発表もあり、場内はいつにも増して盛況。同劇場を営む林憲昭さん夫妻もうれしい悲鳴を上げながら対応に努めていた。

 同劇場のほか、那智勝浦町域のCompi、新宮市域のコケコッコやツツ井文具センターや縁ga環、田辺市本宮町域の冨士屋やおとなし和紙やあしたの森や拝庵などが「くまのじかるた」を取り扱っている。

 制作の第一声を上げた杉本さんは「3年前に篠尾へ移住して知った熊野の魅力を伝えたくてこのかるたを作った。子どもが楽しみながら熊野の魅力を知り、大人も童心に帰って一緒にかるた遊びを楽しむきっかけになれば何より」と大会参加者の今後に期待した。

 くまのじかるたは1セット2380円(税込み、解説書付き)で、初回製作数は500セット。問い合わせは同プロジェクト(メールkumanojikaruta@gmail.com)まで。

  □     □

■次はおむすびマルシェで

 古座川町相瀬にある一枚岩前で24日(日)午前11時~午後3時に開かれるイベント「おむすびマルシェ」でも、「くまのじかるた」を使った大会が計画されている。

 企画名は「みんなで!かるた大会」で実施時間は午後1時から。景品付きで行うとしている。

(2019年3月23日付紙面より)

「くまのじかるた」の競技で活気づく田並劇場=21日、串本町田並
「くまのじかるた」をアピールするプロジェクト代表の杉本麻絵さん

2019年03月23日
47 長年の貢献に感謝  國定浩一さん、名誉観光大使に  (那智勝浦町 )
2019年03月23日
48 DMOや防災など議論  那智勝浦町議会一般質問  
2019年03月23日
49 1位に栗栖達也さん  写連新宮支部3月例会  
2019年03月23日
50 公立小中学校などで修了式  新宮・東牟婁地方  
2019年03月23日
51 思い出詰まる園舎巣立つ  幼稚園、保育園で卒園式  (新宮市 )
2019年03月23日
52 グラウンドゴルフ愛好者197人競う  第9回チャンピオン大会  (串本町 )
2019年03月23日
53 ゴールド・ロジャーが優勝  第15回フットサルKリーグ  (串本町 )
2019年03月23日
54 最後の卒園児送り出す  潮岬幼稚園が卒園式  (串本町 )
2019年03月23日
55 要所を巡り英語で解説  樫野崎で研修・交流会  (南紀国際交流協会 )
2019年03月23日
56 町全体の卒業生数は82人  串本町立の9小学校で卒業式  
2019年03月23日
57 6年間の感謝胸に巣立つ  古座川町立の2小学校で卒業式  
2019年03月23日
58 串本写真倶楽部が写真展  串本海中フォトコンも賛助  
2019年03月23日
59 町民と中学生らが参加  蔵土で交流グラウンドゴルフ大会  (古座川町 )
2019年03月23日
60 3月定例会一般質問①  串本町議会  
2019年03月23日
61 親睦の思い出づくり  成川保育所お別れ遠足  
2019年03月23日
62 「保存活用計画」策定へ  紀宝町指定文化財を報告  (京城跡検討委 )
2019年03月23日
63 鮒田水門操作に長年尽力  瀬古正広さんを表彰  
2019年03月23日
64 永年勤続功労章を伝達  紀宝町消防団の田畑元男さん  (消防庁長官表彰 )
2019年03月23日
65 現職、新人の一騎打ち  現県政8年の評価を争点に  (三重県知事選 )
2019年03月23日
66 9団体が歌や演奏を披露  新宮市民音楽祭合唱・器楽の部  
2019年03月23日
67 文複建設工事入札取りやめ  28日に再入札  (新宮市 )
2019年03月23日
68 本番に向け練習追い込み  24日、高校体育館で定演  (新宮高校吹奏楽部 )
2019年03月23日
69 お悔やみ情報
  
2019年03月19日
70 アマゴ5千匹を放流
 熊野川きらきら清流まつり  (新宮YEG )

 新宮商工会議所青年部(新宮YEG、瀬古伸一郎会長)は17日、新宮市の熊野速玉大社下河川敷で「熊野川きらきら清流まつり」を開催した。アマゴの稚魚放流や餅まきなどがあり、約2000人(主催者発表)でにぎわった。

 世界遺産の熊野川への関心と環境保全意識を高めてもらおうと、おととし、同部が設立30周年を記念して開催。3回目となる今回は、強風のため一部プログラムを変更して行われた。多数の飲食店が並ぶ会場で、ダンスや太鼓のステージ、親子木工体験、御船島周遊体験、紀南河川国道事務局による市田川浄化事業15周年パネル展などがあった。

 放流したアマゴは近畿大学水産研究所新宮実験場(同市高田)で人工ふ化、飼育された稚魚(体長約6~7㌢)。アマゴの降海型であるサツキマスは生息数が激減しており、環境省は絶滅危惧種に指定している。

 同大学はサツキマスの保護と優良個体の安定的生産を目的に2011年から海水で4カ月間、飼育した親魚から採卵していて、サツキマスを新宮の名物にすることを目指している。多くの親子連れが放流に参加し、子どもらは「元気でね」などとアマゴの稚魚を見送っていた。

 瀬古会長は「一刻も早く清流の姿を取り戻したい。熊野川を、アマゴが帰ってくるようなきれいな川にすることができれば」とあいさつ。同まつりの向井康博実行委員長は「強風の中、多くの人に来ていただいた。感謝を申し上げます」と話していた。

(2019年3月19日付紙面より)

アマゴの稚魚を放流する子どもら=17日、新宮市の熊野速玉大社下河川敷
大勢の人が餅まきに参加した
2019年03月19日
71 環境守り集えるように
 那智海水浴場クリーン作戦  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町は16日、那智海水浴場でクリーン作戦を実施した。町内12団体や町民ら60人が参加。流木やごみなど約910㌔(大きな流木を除く)を拾うなど、清掃活動に取り組んだ。

 クリーン作戦は毎年恒例の行事。町が各団体や町民に呼び掛け行われた。今回、連合和歌山紀州熊野地域協議会・新宮東牟婁地区協議会(廣末顕二議長)がこの日に海水浴場でクリーンキャンペーンを実施することから町も同日に開催する運びとなった。しかし、当日の雨の影響から連合のキャンペーンは延期となったため、町だけで実施した。

 参加者らは協力してプラスチックなどのごみを拾い、大きい流木はチェーンソーで細かくして軽トラックに積み込んだ。

 堀順一郎町長は「毎年、皆さんの協力で行われている。連合さんのほうは中止になったが、メンバーの方も参加してくれているのでありがたい」と述べ、「800㍍のビーチは県下でも珍しい。きれいにして環境を守る。有効に利用して多くの人が集える仕組みづくりが重要となる」と語った。

 また、場内には流木を用いたブランコのオブジェや町内の3団体が作った作品も並び、撮影スポットとして人気となっている。4月中に撤去予定だが、見物に訪れる人は現在も多いという。

 参加した新宮市立王子ヶ浜小学校4年生の関彰宏君は「みんなでごみ拾いができて楽しい。きれいになってすっきりする。流木で作ったオブジェはごみがリサイクルされていて素晴らしい」と笑顔で語った。

 参加した団体は次の通り。

▽那智勝浦町観光協会▽南紀勝浦温泉旅館組合▽那智勝浦町民宿組合▽南紀くろしお商工会▽勝浦ライオンズクラブ▽那智勝浦ロータリークラブ▽那智勝浦町建設業組合▽和歌山東漁業協同組合那智支所▽浜ノ宮区▽熊野交通(株)勝浦営業所▽東牟婁振興局(地域振興部企画産業課、新宮建設部管理保全課)▽行政無線の呼び掛けで集まった町民▽連合和歌山のメンバー

(2019年3月19日付紙面より)

清掃活動を行う参加者ら=16日、那智勝浦町の那智海水浴場
2019年03月19日
72 最後の卒業生7人巣立つ
 大島中で卒業式と閉校式  (串本町 )

 串本町立大島中学校(布引伸幸校長、生徒7人)が16日、卒業式と閉校式を開いた。卒業式では最後の卒業生7人が巣立ち、閉校式では島民ら約350人が大島中に込められた思いを胸にしながら72年にわたる学校史を締めくくった。

 同校は1947(昭和22)年4月に旧大島村立大島中学校として創立し、その4年後に現在の敷地に旧校舎を得て移転、96(平成8)年にはトルコ共和国も支援する形で現校舎が完成するなどの学校史を紡いできた。

 近年は少子化に加え校区外通学希望者増にも拍車が掛かり、2017(平成29)年度以降は入学者がゼロに。在校生は他校編入ではなく大島中で卒業することを選び、全員が巣立つ本年度末で閉校することになった。

 卒業式には田嶋勝正町長や、生徒の希望に応えて駐日トルコ共和国大使館のハサン・ムラット・メルジャン特命全権大使も出席。担任の中澤弘奈教諭に続いて入場した卒業生7人は個々に卒業証書を受けた。

 布引校長は7人の中学校での姿を振り返り、「大島中に残りたいという選択は間違っていなかったか。皆さんが大島中で良かったと思えるよう何事にも取り組んでくれたから、教員も負けずに頑張ることができた。今日感謝すべきは私たち教員かもしれない。皆さんはこれから大島中が与えられなかった大人数の競争の中で戦うことになる。心が折れそうになり可能性がないと思うこともあるだろうが、そのときは大島中を思い出してほしい。努力の邪魔をするのは他人ではなく自分。志あるところに道は開ける。夢を持ち、自分と戦い、人生を切り開くことを強く願う」と式辞を述べた。

 潮﨑伸彦教育長が告示、来賓を代表して田嶋町長と育友会を代表して伊勢谷千代美さんが祝辞を披露。布引校長から卒業生の伊勢谷詠さん、伊勢谷英克会長から植田航平君に卒業記念品を贈り、卒業生の母親7人が言葉と歌を贈った。

 卒業生を代表して西本光羽さんは「2年の1学期に話し合い、みんなで大島中に残る決断をしたことに後悔はない」と思いを掲げて3年間の思い出を語り、7人全員で先生や家族の存在の大きさを振り返って感謝。中谷さくらさんのピアノ伴奏で別れの歌『仰げば尊し』を斉唱し、拍手を受けながら退場した。

  □     □

大島中の思いを心の中に



 閉校式は卒業式後に行われ、約350人が集まる盛況の中開会した。

 72年間で送り出した卒業生数は2596人。式典で布引校長は、大島中は地域のつながりの強さが特色だったことを学校史や校歌を通して振り返り「創立時に生徒がデザインした校章の3枚の葉は大島、須江、樫野を指し、大島中はその要として3地区をつないできた。72年たってもその思いは同じ。大島中は今日で閉じるが、これからも校章の通り3地区がつながり、紀伊大島として発展することを願う」と期待した。

 田嶋町長と同式実行委員会の稲田賢会長もあいさつを述べ、72年の学校史を振り返る映像上映後に卒業生7人を代表し福島夕夏さんが「閉校を考える話し合いで意見が分かれ対立したのは嫌だったけれど、大島中に残ることになり、最後の卒業生としてふさわしいかは分からないが3年間走り続けて良かったと思う。最後まで見守り続けてくれた先生、保護者、地域の皆さま、今までありがとうございました」と思いを掲げた。

 布引校長とメルジャン大使が卒業生の山下詩織さんと中西真央さんに閉校記念品を贈り、同町教育委員会を代表して潮﨑教育長が謝辞を披露。校歌などを斉唱し、布引校長から潮﨑教育長に校旗を返納した。

 式典後は3地区の獅子舞保存会が共演し、老人クラブ会員有志が地踊り、航空自衛隊串本分屯基地隊員有志がファンシードリルを披露。最後は餅ほりで締めくくった。

(2019年3月19日付紙面より)

大島中で過ごした3年間を振り返り感謝する卒業生=16日、串本町立大島中学校
閉校まで共に過ごした生徒と教職員の皆さん
校旗を返納し72年の学校史に節目をつける布引伸幸校長(右)
2019年03月19日
73 旬のクロマグロで活気
 100㌔超え3本揚がる  (勝浦地方卸売市場 )

 生鮮マグロの水揚げ量が日本一(農林水産省・産地水産物流通調査)の那智勝浦町築地・勝浦地方卸売市場で18日、脂の乗った旬のクロマグロが3本揚がり、市場が活気づいた。

 3本のうち最大の207㌢・183㌔のクロマグロは、徳島県の第28勝丸が14日に釣り上げた。1㌔当たり15400円で競り落とされた。続いて高知県の蛭子丸は139㌔と161㌔のクロマグロを水揚げし、それぞれ1万円前後の値が付いた。

 同市場でのクロマグロのシーズンは1月から5月まで。昨年2月は200㌔を超えるクロマグロが揚がり、同3月には市場歴代最大の450㌔の大物が揚がった。県漁連勝浦市場は、昨年に比べるとスタートは遅いが、キハダマグロが多く揚がっているという。太田直久参事役は「ちらほら(クロマグロが)揚がりだした。シーズンこれからに期待したいですね」と話していた。

(2019年3月19日付紙面より)

蛭子丸の船倉から引き揚げられる161㌔のクロマグロ=18日、那智勝浦町の勝浦地方卸売市場
2019年03月19日
74 自分らしさを出して
 池上巧馬君が支部選抜に選出  (和歌山南紀ボーイズ )
2019年03月19日
75 第10回大会が開幕
 決勝戦は神倉と串本が対戦  (イオン新宮店専門店会少年野球大会 )
2019年03月19日
76 美しく長持ちを  上野展望台で塗装作業始まる  (宇久井ビジターC )
2019年03月19日
77 一般質問に2議員  太地町議会3月定例会  
2019年03月19日
78 祖父敬い日本一周の旅  太地町出身の下地祥太さん  
2019年03月19日
79 大衆演劇通じて絆学ぶ  人権啓発講演会・ふれ愛講座  (新宮市 )
2019年03月19日
80 もんきりあそびを体験  鵜殿図書館で体験講座  
2019年03月19日
81 6000体が市内を彩る  熊野街道ひなめぐり  (熊野市 )
2019年03月19日
82 笑顔満開・253人に喜びの春  木本、紀南高校で合格発表  
2019年03月19日
83 全国コンで地方創生賞獲得  ㈱岩谷の『紀州梅真鯛梅』  (串本町 )
2019年03月19日
84 お悔やみ情報
  
2019年03月09日
85 過去最高の33億円計上
 新年度当初予算案を発表  (太地町 )

 太地町は7日、過去最高額となる一般会計33億6495万9000円の新年度当初予算案を発表した。前年度より8億7005万6000円(34・9%)増。

 森浦湾周辺整備事業や夏山地区の公園化に係る事業、防災行政無線の更新などに力を入れる。また、町の将来を見据え、日本の鯨研究の最高機関である鯨類研究所の整備にも着手する意思を示した。さらに今年度は初の試みとして、50周年を迎えるくじらの博物館事業会計から一般会計へ繰入金5000万円を計上する。町が掲げる「くじらの恵みを全町民に」のスローガン通り、その恵みが一般会計予算を通じて町民に分配される。

 三軒一高町長は、博物館の発案者で元町長の故・庄司五郎氏に触れ、「今回の5000万円の計上は庄司元町長のくじらの博物館の財源をもって住民を豊かにするという思いを一つかなえることができたのでは」と話した。鯨類研究所については「クジラの学術研究都市として、世界の学者が『クジラの研究をするなら太地へ行きたい』という町にしたい。30年の計画は現在15年目。ビジョン通りに進んでいる」と語った。

 予算案は12日(火)開会の町議会に上程する。

  □     □

■歳入

 町税は前年度より1106万5000円(5%)減の2億927万円。地方交付税は2500万円(2・6%)増の9億8000万円。繰入金は前年度と比較し7273万3000円(25・4%)増の3憶5957万6000円。町債は過疎対策事業債や施設整備に係る水道事業会計出資金などで、前年度より5億7010万円(91・7%)増の11億9200万円。町税などの自主財源は19・5%(6億5506万7000円)、地方交付税などの依存財源は80・5%(27億989万2000円)。

  □     □

■歳出

 投資的経費の普通建設事業は14億3595万円で7億7701万4000円(117・9%)増となり、全体の42・7%を占める。主な事業に冷蔵施設整備事業(4億9294万1000円)、防災行政無線デジタル化整備事業(4億4495万3000円)などを計上。社会資本インフラ関係の整備を中心に大型事業などを実施する。

(2019年3月9日付紙面より)


2019年03月09日
86 21人に5年間精勤賞 閉講式でコーラスなど披露 (新宮市健人大学)

 新宮市健人大学(同大学運営委員会主催)の閉講式が5日、市役所別館(旧職業訓練センター)で開かれた。上廣正幸委員長が橋口嘉代さんら21人に5年間精勤賞を贈ったほか、生徒たちが128人の来場者たちを前にコーラスや民謡、大正琴などを披露した。

 大学の生徒は市内の老人クラブ会員たち。本年度は約350人が受講し、毎月さまざまな分野の講演を聴講した。5回以上の出席が5年間続いた生徒たちに精勤賞が贈られている。

 閉講式で上廣委員長は「日頃から熱心に受講していただき、ありがたい限り。5月から新元号がスタートします。新しい日本が皆さんにとって幸多い時代となりますよう、願っています」とあいさつ。大正琴教室が「さくら変奏曲」、コーラス教室が「和歌山県民歌」、民謡教室が「別府湯けむり」などを披露し、来場者たちも歌を口ずさんだ。

(2019年3月9日付紙面より)

受賞者を代表して表彰状を受け取る橋口嘉代さん=5日、新宮市役所別館
大正琴教室
コーラス教室
民謡教室
2019年03月09日
87 児童ら命の大切さ学ぶ
 神内小で人権落語鑑賞会  

 紀宝町立神内小学校(森脇洋校長、児童63人)で7日、人権落語鑑賞会があり、全校児童と地区住民が切磋亭琢磨(せっさてい・たくま=本名・石崎豊)さん(67)の落語を通して命や仲間の大切さを学んだ。

 切磋亭さんは1976年、同町立成川小学校を皮切りに32年間、県内の学校で教壇に立った。津市在住で落語歴は40年を超える。

 神内小では最初、児童と早口対決した。全ての願いを込めた子どもの長い名前の話「寿限無(じゅげむ)」で競い、児童の記録11秒を破る9秒で読み上げると、客席から大きな拍手が湧き起こった。

 「落語を聞くときに大事なことは、笑うことと想像すること」と紹介。創作人権落語「好きなもの、嫌いなもの」を披露し、「好き嫌いはみんな違う。だから、みんな違っていいんだよ」と呼び掛けた。

 一席後、30年ほど前の教員時代の思い出を話した。重い心臓病を患った4年生の児童がいた。手術が成功し、クラス全員で学校に迎える準備をしていた時に亡くなった。3学期の修了式後、「先生より早く死ぬな。長生きしろ」と最後の宿題を与えたという。

 切磋亭さんは各地で「命の大切さ」を訴える講演活動を続けており、鑑賞会終了後、「生きたくても生きられない命がある。子どもたちに命の大切さを伝えたかった」と話していた。

(2019年3月9日付紙面より)

切磋亭琢磨さんによる人権落語=7日、紀宝町立神内小学校
2019年03月09日
88 祝福を受け学びや巣立つ 公立中学校5校で卒業式 (那智勝浦町・太地町)

■那智勝浦町

 那智勝浦町立の4中学校で8日、卒業式が開かれた。116人(男子58人、女子58人)の生徒が希望を胸にそれぞれの舞台へと歩みを進めた。

 下里中学校(久保敏晴校長)では24人(男子5人、女子19人)が通い慣れた学びやを巣立った。

 卒業証書授与後、久保校長は「3年生の全力で取り組む姿を2年生、1年生がしっかりと受け継いでくれる。皆さんは家族、地域の方々に見守られ、支えられて成長した。下里中学校で学んだことを糧にそれぞれの道を歩いてください」と祝福した。

 同中学校のほかでは、那智中学校60人、宇久井中学校30人、色川中学校2人が卒業を迎えた。

  □     □

■太地町

 太地町立太地中学校(城谷真司校長)では8日、義務教育を終えた28人(男子13人、女子15人)が3年間の思い出を胸に、新たな一歩を踏み出した。

 城谷校長は一人一人に卒業証書を手渡し、「諦めず、粘り強く、限りなく前進してください」とエールを送り、宇佐川彰男教育長は「しっかりと学力をつけてくれた。成長を実感している」と祝辞。記念品の授与、在校生の送辞があり、卒業生を代表して由谷碧唯(あおい)君が答辞を述べた。

 送る歌で在校生や教職員らが『変わらないもの』を歌い、卒業生は『はばたけ未来に』の横断幕と祝福の拍手に送られた。

(2019年3月9日付紙面より)

卒業証書を受け取る生徒=8日、那智勝浦町立下里中学校
歌に感謝の思いを込める卒業生=8日、太地町立太地中学校
2019年03月09日
89 住民投票条例の制定求め  請求代表者らが意見陳述  (新宮市議会 )
2019年03月09日
90 熊野地方への交通ハブに 4月から高速バス運行開始 (南紀白浜空港)
2019年03月09日
91 9日から利用再開へ  人工芝張り替え工事が完了  (やたがらすサッカー場 )
2019年03月09日
92 19年度予算大綱(終)  新宮市・田岡実千年市長  
2019年03月09日
93 第27回入賞作品47点を表彰  串本海中フォトコン授賞式  (串本町 )
2019年03月09日
94 全員でくじらの博物館へ  大島保育所が最後の遠足  (串本町 )
2019年03月09日
95 志を胸に学びや巣立つ 串本町立4中学校で卒業式 
2019年03月09日
96 木本は1・08倍  三重県立高校入試後期最終出願状況  
2019年03月09日
97 「うぶ出し屋」がオープン  空き店舗再生事業を活用  (紀宝町 )
2019年03月09日
98 和太鼓の魅力発見!  「ほたる夢太鼓」が体験イベント  (紀宝町 )
2019年03月09日
99 希望を胸に学びや巣立つ  矢渕、相野谷中で卒業式  (紀宝町 )
2019年03月09日
100 母校に別れの校歌  公立中学校卒業式  (新宮市・北山村 )
2019年03月09日
101 ツクシが顔を出す  那智勝浦町高津気  
2019年03月09日
102 お悔やみ情報
  
2019年03月05日
103 応急手当ての重要性を認識
 火災予防運動で消防団  (新宮市 )

 春の全国火災予防運動・山火事予防運動(1~7日)期間中の3日、新宮市消防団(竹内由定団長)は、市役所別館で総合訓練を実施した。8分団113人が参加し、心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の取り扱いなどの訓練を行い、有事に備えた。

 団員の技術向上と知識習得を目的に、毎年この時期に実施している。消防職員16人も参加し、団員たちに応急手当てにおける基本動作を指導した。

 訓練開始に当たり、竹内団長は「地域防災の中核を担う活動ができるように訓練を」。田岡実千年市長は日頃の火災予防活動に感謝を述べ、「訓練を通して技術を学び、連携強化につなげてもらえれば」と呼び掛けた。

 訓練終了後、市消防本部の川嶋基正消防長は、かつては市において年間20~30件の火災があり、現場活動を通して経験を重ねていったと述べ、「現代は火災件数は減少傾向にあり、現場活動を経験する機会が少ない。場数を踏めないのであれば、補うのは訓練でしかない」などと話していた。

 同日に熊野川ドームで行われた熊野川地区の訓練では、団員32人、消防職員11人が参加。ホース延長や資機材の取り扱い方法などを学んだ。

  □     □

■女性消防団員らが街頭啓発



 熊野川第5分団(森美代子分団長)の女性団員らは3日、市内で火災予防と消防団入団促進を呼び掛ける街頭啓発を実施した。団員6人、消防職員4人がパンフレットや広報PR用グッズを配布した。

 市民らに火災予防を呼び掛けるとともに、女性消防団員の活躍する姿を周知し、消防団活動に対する理解と信頼を深める目的もある。森分団長は「火災という身近に起こりうることもあり、興味を示してくれる方が多かった。呼び掛けることで、より多くの人が防災意識を高めてくれれば」と話していた。

 消防団員はそれぞれに仕事を持ちながらも、郷土愛護の精神に基づき、地域防災活動のリーダーとして幅広い活動をしている。地震や風水害などの大規模災害においても、地域防災の中核としての活動を期待されている。市消防本部では女性の入団を歓迎している。

(2019年3月5日付紙面より)

人命救助の基本を学んだ=3日、新宮市役所別館
女性団員らが火災予防などを呼び掛けた=3日、新宮市橋本のイオン新宮店
2019年03月05日
104 川湊跡の構造をしのぶ
 丹鶴小跡で発掘調査現地公開  (新宮市 )

 新宮市教育委員会と和歌山県文化財センターは2日、同市下本町の丹鶴体育館入口前広場で新宮城下町遺跡発掘調査現場を公開した。併せて出土品を公開し、市教育委員会職員が見学者らの質問に答えた。

 市教育委員会では、県文化センターに委託して新宮城下町遺跡の調査を実施している。第2次調査箇所は旧丹鶴小学校敷地西側の約3500平方㍍。すでに4分の3の範囲の調査を完了しており、現在は北側(体育館側)の調査を実施している。来場者らは体育館玄関前から遺構や調査の様子をフェンス越しに見学し、担当者に質問したり、説明を求めるなどした。

 旧丹鶴小敷地内では、平安時代末期から室町時代にかけてのものと考えられる地下式倉庫が見つかっている。担当者は「調査が完了している旧グラウンドから出土したものと合わせて、20棟ほどが密集して見つかっている。中世の港の構造がうかがうことができる」などと説明。敷地内からは他にも、常滑や渥美、瀬戸など東海地方の土器や陶磁器から、瀬戸内地方、中国や朝鮮の白磁などが出土していることから「さまざまな時代のバラエティーに富んだものが狭い範囲内で出土しているのは珍しい」などと話した。

 同所では他にも通路、石垣などが見つかっている。室町時代のものと思われる武具(短刀)や和鏡、中国・宋(960~1279年)後期の銭なども出土しており、来場者らは珍しげに遺構と遺物を見学していた。

(2019年3月5日付紙面より)

和鏡や短刀なども公開された=2日、新宮市下本町の旧丹鶴小学校敷地内
説明を受けながらフェンス越しに遺構を見学した
2019年03月05日
105 最後の卒業生28人送り出す 古座校舎卒業式・閉校舎式 (串本古座高校)

 県立串本古座高校古座校舎(愛須貴志校長、生徒28人)の卒業証書授与式・閉校舎式が1日、同校体育館で営まれた。最後の卒業生28人を送り出し、学校長、教育長、県知事、卒業生の4者で閉校舎への思いを交わして101年目の学校史に節目をつけた。

 同校舎は1918(大正7)年6月16日に開校した旧古座町・高池町・西向村学校組合立古座実業学校を学校史の起点とし、後に古座商業学校、熊野実科高等女学校、古座高等女学校、古座高校、串本古座高校古座校舎と変遷して本年度は100周年の節目を迎えた。少子化に伴う生徒数減は厳しく、存続を求めて重ねてきた活動も及ばず前年度から生徒募集が停止。本年度で最後の卒業生を送り出し31日付で閉校舎することとなった。

 教職員や保護者、来賓や卒業生と同じ時間を過ごした直近のOB・OGを含む招待者ら約200人が見守る中、卒業生2クラスを代表して髙野勇斗君と森涼君が卒業証書を受け取り、愛須校長は「串本古座高校という学舎で培った仲間や先生方との絆は(皆さんの)財産の一つ。これから羽ばたく世界での出会いも、きっと皆さんの成長に大きな役割を果たす。良き出会いを大切にしてほしい」など式辞を述べて前途を期待した。

 来賓を代表して県生涯学習局の木皮享局長(県教育委員会メッセージ代読)、東牟婁振興局の東川智昭局長(仁坂吉伸知事メッセージ代読)、育友会古座校舎会の聖谷昌也会長が祝辞。

 皆勤賞3人の表彰、同校舎会から卒業生・宮本綾乃さんへの卒業記念品贈呈を経て卒業生・池田宗志君は、つらく困惑した生徒募集の停止とそのような中でも最後まで満ちあふれていた28人の活気、教職員の支えを振り返り「全員がこの学校で友達というかけがえのない宝物を手に入れた。高校生活で得たたくさんの経験を糧にして、これからもさまざまなことに挑戦し、困難を乗り越えて立派な人間になりたい」と述べてこれまでの支えに感謝した。

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帰るべき母校は心の中に



 引き続き閉校舎式があり、愛須校長、木皮局長(宮下和己教育長メッセージ代読)、東川局長(仁坂知事メッセージ代読)が順次登壇。続いて卒業生・宮下歌奏(うてな)さんが3年間の学校生活を振り返っての胸中を語り「『古座高校は君たちがいる限り健在である』。かつて校舎が焼け落ちた時に当時の校長が生徒へ向けた言葉通りなら、閉校舎の先も古座校舎は不滅。私たちが帰るべき母校は、いつも心の中にあるのだから。この学び舎に関わった全ての人に、全卒業生を代表して感謝申し上げたい」とあいさつした。

 卒業生・出口琴子さんの伴奏で校歌と別れの歌「蛍の光」を斉唱し、卒業生28人を拍手で送り出して両式は閉会した。

 101年にわたり輩出した卒業生は1万5380人。会場には祝電と共に本年度全卒業生を対象に集めたメッセージカードや大きく引き伸ばした写真パネルも展示し、その歴史がしのばれた。同校舎は来年度以降の同校の母体となる串本校舎へ歴史と魂を引き継ぎ、本年度末を持って閉校舎となる。

(2019年3月5日付紙面より)

クラスを代表して卒業証書を受け取る卒業生・森涼君(左)=1日、県立串本古座高校古座校舎
壇上で閉校舎への思いを述べる卒業生・宮下歌奏さん
2019年03月05日
106 「大峰奥駈け」春峰入り
 熊野修験が山々で修行  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町那智山から奈良県吉野までの険しい山道を歩く「熊野修験大峰奥駈(おくが)け」が2日、始まった。熊野の山々の霊気を感じられるコースで、修験者だけでなく一般の参加者も年々増え、今年も全国から約80人が集まった。修験者を先頭に列をなして山道を歩き、山中にほら貝の音と「懺悔(ざんげ)、懺悔、六根清浄(ろっこんしょうじょう)」の声が響いた。

 熊野修験は明治初めに政府の廃止令で中断した。1988年に那智山青岸渡寺の副住職で熊野修験の大導師、髙木亮英さんらが再興した。今年で32回目を迎える。

 大峰奥駈けは那智山から奈良県吉野までの約200㌔の山道を4回に分けて歩く。この日は「春峰(はるみね)入り」と呼ばれ、青岸渡寺から熊野本宮大社までの約30㌔を丸1日かけて踏破した。次回は4月ごろに本宮大社から玉置神社まで歩く。髙木大導師は「気を引き締めて修行に励み、世界の安寧と人々の幸せを願いたい」と話していた。

(2019年3月5日付紙面より)

出発前に本堂で読経する熊野修験の皆さん=2日、那智山青岸渡寺
色川辻での勤行
2019年03月05日
107 第21回大会の概要発表
 5月30日から4日間で開催  (ツール・ド・熊野2019 )
2019年03月05日
108 汚れ落として美しく  上野展望台で清掃活動  (宇久井ビジター )
2019年03月05日
109 観光客獲得に向け戦略を  新宮市観光振興委員会  
2019年03月05日
110 宿泊客の安全・安心の目印に  小阪屋に金の適マーク交付  (那智勝浦町 )
2019年03月05日
111 素晴らしい祭りを守る  柱松実行委員会が総会  (新宮市 )
2019年03月05日
112 30人が思い思いに作る  中央児童館で「ひなまつりのつどい」  (新宮市 )
2019年03月05日
113 ふれあいが長寿の秘訣  新宮市熊野川町でお楽しみ会  
2019年03月05日
114 楽しみ笑うことが大事  熟年クラブが健康講座  (那智勝浦町 )
2019年03月05日
115 見学し入学への意思を高める  宇久井中で説明会  (那智勝浦町 )
2019年03月05日
116 観光客の利便性向上へ  キャッシュレスセミナー  (新宮市 )
2019年03月05日
117 韓国の徐福伝承を解く  赤崎敏男さんが講演  (新宮市 )
2019年03月05日
118 カーブミラーを清掃  御船支部の8人が作業  (紀宝地区安協 )
2019年03月05日
119 趣向凝らした演劇を披露  相野谷小で学習発表会  
2019年03月05日
120 開花を楽しみに  紀南高でクマノザクラを植樹  (御浜町 )
2019年03月05日
121 まちの活性化を期待  「みはまロコ」パーク七里御浜でオープン  
2019年03月05日
122 新体操やコーラスなど披露  芸能発表会に25団体出演  (紀宝町 )
2019年03月05日
123 「ひな祭り」楽しむ  にこにこひろばに20人  (串本町 )
2019年03月05日
124 地域ぐるみで意識高める  橋杭小地震・津波避難訓練  (串本町 )
2019年03月05日
125 お悔やみ情報