ニュースアーカイブ|ARCHIVES
アーカイブ検索で表示されるグレーのリンクのない記事については、熊野新聞紙面をご覧ください。
ご購読のお申し込み
過去2年分の熊野新聞は、
SHIMBUN ONLiNE
でご購読頂けます。
新聞オンライン(電子新聞)
カレンダー検索:13件の記事がありました
【検索ステータス】 
2023年04月06日
1 仮称1号トンネルが貫通
 国道168号相賀高田工区  (新宮市 )

 現在、開通に向けて工事が進む、新宮市相賀の国道168号相賀高田工区の「仮称1号トンネル」が4日、貫通した。発注者の和歌山県職員や市職員らが立ち会い、貫通の瞬間を見守った。

 同工区は、五條新宮道路の一部区間として計画されている延長4・8㌔の路線で▽新宮市への通勤通学など、沿線住民の日常生活における移動を支援▽落石やのり面崩壊、冠水などによる通行止めを回避し、第一次緊急輸送道路の機能を強化▽二次救急医療機関(市立医療センター)へのアクセス向上▽世界遺産などの観光拠点を結ぶ周遊ルートの信頼性向上―を目的として計画されている。

 「仮称1号トンネル」は同工区の内、相賀地内における延長979㍍のトンネルで、西松・合同・城南特定建設工事共同企業体(岡竜・新宮相賀トンネル出張所長)が道路改築工事を請け負っている。

 2021年12月に安全祈願祭を執り行い、22年1月12日から掘削を開始し、晴れて貫通の日を迎えた。工期は11月30日までを予定している。なお、同工区のうち、相賀から白見の滝に至るまでの「仮称2号トンネル」でも現在、完成に向けて工事が行われている。

 トンネル貫通に当たり、東牟婁振興局新宮建設部工務課の堀直樹さんは「近畿自動車道紀勢線と一体となって進めている、医療や地域発展のために欠かせない大事な幹線道路の一つ。開通を待ち望んでいる方々も多い。貫通は一つの区切り。今後も早期に道として供用できるよう努めていきたい」。

 岡所長は「協力業者や地元の方々にご尽力いただき、無事に貫通の日を迎えることができた」と感謝。「引き続き、安全第一で最後まで頑張って工事を進めていきたい。今後ともご指導いただければ」と話していた。

(2023年4月6日付紙面より)

「仮称1号トンネル」の貫通を祝った=4日、新宮市相賀
お神酒で清め、安全を祈願した

2023年04月06日
2 先人たちの歴史まとめる
 大越さんが地域おこし協力隊に着任  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町役場で3日、地域おこし協力隊の着任式があった。群馬県高崎市在住で上智大学3年の大越光太郎さん(21)が着任し、堀順一郎町長から委嘱状を受けた。

 地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域などに移住して、地場産品PRなどの地域おこし支援や農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図るもの。

 町では2011年1月から採用を開始。先月31日現在では、13人が卒隊し、7人が町内に定住している。また、現役の協力隊メンバーは大越さんを除き3人。

 大越さんは色川地区を担当し▽移住交流事業の支援▽地域の情報収集、広報活動▽地域団体の活動サポート▽地域課題の整理や、対策の検討―などに取り組む。

 現役大学生の大越さんは、総合グローバル学部を専攻。学びを進める中で、グローバル化の問題などに直面したという。

 その際に、逆に位置する「里の暮らし」に興味を持ち、色川地域の存在を知る。その後、協力隊に申し込み、着任に至った。同町熊瀬川に住み、色川地域で活動に従事する。任期は今月1日から来年3月31日まで。

 大学を休学し任務に就く大越さんは「他の里がある地域は廃れてしまったり、現代の形に変わってしまっているが、色川には本物の里が残っている。文化も地形も想像以上に広くて大きい。皆さんが温かくて優しい。歓迎していただき、うれしい」。

 活動については「先人たちが残してきた歴史や生活の積み重ね、思いなどを一つにまとめて、後世に継承していきたい。任期後は復学などもあるが、最終的には色川に戻ってきたいと考えている」と語った。

 堀町長は「これまで培った経験や知識をこの地域で生かしていただき、地域や町の活性化にご協力いただければ幸いです」と話した。

(2023年4月6日付紙面より)

地域おこし協力隊に着任した大越光太郎さん(左)=3日、那智勝浦町役場
2023年04月06日
3 代表参列で信仰をつなぐ
 中湊稲荷神社の祭典営む  (串本町 )

 串本町中湊にある稲荷神社の祭典が2日に営まれた。新型コロナウイルスの情勢で十分な準備ができず、今年も式典のみ実施。来年こそ再興と申し合わせつつ、区内で代表を立てて信仰を今後へとつないだ。

 正法寺後背の山腹に鎮座するこの神社は倉稲魂神(うかのみたまのかみ)を主祭神とし、古く商圏として発展した中湊に開運をもたらす神として今も中湊区(生熊和道区長)から信仰を得ている。

 祭典は4月3日に近い日曜日を期日にして営んでいて近年まで青年会「英進社」による子どもみこしや奉賛行事(出店と餅まき)を伴っていたが、2019年を最終とし20年以降は新型コロナウイルスの情勢で式典のみ行う形が続いている。今年も準備を始めるタイミングで感染拡大第8波の情勢があり、来賓を交えず区内代表者と厄よけ・寿祝いの参列者だけで式典を営むことを判断。当日雨天の予報が出ていたため、中湊コミュニティーセンター2階に祭壇を組んで遥拝する形で式典に臨んだ。

 式典には神社総代、同区、正法寺総代、青年会、婦人会、生き生きスクール中湊、厄よけ寿祝いの各代表者17人が参列。神事は古座神社の石田保宮司が執り行い、神保圭志神社総代以下順次玉串をささげるなどして主祭神への礼を尽くした。

 式典に先立って生熊区長は「4年来この場所(同センター)で祭りをしているが、本来の形がないとやっぱりさみしい。来年こそは何とかしたいと思うので、その時は協力をよろしくお願いしたい。厄年や寿祝いの皆さんは今年一年、丈夫に頑張ってほしい」とあいさつをして、参列一同の思いを束ねた。

(2023年4月6日付紙面より)

稲荷神社を遥拝する形で式典に臨む一同=2日、串本町中湊の中湊コミュニティーセンター
2023年04月06日
4 遊ぶ児童の歓声響く
 王子で学童保育始まる  (新宮市 )

 新宮市立王子ヶ浜小学校(谷口幸生校長)の横、旧王子幼稚園の建物で新たに、「王子放課後児童クラブ」が始まっている。王子ヶ浜小学校の1~6年生の児童36人でスタート。楽しげに遊ぶ児童の声が響いている。

 王子放課後児童クラブ父母会(小川政夫会長)が、市の委託を受けて運営している。王子ヶ浜小の校区にはこれまで学童保育の施設がなく、児童らは、井の沢放課後児童クラブ(通称:たんぽぽクラブ)に送迎支援を受けて通っていた。王子ヶ浜小学校の保護者から、校区内に施設が欲しいとの声を受けて、新宮市が旧王子幼稚園の建物を再整備した。スタッフは、他の学童保育の施設での経験者が務める。

 4日には、施設のスタッフに加え、学生ボランティアが見守る中で、児童らが歓声を上げて遊んでいた。清水明美主任は「集団での遊びの中で、温かい人間関係の土台をつくる場所にしたいとの思いがあり、児童にはその力を培っていってほしいと願っています」と話した。

(2023年4月6日付紙面より)

楽しげに遊ぶ児童ら=4日、新宮市の王子放課後児童クラブ
2023年04月06日
5 1位に小阪留美さん  写連新宮支部3月例会  
2023年04月06日
6 孔島周辺で清掃奉仕  新宮LC20人が取り組む  (新宮市 )
2023年04月06日
7 力一つに書道パフォーマンス  第13回恵苑書院展  (新宮市 )
2023年04月06日
8 「大逆事件」は普遍的なテーマ  バーバラ・ハートリーさん  
2023年04月06日
9 新たに3品仕上がる  打ち上げPRグッズ  (串本町 )
2023年04月06日
10 花盛りで存在感際立つ  高富のトルコのお守り  (串本町 )
2023年04月06日
11 学校での性暴力対応冊子  全ての教職員に配布  (三重県 )
2023年04月06日
12 歯磨きで感染を防ごう  小中学生にパンフレット配布  (紀宝町 )
2023年04月06日
13 剣道は人を成長させてくれる  紀宝町出身、木和田大起・教士7段  (カナダ代表コーチ )