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2022年10月27日
1 協力体制の強化図る
 佐川急便で不審者発見・通報訓練  (和歌山県警 )

 新宮市王子町の佐川急便㈱新宮営業所で25日、不審者発見・通報訓練が行われた。和歌山県警察本部生活安全部・生活安全企画課職員や新宮警察署員が協力。訓練を通して、相互の連携と不審者発見時の対応力強化を図った。

 県警と同社は、犯罪のない安全安心な社会の実現を目的とし、今年8月26日に「地域安全に関する協定」を締結。同社と県警本部が協定を結ぶのは全国初で、同社は子どもの見守りや特殊詐欺被害の防止、犯罪などを認知したときの通報などの面で協力体制を図っていく。

 協定により、同社では和歌山、高野口、田辺、新宮の県内4営業所の管理職が、防犯情報や子どもの安全情報などを提供する、県警の「きしゅう君の防犯メール」に登録。防犯メールで不審者情報などを得た場合に社内のネットワークで社員間で情報を共有し、配達時などに不審者を発見した際には速やかに110番通報する体制づくりを行っていく。

 協定締結時より順次、各営業所で訓練を実施しており、新宮営業所では不審者情報の防犯メールを受信した従業員が不審者を発見。110番通報し、現場に駆け付けた警察官に不審者の特徴などを説明するまでの一連の流れを確認した。

 特殊詐欺被害防止訓練では、焦った様子で荷物を持ち込んだ利用者に対して、窓口対応社員が特殊詐欺被害の可能性があると判断し、封筒の中身を利用者に確認するとともに通報。

 現場に到着した警察官が「現金が入っているのでは」「詐欺の可能性がある」などと、利用者に扮した警察官に説得を試みるなどした。

 生活安全企画課の中西史・課長補佐は「実際に現金を送ってしまった事例が発生している。窓口利用者の対応が難しいようなら警察に通報を」などと呼びかけた。

 訓練を終え、小川純一郎所長は「実際に封筒の中に現金が入っているのか判断するのは難しいが、少しでも不審だと感じたら特殊詐欺が発生していることを伝えてあげることが必要だと感じた。協定締結を機に、お客さんへの声かけを強化し、今後も警察に協力していければ」と話していた。

(2022年10月27日付紙面より)

警察官が利用者に封筒の中身を確認=25日、新宮市の佐川急便新宮営業所
不審者の情報を伝える佐川急便の職員(左)
2022年10月27日
2 泳ぐ宝石「らんちう」 3年ぶり品評大会にぎわう (新宮市)

 紀州らんちう同好会(植松啓会長)は23日、新宮市の三輪崎漁協魚市場で3年ぶりとなる品評大会を開催した。熊野地方をはじめ大阪や京都、福井などから愛好家18人が76匹を出品し、美しさを競った。

 らんちう(蘭鋳、蘭虫、らんちゅう)とは金魚の一種で、江戸時代末期から明治にかけて和金を品種改良したもの。「泳ぐ宝石」とも呼ばれ、世界各地に愛好家がいる。

 植松会長は「3年ぶりの開催ということで、皆楽しみにしていた。この日のために日々飼育をしている」と喜びを語り、審査について「基準はさまざまあるが、尾の美しさが7割で、バランスや泳ぎ方、形なども重要。長年続けていても入賞できないこともあり、飼育のセンスが問われる」と語った。

 品評会には当歳魚(1歳未満)、弐歳魚(1~2歳未満)、親魚(2歳以上)の3部門があり、日本らんちう協会西本部の小林保治副部長が審査。上位入賞魚には大関、関脇、小結など相撲と同じ番付が与えられた。入賞魚が白いおけに並ぶと、愛好家や見物客らが美しさに見入っていた。

(2022年10月27日付紙面より)

各地から愛好家らが集う=23日、新宮市三輪崎
優等賞に選ばれたらんちうを眺める
2022年10月27日
3 放水訓練、初期消火を体験 成川小で消防団学校講座 (紀宝町)

 三重県消防協会紀南支会による消防団学校講座が25日、紀宝町立成川小学校(大藤伸之校長、児童54人)であり、全校児童が放水、初期消火訓練を体験した。

 地域住民の生命と財産を守る消防団の活動を学び、体験するとともに消防団員との交流を図ることを目的に2007年度から実施。同校には紀宝町消防団の逢野統一団長と第2分団の疋嶋康男分団長、成川班の6人が訪れた。

 2、3年生対象の講話で疋嶋分団長は「私たち消防団員は普段、普通の仕事をしていて、火事や台風、地震などが起きたときに活動します」と説明。町消防団には160人、成川班には21人が所属しているとし「紀宝町では6人の女性消防団員もいます。18歳になったら消防団に入ってください」と呼びかけた。

 児童たちは「消防車庫には何が入っていますか」「どんな訓練をしますか」などと質問。疋嶋分団長は「車庫には消防車、移動式ポンプ、ヘルメットなどが入っています」「敬礼や消防車からの放水、ポンプ操作、土のうの積み方などの訓練をしています」などと答えた。

 この後、全校児童が運動場に集合。1~3年生は水消火器による初期消火訓練に取り組み、4~6年生は団員のサポートを受けながらホースを握り放水訓練を体験した。熊野市消防本部紀宝分署も協力し、消防車両を展示。児童たちは子ども用防火服を身に着けるなどした。

(2022年10月27日付紙面より)

放水訓練を体験する児童=25日、紀宝町立成川小学校
水消火器で初期消火訓練に取り組む
2022年10月27日
4 仕事への理解深める
 神倉小3年が社会科授業  (新宮市 )

 新宮市立神倉小学校(藪中秀樹校長)の3年生58人は25日、同市井の沢のハイマートを訪れた。児童は鮮魚部主任の西畑直行さんから仕事内容や取り組みなどについて教わった。

 社会科授業の一環で、地域のために働く職業について実際に話を聞き、見学や体験を通して仕事への理解を深めることを目的に実施。地域に密着した働く姿勢を実際に肌で感じてもらおうとハイマートに依頼し実現した。この日はクラス別の2グループに分かれて行われた。

 到着した児童は鮮魚や総菜、野菜などの各コーナーや店員の作業を見学。気付いたことや店内にある商品の配置図を熱心に書き留めていった。

 質問コーナーでは「よく売れる品物は何ですか?」「どうやって商品の場所を決めていますか?」「お客さんが多く来る時間はいつですか?」などが挙がり、西畑さんは丁寧に回答した。

 植松樹香(このか)さん(8)は「普段は分からない作業場の様子を見ることができて楽しかった。お店には来たことがあるけど、いろんなことをしているのが分かって勉強になった」。

 西畑さんは「積極的に質問するなど、子どもたちが興味を持ってくれているのが分かりました。授業を通じて、改めて食の大切さを忘れないでもらえれば」と話していた。

(2022年10月27日付紙面より)

見学し気付いたことを書き留める児童=25日、新宮市井の沢のハイマート
2022年10月27日
5 新しい風を吹かせよう  近大新宮祭盛り上がる  
2022年10月27日
6 著作権使用料で判決  当地音楽教室にも影響  
2022年10月27日
7 「同和問題」について考える  人権教育地方別研修会  (那智勝浦町 )
2022年10月27日
8 1位に西美晴さん  写連新宮支部10月例会  
2022年10月27日
9 大きさに驚き歓声  サツマイモ収穫を体験  (太地こども園 )
2022年10月27日
10 ハッピーハロウィーン!  ECC伊佐田教室がパーティー  (新宮市 )
2022年10月27日
11 谷口暁理さんが全勝で切符つかむ  全日本空手道選手権大会  (新宮市 )
2022年10月27日
12 本州最南端で打ち上げ体験  和歌山市の教室参加者ら  (串本町 )
2022年10月27日
13 乳がん早期発見の意識促す  ピンクリボン運動街頭啓発  (串本町 )
2022年10月27日
14 県選手権大会でベスト8に  女子バレーボール部が健闘  (串本古座高校 )
2022年10月27日
15 応援受け自己記録に挑戦  第16回小学校陸上記録会  (串本町 )
2022年10月27日
16 三重県選抜、全国大会へ  地元勢4人、東海優勝に貢献  (中学生野球大会 )
2022年10月27日
17 親子で落花生の収穫楽しむ  母親サークル「のいちごの会」  (那智勝浦町 )
2022年10月27日
18 下古谷律武さん、全国大会へ  好成績で本選突破  (日本クラシック音楽コンクール )
2022年10月27日
19 世界平和やコロナ退散祈り  熊野修験が特別大護摩供  (那智勝浦町 )
2022年10月27日
20 お悔やみ情報