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2022年08月31日
1 安心してベビーケアを
 mamaroを県内初導入  (太地町立くじらの博物館 )

 太地町立くじらの博物館(稲森大樹館長)は29日、神奈川県のTrim株式会社が開発・販売を行う授乳・おむつ替えなどができる設置型ベビーケアルーム「mamaro(ママロ)」を和歌山県内で初導入した。ママロは同館1階(多目的トイレ横)に設置され、個室型で施錠が可能。感染症対策やセキュリティー面にも配慮した設備で、来館者の育児の快適化をサポートする。

 同館にはこれまで、正式な授乳室はなく、空き部屋を簡易授乳室として開放していたという。

 小さな子ども連れの家族層が多いことから、授乳室を希望する声も多く、コロナ禍の感染症対策面も考慮し、導入に至った。購入には国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を用いている。

 ママロは▽可動式ソファ▽モノのインターネット(IoT)デバイスを標準搭載▽情報などを伝えるモニター▽送風機▽空気清浄機▽コンセント―などを完備。

 高さ201・6㌢、幅180㌢、奥行き90㌢で、室内高さ190㌢、室内面積1・28平方㍍。抗ウイルス・抗菌・防臭が施されている。

 授乳だけでなく、おむつ交換や離乳食、寝かしつけ、着替えなど幅広い赤ちゃんのケアが行える。その際は性別問わずに使用できる。

 センサーが人を察知して室内のライトが点灯する仕組み。使用中は室外の「mamaro」の文字が点灯し、利用中を知らせる機能もある。

 利用時間は30分以内に設定。それ以上の入室は非常事態も考えられるため、同館事務所に使用超過をメールで知らせるアラートシステムも安心の裏付けとなっている。

 また、ママロは移動も可能だ。今後は利用者の声を聞き、ニーズに合わせて設置場所を変更する場合もあるとしている。

 中江環副館長は「当館は小さなお子さまを連れたファミリー層の来館が多い。安心してベビーケアができる室内を提供し、外出先における育児のサポートや、子どもの頃からの豊かな博物館体験のお手伝いになれば幸いです」と語った。

 なお、ママロはこの日から利用開始となったが、運用方法は現在検討中。そのため、当面は利用時に、同館事務所に申し出が必要としている。

(2022年8月31日付紙面より)

安心してベビーケアが行えるmamaro(ママロ)を和歌山県で初導入した=29日、太地町立くじらの博物館
設備が整った室内
2022年08月31日
2 ちょうちんで夏の思い出を いざかた通りに設置 (南紀くろしお商工会青年部)

 南紀くろしお商工会青年部(由谷恭兵部長)は26日夜、那智勝浦町のいざかた通り商店会と協力し、同商店街にちょうちんモニュメントを設置した。設置期間は9月12日(月)までで、街灯が点灯している午後6時から10時ごろまでライトアップされるという。

 モニュメントは7月末に開催が決まっていた勝浦ナイトマーケットで展示予定だったもの。新型コロナウイルスの影響で催しが延期となったことから、青年部が少しでも町の活気につながればと同商店会に協力を呼びかけ実施に至った。

 ちょうちんは町立下里中、宇久井中、那智中学校有志、下里小、太田小、勝浦小、市野々小、宇久井小、太地小学校、大野、南大居、井関保育所、天満、わかば保育園、下里、勝浦、宇久井こども園、通園くじら、太地こども園の子どもたちが「夏の思い出」をテーマに絵を描いたもの。青年部がちょうちんを6月ごろから配布し、7月中旬に回収した。

 この日はメンバーらが協力しながら、木製の枠を設置し、番線を張ってそこにちょうちんをつるしていった。

 同商店会の瀧川勝英会長は「コロナ禍で何もない時期、青年部のお手伝いをさせていただけたらと思った。これから商店街にある柱の補強工事が始まる。終了後は、今回を機会に各所にあるびん玉をきれいにして電球をともしたい」。

 由谷部長は「ナイトマーケットは残念ながら延期となったが、子どもたちが協力してくれたちょうちんを設置して、少しでも活気につながってもらえたら。そして、皆さまに楽しんでいただき、夏の思い出を残してほしい」と語った。

(2022年8月31日付紙面より)

ちょうちんの設置に汗を流す南紀くろしお商工会青年部のメンバーら=26日、那智勝浦町のいざかた通り商店街
子どもたちが描いたちょうちんが並んでいる=29日、同所
2022年08月31日
3 全国優勝など結果を報告
 潮岬中3年の久保凛さん  (串本町 )

 第49回全日本中学校陸上競技選手権大会(以下全中とする)女子800㍍で優勝した串本町立潮岬中学校3年・久保凛さん(14)が29日、田嶋勝正町長らに今夏の挑戦の結果を報告した。

 久保さんはスポ少活動で培い県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会の同町チームメンバーとしても実力を発揮している走りをさらに高めるため、中学校進学を節目にし陸上競技に専念。同チーム監督であり祖母・久保浩子さん指導の下で800㍍種目を主に選び、走力向上に打ち込んでいる。

 今夏は7月2~3日実施の第68回全日本中学校通信陸上競技大会和歌山県大会予選で県中学校記録を上回る2分12秒15を記録し、標準記録(2分16秒50)突破により全中進出を決めた。全中本番までの間にあった総合体育大会も地方、県、近畿と進出。近畿の決勝では2分14秒46を記録して1位になり、2年連続優勝を果たして勢いを付けた。

 昨年に続き2度目の出場となる全中は8月18~19日にあり、予選で自己ベストの2分11秒79を記録し総合1位で決勝へ進出。決勝は持ち味の先行を最後まで貫き、2分9秒96でゴールを駆け抜けた。

 同チーム団長として久保さんの実力を知る田嶋町長は「串本町にとって誇らしい結果」と報告を喜び、これにとどまらず今後も挑戦し続けることを期待して健闘をたたえつつ懇談を重ねた。

 「去年はA決勝に行けず悔しかったので、今年は絶対優勝すると決めていた」と久保さん。この目標は全力を出さなければ達成できないと自分を奮い立たせて予選、決勝を駆け抜けた。今回の結果は同校外部コーチとして見守った祖母もすごく喜んでくれたという。表彰台に立った時は「今までの練習で苦しい時もあったけれど乗り越えて良かったなぁとか、いろんな人に感謝したいとかそういうことを思いました」と人柄をにじませながら、今夏の挑戦を振り返った。

  □     □

次の挑戦の舞台はJOC1000㍍



 久保さんは28日実施のU―16陸上競技大会選考会U―16女子1000㍍で2分50秒26を記録し優勝。昨年に続いてJOC第53回U16陸上競技大会出場権を得る予定という。以降も全国都道府県対抗女子駅伝競走大会、県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会といった舞台が控え、久保さんは出場の意欲を示している。

(2022年8月31日付紙面より)

全国優勝など今夏の挑戦の結果を報告した久保凛さん(中)=29日、串本町役場本庁
2022年08月31日
4 きものでスキルアップ!
 伝統文化こどもきもの教室  (新宮市 )

 新宮市の蜂伏会館で28日、ききょう会による「伝統文化こどもきもの教室」の稽古が行われた。本年度は小学1年生~高校2年生の23人が参加しており、講師の苅屋企世子さんから浴衣の着装やマナーを学んでいる。

 次代を担う子どもたちやその親に、日本の伝統文化を体験・修得できる機会を提供し、豊かな人間性の養成に資することを目的とする文化庁の「令和4年度伝統文化親子教室事業」の採択を受けて実施している。

 稽古は「よろしくお願いします」のあいさつとお辞儀から始まり、参加者たちは、美しく浴衣を着装するための手順や帯の結び方を繰り返し練習。一緒に参加する友達と教え合ったり、互いの浴衣姿に「帯がカラフルでかわいい」と笑い合ったりする様子も見られた。

 かとうゆきこさん(三輪崎小1)は、自分で着付けた浴衣姿を鏡で見ながら「上手にできたと思う。お人形で練習していたから、りぼん結びもできる。家でも練習する」。植地美羽さん(三輪崎小4)は「今年初めて参加した。帯を結ぶのがまだ難しい」と話していた。

 今後も毎月稽古を重ね、11月6日(日)には和の心「珠蒼の会」主催の「伝統文化こどもいけばな教室」と合同で発表会を開く予定だ。

(2022年8月31日付紙面より)

浴衣の着装にチャレンジ=28日、新宮市の蜂伏会館
苅屋企世子さんが指導
2022年08月31日
5 熊野市消防本部が4位に  東海3県の救助技術指導会で  
2022年08月31日
6 3年ぶりに「趣味の作品展」  町老連の会員手がけた力作並ぶ  (まなびの郷 )
2022年08月31日
7 昨年度決算を認定  南清園・清浄苑の議会  
2022年08月31日
8 高校生活について質問 下里中で「ようこそ先輩」 (那智勝浦町)
2022年08月31日
9 外国人宿泊客数は過去最低  令和3年観光客動態調査  (和歌山県 )
2022年08月31日
10 浴衣や甚平姿で楽しむ  佐野会館で子ども縁日  (新宮市 )
2022年08月31日
11 「昔ながらの駄菓子屋さん」開店  広角で「広梅会サロン」  (新宮市 )
2022年08月31日
12 ボウズハゼの岩登り観察  古座川町小川の滝の拝で  (熊野自然保護連絡協議会 )
2022年08月31日
13 紀南リーグ戦で準優勝  バレーボール部が健闘  (串本古座高校 )
2022年08月30日
14 生誕130年、協力して事業展開 実践女子大と包括的連携協定 (新宮市立佐藤春夫記念館)

 新宮市立佐藤春夫記念館(辻本雄一館長)と実践女子大学は29日、市役所で包括的連携協定を締結した。締結式には辻本館長と、同大学文芸資料研究所の佐藤悟所長、同研究所研究員で佐藤春夫研究者の河野龍也・東京大学文学部准教授が出席。辻本館長と佐藤所長が協定書に署名した。両者は今後、相互連携の下、生誕130年事業などを共催していく予定。

 市名誉市民・佐藤春夫(1892~1964年)の生誕から今年で130年。同記念館と同大学文芸資料研究所で連携し、事業を開催できればとの話が発端となり、このたびの締結に至った。

 締結には、春夫の研究のため、学生時代から春夫記念館に足を運び、企画展「百年之遇 佐藤春夫 1920臺灣旅行文學展(百年の旅びと 佐藤春夫 1920台湾旅行文学展)」(2020年、台湾台南市の国立台湾文学館)の開催にも尽力した河野准教授が協力。春夫記念館との公式な関わりは14年の没後50年記念行事以降となる。

 なお、河野准教授は今年4月から東京大学に転任したが、前任地である実践女子大学には、佐藤家から寄託を受け河野准教授が調査してきた関係資料が多数残されている。実践女子大では未公開の書籍や原稿を中心に1万3000カットの資料撮影を完了しているという。

 また、佐藤所長は熊野速玉大社ご神宝の調進に当たった髙倉家に中世以来伝来する装束資料を調査しており、当地方とのつながりに大きく期待を寄せている。

 このたびの締結は、協力と信頼関係の下に、互いの持つ資源を有効に活用し、相互の発展とともに文化振興に寄与することを目的とし、目的を達成するため、双方が関心を持つ学術分野において▽共同研究の実施▽講義、講演およびシンポジウムの実施▽学術情報および資料の交換▽研究・教育への相互助言▽その他必要な展示、調査および研究―について交流、協力を推進するもの。

 喫緊の生誕130年事業は包括連携協定締結記念と銘打ち、実践女子大学では生誕130年記念展示「知られざる佐藤春夫の軌跡―不滅の光芒(こうぼう)―」(9月26日~10月15日、同大学香雪記念資料館)、国文学科公開講座「美の冒険者・佐藤春夫の挑戦」(10月8日、同大学渋谷キャンパス)、春夫記念館では企画展「『わんぱく時代』の地から―知られざる佐藤春夫の軌跡―」(10月25日~来年2月12日、同記念館)と特別講演会(11月2日、市文化複合施設「丹鶴ホール」)を計画している。

 締結式では、河野准教授が締結に至った経緯について説明し「春夫の資料は膨大な量があるので大学と記念館とが協力しながら研究や教育に役立てていきたい。春夫は再評価の機運も高まっていると感じる。新宮市の魅力発信の一助にもなると考えている」。

 佐藤所長は「新宮市抜きでは研究はできない。提携がさらに発展し、学術研究・交流など幅広い関係を構築できたら」とあいさつ。

 辻本館長は「生誕130年の節目に共催の展示会が開かれることを非常にありがたく思う。かつては谷崎潤一郎、芥川龍之介と共に三者鼎立(ていりつ)などと称された。これを機会に一人でも多くの方に来場、認識いただければ」と話していた。

(2022年8月30日付紙面より)

(左から)協定書に署名した辻本雄一館長、佐藤悟所長と、締結に尽力した河野龍也准教授=29日、新宮市役所
実践女子大で記念展示・公開講座が開かれる
2022年08月30日
15 元気伝わる大絵馬完成
 えとの兎などにぎやかに  (太地町飛鳥神社 )

 過疎地域神社活性化推進委員会、太地町赤十字奉仕団(和田千明委員長)、太地町地域連絡協議会(法花真左美会長)は27日、同町の飛鳥神社(髙橋正樹宮司)で3回目となる大絵馬づくりを行った。同町在住で日本画家の土長けいさんがクジラとイルカを描き、町内の5歳から11歳までの子どもたち10人が来年のえとである「兎(うさぎ)」の型押しを行い、自由な発想で色を塗り背景を描いた。

 髙橋宮司によると、大絵馬づくりは「地域活性化」「子どもたちの思い出づくり」「郷土愛の育くみ」が目的。大絵馬は縦120㌢、横150㌢のヒノキ製。

 この日は新型コロナウイルス対策として▽検温▽消毒▽換気▽マスク着用▽3密回避▽大絵馬は1枚のみ作成▽時間短縮―などを徹底。児童らは二手に分かれ、小さな絵馬と大絵馬の作成を交代で取り組んだ。

 開始前に和田委員長が「瑞光寺のくじら橋」など、町に関連する絵本の読み聞かせを実施。今回は時間短縮のために、土長さんがクジラなどをすでに描いており、児童らはウサギ型に切り抜いたステンシルシートを用いて、白色の絵の具でウサギを型押しした。

 続いて、好みの色で色塗りをして、カラフルな波などを描き加え完成した。小さい絵馬は色とりどりのマジックで好きな絵を描き、目標なども記した。

 昨年も参加した山門咲紀さん(太地小5)は「型紙からはみ出さないように塗るのが難しかった。うまくできたし、楽しかった。来年も参加したい」。

 土長さんは「3密回避で今回の形となった。子どもたちの元気やパワーが伝わる大絵馬が完成した。子どもの参加がある限り大絵馬づくりは継続したいです」と話した。

 法花会長は「コロナ禍のため、前日まで開催を迷った。無事に実施でき、立派な大絵馬が完成して良かった。正月に、ぎやかに飾られるのが楽しみです」。

 和田委員長は「今年も子どもたちの個性が輝いた大絵馬ができてうれしい。来年もコロナ終息を願って実施したいです」。

 髙橋宮司は「毎年、子どもたちによって赴きが違う。自由な発想が楽しい」と述べた。

 年末には大絵馬の奉納奉告祭を予定しており、小さい絵馬も正月に飾られるという。

(2022年8月30日付紙面より)

元気伝わる大絵馬が完成した=27日、太地町の飛鳥神社
自由な発想で色塗りなどを行った
小さな絵馬も作成した
2022年08月30日
16 国交省道路局長にウェブ要望
 国道42号関係3団体の会長  (串本町 )

 近畿自動車道紀勢線すさみ・那智勝浦間建設促進協議会(会長=田嶋勝正・串本町長)、国道42号(田辺~新宮)改良促進協議会(会長=佐藤武治・和歌山県議会議員)、みんなの高速道路建設促進串本協議会(髙井英二会長)が26日、3団体合同で国土交通省の丹羽克彦道路局長にウェブ経由で要望をした。

 新型コロナウイルスの情勢で上京しての面会が難しい状況が続く中、例年の要望は自重しがたいとして昨年は近畿自動車道紀勢線すさみ・那智勝浦間建設促進協議会と国道42号(田辺~新宮)改良促進協議会でウェブ経由による要望を実施。今年は民間団体等52人で結成するみんなの高速道路建設促進串本協議会も加わる形で臨んだ。

 地元側の会場は同町役場本庁舎内に設け、和歌山県の県土整備部・福本仁志部長もウェブ上で同席。3団体それぞれにあらかじめ書面決議した要望事項を読み上げて丹羽局長に伝え、応答を受け止めた。

 同町建設課によると、要望事項は沿線に係る防災、医療、ポストコロナ時代を見据えた地域経済振興、大阪・関西万博などを背景とし▽国道42号の代替道路となる近畿自動車道紀勢線(すさみ串本道路などを含む)の早期完成▽防災・減災、国土強靱化(きょうじんか)のための5か年加速化対策以降も含めて財源を確保し継続して取り組むこと▽自然災害に対応するための地方整備局等の体制強化や資機材の確保を図ること―などを求める内容(他に団体それぞれの立場からの事項がある)。田嶋町長は決議した内容に加えて串本太地道路の用地買収などを急ピッチで進めている旨も付して求めたという。

 丹羽局長からは「紀勢線につきましては、皆さまの期待に添えるよう事業を進めていきたい」「5か年だけでは強靱化は済みませんので、さらに5年、10年と進むよう頑張っていきたい。支援いただければと思う」などの応答を得たという。

(2022年8月30日付紙面より)

国土交通省の丹羽克彦道路局長への要望に臨む3団体の各会長(右)ら=26日、串本町役場本庁舎
2022年08月30日
17 右見てよし、左見てよし
 南大居・大野保が交通安全教室  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町立南大居保育所(永野陽美所長)で26日、大野保育所と合同の交通安全教室が開かれた。和歌山県警察本部交通部交通企画課安全教育係(通称・ひまわり)が劇で交通ルールを伝え、3~5歳児11人が楽しく学んだ。

 園児たちは、交通ルールを守らず、いたずらをしてサルの城に捕まってしまった「しんちゃん」を助けるため、ニャン太郎や警察官と一緒に南の島へ出発。信号機や交通標識の意味、ヘルメットやチャイルドシートの大切さを学習し「飛び出しはしません!」と約束した。

 「右見てよし、左見てよし、もう一度右見て渡りましょう♪」の歌詞に合わせて横断歩道を渡る練習もしていた。

 同町を含む新宮市・東牟婁郡の公立小・中学校は、9月1日(木)から新学期がスタートする。交通事故を防ぐため、登下校の時間帯にはドライバーも十分注意が必要だ。

(2022年8月30日付紙面より)

手を上げて横断歩道を渡る=26日、那智勝浦町立南大居保育所
2022年08月30日
18 18年以上、環境美化に尽力  浜街道おもう会を表彰  
2022年08月30日
19 福祉知り考える機会に  御浜町で「ふらっとフェス」  
2022年08月30日
20 絵本「チャコという犬がいた」  実体験基に田中千鶴見さん描く  (紀宝町 )
2022年08月30日
21 夢を持たせる話し合いを  保護者向け進路講演会  (近大新宮 )
2022年08月30日
22 駐車場増設で利便性向上  那智勝浦町教育センター  
2022年08月30日
23 買い物客に演奏披露  吹奏楽部ミニコンサート  (那智中学校 )
2022年08月30日
24 幻想的な光に包まれる  六地蔵まつりとキャンドルナイト  (新宮市 )
2022年08月30日
25 ニホンウナギなど捕まえ観察  古座川ふるさと自然あそび塾  (古座川町 )
2022年08月30日
26 型取りなどして関心深める  第6回わくわく地学探検隊  (ネイバーフッド )
2022年08月30日
27 涼を求める人出でにぎわう  屋台村「串本ナイトガーデン」  (串本町 )
2022年08月30日
28 お悔やみ情報
  
2022年08月28日
29 未曽有の災害、忘れたらあかん
 紀伊半島大水害記念公園で清掃  (那智勝浦町 )

 当地方を襲った未曽有の大水害・紀伊半島大水害(2011年)から11年となる9月4日(日)に向け27日、那智勝浦町井関の紀伊半島大水害記念公園で、那智谷大水害遺族会の岩渕三千生(みちお)代表と地元建設業有志ら約30人が慰霊碑の清掃や周辺の草刈りに取り組んだ。清掃後、岩渕代表は「今年も清掃活動を行わせてもらった。どうか見守っていてほしい」と報告し、慰霊碑に手を合わせた。

 清掃は、水害発生当日の追悼供養や慰霊祭を前に毎年実施する恒例行事。なお、今年の慰霊祭(4日正午~)は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から式典は中止とし、岩渕代表と堀順一郎町長による代表献花のみの予定となっている。

 この日、参加したのは▽㈱庵野組▽井筒建設㈱▽カミジ技建㈱▽木原造林㈱▽大和建設㈱▽岡山組▽㈱海邊組▽㈱川合組▽㈲崎建設▽田中建設㈱▽㈱下山組▽㈱泉組▽㈱果無建設▽㈱松原組▽㈱オカダ―の15社。草刈り機などを手に清掃活動に汗を流した。

 岩渕代表は参加者らの協力に感謝を伝え「災害を忘れたらあかん。未曽有の災害を後世に残すことが大事。清掃活動によって災害を思い出してほしい。これから台風も増える。あのような被害が二度と起こらないように、自分の身は自分で守るという気持ちを持ってほしい」と話していた。

 なお、同所では今年も4日未明、死者・行方不明者と同じ数の29個のLEDキャンドルをともすが、新型コロナウイルス感染状況を鑑み追悼供養は中止とする。

(2022年8月28日付紙面より)

慰霊碑を清掃する岩渕三千生代表=27日、那智勝浦町井関
有志ら約30人が清掃活動に参加した
2022年08月28日
30 力作250点を審査
 新宮市観光フォトコンテスト  

 新宮市観光フォトコンテストの審査会が26日、新宮市春日の春日隣保館であった。9人の審査員が80人から寄せられた力作250点を厳正に審査した。入賞者の表彰式を9月9日(金)に予定しており、入選作品は市観光カレンダーやパンフレットなど市のPRに使用される。

 市観光カレンダー製作実行委員会が主催する事業で11回目を数える。今回はテーマを「新宮が魅せる様々(さまざま)な風景(カオ)」とし、一般の部と学生の部(高校生以下)に分けて作品を募った。一般の部には54人から191点が、学生の部には26人から59点の応募があった。

 審査員は、今年新たに熊野速玉大社の上野顯宮司を迎え、田岡実千年市長、実行委員長の山本大輔・市観光協会事務局長、児嶋毅さん(審査委員長)、杉本光朗さん、垣本正道さん、堀幸義さん、西和美さん、市秘書課の廣井芳美・広報広聴係長の9人が務めた。

 熊野速玉大社や神倉神社、熊野川など、市内の四季折々の情景や植物、祭り・イベントの様子などを収めた力作の数々を審査。新型コロナウイルス感染予防のため手袋を身に着け、気に入った作品にシールを付けていった。

 山本実行委員長は「今回は審査に当たり、上野宮司にお越しいただいた。新しい目線で審査いただければ」。

 田岡市長は「コロナ禍ではあるが今回もたくさんの応募を頂いた。市においてはウィズコロナ、アフターコロナに向けて観光をしっかりとやっていきたい。作品は市のPRのために有効的に使用させていただきたい」とそれぞれあいさつした。

(2022年8月28日付紙面より)

フォトコンテストの入賞作品を選ぶ審査員ら=26日、春日隣保館
2022年08月28日
31 心を込めて和菓子届ける
 鵜殿地区配食サービスボラが友愛訪問  (紀宝町 )

 紀宝町鵜殿地区で配食サービスを行うボランティアグループ「鵜殿地区配食サービスボランティア」(田中敦子代表)は27日、年に1回の「友愛訪問」を実施。サービス利用者36人に和菓子セットを届けた。

 町内では鵜殿地区配食サービスボランティアとサークルほほえみが配食サービスを担っており、毎月2回、町内の希望者に手作り弁当を届けている。

 毎年8月は配食がない代わりに「友愛訪問」として、普段、利用者と顔を合わせない調理ボランティアも利用者宅を訪問してお菓子などを配っている。今年は、5日に「サークルほほえみ」の調理ボランティアと配達ボランティアが担当区域の利用者88人に届けた。

 鵜殿地区配食サービスボランティアは普段、会員が調理し、老人クラブ「讃寿(さんじゅ)会」も協力して利用者宅に配っている。この日は同ボランティアの6人が町福祉センターに集合後、手分けして各利用者宅を訪問した。

 田中代表は小阪利代さん(89)宅を訪れ「元気そうですね。暑い日が続いているので気を付けて」と声をかけた。小阪さんは「ありがたいね」と笑顔を見せていた。

 両グループでは、調理と配達のボランティアを募集しており、問い合わせは町社会福祉協議会(電話0735・32・0957)まで。

(2022年8月28日付紙面より)

利用者に和菓子を届ける=27日、紀宝町鵜殿
2022年08月28日
32 自衛隊フェスタが盛況
 くまの艦展示、売店も  (新宮市 )

 自衛隊サマーフェスタ2022in新宮が26日と27日、新宮市佐野の新宮港第3岸壁で開かれた。多数が訪れ、海上自衛隊の護衛艦「くまの」や航空自衛隊の地対空誘導弾ペトリオットを見学したり、売店でレトルト「海軍カレー」の購入を楽しんだりした。陸上自衛隊や新宮警察署による車両展示もあった。

 「くまの」は内部の一般公開はなく、岸壁からの見学のみだった。空自のペトリオットは27日のみ展示。陸自は26日に高機動車、27日は軽装甲機動車も加えて展示した。新宮署は白バイ、パトカー、事故処理車を並べた。売店ではレトルトカレーのほか、自衛隊のTシャツやタオル、帽子などが置かれていた。

 岸壁では来場者が「くまの」を単体で撮影したり、一緒に記念撮影したりする姿があった。陸自や警察の車両は、来場者が乗り込むなどして、感触を確かめていた。レトルトカレーは艦ごとのいろいろな「海軍カレー」のほか、陸自の複数の基地のカレーもあり、それぞれ味や辛さが違うとあって、幾つも買い求める来場者もいた。

 自衛隊の制服を着て記念撮影できるコーナーもあり、親子連れが子どもに制服を着せて撮影を楽しむ姿が見られた。「くまの」のシールや缶バッジ、コースターなどが当たる、子ども限定のガラガラ抽選もあった。

 那智勝浦町市野々から訪れた50歳代男性は「くまのの名が付いているから、特別と思い見に来た。(ステルス型なので)今までのデザインと違い、異様な感じを受ける。早くに新宮に来てくれたので良かった」と話した。

(2022年8月28日付紙面より)

護衛艦「くまの」の見学に大勢が訪れた=27日、新宮市佐野の新宮港第3岸壁
レトルトの「海軍カレー」を買い求める
2022年08月28日
33 お盆に多数来館  1週間で1万人超  (くじらの博物館 )
2022年08月28日
34 職員名乗る不審な電話相次ぐ  還付金詐欺に注意を  (新宮市 )
2022年08月28日
35 トマト? カボチャ? 違います  西さん宅のオレンジナス  (那智勝浦町 )
2022年08月28日
36 巨大すごろくやメダカすくい  小学生たちが夏祭り  (那智勝浦町 )
2022年08月28日
37 オリンピック出場を目指す  高田煕さん、レスリング優勝を報告  (御浜町 )
2022年08月28日
38 補正予算など16議案上程  第3回定例会が開会  (御浜町 )
2022年08月28日
39 参拝者が静かに手を合わす  横手延命地蔵尊で地蔵盆  (紀宝町井田 )
2022年08月28日
40 県が「林地開発」との見解示す  第4回鮒田区環境防災会議  
2022年08月27日
41 自発的意志や社会貢献学ぶ
 サマーボランティアスクール  (太地町 )

 太地町社会福祉協議会は24、25の両日、町内の中学生を対象に「サマーボランティアスクール」を開いた。参加した町立太地中学校の生徒5人はボランティアや防災について学びを深めた。

 本年度テーマは「学ぼう、防災」。ボランティア活動や福祉への理解を深めるとともに、自分たちに何ができるかを考え、災害時の行動について学ぶことなどが目的。

 岡本研会長は「2日間で自発的に行動しようという気持ちを学んでいただけたら」とあいさつ。

 町社協の小畑美由紀さんは「ボランティアとは」「どんなボランティアがある」などを問い、生徒はその対応について付箋に書き出した。

 小畑さんは「困っている人たちを助けたいと思う気持ちもボランティアになる」と話した。

 町社協事務局次長の漁野真司さんが「災害ボランティアについて~災害時でなくても助け合おう~」を講義。「何のために誰のためにボランティア活動を行うのかを知る」「人と人とのつながりの大切さを知る」「他人事ではなく自分事として考え行動する」を柱とし、社協の役割や災害ボランティアの詳細、日頃から自らができること、自身のボランティア体験を解説した。

 漁野さんは1995年の阪神淡路大震災が契機となり、災害ボランティアが始まり、ボランティア活動の発展へとつながったと説明。奉仕のイメージが強いボランティアは本来、自発的な意志に基づき、人や社会に貢献することだと話した。

 漁野さんは「大切なものをなくさないために何をすべきか、自分にできることを考え、日頃から家族や友人と話し合ってほしい」と訴えた。

 「『してもらう人』『してあげる人』の関係ではなく、復興に向け『共に協力しあう』関係」や「自分にできること、できないことを判断し、無理をしない」などのボランティア活動に入る心構えを紹介した。

 そのほか、災害ボランティアに関する〇×クイズや防災ゲーム、災害ボランティアセンターについての座学に取り組み、町役場の職員から「太地町事前復興計画」や応急処置も学んだ。

 脊古陸駆さん(2年)は「多くのボランティアがあることを知った。今後はボランティアに参加したい」と語った。

 翌25日は災害ボランティアセンターの運営体験を実施。受け付け、マッチングを経て、協力者の町民宅を訪問。氏名や最寄りの避難所などの聞き取り調査を行い、活動を報告した。最後はサマーボランティアスクールを振り返り、感想も発表した。岡本会長から生徒に修了証が手渡された。

(2022年8月27日付紙面より)

ボランティアについて学びを深めた=24日、太地町の多目的センター
聞き取り調査に向かう生徒ら=25日、太地町内(同町社会福祉協議会提供)
2022年08月27日
42 遊び通して体力向上を
 地域ふれあいネットワーク  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町地域ふれあいネットワークは20日、同町二河の教育センター(旧三川小学校)で「運動遊び」を開いた。町の健康づくりや健康課題改善に取り組む「地域活性化起業人」の島田匡平さんがナビゲーターを務め、参加した町内の小学生16人が遊びを通じて楽しみながら体を動かした。

 教育関係者などで組織される同ネットワークは、共働き世代の増加などの環境の変化を受け、放課後や長期休暇中に子どもたちの居場所づくりをすることを目的に活動している。

 この日はウオーミングアップのために鬼も逃げる児童も、歩いて5歩で止まり、タッチされると鬼になるという「5歩鬼」を実施。

 その後は、チーム分けをしてドッジボールに取り組んだ。異なる学校の児童らは協力しながらボールをキャッチし、声をかけ合って、投球するなどして汗を流した。

 参加した畑下波依司君(下里小5)は「ドッジボールが楽しかった。ボールに当たりそうなぎりぎりのところでかわすことができて良かった。ほかの学校の子たちとも仲良くなれた。また、参加したいです」と笑顔で話した。

 島田さんは「遊びを通して体力が向上し、各小学校の児童同士で交流を深めることが目的。ぜひ、今後も継続して参加していただけたら幸いです」と話していた。

 本年度は9月10日(土)、10月8日(土)、11月12日(土)、12月10日(土)に開催され、いずれも午前10時から。

(2022年8月27日付紙面より)

ドッジボールを楽しんだ=20日、那智勝浦町の教育センター
ストレッチなどにも取り組む児童ら
2022年08月27日
43 電波やIoTの発想に親しむ
 小中学生対象に実験工作教室  (わかやま産業振興財団・和歌山工業高等専門学校 )

 わかやま産業振興財団(島正博理事長)と和歌山工業高等専門学校(北風幸一校長)の主催事業「おもしろ科学の実験工作教室〈串本会場〉」が24日に串本町文化センターであり、小中学生11人が工作やプログラミングに挑戦し電波やモノのインターネット(IoT)を利用する発想に親しむなどした。

 この教室は、生活を豊かにする科学への興味や関心を深めることを目的として1993年度から和歌山会場を設けて実施。2011年度に田辺会場、21年に橋本会場と増え、本年度は串本会場を加えた4会場で順次開くとして参加を呼びかけた。

 対象は小学4年生~中学3年生で、事前申し込みは各会場定員15人として電子メールで受け付け。串本会場には田辺市~新宮市から12人の申し込みがあったという。

 当日は午前と午後の2部構成。午前の部はラジオキットの組み立てと電波の利用で同校の平野廣佑助教、午後の部はマイコンモジュール「M5Stack」を用いたプログラミング体験で同校の岡部弘佑准教授が講師となり実施した。同校5年生2人と同財団職員3人がサポートし、両部の合間では同校や高専ロボコンの紹介などもあった。

 午前の部は基板や部品を組み上げる感覚を体験し、ラジオ放送の受信成功を足掛かりにして電波とは何かを学習。午後の部は同モジュールの加速度センサーが捉えた特定の状況に対して特定の音を出す命令を与えるプログラミングが主な内容で、この作業はIoTの発想に通じると小中学生に紹介しつつ、挑戦を促した。

 両部に取り組んた後は修了証書を受け取って終了し、組み立てたラジオは持ち帰り。新宮市から参加した青木尚之君(三輪崎小6年)は「工作やプログラミングが好きなので参加してみた。難しいところは特になかったし、周波数を使って音階が奏でられるのは今まで知らなかった発想で、きれいに音を鳴らすことができて楽しかった。また参加してみたい」とコメントした。

(2022年8月27日付紙面より)

ラジオキットの組み立てに挑戦する小中学生=24日、串本町文化センター
2022年08月27日
44 郷土愛深め米の大切さ知る
 近大新宮中1年が稲刈り体験  (新宮市熊野川町 )

 新宮市の近畿大学附属新宮中学校(池上博基校長)の1年生48人は24日、同市熊野川町日足の田んぼで稲刈りを実施した。生徒たちは農業活動に取り組む「MYNS(マインズ)」(南本安信代表)のメンバーに教わりながら、鎌を手に金色の稲穂を刈り取った。

 ふるさと教育の一環で2016年から開始。市の教育目標である「郷土への誇りと愛着を育む教育の充実」を目的に、地元農家と協力した体験を通じて地元への愛着を深めようと行われている。作業体験や脱穀、乾燥などを見学することで農家の人たちへの感謝の気持ちと米を大切にする心を養う。田んぼは11年の紀伊半島大水害で浸水被害を受けた場所にあり、地域活性化のため積極的な取り組みで、復興に向けて頑張る地域の姿を伝える狙いもある。

 生徒たちは、4月にMYNSが所有する広さ約10㌃の田んぼで田植えを実施。この日はJAみくまのの清水重良さんから鎌の扱い方や作業の説明を受けると、協力しながら稲を刈っていった。

 大前美結(みゆう)さん(13)は「田植えから稲刈りまで初めての経験でしたが楽しかったです。自分たちが携わった稲がしっかり成長してくれ、特別な感情がある。改めて作物の大切さを実感しました」。

 南本代表は「生徒みんなの一生懸命に作業する姿が見られました。身をもって体験することで、育てることの大切さをいつまでも忘れないでもらえれば」と話していた。

(2022年8月27日付紙面より)

鎌を使い丁寧に稲を刈る生徒=24日、新宮市熊野川町
2022年08月27日
45 山口酒店が優勝 第181回職場対抗ボウリング大会 
2022年08月27日
46 南紀が準決勝進出
 ボーイズリーグ和歌山大会が開幕  
2022年08月27日
47 夏休みの自由研究を手助け  宇久井ビジターで名前調べ  (那智勝浦町 )
2022年08月27日
48 熱中症は予防が大事  田島幸治医師が対策講座  (新宮市熊野川町 )
2022年08月27日
49 改築に向け一部解体  紀南学園で工事進む  (新宮市 )
2022年08月27日
50 区民らが次々お参り  中葉地蔵で「地蔵盆」  (新宮市 )
2022年08月27日
51 MRと自動運転走行を紹介  5社合同で実証実験を実施  (南紀白浜空港 )
2022年08月27日
52 弘法湯、9月中開業目指す  新たな運営得て改装大詰め  (串本町 )
2022年08月27日
53 3年ぶり、中学校陸上競技大会  男女計27種目で熱戦  (熊野南郡 )
2022年08月27日
54 現職陣営のみ出席  御浜町長選事前説明会  
2022年08月27日
55 命の始まりと大切さ学ぶ  きほっこで助産師が授業  (紀宝町 )
2022年08月26日
56 「くまの」が新宮港にお目見え
 関係者らが入港を歓迎  (新宮市 )

 海上自衛隊の最新鋭ステルス型の護衛艦「くまの」(艦長=櫻井敦二等海佐、以下90人)が25日、新宮市佐野の新宮港第3岸壁に入港した。同日、関係者らによる入港歓迎行事が行われ、田岡実千年市長らが出迎えた。同護衛艦は26、27の両日に同所で開催される「自衛隊サマーフェスタ2022in新宮」で岸壁から見学することができる。

 今年3月、和歌山、三重、奈良3県を流れる「熊野川」から命名された護衛艦「くまの」が就役。掃海隊群に直轄艦として編入され、横須賀に配備された。全長132・5㍍、最大幅16・3㍍。排水量は3900㌧。船体のコンパクト化、徹底した省人化を図っており、乗員は通常型護衛艦の半数ほどの約90人。護衛艦機能に加え、従来は掃海艦艇が担っていた対機雷戦機能も備えている。

 熊野を冠した艦名から当地方でのお披露目が実現。同護衛艦が一般の港に入港するのは今回が初めてとなる。

 歓迎行事には田岡市長、酒井清崇東牟婁振興局長、田原正士新宮警察署長をはじめ、新宮防衛協会、紀州防大防医大友の会、県自衛隊家族会など関係者らが出席した。

 主催者を代表し、和歌山地方協力本部長の栫憲記(かこい・けんき)一等陸佐があいさつ。同港入港に至った経緯を説明するとともに、関係者らの尽力に感謝を伝え、乗員に「短い滞在時間だがこの機会を通して和歌山県を知ってもらえれば。イベントを訪れる多くの人に『くまの』をアピールして」と呼びかけた。

 来賓の田岡市長は「新宮港を第2の母港として、ふるさとに帰るがごとく今後もお立ち寄りいただければ。いつでも心を込めてお帰りをお待ち申し上げたい」。対し、櫻井二等海佐は「愛される船となるよう、しっかりと頑張っていきたい」と誓いを新たにした。

 サマーフェスタの初日26日は正午から。陸自の装備品展示や、売店でのグッズ、レトルトの海軍カレーの販売もある。27日は午前9時から午後4時までで、陸自の装備品展示や売店販売に加え、空自が地対空誘導弾ペトリオットの展示もある。

(2022年8月26日付紙面より)

護衛艦「くまの」入港に当たり歓迎行事が行われた=25日、新宮市佐野
関係者らが入港を歓迎
2022年08月26日
57 陽性者登録センター開設など 県民へのお願いを更新 (和歌山県)

 和歌山県は23日、「県民の皆様へのお願い」を更新した。軽微な症状などの条件に当てはまる人は、自己検査・登録制度(抗原定性検査キットの送付・陽性者登録事業)を活用するよう呼びかけている。

 新型コロナウイルス感染症患者の急増に伴い医療の逼迫(ひっぱく)が発生する中、県は急拡大への対応として、有症状者などを対象に抗原定性検査キットの入手から医師による確認・届け出までを自宅にいながらオンラインで完結することができる「県抗原定性検査キット送付・陽性者登録センター」(QRコード参照)を開設した。抗原キットの申し込みは9月28日(水)までの午前9時~午後5時、陽性登録は同30日(金)までの午前9時~午後5時まで申請を受け付ける。

 対象者は▽和歌山県在住または滞在中で、何らかの症状がある▽「年齢が15歳から50歳未満」「基礎疾患(糖尿病、高血圧、心血管疾患、慢性腎臓病、ぜんそくなど)を持っていない」「BMI30未満(BMI=体重㌔÷身長㍍の2乗)」「妊娠していない」―の全てに該当する人。申請から登録までの流れは別図を参照。

 また、PCR検査等の無料化事業を9月30日まで延長すると決定。県は、保健所の業務負担軽減のために、陽性が判明した人で管轄保健所からショートメッセージサービス(SMS)を受信した人は、MyHER-SYS(マイハーシス)を活用した健康観察への協力を呼びかけている。

(2022年8月26日付紙面より)

和歌山県抗原定性検査キット送付・陽性者登録センター
登録センターのQRコード
2022年08月26日
58 「前向き行動支援」学ぶ
 和久田学さんが教育講演  (那智勝浦町 )

 那智勝浦町教育研究会(会長=山下真司・勝浦小学校長)が24日、町内の小中学校10校の教職員を対象とした教育講演会を開催した。公益社団法人子どもの発達科学研究所の所長兼主任研究員の和久田学さん(小児発達学博士)が「子どもの行動を支える学校としての取り組み」と題してオンラインで講話した。

 和久田さんは1986年から静岡県特別支援学校の教諭を務め、2012年からは研究者として大阪大学大学院、浜松医科大学、弘前大学大学院で活躍。文部科学省委託の「いじめ・不登校等の未然防止に向けて魅力ある学校づくりに関する調査研究事業」で大阪府吹田市の公立小中学校にプログラムを提供している。

 和久田さんは、学力面の遅れや暴れる・おとなしすぎる、不登校といった問題が起こってから支援を行う従来の方法を「失敗を待つモデル」と批判。それに代わる包括的モデルとして、米国で開発・実践されている「教育に対する反応(RTI)モデル」を紹介した。

 「学びとは、半永続的な行動の変化である」という定義を示し「教師の仕事は子どもに学びをもたらし、適切な行動を増やしていくこと」と説明。「現在の教育現場では不適切な行動を減らすことが中心となりがち。しかし、『しかる』『注意する』という罰的アプローチを取ると、勉強自体への意欲をなくす『近接領域弱化の法則』や、怖い先生の前だけきちんとするようになる『弁別の法則』といった副作用が起こり、問題が深刻化する可能性がある」と述べた。

 具体的な手法としては、ターゲットとなる行動が起こる先行条件・行動・結果の三つを分析するABC分析の考え方を紹介。適切な行動が起こる先行条件を整え、結果を褒める「前向き行動支援」の重要生を述べ「教師による課題設定や指示、非言語性表現、時間デザインなどが重要な先行条件となる」と教育のプロとしての指導力の向上を促した。

(2022年8月26日付紙面より)

オンライン講話の様子=24日、那智勝浦町立市野々小学校
2022年08月26日
59 化石に親しみ造形に挑戦
 潮岬でアート・WS実施  (県文化振興財団 )

 串本町潮岬にある県立潮岬青少年の家などで21日、イベント「夏休みアート・ワークショップ(WS)串本編」があり参加者15人と同伴の家族が化石に親しみ、その造形に挑戦するなどした。

 このイベントは県と県文化振興財団が県立近代美術館、潮岬おもしろらんど体験学習推進協議会、和歌山芸術文化支援協会の協力を得て実施。講師として美術家の妻木良三さんと化石研究家の左向幸雄さんを迎え、2人が愛好する世界観に触れる内容で小学生以上を対象にし定員先着15人程度で事前申し込みを呼びかけた。

 講師2人は化石収集で親しい間柄。前半は左向さんが潮岬地内に私設している化石資料館を訪ねて町内外から収集した化石を解説付きで観察し、高まった関心を足掛かりにして後半は妻木さんから化石の型取りを当日指示して作品作りに取り組んだ。

 当日指示の内容に合わせて左向さんは三葉虫の化石を参加者に提供。妻木さんは樹脂粘土を使ってきれいに型取りする方法を伝えて工作を促し、仕上がった作品をシャーレに封入し参加の証しとして託した。

 妻木さんは現在、同美術館で「なつやすみの美術館12 妻木良三『はじまりの風景』」と題した展覧会を開いていて、終盤では紀伊半島で見られる自然の造形にも似た表現の鉛筆画作品など出品概要を紹介し、最後に「自分が楽しいことは何かなとアンテナを張り、その何かにうまく出会えると楽しくなる。それを大事にしてほしい」と呼びかけて締めくくった。

 イベントを経て妻木さんは「試行錯誤して考えた型取りの手法で子どもも上手に作品を仕上げて喜ぶのを見て、やってよかったし楽しみを持ち帰ってもらえたと思う。自分も左向さんも好きなことがやめられず今がある。化石や絵である必要はないので、皆さんそれぞれに好きの先にあるものとの出会いがあれば」と手応えなどを語った。

(2022年8月26日付紙面より)

左向幸雄さんの化石資料館を見学する参加者=21日、串本町潮岬
化石の型取りに取り組む子どもら
展覧会の概要を紹介する妻木良三さん(左)
2022年08月26日
60 輪投げなどの出店楽しむ  成川保育所で「なつまつり」  (紀宝町 )
2022年08月26日
61 3年ぶり、思い思いの仮装で  延命地蔵仮装盆踊り大会  (紀宝町神内 )
2022年08月26日
62 小中学生議員が鋭い質問  1日限りの子ども議会一般質問  (紀宝町 )
2022年08月26日
63 極楽地蔵を清掃  地元や他県の有志  (新宮市 )
2022年08月26日
64 優勝目指しゲームに挑戦  5児童館でチャレラン大会  (新宮市 )
2022年08月26日
65 安楽地蔵など供養  三輪崎区が法要営む  (新宮市 )
2022年08月26日
66 山本信義さん78歳の挑戦  アマチュア無線3級に合格  (那智勝浦町 )
2022年08月26日
67 星形の花が鈴なりに咲く  イワタバコが花の盛りに  (古座川町 )
2022年08月26日
68 じいそれは わしの服やで 小さかろ  第4回もの忘れ川柳入賞発表  (古座川町社会福祉協議会 )
2022年08月26日
69 きみが防ぐ電気事故!  8月は電気使用安全月間  (こども新聞 )
2022年08月26日
70 永年勤続で感謝状  南紀園、小割由貴子さん  
2022年08月26日
71 お悔やみ情報
  
2022年08月24日
72 稲刈り通して多くの学びを
 ジュントスメンバーが農業体験  (那智勝浦町 )

 「けん玉で養えるコンセントレーション(集中力)、コンフィデンス(自信)、コントロール(調整力)は農業にとっても、サッカーにとっても重要。どれが欠けてもいけない」―。

 そう話すのは新宮市在住で太地町立子育て支援室・子どもの居場所づくり指導員の村上和弥さんだ。17日、那智勝浦町長井にある村上さん宅の13㌃の田んぼにおいて、新宮・東牟婁地方を拠点に活動する中学生クラブチーム「JUNTOS(ジュントス)フットボールクラブ」の2年生14人が協力して稲刈りなどに取り組み、農業体験に汗を流した。

 同クラブ代表の⻆利則さんが生徒に農業体験をさせたいと考え、古くからの知人である村上さんに協力を求めて実施に至ったという。

 生徒は三つのグループに分かれ、コンバインによる稲刈り、収穫した米の運搬、機械を用いた草刈りを順番に体験した。

 村上さんから操縦や農業についての説明を受けながら、コンバインに乗車した生徒らは、たくましく実った稲穂を刈り取っていった。

 速水陸さん(那智中)は「楽しかった。知らないことも多くあり、作業も想像以上に大変だった。チームではディフェンダーを務めている。今年は失点しないように努力したい」。

 ⻆さんは「体を成長させる上では食事は重要。米がどのような思いで作られているのかを知り、感謝の気持ちを学んでほしい。次は田植えも考えています」と話した。

 昨年、太地学童保育所の子どもたちを招いて麦踏み体験を行い「種をまいて、収穫するまでの期間やそこに喜びがあることを理解する『長いものさし』を持ってほしい」と訴えた村上さん。

 稲刈りについては「百の職業ができるから百姓だと説明した。努力や苦労してできたものを食べることは当然だが、工程を知って、多くを学んでもらうことこそ大切なのでは」と語った。

 収穫した米は精米後、お土産として生徒らに贈られた。

(2022年8月24日付紙面より)

村上和弥さんから稲刈りを学ぶ生徒=17日、那智勝浦町長井
草刈りにも取り組んだ
2022年08月24日
73 剣を交えて愛しむを知る 新宮市で剣道交流会 

 新宮市王子町の市立総合体育館で20、21日の2日間にわたり、剣道交流会が開かれた。新宮剣友会をはじめとする地元と海南市、紀の川市の少年少女剣士ら総勢33人が参加。剣道を通して交流を図り、技術の研さんに励んだ。

 交流会に参加したのは▽新宮剣友会▽串本少年剣道クラブ▽正平館(三重県)▽巽剣道教室(海南市)▽貴志川剣道クラブ(紀の川市)―の5団体。県内に5人しかいない八段取得者である新宮剣友会の宮戸伸之会長の指導を得られる好機会を捉え、かねて親交のあった巽剣道教室、貴志川剣道クラブの参加を経て交流会の実施に至った。市外の剣道団体と地元剣道団体が合同練習や交流試合を行うことで技術向上や青少年の健全育成につなげる目的もある。

 開催に当たり、応援に駆け付けた田岡実千年市長が、市を代表して歓迎のあいさつ。「剣道に打ち込めているのは監督や指導者、保護者の皆さんのおかげであることを忘れず、感謝の気持ちをもって精いっぱい取り組んで」と激励した。剣士らはお互いの距離を取るなど新型コロナウイルス感染予防対策を講じながら準備体操。素振りでは宮戸会長から「1本1本大切に」「どこですり足するか考えて」などと指導を受けた。

 巽剣道教室の谷岡慎吾代表は現役警察官。今年3月に県警を退職した宮戸会長から警察官として指導を受けた縁もあり、教室挙げて交流会に参加した。「八段取得者から指導を受ける貴重な機会。子どもたちも楽しみにしています」と笑顔。

 宮戸会長は「当地方の子どもたちはこれまでは出向くことが多かったが、地元で交流会ができて気持ちも違うと思う。剣道には『交剣知愛』、剣を交えて愛(お)しむを知るという言葉がある。これからもこういった交流を続けていきたい」と話していた。

(2022年8月24日付紙面より)

剣道を通して交流を図る剣士ら=20日、新宮市王子町の市立総合体育館
宮戸伸之会長(左)が指導した
2022年08月24日
74 串本町で第1回の集合活動実施
 宇宙・ロケット・人工衛星教室  (雑賀技術研究所 )

 雑賀技術研究所=和歌山市=の主催事業「サイカ/宇宙・ロケット・人工衛星教室」の第1回が21、22日に串本町内であり、受講登録する中学生~高校生37人が自身のスキルアップを意識して取り組んだ。

 この教室は、一人でも多くの若者にロケット「カイロス」打ち上げの瞬間を間近で体験できるよう、初号機打ち上げ時の公式見学場のボランティアスタッフとして関わる(県との調整で決定済み)ことを前提にし指導のノウハウを持つ県宇宙教育研究会の共催を得て計画。計3回の集合活動とその間のオンライン交流により、来たる宇宙時代に自分はこれから何をするべきか考える機会とすることを目指して進めるとしている。

 参加している中学生や高校生は応募時に動機と今後の目標をアンケート聴取しその内容で選抜されたメンバーで、登録数は39人。中学1年生から高校3年生まで、県内外から参加する状況となっている。

 メンバーとはすでにオンライン活動を始めているが、集合活動は今回が初。打ち上げの現地・串本町を会場とし、南紀熊野ジオパークセンターで地理的特色を学んだ後、2024年度に普通科宇宙探究コース開設予定の県立串本古座高校へ移動して開講式に臨んだ。

 県宇宙教育研究会の木皮享顧問と同校の榎本貴英校長がこの教室で目指すことの達成を期待してあいさつを述べ、同研究所の中西豊理事が第1回の活動内容と目的を説明。榎本校長が5月11日に校内実施した宇宙講座の内容解説を含めて学校の紹介をするなどした。

 以降は教室名に掲げた宇宙・ロケット・人工衛星やコミュニケーションの大切さなどを学ぶセミナー(初日)やモデルロケット〈アルファⅢ〉の打ち上げ資格取得を見据えた講習・制作・打ち上げ体験(2日目)を実施。初日は同研究会の戸川定昭副会長、会員の成戸秀和さんや太田昇さん、藤木郁久事務局長、2日目は藤木事務局長が講師を務め、県立桐蔭高校科学部員やそのOB5人もサポートする中でメンバーは内容の習熟に励んだ。

 町内から参加した松原咲奏さん(中学1年)は「すでに知っていた内容もあったけれど新しい内容もあって深く学べたし、話の中にあったNASA(アメリカの航空宇宙局)も見学してみたいなと思った。ボランティアをするときは串本の魅力も伝え、質問を受けたらしっかりと答えていきたい」とコメント。

 教室を主導する中西理事によると、第2回は初号機打ち上げ前日と当日の2日間で組み、前日にボランティアセミナー、当日に公式見学場での実奉仕に臨む。その間はオンラインのつながりを生かして適時追加の勉強会も織り交ぜる予定。第3回は来年1月15日(日)に和歌山市内で開き、成果発表や修了証の交付、記念行事(宇宙飛行士・山崎直子さんのビデオレターやスペースワン株式会社・遠藤守最高顧問の講演を予定)を経て締めくくるという。

(2022年8月24日付紙面より)

第1回実施の目的などをメンバーに伝える中西豊理事(左)=21日、県立串本古座高校
第1回で実施されたセミナー(上)やモデルロケット体験の様子
2022年08月24日
75 尾呂志の農産物でスイーツ
 「仲間と笑顔で地域づくり」  (おひまち会 )

 御浜町の山間部にある尾呂志地域の女性グループ「おひまち会」(畑タミ代会長)のスイーツが人気だ。尾呂志産の農産物を生かした菓子作りで「仲間と共に笑顔で楽しむ地域づくり」に貢献したいと考えている。

 尾呂志は明治時代にあった村名で、上野や阪本、栗須など7地区を合わせて今もそう呼ばれる。元々、住民主体の活動が盛んな地域で、町が1999年に設置した「農産物直売所さぎりの里」には多くの農家が出品し、地元の人や観光客でにぎわいを見せている。

 会は、阪本地区で正月に作られる「三杯(さんばい)」など郷土料理を保存していこうと2017年4月に設立され、講習会などを通して作り方や味を受け継いできた。今は60~70代の女性7人が中心となり、尾呂志で取れた米や野菜を使った菓子作りに力を入れている。

 季節に合わせてさまざまな菓子を提案しており、紅茶の原種として明治から栽培されている特産「アッサム茶」のゼリーや、米粉のレモンケーキ、クッキーは年間を通して作っている。昨年からは地元の高齢者の声に応え、10~2月限定で週2回の弁当販売も始めた。

 尾呂志では昔、農作業を休む日のことを「おひまち」と呼び、毎月1日と15日には当番の人が丘の上から知らせたという。おひまちが意味するように菓子は毎週日曜だけ、さぎりの里に出品している。会員の板津呂良子さんと山田優子さんは「今はコロナ禍で活動が制限されるが、試作を繰り返して新しいお菓子にも挑戦していきたい。地域を元気にできれば」と話していた。

(2022年8月24日付紙面より)

「地域を元気に」と語るおひまち会の女性メンバー
2022年08月24日
76 もみじ会8月ゴルフコンペ
  
2022年08月24日
77 三輪崎剣志会が3位入賞
 全国道場少年剣道大会  
2022年08月24日
78 南紀ボーイズが準優勝
 日本少年野球紀州興紀大会  
2022年08月24日
79 近大新宮2大会連続優勝
 新宮サマーサッカーフェスティバル  
2022年08月24日
80 愛と感謝の気持ちを持って  カジェで「波動と言霊のお話会」  (新宮市 )
2022年08月24日
81 観光客に太田の新米を  採れたて新米キャンペーン  (那智勝浦町 )
2022年08月24日
82 大斎原の「高橋」復元なるか 「潜水橋」破損、復旧待たれる (熊野本宮大社)
2022年08月24日
83 生徒の力作170点展示  つれもていこら書道展  (那智勝浦町 )
2022年08月24日
84 自衛隊の体系や業務紹介  入隊考える学生を招いて  (串本分屯基地 )
2022年08月24日
85 山城さん、吉田さんが優勝  グラウンドゴルフ新米大会  (紀宝GG )
2022年08月24日
86 紀伊半島高速道の早期全通を  近畿道紀勢線建促期成同盟会  (要望活動 )
2022年08月24日
87 生産者、かんきつ対策を要望  果樹振興議員連盟が産地を視察  (三重県議会 )
2022年08月24日
88 「未来型の防波堤」研究  寺地航琉さんが全国大会へ  (新宮高校 )
2022年08月23日
89 初の全体行事で地域防災力向上を
 幼少年婦人防火委が研修会  (新宮市 )

 新宮市下本町の市文化複合施設「丹鶴ホール」で20日、令和4年度市幼少年婦人防火委員会の防災研修会があった。市内三つの自主防火組織が参加。防災講話や活動報告などを通して防災意識の高揚を図る機会とした。

 幼少年婦人防火委員会は▽婦人防火クラブ(端地遥会長、7クラブ114人)▽王子ヶ浜少年消防クラブ(川嶋丈温委員長、14人)▽白梅幼年消防クラブ―の自主防火組織により構成されている。

 当地域に甚大な被害をもたらした紀伊半島大水害(2011年)から11年。同研修会は「紀伊半島大水害を教訓に地域防災力の強化~命を守る経験を次の世代へ~」と題し、未曽有の災禍や水害の教訓を伝え、地域防災力の強化を図ることを目的に同委員会初の全体行事として開催した。(一財)日本防火・防災協会が共催。市消防本部が協力した。

 研修会は、白梅幼年消防クラブの防火太鼓で幕開け。同委員会長の垣内一男消防長は、各団体の日頃からの火災予防啓発活動への協力に感謝。研修会実施に至った経緯について説明し「防火太鼓はとても元気が良く力を頂いた。この素晴らしいホールで開催できてうれしい。実りの多い研修会となれば」とあいさつした。

 来賓の田岡実千年市長は「紀伊半島大水害から来月で11年を迎える。私たちはこの災害を教訓として市の防災に生かしていかなければ。災害から一人の犠牲者も出さないという強い信念の下、防災対策の一層の充実、強化を図るためには皆さまのより一層の協力が必要」と呼びかけた。

 王子ヶ浜小6年生で組織される王子ヶ浜少年消防クラブは、煙体験や天ぷら油火災実験、消火器取り扱い訓練など、動画を通して活動内容を紹介。「これからも知識や技術を学びながら、将来の地域防火防災リーダーの担い手となるために頑張っていきます」と誓いを新たにした。

 市消防本部予防課は近年の火災状況や動向などを説明。「住宅火災による死者の主な原因として逃げ遅れが過半数を占めている。発見の遅れが被害を拡大させる」と述べ、住宅用火災警報器の設置や交換への協力を求めた。

 防災講話では減災カフェ主宰の上野山巳喜彦さんが「体験談から振り返る紀伊半島大水害」を演題に講話。当時の様子を写真と証言で紹介し「過去に学び、現在を点検し、未来に備えることが大事。令和に生きる私たちは科学・技術の力、先人の知恵、共助の力を合わせた多重防御が必要」と伝えた。

(2022年8月23日付紙面より)

白梅幼年消防クラブの防火太鼓で幕開け=20日、新宮市の「丹鶴ホール」
王子ヶ浜少年消防クラブが活動内容を紹介した
2022年08月23日
90 町長に全国大会優勝報告 堀愛菜さんと堀結菜さん (串本町)

 串本町の少年野球チーム・串本オーシャンズの木下正己監督と選手の堀愛菜さん、堀結菜さん(ともに潮岬小6年)らが19日、田嶋勝正町長に全国大会「NPBガールズトーナメント2022全日本女子学童軟式野球大会」に出場し優勝したことを報告した。

 この大会は7月29日から8月4日まで石川県内であり、全国の43チームがトーナメント形式で対戦。愛菜さん、結菜さんを含む6年生主体のチーム「和歌山ハーモニーズ」(和田昌宏監督、選手14人)を結成して参戦し、6戦を勝ち抜いて優勝をつかみ取った。

 2人は兄に刺激を受け小学1年生の終盤で串本オーシャンズへ入団し軟式野球を始めた。最高学年となった現在のポジションは愛菜さんがキャッチャー、結菜さんはピッチャーとファースト。和歌山ハーモニーズでは外野手(ともにライト)として2月以降7回の合同練習に参加し、その成果も発揮して今回の勝利に貢献した。

 報告には堀さんの両親も同席。木下監督から経緯の説明を受けた田嶋町長は「一つのスポーツに打ち込んでこういった舞台に立つことは良い経験になるし、多くの人に接する機会もあって視野も広まる。君たちの年齢でその経験をすることは素晴らしいことだと思う」とたたえ、懇談をする中で今後別の新しい挑戦を始めたいと2人が考えていることを知り「今経験していることは、野球に限らずいろいろな場面で自分の肉となり血となって返ってくると思う。これからまた新たな目標をつくって挑むにしても精いっぱい頑張ってほしい」と後押しした。

 「力を出し切れた」と同大会を振り返る2人。今後も9月の近畿大会など試合の予定があり、有終の美を目指して卒団まで頑張りたいと意欲を示していた。

(2022年8月23日付紙面より)

全国大会優勝を報告する堀愛菜さん(左)と堀結菜さんら=19日、串本町役場本庁
2022年08月23日
91 美術教育の実践報告
 東牟婁地方美育協会が研修  (那智勝浦町 )

 東牟婁地方美育協会(芝﨑勝善会長)は19日、那智勝浦町立宇久井小学校で「第63回那智山研究集会」を開いた。新宮・東牟婁地方の幼稚園・小中学校から教職員40人が参加し、図画工作や美術に関わる実践報告や講義に、熱心に耳を傾けた。

 畿央大学教育学部の西尾正寛教授、和歌山大学教育学部の丁子かおる准教授を講師に招き、3年ぶりに開催した。

 実践報告では、今年10月に和歌山県で開催予定の第73回造形表現・図画工作・美術教育研究全国大会および第76回和歌山県図工・美術教育研究大会で、研究発表する教諭らが経過を述べた。

 新宮市立丹鶴幼稚園の松尾れいか教諭は、感触や素材との触れ合いを重視した園児たちの造形活動について報告。生き物の観察を通じた絵画制作や粘土・段ボールを使った遊びの様子を振り返り、写真と文章を組み合わせた「ドキュメンテーション」による教職員・保護者間の情報共有についても語った。

 北山村立北山小学校の福田誠教諭は「不易と流行の視点から見直す地域の木版画教材」と題して発表した。約70年の歴史を持つ「東牟婁地方学校版画展」の取り組みに言及し、本年度の北山小学校の5、6年生7人が取り組んでいる共同版画制作に言及。那智勝浦町立勝浦小学校の5年生が「那智勝浦町」をテーマに多色刷りの「彫り進み版画」を制作したことにも触れた。

 講師による講義や色彩・色調に関する実技講習もあり、西尾教授は「外からの情報を取り入れ、美術教育に生かそうとする先生方の熱意が素晴らしい」と話していた。

(2022年8月23日付紙面より)

アートカードによるマッチングゲームに取り組む=19日、那智勝浦町立宇久井小学校
北山小学校と勝浦小学校で制作している共同版画など
2022年08月23日
92 「非常時こそ地域の力を」
 講話で避難生活考える  (御浜町 )

 御浜町は21日、防災講話「地域における防災力の重要性 避難所で過ごす生活とは」を阿田和の町中央公民館で開催した。自主防災組織に関わる町民らが聴講し、避難生活や避難所運営について考えた。

 町には阿田和、下市木、上市木、志原、尾呂志、神木の6地域に計65の自主防災組織が活動している。講話は研修の一環として町民対象に企画し、三重大学大学院地域イノベーション学研究科、三重大学地域圏防災・減災研究センター准教授の水木千春さんを講師に迎えた。

 講話で水木さんは近年の気象について「台風に関係なく線状降水帯が発生し、局所的に雨が降っている。日本のどこで被害が出ても不思議ではない」と指摘。「非常時こそ、地域の力が必要」とし、災害を見据えて日頃からリアルな訓練を重ねることや、運営側だけでなく、避難者の協力が必要不可欠で、地域にも事前に周知しておくことの重要性をアドバイスした。

 「災害発生時は誰もが切迫した状態になり、強い不安やストレスが重なる」とした上で、避難所ではさまざまな問題が発生することを紹介。プライバシー、食事、健康、衛生、トイレなどの問題のほか、子どものいる世帯や高齢者、外国人などへの配慮も欠かせないとした。また、感染症対策を考慮した避難所のレイアウトや運営のポイントについても説明した。

 あいさつした大畑覚町長は昨年度に町総合計画を策定し防災対策を進めていることや、6地域で避難所運営マニュアルが作られたことを報告。「今後台風シーズンを迎えるに当たり、警戒を強めている。自主防災組織の皆さんには町職員と一緒になって取り組んでもらえたら」と日頃の活動に感謝を示し、今後の協力を求めた。

(2022年8月23日付紙面より)

自主防災組織の住民らが聴講した=21日、御浜町中央公民館
講師の水木千春さん
2022年08月23日
93 貝砂を観察し気付き得る  小学生を対象にイベント  (南紀熊野ジオパーク )
2022年08月23日
94 プログラミング制御を学ぶ  串本町でロボット教室開講  (県宇宙教育研究会 )
2022年08月23日
95 厳正な抽選で参加者確定  サーカスショーに856人申し込み  (新宮市 )
2022年08月23日
96 歩いて健康と名産品を獲得  「旅するつもりでウォーキング」  (那智勝浦町 )
2022年08月23日
97 ウミホタルはなぜ光る?  発明クラブが野外活動  
2022年08月23日
98 県下高校野球新人戦が開幕  新宮が初戦突破、有・串・新連合は敗退  
2022年08月23日
99 秋季関西リーグに向けて  佛教大卓球部が3年ぶりに合宿  (那智勝浦町 )
2022年08月23日
100 有症状者対象に検査キット  オンラインで受け付け  (三重県 )
2022年08月23日
101 1等当選者に商品券  健診受診者対象の抽選会  (御浜町 )
2022年08月23日
102 またいつか、この仲間で演奏を  関西コンクールで銀賞受賞  (新宮高校吹奏楽部 )
2022年08月23日
103 お悔やみ情報
  
2022年08月17日
104 平和への誓い新たに
 熊野速玉大社で戦没者慰霊祭  (新宮市 )

 終戦記念日の15日、全国各地で戦没者慰霊祭が営まれた。新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)では、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小しつつ境内の忠魂碑前で慰霊祭を斎行。新宮市遺族会員や上野宮司らが参列し、英霊に対し追悼の誠をささげるとともに平和への誓いを新たにした。

 「堪え難きを堪え 忍び難きを忍び 以(もっ)て万世の為に太平を開かんと欲す」―。1945(昭和20)年8月15日、昭和天皇の玉音放送で日本国民にポツダム宣言受諾による終戦が告げられた。

 総務省によると、新宮市では製材工場が密集していた海岸地帯を中心に終戦直前に集中的に砲弾などを受けた。また、44(昭和19)年ごろから勤労動員が始まり、多くの学生らが和歌山市や大阪府、兵庫県などへ動員された。

 44年12月3日、三輪崎上空に米軍機が初めて侵入、焼夷弾を投下。翌45年1月19日には大浜基地付近、広角方面が被爆し十余人が死傷した。

 23日には焼夷弾により佐野、高田の森林六百余町歩(約600㌶)が焼失。また、同年4月7日には午前と午後の2回にわたり空襲があり、大浜で十余人の死傷者、三輪崎国民学校で23人の負傷者が出た。

 以降も熊野地、野田、阿須賀などが焼夷弾や爆弾などの攻撃を受け、7月24日午前には西阿須賀町から丹鶴町にかけて250㌔爆弾数個が投下。当時、現在の新宮郵便局付近にあった県立新宮高等女学校では校舎全壊、死者50人、負傷者200人の被害を受けた。

 同大社境内の忠魂碑は54(昭和29)年12月19日に建立されたもので、日清戦争~大東亜戦争で戦地に赴き尊い命を散らしていった1158柱の英霊が祀(まつ)られている。

 慰霊祭を終え上野宮司は、今年、本土復帰50年の節目となった沖縄において、終戦後最も早い時期に建てられた慰霊碑「魂魄(こんぱく)の塔」に言及。「沖縄の人たちは『怨親平等』を実践した。怨親平等の根底にあるものは慰霊だと思う。今をちゃんと生きようという実感が、暴力や犯罪を少なくする。慰霊の気持ち、祖先への思いを大切にしてほしい」と思いを語った。

(2022年8月17日付紙面より)

忠魂碑前で慰霊祭が執り行われた=15日、熊野速玉大社
2022年08月17日
105 3年ぶり、お盆に大輪の花
 花火大会に多くの観客  (紀宝町 )

 紀宝町花火大会が15日、鵜殿港で開催され、3年ぶりにお盆の夜空に大輪の花が咲いた。新型コロナウイルスの影響で2年間中止となっていたが、感染症対策を取った上で実施。町内外の住民や帰省客らが集まり、趣向を凝らした約700発の花火を楽しんだ。

 町村合併前の「初盆供養・追善花火大会」を新町でも引き継ぎ、2006年から町の花火大会として実行委員会(実行委員長・西田健町長)が主催。毎年、メッセージ花火や追善早打ちなど趣向を凝らした花火が夜空を染め夏の風物詩に定着していた。

 太平洋を背に追善スターマインやメッセージ花火が次々と打ち上がり、家族連れや友達同士で夜空を見上げていた。

 花火大会を前に、初精霊供養があり、西田町長が「ふるさと紀宝町の繁栄を見守りいただきたい」とあいさつ。藤根正典、谷川孝栄両県議、向井健雅町議会議長も哀悼の意を表した。

 東正寺(とうしょうじ)の片野晴友住職らによる読経に続いて西田町長、遺族代表の瀬古真市さんらが焼香。35柱の初盆家庭が供えた灯籠に手を合わせ故人の冥福を祈った。最後は銀滝花火が灯籠を焼いた。

(2022年8月17日付紙面より)

鵜殿港で3年ぶりに開催された紀宝町花火大会=15日、紀宝町鵜殿
銀滝花火が灯籠を焼く
2022年08月17日
106 50匹のウミガメがふ化
 「海亀を守る会」が確認  (新宮市 )

 ウミガメの保護活動を展開する「紀伊半島の海亀を守る会」(榎本晴光会長、環境ファースト連合会会員)は14日早朝、新宮市王子ヶ浜のふ化場で50匹のアカウミガメのふ化を確認した。榎本会長は「(地面に)聴診器を当てたら音がしていたのでまたふ化すると思う」と期待を寄せている。

 同浜は絶滅危惧種・アカウミガメが訪れる世界でも数少ない海岸の一つ。同守る会では、波浪流失や小動物の捕食被害から守るため、卵を海岸に隣接するふ化場に移して安全に保護する活動をしている。

 このたびふ化したのは、6月14日に確認された今期初産卵のもの。産卵確認日から62日目に128個の卵から50匹がかえった。今期、同浜では5回のアカウミガメの上陸が確認されており、うち4匹が約490個の卵を産んだ。

 なお、昨年は例年より早めとなった5月20日に初上陸と初産卵を確認。以降、上陸は確認されたが産卵はなかった。初産卵で98個の卵を確認し14匹がふ化し9月下旬に放流した。

 榎本会長は「数日前から砂場がへこむなど(ふ化の)兆候があった。昨年は少なかったが今年は5匹も上がってくれた。ふ化率5割は難しいかもしれないが、産卵、ふ化を確認した瞬間は格別で保護活動の醍醐味(だいごみ)です」と話していた。

 ふ化は数日間続く見込み。一定の大きさに育つまで餌やりや水替え、水温などの管理を行い、海水温が低くなる前に放流を実施する予定。

(2022年8月17日付紙面より)

榎本晴光会長がふ化を確認した=14日、新宮市王子ヶ浜
元気に水槽を泳ぐ、ふ化したばかりのアカウミガメ
2022年08月17日
107 灯ろう焼いて送り出す
 池野山区で初精霊供養  (古座川町 )

 古座川町の池野山区(垣秀志区長)が15日夜、八坂神社そばの広場で初精霊供養「灯ろう焼き」を営んで区内の初精霊を天上へ送り出した。

 祖先を供養する風習として定着する盆行事。同区は平年、初精霊の親族と共に14日に迎え、15日に送りの盆祭りを営み、区を挙げてその遺徳をしのんでいる。

 今年は12霊と例年になく多い初精霊を迎えて送ることとなり、同区は集まる親族の多さと新型コロナウイルスの情勢から感染症予防は難しいと判断。平年にある追善の地踊り(通称・扇の手)を含む盆踊りや縁日は中止とし、区の世話役と親族らで灯ろう焼きのみ営むとした。

 親族は盆中に掲げた紙灯ろうを持って参集し、区が準備した竹棚につり下げ。高池にある龍谷山霊巌寺の小原征雄住職らが法要を営み、読経を交えて紙灯ろうをに火を入れてたき上げた。

 垣区長は送る初精霊の多さを憂いつつ親族に今年の盆行事の経緯を伝えて理解を求め、他の世話役と共に灯ろう焼きに奉仕した。

(2022年8月17日付紙面より)

八坂神社そばから初精霊を送り出す区の世話役や親族ら=15日、古座川町池野山
2022年08月17日
108 多くの観光客で活気  行動制限を伴わないお盆休み  
2022年08月17日
109 夜空を染める追善花火  阿田和で伝統の初盆供養  (御浜町 )
2022年08月17日
110 輪になって「神内音頭」踊る  3年ぶりに「納涼大会」  (紀宝町神内 )
2022年08月17日
111 夏の夜に妖しく咲くカラスウリ  古座川町相瀬で  
2022年08月17日
112 盆に合わせ振り付け発表  「小川音頭」お披露目会  (古座川町 )
2022年08月17日
113 後世への遺言「熊野びとの戦記」  中田重顕さん  (戦後77年 )
2022年08月17日
114 お悔やみ情報